JP2009009686A - 光ディスク装置及び光ディスク記録条件設定方法 - Google Patents

光ディスク装置及び光ディスク記録条件設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】テスト記録の際に光ディスクのディフェクトを検出した場合でも、焦点バランス量と球面収差補正とを正しく設定する。
【解決手段】焦点ずれ信号検出回路8と、再生信号検出回路12と、再生信号評価回路13と、ディフェクト検出回路14と、制御部19と、焦点バランス調整回路17と、球面収差補正回路2とを有し、制御部19は、ディフェクトを検出した場合、対応するアドレスのジッタ値を除外して第1のジッタカーブを生成し、除外したアドレスのジッタ値以外を用いて除外した部分のジッタ値を補間して第2のジッタカーブを生成し、第1の及び第2のジッタカーブの最小焦点バランス量を比較し、その差が1ステップ以上の場合に再度テスト記録を行い、第1の及び第2のジッタカーブの最小焦点バランス量の差を0ステップ以下とし、本記録時に用いる前記焦点バランス量及び前記球面収差補正量を求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスクのカバー層側から記録層に対しレーザ光を照射し信号の記録再生を行う光ディスク装置に係り、特に品質の良い信号の記録再生を行うのに好適な光ディスク装置及び光ディスク記録条件設定方法に関する。
光ディスクの記録密度の向上を目指して、光ピックアップとしてレーザ光の短波長化及び対物レンズの高NA化を行った光学系を用いる場合、照射されるレーザ光の焦点深度が浅くなるため、焦点を合焦点位置に合わせる焦点サーボには高い追従性能が要求される。
しかしながら、レーザ光源の放射角に起因するレーザ光の収差、光学系に用いる光学部品の有する収差、あるいは光ディスク基板の有するリタデーション等により、光ディスクの記録層に照射されるレーザ光には、非点収差が生じる事がある。非点収差が生じると、記録層上の光スポットの大きさが大きくなる、あるいは形状が楕円となることがおきる。それによって、信号の分解能が低下、あるいは隣接する信号トラックからのクロストークが増加し、再生信号の品質の低下を招く虞がある。
また、BD(Blu-ray Disc)等の短波長のレーザ光で記録又は再生される光ディスクにおいては、埃や傷から光ディスクが有する記録層を保護するために、記録層をカバー層で覆う構造としている。光ディスクの記録再生を行うためにレーザ光がカバー層を通過する際に、カバー層の厚み誤差によって球面収差が発生し、情報を正しく読み書きすることができなくなるという問題が生じることがある。
ここで、球面収差は(球面収差∝t×NA4、t:カバー層の厚さ、NA:対物レンズの開口数)で示され、カバー層の厚さt及び対物レンズの開口数NAの4乗に比例する。 つまり、高NAを用いる光ディスクシステムでは、光ディスクのカバー層厚み誤差によって発生する球面収差を補正することが必須となっている。
したがって、非点収差及び球面収差が生じた場合でも、品質の良い信号の記録再生が可能となり、記録密度を向上させる事が可能となる光ディスク装置及び光ディスク記録条件設定方法が求められていた。
これに対して、特許文献1には、本記録に先立って行われる焦点サーボによるレーザ光の合焦点位置を決めるためのテスト記録において、非点収差を押さえるため焦点バランス量を変更し焦点サーボの目標点を変化させる事により、光ディスク上の光スポットの形状を変化させることが記載されている。
つまり、焦点バランス量を変更してテスト記録を行った後に、テスト記録した部分の再生信号の品質の評価を行い、最良の品質の信号が得られる点に焦点バランス量を設定する。この設定された焦点サーボの目標点を用いることより、光ディスクに情報の記録を行う際に、非点収差が発生する場合でも、最良の光スポット形状で信号の記録再生を行う事が可能となることが記載されている。
また、特許文献2には、光ディスクに対して球面収差を変化させて行うテスト記録を本記録に先立って行い、テスト記録した部分の再生信号の品質の評価を行い、球面収差量を最小とする最適球面収差補正量を決定する。この設定された最適球面収差補正量を用いることより、光ディスクに球面収差がある場合でも、最良の光スポット形状で信号の記録再生を行う事が可能となることが明記されている。
特許第3510015号公報 特開2004−62937号公報
しかしながら、上記した特許文献1および特許文献2に記載の発明では、レーザ光の合焦点位置となる最適焦点バランス量及び最適球面収差補正量を決定するためのテスト記録時やテスト記録結果の評価中に、テスト記録領域又は評価領域に光ディスクの物理的な欠陥箇所であって、良好な記録又は再生が不能な部分(以下「ディフェクト」と記す)が存在した場合について特に考慮していないものであった。
このため、テスト記録中に、レーザ光の光スポットがディフェクトを通過すると、その箇所に形成されるマークの形状は、ディフェクトの影響により乱れてしまう。それにより、テスト記録の評価結果は不正確になり、最適な焦点バランス量及び最適な球面収差補正量の決定を行うことができないことがあった。
更に、テスト記録結果の評価中に、ディフェクトをレーザ光の光スポットが通過すると、このディフェクトの影響により、この箇所から読み出された再生信号のジッタは悪化し、この箇所を記録した記録条件での評価結果はディフェクトがなかった場合と異なってしまう現象が生じる。その結果として最適な焦点バランス量及び最適な球面収差補正量の決定が行えないことがあった。
そこで、本発明は、これらの問題を解決するために創案されたものであり、本記録に先立って行われるテスト記録中やテスト記録結果の評価中にディフェクトを検出した場合でも、このディフェクトの悪影響によって焦点バランス量及び球面収差補正量が誤設定されることなく、レーザ光の焦点バランス量や球面収差量を常時最良の設定状態で維持して、情報信号を記録することができ、また、こうして最良の状態で記録した情報信号を最良の品質で再生することができる光ディスク装置及び光ディスク記録条件設定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次の1)〜3)の構成及び4)〜6)の手順を有するものである。
1)光ディスク4の記録層6に照射されたレーザ光の反射光の光強度に基づいて、検出信号を出力する光検出器24と、検出信号に基づいて、焦点ずれ信号を出力する焦点ずれ信号検出手段8と、検出信号に基づいて、再生信号を出力する再生信号検出手段12と、再生信号のジッタ値を測定する再生信号評価手段13と、再生信号に基づいて、ディフェクトを検出するディフェクト検出手段14と、ジッタ値に基づいて、焦点バランス量と球面収差補正量とを制御するための制御信号を出力する制御手段19と、制御信号に基づいて、焦点ずれ信号検出手段8に対して、焦点バランス量を1ステップずつ変化させ焦点バランス量を補正するための焦点バランス調整信号を出力する焦点バランス調整手段17と、制御信号に基づいて、レーザ光が記録層6に照射された際に発生する球面収差を補正するための球面収差駆動信号を出力する球面収差補正手段18とを有し、制御手段19は、光ディスク4に対する情報の本記録に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求めるために行われるテスト記録領域へのテスト記録中に、ディフェクト検出手段14においてディフェクトを検出した場合、光ディスク4におけるディフェクトに対応したアドレスを表すアドレス値を記憶し、再生信号評価手段13によるジッタ値の測定の際にアドレスに対応するジッタ値を除外して第1のジッタカーブを生成すると共に、除外したアドレス以外のジッタ値を用いることにより除外したアドレスのジッタ値を補間して第2のジッタカーブを生成し、第1及び第2のジッタカーブのジッタ値がそれぞれ最小となる焦点バランス量を比較し、その差が1ステップ以上の場合はアドレスを含まないテスト記録領域に対し再度テスト記録を行い、第1の及び第2のジッタカーブの最小焦点バランス量の差が0ステップの場合は得られた各球面収差補正量における最小焦点バランス量から本記録時に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求めることを特徴とする光ディスク装置1。
