JP2009018186A - カテーテルなどの固定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】テープまたは針を使用せず、また縫合を行わずに、カテーテルの一部または同様の医用物品を容易に患者に固定することが可能な、簡単に構成された装置を備える固定システムの提供。
【解決手段】固定システム10は、保持装置20および固定パッド56を備える。保持装置は、固定システム内にカテーテル12の一部を受容し保持するように寸法及び形状が決められて形成されており、1対のポスト30とクリップ48を備えることが望ましい。ポストは、カテーテルまたはカテーテル取付け具14に形成された穴74を取外し可能に受容するように寸法及び形状が決められて形成されている。クリップは、カテーテルの一部を取外し可能に受容するように寸法及び形状が決められて形成されている。固定パッドは、保持装置を患者の皮膚に固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に医用物品を患者に固定するための固定システムに関し、特に、カテーテルまたは医用物品が患者から動いたりずれたりしないように、カテーテルまたはその他の細長い医用物品を患者に固定するための固定システムに関する。
患者を治療する際、患者に流体および薬物を直接導入するために、または患者から流体を引き出すためにカテーテルを利用することは非常に一般的である。例えば、患者に流体を導入するために利用されるあるカテーテルは、正中カテーテル(midline catheter)である。
ほとんどの場合、カテーテルは、数日間または数週間所定位置に残されたままである。カテーテルを、挿入部位の所定位置に固定するために、医療提供者はしばしばテープを使用してカテーテルを患者に固定する。すなわち、一般に医療提供者は、挿入部位付近でカテーテルの一部を横切るように、テープの長い切片を十字形に貼って、カテーテルを患者の皮膚に固定する。このように固定することによって、カテーテルがその挿入部位から動かないようにすると共に、カテーテルがベッドの手摺りまたはその他の物体に絡まらないようにする。
しかしテープには、しばしばごみやその他の汚染物が付く。したがって標準的なプロトコルでは、固定部位で細菌および微生物が成長しないように、定期的に(例えば毎日)テープを交換することが必要とされている。しかし頻繁にテープを交換すると、患者の皮膚が表皮剥離するという問題が生じる。そのうえ、テープを貼ったり貼り直したりするのに貴重な時間が費やされる。さらに、多くの医療提供者は、ラテックス製の手袋をしているときのテーピングの手順が難しく煩わしいことがわかっているので、テーピングの際にしばしばその手袋を外す。このようなことは、テーピングの手順を長引かせるだけではなく、医療提供者が感染するおそれもある。さらに、たとえ医療提供者が手袋をしたままであっても、テープの接着面とラテックス製の手袋とが接触して手袋に微小の穴が生じ、そこから医療提供者に感染するおそれがある。
テープ固定の代替案として、いくつかのカテーテルは、一体型のまたは移動可能で可撓性を有する羽根付き延長部を備えたクランプを備える。これらの延長部は、カテーテルを挿入部位の所定位置に固定するために、患者の皮膚に縫合される。その他の適用例では、可撓性クランプが剛性の箱型クランプで覆われ、摩擦適合させることによってカテーテル/クランプの組合せを受ける。箱型クランプおよび可撓性クランプは横方向に配列された穴を有し、それによって、この組合せを患者の皮膚に縫合することが可能になる。この技法はカテーテルを患者に確実に取り付けるが、患者にとっては痛みがあって不快であることが明らかである。この従来の保持手法も、時間を浪費して不便であり、医療提供者に針が刺さる危険が生じ、また縫合部位から患者に感染する危険も生じる。
そのうえ縫合材料では、医療用チューブの把持が不十分になる傾向があり、剛性クランプを使用しない場合には可撓性クランプの羽根付き延長部を通り抜ける可能性がある。しかし、剛性クランプを使用すると、別の構成要素をさらに追加することによって固定手法が複雑になり、床に落下して滅菌状態ではなくなる可能性がある。そのうえ、可撓性クランプまたは可撓性/剛性クランプの組み合わせによる縫合固定では、包帯の交換および挿入部位の洗浄のためにカテーテルを患者から容易に取り外すことができない。
本発明の一態様は、簡単に構造化された固定システムを備え、このシステムは、細長い医用物品(例えばカテーテル)を挿入部位に対して固定された位置に固定すると共に、この医用物品が引張られないようにし、その一方で、包帯の交換またはその他の業務のために固定システムから医用物品を計画的に取り外し易くするものである。固定システムから医用物品を取り外すために、止血鉗子や外科用クランプなどの道具を使用する必要はない。
ある形態での固定システムは、第1の面および第2の面を有する固定パッドを備える。第2の面は、この第2の面の少なくとも一部を覆う接着層を備える。固定パッドの第1の面には保持装置が取り付けられて、医用物品の一部を支持する。保持装置は、第1の面に取り付けられるベースと、このベースから延びる少なくとも1個のポストを備える。ポストには、このポストの外端部に向かって配置された固定部分がある。この保持装置上には少なくとも1個のクリップも存在する。クリップは、医用物品の少なくとも一部に合うように寸法及び形状が決められて形成されている。
本発明の別の態様は、細長い医用物品を患者に固定するための固定システムを備える。この医用物品は、少なくとも1つの開口を備える。固定システムは、固定パッドと、この固定パッドに取り付けられた保持装置を備える。保持装置は、固定パッドに対して概ね直立して配置された第1の保持部材を備える。第1の保持部材は、医用物品の、対応する開口内に挿通されるように構成されている。保持装置は、固定パッドに連結される第2の保持部材も備える。第2の保持部材の少なくとも一部は、第1の保持部材に対して概ね直角になるように配置されるとともに、細長い医用物品の少なくとも一部をこの第2の保持部材の一部と固定パッドとの間に配置できるように寸法決めされた距離だけ固定パッドから離して配置されている。
本発明の別の態様によれば、患者の身体に医用物品を固定する方法が提供されるが、この医用物品は、その本体から延びる柔軟な羽根を備えた細長い本体を備えており、これらの羽根のそれぞれは、少なくとも1つの縫合用の穴を備えるものである。この方法は、間隔を空けて配置された少なくとも第1および第2のポストを有する保持装置を提供する。保持装置のクリップは、ポストの側方に配置されている。第1のポストは、医用物品の柔軟な羽根の、縫合用の穴の1つに挿入される。この柔軟な羽根を伸ばして、他の縫合用の穴が第2のポスト上に位置決めされるようにする。次いで伸びた羽根を第2のポストに引っ掛け、それによって第2のポストを対応する縫合用の穴に挿入する。細長い本体の一部はクリップに挿入されてその中に配置され、その結果、この細長い本体はクリップから脱離するのが防止される。好ましい形態では、保持装置は患者の身体に接着される。
