JP2009017028A - 送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】広範囲の送信出力に渡って、低消費電力で動作可能な送信装置を提供する。
【解決手段】直交変調器20と、高出力に対応したポーラ変調用送信回路30と、低出力に対応した直交変調用送信回路40と、直交変調器20、ポーラ変調用送信回路30、直交変調用送信回路40との接続を切り替える第1のスイッチ50および第2のスイッチ60とを備える。上記構成によれば、高出力のためのポーラ変調用送信回路30と低出力のための直交変調用送信回路40とを個別に設け、出力電力に応じて送信回路を切り替える。
【選択図】図2

Description

本発明は、高周波信号の送受信を行う装置に関し、より特定的には、広範囲の出力電力にわたって低消費電力動作を実現する送信装置に関する。
近年、デジタル方式(例えば、UMTS:Universal Mobile Transmission Standard)の携帯電話端末では、高性能化および小型化が重要なキーファクターになっており、その携帯電話端末において、高出力の電力増幅を行う送信装置には、小型、低消費電力、および低歪であることが要求されている。携帯電話端末において、その送信装置が消費する電力は、全体のおよそ1/2以上を占めており、携帯電話端末の通話時間の拡大のためには、送信装置の低消費電力動作が不可欠となっている。
一般的に、送信装置の出力電力は、およそ+27dBmから−50dBmの広範囲にわたっており、特に、出力電力が最大である+27dBm付近で最も消費電力が大きくなるため、この付近の消費電力を抑えることが必要となる。一方で、送信装置の出力電力における使用頻度を示す確率密度(PDF:Probability Density Function)は、比較的低出力である+12dBm付近をピークに+7dBmから+17dBmの範囲で最も高い。+7dBmから+17dBmの範囲での消費電力は、最大出力時に比べてそれほど高くないものの、使用頻度が高いことからこの範囲でも電力消費を低くすることが重要となる。
そこで、送信装置の広範囲な出力において電力消費を低く設定することができる従来の送信装置が、特許文献1で提案されている。特許文献1に記載の送信装置では、高出力時には動作モードをポーラ変調(極性モード)とし、低出力時には動作モードを直交変調(線形モード)に切り替えて動作を行っている。
一般的に、ポーラ変調は、送信装置内にある電力増幅器を飽和状態で使用できるため、電力増幅器は高効率で所望電力を出力可能となり、直交変調で動作する場合に比べ、送信装置の消費電力を低減させることが可能となる。さらに、ポーラ変調は、直交変調の場合に比べ、電力増幅器のデバイスサイズを小さくすることが可能である。そのため、低出力時のみ動作モードを直交変調に切り替えることで、電力増幅器の効率をより高く設定することができる。
図15は、ポーラ変調と直交変調との動作モードの切り替え機能を有した従来の送信装置100の回路図である。図15において、従来の送信装置100は、デジタル要素101内にあるモードセレクタ102と、第1のデジタル―アナログ変換器(DAC)103と、入力端子と電源供給端子とを有する電力増幅器104と、バンドパスフィルタ(BPF)105と、第2のDAC106と、変調増幅器107とで構成される。
図15に示す構成の場合、従来の送信装置100の出力が高出力になる場合には、モードセレクタ102に入力された信号は、位相成分と振幅成分に分離される。位相成分は、第1のDAC103でほぼ一定の振幅を有する位相変調信号に変換され、振幅成分は、第2のDAC106と変調増幅器107とで振幅変調信号に変換される。位相変調信号は電力増幅器104の入力端子に供給され、振幅変調信号は電力増幅器104の電源供給端子に供給され、電力増幅器104で合成される。このように、高出力時には従来の送信装置100はポーラ変調モードで動作する。
一方、従来の送信装置100の出力が低出力になる場合には、モードセレクタ102に入力された信号は、第1のDAC103(入力経路側)で直交変調信号に変換される。第2のDAC106と変調増幅器107(電源供給経路側)とでほぼ一定の振幅レベルを有する電圧が生成される。直交変調信号は電力増幅器104の入力端子に供給され、一定の振幅レベルを有する電圧は電力増幅器104の電源供給端子に供給され、電力増幅器104で合成される。このように、低出力時には従来の送信装置100は直交変調モードで動作する。
従って、高出力時にはポーラ変調モードで動作させ、低出力時には直交変調モードに切り替えて動作させることで、電力増幅器104の効率をより高く設定することができ、送信装置としての消費電力を低減することが可能となる。
特開2005−20696号公報
上述した従来の送信装置100において、電力増幅器104の飽和出力は、高出力時にポーラ変調モードで動作させることによって、直交変調モードで動作させる場合に比べて、およそ+3dB程度下げることが可能である。これは、ポーラ変調モードでのデバイスサイズを直交変調モードでのデバイスサイズに比べて、1/2程度にできることを意味している。
一般的に、電力増幅器は飽和出力付近で最大効率となるため、このデバイスサイズを選択することで高出力時に低消費電力動作が可能となる。ところが、上述した従来の送信装置100の電力増幅器104のデバイスサイズは、高出力時に合わせて設定しているため、低出力時では最大効率を引き出すデバイスサイズになっていない。
