JP2009017697A - かご型誘導電動機及びかご型誘導電動機の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】棒状導体を銅製にするとともに短絡環をアルミニウム製にした場合であっても、短絡環の腐食を抑制して高いモータ効率を得る。
【解決手段】電動機は、固定子の内側に配設された回転子鉄心19と、回転子鉄心19に取り付けられた状態で第1端部及び第2端部が回転子鉄心19から突出している複数の銅バー22とを備えている。また、電動機は回転子鉄心19の軸方向両側にそれぞれ配設されるとともに、複数の銅バー22を相互に電気的に接続する短絡環24を備えている。犠牲防食部材23は銅及びアルミニウムよりイオン化傾向が高い金属であるマグネシウム合金からなるとともに、隣り合う銅バー22の間を流れる誘導電流の経路から外れた位置で、かつ短絡環24及び銅バー22と接するように配置されている。
【選択図】図3
【解決手段】電動機は、固定子の内側に配設された回転子鉄心19と、回転子鉄心19に取り付けられた状態で第1端部及び第2端部が回転子鉄心19から突出している複数の銅バー22とを備えている。また、電動機は回転子鉄心19の軸方向両側にそれぞれ配設されるとともに、複数の銅バー22を相互に電気的に接続する短絡環24を備えている。犠牲防食部材23は銅及びアルミニウムよりイオン化傾向が高い金属であるマグネシウム合金からなるとともに、隣り合う銅バー22の間を流れる誘導電流の経路から外れた位置で、かつ短絡環24及び銅バー22と接するように配置されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、かご型回転子を有するかご型誘導電動機及びその製造方法に関する。
電動機の一種としては、表面磁石形同期モータ(SPMモータ)や埋め込み磁石形同期モータ(IPMモータ)のような同期モータが知られている。しかし、このような同期モータでは永久磁石が用いられているため経済的に不利であり、また回転子を回転させる際に永久磁石の位置と回転磁界とをリンクさせて制御する必要があるため、位置センサを設けなければならず構成が複雑になっていた。そこで、近時においては、誘導電動機の一種であるかご型誘導電動機が広く用いられている。
かご型誘導電動機は、導体部と短絡環とによってかご状に形成されたかご導体と積層鋼板からなる回転子鉄心とによって構成されたかご型回転子を有している。このかご型回転子は、略円柱状の回転子鉄心の周縁部において軸方向に貫通した状態で複数の導体部を収容し、それら導体部の両端がそれぞれ短絡環で連結されることでかご導体と回転子鉄心とが一体に構成されている。そして、このようなかご導体の材料にアルミニウムを採用する場合、アルミダイカストによってかご導体を成形してかご導体と回転子鉄心とを一体に構成する。ところが、かご導体の材料にアルミニウムを採用した場合、かご導体における電気抵抗が大きくなるため高いモータ効率を得ることは難しいという問題がある。
また、アルミニウムに比べて電気抵抗が小さい銅を材料として採用してかご導体を形成することも考えられるが、この場合、銅の融点が1000℃を超えるためダイカストによって形成することは難しい。そのため、かご導体を銅から形成する場合には、かご導体を溶接又はろう付けによって回転子鉄心に接合しなければならず、ダイカストによって製造する場合に比べて製造コストが上昇し量産化することが難しいという欠点があった。
そこで、従来、モータ効率の高効率化と製造コストの低減とを両立するために導体部に複数の銅バーを用い、その銅バーを回転子鉄心に収容し、その後、アルミダイカストによって複数の銅バーを相互に電気的に接続する短絡環を形成した誘導電動機が考えられている。このような誘導電動機では、銅バーが回転子鉄心に収容された状態でアルミダイカストによって短絡環を形成するため、銅バーは溶接又はろう付けされることなく回転子鉄心に取り付けられる。
また、その他の誘導電動機の一例としては、銅からなる導体部としての回転子バーの表面にアルミニウム被覆を施し、その後、アルミ・ダイカストによってエンドリングを形成して、銅からなる回転子バーに誘導電流が流れるように構成した誘導電動機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−74726号公報
