JP2009013599A - 給水装置、予備用逆流防止器内洗浄方法、逆流防止器切替え方法 - Google Patents

給水装置、予備用逆流防止器内洗浄方法、逆流防止器切替え方法 Download PDF

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Abstract

【課題】主逆流防止器と予備用逆流防止器を並列に設置した構成の給水装置で予備用逆流防止器内に滞留している水質の悪化した水を需要場所に給水しないようにした給水装置、予備用逆流防止器内洗浄方法、逆流防止器切替え方法を提供すること。
【解決手段】主逆流防止器14、及び予備用逆流防止器15を備え、吸込み口12に流入した水を主逆流防止器14又は予備用逆流防止器15を経てポンプに導き、該ポンプで加圧し、吐出し口から給水目的位置に給水可能に構成された給水装置であって、予備用逆流防止器15に滞留する水を排水する排水口48と該排水口を開閉する排水口開閉手段(栓49)を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、主逆流防止器及び予備用逆流防止器を備え、水道本管に直結して使用する給水装置、予備用逆流防止器内洗浄方法、逆流防止器切替え方法に関するものである。
上記給水装置は、水道本管に接続され、水道本管からの水をポンプで所定の水圧に加圧して集合住宅やビル等の末端の需要場所に給水している。このような給水装置では、給水装置の下流側(需要側)に毒物等の汚染物が侵入し、該汚染物が水道本管に流入するのを防止するため逆流防止器を備えている。このような逆流防止器を備えた給水装置では、逆流防止器が正常に動作するかを定期的(1年に1回)に点検することを法規で義務付けられている。
上記逆流防止器の定期点検に際しては、逆流防止器の吸込み側(流入側)に設けた1次側仕切り弁と吐出側(流出側)に設けた2次側仕切り弁を閉じて点検作業を行う必要があり、点検作業中需要場所に給水できないという問題がある。そこでこの逆流防止器を主逆流防止器とし、この主逆流防止器より小型若しくは主逆流防止器と同径の予備用逆流防止器を並列に設置し、主逆流防止器の点検時は点検作業が完了するまで、予備用逆流防止器に切替えて使用して需要場所に給水している。
特開2005−57934号公報
上記のように主逆流防止器と予備用逆流防止器を並列に設置した構成の給水装置において、主逆流防止器の定期点検が1年に1回というように、定期点検と定期点検の間の間隔が長く、その間長期間に亘って予備用逆流防止器は使用しない状態にある。その間は予備用逆流防止器の吸込み側の1次側仕切り弁と吐出側の2次側仕切り弁は閉じた状態にあるから、予備用逆流防止器内に滞留している水の水質が悪化する可能性が高く、主逆流防止器の点検時に予備用逆流防止器を通して給水するため、水質の悪化した水を需要場所に送ることになり、非常に不衛生である。また、このような逆流防止器には滞留水を排水するドレン口が設けられていないのが現状であり、滞留している水の供給を防止するためには、予備用逆流防止器を一度配管から取り外して内部の水を抜くしかなく、手間がかかってしまう。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、主逆流防止器と予備用逆流防止器を並列に設置した構成の給水装置で予備用逆流防止器内に滞留している不衛生な水を需要場所に給水しないようにした給水装置、予備用逆流防止器内洗浄方法、逆流防止器切替え方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本願発明は、主逆流防止器、及び予備用逆流防止器を備え、吸込み口に流入した水を前記主逆流防止器又は前記予備用逆流防止器を経てポンプに導き、該ポンプで加圧し、吐出し口から給水目的位置に給水可能に構成された給水装置であって、予備用逆流防止器内に滞留する水を排水する排水口と該排水口を開閉する排水口開閉手段を設けたことを特徴とする。