2)光ディスク4の記録層6に照射されたレーザ光の反射光の光強度に基づいて、検出信号を出力する光検出器24と、検出信号に基づいて、焦点ずれ信号を出力する焦点ずれ信号検出手段8と、検出信号に基づいて、再生信号を出力する再生信号検出手段12と、再生信号のジッタ値を測定する再生信号評価手段13と、再生信号に基づいて、ディフェクトを検出するディフェクト検出手段14と、ジッタ値に基づいて、焦点バランス量と球面収差補正量とを制御するための制御信号を出力する制御手段19と、制御信号に基づいて、焦点ずれ信号検出手段8に対して、焦点バランス量を1ステップずつ変化させ焦点バランス量を補正するための焦点バランス調整信号を出力する焦点バランス調整手段17と、制御信号に基づいて、レーザ光が記録層6に照射された際に発生する球面収差を補正するための球面収差駆動信号を出力する球面収差補正手段18とを有し、制御手段19は、テスト記録領域へのDCイレース中にディフェクト検出手段14においてディフェクトを検出した場合、光ディスク4におけるディフェクトに対応したアドレスを表すアドレス値を記憶し、光ディスク4に対する情報の本記録に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求めるために行われるテスト記録の際にアドレス及び前記アドレスの次のアドレスに対して同一のテスト記録条件で記録し、テスト記録の評価時にアドレス値に対応するジッタ値を除いてジッタカーブを生成することにより、本記録時に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を算出することを特徴とする光ディスク装置1。
3)光ディスク4の記録層6に照射されたレーザ光の反射光の光強度に基づいて、検出信号を出力する光検出器24と、検出信号に基づいて、焦点ずれ信号を出力する焦点ずれ信号検出手段8と、検出信号に基づいて、再生信号を出力する再生信号検出手段12と、再生信号のジッタ値を測定する再生信号評価手段13と、再生信号に基づいて、ディフェクトを検出するディフェクト検出手段14と、ジッタ値に基づいて、焦点バランス量と球面収差補正量とを制御するための制御信号を出力する制御手段19と、制御信号に基づいて、焦点ずれ信号検出手段8に対して、焦点バランス量を1ステップずつ変化させ焦点バランス量を補正するための焦点バランス調整信号を出力する焦点バランス調整手段17と、制御信号に基づいて、レーザ光が記録層6に照射された際に発生する球面収差を補正するための球面収差駆動信号を出力する球面収差補正手段18とを有し、制御手段19は、本記録に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求めるための再生信号評価手段13によるテスト記録領域に記録されたテスト記録結果のジッタ値の測定中に、ディフェクト検出手段14においてディフェクトを検出した場合、光ディスク4におけるディフェクトに対応したアドレスを表すアドレス値を記憶し、アドレスに対応するジッタ値を除外して第1のジッタカーブを生成すると共に、除外したアドレスのジッタ値以外のジッタ値を用いることにより除外したアドレスのジッタ値を補間して第2のジッタカーブを生成し、第1及び第2のジッタカーブのジッタ値がそれぞれ最小となる焦点バランス量を比較し、その差が1ステップ以上の場合はアドレスを含まないテスト記録領域に対し再度テスト記録を行い、第1の及び第2のジッタカーブの最小焦点バランス量の差が0ステップの場合、得られた各球面収差補正量における最小焦点バランス量から本記録時に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求めることを特徴とする光ディスク装置1。
4)光ディスク4に対して情報の本記録を行う際に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求めるため、テスト記録領域に対してテスト記録を行うテスト記録ステップと、テスト記録中に、再生信号基づきディフェクトの有無を検出し、検出したディフェクトの光ディスク4上のアドレスに対応したアドレス値を記憶するディフェクト検出ステップと、ジッタ値の測定中に、アドレスのジッタ値を除外して第1のジッタカーブを生成すると共に、除外したアドレス以外のジッタ値を用いることにより除外したアドレスのジッタ値を補間して第2のジッタカーブを生成するジッタカーブ生成ステップと、第1及び第2のジッタカーブからそれぞれのジッタカーブにおける最小焦点バランス量を求め、得られた最小焦点バランス量の差を比較する焦点バランス量比較ステップと、焦点バランス量の差が1ステップ以上ある場合に、アドレスを含まないテスト記録領域に再度テスト記録を行う再テスト記録ステップと、焦点バランス量の差が0ステップの場合に、得られた各球面収差補正量における最小焦点バランス量から本記録時に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求める補正量算出ステップとを有することを特徴とする光ディスク記録条件設定方法。
5)光ディスク4に対して情報の本記録を行う際に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求めるためのテスト記録を行うテスト記録領域に対しDCイレースを行うDCイレースステップと、DCイレース中に、DCイレース時の再生信号からディフェクトの有無を検出し、検出したディフェクトの光ディスク4上のアドレスに対応したアドレス値を記憶するディフェクト検出ステップと、DCイレースされたテスト記録領域に対しテスト記録を行うテスト記録ステップと、テスト記録中に、アドレス及びアドレスの次のアドレスに同一条件でテスト記録する再記録ステップと、テスト記録された領域を再生し、ジッタ値を測定するジッタ値測定ステップと、ジッタ値の測定結果から、アドレスのジッタ値を削除してジッタカーブを生成するジッタカーブ生成ステップと、ジッタカーブから最小焦点バランス量を求め、各球面収差補正量における最小焦点バランス量から本記録時に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求める補正量算出ステップとを有することを特徴とする光ディスク記録条件設定方法。
