JP2009017380A - 録画再生制御回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタル放送の録画再生装置において、録画中にエラーが生じてもそれまでに記録した録画データの保存および再生を可能とする機能を有する録画再生制御回路を提供する。
【解決手段】デジタル放送を受信するための選局部103と、録画ファイルを記録する録画ファイル記録部108と、録画ファイルを再生したものまたはデジタル放送を出力する表示部110および音声出力部112とを有する録画再生装置における録画再生制御回路2000であって、デジタル放送から録画ファイルを生成する機能と、録画ファイルを再生して表示部110および音声出力部112に出力する機能とを有し、デジタル放送から録画ファイルを生成する際は、複数の録画ファイルに分割した分割録画単位ファイルとして生成し、録画ファイルを再生する際は、前記分割録画単位ファイルを連結して再生することを特徴とする録画再生制御回路。
【選択図】図20
【解決手段】デジタル放送を受信するための選局部103と、録画ファイルを記録する録画ファイル記録部108と、録画ファイルを再生したものまたはデジタル放送を出力する表示部110および音声出力部112とを有する録画再生装置における録画再生制御回路2000であって、デジタル放送から録画ファイルを生成する機能と、録画ファイルを再生して表示部110および音声出力部112に出力する機能とを有し、デジタル放送から録画ファイルを生成する際は、複数の録画ファイルに分割した分割録画単位ファイルとして生成し、録画ファイルを再生する際は、前記分割録画単位ファイルを連結して再生することを特徴とする録画再生制御回路。
【選択図】図20
Description
本発明は、デジタル放送を受信録画し、再生を行なう録画再生装置および録画再生装置における制御回路に適用して有効な技術に関するものである。
デジタル放送を受信し録画する録画装置(一般的にレコーダと呼ばれている)では、デジタル放送であるMPEG−TS(Motion Picture Experts Group - Transport Stream)をそのまま(圧縮したまま)録画したり、録画したファイルを再生したりすることができる。また、1個の長時間録画ファイルを生成後、パソコン等により複数の録画ファイルに分割することは、一般的に行われている。
なお、長時間のアナログ放送連続録画の際に、映像音声データを複数個のタイトルに分割して録画し、タイトルを再生する例としては、特開2003−244613号公報(特許文献1)に開示されている映像データ記録再生方法などがある。
特開2003−244613号公報
デジタル放送を録画し、録画したファイルを再生する録画再生装置においては、録画中に何らかのエラーで失敗した場合、管理情報が書き込めないことから全ての録画データが無効となってしまう。これは、例えば長時間録画していて終了直前で失敗した場合であっても、それまで正常に記録していた録画データ全てが無効となることを意味し、ユーザの損失は非常に大きい。
そこで本発明の目的は、デジタル放送の録画再生装置において、録画中にエラーが生じてもそれまでに正常に記録した録画データの保存および再生を可能とする機能を有する録画再生制御回路を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、デジタル放送を受信するための選局部と、該選局部で受信したデジタル放送から生成された録画ファイルを記録する録画ファイル記録部と、該録画ファイル記録部に記録している録画ファイルを再生したものまたは前記選局部で受信したデジタル放送を出力する表示部および音声出力部とを有する録画再生装置における録画再生制御回路であって、前記選局部で受信したデジタル放送から録画ファイルを生成する機能と、前記録画ファイル記録部に記録されている録画ファイルを再生して前記表示部および前記音声出力部に出力する機能とを有し、前記選局部で受信したデジタル放送から録画ファイルを生成する際は、複数の録画ファイルに分割した分割録画単位ファイルとして生成し、前記録画ファイル記録部に記録されている録画ファイルを再生する際は、前記分割録画単位ファイルを連結して再生することを特徴とするものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、デジタル放送の録画再生装置において、録画中にエラーが生じてもエラー発生時までに正しく記録した録画データを保存し、再生することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<実施の形態1>
以下では、デジタル放送を受信録画し、再生を行なう録画再生装置の例として、デジタル放送受信機能付き携帯端末について説明する。ここでの携帯端末は、ユーザが保持する形態のものだけに限られず、例えば自動車に搭載する車載用途の携帯端末なども含むものである。
以下では、デジタル放送を受信録画し、再生を行なう録画再生装置の例として、デジタル放送受信機能付き携帯端末について説明する。ここでの携帯端末は、ユーザが保持する形態のものだけに限られず、例えば自動車に搭載する車載用途の携帯端末なども含むものである。
図1は、本発明の実施の形態1であるデジタル放送受信機能付き携帯端末100(以下「携帯端末100」と省略して記載する場合がある)の内部構成の一例を示す概略ブロック図である。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)等により構成され、携帯端末100全体の制御を行なう。操作部102は、番号キーやファンクションキーを含む複数のキー等から構成され、ユーザ(視聴者)からの指示を受け付ける。
選局部103は、放送用受信アンテナ104を介して受信したデジタル放送を選局するためのチューナであり、受信したデジタル放送の信号を復調し、デジタルデータを出力する。無線通信部105は、通信用送受信アンテナ106を介して、CDMA(Code Division Multiple Access)等の無線通信を行なうモデムである。