例えば、UMTS方式の携帯電話システムでは、送信装置の最大出力が+27dBmであるのに対し、使用頻度の確率の高い低出力は+7〜+17dBmであり、それらの出力電力の比はおよそ1/100〜1/10程度である。最大出力と低出力との電力の差は非常に大きい。従って、送信装置における電力増幅器を出力に応じて最大効率を引き出すためには、送信装置の出力に応じたデバイスサイズを選択する必要がある。つまり、低出力では、少なくとも高出力の場合の1/10の出力電力比になることから、最大効率を引き出すためにはデバイスサイズを高出力の場合に比べて1/10に設定する必要がある。従来の送信装置100では、ポーラ変調モードで動作させることによって、デバイスサイズを直交変調のみで動作する場合に比べて1/2程度にはできているが、出力電力比に応じた最大効率を引き出すには至っていない。よって、従来の送信装置100では、十分な低消費電力動作とはいえない。
さらに、高出力の場合、従来の送信装置100の消費電力のうち、電力増幅器104の消費電力の占める割合は70%程度と非常に高いため、電力増幅器104の高効率動作は極めて重要である。
一方、低出力の場合、従来の送信装置100の消費電力のうち、電力増幅器104の消費電力の占める割合は、高出力の場合に比べ著しく減少し30%程度以下になる。よって、電力増幅器104だけでなく、第1のDAC103、第2のDAC106、および変調増幅器107も従来の送信装置100の消費電力に大きな影響を与えることになる。すなわち、第1のDAC103、第2のDAC106、および変調増幅器107に関しても出力に応じた最大効率を引き出す設定が極めて重要となる。
ところが、第1のDAC103、第2のDAC106、および変調増幅器107は、ポーラ変調モードでの高出力に対応できるような大電力用のデバイスサイズおよび回路構成になっているため、低出力時に直交変調モードに切り替えたとしても十分な消費電力の低減ができない。
図16は、送信装置の出力電力と消費電力との関係を示す図である。最大出力(+27dBm)付近において、ポーラ変調と直交変調とのモード切り替えで動作を行う従来の送信装置100の特性A2(太い破線)は、電力増幅器を飽和状態で使用し、高効率で所望電力を出力可能となるため、直交変調のみで動作を行う送信装置の特性A1(細い破線)に比べ、低消費電力を示している。
しかし、出力電力がおよそ+17dBm以下である低出力時においては、消費電力にそれほど差がない。例えば、携帯電話を基地局から比較的近距離で、かつ電波状態の良好な場所で頻繁に使用した場合、送信装置は+17dBm以下の低出力で動作する。そのような場合、従来の送信装置100を用いたとしても、従来の直交変調のみの送信装置で動作を行う場合と消費電力にそれほど差はなく、携帯電話の通話時間としては大幅な改善にならないという問題がある。
以上により、上述した従来の送信装置100の構成では、送信装置の出力に関わらず、第1のDAC103、電力増幅器104、第2のDAC106、および変調増幅器107が動作するため、これらの能力は最大出力時の能力に合わせて最適化されている。このため、送信装置の出力に応じた各デバイスの最大効率を引き出すことが困難である。特に、低出力時においては、各デバイスを高効率で動作させることができないため、送信装置全体の消費電力を十分に引き下げることができないという問題がある。
それ故に、本発明の目的は、送信装置の出力に関わらず、送信回路の最大効率を引き出すことによって、広範囲の出力にわたって低消費電力を実現できる送信装置を提供することである。
本発明は、送信装置において、送信装置の出力電力の大きさに応じて送信回路を切り替えることに向けられている。本発明の送信装置は、変調信号を生成し、電力増幅する送信装置であって、送信装置の入力信号から変調信号を生成する直交変調器と、直交変調器で生成された変調信号をポーラ変調するポーラ変調用送信回路と、直交変調器で生成された変調信号を送信する直交変調用送信回路と、送信装置の出力電力が高レベルとなる高出力時には、直交変調器の出力とポーラ変調用送信回路の入力とを接続し、送信装置の出力電力が低レベルとなる低出力時には、直交変調器の出力と直交変調用送信回路の入力とを接続する第1のスイッチと、送信装置の出力電力が高レベルとなる高出力時には、ポーラ変調用送信回路の出力と送信装置の出力端子とを接続し、送信装置の出力電力が低レベルとなる低出力時には、直交変調用送信回路の出力と送信装置の出力端子とを接続する第2のスイッチとを備えることによって上記目的を達成する。
本発明の送信装置におけるポーラ変調用送信回路は、直交変調器で生成された変調信号を振幅成分と位相成分とに分離する振幅/位相変換器と、振幅/位相変換器で分離された位相成分をほぼ一定の振幅の位相変調信号に生成する電圧制御発振器と、振幅/位相変換器で分離された振幅成分を振幅変調信号に生成する第1の電源ICと、入力端子が電圧制御発振器の出力に接続され、電源供給端子が第1の電源ICの出力に接続され、電圧制御発振器で生成された位相変調信号と第1の電源ICで生成された振幅変調信号とを合成する第1の電力増幅器とを備える構成である。
本発明の送信装置における直交変調用送信回路は、直交変調器で生成された変調信号を帯域制限するバンドパスフィルタと、一定の電圧を供給する第2の電源ICと、入力端子がバンドパスフィルタの出力に接続され、電源供給端子が第2の電源ICの出力に接続され、バンドパスフィルタで帯域制限された信号と第2の電源ICから供給される一定の電圧とを合成する第2の電力増幅器とを備える構成である。
上記構成により、送信装置の出力電力が高レベルとなる高出力時には、直交変調器で生成された信号は、第1のスイッチを介してポーラ変調用送信回路の振幅/位相変換器へ入力され、振幅成分と位相成分に分離される。位相成分は、電圧制御発振器でほぼ一定の振幅を有する位相変調信号に変換され、振幅成分は、第1の電源ICで振幅変調信号に変換される。位相変調信号は、第1の電力増幅器の入力端子に入力され、振幅変調信号は、第1の電力増幅器の電源供給端子に供給され、第1の電力増幅器で合成される。第1の電力増幅器で合成された信号は、第2のスイッチを介して出力される。このように、高出力時には、本発明に係る送信装置はポーラ変調モードで動作する。