本発明の他の態様、特徴、および利点は、以下に述べる好ましい実施形態の詳細な説明から明らかになるであろう。
次に、本発明の上述およびその他の特徴について、本発明の固定システムに関する好ましい実施形態の図面を参照しながら述べる。図示される固定システムの実施形態は例示を目的とし、本発明を限定するものではない。
医用物品用の固定システムに関する本発明の実施形態を、例示的な正中カテーテル(midline catheter)に関して開示する。しかし、本発明の原理は正中カテーテルに限定するものではない。それよりも本発明の開示に照らし、本明細書に開示する固定システムおよび保持装置は、その他のタイプのカテーテル、流体ドレナージ管および送出管、および電線を含めた医用物品のその他のタイプと共に首尾よく利用できることも当業者に理解されよう。例えば、本明細書に開示する保持装置は、中心静脈カテーテル、末梢カテーテル、末梢に挿入される中心カテーテル、血液透析カテーテル、外科用ドレナージ管、栄養管、胸腔管、鼻腔栄養管、検査鏡、ならびに電線またはケーブルであって外部または埋込み型の電子装置またはセンサに接続されているものを受けて固定するように構成することもでき、これらの装置は1つまたは複数の固定用開口を有する一体型または移動型の取付け具(例えば羽根付きの取付け具)を備えることを前提とするが、本発明の保持装置はこれらに限定するものではない。当業者なら、本明細書に開示する装置およびシステムに関して追加の適用例を見出すことも可能である。したがって、正中カテーテルに関する固定システムの図示および記述は、固定システムの1つの可能な適用例を単に例示するものである。例示する実施形態のカテーテルは、シリコーンまたはラテックスで形成された、少なくとも柔軟なまたは変形可能な羽根付きの取付け具を備える。例示的な正中カテーテルは、カテーテル本体および羽根付き取付け具の両方ともシリコーンで形成されており、ユタ州SandyのBecton,Dickinsonand Companyから市販されている。
本明細書で述べる各実施形態は、固定システム特有のいくつかの基本的な概念、すなわち医用物品を取外し可能に患者に係合させるという概念を用いている。取外し可能な係合は、ポスト、クリップ、およびカテーテル取付け具要素の協働作用によって実現される。この協働作用により、任意の様々な既知の目的で、カテーテルを固定システム及び患者から取り外すことが可能になる。例えば医療提供者は、挿入点からカテーテルを取り外し易くするために、または患者を清潔にするために、固定システムからカテーテルを取り外したいと考える場合がある。しかし、固定システムからのカテーテルの取り外しは、患者から固定システムを取り外すことなく実現することができる。そのうえ、このカテーテルの取り外しは固定システムを壊すことなく行うことができ、例えば止血鉗子や外科用クランプなどの道具を使用せずに行うことができる。
また本明細書で述べる各実施形態は、固定システムに対してカテーテルが軸方向に動かないように、かつ回転運動しないようにする。軸方向の動きは、一般に羽根付きカテーテル取付け具の穴と協働するポスト(post)によってもたらされる、保持効果によって阻止される。回転運動は、一般にポストと協働するクリップによってもたらされる保持効果により阻止され、通常ならカテーテル取付け具を揺り動かし、回転させ、ポストとの係合からずらし、または滑らせる可能性のあるカテーテルの動きを妨げる。
固定システム10のこれらの構成要素の記述を補助するため、以下の対応付けられた用語を使用する。「縦軸」は、固定システム10によって保持されるカテーテル12に概ね平行である。「横軸」は縦軸に直角であり、固定パッド56の平面に概ね平行である。「交軸」は縦軸および横軸の両方に対して直角に延びている。さらに、本明細書で使用する「縦方向」は縦軸に実質上平行な方向を指し、「横方向」は横軸に実質上平行な方向を指し、「交軸方向」は交軸に実質上平行な方向を指す。また、本発明の固定システム10について述べる際に使用する「近位」および「遠位」という用語は、例示的な適用例の記述に一貫して使用する。したがって、近位および遠位は患者の身体の中心に対して使用する。次に、固定システム10と、それに関連する使用方法について詳細に述べる。
まず図1および図2を参照すると、固定システム10が示されており、本発明の好ましい実施形態に従って構成されている。このシステムは、保持装置20および固定パッド56を備える。固定パッド56により保持装置20は患者の皮膚に固定される。固定パッド56は、患者の皮膚に接着する下部接着面58と、保持装置20を支持し固定する上面62とを有する。
保持装置20は、固定システム10内にカテーテル12の一部を受容して保持するように寸法及び形状が決められて形成されている(図6〜8)。保持装置は、少なくとも第1の保持部材および第2の保持部材を備えることが望ましい。第1の保持部材は、固定パッド56に対して概ね直立に配置され、カテーテル取付け具14の、対応する開口74(例えば縫合用の穴)内を挿通するように構成される。第1の保持部材は、カテーテル12がこの第1の保持部材からいつのまにか脱離しないように、カテーテル取付け具14の一部に開口74で係合するよう構成されている。第2の保持部材には、固定パッド56に連結されている。第2の保持部材の少なくとも一部は、第1の保持部材に概ね直角になるように配置されており、少なくともカテーテル12の一部を第2の保持部材の一部と固定パッド56との間に配置できるように、固定パッド56から十分な距離だけ離して配置されている。また第2の保持部材は、カテーテル12の支持された部分が第2の保持部材との係合状態から引き抜かれないように構成される。
図示する実施形態では、第1の保持部材はポスト30(post)を備えることが望ましく、第2の保持部材はクリップ48を備えることが望ましい。保持装置20は、1対のポスト30とこのポスト30の側方に配置されたクリップ48を備えることがより好ましいが、当業者なら理解するように、この保持装置20は、特定の適用例に合わせるためにポストとクリップのどのような組合せもできる。例えば保持装置20は、この保持装置上の1対のクリップ48の間に配置された一のポスト30を備えることができる。このポスト30は、カテーテル12または羽根付きカテーテル取付け具14に形成された穴74を取外し可能に受容するように、寸法及び形状が決められて形成される。クリップ48は、カテーテル12の一部を取外し可能に受容するように寸法及び形状が決められて形成される。
図2aを参照すると、保持装置20は、主にベース22によって形成された強固な構造を備える。図示する実施形態では、ベース22はポスト30およびクリップ48と一体的に形成されて、単体で保持装置20を構成する。この構成は、当業者に周知の任意の様々な方法で実現することができる。例えば、製作コストを削減するために、保持装置20全体を射出成形することができる。
