JP2009014762A - マイクロミラーデバイス - Google Patents

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    • G02B26/0841Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD the reflecting element being moved or deformed by electrostatic means

Abstract

【課題】 可動ミラー部が可動してもギャップ量の変動を抑制することができるマイクロミラーデバイスを提供する。
【解決手段】 マイクロミラーデバイス1には、マイクロミラーチップ10と、電極基板30と、マイクロミラーチップ10と電極基板30に挟まれ、マイクロミラーチップ10と略同一形状を有し、可動ミラー部14の可動によってミラー支持部12が変形することを抑制する中間スペーサ50と、が厚み方向に並べられ積層しており、中間スペーサ50は、略中央に配置されている開口部51と開口部51の周辺に複数の貫通孔52を有する板状の固定部材53を有し、貫通孔52は、所望する距離離れて形成され、貫通孔52には、所望する熱と加重によって溶融する接合部材55が挿入配置され、接合部材55は溶融した際、マイクロミラーチップ10と電極基板30とを接合する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、可動部を有するマイクロミラーデバイスに関する。
可動部を有するマイクロデバイスについて、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1について、図10Aと、図10Bと、図10Cを参照して簡単に説明する。図10Aと、図10Bと、図10Cに示すように、このマイクロデバイスにおいて、熱溶融するはんだバンプ102の変形量が制御されると、マイクロミラーチップ104と電極側基板106の距離(以下、ギャップ量)が所望な距離を維持するように、ギャップ量が調節される。
特開2005−316043号公報
上述したマイクロミラーチップ104は、可動ミラー部108と接続している固定フレーム110を有している。固定フレーム110は、可動ミラー部108をヒンジ109によって接続している。また固定フレーム110と電極側基板106は、はんだバンプ102によって局所的のみに固定している。そのため可動ミラー部108が静電引力などによってヒンジ109を中心に可動する際に、固定フレーム110が剛性不足により変形し、ギャップ量が変動してしまう「ミラー可動不良」が発生する虞が生じる。そのためマイクロデバイスは、所望なミラー駆動特性を得られない虞が生じる。
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、可動ミラー部が可動してもギャップ量の変動を抑制することができるマイクロミラーデバイスを提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、可動部と前記可動部を支持する可動支持部を有する第1の部材と、前記可動部を可動させる駆動電圧が印加される駆動電極を有する第2の部材と、前記第1の部材と前記第2の部材を導通させる導通部と、前記第1の部材と前記第2の部材の距離を所望に保持するスペーサ部と、前記第1の部材の変形を抑制する抑制部を有し、前記第1の部材と前記第2の部材に挟まれて積層される中間部材と、を具備することを特徴とするマイクロミラーデバイスを提供する。
本発明によれば、可動ミラー部が可動してもギャップ量の変動を抑制することができるマイクロミラーデバイスを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1乃至図3を参照して第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態のマイクロミラーチップの斜視図である。図2は、本発明の第1の実施形態のマイクロミラーデバイスの分解斜視図である。図3は、図2に示すマイクロミラーデバイスをA−A線断面から見た図であり、詳細にはマイクロミラーデバイスにおける接合断面図である。
図1に示すように第1の部材であるマイクロミラーチップ10は、略中央に配置されている第1の開口部(以下、開口部11)を有するミラー支持部(可動支持部)12と、開口部11に配置され、開口部11において支持本体部であるヒンジ部13を介してミラー支持部12に接続支持される可動ミラー部14を有している。
ミラー支持部12は、略平面であり、例えば矩形形状を有し、開口部11においてヒンジ部13によって可動ミラー部14を支持するミラー支持部材である。開口部11は、ミラー支持部12の外形と相似する形状、または矩形形状を有していることが好適である。可動ミラー部14は、後述する静電引力によってヒンジ部13を支点として可動する(傾く)。
マイクロミラーチップ10と、ミラー支持部12と、ヒンジ部13と、可動ミラー部14は、略同一の厚みを有し、例えば略10μm〜略20μmの厚みを有している。
