JP2009013871A - 軌条走行車のエンジン自動停止装置 - Google Patents

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Teruhisa Ishihara
暉久 石原
Akira Nakada
昭 中田
Noriaki Kayahara
則明 茅原
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Abstract

【課題】 軌条走行車が走行不能に陥ったときに遠心クラッチやベルトが滑ってダメージを受けるのを防止する。
【解決手段】 地上に軌条を架設し、軌条を転動する駆動輪とエンジンとを遠心クラッチ及びミッションで接続し、走行停止レバーの「走行位置」でエンジンを作動させて走行させ、「停止位置」で作動を止めて停止させる軌条走行車において、ミッションの伝動軸の回転を検出する回転スイッチを設け、走行停止レバーが「走行位置」で、かつ、回転スイッチが「停止」を検出したときに、エンジンの作動を停止させることを特徴とする軌条走行車のエンジン自動停止装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、傾斜地等に架設された軌条上を走行する軌条走行車が何らかの原因で走行不能に陥ったとき、エンジンを自動的に停止するようにしたエンジン自動停止装置に関するものである。
山の斜面等に開かれた果樹園や山奥で施工される工事現場等において、収穫物や資材或いは人員等の輸送のため若しくは各種の作業を行うため、麓から目的地まで地上に軌条(単軌条が多い)を架設し、この軌条に沿って走行車を走行させている。この走行車は内燃機関エンジン(以下、エンジンという)を搭載して、遠心クラッチやミッションを経由して軌条を転動する駆動輪を駆動して走行する。この場合の軌条は急な上り下りで施工されていることが多いから、軌条にラックを貼設し、駆動輪をこのラックに噛み合うピニオンとしていることが多い。加えて、エンジンやミッションは十分余裕のあるものを採用している。
ところで、軌条は林間等に敷設されることが多く、軌条の上に倒木が乗り掛かっていることもある。また、一つの軌条に複数の走行車を走行させているときには、走行車同士が衝突することもある。このようなときにもエンジンは停止せず、遠心クラッチやミッションに動力を伝達するプーリ・ベルト機構は空回りをして(滑って)いる。したがって、この状態が所定時間(約3分程度)続くと、滑りによる発熱で遠心クラッチのシューやライナ又はベルトが燃え、その上にあるガソリンタンクに引火して火災を起こすことがある。また、火災を起こさないまでも、滑りを放っておくと、機器はダメージを受け、再使用ができなくなる。
このため、下記特許文献1では、発熱源の近くにヒューズを取り付け、このヒューズをエンジンの停止回路に挿入し、このヒューズの溶断によってリレーとソレノイドタイマを駆動してエンジンの点火回路を切断するようにしている。この構成によると、ヒューズが溶断するまでには時間がかかり、機器は大きなダメージを受ける。また、リレーやタイマといった電気機器を必要とする上にこれらを駆動するためにバッテリを必要とする。さらに、ヒューズの溶断時間は種々の条件に左右されるから、信頼性に欠けるといったことがある。
特開平10−318008号公報
本発明は、走行車が走行不能に陥って伝動軸の回転が止まると、即座にそれを感知してエンジンを停止するようにして機器のダメージを防いだものである。
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、地上に軌条を架設し、軌条を転動する駆動輪とエンジンとを遠心クラッチ及びミッションで接続し、走行停止レバーの「走行位置」でエンジンを作動させて走行させ、「停止位置」で作動を止めて停止させる軌条走行車において、ミッションの伝動軸の回転を検出する回転スイッチを設け、走行停止レバーが「走行位置」で、かつ、回転スイッチが「停止」を検出したときに、エンジンの作動を停止させることを特徴とする軌条走行車のエンジン自動停止装置を提供する。
そして、本発明は以上の自動停止装置において、請求項2に記載した、回転スイッチが伝動軸に回転による遠心力の大きさに応じて翼を拡縮してスプールを進退させるものであり、このスプールの動きをリミットスイッチで検出する手段、請求項3に記載した、走行停止レバーの「走行位置」と「停止位置」をリミットスイッチで検出するものであり、走行停止レバーが「走行位置」に入ったときにリミットスイッチの作動を遅らせるダンパーを設けた手段を提供する。
