JP2009008469A - 温度検出回路、電気光学装置、電子機器および温度検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】感温素子の温度特性を容易に校正可能にする。
【解決手段】基準抵抗15(感温素子)には、定電流源16と定電流源17が接続される。定電流源16は、温度検出モードと校正モードの両方で使用され、定電流Iを供給する。定電流源17は、校正モードのみで使用され、定電流Icを供給する。校正モードでは、環境温度を予め定めた温度に保ち、定電流源17の電流供給をオフにして基準抵抗15に電流Iのみを供給した状態で測定ノードSの電圧Vsを測定するとともに、定電流源17の電流供給をオンにして基準抵抗15に電流I+Icを供給した状態で測定ノードSの電圧Vsを測定し、基準抵抗15の温度特性を特定する。
【選択図】図2
【解決手段】基準抵抗15(感温素子)には、定電流源16と定電流源17が接続される。定電流源16は、温度検出モードと校正モードの両方で使用され、定電流Iを供給する。定電流源17は、校正モードのみで使用され、定電流Icを供給する。校正モードでは、環境温度を予め定めた温度に保ち、定電流源17の電流供給をオフにして基準抵抗15に電流Iのみを供給した状態で測定ノードSの電圧Vsを測定するとともに、定電流源17の電流供給をオンにして基準抵抗15に電流I+Icを供給した状態で測定ノードSの電圧Vsを測定し、基準抵抗15の温度特性を特定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、温度を検出可能な温度検出回路、電気光学装置、電子機器および温度検出方法に関する。
例えば、特許文献1には、有機薄膜発光ディスプレイにおいて、ディスプレイパネル1上に形成した温度検知用陰極配線9(抵抗体9)に定電流を印加して周囲温度を検知し、各発光部4(有機EL素子)の輝度を周囲温度に応じて調整することが記載されている。
特開2004−198503号公報
ところで、抵抗体9には、抵抗値のばらつきや、温度に対する抵抗値の変化率のばらつきが存在する。このような抵抗体9の個体差による検出温度のずれをなくすためには、有機薄膜発光ディスプレイを出荷する前に、1台毎に抵抗体9の温度特性を校正する必要がある。しかしながら、このような校正作業を行なうためには、有機薄膜発光ディスプレイあるいはパネル1を恒温槽に入れ、少なくとも2点の異なる温度で抵抗体9の抵抗値等を測定しなければならない。恒温槽は、設置場所を必要とする上、高価である。また、少なくとも2点の異なる温度で測定を行なう必要があるため、恒温槽の温度を変化させなければならず時間もかかる。このため校正作業が煩雑なものとなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、感温素子の温度特性を容易に校正可能な温度検出回路、電気光学装置、電子機器および温度検出方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明に係る温度検出回路は、測定ノードに接続され、温度に応じて抵抗値が変化する感温素子と、前記測定ノードを介して第1電流を前記感温素子に供給する第1の電流供給手段と、前記測定ノードを介して第2電流を前記感温素子に供給する第2の電流供給手段と、前記測定ノードの電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段を用いて、第1の温度において、前記第1電流を前記感温素子に供給した時の前記測定ノードの電圧を第1電圧として測定すると共に、前記第1電流と前記第2電流とを前記感温素子に供給した時の前記測定ノードの電圧を第2電圧として測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果に基づいて、前記感温素子の温度特性を特定して記憶する温度特性記憶手段と、前記電圧検出手段を用いて、任意の温度において前記第1電流を前記感温素子に供給した時の前記測定ノードの電圧を測定し、当該測定電圧に基づいて、前記温度特性記憶手段に記憶された前記感温素子の温度特性を参照して、前記任意の温度を検出する温度検出手段とを備え、前記第2電流の電流値は、前記測定ノードに前記第1電流のみを供給する状態で、前記第1の温度から第2の温度に温度を変化させた場合に、前記測定ノードの電圧が変化する変化分を前記第1の温度における前記感温素子の抵抗値で除算した値である、ことを特徴とする。
この発明によれば、第2の電流供給手段を備え、かつ、この第2の電流供給手段から供給する第2電流を、「測定ノードに第1電流のみを供給する状態で、第1の温度から第2の温度に温度を変化させた場合に、測定ノードの電圧が変化する変化分を第1の温度における感温素子の抵抗値で除算した値」にすることにより、第2の温度において第1電流を感温素子に供給した場合の測定ノードの電圧を、第1の温度において測定することが可能になる。よって、第1の温度のみで測定を行い、感温素子の温度特性を特定することができるので、恒温槽の温度を変えたり、異なる温度の恒温槽を2つ使用する必要がなく、感温素子の温度特性を容易に校正できる。なお、感温素子の温度特性は、温度に対する感温素子の抵抗値の関係を規定するものであれば、どのようなものであってもよく、例えば、温度と測定ノードの電圧との関係であってもよい。