そのうえ、以下の記述から明らかなように、保持装置20のいくつかの特徴は(例えばクリップや、ある程度はポストや保持装置自体も)、可撓性であることが望ましい。堅固であり、且つ可撓性を有する適切な材料には、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ナイロン、オレフィン、アクリル樹脂、ポリエステル、ならびに成形用シリコン、熱可塑性ウレタン、熱可塑性エラストマー、熱硬化性プラスチックなどの、プラスチックやポリマー、複合材料が含まれるが、これらに限定されない。図示する保持装置20は、プラスチックまたはポリマー材料を使用した射出成形によって形成することが好ましい。しかしその他の材料を利用することもでき、保持装置20は、一体形成されていないベース、ポスト、および/またはクリップで構成することができる。
図2aに見られるように、ベース22は、縦方向(X−X)および横方向(Y−Y)内にある平面に実質上沿って形成された細長い本体を含む。ベース22は、遠位端24および近位端25を有する。ベース22は、特定の適用例に合わせるために、正方形や円形、三角形、曲線状など、広く様々な形状に形成することができる。例えば、ベース22は、固定パッド56の形状に類似するように構成することができる。図示する実施形態は、第1および第2の側部26、28を含むほぼ楕円形のベースを示す。
ベース22の縦の寸法は、カテーテル12にその長さ方向に沿って安定性をもたらすために、十分に長いことが望ましい。すなわち、保持されたカテーテル12部分の縦の長さは、保持装置20に対してカテーテル12が揺動しないように十分なものである(すなわち、保持装置20がカテーテル12の支点としての役目をしないように)。このことは、望ましくは保持装置20の横の寸法に関しても言えることである。さらに、ベース22の横の寸法は、医療提供者が容易にかつ自然に保持装置20を把持することができるものであり、1個または複数のポストおよび1個または複数のクリップが配置されるスペースを備えるものであることが望ましい。
次に図2a、3a、および4aを参照すると、1個または複数のポスト30がベース22から延びている。図示する実施形態は、ベース22に対してほぼ直立して延びる2個のポスト30を備える。しかし、ベース22は、特定の適用例に合わせるために追加のポスト30を備えることもできる。例えば、保持装置20が比較的大型のカテーテル12またはカテーテル取付け具14を固定するように設計されている場合、より安定性を増すために、ベース22には長方形の隅に配置された4個のポストを備えることができる。また、Y字形(Y−site)の取付け具をしっかりと固定するために、3個のポストを使用することができる。
各ポスト20は、ベース22に取り付けられベース22から延びるシャンクまたは軸部32を備える。軸部32は、特定の適用例に応じて、かつ特定の取付け具14と相互に作用してカテーテル12を取り付けることができるように、様々な長さでよく、またその間は様々な距離でよい。カテーテルおよび医療用チューブを固定させるため、各軸部32の長さは約2mm〜20mmであることが望ましく、その長さは4mmであることがより好ましいが、より長い軸部、またはより短い軸部にすることも可能である。軸部32は、少なくとも固定されるカテーテルを収容できるように横方向に十分に広く間隔を空けて配置され、図示する実施形態では、軸部32はカテーテル12を固定する取付け具14を収容できるように、間隔を空けて配置されている。軸部32は、保持装置20に、対応する縫合用の穴74の間の距離よりもわずかに長い距離だけ離して配置されることが望ましい。多くの適用例では、ポスト30同士の距離は5mmから40mmの間になり、一般に約20mmに等しいことがより好ましい。各ポスト30の軸部32は、以下により詳細に述べるように、その構造上の機能を働かせるのに十分な直径を有し、ベース22およびポスト30用に選択される材料によって異なる。図示するポスト30は、直径が0.5mmから5mmの間であり特に約2mmのプラスチック材料またはポリマー材料で構成される。
軸部32は、図示する実施形態で示す円筒形状の他に、特定の適用例に合わせるため、四角形や三角形などの任意の様々な細長い形状に形成できることが考えられる。以下に非常に詳細にわたって述べるように、軸部32の細長い形状は、一般に、カテーテル取付け具14の穴74の形状に一致することが好ましい。
軸部32は、カテーテル12およびカテーテル取付け具14のずれを阻止する固定部分を有する。この固定部分は、以下に述べる1つまたは複数の要素を備えることができる。
固定部分が備える一要素は、軸部32から半径方向に延びた突起で構成される。図2a、3a、および4aに示すように、突起は、ベース22から遠位にある端部に拡大チップまたはヘッド34を備える。ヘッド34の外周の少なくとも一部は軸部32の外周よりも長く、最大外周が軸部32の外周の1.1〜3倍であることが望ましい。図2aは、表面が滑らかな概ね半球形状のヘッド34を示し、張り出している下面または裏面36での外周が最大となっている。しかし、ヘッド34は、例えば中実な円錐形や中空の円錐形、矢じり形、棘状、球状、トラス形、その他のタイプの半径方向に突出した構造など、裏面36を有するもの、或いは裏面36のない、様々なその他の形をとることができることが理解されよう。ヘッド34は、その比較的尖っていない端部37により、医療提供者のラテックス製手袋や患者のベッドのシーツなどの材料に絡まらないことが好ましい。
図2a、3a、および4aに見られるように、裏面36は概ね平面である。しかし裏面36は、湾曲させて、カテーテル取付け具14の一部を保持することが可能な凹部38を形成することができる。裏面36は、粗くされた面でよく、あるいは隆起またはその他の絡まり易い仕掛け(snagging device)(図示せず)を組み込んだ表面でもよく、それによって、カテーテル取付け具14の保持をさらに補助することができる。しかし、裏面36は、製作コストを安上がりにするために滑らかであってもよい。
固定部分が備える別の要素は、フック40で構成される。図2b、3b、および4bに示すように、フック40は、軸部32から外側に延びる半径方向部分42を有する。フック40は、軸部32から遠位にあって半径方向部分44の遠位端に向かう湾曲部分44を有することが好ましい。湾曲部分42は、カテーテル取付け具の穴を受容するように寸法及び形状が決められて形成される。湾曲部分42は、遠位の外周に沿って面取り部またはテーパ部46を有し、それによって、医療従事者はカテーテル取付け具14の穴74をフック40に容易に合わせることができることが望ましい。
次に図1、2a、および3aを参照すると、概してベース22上にクリップ48が形成されている。図示する実施形態は、ベース22から延びる1個のクリップ48を示す。しかし、ベース22は上述のように、特定の適用例に合わせるために追加のクリップを備えることもできる。例えば、保持装置20が比較的大型のカテーテルを固定するように設計されている場合、より安定性を増すために、ベースはカテーテルの対向する端部に配置された2個のクリップを備えてもよい。また、Y字形のカテーテルをしっかりと固定するために、3個のクリップを使用することができる。
