JP2009018004A - 紐係止具 - Google Patents

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Koichi Niwa
弘一 丹羽
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Abstract

【課題】紐状体を強固に挟持でき、しかも簡単に挟持しながら環状に結束することができる紐係止具を提供すること。
【解決手段】紐状体4の両端部4a,4bが、第1の係止部7a,9に係止され雌具3の内面3aと第1の対向面6a,7bとの間に挿通されるとともに、紐状体4の中途部4cが、第2の係止部9に係止され雌具3の内面3bと第2の対向面6bとの間に挿通されるように、雌具3に雄具2を嵌挿することで、第1係止部及び第2係止部による係止状態が維持される。
【選択図】図1

Description

本発明は、帯状の紐状体を押圧挟持する紐係止具に関する。
従来の紐結束具(紐係止具)は、係合孔と係合爪を備えた結束片の合着面から突設した挟み込み突部にゴム紐(ストラップ)の端部を挟み込むとともに、合着面の両端部に形成された、挿入凹部と連通する嵌め込み溝内にゴム紐の端部を嵌め込み、更に嵌め込み溝内に形成された刺し入れピンをゴム紐に刺入して保持した後、ゴム紐の他端部を保持した同一構成の結束片の合着面同士を向かい合わせて、それぞれの係合孔と係合爪を係合させることで2つのゴム紐端部を重ね合わせて押圧挟持して環状に結束しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−305865号公報(第3頁、第7図)
しかしながら、特許文献1に記載の紐結束具(紐係止具)にあっては、2つのゴム紐端部を重ね合わせて押圧しているために、それぞれの係合爪を係合孔に係合させるには結束片同士を押圧せねばならず、結束片同士が合着された後も2つのゴム紐端部を合わせた部分で滑りが発生するため、ゴム紐を引っ張ることでゴム紐が結束片間から抜けて結束が解除され易いという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、紐状体を強固に挟持でき、しかも簡単に挟持しながら環状に結束することができる紐係止具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の紐係止具は、
帯状の紐状体を挿通して係止することで、該紐状体に2つのループ部を形成する紐係止具であって、
前記紐状体の両端部を係止する第1の係止部及び中途部を係止する第2の係止部を有する雄具と、
前記紐状体を挿通可能な略筒状に形成され前記雄具が嵌挿される雌具と、
から構成され、
前記雄具は、前記雌具の内面と対向する第1の対向面と、前記第1の対向面の反対側において前記雌具の内面と対向する第2の対向面と、を有し、
前記紐状体の両端部が、前記第1の係止部に係止され前記雌具の内面と前記第1の対向面との間に挿通されるとともに、前記紐状体の中途部が、前記第2の係止部に係止され前記雌具の内面と前記第2の対向面との間に挿通されるように、前記雌具に前記雄具を嵌挿することで、前記第1係止部及び前記第2係止部による係止状態が維持されることを特徴とすることを特徴としている。
この特徴によれば、紐状体の両端部と中途部とは、雄具を挟んでその両側に挿通されて第1の係止部と第2の係止部とにそれぞれ別個に係止されることで、中途部の長手方向への移動が規制されるため、2つのループ部の形状を維持できる。また、紐状体の両端部と中途部とが互いに重ね合わされた状態で係止されることなく、それぞれ別個の対向面と雌具の内面との間に挿通された状態で係止され、かつ、係止された紐状体が略筒状の雌具により覆われて係止状態が維持されるため、紐状体を確実に係止することができる。更に紐状体が係止された雄具を雌具に嵌挿するだけで紐状体の端部と中途部とを簡単に係止できるばかりか、係止状態が容易に解除されることがない。
