JP2009017451A - 光伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】適正なチルト補正を通じた受信OSNRの向上。
【解決手段】光伝送装置としてのOADMノード100は、1以上の光増幅器であるILAノード200を経て到達する波長多重信号を受信する受信部112と、受信部112で受信された波長多重信号の各波長の光パワーレベルを測定する測定部14と、測定部14の測定結果に基づいて算出される波長多重信号のチルト量が適正か否かを判定する判定部16と、チルト量が適正でない場合に1以上のILAノード200で実行されるチルト補正処理にて適用すべきチルト補正量を算出する演算部16と、チルト補正量を1以上のILAノード200へ通知する通知部18とを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、光波長多重(WDM: Wave Division Multiplex)された波長多重信号を受信する光伝送装置、及び光伝送装置間で波長多重信号を中継する光増幅器に関し、様々な条件下の伝送路で発生するチルトを適切に補正するチルト補正方式に関する。
近年の通信トラフィック増加を背景として、光波長多重(WDM :Wavelength Division Multiplex)伝送装置への需要が高まっている。最近では、基幹網で導入されてきた光中継ノードのみならず、地域網についてもWDM伝送装置の導入が活発に行われており、光アッド/ドロップノード(光分岐挿入装置:OADM:Optical Add Drop Multiplex)がネットワーク中に多数配置される。
これらのWDMネットワークシステムでは、ファイバの波長依存性ロス(WDL)や、ファイバ非線形効果である誘導ラマン散乱(SRS)、及び、ノード内各種光コンポーネントのWDL等により、信号帯域内の波長間でレベルの偏差が発生する。
このレベルの偏差は、受信器入力部における光の信号対雑音比(OSNR)の劣化や、光入力ダイナミックレンジにも影響し、システムの伝送特性に対して影響する。
従来、システムの伝送特性向上のため、各伝送路ファイバで発生するチルトに対し、中継アンプにて一律の線形なチルト補正を行うことを行ってきた。
特表2003−529948号公報
従来のチルト補正方式は、各伝送路ファイバに対し、中継アンプで一律の線形なチルト補正を行う。しかしながら、実際には、伝送路ファイバの距離、WDL、損失係数、ファイバ種ごとに異なる有効断面積、伝送波長数等により、チルト補正量に対しての差分としてチルトが発生し、適切なチルト補正を実現できていない場合がある。
システム全体でみた場合、そのチルトは累積していく。従って、システムの伝送特性の向上を目的とした、受信器部でのOSNRの改善及びノード内のレベルダイアの改善に対しては、各伝送路ファイバで発生するチルトを適正に補正することが課題となっている。
本発明の目的は、波長多重信号の伝送路で発生するチルトを適正に補正することができ、波長多重信号のOSNRの向上を図ることが可能な技術を提供することである。
本発明は、上述した目的を達成するために以下の構成を採用する。すなわち、本発明の第1の態様は、1以上の光増幅器を経て到達する波長多重信号を受信する受信部と、
前記受信部で受信された波長多重信号の各波長の光パワーレベルを測定する測定部と、
前記測定部の測定結果に基づいて算出される前記波長多重信号のチルト量が適正か否かを判定する判定部と、
前記波長多重信号のチルト量が適正でない場合に、前記1以上の光増幅器で実行されるチルト補正処理にて適用すべきチルト補正量を算出する演算部と、
前記チルト補正量を前記1以上の光増幅器へ通知する通知部と
を含む光伝送装置(例えばOADMノード)である。
本発明の第1の態様によれば、光伝送装置で受信された波長多重信号のチルト量が適正な範囲内でない場合に、その波長多重信号の伝送路上に位置する各光増幅器(例えばILA)に対して、チルト補正量がフィードバックされ、各光増幅器にてチルト補正量に基づくチルト補正が実行される。これによって、光伝送装置は、適正なチルト補正が行われた(チルト量が適正範囲に収まる)波長多重信号、即ち、適正なOSNRを有する波長多重信号を受信することができる。
好ましくは、本発明の第1の態様における測定部は、前記波長多重信号中の各波長の光パワーレベルを測定する複数のモニタ受光器(例えばモニタPD)を含むことができる。或いは、本発明における測定部は、各波長の光パワーレベルを測定するスペクトラムアナライザを含むことができる。
また、好ましくは、本発明の第1の態様における演算部は、前記波長多重信号のチルト量から、前記1以上の光増幅器の夫々において適用すべきチルト補正量を算出する。
また、好ましくは、本発明の第1の態様における通知部は、前記チルト補正量をOSC(Optical Supervisory Channel)を用いて前記1以上の光増幅器に転送する。
また、本発明の第2の態様は、光伝送装置間を結ぶ波長多重信号の伝送路上に配置される光増幅器であって、
受信側の光伝送装置で受信された波長多重信号に基づき算出されたチルト補正量を受信する受信部と、
前記光増幅器で受信される波長多重信号に対するチルト補正を行う可変光減衰器と、
前記チルト補正量に応じた制御量で前記可変光減衰器を制御する制御部と
を含む光増幅器(例えばILAノード)である。
また、本発明の第3の態様は、光伝送装置間を結ぶ波長多重信号の伝送路上に配置される光増幅器であって、
受信側の光伝送装置で受信された波長多重信号に基づき算出されたチルト補正量を受信する受信部と、
前記光増幅器で受信される波長多重信号に対するチルト補正を行う可変光減衰器と、
前記チルト補正量に応じた制御量で前記可変光減衰器を制御する制御部と、
前記光増幅器で受信される波長多重信号に対する増幅とチルト補正を行うDRA(Distributed Raman Amplifier )ポンプレーザと、前記チルト補正量に応じた制御量で前記DRAポンプレーザを制御するレーザ制御部と
を含む光増幅器である。
本発明によれば、波長多重信号の伝送路で発生するチルトを適正に補正することができ、波長多重信号のOSNRの向上を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〔第1実施形態〕
〈発明の概要〉
《システム及び装置構成》
図1は、本発明を適用可能なリニア構成を有する光伝送システムの例を示す図であり、
図2は、本発明を適用可能なリング構成を有する光伝送システムの例を示す図である。
本発明は、このようなリニア構成及びリング構成の双方に対して適用が可能である。なお、実際の光伝送システムでは、双方向の光伝送路を有するが、図1及び図2では、片方向が省略されている。