送信装置の出力電力が低出力レベルとなる低出力時には、直交変調器で生成された信号は、第1のスイッチを介して直交変調用送信回路のBPFへ入力される。BPFで帯域制限された信号は、第2の電力増幅器の入力端子に入力され、第2の電源ICで生成された一定電圧が、第2の電力増幅器の電源供給端子に供給され、第2の電力増幅器で合成される。第2の電力増幅器で合成された信号は、第2のスイッチを介して出力される。このように、低出力時には、本発明に係る送信装置は直交変調モードで動作する。
以上により、高出力時には、ポーラ変調用送信回路にてポーラ変調動作を行うので、第1の電力増幅器のデバイスサイズを直交変調の場合に比べ、およそ1/2程度に設定できる。よって、第1の電力増幅器は飽和出力付近で動作可能となるため、第1の電力増幅器の最大効率を引き出すことが可能となり、低消費電力で動作を行うことができる。
一方、低出力時には、低出力のみに対応した直交変調用送信回路にて直交変調動作を行うので、第2の電力増幅器のデバイスサイズを、従来の高出力まで対応が必要であった送信回路の電力増幅器に比べて、小さく設定できる。よって、第2の電力増幅器の最大効率を引き出すことが可能となり、低消費電力で動作を行うことができる。なお、第2の電力増幅器のデバイスサイズは、(低出力/高出力)倍に小さく設定できる。
また、第2の電力増幅器のデバイスサイズを小さくすることで、第2の電源ICの駆動能力を小さく設定できる。このため、第2の電源ICのデバイスサイズの縮小や回路規模の削減ができ、消費電力を必要最小限に抑えることが可能となる。
また、第1のスイッチおよび第2のスイッチによって、ポーラ変調用送信回路および直交変調用送信回路は、直交変調器と接続されていない場合、不要な電力を消費しないように設定する。
上述のように、本発明によれば、送信装置の出力電力の出力に応じて送信回路を切り替えることによって、出力に応じた送信回路の最大効率を引き出すことができる。特に、従来の送信装置では、各デバイスを高出力時に対応した設定にしていたため、低出力時においては、各デバイスを高効率で動作させることができていなかったが、本発明によれば、各デバイスを低出力時に応じて設定できる。よって、広範囲の出力電力にわたって送信装置の消費電力を最小限に抑えることができるため、低消費電力動作の実現が可能となる。
以下、本発明の各実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る送信装置10の回路構成を示す図である。図1において、送信装置10は、直交変調器20と、ポーラ変調用送信回路30と、直交変調用送信回路40と、第1のスイッチ50と、第2のスイッチ60とで構成される。送信装置10の入力端子INは直交変調器20に接続されている。第1のスイッチ50において、入力端子aは直交変調器20の出力に接続され、出力端子bはポーラ変調用送信回路30の入力に接続され、出力端子cは直交変調用送信回路40の入力に接続されている。第2のスイッチ60において、入力端子dはポーラ変調用送信回路30の出力に接続され、入力端子eは直交変調用送信回路40の出力に接続され、出力端子fは送信装置10の出力端子OUTに接続されている。
図2は、図1に示す送信装置10のポーラ変調用送信回路30と直交変調用送信回路40とを詳細に示した図である。ポーラ変調用送信回路30は、第1のスイッチ50の出力端子bと接続された振幅/位相変換器34と、入力端子が振幅/位相変換器34の位相成分の出力端子に接続された電圧制御発振器33と、入力端子が振幅/位相変換器34の振幅成分の出力端子に接続された第1の電源IC32と、入力端子が電圧制御発振器33の出力に接続され、電源供給端子が第1の電源IC32の出力に接続された第1の電力増幅器31とを備える。第1の電力増幅器31の出力は、第2のスイッチ60の入力端子dに接続されている。
直交変調用送信回路40は、第1のスイッチ50の出力端子cと接続されたBPF43と、第2の電源IC42と、入力端子がBPF43の出力に接続され、電源供給端子が第2の電源IC42の出力に接続された第2の電力増幅器41とを備える。第2の電力増幅器41の出力は、第2のスイッチ60の入力端子eに接続されている。
直交変調器20は、送信装置10の入力信号から変調信号を生成する。第1のスイッチ50および第2のスイッチ60は、送信装置10の入力信号に応じて送信装置10の出力電力の高出力または低出力を判断する制御部(図示せず)によって制御される。よって、直交変調器20で生成された変調信号は、送信装置10の出力電力が高レベルとなる高出力時にはポーラ変調用送信回路30で変調され、送信装置10の出力電力が低レベルとなる低出力時には直交変調用送信回路40で増幅され、出力端子OUTへ出力される。以下に、第1のスイッチ50および第2のスイッチ60が、ポーラ変調用送信回路30と直交変調用送信回路40とを切り替えるタイミングについて説明する。