6)光ディスク4に対して情報の本記録を行う際に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求めるため、テスト記録領域に対してテスト記録を行うテスト記録ステップと、ジッタ値の測定によるテスト記録の結果の評価中に、再生信号からディフェクトの有無を検出し、検出した前記ディフェクトの光ディスク4上のアドレスに対応するアドレス値を記憶するディフェクト検出ステップと、ジッタ値の測定中に、アドレスのジッタ値を除外して第1のジッタカーブを生成すると共に、除外したアドレス以外のジッタ値を用いることにより除外したアドレスのジッタ値を補間して第2のジッタカーブを生成するジッタカーブ生成ステップと、第1及び第2のジッタカーブからそれぞれのジッタカーブにおける最小焦点バランス量を求め、得られた最小焦点バランス量の差を比較する焦点バランス量比較ステップと、焦点バランス量の差が1ステップ以上ある場合に、アドレスを含まないテスト記録領域に再度テスト記録を行う再テスト記録ステップと、焦点バランス量の差が0ステップの場合に、得られた各球面収差補正量における最小焦点バランス量から本記録時に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求める補正量算出ステップとを有することを特徴とする光ディスク記録条件設定方法。
本発明によれば、本記録に先立つテスト記録の際に行う焦点バランス量及び球面収差補正量の設定中において、光ディスクのディフェクトを検出した場合でも、このディフェクトの影響によってレーザ光の焦点バランス量と球面収差補正量とが誤設定されることなく、本記録時に安定して情報信号を記録することができる。
また、本発明によれば、テスト記録を行う前に、レーザ光の合焦点位置の所定値と球面収差量の所定値を予め設定した後に、前記光ディスクの記録層に対してDCイレース動作を実行し、実行中にディフェクトを検出した場合でも、このディフェクトの影響によってレーザ光の焦点バランス量と球面収差補正量とが誤設定されることなく、本記録時に安定して情報信号を記録することができる。
また本発明によれば、本記録に先立つテスト記録を行った後のテスト記録の評価中にディフェクトを検出した場合でも、このディフェクトの悪影響によって記録用レーザ光の焦点バランス量と球面収差補正量とが誤設定されることなく、本記録時に安定して情報信号を記録することができる。
以下に、本発明に係る光ディスク装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の全体構成を示すブロック図である。図2は、本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の光学系を示すブロック図である。図3は、本発明の一実施形態に係る光ディスク記録条件設定方法を示すフローチャートである。図4は、本発明の一実施例に係る光ディスク装置がDCイレース時にディフェクトを検出した場合の動作を示すフローチャートである。図5は、本発明の一実施例に係る光ディスク装置における球面収差補正量を変化させた場合の再生信号ジッタ値の焦点バランス量依存性を示す図である。図6は、本発明の一実施例に係る光ディスク装置がテスト記録時にディフェクトを検出した場合の動作を示すフローチャートである。図7は、本発明の一実施例に係る光ディスク装置におけるディフェクトを検出した場合のジッタカーブを示す図である。図8は、本発明の一実施例に係る光ディスク装置がテスト記録後の再生時にディフェクトを検出した場合の動作を示すフローチャートである。
なお、全図において、共通な機能を有する部品には同一符号を付して示し、一度説明したものに関しては、繰り返した説明を省略する。
図1に示すように、実施形態の光ディスク装置1は、以下の構成を有する。
球面収差補正部2は、光ディスク4のカバー層5を透過したレーザ光の光ディスク4の記録層6における球面収差を補正する機能を有する。
光学系3は、レーザ光を出射すると共に、光ディスク4の記録層6で反射したレーザ光を受光し、検出信号SG1,SG5を出力する機能を有する。
対物レンズ7は、光ディスク4の記録層6にレーザ光を集光させる機能を有する。
焦点ずれ信号検出回路8は、検出信号SG1に基づき焦点ずれ信号SG2を出力する機能を有する。
焦点サーボ回路9は、焦点ずれ信号検出回路8で検出された焦点ずれ信号SG2に基づき焦点サーボ信号SG3を出力する機能を有する。
焦点移動機構駆動回路10は、焦点サーボ回路9からの焦点サーボ信号に基づき焦点移動機構駆動信号SG4を出力する機能を有する。
焦点移動機構11は、焦点移動機構駆動回路10からの焦点移動機構駆動信号SG4に基づき対物レンズ7を光ディスク4と直交する方向に移動する機能を有する。
再生信号検出回路12は、検出信号SG5に基づき再生信号SG6を出力する機能を有する。
再生信号評価回路13は、再生信号検出回路12から出力した再生信号SG6の再生信号の品質を評価する機能を有する。
ディフェクト検出回路14は、再生信号検出回路12から出力した再生信号SG6からディフェクトを検出しディフェクト検出信号SG7を出力する機能を有する。
記録回路15は、外部からの記録信号SG8に基づき記録変調信号SG9を出力する機能を有する。
レーザ駆動回路16は、記録回路15から出力された記録変調信号SG9に基づきレーザ駆動信号SG10を出力する機能を有する。
焦点バランス調整回路17は、焦点ずれ信号検出回路8に対して焦点バランス調整信号SG11を出力する機能を有する。
球面収差駆動回路18は、球面収差補正部2に対して球面収差駆動信号SG12を出力する機能を有する。
制御回路19は、その内部に記憶部19mを有し、再生信号評価回路13から出力された再生信号SG6の品質評価結果及びディフェクト検出回路14から出力されたディフェクト検出信号SG7が入力される共に、記録回路15、レーザ駆動回路16、焦点バランス調整回路17及び球面収差駆動回路18を制御する制御信号SG13a,SG13b,SG13c,SG13dを出力する機能を有する。
更に、光ディスク装置1の光学系3のいくつかの種類について図2を用いて詳細に説明する。
図2(A),(B)に示すように、光ディスク装置1の光学系3(3は3a及び3bの総称とする)は、次の構成を有する。
半導体レーザ20は、レーザ駆動回路16から出力されたレーザ駆動信号SG10に基づきレーザ光を出力する機能を有する。
コリメートレンズ21は、半導体レーザ20から出射したレーザ光を平行光にする機能を有する。
ビームスプリッタ22は、コリメートレンズ21を透過したレーザ光を透過し、光ディスク4からの反射光を入射方向に対して90度屈折する機能を有する。
球面収差補正部2a,2bは、ビームスプリッタ22を透過したレーザ光の光路上にあり、光ディスク4の記録層6でのレーザ光の球面収差の状態に合わせて球面収差補正量を調整する機能を有する。
対物レンズ7は、球面収差補正部2(2は2a及び2bの総称とする)を透過したレーザ光を光ディスク4の記録層6に集光すると共に、記録層6にて反射したレーザ光を受光する機能を有する。
集光レンズ23は、ビームスプリッタ22で90度屈折した記録層6からの反射レーザ光を集光する機能を有する。
光検出器24は、集光レンズ23を透過したレーザ光の光強度を検出し、検出信号SG1,SG5を出力する機能を有する。
球面収差補正部2aは、図2(A)に示すように、凹レンズ25と、凸レンズ26と、球面収差補正光学系用駆動機構27とを有する。
