JP2009012000A - 鉄道等の軌条(以下レール)の温度変化による伸縮を緩和させる遮熱塗装、断熱塗装及びこれらに準ずること等(以下遮熱塗装等)を施す行為および方法。 - Google Patents
鉄道等の軌条(以下レール)の温度変化による伸縮を緩和させる遮熱塗装、断熱塗装及びこれらに準ずること等(以下遮熱塗装等)を施す行為および方法。 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 鉄道等のレールの温度変化による伸縮を遮熱塗装等を施し、緩和させる行為および方法。
【解決手段】 レールの外面1、2、3、4の箇所、および接続部、取付部その他付属物等に遮熱塗装等を施工する。 遮熱塗装等がレール外面の表面積の多くを覆うため、特に真夏の高温時に太陽の輻射熱等によるレール温度の急激な上昇を緩和することができ、保線巡回を軽減することができる。冬期も、外気の急激な温度低下によるレールとレールの間隔が開く状況を緩和し、列車の乗り心地を悪化の軽減ができる等を特徴とする。 併せて、防錆効果も期待できる。
【選択図】図1
【解決手段】 レールの外面1、2、3、4の箇所、および接続部、取付部その他付属物等に遮熱塗装等を施工する。 遮熱塗装等がレール外面の表面積の多くを覆うため、特に真夏の高温時に太陽の輻射熱等によるレール温度の急激な上昇を緩和することができ、保線巡回を軽減することができる。冬期も、外気の急激な温度低下によるレールとレールの間隔が開く状況を緩和し、列車の乗り心地を悪化の軽減ができる等を特徴とする。 併せて、防錆効果も期待できる。
【選択図】図1
Description
この発明は、レールの夏期・冬期の温度変化による伸縮を緩和させる遮熱塗装等を施す行為及び方法に関するものである。
従来、レールは夏期の高温時など伸張により湾曲し、列車の運行を妨げたり、冬期の厳寒時に、レールとレールの継ぎ目が開き、乗り心地を低下させたりすることがある。
これは、次のような問題があった。
従来、レールは寒暖の温度差で伸縮する。
レールは、夏期の高温時に太陽の輻射熱で膨張伸張し、湾曲し、列車の運行を妨げる状況を発生させることがある。冬期には収縮し、厳寒時にはレールとレールの継ぎ目間隔が広くなり、列車の乗り心地を悪くしたりする。そのため特に夏場、保線担当者等が規定の温度以上になると、保守のため毎回現場巡回に出なければならないが、距離が長い場合など多くの人数とかなりの時間を浪費する。本発明はレールのこれらの温度変化を緩和し、保線巡回の軽減を計るためになされたものである。
従来、レールは寒暖の温度差で伸縮する。
レールは、夏期の高温時に太陽の輻射熱で膨張伸張し、湾曲し、列車の運行を妨げる状況を発生させることがある。冬期には収縮し、厳寒時にはレールとレールの継ぎ目間隔が広くなり、列車の乗り心地を悪くしたりする。そのため特に夏場、保線担当者等が規定の温度以上になると、保守のため毎回現場巡回に出なければならないが、距離が長い場合など多くの人数とかなりの時間を浪費する。本発明はレールのこれらの温度変化を緩和し、保線巡回の軽減を計るためになされたものである。
レールの外面▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼の箇所、および接続部、取付部その他付属物等に遮熱塗装等を施工する。
本発明は、以上の箇所に遮熱塗装等を施す行為および方法である。
本発明は、以上の箇所に遮熱塗装等を施す行為および方法である。
遮熱塗料等がレール外面の表面積の多くを覆うため、特に真夏の高温時に太陽の輻射熱等によるレール温度の急激な上昇を緩和することができ、保線巡回を軽減することができる。冬期も、外気の急激な温度低下によるレールとレールの間隔が開く状況を緩和し、乗り心地の悪化を軽減することができる。
併せて、防錆効果も考えられる。
併せて、防錆効果も考えられる。
以下、本発明を実施するための最良の方法について説明する。
施工方法 1.使用材料: 遮熱塗料、断熱塗料又はこれらに同様の機能を持つ材料。
2.素地調整: サンドブラスト、ショットブラスト、ワイヤーホイール、 ディスクサンダー、グラインダー、高圧洗浄機、ワイヤーブ ラシ、研磨ブラシ、ケレン棒など機械や手工具によるもの及 び薬品などを用いた化成処理等によるもの等。
3.被覆方法: 上記1の材料を吹付塗装機、フローコーティング、どぶ付 け、刷毛塗り、ローラーブラシ塗り、布拭き塗りなど機械塗 り、手塗り又はこれらに準ずる行為により、レール外面及び 付属物等を被覆する。
4.実施方法: 遮熱塗装等の被覆方法は、既に施設されているレールに関 しては図2の列車、貨車、トロリー等の車両Dに下地処理装 置A、材料B、吹付塗装装置C等を設置して、走行しながら 下地処理aから吹付塗装cまで実施する方法が迅速であると 思われる。また、作業状況により下地処理と吹付塗装を別々 の車両で実施することも考えられる。これらの場合、▲2▼ の面およびレール継ぎ目部ほかレール付属物が主な施工面と なる。
また、レールを工場、又は施設前に現場にてレールに被覆 する場合も機械類を用いる作業が迅速であるが、飛散事故、 少量施工の場合などは手作業による施工となることも考えら れる。
本発明は、以上のような方法である。
なお、事情により、素地調整を省略する場合もあると考えられるが、この場合遮熱塗装等とレール外面の付着性および遮熱、断熱効果が、素地調整を行った場合よりも劣ると思われることをあらかじめ考慮しておく必要がある。
また、レール上面▲1▼と▲2▼の線路内面側になる面は、列車の車輪が直接触れるため、被覆が無くなることをあらかじめ考慮しておかなければならない。