ところが、導体部を銅製とし短絡環をアルミニウム製とした従来の誘導電動機においては、導体部と短絡環とは異種金属であるため短絡環内に酸素が残留していると、銅よりイオン化傾向が高いアルミニウムによって形成された短絡環は酸素と化学反応して酸化アルミニウム皮膜が形成される。そして、アルミニウム皮膜は銅やアルミニウムに比べて非常に大きな電気抵抗(例えば、100℃の場合に8×10^14[Ω・m])を有するため、導体部と短絡環との間に存在する酸化アルミニウム皮膜に誘導電流が流れるとジュール損が大きくなりモータ効率が低下する。
また、特許文献1に記載された誘導電動機において、エンドリング内に酸素が残留していれば、アルミニウムからなるエンドリングが酸素と化学反応して酸化アルミニウムの皮膜が形成される。そして、特許文献1に記載された誘導電動機では、回転子バーを流れた誘導電流はアルミニウムの皮膜を介してエンドリングに流れることになるため、ジュール損が大きくなりモータ効率が低下するという問題があった。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、棒状導体を銅製にするとともに短絡環をアルミニウム製にした場合であっても、短絡環の腐食を抑制して高いモータ効率を得られるかご型誘導電動機及びその製造方法を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、回転子鉄心に複数の棒状導体が前記回転子鉄心の周方向に並ぶように収容され、前記棒状導体の両端をそれぞれ短絡環で短絡したかご型回転子を有するかご型誘導電動機において、前記棒状導体は全長が前記回転子鉄心の軸方向長さより長く形成されるとともに銅製であり、その一方で、前記短絡環をアルミニウム製とし、隣り合う前記棒状導体の間を流れる誘導電流の経路から外れた位置で、かつ前記短絡環及び全ての前記棒状導体と接するように、銅及びアルミニウムよりイオン化傾向が高い金属からなる犠牲防食部材を配置したことを要旨とする。
ここで、「アルミニウム製」とは、アルミニウムのみを材料として製造されたものに限らず、アルミニウムが母材であるアルミニウム合金を材料として製造されたものも含む。
なお、以下で述べる「腐食」とは、金属が周囲に存在する酸素・水等と化学反応を起こすことによって変質することを意味する。
なお、以下で述べる「腐食」とは、金属が周囲に存在する酸素・水等と化学反応を起こすことによって変質することを意味する。
この発明では、犠牲防食部材はアルミニウムよりイオン化傾向が高いため、犠牲防食部材付近に酸素が残留している場合には、アルミニウム製である短絡環より先に異種金属接触腐食が生じ、その分だけ短絡環の腐食は抑制される。すなわち、犠牲防食部材が腐食することで犠牲防食部材から電子が放出され、その電子が短絡環に供給されるため短絡環の腐食は抑制される。したがって、短絡環が腐食して短絡環と棒状導体との間に酸化アルミニウム皮膜が形成されることを抑制でき、短絡環が腐食してモータ効率が低下することを抑制できる。
また、誘導電流が流れる棒状導体はアルミニウムより電気抵抗が小さい銅から形成されているため、棒状導体をアルミニウムによって形成した場合より誘導電流が棒状導体を流れることで発生するジュール損を低減することができ高いモータ効率が得られる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のかご型誘導電動機において、前記犠牲防食部材は円環状に形成されるとともに一つ設けられ、全ての棒状導体と接する接触面を有していることを要旨とする。
この発明では、犠牲防食部材を円環状に形成すれば、一つの犠牲防食部材で回転子鉄心の周方向に並ぶように配置されている全ての棒状導体と犠牲防食部材の接触面とを接触させた状態にすることができる。したがって、全ての棒状導体と接触させるために棒状導体毎に犠牲防食部材を設ける場合に比べて犠牲防食部材の数を減らすことができ、犠牲防食部材の配置作業が少なくなる分だけ製造が簡易になる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記犠牲防食部材は全ての棒状導体より内側に配設されており、その外周面が全ての前記棒状導体の周面に接していることを要旨とする。
