JP2009011111A - 瞬時電圧低下補償装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】系統電源の瞬時電圧低下時に、負荷への電圧を高速に補償する瞬時電圧低下補償装置を提供する。
【解決手段】系統電源1に瞬時電圧低下が発生した場合、バイパス部3が有するスイッチ部31のバイパス用サイリスタ3Cのゲート信号をOFFとすると共に、系統電源1および負荷2間の電流を所定値以下とする逆方向の電流をバイパス用サイリスタ3Cの系統電源1側に出力する一方、インバータ部6にON信号を送出することで、負荷2側へ電力を供給し、負荷側の電圧低下を補償する。
【選択図】図1

Description

本発明は、系統電源の瞬時電圧低下時に、負荷への電圧を高速に補償する瞬時電圧低下補償装置に関する。
系統電源側での瞬時電圧低下を補償するための装置として、図4に示す瞬時電圧低下補償装置が知られている。同図において、系統電源51と、負荷52との間に、ゲート回路からの信号によりONとOFFとの切り替えが可能であるバイパス部53が接続されている。バイパス部53は、互いに逆並列に接続されるサイリスタを含む半導体スイッチを有している。この半導体スイッチは、系統電源51および負荷52間の導通の開始および停止を切り替えることができるようになっている。
バイパス部53と負荷52との間の接続点には、リアクトル55、インバータ部56、およびEDLC(Electric Double Layer Capacitor、電気二重層コンデンサ)57が直列に接続されている。瞬時電圧低下発生時には、EDLC57の蓄電エネルギーがインバータ部56によって交流に変換された後、負荷側に供給される。これにより、瞬時電圧低下が補償される。
なお、リアクトル55とLCフィルタを形成するようにコンデンサ54が接続されており、インバータ部56から出力される電圧の波形を成形するようになっている。
系統電源51と、バイパス部53との間の接続点には、計器用変圧器58、電圧検出部60、瞬時電圧低下検出部61、および制御部62が直列に接続されている。これらの計器用変圧器58、電圧検出部60、および瞬時電圧低下検出部61によって、系統電源側の瞬時電圧低下の発生が検出されるようになっている。
瞬時電圧低下の発生が検出された場合、制御部62は、ゲート回路63へOFF信号を送出すると共に、ゲート回路64へON信号を送出する。これにより、負荷52が系統電源51から切り外されると共に、インバータ部56から負荷52へ電力を供給することで、負荷52への電圧が補償される。
上記のような瞬時電圧低下補償装置として、特許文献1に記載の発明がある。
バイパス部53の有する半導体スイッチによって、負荷52と系統電源51とを切り外すためには、半導体スイッチにおけるサイリスタのアノードとカソードとの間の電流を所定値以下とすることが必要である。しかしながら、サイリスタの応答が遅れた場合、インバータ部56の動作が不完全となるという問題があった。
具体的に、系統電源51の電圧が80%以上低下した場合、系統電源51側のインピーダンスは短絡故障となっている。このときにサイリスタの応答が遅れた場合、負荷52側を補償するためのインバータ部56からの電流がバイパス部53を介して短絡状態の系統電源51側に出力される。その結果、インバータ部56が過電流となり、保護検出動作により停止してしまうという問題や、正常に動作する負荷側の電圧補償が困難となってしまう問題があった。
図5は、上記従来例の瞬時電圧低下発生時の動作波形を示す説明図である。図5に示すように、時間t1において発生した瞬時電圧低下により、時間t1〜t2において系統電源51側のインピーダンスが短絡故障となっている。このとき、半導体スイッチを構成するサイリスタの応答遅れのため、系統電源51と負荷52との間は、時間t1〜t2においてまだ導通状態となっている。そのため、負荷52側を補償するためのインバータ部56からの電流は、時間t1において負荷52側へ出力されず、バイパス部53を介して短絡状態の系統電源51側へ出力される。さらに、図5の系統電源電流が示すように、インバータ部56は過電流となる。
