JP2009012313A - 液体噴射装置及び液体噴射装置における液体供給方法 - Google Patents

液体噴射装置及び液体噴射装置における液体供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成でコックリング現象による画像品質の低下を抑制することができる液体噴射装置及び液体噴射装置における液体供給方法を提供する。
【解決手段】インクを噴射する複数のノズル群23〜26が用紙Pの搬送方向Xと交差する方向に沿って延びる複数のノズル列L1〜L4を用紙Pの搬送方向Xに所定間隔をおいて形成するように設けられた記録ヘッド15を備えるプリンタ10において、各ノズル群23〜26のうち用紙Pの搬送方向Xにおいて最も下流側に位置するノズル列L4と対応するノズル群26を、各ノズル群23〜26からそれぞれ噴射されるインクC,M,Y,Kのうち最も水分含有量の多いインクKを噴射するノズル群とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体を噴射する複数のノズル群がターゲットの搬送方向と交差する方向に沿って延びる複数のノズル列をターゲットの搬送方向に所定間隔をおいて配列形成するように設けられた液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置及び液体噴射装置における液体供給方法に関する。
従来、液体(インク)をターゲット(記録用紙)に向けて噴射する液体噴射装置の一種としてインクジェット式プリンタ(以下「プリンタ」という。)が知られている。このプリンタはインク(液体)を収容したインクカートリッジ等から記録ヘッド(液体噴射ヘッド)に供給されたインクを記録ヘッドのノズル形成面と対向するプラテン上を所定方向へ搬送される記録用紙に向けて噴射することで印刷(画像形成)を行うようにしている。すなわち、記録ヘッドのノズル形成面には、複数のノズルからなるノズル群の各ノズル開口が複数のノズル列を形成するように開口しており、各ノズルから噴射されたインクは記録用紙に付着した後に乾燥することによって発色するようになっている。
このようなプリンタの中には、例えば特許文献1に記載されるように、記録ヘッドが記録用紙の搬送方向と直交する方向(すなわち、用紙幅方向)において用紙幅に対応した全体形状をなすラインヘッド型プリンタがある。ラインヘッド型プリンタにおける記録ヘッドのノズル形成面には、用紙幅方向に沿って各々平行に延びる複数のノズル列が用紙幅のほぼ全体にわたり用紙搬送方向において隣り合うノズル列同士の間に所定間隔をおくようにして形成されている。そして、印刷データに基づき印刷をする場合には、各ノズル列を形成する多数のノズルのうちインクを噴射すべきノズルから、該ノズルの直下を記録用紙におけるインク噴射されるべき位置が通過するタイミングで、その記録用紙に向けてインクを噴射することにより、印刷データに従った文字・図柄等の印刷が行われるようになっている。
ここで、ターゲットとして水分浸透性のある記録用紙を用いる場合、インクが浸透した記録用紙にはコックリング現象が生じることがある。これはインクに含まれる水分によって、記録用紙が膨張するために生じる現象であり、このコックリング現象が生じると、記録用紙にはカールが生じ、記録ヘッドのノズル形成面に近接して対向する記録用紙の表面の平面度を保つことが困難になる。そのため、記録用紙においてコックリング現象によりカールが生じた表面領域に対する印刷画像にはゆがみが生じ、また記録用紙のカールが生じた表面領域と記録ヘッドのノズル形成面とが記録用紙の搬送途中で接触することもあり、印刷精度(画像品質)を低下させる虞があった。
こうしたコックリング現象に対処するため、特許文献1ではノズル列間の間隔を狭くすることにより、記録用紙が記録ヘッドのノズル形成面の直下を通過するのに要する時間を短縮していた。すなわち、記録用紙に対する用紙搬送方向において最上流側のノズル列のノズルからのインク噴射時点から当該インク噴射によるインク付着位置が最下流側のノズル列の直下を通過するまでに要する時間を短縮することで、インクの浸透による膨潤(すなわち、コックリング現象)が生じる前に記録用紙への印刷のためのインク噴射を完了し、印刷精度(画像品質)が低下しないようにしている。
特開2005―319818