図2に示すようにマイクロミラーデバイス1には、図1に示すマイクロミラーチップ10と、可動ミラー部14を可動させる駆動電圧が印加される駆動電極31を有する第2の部材である電極基板30と、マイクロミラーチップ10と電極基板30との間に挟まれ、マイクロミラーチップ10と略同一形状を有し、可動ミラー部14の可動によってミラー支持部12が上下方向に変位(変形)することを抑制する中間スペーサ50と、が厚み方向に並べられ積層している。マイクロミラーチップ10と、電極基板30と、中間スペーサ50において、互いに向かい合う面は、平面である。
電極基板30において、駆動電極31は、可動ミラー部14に相対(対向)して配設されている。駆動電極31が配設されている面30aは平面である。この面30aは、後述する下面53bと略同一、または下面53bよりも広い。
中間スペーサ50は、板状の部材である固定部材53と、マイクロミラーチップ10と電極基板30を接合させる図3に示す接合部材55を有している。
固定部材53は、開口部11に対向して固定部材53の略中央に配置されている開口部51と、開口部51の周辺に厚み方向に貫通している複数の貫通孔52と、を有している。本実施形態において8つの貫通孔52が、固定部材53に配設されている。
固定部材53はミラー支持部12と略同一形状を有し、開口部51は開口部11と略同一形状を有している。また固定部材53は、ミラー支持部12に対応する所望する厚みを有している。固定部材53の厚みは、例えば上述したように例えば略10μm〜略20μmであり、マイクロミラーチップ10と電極基板30の距離(ギャップ量)である。このように固定部材53は、マイクロミラーチップ10と電極基板30の距離を所望に保持するスペーサ部を含んでいる。
また固定部材53の上面53aと下面53bは平面であり、マイクロミラーチップ10と電極基板30と中間スペーサ50が積層した際に、上面53aはミラー支持部12と当接し、下面53bは電極基板30の面30aと当接する。固定部材53はマイクロミラーチップ10と電極基板30の熱膨張係数と近い材質によって形成される。
固定部材53において、各貫通孔52は、互いに所望する距離離れて形成されている。この貫通孔52には、例えばはんだ等の導通性を有し、固定部材53と略同じ高さを有し、所望する熱と加重によって溶融する接合部材55が挿入配置される。貫通孔52に配置された接合部材55は溶融した際、マイクロミラーチップ10と中間スペーサ50(ミラー支持部12と固定部材53)を機械的に接合し、中間スペーサ50と電極基板30(固定部材53と面30a)を機械的に接合する。このように接合部材55は、マイクロミラーチップ10と電極基板30を接合させる。またその際、接合部材55は、マイクロミラーチップ10と電極基板30を電気的に接続させ、導通させる。接合部材55は、マイクロミラーチップ10と中間スペーサ50を接合した際、可動ミラー部14が可動した際にミラー支持部12が変形することを抑制する。このように中間部材である中間スペーサ50と接合部材55は、ミラー支持部12が変形することを抑制する抑制部であり、また、接合部材55は導電性を有しており、マイクロミラーチップ10と電極基板30を電気的に接続することから、導通部でもある。
なおマイクロミラーチップ10と電極基板30に対向する貫通孔52の表面において、つまりマイクロミラーチップ10に対向する貫通孔52の上面52a及び電極基板30に対向する貫通孔52の下面52bにおいて、逃げ溝である例えばテーパ形状の溝54が設けられている。溶融した接合部材55の一部は溝54に流れる。溝54は、流れた接合部材55が貫通孔52から固定部材53の上面53aと下面53bにはみ出すことを防止している。
次に本実施形態の作用について説明する。
面30aと下面53bが当接し、中間スペーサ50は電極基板30に載置される。接合部材55は、貫通孔52に挿入配置される。マイクロミラーチップ10は上面53aに当接し、中間スペーサ50に載置される。このようにマイクロミラーチップ10と電極基板30と中間スペーサ50が積層した際、可動ミラー部14は開口部51を介して駆動電極31と対向する。
接合部材55が所望する熱と加重によって溶融すると、溶融した部分においてマイクロミラーチップ10と電極基板30(ミラー支持部12と面30a)とを接合する。図3においては、中間スペーサ50と接合部材55は接合されていないが、接合されていてもよい。
駆動電極31は所望する電圧を印加されると、可動ミラー部14と駆動電極31の間には静電引力が発生する。可動ミラー部14はこの静電引力によってヒンジ部13を支点として所望する角度傾く。その際、ミラー支持部12には、ヒンジ部13を経由して応力が発生する。つまり可動ミラー部14が傾くことで、ミラー支持部12はヒンジ部13を経由して圧力を受ける。しかしながらミラー支持部12は、接合部材55によって固定部材53と接合しているために、上下方向に変位することを抑制される。よってギャップ量の変動が抑制される。
このように本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、マイクロミラーチップ10と電極基板30の間に、ミラー支持部12が変形することを抑制する中間スペーサ50を挟み、接合部材55によってマイクロミラーチップ10と電極基板30を接合する。その際、マイクロミラーチップ10は、可動ミラー部14が可動しても接合によって上下方向に変位することを抑制される。そのため本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、ギャップ量の変動を抑制することができる。