また、上述した温度検出回路において、前記第1の電流供給手段は前記第1電流を出力する定電流源であり、前記第2の電流供給手段は前記第2電流を出力する定電流源である構成であってもよい。また、上述した温度検出回路において、前記第1の電流供給手段は、電源電圧が供給される電源ノードと前記測定ノードとの間に設けられた抵抗素子と、前記感温素子とによって前記電源電圧を抵抗分割して得られる前記第1電流を前記感温素子に供給し、前記第2の電流供給手段は前記第2電流を出力する定電流源である構成であってもよい。
次に、本発明に係る電気光学装置は、上述したいずれかの温度検出回路と、画像を表示する表示部と、前記温度検出回路の出力信号に基づいて、前記表示部の画像の輝度を調整する調整部とを備えることが好ましい。この電気光学装置には、例えば、OLED素子や液晶素子を用いた電気光学装置が含まれる。また、本発明に係る電子機器は、上述した電気光学装置を備えることが好ましい。この電子機器には、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、情報携帯端末等が含まれる。
また、本発明に係る温度検出方法は、測定ノードに接続され、温度に応じて抵抗値が変化する感温素子を用いて温度を検出する温度検出方法であって、第1の温度において、第1電流を前記感温素子に供給した時の前記測定ノードの電圧を第1電圧として測定すると共に、前記第1電流と第2電流とを前記感温素子に供給した時の前記測定ノードの電圧を第2電圧として測定し、測定結果に基づいて、前記感温素子の温度特性を特定し、任意の温度において、前記第1電流を前記感温素子に供給した時の前記測定ノードの電圧を測定し、当該測定電圧と、前記特定した感温素子の温度特性とに基づいて、前記任意の温度を検出し、前記第2電流の電流値は、前記感温素子に前記第1電流のみを供給する状態で、前記第1の温度から第2の温度に温度を変化させた場合に、前記測定ノードの電圧が変化する変化分を前記第1の温度における前記感温素子の抵抗値で除算した値である、ことを特徴とする。
この発明によれば、第2電流を、「感温素子に第1電流のみを供給する状態で、第1の温度から第2の温度に温度を変化させた場合に、測定ノードの電圧が変化する変化分を第1の温度における感温素子の抵抗値で除算した値」にすることにより、第2の温度において第1電流を感温素子に供給した場合の測定ノードの電圧を、第1の温度において測定することが可能になる。よって、第1の温度のみで測定を行い、感温素子の温度特性を特定することができるので、恒温槽の温度を変えたり、異なる温度の恒温槽を2つ使用する必要がなく、感温素子の温度特性を容易に校正できる。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係わる温度検出回路10の全体構成を示すブロック図である。
同図に示すように、温度検出回路10は、図2に示す回路構成を有する測定部11と、感温素子の温度特性データ12を記憶するメモリ13と、CPUやROMを有する制御部14とを備える。また、この温度検出回路10は、動作モードとして、環境温度(周囲の温度)を検出する温度検出モードと、温度特性データ12を校正する校正モードとを有する。制御部14は、校正モードの場合は、測定部11の測定結果を用いて温度特性データ12を校正する一方、温度検出モードの場合は、測定部11の測定結果と温度特性データ12とに基づいて、環境温度を検出する。
図1は、本実施形態に係わる温度検出回路10の全体構成を示すブロック図である。
同図に示すように、温度検出回路10は、図2に示す回路構成を有する測定部11と、感温素子の温度特性データ12を記憶するメモリ13と、CPUやROMを有する制御部14とを備える。また、この温度検出回路10は、動作モードとして、環境温度(周囲の温度)を検出する温度検出モードと、温度特性データ12を校正する校正モードとを有する。制御部14は、校正モードの場合は、測定部11の測定結果を用いて温度特性データ12を校正する一方、温度検出モードの場合は、測定部11の測定結果と温度特性データ12とに基づいて、環境温度を検出する。
図2は、測定部11の構成を示す回路図である。