図3は、送信装置10が、出力電力に対してすべてポーラ変調で動作した場合、送信装置10の消費電力に対する、ポーラ変調用送信回路30内の第1の電力増幅器31の消費電力の占める割合を示す図である。出力電力+27dBmでは、その割合は70%と高い。出力電力が+17dBmまで下がるとその割合は30%まで低下し、さらに出力電力が下がるとその割合もさらに低下する。これは、低出力時に、送信装置10がポーラ変調で動作した場合、第1の電力増幅器31は、送信装置10の低消費電力化に対する寄与度が低いことを意味している。よって、低出力時には、ポーラ変調用送信回路30内の第1の電源IC32、電圧制御発振器33、および振幅/位相変換器34の消費電力が無視できなくなる。従って、低出力時には、ポーラ変調用送信回路30全体としての消費電力が大きくなってしまうため、ポーラ変調用送信回路30から直交変調用送信回路40への切り替えが必要となる。
つまり、ポーラ変調用送信回路30と直交変調用送信回路40との切り替えポイントは、送信装置10の消費電力に対するポーラ変調用送信回路30内の第1の電力増幅器31の消費電力の占める割合が30%程度となる点である。なお、切り替えポイントは、使用頻度のピークである出力電力+12dBm付近を避け、使用頻度が少し下がったところ(例えば、出力電力+17dBm)にすることが好ましい。
以上により、出力電力が+17dBm以上の高出力の場合は、第1のスイッチ50は、入力端子aとポーラ変調用送信回路30側の出力端子bとを接続し、第2のスイッチ60は、ポーラ変調用送信回路30側の入力端子dと出力端子fとを接続するように制御される。出力電力が+17dBm未満の低出力の場合は、第1のスイッチ50は、入力端子aと直交変調用送信回路40側の出力端子cとを接続し、第2のスイッチ60は、直交変調用送信回路40側の入力端子eと出力端子fとを接続するように制御される。
図2に示す構成の場合、高出力時には、直交変調器20で生成された信号は、第1のスイッチ50を介してポーラ変調用送信回路30の振幅/位相変換器34へ入力され、振幅成分と位相成分に分離される。位相成分は、電圧制御発振器33でほぼ一定の振幅を有する位相変調信号に変換され、振幅成分は、第1の電源IC32で振幅変調信号に変換される。位相変調信号は、第1の電力増幅器31の入力端子に入力され、振幅変調信号は、第1の電力増幅器31の電源供給端子に供給され、第1の電力増幅器31で合成される。第1の電力増幅器31で合成された信号は、第2のスイッチ60を介して出力される。このように、高出力時には、本実施形態に係る送信装置10はポーラ変調モードで動作する。
低出力時には、直交変調器20で生成された信号は、第1のスイッチ50を介して直交変調用送信回路40のBPF43へ入力され、帯域制限される。BPF43で帯域制限された信号は、第2の電力増幅器41の入力端子に入力され、第2の電源IC42で生成された一定電圧が、第2の電力増幅器41の電源供給端子に供給され、第2の電力増幅器41で合成される。第2の電力増幅器41で合成された信号は、第2のスイッチ60を介して出力される。このように、低出力時には、本実施形態に係る送信装置10は直交変調モードで動作する。
ここで、第1の電力増幅器31と第2の電力増幅器41は同様の回路構成であるが、電力増幅器の飽和出力の大きさによって、デバイスサイズを変えて設定を行っている。本実施形態においては、第1の電力増幅器31のデバイスサイズは、+27dBm(501mW)までの高出力に対応可能となるように設定している。第2の電力増幅器41のデバイスサイズは、第1の電力増幅器31のデバイスサイズの1/5程度に設定する。この理由は、第2の電力増幅器41は、電力増幅器の線形性が求められる直交変調で動作させるため、+17dBm(50.1mW)までの出力に対応するためには、飽和出力を所望出力よりおよそ+3dBm程度高い+20dBm(100mW)に合わせて設定する必要があるためである。
第1の電源IC32と第2の電源IC42においては、上述した第1の電力増幅器31と第2の電力増幅器41とのデバイスサイズに応じた駆動能力を設定している。第1の電源IC32は、第1の電力増幅器31が高出力に対応するため、出力電圧3.5V、電流250mA程度の駆動能力が必要である。それに対して、第2の電源IC42は、第2の電力増幅器41が低出力の対応となるため、出力電圧1.8V、電流100mA程度の駆動能力でよい。以上により、第2の電源IC42のデバイスサイズは、第1の電源IC32のデバイスサイズのおよそ1/5程度に設定することができる。また、第1の電源IC32では、振幅/位相変換器34で分離された入力信号の振幅成分を振幅変調信号に変換するために、オペアンプ等の専用回路が別途必要となるが、第2の電源IC42では一定電圧信号の生成のみを行うため、オペアンプ等の専用回路が不要となる。
上述のように、直交変調用送信回路40は、低出力における送信回路として、最適なデバイスサイズの第2の電力増幅器41および第2の電源IC42を設定することができる。従来の送信装置では、各デバイスサイズを高出力時に対応できるように設定していたため、低出力時においては、各デバイスを高効率で動作させることができていなかったが、本実施形態の送信装置10では、低出力時においても各デバイスの最大効率を引き出し、回路規模を最小限に抑え、消費電力を最小限に抑えることが可能となる。
さらに、ポーラ変調用送信回路30は高出力時にのみ動作すればよく、直交変調用送信回路40は低出力時のみに動作すればよいため、それ以外の場合は無駄な電力を消費しないようにすることが望ましい。
以下に各構成の動作を制御する方法例を説明する。図4は、送信装置10の第1の電力増幅器31、第1の電源IC32、電圧制御発振器33、振幅/位相変換器34、第2の電力増幅器41、および第2の電源IC42にそれぞれ電源制御端子Vc1〜Vc6を設けた図である。図5は、電源制御端子Vc1〜Vc6の制御のタイミングを示す図である。なお、Highレベルは2.8〜3.0V、Lowレベルは0〜0.5Vである。