クリップ48は、カテーテル12の一部を容易に受容するように、またその一方でカテーテル12の受容部分が容易に脱離することのないように、寸法及び形状が決められて形成されている。クリップ48は、カテーテル12の少なくとも一部が交軸方向に動くのを阻止するものであることが好ましい。カテーテル12の交軸方向の動きは、クリップ48との接触により阻止されるが、このクリップ48は十分に強固な構造のものでベース22に固定されており、それによってカテーテル12が交軸方向に進まないようにするストッパとしての役目をする。カテーテルの交軸方向の動きは、カテーテル12(またはカテーテル取付け具14)とポスト30との係合部位でのカテーテル12の動きに変わる可能性があるので、このカテーテルの交軸方向の動きをを阻止することが有利である。またこの動きにより、カテーテル取付け具14がポスト30から転がり落ちまたは滑り落ち、ポスト30との係合状態からずれる可能性がある。
クリップ48は、その目的を達成するために、様々な方法で構成することができる。図2aは、ほぼC字形のクリップを示しており、その内部にカテーテル12の一部が捕捉される。図2bは、1対の半剛性逆L字形部材を示しており、このL字形部材は、それらの部材間の間隙よりも大きい寸法のカテーテル12を取外し可能に受容するように、間隔を空けて接近して配置されている。当業者に理解されるように、このクリップの目的を達成するため、単一のL字形クリップなど様々なその他の構成のクリップを使用することができる。
クリップ48は、上述のフック部分52を含むことができ、または上述の様々なその他の絡まり易い仕掛け、フッキング仕掛け(hooking device)、および阻止仕掛け(inhibiting device)を備えることもできる。クリップ48は、特定の適用例に応じて、またこのクリップと共に使用される特定のカテーテル12に応じて様々なサイズにすることができる。
図示する実施形態で、クリップ48は、2個のポスト30間を延びる横方向の延長線をほぼ二分する、縦に延びる線上に配置される。保持装置上の第1の側部と第2の側部の間に、望ましくはポスト30同士の間に横方向に一の領域54が形成されている。この領域54は、カテーテル12の一部がポスト30とクリップ48との間にぴたりと適合するように、このカテーテル12の一部を受容し保持するよう寸法及び形状が決められて形成されている。
図1は、固定パッド56を示しており、この固定パッドは、上部フォーム層(例えば独立気泡ポリウレタンフォーム)および下部接着層を有する積層構造であることが望ましい。下部接着層は、固定パッド56の下面58を構成する。この下面58は、医療用の接着剤が望ましく、特定の適用例によっては発汗薬でよく、または発汗薬でなくともよい。接着層を有するこのようなフォームは、オハイオ州ColumbusのNewDimensions in Medicineから市販されている。図示する実施形態は、患者の皮膚に固定パッド56をなお一層固定するために、接着層に加えて縫合用の穴60を有する固定パッド58を示す。しかし、固定パッド56は、患者の皮膚に固定パッドを固定するための縫合用の穴60を備えなくてもよいことが理解されよう。
上部フォーム層の表面は、固定パッド56の上面62を構成する。上面62は、低電荷でフォームをコロナ処理することによって粗くすることが望ましい。粗くされた、または多孔質の上面62によって、ベース22と固定パッド56との接着接合(以下に述べる)の質が改善される。代替例で、柔軟な固定パッド56は、医療用接着下部層と、内部フォーム層と、上部紙層またはその他の上部織布層または上部不織布層を備えてもよい。
図示する実施形態では、固定パッド56は、1対の対向する三日月形部64、66を備え、その凹み部分は、クリップ48に最も近い固定パッド56の近位端24に向かっていることが望ましい。その結果、固定パッド56の側部は患者の皮膚により広い面積で接触して、より高い安定性と接着性をもたらす。
図5は、除去可能な紙またはプラスチック剥離ライナ68を示し、これは、使用前に接着下面58を覆うことが望ましい。ライナ68は破れにくいことが好ましく、複数の断片に分割されて、患者の皮膚にパッドが容易に取り付けられることが望ましい。図示する実施形態では、1回に接着下面58の半分だけを露出させるように、ライナ68は柔軟な固定パッド56の中心線70に沿って分割されている。
ライナ68の長さは、固定パッド56の中心線70を超えて延び、折り重ねられ、またはライナ68上に折り返される。この折り重ねられた部分は、接着下面58からライナ68を除去し易くするためのプルタブ71を構成する。医療従事者は、プルタブ71を掴んで引っ張ることにより、ライナ68を下面58から引き離す。プルタブ71は、接着層からライナ68を引き離すために医療従事者がライナ68のコーナエッジまたはその他のセグメントを引っ張るというどのような要件も克服するものである。当然ながらプルタブ71は、様々な形状に設計することができる。例えばプルタブ71は、固定パッド56の中心線70に沿って配置する必要はなく、むしろプルタブ71は、患者の皮膚の特定の部位に固定パッド56を容易に付着させるために、固定パッド56の任意の線または部分に沿って配置することができる。例えば、関節などの急な屈曲のある患者の皮膚の領域では、プルタブ71を、中心線70に沿ってではなく、固定パッド56の側端部の1つに向けて位置合わせすることが必要である。
保持装置20のベース22は、固定パッド56の上面62に取り付けられる。ベース22は、シアノアクリレートやその他の結合材料などの溶媒結合接着剤によって上面62に固定されることが望ましい。このような一接着剤は、theMinnesota Mining andManufacturing Company(3M)からPart No.4693として市販されている。
固定システム10を上述のように組み立てるとき、ベース22上に形成された領域54は受入れスペース72を構成する。受入れスペース72は、カテーテル12の長さの一部を受容することができる。受入れスペース72は、その適用例に応じて(すなわち医用物品の保持される部分であって、そこに使用されるように保持装置20が設計されている部分の形状に応じて)様々な形をとることができるが、受入れスペース72は、上述のようにカテーテル12の支点としての役割をするためではなく、カテーテル12を安定にするために縦方向に十分な長さを有する。すなわち保持装置20上のポスト30とクリップ48の間の縦の間隙は、カテーテル12の十分な長さを受けて、カテーテル12が捩れることなくカテーテル12が横方向に、縦方向に、かつ交差方向に動かないように(すなわちカテーテル12の横揺れ、縦揺れ、および軸方向の動きが阻止されるように)寸法決めされる。