ところで、特許文献1では、コックリング現象に対処するために記録ヘッドのノズル形成面における各ノズル列間の間隔を狭くするようにしているので、搬送方向で隣り合うノズル列同士の各ノズルからの直下を通過する記録用紙に対するインクの噴射がほとんど間をおかずに行われることになる。そのため、ノズルからのインクの噴射方向が少しでもずれたりすると、隣り合うノズル列同士の各ノズルから噴射されたインクが混色してしまい、印刷精度(画像品質)を低下させてしまう虞がある。また、ノズル列の間隔を狭くするためには、記録ヘッド内において各ノズル列のノズルに各々連通するインク流路についても配設間隔が狭くなることになり、記録ヘッドの内部構造が複雑になるという問題もある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成でコックリング現象による画像品質の低下を抑制することができる液体噴射装置及び液体噴射装置における液体供給方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の液体噴射装置は、液体を噴射する複数のノズル群がターゲットの搬送方向と交差する方向に沿って延びる複数のノズル列を前記ターゲットの搬送方向に間隔をおいて配列形成するように設けられた液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置において、前記各ノズル群のうち前記ターゲットの搬送方向において最も下流側に位置するノズル列と対応するノズル群を、前記各ノズル群からそれぞれ噴射される液体のうち最も水分含有量の多い液体を噴射するノズル群とした。
この構成によれば、液体噴射ヘッドの各ノズル列を形成する各ノズル群から噴射される各液体のうち、コックリング現象を生じさせる可能性が高い最も水分含有量の多い液体は、ターゲット搬送方向において最も下流側のノズル列のノズル群から噴射される。そのため、その最も下流側のノズル列と対応するノズル群からの液体噴射によりターゲットの表面上にコックリング現象が生じたとしても、そのようなコックリング現象が生じた表面領域には更なる液体噴射がされることはない。したがって、簡単な構成でコックリング現象による画像品質の低下を抑制することができる。
本発明の液体噴射装置において、前記各ノズル群は、他のノズル群とは水分含有量の異なる液体を各々が噴射するように構成されると共に、前記ターゲットの搬送方向において上流側に位置するノズル列と対応するノズル群の方が下流側に位置するノズル列と対応するノズル群よりも水分含有量の少ない液体を噴射するように配設されている。
この構成によれば、搬送方向に沿って搬送されるターゲットには、搬送方向の最上流側に位置するノズル列と対応するノズル群から液体を噴射された後に、下流側に位置する他のノズル列と対応するノズル群からの液体噴射が順次に行われる。そして、この場合においてターゲット上には水分含有量が少ない液体から順に噴射される。そのため、液体噴射ヘッドを通過する途中のターゲットにおいては、上流側のノズル列と対応するノズル群から噴射された液体の付着位置にはコックリング現象が生じにくい。また仮に、搬送される途中で前記液体の付着位置にコックリング現象が生じたとしても、その時点ではターゲットにおける前記液体の付着位置は液体噴射ヘッドを通り過ぎている可能性が高い。したがって、搬送方向に沿って液体噴射ヘッドを通り過ぎるように搬送される途中のターゲットの平面度は、その後の搬送方向において下流側に位置するノズル列のノズル群から液体が噴射される間もコックリング現象を生じさせることなく良好に維持される。
本発明の液体噴射装置は、前記液体噴射ヘッドが前記ターゲットの搬送方向に複数連続するように配置されると共に、前記各液体噴射ヘッドに各々設けられた各ノズル群からの液体の噴射状態を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記液体噴射ヘッドのノズル群から前記ターゲットにおける一定領域の全面に隙間なく液体を噴射させる場合には、前記ターゲットの搬送方向において下流側に位置する液体噴射ヘッドのノズル群から前記一定領域の全面に対する液体の噴射を実行させる。
一般に、ターゲットにおける一定領域全面に隙間なく液体噴射を行った場合には、その一定領域に浸透する液体の量が多くなるため、いわゆるコックリング現象を生じやすい。そのため、搬送方向において上流側に位置する液体噴射ヘッドからターゲットにおける一定領域の全面に隙間なく液体噴射を行った場合には、そのターゲットの搬送途中において下流側の液体噴射ヘッドのノズル形成面にコックリング現象を生じた一定領域が接触してしまう虞がある。この点、この構成によれば、そのようなコックリング現象を生じやすい液体噴射は、搬送方向において上流側に位置する液体噴射ヘッドからではなく下流側に位置する液体噴射ヘッドから行われるため、コックリング現象の生じたターゲット上に更に液体噴射を行うようなことを回避できる。また、そのようなターゲットにおいてコックリング現象の生じた部位が液体噴射ヘッドに接触する虞も回避できる。
本発明の液体噴射装置において、前記液体噴射ヘッドは、前記ノズル群が前記ターゲットの搬送方向と交差するターゲットの幅方向において該ターゲットの幅方向全体に亘るノズル列を形成するように設けられている。
この構成によれば、いわゆるラインヘッド方式のプリンタにおいて、コックリング現象による画像品質の低下を抑制することができる。