凹レンズ25と、凸レンズ26とは、入射平行光に対してビーム径を拡大させた平行光を出射するビーム拡大型のリレーレンズを構成し、球面収差補正光学系用駆動機構27を用いて凹レンズ25と凸レンズ26との間隔を変化させることによって、対物レンズ7に入射する光を発散光或いは集束光に変換することができる。
凹レンズ25と凸レンズ26との間隔を制御することにより、対物レンズ7での球面収差の量を調整し、光ディスク4のカバー層5厚さのばらつきによる球面収差を補正することができる。
更に、別の球面収差補正部2bとしては、図2(B)に示すように、ビームスプリッタ22を透過したレーザ光の光路上に、液晶素子28を有する構造も考えられる。
この液晶素子28は、同心円状に形成された複数の液晶領域に対する印加電圧を制御することにより、レーザ光に同心円状の位相変化を生じさせて球面収差を補正するものである。
ここで、球面収差駆動回路18から球面収差補正部2に供給される球面収差駆動信号SG12は、球面収差補正部2の方式に依存する。
例えば、凹レンズ25と、凸レンズ26とを用いる球面収差補正部2aの場合は、駆動信号SG12は凹レンズ25と、凸レンズ26との移動量を示す信号となる。
また、液晶素子28を用いる球面収差補正部2bの場合は、駆動信号SG12は液晶領域に対する印加電圧を示す信号となる。
次に、本実施形態の光ディスク装置1の動作について、図1及び図2(A)を併せ用いて説明する。
外部からの記録信号SG8に基づき記録回路15では記録変調信号SG9を出力する。記録回路15から出力された記録変調信号SG9に基づきレーザ駆動回路ではレーザ駆動信号SG10を出力する。レーザ駆動回路から出力されたレーザ駆動信号SG10に基づき半導体レーザ20では記録信号SG8に応じて変調されたレーザ光を出力する。
半導体レーザ20から出力されたレーザ光は、コリメートレンズ21で平行光にされ、ビームスプリッタ22を透過し、凹レンズ25、凸レンズ26及び球面収差補正光学系用駆動機構27を有する球面収差補正部2aを透過する。
球面収差補正部aは、光ディスク4のカバー層5の厚さ誤差や僅かな波長変化に対してレーザ光に生じる球面収差を補正するものである。球面収差の補正の方法としては、球面収差の無い定常状態では、凹レンズ25と凸レンズ26とは入射平行光に対してビーム径を拡大させ平行光を出射させるように構成されているが、凹レンズを定常状態よりレーザ光の光軸方向に移動することにより、凹レンズ25と凸レンズ26とのレンズ間隔を変化させ対物レンズ7に入射する光に対し発散光或は集束光に変換し、球面収差を補正することができるようになっている。
球面収差補正部2aを透過したレーザ光は、焦点移動機構11によりレーザ光の光軸方向に位置制御された対物レンズ7を透過することにより集光され、光ディスク4のカバー層5を透過し記録層6に焦点を結ぶ。
焦点移動機構11としては、例えばボイスコイルを用い、ボイスコイルに電流を流すことにより対物レンズ7をレーザ光の光軸方向に移動し焦点を合わせる。
記録層6では、記録信号SG8に応じたマークが形成されると共に、入射した光の一部が反射され入射した際の光路を戻りビームスプリッタ22で90度折り曲げられ集光レンズ23を透過し、光検出器24に集光される。光検出器24では、入射したレーザ光の光強度に応じた検出信号SG1,SG5を出力する。
光検出器24から出力された検出信号SG1,SG5は、焦点ずれ信号検出回路8と再生信号検出回路12とに出力される。更に、検出信号SG1,SG5は図示しないトラッキングずれ信号検出部にも出力されるが、本発明には関係しない回路のため説明を省略する。
焦点ずれ信号検出回路8では検出信号SG1から焦点ずれ信号SG2が生成され、焦点サーボ回路9に出力される。焦点サーボ回路9では、焦点ずれ信号SG2に基づき焦点サーボ信号SG3を出力する。焦点サーボ回路9から出力された焦点サーボ信号SG3により焦点移動機構駆動回路10では、焦点移動機構駆動信号SG4が生成される。焦点移動機構駆動回路10から出力された焦点移動機構駆動信号SG4に基づき焦点移動機構11では、対物レンズ7を透過するレーザ光の焦点を光ディスク4の記録面に一致させるように、対物レンズ7をレーザ光の光軸方向に駆動する。
焦点ずれ信号SG2の検出方法としては、非点収差法やナイフエッジ法などの公知の検出法を用いることができる。
一方、再生信号検出回路12では、検出信号SG5に基づき再生信号SG6が生成され外部に出力されると共に、再生信号SG6は再生信号評価回路13及びディフェクト検出回路14に出力される。
再生信号評価回路13では、再生信号検出回路12から出力された再生信号SG6の品質を評価し、その評価結果を制御部19に出力する。
ディフェクト検出回路14では、再生信号検出回路12から出力された再生信号SG6から記録層上のディフェクトを検出し、検出したディフェクト信号SG7を制御部19に出力する。
制御部19は、記億部19mに記憶された内蔵プログラムにより、焦点バランス量を制御する第1の制御信号SG13aを焦点バランス調整回路17に出力すると共に、球面収差量を制御する第2の制御信号SG13bを球面収差駆動回路18に出力する。
更に、制御回路は、記録時に記録回路15に対して記録を制御する第3の制御信号SG13cを出力すると共に、再生時にレーザ駆動回路16に対して再生を制御する第4の制御信号SG13dを出力する。
焦点バランス調整回路17は、制御回路19から出力された第1の制御信号SG13aに基づき焦点バランス調整信号SG11を焦点ずれ信号検出回路8に出力し、対物レンズ7を制御する。
球面収差駆動回路18は、制御回路から出力された第2の制御信号SG13bに基づき球面収差駆動信号SG12を球面収差補正部2に出力し、球面収差補正部2を制御する。
次に、光ディスク4に対して本記録の記録条件を設定し本記録を行う際の動作について説明する。
ここで光ディスク4としては、ライトワンスタイプのBD−R(Blu-ray Disc Recordable)や書換え可能タイプのBD−RE(Blu-ray Disc Rewritable)を用いることができる。
図3に示すように、光ディスク4に対して本記録に先立つテスト記録を行う前に、光ディスク4の内周部に位置する記録層6のテスト記録領域に対してDCイレースを行い、記録層6のテスト記録領域を均一化し、場所によりテスト記録の評価結果が異なることを防ぐ(ステップS1)。
ここでDCイレースとは、テスト記録する信号トラックの記録済み部分のマークを消去する動作である。DCイレースを行う理由としては、書き換え型光ディスク(BD−RE)の場合、本記録において記録済み部分をDCイレースなしに直接上書き記録しても特に問題とならないが、焦点バランス量や球面収差補正量や記録パワーを変えて記録するテスト記録の場合は、テスト記録部分に記録済みマークがあるとクロストークなどの影響を受けて正しい焦点バランス量や球面収差補正量が得られない可能性があり、これを防ぐためである。
但し、書き換え型光ディスク(BD−RE)であってもテスト記録領域が未記録である場合は、DCイレースを行わなくても良い。
また、追記型ディスク(BD−R)であれば情報を書き換えることができないため、DCイレースのステップは行う必要はない。
DCイレースが終わるとテスト記録領域に焦点バランス量と球面収差補正量とを変化させテスト記録を行う(ステップS2)。