同図に示すように、感温素子としての基準抵抗15には、測定ノードSを介して定電流源16と定電流源17とが接続される。定電流源16は、温度検出モードと校正モードの両方で使用され、定電流Iを供給する。一方、定電流源17は、校正モードのみで使用され、定電流Icを供給する。また、定電流源17には、イネーブル端子が設けられており、イネーブル信号ENによって電流供給のオン・オフが制御される。測定部11は、制御部14の制御の下、校正モードの場合には、定電流源17の電流供給をオフにして基準抵抗15に電流Iのみを供給した状態で測定ノードSの電圧Vsを測定するとともに、定電流源17の電流供給をオンにして基準抵抗15に電流I+Icを供給した状態で測定ノードSの電圧Vsを測定する。一方、温度検出モードの場合には、定電流源17の電流供給をオフにして基準抵抗15に電流Iのみを供給した状態で測定ノードSの電圧Vsを測定する。
同図に示すように、感温素子としての基準抵抗15には、測定ノードSを介して定電流源16と定電流源17とが接続される。定電流源16は、温度検出モードと校正モードの両方で使用され、定電流Iを供給する。一方、定電流源17は、校正モードのみで使用され、定電流Icを供給する。また、定電流源17には、イネーブル端子が設けられており、イネーブル信号ENによって電流供給のオン・オフが制御される。測定部11は、制御部14の制御の下、校正モードの場合には、定電流源17の電流供給をオフにして基準抵抗15に電流Iのみを供給した状態で測定ノードSの電圧Vsを測定するとともに、定電流源17の電流供給をオンにして基準抵抗15に電流I+Icを供給した状態で測定ノードSの電圧Vsを測定する。一方、温度検出モードの場合には、定電流源17の電流供給をオフにして基準抵抗15に電流Iのみを供給した状態で測定ノードSの電圧Vsを測定する。
ところで、基準抵抗15には、抵抗値のばらつきや、温度に対する抵抗値の変化率のばらつきが存在するが、例えば、100個の基準抵抗15の温度特性について平均値や標準偏差を求めることで、基準抵抗15について図3および図4に示す標準温度特性を得ることができる。なお、図4に示す標準温度特性は、基準抵抗15に対して電流Iのみを供給した場合のものである。
また、温度特性データ12を校正するためには、温度検出回路10に備わる基準抵抗15の温度特性を測定する必要があるが、例えば、図4に示したように、電圧Vsと環境温度Tとの関係を示す特性が、おおむね直線で示すことのできるリニアな特性である場合は、少なくとも2点の異なる環境温度において、基準抵抗15に電流Iを供給したときの電圧Vsを測定すれば、温度検出回路10に備わる基準抵抗15の温度特性を特定できる。例えば、環境温度が20℃の場合の電圧Vs20と、環境温度が50℃の場合の電圧Vs50を測定すれば、この2点の測定値Vs20,Vs50を用いて直線補間を行なうことで、温度検出回路10に備わる基準抵抗15の温度特性を特定できる。
但し、このような場合であっても、2点の異なる環境温度において電圧値Vsを測定する必要があるため、例えば、温度検出回路10を入れた恒温槽の温度を20℃から50℃に変更したり、20℃に保たれた恒温槽から50℃に保たれた恒温槽に温度検出回路10を移し変えなければならない。そこで、本実施形態に係わる温度検出回路10では、校正モードの場合に以下の2つの状態で測定ノードSの電圧Vsを測定することにより、環境温度を変えなくても基準抵抗15の温度特性を特定できるようにしている。
(A)定電流源17の電流供給をオフにして基準抵抗15に電流Iのみを供給した状態。
(B)定電流源17の電流供給をオンにして基準抵抗15に電流I+Icを供給した状態。
(A)定電流源17の電流供給をオフにして基準抵抗15に電流Iのみを供給した状態。
(B)定電流源17の電流供給をオンにして基準抵抗15に電流I+Icを供給した状態。
なお、上記(A),(B)の状態で電圧Vsを測定する場合の環境温度は、予め決めておいた温度に保たれているものとする。つまり、校正モードにおいて基準抵抗15の温度特性を測定する場合には、例えば、室温が20℃に保たれた部屋の中に温度検出回路10が置かれているものとする。以降、本明細書においては、校正モードにおいて基準抵抗15の温度特性を測定する場合の環境温度を20℃とする一方、基準抵抗15の温度特性を特定するために必要となるもう1点の環境温度を50℃とした場合について説明する。
このように2点の環境温度が20℃と50℃に定められている場合、まず、上記(A)の状態で測定した電圧Vsは、環境温度が20℃の状態で基準抵抗15に電流Iを供給したときの電圧Vs20になる。一方、上記(B)の状態で測定した電圧Vsは、定電流源17から供給する電流Icの値を以下のように設定しておくことで、環境温度が50℃の状態で基準抵抗15に電流Iを供給したときの電圧Vs50と見做すことができる。
すなわち、まず、環境温度が20℃の状態で基準抵抗15に電流Iを供給したときの測定ノードSの電圧Vs20は、環境温度が20℃の場合の基準抵抗15の抵抗値をRs20とすると、式(1)になる。同様に、環境温度が50℃の状態で基準抵抗15に電流Iを供給したときの測定ノードSの電圧Vs50は、環境温度が50℃の場合の基準抵抗15の抵抗値をRs50とすると、式(2)になる。
Vs20=I×Rs20 …式(1)
Vs50=I×Rs50 …式(2)