また可動ミラー部14が可動しても、マイクロミラーチップ10は接合によって上下方向に変位することを抑制されるため、本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、中間スペーサ50(固定部材53)の厚みによってギャップ量を求めることができる。
また本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、溝54によって溶融した接合部材55が上面53aと下面53bにはみ出すことを防止している。そのため上面53aと下面53bは常に平面であり、マイクロミラーチップ10と中間スペーサ50、及び中間スペーサ50と電極基板30は、隙間を生じることなく密着して接合する。これにより本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、隙間によって生じるギャップ量の変動を抑制することができる。
なお本実施形態のマイクロミラーチップ10は、可動ミラー部14を1つに限定する必要はなく、例えば図4Aや図4Bに示すように例えば直線(列)状に配設された複数の可動ミラー部14を有しても良い。図4Aには、X軸に沿ってヒンジ部13が配設されている。そのため可動ミラー部14はX軸を中心に傾く。図4Bには、Y軸に沿ってヒンジ部13が配設されている。そのため可動ミラー部14はY軸を中心に傾く。また図4Aと図4Bに示す可動ミラー部14が組み合わされていても良い。
なお本実施形態の貫通孔52は、上述したように複数配設されている必要はなく、上述したように接合できるのであれば、1つでも良い。
次に図5乃至図6を参照して第2の実施形態について説明する。図5は、本発明の第2の実施形態のマイクロミラーデバイスの分解斜視図である。図6は、図5に示すマイクロミラーデバイスをB−B線断面から見た図であり、詳細にはマイクロミラーデバイスにおける接合断面図である。前述した第1の実施形態と同一部位については同符合を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態におけるマイクロミラーチップ10は、図4Aに示すように列状に配設されている複数の可動ミラー部14を有している。
本実施形態における電極基板30には、可動ミラーをそれぞれ可動させる複数の駆動電極31が配設されている。
本実施形態における固定部材53は、図6に示すように貫通孔52を有しておらず、ミラー支持部12に対向する上面53aと面30aに対向する下面53bと上面53aと下面53bに接する全ての側面を含む固定部材53の全表面には、均一な導通性を有する接合膜56が形成されている。接合膜56はミラー支持部12と面30aに接し、これによりミラー支持部12は接合膜56を介して面30aに接する。
接合膜56は、所望する熱と加重によって溶融する。その際、マイクロミラーチップ10と中間スペーサ50(ミラー支持部12と固定部材53)は機械的に接合し、中間スペーサ50と電極基板30(固定部材53と面30a)は機械的に接合する。またこれによりマイクロミラーチップ10と電極基板30は電気的に接続し、導通する。
なお接合膜56は、上記に限定する必要はなく、ミラー支持部12に対向する第1の面である上面53aと、電極基板30に対向する第2の面である下面53bと、上面53aと下面53bの両方に接する少なくとも1つの面に形成され、マイクロミラーチップ10と電極基板30を導通させ、且つマイクロミラーチップ10と電極基板30を接合させればよい。これにより接合膜56は、ミラー支持部12が変形することを抑制し、マイクロミラーチップ10と電極基板30を導通させる。このように本実施形態の接合膜56は、第1の実施形態と同様の導通部でもあり、また抑制部でもある。
次に本実施形態の作用について説明する。
面30aと接合膜56が当接し、中間スペーサ50は電極基板30に載置される。またマイクロミラーチップ10は接合膜56に当接し、中間スペーサ50に載置される。このようにマイクロミラーチップ10と電極基板30と中間スペーサ50が積層した際、可動ミラー部14は開口部51を介して駆動電極31と対向する。
接合膜56が所望する熱と加重によって溶融すると、溶融した部分においてマイクロミラーチップ10と中間スペーサ50(ミラー支持部12と固定部材53)は接合し、中間スペーサ50と電極基板30(固定部材53と電極基板30)は接合する。
駆動電極31は所望する電圧を印加されると、可動ミラー部14と駆動電極31の間に静電引力が発生し、各可動ミラー部14は静電引力によってヒンジ部13を支点として所望する角度傾く。その際、ミラー支持部12には、ヒンジ部13を経由して応力が発生する。つまり可動ミラー部14が傾くことで、ミラー支持部12はヒンジ部13を経由して圧力を受ける。本実施形態の場合、複数の可動ミラー部14が配設されているために、ミラー支持部12はヒンジ部13を経由して第1の実施形態よりも大きい圧力を受ける。しかしながらミラー支持部12は、接合膜56によって中間スペーサ50(上面52a)全体と接合しているために、上下方向に変位することを抑制される。よってギャップ量の変動が抑制される。
