JP2009007936A - ロータリ型圧縮機 - Google Patents

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Maki Shimoyama
真樹 下山
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Abstract

【課題】圧縮機の高速回転化において、圧縮機性能・効率の低下を抑制し、信頼性・耐久性を確保すること。
【解決手段】後部側板7を湾曲させて加工し、ロータ2と後部側板7の最適な均一微小隙間を確保することにより、高速回転時の性能低下を抑制することになり、またロータと側板との摩擦等による発熱を抑制し、信頼性・耐久性を確保することになる。
【選択図】図3

Description

本発明は自動車用空調装置などに用いられる、ロータリ型圧縮機に関するものである。
従来この種の圧縮機は、ロータの軸方向に窪む逃がし空間を設けている(例えば、特許文献1参照)。
図4は、特許文献1に記載された従来の圧縮機を示すものである。図4に示すように、前部側板106と、シリンダ101と、ロータ102と、逃がし空間106aと、後部側板107と、高圧ケース113とで構成されている。
特開2005−2825号公報
しかしながら、近年この種の車両エアコン用圧縮機は小型化・軽量化の要求があり、その1つの方法として圧縮機を高速回転化して対応する方法がある。そうするためには、側板とロータとの微小隙間をさらに改善し圧縮機の高速運転時の信頼性・耐久性を確保しなければならない課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決し、高速回転時における圧縮機の性能・効率の低下を抑制し、信頼性・耐久性を確保することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加工方法は、後部側板を湾曲させて加工するようにしたものである。
これによって、ロータと側板の微小隙間を均一に確保することになる。
本発明の側板の加工方法は、側板とロータの端面の微小隙間を均一に確保することができるため、高速回転時における圧縮機の性能・効率低下を抑制し、信頼性・耐久性を確保することができる。
本発明は、後部側板を湾曲させて加工することにより、後部側板とロータの端面の微小隙間を均一に確保することができ、高速回転時の圧縮機の性能・効率の低下を抑制し、信頼性・耐久性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の第1の実施形態におけるロータリ型圧縮機を示すものである。
図1は縦断面図であり、図2は図1のA−A断面図(作動室断面図)、図3は本発明の実施の形態1における後部側板の加工方法の一例図である。
図1〜図3において、円筒内壁を有するシリンダ1の内部には略円筒状のロータ2がその外周の一部がシリンダ1の内壁と微少隙間を形成するように回転自在に収容され、ロータ2に設けられた複数のベーンスロット3内にはそれぞれ摺動自在にベーン4が挿入されている。ロータ2は、回転自在に軸支される駆動軸5によって回転駆動される。シリンダ1の両端開口部はそれぞれ前部側板6及び後部側板7により閉塞され、シリンダ1内部に作動室8が形成される。
作動室8には、吸入口9及び吐出口10が連通し、吐出口10は高圧通路11に接続され、吐出口10と高圧通路11との間には吐出弁12が配設されている。
後部側板7には、高圧ケース13が取り付けられており、高圧ケース13内上方に高圧室14を配置し下方に貯油室15を配置して隔壁16によって仕切られている。
高圧室14と分離室18は、導入孔17で連通されている。
分離室18と貯油室15は排出孔19で連通している。
貯油室15に貯留された潤滑油は、ノズル20から給油路21を介して圧縮機構を構成するロータ2、ベーン4、シリンダ1内壁等に供給され、各部を潤滑すると共にベーン背圧室22に供給され、その圧力によりベーン4をロータ2の外側へ付勢する働きをする。
ベーン背圧室22にはベーン背圧調整装置23を介して貯油室15に貯留されている潤滑油が供給される。ベーン背圧調整装置23は、圧縮機構へ供給する潤滑油の給油圧力や給油量を圧縮機構周辺のガス冷媒圧力に応じて制御している。
以上のように構成されたロータリ型圧縮機について、以下その動作と作用について説明する。
エンジンなどの駆動源より動力伝達を受けて駆動軸5及びロータ2が、図2において時計方向に回転すると、これに伴い低圧のガス冷媒は、吸入口9より作動室8内に流入する。