Vs20=I×Rs20 …式(1)
Vs50=I×Rs50 …式(2)
ここで、環境温度が50℃の状態で基準抵抗15に電流Iを供給したときの測定ノードSの電圧Vs50を、環境温度が20℃の状態で測定したいので、環境温度が20℃の場合の測定ノードSの電圧VsをVs50にするためには、基準抵抗15に供給する電流Iをどれだけ増やせばよいのか、電流Iからの増加分をΔIと仮定すると、式(3)の関係が成り立つ。
Vs50=(I+ΔI)×Rs20 …式(3)
Vs50=(I+ΔI)×Rs20 …式(3)
なお、ΔIが、定電流源17から供給する電流Icとなる。したがって、式(3)におけるΔIをIcに置き換えるとともに、式(3)から式(1)を減算すると、式(4)となる。また、この式(4)からIcを求めると、式(5)が導かれる。
Vs50−Vs20=(I+Ic)×Rs20−I×Rs20 …式(4)
Ic=(Vs50−Vs20)/Rs20 …式(5)
Vs50−Vs20=(I+Ic)×Rs20−I×Rs20 …式(4)
Ic=(Vs50−Vs20)/Rs20 …式(5)
したがって、式(5)において、Vs50には、図4に示した標準温度特性において環境温度Tが50℃のときの電圧値Vs50を代入し、Vs20には、図4に示した標準温度特性において環境温度Tが20℃のときの電圧値Vs20を代入し、Rs20には、図3に示した標準温度特性において環境温度Tが20℃のときの抵抗値Rs20を代入すれば、定電流源17から供給する電流Icを求めることができる。なお、式(5)の分子であるVs50−Vs20は、基準抵抗15に電流Iのみを供給している状態で環境温度を50℃から20℃に変化させた場合の測定ノードSの電圧の変化分である。また、式(5)の分母であるRs20は、環境温度が20℃の場合の基準抵抗15の抵抗値である。よって、定電流源17から供給する電流Icは、基準抵抗15に電流Iのみを供給している状態で環境温度を50℃から20℃に変化させた場合の測定ノードSの電圧の変化分を、環境温度が20℃の場合の基準抵抗15の抵抗値で除算した値となる。
そして、このように式(5)から算出した電流Icを定電流源17から供給すれば、前述した(B)の状態で測定した電圧Vsは、環境温度が50℃の状態で基準抵抗15に電流Iを供給したときの電圧Vs50と見做すことができる。つまり、環境温度が50℃の状態で基準抵抗15に電流Iを供給したときの電圧Vs50を、実際に環境温度が50℃の状態で測定せずとも、環境温度が20℃の状態で擬似的に測定することが可能となる。したがって、前述した(A),(B)の状態で測定ノードSの電圧値Vsを測定することにより、環境温度が20℃の場合の電圧値Vs20と、環境温度が50℃の場合の電圧値Vs50を得ることができる。よって、この2点の測定値を用いて直線補間を行なうこと等により、基準抵抗15の温度特性を特定できる。
図5は、制御部14によって実行される校正処理のフローチャートである。
なお、同図に示す校正処理は、温度検出回路10の動作モードとして校正モードが指定された場合に実行される。また、この校正処理を実行する場合には、室温が20℃に保たれた部屋の中に温度検出回路10が置かれている。
なお、同図に示す校正処理は、温度検出回路10の動作モードとして校正モードが指定された場合に実行される。また、この校正処理を実行する場合には、室温が20℃に保たれた部屋の中に温度検出回路10が置かれている。
校正処理を開始すると、まず、制御部14は、イネーブル信号ENをLowレベルにして定電流源17の電流供給をオフにする(ステップS101)。これにより基準抵抗15には、定電流源16からの電流Iのみが供給される。次いで、制御部14は、測定ノードSの電圧Vsを測定する(ステップS102)。上述したように温度検出回路10が置かれた室内の温度は20℃に保たれているから、制御部14は、ステップS102において測定した電圧Vsを、環境温度が20℃の状態で基準抵抗15に電流Iを供給したときの電圧Vs20としてメモリ13に一時的に保存する。
次いで、制御部14は、イネーブル信号ENをLowレベルからHiレベルに切り換えて定電流源17の電流供給をオンにする(ステップS103)。これにより基準抵抗15には、定電流源16からの電流Iに加え、定電流源17からの電流Icが供給される。つまり、基準抵抗15には電流I+Icが流れる。
この後、制御部14は、測定ノードSの電圧Vsを測定する(ステップS104)。前述したように、基準抵抗15に電流I+Icを供給した状態で測定する電圧Vsは、電流Icが式(5)で定めた値である限り、環境温度が50℃の状態で基準抵抗15に電流Iを供給したときの電圧Vs50と見做すことができる。よって、制御部14は、ステップS104において測定した電圧Vsを、環境温度が50℃の状態で基準抵抗15に電流Iを供給したときの電圧Vs50としてメモリ13に一時的に保存する。次いで、制御部14は、イネーブル信号ENをHiレベルからLowレベルに切り換えて、定電流源17の電流供給をオフにする(ステップS105)。