また、本願発明は上記給水装置において、前記予備用逆流防止器の吸込み口側には1次側仕切り弁が、吐出し口側には2次側仕切り弁が設けられており、排水口は予備用逆流防止器の本体と2次側仕切り弁の間の所定の位置に設ける。
また、本願発明は、上記給水装置において、排水口開閉手段は電磁弁又は電動弁であり、制御盤から操作できるようになっている。
また、本願発明は、上記給水装置の予備用逆流防止器内洗浄方法であって、排水口開閉手段で排水口を開放し、予備用逆流防止器の2次側仕切り弁を閉じた状態で、1次側仕切り弁を開いて該予備用逆流防止器に通水して洗浄する。
また、本願発明は、吸込み口側には1次側仕切り弁が、吐出し口側には2次側仕切り弁をそれぞれ設けた主逆流防止器、及び予備用逆流防止器を備え、吸込み口に流入した水を主逆流防止器又は前記予備用逆流防止器を経てポンプに導き、該ポンプで加圧し、吐出し口から給水目的位置に給水可能に構成された給水装置の主逆流防止器と予備用逆流防止器を切替える逆流防止器切替え方法であって、予備用逆流防止器に設けられた排水口を開放し、予備用逆流防止器の2次側仕切り弁を閉じた状態で、1次側仕切り弁を開いて該予備用逆流防止器に通水して内部を洗浄してから、予備用逆流防止器の2次側仕切り弁を開く操作を行った後、主逆流防止器の1次側仕切り弁及び2次側仕切り弁を閉じることを特徴とする。
本願発明に係る給水装置によれば、予備用逆流防止器に滞留する水を排水する排水口と該排水口を開閉する排水口開閉手段を設けたので、主逆流防止器の点検時等予備用逆流防止器を通して需要場所に給水する場合、予め排水口開閉手段で排水口を開けて予備用逆流防止器内に滞留する水を排水し、更に吸込み口側の1次側仕切り弁を開いた予備用逆流防止器に通水して内部を洗浄してから給水することにより、需要場所に水質の悪化した水が給水されることを防止できる。
また、排水口開閉手段を電磁弁又は電動弁とし、制御盤から操作できるようにすることにより、制御盤から操作で予備用逆流防止器内の滞留水の排水及び洗浄作業が容易に実施できる。
本願発明に係る給水装置の予備用逆流防止器内洗浄方法によれば、排水口開閉手段で排水口を開放し、予備用逆流防止器の2次側仕切り弁を閉じた状態で、1次側仕切り弁を開いて該予備用逆流防止器に通水して洗浄するから、需要場所に水質の悪化した水が給水されることがない。
また、本願発明に係る給水装置の主逆流防止器点検方法によれば、予備用逆流防止器に設けられた排水口を開放し、予備用逆流防止器の2次側仕切り弁を閉じた状態で、1次側仕切り弁を開いて該予備用逆流防止器に通水して洗浄してから、予備用逆流防止器の2次側仕切り弁を開く操作を行った後、主逆流防止器の1次側仕切り弁及び2次側仕切り弁を閉じるので、需要場所に水質の悪化した水が給水されることがない。
以下、本願発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は本願発明に係る給水装置の吸込側の配管及び機器の構成例を示す図である。14は主逆流防止器、15は予備用逆流防止器である。主逆流防止器14の吸込み側(1次側)には1次側仕切り弁26が設けられ、吐出し側(2次側)には2次側仕切り弁27が設けられている。また、予備用逆流防止器15の吸込み側(1次側)には1次側仕切り弁28が設けられ、吐出し側(2次側)には2次側仕切り弁29が設けられている。また、主逆流防止器14、予備用逆流防止器15には、空気抜き、及び動作テストのためのテストコックが備えられている。
13は吸込み分岐管であり、一端に吸込み口12が設けられ、他端が二つに分岐し、一方が1次側仕切り弁26の吸込み口に他方が接続管45を介して1次側仕切り弁28の吸込み口に接続されている。また、2次側仕切り弁27の吐出し口は吸込み合流管16に接続され、2次側仕切り弁29の吐出し口は接続管43を介して吸込み合流管16に接続されている。なお、41は1次側仕切り弁26の吸込み口の水圧を検出する圧力センサである。
