JP2009009806A - 配線システム - Google Patents

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Abstract

【課題】敷設に必要な床に設置された給電部の数を減らすことができる配線システムを提供することにある。
【解決手段】配線システムは、長筒状に形成されるとともに筒壁部に長さ方向に沿う形に開口が形成されたダクト本体10と、当該ダクト本体10にその長さ方向に沿う形に収納された複数の導電ラインと、床に設置された給電部と導電ラインとを電気的に接続する接続ケーブル12とを備えた配線ダクト装置1、および上記開口よりダクト本体10内に挿入されて複数の導電ラインに接続される電気接続部21を有する1乃至複数の配線装置2により構成され、ダクト本体10は、所定方向に沿って併置された複数の机300に対して、長さ方向を上記所定方向に沿わせるとともに当該複数の机300に亘る形で、配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線システムに関するものである。
従来、事務所(オフィス)などにおける什器(家具)、例えば机300のレイアウトとしては、図6(a)に示すように、向かい合わせに配置した2個1組の机300をその幅方向に沿って複数(図示例では3つ)併置することで、机300を島状に配置する対向式(島式)レイアウト(事務所レイアウト)が提案されている。
ここで、各机300には、パーソナルコンピュータ(パソコン)などの事務作業に必要な電子機器が設置されることが多く、そのため、事務所には、各机300に設置された電子機器に給電するための配線システムが敷設される。
このような配線システムの例としては、例えば、図6(a)に示すように、テーブルタップ100を利用したものが提案されている。図6(a)に示す例では、机300毎にテーブルタップ100が配置されている。
ここで、各テーブルタップ100への給電は、事務所の床に設置されたコンセント装置200が利用されることが多い。コンセント装置200は、プラグ(差込プラグ)に対応するコンセント口からなる給電部210を有しており、床下配線などによって分電盤(図示せず)や、他のコンセント装置200と電気的に接続されている。
したがって、コンセント装置200の給電部210にテーブルタップ100を接続することによって、テーブルタップ100により電子機器への給電が可能となる。
一方、机300のレイアウトとしては、図6(b)に示すように、同じ方向に向けた机300をその幅方向に沿って複数(図示例では3つ)併置することで、机300を一列に配置する同向式(並列式)レイアウト(営業レイアウト)も提案されており、このレイアウトでは、2つの机300に亘る形でテーブルタップ100が配置されている。
ところで、図6(a),(b)に示すように、複数のテーブルタップ100を利用して配線システムを構成した場合には、複数のテーブルタップ100のケーブルの整理などのために、これらケーブルを一括して収納する配線ダクト(図示せず)を設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−346834号公報
しかしながら、上記のようなテーブルタップ100を利用した配線システムでは、テーブルタップ100の数だけコンセント装置200の給電部210が必要になる。
そのため、テーブルタップ100と給電部210との対応関係が非常に分かり難く、また、給電部210の数が足りない場合には、床を剥がしてコンセント装置200を増設したり、他のコンセント装置200を利用したりしなくてはならず、敷設作業が行い難いという問題があった。また、このようなテーブルタップ100を利用した配線システムでは、分電盤からテーブルタップ100への給電経路が統一されておらず、テーブルタップ100の位置によって異なる給電経路となるため、電源の管理が行い難く、例えば、図6(a)に示すように、対向式レイアウトの6つの机300における使用電流を知るためには、テーブルタップ100毎に電流を計測した後にその計測値を合計しなくてはならず、また、配線システムへの給電を一括して停止する操作が難しかった。これらの問題は、机300の数が増えれば増えるほど顕著であった。