JP2009017171A - 放送受信装置、および放送受信装置の制御方法 - Google Patents

放送受信装置、および放送受信装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の技術では、番組内コーナーの開始判断のために画像データや音声データのパターンマッチングという極めて複雑な処理を行っている。そのため、装置の処理負荷が高くなってしまう、という課題がある。また、その処理負荷の高さゆえ装置の演算能力によっては、所望のコーナー開始後、パターンマッチング処理が完了するまでにタイムラグが生じてしまうことも考えられる。
【解決手段】以上の課題を解決するために、本発明は、従来のパターンマッチングのような複雑な処理を実行しなくとも、「ユーザーの選局動作の履歴」と、「その選局動作が実行されるまでのCM枠挿入回数の度数分布」と、を利用して不定期な番組内コーナーが今始まったか否かを判断するための「指数」を算出し、当該判断を実行する機能を備えた放送受信装置を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、その開始時刻が不定期であることが多い番組内コーナーの開始時刻を推定するための技術に関する。
現在、地上波放送に加え、放送/通信衛星(BS/CS)放送やケーブルテレビ放送など、各種放送形態ごとにさまざまな番組が放送されている。つまりユーザーにとっては視聴番組の選択の幅が広がることになり、多様な番組を楽しむことができるようになっている。ところが、番組選択の幅が広がり過ぎてしまったため、ユーザーはどのような番組が放送されているか、あるいは見たい番組がいつ放送予定であるかを把握することが困難になってきている。
また、番組は例えばニュース番組であれば「本日のヘッドライン」、「特集コーナー」、「今日のスポーツの結果」、あるいはドラマであれば「本編」、「予告編」、「おまけのミニコーナー」といった具合に複数の番組内コーナーから構成されていることが多い。そしてユーザーによっては同一番組内であっても「今日のスポーツ結果」や「おまけのミニコーナー」にしか興味が無い、といったこともありうる。
しかし、通常、電子番組表を始めとする番組情報提供媒体には番組単位での開始/終了時刻の情報は掲載されていても、このような番組内コーナー単位での開始/終了時刻の情報は掲載されていない。また、このような番組内コーナーは放送開始時刻が不定であることも多く、そのコーナーが前日「10:30」に始まったからといって今日もその時間に開始されるとは限らない。その結果、結局ユーザーが見たい番組内コーナーを見逃して(録画し損ねて)しまっていた、などの事態も発生している。
そこで、特許文献1では、ユーザーが指定した例えば「今日のスポーツ結果」コーナーの開始フレームにおける特徴的な画像(フレーム中の「今日のスポーツ」のタイトルロゴなど)や、コーナー開始を告げる所定のジングル音声を記憶し、次回以降の放送においてその記憶データを参照パターンとするパターンマッチング処理を実行する。そして番組内コーナーの開始を検出し、ユーザーにそのコーナーの開始を自動で通知したり自動で録画したりするコーナー検出装置に関する技術が開示されている。
特開2004−221984号公報
しかし上記従来の技術では、番組内コーナーの開始判断のために画像データや音声データ(音声波形)のパターンマッチングという極めて複雑な処理を行っている。そのため、装置の処理負荷が高くなってしまう、という課題がある。また、その処理負荷の高さゆえ装置の演算能力によっては、所望のコーナー開始後、パターンマッチング処理が完了するまでにタイムラグが生じてしまうことも考えられる。
以上の課題を解決するために、本発明は、従来のパターンマッチングのような複雑な処理を実行しなくとも、「ユーザーの選局動作の履歴」と、「その選局動作が実行されるまでのCM枠挿入回数の度数分布」と、を利用して不定期な番組内コーナーが今始まったか否かを判断するための「指数」を算出し、当該判断を実行する機能を備えた放送受信装置を提供する。
具体的には、放送選局部と、視聴希望する番組内コーナーが放送される番組などの視聴枠を特定する視聴枠特定部と、視聴枠内で番組内コーナーの開始に応じて選局したと推定する選局動作であって、特定された視聴枠に対する視聴枠外からの選局動作が実行された時刻を番組内コーナーへの選局動作履歴として記録する選局動作履歴記録部と、前記選局動作が実行されるまでにその選局動作により選局された視聴枠内にてCM枠が放送された回数とその頻度の相関を管理するCM枠回数頻度管理部と、選局動作履歴記録部に記録された選局履歴に基づいて番組内コーナーが開始される確率分布を時刻の関数として計算する確率分布計算部と、視聴枠特定部にて特定された視聴枠の時間帯に、放送選局部の少なくとも一のチューナにて特定された視聴枠の受信をするとともに、視聴枠中での現在までのCM枠回数である現在値を計数する現在値計数部と、CM枠回数頻度管理部にて管理されている回数とその頻度の相関とに基づいて、現在値計数部で計数された現在値で番組内コーナーが開始されたと推定できる度合いと、確率分布計算部にて計算された確率分布と、に基づいて番組内コーナーが今始まったと推定するための指数を算出する指数算出部と、算出された指数と所定の閾値とを比較する比較部と、比較結果に応じて放送選局部を制御する制御部と、を有する放送受信装置である。
以上のような構成をとる本発明によって、まず、ユーザーの選局動作時刻の履歴情報を利用して、例えば「履歴でよく選局されることが示される時刻は番組内コーナーの開始時刻である可能性が高い」、といった具合に番組開始後の経過時間に応じた番組内コーナーの開始可能性を示す指数を算出することができる。また、選局動作時刻の履歴を確率分布として計算することで、不定期なコーナー開始時刻のばらつきも考慮した指数とすることができる。
そしてさらに、上記構成によって本発明は、選局動作までに番組に挿入されるCM枠回数の度数分布を利用して前記指数を補正するための重付値(度合い)を算出し指数を補正などすることで、より正確な番組内コーナーの開始時刻の推定を行うことができる。
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。なお、実施例1は、主に請求項1、2、6、7について説明する。また、実施例2は、主に請求項3、8について説明する。また、実施例3は、主に請求項4、9について説明する。また、実施例4は、主に請求項5、10について説明する。
≪実施例1≫
<概要>
本実施例の放送受信装置は、例えばザッピングなどで他のチャンネルを視聴中のユーザーが、チャンネルを合わせた動作(選局動作)を所望の番組内コーナーの開始を受けて行われた動作であると想定する。そこで、その選局動作の行われた時刻に関する履歴を收集し、その履歴情報から番組開始後の経過時間に応じた番組内コーナーの開始可能性を示す指数を算出する機能を備える。
そして、さらに本実施例の放送受信装置は、その指数の正確性を高めるため、前記選局動作までに番組に挿入されるCM枠回数の度数分布を利用して前記指数を補正することを特徴とする。つまり、例えば一般的な番組はコーナーの数が固定であり、かつそのコーナーの間ごとにCMが挿入されることが多い。すなわち、開始時間が不定な番組内コーナーであっても、そのコーナー開始前に挿入されるCM枠の本数(挿入回数)は一定であることが多い。そこで例えば上記CM枠回数の度数分布のうち、4回の出現頻度がその他の回数の出現頻度よりも高ければ、番組内コーナーが開始されるまでに挿入されるCM枠の数は「4回」である可能性が高いと考えることができる。したがって、番組放送中にCM枠が挿入された回数が4回である間の時間帯においては、その指数が高くなるよう補正し、正確な開始時刻の推定を行う、という具合である。
