JP2009008464A - 自動分析装置のラック搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第一のモジュールから第一のモジュールとは異なる第二のモジュールへのラック搬送と同期して、第二のモジュールもしくは第一及び第二のモジュールとは異なる第三のモジュールで待機しているラックを第一のモジュールに搬送するラック交換手段と、待機部で待機しているラックから、第一のモジュールから第二のモジュールに搬送するラックである交換ラックと第二もしくは第三のモジュールから第一のモジュールに搬送するラックである被交換ラックとを、少なくとも分析部においてラックに搭載された検体の一部を取り出す分注処理に要する時間と、分析の緊急性を表すラックの静的優先度と、ラックの自動分析装置搬入後の経過時間と、ラックの搬送が必要な残りのモジュールの数との情報に重みを加重したスコアに基づいて、装置の状況に応じたラックを選択するラック選択手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
(数1)
ただし、Wp, Wq, Ws, Wtは、pi, qi, si, tiそれぞれに対応する重みである。最後に、スコアが最も大きい交換候補ラックと被交換候補ラックとを、それぞれ交換ラックと被交換ラックとして選択する(ステップ706)。
(数2)
このように、ラックの交換回数を掛けることで、交換回数が多いラックのスコアを下げることができる。従って、他に高いスコアを持つラックが存在するにも関わらず1つのラックが交換され続ける状況を回避できる効果がある。
(数3)
ただし、xはp,q,s,tのいずれかを表し、Bxは重みWp, Wq, Ws, Wtのそれぞれの基本値、αx(Ri)はラック毎に変動する重み係数である。以下、図8〜図11を用いて、重みWp, Wq, Ws, Wtの計算方法の一例について述べる。
(数4)
ただし、Upはユーザの設定値である。計算の結果、Bp<0となれば、現在の分注待ち時間が十分大きく、ラックの選択において分注待ち時間を重視する必要は無いと判断できるため、Wp=0とする。Bp>0であれば、以下の手順により重み係数αp(Ri)を決定する。まず、ラック搬送履歴から第一のモジュールにおける過去の分注予定時間P’pastの平均を計算する(ステップ805)。次に、ラック管理情報からラックRiの第一のモジュールにおける分注予定時間P’curr(Ri)を計算する(ステップ806)。そして、以下の式により候補ラックRiの重み係数αp(Ri)を計算する(ステップ807)。
(数5)
最後に、各候補ラックの重みパラメータWp(Ri)を以下の式で計算する(ステップ808)。
(数6)
図9に重みWqの計算方法の一例を示す。まず、ラック搬送履歴から過去のラックの静的優先度別の搬入率Qpastを計算する(ステップ902)。次に、ラック管理情報から現在のラックの静的優先度別の搬入率Qcurrを計算する(ステップ903)。そして、以下の式により候補ラックRiの重み係数αq(Ri)を計算する(ステップ904)。
(数7)
ただし、Qcurr(Ri)とQpast(Ri)は、候補ラックRiの静的優先度に対する現在と過去のラック搬入率である。最後に、各候補ラックの重みWq(Ri)を以下の式で計算する(ステップ905)。
(数8)
ただし、基本値Bqはユーザの設定値Uqと等しいものとする。
(数9)
最後に、各候補ラックの重みパラメータWs(Ri)を以下の式で計算する(ステップ1005)。
(数10)
ただし、基本値Bsはユーザの設定値Usと等しいものとする。
(数11)
ただし、Tcurr(Ri)とTpast(Ri)は、ラックRiの現在の経過時間における過去と現在のラック割合である。最後に、ラックの重みパラメータWt(Ri)を以下の式で計算する(ステップ1105)。
(数12)
ただし、基本値Btはユーザの設定値Utと等しいものとする。
Claims (8)
- 患者から採取した検体を分析する分析部と検体を搭載したラックを待機させる待機部とを組とするモジュールを複数接続し、前記モジュール間でラックを搬送する主搬送装置を有する自動分析装置において、記憶装置とCPUとを備え、
前記待機部で待機しているラックから、前記第一のモジュールから前記第二のモジュールに搬送するラックである交換ラックと前記第二もしくは第三のモジュールから第一のモジュールに搬送するラックである被交換ラックとを、少なくとも分析部においてラックに搭載された検体の一部を取り出す分注処理に要する時間と、分析の緊急性を表すラックの静的優先度と、ラックの自動分析装置搬入後の経過時間と、ラックの搬送が必要な残りのモジュールの数との情報に重みを加重したスコアに基づいて、装置の状況に応じたラックを選択するラック選択手段と、
前記ラック選択手段によるラックの選択に基いて、第一のモジュールから前記第一のモジュールとは異なる第二のモジュールへのラック搬送と同期して、前記第二のモジュールもしくは前記第一及び第二のモジュールとは異なる第三のモジュールで待機しているラックを前記第一のモジュールに搬送する制御を行うラック交換手段とを有することを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1記載の自動分析装置において、前記ラック選択手段は、少なくとも分析部においてラックに搭載された検体の一部を取り出す分注処理の順番を待つ分注待ち状態と、ラックに搭載された検体の分析結果が出揃うのを待つ再検待ち状態と、検体の分析結果が出揃って搬出を待つ搬出待ち状態に基づいて、前記分注待ち状態で前記第二のモジュールに搬送する予定のラックを交換候補ラックとし、前記分注待ち状態で前記第一のモジュールに搬送する予定のラックを被交換候補ラックとし、前記被交換候補ラックが無ければ前記再検待ち状態で前記第一のモジュールに搬送する予定のラックを被交換候補ラックとし、前記被交換候補ラックがなければ前記搬出待ち状態のラックを被交換候補ラックとすることを特徴とする自動分析装置。