この発明では、複数の棒状導体より外側に設けられる犠牲防食部材に比べて犠牲防食部材の外形を小さくすることができ、肉厚及び幅厚が等しく棒状導体より外側に設けられた円環状の犠牲防食部材より犠牲防食部材の体積を小さくすることができる。したがって、犠牲防食部材に使用する金属の量を節約することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のかご型誘導電動機において、前記犠牲防食部材はマグネシウム又はマグネシウム合金から形成されていることを要旨とする。
この発明では、一般的に流通しているマグネシウム又はマグネシウム合金を用いて犠牲防食部材を形成することができる。
請求項5に記載の発明は、回転子鉄心に複数の棒状導体が前記回転子鉄心の周方向に並ぶように収容され、前記棒状導体の両端をそれぞれ短絡環で短絡したかご型回転子を有するかご型誘導電動機の製造方法において、複数の前記棒状導体を収容した前記回転子鉄心に対し、銅及びアルミニウムよりイオン化傾向が高い金属からなる犠牲防食部材を隣り合う前記棒状導体の間を流れる誘導電流の経路から外れた位置で、かつ全ての前記棒状導体と接するように配置した後、アルミダイカストによって前記棒状導体の両端及び前記犠牲防食部材と接合する短絡環を形成することを特徴とすることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、回転子鉄心に複数の棒状導体が前記回転子鉄心の周方向に並ぶように収容され、前記棒状導体の両端をそれぞれ短絡環で短絡したかご型回転子を有するかご型誘導電動機の製造方法において、複数の前記棒状導体を収容した前記回転子鉄心に対し、銅及びアルミニウムよりイオン化傾向が高い金属からなる犠牲防食部材を隣り合う前記棒状導体の間を流れる誘導電流の経路から外れた位置で、かつ全ての前記棒状導体と接するように配置した後、アルミダイカストによって前記棒状導体の両端及び前記犠牲防食部材と接合する短絡環を形成することを特徴とすることを要旨とする。
この発明では、回転子鉄心に銅製の棒状導体を収容させた後、溶接を行わずにアルミダイカストによって短絡環を形成することで棒状導体と短絡環とを一体として回転子鉄心に取り付けることができる。したがって、棒状導体を銅製としたにも拘らず、棒状導体及び短絡環を回転子鉄心と一体に構成する際に棒状導体と回転子鉄心との溶接を行う必要がないため誘導電動機を製造する際の製造コストを低減することができる。
また、銅製の棒状導体を用いているため棒状導体をアルミニウムから形成した場合より棒状導体のジュール損が少なく、なおかつ犠牲防食部材を配置することで短絡環が腐食することを抑制できるため高効率な誘導電動機を製造することができる。
本発明によれば、棒状導体を銅製にするとともに短絡環をアルミニウム製にした場合であっても、短絡環の腐食を抑制して高いモータ効率を得られる。
以下、本発明をかご型誘導電動機に具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1に示すように、かご型誘導電動機(以下、電動機と記載する)11には円筒状の本体12aと、本体12aの両側に設けられた一対のエンドプレート12bとから構成されたハウジング12が設けられている。ハウジング12にはその内周面に外部からの電源供給に基づいて回転磁界を発生させる円環状の固定子13が固定されている。固定子13は円環状の固定子鉄心14と固定子鉄心14に巻回されるコイル15とから構成されるとともに、固定子13の内側には回転軸16と一体回転可能に取り付けられたかご型回転子としての回転子17が配置されている。なお、回転軸16はベアリング18を介して回転可能に支持されるとともに、固定子13から発生した回転磁界による回転子17の回転に伴って回転するように構成されている。なお、図1では、固定子13、回転子17、及び回転軸16のハッチングを省略している。