図1および図2は、本実施例の放送受信装置による番組内コーナーの開始時刻推定処理の一例を表す概念図である。まず、例えばユーザーが月曜日から金曜日の22時から23時まで110チャンネルで放送中の「ニュース番組」内の「スポーツコーナー」の放送開始時刻の視聴や録画を希望している。そこで、このユーザーは本実施例の放送受信装置に、所望の番組内コーナーを含む番組を特定するためのこれら情報を登録する。
すると、本実施例の放送受信装置は、その登録情報で特定される番組(以下、登録番組と記載)への選局がなされた時刻をデータベースに格納する。例えば、10月1日は「22時30分」に110チャンネルへのリモコン選局信号を受付けた。また、10月2日には「22時25分」に110チャンネルへのリモコン選局信号を受付けた。すると、その時刻情報を選局動作履歴として、図に示すように選局動作履歴データベースに格納していく、という具合である。
つづいて、本実施例の放送受信装置は、以下のようにしてCM枠回数をカウントしその度数分布をデータベースに格納する。すなわち、チューナを二以上設け、ディスプレイ上に番組を表示するために放送を受信する一のチューナA以外のチューナBでは、登録番組が常時受信されるよう構成する。そして、一のチューナAにおいて登録番組への選局動作が実行されるまで、他のチューナBにおいて受信した放送中に含まれるCM枠の数をカウントし、別のデータベースに格納する。例えば10月1日は「22時30分」のチューナAでの選局動作までに登録番組に挿入されたCM枠は3本とカウントされた。また、10月3日には「22時10分」のチューナAでの選局動作までに登録番組に挿入されたCM枠が1本であるとカウントされた。そして、カウントしたCM枠の挿入回数ごとにその出現頻度をカウントし、CM枠回数の度数分布としてCM枠回数頻度をデータベースに格納する、という具合である。
続いて、図2に示すように、このようにして収集した選局動作履歴データベースに蓄積されている選局動作が実行された時刻の履歴と、CM枠回数頻度データベースに蓄積されているCM枠回数頻度と、などを利用して例えば1分ごとに現在時点において番組内コーナーが開始されるか否かの判定処理を実行する、といった具合である。そして、開始されるとの判定結果が出されると、ディスプレイにメッセージを表示するなどしてユーザーに通知したり、自動で該当チャンネルへの選局を実行したり、自動で録画処理を開始したりすることができる。
<機能的構成>
図3は、本実施例の放送受信装置における機能的構成の一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「放送受信装置」(0300)は、「放送選局部」(0301)と、「視聴枠特定部」(0302)と、「選局動作履歴記録部」(0303)と、「CM枠回数頻度管理部」(0304)と、「確率分布計算部」(0305)と、「現在値計数部」(0306)と、「指数算出部」(0307)と、「比較部」(0308)と、「制御部」(0309)と、を有する。
なお、以下に記載する本装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部やその外部周辺機器用のI/Oポート、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、情報入力に利用されるユーザーインターフェースなどが挙げられる。
またこれらハードウェアやソフトウェアは、主メモリ上に展開したプログラムをCPUで演算処理したり、メモリやハードディスク上に保持されているデータや、インターフェースを介して入力されたデータなどを加工、蓄積、出力処理したり、あるいは各ハードウェア構成部の制御を行ったりするために利用される。また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
「放送選局部」(0301)は、チューナで受信した放送波から所定周波数帯の放送波を取り出す機能を有する。具体的には、例えばユーザーがリモコンや操作パネルで指定したチャンネル信号を受信し、そのチャンネル信号で示される周波数帯の放送波を取り出すための命令をチューナユニットに対し出力する、といった処理を実行する。そして、その命令に従ってチューナユニットにて取り出された放送波が復調、復号化などされ、番組としてディスプレイにて表示されたり、録画装置にて録画されたりする。
「視聴枠特定部」(0302)は、視聴枠を特定する機能を有する。「視聴枠」とは、視聴希望する番組内コーナーが放送される番組などの枠をいい、図4に示すように、例えばチャンネル(放送周波数)情報、および開始時刻情報と終了時刻情報(あるいはいずれかの時刻情報と放送時間情報など)、また放送曜日情報などによって特定することができる。
なお、この視聴枠は「番組」を示す枠には限定されず、例えば複数の番組をまたぐ枠や、番組の途中から途中までの枠などであっても良い。そのような場合には、ユーザーが上記視聴枠を特定するための情報をGUIなどのユーザーインターフェースを利用して入力するよう構成すると良い。また、視聴枠が番組枠と同一であれば、例えば新聞番組欄などに記載されているバーコードや、実施例3で後述するように電子番組表などを利用して上記情報が入力されるよう構成すると良い。
そして、この視聴枠特定部で特定される視聴枠に関して、本実施例の放送受信装置は選局動作履歴やCM枠回数頻度などを収集、蓄積することになる。
「選局動作履歴記録部」(0303)は、選局動作が実行された時刻を番組内コーナーへの選局動作履歴として記録する機能を有する。「選局動作履歴」とは、視聴枠内で番組内コーナーの開始に応じて選局したと推定する選局動作であって、特定された視聴枠に対する視聴枠外からの選局動作の履歴を示す情報をいう。具体的に、例えば前記特定される視聴枠が、「月曜日から金曜日」「22:00から23:00」の「110チャンネル」であった。すると、本実施例の放送受信装置は、その時間帯になると放送選局部の動作や放送選局部を制御するためのリモコン信号受信などの監視を実行する。そして、10月1日の「22:30」に110チャンネル以外のチャンネルから110チャンネルへの選局が放送選局部にて実行されたことを検出し、その時刻を図5に示すようにテーブルデータなどとしてHDDに記録する。そして、続く10月2日、10月3日に関しても同様に同時間帯での放送選局部等の監視を実行し、その選局動作がなされた時刻をHDDに記録し、その履歴情報を生成する、という具合である。
なお、この選局動作の実行時刻の特定は、例えば22:00以前から「110チャンネル」に合わせられていれば、その視聴枠で特定される開始時間「22:00」を選局動作の時刻とするよう構成しても良い。また、前記特定される時間帯の最中に放送受信装置の電源が投入され、その際のデフォルトチャンネルが「110チャンネル」であったならば、その電源投入時刻を選局動作の時刻とするよう構成しても良い。
いずれにせよ、以上のようにして視聴枠で特定される時間帯において、同じく視聴枠で特定されるチャンネルへの選局動作が実行された場合に、その時刻を履歴情報として選局動作履歴記録部にて記録する、という具合である。
そして、例えば「履歴でよく選局されることが示される時刻は番組内コーナーの開始時刻である可能性が高い」と考えられるので、本実施例の放送受信装置は、ここで記録された選局動作履歴を利用して番組開始後の経過時間に応じた番組内コーナーの開始可能性を示す指数を算出することを第一の特徴とする。
