JP2009016050A - 照明機器制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数台のモーションセンサによる照明制御に手動スイッチによる強制的な消灯指令を簡単な構成で連携させることができる照明機器制御システムを提供する。
【解決手段】照明機器制御部と、複数台のモーションセンサと、手動スイッチとを備える。モーションセンサ及び手動スイッチが、照明機器制御部への消灯指令と他のモーションセンサへのタイマ停止指令を送信するので、モーションセンサを親機と子機に区別する必要がなく、システムを簡単に構成できる。また、照明機器制御部の設定を変更することなく、モーションセンサ及び手動スイッチを共通の通信線上に単純に増設でき、配線が容易であり、システムを拡張する場合のコストを削減できる。そして、モーションセンサのタイマが停止する前に、手動スイッチからの消灯指令で照明機器を消灯できるので、節電効果が高まる。
【選択図】図１

Description

本発明は、モーションセンサと手動スイッチを有した照明機器制御システムに関するものである。
モーションセンサにより人を検知すると照明が点灯するという装置及びシステムは広く存在している。例えば、モーションセンサ付きの照明器具が設置された場所において人間が検知されるとその検知により照明器具が自動的に点灯し一定時間ののち消灯するといったものである。
このようなモーションセンサ付きの照明器具又は照明制御システムにおいて、モーションセンサの検知ののちタイマにより制御された点灯時間中であっても強制的に照明を消灯するスイッチを有するものがある。例えば、図５に示すモーションセンサは、人体検知部１０３において人体を検出した後所定時間照明器具１０７を点灯する制御部１０２を有する構成に加え、その所定の点灯時間内であっても制御部１０２におけるタイマによる点灯保持時間の設定をキャンセルし、強制的に照明器具１０７を消灯状態にする強制ＯＦＦスイッチを有している（特許文献１）。また従来、照明器具を強制ＯＦＦするための時分割多重信号をモーションセンサ親機から複数台のモーションセンサ子機に伝送する照明制御システムも知られている（特許文献２、特許文献３）。
特開平１１−１８５９７７号公報 特開平１０−７０７７６号公報 特開２００１−９５０６６号公報
しかし、図５のようなモーションセンサは、複数台使用した場合にそれぞれのモーションセンサに強制ＯＦＦスイッチを用意する必要がある。また、人を検知するモーションセンサを複数台有する従来の照明制御システムの場合、モーションセンサに親機と子機の二種類が必要になるうえ、それぞれの子機に時分割多重信号の入力回路を用意する必要がある。そのため照明制御システム全体の構成が複雑化するという問題点がある。
本発明の目的は、複数台のモーションセンサによる照明制御に手動スイッチによる強制ＯＦＦを簡単な構成で連携させることができる照明機器制御システムを提供することにある。
本課題を解決するため、本発明の照明機器制御システムは、照明機器を制御する照明機器制御部と、人体を検知したときに前記照明機器制御部に点灯指令を送信し、タイマに設定した時間内で照明機器を点灯させる複数台のモーションセンサと、前記照明機器制御部に消灯指令を送信し、前記モーションセンサにはタイマ停止指令を送信する手動スイッチとを備えたことを特徴とする。
また、本発明の照明機器制御システムは、複数台のモーションセンサのうち、人体を検知したモーションセンサが前記照明機器制御部には消灯指令を送信し、他のモーションセンサにはタイマ停止指令を送信することを特徴とする。
本発明の照明機器制御システムによれば、手動スイッチから消灯指令とモーションセンサへのタイマ停止指令が送信されるので、モーションセンサをシステムを制御する機能を持たせた親機と子機に区別する必要がなく、一種類のモーションセンサでシステムを簡単に構成できる。また、照明機器制御部の設定を変更することなく、モーションセンサ及び手動スイッチを共通の通信線上に単純に増設できるので、配線が容易であり、システムを拡張する場合のコストを削減できるという効果がある。また、モーションセンサのタイマが停止する前に手動スイッチからの消灯指令で照明機器を消灯できるので、節電効果が高まる。
本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図１は本発明における照明機器制御システムの一例を示す。図示した照明機器制御システムは、照明機器７を制御する照明機器制御ユニット１と、人体を検知し点灯指令等を送信する複数台のモーションセンサ２，３と、手動操作により照明機器７の点灯・消灯を切り替える手動スイッチ４とを備える。照明機器制御ユニット１は、モーションセンサ２，３及び手動スイッチ４より受けた点灯指令及び消灯指令に従い照明機器７の点灯・消灯を制御する照明機器制御部１１と、照明機器制御部１１からの指示に従い電源６と照明機器７を含む電源回路８を開閉するリレー１２からなる。図１において便宜上照明器具は１つになっているが、複数の照明機器を制御することも可能である。
