JP2009006463A - 倣い加工装置 - Google Patents

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哲 米田
Tadahiro Kawamoto
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Abstract

【課題】リング状被加工物の弧状内周面の切削加工を、被加工物の位置決め固定の精度に依らず精度良く実施でき、かつ切削量を管理でき、1回の切削作業で済むようにする。
【解決手段】被加工物3を加工位置に固定する平面状の固定面1aを有する固定盤1と、切削具10及び倣い具22が装着され該切削具及び倣い具を被加工物3の周方向f、gに沿った曲線移動を可能にするとともに、該切削具及び倣い具を被加工物3の周方向f、gと交差する径方向jに位置調整可能に支持するアーム6と、該切削具及び倣い具を被加工物の周方向と交差する径方向にバネ力を付与することによって該倣い具を被加工物外周面に押し付けるバネ力付勢手段とを備え、被加工物の外周面3bを倣い面とし、倣い具22を該外周面に押し付けながらアーム6を被加工物3の周方向f、gに移動させることにより被加工物3の内周面4aを切削加工するように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、リング状被加工物、例えば、タービンロータ軸と車室間をシールするラビリンスリングのラビリンスシール等を簡単な装置構成で精度良く切削加工することを可能にする倣い加工装置に関する。
従来、蒸気タービンやガスタービンのロータ軸の車室貫通部に、シールのために、内周面にラビリンスシールを有するラビリンスリングが装着されている。図7は、特許文献1(特開平10−8993号公報)に開示されたガスタービンのロータ軸端の構成を示す。図7において、ガスタービンのロータ軸01の端部を取り囲む車室02の端面にシールケース05が固定されていて、この端部にロータ軸01の端面に臨んで伸差センサ06が設けられている。
この伸差センサ06は電気的にサーボモータ07に連絡し、伸差センサ06が感知した伸差の量に対応してサーボモータ07によりシールリテーナ08を軸方向に動かす。シールリテーナ08は、ラビリンスシールを有するラビリンスリング03を保持しており、伸差の量に拘らずラビリンスシールの接触長さを保ち、好適なシールを行なう。なお、シールケース05の内部には図示しないタービン動翼を冷却するための蒸気を導入する空間09が設けられ、蒸気は空間09からロータ軸01内の空間010を通ってタービン動翼に導かれる。
図8の(a)はラビリンスリング03が装着されたシール部分の拡大断面図であり、(b)は更にその一部拡大断面図である。図8において、ロータ軸01が車室02の壁部を貫通する部分には、ラビリンスシール04を有する環状のラビリンスリング03が装着されている。ラビリンスシール04は、シール対象となる2面間に、微小な食違い隙間(ラビリンス)をもうけて流体をシールする非接触シールの一種で、流体の圧力水頭は、この微小な隙間のある食違い部での摩擦損失、絞り効果などにより減圧され、シールされる。食違い隙間を設けるため、ロータ軸01には凸部01a及び凹部01bが設けられている。
ラビリンスシール04のフィン04aは円盤状の突起が交互に高さを違えて複数条設けられている。フィン04aの先端とロータ軸01との隙間tは1mm以下の微小隙間となっている。なお、凹部01bの幅lに対し、ロータ軸01は高温下で5〜6mmの軸方向の熱伸び差を発生するので、フィン04aの先端が凹部01bの側壁に接触するおそれがある。この場合、ロータ軸01に凹凸を設けないで、ストレート構造とする場合もある。
各ラビリンスシール04のフィン04aとロータ軸01との隙間tが計画値から外れている場合には、フィン04aの先端部又はラビリンスリング03の顎部を削って計画値に修正する必要がある。しかし、切削面が弧状をなす曲面であり、かつ狭隘部であるので、グラインダや治具等を用いて手作業で削って隙間tを調整しているが、作業者の感覚で作業を行なうため、削り足りない場合や削りすぎる場合があり、隙間確認や調整作業を何回も繰り返すことがある。なお、ラビリンスリング03は、通常6分割又は8分割されており、分割された状態で個々に切削加工の作業を行なっている。