制御部101の動作プログラム等を保存する記憶部107と、受信したデジタル放送番組を録画保存する録画ファイル記録部108は、それぞれ別のRAM(Random Access Memory)等のメモリであっても良いし、1つのメモリの中に記憶部107と録画ファイル記録部108を混在させても良い。さらに、メモリカードなどの取り外し可能な外部記憶媒体を用いるようにしても良い。例えば、録画ファイル記録部108を外部記憶媒体とし、記憶部107をRAMで構成するようにしても良い。録画ファイル記録部108を外部記憶媒体とし、複数の媒体を取り替えて用いることができるようにすることにより、多くのデジタル放送番組データを録画することが出来る。
映像復号部109は、圧縮された映像データを復号するデコーダであり、表示部110は、映像復号部109で復号された映像を表示する液晶モニタ等のディスプレイである。音声復号部111は、圧縮された音声データを復号するデコーダであり、音声出力部112は、音声復号部111で復号された音声を出力するスピーカやイヤホン端子等である。
なお、表示部110を、ユーザがペンや指を用いてディスプレイの画面に触れることにより、文字や数字、ユーザ指示を入力することができるタッチパネル方式にしても良い。これにより、ユーザは、使用状況や入力する情報に応じて、入力手段として操作部102と表示部110とを使い分けることができる。また、携帯端末100を小型化するために、操作部102を省略することもできる。
デジタル放送を放送用受信アンテナ104及び選局部103を介して受信すると、記憶部107に一時保存する。一時保存されたデジタル放送データは、制御部101の制御により、圧縮映像データと圧縮音声データとに分離される。圧縮映像データは、映像復号部109にて復号され、表示部110に表示される。また、圧縮音声データは、音声復号部111にて復号され、音声出力部112にて音声として出力される。
内部タイマ113は、本実施の形態における携帯端末100の基本クロックである27MHzのクロックをカウントするタイマであり、デジタル放送の放送局とデジタル放送を受信する携帯端末100との同期や、表示する映像データと出力する音声データとの同期等に使用される。
受信したデジタル放送番組を録画する場合は、デジタル放送のデジタルデータ(TSフォーマット)を録画ファイル記録部108に保存する。
通信用送受信アンテナ106および無線通信部105を介して受信したデジタルデータは、制御部101の制御により、メール等の文字データと通話等の音声データに分離される。メール等の文字データは表示部110にて表示され、通話等の音声データは、音声出力部112にて音声として出力される。また、制御部101の制御により、記憶部107等に保存されたデータを読み出し、無線通信部105および通信用送受信アンテナ106を介してデジタルデータとして送信する。デジタル放送の番組表である電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)等も、この通信用送受信アンテナ106および無線通信部105を利用して入手する。
なお、図1および以降の図においては、映像と音声のデータについてのみ記載しており、字幕とPCR(Program Clock Reference)については省略している。
図2は、本実施の形態によるデジタル放送受信機能付き携帯端末100における、デジタル放送受信視聴時のデータの流れを示すブロック図である。デジタル放送は、放送用受信アンテナ104を介して受信し、選局部(チューナ)103にて選局される。選局されたデジタル放送は、TS(Transfer Stream)フォーマットのまま、記憶部107内のTSバッファ201に一時保存される。
TSバッファ201に一時保存されたTSデータは、制御部101内のTSデータを分離するデマルチプレクス部であるDEMUX部202により、映像データのPES(Packetized Elementary Stream:パケット化ストリーム)と音声データのPESとに分離され、映像データのPESは、記憶部107内の映像ESバッファ203に、音声データのPESは、記憶107内の音声ESバッファ204にそれぞれ格納される。映像ESバッファ203に格納された映像データは、映像復号部109で復号され、表示部110で表示される。音声ESバッファ204に格納された音声データは、音声復号部111で復号され、音声出力部112から音声として出力される。
携帯端末向けのデジタル放送である1セグ放送の映像圧縮符号化は、H.264規格(MPEG-4 part10 AVC/H.264:国際標準化機構/国際電気技術委員会(ISO/IEC)の動画専門家グループ(MPEG)と国際電気通信連合(ITU)の動画符号化専門家グループ(VCEG)との間で共同開発された高度な符号化及び復号化技術)に基づいており、IDR(Instantaneous Decoder Refresh:デコード復号動作の瞬時リフレッシュ)のイントラピクチャ(画面内符号化のピクチャ)からのみ正しく復号できるようになっている。
このIDR画像の情報(ファイル先頭からの位置情報やPTS(Presentation Time Stamp:再生タイムスタンプ)情報等)は、録画ファイルを途中から再生する際の重要な情報になっており、シーク等の特殊再生を行う場合に必要な情報である。本実施の形態では、デジタル放送の受信開始時から、このIDR情報を記憶部107内のIDR情報保存部205に順次保存している。
IDR情報保存部205に保存する情報は、IDR画像を含むアクセス・ユニットであるIDRアクセス・ユニットに関する情報であり、ファイル先頭からのTSパケット番号、PTS情報、ファイル先頭からの経過時間、IDR画像を表示するのに必要なTSパケット数等から構成されている。
受信したデジタル放送を録画する場合は、IDR情報保存部205の中から対象の録画データに有効なIDR画像の情報(ファイル先頭からの位置情報等)も併せて録画ファイル記録部108に保存する。
図3は、本実施の形態における分割録画処理の手順を示したフローチャートである。この分割録画処理は、対象のデジタル放送が選局部103において選局され、当該デジタル放送のMPEG−TSが制御部101にて解析可能な状態であることを前提とする。