このように本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、複数の可動ミラー部14を有しているため、ミラー支持部12は各ヒンジ部13を経由して第1の実施形態よりも大きい圧力を受ける。しかし本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、接合膜56によってマイクロミラーチップ10と中間スペーサ50を接合する。詳細には、マイクロミラーチップ10は、接合膜56によって上面52a全体と接合するため、第1の実施形態よりもより強固に接合する。そのため、複数の可動ミラー部14が可動しても、マイクロミラーチップ10は第1の実施形態よりも強固な接合によって上下方向に変位することを抑制される。よって本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、ギャップ量の変動を抑制することができる。
また複数の可動ミラー部14が可動しても、マイクロミラーチップ10は接合によって上下方向に変位することを抑制されるため、本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、中間スペーサ50(固定部材53)の厚みによってギャップ量を求めることができる。
また複数の可動ミラー部14が配設されている場合、本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、例えば図4Aや図4Bに示すように可動ミラー部14の配設状態に影響されることなくギャップ量の変動を抑制することができる。
なお本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、第1の実施形態のマイクロミラーデバイス1のように可動ミラー部14を1つのみ配設しても同様の効果を得ることができる。
なお本実施形態の接合膜56は、第1の実施形態に組み込むことができる。その場合、接合膜56は、マイクロミラーチップ10と中間スペーサ50、及び中間スペーサ50と電極基板30の接合と、マイクロミラーチップ10と電極基板30の導通のどちらか一方のみを行っても良い。
次に図7乃至図9を参照して第3の実施形態について説明する。図7は、本発明の第3の実施形態の枠部材の概略斜視図である。図8は、本発明の第3の実施形態のマイクロミラーデバイスの分解斜視図である。図9は、図8に示すマイクロミラーデバイスをC−C線断面から見た図であり、詳細にはマイクロミラーデバイスにおける接合断面図である。前述した第1の実施形態と同一部位については同符合を付し、その詳細な説明は省略する。マイクロミラーチップ10と中間スペーサ50と電極基板30は、第1の実施形態と略同様である。
本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、略Γ字形状を有する2つの枠部材57a,57bを有している。枠部材57a,57bは、積層方向においてマイクロミラーチップ10(ミラー支持部12)と対向し、積層方向においてマイクロミラーチップ10を介して中間部材50(上面53a)と対向しており、またマイクロミラーチップ10と中間部材50の側面と対向している。枠部材57a,57bは、マイクロミラーチップ10と中間スペーサ50(ミラー支持部12と固定部材53)を介しマイクロミラーチップ10(ミラー支持部12)の上下方向の変位を抑制する。
また枠部材57a,57bは、ミラー支持部12よりも剛性を有する材質と厚さを有し、切り欠き58を有している。切り欠き58は、ミラー支持部12に密着当接する切り欠き面58aと、マイクロミラーチップ10と中間スペーサ50の側面に密着当接する切り欠き面58bを有している。切り欠き面58aは、ミラー支持部12に当接していればよく、開口部11には当接しない。
本実施形態の面30aは、下面53bよりも広く、枠部材57a,57bの下面59は面30aに密着当接する。なお第1の実施形態のように面30aは、下面52bと略同様の面積を有している際、切り欠き面58bはマイクロミラーチップ10と電極基板30と中間スペーサ50の側面に密着当接すればよい。
次に本実施形態の作用について説明する。
上述した第1の実施形態と同様に接合部材55が所望する熱と加重によって溶融すると、溶融した部分においてマイクロミラーチップ10と中間スペーサ50(ミラー支持部12と固定部材53)は接合し、中間スペーサ50と電極基板30(固定部材53と電極基板30)は接合する。
この状態において、枠部材57a,57bの下面59は面30aに当接し、切り欠き面58bはマイクロミラーチップ10と中間スペーサ50の側面に密着当接し、切り欠き面58aはミラー支持部12に密着当接する。
駆動電極31は所望する電圧を印加されると、可動ミラー部14と駆動電極31の間に静電引力が発生し、可動ミラー部14は静電引力によってヒンジ部13を支点として所望する角度傾く。その際、ミラー支持部12には、ヒンジ部13を経由して応力が発生する。つまり可動ミラー部14が傾くことで、ミラー支持部12はヒンジ部13を経由して圧力を受ける。しかしながらミラー支持部12は、接合部材55によって固定部材53と接合しているために、上下方向に変位することを抑制される。またミラー支持部12は、枠部材57a,57bによって上下方向の変位を抑制される。よってギャップ量の変動が抑制される。