テスト記録が終了した後に、テスト記録領域を再生してテスト記録結果を評価する(ステップS3)。
テスト結果の評価結果から算出された焦点バランス量と球面収差補正量とが後述の方法でそれぞれ最適記録条件であると判断を行う(ステップS4)。
ステップS4で最適記録条件でないと判断されると、再度ステップS2に戻りテスト記録を行う。
ステップS4で最適記録条件と判断されると、その焦点バランス量と球面収差補正量とを用いて本記録を行う(ステップS5)。
<実施例1:DCイレース時にディフェクトを検出した場合の動作>
次に、DCイレース中にディフェクトを検出した場合の動作について図4及び図5を用いて詳細に説明する
制御部19では、記憶部19mから基準となる焦点バランス量と基準となる球面収差補正量を読み出し、それぞれ焦点バランス調整回路17及び球面収差駆動回路18に出力する。
更に、制御部19から記録回路15にDCイレース用のレーザ光の条件の第3の制御信号SG13cが出力され、光ディスク4のテスト記録領域に対してDCイレース用のレーザパワーで制御されたレーザ光を照射してDCイレースを開始する(ステップS11)。
光検出器24では、記録層6からの反射レーザ光の光強度が検出され、検出された光強度に基づき検出信号SG5が出力される。光検出器24から出力された検出信号SG5に基づき、再生信号検出回路12で再生信号SG6が生成される。DCイレース中の再生信号SG6は、ディフェクト検出回路14でディフェクトの有無が評価される(ステップS12)。
記録時は、再生時に比較してレーザ光の光強度が大きいため、記録中もディフェクトの検出ができるよう光検出器24の検出感度を下げて検出可能範囲を広くするよう設定する。
ディフェクト検出回路14でディフェクトを検出した場合、ディフェクト検出回路14はディフェクト検出信号SG7を出力し、ディフェクトを検出した領域のアドレスに対応するアドレス値を記憶部19mに記憶する(ステップS13)。
DCイレースが終了すると、あらかじめ記憶部19mに記憶されているテスト記録のための球面収差補正量の初期値を読み出し、球面収差駆動回路18に球面収差補正量の初期値に応じた第2の制御信号SG13bとして出力する。球面収差補正量の初期値は、例えば球面収差が無い状態の凹レンズ25と凸レンズ26との位置関係に対し、凹レンズ25を凸レンズ26に近づけた状態とし、そこから凹レンズ25を徐々に離してテスト記録を行うようにする(ステップS14)。
更に、記憶部19mに記憶されているテスト記録のための焦点バランス量の初期値を読み出し、焦点バランス調整回路17に焦点バランス量の初期値に応じた第1の制御信号SG13aとして出力する。焦点バランス量の初期値は、例えば非点収差が無い状態の焦点バランス量に対し、対物レンズ7を光ディスク4に近づけた状態とし、そこから対物レンズ7を徐々に離してテスト記録を行うようにする(ステップS15)。
球面収差駆動回路18及び焦点バランス調整回路17にそれぞれ球面収差補正量の初期値及び焦点バランス量の初期値が設定された後、テスト記録を開始する(ステップS16)。
記憶部19mには、焦点バランス量の初期値及び球面収差補正量の初期値以外に焦点バランス量の最終値及び球面収差補正量の最終値があらかじめ記憶されている。焦点バランス量の最終値及び球面収差補正量の最終値は、焦点バランス量及び球面収差補正量をそれぞれ初期値から変化させて行き、再生信号評価回路13で再生信号SG6を評価する際にその品質レベルが著しく悪くなる値であり、例えばジッタ値が検出限界を超えてしまうような値として設定されている。
テスト記録の手順としては、例えば球面収差補正量を初期値とした場合に、焦点バランス量を初期値から最終値まで1ステップずつ焦点バランス量を変化させて記録を行い、焦点バランス量の最終値の記録が終了すると球面収差補正量をαμm移動し、球面収差補正量がその条件で再び焦点バランス量を初期値から最終値まで1ステップずつ焦点バランス量を変化させて記録を行う(ステップS18〜ステップS21)。順次、球面収差補正量を移動して焦点バランス量を変化させ記録を行い、球面収差補正量が最終値になるまで、球面収差補正量を変更して記録を行う。
テスト記録中に、DCイレースにてディフェクトを検出したアドレスになった場合、そのアドレスにも記録を行い、DCイレースにてディフェクトを検出したアドレスの次のアドレスにもDCイレースにてディフェクトを検出したアドレスと同じ記録条件で記録を行う(ステップS17)。
なお、テスト記録時にDCイレースにてディフェクトを検出したアドレスに対してダミー条件(焦点バランス量及び球面収差補正量が初期値と最終値の間の任意の条件)で記録し、その次のアドレスに対して本来DCイレースにてディフェクトを検出したアドレスに記録するはずであった焦点バランス量及び球面収差補正量で記録を行っても良い。
DCイレース時にディフェクトを検出したアドレスにもテスト記録を行う理由は、DCイレースされたままであると隣接トラックへのクロスイレース及びクロストークがなくなり他のトラックと再生時の条件が異なることが発生する可能性があるためである。
テスト記録が終了すると、制御部19からレーザ駆動回路16に再生のための第4の制御信号SG13dを出力し、光ディスク4のテスト記録された領域に対し再生用のレーザパワーに制御されたレーザ光を照射し、反射光を光検出器24で検出し、検出された検出信号SG5に基づき再生信号検出回路12で再生信号SG6を生成する。再生信号SG6は、再生信号検出回路13で品質評価される。
品質評価の方法としては、ここでは再生信号SG6のジッタ値を測定する方法を用いる。
次に、テスト記録領域のジッタ値のデータから各球面収差補正量におけるジッタ値の焦点バランス量依存性を求める(ステップS23)。
各球面収差補正量におけるジッタ値が最小となる焦点バランス量を求め、求められた焦点バランス量の内で、ジッタ値が最小となる球面収差補正量を求める。ここで得られた球面収差補正量及びその球面収差補正量でのジッタ値が最小になる焦点バランス量を最適球面収差補正量及び最適焦点バランス量とする(ステップS24)。
このようにして測定された焦点バランス量及び球面収差補正量のジッタ値との関係を図5に示す。
図5には、A,B及びCの3つの球面収差補正量における焦点バランス量とジッタ値の測定結果を示しており、各球面収差量におけるジッタ値の最小値が各球面収差量における最小焦点バランス量を示している。
更に、各球面収差量における最小焦点バランス量のジッタ値を比較して、最もジッタ値の低い球面収差量を最適球面収差量とし、その際の焦点バランス量を最適焦点バランス量とする。図5においては、最適球面収差量はBであり、最適焦点バランス量は+1となる。
次に、制御部19から第1制御信号SG13a及び第2の制御信号SG13bによって、上記最適焦点バランス量及び最適球面収差量をそれぞれ焦点バランス調整回路17と球面収差駆動回路18で設定し、設定された焦点バランス量及び球面収差量で本記録を行う。
<実施例2:テスト記録時にディフェクトを検出した場合の動作>
次に、テスト記録中にディフェクトを検出した場合の動作について図6及び図7を用いて詳細に説明する
制御部19では、記憶部19mから基準となる焦点バランス量と基準となる球面収差補正量を読み出し、それぞれ焦点バランス調整回路17及び球面収差駆動回路18に出力する。