図1に示すように、かご型誘導電動機(以下、電動機と記載する)11には円筒状の本体12aと、本体12aの両側に設けられた一対のエンドプレート12bとから構成されたハウジング12が設けられている。ハウジング12にはその内周面に外部からの電源供給に基づいて回転磁界を発生させる円環状の固定子13が固定されている。固定子13は円環状の固定子鉄心14と固定子鉄心14に巻回されるコイル15とから構成されるとともに、固定子13の内側には回転軸16と一体回転可能に取り付けられたかご型回転子としての回転子17が配置されている。なお、回転軸16はベアリング18を介して回転可能に支持されるとともに、固定子13から発生した回転磁界による回転子17の回転に伴って回転するように構成されている。なお、図1では、固定子13、回転子17、及び回転軸16のハッチングを省略している。
回転子17には円板状の電磁鋼板19a(図3(b)及び図4の一部に示す)が複数枚(例えば数十枚)積層されることで構成された回転子鉄心19が設けられている。図2に示すように、回転子鉄心19にはその中央部に回転軸16を嵌挿するための断面円形状の軸嵌挿孔20が形成されている。回転子鉄心19には、その周縁部において断面略円形状の複数個(本実施形態では、8個)の貫通孔21が回転子鉄心19の周方向に等間隔に並ぶように形成されている。そして、全ての貫通孔21は貫通孔21の中心と軸嵌挿孔20の中心軸との距離が等しくなるように配置されている。貫通孔21は固定子鉄心14の軸方向に沿って延びるとともに、貫通孔21同士は平行となるように延びている。貫通孔21には軸方向と直交する方向の断面が略円形状である棒状導体としての複数の銅バー22が嵌挿されている。
銅バー22は銅製であるとともに、全て同じ径でかつ同形状である。銅バー22はその全長T1が回転子鉄心19の軸方向の長さT2より長くなるように形成されるとともに、貫通孔21に嵌挿された状態では第1端部22a及び第2端部22bが回転子鉄心19の第1端面19b及び第2端面19cから突出している。銅バー22の材料として用いられている銅はアルミニウムに比べて電気抵抗が4割強小さく、例えば、100℃における電気抵抗は2.33×10^−8[Ω・m]である。銅バー22は複数設けられるとともに、周方向に等間隔に並ぶように回転子鉄心19に収容されている。複数の銅バー22より内側(回転子鉄心19の内周側)であって、回転子鉄心19の軸方向両側には円環状の犠牲防食部材23が設けられている。
図3(a)に示すように、犠牲防食部材23は全ての銅バー22の周面と接する大きさに形成されるとともに、銅及びアルミニウムよりイオン化傾向が高い金属であるマグネシウム合金から形成されている。なお、犠牲防食部材23を形成するマグネシウム合金はマグネシウムとアルミニウムと亜鉛とからなる合金である。図3(b)に示すように、犠牲防食部材23はその外径S1が回転子鉄心19の軸心Pを中心として回転子鉄心19の軸心Pから最も近い各銅バー22の部分を通過する仮想円Qの直径と等しくなるように形成されるとともに、仮想円Qより外側(回転子鉄心19の外周側)には存在しないように形成されている。そして、犠牲防食部材23は複数の銅バー22より内側に配置された状態では全ての銅バー22によって挟まれるとともに、銅バー22のうち最も内側の部分と犠牲防食部材23の接触面としての外周面23aとが当接している。また、犠牲防食部材23は軸嵌挿孔20を覆うことがないようにその内径S2が軸嵌挿孔20の径S3より大きく形成されている。図2に示すように、犠牲防食部材23はその厚みが回転子鉄心19の第1端面19bから第1端部22aの端面までの長さ及び第2端面19cから第2端部22bの端面までの長さより小さくなるように形成されるとともに、銅バー22の第1端部22a同士及び第2端部22b同士をそれぞれ連結する略円盤状の短絡環24と接合している。