分割録画処理を開始すると(ステップ301)、まず各バッファ等のメモリ確保、内部タイマ113の設定、TSバッファ201の書き込みポインタの設定、TSバッファ201の読み出しポインタの設定等の初期設定(ステップ302)を行なう。次に後述する分割録画開始準備処理(ステップ303)では、デジタル放送を受信開始して表示部110に表示すると共に、いつ録画開始が行われても対応できるように録画開始の準備を行なう。
次にステップ304にて、録画開始の判断を行う。ユーザ指示もしくは予約録画時の録画開始時刻による録画が開始されない場合は、前述の分割録画開始準備処理(ステップ303)を継続する。ユーザ指示もしくは予約録画時の録画開始時刻による録画が開始された場合は、後述する分割録画開始処理(ステップ305)で録画開始のための処理を行う。
次にステップ306にて、分割録画開始処理(ステップ305)でエラーが発生したかどうかを判断する。エラーが無いと判断した場合は、後述する分割録画中処理(ステップ307)に移行する。次にステップ308にて分割録画中処理(ステップ307)でエラーが発生したかどうかを判断する。エラーが無いと判断した場合は、ステップ309にて録画終了の判断を行う。
ステップ309で、ユーザ指示もしくは予約録画時の録画終了時刻による録画が終了されない場合は、後述する分割録画継続処理(ステップ310)を行い、分割録画中処理(ステップ307)に戻って処理を継続する。ユーザ指示もしくは予約録画時の録画終了時刻による録画が終了した場合は、後述する分割録画終了処理(ステップ311)に移行する。
次にステップ312にて、分割録画終了処理(ステップ311)でエラーが発生したかどうかを判断する。エラーが無いと判断した場合は、分割録画処理を終了する(ステップ313)。ステップ306、ステップ308、ステップ312のいずれかにおいてエラーが有ると判断した場合は、個々の処理に対応したエラー処理を行ない(ステップ314)、分割録画処理を終了する(ステップ313)。
図4は、図3における分割録画開始準備処理(ステップ303)の手順を示したフローチャートである。分割録画開始準備処理を開始すると(ステップ401)、デジタル放送であるTSパケットを取得し(ステップ402)、TSバッファ201に保存する(ステップ403)。TSパケットが保存されたら、TSバッファ201への書き込みポインタを更新し(ステップ404)、次のTSパケットの取得に備える。
次にステップ405にて、取得したTSパケットのデータがIDR画像であるかどうかを判断する。取得したTSパケットのデータがIDR画像でない場合は、分割録画開始準備処理を終了する(ステップ406)。取得したTSパケットのデータがIDR画像である場合は、IDR画像の位置情報等からなるIDR情報をIDR情報保存部205に保存し(ステップ407)、分割録画開始準備処理を終了する(ステップ406)。
図5は、図3における分割録画開始処理(ステップ305)の手順を示したフローチャートである。分割録画開始処理を開始すると(ステップ501)、まずステップ502にて、録画を分割する単位となる時間およびサイズの指定値が有るかどうかを判断する。分割録画の単位指定値が何も無い場合、録画開始エラー処理(ステップ514)へ移行する。分割録画の単位指定値が有る場合、ステップ503に移行し、単位指定値として時間が指定されているかどうかを判断する。
ステップ503で、単位指定値として時間が指定されている場合は、指定された時間を分割録画の単位ファイル時間として設定し(ステップ504)、時間が指定されていない場合は、分割録画の単位ファイル時間として0秒を設定する(ステップ505)。本実施の形態における携帯端末100では、単位ファイル時間として1200秒を指定するものとする。
次にステップ506にて、単位指定値としてサイズが指定されているかどうかを判断する。分割録画の単位指定値としてサイズが指定されている場合は、指定されたサイズを分割録画の単位ファイルサイズとして設定し(ステップ507)、サイズが指定されていない場合は、分割録画の単位ファイルサイズとして0バイトを設定する(ステップ508)。本実施の形態における携帯端末100では、単位ファイルサイズとして、96000バイトを指定するものとする。
その後、表示部110に現在表示されている画像を表示するために必要となるIDR画像の情報を、IDR情報保存部205に保存されているIDR情報の中から遡って検索し(ステップ509)、ステップ510にて、IDR情報保存部205に保存されているIDR情報の中に該当するIDR情報が存在したかどうかを判断する。
ステップ510で、該当するIDR情報が存在した場合は、そのIDR情報の中から位置情報を抽出し、TSバッファ201の読み出しポインタを設定する(ステップ511)。これにより、録画ファイル(第1の分割録画単位ファイル)の先頭はIDR画像となり、当該録画ファイルは、IDR画像から再生開始することができることになる。その後、第1のファイル群(第1の分割録画単位ファイル(File_1.ts)、第1のタイムサーチ管理ファイル(File_1.inf))をオープンし(ステップ512)、分割録画開始処理を終了する(ステップ513)。
分割録画の単位指定値として、単位ファイル時間と単位ファイルサイズの両方が設定されている場合、いずれかの条件に到達した時点で分割録画単位ファイルを新たに生成する。これにより、分割録画の単位ファイルサイズのみ設定した場合に比べて、例えば弱電界等によりデジタル放送が不完全に受信され、TSパケットの抜けが発生したことにより録画ファイルサイズが増えない場合であっても、指定した単位ファイル時間の経過により、その時点までの分割録画単位ファイルを生成できるという効果がある。
ステップ502での分割録画の単位指定値の有無判定で、いずれの単位指定値も指定されていなかった場合、またはステップ510で、該当するIDR情報が存在しなかった場合は、録画開始エラー処理(ステップ514)にて録画開始エラーを設定し、分割録画開始処理を終了する(ステップ513)。なお、ステップ502の分割録画の単位指定値の有無判定で、いずれの単位指定値も指定されていなかった場合、分割録画の単位に制限が無いものとして取り扱うこともできる。この場合は、結果的に分割されない1個の録画ファイルを生成することと等価である。