本発明の請求項2に記載の紐係止具は、請求項1に記載の紐係止具であって、
前記第1の係止部は、前記紐状体の両端部をそれぞれ別個に係止する一対の係止部からなることを特徴としている。
この特徴によれば、両端部同士を重ね合わせた状態で1つの係止部で係止しなくて済むため、両端部を確実に係止できる。
本発明の請求項3に記載の紐係止具は、請求項1または2に記載の紐係止具であって、
前記第1の係止部及び前記第2の係止部は、前記第1の対向面または前記第2の対向面から前記雌具の内面に向けて突設された係止突起であることを特徴としている。
この特徴によれば、係止突起と雌具の内面との間で紐状体の端部や中途部が挟持されるため、より強固に係止できる。
本発明の請求項4に記載の紐係止具は、請求項1ないし3のいずれかに記載の紐係止具であって、
前記雄具及び前記雌具は扁平形状に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、帯状の紐状体を幅方向に湾曲させることなく、平坦状に維持したまま係止できる。
本発明に係る紐係止具を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例における紐係止具の全体像を示す斜視図であり、図2(a)は、雄具の平面図であり、図2(b)は、雄具の正面図であり、図2(c)は、雄具のA−A断面図であり、図3(a)は、雌具の平断面図であり、図3(b)は、雌具のB−B断面図であり、図3(c)は、雌具のC−C断面図であり、図4(a)は、ストラップを雌具に挿通する状態を示す側断面図であり、図4(b)は、ストラップと雄具で2つのループを形成する状態を示す側断面図であり、図4(c)は、ストラップと雄具を雌具に嵌挿した状態を示す側断面図であり、図5は、ストラップが紐係止具に狭持された状態を示す側断面図であり、図6は、図5における係止突起部とリブ状突起部を示すD−D断面図である。以下、図2(a)、図2(c)、図3(a)、図3(c)、図4(a)、図4(b)、図4(c)の紙面左側を紐係止具の正面側とし、図2(b)、図3(b)、図6の紙面手前側を紐係止具の正面側として説明する。
図1の符号1は、本発明の適用された紐係止具1である。この紐係止具1は帯状であって、端部を有する紐状体としてのストラップ4を挿通して係止することで、ストラップ4によって紐係止具1の前後で2つのループ部19a,19b(図4(c)参照)を形成している。具体的には、紐係止具1は、着脱可能に設けられ、合成樹脂の材質によって扁平形状に形成された雄具2と雌具3とから構成されている。また、ストラップ4を雄具2に係止した状態で、ストラップ4及び雄具2を雌具3に嵌挿させることで、ストラップ4を挟持できるようになっている。尚、本実施例のストラップ4は布もしくは革等の材質で構成されている。
先ず、雄具2について説明すると、図2(a)、図2(b)、図2(c)に示すように、雄具2は略扁平形状に形成されており、その左右幅は、ストラップ4の左右幅とほぼ同じになるように形成されている。この雄具2は、その左右側部に側板5,5が設けられており、両側板5,5間に挟持板部6が一体的に設けられている。更に、挟持板部6の背面方向には、係止板部7が側板5,5間に一体的に設けられている。
側板5,5の先端部は弾性を有しているとともに、後述する雌具3に形成された係止凹部15,15に雄具2を係止できるように、係止爪8,8が雄具2の左右外方に向かって突出されている。尚、挟持板部6の前端部の左右側部には切欠11,11が形成されており、後述するように、雄具2が雌具3に嵌挿する際に、側板5,5が弾性変形して係止爪8を係止凹部15に係止し易くしている。
雄具2の外壁面の一部を構成し、後述する雌具3の内壁上面3a(内面)と対向する第1の対向面としての板部上面6aが設けられている。この板部上面6aには、ストラップ4の端部4bを係止する第1の係止部としての係止突起9が配置されている。