穴74を介してポスト30上にカテーテル取付け具14を配置し、かつ受入れスペース72上に押圧すると、カテーテル12の一部が保持装置20内に捕捉される。カテーテル取付け具14は保持装置20よりも弾性のある材料で構成され、ポスト30間の距離は、カテーテル取付け具14の穴74間の距離よりもわずかに長いことが望ましい。この設計によれば、ポスト30にカテーテル取付け具の穴74を適合させるためには、カテーテル取付け具14を引き伸ばすと、引張り力がカテーテル取付け具14に加えられ、ポスト30とカテーテル取付け具14との間に締り嵌めの関係が発生して、カテーテル12が軸方向に動かないように、かつ回転運動しないようになる。カテーテル12の回転運動は、上述のようにクリップ30によってさらに阻止される。
操作の際、図6〜8に示すように、医療従事者は、上述の固定システム(または容易に理解されるその変形例)を使用してカテーテル12(またはその他の医用物品)を患者に固定することができる。医療従事者は、まず交軸上で、ポスト30の上方にカテーテル取付け具14の穴74を位置合わせする。次いでポスト30とカテーテル取付け具14の穴74とを係合させることによって、ベース22の両側部間に形成された受入れスペース72にカテーテル12を配置する。これは、図7に見られるように、初めに第1のポストを縫合用の穴74の1つに挿入し、次いで取付け具14を引き伸ばしてもう1つの縫合用の穴74を第2のポスト30上に位置合わせすることによって行う。次いでポスト30を穴74に挿入することによって、取付け具14を第2のポスト30上に滑り込ませる。このようにして、カテーテル取付け具14をポスト30の下面36に引っ掛ける。ポスト30の裏面36と、取付け具14の縫合用の穴74付近の部分とが相互に作用することによって、カテーテル取付け具はポスト30から交軸方向に外れないようになる。ポスト30と取付け具14との全体的な相互作用により、保持装置20に対してカテーテル12が縦方向および横方向に著しく(すなわち有意に)動かなくなる。
図8に見られるように、カテーテル12の遠位部分は、カテーテル12をクリップ48の開口の隣りに位置決めし、カテーテル12をクリップ48に引き入れることによって、クランプ48内に挿入される。カテーテル12の変形可能な性質および/またはクリップ48の屈撓性により、カテーテルの一部を少なくともクリップ48の一部とベース22の間のスペースに挿入することが可能になる。クリップ48の一部は、ベース22に概ね平行に、かつポスト30に直角に延びることが重要である。クリップ48のこの部分では、保持装置から交軸方向に取付け具を引き離すときに、クリップ48の下に固定されていないカテーテル12の遠位部分によって、カテーテル取付け具14に交軸方向の力が加えられないようにする。この設計の結果、クリップ48を有さない場合に比べて、保持装置から脱離させる前に、より大きい交軸方向の力をカテーテルに加えることが可能になる。
カテーテル12が軸方向または回転方向に引っ張られる場合、ポスト30、クリップ48、およびカテーテル取付け具14の相互作用によって、カテーテル12が目に見えるほどに動くことが防止される。このため保持装置20は、カテーテル12がこの保持装置20に対して軸方向に動き、または回転運動するのを阻止する。
ポスト30およびクリップ48は、カテーテル12を受入れスペース72に挿入するときにカテーテル12の本体を縮ませたり捩らせたりしないことが重要である。さらに、ポスト30およびクリップ48はカテーテルを圧迫するが、その圧力は限られているので、対応するカテーテル12の管腔を閉塞させない。図8は、ポスト30の固定部分34とカテーテル取付け具14との間の隙間を示しているが、ポスト30の軸部32は、固定されるときに、固定システム内でのカテーテル取付け具の交差軸方向の遊び量が少なくなるように、特定のカテーテル取付け具14に対して寸法を決めることができる。
図9および図10は、本発明の別の実施態様により構成された固定システムを示す。前述の実施形態の固定システムと同様に、この固定システムは、少なくとも1つの保持部材と固定パッドを有する保持装置を備える。しかし、これらの要素の特定の構成はわずかに異なっている。また、この固定システムに接続される医用物品の特定の構成も異なっている。したがって一貫性を持たせる目的で、図1〜8の固定システムと同様の部分を示すために、同様の番号に「a」を付加したものを使用した。したがって同様の構成要素に関する上記の記述は、他に特に指示がない限り、固定システム10aのこの実施形態に等しく適用されることを理解されたい。
図9を参照すると、図示するカテーテル取付け具14aは、柔軟性を持たせる目的で全体的にシリコン材料から構成されており、その結果、取付け具14aの横に延びた羽根部分13aに設けられた1対の穴74aは、接続操作中または取り外し操作中に拡張する。またカテーテル取付け具14aは、カテーテル12aを収容する内腔を備えた細長い本体を有し、プラスチック製の接続片10に取り付けることができる。例示的な正中カテーテル12aは、ユタ州SandyのBecton,Dickinsonand ConpanyからFirst Mid−CathTMとして市販されている。
前述の実施形態と同様に保持装置20aは、カテーテル取付け具14aの一部を受けるように、かつ少なくとも1つの保持部材が配置されるスペースが設けられるように構成され、寸法及び形状が決められて形成されている。
図10を参照すると、第1の保持部材は、間隔をおいて横方向に配置された2個のポスト30aを備えることが望ましいが、1個または3個以上のポストを使用することができる。各ポスト30aは、ベース22aに取着されてそこから概ね直立して延びているシャンクまたは軸部32aを備える。各軸部32aは長さが約2mm〜20mmであり、4mmであることが望ましく、互いに5mm〜40mmの距離をおいて横方向に配置されており、約20mmの距離をおいて配置されていることが望ましい。各ポスト30aの軸部32aは、その構造上の機能を奏させるのに十分な直径を有し、図示する軸部32aの場合、その直径は0.5mm〜5mmの間であり、約2mmが望ましい。
軸部32aは、この軸部32aからカテーテル12aおよびカテーテル取付け具14aがずれるのを阻止する固定部分を備えることができる。使用する場合、固定部分は、前述のまたは以下に述べる1個または複数の要素を備えることができる。あるいは軸部32aは、以下に説明するように、接続操作または取り外し操作を補助するための固定部分はなくてもよい。