上記問題を解消するため、特許文献2に記載の発明では、高速でOFFできる半導体スイッチとして、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が使用されている。しかしながら、系統電源と負荷とを接続する場合、負荷側での変圧器の使用があれば、変圧器の励磁突入電流は定格電流の10倍以上となるため、過電流耐量の小さいIGBTは、系統電源と負荷とを接続する半導体スイッチとして不適であった。
特許第2773214号公報 特開2006−197792号公報
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電圧を高速に補償する瞬時電圧低下補償装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の電圧低下補償装置は、系統電源と負荷との間に接続されるバイパス手段と、前記系統電源の瞬時電圧低下の発生を検出する瞬時電圧低下検出手段と、前記バイパス手段と負荷との間の接続点に接続され、ON信号の受信により前記負荷側へ電力を供給する電力供給手段と、前記瞬時電圧低下検出手段から信号を受けて、前記バイパス手段および前記電力供給手段を制御する制御手段とを備え、前記バイパス手段は、前記負荷から前記系統電源へ向かう方向への電流を導通可能とする一方、ゲート信号がOFFであり、かつ通電する電流が所定値以下となった場合に負荷から前記方向への電流を非導通とする第1サイリスタ、および、前記第1サイリスタと並列に接続され、前記系統電源から前記負荷へ向かう方向への電流を導通可能とする一方向導通素子を有し、前記系統電源と前記負荷との間に接続される半導体スイッチと、前記半導体スイッチに対して並列に設けられ、前記第1サイリスタの前記系統電源側に電流出力することで前記系統電源および前記負荷間の電流を前記所定値以下とする転流手段とを有しており、前記制御手段は、前記瞬時電圧低下検出手段が瞬時電圧低下の発生を検出した場合、前記第1サイリスタのゲート信号をOFFとすると共に、前記転流手段に電流出力させる一方、前記電力供給手段にON信号を送出することを特徴とする。
また、本発明の電圧低下補償装置は、前記転流手段が、前記半導体スイッチに対して並列接続され、前記半導体スイッチの前記負荷側にその一端が接続され、前記第1サイリスタの前記系統電源側に充電された電力を出力するコンデンサと、ゲート信号がONとされることで前記コンデンサに充電された電力を前記第1サイリスタの前記系統電源側に出力可能とする第2サイリスタと、前記コンデンサの他端と前記第2サイリスタとの間に接続されるリアクトルと、前記コンデンサに充電用電力を供給する充電手段とを有し、前記制御手段は、第2サイリスタのゲート信号をONとし、前記転流手段に前記半導体スイッチへの電流出力をさせることを特徴とする。
また、本発明の電圧低下補償装置は、前記電力供給手段が、電力を蓄電した電気二重層コンデンサと、前記電気二重層コンデンサからの直流電力を交流電力に変換するインバータ部とを有していることを特徴とする。
また、本発明の電圧低下補償装置は、前記系統電源が、多相からなる交流電源であり、前記充電手段は、前記コンデンサと前記リアクトルとの間の接続点にカソード側が接続される充電用ダイオードと、前記充電用ダイオードのアノード側に直列に接続される充電用抵抗とをさらに有し、前記充電用抵抗の他端は、他相の系統電源と負荷との間の接続点に接続されることを特徴とする。
上記構成によれば、系統電源に瞬時電圧低下が発生した場合、半導体スイッチを構成する第1サイリスタは、転流手段の逆電流出力により、強制的に負荷側と系統電源側との間に流れる電流が所定値以下となる。その結果、第1サイリスタの導通が停止され、電力供給手段からの電力が系統電源側へ出力されることを防止することができる。これにより、系統電源に瞬時電圧低下が発生した場合であっても、負荷側への電圧を正常に補償することができる。