雄具2の外壁面の一部を構成し、挟持板部6において板部上面6aの反対側には、板部下面6bが設けられている。この板部下面6bは、後述するように、雌具3の内壁下面3b(内面)と対向する第2の対向面となっている。この板部下面6bにも、前記板部上面6aと同様に、ストラップ4の端部4bを係止する第2の係止部としての係止突起9が配置されている。
これらの係止突起9は側面視で直角三角形状となるように略円錐形状に形成されている。また、係止突起9は前後一対に複数設けられており、各々の係止突起9が所定距離離間された状態で配置されている。
尚、雄具2が雌具3に嵌挿されて状態において、板部上面6aに設けられている係止突起9は、雌具3の内壁上面3aに向けて突設されているとともに、板部下面6bに設けられた係止突起9は、雌具3の内壁下面3bに向けて突設されている(図5参照)。
具体的には、板部上面6aに設けられた係止突起9は、雄具2が雌具3に紐係止具1の背面方向から正面方向にかけて嵌挿される方向(以下、嵌挿方向)における正面側と背面側で、ストラップ4の幅方向である左右方向に所定間隔で4本づつ設けられている。
また、挟持板部6において、正面側に設けられた係止突起9は、側面視で略直角三角形状の傾斜面9aを背面方向に向けて配置されており、背面側に設けられた係止突起9は正面側に設けられた係止突起9と対向して、傾斜面9aを正面側に向けて配置されている。このようにして正面側に設けられた係止突起9の先端部が正面側に傾いているとともに、背面側に設けられた係止突起9の先端が背面側に傾いている。
係止板部7は側板5,5間の背面側の上方に配置されている(図2(c)参照)。係止板部7の前端縁部には、ストラップ4の端部4aを係止する第1の係止部としての係止突部7aが正面方向に向けて突出するように形成されている(図2(a)参照)。
係止板部7の係止突部7aがストラップの端部4aを係止するとともに、板部上面6aの係止突起9がストラップの端部4bを係止するようになっている。すなわち係止板部7の係止突部7aと板部上面6aの係止突起9とで、ストラップの両端部4a,4bを、それぞれ別個の位置で係止できるようになっている。
また、係止板上面7bは雌具3の後述する内壁上面3aと対向しており、この係止板上面7bと雌具3の内壁上面3aとでストラップ4を挟持するようになっている。すなわち係止板上面7bが第1の対向面となっている。
次に、雌具3について説明すると、図3(a)及び図3(b)に示すように、雌具3は雄具2を嵌挿できるように、正面開口12と背面開口13を備えた扁平な略筒状に形成されている。尚、略筒状をなす雌具3の内空間は前述した雄具2の形状を略同一をなすように形成されている。
雌具3に設けられた内壁上面3aは、雄具2の板部上面6aに設けられた係止突起9と対向する対向面となっている。内壁上面3aには、嵌挿方向(前後方向)に延びる3条のリブ状突起14が設けられている。また、雌具3に設けられた内壁下面3bは、雄具2の板部下面6bに設けられた係止突起9と対向する対向面となっている。更に、内壁下面3bには、嵌挿方向(前後方向)に延びる3条のリブ状突起14が設けられている。これら計6条のリブ状突起14は、雌具3内方側に向けて突設されている。
尚、雌具3の正面開口12の左右側部は、正面側から雌具3の内部に向って切り欠かれた係止凹部15,15が形成されている。この係止凹部15,15には、雄具2が雌具3に嵌挿された際に、雄具2の係止爪8,8が係止されるようになっている。
内壁上面3a及び内壁下面3bに設けられたリブ状突起14は、正面視で略半円形状となっており(図3(b)参照)、各々のリブ状突起14が左右方向に所定間隔離間して突設されている。また、各々のリブ状突起14の内方端面には、側面視で正面側から背面側に向けて上下のリブ状突起14が離れるように傾斜するテーパー14aが形成されている(図3(c))。