また、本発明の液体噴射装置における液体供給方法は、液体を噴射する複数のノズル群がターゲットの搬送方向と交差する方向に沿って延びる複数のノズル列を前記ターゲットの搬送方向に間隔をおいて配列形成するように設けられた液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置における液体供給方法において、前記各ノズル群のうち前記ターゲットの搬送方向において最も下流側に位置するノズル列と対応するノズル群に対して、前記各ノズル群に各別に供給される液体のうち最も水分含有量の多い液体を供給するようにした。
この構成によれば、各ノズル列に対応するノズル群に対して供給される液体が、例えば液体収容体の新旧交換等により、同色ではあるが水分含有量の異なる液体に変更された場合でも、最も水分含有量の多い液体は、ターゲットの搬送方向において最も下流側のノズル列と対応するノズル群から常に噴射される。従って、同じ色で水分含有量が異なる液体に交換した場合でも、コックリング現象による画像品質の低下を抑制することができる。
本発明の液体噴射装置における液体供給方法において、前記各ノズル群には、他のノズル群とは水分含有量の異なる液体を各別に供給すると共に、前記ターゲットの搬送方向において上流側に位置するノズル列と対応するノズル群には下流側に位置するノズル列と対応するノズル群よりも水分含有量の少ない液体を供給するようにした。
この構成によれば、搬送方向に沿って搬送される途中のターゲット上には、水分含有量が少ない液体から順に噴射されることになり、液体噴射ヘッドを通り過ぎる途中ではターゲットにコックリング現象が生じにくい。したがって、搬送途中におけるターゲットの平面度は、その後の搬送方向において下流側に位置するノズル列のノズル群から液体が噴射される間も良好に維持される。
(第1の実施形態)
以下、本発明を、インクジェット式プリンタ(以下「プリンタ」という。)及びプリンタにおけるインク供給方法に具体化した第1の実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるプリンタ(液体噴射装置)10は用紙(ターゲット)Pを搬送するための搬送機構11を備えている。搬送機構11は、図示しないモータの駆動力により回転駆動される駆動プーリ12と、該駆動プーリ12の軸線と平行な軸線を中心に回転自在な従動プーリ13を有しており、駆動プーリ12と従動プーリ13との間には無端状の搬送ベルト14が掛け渡されている。そして、この搬送ベルト14が駆動プーリ12の回転駆動に伴い周回運動することによって、用紙Pが図1〜図3に白抜き矢印で示す方向(すなわち、用紙Pの搬送方向X)に搬送されるようになっている。
また、図1に示すように、搬送機構11における搬送ベルト14の上側(Z方向側)となる位置には、該搬送ベルト14上に載置されて搬送される途中の用紙Pの表面に向けてインク(液体)を噴射する記録ヘッド(液体噴射ヘッド)15が配設されている。また、この記録ヘッド15から離間した所定位置にはカートリッジホルダ16が設けられ、該カートリッジホルダ16には複数(本実施形態では4つ)のインクカートリッジ17〜20が着脱可能に装着されている。
各インクカートリッジ17〜20には、それぞれ互いに異なる色のインクが収容されている。すなわち、第1インクカートリッジ17にはシアンインクCが収容され、第2インクカートリッジ18にはマゼンタインクMが収容されている。また、第3インクカートリッジ19にはイエローインクYが収容され、第4インクカートリッジ20にはブラックインクKが収容されている。
ここで、各インクカートリッジ17〜20に各々収容された各インクC,M,Y,Kの水分含有量については、本実施形態の場合、シアンインクCが最も水分含有量が少なく、以下、マゼンタインクM、イエローインクYの順に水分含有量が次第に多くなり、ブラックインクKが最も水分含有量が多いインク種とされている。そして、これらの各インクC,M,Y,Kはインクカートリッジ17〜20毎に対応する各インク供給チューブ21を介して記録ヘッド15側に各々供給されるようになっている。
そこで次に、各インクC,M,Y,Kが供給される記録ヘッド15の具体的構成について詳述する。
図1及び図2に示すように、記録ヘッド15には、多数のノズル22からなる複数(本実施形態では4つ)のノズル群23〜26が記録ヘッド15の下面となるノズル形成面27に複数(本実施形態では4つ)のノズル列L1〜L4を形成するように設けられている。すなわち、記録ヘッド15のノズル形成面27には、図2に示すように、複数(図2には5つ図示)の単位ヘッド部28〜32が用紙Pの搬送方向Xと略直交(交差)する用紙Pの幅方向Yに千鳥状配置となるように設けられている。そして、各々の単位ヘッド部28〜32毎に、4つのノズル群23〜26が用紙Pの幅方向Yに沿って平行に延びる4列のノズル列L1〜L4を用紙Pの搬送方向Xに所定間隔をおいて配列形成するように設けられている。
