JP2009006772A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2009006772A
JP2009006772A JP2007168113A JP2007168113A JP2009006772A JP 2009006772 A JP2009006772 A JP 2009006772A JP 2007168113 A JP2007168113 A JP 2007168113A JP 2007168113 A JP2007168113 A JP 2007168113A JP 2009006772 A JP2009006772 A JP 2009006772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sipe
pneumatic tire
internal
rib
blocking end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007168113A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nishio
好司 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2007168113A priority Critical patent/JP2009006772A/ja
Publication of JP2009006772A publication Critical patent/JP2009006772A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】クラックの成長の抑制またはクラックの発生の抑制の少なくとも一方と、エッジ部(リブ)の偏摩耗を抑制できる空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】空気入りタイヤ1は、キャップトレッド部に主溝によって区切られることにより形成されるリブ108と、リブ108に連続する形状によって一部を囲うように形成されると共に、リブに閉塞する端部を含まない無閉塞端サイプ10Aと、無閉塞端サイプ10Aによって隔離されて形成される隔離陸部Ar1に少なくとも1個設けられる内部サイプ11Aと、を備える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、亀裂(以下クラックという)の成長及び発生を抑制できると共に、エッジ部(以下主溝の近傍の陸部、サイドウォール部の近傍の陸部をエッジ部という)の偏摩耗を抑制できる空気入りタイヤに関する。
従来、主溝によって形成されるリブ/ブロック(以下陸部という)を有すると共にステア軸に装着される重荷重用空気入りタイヤにおいて、陸部にタイヤ周方向に切れ込みのような極細の横溝いわゆるサイプを配置することがある。例えば、特許文献1には、陸部内で折り返すU字状のサイピングを用いることで、氷雪路での駆動・制動性能を向上させると共に、欠けやクラックなどの損傷を防止しうる技術が開示されている。
特開2000−255220号公報、段落番号0006
しかしながら、上記の技術では欠けやクラックを抑制できても、エッジ部における偏摩耗の抑制は満足できず、偏摩耗の抑制及びクラックの抑制の両立には至っていない。そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、クラックの成長の抑制またはクラックの発生の抑制の少なくとも一方と、エッジ部(リブ)の偏摩耗を抑制できる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る空気入りタイヤは、キャップトレッド部に主溝によって区切られることにより形成される陸部と、前記陸部に連続する形状によって一部を囲うように形成されると共に、前記陸部に閉塞する端部を含まない無閉塞端サイプと、前記無閉塞端サイプによって隔離されて形成される隔離陸部に少なくとも1個設けられる内部サイプと、を備える。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記無閉塞端サイプを備えるので、前記内部サイプから発生したクラックの成長を抑制できる。また、本発明に係る空気入りタイヤは、前記無閉塞端サイプと前記内部サイプとを備えるので、前記エッジ部(リブ)の偏摩耗を抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記無閉塞端サイプのタイヤ幅方向の最大長さは、タイヤ周方向において前記無閉塞端サイプが占める幅領域における前記陸部のタイヤ幅方向の平均長さの0.5倍未満であることが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記内部サイプは、前記隔離陸部に1個以上5個以下の範囲で形成されることが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記無閉塞端サイプの両端部は、前記陸部の同一の陸部壁面に開口していることが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記無閉塞端サイプを構成する部分のうち、タイヤ周方向に伸びる周方向サイプ部の最小溝深さは、前記内部サイプの端部または無閉塞端サイプの端部における溝深さの0.2倍以上0.8倍以下の範囲であることが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記内部サイプの両端部は、前記同一の壁面に開口していることが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記内部サイプの両端部のうち、一方の第1端部は前記壁面に開口し、他方の第2端部は前記無閉塞端サイプに開口することが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記無閉塞端サイプは、前記陸部を平面に展開したときに角部を含まない形状に形成されることが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記内部サイプは、前記陸部を平面に展開したときに角部を含まない形状に形成されることが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、内部サイプによって陸部の偏摩耗を抑制し、無閉塞端サイプにより内部サイプから発生し陸部中央に向かって成長するクラックの成長を抑制できると共に、無閉塞端サイプから生じるクラックの発生そのものを抑制できる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態(以下実施形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る空気入りタイヤの断面図である。なお、本実施形態に係る空気入りタイヤ1Aは、トラックやバスなどに用いられる重荷重用タイヤとして説明するが、これに限定されない。本実施形態に係る空気入りタイヤ1Aは、図1に示すように、トレッド部TRとその両側にサイドウォール部SIとビード部BEとを含んで構成されている。さらに、空気入りタイヤ1Aは、カーカス101とベルト層102とを有する。
カーカス101は、ゴムで被覆された繊維やスチールで形成されたコード層からなり、空気入りタイヤ1Aの骨格を形成するものである。カーカス101は、トレッド部TRの両側からサイドウォール部SIを介してビード部BEのビードコア104に掛け渡されている。カーカス101は、空気入りタイヤ1Aに空気を充填した際に圧力容器としての役目を果たすと共にその内圧によって空気入りタイヤ1Aに負荷される荷重を支え、空気入りタイヤ1Aが装着される車両の車軸からの駆動力を路面に伝える。
ベルト層102は、トレッド部TRにおいてカーカス101よりもタイヤ径方向における外周に設けられる。ベルト層102は、カーカス101の周方向に設けられる補強層であって、カーカス101に締め付け力を与えてトレッド部TRの剛性を高めると共に、空気入りタイヤ1Aが装着された車両の走行時において、衝撃を緩和してトレッド部TRに生じた外傷がカーカス101に達することを防止する。
トレッド部TRは、アンダトレッド105と、キャップトレッド106と、主溝107と、リブ108とを有する。アンダトレッド105は、ベルト層102よりもタイヤ径方向外周側に設けられる。キャップトレッド106は、アンダトレッド105よりもタイヤ径方向における外周に設けられる。キャップトレッド106の外周表面、つまり、走行時に路面と接触する面にはトレッド面が形成されている。さらに、このトレッド面には、タイヤ周方向に沿って内側主溝107a及び外側主溝107bが形成される。これにより、内側主溝107a及び外側主溝107bによってトレッド部TRに、陸部としてのリブ108が複数形成される。
サイドウォール部SIは、サイドトレッド109を有する。サイドトレッド109は、サイドウォール部SIに生じた外傷がカーカス101に達することを防止する。
ビード部BEは、ビードコア104とビードフィラ104aとを有する。ビードコア104は、スチールワイヤであるビードワイヤ104bをリング状に巻くことにより形成される。ビードコア104は、空気入りタイヤ1Aの内圧によって発生するカーカス101の張力を支える。また、ビードコア104は、空気入りタイヤ1Aをホイールのリムに固定させる。
ビードフィラ104aは、カーカス101とビードコア104とによって形成される空間に配置される。詳しくは、ビードフィラ104aは、カーカス101がビードコア104において折り返されることにより折り返し前のカーカス101とビードコア104と折り返し後のカーカス101とによって形成される空間に配置される。なお、ビードフィラ104aは、カーカス101をビードコア104に固定すると共にビード部BEの形状を整える。さらに、ビードフィラ104aは、ビード部BEの剛性を高める。
図2は、実施形態1に係る空気入りタイヤのトレッド部の平面図、図3は、実施形態1に係る無閉塞端サイプ近傍を拡大表示した図である。なお、以下、平面図とは、空気入りタイヤ1Aの円周面であるトレッド部TRを平面に展開したときの図をいう。赤道線SLはタイヤ幅方向においての中心線であり、赤道線SLから離れる方向を外側、赤道線SLに向かう方向を内側とする。本実施形態に係る空気入りタイヤ1Aのトレッド部TRは、センターリブ108aと、セカンドリブ108bと、ショルダーリブ108cと、内側主溝107aと、外側主溝107bと、無閉塞端サイプ10Aと、内部サイプ11Aと、隔離陸部Ar1と、を有する。なお、タイヤ幅方向とは空気入りタイヤの回転軸と平行な方向であり、タイヤ周方向とは空気入りタイヤが回転軸を軸に回転する方向のことをいう。