また、このリブ状突起14は、雄具2が雌具3に嵌挿された状態において、挟持板部6に設けられた係止突起9の左右側方に配置されるようになっている。そして、リブ状突起14がストラップ4を挟持板部6に向けて押圧するように配置されている。尚、このリブ状突起14は、少なくとも雌具3の内壁上面3aにおいて1つの係止突起9に対して少なくともその両側方に一対となって配置されていればよい。
また、図3(a)に示すように、内壁上面3a及び内壁下面3bに突設されたリブ状突起14は、正面開口12に配置されている先端部において、嵌挿方向(前後方向)に対して直行するように、左右方向に互いに連結されて横リブ17を形成している。この横リブ17と同一構成の横リブ17が、内壁上面3aに設けられたリブ状突起14にも形成されている。これら横リブ17は、雄具2が雌具3に嵌挿された際の隙間を減少させ、かつ雄具2と雌具3間を外面視で目立たないようにする目隠しの役割をなしている。
更に、図3(c)に示すように、雌具3の内壁上面3a及び内壁下面3bは、その前方部において、内壁面側から雌具3の内方側に向かって傾斜するテーパー面3c,3dが形成されている。このテーパー面3c,3dは、内壁上面3a及び内壁下面3bにおいて、左右幅方向に形成されており、雄具2が雌具3に嵌挿される際に、雄具2の嵌挿を所定位置で停止するように規制している。
次に、ストラップ4を雄具2と雌具3によって挟持して環状に形成する方法を説明する。先ず、図4(a)に示すように、雄具2の係止突部7aにストラップ4の一方の端部4aを上方から係止した後に、雄具2の背面方向で、例えばネームプレート18等の環状に形成された環状部18aにストラップ4を上方側から挿通させる。そして、環状部18aに挿通させたストラップ4を正面方向に折曲させ、ストラップ4の端部4a,4b以外の部分である中途部4cを、板部下面6bに設けられた係止突起9に係止させるとともに、ストラップ4の他方の端部4bを、雌具3の背面開口13から正面開口12を経て雌具3の正面側に挿通させる。
このとき、板部上面6aに設けられた係止突起9と係止突部7aとの間で、ストラップ4が係止されることによって、ストラップ4は雄具2の背面方向でネームプレート18を環状に保持するループ部19aを形成する。尚、このループ部19aの環の大きさは、板部下面6bに設けられた係止突起9に係止させるストラップ4の中途部4cの位置を変えることで調整することができる。
次に、図4(b)に示すように、雌具3の正面側まで挿通されたストラップ4を折曲させて、その端部4bを再び雌具3の正面開口12から背面開口13を経て雌具3の背面側に挿通させる。このとき、ストラップ4は正面開口12において重なり合っており、上下から横リブ17によって挟まれている。
また、雌具3の背面側まで挿通されたストラップ4の端部4bを、雄具2の板部上面6aに設けられた係止突起9に係止させることで、ストラップ4の両端部4a,4bがともに雄具2に係止される。更に、ストラップ4を板部上面6aに設けられた係止突起9と、板部下面6bに設けられた係止突起9とで係止されることによって雌具3の正面方向にループ部19bが形成される。
そして、図4(c)に示すように、雌具3をストラップ4に沿って雄具2に正面側からスライド移動させることによって雄具2が雌具3に嵌挿される。このとき、ストラップ4の両端部4a,4bは、雌具3の内壁上面3aと雄具2の板部上面6a及び係止板上面7bとの間に挿設されるとともに、ストラップ4の中途部4cは、雌具3の内壁下面3bと雄具2の板部下面6bとの間に挿設される。
このように、雄具2が雌具3に嵌挿されることにより、ストラップ4にどの方向から力が加わったとしても、係止されたストラップ4が略筒状の雌具3により覆われているので、雌具3内で板部上面6aの係止突起9及び係止突部7aと、板部下面6bの係止突起9とによる係止状態が確実に維持される。