固定部分が備える一要素は、ベース22aの遠位にある軸部32aの端部から外側に半径方向に延びている突起である。図10Aに最も良く示されるように、この突起は、概して滑らかな角度が付けられた拡大チップまたはヘッド34aであって、軸部32aを中心とする全方向に、半径方向に延びている裏面36aを有する。しかし、ヘッド34aは、例えば中実な円錐形または中空の円錐形や、矢じり形、棘状、球状、トラス形、半球状、その他のタイプの半径方向に突出した構造など、裏面36aまたはその部分を有するか、或いは有していない様々なその他の形をとることができることが理解されよう。ヘッド34aの比較的尖っていない端部37aによって、医療提供者のラテックス製手袋や患者のベッドのシーツなどの材料に絡まないようにすることが好ましい。あるいは、ヘッド34aの比較的丸みを帯びた端部100によって、ヘッド34a上に穴74aを合わせるのを補助することが好ましい。ヘッド34aの少なくとも1つは、もう1つのポスト30aとは反対方向に向けて角形成された延長部分102を任意選択で含むことができる。角度が付けられた部分102は、カテーテル取付け具14aの穴74aを受容するように寸法及び形状が決められて形成されており、角度が付けられた部分102のまわりにカテーテル取付け具14aの穴74aをより容易に合わせるため、外端部に沿って面取り部またはテーパ部46aを有することが望ましい。角度が付けられた部分102に穴74aを合わせたら、この穴74aをヘッド34aに沿って軸部32a上へと進め/引き伸ばす。
固定部分が備える別の要素は、やはりベース22aの遠位にある軸部32aの端部から外側に半径方向に延びている突起である。図10Bに示すように、この突起は、概して滑らかな丸みを帯びた拡大チップまたは球状部104であって、裏面のないものを含む。しかし、軸部32aまたはその部分の全体の長さの周りを半径方向に延びる裏面を使用することもできる。球状部104の比較的尖っていない端部106によって、医療提供者のラテックス製手袋や患者のベッドのシーツなどの材料に絡まないようにすることが好ましい。あるいは、球状部104の比較的丸みを帯びた端部108によって、球状部104に穴74aを合わせるのを補助することが好ましい。球状部104は、もう1つのポスト30aとは反対の方向に向いて湾曲した延長部分110を任意選択で含むことができる。湾曲部分110は、カテーテル取付け具14aの穴74aを受容するように寸法及び形状が決められて形成されており、この湾曲部分110にカテーテル取付け部14aの穴74aをより容易に合わせるために、自由端に沿って面取り部またはテーパ部46aを有するものであることが望ましい。湾曲部分110に穴74aを合わせたら、穴74aを球状部104の周りに沿って軸部32a上へと進めることができる。
両方の軸部32aは、必ずしも上述のように固定部分を含む必要はない。固定部分を使用しない場合、ベース22aの遠位にある軸部32aの端部は、滑らかでわずかに丸みを帯びた表面を有することが望ましい。この形状は、カテーテル取付け具14aの穴74aを軸部32a上に合わせるのを補助する。この形状(図示せず)により、穴74aと軸部32aとのより容易な係合がもたらされるが(すなわち穴74aは、ヘッド34aまたは球状部104上に合わせるためにさらに広げる必要がないが)、両方の軸部32a上にある固定部分34aを使用することによって、保持装置20a上でのカテーテル取付け具14aの安全性が増す。
再び図10を参照すると、第2の固定部材は、ベース22aから延びるクリップ48aを備える。前述の実施形態と同様に、クリップ48aは、カテーテル取付け具14aの一部またはカテーテル12aの一部を容易に受容すると共に、このカテーテル取付け具14aまたはカテーテル12aの受容部分が容易に脱離しないように寸法及び形状が決められて形成されている。クリップ48は、カテーテル取付け部14aの少なくとも一部の交軸方向の動きも阻止することが有利である。
クリップ48aは、その目的を達成するために様々な方法で構成することができる。例えば図10Aは、クリップ48aが概ねC字形であり、図2Aのクリップと概ね同様に構成されているものを示している。しかし、クリップ48aのこの実施形態は、ベース22aに向かって延びる、より大きくより明確に輪郭が付けられたフック部分52aを有し、クリップ内部114への入口112を狭め、または部分的に閉塞させている。入口112が狭められているので、医療従事者は、カテーテルを入口112に通してクリップ内部114に入れるときに、カテーテル取付け具14aの一部を平らにするか、或いは別の方法で歪めることが必要である。カテーテル取付け具14aの一部が一旦クリップ114内部に位置決めされたら、入口112は狭められているので、カテーテル取付け具14aのその部分を平らにするか、或いは、別の方法で歪めてからクリップ内部114からカテーテル取付け具14aを押し出す必要がある。この配置構成は、クリップ内部114からカテーテル取付け具14aが偶発的に押し出されるのを阻止するものである。特に、図示する狭められた入口112の軸方向の高さは、カテーテル取付け具14aの軸方向の高さの4分の3未満であり、望ましくはカテーテル12aの軸方向の高さの1/2未満であり、より望ましくはカテーテル取付け具14aの軸方向の高さの約2分の1である。換言すると、図示するカテーテル取付け具14aと共に使用する場合、狭められた入口112の軸方向の高さは約1mm〜5mmであり、約3mmが望ましい。
別の実施例として、図10Bは、クリップ48aが概ね逆L字形であり図2Bのクリップと概ね同様に形成されているものを示す。しかし、クリップ48aのこの実施形態は、いかなるフック部分も全く含まない。したがってクリップ内部114への入口112は狭められておらず、部分的に閉塞してもいないので、カテーテル取付け具14aをクリップ内部114に挿入しまたは取り外すことが容易である。特に、クリップ48aの軸方向の高さはカテーテル取付け具14aの軸方向の高さと同じでありまたはわずかに高く、あるいは、図示するカテーテル取付け具と共に使用する場合は約3〜10mmであり、望ましくは約6mmである。
図9は、上部フォーム層62a、下部接着層58a、およびこれらの層58a、62aを貫通して形成された縫合用の穴60aを備える積層構造であって、図1の固定パッドと同様に構成されている積層構造を含んだ固定パッド56aを示す。固定パッド56aの特定の形状は図1の固定パッドと概ね同様であるが(すなわち1対の対向する三日月部64a、66aを備え、その凹み部分116がパッド56aの端部のクリップ48aに向かっているが)、固定パッド56aの特定の形状ではその対向する三日月部64a、66aはそれほど鋭くなく、凹み領域116もそれほど明確ではない。この形状は、患者の皮膚に対してより大きな安定性と接着性をもたらすための十分な接触領域を提供する。また、固定パッド56aは、剥離ライナ68aの寸法および形状と概ね同様に寸法が決められておらず、そのように構成されていない。すなわち剥離ライナ68aは、固定パッド56aの接着下部層58aならびに凹み領域116を覆う。