なお、選局動作がいわゆる「ザッピング」かどうかを判定するために、選局動作において例えばユーザーが「確認用ボタン」などを押下した場合に選局動作とみなす、などと構成しても良い。あるいは実施例2にて後述するように、ザッピングでは数秒単位で次々と選局動作が実行されるので、連続して一のチャンネルが選局しつづけられている場合に選局動作とみなすよう構成しても良い。
「CM枠回数頻度管理部」(0304)は、前記選局動作が実行されるまでにその選局動作により選局された視聴枠内にてCM枠が放送された回数とその頻度の相関を管理する機能を有する。なお、ここでのCM枠回数のカウントについて、具体的には、本実施例の放送受信装置は2基以上のチューナ備え、以下のような処理によってこの構成要件の機能を実現すると良い。すなわち、まず、一のチューナAを、ディスプレイで表示したり録画装置にて録画したりするための放送波受信用のチューナとして設定する。そして、他方のチューナBでは、視聴枠特定部にて特定される時間帯に、同じく視聴枠特定部で特定されるチャンネルが常時受信されるよう固定制御する。また、このチューナBはリモコン信号などによる制御部の制御は受付けないように構成する。
そして、チューナBでは視聴枠で示される例えば「22:00」以降、固定受信している「110チャンネル」の放送波に含まれるCM枠の数をカウントする。具体的には、例えば、CMはステレオ音声で、番組はモノラル音声や2ヶ国語音声であることが多い。そこで、このような音声フォーマットの違いを検出し受信した放送波がCMか番組かを判断し、CM枠の数のみカウントするよう構成すると良い。その他にも、CMと番組では製作主体が異なることから映像や音声の信号レベルが違う場合が多い。そこで、これら音声レベルや映像レベルの変化を検出し、所定値以上の変化があると判断されればCMが挿入されたと判断しその数をカウントするよう構成すると良い。
そして、もう一方の別のチューナAにて「110チャンネル」への選局が実行されると、前記カウント処理を終了し、そこまでにカウントされた数、例えば「3回」をCM枠回数として図6(a)に示すようにデータベースに格納する。そして、同様に10月2日、3日・・・についても視聴枠の開始から選局動作実行までのCM枠回数をカウントし、その数「3回」「1回」・・・をそれぞれデータベースに格納する。
続いてCM枠回数頻度管理部では、このようにカウントされたCM枠回数の頻度を算出し管理することになる。具体的には、図6(b)に示すように、前記カウントしたCM枠回数を階級とし、その出現頻度を集計する。そして、それによってCM枠回数とその頻度の相関(度数分布)を示すヒストグラムデータを、例えばCM枠回数が「0回」の頻度は「1」、CM枠回数が「1回」の頻度が「4」といった具合に管理する。
ここで、このヒストグラムデータにおいて頻度が最も多いCM枠回数が、ユーザーが所望する番組内コーナーが始まる前までに挿入されるCM枠の回数であると想定することができる。そこで本実施例の放送受信装置では、この頻度の大小に応じた重付値kを算出し、番組内コーナーが今開始したか否かの判定処理に利用することを第二の特徴とする。つまりCM枠回数が0回の場合の重付値k0はヒストグラムで示される出現頻度から「1」、またCM枠回数が1回の重付値k1はその出現頻度から「4」といった具合に算出し、後述するように番組内コーナーが今開始したか否かを判断する指数の補正に利用する。
「確率分布計算部」(0305)は、選局動作履歴記録部(0302)に記録された選局履歴に基づいて番組内コーナーが開始される確率分布を時刻の関数として計算する機能を有する。具体的には、図7(a)に示すように、例えば10月1日における選局動作の時刻が22:30であるので、時刻t=22:30を中心として正規分布となる関数V=V1(t)を算出する。また図7(b)に示すように、別の10月4日における選局動作の時刻が22:42であるので、時刻t=22:42を中心として正規分布となる関数V=V4(t)を算出する。
そして図7(c)に示すように、選局動作履歴で示される時刻ごとにこのような関数を生成し、それらを合成したV=V(t)をコーナー開始時刻の推定のための指数算出に利用する、という具合である。そして、このように選局動作時刻の履歴を確率分布として計算することで、不定期なコーナー開始時刻のばらつきを考慮して、後述する指数を算出することができる。
なお、上記例では確率分布計算部は、選局動作ごとに選局動作時刻を中心とした正規分布を複数の選局動作について重ね合わせて確率分布を計算する正規分布計算手段を有し、時刻の関数として正規分布を利用しているが、もちろん計算される時刻の関数は正規分布によるものには限定されない。選局動作履歴として記録されている時刻の評価値(V)が最大をとるような時刻の関数であれば、どのような確率分布を示す関数が計算されても構わない。
そして、このように算出したV=V(t)や、CM枠回数頻度に応じた重付値kを利用して、以下のように現在時点における指数を算出し、番組内コーナーが今開始されるか否かの判定処理を実行する。なお、以下の処理においては、前記特定される視聴枠の開始(例えば22:00)とともに、1分毎に指数の算出を実行し、番組内コーナーが開始するか否かの判定処理を実行する例について記載する。ただし、もちろん下記処理はそれに限定されず、別の時間間隔での処理実行や、何らかのイベント発生をトリガーとして下記処理を実行するなどの構成であってもよい。
「現在値計数部」(0306)は、視聴枠特定部にて特定された視聴枠の時間帯に、放送選局部の少なくとも一のチューナにて特定された視聴枠の受信をするとともに、視聴枠中での現在までのCM枠回数である現在値を計数する機能を有する。この現在値計数部は、例えば1分など所定間隔で、それまでに挿入されたCM枠をカウントすることで現在値を計数する、という具合である。図8はこの現在値計数部における例えば1分ごとのCM枠の回数をカウントした結果の一例を示す図である。この図にあるように、例えば視聴枠の開始時点「22:00」における挿入CM枠は「0回」、その1分後「22:01」までのCM枠は「0回」、・・・「22:10」までのCM枠は「1回」という具合である。なお、CM枠のカウントは、例えば前記CM枠回数頻度管理部にて記載した処理と同様にして実行するとよい。
そして、この現在値計数部にて現在値が計数されるたび(本例では1分ごと)、次の指数算出部以下の構成による指数算出処理や比較処理が実行され、番組内コーナーが開始されるか否かの判断がなされることになる。
「指数算出部」(0307)は、番組内コーナーが今始まったと推定するための指数を算出する機能を有する。この指数は、CM枠回数頻度管理部にて管理されている回数とその頻度の相関とに基づいて、現在値計数部で計数された現在値で番組内コーナーが開始されたと推定できる度合いと、確率分布計算部にて計算された確率分布と、に基づいて算出される。以下、この指数の算出処理の一例を図説明する。
図9は、この指数算出部での指数算出処理の一例を説明するための図である。まず、この図9(a)は、前記現在値計数部で計数された現在値での「度合い」の決定例を示す。この図9(a)にあるように、22:00時点のCM枠の挿入回数、すなわち現在値は0回である。ここで、図6に示すようにCM枠回数頻度管理部によって、その回数「0回」における頻度は「1」であり、その重付値K0は「1」であることが示される。そこで、この重付値、例えば「K0=1」を「"22:00時点での"番組内コーナーが開始されたと推定できる度合い」として決定する。また、その後時間が経過し22:10になると、こんどは重付値「K10=3」を「"22:10時点での"番組内コーナーが開始されたと推定できる度合い」として決定する、という具合である。