図6は、図3における分割録画中処理(ステップ307)の手順を示したフローチャートである。分割録画中処理を開始すると(ステップ601)、まず後述する単位ファイル記録処理(ステップ602)を行なう。次に、後述する単位ファイル終了点仮決定処理(ステップ603)を行い、その後、ステップ604にて単位ファイル仮終了点の有無の判定を行なう。
ステップ604で、分割録画ファイル中に単位ファイル仮終了点が無い場合は単位ファイル記録処理(ステップ602)に戻って処理を継続し、単位ファイル仮終了点が有る場合はステップ605に移行する。ステップ605では、内部タイマ113に所定時間を設定し、所定時間経過後に後述する単位ファイル終了点決定処理(ステップ606)に移行する。単位ファイル終了点決定処理(ステップ606)では分割録画ファイルの終了位置を決定し、その後、分割録画中処理を終了する(ステップ607)。
図7は、図6における単位ファイル記録処理(ステップ602)の手順を示したフローチャートである。単位ファイル記録処理を開始すると(ステップ701)、まずデジタル放送が受信できたかどうかを判断する(ステップ702)。デジタル放送が受信できなかった場合は、単位ファイル記録処理を終了する(ステップ708)。デジタル放送が受信できた場合は、当該デジタル放送のTSパケットを取得し(ステップ703)、TSバッファ201に保存する(ステップ704)。
TSバッファ201にTSパケットが保存されたら、保存したTSパケットを分割録画単位ファイル(File_1.ts)に記録し(ステップ705)、次のTSパケットの取得に備えるため、TSバッファ201への書き込みポインタを更新する(ステップ706)。次に、ステップ707にて、取得したTSパケットのデータがIDR画像であるかどうかを判断する。取得したTSパケットのデータがIDR画像でない場合は、単位ファイル記録処理を終了する(ステップ708)。取得したTSパケットのデータがIDR画像であった場合は、IDR画像の位置情報等からなるIDR情報をIDR情報保存部205に保存し(ステップ709)、単位ファイル記録処理を終了する(ステップ708)。
図8は、図6における単位ファイル終了点仮決定処理(ステップ603)の手順を示したフローチャートである。単位ファイル終了点仮決定処理を開始すると(ステップ801)、まず、ステップ802にて分割録画の単位ファイル時間に到達したかどうかを判断する。分割録画の単位ファイル時間に達していた場合は、単位ファイル終了点を仮決定して(ステップ803)、単位ファイル終了点仮決定処理を終了する(ステップ804)。分割録画の単位ファイル時間に達していなければ、ステップ805にて分割録画の単位ファイルサイズに到達しているかどうかを判断する。
ステップ805で、分割録画の単位ファイルサイズに到達している場合は、分割録画の単位ファイル時間に到達した場合と同様に、単位ファイル終了点を仮決定して(ステップ803)、単位ファイル終了点仮決定処理を終了する(ステップ804)。分割録画の単位ファイルサイズにも到達していなければ、分割録画ファイルは時間・サイズ共に設定した値に到達していないため、仮終了点未定として(ステップ806)、単位ファイル終了点仮決定処理を終了する(ステップ804)。
図9は、図6における単位ファイル終了点決定処理(ステップ606)の手順を示したフローチャートである。単位ファイル終了点決定処理を開始すると(ステップ901)、まず、ステップ902にて、図6のステップ605で内部タイマ113に設定された所定時間内に取得したTSパケットにIDR画像が有るかどうかを判断する。
ステップ902で、所定時間内にIDR画像が有ると判断した場合は、当該IDR画像の直前までのTSパケットを、対象の分割録画単位ファイル(対象の分割録画単位ファイルが第1の分割録画単位ファイルの場合は、ファイル名File_1.ts(TSパケットのファイル))の終了点として決定する。
さらに当該IDR画像の開始位置を、継続する新たな分割録画単位ファイル(対象の分割録画単位ファイルが第1の分割録画単位ファイルの場合は、継続する新たな分割録画単位ファイルは、第2の分割録画単位ファイルであるので、ファイル名File_2.ts)の先頭として決定し(ステップ903)、その後、単位ファイル終了点決定処理を終了する(ステップ904)。これにより、第2の分割録画単位ファイルの先頭はIDR画像となり、IDR画像から再生開始することができることになる。
ステップ902で、所定時間内にIDR画像が無いと判断した場合は、所定時間終了時点までのTSパケットを、対象の分割録画単位ファイル(対象の分割録画単位ファイルが第1の分割録画単位ファイルの場合は、ファイル名File_1.ts)の終了点として決定する。さらに所定時間終了時点の位置を、継続する新たな分割録画単位ファイル(対象の分割録画単位ファイルが第1の分割録画単位ファイルの場合は、継続する新たな分割録画単位ファイルは、第2の分割録画単位ファイルであるので、ファイル名File_2.ts)の先頭として決定し(ステップ905)、その後、単位ファイル終了点決定処理を終了する(ステップ904)。
なお、本実施の形態における携帯端末100では、前記所定時間として7秒を設定している。内訳は、1セグ放送(地上波デジタルテレビ放送)のIDR画像の最大間隔である5秒+TSパケット受信時点からPTSまでの時間である1.5秒+余裕時間の0.5秒である。
図10は、図3における分割録画継続処理(ステップ310)の手順を示したフローチャートである。分割録画継続処理を開始すると(ステップ1001)、対象の分割録画単位ファイル(対象の分割録画単位ファイルが第1の分割録画単位ファイルの場合は、ファイル名File_1.ts)に、TSパケット(録画データ)を記録する(ステップ1002)。次に、対象の分割録画単位ファイルに含まれるIDR情報を、タイムサーチポイントとしてタイムサーチ管理ファイル(対象の分割録画単位ファイルが第1の分割録画単位ファイルの場合は、ファイル名File_1.inf)に記録する(ステップ1003)。
ここで、第1のタイムサーチ管理ファイルFile_1.infの具体的なデータの例を図16(a)に示す。先頭行は、第1のタイムサーチ管理ファイルFile_1.inf内におけるタイムサーチポイント(IDR画像)の登録数(4バイト)を示しており、タイムサーチポイントは3つあるため値は3と設定している。