特許文献2(特開平6−106458号公報)には、切削面が曲面である場合の倣い加工装置が開示されている。この倣い加工装置では、NC制御の送り機構上に倣い装置を載置することにより、高精度の倣い加工を可能にしている。
特開平10−8993号公報 特開平6−106458号公報
特許文献2に開示されているように、切削面が曲面である場合の倣い加工を高精度に行なうためには、NC制御の送り機構を含む複雑かつ精密な加工装置を必要とする。さらに、ラビリンスシールのフィンのような狭隘部の切削加工を行なうためには、特殊な構造の切削具を必要とするとともに、切削具の位置決めを正確に行なう必要がある。
また、ラビリンスリングのようにリング状の被加工物を切削加工する場合の従来の切削加工は、被加工物を加工位置に固定する場合に、そのセンタリング精度に依存しており、センタリングの精度により切削精度が異なるという問題があった。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、ラビリンスリングのようにリング状の被加工物の切削加工を、被加工物のセンタリングの精度に依存することなく、簡易な装置構成で精度良く実施できるようにし、かつ切削量を正確に管理でき、そのため、1回の切削加工で済むようにすることを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の倣い加工装置は、
リング状の被加工物の弧状内周面を切削面とする倣い加工装置において、
被加工物を加工位置に固定する平面状の固定面を有する固定盤と、
切削具及び倣い具が装着され該切削具及び倣い具を被加工物の周方向に沿った曲線移動を可能にするとともに、該切削具及び倣い具を被加工物の周方向と交差する径方向に位置調整可能に支持するアームと、
該切削具及び倣い具を被加工物の周方向と交差する径方向にバネ力を付与することによって該倣い具を被加工物外周面に押し付けるバネ力付勢手段と、を備え、
被加工物の外周面を倣い面とし、該倣い具を該外周面に押し付けながら該アームを被加工物の周方向に移動させることにより、被加工物の内周面を切削加工するように構成したものである。
かかる構成としたことにより、被加工物外周面の形状に左右されることなく、倣い具を常に該外周面に押し当てることができる。この場合、被加工物の固定盤上への正確な位置決めを必要としない。このように、本発明装置では、NC制御の送り機構等複雑な機構を必要とすることなく、簡易な装置構成により、高い加工精度を得ることができる。
本発明装置において、被加工物の外周面に当接する倣い具の接触子を被加工物の内周側に向けて進退可能に構成するとよい。これによって、切削具による被加工物の切り込み量を設定可能にすることができる。このように構成すれば、被加工物の加工面の切り込み量を精度良く設定することができ、1回の切り込み量で所望の切り込み量が得られるようになる。
また、本発明装置において、アームを固定盤上に立設された回転軸に回転可能に軸支させることにより、該アームに装着されたカッタ及び倣い部が被加工物の周方向に沿う部分円弧運動を行なうように構成するとよい。
かかる構成により、被加工物が例えばラビリンスリングのように部分円弧状の被加工物である場合に、ラビリンスリングの周方向に沿ってカッタ及び倣い部を正確に円弧運動させることができる。
また、本発明装置において、倣い具の接触子を被加工物の外周面に当接させた状態で切削具の切削刃を切削加工前の基準位置に位置出しさせる位置出し手段を備えるようにするとよい。これによって、切削刃を切削加工前の基準位置に位置出しすることができるので、切削加工時の正確な切削量を設定することが容易になる。
また、被加工物が内周面にラビリンスシールを備えた回転体、例えば、タービンロータ軸等に使用するラビリンスリングである場合に、該ラビリンスシールの切削加工を行なうのに好適である。即ち、該ラビリンスリング又は該ラビリンスリングを分割した被加工物の外周面及び内周面は円弧状の形状をしているので、該外周面に倣い具を当接しながら切削具及び倣い具を円弧状のラビリンスリングに沿って移動させるのが容易である。そして、切削具と倣い具間の間隔を調整することにより、ラビリンスシールのフィンの切り込み量を正確に設定することができる。