また、雄具2は雌具3内に嵌挿されると、雌具3の内壁上面3a及び内壁下面3bに設けられたテーパー面3c,3dに当接して嵌挿方向に移動しなくなる。更に、雄具2の側板5,5に形成された係止爪8,8(図2参照)が、雌具3の左右に形成された係止凹部15,15に係止され、雄具2が雌具3に脱出不能に係合される。
図5に示すように、雄具2の係止突起9に係止されたストラップ4は、雄具2が雌具3に嵌挿されるに伴い、リブ状突起14に形成されたテーパー14a(図3(c)参照)によりリブ状突起14から内方側に押圧される。この押圧により、雄具2が雌具3に嵌挿された状態において、ストラップ4は、挟持板部6の係止突起9に深く係止される。更に、ストラップ4は、板部上面6aの係止突起9と内壁上面3aのリブ状突起14間と、板部下面6bの係止突起9と内壁下面3bのリブ状突起14間に挟持される。
図6に示すように、ストラップ4は上下のリブ状突起14に押圧されることにより、係止突起9との間でうねるように蛇行する正面視で略波形状に配置される。このようにすることで、ストラップ4は、係止突起9とリブ状突起14とに当接する表面積を多くすることができる。
これらの当接によって、ストラップ4には、板部上面6aに設けられた係止突起9間、板部下面6bに設けられた係止突起9間、内壁上面3aに設けられたリブ状突起14間、内壁下面3bに設けられたリブ状突起14間で強い摩擦力を発生させることができる。この摩擦力が働くことによってストラップ4の係止状態を強固に維持することができる。
このように、ストラップ4の両端部4a,4bと中途部とは、雄具2を挟んでその両側に挿通されて板部上面6aに設けられた係止突起9及び係止突部7bと板部下面6bに設けられた係止突起9とにそれぞれ別個に係止されることで、中途部の長手方向への移動が規制されるため、2つのループ部19a,19bの形状を維持できる。また、ストラップ4の両端部4a,4bと中途部とが互いに重ね合わされた状態で係止されることなく、それぞれ別個の対向面である板部上面6a、係止板上面7b及び板部下面6bと雌具3の内壁上面3a及び内壁下面3bとの間に挿通された状態で係止され、かつ、係止されたストラップ4が略筒状の雌具3により覆われて係止状態が維持されるため、ストラップ4を確実に係止することができる。更にストラップ4が係止された雄具2を雌具3に嵌挿するだけでストラップ4の端部4a,4bと中途部とを簡単に係止できるばかりか、係止状態が容易に解除されることがない。
また、係止突部7aと板部上面6aに設けられた係止突起9は、ストラップ4の両端部4a,4bをそれぞれ個別に係止する一対の係止部からなっているので、両端部4a,4b同士を重ね合わせた状態で板部上面6aに設けられた係止突起9及び係止突部7a、または板部下面6bに設けられた係止突起9で係止しなくて済むため、両端部4a,4bを確実に係止できる。
また、係止突部7aと板部上面6aに設けられた係止突起9及び板部下面6bに設けられた係止突起9は、板部上面6aと係止板上面7bまたは板部下面6bから雌具3の内壁上面3a、内壁下面3bに向けて突設されているので、板部上面6aに設けられた係止突起9及び板部下面6bに設けられた係止突起9と雌具3の内壁上面3a及び内壁下面3bとの間でストラップ4の端部4a,4bや中途部が挟持されるため、より強固に係止できる。
また、雄具2及び雌具3は扁平形状に形成されているので、帯状のストラップ4を幅方向に湾曲させることなく、平坦状に維持したまま係止できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、板部上面6a及び板部下面6bで係止突起9を前後に4本ずつ、内壁上面3a及び内壁下面3bにリブ状突起14を3条ずつ設けたが、ストラップ4を板部上面6a及び係止板上面7bと内壁上面2a間、板部下面6bと内壁下面2b間で
挟持することができれば、係止突起9やリブ状突起14は設けなくてもよい。