上記構成の給水装置の吸込側の配管及び機器において、吸込み分岐管13の吸込み口12は水道本管(図示せず)に接続されている。通常は主逆流防止器14の1次側仕切り弁26及び2次側仕切り弁27が開いており、予備用逆流防止器15の1次側仕切り弁28及び2次側仕切り弁29は閉じている。そして吸込み分岐管13の吸込み口12から流入した水は、1次側仕切り弁26、主逆流防止器14、2次側仕切り弁27、吸込み合流管16等を通って、図示しない(後に詳述)するポンプで加圧され、需要場所に給水する。そして、主逆流防止器14の点検時は、予備用逆流防止器15の1次側仕切り弁28及び2次側仕切り弁29を開いて、予備用逆流防止器15に切替えて給水し、主逆流防止器14の1次側仕切り弁26及び2次側仕切り弁27を閉じる。これにより主逆流防止器14の点検時も断水することなく、需要場所に給水することができるようになっている。
上記のように主逆流防止器14の定期的点検は、例えば年1回程度であり、予備用逆流防止器15はその間使用していないから、内部に滞留する水の水質が悪化している。主逆流防止器14の点検時、上記のように1次側仕切り弁28及び2次側仕切り弁29を開いて予備用逆流防止器15を通して給水した場合、給水始め予備用逆流防止器15内の水質が悪化した水が需要場所に給水されることになる。そこで本実施形態例では、2次側仕切り弁29の入り口側側壁底部に予備用逆流防止器15の内部に滞留する水を排水する排水口48を設け、該排水口48に栓49を取付け、その開口を閉塞している。図2は2次側仕切り弁29の断面図である。図示するように、流入口29c、流出口29dを有する仕切り弁ボディ29aの底部部に排水口48を設け、その開口を栓49で閉塞、開放するようにしている。なお、図2において29eは弁体である。
主逆流防止器14の点検時に予備用逆流防止器15を通して給水する場合、栓49を抜いて排水口48の開口を開放することにより、予備用逆流防止器15の内部に滞留する水を後述するドレンパンに排水する。更に1次側仕切り弁28を開き、吸込み分岐管13内の水を予備用逆流防止器15内に通水し、内部を洗浄する。洗浄した水は後述するドレンパンに排水する。その後、予備用逆流防止器15の1次側仕切り弁28及び2次側仕切り弁29を開いて、主逆流防止器14の1次側仕切り弁26及び2次側仕切り弁27を閉じ、予備用逆流防止器15を通して需要場所に給水する。これにより、水質の悪化した水が需要場所に給水されることがなくなる。なお、上記例では、排水口48の開口を栓49で閉塞、開放するようにしているが、図3に示すように、排水口48に電磁弁50を設け、該電磁弁50で開口を開閉するようにしてもよい。
また、図4に示すように、排水口48を電磁弁50で開閉できるようにすると共に、1次側仕切り弁28を電磁式の1次側仕切り弁28’とする。そして図示しない制御盤に電磁弁50及び1次側仕切り弁28’の開閉動作を行うスイッチを設け、該スイッチを「ON」にすることにより、電磁弁50、1次側仕切り弁28’の順で「開」、「OFF」にすることにより1次側仕切り弁28’、電磁弁50の順で「閉」となるよう設定する。これにより、予備用逆流防止器15内に滞留する水の排水及び内部の洗浄がワンタッチで可能となる。ここでは電磁弁を用いたが、電動弁でもよい。なお、上記例では2次側仕切り弁29の仕切り弁ボディ29aの底部部に排水口48を設けているが、排水口48の設ける位置はこれに限定されるものではなく、予備用逆流防止器15の本体(図示はしないが、予備用逆流防止器15内部の弁機構のある部分)と2次側仕切り弁29の間で、予備用逆流防止器15内に滞留する水の排水できる位置であれば、どこでもよく、例えば予備用逆流防止器15の出口部分の底部に排水口48を設けても良い。
図5乃至図9は、吸込側の配管及び機器を備えた本発明に係る給水装置の構成例を示す図で、図5は平面図、図6は左側面図、図7は正面図、図8は右側面図、図9は背面図である。図示するように本給水装置1は、ベース10に固定された架台11上に吸込み分岐管13、主逆流防止器14、予備用逆流防止装置15、吸込み合流管16、ポンプP1,P2,P3、モータM1,M2,M3、吐出しヘッダ17、吐出し曲管18、吐出し合流管19、圧力タンク21等が搭載された構成である。また、架台11の内部には、ドレンパン47が搭載されている。吸込み分岐管13、主逆流防止器14、1次側仕切り弁26、2次側仕切り弁27、吸込み合流管16等を接続した組立体はその両端を支持板22、支持板23で架台11上に固定し、該支持板22と架台11の間と該支持板23と架台11の間にはそれぞれゴム材及びバネ材等で構成された防振部材24、25を介装している。
吸込み合流管16の流出口には、吸込みヘッダH1、H2、H3が順に接続され、吸込みヘッダH3の流出口には逆流防止弁30が接続されている。吸込みヘッダH1、H2、H3にはそれぞれ2つの流出口が設けられ、内部に切替え弁が設けられ2つの流出口が開いている場合と、ポンプ吸込み口に接続される流出口を閉じて、他方の流出口を開いている場合の2パターンに切替え可能になっている。吸込みヘッダH1、H2、H3の一方の流出口はポンプP1、P2、P3の吸込み口が接続され、他方の流出口は吸込みヘッダH1の場合は吸込みヘッダH2の流入口に、吸込みヘッダH2の場合は吸込みヘッダH3の流入口に、吸込みヘッダH3の場合は逆流防止弁30の流入口に接続される。ポンプP1、P2、P3の吐出口にはそれぞれ吐出し管31、32、33の一端が接続され、各吐出し管31、32、33の他端はそれぞれボールチェッキ弁B1、B2、B3を介して吐出しヘッダ17に接続されている。また、各吐出し管31、32、33には、それぞれフロースイッチ34、35、36が設けられている。
吐出しヘッダ17の一端は閉止フランジ37で閉じられ、他端は吐出し曲管18の一端(流入口)に接続されている。吐出し曲管18は所定の形状に曲げられた配管で一端が流入口、他端が流出口となっている。該吐出し曲管18の流出口は吐出し合流管19の一方の流入口に接続されている。また、吐出し合流管19の他方の流入口は上記逆流防止弁30の流出口に接続されている。なお、ポンプP1、P2、P3を駆動するモータM1、M2、M3はそれぞれポンプP1、P2、P3のケーシング上に搭載されている。
吸込みヘッダH1とポンプP1とモータM1等の組立て体、吸込みヘッダH2とポンプP2とモータM2等の組立て体、及び吸込みヘッダH3とポンプP3とモータM3等の組立て体はそれぞれゴム材及びバネ材等で構成される防振部材38、39、40を介して架台11に搭載されている。吐出しヘッダ17には吐出し側の水圧を検出する圧力センサ42が設けられている。また、圧力タンク21は接続管44を介して吐出し合流管19に接続されている。上記構成の給水装置1は、全体が図7に示すようにキャビネット100内に収容配置され、キャビネット100の左側面に吸込み口12及び吐出し口20が配置されている。また、図示は省略するが、キャビネット100内には、モータM1〜M3等に電力を供給するインバータ装置(電源装置)、モータM1〜M3を含む各機器を制御する制御装置等も収納される。
給水装置1の吸込み口12は上記のように水道本管に接続されており、通常の場合、予備用逆流防止器15の1次側仕切り弁28、及び2次側仕切り弁29は閉じ、主逆流防止器14の1次側仕切り弁26、2次側仕切り弁27が開いている。吸込み口12に流入した水は吸込み分岐管13、1次側仕切り弁26、主逆流防止器14、2次側仕切り弁27、吸込み合流管16を通って吸込みヘッダH1、H2、H3へと流れ込む。3台のポンプP1、P2、P3のうちいずれか、例えばポンプP1の運転により、吸込みヘッダH1からポンプP1に吸い込まれた水は、加圧され、吐出し管31、ボールチェッキ弁B1を通って、吐出しヘッダ17へ流れ込む。該吐出しヘッダ17へ流れ込んだ水は、吐出し曲管18、吐出し合流管19を通って吐出し口20から需要場所に給水される。
吐出しヘッダ17の水圧は圧力センサ42で監視され、吐出し圧力が所定値より低い場合は、先発ポンプ、例えばポンプP1が始動し、先発ポンプP1の回転数が最大になると、2台目のポンプ、例えばポンプP2を追加運転することにより、吸込みヘッダH2からポンプP2に吸い込まれた水は、加圧され、吐出し管32、ボールチェッキ弁B2を通って、吐出しヘッダ17へ流れ込む。