図1において、光伝送システムは、光信号の送信側のOADMノード100(100A)と、受信側のOADMノード100(100B)との間に、光信号を増幅するための1以上の中継アンプ(ILAノード(Optical In-Line Amplifier Equipment))200が配置されている。ILAノード200は、ファイバ伝送路に設置されファイバ損失を補償する光増幅機能とファイバ分散を補償する機能を有する光増幅中継装置である。OADMノードが本発明の光伝送装置に相当し、ILAノードが本発明の光増幅器に相当する。
OADMノード100とILAノード200との間、及びILAノード200間は、光信号の伝送路(光ファイバ)で接続されている。このようにして、OADMノード100AとOADMノード100Bとの間が、伝送路及びILAノードでリニアに(直列に)接続されている。
OADMノード100Aは、光信号を伝送路へ送信するための構成として、複数の送信器101と、複数の送信器101から送信される、異なる波長を有する複数の光信号を合波する合波器102と、合波器102で合波(多重)された光信号を増幅して伝送路に送出する送信アンプ(例えばEDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier:光増幅器))103とを備えている。
一方、OADMノード100Bは、伝送路からの光信号を受信するための構成として、伝送路からの多重された光信号を増幅する受信アンプ(例えばEDFA)104と、多重光信号を複数の波長に分離する分波器105と、分波された各波長を受信する複数の受信器106とを備えている。
なお、実際のOADMノードは、OADMノード100A及びOADMノード100Bが備える構成要素を総て備えている。
また、送信アンプ103,各中継アンプ(ILAノード200),受信アンプ104,及び分波器105は、受信された多重光信号の波長スペクトルで生じた波長間のパワーの傾き(ゲインチルト:チルト)を補正するチルト補正部を備えている。
図2に示す光伝送システムでは、複数のOADMノード100が伝送路(光ファイバ)を介してリング状に接続されており、OADMノード間の伝送路上に、必要に応じてILAノード200が挿入されている。図2に示すOADMノード100は、図1に示したOADMノード100A及び100Bが有する構成を合わせ持ち、図1における合波器102及び分波器105の双方の機能を有する合分波/光スイッチ107を備えている。
図3は、本発明の第1実施形態に係るOADMノード内の構成概略図を示す。図3において、OADMノード100は、第1の方向(伝送路(光ファイバ)11A→伝送路11B:上り方向とする)に係る第1のユニット(図3における破線の上側)と、第2の方向(伝送路(光ファイバ)19A→伝送路19B:下り方向とする)に関する第2のユニット(図3における破線の下側)とからなる。
第1のユニットと第2のユニットとは同じ構成を有しているので、第1のユニットを例として説明する。第1のユニットは、伝送路11Aからの光信号(WDM信号)がアンプユニット112を有している。アンプユニット112は、分波器111を有し、伝送路11
AからのWDM信号から、OSC(Optical Service Channel:監視用光インタフェース)の波長のみを分離してOSC処理部18に入力する。
アンプユニット112は、光スイッチ113と接続されており、光スイッチ113は、光増幅器(例えばEDFA)114と接続されており、光増幅器114は、光合波器115と接続されている。光合波器115は伝送路11Bと接続されている。
アンプユニット112は、上述した分波器111と、分波器111からのWDM信号を増幅する光増幅器116と、光増幅器116からのWDM信号の各波長のパワーを調整するVOA(Variable Optical Attenuator:可変光減衰器)22と、VOA22の動作を制御する制御部20と、VOA22から出力されたWDM信号を増幅する光増幅器117と、光増幅器117に接続された光スプリッタ12とを備えている。光スプリッタ12は、光増幅器117から出力されるWDM信号を2方向に分岐させ、一方向のWDM信号は、光スイッチ113に接続され、他方向のWDM信号は、分波器13に接続される(WDM信号がドロップされる)。
分波器13は、WDM信号を複数の波長に分離し、各波長を複数の受信器15へ向けて送出する。分波器13と各受信器15との間の伝送路上には、光カプラ(CPL)118が挿入されており、CPL118から分岐する波長は、分波器13が出力可能な複数の波長の夫々について用意された、各波長のパワーレベルを測定する測定部としてのモニタPD(Photo Diode)14の1つに接続される。各モニタPD14は、演算部16と接続されており、演算部16は、OSC処理部18に接続されている。
また、演算部16は、装置制御機17と接続されている。装置制御機17は、OADMノード100の制御用のコンピュータであり、制御部(CPU等)、記憶装置、入出力インタフェース、入力装置、出力装置等からなる。装置制御機17が備える記憶装置上には、演算部16で使用されるデータとして、例えば、OADMノード間ILA数,伝送波長数,伝送路タイプ,伝送路入力パワー,及び伝送路長が格納されている。
また、第1のユニットは、複数の送信器(送信機)119を有しており、各送信器119から出力される波長(光信号)は、光カプラ(CPL)120を介して合波器121に入力される。合波器121は、複数の送信器15からの複数の波長を合波(多重)した光信号を光スイッチ部113に入力する。光スイッチ113は、合波器121からの光信号を伝送路に付加(アッド)して、光増幅器114に送出する。
第1のユニットのOSC処理部18は、分波器111で分離されたOSC信号を受信し、OSC信号に含まれる情報を演算部16に渡すことができる。また、OSC処理部18は、演算部16から入力される情報を含むOSC信号を生成し、下り方向(第2のユニット)の合波器115に入力する。これによって、下り方向の伝送路19Bを用いて、上流側のノードへOSC信号をフィードバックすることができる。
なお、図3に示した構成例において、複数の送信器119が図1及び図2における送信器101に相当する。また、合波器121が図1に示した合波器102に相当する。また、光増幅器114が図1及び図2に示した送信アンプ103に相当する。また、アンプユニット112(光増幅器116及び117)が図1及び図2に示した受信アンプ104に相当する。また、分波器13が図1に示した分波器105に相当する。また、複数の受信器106が、図1及び図2に示した複数の受信器106に相当する。そして、図3における分波器13,光スイッチ部113,及び合波器121が、図2に示した合分波/光スイッチ107に相当する。
また、アンプユニット112が本発明の光伝送装置における受信部に相当し、複数のモニタPD14が本発明の測定部に相当し、演算部16が本発明の判定部及び演算部に相当し、OAC処理部18が本発明の通知部に相当する。