また、上記構成によれば、系統電源に瞬時電圧低下が発生した場合、第2サイリスタのゲート信号をONとすることで、充電されたコンデンサからの電流が、リアクトルを介し、第1サイリスタの系統電源側に出力される構成としているため、コンデンサおよびリアクトルにより電流の位相を調節することができる。これにより、第1サイリスタを導通する電流を所定値以下とし、高速に第1サイリスタの導通を停止することができる。
また、半導体スイッチにサイリスタを使用することで、例えば、特許文献2で使用されているGTO(Gate Turn Off)サイリスタに比べ、ゲート電流が少なくすることができる。また、サイリスタは、GTOサイリスタに比べ安価であるため、コストを軽減することができる。
また、上記構成によれば、負荷側へ電力を供給する電力供給手段は、電気二重層コンデンサを有していてもよい。電気二重層コンデンサは、内部抵抗が小さく過大電流による発熱が非常に少ないため、バッテリ等と比較し瞬時電圧低下時に効率よく放電することができる。
また、上記構成によれば、コンデンサは、他相からの充電用抵抗および充電用ダイオードを介する電流により充電される構成でもよい。これにより、新たに充電装置を加えることなく、単純な構成とすることができるため、コストを軽減することができる。
(構成)
本発明の好適な実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る瞬時電圧低下補償装置100を単線結線図で示した概略構成図である。なお、各装置を繋ぐ矢印は、信号の流れを示している。
図1に示すように、系統電源1と負荷2との間には、バイパス部3が接続されている。系統電源1は、3系統(R相、S相、T相)の交流電源である。以下、R相の構成について説明するが、他のS相およびT相についても同様の構成となっている。図2に示すように、バイパス部3は、スイッチ部31、転流部32、および、充電部33を有している。バイパス部3については、後に詳述する。
バイパス部3と負荷2との間の接続点には、リアクトル5、インバータ部6、およびEDLC7が直列に接続されている。瞬時電圧低下発生時には、インバータ用ゲート回路14を介してON信号が入力されることで、EDLC7の蓄電エネルギーがインバータ部6によって交流に変換された後、負荷側に電力が供給される。これにより、瞬時電圧低下発生時の負荷への電圧が補償される。なお、リアクトル5とLCフィルタを形成するようにコンデンサ4が接続されており、インバータ部6から出力される電圧の波形を成形するようになっている。
系統電源1とバイパス部3との間の接続点には、計器用変圧器8、電圧検出部10、瞬時電圧低下検出部11、および制御部12が直列に接続されている。これらの計器用変圧器8、電圧検出部10、および瞬時電圧低下検出部11によって、系統電源1側の瞬時電圧低下の発生を検出できるようになっている。
系統電源1に瞬時電圧低下の発生が検出された場合、制御部12は、第1サイリスタ用ゲート回路13AへOFF信号が送出されると共に、第2サイリスタ用ゲート回路13BへON信号が送出されるようになっている。
ここで、図2を参照して、バイパス部3について説明する。図2は、本発明のバイパス部3の回路構成図である。なお、図2に示すように、R相、S相、T相のそれぞれについて、同様の構成となっているため、ここではR相についてのみ説明する。
上記したように、バイパス部3は、スイッチ部31、転流部32、および、充電部33を有している。
スイッチ部31は、系統電源1と負荷2との間に接続されている。スイッチ部31は、バイパス用サイリスタ3Cおよびバイパス用ダイオード3Bを有し、それぞれが逆並列に接続されている。バイパス用サイリスタ3Cは、負荷2から系統電源1への電流を導通可能とし、バイパス用ダイオード3Bは、系統電源1から負荷2への電流を導通可能としている。制御部12からのOFF信号により第1サイリスタ用ゲート回路13Aがバイパス用サイリスタ3Cのゲート信号をOFFとすることで、負荷2から系統電源1への導通を停止することができるようになっている。