続いて、図9(b)は、上記のように算出された「度合い」と、図7(c)にて示すような確率分布「V=V(t)」を利用した指数算出の一例を示す。この図9(b)にあるように、度合いの算出に利用した現在値を計数した際の時刻が、すなわち現在時刻が例えば22:10であれば、22:10におけるVをV=V(22:10)式を利用して算出する。つづいてその算出されたVに対し、度合い「(K10=)3」を掛け合わせ、その指数値を算出する、という具合である。
このように、まず、ユーザーの選局動作時刻の履歴情報を元にした確率分布の重ね合わせを利用して、例えばザッピングなどを実行中のユーザーが所望の番組内コーナーの開始を受けチャンネルを合わせた時刻を推定するための関数V=V(t)を算出する。そしてさらに、例えば番組は、コーナーの数は固定であり、そのコーナーの間ごとにCMが挿入されることが多い。すなわち、開始時間が不定な番組内コーナーであっても、そのコーナー開始前に挿入されるCM枠の本数(回数)は一定であることが多い。そこでCM枠回数の度数分布を利用して指数の補正をすることで、より正確に現在時点でコーナー開始が今開始されるか否かを判定することができる、という具合である。
「比較部」(0308)は、算出された指数と所定の閾値とを比較する機能を有する。このように比較部において、番組内コーナーが今始まったと推定するための指数が、図10に示すように予めROMなどに格納されている閾値を超えていると演算回路の演算処理によって判断された場合に「番組内コーナーが開始される」との判断結果を出力する、という具合である。なお、閾値は予め定められた固定値以外に、所定の数式から算出される変動値などであっても良い。
「制御部」(0309)は、比較結果に応じて放送選局部(0301)を制御する機能を有する。このように、比較部において「番組内コーナーが開始される」との判断結果が出力されたことを受け、制御部では放送選局部であるチューナに対しチャンネル制御信号を送出し、ユーザーが視聴希望する番組内コーナーが放送されているチャンネルへの選局が実行される、という具合である。また、そのチャンネル制御に加え録画装置に対して録画スタートの制御命令を送出し、自動的に録画が開始されるよう構成してもよい。また、実施例4にて後述するように、チャンネル制御の前に「今日のスポーツ結果(番組内コーナーの登録名など)が始まります」といったメッセージをディスプレイに表示するなどして、ユーザーに対してその開始を通知するよう構成しても良い。
このように本実施例の放送受信装置によって「ユーザーの選局動作の履歴」と、「その選局動作が実行されるまでのCM枠挿入回数の度数分布」と、を利用して不定期な番組内コーナーが今始まったか否かを判断するための「指数」を算出し、当該判断を実行することができる。
<ハードウェア的構成>
図11は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、放送受信装置における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して番組内コーナーが今始まったと推定する処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、放送受信装置は、各種演算処理を行う「CPU(中央演算装置)」(1101)と、「主メモリ」(1102)と、を備えている。選局動作履歴やCM枠回数頻度などを蓄積する「ROM」(1103)や、放送を受信する「チューナ1」(1104)や「チューナ2」(1105)、ユーザーからの入力操作を受付ける「UI(ユーザーインターフェース)」(1106)、また現在時刻などを計時する「内蔵時計」(1107)なども備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
また、「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムをCPUに実行させるために読み出すと同時にそのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「ROM」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
ここで、例えば図示しないディスプレイ上に、視聴枠を特定するため「チャンネル情報」、「開始時刻情報と終了時刻情報」、「放送曜日情報」を入力するための画面が表示される。ユーザーはその入力画面に対して、「UI」から視聴希望の番組内コーナーに係る上記情報を、例えば「110チャンネル」、「22:00から23:00」、「月曜日から金曜日」といった具合に入力する。そして、入力されたデータは視聴枠情報として「主メモリ」のアドレス1に格納され、「UI」の入力キー押下によって、視聴枠情報は「ROM」のアドレス1に蓄積される。
つづいてプログラムは、このように「ROM」に蓄積された視聴枠情報からタスクスケジューラ1を生成する。そして、そのタスクスケジューラ1にしたがって「月曜日から金曜日」の「22:00から23:00」の間に、「チューナ1」の監視処理を実行し、「チューナ1」にて「110チャンネル」への選局動作が実行される時刻を取得する。具体的には、例えば「UI」にて110チャンネルへのリモコン選局信号を受信すると、「内蔵時計」からその信号受信時刻、例えば「22:30」を取得し、「主メモリ」のアドレス2に格納する。そして、ザッピングなどではないことを示す例えば「UI」の確認キー押下によって、その時刻情報が選局動作履歴として「ROM」のアドレス2のDBに格納する。
そして、上記選局動作履歴の取得とともに、本実施例の放送受信装置は以下のようにしてCM枠回数頻度の收集、蓄積も実行する。具体的には、プログラムは、同様に視聴枠情報から別のタスクスケジューラ2を生成する。そして、そのタスクスケジューラ2にしたがって「月曜日から金曜日」の「22:00から23:00」の間に、今度はCM枠回数カウント用の「チューナ2」の監視処理を実行し、「チューナ2」にて固定受信する「110チャンネル」の放送波に含まれるCM枠の数をカウントする。そのカウント方法は、「主メモリ」のアドレス3に代数N=0を格納する。そして例えば、「CPU」の論理演算処理によって受信した放送の音声フォーマットの判断処理を実行する。その判断処理の結果ステレオ音声フォーマットと判断されると、代数Nをカウントアップする。そして、また別の音声フォーマットからステレオ音声フォーマットになった場合に、代数Nをさらにカウントアップしていく。そして、この処理を、もう一方の別のチューナAにて「110チャンネル」への選局が実行されるまで実行する、という具合である。そして、このようにカウントされ「主メモリ」のアドレス3に格納された代数Nを、CM枠回数として「ROM」のアドレス3のDB2に格納する。
つづいて、本実施例の放送受信装置は、DB1に蓄積されている選局動作履歴を利用して、その確率分布を計算する。具体的には、予め定められ「ROM」などに格納されている分布条件にしたがい、「CPU」の演算処理によって各選局動作履歴ごとに図10に示すような正規分布を示す関数V=V1(t)、V=V2(t)、・・・を算出する。そして、この正規分布関数の重ね合わせを「CPU」の演算処理によって算出し、その確率分布を時間の関数として示すV=V(t)を算出する。そして、算出した関数V=V(t)を「ROM」のDB1に蓄積する。
また一方で、本実施例の放送受信装置は、DB2に蓄積されているCM枠回数を利用して、その度数分布を計算する。具体的には、そのCM枠回数を階級として、DB2に蓄積されている回数ごとの出現頻度を「CPU」の演算処理によってカウントする。そして、図6に示すようなCM枠回数とその頻度の相関を示すデータを「ROM」のDB2に蓄積する。