センターリブ108aは、2本の内側主溝107aによって形成される陸部である。なお、センターリブ108aのタイヤ幅方向の中央線CL(各リブ108のタイヤ幅方向の中央線を中央線CLという)は赤道線SLと一致する。また、セカンドリブ108bは、内側主溝107aよりも外側に位置する外側主溝107bと内側主溝107aとによって形成される。さらに、セカンドリブ108bの外側には、外側主溝107bによってショルダーリブ108cが形成される。
図3に示すように、トレッド部TRには複数の無閉塞端サイプ10Aが設けられ、無閉塞端サイプ10Aによってリブ108から隔離された隔離陸部Ar1(図3中斜線部)には、例えば内部サイプ11Aがそれぞれ2個ずつ形成されている。無閉塞端サイプ10Aは、リブ108に閉塞する端部を含まないサイプである。内部サイプ11Aは、一方の端部が主溝(後述の陸部壁面12)に開口し、他方の端部が隔離陸部Ar1内で閉塞するサイプである。本実施形態では、内部サイプ11Aは平面図上で直線的に形成され、タイヤ幅方向に沿って設けられている。
無閉塞端サイプ10Aは、ショルダーリブ108cのタイヤ幅方向内側のエッジ部に、タイヤ周方向に沿って複数設けられる。これによりエッジ部の剛性が低下するので、最も偏摩耗が発生しやすいショルダーリブ108cの偏摩耗を抑制できる。なお、無閉塞端サイプ10Aは、センターリブ108aのエッジ部、及びセカンドリブ108bのエッジ部にも設けてもよい。無閉塞端サイプ10Aは、平面に展開したとき、角部がなく連続する溝によって形成される。本実施形態では、幅方向部Sと曲線部を含む周方向部Cとが、角部が形成されないように連結されることにより略U字型の無閉塞端サイプ10Aを形成している。なお、本実施形態に係る周方向部Cは、特許請求の範囲における周方向サイプ部に対応する。
無閉塞端サイプ10Aは、リブ108に閉塞端部を持たず、無閉塞端サイプ10Aの両端(無閉塞端サイプ端部10a、無閉塞端サイプ端部10b)は同一の陸部壁面12に開口している、いわゆるオープンサイプである。なお、陸部壁面12は、主溝またはグルーブとリブ108との境におけるリブ108の境界面、またはタイヤ幅方向においてショルダーリブ108cの最も外側のトレッド部TRの側面のことをいう。
ここで、空気入りタイヤが車両に装着されて、車両が走行したときに、サイプの角部は、応力が集中しやすく前記角部からクラックが発生しやすい。よって、無閉塞端サイプ10Aは、平面に展開したとき、角部がなく連続する溝によって形成されることにより、無閉塞端サイプ10Aから生じるクラックの発生を抑制できる。また、空気入りタイヤが車両に装着されて、車両が走行したときに、サイプの閉塞端部は、応力が集中しやすく前記閉塞端部からクラックが発生しやすい。よって、無閉塞端サイプ10Aは、トレッド部TRに閉塞する端部を持たず、無閉塞端サイプ10Aの無閉塞端サイプ端部10a及び無閉塞端サイプ端部10bは陸部壁面12に開口するように形成されることにより、無閉塞端サイプ10Aから生じるクラックの発生を抑制できる。
本実施形態において、無閉塞端サイプ10Aは、例えば、隣接する無閉塞端サイプ10Aと3mm程度間隔をあけて設けられるが、この間隔は3mmには限定されない。また、無閉塞端サイプ10Aと同様に、隔離陸部Ar1内で隣接する内部サイプ11A同士は3mm程度の間隔をあけて設けられるが、この間隔は3mmには限定されない。隣接する無閉塞端サイプ10A及び内部サイプ11Aは、3mm〜5mm程度の間隔で設けられるのが好ましい。また、無閉塞端サイプ10Aは複数設けられるが、それぞれの無閉塞端サイプ10Aは、必ずしも同一形状でなくてもよい。
説明の便宜上、無閉塞端サイプ10Aのタイヤ幅方向の長さを無閉塞端サイプ最大幅Ws、タイヤ周方向において無閉塞端サイプ10Aが占める幅領域を無閉塞端サイプ幅領域Ar2(図3中網掛部)無閉塞端サイプ幅領域Ar2内でのリブ108のタイヤ幅方向の平均長さをリブ平均幅Wr、幅方向部Sの無閉塞端サイプ端部10aまたは無閉塞端サイプ端部10b近傍の無閉塞端サイプ10Aの溝深さを幅方向部端部深さHua、無閉塞端サイプ10Aの周方向部Cの最大溝深さを周方向部最大深さHuc、内部サイプ11Aにおいて陸部壁面12に開口する端部の溝深さを内部サイプ端部深さHinとする。なお、深さとは、タイヤ径方向における長さ、つまりトレッド部TRの肉厚方向の長さのことをいう。
本実施形態ではHinを内部サイプ11Aにおいて陸部壁面12に開口する端部の溝深さとしたが、内部サイプ11Aにおいて端部だけが極端に深い場合は、内部サイプ11Aにおいて最小となる溝深さをHinとすることもできる。これにより、内部サイプ11Aにおいて端部だけが極端に深い場合でも以下に記す効果と同等の効果を得ることができる。
なお、内部サイプ11Aのタイヤ径方向の溝深さは、本実施形態では一定に設定されるが、本実施形態はこれに限定さない。周方向部最大深さHucが内部サイプ端部深さHinまたは幅方向部端部深さHuaの0.2倍以上0.8倍以下の範囲を満たしていれば、内部サイプ11Aのタイヤ径方向の溝深さは内部サイプ端部深さHin以上の範囲で一定でなくてもよい。