この後、制御部14は、メモリ13に保存してある電圧値Vs20,Vs50を用いて温度特性データ12を校正する(ステップS106)。例えば、制御部14は、2点の測定値Vs20,Vs50を用いて直線補間を行ない、温度検出回路10に備わる基準抵抗15の温度特性を特定し、これを温度特性データ12としてメモリ13に記憶する。なお、温度特性データ12として、例えば、特定した温度特性の電圧Vsと環境温度Tとの関係を定めた一次式(Vs=cT+d)を用いることができる。また、温度特性データ12の候補データを予め複数用意してメモリ13に記憶しておき、その中から、2点の測定値Vs20,Vs50に最も近い候補データを選択し、これを温度検出モードで使用する温度特性データ12に定めてもよい。また、図4に示した標準温度特性をメモリ13に記憶しておき、これを2点の測定値Vs20,Vs50に基づいて補正する構成であってもよい。
制御部14は、このようにして温度特性データ12の校正処理を終えた後、動作モードとして温度検出モードが指定されると、環境温度を検出する処理を行なう。この際、制御部14は、イネーブル信号ENをLowレベルに保ち、基準抵抗15に電流Iのみを供給した状態で測定ノードSの電圧Vsを測定する。次いで、制御部14は、メモリ13に記憶されている温度特性データ12を参照し、測定した電圧値Vsに対応する環境温度Tの値を特定する。そして、制御部14は、特定した環境温度Tの値を検出結果として出力する。
このように本実施形態によれば、定電流源17を設け、かつ、定電流源17から供給する電流Icの値を式(5)で定めることにより、環境温度が50℃の状態で基準抵抗15に電流Iを供給したときの測定ノードSの電圧値Vs50を、実際に環境温度が50℃の状態で測定せずとも、環境温度が20℃の状態で擬似的に測定することが可能になる。したがって、基準抵抗15の温度特性を測定する場合の環境温度は20℃に保たれていればよく、50℃に変更する必要がない。よって、恒温槽の温度を変えたり、異なる温度の恒温槽を2つ使用する必要がないので、基準抵抗15の温度特性を容易に校正できる。
なお、測定部11は、図6に示す回路構成であってもよい。すなわち、同図に示すように、定電流源16の代わりに抵抗18を備え、電源ノードCを介して電源電圧から定電圧Vccを印加する。この電圧Vccは、温度検出モードと校正モードの両方の場合で印加される。また、抵抗18は、図3や図4に示した温度特性がフラットに近いものを使用する。つまり、抵抗18は、温度変化による抵抗値の変動が、感温素子である基準抵抗Rsに比べて小さいものを使用する。
この図6に示す回路の場合、抵抗18と基準抵抗15との分圧値を検出する方式であるが、上述した図2に示した回路の場合と同様に、校正モードにおいては、環境温度を20℃に保った状態で、(C)定電流源17の電流供給をオフにして測定ノードSの電圧Vsを測定するとともに、(D)定電流源17の電流供給をオンにして測定ノードSの電圧Vsを測定する。また、温度検出モードの場合は、定電流源17の電流供給をオフにして測定ノードSの電圧Vsを測定する。なお、(C)の場合の測定ノードSの電圧Vsは、式(6)となる一方、(D)の場合の測定ノードSの電圧Vsは、式(7)となる。また、定電流源17から供給する電流Icの値は、式(6),式(7)をベースに、上述した図2に示した回路の場合と同様の考え方で導き出すことができる。
Vs={Rs/(R+Rs)}×Vcc …式(6)
Vs={R×Rs/(R+Rs)}×Ic+{Rs/(R+Rs)}×Vcc …式(7)
Vs={Rs/(R+Rs)}×Vcc …式(6)
Vs={R×Rs/(R+Rs)}×Ic+{Rs/(R+Rs)}×Vcc …式(7)
<2.第2実施形態>
本実施形態では、第1実施形態において説明した温度検出回路10を使用し、環境温度に応じて画面の明るさを調整する電気光学装置について説明する。なお、本実施形態に係る電気光学装置は、電気光学素子としてOLED(Organic Light Emitting Diode:有機発光ダイオード)素子を用いる。OLED素子は、光の透過量を変化させる液晶素子とは異なり、それ自体が発光する電流駆動型の発光素子である。
本実施形態では、第1実施形態において説明した温度検出回路10を使用し、環境温度に応じて画面の明るさを調整する電気光学装置について説明する。なお、本実施形態に係る電気光学装置は、電気光学素子としてOLED(Organic Light Emitting Diode:有機発光ダイオード)素子を用いる。OLED素子は、光の透過量を変化させる液晶素子とは異なり、それ自体が発光する電流駆動型の発光素子である。