請求項1の手段によると、走行車は走行していて(走行停止レバーが「走行位置」)で、かつ、伝動軸が停止しているとき(回転スイッチが「停止」を検出したとき)のみ、エンジンを停止するものであるから、障害物等による走行車の走行不能を正確、かつ、確実に把握できる。請求項2の手段によると、伝動軸の回転の有無を検出する回転スイッチの構造が簡単で確実なものになるし、請求項3の手段によると、走行停止レバーが「走行位置」に入ったときとこれによる伝動軸の回転開始にタイムラグがあるようなときの誤作動を防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に係る軌条走行車のエンジン部分の側面図、図2は背面図であるが、地上には支柱(図示省略)によって軌条1(単軌条が多い)が架設されており、この軌条1に沿って走行車は走行する。この種の走行車は牽引車2と荷台車(図示省略)とに分けられており、荷台車に荷を積んで牽引車2で牽引する。牽引車2にはエンジン3とミッション4が搭載されており、エンジン3の出力軸は遠心クラッチ(いずれも図示省略)を介してミッション4に連結されており、ミッション4の出力軸4aは駆動輪5に連結されている。
本例の軌条1にはラック6が貼設されており、駆動輪5はこのラック6に噛み合うピニオン5aを有している。これに加えて、牽引車2には軌条1の上下を挟持して転動する複数のローラ7が設けられており(本例では駆動輪5を加えて四個)、これによって左右への傾斜や転倒が防がれるようになっている。なお、荷台車にも同様なローラが設けられていて傾斜や転倒を防止するようになっている。
走行車(牽引車2)の走行停止は走行停止レバー8によって行われ、走行停止レバー8を「停止位置」にセットした場合は、エンジン3のスロットルレバーは「低速」に設定され(遠心クラッチが動力を伝達しない)、かつ、ミッション4の特定の伝動軸を締め付けてブレーキを掛けている。一方、走行停止レバー8を「走行位置」にセットした場合は、ブレーキを外すとともに、エンジンのスロットルレバーを「高速」に位置させ、走行車は走行することになる。なお、これら走行停止レバー8とスロットレルレバー及びブレーキの連動機構は既に周知であるから、ここでは説明を省略する。
本発明は、上記した走行停止レバー8の「停止位置」を検出する停止スイッチ9とミッションの特定の伝動軸の回転数が零又はそれに近くなったとき(これを「停止」という)を検出する回転スイッチ10とを設けるのである。そして、これら両スイッチ9、10が共にオンになったときにエンジン3の作動を止めるのである。図3〜図5は走行停止レバー8と停止スイッチ9の関係を示す要部側面図であるが、走行停止レバー8は支軸11を中心に前後に回動するようになっており、上部の握り部を前方又は後方に倒したときが「停止位置」であり、その中立位置にしたときが「走行位置」である。
この場合、走行停止レバー8の支持軸11を取り囲む部分に外周に凹部12aと凸部12bが形成されたカム12が設けられており、このカム12の作用で回動する第一アーム13(13aは戻しバネ)が取付軸14を中心に回動可能に設けられている。さらに、取付軸14には第二アーム15も回動可能に設けられている。なお、第二アーム15はその後壁15aが第一アーム13で規制されて一定以上「停止位置」側(図3で右方)に近づかないようになっているものの(ストッパ作用)、バネ16で常時右方に弾性付勢されており、かつ、固定部材に取り付けられた油圧式等のダンパ17によって右方動きが遅らされるようになっている。
走行停止レバー8が「停止位置」にあるときには第一アーム13に設けられたローラ18はカム12の凹部12aに入り込んでおり、第一アーム13は第二アーム15とバネ16の作用で支持軸11に対して右方に回動している(図3)。本例の停止スイッチ9は第二アーム15の接当によって作動するリミットスイッチLS1であり、この状態のときには第二アーム15は上記したストッパ作用によってリミットスイッチLS1を作動(オン)させない。一方、走行停止レバー8を「走行位置」にセットした場合にはカム12の凸部12bはローラ18(第一アーム13)を左方に押しやり、上記したストッパ作用を解除する(図4)。
したがって、第二アーム15はバネ16の作用によって右方に動き、リミットスイッチLS1を作動させるが、この動作はダンパ17によって一定時間(3秒程度)遅らされるようになっている。これは、走行停止レバー8を「走行位置」にセットした場合でも、エンジン3のスロットルが上がってミッションの伝動軸等が所定の回転数になるにはある程度のタイムラグがあるから、これに至らない状態でリミットスイッチLS1が「走行位置」と検出するのを防止するためである。この一定時間が過ぎると、第二アーム15はリミットスイッチLS1を作動させる(図5)。