図10Aは、固定システム10aの特定の有利な実施形態を示す。固定システム10aは、1対のポスト30aを備えた第1の保持部材を用い、一方のポストは比較的尖っていない端部37aおよびテーパ状に角度が付けられた延長部分102を有するヘッド34aを備えた固定部分を有し、他方のポストは比較的丸みを帯びた端部100を有して角度が付けられた延長部分を備えていないヘッド34aを備えた固定部分を有する。この組合せによれば、医療従事者は、まず、ポスト30aの角度が付けられた延長部分102を通してカテーテル取付け具14aの一方の穴74aをヘッド34a上に合わせ、次いで軸部32a上に合わせることによって、カテーテル取付け具14aを保持装置20aに容易に接続することができる。次いでカテーテル取付け具14aの他方の穴74aを、他方のポスト30a(角度が付けられた延長部分102を有していないもの)に合わせることができる。この他方の穴74aは、丸みを帯びた端部100によって、この他方の軸部32aが尖っていない端部37aを備え、またはさらに固定用の穴74aとは反対の方向に向いて角度が付けられた延長部分102を備えている場合よりも、他方の軸部32aにより容易に合わせることができる。したがって、この相乗効果的な形状によって、穴74aは両方のポスト30aに容易に合わせられ、両方のポスト30aは、カテーテルのずれを阻止する固定部分を有することになる。図示する固定システムは、クリップ48aとして具体化された第2の保持部材も備え、このクリップ48aは、カテーテル12aの交軸方向の高さの約1/2のフック部分52aを備え、クリップ内部(収容部)114への入口112を交軸方向に狭くしたものである。
図10Bは、固定システム10aの、別の特定の有利な実施形態を示し、このシステムでは1対のポスト30aを備えた第1の保持部材の組合せを用い、一方のポストは、比較的尖っていない端部106および湾曲した延長部分110を備えた球状部104を有する固定部分を備え、他方のポスト30aは、比較的丸みを帯びた端部108を備え湾曲した延長部分を備えていない球状部104を有する固定部分を備えたものである。図10Aの実施形態と同様に、この組合せによれば、医療従事者はまず、湾曲した延長部分110を通してカテーテル取付け具14aの一方の穴74aを球状部104に合わせ、次いで軸部32aに合わせることによって、カテーテル12aを保持装置20aに容易に接続することができる。次いでカテーテル取付け具14aの他方の穴74aを、他方のポスト30a(湾曲した延長部分110を有していないもの)に合わせることができる。他方の穴74aは、丸みを帯びた端部108により、他方の軸部32aが尖っていない端部106を有し、またはさらに固定用の穴74aとは反対の方向に向いた湾曲した延長部分110を有している場合よりも、より容易にこの他方の軸部32aに合わせることができる。したがってこの相乗効果的な形状により、穴74aは両方のポスト30aに容易に合わせられ、両方のポスト30aはカテーテルのずれを阻止する固定部分を有することになる。図示する固定システム10aは、フック部分52aを備えていないクリップ48aとして具体化された第2の保持部材も備え、その結果、入口112の交軸方向の高さはクリップ内部114に向かって狭められていない。
したがって本発明の固定システムは、患者にカテーテルを固定するための、無菌で緊密に把持する、針もテープも使用しない方法を提供する。このため保持装置20ではテープの使用がなくなり、従来のプロトコルで縫合を必要とする場合には、この装置によって、不慮の針穿刺、縫合創部位感染、および瘢痕化が解消される。さらに、保持装置20は、任意の広く様々なカテーテル12、取付け具14、チューブ、ワイヤ、およびその他の医用物品と共に使用するように構成することができる。本発明の固定システムを使用することによって、患者の快適さも増し、付着時間も短縮される。
本発明を、ある特定の好ましい実施形態について記述し、それに対する可能な変形例をさらに提案してきたが、当業者に明らかなその他の実施形態および変形例も本発明の範囲内にある。また、1つまたはいくつかの実施形態の様々な態様を、別のまたはいくつかの実施形態と共に使用できることも理解される。特定の実施形態に関連して記述された態様または要素の全てを必ずしもその実施形態または別の実施形態に関連して利用する必要があるとは限らないことがさらに理解される。したがって本発明の範囲は、上述の特許請求の範囲によってのみ定義しようとするものである。
本発明の好ましい実施形態による固定システムの斜視図であり、この固定システムの上方に位置決めされた例示的なカテーテルを示す図である。 図1の固定システムの保持装置の斜視図である。 図1の固定システムと同様の固定システムと共に使用することができる保持装置の、別の実施形態の斜視図である。 図2aの保持装置の正面図である。 図2bの保持装置の正面図である。 図3aの保持装置の側面図である。 図3bの保持装置の側面図である。 図1の固定パッドの底面図である。 保持装置の上方にカテーテル取付け具が位置決めされている、図1の固定システムの上面図である。 カテーテル取付け具が部分的に保持装置に係合している、図1の固定システムの斜視図である。 カテーテル取付け具が完全に保持装置に係合している、図1の固定システムの斜視図である。 本発明の別の好ましい実施形態による固定システムの斜視図であり、この固定システムの上方に位置決めされた例示的なカテーテルを示す図である。 図9の固定システムの保持装置の斜視図である。 図9の固定システムと同様の固定システムと共に使用することができる保持装置の、別の実施形態の斜視図である。

Claims (36)

  1. 患者に細長い医用物品を固定するためのカテーテル導入システムにおいて、
    第1の面および第2の面を有し、該第2の面の少なくとも一部を覆う接着層を当該第2の面に備える固定パッドと、
    前記医用物品の一部を受けるために前記固定パッドの第1の面上に取り付けられるとともに、前記第1の面に取り付けられるベースと、該ベースから延びる少なくとも1個のポストとを有し、該ポストの外端部に向かって配置された固定部分を当該ポストに備える保持装置と、
    前記保持装置上に形成されるとともに、前記医用物品の少なくとも一部に係合するように寸法及び形状が決められて形成された少なくとも1個のクリップとを備えている固定システム。
  2. 前記保持装置が複数のポストを備え、
    前記各ポストが前記ベースに取り付けられるとともに前記ベースから延びる軸部を有し、
    前記固定部分が、前記医用物品の一部と前記軸部との係合が可能になるように、しかも、係合後は前記医用物品の一部が前記軸部から意図せず脱離することを阻止するように寸法及び形状が決められて形成されている請求項1に記載の固定システム。
  3. 前記各ポストの固定部分がヘッドを備え、該ヘッドの少なくとも一部が、対応する前記軸部の縁部寸法より大きい縁部寸法を有する請求項2に記載の固定システム。
  4. 前記ヘッドの外周が前記軸部の外周よりも長い請求項3に記載の固定システム。
  5. 少なくとも1つの前記ポストの固定部分がフック部分を備えている請求項2に記載の固定システム。
  6. 前記フック部分が、前記軸部から間隔を空けて配置されている請求項5に記載の固定システム。
  7. 少なくとも2個の前記ポストが、当該ポスト間に細長い医用物品の少なくとも一部を収容するのに十分な距離だけ間隔を空けて配置されている請求項2に記載の固定システム。