ポーラ変調モードの場合、電源制御端子Vc1〜Vc4をHighレベルにし、ポーラ変調用送信回路30の第1の電力増幅器31、第1の電源IC32、電圧制御発振器33、および振幅/位相変換器34を動作させ、電源制御端子Vc5およびVc6をLowレベルにし、直交変調用送信回路40の第2の電力増幅器41、および第2の電源IC42を非動作にする。
直交変調モードの場合、電源制御端子Vc5およびVc6をHighレベルにし、直交変調用送信回路40の第2の電力増幅器41、および第2の電源IC42を動作させ、電源制御端子Vc1〜Vc4をLowレベルにし、ポーラ変調用送信回路30の第1の電力増幅器31、第1の電源IC32、電圧制御発振器33、および振幅/位相変換器34を非動作にする。
以上により、高出力時において、ポーラ変調用送信回路30でポーラ変調動作している時は、直交変調用送信回路40内の第2の電力増幅器41、および第2の電源IC42は、各電源制御端子にて電源制御を行っているため、不要な電力消費をしない。逆に、低出力時において、直交変調用送信回路40で直交変調動作している時は、ポーラ変調用送信回路30内の第1の電力増幅器31、第1の電源IC32、電圧制御発振器33、および振幅/位相変換器34は、各電源制御端子にて電源制御を行っているため、不要な電力消費をしない。
次に、ポーラ変調用送信回路30と直交変調用送信回路40との切り替えを行う、第1のスイッチ50および第2のスイッチ60スイッチの具体的な構成例を説明する。図6は、第1のスイッチ50および第2のスイッチ60の一例を示す図である。第1のスイッチ50において、入力端子aは直交変調器20の出力に接続され、出力端子bはポーラ変調用送信回路30の入力に接続され、出力端子cは直交変調用送信回路40の入力に接続されている。第2のスイッチ60において、入力端子dはポーラ変調用送信回路30の出力に接続され、入力端子eは直交変調用送信回路40の出力に接続され、出力端子fは送信装置10の出力端子OUTに接続されている。第1のスイッチ50および第2のスイッチ60は、電界効果トランジスタ(FET)で構成可能であり、図7に示すタイミングで制御を行う。なお、FETはバイポーラトランジスタであってもよい。なお、Highレベルは2.4〜3.0V、Lowレベルは0〜0.5Vである。
高出力時には、第1のスイッチ50において、基準電圧VREF1をHighレベル、VSW1をHighレベル、VSW2をLowレベルにする。これにより、FET1は非導通となり、FET2は導通するため、入力端子aに入力された信号は出力端子bへ出力される。さらに、第2のスイッチ60において、基準電圧VREF2をHighレベル、VSW3をHighレベル、VSW4をLowレベルにする。これにより、FET3は非導通となり、FET4は導通するため、入力端子dに入力された信号は出力端子fへ出力される。
低出力時には、第1のスイッチ50において、基準電圧VREF1をHighレベル、VSW1をLowレベル、VSW2をHighレベルにする。これにより、FET1は導通し、FET2は非導通となるため、入力端子aに入力された信号は出力端子cへ出力される。さらに、第2のスイッチ60において、基準電圧VREF2をHighレベル、VSW3をLowレベル、VSW4をHighレベルにする。これにより、FET3は導通し、FET4は非導通となるため、入力端子eに入力された信号は出力端子fへ出力される。
以上により、高出力のためのポーラ変調用送信回路30と低出力のための直交変調用送信回路40とを個別に設け、出力電力に応じて送信回路を切り替えることにより、送信装置10の消費電力を最小限に抑えることができる。
図8は、送信装置の出力電力と消費電力の関係において、従来の直交変調のみで動作を行う送信装置の特性A1(細い破線)、従来の送信装置100の特性A2(太い破線)、および本発明の送信装置10の特性B(実線)を示す図である。本発明の送信装置10は、広範囲の出力電力にわたって、低消費電力動作を実現している。
従来の送信装置100では第1のDAC103、第2のDAC106、変調増幅器107はポーラ変調モードでの高出力に対応できるような大電力用のデバイスサイズおよび回路構成になっていたため、低出力時に直交変調モードに切り替えたとしても十分な消費電力の低減ができなかった。しかし、本実施形態では、高出力のためのポーラ変調用送信回路30と低出力のための直交変調用送信回路40とを個別に設け、出力電力に応じて送信回路を第1のスイッチ50および第2のスイッチ60を用いて切り替えることにより、送信装置10の消費電力を最小限に抑えている。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る送信装置10によれば、出力の大きさ応じて送信回路を切り替えることによって、出力に応じた送信回路の最大効率を引き出すことができる。よって、広範囲の出力電力にわたって送信装置の消費電力を最小限に抑えることができるため、低消費電力動作が実現し携帯電話の通話時間の拡大にも繋がる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態に係る送信装置10の一部を変更したものである。図9は、本発明の第2の実施形態に係る送信装置11の回路構成を示す図である。直交変調用送信回路80は、第1の実施形態の直交変調用送信回路40のうち、第2の電力増幅器41と第2の電源IC42とが削除されたものであって、BPF43のみで構成されている。