本発明装置によれば、被加工物を加工位置に固定する平面状の固定面を有する固定盤と、切削具及び倣い具が装着され該切削具及び倣い具を被加工物の周方向に沿った曲線移動を可能にするとともに、該切削具及び倣い具を被加工物の周方向と交差する径方向に位置調整可能に支持するアームと、該切削具及び倣い具を被加工物の周方向と交差する径方向にバネ力を付与することによって該倣い具を被加工物外周面に押し付けるバネ力付勢手段と、を備え、被加工物の外周面を倣い面とし、倣い具を該外周面に押し付けながら該アームを被加工物の周方向に移動させることにより、被加工物の内周面を切削加工するように構成したので、簡易な装置構成で、リング状の被加工物の弧状内周面を精度良く切削加工することができる。
しかも、被加工物を固定盤上に固定する際の位置決めの精度に依存することなく、倣い具を常に被加工物の倣い面に押し当てた状態に保持できるので、切削精度を向上させることができ、切削量を正確に管理できるため、1回の切削加工で切削作業を完了することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明をそれのみに限定する趣旨ではない。
本発明の一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1は本実施形態の倣い加工装置全体を示す斜視図、図2は本実施形態の切削具及び倣い具を示す拡大図である。図1及び図2において、水平方向に設けられた固定盤1の一辺近傍に回転柱2が上下方向に立設されている。回転柱2は図示しない駆動手段により長手軸を中心に回転可能に構成されている。固定盤1の水平な固定面1aは、回転柱2を中心として放射状に複数条の凹溝1bが穿設されている。凹溝1bには被加工物3の両端を固定盤1上の加工位置に固定するための固定治具5aと、被加工物3を半径方向両側から挟んで固定する固定治具5bとが挿入され、その状態で固定治具5a及び5bを凹溝1bに固定することにより、被加工物3が固定盤1上に固定される。
本実施形態における被加工物3は、蒸気タービンのロータ軸の車室貫通部に装着されるラビリンスリングを6分割又は8分割したものである。ラビリンスリング3には、図示しない車室側対向面に設けた溝に嵌合されるL形嵌合部3aが外周面3bに周方向に突設され、内周側にはラビリンスシール4が形成されている。ラビリンスシール4は複数条のフィン4aが周方向に突設されている。
回転柱2には長手軸方向に長孔2aが穿設され、内部が中空になっている。回転柱2の内部には上下方向に図示しないネジ棒が配置されている。アーム6は回転柱2から水平方向に延設され、アーム6の一端は長孔2aから回転柱2の内部に挿入され、前記ネジ棒に螺合している。回転柱2の頂部に設けられたハンドル7の軸7aは該ネジ棒に連結され、ハンドル7を回すことによって、ネジ棒が回転し、ネジ棒に螺合したアーム6を水平方向の姿勢を保持したまま上下させることができるようになっている。また、アーム6は回転柱2が回転することによって、水平方向に回転する。
図2に示すように、アーム6の先端にはカッタ取付部6aが設けられ、カッタ取付部6aの下面にはエアカッタ10が取り付けられているとともに、カッタ取付部6aの上面にはエアカッタ10に圧縮空気を供給するホース8が取り付けられている。カッタ取付部6aはアーム6に対してアーム6の長手軸方向(被加工物3の径方向、矢印j方向)の位置調整が可能に取り付けられている。
エアカッタ10は、スピンドル12を回転可能に支持する軸受部11と、スピンドル12の先端に取り付けられたチップ取付部13とからなる。エアカッタ10には、ホース8から供給される圧縮空気で回転駆動される図示しないエアモータが設けられ、該エアモータの回転によってスピンドル12が高速回転する。
図3及び図4において、スピンドル12の下端に装着されるチップ取付部13は、四方に放射状に等角度でチップ取付台13aが突設され、チップ取付台13aに切削用チップ14がボルト15によって着脱可能に固定されている。切削用チップ14は四角形をなし、いずれの切削辺14aでも切削可能になっている。そのため、ひとつの切削辺が摩耗したら、切削辺の位置を取替え、別の切削辺14aで切削することができる。