更に、制御部19から記録回路15にDCイレース用のレーザ光の条件の第3の制御信号SG13cが出力され、光ディスク4のテスト記録領域に対し、DCイレース用のレーザパワーで制御されたレーザ光を照射してDCイレースを行う(ステップS31)。
DCイレースが終了すると、球面収差補正量の初期値の設定と焦点バランス量の初期値の設定とを行う。球面収差補正量の初期値の設定と焦点バランス量の初期値の設定とは、実施例1と同様の方法(ステップS32,S33)で行うため、ここでは説明は省略する。
球面収差駆動回路18及び焦点バランス調整回路17にそれぞれ球面収差補正量の初期値及び焦点バランス量の初期値が設定されると、テスト記録を開始する(ステップS34)。
テスト記録の手順(ステップS37〜S40)は実施例1と同様のため説明は省略する。
光検出器24では、記録層6からの反射レーザ光の光強度が検出され、検出された光強度に基づき検出信号SG5が出力される。光検出器24から出力された検出信号SG5に基づき、再生信号検出回路12で再生信号SG6が生成される。テスト記録中の再生信号SG6は、ディフェクト検出回路14で再生信号SG6中のディフェクトの有無が評価される(ステップS35)。
記録時は、再生時に比較してレーザ光の光強度が大きいため、記録中もディフェクトの検出ができるよう光検出器24の検出感度を下げて検出可能範囲を広くするよう設定する。
ディフェクト検出回路14でディフェクトを検出した場合、ディフェクト検出回路14はディフェクト検出信号SG7を出力し、ディフェクトを検出した領域のアドレスに対応したアドレス値を制御部19に記録する(ステップS36)。
テスト記録が終了すると、再生信号SG6の品質評価を行う。品質評価の方法としては、実施例1と同様のジッタ値測定を行う方法を用いる。
得られたジッタ値のデータから図7に示すジッタカーブを生成する(ステップS41)。
生成されたジッタカーブから最小焦点バランス量を求め、ディフェクトの影響により得られた最小焦点バランス量と本来の最小焦点バランス量との間に差が生じたかどうかを判定する(ステップS42)。
得られた最小焦点バランス量と本来の最小焦点バランス量との比較は、次の方法によって行う。
簡略化して説明するために、図7(A),(B)では、ある1点の球面収差補正量における焦点バランス量とジッタ値との関係を示す。また、ディフェクトは、図7(A),(B)いずれにおいても焦点バランス量が+1のところで検出された場合である。
焦点バランス量は−6から+6まで変化させて測定を行ったが、焦点バランス量が−6から−4までの領域では、ジッタ値が大きく測定不能であった。
図7(A),(B)において、X,Y及びZの各線は以下のように定義される。
ディフェクトを検出した焦点バランス量(+1)のデータを含めて全てのデータを結んだ線をXとする。
ディフェクトを検出した焦点バランス量(+1)のデータを除いたデータを結んだ線をYとする(削除方法)。
ディフェクトを検出した焦点バランス量(+1)のデータを除き、除いたデータの前後のそれぞれ複数のデータから焦点バランス量(+1)のデータを補間して、それらのデータを結んだ線をZとする(補間方法)。
Zにおけるデータ補間の方法としては、例えばディフェクトを検出した焦点バランス量のデータを除外した残りの複数のデータから最小二乗法の多項式近似などにより行う。
なお、Zにおける前後のそれぞれ複数のデータとしては、ディフェクトの影響が複数のアドレスに及ぶ場合は、それを除くものとする。
図7(A)の場合、X,Y,Z共に最小焦点バランス量は+2となる。
図7(A)のようにX,Y,Zで最小焦点バランス量が同一ステップの場合、測定から得られた最小焦点バランス量とディフェクトが無い場合の最小焦点バランス量とが同一と判定し、その焦点バランス量を最小焦点バランス量とする。
更に、各球面収差補正量における最小焦点バランス量から、最適焦点バランス量と、最適球面収差補正量とを求める。最適焦点バランス量及び最適球面収差補正量の求めからは、実施例1と同様であるため説明は省略する。
一方、図7(B)の場合、X及びYの最小焦点バランス量は+2となるが、Zの最小焦点バランス量は1ステップずれて+1となる。
図7(B)のようにX,Y,Zの最小焦点バランス量が一致しない場合、測定から得られた最小焦点バランス量とディフェクトが無い場合の最小焦点バランス量とが異なるものと判定し、テスト記録領域内の別の領域にディフェクトを検出したアドレスでの記録条件で再度テスト記録を行う(ステップS44)。
再度テスト記録を行う際、クロスイレース及びクロストークによる影響を他のテスト記録と同一条件にするため、その記録を行うアドレスの前後のトラックにも何らかのデータを記録することが望ましい。
再度テスト記録を行った後に、前述の方法でジッタ値を測定し、ジッタカーブを生成し、最小焦点バランス量を求め、最適焦点バランス量及び最適球面収差補正量を求める(ステップS41〜ステップS43)。
次に、制御部19から第1制御信号SG13a及び第2の制御信号SG13bによって、上記最適焦点バランス量及び最適球面収差量をそれぞれ焦点バランス調整回路17と球面収差駆動回路18で設定し、設定された焦点バランス量及び球面収差量で本記録を行う。
<実施例3:テスト記録後の再生時にディフェクトを検出した場合の動作>
次に、テスト記録後の再生中にディフェクトを検出した場合の動作について図8を用いて詳細に説明する
実施例1及び実施例2と同様に記録領域にDCイレース用のレーザパワーで制御されたレーザ光を照射してDCイレースを行う(ステップS51)。
DCイレースが終了すると、球面収差補正量の初期値の設定(ステップS52)と焦点バランス量の初期値の設定(ステップS53)とを行う。球面収差補正量の初期値の設定と焦点バランス量の初期値の設定とは、実施例1と同様の方法で行うため、説明は省略する。
球面収差駆動回路18及び焦点バランス調整回路17にそれぞれ球面収差補正量の初期値及び焦点バランス量の初期値が設定されると、テスト記録を開始する(ステップS54)。
テスト記録の手順は実施例1及び実施例2と同様のため説明は省略する(ステップS55〜S58)。
テスト記録が終了すると、再生信号SG6の品質評価を行う。品質評価の方法としては、実施例1及び実施例2と同様のジッタ値測定を行う方法を用いる(ステップS59)。
更に、再生信号SG6は、ディフェクト検出回路14で再生信号SG6中のディフェクトの有無が評価される(ステップS60)。
再生信号SG6中にディフェクトが検出されない場合は、得られたジッタ値からジッタカーブを生成し(ステップS61)、そこから実施例1及び実施例2と同様の方法で、最適焦点バランス量及び最適球面収差補正量を求める(ステップS62)。
一方、再生信号SG6中にディフェクトを検出した場合は、ディフェクトを検出したアドレスの部分のジッタ値のデータは、測定結果として用いないようにして、ジッタカーブを生成する(ステップS63)。
生成されたジッタカーブから最小焦点バランス量を求め、ディフェクトの影響により得られた最小焦点バランス量と本来の最小焦点バランス量との間に差が生じたかどうかを判定する(ステップS64)。
得られた最小焦点バランス量と本来の最小焦点バランス量との比較は、実施例2に記載の方法で行う。
測定により得られた最小焦点バランス量と本来の最小焦点バランス量とが同一ステップの場合、測定から得られた最小焦点バランス量とディフェクトが無い場合の最小焦点バランス量とが同一と判定し、その焦点バランス量を最小焦点バランス量とする。