無閉塞端サイプ10Aの周方向部Cの溝深さは一定に設定されることが好ましいが、これに限定されるものではない。また、幅方向部端部深さHuaと内部サイプ端部深さHinとは、同等の深さに設定されるものとするが、幅方向部端部深さHuaは、最低でも内部サイプ端部深さHinの0.2倍以上の深さであるのが好ましい。また、本実施形態では、無閉塞端サイプ10Aの幅方向部Sの深さは、無閉塞端サイプ端部10aまたは無閉塞端サイプ端部10bから、周方向部Cに向かうにしたがって徐々に溝深さが浅くなり、幅方向部Sの最も周方向部C側の溝深さは周方向部Cの溝深さと同一になるものとして設定される。なお、幅方向部Sの溝深さが一定に設定され、周方向部Cで急激に溝深さが浅くなるようにしてもよい。
図3では、リブ108のタイヤ幅方向における幅は一定であるため、無閉塞端サイプ幅領域Ar2のタイヤ幅方向の平均幅であるリブ平均幅Wrとリブ108全体のタイヤ幅方向の平均幅とは一致する。しかしながら、リブの形状は様々であるため、他のリブにおけるリブ平均幅Wrの算出方法を、図4に示すジグザグ形状をした主溝により形成されたリブ108βで説明する。
図4は、本実施形態に係る他のリブに設けられる無閉塞端サイプ近傍を拡大表示した図である。説明の便宜上、無閉塞端サイプ幅領域Ar2のタイヤ周方向の長さを無閉塞端サイプ幅領域長さWArとする。まず、平面図上での無閉塞端サイプ幅領域Ar2の面積を求める。図4に示すリブ108βでは、無閉塞端サイプ幅領域Ar2の形状は台形なので、無閉塞端サイプ幅領域Ar2の面積は台形の面積を求めることになる。次に無閉塞端サイプ幅領域Ar2の面積を無閉塞端サイプ幅領域長さWArで除することによりリブ平均幅Wrを算出する。
本実施形態において、無閉塞端サイプ最大幅Wsは、例えば、リブ平均幅Wrの0.3倍に設定されるが、無閉塞端サイプ最大幅Wsは、リブ平均幅Wrの0.5倍未満であればよい。無閉塞端サイプ最大幅Wsがリブ平均幅Wrの0.5倍未満であれば、無閉塞端サイプ10Aが設けられるリブの過剰な剛性低下によるトレッド部TRのたわみを抑制できるので、トレッドが制動力によって一方方向に繰り返しせん断変形することにより生じる偏摩耗、いわゆるヒールアンドトゥー摩耗やもげを含むクラックを抑制できる。
周方向部最大深さHucは、本実施形態では例えば内部サイプ端部深さHinの0.5倍に設定されるが、周方向部最大深さHucは、内部サイプ端部深さHinの0.2倍以上0.8倍以下の範囲で適宜変更できる。以下、無閉塞端サイプ10Aの周方向部Cの最大溝深さ(周方向部最大深さHuc)が、内部サイプ11Aの最小溝深さ(内部サイプ端部深さHin)より小さく設定される理由を、図5を用いて説明する。
図5は、本実施形態に係る陸部が消耗したときの無閉塞端サイプ近傍を拡大表示した図である。詳しくは、図5は、リブ108が周方向部最大深さHucだけ消耗したときの無閉塞端サイプ10A近傍を拡大表示した図である。必要に応じて図3も参照されたい。空気入りタイヤ1Aを車両に装着し、車両が走行すると、リブ108が消耗する。この消耗量が、周方向部最大深さHucに達すると、図5に示すように、無閉塞端サイプ10Aの周方向部Cが消滅し、無閉塞端サイプ10Aの幅方向部S及び内部サイプ11Aが残る。
クラックは、新品の空気入りタイヤを車両に装着して走行したときに最も発生、成長しやすく、周方向部最大深さHucだけリブ108が消耗したときは、すでにクラックは発生、成長しにくい。よって、リブ108が周方向部最大深さHucだけ消耗したときは、無閉塞端サイプ10Aの周方向部Cがなくとも、無閉塞端サイプ10Aが設けられたエッジ部(リブ)の偏摩耗は抑制され、クラックの発生または成長も抑制される。加えて、無閉塞端サイプ10Aの周方向部Cが消滅することにより、トレッド部TRの剛性が高まり、空気入りタイヤ1Aのヨレを抑制できる。
周方向部最大深さHucが幅方向部端部深さHuaの0.8倍以下であれば、空気入りタイヤ1Aを車両に装着、走行し、リブ108の消耗が進み、無閉塞端サイプ10Aの周方向部Cが消滅したときに、内部サイプ11Aも同時期に消滅してしまうことを抑制できる。周方向部最大深さHucが幅方向部端部深さHuaの0.2倍以上であれば、空気入りタイヤ1Aを車両に装着、走行し、リブ108が摩耗したときに、無閉塞端サイプ10Aの周方向部Cが早期に消滅してしまうことを抑制できる。
ここで図3を再度参照されたい。空気入りタイヤ1Aを車両に装着、走行したとき、クラックが内部サイプ11Aから(特に内部サイプ11Aの閉塞端から)発生、成長しても、クラックの成長方向には無閉塞端サイプ10Aが存在するので、クラックは無閉塞端サイプ10Aに開口しクラックの成長は無閉塞端サイプ10Aにより抑制される。
次に、内部サイプ11Aを無閉塞端サイプ10Aによってリブ108から隔離された隔離陸部Ar1に設ける効果を説明する。空気入りタイヤ1Aを車両に装着し、車両が走行したとき、隔離陸部Ar1内の任意の点に作用するせん断応力は、隔離陸部Ar1外のリブ108の任意の点に作用するせん断応力よりも小さい。つまり隔離陸部Ar1内のサイプは、隔離陸部Ar1外のリブ108のサイプに比べクラックが発生しにくい。よって、隔離陸部Ar1に内部サイプ11Aを設けることにより、クラックの発生を抑制できると共に、エッジ部(リブ)の偏摩耗を抑制できる。