吸込み分岐管13の水圧、即ち水道本管の圧力は、圧力センサ41で監視されており、水道本管の水圧が十分高く、所定の圧力値を超えている場合は、ポンプP1、P2、P3で加圧することなく給水できる。この場合は吸込み口12から流入する水を1次側仕切り弁26、主逆流防止器14、2次側仕切り弁27、吸込み合流管16、吸込みヘッダH1、H2、H3、及び逆流防止弁30を通して直接吐出し合流管19に送り、吐出し口20から需要場所に給水する。ここで逆流防止弁30はポンプP1、P2、P3の運転時、吐出しヘッダ17から吐出された水が吸込みヘッダH3、H2、H1に流れるのを阻止し、水道本管の水圧が高い場合はそのまま吐出し合流管19に流す作用をする。
主逆流防止器14の点検をする場合は、上記のように1次側仕切り弁26及び2次側仕切り弁27を閉じ、1次側仕切り弁28及び2次側仕切り弁29を開いて、吸込み口12に流入した水を予備用逆流防止器15を通して、吸込み合流管16に送るようにして行う。また、ポンプP1、P2、P3のメンテナンスの場合は吸込みヘッダH1、H2、H3内の切替え弁でポンプP1、P2、P3側の流出口を閉じ、他方の流出口を開いている状態に切り替えて行う。
上記のように主逆流防止器14は通常時に使用し、予備用逆流防止器15は主逆流防止器14の点検時等に使用される。ドレンパン47は主逆流防止器14及び予備用逆流防止器15が作動した場合に流出する水、及び排水口48から排水される予備用逆流防止器15内に滞留している水、内部を洗浄した水を受ける。また、圧力タンク21は接続管44を介して吐出し合流管19に接続され、ポンプP1、P2、P3で加圧された加圧水を蓄圧することでポンプP1、P2、P3の頻繁な起動停止を防止し、且つ給水装置1の給水圧力を円滑に一定に保つ作用をする。
図1に示す給水装置の吸込側の配管及び機器において、主逆流防止器14から予備用逆流防止器15への切り換え下記(1)〜(6)の手順でおこなう。
(1)予備用逆流防止器15の3つのテストコックを全て開け、2次側仕切り弁29の排水口48の栓を外して開口を開放する。
(2)予備用逆流防止器15の1次側仕切り弁(ストレーナ付ボールバルブ)28をゆっくり開けて、該予備用逆流防止器15の内部の水を排水口48から十分に排水する。
(3)十分な排水を確認後、1次側仕切り弁28を閉じ、排水口48に栓49を確実に取り付け、開口を栓49で確実に閉塞する。
(4)1次側仕切り弁28をゆっくり開けて、3つのテストコックから空気を十分に抜いて、予備用逆流防止器15内を水で充分に満たす。予備用逆流防止器15内が水で充分満たされた後、テストコックを閉じて、1次側仕切り弁28を全開にする。次に2次側仕切り弁29をゆっくりと全開にする。
(5)主逆流防止器14の2次側仕切り弁(ボール止水栓)27、1次側仕切り弁(ストレーナ付ボールバルブ)26の順にゆっくり閉じる。
(6)主逆流防止器14の3つのテストコックを全て開けて、該主逆流防止器14内の水を排水する。
予備用逆流防止器15から主逆流防止器14への切替えは下記(1)〜(4)の手順で行う。
(1)主逆流防止器14の3つのテストコックが全て開いていることを確認し、1次側仕切り弁26をゆっくりと開け、3つのテストコックから空気を十分に抜いて、主逆流防止器14内を充分水で満たす。内部を充分水で満たした後、テストコックを閉じる。
(2)2次側仕切り弁27をゆっくり全開とする。
(3)1次側仕切り弁28、2次側仕切り弁29の順にゆっくり閉じる。
(4)予備用逆流防止器15の3つのテストコックを全て開けて、予備用逆流防止器15内の水を排水する。排水口48の栓49を外し、内部の水を排水してから、再び栓49を取り付け、開口を閉塞する。
なお、上述の例では予備用逆流防止器15にのみ排水口48を設けたが、主逆流防止器の方にも排水口を設けても良い。この場合は、主逆流防止器を交換したときの内部の洗浄用として用いることができる。また、上述の例ではポンプと一体としてキャビネット100内に収容配置された逆流防止器について述べたが、本発明の逆流防止器はこのような状態にのみ適用されるものではなく、例えば、ポンプ等とは一体で配置されていない給水配管の途中、水道管等にも適用することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。また、直接明細書及び図面に記載のない何れの形状、構造であっても、本願発明の作用及び効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。