レールジョイント類、犬釘ほかレール付属物に単独で遮熱塗装等を被覆する場合は、レール取付時に工具等による傷、剥がれ等の発生も考慮に入れておく必要がある。
施工方法 1.使用材料: 遮熱塗料、断熱塗料又はこれらに同様の機能を持つ材料。
2.素地調整: サンドブラスト、ショットブラスト、ワイヤーホイール、 ディスクサンダー、グラインダー、高圧洗浄機、ワイヤーブ ラシ、研磨ブラシ、ケレン棒など機械や手工具によるもの及 び薬品などを用いた化成処理等によるもの等。
3.被覆方法: 上記1の材料を吹付塗装機、フローコーティング、どぶ付 け、刷毛塗り、ローラーブラシ塗り、布拭き塗りなど機械塗 り、手塗り又はこれらに準ずる行為により、レール外面及び 付属物等を被覆する。
4.実施方法: 遮熱塗装等の被覆方法は、既に施設されているレールに関 しては図2の列車、貨車、トロリー等の車両Dに下地処理装 置A、材料B、吹付塗装装置C等を設置して、走行しながら 下地処理aから吹付塗装cまで実施する方法が迅速であると 思われる。また、作業状況により下地処理と吹付塗装を別々 の車両で実施することも考えられる。これらの場合、▲2▼ の面およびレール継ぎ目部ほかレール付属物が主な施工面と なる。
また、レールを工場、又は施設前に現場にてレールに被覆 する場合も機械類を用いる作業が迅速であるが、飛散事故、 少量施工の場合などは手作業による施工となることも考えら れる。
本発明は、以上のような方法である。
なお、事情により、素地調整を省略する場合もあると考えられるが、この場合遮熱塗装等とレール外面の付着性および遮熱、断熱効果が、素地調整を行った場合よりも劣ると思われることをあらかじめ考慮しておく必要がある。
また、レール上面▲1▼と▲2▼の線路内面側になる面は、列車の車輪が直接触れるため、被覆が無くなることをあらかじめ考慮しておかなければならない。
レールジョイント類、犬釘ほかレール付属物に単独で遮熱塗装等を被覆する場合は、レール取付時に工具等による傷、剥がれ等の発生も考慮に入れておく必要がある。
Claims (1)
- 鉄道等のレール(軌条)外面▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼及びレールの付属物等に温度変化による伸縮を緩和させる遮熱塗装、断熱塗装及びこれらに準ずること等を施す行為および方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007200030A JP2009012000A (ja) | 2007-07-03 | 2007-07-03 | 鉄道等の軌条(以下レール)の温度変化による伸縮を緩和させる遮熱塗装、断熱塗装及びこれらに準ずること等(以下遮熱塗装等)を施す行為および方法。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007200030A JP2009012000A (ja) | 2007-07-03 | 2007-07-03 | 鉄道等の軌条(以下レール)の温度変化による伸縮を緩和させる遮熱塗装、断熱塗装及びこれらに準ずること等(以下遮熱塗装等)を施す行為および方法。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009012000A true JP2009012000A (ja) | 2009-01-22 |
Family
ID=40353562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007200030A Pending JP2009012000A (ja) | 2007-07-03 | 2007-07-03 | 鉄道等の軌条(以下レール)の温度変化による伸縮を緩和させる遮熱塗装、断熱塗装及びこれらに準ずること等(以下遮熱塗装等)を施す行為および方法。 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009012000A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4610663B1 (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-12 | 株式会社日進産業 | 鉄道用レール、及び鉄道用レールの塗装方法 |
KR101155094B1 (ko) * | 2010-12-27 | 2012-06-11 | 정기장 | 친환경적 안전 레일 및 그의 제조 방법 |
-
2007
- 2007-07-03 JP JP2007200030A patent/JP2009012000A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4610663B1 (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-12 | 株式会社日進産業 | 鉄道用レール、及び鉄道用レールの塗装方法 |
JP2011012505A (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-20 | Nisshin Sangyo:Kk | 鉄道用レール、及び鉄道用レールの塗装方法 |
KR101155094B1 (ko) * | 2010-12-27 | 2012-06-11 | 정기장 | 친환경적 안전 레일 및 그의 제조 방법 |
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