図6は、本実施形態に係る他の無閉塞端サイプ近傍を拡大表示した図である。本実施形態に係る無閉塞端サイプ10Aは、平面に展開したとき、角部がなく連続する溝によって形成されることが好ましいが、本実施形態はこれに限定されない。無閉塞端サイプ10Aは、例えば、図6に示す無閉塞端サイプ10Bのように、角部を含んで連続する溝によって形成されてもよい。なお、図6に示す無閉塞端サイプ10Bは平面図上で六角に形成されるが、曲線に近似させるようにさらに多くの角部を有する形状に無閉塞端サイプ10Bを形成することにより、無閉塞端サイプ10Bから生じるクラックの発生をより好適に抑制できる。
図7は、実施形態1の変形例に係る無閉塞端サイプ近傍を拡大表示した図である。本実施形態の変形例に係る空気入りタイヤ1Cは、上述した実施形態に係る空気入りタイヤと略同様の構成であるが、上述の実施形態に係る内部サイプ11Aに代えて、隔離陸部Ar1内に設けられ、サイプの一方の端部が陸部壁面12に開口し、他方の端部が無閉塞端サイプ10Aに開口するオープン内部サイプ11Cを備えてもよい。
本変形例に係る空気入りタイヤ1Cにおいて、隔離陸部Ar1内に設けられるサイプは、図7に示すように、サイプの一方の端部である第1端部11Caが陸部壁面12に開口し、他方の端部である第2端部11Cbが無閉塞端サイプ10Aに開口するオープン内部サイプ11Cでもよい。なお、オープン内部サイプ11Cの形状は、平面図上で直線的に形成されなくてもよく、曲線を含む形状であってもよい。
空気入りタイヤ1Cを車両に装着、走行したとき、リブ108内で閉塞しているサイプの端部は、せん断応力が集中するため、同じサイプの他の部位よりもクラックが発生しやすい。よって、オープン内部サイプ11Cは、第1端部11Caが陸部壁面12に開口し、他方の第2端部11Cbが無閉塞端サイプ10Aに開口するいわゆるオープンサイプであり、隔離陸部Ar1内に閉塞する端部を有さない。これにより、隔離陸部Ar1内に設けられるサイプから発生するクラックを抑制できる。
本実施形態の変形例に係る空気入りタイヤ1Cは、トレッド部TRに主溝によって区切られることにより形成されるリブ108と、リブ108に連続する形状によって一部を囲うように形成されると共に、リブ108に閉塞する端部を含まない無閉塞端サイプ10Aと、無閉塞端サイプ10Aによって隔離されて形成される隔離陸部Ar1に少なくとも1個設けられるオープン内部サイプ11Cと、を備える。
上記構成により、本実施形態の変形例に係る空気入りタイヤ1Cは、無閉塞端サイプ10Aを備えるので、オープン内部サイプ11Cから発生したクラックの成長を抑制できる。また、本実施形態の変形例に係る空気入りタイヤ1Cは、無閉塞端サイプ10Aとオープン内部サイプ11Cとを備えるので、エッジ部(リブ)の偏摩耗を抑制できる。さらに、無閉塞端サイプ10Aはリブ108に閉塞する端部を含まないので、無閉塞端サイプ10Aから生じるクラックの発生を抑制できる。
本実施形態の変形例に係る空気入りタイヤ1Cは、オープン内部サイプ11Cの第1端部11Caは陸部壁面12に開口し、第2端部11Cbは無閉塞端サイプ10Aに開口する。
上記構成により、本実施形態の変形例に係る空気入りタイヤ1Cは、オープン内部サイプ11Cは、隔離陸部Ar1内に閉塞する端部を有さず、せん断応力が極端に集中する部位を有していない。これにより、隔離陸部Ar1内に設けられるサイプから発生するクラックを抑制できる。
図8は、実施形態1の変形例に係る無閉塞端サイプ近傍を拡大表示した図である。本実施形態の変形例に係る空気入りタイヤ2は、上述した実施形態に係る空気入りタイヤと略同様の構成であるが、5個の内部サイプ11Aが隔離陸部Ar1に設けられてもよい。
実施形態1に係る空気入りタイヤ1Aは、隔離陸部Ar1内に、内部サイプ11Aをそれぞれ2個ずつ備えるものとして説明したが、図8に示すように、隔離陸部Ar1内に内部サイプ11Aを5個設けてもよい。隔離陸部Ar1内に設けられる内部サイプ11Aの数は1個以上5個以下の範囲で適宜変更できる。隔離陸部Ar1内に設けられる内部サイプ11Aの数が1個以上であれば、リブ108の剛性が低下するので、無閉塞端サイプ10Aを設けたエッジ部(リブ)の偏摩耗を抑制できる。また、隔離陸部Ar1内に設けられる内部サイプ11Aの数が5個以下であれば、リブ108の剛性不足に起因して、空気入りタイヤ2が車両に装着されて、車両が走行したときの、空気入りタイヤ2のヨレを抑制できる。
本実施形態の変形例に係る空気入りタイヤ2は、トレッド部TRに主溝によって区切られることにより形成されるリブ108と、リブ108に連続する形状によって一部を囲うように形成されると共に、リブ108に閉塞する端部を含まない無閉塞端サイプ10Aと、無閉塞端サイプ10Aによって隔離されて形成される隔離陸部Ar1に少なくとも1個設けられる内部サイプ11Aと、を備える。
上記構成により、本実施形態の変形例に係る空気入りタイヤ2は、無閉塞端サイプ10Aを備えるので、内部サイプ11Aから発生したクラックの成長を抑制できる。また、本実施形態の変形例に係る空気入りタイヤ2は、無閉塞端サイプ10Aと内部サイプ11Aとを備えるので、エッジ部(リブ)の偏摩耗を抑制できる。さらに、無閉塞端サイプ10Aはリブ108に閉塞する端部を含まないので、無閉塞端サイプ10Aから生じるクラックの発生を抑制できる。