図4は、図1及び図2に示した光伝送システムに適用可能なILAノードの構成例を示す図である。図4において、ILAノード200は、上り方向(図4では伝送路(光ファイバ)34→伝送路11A)の光信号処理に係る第1のユニット(図4の一点鎖線の上側)と、下り方向(図4では伝送路19B→伝送路35)の光信号処理に係る第2のユニット(図4の一点鎖線の下側)とからなる。
第1及び第2のユニットは同じ構成を有しているので、第1のユニットを例に説明する。第1のユニットは、伝送路34と伝送路11Aとの間を直列に結ぶアンプユニット201,光増幅器(送信アンプ:例えばEDFA)202,及び合波器203を備える。
アンプユニット201は、伝送路34からのWDM信号中のOSC信号を分離する分波器204と、分波器204から出力されるWDM信号を増幅する光増幅器(EDFA)205と、光増幅器205から出力されたWDM信号の各波長のパワーを調整する可変光減衰器(VOA)33と、VOA33から出力されたWDM信号を増幅する光増幅器(EDFA)36と、VOA33の動作を制御する制御部31とを備えており、光増幅器36の出力が光増幅器202に接続される。
また、第1のユニットは、合波器203に対し、光増幅器202からのWDM信号と合波すべきOSC信号を出力するOSC処理部30を備える。OSC処理部30は、第2ユニットの分波器204で下り方向のWDM信号から分離されるOSC信号を受信し、OSC信号中の情報(下流側のOADMノードからのチルト補正量)を制御部31に入力する。これによって、第1ユニットの制御部31は、OSC処理部30からの情報に従って(チルト補正量に応じた制御量で)VOA33の動作を制御することができる。さらに、OSC処理部30は、第2のユニットのOSC処理部32と接続されている。
なお、OSC処理部30が本発明の光増幅器における受信部に相当し、VOA33が本発明の可変光減衰器に相当し、制御部33が本発明の光増幅器における制御部に相当する。
《動作の概要》
図1〜図4に示した光伝送システムに関して、図3及び図4を元に、動作の概要を説明する。図1又は図2に示したネットワーク構成において、送信側のOADMノード100から、1以上のILAノード200を介して、受信側のOADMノード100へWDM信号を送信する場合を想定する。
装置(OADMノード100)の初期立上げ時、各送信機(送信器119)から出力された信号波長は、OADMノード100内のアッド部を構成する合波器121によって多重化され、WDM信号となる。WDM信号は、光スイッチ部113においてレベル調整された後、各波長間にレベル偏差のない状態で送信アンプ(光増幅器114)へ入力され、光増幅器114による増幅後、ファイバ(伝送路)へ出力される。
送信アンプ(光増幅器114)から出力される信号波長(WDM信号)は、ファイバ損失、SRSによって、波長間でチルトが発生した状態となる。
送信側のOADMノード110から出力されたWDM信号を受信する中継アンプ(ILAノード200)では、OADMノード100から受信されるWDM信号に関して、前述
した波長間で発生したチルトを補正するため、ILAノード200のアンプユニット201(VOA33及び制御部31)は、ILAノード200に対してデフォルトで設定されているチルト補正量でチルトを補正するように動作する。
この時点で、伝送路で発生したチルト量と中継アンプ(ILAノード200)のチルト補正量との間に差がある場合には、中継アンプ(ILAノード200)からの出力にチルトが残っている状態となる。このように、各中継アンプで予め設定されているチルト補正量と伝送路で発生するチルト量に差がある場合には、光伝送システム全体としてのチルトが累積することになる。
受信側のOADMノード100への到達までにチルトが累積した信号波長(WDM信号)は、OADMノード100内のアンプ(光増幅器116及び117)で増幅された後、分波器13によって分波される。この際、分波器13内部の全波長分用意されたモニタPD14により、各波長の光のパワーレベルがモニタされ、OADMノード100内のチルト演算部(演算部16)に取り込まれる。
演算部16は、各PD14からの光レベルモニタ値に加えて、事前に装置(OADMノード100)外部の制御装置(装置制御機17)から転送されたシステム構成情報を有している。
システム構成情報は、例えば、OADMノード100間のILAノード200の数、波長配置、波長数、ファイバ種、伝送距離の情報などがある。演算部16は、これらの情報から、OADMノード100間で発生したチルト量を計算する。
チルト量を計算する手段として、演算部16が波長配置の情報を用いることで、短波長帯域と、長波長帯域とを判別することが可能である。演算部16では、その取り込んだ情報から、短波長帯域と長波長帯域との平均レベルを計算する。計算式は以下の通りである(CHはチャネル)。
短波長帯域平均レベルCHAve1 [dBm] =
(CHモニタ値+CHモニタ値+…+CHgモニタ値)/計算対象CH数
長波長帯域平均レベルCHAve2 [dBm] =
(CHtモニタ値+…+CHyモニタ値+…+CHzモニタ値)/計算対象CH数
これらの2値から、演算部16は、OADMノード100間のチルト量(初期値)[dB]を算出する。
チルト量(初期値)[dB] =
長波長帯域平均レベルCHAve2−短波長帯域平均レベルCHAve1
算出されたチルト量(初期値)[dB]と、取り込んでいたOADMノード100間のILAノード数とを用い、演算部16は、各ILAノード200で必要なチルト補正量[dB]を計算する。式中の“1”はOADMノード100内のアンプ(アンプユニット112)を表す。
各ノードの補正量[dB]=チルト初期値[dB]/(OADMノード間のILA数+1)
算出された各ILAノード200におけるチルト補正量を含む情報を、OSC(OSC処理部18)を用いて上流の各ILAノードに対して転送、通知する。OSCにより通知されたチルト補正量の情報は、受信部としてのOSC処理部30にて受信され、このOSC処理部30を介して上流側の各ILAノード200内の演算部(アンプユニット201)に取り込まれる。
即ち、ILAノード200(図4)において、通知されたチルト量に相応した利得変化量が、OSC処理部30を介してアンプユニット201内の制御部31へ通知される。制御部31は、利得変化量に応じてVOA33を制御する。即ち、制御部31は、予め設定されていたチルト補正量に相応するVOA量(可変光減衰量)に対して、過不足分を加算する。
VOA制御量[dB]=予め設定されていたチルト補正量に相応するVOA量+チルト補正量に相応するVOA制御量
各ILAノード200の総てで制御が完了次第、前述の受信側のOADMノード100では、波長モニタ(モニタPD14)で波長レベルをモニタし、チルトが基準値内に収まっているか否かを演算部16が判定し、チルト補正を完了すべきか否かを自動で判断する。