そして、このようにして蓄積された「選局動作履歴に基づく確率分布」と「CM回数枠頻度(度数分布)」とを利用して、本実施例の放送受信装置は以下のようにして番組内コーナーが今始まったか否かを判断する。
まず、「ROM」のアドレス1に格納されている視聴枠情報で示される時間帯「22:00から23:00」になると、「内蔵時計」を利用して例えば1分ごとに現在時刻を「主メモリ」のアドレス5に格納する。そしてその現在時刻における「チューナB」(「110チャンネル」を固定受信するよう制御されているチューナ)でのCM枠受信のカウント処理を、前記同様に実行する。そして例えば10:10を現在時刻としてカウントされたCM枠の回数、すなわち10:10の現在値「1回」が主メモリのアドレス5に格納される。そしてその現在値「1回」をCM枠回数を示すキーとして「ROM」のDB2を検索し、CM枠回数「1回」と相関関係にある頻度「3」が取得される。そして、取得された頻度「3」が重付用の度合いとして「主メモリ」のアドレス6に格納される。なお、この「度合い」は、頻度の値そのままではなく、例えば予め定められた所定の数式や対応テーブルなどを利用して変換された値であっても良い。
つづいて、「ROM」のアドレス2のDB1から、時間の関数V=V(t)を読み出し、「主メモリ」のアドレス7に格納する。そして、アドレス5に格納されている現在時刻をその関数に代入しV=V(10:10)を「CPU」の演算処理によって算出する。そして算出された値Vに、「主メモリ」のアドレス6に格納されている重付値(度合い)を掛け合わせ、指数として「主メモリ」のアドレス8に格納する。そして、「ROM」のアドレス4に保持されている比較用の閾値を「主メモリ」のアドレス9に読み出し、「CPU」の演算処理によって、指数と閾値との大小比較処理を実行する。
その結果、例えば指数が閾値よりも小さければ現時刻では、ユーザーが視聴希望する番組内コーナーはまだ開始されていない、と判断する。一方、指数が閾値よりも大きいとの判断結果が出力されれば、現時刻でユーザーが視聴希望する番組内コーナーが開始される、として、「チューナA」の110チャンネルへの制御命令の出力などが実行される、という具合である。
<処理の流れ>
図12は、本実施例の放送受信装置における、選局動作履歴とCM枠回数頻度の收集処理の概略的な流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
この図にあるように、まず、ユーザー入力などによって取得した情報を利用し視聴枠を特定する(ステップS1201)。つづいて、その特定される視聴枠に関して、選局動作履歴を收集、記録し(ステップS1202)、またCM枠回数頻度の集計、管理を実行する(ステップS1203)。そして、選局動作履歴に基づいて、確率分布を時刻の関数として計算する(ステップS1204)。このようにして、選局動作履歴とCM枠回数頻度の收集が実行される。つづいて、上記処理を図13と図14を用いてさらに詳細に説明する。
図13は、上記選局動作履歴の收集に関する処理の詳細な流れの一例を示すフローチャートである。この図にあるように、視聴枠で特定される登録番組が開始される(ステップS1301)と、チューナにて登録番組を受信中か否か、視聴枠で示される「チャンネル情報」をキーとして判断する(ステップS1302)。ここで登録番組が受信中との判断結果が出力されると、番組開始時刻が選局時刻として取得される(ステップS1303)。
一方、登録番組が受信中ではないとの判断結果が出力されると、放送受信装置は「チューナ」の監視を実行し、番組選局が行われたか(ステップS1304)、またその選局先が登録番組のチャンネルか否かの判断処理を実行する(ステップS1305)。その結果、視聴枠の時間内に登録番組への選局動作が実行されなかったと判断されれば、選局動作履歴は蓄積されない。また、視聴枠の時間内に登録番組への選局動作が実行されれば、その選局動作が実行された選局時刻が取得される。
そして、今度はザッピングか否かを判断するため、その選局が一定時間以上継続されるか否かを判断する(ステップS1306)。その結果、一定時間以上継続されればそれは選局動作履歴として取得される。そして、その選局動作履歴で示される選局時間を中心とした正規分布を算出し(ステップS1307)、今までの履歴から算出された正規分布の重ね合わせを実行する(ステップS1308)。そして、その重ね合わされた時刻の関数を確率分布としてデータベースに登録する(ステップS1309)。そして、視聴枠で特定される登録番組の終了時刻まで上記処理が繰り返される(ステップS1310)、という具合である。
図14は、上記CM枠回数頻度の收集に関する処理の詳細な流れの一例を示すフローチャートである。この図にあるように、視聴枠で特定される登録番組が開始される(ステップS1401)と、「主メモリ」内に代数N=0を、CM枠回数としてセットする(ステップS1402)。つづいて、チューナにて登録番組を受信中か否か、視聴枠で示される「チャンネル情報」をキーとして判断する(ステップS1403)。ここで登録番組が受信中との判断結果が出力されると、CM枠回数を示す「N=0回」となるので、その「0回」における頻度がデータベース内で更新される(ステップS1407)。
一方、登録番組が受信中ではないとの判断結果が出力されると、放送受信装置は「チューナA」の監視を実行し、番組選局が行われたか、またその選局先が登録番組のチャンネルか否かの判断処理を実行する(ステップS1404)。その結果、登録番組への選局動作が実行されなかったと判断されると、別の「チューナB」(視聴枠で特定されるチャンネルを固定受信するよう制御されているチューナ)の監視を実行する。そして、音声フォーマットの違いなどを利用して番組でCM枠が挿入されていることが判断されると、代数NをN+1に更新する(ステップS1405)。その後、各チャンネルを受信可能な「チューナA」の監視によって登録番組の受信があることが判断され、一定時間以上継続してチャンネルが合わせられていることがCPUの演算処理などによって確認される(1406)と、そこまでに更新された代数Nで、その「N回」における頻度がデータベース内で更新される(ステップS1407)。
そして、その更新された頻度をCM枠回数「N回」に対応する重付値kとして更新し(ステップS1408)、登録番組の選局が解除されるか、登録番組が終了するまで上記処理が繰り返される(ステップS1409)、という具合である。
続いて、このようにして收集された「ユーザーの選局動作の履歴」と、「その選局動作が実行されるまでのCM枠回数頻度」と、を利用して不定期な番組内コーナーが今始まったか否かの判断処理が実行される。
図15は、本実施例の放送受信装置における、不定期な番組内コーナーが今始まったか否かの判断処理の概略的な流れの一例を表すフローチャートである。この図にあるように、視聴枠で特定された番組の開始時間となる(ステップS1501)と、視聴枠で示される番組を「チューナB」(視聴枠で特定されるチャンネルを固定受信するよう制御されているチューナ)を利用して、例えば1分ごとに現在時刻までに登録番組に挿入されるCM枠回数を現在値として計数する(ステップS1502)。続いて、前述のように管理されているCM枠回数頻度に基づいて、現在値で番組内コーナーが開始されたと推定できる度合いを算出する(ステップS1503)。そして、その度合いと、前述の確率分布とに基づいて、番組内コーナーが今始まったと推定するための指数を算出する(ステップS1504)。