次の2行は、タイムサーチポイント1としての開始物理アドレス(4バイト)、およびファイル先頭からのタイムサーチポイント時間(秒)(4バイト)を示している。タイムサーチポイント1は、物理アドレス1000から開始され、第1のタイムサーチ管理ファイルFile_1.inf内の最初のタイムサーチポイント(先頭)であるため、録画開始からのタイムサーチポイント時間である0(秒)を設定している。
次の2行は、タイムサーチポイント2を示しており、物理アドレス25570にあり、録画開始から315秒経過した時点のIDR画像のタイムサーチポイントを登録したことを示している。同様に、次の2行は、タイムサーチポイント3を示しており、物理アドレス46240にあり、録画開始から580秒経過した時点のIDR画像のタイムサーチポイントを登録したことを示している。
ステップ1003で第1のタイムサーチ管理ファイルFile_1.infに登録した後、ファイル順管理ファイルFile.odrをオープンして、当該ファイルに対象の分割録画単位ファイルの情報を追加記録する(ステップ1004)。
ここで、この時点におけるファイル順管理ファイルFile.odrの具体的なデータの例を図17(a)に示す。ファイル順管理ファイルFile.odrには、再生時のファイル順序とその情報が記載されている。先頭行は、ファイル順管理ファイルFile.odr内に登録されている総ファイル数(4バイト)を示しており、最初の登録(1個のファイル)であるため値は1と設定している。
次の3行にファイル情報が登録されており、分割録画単位ファイルのファイル名(8バイト)、およびそのファイルの開始物理アドレス(4バイト)、さらに分割録画単位ファイルの再生持続時間(秒)(4バイト)が登録される。第1の分割録画単位ファイルは、ファイル名がFile_1.tsであり、物理アドレス1000から開始され、再生持続時間は1200秒の録画ファイルであることを示している。
File_1.tsは、再生持続時間が1200秒の分割録画単位ファイルであることから、単位ファイル時間(単位ファイル時間指定値1200秒)で分割録画された分割録画単位ファイルであることが分かる。弱電界等により、デジタル放送が不完全に受信された場合、TSパケットの抜けが発生し、録画データ量が分割録画の単位ファイルサイズに到達するより先に時間が経過し、単位ファイル時間に先に到達する。
なお、本実施の形態における携帯端末100では、前述したように分割録画単位ファイルを終了する際に図6のステップ605において、IDR画像を取得するために7秒間処理を継続するため、再生持続時間は実際には単位ファイル時間に最大7秒加算した値となるが、説明を簡単にするためここでは加算せず簡略化している。
ここまでに記録した複数のファイル(第1の分割録画単位ファイル:File_1.ts、第1のタイムサーチ管理ファイル:File_1.inf、ファイル順管理ファイル:File.odr)を第1のファイル群として、これらファイル群をクローズする(ステップ1005)。その後、継続する分割録画についての新たな第2のファイル群(第2の分割録画の単位ファイル(File_2.ts)、および第2のタイムサーチ管理ファイル(File_2.inf))をオープンして(ステップ1006)、分割録画継続処理を終了する(ステップ1007)。
ここまでの一連の処理が分割録画単位ファイルの生成処理となり、図3のステップ309において、ユーザもしくは予約録画時の録画終了時刻による録画終了の判断がされない限り、ステップ307〜ステップ310の処理が繰り返されて第2の分割録画単位ファイルFile_2.ts、第3の分割録画単位ファイルFile_3.ts…というように順次分割録画単位ファイルが生成される。
ここで、第2のタイムサーチ管理ファイルFile_2.infにおける具体的なデータの例を図16(b)に示す。先頭行は、第2のタイムサーチ管理ファイルFile_2.inf内におけるIDR画像のタイムサーチポイントの登録数(4バイト)を示しており、タイムサーチポイントは4つあるため値は4と設定している。
次の2行は、タイムサーチポイント1としての開始物理アドレス(4バイト)、およびファイル先頭からのタイムサーチポイント時間(秒)(4バイト)を示している。タイムサーチポイント1は、物理アドレス65000から開始され、第2のタイムサーチ管理ファイルFile_2.inf内の最初のタイムサーチポイント(先頭)であるため、録画開始からのタイムサーチポイント時間である0(秒)を設定している。
次の2行は、タイムサーチポイント2を示しており、物理アドレス86216にあり、録画開始から272秒経過した時点のIDR画像のタイムサーチポイントを登録したことを示している。同様に、次の2行は、タイムサーチポイント3を示しており、物理アドレス104234にあり、録画開始から503秒経過した時点のIDR画像のタイムサーチポイントを登録したことを示している。同様に、次の2行は、タイムサーチポイント4を示しており、物理アドレス129818にあり、録画開始から831秒経過した時点のIDR画像のタイムサーチポイントを登録したことを示している。
次に、この時点における、第2の分割録画単位ファイルと、第2のタイムサーチ管理ファイルまでに対応したファイル順管理ファイルFile.odrの具体的なデータの例を図17(b)に示す。分割録画処理が2順目以降の場合、ファイル順管理ファイルFile.odrには第1の分割録画単位ファイルの情報に加えて、継続する分割録画についての分割録画単位ファイルの情報が順次追加登録される。
1行目において、総ファイル数は新たにファイル情報が追加される為、2に更新される。次の3行の第1の分割録画単位ファイルの情報の後に情報が登録され、続く3行で第2の分割録画単位ファイルの情報として、分割録画単位ファイルのファイル名(8バイト)、およびそのファイルの開始物理アドレス(4バイト)、さらに分割録画単位ファイルの再生持続時間(秒)(4バイト)が登録される。第2の分割録画単位ファイルは、ファイル名がFile_2.tsであり、物理アドレス65000から開始され、再生持続時間は900秒の録画ファイルであることを示している。