第2の実施形態に係る送信装置11は、直交変調器20と、ポーラ変調用送信回路30と、第2の電力増幅器41と、第2の電源IC42と、第1のスイッチ50と、第2のスイッチ60と、直交変調用送信回路80とで構成される。送信装置11の入力端子INは直交変調器20に接続されている。直交変調器20の出力は、第2の電力増幅器41の入力端子に接続され、第2の電源IC42の出力は、第2の電力増幅器41の電源供給端子に接続されている。第1のスイッチ50において、入力端子aは第2の電力増幅器41の出力に接続され、出力端子bはポーラ変調用送信回路30の入力に接続され、出力端子cは直交変調用送信回路80の入力に接続されている。第2のスイッチ60において、入力端子dはポーラ変調用送信回路30の出力に接続され、入力端子eは直交変調用送信回路80の出力に接続され、出力端子fは送信装置11の出力端子OUTに接続されている。なお、本実施形態に係るポーラ変調用送信回路30、第1のスイッチ50、および第2のスイッチ60は、第1の実施形態と同様の構成である。
第2の実施形態に係る送信装置11において、直交変調器20は送信装置11の入力信号から変調信号を生成する。直交変調器20で生成された信号は、第2の電源IC42で生成された電圧信号によって、第2の電力増幅器41で増幅される。第1のスイッチ50および第2のスイッチ60は、送信装置11の入力信号に応じて送信装置11の出力電力の高出力または低出力を判断する制御部(図示せず)によって制御される。よって、第2の電力増幅器41で増幅された信号は、高出力時にはポーラ変調用送信回路30で変調され、低出力時には直交変調用送信回路80のBPF43で帯域制限され、出力端子OUTへ出力される。第1のスイッチ50および第2のスイッチ60の切り替えについては、第1の実施形態と同様である。
図9に示すように、送信装置11の第1の電力増幅器31、第1の電源IC32、電圧制御発振器33、振幅/位相変換器34には、それぞれ電源制御端子Vc1〜Vc4を設けている。図10は、電源制御端子Vc1〜Vc4の制御のタイミングを示す図である。なお、Highレベルは2.8〜3.0V、Lowレベルは0〜0.5Vである。
ポーラ変調モードの場合、電源制御端子Vc1〜Vc4をHighレベルにし、ポーラ変調用送信回路30の第1の電力増幅器31、第1の電源IC32、電圧制御発振器33、および振幅/位相変換器34を動作させる。
直交変調モードの場合、電源制御端子Vc1〜Vc4をLowレベルにし、ポーラ変調用送信回路30の第1の電力増幅器31、第1の電源IC32、電圧制御発振器33、および振幅/位相変換器34を非動作にする。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る送信装置11によれば、直交変調器20の出力後に第2の電力増幅器41の機能を持たせることで、第1の実施形態に係る送信装置10に比べ、制御しなければならない電源制御端子を削減することができる。従って、ポーラ変調モードから直交変調モードへの切り替え(その逆も同様)において電源制御端子の制御の簡素化を図ることができ、切り替え時のタイミング遅れによる通信品質の劣化を解消できる。また、制御に必要なテーブルのメモリ容量を削減することも可能となる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態は、第2の実施形態に係る送信装置11の一部を変更したものである。図11は、本発明の第3の実施形態に係る送信装置12の回路構成を示す図である。送信装置12は、第2の実施形態の送信装置11のうち、第2の電力増幅器41と第2の電源IC42とが削除されたものであって、直交変調器20の出力は、第1のスイッチ50の入力端子aに接続されている。なお、本実施形態に係るポーラ変調用送信回路30、第1のスイッチ50、第2のスイッチ60、および直交変調用送信回路80は、第2の実施形態と同様の構成である。
第3の実施形態に係る送信装置12において、直交変調器20は送信装置12の入力信号から変調信号を生成する。第1のスイッチ50および第2のスイッチ60は、送信装置11の入力信号に応じて、送信装置12の出力電力の高出力または低出力を判断する制御部(図示せず)によって制御される。よって、直交変調器20で生成された信号は、高出力時にはポーラ変調用送信回路30で変調され、低出力時には直交変調用送信回路80のBPF43で帯域制限され、出力端子OUTへ出力される。第1のスイッチ50および第2のスイッチ60の切り替えについては、第1の実施形態と同様である。
図11に示すように、送信装置12の第1の電力増幅器31、第1の電源IC32、電圧制御発振器33、振幅/位相変換器34には、それぞれ電源制御端子Vc1〜Vc4を設けている。図12は、電源制御端子Vc1〜Vc4の制御のタイミングを示す図である。なお、Highレベルは2.8〜3.0V、Lowレベルは0〜0.5Vである。
ポーラ変調モードの場合、電源制御端子Vc1〜Vc4をHighレベルにし、ポーラ変調用送信回路30の第1の電力増幅器31、第1の電源IC32、電圧制御発振器33、および振幅/位相変換器34を動作させる。
直交変調モードの場合、電源制御端子Vc1〜Vc4をLowレベルにし、ポーラ変調用送信回路30の第1の電力増幅器31、第1の電源IC32、電圧制御発振器33、および振幅/位相変換器34を非動作にする。
以上のように、本発明の第3の実施形態に係る送信装置12によれば、低出力時において、第1および第2の実施形態における第2の電力増幅器41と第2の電源IC42での消費電力が削減でき、送信装置12の消費電力をさらに低減することが可能となる。また、ポーラ変調モードから直交変調モードへの切り替え(その逆も同様)において、第2の実施形態と同様に電源制御端子の制御の簡素化を図ることができる。その結果、送信装置の低消費電力化が実現し、また、制御に必要なテーブルのメモリ容量を削減することも可能となる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態は、第1の実施形態に係る送信装置10の一部を変更したものである。図13は、図2に示す送信装置10における電力増幅器について、他の具体的な一例を示す図である。第1の電力増幅器31は高出力に対応するため、高利得が必要になることがある。本実施形態に係る送信装置13の電力増幅器は、増幅器31i、31d、31fをそれぞれカスケードに接続し増幅段数を多段構成にすることで高利得化が可能としている。