本発明の実施形態によれば、OADMノード100間で発生したチルトを各アンプ(光増幅器:ILAノード200)に配分し、チルト再補正を行うことで、受信OSNRを最善化することができる。この結果、光信号の伝送特性が向上する。
また、波長の増減時にも本発明を適用することで伝送特性の最善化ができる。OADMノード100間で発生したチルトを受信側のOADMノード100のアンプ(光増幅器:アンプユニット112)で一括補正することによるノードの特性の劣化を回避できる。また、各中継アンプ(ILAノード200)にチルト補正量を平均的に分配することで、ILAノードのコストを低減することができる。
〈実施形態の詳細〉
次に、図3及び図4を用いてOADMノード100及びILAノード200の動作の詳細について説明する。図3に示すOADMノード100では、伝送路11Aによって伝送されてきたWDM信号をアンプユニット112で受信する。アンプユニット112の分光器(光スプリッタ)12からドロップされたWDM信号は、分波器13で各波長に分波される。
分波された各波長の信号は、複数の受信器15,及び光レベルのモニタPD14に入力される。各モニタPD14で測定された各波長の光パワーレベルは、演算部16に取り込まれる。
図5は、演算部16に取り込まれた光パワーレベルを格納するデータ格納テーブルの例を示す表である。図5は、演算部16が有する記録媒体(記憶装置)上に作成される。図5に示すように、テーブルは、各波長(CH)毎に、運用波長か未使用波長か(IS(In-Servece)/OOS(Out Of Service)),及び光パワーレベルを格納する。
このような光パワーレベルのデータをもとに、演算部16は、平均パワーレベルを、短波長帯域と長波長帯域との夫々に関して次のように計算する。このとき、短波長帯域及び長波長帯域の夫々から運用波長(IS)の光パワーレベルのデータが抽出され、平均レベル算出に使用される。
短波長帯域平均レベルCHAve1[dBm] =
{(-15)+(-14)+(-13)+(-12)} /4 = -13.5
長波長帯域平均レベルCHAve2[dBm] =
{(-10)+(-9)+(-8)+(-7) +(-6)} /5 = -8.0
長波長帯域と短波長帯域とは、そのシステム(OADMノード100)の最大収容チャネル数をもとに定義する。例えば、最大収容チャネル数がmであれば、CH1からCH(m/2)までを短波長帯域と規定し、CH[(m/2)+1]からCHmまでを長波長帯域と規
定する。
短波長帯域及び長波長帯域において運用中のチャネル(インサービスチャネル(IS)),及び未使用のチャネル(アウトオブサービスチャネル(OOS))の情報と格納されているパワーレベルとを元に、演算部16で平均パワーレベルが計算される。
次に、演算部16がチルト量を次のように計算する。
チルト量(初期値)[dB] = -8.0 − (-13.5) = 5.5
次に、演算部16で各ILAノード200の補正量を計算する。図6は、装置制御機17の記憶装置上に格納されているシステム構成情報テーブルの例を示す表である。演算部16は、装置制御機17から取り込んだシステム構成情報に含まれる、例えばOADMノード間のILAノード数を補正量算出に用いる。例えば、OADMノード100間に4つのILAノードがある場合には、演算部16は、以下のような各ノードの補正量を算出する。
各ノードの補正量[dB] = 5.5 /(4+1) = 1.1
計算された各ノードの補正量(例えば上記の“1.1”)を、演算部16は、OSC処理部18へ通知する。各ノードの補正量の通知を受けたOSC処理部18は、伝送路19Bから補正量を送信し、伝送路11Aの上流にある(伝送路19Bの下流にある)ILAノード200へ転送する。逆方向(図3の下り方向:第2のユニット)も同じ手順を踏むため、説明は省略する。
また、OSC処理部18は、各ノードの補正量を受け取った場合には、この補正量をアンプユニット112内の制御部20に対しても通知する。通知を受けた制御部20は、補正量に応じたVOA制御量でVOA22の動作を制御する。VOA22は、WDM信号中の各波長のパワーレベルがフラットになるようにチルト補正を行う。
ILAノード200(図4)では、下流側のOADMノード100のOSC処理部18から伝送路19Bを介して受信した各ノードの補正量は、ILAノード200内の分波器204を介してOSC処理部30で受信される。
OSC処理部30は、アンプユニット201内の制御部31と、OSC処理部32へ補正量を転送する。OSC処理部32は、さらに上流に位置するILAノード200へ補正量を通知するために、該補正量を合波器203を介して伝送路35へ転送する。
アンプユニット201内の制御部31は、転送されてきた補正量に応じたVOA制御量でVOA33を制御することでチルト補正を実現する。補正量は、伝送路34の上流にある(伝送路35の下流にある)ILAノード200にも転送され、その上流のILAノードでも同様のVOA33の制御を通じたチルト補正が行われる(WDM信号の各波長レベルがフラットにされる)。さらに、上り方向のILAノードに対しても、同様の手順が実行される(説明は省略する)。
受信側のOADMノード100(図3)のアンプユニット112、及びこのアンプユニット112の上流に位置する各ILAノードのアンプユニット201でVOA22及び33の制御が完了すると、演算部16は、チルトが閾値(基準範囲)内に収まっているかを判定する。チルトが閾値内に収まっていれば、演算部16は、チルト補正は完了とみなしてチルト補正に係る処理を終了し、収まっていなければ、再度同様の手順でチルト補正を実施する。なお、演算部16は、上流側からのOSC信号の監視によって、各ILAノード200での制御完了を知ることができる。
図7は、チルト補正に係る制御例を示すフローチャートであり、図8は、図7に示した処理中に含まれる短波長帯域及び長波長帯域の情報収集処理を示すフローチャートである。
図7に示す処理は、図1及び図2に示す光伝送システムにおいて、例えば、或るOADMノード100(装置:図3)の電源が投入された場合(装置立ち上げ)によって開始される。
最初に、OADMノード100の第1のユニット(上り方向)及び第2のユニット(下り方向)の各演算部16は、装置制御機17に格納されているシステム構成情報(ネットワーク構成情報:図6)を取り込む(ステップS101)。
次に、例えば上り方向において、送信側のOADMノード100から受信側のOADMノード100へWDM信号が伝送されてくる過程において、両者の間に存する1以上のILAノード200において、デフォルトの補正量に基づくチルト補正が行われる(ステップS102)。