File_2.tsは、再生持続時間が900秒の分割録画単位ファイルであることから、単位ファイルサイズ(単位ファイルサイズ指定値96000バイト)で分割録画された分割録画単位ファイルであることが分かる。なお、前述したように本実施の形態における携帯端末100では、再生持続時間は実際には単位ファイル時間に最大7秒加算した値となるが、説明を簡単にするためここでは加算せず簡略化している。
さらに、第3のタイムサーチ管理ファイルFile_3.infにおける具体的なデータの例を図16(c)に示す。先頭行は、第3のタイムサーチ管理ファイルFile_3.inf内におけるIDR画像のタイムサーチポイントの登録数(4バイト)を示しており、タイムサーチポイントは2つあるため値は2と設定している。
次の2行は、タイムサーチポイント1としての開始物理アドレス(4バイト)、およびファイル先頭からのタイムサーチポイント時間(秒)(4バイト)を示している。タイムサーチポイント1は、物理アドレス161000から開始され、第3のタイムサーチ管理ファイルFile_3.inf内の最初のタイムサーチポイント(先頭)であるため、録画開始からのタイムサーチポイント時間である0(秒)を設定している。次の2行は、タイムサーチポイント2を示しており、物理アドレス180812にあり、録画開始から254秒経過した時点のIDR画像のタイムサーチポイントを登録したことを示している。
次に、この時点における、第3の分割録画単位ファイルと、第3のタイムサーチ管理ファイルまでに対応したファイル順管理ファイルFile.odrの具体的なデータの例を図17(c)に示す。分割録画処理が3順目となり、1行目の総ファイル数は3に更新される。
次の3行の第1の分割録画単位ファイルの情報および次の3行の第2の分割録画単位ファイルの情報の後に情報が追加登録され、続く3行で第3の分割録画単位ファイルの情報として、分割録画単位ファイルのファイル名(8バイト)、およびそのファイルの開始物理アドレス(4バイト)、さらに分割録画単位ファイルの再生持続時間(秒)(4バイト)が登録される。第3の分割録画単位ファイルは、ファイル名がFile_3.tsであり、物理アドレス161000から開始され、再生持続時間は300秒の録画ファイルであることを示している。
File_3.tsは、再生持続時間およびファイルサイズが単位ファイル時間でも単位ファイルサイズでもなく、ユーザからの録画終了指示により終了していることが分かる。なお、ファイルサイズについては、例えば、第2の分割録画単位ファイルのサイズの場合は、File_2.ts自体のサイズ、もしくは、ファイルの物理アドレスが連続している場合は、第2の分割録画単位ファイルの開始物理アドレスと第3の分割録画単位ファイルの開始物理アドレスとの差分から算出できる。
図11は、図3における分割録画終了処理(ステップ311)の手順を示したフローチャートである。分割録画終了処理は、ステップ1105のファイル群のクローズまで、図10の分割録画継続処理と同じ手順を行って終了する。つまり継続する新たなファイル群をオープンしないため、図10のステップ1006が実行されずに終了するフローチャート図と等価となる。
分割録画終了処理を開始すると(ステップ1101)、対象の分割録画単位ファイル(対象の分割録画単位ファイルが第nの分割録画単位ファイルの場合は、ファイル名File_n.ts)に、TSパケット(録画データ)を記録する(ステップ1102)。次に、対象の分割録画単位ファイルに含まれるIDR情報を、タイムサーチ管理ファイル(対象の分割録画単位ファイルが第nの分割録画単位ファイルの場合は、ファイル名File_n.inf)に記録する(ステップ1103)。
ステップ1103で第nのタイムサーチ管理ファイルFile_n.infに登録した後、ファイル順管理ファイルFile.odrをオープンして、当該ファイルに対象の分割録画単位ファイルの情報を追加記録する(ステップ1104)。ここまでに記録した複数のファイル(分割録画単位ファイル:File_n.ts、タイムサーチ管理ファイル:File_n.inf、ファイル順管理ファイル:File.odr)を第nのファイル群として、これらファイル群をクローズし(ステップ1105)、分割録画終了処理を終了する(ステップ1106)。
図12は、録画されたファイルの再生処理の手順を示したフローチャートである。再生処理を開始すると(ステップ1201)、まず再生を個々の分割録画単位ファイルの再生で行うか、分割録画単位ファイルの連結再生で行うかを選択するファイル再生選択処理(ステップ1202)を行なう。
次に、ステップ1203で、分割録画単位ファイルの連結再生が選択されたかどうかを判断する。分割録画単位ファイルの連結再生を選択しない場合は、選択した個々の分割録画単位ファイルそれぞれについて後述する単位ファイル単独再生処理(ステップ1204)を行なって、その後終了する(ステップ1205)。分割録画単位ファイルの連結再生を選択した場合は、後述する単位ファイル連結再生処理(ステップ1206)を行なって、その後終了する(ステップ1205)。
ステップ1202での選択処理は、例えば図13に示すような表示画面を表示部110に表示することによって、任意の分割録画単位ファイルの再生か、分割録画単位ファイルの連結再生(ALL)かを、カーソル移動もしくは数字指定によりユーザに選択させるような構成などが考えられる。
図18は、図13に示す画面によって選択された内容と、分割録画単位ファイルの再生方法との対応関係の例について示した図である。図18の例では、キー番号0を入力すると、再生対象は全ての分割録画単位ファイルとなる。その際に読み込む管理ファイルは、ファイル再生順序を示すファイル順管理ファイル(File.odr)、タイムサーチ管理ファイル(File_1.inf、File_2.inf、File_3.inf)であり、第1の分割録画単位ファイル、第2の分割録画単位ファイル、第3の分割録画単位ファイルの連結再生を行なう。
また、キー番号1、2、3を入力すると、各分割録画単位ファイルの単独再生となり、キー番号1を入力すると第1のタイムサーチ管理ファイル(File_1.inf)を読込み、第1の分割録画単位ファイル(File_1.ts)のみの再生を行なう。キー番号2、3を入力した場合も同様に、対応する分割録画単位ファイルの単独再生を行なう。