  8. 前記クリップが、前記各ポストから間隔を空けて配置されている請求項7に記載の固定システム。
  9. 前記クリップが、2個の前記ポスト間を結ぶ線を実質上二分する線上に配置されている請求項8に記載の固定システム。
  10. 前記ベース、ポスト、およびクリップが一体形成されている請求項1に記載の固定システム。
  11. 患者に細長い医用物品を固定するための固定システムであって、
    前記医用物品が少なくとも1つの開口を備え、
    前記固定システムが、固定パッドと当該固定パッドに取付けられた保持装置とを備え、
    該保持装置が第1の保持部材および第2の保持部材を備え、
    前記第1の保持部材が、前記固定パッドに対して概ね直立して配置され、かつ前記医用物品の対応する前記開口に挿通されるように構成されており、
    前記第2の保持部材が、その少なくとも一部が前記第1の保持部材に対して概ね直角になるように配置されるとともに、当該第2の保持部材の一部と前記固定パッドとの間に前記細長い医用物品の少なくとも一部を配置することができるように寸法決めされた距離だけ前記固定パッドから離れて配置されている固定システム。
  12. 前記第1の保持部材が、当該第1の保持部材からの前記医用物品の意図しない脱離が阻止されるように、前記医用物品の一部を前記開口に係合させるための手段を備えた請求項11に記載の固定システム。
  13. 前記第2の保持部材が、
    当該第2の保持部材の一部と前記固定パッドとの介挿位置に受け入れられる前記細長い医用物品の一部が、当該介挿位置から押し出されるのを阻止するための手段を備えた請求項11に記載の固定システム。
  14. 前記保持装置が、前記第2の保持部材に対して概ね直角に配置された第3の保持部材を備えた請求項11に記載の固定システム。
  15. 前記第3の保持部材が、前記第1の保持部材に対して概ね平行に配置された請求項14に記載の固定システム。
  16. 前記第1および第3の保持部材のそれぞれが、軸部および固定部分を有するポストを備えた請求項15に記載の固定システム。
  17. 前記各ポストの固定部分が、前記固定パッドに向かって延びるフック状の部分を備え、当該フック状の部分が前記ポストから間隔を空けて配置されている請求項16に記載の固定システム。
  18. 前記保持装置が、前記第2の保持部材に対して概ね平行に配置されている第3の保持部材を備えた請求項11に記載の固定システム。
  19. 細長い医用物品をさらに備え、前記開口が前記医用物品の羽根部分に形成されている請求項11に記載の固定システム。
  20. 前記羽根部分が変形可能な材料で形成されている請求項19に記載の固定システム。
  21. 患者の身体に医用物品を固定する方法において、医用物品が、本体から延びる柔軟な羽根を備えた細長い本体を含み、各羽根が少なくとも1個の縫合用の穴を含んでいる方法であって、
    間隔を空けて配置された少なくとも第1および第2のポストと、当該ポストの側部に位置決めされたクリップとを有する保持装置を提供すること、
    縫合用の穴の1つに第1のポストを挿入すること、
    第2のポスト上に他の縫合用の穴を位置決めするために羽根を伸ばすこと、
    第2のポストを対応する縫合用の穴に挿入しながら第2のポストに羽根を掛着すること、
    クリップからの細長い本体の脱離が阻止されるように、クリップ内に細長い本体のセクションを挿入することを含む方法。
  22. 患者に保持装置を接着させることをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  23. 患者にカテーテルを固定するための固定システムにおいて、
    第1の面および第2の面を有する固定パッドと、
    カテーテルの一部を受けるために固定パッドの第1の面上に取り付けられた保持装置であって、第1の面に取着されたベースと当該ベースから延びる複数のポストとを有する保持装置と、
    保持装置上に形成され、カテーテルの取付け具の少なくとも一部を係合するように寸法決めされ構成された少なくとも1個のクリップとを含む固定システム。
  24. 前記保持装置が2個のポストを備え、
    前記各ポストが、前記ベースに取り付けられて前記ベースから延びる軸部を有し、
    前記各ポストが、前記カテーテルの一部と前記軸部との係合が可能になるように、しかも、前記カテーテルの一部が係合状態の前記軸部から意図せず脱離することを阻止するように寸法及び形状が決められて形成された固定部分を備える請求項23に記載の固定システム。
  25. 前記各ポストの固定部分がヘッドを備え、該ヘッドの少なくとも一部が、対応する前記軸部の縁部寸法より大きい縁部寸法を有する請求項24に記載の固定システム。
  26. 前記ポストのうち一方が、他方のポストのヘッドとは反対の方向に半径方向に延びた部分をさらに備えたヘッドを有する請求項25に記載の固定システム。
  27. 前記延びた部分が、前記保持装置のベースに向かって曲がっている請求項26に記載の固定システム。
  28. 前記延びた部分が、当該延びた部分の外端部に向かうテーパ部を有する請求項27に記載の固定システム。
  29. 前記ポストの少なくとも1つが、前記保持装置の遠位に、尖っていない丸みを帯びた端部を備えたヘッドを有する請求項25に記載の固定システム。
  30. 係合状態にある前記取付具が前記ポストから意図せず脱離することを阻止するために、前記各ヘッドの少なくとも一部が、概ね平らな裏面を有する請求項25に記載の固定システム。
  31. 前記各ポストの固定部分が球状部を備え、該球状部の少なくとも一部が、対応する前記軸部の縁部寸法より大きい縁部寸法を有する請求項24に記載の固定システム。
  32. 前記ポストのうちの一方が、他方のポストの球状部とは反対の方向に半径方向に延びる部分をさらに備えた球状部を有する請求項31に記載の固定システム。
  33. 前記延びた部分が、前記保持装置のベースに向かって湾曲し、かつ前記延びた部分の外端部に向かうテーパ部を備えてフックを形成し、当該フックが、さらに前記取付け具と前記ポストとの係合を補助するとともに、前記取付け具が係合状態にある前記クリップから意図せず離脱することを阻止する請求項32に記載の固定システム。
  34. 前記取付け具が係合状態にある前記クリップから意図せず脱離するのを阻止するために、前記クリップが、前記保持装置に向かって延びるとともに前記クリップ内部への入口を狭めるフック部分を有する請求項23に記載の固定システム。
  35. 前記フック部分が、カテーテル取付け具の交軸方向の高さの4分の3未満の高さまで前記入口を狭めるように構成されている請求項34に記載の固定システム。
  36. 前記フック部分が、前記カテーテル取付け具の交軸方向の高さの約2分の1の高さまで前記入口を狭めるように構成されている請求項35に記載の固定システム。
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