短絡環24はアルミニウム製であるとともに、回転子鉄心19の軸方向両側に一対配設され同形状をなしている。短絡環24はその外径が回転子鉄心19の外径と同じとなるように設定されている。また、一対の短絡環24はそれぞれ銅バー22の第1端部22a及び第2端部22bの周面と接合し、かつ、第1端部22a及び第2端部22bの端面は露出させるように形成されている。そして、短絡環24は銅バー22を相互に電気的に接続するとともに、アルミダイカストを行うことで成形され、中央部には断面円形状で、かつ軸嵌挿孔20と同じ径である孔24aが形成されている。
次に、前記のように構成された電動機11の製造方法について説明する。
まず、略円板状の電磁鋼板19aを複数枚(例えば数十枚)積層して高透磁率材からなる回転子鉄心19を形成する。次に、回転子鉄心19に形成された全ての貫通孔21内に銅バー22を嵌入し、銅バー22の第1端部22a及び第2端部22bがそれぞれ回転子鉄心19の第1端面19b及び第2端面19cから突出した状態で銅バー22を回転子鉄心19に収容させる。その後、回転子鉄心19に取り付けられていない犠牲防食部材23(図4における左側の2点鎖線で図示する)を回転子鉄心19の第1端面19b側において取り付けるため、全ての銅バー22における第1端部22aより内側で、全ての第1端部22aと当接するように犠牲防食部材23(図4における左側の実線で図示する)を配置する。一方、回転子鉄心19の第2端面19c側において、回転子鉄心19に取り付けられていない犠牲防食部材23(図4における右側の2点鎖線で図示する)を回転子鉄心19の第2端面19c側において取り付けるため、全ての銅バー22における第2端部22bより内側で全ての第2端部22bと当接するように犠牲防食部材23(図4における右側の実線で図示する)を配置する。そして、回転子鉄心19の軸方向両側に配置された一対の犠牲防食部材23は、それぞれ全ての銅バー22の第1端部22a及び第2端部22bによって挟まれ、回転子鉄心19及び全ての銅バー22と接した状態で配置されている。
まず、略円板状の電磁鋼板19aを複数枚(例えば数十枚)積層して高透磁率材からなる回転子鉄心19を形成する。次に、回転子鉄心19に形成された全ての貫通孔21内に銅バー22を嵌入し、銅バー22の第1端部22a及び第2端部22bがそれぞれ回転子鉄心19の第1端面19b及び第2端面19cから突出した状態で銅バー22を回転子鉄心19に収容させる。その後、回転子鉄心19に取り付けられていない犠牲防食部材23(図4における左側の2点鎖線で図示する)を回転子鉄心19の第1端面19b側において取り付けるため、全ての銅バー22における第1端部22aより内側で、全ての第1端部22aと当接するように犠牲防食部材23(図4における左側の実線で図示する)を配置する。一方、回転子鉄心19の第2端面19c側において、回転子鉄心19に取り付けられていない犠牲防食部材23(図4における右側の2点鎖線で図示する)を回転子鉄心19の第2端面19c側において取り付けるため、全ての銅バー22における第2端部22bより内側で全ての第2端部22bと当接するように犠牲防食部材23(図4における右側の実線で図示する)を配置する。そして、回転子鉄心19の軸方向両側に配置された一対の犠牲防食部材23は、それぞれ全ての銅バー22の第1端部22a及び第2端部22bによって挟まれ、回転子鉄心19及び全ての銅バー22と接した状態で配置されている。
次に、銅バー22及び犠牲防食部材23が取り付けられた回転子鉄心19に短絡環24を形成するためのアルミダイカスト成形工程を実施する。アルミダイカスト成形工程では、まず、図示しない成形型内に銅バー22及び犠牲防食部材23が取り付けられた回転子鉄心19を配置する。そして、銅バー22及び犠牲防食部材23が取り付けられた回転子鉄心19が成形型内に配置された状態で、図示しない注入孔から所定温度(例えば、700℃)の溶融アルミニウムを流し込み、回転子鉄心19の軸方向両側にそれぞれ短絡環24を成形する。アルミダイカストによって成形された一対の短絡環24のうちの一方は複数の銅バー22の第1端部22a及び犠牲防食部材23と接合されるとともに、他方は複数の銅バー22の第2端部22b及び犠牲防食部材23と接合されている。その後、短絡環24が成形された回転子17が成形型内から取り出される。