次に、受信側のOADMノード100の第1のユニットにおいて、伝送路11Aから受信されたWDM信号中の各波長のパワーレベルがモニタPD14により測定され、演算部16に通知される(ステップS103)。演算部16は、図5に示したようなテーブルを作成する。
次に、演算部16が、短波長帯域及び長波長帯域に関して平均パワーレベルを算出する(ステップS104)。すなわち、図8に示すように、演算部16は、ステップS104において、システム最大収容波長数mを取得する(ステップS1041)。
次に、演算部16は、短波長帯域をCH1〜CH(m/2)と規定し、長波長帯域をCH(m/2)+1〜CHmと規定し、短波長帯域及び長波長帯域のISチャネル情報及びISチャネルのパワーレベルを取得する(ステップS1042)。
次に、演算部16は、取得した情報に基づいて、短波長帯域及び長波長帯域の平均パワーレベルを計算する(ステップS1043)。これによって、短波長帯域の平均パワーレベルCHAve1[dBm],及び長波長帯域平均パワーレベルCHAve2[dBm] が算出される。
図7に戻って、次に、演算部16は、OADMノード間のチルト量を、長波長帯域の平均パワーレベルCHAve2[dBm]から短波長帯域平均パワーレベルCHAve1[dBm]を減じることで算出する(ステップS105)。
次に、演算部16は、チルト量が適正な範囲を示す閾値内か否かを判定する(ステップS106)。このとき、チルト量が閾値内であれば(S106:YES)、チルト補正に係る処理が終了する。これに対し、チルト量が閾値を超えていれば(S106:NO)、演算部16は、各ILAノード200で補正すべきチルト量(チルト補正量)を計算する(ステップS107)。
次に、演算部16は、補正量をOSC処理部18に通知し、OSC処理部18は、上流側の各ILAノード200へ向けてチルト補正量を転送する(ステップS108)。すなわち、OSC処理部18は、補正チルト量を含むOSC光信号を第2のユニット(下り方向)の合波器115へ向けてする。OSC光信号は、合波器115で光増幅器114からWDM信号と合波された後、伝送路19Bへ送出され、上流側のILAノード200へ送信さ
れる。
また、OSC処理部18は、アンプ制御部(アンプユニット112の制御部20)へ、チルト補正量を転送する(ステップS109)。すると、アンプユニット112内の制御部20は、チルト補正量に基づき、VOAの制御量を算出してVOA22を制御し、WDM信号中の各波長のパワーがフラットになるようにチルト補正を行う(ステップS110)。すなわち、各波長のパワーがフラットになるように、所定値よりも高いパワーを有する波長を減衰させる。その後、処理がステップS102に戻る。
一方、上流側の各ILAノード200において、チルト補正量に基づくチルト補正が行われる(ステップS102)。具体的には、ILAノード200において、伝送路19Bから受信されるWDM信号は、第2のユニット(下り方向)のアンプユニット201に入力され、分波器204でWDM信号中のOSC信号が分離され、第1のユニット(上り方向)のOSC処理部30に入力される。OSC処理部30は、OSC信号中から自ノードで適用すべき補正チルト量を抽出し、抽出した補正チルト量を第1のユニットのアンプユニット201中の制御部31に与える。
制御部31は、与えられた補正チルト量に応じた制御量でVOA33を制御し、VOA33は、伝送路34から受信されるWDM信号に対するチルト補正を、OADMノード100におけるVOA22と同様の手法で行う(各波長のパワーがフラットになるように、高いパワーを有する波長を減衰させる)。これによって、伝送路11Aへ送出されるWDM信号のチルトが改善される。
また、OSC処理部30は、第2ユニットのOSC処理部32に対し、OADMノード100から通知された補正チルト量を含むOSC信号を通知する。OSC処理部32は、補正チルト量を含むOSC信号を合波器203に送出する。OSC信号は、合波器203でWDM信号と合波された後、伝送路35へ送出される。このようにして、このILAノード100と伝送路35を介して接続された上流側のILAノードに対し、OADMノード100からの補正チルト量を通知することができる。上流側のILAノードでは、上述したようなチルト補正が行われる。
その後、チルト量が閾値内になるまで、ステップS102〜S110のループ処理が繰り返し実行される。
〈第1実施形態の作用及び効果〉
第1実施形態によれば、図1及び図2に示されるように、送信側のOADMノード100の送信アンプからのWDM信号は、波長間のパワーレベルがフラットな状態で出力される。しかし、図7に示したような自動チルト補正処理前では、中継アンプでは、チルト量とデフォルトのチルト補正量との差分によってチルトが発生する(図1では上段、図2では左側のスペクトル参照)。
これに対し、図7に示したような自動チルト補正処理が実施されると、各ILAノード及び受信側のOADMノードで出力されるWDM信号の各波長のパワーレベルはフラットになる(図1では下段、図2では右側のスペクトル参照)。
このようにして、適正なチルト補正がILAノード及び受信側のOADMノードで実行されることによって、受信されるWDM信号のOSNRを適正にすることができ、WDM信号の伝送特性の向上を図ることができる。
〔第2実施形態〕 次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、
第1実施形態と共通の構成を有するので、主として相違点について説明する。
図9は、本発明の第2実施形態におけるOADMノード(DRAが適用されたOADMノード)の構成例を示す図である。図10に示すOADMノード140は、図3に示したOADMノード100と以下の点で異なっている。
第1のユニット(上り方向)及び第2のユニットの夫々には、合波器141と、DRA(Distributed Raman Amplifier)PumpLD(分布ラマン増幅ポンプレーザダイオード)及び制御部142(以下、「DRAユニット142」と表記する)とが設けられている。
合波器141は、伝送路11A(19A)とアンプユニット112との間のWDM信号の伝送路上に配置されている。各DRAユニット142は、第1及び第2ユニットの夫々において、演算部16,OSC処理部18,及び合波器141と接続されている。
DRAユニット142は、DRAポンプLD(DRAポンプレーザに相当)と、その制御部(DRA制御部:レーザ制御部に相当)とを備えている。DRA制御部は、演算部16からOADMノードで実施すべきチルト補正量を受け取り、このチルト補正量に応じた制御量でDRAポンプLDを駆動させる。DRAポンプLDは、DRA制御部の制御下で伝送路11Aを伝送されてくるWDM中の所望の波長を増幅するための励起光を出力する。励起光は合波器141で伝送路11Aへ送出される(後方励起)。このようにして、DRAユニット142は、WDM信号中の各波長のパワーがフラットになるように、低いパワーを有する波長を増幅する。DRAユニット142は、上述したチルト補正を所定期間行うように構成されている。