図7は、本実施形態に係わる電気光学装置50の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、電気光学装置50は、表示パネルAAと、制御回路300と、画像処理回路400とを備える。また、表示パネルAAには、画像表示領域Aと、走査線駆動回路100と、データ線駆動回路200と、温度検出回路10とが設けられる。画像表示領域Aには、X方向に延在するm本の走査線と、Y方向に延在するn本のデータ線とが形成される。また、走査線とデータ線との各交差に対応する位置には画素回路P1が配置され、各画素回路P1には、スイッチング素子や容量素子に加え、OLED素子が備わる。
同図に示すように、電気光学装置50は、表示パネルAAと、制御回路300と、画像処理回路400とを備える。また、表示パネルAAには、画像表示領域Aと、走査線駆動回路100と、データ線駆動回路200と、温度検出回路10とが設けられる。画像表示領域Aには、X方向に延在するm本の走査線と、Y方向に延在するn本のデータ線とが形成される。また、走査線とデータ線との各交差に対応する位置には画素回路P1が配置され、各画素回路P1には、スイッチング素子や容量素子に加え、OLED素子が備わる。
走査線駆動回路100は、マトリクス状に配列する画素回路P1を、走査信号Y1、Y2、Y3、…、Ymを用いて行単位で選択して動作させる。一方、データ線駆動回路200は、走査線駆動回路100が選択した1行分(n個)の画素回路P1に対し、データ信号X1、X2、…、Xnを供給する。制御回路300は、クロック信号等の各種の制御信号を走査線駆動回路100とデータ線駆動回路200に出力する。また、画像処理回路400は、入力画像データDinにガンマ補正等を施した後、RGB各色の画像データをD/A変換して画像信号VIDを生成し、データ線駆動回路200に供給する。温度検出回路10は、第1実施形態において説明した温度検出回路10であり、環境温度(画像表示領域Aの周囲の温度)を検出すると、検出した環境温度を示す温度データ10aをデータ線駆動回路200に出力する。
各画素回路P1に備わるOLED素子は、供給された電流量に応じた輝度で発光する。但し、OLED素子は、供給された電流量が同一であっても、環境温度に応じて発光輝度が変動する。このため、データ線駆動回路200は、データ信号X1〜Xnを生成する際に、温度検出回路10から出力される温度データ10aに基づいて、データ信号X1〜Xnのレベルを調整する。例えば、画素回路P1が、いわゆる電流プログラミング方式の場合は、データ信号X1〜Xnは電流の形式で与えられるから、データ線駆動回路200は、温度データ10aに基づいてデータ信号X1〜Xnの電流レベルを調整する。一方、画素回路P1が、いわゆる電圧プログラミング方式の場合は、データ信号X1〜Xnは電圧の形式で与えられるから、データ線駆動回路200は、温度データ10aに基づいてデータ信号X1〜Xnの電圧レベルを調整する。また、OLED素子は、環境温度が高くなると発光輝度が低下するので、データ線駆動回路200は、温度データ10aの値が大きくなるにつれ、データ信号X1〜Xnのレベルを大きくし、OLED素子に供給する電流量を増やす。これにより、環境温度が変動してもOLED素子の発光輝度を一定に保つことができる。なお、データ線駆動回路200は、データ信号X1〜Xnのパルス幅を温度データ10aに基づいて調整してもよい。
また、データ信号X1〜Xnを電流形式で出力するデータ線駆動回路200は、データ信号X1〜Xnの基準となる大きさの電流を出力する電流源を有する。したがって、この電流源から出力される電流の大きさを調整することによって、データ信号X1〜Xnの電流レベルを調整できる。電流源は、外部から供給される基準電圧に応じた大きさの電流を出力するので、電流源に供給する基準電圧を温度データ10aに基づいて調整すればよい。図8は、電流源に供給する基準電圧を温度データ10aに基づいて調整する回路の具体例である。この回路の場合、温度データ10aのレベルをVin、電流源に供給する基準電圧をVref、基準電圧Vrefを設定するための固定電圧をV1とすると、基準電圧Vrefは、式(8)となる。よって、抵抗R1,R2の値を調整することで基準電圧Vrefの大きさを調整できる。
Vref = V1−(R2/R1)×(Vin−V1) …式(8)
Vref = V1−(R2/R1)×(Vin−V1) …式(8)
このように本実施形態によれば、温度検出回路10から出力される温度データ10aに基づいて、各画素回路P1に備わるOLED素子の発光輝度を調整したので、正確な環境温度に基づいて画面の明るさを調整することができる。なお、温度検出回路10から出力される温度データ10aを画像処理回路400に供給し、画像処理回路400において、温度データ10aに基づいて画像信号VIDの信号レベルを調整する構成としてもよい。データ線駆動回路200は、調整された画像信号VIDに基づいてデータ信号X1〜Xnを生成するから、このような構成であっても環境温度に応じて画面全体の明るさを調整することができる。
<3.変形例>
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に述べる各種の変形が可能である。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に述べる各種の変形が可能である。