このように本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。マイクロミラーチップ10は、可動ミラー部14が可動しても枠部材57a,57bによって上下方向に変位することを抑制される。そのため本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、ギャップ量の変動を抑制することができる。
また例えば接合部材55が劣化し、マイクロミラーチップ10と中間スペーサ50(ミラー支持部12と固定部材53)の接合が劣化しても、本実施形態のマイクロミラーデバイス1は、枠部材57a,57bによってギャップ量の変動が抑えることができる。
なお本実施形態において、マイクロミラーデバイス1は、2つの枠部材57a,57bを有しているが、数は限定する必要はなく例えば1つの枠部材57によって抑制しても良い。またマイクロミラーデバイス1は、4つの枠部材57によってマイクロミラーチップ10と中間スペーサ50の各辺において抑制しても良い。
また本実施形態の枠部材57は、第2の実施形態にも組み込むこともできる。
また本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
図1は、本発明の第1の実施形態のマイクロミラーチップの斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施形態のマイクロミラーデバイスの分解斜視図である。 図3は、図2に示すマイクロミラーデバイスをA−A線断面から見た図であり、詳細にはマイクロミラーデバイスにおける接合断面図である。 図4Aは、複数の可動ミラー部の配置位置を示す図である。 図4Bは、複数の可動ミラー部の配置位置を示す図である。 図5は、本発明の第2の実施形態のマイクロミラーデバイスの分解斜視図である。 図6は、図5に示すマイクロミラーデバイスをB−B線断面から見た図であり、詳細にはマイクロミラーデバイスにおける接合断面図である。 図7は、本発明の第3の実施形態の枠部材の概略斜視図である。 図8は、本発明の第3の実施形態のマイクロミラーデバイスの分解斜視図である。 図9は、図8に示すマイクロミラーデバイスをC−C線断面から見た図であり、詳細にはマイクロミラーデバイスにおける接合断面図である。 図10Aは、可動部を有する従来のマイクロデバイスの構造を示す斜視図である。 図10Bは、可動部を有する従来のマイクロデバイスの構造を示す側面図である。 図10Cは、可動部を有する従来のマイクロデバイスの構造を示す側面図である。
符号の説明
1…マイクロミラーデバイス、10…マイクロミラーチップ、11…開口部、12…ミラー支持部、13…ヒンジ部、14…可動ミラー部、30…電極基板、30a…面、31…駆動電極、50…中間スペーサ、51…開口部、52…貫通孔、52a…上面、52b…下面、53…固定部材、53a…上面、53b…下面、54…溝、55…接合部材。

Claims (7)

  1. 可動部と前記可動部を支持する可動支持部を有する第1の部材と、
    前記可動部を可動させる駆動電圧が印加される駆動電極を有する第2の部材と、
    前記第1の部材と前記第2の部材を導通させる導通部と、
    前記第1の部材と前記第2の部材の距離を所望に保持するスペーサ部と、
    前記第1の部材の変形を抑制する抑制部を有し、前記第1の部材と前記第2の部材に挟まれて積層される中間部材と、
    を具備することを特徴とするマイクロミラーデバイス。
  2. 前記第1の部材は、前記可動部と略同一の厚さを有することを特徴とする請求項1に記載のマイクロミラーデバイス。
  3. 前記第1の部材は、列状に配設された複数の前記可動部を有することを特徴とする請求項1に記載のマイクロミラーデバイス。
  4. 前記中間部材は、
    前記可動支持部と略同一形状を有し、厚み方向に貫通している貫通孔を有する板状部材と、
    前記貫通孔に挿入配置され、前記第1の部材と前記第2の部材を導通させ、且つ前記第1の部材と前記第2の部材とを接合させる接合部材と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至3に記載のマイクロミラーデバイス。
  5. 前記貫通孔の前記第1の部材と前記第2の部材に対向する表面において、逃げ溝を設けたことを特徴とする請求項4に記載のマイクロミラーデバイス。
  6. 前記中間部材は、
    前記可動支持部と略同一形状を有する板状部材と、
    前記可動支持部に対向する第1の面と、前記第2の部材に対向する第2の面と、前記第1の面と前記第2の面と接する少なくとも1つの側面に形成され、前記第1の部材と前記第2の部材を導通させ、且つ前記第1の部材と前記第2の部材を接合させる膜と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至3に記載のマイクロミラーデバイス。
  7. 前記中間部材と対向し前記可動支持部材及び前記中間部材を介し前記可動支持部の上下方向の変位を抑制する枠部材を更に有することを特徴とする請求項1乃至6に記載のマイクロミラーデバイス。
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