そして算出した指数と、例えば予め定められている閾値との大小比較処理を実行し(ステップS1505)、例えば指数が閾値以上との判断結果がCPUから出力されれば、番組内コーナーが今始まったと推定されるため、視聴枠で特定されるチャンネルに合わせるよう「チューナA」を制御する制御信号がCPUから放送選局部に対して出力される、という具合である。
図16は、上記番組内コーナーの開始判断処理の詳細な流れの一例を示すフローチャートである。この図にあるように、視聴枠で特定される登録番組が開始される(ステップS1601)と、現在時刻までのCM枠回数を示す代数Nが「主メモリ」上にセットされる。また、(例えば1分ごとの計測される)現在時刻tや、その現在時刻tによって変化する代数Nに応じた重付値kNも同様にセットされる(ステップS1602)。
続いて、例えば現在時刻までのCM枠回数のカウント処理が実行され、そのカウント値が代数Nに代入される(ステップS1603)。そして時刻の関数として確率分布を示すV=V(t)に現在時刻tを代入し、指数値Vが算出される。また、代数Nに対応してCM枠回数頻度データベースにて管理されている頻度の値が、重付値kNとして取得され、指数値Vの補正値として利用(例えばV×kN)される(ステップS1604)。
そして、このように算出されたV×kNと、予め定められた閾値Sとの大小比較処理がCPUの演算処理によって実行される(ステップS1605)。その結果、V×kN≧Sとの判断結果が出力されると、番組内コーナーが今開始されるとして「チューナA」を視聴枠で特定されるチャンネルに合わせるための制御信号を出力したり、ユーザーに対して番組内コーナーの開始を通知する処理を実行したりする(ステップS1606)、という具合である。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の放送受信装置によって「ユーザーの選局動作の履歴」と、「その選局動作が実行されるまでのCM枠挿入回数の度数分布」と、を利用して不定期な番組内コーナーが今始まったか否かを判断するための「指数」を算出し、当該判断を実行することができる。
≪実施例2≫
<概要>
ユーザーがいわゆる「ザッピング」などを行っている最中に登録番組への選局動作を実行した場合、その選局動作によって「視聴枠内で番組内コーナーの開始に応じて選局したと推定する」ことはできない。そこで本実施例の放送受信装置は、このような雑音情報となる選局動作を排除して、「視聴枠内で番組内コーナーの開始に応じて選局したと推定する」ことが可能な選局動作のみ選局動作履歴として蓄積する機能を備えていることを特徴とする。
具体的には、ザッピングなどにおいては通常数秒から数十秒などの短い時間で次の選局動作が実行されることが多い。一方、視聴を希望する番組内コーナーの開始に応じた選局動作である場合、当然、数十秒以上の尺を有する番組内コーナーの終了までチャンネルは固定されたままとなる。
そこで、本実施例の放送受信装置は、例えば図17に示すように登録番組への選局動作が実行された際に、一定時間以上選局が維持されるかをCPUの演算処理によって判断することで、例えば選局動作「001A」や「001B」のように2秒や10秒などで次の選局が実行されればザッピングによるものとして蓄積を実行しない。一方、選局動作「001N」は10分32秒チャンネルが維持されていたため選局動作履歴として蓄積する、といった具合である。
<機能的構成>
図18は、本実施例の放送受信装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「放送受信装置」(1800)は、実施例1を基本として、「放送選局部」(1801)と、「視聴枠特定部」(1802)と、「選局動作履歴記録部」(1803)と、「CM枠回数頻度管理部」(1804)と、「確率分布計算部」(1805)と、「現在値計数部」(1806)と、「指数算出部」(1807)と、「比較部」(1808)と、「制御部」(1809)と、を有する。そして、本実施例の特徴点は、その選局動作履歴記録部が、さらに「判断手段」(1810)と、「条件付記録手段」(1811)と、を有する点である。
「判断手段」(1810)は、選局動作として所定時間以上次の選局動作が実行されないか判断する機能を有する。この判断手段は、具体的には例えば、判断基準となる所定時間をROMなどから取得する。そして次の選局動作、例えば別のチャンネルのリモコン制御信号の受信などを検知するまでソフトウェア/ハードウェアによる計時を実行し、前記取得した基準時間をオーバーするか否か判断処理を実行する、といった具合である。なお、この「所定時間」は、予め設定されていても良いし、ユーザーがUIなどを利用して設定可能に構成されていても良い。また、選局動作履歴として選局が維持されている時間も蓄積することで、その時間の平均値などから自動的に決定されるよう構成しても良い。
「条件付記録手段」(1811)は、判断結果が所定時間以上選局動作が行われないとの判断結果である場合に選局動作履歴として記録する機能を有する。このようにして、ザッピングなどの雑音情報となる選局動作を排除して、「視聴枠内で番組内コーナーの開始に応じて選局したと推定する」ことが可能な選局動作のみ選局動作履歴として蓄積することができる。
<ハードウェア的構成>
図19は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、放送受信装置における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して選局動作の取捨選択処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、放送受信装置は、実施例1同様「CPU」(1901)と、「主メモリ」(1902)と、「ROM」(1903)と、「チューナ1」(1904)及び「チューナ2」(1905)と、「UI」(1906)と、「内蔵時計」(1907)と、を備え、それらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
ここで、「UI」にてリモコンからの選局命令信号を受付けると、「チューナ1」の選局動作が実行される。そして、チューナ1で受信された放送に含まれる番組がディスプレイやスピーカーに出力される。そして、それに加えて本実施例では、「UI」にて受付けた選局命令を「主メモリ」に格納し、「ROM」に格納されている図示しない視聴枠で特定されるチャンネルと同一のチャンネルへの選局命令か否かの判断処理が実行される。そして「CPU」の論理演算処理によって同一であるとの判断結果が出力されると、続いて、その選局動作がザッピングなどの雑音に相当する選局動作か、番組内コーナーの開始を受けての選局動作なのかの判別処理を以下のようにして実行する。
まず、「ROM」のアドレス1に予め保持されている所定時間、例えば「5分」を「主メモリ」のアドレス2に格納する。そしてそれとともに、ソフトウェアや「内蔵時計」などによって、別のチャンネルへの選局命令を受付けるまでの時間を計時する。そして計時された時間を視聴時間として「主メモリ」のアドレス3に格納し、所定時間との大小比較を「CPU」の演算処理によって実行する。そしてその結果、視聴時間が所定時間よりも長いとの判断結果が出力されれば、その選局動作時刻を選局動作履歴として記録するための記録命令を「主メモリ」のアドレス4に格納し、「ROM」の制御回路に対して出力する、という具合である。一方、視聴時間が所定時間よりも短いとの判断結果が出力されれば、その選局動作はザッピングなどで有る可能性が高いので、そのまま破棄する。
<処理の流れ>