内部サイプ11Aは、隔離陸部Ar1に1個以上5個以下の範囲で形成される。上記構成により、無閉塞端サイプ10Aを設けたエッジ部(リブ)の偏摩耗を抑制できる。
図9は、実施形態1の変形例に係る無閉塞端サイプ近傍を拡大表示した図である。本実施形態の変形例に係る空気入りタイヤ3は、上述した実施形態に係る空気入りタイヤと略同様の構成であるが、上述の実施形態に係る内部サイプ11Aに代えて、略U字形状に形成された内部サイプ31Aが隔離陸部Ar1に設けられてもよい。
図9に示すように、本実施形態の変形例に係る空気入りタイヤ3は、隔離陸部Ar1内に、平面図上で曲線部を含む内部サイプ31Aを備える。内部サイプ31Aの両端部(内部サイプ端部31Aa、内部サイプ端部31Ab)は、陸部壁面12に開口する。陸部壁面12は、無閉塞端サイプ10Aの両端部(無閉塞端サイプ端部10a、無閉塞端サイプ端部10b)が開口する陸部壁面と同一の壁面である。
本実施形態の変形例では、内部サイプ31Aは、例えば、平面図上で角部を有さないように形成されるが、内部サイプ31Aの両端部が、陸部壁面12に開口していれば、内部サイプ31Aは、角部を有していてもよい。角部を有さない形状に形成することにより、より好適に内部サイプ31Aから生じるクラックの発生を抑制できる。
内部サイプ31Aは、両端部(内部サイプ端部31Aa、内部サイプ端部31Ab)を陸部壁面12に開口し、隔離陸部Ar1内に閉塞する端部を有さない。よって、内部サイプ31Aは、せん断応力が極端に集中する部位を有さないので、内部サイプ31Aから生じるクラックの発生を抑制できる。
上記構成により、本実施形態の変形例に係る空気入りタイヤ3は、無閉塞端サイプ10Aを備えるので、内部サイプ31Aから発生したクラックの成長を抑制できる。また、本実施形態の変形例に係る空気入りタイヤ3は、無閉塞端サイプ10Aと内部サイプ31Aとを備えるので、エッジ部(リブ)の偏摩耗を抑制できる。さらに、無閉塞端サイプ10Aはリブ108に閉塞する端部を含まないので、無閉塞端サイプ10Aから生じるクラックの発生を抑制できる。
内部サイプ31Aは、隔離陸部Ar1に1個以上5個以下の範囲で形成される。上記構成により、無閉塞端サイプ10Aを設けたエッジ部(リブ)の偏摩耗を抑制できると共に、空気入りタイヤ3が車両に装着されて、車両が走行したときの、空気入りタイヤ3のヨレを抑制できる。
内部サイプ31Aの両端部(内部サイプ端部31Aa、内部サイプ端部31Ab)は、前記同一の壁面に開口している。上記構成により、内部サイプ31Aは、隔離陸部Ar1内で閉塞する端部を有さないので、せん断応力の集中を低減し、内部サイプ31Aから生じるクラックの発生を抑制できる。
図10は、実施例に係る空気入りタイヤに発生したクラックの長さ及び空気入りタイヤの偏摩耗性能を調べた走行実験結果を示す図である。走行試験に用いた各実施例に係る空気入りタイヤのサイズは、295/80R22.5で共通である。また、本実施例では、各空気入りタイヤをJATMA規格のリムを介して2−D4車両に装着し、JATMA規定の最高空気圧・最大荷重で走行実験を行ったものである。
なお、実施例1から実施例3に係る空気入りタイヤは、実施形態1に係る空気入りタイヤ1Aにおいて、ショルダーリブ108cのタイヤ幅方向両側のみに、内部サイプ11Aを、図10のように1個から3個の間で異ならせて設けた。具体的には、実施例1では1個、実施例2では2個、実施例3では3個の内部サイプ11Aを、各実施例に係る空気入りタイヤに設けた。また、従来例に係る空気入りタイヤは、ショルダーリブのタイヤ幅方向両側に、閉塞端サイプのみを設けた。
なお、従来例及び実施例1から実施例3に係る空気入りタイヤは、ショルダーリブ幅を37mm、各サイプ間隔を5mm、各サイプの深さを13.3mmで共通とした。加えて、実施例1から実施例3に係る空気入りタイヤにおいて、無閉塞端サイプ最大幅を5mmとした。
図10において、空気入りタイヤの耐偏摩耗性能は、従来例における空気入りタイヤにおいて発生した偏摩耗量を100として、各実施例に係る空気入りタイヤにおいて発生した偏摩耗量を100を基準に相対的に評価する。このとき、偏摩耗量が100より大きければ、従来例に係る空気入りタイヤよりも耐偏摩耗性能に優れる。なお、空気入りタイヤの耐偏摩耗性能の走行実験は、所定のコースを80Km/hで6万Km走行し、走行後のショルダーリブに発生した偏摩耗量を測定することにより行った。なお、空気入りタイヤに発生したクラックの長さ測定の走行実験は、コース内に設けられた段差に対し、各空気入りタイヤを装着した車両を所定の角度で進入及び退出を10回繰り返すことにより行った。
なお、空気入りタイヤに発生したクラックの長さから耐クラック性能を判断する基準として、空気入りタイヤに発生したクラックの長さが5mm以下であれば、実用上十分な耐クラック性能を有していると判断する。実施例1のクラック長さは2mm、実施例2は2.5mm、実施例3は5mm、と、いずれの実施例に係る空気入りタイヤにおいても、空気入りタイヤに発生したクラックの長さから導かれる耐クラック性能は、実用上十分な耐クラック性能を有し、10mmのクラックが発生した従来例に係る空気入りタイヤよりも良好な性能を有している。