図14は、図12における単位ファイル単独再生処理(ステップ1204)の手順を示したフローチャートである。単位ファイル単独再生処理を開始すると(ステップ1401)、指定された分割録画単位ファイルのデータを読み込み(ステップ1402)、その後、指定された分割録画単位ファイルの再生を行なう(ステップ1403)。
次に、ステップ1404で、指定された分割録画単位ファイルの全ての再生が終了したかどうかの判断を行ない、再生が終了していない場合はステップ1402に戻り、分割録画単位ファイルの読み込みと再生を継続する。指定された分割録画単位ファイルの全ての再生が終了した場合は、単位ファイル単独再生処理を終了する(ステップ1405)。正常にデジタル放送を受信している状態では、分割録画単位ファイルは全てIDR画像から開始することになるので、分割録画単位ファイルを単独で再生した場合、ファイルの先頭から再生することができる。
図15は、図12における単位ファイル連結再生処理(ステップ1206)の手順を示したフローチャートである。分割録画単位ファイルの連結再生を行う場合、再生開始に先立って、各分割録画のタイムサーチ管理ファイルの内容を連結して、等価的に1個のタイムサーチ管理ファイルとしておく。図19は、各分割録画のタイムサーチ管理ファイルを連結し、1個のタイムサーチ管理ファイルと等価な内容とした例を示した図である。
図19は、分割録画単位ファイルの連結再生時におけるIDR画像のタイムサーチポイントの情報を示している。ファイル順管理ファイル(File.odr)に登録されている複数の分割録画単位ファイルを結合した1つの録画ファイルと見なして再生するため、開始物理アドレスは変わらないが、ファイル先頭からの再生時間の値は更新される。例えば、第2の分割録画単位ファイルの再生時間は、第1の分割録画単位ファイルの再生持続時間1200秒分が加算された値に更新され、第3の分割録画単位ファイルの再生時間は、第1の分割録画単位ファイルと第2の分割録画単位ファイルの再生持続時間の合計である2100秒分が加算された値に更新される。
これにより、複数の分割録画単位ファイルをまたがったタイムサーチが容易となり、ユーザに対して、複数の分割録画単位ファイルが結合した大きな単独録画ファイルと等価の動作環境を提供することが可能となる。
図15において、単位ファイル連結再生処理を開始すると(ステップ1501)、それぞれの分割録画単位ファイルを連続して再生させるため、ファイル順管理ファイルの読み込み(ステップ1502)を行なう。次に、対象となる分割録画単位ファイルのデータを読み込み(ステップ1503)、対象となる分割録画単位ファイルの再生(ステップ1504)を行なう。
次に、ステップ1505では、対象となる分割録画単位ファイルの再生が終了に近づいたかどうかを判断する。対象となる分割録画単位ファイルの再生が終了に近づいていない場合はステップ1503に戻り、分割録画単位ファイルの読み込みと再生を継続する。対象となる分割録画単位ファイルの再生が終了に近づいている場合は、ステップ1506で、継続する分割録画単位ファイルが有るかどうかの判断を行なう。
ステップ1506で、継続する分割録画単位ファイルが有る場合は、さらにステップ1507で、継続する分割録画単位ファイルが既に読み込み(先読み)済みであるかどうかの判定を行ない、先読みされていない場合は、継続する分割録画単位ファイルの先読み(ステップ1508)を行なう。
ステップ1506で、継続する分割録画単位ファイルが無い場合は、ステップ1509で、対象となる分割録画単位ファイルの再生が終了したかどうかの判定を行ない、再生が終了していない場合はステップ1503に戻り、対象となる分割録画単位ファイルのデータ読み込みと再生を継続する。対象となる分割録画単位ファイルの再生が終了した場合は、さらにステップ1510で、全ての分割録画単位ファイルの再生が終了したかどうかの判定を行なう。
ステップ1510で、全ての分割録画単位ファイルの再生が終了していない場合は、継続する分割録画単位ファイルを、対象とする分割録画単位ファイルに設定し(ステップ1511)、その後ステップ1503に戻り、対象となる分割録画単位ファイルのデータ読み込みと再生を継続する。全ての分割録画単位ファイルの再生が終了した場合は、単位ファイル連結再生処理を終了する(ステップ1512)。
本実施の形態では、分割録画単位ファイルを連結再生する場合、ファイル順管理ファイル(File.odr)の内容に従って、個々の分割録画単位ファイルを順次再生していく方式をとっているが、事前に対象の分割録画単位ファイルについても連結して1つの録画ファイルとしてから再生する方式をとることも可能である。
以上に説明したように、本実施の形態による録画再生装置によれば、デジタル放送を所定の間隔で自動的に分割録画することにより、録画中にエラーが生じた場合であってもエラー発生時までに正常に記録された録画データを保存し、再生することが可能となる。また、ファイル順管理ファイル(File.odr)を利用することにより、複数の録画ファイルをあたかも1つの録画ファイルであるかのように途切れることなく連続して再生することが可能となる。
なお、本実施の形態では、録画再生装置の例として携帯端末100について説明しているが、据置型の固定受信装置でも本発明が適用できることは自明である。また、デジタル放送には、地上波によるデジタル放送や、人工衛星を介したデジタル放送があるが、無線によるデジタル放送であることについては同じであり、同様に本発明を適用することができる。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2は、実施の形態1で説明したようなデジタル放送の分割録画および再生の一連の処理を行う機能を独立した制御回路として提供するものである。このような制御回路をIC化して提供することなどが考えられる。
本発明の実施の形態2は、実施の形態1で説明したようなデジタル放送の分割録画および再生の一連の処理を行う機能を独立した制御回路として提供するものである。このような制御回路をIC化して提供することなどが考えられる。
実施の形態1の図1における制御部101の機能のうち、分割録画および再生の一連の処理を行う機能を、独立した録画再生制御回路とすることが可能である。また、さらに拡張して録画再生装置の他の構成を取り込んで録画再生制御回路とすることも可能である。