図2において、カッタ取付部6aの外側には、位置調整部材20が設けられ、位置調整部材20にはネジ孔20aが穿設され、ネジ孔20aに位置調整ネジ21が螺合している。位置調整ネジ21の取っ手21aを回すことによってカッタ取付部6aと位置調整部材20との間隔を微調整可能に構成されている。
また、位置調整部材20の下部にはマイクロメータ22が取り付けられ、目盛りの付いた回転環22aを矢印d方向に回すことにより、接触棒22bを1/100mm単位で矢印e方向に進退させるように構成されている。そして図1に示すように、カッタ取付部6aの上面には支柱23が立設され、コイルバネ24の一端がターンバックル25を介して支柱23に接続され、コイルバネ24の他端が回転柱2に接続されている。これによって、カッタ取付部6aに対してコイルバネ24のバネ力iが回転柱2の方向に付勢される。そのため、マイクロメータ22の接触棒22bの先端面がラビリンスリング3の外周面(倣い面)3bにコイルバネ24の弾性力によって常に押し当てられる。
図2に示すように、ターンバックル25と支柱23とは、ターンバックル25に設けられたネジ孔と螺合したネジ25aを介して接続されているとともに、ターンバックル25とコイルバネ24とも同様な構成でネジ25aを介して接続されている。そのため、ターンバックル25を回すことにより、ターンバックル25とネジ25aとの相対位置が変わり、これによって、マイクロメータ22の接触棒22bに付与されるコイルバネ24のバネ力を変えることができるようになっている。
かかる本実施形態において、ラビリンスリング3のラビリンスシール4のフィン4aを切削加工する場合の作業手順を以下主として図5及び図6に基づいて説明する。まず、ラビリンスリング3を水平な固定盤1の固定面1aに固定治具5によって固定する。ラビリンスリング3はリング状のものを6分割又は8分割したものである。この場合、アーム6の先端に取り付けられたカッタ取付部6aの移動軌跡、即ち円弧運動をなす移動軌跡に大体合うようにラビリンスリング3を位置決めすればよく、カッタ取付部6aに装着されたエアカッタ10の移動軌跡に精密に合わせる必要はない。
次に、図5に示すように、カッタ取付部6aはアーム6に対してアーム6の長手軸方向(被加工物3の径方向、矢印j方向)の位置調整が可能に取り付けられているので、コイルバネ24の弾性力によって、マイクロメータ22の接触棒22bの先端面をラビリンスリング3の外周面(倣い面)3bに押し当てることができる。そして、ターンバックル25を回してターンバックル25と螺合したネジ25aとの位置関係を調整することにより、接触棒22bに付与されるコイルバネ24の弾性力を調整する。次に、位置調整ネジ21を回して、切削用チップ14とラビリンスシール4のフィン4aの先端とを接触させた状態とする図2中の切削前の基準位置aにセットする。
次に、アーム6を水平方向に回転させて(図5及び図6のf又はg方向)、エアカッタ10及びマイクロメータ22を一旦ラビリンスリング3の固定位置の外側に移動させる。その位置でマイクロメータ22の接触棒22bを切削量分だけ前進させる。これによって、切削用チップ14が図2中のbの位置に前進し、正確な切削量c(a−b)が設定される。なお、コイルバネ24によって接触棒22bに付与されるバネ力は図5中の矢印iの方向に作用している。
次に、ホース8から圧縮空気を供給してエアカッタ10を作動させ、矢印h方向に回転させるとともに、アーム6をラビリンスリング3の周方向(f又はg方向)に回転させて、マイクロメータ22の接触棒22bを倣い面3bに当てた状態でフィン4aを切削加工する。
本実施形態によれば、まず、被加工物であるラビリンスリング3を固定盤1上に固定する場合に、正確な位置決め作業が不要となる。即ち、コイルバネ24のバネ力iがカッタ取付部6aに対して回転柱2側に働いているので、マイクロメータ22の接触棒22bの先端面が常にラビリンスリング3の倣い面3bに押し当っている。そのため、ラビリンスリング3の固定位置を正確に位置決めしなくても正確な倣い加工が可能になる。
また、位置調整ネジ21により切削対象となるラビリンスシール4のフィン4aの先端位置にエアカッタ10の切削用チップ14を合わせてそれを基準位置とし、その後、マイクロメータ22の接触棒22bを前進させて切削量c(a−b)を設定するため、1度の切削動作で所望の切削量だけ切削できる。しかも、マイクロメータ22は1/100mm単位で接触棒22bを進退できるので、正確に切削量を設定でき、そのため、精度良い切削加工を行なうことができる。