転流部32は、スイッチ部31と並列に接続されている。転流部32は、転流用サイリスタ3A、転流用リアクトル3E、および転流用コンデンサ3Dとを有し、それぞれが直列に接続されている。制御部12からのON信号により第2サイリスタ用ゲート回路13Bが転流用サイリスタ3Aのゲート信号をONとすることで、転流用コンデンサ3Dからの電流が、転流用リアクトル3Eを介し、転流用サイリスタ3Aを経由して流されるようになっている。この転流用コンデンサ3D、転流用リアクトル3E、転流用サイリスタ3Aとスイッチ部31で構成される閉回路を流れる電流は、バイパス用サイリスタ3Cにゲート信号がOFFとなっても所定値を超えて流れている電流(負荷2から系統電源1への電流)と逆方向となる。その結果、バイパス用サイリスタ3Cに流れる電流を強制的に転流させるようになっている。
なお、本実施の形態において、バイパス用サイリスタ3C、および、転流用サイリスタ3Aは、ゲートからカソードへゲート電流を流すことにより、アノードとカソード間を導通させることができる3端子のサイリスタである。
充電部33は、転流用リアクトル3Eと転流用コンデンサ3Dとの接続点へ接続されている。充電部33は、充電用ダイオード3Fと、充電用抵抗3Gとを有し、それぞれ直列に接続されている。具体的には、充電用ダイオード3Fのカソード側が、転流用リアクトル3Eと転流用コンデンサ3Dとの接続点へ接続される。一方、充電用ダイオード3Fのアノード側が、充電用抵抗3Gに接続される。また、充電用抵抗3Gの他端は、S相のスイッチ部31の負荷側に接続される。なお、S相の充電用抵抗はT相、T相の充電用抵抗はR相、のそれぞれS相と同様の箇所へ接続される。この構成により、転流用コンデンサ3Dに電荷を充電することができるようになっている。
なお、転流用サイリスタ3Aのゲート信号がONされるときに、転流用リアクトル3Eと転流用コンデンサ3Dとの直列接続部が、LC共振として動作しないように定数を設定している。本実施の形態においては、バイパス用サイリスタ3Cの導通を停止応答させるための遅れ時間40μs以上の間、転流用サイリスタ3Aに電流を流すようにLC定数を選定する。本実施の形態の概略値として、系統電源1がAC200Vの場合、転流用コンデンサ3Dからの転流電流を600Aピークとするため、転流用リアクトル3E=6μH、転流用コンデンサ3D=50μFとした。
(動作)
次に、図3を参照しつつ、瞬時電圧低下発生時における瞬時電圧低下補償装置100の動作について説明する。図3は、瞬時電圧低下発生時の動作波形を示す説明図である。
図3に示すt1において、系統電源1の瞬時電圧低下が発生している。このとき、計器用変圧器8、電圧検出部10および瞬時電圧低下検出部11によって、瞬時電圧低下が検出される。
次に、制御部12は、第1サイリスタ用ゲート回路13AへOFF信号を送出すると共に、第2サイリスタ用ゲート回路13BへON信号を送出する。また、同時に、制御部12は、インバータ用ゲート回路14を介してインバータ部6へON信号が送出される。
第1サイリスタ用ゲート回路13AにOFF信号が入力されると、バイパス用サイリスタ3Cのゲート信号がOFFとされる。しかしながら、図3に示すt1においては、バイパス用サイリスタ3Cのアノードおよびカソード間に所定値を超える電流が流れているため、負荷2から系統電源1への導通が停止されない。
第2サイリスタ用ゲート回路13BにON信号が入力されると、転流用サイリスタ3Aのゲート信号がONとされることにより、転流用サイリスタ3Aのアノードおよびカソード間が導通する。これにより、充電部33によって転流用コンデンサ3Dに貯留された電荷による電流が転流用リアクトル3Eを介し、バイパス用サイリスタ3Cに逆方向の電流として流れ、強制的で転流が行われる。その結果、図3に示すt1において、バイパス用サイリスタ3Cの負荷2から系統電源1への導通が高速に停止される。