その後、軸嵌挿孔20及び孔24aに回転軸16を嵌挿することで、回転子17に回転軸16が取り付けられ、回転軸16が取り付けられた回転子17をハウジング12の内周面に固定されている固定子13より内側において固定子13とは間隔が空くように装着することで電動機11が完成する。
次に、前記のように構成された電動機11の作用について説明する。
電動機11において、短絡環24内に酸素が残留している状態で使用している場合、犠牲防食部材23において短絡環24より先に異種金属接触腐食が発生する。犠牲防食部材23において異種金属接触腐食が発生する場合、犠牲防食部材23がイオン化して金属イオン(Mg2+)が酸素と反応して腐食することで酸化マグネシウム膜が形成される。そして、短絡環24が腐食して金属イオン(Al3+)になろうとすると、犠牲防食部材23が金属イオン(Mg2+)となって放出された電子が短絡環24に移動し金属イオン(Al3+)と結合することで、短絡環24の腐食が進行することは抑制される。したがって、犠牲防食部材23が短絡環24の代わりに腐食することで、短絡環24が腐食して短絡環24と銅バー22との間に酸化アルミニウム皮膜が形成されることを抑制できる。
電動機11において、短絡環24内に酸素が残留している状態で使用している場合、犠牲防食部材23において短絡環24より先に異種金属接触腐食が発生する。犠牲防食部材23において異種金属接触腐食が発生する場合、犠牲防食部材23がイオン化して金属イオン(Mg2+)が酸素と反応して腐食することで酸化マグネシウム膜が形成される。そして、短絡環24が腐食して金属イオン(Al3+)になろうとすると、犠牲防食部材23が金属イオン(Mg2+)となって放出された電子が短絡環24に移動し金属イオン(Al3+)と結合することで、短絡環24の腐食が進行することは抑制される。したがって、犠牲防食部材23が短絡環24の代わりに腐食することで、短絡環24が腐食して短絡環24と銅バー22との間に酸化アルミニウム皮膜が形成されることを抑制できる。
外部からの電源供給に基づいて電動機11が駆動されると、固定子13のコイル15に通電されて回転子17に回転磁界が作用する。そして、回転子17に回転磁界が作用すると、電磁誘導作用によって導体部としての銅バー22に誘導電流が流れ、回転子17においては回転磁界が作用している間、誘導電流が継続して銅バー22を流れるため、回転磁界と誘導電流との作用によって回転する。ここで、誘導電流は例えば銅バー22の第1端部22aから短絡環24に流れ込み、短絡環24を経由して隣り合う銅バー22の第1端部22aに流れ込む。そのため、誘導電流が銅バー22から犠牲防食部材23を経由して隣り合う銅バー22に流れ込むことはなく、しかも、銅バー22と短絡環24との間にアルミニウムの皮膜が形成されないため従来のかご型誘導電動機に比べて高いモータ効率を得ることができる。
この実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)電動機11は銅及びアルミニウムよりイオン化傾向が高いマグネシウムを母材としたマグネシウム合金からなる犠牲防食部材23を備えている。そして、犠牲防食部材23は複数の銅バー22の第1端部22a間及び複数の銅バー22の第2端部22b間を流れる誘導電流の経路から外れた位置で、かつ短絡環24及び銅バー22と接するように配設されている。したがって、短絡環24と銅バー22とが接触していても、短絡環24の代わりに犠牲防食部材23が犠牲となって腐食するため短絡環24が腐食して酸化アルミニウム皮膜が形成されることを抑制でき、電動機11のモータ効率が低下することを抑制できる。
(1)電動機11は銅及びアルミニウムよりイオン化傾向が高いマグネシウムを母材としたマグネシウム合金からなる犠牲防食部材23を備えている。そして、犠牲防食部材23は複数の銅バー22の第1端部22a間及び複数の銅バー22の第2端部22b間を流れる誘導電流の経路から外れた位置で、かつ短絡環24及び銅バー22と接するように配設されている。したがって、短絡環24と銅バー22とが接触していても、短絡環24の代わりに犠牲防食部材23が犠牲となって腐食するため短絡環24が腐食して酸化アルミニウム皮膜が形成されることを抑制でき、電動機11のモータ効率が低下することを抑制できる。