以上の点を除き、OADMノード140は、第1実施形態におけるOADMノード100と同様の構成を有する。但し、DRAユニット142によるチルト補正と、アンプユニット112(VOA22)によるチルト補正とは選択的に実行され、DRAユニット142によるチルト補正がVOA22によるチルト補正よりも優先的に実行される。
例えば、演算部16は、DRAユニット142によるチルト補正に係るフラグを有している。演算部16は、チルト補正量を送信する際に、フラグを参照して、チルト補正量の送信先を決定する。フラグがオフのとき、演算部16は、チルト補正量をDRAユニット142に送る。これによって、DRAユニット142によるチルト補正が所定期間行われる。DRAユニット142は、所定期間のチルト補正が終了すると、終了通知を演算部16に与える。すると、DRAユニット142はフラグをオンに設定する。
その後、演算部16は、チルト補正量を計算して送信する際にフラグを参照する。このとき、フラグがオンになっていれば、演算部16は、チルト補正量をアンプユニット112の制御部20に送る。これによって、アンプユニット112のVOA22によるチルト補正が所定期間行われる。VOA22を用いたチルト補正が終了すると、演算部16はフラグをオフに設定する。フラグのオフは、例えば、制御部20からの終了通知を受け取ることによって行われる。但し、演算部16が所定期間を計測するタイマを有し、タイマの所定期間の計時によってフラグのオフが行われるようにしても良い。
図10は、本発明の第2実施形態におけるILAノード(DRAが適用されたILAノード)の構成例を示す図である。図10に示すILAノード210は、図4に示したILAノード200と以下の点で異なっている。
ILAノード210における第1のユニット(上り方向)及び第2のユニットの夫々には、合波器211と、DRAPumpLD及び制御部212(以下、「DRAユニット212」
と表記する)とが設けられている。
合波器211は、伝送路34(19B)とアンプユニット201との間のWDM信号の伝送路上に配置されている。DRAユニット212は、第1及び第2ユニットの夫々において、OSC処理部30(32)及び合波器211と接続されている。
DRAユニット212は、DRAポンプLDと、その制御部(DRA制御部)とを備えている。第1ユニットのDRA制御部は、伝送路19B→分波器204→OSC処理部30→OSC処理部32のルートを経て入力されるOADMノード(又は下流側のILAノード)からの補正チルト量を受け取ることができる。DRA制御部は受け取った補正チルト量に応じた制御量でDRAポンプLDを駆動させる。DRAポンプLDは、DRA制御部の制御下で伝送路34を伝送されてくるWDM中の所望の波長を増幅するための励起光を出力する。励起光は合波器211で伝送路34へ送出される(後方励起)。第2のユニットにおけるDRAユニットでも同様の動作が行われる。このようにして、DRAユニット212は、WDM信号中の各波長のパワーがフラットになるように、低いパワーを有する波長を増幅する。このようにしてDRAユニット212は、チルト補正を行う。
以上の点を除き、ILAノード210は、第1実施形態におけるILAノード200(図4)と同様の構成を有する。但し、DRAユニット212によるチルト補正と、アンプユニット201(VOA33)によるチルト補正とは選択的に実行され、DRAユニット212によるチルト補正がVOA33によるチルト補正よりも優先的に実行される。
例えば、OSC処理部30及び32の夫々は、第1ユニット(上り方向)におけるDRAユニット142によるチルト補正に係るフラグを有している。OSC処理部30は、上流側へ補正チルト量を伝送すべく、OSC処理部32へ補正チルト量を転送することは、第1実施形態と同様である。一方、OSC処理部30は、フラグの状態に従って制御部31への補正チルト量の転送処理を行う。即ち、フラグがオフであれば、OSC処理部30は制御部31へ補正チルト量を転送しない。一方、OSC処理部32は、フラグがオフであれば、OSC処理部30から受け取った補正チルト量をDRAユニット212に与え、DRAユニット212がチルト補正を所定期間行う。所定期間のチルト補正が終了すると、DRAユニット212のDRA制御部から終了通知がOSC処理部32に与えられ、OSC処理部はフラグをオンにする。また、終了通知はOSC処理部32からOSC処理部30に与えられ、OSC処理部30は終了通知を受け取るとフラグをオンにする。
OSC処理部30は、フラグがオンになると、補正チルト量を制御部31にも転送する状態になる。一方、OSC処理部32は、フラグがオンになると、補正チルト量をDRAユニット212のDRAユニットに転送しない状態になる。その後、アンプユニット201のVOA33によるチルト補正が所定期間行われる。所定期間が終了すると、制御部31は終了通知をOSC処理部30に与え、OSC処理部30がフラグをオフに設定する。OSC処理部30は、終了通知をOSC処理部32に与え、OSC処理部32がフラグをオフに設定する。このようにして、DRAユニット212によるチルト補正と、アンプユニット201によるチルト補正とが交互に行われる。このとき、DRAユニット212によるチルト補正が優先的に行われる。第2のユニット(下り方向)においても、上述したフラグに基づくチルト補正量の転送制御及びチルト補正処理が行われる。
なお、DRAユニット212によるチルト補正とVOA33によるチルト補正とは必ずしも交互に行われる必要はなく、一方のみが複数回繰り返されるようにしても良い。
図11は、第2実施形態におけるチルト補正に係る制御フローチャートを示す。図11に示すステップS101〜S108の処理は、第1実施形態(図7)とほぼ同様である。但
し、ステップS108に続くステップS109Aにおいて、演算部16は、フラグの状態に応じて補正チルト量を転送する。すなわち、フラグがオフであれば、補正チルト量がDRAユニット142のDRA制御部へ転送され、フラグがオンであれば、補正チルト量がアンプユニット112の制御部20へ転送される。
その後、ステップS110Aにおいて、DRAユニット142又はVOA22によるチルト補正が行われる。従って、図11に示すステップS102におけるILAノードでのチルト補正は、次のようになる。一巡目のS102では、ILAノード210に設定された初期設定値(デフォルト値)に従って、VOA33によるチルト補正が行われる。二巡目のS102では、OADMノード140から通知された補正チルト量に基づいてDRAユニット212を用いたチルト補正が行われる。三巡目のS102では、OADMノード140から通知された補正チルト量に基づいてアンプユニット201を用いたチルト補正が行われる。