これにより、系統電源1の電圧が80%以上低下し、系統電源1側のインピーダンスが短絡故障となった場合であっても、インバータ部6からの電流が系統電源1側に出力されることがない。
系統電源1からの電圧は、瞬時電圧低下の発生により、t1からt3にかけて低下していく。しかしながら、インバータ用ゲート回路14にON信号が入力されると、EDLC7の蓄電エネルギーがインバータ部6によって交流に変換された後、負荷側への電力の供給が開始されるため、t2の時点から瞬時電圧低下が補償される。
上記のように、系統電源1に瞬時電圧低下が発生した場合、スイッチ部31を構成する第1サイリスタは、転流部32の逆電流出力により、強制的に負荷2側と系統電源1側との間に流れる電流が所定値以下となる。その結果、バイパス用サイリスタ3Cの導通が停止され、EDLC7からの電力が系統電源1側へ出力されることを防止することができる。これにより、系統電源1に瞬時電圧低下が発生した場合であっても、負荷2側への電圧を正常に補償することができる。
また、系統電源1に瞬時電圧低下が発生した場合、転流用サイリスタ3Aのゲート信号をONとすることで、充電された転流用コンデンサ3Dからの電流が、転流用リアクトル3Eを介し、バイパス用サイリスタ3Cの系統電源1側に出力される構成としているため、転流用コンデンサ3Dおよび転流用リアクトル3Eにより電流の位相を調節することができる。これにより、第1サイリスタを導通する電流を所定値以下とし、高速に第1サイリスタの導通を停止することができる。
また、スイッチ部31のバイパス用サイリスタ3Cにサイリスタを使用することで、例えば、GTOサイリスタに比べ、ゲート電流が少なくすることができる。また、サイリスタは、GTOに比べ安価であるため、コストを軽減することができる。
また、負荷2側へ電力を供給する手段に、内部抵抗が小さく過大電流による発熱が非常に少ないEDLCを使用しているため、バッテリ等と比較し瞬時電圧低下時に効率よく放電することができる。
さらに、転流用コンデンサ3Dは、他相からの充電用抵抗3Gおよび充電用ダイオード3Fを介する電流により充電される構成となっているため、新たに充電装置を加えることなく、単純な構成とすることができるため、コストを軽減することができる。
(本実施の形態の概要)
以上のように、本実施の形態の瞬時電圧低下補償装置100は、系統電源(系統電源1)と負荷(負荷2)との間に接続されるバイパス手段(バイパス部3)と、系統電源の瞬時電圧低下の発生を検出する瞬時電圧低下検出手段(計器用変圧器8、電圧検出部10、瞬時電圧低下検出部11)と、バイパス手段と負荷との間の接続点に接続され、ON信号の受信により負荷側へ電力を供給する電力供給手段(コンデンサ4、リアクトル5、インバータ部6、EDLC7)と、瞬時電圧低下検出手段から信号を受けて、バイパス手段および電力供給手段を制御する制御手段(制御部12)とを備え、バイパス手段は、負荷から系統電源へ向かう方向への電流を導通可能とする一方、ゲート信号がOFFであり、かつ通電される電流が所定値以下となった場合に負荷から方向への電流を非導通とする第1サイリスタ(バイパス用サイリスタ3C)、および、第1サイリスタと並列に接続され、系統電源から負荷へ向かう方向への電流を導通可能とする一方向導通素子(バイパス用ダイオード3B)を有し、系統電源と負荷との間に接続される半導体スイッチ(スイッチ部31)と、半導体スイッチに対して並列に設けられ、第1サイリスタの系統電源側に電流出力することで系統電源および負荷間の電流を所定値以下とする転流手段(転流部32、充電部33)とを有しており、制御手段は、瞬時電圧低下検出手段が瞬時電圧低下の発生を検出した場合、第1サイリスタのゲート信号をOFFとすると共に、転流手段に電流出力させる一方、電力供給手段にON信号を送出する構成にされている。