(2)犠牲防食部材23は銅バー22の第1端部22a間及び第2端部22b間を流れる誘導電流の経路から外れた位置に設けられている。したがって、犠牲防食部材23が腐食しても、銅バー22の第1端部22a及び第2端部22bから流れ出た誘導電流が酸化マグネシウム皮膜を流れることを回避でき、誘導電流が酸化マグネシウム皮膜を流れて電動機11のモータ効率が低下することを未然に防ぐことができる。
(3)犠牲防食部材23は円環状に形成されるとともに、外周面23aが全ての銅バー22と当接している。したがって、一つの犠牲防食部材23で全ての銅バー22の第1端部22a又は第2端部22bと接触させることができるため、銅バー22の数だけ犠牲防食部材を設ける場合に比べて犠牲防食部材の数を減らすことができ、犠牲防食部材の配置作業が少なくなる分だけ製造が簡易になる。
(4)犠牲防食部材23は複数の銅バー22より回転子鉄心19の内周側に配設されるとともに、犠牲防食部材23の外周面23aは複数の銅バー22のうち最も内周側の部分と接している。そのため、複数の銅バー22より外周側に犠牲防食部材を設ける場合に比べて犠牲防食部材23の外形を小さくすることができ、肉厚及び幅厚が等しく銅バー22より外周側に設けられた犠牲防食部材より犠牲防食部材23の体積を小さくすることができる。したがって、犠牲防食部材に使用する金属の量を節約することができる。
(5)犠牲防食部材23はマグネシウム合金から形成されている。したがって、マグネシウムより安価で、かつ容易に入手することができる。また、アルミニウムより密度が小さいマグネシウム合金を用いているため、従来、アルミニウム短絡環が形成されていた部分にマグネシウム合金を配置しても、電動機11のモータ効率に影響を与えることがない。
(6)複数の貫通孔21にそれぞれ銅バー22を挿入した後、犠牲防食部材23を全ての銅バー22の端部(第1端部22a又は第2端部22b)と接する位置に配置し、銅バー22の第1端部22a及び第2端部22bと犠牲防食部材23とを接合する短絡環24をアルミダイカストによって回転子鉄心19の軸方向両側に成形した。したがって、犠牲防食部材23を用いることで、銅製の銅バー22を用い、かつアルミダイカストによって短絡環24を成形しても、短絡環24の異種金属接触腐食を抑制することができる。そのため、電動機11を製造する際の製造コストを低減し、かつ高いモータ効率を得られる電動機11を製造することができる。
実施の形態は、前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 犠牲防食部材23を設ける位置を変更してもよい。例えば、犠牲防食部材23の内径が回転子鉄心19の軸心Pを中心として回転子鉄心19の軸心Pから最も遠い各銅バー22の部分を通過する仮想円の直径と等しくなるように形成し、全ての銅バー22より外側に犠牲防食部材23を設けてもよい。この場合、犠牲防食部材23の内周面が接触面となり全ての銅バー22の端部(第1端部22a及び第2端部22b)周面と当接するように構成される。
○ 犠牲防食部材23を設ける位置を変更してもよい。例えば、犠牲防食部材23の内径が回転子鉄心19の軸心Pを中心として回転子鉄心19の軸心Pから最も遠い各銅バー22の部分を通過する仮想円の直径と等しくなるように形成し、全ての銅バー22より外側に犠牲防食部材23を設けてもよい。この場合、犠牲防食部材23の内周面が接触面となり全ての銅バー22の端部(第1端部22a及び第2端部22b)周面と当接するように構成される。