各モーションセンサ２，３は、人体を検知する人体検知部２２，３２と、タイマを備えたモーションセンサ制御部２１，３１とからなる。モーションセンサ制御部２１，３１は、人体検知部２２，２３が人体を検知したときに、各デバイスに対して指令Ａを送信する。指令Ａは、照明機器制御部１１には点灯指令となり、他のモーションセンサ制御部にはタイマ停止指令となる。また、タイマに設定した時間が終了したときに、照明機器制御部１１に消灯指令を送信する。手動スイッチ４は、制御部４１とスイッチ４２とからなる。制御部４１は、スイッチ４２がＯＮされたときに、指令Ａを各デバイスに送信し、スイッチ４２がＯＦＦされたときに、各デバイスに指令Ｂを送信する。指令Ｂは、照明機器制御部１１には消灯指令となり、モーションセンサ制御部２１，３１にはタイマ停止指令となる。
図２は、複数のモーションセンサのうち一つが人体を検知した際のシステムの動作を示す。まず図２（ａ）において示すように、モーションセンサ２が人体を検知すると、照明機器制御ユニット１に対し通信線５を経由して指令Ａが送信され、照明機器制御ユニット１は指令Ａに従いあらかじめ設定された照明機器７を点灯する。図２（ｂ）に示すように、モーションセンサ２はタイマに設定された時間の経過後に照明機器制御ユニット１に対して消灯指令を送信する。照明機器制御ユニット１は消灯指令に従いあらかじめ設定された照明機器７を消灯する。
図３は、複数のモーションセンサのうち一つが人体を検知し、照明機器が点灯状態にあるときに、手動スイッチにより消灯指令が送られた際のシステムの動作を示す。まず図２（ａ）と同様、モーションセンサ２が人体を検知すると、照明機器制御ユニット１に対し通信線５を経由して指令Ａが送信され、照明機器制御ユニット１は指令Ａに従いあらかじめ設定された照明機器７を点灯する（図３（ａ））。その後、モーションセンサ２のタイマ設定時間内に手動スイッチ４により消灯の操作がされた場合、手動スイッチ４は通信線５を経由して指令Ｂを各デバイスに対して送信する。照明機器制御ユニット１は指令Ｂに従いあらかじめ設定された照明機器７を消灯し、モーションセンサ２は指令Ｂに従い、タイマをリセットする（図３（ｂ））。従って、モーションセンサ２のタイマ設定時間内であっても、手動スイッチ４で照明機器７を直ちに消灯し、節電効果を高めることができる。
図４は、複数のモーションセンサのうち一つが人体を検知し、照明機器が点灯状態にあるときに、他のモーションセンサによりさらなる人体の検知がされた際のシステムの動作を示す。まず図２（ａ）と同様、モーションセンサ２が人体を検知すると、照明機器制御ユニット１に対し通信線５を経由して指令Ａが送信され、照明機器制御ユニット１は指令Ａに従いあらかじめ設定された照明機器７を点灯する（図４（ａ））。その後、モーションセンサ２のタイマ設定時間内に別のモーションセンサ３により人体の検知がされた場合、モーションセンサ３は通信線５を経由して指令Ａを各デバイスに送信する。照明機器制御ユニット１は指令Ａに従いあらかじめ設定された照明機器７を点灯する。他方、モーションセンサ２は指令Ａに従い、タイマをリセットする（図４（ｂ））。その後、モーションセンサ３はタイマの設定時間が終了すると消灯指令を送信する（図４（ｃ））。モーションセンサ２のタイマを停止することにより、照明機器７をモーションセンサ３のタイマ設定時間だけ正しく点灯させることができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、モーションセンサの数をさらに増やしたり、手動スイッチを複数台設置したりするなど、発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
本発明の一実施例を示す照明機器制御システムのブロック図である。 複数のモーションセンサのうち一つが人体を検知した際のシステムの動作を示すブロック図である。 複数のモーションセンサのうち一つが人体を検知し、照明機器が点灯状態にあるときに、手動スイッチにより消灯指令が送られた際のシステムの動作を示すブロック図である。 複数のモーションセンサのうち一つが人体を検知し、照明機器が点灯状態にあるときに、その他のモーションセンサがさらに人体を検知した際のシステムの動作を示すブロック図である。 従来の照明機器制御システムを示すブロック図である。
符号の説明
１ １０１ 照明機器制御ユニット
２ ３ モーションセンサ
４ １０４ 手動スイッチ
５ 通信線
６ 電源
７ １０７ 照明機器
８ 電源回路
１１ 照明機器制御部
１２ １１２ リレー
２１ ３１ モーションセンサ制御部
２２ ３２ １０３ 人体検知部
４１ １０２ 手動スイッチの制御部
４２ スイッチ
Ａ 指令Ａ
Ｂ 指令Ｂ

Claims (2)

  1. 照明機器を制御する照明機器制御部と、
    人体を検知したときに前記照明機器制御部に点灯指令を送信し、タイマに設定した時間内で照明機器を点灯させる複数台のモーションセンサと、
    前記照明機器制御部に消灯指令を送信し、前記モーションセンサにはタイマ停止指令を送信する手動スイッチと
    を備えたことを特徴とする照明機器制御システム。
  2. 前記複数台のモーションセンサのうち、人体を検知したモーションセンサが前記照明機器制御部には消灯指令を送信し、他のモーションセンサにはタイマ停止指令を送信することを特徴とする請求項１記載の照明機器制御システム。
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