上記構成によれば、系統電源に瞬時電圧低下が発生した場合、半導体スイッチを構成する第1サイリスタは、転流手段の逆電流出力により、強制的に負荷側と入力側との間に流れる電流が所定値以下となる。その結果、第1サイリスタの導通が停止され、電力供給手段からの電力が系統電源側へ出力されることを防止することができる。これにより、系統電源に瞬時電圧低下が発生した場合であっても、負荷側への電圧を正常に補償することができる。
また、本実施の形態の瞬時電圧低下補償装置100において、転流手段は、半導体スイッチに対して並列接続され、半導体スイッチの負荷側にその一端が接続され、第1サイリスタの系統電源側に充電された電力を出力するコンデンサ(転流用コンデンサ3D)と、ゲート信号がONとされることでコンデンサに充電された電力を第1サイリスタの系統電源側に出力可能とする第2サイリスタ(転流用サイリスタ3A)と、コンデンサの他端と第2サイリスタとの間に接続されるリアクトル(転流用リアクトル3E)と、コンデンサに充電用電力を供給する充電手段(充電部33)とを有し、制御手段は、第2サイリスタのゲート信号をONとし、転流手段に半導体スイッチへの電流出力をさせる構成にしている。
上記構成によれば、系統電源に瞬時電圧低下が発生した場合、第2サイリスタのゲート信号をONとすることで、充電されたコンデンサからの電流が、リアクトルを介し、第1サイリスタの系統電源側に出力される構成としているため、コンデンサおよびリアクトルにより電流の位相を調節することができる。これにより、第1サイリスタを導通する電流を所定値以下とし、高速に第1サイリスタの導通を停止することができる。
また、半導体スイッチとしてサイリスタを使用することで、例えば、GTO(Gate Turn Off)サイリスタに比べ、ゲート電流が少なくすることができる。また、サイリスタは、GTOに比べ安価であるため、コストを軽減することができる。
また、本実施の形態の瞬時電圧低下補償装置100において、電力供給手段は、電力を蓄電した電気二重層コンデンサ(EDLC7)と、電気二重層コンデンサからの直流電力を交流電力に変換するインバータ部(インバータ部6)とを有している構成にされていてもよい。
上記構成によれば、負荷側へ電力を供給する電力供給手段は、電気二重層コンデンサを有していてもよい。電気二重層コンデンサは、内部抵抗が小さく過大電流による発熱が非常に少ないため、バッテリ等と比較し瞬時電圧低下時に効率よく放電することができる。
また、本実施の形態の瞬時電圧低下補償装置100において、系統電源は、多相からなる交流電源であり、充電手段は、コンデンサとリアクトルとの間の接続点にカソード側が接続される充電用ダイオード(充電用ダイオード3F)と、充電用ダイオードのアノード側に直列に接続される充電用抵抗(充電用抵抗3G)とをさらに有し、充電用抵抗の他端は、他相の系統電源と負荷との間の接続点に接続される構成にされていてもよい。
上記構成によれば、コンデンサは、他相からの充電用抵抗および充電用ダイオードを介する電流により充電される構成でもよい。これにより、新たに充電装置を加えることなく、単純な構成とすることができるため、コストを軽減することができる。
(本実施の形態の変形例)
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態においては、瞬時電圧低下が発生した際、負荷への電圧を補償する電力をEDLC(EDLC7)から得ていたが、これに限定されるものではない。例えば、他の電解コンデンサや、フィルムコンデンサ等であってもよい。
また、例えば、本実施の形態においては、転流用コンデンサ3Dを充電する手段として、他相と接続された直列の充電用抵抗3Gおよび充電用ダイオード3Fを使用したが、これに限定することはない。例えば、転流用コンデンサ3Dに対して電力を供給するバッテリ等であってもよい。
このように、本発明は上記実施形態等に記載の構成に限定されるものではない。当業者であれば、以上に開示された基本的技術思想および教示に基づき、種々の変形例を想到できることは自明である。