一方、上述した削除方法で求めた最小焦点バランス量と上述した補間方法で求めた最小焦点バランス量とのステップ数が異なる場合、測定から得られた最小焦点バランス量とディフェクトが無い場合の最小焦点バランス量とが異なるものと判定し、テスト記録領域内の別の領域にディフェクトを検出したアドレスでの記録条件で再度テスト記録を行う(ステップS65)。
再度テスト記録を行う際、クロスイレース及びクロストークの影響を他のテスト記録と同一条件にするため、その記録を行うアドレスの前後のトラックにも何らかのデータを記録することが望ましい。
再度テスト記録を行った後に、前述の方法でジッタ値を測定し、ジッタカーブを生成し、最小焦点バランス量を求め、最適焦点バランス量及び最適球面収差補正量を求める(ステップS59〜ステップS62)。
次に、制御部19から上記最適焦点バランス量及び最適球面収差量を設定するための第1制御信号SG13a及び第2の制御信号SG13bを焦点バランス調整回路17と球面収差駆動回路18とに出力し、最適焦点バランス量及び最適球面収差量で本記録を行う。
以上、説明したように、本記録に先立つDCイレース、テスト記録及びテスト記録の評価の際に、光ディスクのディフェクトを検出した場合でも、このディフェクトの影響によってレーザ光の焦点バランス量と球面収差補正とが誤設定されることなく、本記録時に安定して情報信号を記録することができる光ディスク装置及び光ディスク記録条件設定方法を提供することができる。
以上の説明において、焦点バランス量を変更して焦点サーボの目標点を変更したが、焦点オフセットを変更して焦点サーボの目標点を変更しても良い。
また、球面収差補正量を固定して焦点バランス量を変更してテスト記録を行ったが、逆に焦点バランス量を固定して球面収差補正量を変更してテスト記録を行っても良い。
また、テスト記録に用いる領域の大きさを少なくすることやテスト記録にかかる時間を短くすることを考慮した場合、球面収差補正量だけ、又は、焦点バランス量だけを変更してテスト記録を行うことも可能である。
また、再生信号SG6の品質は、再生信号SG6のジッタ値により評価していたが、ジッタ値の他に再生信号SG6の振幅の最大点、又は、エラーレートの最小点を調べることにより評価することもできる。
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の光学系を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る光ディスク記録条件設定方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施例に係る光ディスク装置がDCイレース時にディフェクトを検出した場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例に係る光ディスク装置における球面収差補正量を変化させた場合の再生信号ジッタ値の焦点バランス量依存性を示す図である。 本発明の一実施例に係る光ディスク装置がテスト記録時にディフェクトを検出した場合の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例に係る光ディスク装置におけるディフェクトを検出した場合のジッタカーブを示す図である。 本発明の一実施例に係る光ディスク装置がテスト記録後の再生時にディフェクトを検出した場合の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…光ディスク装置、2…球面収差補正機構、3…光学系、4…光ディスク、5…カバー層、6…記録層、7…対物レンズ、8…焦点ずれ信号検出回路、9…焦点サーボ回路、10…焦点移動機構駆動回路、11…焦点移動機構、12…再生信号検出回路、13…再生信号評価回路、14…ディフェクト検出回路、15…記録回路、16…レーザ駆動回路、17…焦点バランス調整回路、18…球面収差駆動回路、19…制御回路、20…半導体レーザ、21…コリメートレンズ、22…ビームスプリッタ、23…集光レンズ、24…光検出器、25…凹レンズ、26…凸レンズ、27…球面収差補正光学系用駆動機構、28…液晶素子

Claims (6)

  1. 光ディスクの記録層に照射されたレーザ光の反射光の光強度に基づいて、検出信号を出力する光検出器と、
    前記検出信号に基づいて、焦点ずれ信号を出力する焦点ずれ信号検出手段と、
    前記検出信号に基づいて、再生信号を出力する再生信号検出手段と、
    前記再生信号のジッタ値を測定する再生信号評価手段と、
    前記再生信号に基づいて、ディフェクトを検出するディフェクト検出手段と、
    前記ジッタ値に基づいて、焦点バランス量と球面収差補正量とを制御するための制御信号を出力する制御手段と、
    前記制御信号に基づいて、前記焦点ずれ信号検出手段に対して、焦点バランス量を1ステップずつ変化させ焦点バランス量を補正するための焦点バランス調整信号を出力する焦点バランス調整手段と、
    前記制御信号に基づいて、前記レーザ光が前記記録層に照射された際に発生する球面収差を補正するための球面収差駆動信号を出力する球面収差補正手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、光ディスクに対する情報の本記録に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求めるために行われるテスト記録領域へのテスト記録中に、前記ディフェクト検出手段においてディフェクトを検出した場合、前記光ディスクにおける前記ディフェクトに対応したアドレスを表すアドレス値を記憶し、前記再生信号評価手段によるジッタ値の測定の際に前記アドレスに対応するジッタ値を除外して第1のジッタカーブを生成すると共に、除外したアドレス以外のジッタ値を用いることにより前記除外したアドレスのジッタ値を補間して第2のジッタカーブを生成し、前記第1及び第2のジッタカーブのジッタ値がそれぞれ最小となる焦点バランス量を比較し、その差が前記1ステップ以上の場合は前記アドレスを含まない前記テスト記録領域に対し再度テスト記録を行い、前記第1の及び第2のジッタカーブの最小焦点バランス量の差が0ステップの場合は得られた各球面収差補正量における最小焦点バランス量から本記録時に用いる前記焦点バランス量及び前記球面収差補正量を求めることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ディスクの記録層に照射されたレーザ光の反射光の光強度に基づいて、検出信号を出力する光検出器と、
    前記検出信号に基づいて、焦点ずれ信号を出力する焦点ずれ信号検出手段と、
    前記検出信号に基づいて、再生信号を出力する再生信号検出手段と、
    前記再生信号のジッタ値を測定する再生信号評価手段と、
    前記再生信号に基づいて、ディフェクトを検出するディフェクト検出手段と、
    前記ジッタ値に基づいて、焦点バランス量と球面収差補正量とを制御するための制御信号を出力する制御手段と、
    前記制御信号に基づいて、前記焦点ずれ信号検出手段に対して、焦点バランス量を1ステップずつ変化させ焦点バランス量を補正するための焦点バランス調整信号を出力する焦点バランス調整手段と、