図2に示すように、各単位ヘッド部28〜32に各々配列された各ノズル群23〜26は、対応するノズル列L1〜L4を用紙Pの幅方向Yにおいて用紙Pの幅方向全体に亘るように千鳥状に連続形成している。したがって、この点で本実施形態における記録ヘッド15は、多数のノズル22によりノズル列L1〜L4を形成するノズル群23〜26が用紙Pの幅方向全体に亘るように配列形成された、いわゆるフルラインタイプの記録ヘッド(ラインヘッド)であるといえる。
なお、図1(及び図3)においては、便宜上、単位ヘッド部28〜32の図示を省略することにより記録ヘッド15の図示内容を簡素化し、4つのノズル群23〜26により4列のノズル列L1〜L4が用紙Pの搬送方向Xに所定間隔をおいて配列形成されてなる構成を図示している。そして、このように構成された記録ヘッド15における各ノズル群23〜26には、前述した各インク供給チューブ21を介して各インクカートリッジ17〜20から次のような供給態様で各インクC,M,Y,Kが各別に供給されるようになっている。
すなわち、用紙Pの搬送方向Xにおいて最も上流側に位置する第1ノズル列L1を形成する第1ノズル群23には各インクC,M,Y,Kのうち第1インクカートリッジ17に収容されている最も水分含有量の少ないシアンインクCが供給されるようになっている。また、用紙Pの搬送方向Xにおいて上流側から2番目に位置する第2ノズル列L2を形成する第2ノズル群24には各インクC,M,Y,Kのうち第2インクカートリッジ18に収容されている2番目に水分含有量の少ないマゼンタインクMが供給されるようになっている。
また、用紙Pの搬送方向Xにおいて上流側から3番目に位置する第3ノズル列L3を形成する第3ノズル群25には各インクC,M,Y,Kのうち第3インクカートリッジ19に収容されている3番目に水分含有量の少ないイエローインクYが供給されるようになっている。そして、用紙Pの搬送方向Xにおいて最も下流側に位置する第4ノズル列L4を形成する第4ノズル群26には各インクC,M,Y,Kのうち第4インクカートリッジ20に収容されている最も水分含有量の多いブラックインクKが供給されるようになっている。
すなわち、各ノズル群(例えば、第1ノズル群23)は、他のノズル群(この場合、第2〜第4の各ノズル群24〜26)とは水分含有量が異なるインクを各々が噴射するように構成されている。そして、各ノズル群23〜26は、用紙Pの搬送方向Xにおいて上流側に位置するノズル列と対応するノズル群(例えば、第1ノズル群23)の方が下流側に位置するノズル列と対応するノズル群(この場合、第2〜第4の各ノズル群24〜26)よりも水分含有量の少ないインクを噴射するように配設されている。
そこで次に、このような記録ヘッド15を備えたプリンタ10において印刷が行われる場合の作用について、図3に基づいて説明する。
さて、印刷時には、搬送機構11の搬送ベルト14が駆動プーリ12の回転駆動に伴い周回運動を開始すると共に、その搬送ベルト14上に用紙Pが図示しない給紙機構側から供給される。そして、用紙Pが記録ヘッド15のノズル形成面27の下側(反Z方向側)を通過する際に、印刷データに従った文字・図柄等の印刷を行うために、用紙Pの表面に向けて記録ヘッド15からインクが噴射される。
すなわち、各ノズル列L1〜L4と各々対応するノズル群23〜26毎に、そのノズル群23〜26に含まれる多数のノズル22のうち今回の印刷時にインクの噴射をすべきノズル(以下、「特定ノズル」という。)が、図示しない制御装置(制御手段)において印刷データに基づき特定され、そのような特定ノズルから用紙Pに向けてインクが噴射される。具体的には、搬送ベルト14に載置された状態で搬送方向Xに向けて搬送される用紙Pにおけるインク噴射されるべき位置(以下、「被印刷位置」という。)が、その被印刷位置と対応する特定ノズルの直下を通過するタイミングで、その特定ノズルから用紙Pに向けてインクが噴射される。
ここで、搬送ベルト14上の用紙Pは、記録ヘッド15のノズル形成面27の下側を通過する場合、搬送方向Xにおいて最上流側に位置する第1ノズル列L1の直下を最初に通過し、以後、下流側の第2ノズル列L2、第3ノズル列L3の順で次々に通過し、最後に最下流側に位置する第4ノズル列L4の直下を通過する。そのため、用紙Pは、搬送方向Xへの移動途中において、最上流側の第1ノズル群23における特定ノズルから最初にインクを噴射され、以後、下流側の第2ノズル群24における特定ノズル、第3ノズル群25における特定ノズルから順次にインクを噴射され、最後に最下流側の第4ノズル群26における特定ノズルからインクを噴射されることになる。