また、耐偏摩耗性は、従来例における空気入りタイヤと比較すると、実施例1の対偏摩耗性は105、実施例2は115、実施例3は115、と、すべての実施例に係る空気入りタイヤにおいて向上している。空気入りタイヤに発生したクラックの長さと空気入りタイヤの偏摩耗性能とのバランスを考慮すると、特に、実施例2に係る空気入りタイヤの走行結果が好ましい結果になった。よって、内部サイプ11Aは、隔離陸部Ar1に2個設けられることがより好ましい。
以上のように、本発明に係る空気入りタイヤは、クラックの成長の抑制またはクラックの発生の抑制の少なくとも一方と、エッジ部(リブ)の偏摩耗を抑制できる空気入りタイヤに有用である。
実施形態1に係る空気入りタイヤの断面図である。 実施形態1に係る空気入りタイヤのトレッド部の平面図である。 実施形態1に係る無閉塞端サイプ近傍を拡大表示した図である。 実施形態1に係る他のリブに設けられる無閉塞端サイプ近傍を拡大表示した図である。 実施形態1に係る陸部が消耗したときの無閉塞端サイプ近傍を拡大表示した図である。 実施形態1に係る他の無閉塞端サイプ近傍を拡大表示した図である。 実施形態1の変形例に係る無閉塞端サイプ近傍を拡大表示した図である。 実施形態1の変形例に係る無閉塞端サイプ近傍を拡大表示した図である。 実施形態1の変形例に係る無閉塞端サイプ近傍を拡大表示した図である。 実施例に係る空気入りタイヤに発生したクラックの長さ及び空気入りタイヤの偏摩耗性能を調べた走行実験結果を示す図である。
符号の説明
1A、1C、2,3 空気入りタイヤ
101 カーカス
102 ベルト層
104 ビードコア
104a ビードフィラ
104b ビードワイヤ
105 アンダトレッド
106 キャップトレッド
107 主溝
107a 内側主溝
107b 外側主溝
108 リブ
108a センターリブ
108b セカンドリブ
108c ショルダーリブ
108β リブ
109 サイドトレッド
10A 無閉塞端サイプ
10B 無閉塞端サイプ
10a 無閉塞端サイプ端部
10b 無閉塞端サイプ端部
11A 内部サイプ
11C オープン内部サイプ
11Ca 第1端部
11Cb 第2端部
12 陸部壁面
31A 内部サイプ
31Aa 内部サイプ端部
31Ab 内部サイプ端部
TR トレッド部
SI サイドウォール部
BE ビード部
SL 赤道線
CL 中央線
Ar1 隔離陸部
Ar2 無閉塞端サイプ幅領域
S 幅方向部
C 周方向部
Hin 内部サイプ端部深さ
Hua 幅方向部端部深さ
Huc 周方向部最大深さ
WAr 無閉塞端サイプ幅領域長さ
Wr リブ平均幅
Ws 無閉塞端サイプ最大幅

Claims (9)

  1. キャップトレッド部に主溝によって区切られることにより形成される陸部と、
    前記陸部に連続する形状によって一部を囲うように形成されると共に、前記陸部に閉塞する端部を含まない無閉塞端サイプと、
    前記無閉塞端サイプによって隔離されて形成される隔離陸部に少なくとも1個設けられる内部サイプと、
    を備えることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記無閉塞端サイプのタイヤ幅方向の最大長さは、タイヤ周方向において前記無閉塞端サイプが占める幅領域における前記陸部のタイヤ幅方向の平均長さの0.5倍未満であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記内部サイプは、前記隔離陸部に1個以上5個以下の範囲で形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記無閉塞端サイプの両端部は、前記陸部の同一の陸部壁面に開口していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記無閉塞端サイプを構成する部分のうち、タイヤ周方向に伸びる周方向サイプ部の最小溝深さは、前記内部サイプの端部または無閉塞端サイプの端部における溝深さの0.2倍以上0.8倍以下の範囲であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記内部サイプの両端部は、前記同一の壁面に開口していることを特徴とする請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記内部サイプの両端部のうち、一方の第1端部は前記壁面に開口し、他方の第2端部は前記無閉塞端サイプに開口することを特徴とする請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記無閉塞端サイプは、前記陸部を平面に展開したときに角部を含まない形状に形成されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記内部サイプは、前記陸部を平面に展開したときに角部を含まない形状に形成されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