ロータ2の回転に伴い圧縮された高圧ガス冷媒は、吐出口10より吐出弁12を押し上げて高圧通路11に吐出され高圧室14内に流入し、導入孔17より分離室18に流入する。そこで分離室18は、いわゆる遠心分離式オイルセパレータと称される構造で、円筒状の空間にて構成されていている。また導入孔17は、分離室にてガス冷媒をより円滑に旋回させため、円筒状空間の接線方向にガス冷媒を導くように形成している。
分離室18に導入された高圧冷媒ガスは、ガス冷媒中に混入しているミスト状の潤滑油の一部を分離され、一部分離されなかったミスト状の潤滑油とともに空調装置の冷凍サイクル中に向けて吐出され、やがて上述した吸入口9から作動室8へ戻り、再び圧縮されて冷凍サイクル中(図示せず)を循環する。分離室18で分離された潤滑油は、分離室18の内周面に沿って下方に移動し、排出孔19から貯油室15へ貯留されることになる。
ここで、起動時におけるロータ2の回転状況についてもう少し詳しく説明する。
図1及び図3に示すように、前部側板6には逃がし空間6aが設けられており、この逃がし空間6a内には、前記ロータの前面側端面2aの中央部分が嵌まり込んでいるため、起動時におけるロータ2の前部端面における前部側板6との局部的な加圧部分がなくなり、その結果、局部の異常磨耗が抑制できるようにしている。
一方、前記ロータ2の後面側端面2bでは、その中央部分が後部側板7に当接した状態にあるが、シリンダ2内圧力と大気圧の差圧によって、起動時ロータ2が図4の矢印Yで示すように前部側板6側に押圧されていることから、過剰な圧力が後部側板7側へ作用しない。従って、後部側板6とロータ後部端面2bとの間における局部的な異常磨耗の発生も抑制されている。
しかしながら近年では圧縮機の回転数が従来よりも高速回転で使用されているため、ロータと前部側板及び後部側板との摩擦による発熱量増大し焼き付きを生ずる等の不具合が想定される。そこで本発明は、後部側板とロータ端面との微小隙間を確保すべく後部側板7とロータの後部端面2bとの隙間を10μmにしたものである。
その微小隙間確保の加工方法を図3で説明する。さて、ここでの後部側板の材質はADC12−T6である。
後部側板7をF1の力で固定し、図3のように押出し治具(ロータの径と同等の筒で上端面は円錐形状)で、後部側板7の面に当たってからポイントP1まで(距離10μm)F2の力で押し、後部側板7を湾曲させてB面を加工する。このように加工することによって、ロータ2の中心部とロータ2の端面の隙間を均一に10μmの微小隙間を確保することになり、高速回転時の圧縮機の性能・効率の低下を抑制し、信頼性・耐久性を確保することができる。
以上のように、本発明は、ロータと側板の微小隙間を均一に確保し、圧縮機の高速回転化において性能低下を抑制し、またロータと側板との摩擦による発熱を抑制し、また信頼性・耐久性を確保することができるので、その他の形式の圧縮機構を持った圧縮機にも適用できる。
本発明の実施の形態1における圧縮機の断面図 図1のA−A断面図(高圧ケース側のみ) 本発明の後部側板の加工方法の図 従来のロータリ型圧縮機の図
符号の説明
1 シリンダ
2 ロータ
3 ベーンスロット
4 ベーン
5 駆動軸
6 前部側板
6a 逃がし空間
7 後部側板
8 作動室
9 吸入口
10 吐出口
11 高圧通路
12 吐出弁
13 高圧ケース
14 高圧室
15 貯油室
16 隔壁
17 導入孔
18 分離室
19 排出孔
20 ノズル
21 給油路
22 ベーン背圧室
23 ベーン背圧調整装置

Claims (1)

  1. 内部に筒状の中空部を有するシリンダと、前記シリンダ内に外周面の少なくとも一部が前記シリンダの内壁面に近接して回転自在に配設される略円筒状のロータと、前記ロータを回転駆動する回転駆動軸と、前記シリンダの両端開口部を閉塞すると共に前記回転駆動軸を回転自在に支持する前部側板及び後部側板と、前記ロータの外周面から出没自在に前記ロータに組み込まれ、先端が前記シリンダ内壁面に当接し、前記シリンダと前記ロータの相互間に形成された作動空間を少なくとも吸入空間と吐出空間に仕切るベーンと、前記吸入空間に連通する吸入口及び前記吐出空間に連通する吐出口とを備え、前記吐出口より圧縮された流体が導かれる高圧ケースと、前記流体に含まれる潤滑油の少なくとも一部が分離される筒状の分離室と、前記分離室にて前記流体から分離された潤滑油が貯えられる貯油室とを備えるロータリ型圧縮機において、前記後部側板を湾曲させて加工し、前記後部側板と前記ロータ端面との微小隙間を確保したことを特徴とするロータリ型圧縮機。
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