そして、この場合、用紙Pの搬送方向Xにおいて最上流側に位置する第1ノズル列L1と対応する第1ノズル群23から噴射されるシアンインクCは、用紙Pの搬送方向Xにおいて第1ノズル列L1よりも下流側に位置する他のノズル列L2〜L4と対応する各ノズル群24〜26から噴射される各インクM,Y,Kに比して水分含有量が少ない。そのため、第1ノズル群23に含まれる特定ノズルからシアンインクCが印刷のために噴射されて用紙Pの表面上に付着した場合において、その付着インクが用紙Pに浸透して膨潤することによりコックリング現象を生じさせる可能性は極めて低い。
また、第1ノズル列の第1ノズル群23における特定ノズルから被印刷位置にシアンインクCを噴射された用紙Pは、その後の更なる搬送方向Xへの移動途中に第2ノズル群24及び第3ノズル群25に各々含まれる各特定ノズルから次々にマゼンタインクM及びイエローインクYを印刷データに基づいた被印刷位置に噴射される。そして、この場合、マゼンタインクM及びイエローインクYは、第1ノズル群23から噴射されたシアンインクCよりは水分含有量が多いため、用紙P上の被印刷位置に付着した場合には、その用紙Pにおける被印刷位置に浸透して膨潤することによりコックリング現象を生じさせる可能性が、シアンインクCの場合に比べると、ある程度は高いといえる。
しかし、そのような用紙PにおいてマゼンタインクM及びイエローインクYが浸透して膨潤することによりコックリング現象を生じた箇所は、その時点では既に記録ヘッド15のノズル形成面27における第2ノズル列L2及び第3ノズル列L3の直下よりも搬送方向Xの下流側へ移動している。そのため、もし仮に付着インクの膨潤によりコックリング現象が生じたとしても、その膨潤時点ではコックリング現象の生じた箇所が記録ヘッド15における第4ノズル列L4の直下を搬送方向Xの下流側へ既に通り過ぎている可能性が高い。したがって、その後において、第4ノズル列L4の第4ノズル群26からブラックインクKが噴射される際には、未だコックリング現象が生じていない段階で、第4ノズル群26からブラックインクKが噴射されることになり、用紙Pの平面度を保った状態でブラックインクKを噴射できることから、印刷精度が低下することはない。
一方、用紙Pの搬送方向Xにおいて最下流側に位置する第4ノズル列L4と対応する第4ノズル群26から噴射されるブラックインクKは、用紙Pの搬送方向Xにおいて第4ノズル列L4よりも上流側に位置する他のノズル列L1〜L3と対応する各ノズル群23〜25から噴射される各インクC,M,Y比して水分含有量が多い。そのため、第4ノズル群26に含まれる特定ノズルからブラックインクKが印刷のために噴射されて用紙Pの表面上に付着した場合には、その付着インクが用紙Pに浸透して膨潤することによりコックリング現象を生じさせる可能性が極めて高い。
しかし、そのような用紙PにおいてブラックインクKが噴射されたことによりコックリング現象の生じた非平面部位J(図3参照)は、その時点では既に記録ヘッド15のノズル形成面27を搬送方向Xの下流側へ移動している。そのため、そのような用紙Pにおいてコックリング現象が生じた非平面部位Jには更なるインク噴射がされることはなく、その結果、印刷精度が低下することもない。
ところで、インクカートリッジ17〜20におけるインク残量がエンド又はニヤエンドになると、そのような旧いインクカートリッジがカートリッジホルダ16から取り外されると共に、その取り外された箇所に新しいインクカートリッジが装着されることにより、新旧インクカートリッジの交換がなされる。そして、この場合において、旧いインクカートリッジのインク色と同じインク色のインクを収容したインクカートリッジであっても、インク組成の違いにより水分含有量の異なる同色インクを収容したインクカートリッジが新しいインクカートリッジとして着脱交換されることがあり得る。
例えば、第4ノズル列L4の第4ノズル群26にブラックインクKを供給していた第4インクカートリッジ20が新旧交換される場合において、新しい第4インクカートリッジ20に収容されているブラックインクKが第3インクカートリッジ19に収容されているイエローインクYよりも水分含有量が少ないときには、次のようにインク供給態様が変更される。
すなわち、まずカートリッジホルダ16から旧い第4インクカートリッジ20を取り外す。次に、その時点ではインク残量が十分にある第3インクカートリッジ19をカートリッジホルダ16から一旦取り外す。そして、混色防止のために、第3ノズル列L3の第3ノズル群25及び第4ノズル列L4の第4ノズル群26に各々連通している各インク供給チューブ21内を洗浄する。その後、一旦取り外した第3インクカートリッジ19をカートリッジホルダ16における旧い第4インクカートリッジ20が取り外された箇所に再装着すると共に、新しい第4インクカートリッジ20をカートリッジホルダ16における第3インクカートリッジ19が取り外された箇所に新規装着する。