本実施の形態の瞬時電圧低下補償装置を単線結線図で示した概略構成図。 本実施の形態のパイパス部の回路構成図。 瞬時電圧低下発生時の動作波形を示す説明図。 従来例の瞬時電圧低下補償装置を単線結線図で示した概略構成図。 従来例の瞬時電圧低下発生時の動作波形を示す説明図。
符号の説明
1 系統電源
2 負荷
3 バイパス部
3A 転流用サイリスタ
3B バイパス用ダイオード
3C バイパス用サイリスタ
3D 転流用コンデンサ
3E 転流用リアクトル
3F 充電用ダイオード
3G 充電用抵抗
4 コンデンサ
5 リアクトル
6 インバータ部
7 EDLC
8 計器用変圧器
10 電圧検出部
11 瞬時電圧低下検出部
12 制御部
13A 第1サイリスタ用ゲート回路
13B 第2サイリスタ用ゲート回路
14 インバータ用ゲート回路
31 スイッチ部
32 転流部
33 充電部
100 瞬時電圧低下補償装置

Claims (4)

  1. 系統電源と負荷との間に接続されるバイパス手段と、
    前記系統電源の瞬時電圧低下の発生を検出する瞬時電圧低下検出手段と、
    前記バイパス手段と前記負荷との間の接続点に接続され、ON信号の受信により前記負荷側へ電力を供給する電力供給手段と、
    前記瞬時電圧低下検出手段から信号を受けて、前記バイパス手段および前記電力供給手段を制御する制御手段と
    を備え、
    前記バイパス手段は、
    前記負荷から前記系統電源へ向かう方向への電流を導通可能とする一方、ゲート信号がOFFであり、かつ通電する電流が所定値以下となった場合に負荷から前記方向への電流を非導通とする第1サイリスタ、および、前記第1サイリスタと並列に接続され、前記系統電源から前記負荷へ向かう方向への電流を導通可能とする一方向導通素子を有し、前記系統電源と前記負荷との間に接続される半導体スイッチと、
    前記半導体スイッチに対して並列に設けられ、前記第1サイリスタの前記系統電源側に電流出力することで前記系統電源および前記負荷間の電流を前記所定値以下とする転流手段と
    を有しており、
    前記制御手段は、前記瞬時電圧低下検出手段が瞬時電圧低下の発生を検出した場合、前記第1サイリスタのゲート信号をOFFとすると共に、前記転流手段に電流出力させる一方、前記電力供給手段にON信号を送出することを特徴とする瞬時電圧低下補償装置。
  2. 前記転流手段は、
    前記半導体スイッチに対して並列接続され、前記半導体スイッチの前記負荷側にその一端が接続され、前記第1サイリスタの前記系統電源側に充電された電力を出力するコンデンサと、
    ゲート信号がONとされることで前記コンデンサに充電された電力を前記第1サイリスタの前記系統電源側に出力可能とする第2サイリスタと、
    前記コンデンサの他端と前記第2サイリスタとの間に接続されるリアクトルと、前記コンデンサに充電用電力を供給する充電手段と
    を有し、
    前記制御手段は、第2サイリスタのゲート信号をONとし、前記転流手段に前記半導体スイッチへの電流出力をさせることを特徴とする請求項1に記載の瞬時電圧低下補償装置。
  3. 前記電力供給手段は、電力を蓄電した電気二重層コンデンサと、前記電気二重層コンデンサからの直流電力を交流電力に変換するインバータ部とを有していることを特徴とする請求項1または2に記載の瞬時電圧低下補償装置。
  4. 前記系統電源は、多相からなる交流電源であり、
    前記充電手段は、前記コンデンサと前記リアクトルとの間の接続点にカソード側が接続される充電用ダイオードと、前記充電用ダイオードのアノード側に直列に接続される充電用抵抗とをさらに有し、
    前記充電用抵抗の他端は、他相の系統電源と負荷との間の接続点に接続されることを特徴とする請求項2に記載の瞬時電圧低下補償装置。
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