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、敷設に必要な床に設置された給電部の数を減らすことができる配線システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明では、長筒状に形成されるとともに筒壁部に長さ方向に沿う形に開口が形成されたダクト本体と、当該ダクト本体にその長さ方向に沿う形に収納された複数の導電ラインと、床に設置された給電部と導電ラインとを電気的に接続する接続ケーブルとを備えた配線ダクト装置、および上記開口よりダクト本体内に挿入されて複数の導電ラインに着脱自在に接続される電気接続部を有する1乃至複数の配線装置により構成され、ダクト本体は、所定方向に沿って併置された複数の什器に対して、長さ方向を上記所定方向に沿わせるとともに当該複数の什器に亘る形で、配置されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、接続ケーブルを床に設置された給電部に接続するだけで、ダクト本体に収納されている導電ラインを通じて配線ダクト装置に接続されている配線装置に給電することができ、しかも配線ダクト装置のダクト本体を、所定方向に沿って上記床上に併置された複数の什器に対して長さ方向を上記所定方向に沿わせるとともに当該複数の什器に亘る形で配置しているから、例えば給電部にテーブルタップなどを必要数接続して配線システムを構成する場合とは異なり、所定方向に沿って併置された複数の什器のうちの両端の什器同士が離れている場合でも一の給電部で間に合い、他の給電部を用いる必要がなくなり、配線システムの敷設に必要な給電部の数を減らすことができ、その結果、敷設作業および電源の管理が容易に行える。また、配線システムの構成、例えば配線装置の数を変更したい場合には、配線装置を配線ダクト装置に着脱すればよく、このような配線装置の着脱作業は什器上で行えるから、床に設置された給電部に着脱する場合に比べれば容易に行える。さらに、ダクト本体が什器に亘る形に配置されているため、単にテーブルタップなどが什器上に置かれている場合に比べれば外観もすっきりする。加えて、配線装置の取り付け位置を配線ダクト装置の導電ラインの長さ方向に調整することができるので、テーブルタップなどを用いる場合とは異なり、ケーブルの長さによって設置位置が制限されることがなく、使用者の使い易い位置に配線装置を取り付けることができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、配線ダクト装置は、導電ラインに流れる電流の大きさを計測する電流計測手段と、電流計測手段の計測値に応じた表示を行う使用電流表示手段とを備えていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、電流計測手段によって複数の配線装置に電力を供給する給電路となる導電ラインに流れる電流を計測し、使用電流表示手段によって計測値に応じた表示を行うから、使用電流表示手段の表示により、配線システム全体に流れる電流値を把握することができ、電流容量や使用電流などの管理が容易に行える。
請求項3の発明では、請求項1または2の発明において、ダクト本体は、上記開口が水平方向より上を向かない形に配置されていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、ダクト本体の開口が水平方向より上を向かない形となっているので、ダクト本体内にゴミや埃などが入り難くなるから、トラッキングや短絡などの事故を抑制できる。
本発明は、配線システムの敷設に必要な床に設置された給電部の数を減らすことができ、敷設作業および電源の管理が容易に行えるという効果を奏する。
本発明の一実施形態の配線システムは、図1に示すように、配線ダクト装置1と、配線ダクト装置1に着脱可能な1乃至複数の配線装置2とで構成されている。なお、以下の説明では、説明の簡略化のために、図1における上方を配線ダクト装置1および配線装置2の上方、図1における下方を配線ダクト装置1および配線装置2の下方とそれぞれ規定する。また、図6(a),(b)に示す構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
配線ダクト装置1は、図2および図3に示すように、長筒状に形成されたダクト本体10を備えている。ダクト本体10は、図3に示すように、長尺板状の上壁部10aと、天板部10aの幅方向(図3(a)における左右方向)の両縁部それぞれより下方に垂設された一対の側壁部10bと、一対の側壁部10b間を一体に連結する下壁部10cとを筒壁部とする両端が開口された矩形筒状のものであって、筒壁部の一部である下壁部10cに、ダクト本体10の長さ方向に沿う形に開口10dが形成されている。ダクト本体10の両側壁部10bの内側面における上下方向中間部それぞれには、ダクト本体10の幅方向に沿う形で一対の支持突片10eが一体に突設されている。