本願発明に係る給水装置の吸込側の配管及び機器の構成例を示す図である。 2次側仕切り弁の構成を示す断面図である。 2次側仕切り弁の構成を示す断面図である。 本願発明に係る給水装置の吸込側の配管及び機器の他の構成例を示す図である。 本発明に係る給水装置の構成例を示す平面図である。 本発明に係る給水装置の構成例を示す左側面図である。 本発明に係る給水装置の構成例を示す正面図である。 本発明に係る給水装置の構成例を示す右側面図である。 本発明に係る給水装置の構成例を示す背面図である。
符号の説明
1 給水装置
10 ベース
11 架台
12 吸込み口
13 吸込み分岐管
14 主逆流防止器
15 予備用逆流防止器
16 吸込み合流管
17 吐出しヘッダ
18 吐出し曲管
19 吐出し合流管
20 吐出し口
21 圧力タンク
22 支持板
23 支持板
24 防振部材
25 防振部材
26 1次側仕切り弁
27 2次側仕切り弁
28 1次側仕切り弁
28’ 1次側仕切り弁
29 2次側仕切り弁
30 逆流防止弁
31 吐出し管
32 吐出し管
33 吐出し管
34 フロースイッチ
35 フロースイッチ
36 フロースイッチ
37 閉止フランジ
38 防振部材
39 防振部材
40 防振部材
41 圧力センサ
42 圧力センサ
43 接続管
45 接続管
47 ドレンパン
48 排水口
49 栓
50 電磁弁
H1 吸込みヘッダ
H2 吸込みヘッダ
H3 吸込みヘッダ
M1 モータ
M2 モータ
M3 モータ
P1 ポンプ
P2 ポンプ
P3 ポンプ
100 キャビネット

Claims (5)

  1. 主逆流防止器、及び予備用逆流防止器を備え、吸込み口に流入した水を前記主逆流防止器又は前記予備用逆流防止器を経てポンプに導き、該ポンプで加圧し、吐出し口から給水目的位置に給水可能に構成された給水装置であって、
    前記予備用逆流防止器内に滞留する水を排水する排水口と該排水口を開閉する排水口開閉手段を設けたことを特徴とする給水装置。
  2. 請求項1に記載の給水装置において、
    前記予備用逆流防止器の吸込み口側には1次側仕切り弁が、吐出し口側には2次側仕切り弁が設けられており、
    前記排水口は前記予備用逆流防止器の本体と前記2次側仕切り弁の間の所定の位置に設けたことを特徴とする給水装置。
  3. 請求項1又は2に記載の給水装置において、
    前記排水口開閉手段は電磁弁又は電動弁であり、制御盤から操作できるようになっていることを特徴とする給水装置。
  4. 請求項2又は3に記載の給水装置の予備用逆流防止器内洗浄方法であって、
    前記排水口開閉手段で前記排水口を開放し、前記予備用逆流防止器の2次側仕切り弁を閉じた状態で、1次側仕切り弁を開いて該予備用逆流防止器に通水して洗浄することを特徴とする給水装置の予備用逆流防止器内洗浄方法。
  5. 吸込み口側には1次側仕切り弁が、吐出し口側には2次側仕切り弁をそれぞれ設けた主逆流防止器、及び予備用逆流防止器を備え、吸込み口に流入した水を前記主逆流防止器又は前記予備用逆流防止器を経てポンプに導き、該ポンプで加圧し、吐出し口から給水目的位置に給水可能に構成された給水装置の主逆流防止器と予備用逆流防止器を切替える逆流防止器切替え方法であって、
    前記予備用逆流防止器に設けられた前記排水口を開放し、前記予備用逆流防止器の2次側仕切り弁を閉じた状態で、1次側仕切り弁を開いて該予備用逆流防止器に通水して内部を洗浄してから、前記予備用逆流防止器の2次側仕切り弁を開く操作を行った後、前記主逆流防止器の1次側仕切り弁及び2次側仕切り弁を閉じることを特徴とする給水装置の逆流防止器切替え方法。
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