図20は、本実施例の放送受信装置における、選局動作を履歴として記録するか否かの取捨選択処理の概略的な流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
この図にあるように、まず、視聴枠で特定される番組(登録番組)が選局されているかを判断する(ステップS2001)。そして、その結果登録番組が選局されているとの判断結果が出力された場合には、時間経過の計測を開始する(ステップS2002)。そして、別の選局動作が実行されるか、登録番組の終了時刻までその計時を続行し(ステップS2003)、その計時された経過時間と、所定時間との大小比較処理をCPUの演算処理などによって実行する(ステップS2004)。その結果、経過時間が所定時間を上回っているとの判断結果が出力されれば、その選局動作は「視聴枠内で番組内コーナーの開始に応じて選局したと推定する」ことが可能な選局動作であるので、選局動作履歴として記録を実行する(ステップS2005)。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例の放送受信装置によって、ザッピングなどの雑音情報となる選局動作を排除して、「視聴枠内で番組内コーナーの開始に応じて選局したと推定する」ことが可能な選局動作のみ選局動作履歴として蓄積することができる。
≪実施例3≫
<概要>
本実施例は、上記実施例を基本として、視聴枠の特定に電子番組表を利用することを特徴とする放送受信装置である。このように電子番組表を利用することで、視聴枠が番組枠と重なるのであれば、その視聴枠を特定するための情報をユーザーが逐一入力するなどの手間を省略することができる。
<機能的構成>
図21は、本実施例の放送受信装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「放送受信装置」(2100)は、実施例1を基本として、「放送選局部」(2101)と、「視聴枠特定部」(2102)と、「選局動作履歴記録部」(2103)と、「CM枠回数頻度管理部」(2104)と、「確率分布計算部」(2105)と、「現在値計数部」(2106)と、「指数算出部」(2107)と、「比較部」(2108)と、「制御部」(2109)と、を有する。また、実施例2を基本として図示しない「判断手段」や「条件付記録手段」を有していても良い。そして、本実施例の特徴点は、その視聴枠特定部が、さらに「電子番組表特定手段」(2110)を有する点である。
「電子番組表特定手段」(2110)は、視聴枠の特定を、電子番組表を用いて番組単位で行う機能を有する。「電子番組表」とは、インターネット配信やデジタル放送波による搬送などで提供されている番組表情報であって、番組ごとにその開始/終了時刻や放送時間、チャンネル情報、また番組名や出演者名などの情報を含む情報である。したがって、ユーザーは電子番組表から例えば番組名を選択入力するだけで、その番組枠に関する開始/終了時刻やチャンネル情報などを本放送受信装置に登録することができる、という具合である。
<処理の流れ>
図22は、本実施例の放送受信装置における、電子番組表を利用した視聴枠の特定処理の概略的な流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
この図にあるように、まずユーザーによる電子番組表の番組指定を受付ける(ステップS2201)、受付けた電子番組表の情報から、その番組の開始/終了時刻情報、チャンネル情報を取得する(ステップS2202)。そして取得した上記情報を利用して、番組(視聴)枠を特定する(ステップS2203)。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例の放送受信装置によって、その視聴枠を特定するための情報をユーザーが逐一入力するなどの手間を省き、電子番組表を利用して視聴枠(番組枠)を簡単に特定することができる。
≪実施例4≫
<概要>
本実施例は、上記各実施例を基本として、番組内コーナーが今始まったと推定するための指数と閾値との比較結果に応じて、例えばディスプレイ上にメッセージを表示するなどしてユーザーに対して番組内コーナーの開始を通知する機能をさらに備えた放送受信装置である。
<機能的構成>
図23は、本実施例の放送受信装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「放送受信装置」(2300)は、実施例1を基本として、「放送選局部」(2301)と、「視聴枠特定部」(2302)と、「選局動作履歴記録部」(2303)と、「CM枠回数頻度管理部」(2304)と、「確率分布計算部」(2305)と、「現在値計数部」(2306)と、「指数算出部」(2307)と、「比較部」(2308)と、「制御部」(2309)と、を有する。また、実施例2や実施例3を基本として図示しない「判断手段」や「条件付記録手段」、あるいは「電子番組表特定手段」を有していても良い。そして、本実施例の特徴点は、放送受信装置が、さらに「開始通知部」(2310)を有する点である。
「開始通知部」(2310)は、比較部での比較結果に応じて、ユーザーに番組内コーナーの開始を通知する機能を有する。この開始通知部での開始の通知は、例えば図24に示すように放送番組を表示するディスプレイ上に、「コーナーが開始されます」といったメッセージを表示したり、あるいは開始の旨を知らせるアイコンを表示したりすることで通知する方法が挙げられる。もちろん、それ以外にも、例えばスピーカーから同様のメッセージなどを自動音声によって出力したり、警告のためのブザー音などを出力したり、あるいはLEDライトを所定の間隔で明滅させたりすることでその開始の旨をユーザーに知らせることができる。
そしてこの通知を受けたユーザーは、所望の番組内コーナーの開始タイミングを知ることができるので、その番組内コーナーが放送されるチャンネルへの選局や録画処理のための命令入力などを実行することができる、という具合である。
<処理の流れ>
図25は、本実施例の放送受信装置における、番組内コーナーの開始をユーザーに通知する処理の概略的な流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
この図にあるように、まず実施例1にて記載したような処理が実行され、指数と閾値との大小比較処理が実行される(ステップS2501)。そしてその比較処理の結果、例えば指数が閾値以上との判断結果がCPUから出力されれば、番組内コーナーが今始まったと推定されるため、ユーザーに対してその旨を知らせるメッセージをディスプレイ上に表示したり、スピーカーで出力したりする(ステップS2502)。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例の放送受信装置によって、ユーザーは、所望の番組内コーナーの開始タイミングを知ることができるので、その番組内コーナーが放送されるチャンネルへの選局や録画処理のための命令入力などを実行することができる。