一対の支持突片10eそれぞれの先端部には、導電ライン11が形成されており、例えば、一方の導電ライン11が、電源ラインを構成する電圧線として用いられ、他方が接地線(中性線)として用いられる。また、上壁部10aの下面における幅方向中央部には、接地ライン(アースライン)として用いられる導電ライン11が形成されている。なお、以下の説明では、電源ラインとなる導電ライン11を符号11Aで表し、接地ラインとなる導電ライン11を符号11Bで表す。
ダクト本体10の基端側となる長さ方向一端部(図1における左端部)には、接続ケーブル12と導電ライン11とを電気的に接続する接続部(図示せず)を備えたフィードイン部13が設けられている。接続ケーブル12は、一端部がフィードイン部13において導電ライン11と電気的に接続され、他端部に、例えばB型(A型(アース付)ともいう)のプラグ12aが設けられている。接続ケーブル12のプラグ12aは、床に設置された配線機器200の給電部210に接続され、これによって、給電部210と導電ライン11とが電気的に接続される。
また、フィードイン部13には、導電ライン11Aに流れる電流の大きさを計測する電流計からなる電流計測手段(図示せず)と、当該電流計測手段の計測値に応じた表示(例えば、計測値の表示)を行う液晶表示装置などからなる表示部13aを有する使用電流表示手段(図示せず)とが設けられている。なお、このような表示部13aは、上記のような液晶表示装置に限らず、電流計測手段の計測値に応じて発光する発光ダイオードであってもよく、例えば、配線ダクト装置1の電流容量に対する上記電流計測手段の計測値の比率に応じて、点灯数や発光色を変更することで、使用者に電気の使いすぎなどの警告を行うようにしてもよい。なお、上記電流計測手段は従来周知の電流計などを利用できるから、詳細な説明は省略する。
一方、ダクト本体10の先端側となる長さ方向他端部(図1における右端部)には、ダクト本体10の先端開口を閉塞するエンドキャップ14が被着されている。
このようなダクト本体10は、図1に示すように、基端側および先端側それぞれが固定具15に取り付けられた状態で、机300に固定される。なお、以下の説明では、必要に応じて固定具15を区別するために、ダクト本体10の基端側が固定される固定具15を符号15Aで示し、ダクト本体10の先端側が固定される固定具15を符号15Bで示す。
固定具15は、上下方向を長さ方向とする脚片15aを有し、脚片15aの上端部には、ダクト本体10の上壁部10aが固定ねじSなどによって取り付けられる板状の取付片15bと、取付片15bに取り付けられたダクト本体10の支持または脱落の防止に用いられる突片15cとが設けられており、これら取付片15bと突片15cとによって、ダクト本体10が取り付けられる取付部が構成されている。なお、固定具15Aの脚片15aにおける取付片15bと突片15cとの間の部位には、接続ケーブル12が貫挿される貫挿孔(図示せず)が形成されている。
脚片15aの下端部には、上下方向において対向する一対の固定片15dからなり、固定具15を机300に固定するクランプ部が設けられている。各固定片15dには、上下方向(厚み方向)に貫通するねじ孔(図示せず)が形成され、各ねじ孔には締め付け調整ねじ15eが螺着され、これら一対の調整ねじ15eで机300の天板310を挟むことで、固定具15が机300に固定される。
ここで、固定具15の脚片15aにおける上記取付部とクランプ部との距離(突片15cと上側の固定片15dとの距離)は、ダクト本体10の下面(下壁部10cの下面)と机300の天板310の上面との間に配線装置配置用のスペースを確保できる大きさに設定されている。したがって、ダクト本体10は、図1に示すように、固定具15によって、開口10dを机300の上面に対向させるとともに机300の上面との間に配線装置2を配置可能なスペースを形成する形で、机300に固定される。なお、図1では、図面の簡略化のために、一つの机300にダクト本体10を固定した例を示しているが、実際には、複数の机300に亘る形に固定される。