    前記制御信号に基づいて、前記レーザ光が前記記録層に照射された際に発生する球面収差を補正するための球面収差駆動信号を出力する球面収差補正手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、テスト記録領域へのDCイレース中に前記ディフェクト検出手段においてディフェクトを検出した場合、前記光ディスクにおける前記ディフェクトに対応したアドレスを表すアドレス値を記憶し、光ディスクに対する情報の本記録に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求めるために行われるテスト記録の際に前記アドレス及び前記アドレスの次のアドレスに対して同一のテスト記録条件で記録し、テスト記録の評価時に前記アドレス値に対応するジッタ値を除いてジッタカーブを生成することにより、本記録時に用いる前記焦点バランス量及び前記球面収差補正量を算出することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 光ディスクの記録層に照射されたレーザ光の反射光の光強度に基づいて、検出信号を出力する光検出器と、
    前記検出信号に基づいて、焦点ずれ信号を出力する焦点ずれ信号検出手段と、
    前記検出信号に基づいて、再生信号を出力する再生信号検出手段と、
    前記再生信号のジッタ値を測定する再生信号評価手段と、
    前記再生信号に基づいて、ディフェクトを検出するディフェクト検出手段と、
    前記ジッタ値に基づいて、焦点バランス量と球面収差補正量とを制御するための制御信号を出力する制御手段と、
    前記制御信号に基づいて、前記焦点ずれ信号検出手段に対して、焦点バランス量を1ステップずつ変化させ焦点バランス量を補正するための焦点バランス調整信号を出力する焦点バランス調整手段と、
    前記制御信号に基づいて、前記レーザ光が前記記録層に照射された際に発生する球面収差を補正するための球面収差駆動信号を出力する球面収差補正手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、本記録に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求めるための前記再生信号評価手段によるテスト記録領域に記録されたテスト記録結果のジッタ値の測定中に、前記ディフェクト検出手段においてディフェクトを検出した場合、前記光ディスクにおける前記ディフェクトに対応したアドレスを表すアドレス値を記憶し、前記アドレスに対応するジッタ値を除外して第1のジッタカーブを生成すると共に、除外したアドレスのジッタ値以外のジッタ値を用いることにより前記除外したアドレスのジッタ値を補間して第2のジッタカーブを生成し、前記第1及び第2のジッタカーブのジッタ値がそれぞれ最小となる焦点バランス量を比較し、その差が前記1ステップ以上の場合は前記アドレスを含まない前記テスト記録領域に対し再度テスト記録を行い、前記第1の及び第2のジッタカーブの最小焦点バランス量の差が0ステップの場合は得られた各球面収差補正量における最小焦点バランス量から本記録時に用いる前記焦点バランス量及び前記球面収差補正量を求めることを特徴とする光ディスク装置。
  4. 光ディスクに対して情報の本記録を行う際に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求めるため、テスト記録領域に対してテスト記録を行うテスト記録ステップと、
    前記テスト記録中に、再生信号基づきディフェクトの有無を検出し、検出した前記ディフェクトの前記光ディスク上のアドレスに対応したアドレス値を記憶するディフェクト検出ステップと、
    前記ジッタ値の測定中に、前記アドレスのジッタ値を除外して第1のジッタカーブを生成すると共に、除外したアドレス以外のジッタ値を用いることにより前記除外したアドレスのジッタ値を補間して第2のジッタカーブを生成するジッタカーブ生成ステップと、
    前記第1及び第2のジッタカーブからそれぞれのジッタカーブにおける最小焦点バランス量を求め、得られた最小焦点バランス量の差を比較する焦点バランス量比較ステップと、
    前記焦点バランス量の差が1ステップ以上ある場合に、前記アドレスを含まない前記テスト記録領域に再度テスト記録を行う再テスト記録ステップと、
    前記焦点バランス量の差が0ステップの場合に、得られた各球面収差補正量における最小焦点バランス量から本記録時に用いる前記焦点バランス量及び前記球面収差補正量を求める補正量算出ステップと、
    を有することを特徴とする光ディスク記録条件設定方法。
  5. 光ディスクに対して情報の本記録を行う際に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求めるためのテスト記録を行うテスト記録領域に対しDCイレースを行うDCイレースステップと、
    前記DCイレース中に、前記DCイレース時の再生信号からディフェクトの有無を検出し、検出した前記ディフェクトの前記光ディスク上のアドレスに対応したアドレス値を記憶するディフェクト検出ステップと、
    DCイレースされた前記テスト記録領域に対しテスト記録を行うテスト記録ステップと、
    前記テスト記録中に、前記アドレス及び前記アドレスの次のアドレスに同一条件でテスト記録する再記録ステップと、
    前記テスト記録された領域を再生し、ジッタ値を測定するジッタ値測定ステップと、
    ジッタ値の測定結果から、前記アドレスのジッタ値を削除してジッタカーブを生成するジッタカーブ生成ステップと、
    前記ジッタカーブから最小焦点バランス量を求め、各球面収差補正量における最小焦点バランス量から本記録時に用いる前記焦点バランス量及び前記球面収差補正量を求める補正量算出ステップと、
    を有することを特徴とする光ディスク記録条件設定方法。
  6. 光ディスクに対して情報の本記録を行う際に用いる焦点バランス量及び球面収差補正量を求めるため、テスト記録領域に対してテスト記録を行うテスト記録ステップと、
    ジッタ値の測定によるテスト記録の結果の評価中に、再生信号からディフェクトの有無を検出し、検出した前記ディフェクトの前記光ディスク上のアドレスに対応するアドレス値を記憶するディフェクト検出ステップと、
    前記ジッタ値の測定中に、前記アドレスのジッタ値を除外して第1のジッタカーブを生成すると共に、除外したアドレス以外のジッタ値を用いることにより前記除外したアドレスのジッタ値を補間して第2のジッタカーブを生成するジッタカーブ生成ステップと、
    前記第1及び第2のジッタカーブからそれぞれのジッタカーブにおける最小焦点バランス量を求め、得られた最小焦点バランス量の差を比較する焦点バランス量比較ステップと、
    前記焦点バランス量の差が1ステップ以上ある場合に、前記アドレスを含まない前記テスト記録領域に再度テスト記録を行う再テスト記録ステップと、
    前記焦点バランス量の差が0ステップの場合に、得られた各球面収差補正量における最小焦点バランス量から本記録時に用いる前記焦点バランス量及び前記球面収差補正量を求める補正量算出ステップと、
    を有することを特徴とする光ディスク記録条件設定方法。


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