なお、ILAノード210が、OADMノード140からの1回のチルト補正量通知に基づき、DRAユニット212によるチルト補正と、アンプユニット201によるチルト補正との双方を行うように構成しても良い。すなわち、ILAノード210がOADMノード140からのチルト補正量を受け取ると、次にチルト補正量の通知を受け取るまでの間に、DRAユニット212によるチルト補正を所定時間行った後、アンプユニット201によるチルト補正が所定時間行われるようにしても良い。
〈第2実施形態の作用及び効果〉
第1実施形態では、OADMノード100の受信部(演算部16)でチルト量を計算し、アンプ数(中継アンプ(ILAノード)数+1)で割ったものを補正量としている。これに対し、図9に示したように、各OADMノードにDRA(Distributed Raman Amplifier)を搭載し、同様の計算を行うことでチルト補正を行うこともできる。この場合、第1実施形態と同様の式を使い、各ノードの補正量を計算する。
具体的には、第1実施形態と同様の以下の式を用いる。
(1)短波長帯域平均レベルCHAve1[dBm] =
(CHaモニタ値+CHbモニタ値+…+CHgモニタ値)/計算対象CH数
(例えば、CHaはCH1で、CHgはCH(m/2)である)
(2)長波長帯域平均レベルCHAve2[dBm] =
(CHtモニタ値+…+CHyモニタ値+…+CHzモニタ値)/計算対象CH数
(例えば、CHはCH(m/2)+1で、CHzはCHmである)
(3)各ノードの補正量[dB] = チルト初期値[dB] /(OADMノード間のILAノート゛数+1)
受信側のOADMノード140では、各ILAノード210の補正量に基づき、DRA励起光をDRAユニット142のDRA制御部で制御する。自ノード内のDRAPumpLD(DRAユニット142)の制御に基づくチルト補正を行っても、チルト補正が不足する(チルトが十分に除去できない)場合には、ILAノード210及び受信側のOADMノード140で第1実施形態と同様の制御を行うのが好ましい。このように、DRAユニット212によるチルト補正の結果に応じてアンプユニット201によるチルト補正が行われるようにしても良い。
このようにして、適正なチルト補正がILAノード及び受信側のDRAを搭載したOADMノードで実行されることによって、EDFAの入力レベルが増加することによるOSNR改善、及び受信されるWDM信号のOSNRを適正にすることができ、WDM信号の伝送特性の向上を図ることができる。
なお、演算部16は、ILAノード140へのチルト補正量の計算・通知を行う前に、DRAユニット142によるチルト補正を行い、このチルト補正によってもチルト量が閾値内に収まらないときに、ILAノードに係るチルト補正量の計算・通知を行うようにしても良い。また、第2実施形態において、DRAユニット212を有するILAノード140が適用された例を示したが、ILAノード140の代わりに第1実施形態で説明したILAノード200が適用されても良い。逆に、第1実施形態のOADMノード100に対して、第2実施形態で説明したILAノード210が適用されても良い。
〔第3実施形態〕
第1実施形態では、OADMノード100の受信部(演算部16)でチルト量を計算し、アンプ数(中継アンプ(ILAノード)数+1)で割ったものを補正量としている。これに対し、各OADMノードにスペクトラムアナライザを搭載し、同様の計算を行うことでチルト補正を行うこともできる。この場合、第1実施形態と同様の式を使い、各ノードの補正量を計算する。
具体的には、第1実施形態と同様の以下の式を用いる。
(1)短波長帯域平均レベルCHAve1[dBm] =
(CHaモニタ値+CHbモニタ値+…+CHgモニタ値)/計算対象CH数
(例えば、CHaはCH1で、CHgはCH(m/2)である)
(2)長波長帯域平均レベルCHAve2[dBm] =
(CHtモニタ値+…+CHyモニタ値+…+CHzモニタ値)/計算対象CH数
(例えば、CHはCH(m/2)+1で、CHzはCHmである)
(3)各ノードの補正量[dB] = チルト初期値[dB] /(OADMノード間のILA数+1)
図12は、本発明の第3実施形態におけるOADMノード(スペクトラムアナライザが適用されたOADMノード)の構成例を示す図である。図12に示すOADMノード130は、上り方向のWDM信号に係る第1ユニットに関する構成が、図3に示したOADMノード100と以下の点で異なっている。
即ち、分波器13と各受信器15との間におけるCPL118が省略されている代わりに、光スプリッタ12と分波器13との間にCPL131が挿入されている。CPL131から分岐するWDM信号の一方は、スペクトラムアナライザ132に入力される。スペクトラムアナライザ132は、WDM信号中の各波長に対する光パワーレベルを測定し、その測定結果を演算部16に入力する。このため、波長毎のモニタPD14がOADMノード130から省略されている。
演算部16は、スペクトラムアナライザ132での各波長のパワーレベルの測定結果に基づき、第1実施形態で説明した手法を用いて、チルト補正を行う。以上の点を除き、OADMノード130の構成は、OADMノード100(図3)と同じである。このようなOADMノード130を適用しても、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
以上説明した第1〜第3実施形態における構成は、本発明の目的を逸脱しない範囲で適宜組み合わせることができる。
〈その他〉
上述した実施形態は、以下の発明を開示する。以下の発明は、本発明の目的を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜組み合わせることができる。
(付記1)1以上の光増幅器(200)を経て到達する波長多重信号を受信する受信部(112)と、
前記受信部で受信された波長多重信号の各波長の光パワーレベルを測定する測定部(14)と、
前記測定部の測定結果に基づいて算出される前記波長多重信号のチルト量が適正か否かを判定する判定部(16)と、
前記波長多重信号のチルト量が適正でない場合に、前記1以上の光増幅器で実行されるチルト補正処理にて適用すべきチルト補正量を算出する演算部(16)と、
前記チルト補正量を前記1以上の光増幅器へ通知する通知部(18)と
を含む光伝送装置(100)。(1)(図1,図2,図3,図7)
(付記2)前記測定部は、前記波長多重信号中の各波長の光パワーレベルを測定する複数のモニタ受光器(14)を含む付記1記載の光伝送装置。(図3)
(付記3)前記測定部は、前記波長多重信号中の各波長の光パワーレベルを測定するスペクトラムアナライザ(132)を含む付記1記載の光伝送装置。(図9)
(付記4)前記演算部(16)は、前記波長多重信号のチルト量から、前記1以上の光増幅器の夫々において適用すべきチルト補正量を算出する付記1〜3のいずれかに記載の光伝送装置。(2)(図3,図7)