なお、本実施形態に係る送信装置13では、図2に示す送信装置10における第1の電力増幅器31にカスケード型3段電力増幅器を用い、第2の電力増幅器41に1段電力増幅器を用いた場合について説明した。しかし、電力増幅器はこれに限ることなくいずれの場合においてもカスケード型n段電力増幅器(nは整数)を用いてもよい。
なお、上述した第1〜第4の実施形態に係る第2のスイッチ60は、図6に示すもの以外に、例えば、図14に示すものでもよい。図14に示すスイッチ61において、入力端子dはポーラ変調用送信回路の出力に接続され、入力端子eは直交変調用送信回路の出力に接続され、出力端子fは送信装置の出力端子OUTに接続されている。第2のスイッチ61は、第1の実施形態で示したように第1のスイッチと共に制御されている。高出力時には、基準電圧VREF3をHighレベル、VSW5をHighレベルにし、FET5を非導通にし、入力端子dからの入力信号を出力端子fへ出力するようにする。低出力時には、基準電圧VREF3をHighレベル、VSW5をLowレベルにし、FET5を導通させ、入力端子eからの入力信号を出力端子fへ出力するようにする。
さらに、上述した第1〜第4の実施形態に係る送信装置は、UMTS方式だけでなく、様々な移動体通信方式(CDMA(IS−95)、GSM、EDGE、WCDMA、PCS、DCS、PDC、CDMA2000、PHS、W−LAN等)に用いることができる。
本発明の送信装置は、高周波信号の送受信を行うバイポーラトランジスタを用いた装置(例えば、携帯電話端末)等に利用可能であり、特に、広範囲の出力電力にわたって低消費電力動作を実現したい場合に適している。
本発明の第1の実施形態に係る送信装置10の回路構成例を示す図 本発明の第1の実施形態に係る送信装置10の回路構成例を示す図(ポーラ変調用送信回路および直交変調用送信回路の詳細) 送信装置10の消費電力に対するポーラ変調用送信回路30内の第1の電力増幅器31の消費電力の占める割合を示す図 本発明の第1の実施形態に係る送信装置10に電源制御端子を設けた回路構成例を示す図 本発明の第1の実施形態に係る送信装置10における変調モードの切り替えタイミングを示す図 本発明の第1の実施形態に係る送信装置10における第1のスイッチ50および第2のスイッチ60の一例を示す図 本発明の第1の実施形態に係る送信装置10における第1のスイッチ50および第2のスイッチ60の切り替えタイミングを示す図 本発明の第1の実施形態に係る送信装置10の出力電力と消費電力の関係を示す図 本発明の第2の実施形態に係る送信装置11の回路構成を示す図 本発明の第2の実施形態に係る送信装置11における変調モードの切り替えタイミングを示す図 本発明の第3の実施形態に係る送信装置12の回路構成を示す図 本発明の第3の実施形態に係る送信装置12における変調モードの切り替えタイミングを示す図 本発明の第4の実施形態に係る送信装置13の回路構成を示す図 第2のスイッチの一例を示す図 従来の送信装置100の回路構成例を示す図 従来の送信装置の出力電力と消費電力の関係を示す図
符号の説明
10、11、12、13、100 送信装置
20 直交変調器
30 ポーラ変調用送信回路
40 直交変調用送信回路
50、60、61 スイッチ
31、41、104 電力増幅器
32、42 電源IC
33 電圧制御発振器
34 振幅/位相変換器
43、105 バンドパスフィルタ
A1、A2、B 出力電力における消費電力特性
31i 入力段増幅器
32d ドライバ段増幅器
33f 出力段増幅器
101 デジタル要素
102 モードセレクタ
103、106 DAC
107 変調増幅器

Claims (13)

  1. 変調信号を生成し、電力増幅する送信装置であって、
    入力信号から変調信号を生成する直交変調器と、
    前記直交変調器で生成された前記変調信号をポーラ変調するポーラ変調用送信回路と、
    前記直交変調器で生成された前記変調信号を送信する直交変調用送信回路と、
    前記送信装置の出力電力が高レベルとなる高出力時には、前記直交変調器の出力と前記ポーラ変調用送信回路の入力とを接続し、前記送信装置の出力電力が低レベルとなる低出力時には、前記直交変調器の出力と前記直交変調用送信回路の入力とを接続する第1のスイッチと、
    前記送信装置の出力電力が高レベルとなる高出力時には、前記ポーラ変調用送信回路の出力と前記送信装置の出力端子とを接続し、前記送信装置の出力電力が低レベルとなる低出力時には、前記直交変調用送信回路の出力と前記送信装置の出力端子とを接続する第2のスイッチとを備える、送信装置。
  2. 変調信号を生成し、電力増幅する送信装置であって、
    入力信号から変調信号を生成する直交変調器と、
    一定の電圧を供給する電源ICと、
    入力端子が前記直交変調器の出力に接続され、電源供給端子が前記電源ICの出力に接続され、前記直交変調器で生成された信号を前記電源ICから供給される前記一定の電圧によって増幅する電力増幅器と、
    前記電力増幅器からの出力信号をポーラ変調するポーラ変調用送信回路と、
    前記電力増幅器からの出力信号を帯域制限するバンドパスフィルタを含む直交変調用送信回路と、