図6、図7は上記した回転スイッチ10の要部側面図であるが、この回転スイッチ10もリミットスイッチLS2であるが、これにおいて、ミッション4の伝動軸19にピン20の回りを回動する翼21が設けられており、伝動軸19が回転すると、その遠心力で翼21が開くものである。この場合、伝動軸19の中にはバネ22で弾発されたスプール23が摺動可能に設けられており、スプール23と翼21とはピン・長孔機構24で連結されている。以上により、伝動軸19が回転して遠心力が働くときには、翼21が開いてスプール23をバネ22に抗して引っ込ませる(図7)。しかし、回転が停止或いは停止に近くなって回転スイッチ10が「停止」 を検出すると、スプール23はバネ22の力によって押し出され(図6)、リミットスイッチLS2に当接してこれを作動させる(オンにする)。
本発明は、走行停止レバー8が「走行位置」にあり、かつ、ミッション4の伝動軸19の回転数が低下して回転スイッチが「停止」を検出したとき、これら両リミットスイッチLS1、LS2を働かせてエンジン3を停止するのである。図8はこの具体例を示すエンジン3の点火回路図であるが、エンジン3の点火発電器25と点火プラグ26とからなる点火回路に点火プラグ26を迂回して二つのリミットスイッチLS1、LS2を直列に挿入するのである。なお、リミットスイッチLS1、LS2は開接点のみならず、閉接点を使用するものであってもよいし、停止スイッチ9や回転スイッチ10はリミットスイッチに限らず、非接触型のものでもよい。この他、上記した伝動軸19は横設されている、縦設した軸を設け、これに組み込んでもよい。
以上により、走行停止レバー8が「走行位置」にあり、かつ、回転スイッチ10が「停止」を検出したときのみ、すなわち、走行車が走行途中に障害物等で走行不能に陥ったときのみを検出して点火回路を短絡させて(点火プラグ26に電流を流さない)エンジン3を停止させるものであるから、遠心クラッチやベルトの滑りによるダメージを避けるとともに、発熱による機器や燃料の発火及びこれに起因する森林火災を防ぐことができる。
軌条走行車のエンジン部分の側面図である。 軌条走行車のエンジン部分の背面図である。 走行停止レバーと停止スイッチの関係を示す要部側面図である。 走行停止レバーと停止スイッチの関係を示す要部側面図である。 走行停止レバーと停止スイッチの関係を示す要部側面図である。 回転スイッチの作動を示す要部側面図である。 回転スイッチの作動を示す要部側面図である。 エンジンの点火回路の回路図である。
符号の説明
1 軌条
2 牽引車
3 エンジン
4 ミッション
4a 〃 の出力軸
5 駆動輪
5a 〃 のピニオン
6 ラック
7 ローラ
8 走行停止レバー
9 停止スイッチ
10 回転スイッチ
11 支持軸
12 カム
12a 〃の凹部
12b 〃の凸部
13 第一アーム
13a 〃 の戻しバネ
14 取付軸
15 第二アーム
15a 〃 の後壁
16 バネ
17 ダンパ
18 ローラ
19 伝動軸
20 ピン
21 翼
22 バネ
23 スプール
24 ピン・長孔機構
25 点火発電機
26 点火プラグ

Claims (3)

  1. 地上に軌条を架設し、軌条を転動する駆動輪とエンジンとを遠心クラッチ及びミッションで接続し、走行停止レバーの「走行位置」でエンジンを作動させて走行させ、「停止位置」で作動を止めて停止させる軌条走行車において、ミッションの伝動軸の回転を検出する回転スイッチを設け、走行停止レバーが「走行位置」で、かつ、回転スイッチが「停止」を検出したときに、エンジンの作動を停止させることを特徴とする軌条走行車のエンジン自動停止装置。
  2. 回転スイッチが伝動軸に回転による遠心力の大きさに応じて翼を拡縮してスプールを進退させるものであり、このスプールの動きをリミットスイッチで検出するものである請求項1の軌条走行車のエンジン自動停止装置。
  3. 走行停止レバーの「走行位置」と「停止位置」をリミットスイッチで検出するものであり、走行停止レバーが「走行位置」に入ったときにリミットスイッチの作動を遅らせるダンパーを設けた請求項1又は2の軌条走行車のエンジン自動停止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010285962A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Nikkari Co Ltd 軌条運搬車の過負荷状態回避装置

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