配線装置2は、例えば、コンセント装置であって、コンセント本体20と、コンセント本体20の上面側に設けられダクト本体10の開口10dよりダクト本体10内に挿入されて3つの導電ライン11に接続される電気接続部21とを有している。コンセント本体20は、下面にプラグPの栓刃(図示せず)が挿入される栓刃挿入口(図示せず)が1乃至複数設けられた筐体20aと、筐体20a内に収納され栓刃挿入口より挿入された栓刃に電気的に接続される刃受部(図示せず)とを備えている。このコンセント本体20には、電源ライン用の一対の刃受部と、接地ライン用の刃受部との3つの刃受部が設けられている。なお、コンセント本体20は、図1に示すように、下面に栓刃挿入口を備えているものに限られるものではなく、側面に栓刃挿入口を備えているものであってもよい。図5には、下面に栓刃挿入口を備えた配線装置2を符号2Aで、側面に栓刃挿入口を備えた配線装置2を符号2Bで示している。また、このような配線装置2A,2Bに限らず、側面と下面の両方に栓刃挿入口が設けられていてもよい。
電気接続部21は、筐体20aの上面に一体的に突設され、開口10dの幅方向の寸法よりも小さい外径の円筒状に形成された本体部21aを有しており、本体部21aの側周面には、電源ライン用の一対の端子部21bが突設されている。一対の端子部21bは、上下方向に直交する面内において本体部21aの中心に対して点対称となる形に設けられ、電源用の一対の刃受部それぞれと電気的に接続されている。この端子部21bの幅寸法(図3(a)における左右方向の寸法)は、本体部21aの外径より小さく設定されている。
また、本体部21aの上面には、接地ライン用の端子部21cが突設され、この端子部21cは、接地ライン用の刃受部と電気的に接続されている。加えて、本体部21aにおける下端側には、配線装置2を配線ダクト装置1のダクト本体10に取り付けるための一対の引掛片21dが、上下方向において一対の端子部21bそれぞれと重なる形に形成されている。この引掛片21dの幅寸法(図3(a)における左右方向の寸法)は、本体部21aの外径より小さく設定されている。また、引掛片21dの厚みは、ダクト本体10の下壁部10cと支持突起10eとの間の距離に引掛片21dを挿入できる程度の厚みに設定され、引掛片21dと端子部21bと間の距離は、引掛片21dの下面が下壁部10cの上面に当接した状態で、端子部21bが支持突起10eに設けられた導電ライン11Aと対向するような距離に設定されている。なお、図1では電気接続部21を概略的に示している。
このような配線装置2は、次のようにして配線ダクト装置1に取り付けられる。すなわち、図3(a)に示すように、電気接続部21の端子部21bを開口10dの長さ方向に沿う形に並べた状態で、電気接続部21を開口10dよりダクト本体10内に挿入し、その後に、電気接続部21の端子部21bが開口10dの幅方向に沿って並ぶように、配線装置2の電気接続部21をその中心軸の回りに90度回転させる。これによって、図3(b)に示すように、一対の端子部21bそれぞれが一対の導電ライン11Aそれぞれに接触されるとともに、端子部21cが導電ライン11Bに接触されて、コンセント本体20の刃受部が導電ラインに電気的に接続される。また、一対の引掛片21dがダクト本体10の下壁部10cに支持されて、配線装置2が配線ダクト装置1に機械的に接続される。なお、配線装置2を配線ダクト装置1より取り外すには、上述の操作と逆の操作を行えばよい。したがって、本実施形態の配線システムでは、配線装置2を配線ダクト装置1の導電ライン11に着脱自在に接続する、すなわち配線装置2は配線ダクト装置1に着脱可能となっている。また、配線装置2の取り付け位置は、ダクト本体10の長さ方向において自由に調節することができる。
そして、以上述べた配線システムを敷設するにあたっては、例えば、図4(a)に示すように、ダクト本体10を、向かい合わせに配置されるとともに所定方向(机300の幅方向)に沿って併置された複数(図示例では3つ)の机300(すなわち対向式レイアウトに配置された机300)に対して、長さ方向を上記所定方向に沿わせるとともに当該複数の机300に亘る形に配置して、固定具15により机300に固定し、接続ケーブル12のプラグ12aを床に設置された配線機器200の給電部210に接続し、その後に、配線装置2を上述したように配線ダクト装置1に接続する。この点は、図4(b)に示すような、所定方向(机300の幅方向)に沿って併置された複数(図示例では3つ)の机300(すなわち同向式レイアウトに配置された机300)についても同様である。なお、図4(a),(b)では固定具15の図示を省略している。