実施例1の放送受信装置による番組内コーナーの開始時刻推定処理の一例を表す概念図 実施例1の放送受信装置による番組内コーナーの開始時刻推定処理の一例を表す概念図 実施例1の放送受信装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例1の放送受信装置の視聴枠特定部で視聴枠を特定するために利用する情報の一例を表す概念図 実施例1の放送受信装置の選局動作履歴記録部において記録される選局動作履歴の一例を表す概念図 実施例1の放送受信装置のCM枠回数頻度管理部において管理されるCM枠回数とその頻度の一例を表す概念図 実施例1の放送受信装置の確率分布計算部における確率分布計算の一例を表す概念図 実施例1の放送受信装置の現在値計数部における現在値の計数結果の一例を示す図 実施例1の放送受信装置の指数算出部での指数算出処理の一例を説明するための図 実施例1の放送受信装置の比較部における指数と所定の閾値との比較処理の一例を説明するための概念図 実施例1の放送受信装置におけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例1の放送受信装置における、選局動作履歴とCM枠回数頻度の收集処理の概略的な流れの一例を表すフローチャート 実施例1の放送受信装置における、選局動作履歴の收集に関する処理の詳細な流れの一例を示すフローチャート 実施例1の放送受信装置における、CM枠回数頻度の收集に関する処理の詳細な流れの一例を示すフローチャート 実施例1の放送受信装置における、不定期な番組内コーナーが今始まったか否かの判断処理の概略的な流れの一例を表すフローチャート 実施例1の放送受信装置における、番組内コーナーの開始判断処理の詳細な流れの一例を示すフローチャート 実施例2の放送受信装置による選局動作に関する取捨選択処理の一例を表す概念図 実施例2の放送受信装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例2の放送受信装置におけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例2の放送受信装置における、選局動作を履歴として記録するか否かの取捨選択処理の概略的な流れの一例を表すフローチャート 実施例3の放送受信装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例3の放送受信装置における、電子番組表を利用した視聴枠の特定処理の概略的な流れの一例を表すフローチャート 実施例4の放送受信装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例4の放送受信装置の開始通知部における、ユーザーへの番組内コーナー開始を通知する態様の一例を表す概念図 実施例4の放送受信装置における、番組内コーナーの開始をユーザーに通知する処理の概略的な流れの一例を表すフローチャート
符号の説明
0300 放送受信装置
0301 放送選局部
0302 視聴枠特定部
0303 選局動作履歴記録部
0304 CM枠回数頻度管理部
0305 確率分布計算部
0306 現在値計数部
0307 指数算出部
0308 比較部
0309 制御部

Claims (10)

  1. 放送選局部と、
    視聴希望する番組内コーナーが放送される番組などの視聴枠を特定する視聴枠特定部と、
    視聴枠内で番組内コーナーの開始に応じて選局したと推定する選局動作であって、特定された視聴枠に対する視聴枠外からの選局動作が実行された時刻を番組内コーナーへの選局動作履歴として記録する選局動作履歴記録部と、
    前記選局動作が実行されるまでにその選局動作により選局された視聴枠内にてCM枠が放送された回数とその頻度の相関を管理するCM枠回数頻度管理部と、
    選局動作履歴記録部に記録された選局履歴に基づいて番組内コーナーが開始される確率分布を時刻の関数として計算する確率分布計算部と、
    視聴枠特定部にて特定された視聴枠の時間帯に、放送選局部の少なくとも一のチューナにて特定された視聴枠の受信をするとともに、視聴枠中での現在までのCM枠回数である現在値を計数する現在値計数部と、
    CM枠回数頻度管理部にて管理されている回数とその頻度の相関とに基づいて、現在値計数部で計数された現在値で番組内コーナーが開始されたと推定できる度合いと、確率分布計算部にて計算された確率分布と、に基づいて番組内コーナーが今始まったと推定するための指数を算出する指数算出部と、
    算出された指数と所定の閾値とを比較する比較部と、
    比較結果に応じて放送選局部を制御する制御部と、
    を有する放送受信装置。
  2. 確率分布計算部は、
    各選局動作ごとに選局動作時刻を中心とした正規分布を複数の選局動作について重ね合わせて確率分布を計算する正規分布計算手段を有する請求項1に記載の放送受信装置。
  3. 選局動作履歴記録部は、
    選局動作として所定時間以上次の選局動作が実行されないか判断する判断手段と、
    判断結果が所定時間以上選局動作が行われないとの判断結果である場合に選局動作履歴として記録する条件付記録手段と、を有する請求項1又は2に記載の放送受信装置。
  4. 視聴枠特定部は、
    視聴枠の特定を、電子番組表を用いて番組単位で行う電子番組表特定手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載の放送受信装置。
  5. 比較部での比較結果に応じて、ユーザーに番組内コーナーの開始を通知する開始通知部をさらに有する請求項1から4のいずれか一に記載の放送受信装置。
  6. 放送選局部を有する放送受信装置の制御方法であって、
    視聴希望する番組内コーナーが放送される番組などの視聴枠を特定する視聴枠特定ステップと、
    視聴枠内で番組内コーナーの開始に応じて選局したと推定する選局動作であって、特定された視聴枠に対する視聴枠外からの選局動作が実行された時刻を番組内コーナーへの選局動作履歴として記録する選局動作履歴記録ステップと、
    前記選局動作が実行されるまでにCM枠が放送された回数とその頻度の相関を管理するCM枠回数頻度管理ステップと、
    選局動作履歴記録ステップにて記録された選局履歴に基づいて番組内コーナーが開始される確率分布を時刻の関数として計算する確率分布計算ステップと、
    視聴枠特定ステップにて特定された視聴枠の時間帯に、放送選局部の少なくとも一のチューナにて特定された視聴枠の受信をするとともに、視聴枠中での現在までのCM枠回数である現在値を計数する現在値計数ステップと、
    CM枠回数頻度管理ステップにて管理されている回数とその頻度の相関とに基づいて、現在値計数ステップで計数された現在値で番組内コーナーが開始されたと推定できる度合いと、確率分布計算ステップにて計算された確率分布と、に基づいて番組内コーナーが今始まったと推定するための指数を算出する指数算出ステップと、
    算出された指数と所定の閾値とを比較する比較ステップと、
    比較結果に応じて放送選局部を制御する制御ステップと、
    を計算機に実行させる放送受信装置の制御方法。
  7. 確率分布計算ステップにて、
    各選局動作ごとに選局動作時刻を中心とした正規分布を複数の選局動作について重ね合わせて確率分布を計算する正規分布計算ステップをさらに計算機に実行させる請求項6に記載の放送受信装置の制御方法。
  8. 選局動作履歴記録ステップにて、
    選局動作として所定時間以上次の選局動作が実行されないか判断する判断ステップと、
    判断結果が所定時間以上選局動作が行われないとの判断結果である場合に選局動作履歴として記録する条件付記録ステップと、をさらに計算機に実行させる請求項6又は7に記載の放送受信装置の制御方法。
  9. 視聴枠特定ステップにて、
    視聴枠の特定を、電子番組表を用いて番組単位で行う電子番組表特定ステップをさらに計算機に実行させる請求項6から8のいずれか一に記載の放送受信装置の制御方法。
  10. 比較ステップでの比較結果に応じて、ユーザーに番組内コーナーの開始を通知する開始通知ステップをさらに計算機に実行させる請求項6から9のいずれか一に記載の放送受信装置の制御方法。
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