    前記送信装置の出力電力が高レベルとなる高出力時には、前記直交変調器の出力と前記ポーラ変調用送信回路の入力とを接続し、前記送信装置の出力電力が低レベルとなる低出力時には、前記直交変調器の出力と前記直交変調用送信回路の入力とを接続する第1のスイッチと、
    前記送信装置の出力電力が高レベルとなる高出力時には、前記ポーラ変調用送信回路の出力と前記送信装置の出力端子とを接続し、前記送信装置の出力電力が低レベルとなる低出力時には、前記直交変調用送信回路の出力と前記送信装置の出力端子とを接続する第2のスイッチとを備える、送信装置。
  3. 変調信号を生成し、電力増幅する送信装置であって、
    入力信号から変調信号を生成する直交変調器と、
    前記直交変調器で生成された前記変調信号をポーラ変調するポーラ変調用送信回路と、
    前記直交変調器で生成された前記変調信号を帯域制限するバンドパスフィルタを含む直交変調用送信回路と、
    前記送信装置の出力電力が高レベルとなる高出力時には、前記直交変調器の出力と前記ポーラ変調用送信回路の入力とを接続し、前記送信装置の出力電力が低レベルとなる低出力時には、前記直交変調器の出力と前記直交変調用送信回路の入力とを接続する第1のスイッチと、
    前記送信装置の出力電力が高レベルとなる高出力時には、前記ポーラ変調用送信回路の出力と前記送信装置の出力端子とを接続し、前記送信装置の出力電力が低レベルとなる低出力時には、前記直交変調用送信回路の出力と前記送信装置の出力端子とを接続する第2のスイッチとを備える、送信装置。
  4. 前記ポーラ変調用送信回路は、
    前記直交変調器で生成された前記変調信号を振幅成分と位相成分とに分離する振幅/位相変換器と、
    前記振幅/位相変換器で分離された位相成分をほぼ一定の振幅の位相変調信号に生成する電圧制御発振器と、
    前記振幅/位相変換器で分離された振幅成分を振幅変調信号に生成する第1の電源ICと、
    入力端子が前記電圧制御発振器の出力に接続され、電源供給端子が前記第1の電源ICの出力に接続され、前記電圧制御発振器で生成された前記位相変調信号と前記第1の電源ICで生成された前記振幅変調信号とを合成する第1の電力増幅器とを備える、請求項1に記載の送信装置。
  5. 前記ポーラ変調用送信回路は、
    前記直交変調器で生成された前記変調信号を振幅成分と位相成分とに分離する振幅/位相変換器と、
    前記振幅/位相変換器で分離された位相成分をほぼ一定の振幅の位相変調信号に生成する電圧制御発振器と、
    前記振幅/位相変換器で分離された振幅成分を振幅変調信号に生成する第1の電源ICと、
    入力端子が前記電圧制御発振器の出力に接続され、電源供給端子が前記第1の電源ICの出力に接続され、前記電圧制御発振器で生成された前記位相変調信号と前記第1の電源ICで生成された前記振幅変調信号とを合成する第1の電力増幅器とを備える、請求項2に記載の送信装置。
  6. 前記ポーラ変調用送信回路は、
    前記直交変調器で生成された前記変調信号を振幅成分と位相成分とに分離する振幅/位相変換器と、
    前記振幅/位相変換器で分離された位相成分をほぼ一定の振幅の位相変調信号に生成する電圧制御発振器と、
    前記振幅/位相変換器で分離された振幅成分を振幅変調信号に生成する第1の電源ICと、
    入力端子が前記電圧制御発振器の出力に接続され、電源供給端子が前記第1の電源ICの出力に接続され、前記電圧制御発振器で生成された前記位相変調信号と前記第1の電源ICで生成された前記振幅変調信号とを合成する第1の電力増幅器とを備える、請求項3に記載の送信装置。
  7. 前記直交変調用送信回路は、
    前記直交変調器で生成された前記変調信号を帯域制限するバンドパスフィルタと、
    一定の電圧を供給する第2の電源ICと、
    入力端子が前記バンドパスフィルタの出力に接続され、電源供給端子が前記第2の電源ICの出力に接続され、前記バンドパスフィルタで帯域制限された信号と前記第2の電源ICから供給される前記一定の電圧とを合成する第2の電力増幅器とを備える、請求項4に記載の送信装置。
  8. 前記ポーラ変調用送信回路を構成する前記第1の電力増幅器のデバイスサイズより、前記直交変調用送信回路を構成する前記第2の電力増幅器のデバイスサイズの方が小さいことを特徴とする、請求項7に記載の送信装置。
  9. 前記ポーラ変調用送信回路を構成する前記第1の電力増幅器のデバイスサイズと、前記直交変調用送信回路を構成する前記第2の電力増幅器のデバイスサイズとが、前記送信装置の出力電力の比の関係であることを特徴とする、請求項7に記載の送信装置。
  10. 前記ポーラ変調用送信回路を構成する前記第1の電源ICの駆動能力より、前記直交変調用送信回路を構成する前記第2の電源ICの駆動能力の方が低いことを特徴とする、請求項7に記載の送信装置。
  11. 前記ポーラ変調用送信回路を構成する前記第1の電源ICの回路規模より、前記直交変調用送信回路を構成する前記第2の電源ICの回路規模の方が小さいことを特徴とする、請求項7に記載の送信装置。
  12. 前記ポーラ変調用送信回路を構成する前記第1の電源ICのデバイスサイズより、前記直交変調用送信回路を構成する前記第2の電源ICのデバイスサイズの方が小さいことを特徴とする、請求項7に記載の送信装置。
  13. 前記ポーラ変調用送信回路および前記直交変調用送信回路は、前記直交変調器と接続されていない場合、不要な電力を消費しないことを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の送信装置。
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