すると、第4インクカートリッジ20の新旧交換後において最も水分含有量の多いインクとなるイエローインクYを収容した第3インクカートリッジ19が第4ノズル列L4の第4ノズル群26にインク供給チューブ21を介してインク供給する態様となる。また、旧い第4インクカートリッジ20の場合と異なり、2番目に水分含有量の多いインクとなるブラックインクKを収容した新しい第4インクカートリッジ20は第3ノズル列L3の第3ノズル群25にインク供給チューブ21を介してインク供給する態様となる。
同様に、その他の各インクカートリッジ(この場合、第1〜第3の各インクカートリッジ17〜19)が新旧交換される場合において、それまでと水分含有量の異なるインクを新しいインクカートリッジが収容している場合には、各インクカートリッジ17〜20に収容されている各インクC,M,Y,Kの水分含有量が比較される。そして、用紙Pの搬送方向において上流側に位置するノズル列と対応するノズル群には下流側に位置するノズル列と対応するノズル群よりも水分含有量の少ないインクが供給されるように、カートリッジホルダ16における各インクカートリッジ17〜20の装着箇所が入れ替えられることでインク供給態様が変更される。
上記第1の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)複数種ある各インクC,M,Y,Kのうち最も水分含有量の多いインクはブラックインクKであり、そのブラックインクKは用紙Pの搬送方向Xにおいて最も下流側の第4ノズル列L4と対応する第4ノズル群26から噴射される。そのため、第4ノズル群26から噴射されたブラックインクKが用紙Pにコックリング現象を生じさせたとしても、そのようなコックリング現象が生じた部分には、その後の搬送途中において更なる印刷のためのインク噴射は施されない。従って、ノズル列L1〜L4の間隔を狭くする等という記録ヘッド15の構成の複雑化を招く対処を採らなくても、簡単な構成で印刷精度(画像品質)の低下を抑制することができる。
(2)搬送方向Xに搬送される途中で用紙Pの被印刷位置には水分含有量が少ないインク(C,M等)から順に噴射されるため、搬送方向Xの下流側に向かって搬送される途中の用紙Pには、記録ヘッド15の直下を通過する間にコックリング現象が生じる可能性が低い。また、仮にコックリング現象が生じたとしても、その時点ではコックリング現象の生じた用紙Pにおける被印刷位置は記録ヘッド15を通り過ぎている可能性が高い。したがって、記録ヘッド15を通り過ぎるように搬送される段階で、用紙Pの平面度は、その後の搬送方向Xにおいて下流側のノズル列(L3,L4等)のノズル群(25,26)からインク(Y,K等)が噴射される間もコックリング現象を生じさせることなく良好に維持される。
(3)一般に、用紙Pの搬送方向Xと直交する方向にノズル列L1〜L4を有する記録ヘッド(ラインヘッド)15を備えたラインヘッド方式のプリンタ10においては、コックリング現象が生じると印刷精度(画像品質)が顕著に低下する。この点、本実施形態では、用紙Pの搬送方向Xの最下流側に位置するノズル列L4のノズル群26からコックリング現象を生じさせやすいインクであるブラックインクKを噴射させるようにしたので、良好な印刷精度の維持に特に優れた効果を発揮する。
(4)インクカートリッジ17〜20の新旧交換等により各ノズル列L1〜L4と対応する各ノズル群23〜26から噴射される各インクC,M,Y,Kの水分含有量の多少の順位が変動する場合には、カートリッジホルダ16に対する各インクカートリッジ17〜20の装着位置が入れ替えられる。すなわち、搬送方向Xの最下流側に位置するノズル列L4と対応するノズル群26からは常に最も水分含有量の多いインクが噴射されるようにインクの供給態様が変更される。したがって、同じ色でも水分含有量が異なるインクを収容したインクカートリッジに交換した場合でも、印刷精度は良好に維持される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図4〜図5に従って説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態とは記録ヘッドの数を変更した点でのみ構成が相違しており、その他の構成は共通しているものであるため、同様の構成部分については同一符号を付すことにして、その詳細な重複説明を省略する。
さて、図4に示すように、本実施形態では、第1の実施形態における記録ヘッド15と同様に構成された2つの記録ヘッド15A,15Bが、用紙Pの搬送方向Xに連続するように配設されている。そして、これらの各記録ヘッド15A,15Bに各々設けられた各ノズル群23〜26からのインクC,M,Y,Kの噴射状態が入力された印刷データに基づいて制御装置33によって制御されるようになっている。そして、本実施形態の場合、図4に示すように、用紙Pにおける一定領域Sの全面に隙間なくインクを噴射する印刷(以下、「べた印刷」ともいう。)を行うときには、以下のようなインク噴射制御が制御装置33により行われる。