○ 犠牲防食部材23の形状を変更してもよい。例えば、犠牲防食部材を円板状で、銅バー22の径と同じ径となるように形成するとともに、回転子鉄心19における軸方向の片側に銅バー22の数と同じ数だけ円板状の犠牲防食部材を設け、回転子鉄心19における軸方向の一方の側にも銅バー22の数と同じ数だけの円板状の犠牲防食部材を設ける。そして、各犠牲防食部材を全ての銅バー22より内側に配置し、各犠牲防食部材の一つ一つが各銅バー22の周面と接するように配置し、各犠牲防食部材を短絡環24と回転子鉄心19との間に介在させる。そして、このような回転子を製造する場合には、アルミダイカストを行う際に、まず、銅バー22の第1端部22aが上側となるような姿勢としたうえで、犠牲防食部材の一つ一つを各第1端部22aの周面と接するように載置するとともに複数の銅バー22が収容された回転子鉄心19を図示しない成形型内に配置して、回転子鉄心19の第1端面19b側に短絡環24を成形する。次に、回転子鉄心19の姿勢を変更して、銅バー22の第2端部22bが上側となるような姿勢としたうえで、犠牲防食部材の一つ一つを各第2端部22bの周面と接するように載置するとともに成形型内に配置して、回転子鉄心19の第2端面19c側に短絡環24を成形する。
○ 犠牲防食部材23を構成する材料を変更してもよい。例えば、マグネシウム合金から犠牲防食部材を形成する代わりに、マグネシウムから犠牲防食部材を形成してもよい。
○ 貫通孔21を設ける代わりに、回転子鉄心19の外周側に開口するとともに、銅バー22を嵌着可能な収容溝を設けてもよい。このような構成によれば、収容溝に銅バーを嵌挿する際に、銅バーの外形に応じて回転子鉄心19が弾性変形して収容溝の幅が広がるため、銅バー22を回転子鉄心19に挿入し易くなり、回転子鉄心19に対する銅バー22の取り付け作業を容易に行うことができる。
○ 貫通孔21を設ける代わりに、回転子鉄心19の外周側に開口するとともに、銅バー22を嵌着可能な収容溝を設けてもよい。このような構成によれば、収容溝に銅バーを嵌挿する際に、銅バーの外形に応じて回転子鉄心19が弾性変形して収容溝の幅が広がるため、銅バー22を回転子鉄心19に挿入し易くなり、回転子鉄心19に対する銅バー22の取り付け作業を容易に行うことができる。
○ 電動機11は単相誘導電動機としてもよいし、三相誘導電動機としてもよい。また、単相誘導電動機や三相誘導電動機に限らず、その他の多相誘導電動機にしてもよい。
T1…銅バーの全長、11…かご型誘導電動機、17…かご型回転子としての回転子、19…回転子鉄心、22…棒状導体としての銅バー、22a…第1端部、22b…第2端部、23…犠牲防食部材、23a…接触面としての外周面、24…短絡環。
Claims (5)
- 回転子鉄心に複数の棒状導体が前記回転子鉄心の周方向に並ぶように収容され、前記棒状導体の両端をそれぞれ短絡環で短絡したかご型回転子を有するかご型誘導電動機において、
前記棒状導体は全長が前記回転子鉄心の軸方向長さより長く形成されるとともに銅製であり、その一方で、前記短絡環をアルミニウム製とし、
隣り合う前記棒状導体の間を流れる誘導電流の経路から外れた位置で、かつ前記短絡環及び全ての前記棒状導体と接するように、銅及びアルミニウムよりイオン化傾向が高い金属からなる犠牲防食部材を配置したことを特徴とするかご型誘導電動機。 - 前記犠牲防食部材は円環状に形成されるとともに一つ設けられ、全ての棒状導体と接する接触面を有している請求項1に記載のかご型誘導電動機。
- 前記犠牲防食部材は全ての棒状導体より内側に配設されており、その外周面が全ての前記棒状導体の周面に接している請求項2に記載のかご型誘導電動機。
- 前記犠牲防食部材はマグネシウム又はマグネシウム合金から形成されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のかご型誘導電動機。
- 回転子鉄心に複数の棒状導体が前記回転子鉄心の周方向に並ぶように収容され、前記棒状導体の両端をそれぞれ短絡環で短絡したかご型回転子を有するかご型誘導電動機の製造方法において、
複数の前記棒状導体を収容した前記回転子鉄心に対し、銅及びアルミニウムよりイオン化傾向が高い金属からなる犠牲防食部材を隣り合う前記棒状導体の間を流れる誘導電流の経路から外れた位置で、かつ全ての前記棒状導体と接するように配置した後、アルミダイカストによって前記棒状導体の両端及び前記犠牲防食部材と接合する短絡環を形成することを特徴とするかご型誘導電動機の製造方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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