以上述べたように、本実施形態の配線システムは、長筒状に形成されるとともに筒壁部(下壁部10c)に長さ方向に沿う形に開口10dが形成されたダクト本体10と、ダクト本体10にその長さ方向に沿う形に収納された複数(3つ)の導電ライン11と、床に設置された給電部210と導電ライン11とを電気的に接続する接続ケーブル12とを備えた配線ダクト装置1、および開口10dよりダクト本体10内に挿入されて3つの導電ライン11に接続される電気接続部21を有する1乃至複数の配線装置2により構成され、ダクト本体10は、併置された複数の机300に亘る形で机300に固定されている。
したがって、本実施形態の配線システムによれば、接続ケーブル12を床に設置された給電部210に接続するだけで、ダクト本体10に収納されている導電ライン11を通じて配線ダクト装置1に接続されている配線装置2に給電することができ、配線ダクト装置1のダクト本体10を、所定方向に沿って上記床上に併置された複数の机300に対して長さ方向を上記所定方向に沿わせるとともに当該複数の机300に亘る形で配置しているから、一の給電部210で間に合い、他の給電部210を用いる必要がなくなり、配線システムの敷設に必要な給電部210の数を減らすことができる。特に、複数の机300のうちの両端の机300同士が離れている場合でも導電ライン11を延長することによって一の給電部210で間に合い、他の給電部210を用いる必要がなくなり、配線システムの敷設に必要な給電部210の数を減らすことができる。その結果、敷設作業および電源の管理が容易に行え、その上、事務所のレイアウト変更時の配線システムの移設作業も容易に行え、コンセント装置200の数を減らすことができるから、床下配線などの分岐数を減らすことができる。
また、配線システムの構成、例えば、配線装置2の数を変更したい場合には、配線装置2を配線ダクト装置1に着脱すればよく、このような作業は机300上で行えるので、例えば、テーブルタップ100を給電部210に着脱するために床などを剥がす必要がないから、このような場合に比べれば、容易に行える。さらに、ダクト本体10が複数の机300に亘る形に配置されているため、単にテーブルタップ100などが机300上に置かれている場合に比べれば外観もすっきりする。加えて、配線装置2の取り付け位置を配線ダクト装置1の導電ライン11の長さ方向において調整することができるので、テーブルタップ100などを用いる場合とは異なり、ケーブルの長さによって設置位置が制限されることがなく、使用者の使い易い位置に配線装置2を取り付けることができる。
その上、電流計測手段によって複数の配線装置2に電力を供給する給電路となる導電ライン11Aに流れる電流を計測し、使用電流表示手段によって計測値に応じた表示を行うから、使用電流表示手段の表示により、配線システム全体に流れる電流値を把握することができ、電流容量や、使用電流などの管理が容易に行える。
しかも、ダクト本体10を、開口10dを机300の上面に対向させるとともに机300の上面との間に配線装置配置用のスペースを形成する形で、机300に固定しているので、配線システムが机300の上面を占める面積を小さくできるから、配線システムの敷設に必要な領域を狭くして、配線システムが邪魔になることを抑制でき、例えば、机300が机である場合には机上に作業スペースを確保し易くなる。しかも、ダクト本体10の開口10dが下方を向いているので、ダクト本体10内にゴミや埃などが入り難くなるから、トラッキングや短絡などの事故を抑制できる。
ところで、配線ダクト装置1を敷設する際に、ダクト本体10の長さが足りず、ダクト本体10を、併置された複数の机300に亘る形で机300に固定することができない場合には、図5に示すように、増設用の配線ダクト装置1を設けるようにしてもよい。なお、以下の説明では、増設の基礎となる配線ダクト装置1を符号1A、そのダクト本体10を符号10Aで表し、増設用の配線ダクト装置1を符号1B、そのダクト本体10を符号10Bで表す。
配線ダクト装置1Bは、ダクト本体10Aと同様のダクト本体10Bと、導電ライン11とを備え、ダクト本体10Aの先端部となる長さ方向他端部(図5における右端部)には、エンドキャップ14が設けられている。そして、配線ダクト装置1Bは、ダクト本体10Bの基端面(図5における左端面)を、配線ダウト装置1Aのダクト本体10Aの先端面(図5における右端面)に当接させた形で、配線ダクト装置1Aに連結される。この配線ダクト装置1A,1B間の連結は連結具16によって行われる。連結具16は、配線ダクト装置1Bのダクト本体10Bの基端部(図5における左端部)と配線ダクト装置1Aのダクト本体10Aの先端部(図5における右端部)とを機械的に連結する連結片(図示せず)と、配線ダクト装置1Bの導電ライン11の基端部(図5にいおける左端部)と配線ダクト装置1Aの導電ライン11の先端部(図5における右端部)とを電気的に接続する接続端子(図示せず)とを備え、ダクト本体10A,10Bの両方に亘る形でダクト本体10A,10B内に収納される。