(1)感温素子は、温度に応じて抵抗値が変化するものであればよく、サーミスタ等を用いてもよい。また、第1実施形態では、校正モードにおいて基準抵抗15の温度特性を測定する場合の環境温度を20℃とする一方、基準抵抗15の温度特性を特定するために必要となるもう1点の環境温度を50℃とした場合について説明したが、これら2点の環境温度は、互いに異なる温度であれば任意の温度に変更可能である。
(2)第2実施形態では、OLED素子を用いた電気光学装置について説明したが、液晶素子を用いた液晶表示装置に本発明を適用することもできる。また、OLED素子や液晶素子以外の電気光学素子を用いた電気光学装置であってもよい。なお、電気光学素子とは、電気信号(電流信号または電圧信号)の供給によって透過率や輝度といった光学的特性が変化する素子である。例えば、無機EL(ElectroLuminescence)や発光ポリマー等の発光素子を用いた表示パネルや、着色された液体と当該液体に分散された白色の粒子とを含むマイクロカプセルを電気光学物質として用いた電気泳動表示パネル、極性が相違する領域ごとに異なる色に塗り分けられたツイストボールを電気光学物質として用いたツイストボールディスプレイパネル、黒色トナーを電気光学物質として用いたトナーディスプレイパネル、あるいはヘリウムやネオン等の高圧ガスを電気光学物質として用いたプラズマディスプレイパネル等を備えた電気光学装置に対しても本発明を適用することができる。
<4.電子機器>
次に、上述した実施形態および変形例に係る電気光学装置50を適用した電子機器について説明する。図9に、電気光学装置50を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての電気光学装置50と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。
図10に、電気光学装置50を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置50を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置50に表示される画面がスクロールされる。
図11に、電気光学装置50を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置50を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置50に表示される。
なお、電気光学装置50が適用される電子機器としては、図9〜図11に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した電気光学装置50を適用可能である。
次に、上述した実施形態および変形例に係る電気光学装置50を適用した電子機器について説明する。図9に、電気光学装置50を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての電気光学装置50と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。
図10に、電気光学装置50を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置50を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置50に表示される画面がスクロールされる。
図11に、電気光学装置50を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置50を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置50に表示される。
なお、電気光学装置50が適用される電子機器としては、図9〜図11に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した電気光学装置50を適用可能である。
10…温度検出回路、11,21…測定部、12…温度特性データ、13…メモリ、14…制御部、15…基準抵抗、16,17…定電流源、18…抵抗、S…測定ノード、C…電源ノード、50…電気光学装置、AA…表示パネル、A…画像表示領域、P1…画素回路、100…走査線駆動回路、200…データ線駆動回路、300…制御回路、400…画像処理回路、2000…パーソナルコンピュータ、3000…携帯電話機、4000…情報携帯端末。
Claims (6)
- 測定ノードに接続され、温度に応じて抵抗値が変化する感温素子と、
前記測定ノードを介して第1電流を前記感温素子に供給する第1の電流供給手段と、
前記測定ノードを介して第2電流を前記感温素子に供給する第2の電流供給手段と、