- 請求項1又は2記載の自動分析装置において、前記ラック選択手段は、前記交換候補ラックと前記被交換候補ラックの各々について、少なくともラックが分析部において検体の一部を取り出す分注処理に要する時間と、分析の緊急性を表すラックの静的優先度と、ラックの自動分析装置搬入後の経過時間と、ラックの搬送が必要な残りのモジュールの数とに、さらにラックの交換回数を加えたスコアを計算して、前記スコアが最も高い前記交換候補ラックと前記被交換候補ラックを前記交換ラックと前記被交換ラックとして選択することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項1から3いずれかに記載の自動分析装置において、前記ラック選択手段は、過去のラックの搬送に関する情報であるラック搬送履歴から平均的な自動分析装置内のラックの状況を表すラック平均統計量を計算し、現在のラックの搬送に関する情報であるラック管理情報から現在の自動分析装置内のラックの状況を表すラック現在統計量を計算し、前記ラック平均統計量と前記ラック現在統計量との差に基づいて、前記交換候補ラックと前記被交換候補ラック毎に適切な重みを計算することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項1から4いずれかに記載の自動分析装置において、前記ラック選択手段は、自動分析装置の起動時に、前記ラック搬送履歴から前記ラック平均統計量を計算する過程における中間結果をメモリ上に保持し、前記ラック現在統計量を前記中間結果にリアルタイムに反映することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項1から5いずれかに記載の自動分析装置において、表示手段と入力手段とを有し、前記ラック平均統計量の計算において前記ラック搬送履歴のうち特定曜日のみの履歴を使用するか否かを設定する選択肢と、前記ラック現在統計量をリアルタイムで前記ラック平均統計量に反映させるか否かを設定する選択肢と、前記ラック平均統計量の計算において使用する前記ラック搬送履歴の日付の範囲とを表示し、入力手段により入力させる設定手段を有することを特徴とする自動分析装置。
- 請求項1から6いずれかに記載の自動分析装置において、さらに表示手段を有し、前記表示手段は、少なくとも自動分析装置の日毎の処理能力と、前記ラック交換手段によりラック交換を実施した回数と、前記ラック選択手段におけるラックの選択履歴を表示する交換履歴表示手段を有することを特徴とする自動分析装置。
- 患者から採取した検体を分析する分析部と検体を搭載したラックを待機させる待機部とを組とするモジュールを複数接続し、前記モジュール間でラックを搬送する主搬送装置を有する自動分析装置の制御方法であって、記憶装置とCPUを備え、
前記記憶装置に記憶されたラック選択手段により、前記待機部で待機しているラックから、前記第一のモジュールから前記第二のモジュールに搬送するラックである交換ラックと前記第二もしくは第三のモジュールから第一のモジュールに搬送するラックである被交換ラックとを、少なくとも分析部においてラックに搭載された検体の一部を取り出す分注処理に要する時間と、分析の緊急性を表すラックの静的優先度と、ラックの自動分析装置搬入後の経過時間と、ラックの搬送が必要な残りのモジュールの数との情報に重みを加重したスコアに基づいて、装置の状況に応じたラックを選択し、
前記記憶装置に記憶されたラック交換手段により、前記ラック選択手段の選択に基いて、第一のモジュールから前記第一のモジュールとは異なる第二のモジュールへのラック搬送と同期して、前記第二のモジュールもしくは前記第一及び第二のモジュールとは異なる第三のモジュールで待機しているラックを前記第一のモジュールに搬送制御を行うことを特徴とする自動分析装置の制御方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010090138A1 (ja) * | 2009-02-03 | 2010-08-12 | ベックマン コールター インコーポレイテッド | 自動分析装置およびラック搬送方法 |
JP2013195431A (ja) * | 2012-03-20 | 2013-09-30 | Eppendorf Ag | 電動ピペット器具および電動ピペット器具を動作させる方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000074925A (ja) * | 1998-08-28 | 2000-03-14 | Hitachi Ltd | 自動分析方法及び装置 |
JP2004279357A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-07 | Hitachi High-Technologies Corp | 自動分析装置 |
JP2006038881A (ja) * | 2005-10-20 | 2006-02-09 | Hitachi Ltd | 生体サンプルの自動分析システム |
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2007
- 2007-06-27 JP JP2007168374A patent/JP5156282B2/ja active Active
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