また、前記実施例では、板部上面6aに設けられた係止突起9と係止突部7aによりストラップ4の両端部4a,4bを係止したが、係止突起9を係止板部7に形成して、ストラップ4の両端部4a,4bを係止突起9によって係止するようにしてもよく、また、係止突部7aを挟持板部6に形成してストラップ4の両端部4a,4bを係止突部7aによって係止してもよい。
また、前記実施例では、ストラップ4の両端部4a,4bを係止突起9と係止突部7aとの2箇所で、各々別個に係止しているが、ストラップ4の両端部4a,4bと中途部4cとが各々別個に係止されるならば、ストラップ4の両端部4a,4bが1箇所の係止箇所にて係止されるようにしてもよい。
また、前記実施例では、リブ状突起14を正断面視で略半円形状としたが、リブ状突起14と係止突起9とでストラップ4を挟持できれるのであれば、リブ状突起14の形状は、正断面視で矩形状や三角形状であってもよい。
また、前記実施例では、内壁上面3aに設けられたリブ状突起14と内壁下面3bに設けられたリブ状突起14とは、正面開口12に配置されている先端部において、嵌挿方向(前後方向)に対して直行する左右方向に互いに連結されて横リブ17を形成したが、挟持されるストラップ4の厚さが薄ければ、幅方向のうねりはストラップ4の見栄えに与える影響が少ないので、必ずしも横リブ17を形成しなくともよい。
本発明の実施例における紐係止具の全体像を示す斜視図である。 (a)は、雄具の平面図であり、(b)は、雄具の正面図であり、(c)は、雄具のA−A断面図である。 (a)は、雌具の平断面図であり、(b)は、雌具のB−B断面図であり、(c)は、雌具のC−C断面図である。 (a)は、ストラップを雌具に挿通する状態を示す側断面図であり、(b)は、ストラップと雄具で2つのループを形成する状態を示す側断面図であり、(c)は、ストラップと雄具を雌具に嵌挿した状態を示す側断面図である。 ストラップが紐係止具に狭持された状態を示す側断面図である。 図5における係止突起部とリブ状突起部を示すD−D断面図である。
符号の説明
1 紐係止具
2 雄具
3 雌具
3a 内壁上面(内面)
3b 内壁下面(内面)
4 ストラップ(紐状体)
4a,4b 端部
4c 中途部
6 挟持板部
6a 板部上面(第1の対向面)
6b 板部下面(第2の対向面)
7 係止板部
7a 係止突部(第1の係止部)
7b 係止板上面(第1の対向面)
9 係止突起(第1の係止部,第2の係止部)
9a 傾斜面
17 横リブ
19a,19b ループ部

Claims (4)

  1. 帯状の紐状体を挿通して係止することで、該紐状体に2つのループ部を形成する紐係止具であって、
    前記紐状体の両端部を係止する第1の係止部及び中途部を係止する第2の係止部を有する雄具と、
    前記紐状体を挿通可能な略筒状に形成され前記雄具が嵌挿される雌具と、
    から構成され、
    前記雄具は、前記雌具の内面と対向する第1の対向面と、前記第1の対向面の反対側において前記雌具の内面と対向する第2の対向面と、を有し、
    前記紐状体の両端部が、前記第1の係止部に係止され前記雌具の内面と前記第1の対向面との間に挿通されるとともに、前記紐状体の中途部が、前記第2の係止部に係止され前記雌具の内面と前記第2の対向面との間に挿通されるように、前記雌具に前記雄具を嵌挿することで、前記第1係止部及び前記第2係止部による係止状態が維持されることを特徴とする紐係止具。
  2. 前記第1の係止部は、前記紐状体の両端部をそれぞれ別個に係止する一対の係止部からなることを特徴とする請求項1に記載の紐係止具。
  3. 前記第1の係止部及び前記第2の係止部は、前記第1の対向面または前記第2の対向面から前記雌具の内面に向けて突設された係止突起であることを特徴とする請求項1または2に記載の紐係止具。
  4. 前記雄具及び前記雌具は扁平形状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の紐係止具。
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