(付記5)前記通知部(18)は、前記チルト補正量をOSC(Optical Supervisory Channel)を用いて前記1以上の光増幅器(200)に転送する付記1〜4のいずれかに記載の光伝送装置。(3)(図3,図7)
(付記6)前記受信部(112)は、この受信部で受信される波長多重信号に対するチルト補正を行う可変光減衰器(22)と、前記チルト補正量に応じた制御量で前記可変光減衰器を制御する制御部(20)とを含む付記1〜5のいずれかに記載の光伝送装置。(図3,図7)
(付記7)前記受信部で受信される波長多重信号に対するチルト補正を行うDRAポンプレーザと、前記チルト補正量に応じた制御量で前記DRAポンプレーザを制御するレーザ制御部をさらに含む付記6に記載の光伝送装置。(図9)
(付記8)光伝送装置(100A,100B)間を結ぶ波長多重信号の伝送路上に配置される光増幅器(200)であって、
受信側の光伝送装置(100B)で受信された波長多重信号に基づき算出されたチルト補正量を受信する受信部(30)と、
前記光増幅器で受信される波長多重信号に対するチルト補正を行う可変光減衰器(33)と、
前記チルト補正量に応じた制御量で前記可変光減衰器を制御する制御部(31)と
を含む光増幅器(200)。(4)(図1,図2,図4)
(付記9) 光伝送装置間を結ぶ波長多重信号の伝送路上に配置される光増幅器であって、
受信側の光伝送装置で受信された波長多重信号に基づき算出されたチルト補正量を受信する受信部と、
前記光増幅器で受信される波長多重信号に対するチルト補正を行う可変光減衰器と、
前記チルト補正量に応じた制御量で前記可変光減衰器を制御する制御部と、
前記光増幅器で受信される波長多重信号に対する増幅とチルト補正を行うDRA(Distr
ibuted Raman Amplifier )Pumpレーザーと、前記増幅量とチルト補正量に応じた制御量で前記DRAPumpレーザーを制御するレーザー制御部と
を含む光増幅器。(5) (図10)
図1は、本発明を適用可能な光伝送システム(リニア構成)の例を示す図である。 図2は、本発明を適用可能な光伝送システム(リング構成)の例を示す図である。 図3は、図1及び図2に示した光伝送システムで適用可能なOADMノード(光信号送受信装置)の構成例を示す図である。 図4は、図1及び図2に示した光伝送システムで適用可能なILAノード(中継装置)の構成例を示す図である。 図5は、受信側のOADMノードでモニタされた波長毎の光パワーレベルを格納したテーブルの例を示す表である。 図6は、チルト補正量計算に用いられるシステム構成情報(ネットワーク構成情報)の例を示す表である。 図7は、チルト補正処理の例を示す制御フローチャートである。 図8は、図7に示したチルト補正処理で実行される短波長帯域及び長波長帯域のグルーピング処理の例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の第2実施形態に係るOADMノード(DRAが適用された場合)の構成例を示す図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係るILAノード(DRAが適用された場合)の構成例を示す図である。 図11は、第2実施形態におけるチルト補正処理の例を示すフローチャートである。 図12は、本発明の第3実施形態に係るOADMノード(スペクトラムアナライザが適用された場合)の構成例を示す図である。
符号の説明
100,130・・・OADMノード(光伝送装置、光伝送ノード)
101,119・・・送信器(送信機)
102,121・・・合波器
103・・・送信アンプ
104・・・受信アンプ
13,105,111,204・・・分波器
15,106・・・受信器(受信機)
107・・・合分波/光スイッチ
11A,11B,19A,19B,34,35・・・伝送路(光ファイバ)
12・・・光スプリッタ(分光器)
14・・・モニタPD
16・・・演算部
17・・・装置制御機
18,30,32・・・OSC処理部(通知部,受信部)
20,31・・・制御部
22,33・・・VOA
36,116,117,202,205,・・・光増幅器(EDFA)
118,120・・・CPL(光カプラ)
112,201・・・アンプユニット(アンプ制御部、受信部)
141,211・・・合波器
142,212・・・DRAポンプLD及び制御部(DRAポンプレーザ、レーザ制御部)200・・・ILAノード(中継装置、中継ノード、光増幅器)

Claims (5)

  1. 1以上の光増幅器を経て到達する波長多重信号を受信する受信部と、
    前記受信部で受信された波長多重信号の各波長の光パワーレベルを測定する測定部と、
    前記測定部の測定結果に基づいて算出される前記波長多重信号のチルト量が適正か否かを判定する判定部と、
    前記波長多重信号のチルト量が適正でない場合に、前記1以上の光増幅器で実行されるチルト補正処理にて適用すべきチルト補正量を算出する演算部と、
    前記チルト補正量を前記1以上の光増幅器へ通知する通知部と
    を含む光伝送装置。
  2. 前記演算部は、前記波長多重信号のチルト量から、前記1以上の光増幅器の夫々において適用すべきチルト補正量を算出する請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記通知部は、前記チルト補正量をOSC(Optical Supervisory Channel)を用いて前記1以上の光増幅器に転送する請求項1又は2に記載の光伝送装置。
  4. 光伝送装置間を結ぶ波長多重信号の伝送路上に配置される光増幅器であって、
    受信側の光伝送装置で受信された波長多重信号に基づき算出されたチルト補正量を受信する受信部と、
    前記光増幅器で受信される波長多重信号に対するチルト補正を行う可変光減衰器と、
    前記チルト補正量に応じた制御量で前記可変光減衰器を制御する制御部と、
    を含む光増幅器。
  5. 光伝送装置間を結ぶ波長多重信号の伝送路上に配置される光増幅器であって、
    受信側の光伝送装置で受信された波長多重信号に基づき算出されたチルト補正量を受信する受信部と、
    前記光増幅器で受信される波長多重信号に対するチルト補正を行う可変光減衰器と、
    前記チルト補正量に応じた制御量で前記可変光減衰器を制御する制御部と、
    前記光増幅器で受信される波長多重信号に対する増幅とチルト補正を行うDRA(Distributed Raman Amplifier )ポンプレーザと、
    前記増幅量とチルト補正量に応じた制御量で前記DRAポンプレーザを制御するレーザ制御部と
    を含む光増幅器。
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