前記測定ノードの電圧を検出する電圧検出手段と、
前記電圧検出手段を用いて、第1の温度において、前記第1電流を前記感温素子に供給した時の前記測定ノードの電圧を第1電圧として測定すると共に、前記第1電流と前記第2電流とを前記感温素子に供給した時の前記測定ノードの電圧を第2電圧として測定する測定手段と、
前記測定手段の測定結果に基づいて、前記感温素子の温度特性を特定して記憶する温度特性記憶手段と、
前記電圧検出手段を用いて、任意の温度において前記第1電流を前記感温素子に供給した時の前記測定ノードの電圧を測定し、当該測定電圧に基づいて、前記温度特性記憶手段に記憶された前記感温素子の温度特性を参照して、前記任意の温度を検出する温度検出手段とを備え、
前記第2電流の電流値は、前記測定ノードに前記第1電流のみを供給する状態で、前記第1の温度から第2の温度に温度を変化させた場合に、前記測定ノードの電圧が変化する変化分を前記第1の温度における前記感温素子の抵抗値で除算した値である、
ことを特徴とする温度検出回路。 - 前記第1の電流供給手段は前記第1電流を出力する定電流源であり、前記第2の電流供給手段は前記第2電流を出力する定電流源であることを特徴とする請求項1に記載の温度検出回路。
- 前記第1の電流供給手段は、電源電圧が供給される電源ノードと前記測定ノードとの間に設けられた抵抗素子と、前記感温素子とによって前記電源電圧を抵抗分割して得られる前記第1電流を前記感温素子に供給し、前記第2の電流供給手段は前記第2電流を出力する定電流源であることを特徴とする請求項1に記載の温度検出回路。
- 請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の温度検出回路と、
画像を表示する表示部と、
前記温度検出回路の出力信号に基づいて、前記表示部の画像の輝度を調整する調整部と
を備える電気光学装置。 - 請求項4に記載の電気光学装置を備えた電子機器。
- 測定ノードに接続され、温度に応じて抵抗値が変化する感温素子を用いて温度を検出する温度検出方法であって、
第1の温度において、第1電流を前記感温素子に供給した時の前記測定ノードの電圧を第1電圧として測定すると共に、前記第1電流と第2電流とを前記感温素子に供給した時の前記測定ノードの電圧を第2電圧として測定し、
測定結果に基づいて、前記感温素子の温度特性を特定し、
任意の温度において、前記第1電流を前記感温素子に供給した時の前記測定ノードの電圧を測定し、当該測定電圧と、前記特定した感温素子の温度特性とに基づいて、前記任意の温度を検出し、
前記第2電流の電流値は、前記感温素子に前記第1電流のみを供給する状態で、前記第1の温度から第2の温度に温度を変化させた場合に、前記測定ノードの電圧が変化する変化分を前記第1の温度における前記感温素子の抵抗値で除算した値である、
ことを特徴とする温度検出方法。
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JP2007168602A JP2009008469A (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 温度検出回路、電気光学装置、電子機器および温度検出方法 |
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JP2007168602A Withdrawn JP2009008469A (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 温度検出回路、電気光学装置、電子機器および温度検出方法 |
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Cited By (3)
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JP2010217860A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-30 | Seiko Epson Corp | 電気泳動表示部の駆動装置、電気泳動装置、電子機器、及び電気泳動表示部の駆動方法 |
JP2011141151A (ja) * | 2010-01-06 | 2011-07-21 | Seiko Epson Corp | 温度測定装置、温度測定装置の調整方法、液晶装置、ならびに電子機器 |
JP2012168104A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Azbil Corp | 4線式測温抵抗体入力回路 |
-
2007
- 2007-06-27 JP JP2007168602A patent/JP2009008469A/ja not_active Withdrawn
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