すなわち、入力された印刷データ中に「べた印刷」のための印刷データが含まれている場合、制御装置33は、その「べた印刷」のための印刷データに基づいたインク噴射を、用紙Pの搬送方向Xにおいて上流側の第1記録ヘッド15Aのノズル群23〜26からは行わせず、下流側の第2記録ヘッド15Bのノズル群23〜26から行わせるようにしている。換言すると、上流側の第1記録ヘッド15Aのノズル群23〜26からは「べた印刷」以外の通常の文字・図柄等を印刷するためのインク噴射が実行され、下流側の第2記録ヘッド15Bのノズル群23〜26からは「べた印刷」のためのインク噴射及び「べた印刷」以外の通常の文字・図柄等を印刷するためのインク噴射の双方が実行される。
そのため、図5に示すように、用紙Pは、搬送方向Xに搬送される途中で第1記録ヘッド15Aの直下を通過するときには、各ノズル群23〜26から通常印刷のためのインク噴射しか被印刷位置になされないので、その被印刷位置にコックリング現象を生じさせることなく、平面度を維持したまま更に搬送方向Xの下流側へと搬送される。そして、第2記録ヘッド15Bの直下を通過するときに、「べた印刷」をすべき被印刷位置である一定領域Sの全面に各ノズル群23〜26からインク噴射がなされる。
したがって、「べた印刷」のためのインク噴射がなされた一定領域Sは、多量のインクの浸透により膨潤してコックリング現象を生じるため、非平面部位Jとなってしまうが、そのようなコックリング現象が生じた時点では既に第2記録ヘッド15Bの直下を通り過ぎていることになる。よって、そのような用紙Pにおいてコックリング現象が生じた非平面部位Jには更なるインク噴射がされることはなく、その結果、印刷精度が低下することもない。
上記第2の実施形態によれば、第1の実施形態における(1)〜(4)の効果に加えて、さらに以下のような効果を得ることができる。
(5)用紙Pの一定領域S全面に隙間なくインク噴射する「べた印刷」を行う場合には、搬送方向Xで上流側と下流側に連続配置された2つの記録ヘッド15A,15Bのうち下流側の記録ヘッド15Bから「べた印刷」のためのインク噴射がされるようにした。したがって、そのようなインク噴射によって用紙Pにコックリング現象が生じたとしても、その時点でコックリング現象が生じた非平面部位Jは既に第2記録ヘッド15Bを通り過ぎているので、そのような非平面部位Jにインク噴射を重ねて行うことはない。従ってコックリング現象の発生に伴う印刷精度の悪化を回避できる。
(6)通常の文字・図柄等の印刷であっても、その非印刷位置に一度にインク噴射を集中して行うとコックリング現象が生じやすいが、第2の実施形態では、用紙Pの被印刷位置にインクを噴射する機会が複数回(具体的には2回)存在する。そのため、同じ被印刷位置に対して第1記録ヘッド15Aと第2記録ヘッド15Bとでインク噴射を分担して実行させるようにすれば、コックリング現象の発生を抑えた印刷が可能になる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態において、記録ヘッド15,15A,15Bは、図6に示すように、各ノズル列L1〜L4と対応する各ノズル群23〜26が用紙Pの搬送方向Xと交差する用紙Pの幅方向Yにおいて該用紙Pの幅方向全体に亘るノズル列L1〜L4を形成するように設けられた全体形状が長尺状の記録ヘッド15Cであってもよい。
・上記各実施形態において、各ノズル群23〜26に対する各インクC,M,Y,Kの供給態様を変更する場合には、カートリッジホルダ16に対する各インクカートリッジ17〜20の装着箇所を入れ替える以外に、各インク供給チューブ21の接続先を入れ替えるようにしてもよい。
・上記各実施形態において、記録ヘッド15,15A,15Bのノズル形成面27に千鳥状に配置される単位ヘッド部28〜32は、その配置個数及びサイズは任意の個数及びサイズに変更可能であり、また、その千鳥状配置も二段以外に三段や四段など任意の段数の千鳥状配置としてもよい。
・上記各実施形態において、ノズル列L1〜L4の列数(=ノズル群23〜26の群数)は複数列(複数群)であれば、4列(4群)以外の任意の列数(群数)であってもよい。
・上記各実施形態において、インクの色種は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)に限定されるものではなく、最も水分含有量の多い1つのインクを含む複数の色種からなるインクの組み合わせであってもよい。また、最も水分含有量の多い1つのインクを含む組み合わせであれば、同じ色の複数のインクの組み合わせであってもよい。
・上記各実施形態において、搬送方向Xで最下流側に位置するノズル列L4と対応するノズル群26に供給されるインクが最も水分含有量の多いインクであれば、他の各列L1〜L3と各々対応する各ノズル群23〜25に供給される各インクの水分含有量は同じであってもよい。