JP2007168113A 2007-06-26 2007-06-26 空気入りタイヤ Pending JP2009006772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007168113A JP2009006772A (ja) 2007-06-26 2007-06-26 空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007168113A JP2009006772A (ja) 2007-06-26 2007-06-26 空気入りタイヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009006772A true JP2009006772A (ja) 2009-01-15

Family

ID=40322324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007168113A Pending JP2009006772A (ja) 2007-06-26 2007-06-26 空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009006772A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013035478A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2013119350A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
JP2014065364A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The 重荷重用空気入りタイヤ
EP3415344A1 (de) * 2017-06-15 2018-12-19 Continental Reifen Deutschland GmbH Fahrzeugluftreifen
CN110520308A (zh) * 2017-04-21 2019-11-29 大陆轮胎德国有限公司 具有胎纹块单元中的细切入口的车辆充气轮胎

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013035478A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2013119350A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
JP2014065364A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The 重荷重用空気入りタイヤ
CN110520308A (zh) * 2017-04-21 2019-11-29 大陆轮胎德国有限公司 具有胎纹块单元中的细切入口的车辆充气轮胎
EP3415344A1 (de) * 2017-06-15 2018-12-19 Continental Reifen Deutschland GmbH Fahrzeugluftreifen

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9010391B2 (en) Pneumatic tire
EP3088213B1 (en) Pneumatic tire
US9120355B2 (en) Pneumatic tire
JP6436080B2 (ja) 空気入りタイヤ
US20120247632A1 (en) Pneumatic tire
JP2016088165A (ja) 空気入りタイヤ
JP2010241267A (ja) 空気入りタイヤ
US9630454B2 (en) Pneumatic tire
JP2003159912A (ja) 空気入りタイヤ
JP2008222158A (ja) 空気入りタイヤ
EP2452836B1 (en) Heavy duty pneumatic tire
JP2009006770A (ja) 空気入りタイヤ
AU2011228471B2 (en) Pneumatic tire
JP2009214759A (ja) 空気入りタイヤ
JP2009006772A (ja) 空気入りタイヤ
CN105102240B (zh) 充气轮胎
JP4715890B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP7172953B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5109823B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5098427B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2015020567A (ja) 空気入りタイヤ
JP2009006771A (ja) 空気入りタイヤ
WO2021111662A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP7172954B2 (ja) 空気入りタイヤ
US11135877B2 (en) Tire