また、エアカッタ10は、水平方向に放射状に突出されたチップ取付台13aを有するチップ取付部13を備え、チップ取付台13aにそれぞれ切削用チップ14が装着された構造であるので、狭隘部に複数条に配設されたフィン4aの切削加工が可能となる。
このように、本実施形態のエアカッタ10を用いることにより、狭隘部の切削加工が可能になる。従来のように、グラインダや砥石を用いた場合、このような狭隘部の切削加工は困難である。しかも、切削用チップ14は市販品を使用できるので、安価であり、また、四辺のうちのひとつの切削辺14aが摩耗したら、別な切削辺14aを切り替え使用可能である。
さらに、本実施形態では、エアカッタ10の駆動源として圧縮空気を用いているため、工場等で容易に使用でき、電動モータを用いる場合のようにサイクル数の違いでカッタの性能が左右されない。また、一旦かじりが起きて停止しても再起動が可能であるという利点がある。
本発明によれば、リング状被加工物の内周面という狭隘部の切削加工を簡易な構造の倣い加工装置を用いて、精度良く1回の切削作業で完了することができる。
本発明の一実施形態の全体構成を示す斜視図である。 前記実施形態のカッタ取付部を示す正面図である。 前記実施形態のチップ取付部の平面図である。 前記実施形態のチップ取付部の正面図である。 図2中のA−A断面図である。 図2中のB−B断面図である。 従来のガスタービンのロータ軸端を示す縦断面図である。 (a)は従来のタービンロータ軸のラビリンスシール部を示す断面図であり、(b)はその拡大図である。
符号の説明
1 固定盤
2 回転柱(回転軸)
3 ラビリンスリング(被加工物)
3b 外周面(倣い面)
4 ラビリンスシール
4a フィン(切削面)
6 アーム
10 エアカッタ
21 位置調整ネジ(位置出し手段)
22 マイクロメータ(倣い具)
22b 接触棒(接触子)
24 コイルバネ(バネ力付勢手段)
a 切削前基準位置
b 切削位置
c 切り込み量
f、g 被加工物の周方向
i バネ力
j 被加工物3の径方向

Claims (5)

  1. リング状の被加工物の弧状内周面を切削面とする倣い加工装置において、
    被加工物を加工位置に固定する平面状の固定面を有する固定盤と、
    切削具及び倣い具が装着され該切削具及び倣い具を被加工物の周方向に沿った曲線移動を可能にするとともに、該切削具及び倣い具を被加工物の周方向と交差する径方向に位置調整可能に支持するアームと、
    該切削具及び倣い具を被加工物の周方向と交差する径方向にバネ力を付与することによって該倣い具を被加工物外周面に押し付けるバネ力付勢手段と、を備え、
    被加工物の外周面を倣い面とし、該倣い具を該外周面に押し付けながら該アームを被加工物の周方向に移動させることにより、被加工物の内周面を切削加工するように構成したことを特徴とする倣い加工装置。
  2. 被加工物の外周面に当接する前記倣い具の接触子を被加工物の内周側に向けて進退可能に構成することによって、前記切削具による被加工物の切り込み量を設定可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の倣い加工装置。
  3. 前記アームを前記固定盤上に立設された回転軸に回転可能に軸支させることにより、該アームに装着された前記切削具及び倣い具が被加工物の周方向に沿う部分円弧運動を行なうように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の倣い加工装置。
  4. 前記倣い具の接触子を被加工物の外周面に当接させた状態で前記切削具の切削刃を切削加工前の基準位置に位置出しさせる位置出し手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の倣い加工装置。
  5. 被加工物が内周面にラビリンスシールを備えた回転体に使用するラビリンスリングであることを特徴とする請求項1に記載の倣い加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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