・上記各実施形態において、搬送方向Xで最下流側に位置するノズル列L4と対応するノズル群26に供給されるインクが最も水分含有量の多いインクであれば、他の各列L1〜L3と各々対応する各ノズル群23〜25に供給される各インクの水分含有量は上流側から下流側へ順次に水分含有量が多くなる順番でなくてもよい。
・第2の実施形態において、記録ヘッド15A,15Bは3つ以上の複数の記録ヘッドが搬送方向Xに連続配置される構成であってもよい。
・第2の実施形態において、一定領域S全面に対するインク噴射を第2記録ヘッド15Bに行わせる制御は、用紙Pの搬送方向Xで下流側に位置するノズル列のノズル群(例えば、ノズル列L3,L4のノズル群25,26)からのインク噴射の場合に限って第2記録ヘッド15Bに行わせる制御内容であってもよい。
第1の実施形態におけるインクジェット式プリンタの模式図。 記録ヘッドのノズル形成面を示す平面図。 記録ヘッドの直下を用紙が印刷時に通過する状態を示す模式図。 第2の実施形態における記録ヘッドの配置構成を示す模式図。 第2の実施形態における2個の記録ヘッドの直下を用紙が印刷時に通過する状態を示す模式図。 変形例の記録ヘッドのノズル形成面を示す平面図。
符号の説明
10…プリンタ(液体噴射装置)、15,15A〜15C…記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、23〜26…ノズル群、33…制御装置(制御手段)、L1〜L4…ノズル列、P…用紙(ターゲット)、S…一定領域、X…用紙の搬送方向、Y…用紙の幅方向。

Claims (6)

  1. 液体を噴射する複数のノズル群がターゲットの搬送方向と交差する方向に沿って延びる複数のノズル列を前記ターゲットの搬送方向に間隔をおいて配列形成するように設けられた液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置において、
    前記各ノズル群のうち前記ターゲットの搬送方向において最も下流側に位置するノズル列と対応するノズル群を、前記各ノズル群からそれぞれ噴射される液体のうち最も水分含有量の多い液体を噴射するノズル群としたことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記各ノズル群は、他のノズル群とは水分含有量の異なる液体を各々が噴射するように構成されると共に、前記ターゲットの搬送方向において上流側に位置するノズル列と対応するノズル群の方が下流側に位置するノズル列と対応するノズル群よりも水分含有量の少ない液体を噴射するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記液体噴射ヘッドが前記ターゲットの搬送方向に複数連続するように配置されると共に、前記各液体噴射ヘッドに各々設けられた各ノズル群からの液体の噴射状態を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記液体噴射ヘッドのノズル群から前記ターゲットにおける一定領域の全面に隙間なく液体を噴射させる場合には、前記ターゲットの搬送方向において下流側に位置する液体噴射ヘッドのノズル群から前記一定領域の全面に対する液体の噴射を実行させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記液体噴射ヘッドは、前記ノズル群が前記ターゲットの搬送方向と交差するターゲットの幅方向において該ターゲットの幅方向全体に亘るノズル列を形成するように設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 液体を噴射する複数のノズル群がターゲットの搬送方向と交差する方向に沿って延びる複数のノズル列を前記ターゲットの搬送方向に間隔をおいて配列形成するように設けられた液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置における液体供給方法において、
    前記各ノズル群のうち前記ターゲットの搬送方向において最も下流側に位置するノズル列と対応するノズル群に対して、前記各ノズル群に各別に供給される液体のうち最も水分含有量の多い液体を供給するようにしたことを特徴とする液体噴射装置における液体供給方法。
  6. 前記各ノズル群には、他のノズル群とは水分含有量の異なる液体を各別に供給すると共に、前記ターゲットの搬送方向において上流側に位置するノズル列と対応するノズル群には下流側に位置するノズル列と対応するノズル群よりも水分含有量の少ない液体を供給するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の液体噴射装置における液体供給方法。
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