図20は、本発明の実施の形態2である録画再生制御回路の構成例を示した図である。図20に示すように、録画再生制御回路2000は、実施の形態1の図1におけるデジタル放送受信機能付き携帯端末100の構成において、制御部101の一部として実装され、映像復号部109、音声復号部111、内部タイマ113、記憶部2001を有する構成となっている。
内部タイマ113は、図20に示すように録画再生制御回路2000の内部に有する構成以外にも、録画再生制御回路2000の外部から取り込む構成であってもよい。また、記憶部2001は、制御部101が利用する記憶部107を利用する構成とすることも可能である。
図21は、本実施の形態による携帯端末100における、デジタル放送受信視聴時のデータの流れを示すブロック図である。データの流れは実施の形態1の図2で示したものと同様であるが、録画再生制御回路2000によって実行される部分を新たに図示している。
以上のように、分割録画および再生の一連の処理を行う機能を録画再生制御回路2000として提供することで、携帯電話、PDAや車載端末などの携帯端末、DVDレコーダーなど、デジタル放送を受信することができる様々な機器について、録画再生制御回路2000を実装することによって、実施の形態1で説明したような録画再生装置を容易に実現することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、デジタル放送を受信録画し、再生を行なう録画再生装置に利用可能である。
100…デジタル放送受信機能付き携帯端末、101…制御部、102…操作部、103…選局部、104…放送用受信アンテナ、105…無線通信部、106…通信用送受信アンテナ、107…記憶部、108…録画ファイル記録部、109…映像復号部、110…表示部、111…音声復号部、112…音声出力部、113…内部タイマ、
201…TSバッファ、202…DEMUX部、203…映像ESバッファ、204…音声ESバッファ、205…IDR情報保存部、
2000…録画再生制御回路、2001…記憶部。
201…TSバッファ、202…DEMUX部、203…映像ESバッファ、204…音声ESバッファ、205…IDR情報保存部、
2000…録画再生制御回路、2001…記憶部。
Claims (7)
- デジタル放送を受信するための選局部と、該選局部で受信したデジタル放送から生成された録画ファイルを記録する録画ファイル記録部と、該録画ファイル記録部に記録している録画ファイルを再生したものまたは前記選局部で受信したデジタル放送を出力する表示部および音声出力部とを有する録画再生装置における録画再生制御回路であって、
前記選局部で受信したデジタル放送から録画ファイルを生成する機能と、前記録画ファイル記録部に記録されている録画ファイルを再生して前記表示部および前記音声出力部に出力する機能とを有し、
前記選局部で受信したデジタル放送から録画ファイルを生成する際は、複数の録画ファイルに分割した分割録画単位ファイルとして生成し、
前記録画ファイル記録部に記録されている録画ファイルを再生する際は、前記分割録画単位ファイルを連結して再生することを特徴とする録画再生制御回路。 - 請求項1記載の録画再生制御回路において、
前記選局部で受信したデジタル放送から前記分割録画単位ファイルを生成する際の分割基準として、単位時間または単位サイズ、またはその両方を指定できることを特徴とする録画再生制御回路。 - 請求項2記載の録画再生制御回路において、
前記分割基準として単位時間と単位サイズの両方を指定した場合、前記録画ファイルがこれら双方の指定値のいずれかに到達した時点で分割して前記分割録画単位ファイルを生成することを特徴とする録画再生制御回路。 - 請求項2または3記載の録画再生制御回路において、
前記選局部で受信したデジタル放送から前記分割録画単位ファイルを生成する際に、前記録画ファイルが分割基準として指定した単位時間または単位サイズに到達した後、所定の時間イントラピクチャの受信を待って該イントラピクチャの開始位置を取得し、該イントラピクチャの開始位置を継続する新たな前記分割録画単位ファイルの先頭とすることを特徴とする録画再生制御回路。 - 請求項1〜4のいずれか1項記載の録画再生制御回路において、
前記選局部で受信したデジタル放送から録画ファイルを生成する際に、生成された複数の前記分割録画単位ファイルについてのファイル順を管理するファイル順管理ファイルを生成し、
前記録画ファイル記録部に記録されている録画ファイルを再生する際に、前記ファイル順管理ファイルに登録されたファイル順に従って前記分割録画単位ファイルを再生することを特徴とする録画再生制御回路。 - 請求項1〜5のいずれか1項記載の録画再生制御回路において、
前記選局部で受信したデジタル放送から録画ファイルを生成する際に、生成された前記分割録画単位ファイル毎に、タイムサーチポイントを登録したタイムサーチ管理ファイルを生成し、
前記録画ファイル記録部に記録されている録画ファイルを再生する際に、前記各分割録画単位ファイルを連結せずに単独で再生可能であることを特徴とする録画再生制御回路。 - 請求項6記載の録画再生制御回路において、
前記録画ファイル記録部に記録されている録画ファイルを再生する際に、前記各分割録画単位ファイル毎に生成された前記タイムサーチ管理ファイルを連結し、連結した前記タイムサーチ管理ファイルに登録されたファイル順に従って前記各分割録画単位ファイルを再生することを特徴とする録画再生制御回路。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020048864A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | コニカミノルタ株式会社 | 撮影制御装置、放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影システム |
-
2007
- 2007-07-06 JP JP2007178661A patent/JP2009017380A/ja not_active Withdrawn
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