連結具16によって連結されたダクト本体10A,10Bは、上述した固定具15によって机300に固定される。すなわち、ダクト本体10Aの基端部は固定具15Aによって、ダクト本体10Bの先端部は固定具15Bによって、それぞれ机300に固定される。また、図5に示す例では、ダクト本体10A,10B間の連結部分を補強するために、当該連結部分を固定具15(上記固定具15A,15Bと必要に応じて区別するために符号15Cで表す)で支持するようにしている。この固定具15Cは、脚片15aの上端部に、上方が開放されたコ字形に形成されダクト本体10Aの先端部およびダクト本体10Bの基端部の両方を支持する支持部15fを有している点で固定具15Bと異なっており、脚片15aの下端部に上記クランプ部を有している点は同様である。
以上述べたように、増設用の配線ダクト装置1Bおよび連結具16を利用すれば、配線ダクト装置1の全長を容易に長くすることができるから、机300が数多く併置されている場合であっても、配線ダクト装置1の敷設が容易に行え、また、必要な給電部210も一つで済む。
ところで、配線ダクト装置1の接続ケーブル12のプラグ12aとしては、上述したようなB型のものに限らず、A型(アースなし)や、C型、F型などのその他の規格に準拠するものであってもよい。また、フラットケーブルを利用した床上配線型のコンセント装置200の給電部210に接続可能な形(図5参照)のものであってもよく、このようにすれば、床上配線にも対応することができ、床上配線においてもコンセント装置200の数を減らすことができるから、床上配線の分岐数を減らすことができる。
また、本実施形態におけるダクト本体10は、開口10dが下(重力方向)を向く形に配置されているが、開口10dが横(水平方向)に向く形に配置されていてもよいし、開口10dが水平方向と重力方向との間の方向を向く形に配置されていてもよい。つまり、ダクト本体10は、開口10dが水平方向より上を向かない形に配置されていればよく、このようにすれば、ダクト本体10内にゴミや埃などが入り難くなるから、トラッキングや短絡などの事故を抑制できる。
なお、本実施形態では、什器の例として机300を挙げているが、これに限定する趣旨ではない。また、本実施形態では、配線ダクト装置1を机300に固定するようにしているが、机に対応して設置されたローパティション(図示せず)に配線ダクト装置1を固定するようにしてもよい。このようにすれば、配線ダクト装置1を配置する際に、机300などの什器の形状による制約を受けなくて済むから、配線ダクト装置1の配置が行い易くなる。
本発明の一実施形態の配線システムの概略説明図である。 同上における配線ダクト装置の部分下面図である。 同上における配線ダクト装置の概略断面図である。 同上の配線システムの敷設例の説明図である。 配線システムの他例の概略説明図である。 従来の配線システムの敷設例の説明図である。
符号の説明
1 配線ダクト装置
2 配線装置
10 ダクト本体
11 導電ライン
12 接続ケーブル
300 机(什器)

Claims (3)

  1. 長筒状に形成されるとともに筒壁部に長さ方向に沿う形に開口が形成されたダクト本体と、当該ダクト本体にその長さ方向に沿う形に収納された複数の導電ラインと、床に設置された給電部と導電ラインとを電気的に接続する接続ケーブルとを備えた配線ダクト装置、および上記開口よりダクト本体内に挿入されて複数の導電ラインに着脱自在に接続される電気接続部を有する1乃至複数の配線装置により構成され、
    ダクト本体は、所定方向に沿って併置された複数の什器に対して、長さ方向を上記所定方向に沿わせるとともに当該複数の什器に亘る形で、配置されていることを特徴とする配線システム。
  2. 配線ダクト装置は、導電ラインに流れる電流の大きさを計測する電流計測手段と、電流計測手段の計測値に応じた表示を行う使用電流表示手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の配線システム。
  3. ダクト本体は、上記開口が水平方向より上を向かない形に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の配線システム。
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