JP2009006149A - 歯列矯正器の自己結紮に使用される歯列矯正用ハンドツール、このような歯列矯正用ハンドツールを使用するための方法、自己結紮する歯列矯正器(self−ligatingorthodonticbracket)及び歯列矯正器システム - Google Patents

歯列矯正器の自己結紮に使用される歯列矯正用ハンドツール、このような歯列矯正用ハンドツールを使用するための方法、自己結紮する歯列矯正器(self−ligatingorthodonticbracket)及び歯列矯正器システム Download PDF

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Abstract

【課題】歯列矯正用ハンドツール及び自己結紮する歯列矯正器であって矯正器を開くときに協働して患者の歯に伝達する力を最小とし、従来の歯列矯正用ハンドツール及び自己結紮する歯列矯正器の欠陥を克服する構造体それぞれを特徴とする歯列矯正用ハンドツール及び自己結紮する歯列矯正器を提供する。
【解決手段】歯列矯正器は、その矯正器本体の接触点と矯正器本体に形成された歯列弓ワイヤスロットに歯列弓ワイヤを自己結紮することに使用される可動手段の接触点とを有し、接触点は、ハンドツールにおけるチップ12aの異なる点が接触点と接触関係で配置されて可動手段を開位置に配置することに使用されるように配置されており、チップ12aが使用されるとき、チップ12aは、第1及び第2の接触点に力を付与し、チップ12aから歯に伝達される無視できる力で可動手段を矯正器本体に対して効果的に移動させる。
【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
この出願は、2007年6月28日に出願された米国仮特許出願60/946853号の優先権を主張する。この出願は、2008年1月10日に出願された米国仮特許出願61/020245の優先権を主張する。この結果、これら出願それぞれの公開は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、一般に歯列矯正、より詳細には歯列矯正器の自己結紮に使用されるハンドツールと、このような歯列矯正用ハンドツールを歯列矯正器の自己結紮と共に使用するための方法と、自己結紮する歯列矯正器と、歯列矯正用ハンドツール及び自己結紮する歯列矯正器を有する歯列矯正器システムと、に関する。
歯列矯正器は、患者の噛合せを改善するために充てられるすべての矯正用の矯正治療における主要な要素を意味する。歯の整形増進のために使用される従来の矯正治療において、矯正器は、患者の歯に固定され、歯列弓ワイヤ(archwire)は、各矯正器のスロットに係合される。歯列弓ワイヤは、歯を強制して正しい位置に移動させる矯正力を付与する。歯列弓ワイヤは、トラックを形成し、矯正器及び関連する歯の移動を正しい噛合せのための所望位置に案内する。
自己結紮する歯列矯正器は、矯正器の歯列弓ワイヤスロット内で歯列弓ワイヤを捕捉するためのスライド、カバー、またはバネクリップのような移動可能手段に依存することによる結紮の必要性を排除するように開発されている。自己結紮する歯列矯正器は、より大きな患者の快適性、より短い治療期間、低減されたチェアタイム(chair time)及びより正確な歯の移動の制御をもたらす。また、従来の結紮(すなわち、エラストマ結紮糸または金属ワイヤ)は、自己結紮タイプの歯列矯正器により簡易化された個別の矯正器それぞれに付けることが困難である。エラストマ結紮糸は、腐食及び変形の影響を受けやすいことがあり、また口腔衛生の悪化を助長することがある。また、自己結紮は、ワイヤ結紮糸の存在に起因する患者の口に対する柔らかい組織の損傷の危険性を低減する。
従来、医者は、探査タイプのツールまたは「ペン」タイプの開口ツールを用い、矯正器本体に対して可動手段を引いて歯列弓ワイヤスロットが歯列弓ワイヤを取外すためにアクセス可能な開位置を形成する。開ツールは、可動手段の開位置への移動を開始する可動手段に直接力を加える。患者の口内における常駐の間、自己結紮する歯列矯正器は、歯石を堆積させやすい。特に、歯石の堆積量及びその位置に起因して、従来の開ツールを用いた閉じた可動手段の矯正器に対する開位置に向けた移動を開始することが困難となることがある。具体的には、歯石の堆積は、可動手段の移動を起こす比較的大きな力の印加が必要となりうる。この力は、矯正器から患者の歯に伝達し、患者の不快をもたらす。したがって、医者は、可動手段が開口されることができない場合に矯正器を交換することを用いなければならず、またはペンチタイプ(plier-type)の装置を用いて可動手段を開位置に無理やり移動させなければならないことがある。いずれの場合においても、患者は矯正器から歯に伝達する不安定な力として著しい不快を経験しうる。
したがって、歯列矯正用ハンドツール及び自己結紮する歯列矯正器であって矯正器を開くときに協働して患者の歯に伝達する力を最小とし、従来の歯列矯正用ハンドツール及び自己結紮する歯列矯正器の欠陥を克服する構造体それぞれを特徴とする歯列矯正用ハンドツール及び自己結紮する歯列矯正器は必要となる。
本発明の一実施形態において、自己結紮する歯列矯正器であって、歯に取り付けられるように構成された矯正器本体と、可動手段と、を有する歯列矯正器と共に使用するために歯列矯正用ハンドツールが提供される。矯正器本体は、第1の接触点を有する。可動手段は、第2の接触点を有する。可動手段は、歯列弓ワイヤが歯列弓ワイヤスロットに挿入可能な開位置と当該可動手段が歯列弓ワイヤを歯列弓ワイヤスロットに保持する閉位置との間で歯列弓ワイヤスロットに対する移動のために矯正器本体に結合される。歯列矯正用ハンドツールは、細長いシャフトと、細長いシャフトから突出するチップと、を備える。チップは、矯正器本体の第1の接触点と接触関係で配置されるように構成された第1の部分と、可動手段の第2の接触点と接触関係で配置されるように構成された第2の部分と、を有する。細長いシャフトが矯正器本体に対して傾けられまたは回転されるとき、チップの第1の部分は、第1の力を第1の接触点に付与し、チップの第2の部分は、第2の力を第2の接触点に付与する。
本発明の他の実施形態において、歯列矯正器を自己結紮する可動手段と同時に使用するための歯列矯正用ハンドツールが提供される。歯列矯正器は、矯正器本体及び可動手段を有する。矯正器本体は、唇面及び唇面にある歯列弓ワイヤスロットをさらに有する。可動手段は、歯列弓ワイヤが歯列弓ワイヤスロットに挿入可能な開位置と当該可動手段が歯列弓ワイヤを歯列弓ワイヤスロットに保持する閉位置との間で歯列弓ワイヤスロットに対する移動のために矯正器本体に結合される。歯列矯正用ハンドツールは、第1の端部と第2の端部とを有する。第1のチップは、細長いシャフトの第1の端部から突出し、可動手段を矯正器本体に対して閉位置から開位置に向けて移動するように構成されている。第2のチップは、細長いシャフトの第2の端部から突出する。第2のチップは、歯列弓ワイヤと係合し、可動手段に力を付与して歯列弓ワイヤを矯正器本体の歯列弓ワイヤスロットにおいて効果的に保持し、矯正器本体に対して可動手段を同時に移動するように構成されている。
本発明の他の実施形態において、歯列矯正器を自己結紮する可動手段と同時に使用するための歯列矯正用ハンドツールが提供される。歯列矯正用ハンドツールは、第1の端部及び第2の端部の間で延在する細長いシャフトを有する。第1の手段は、第1の端部に配置され、第2の手段は、第2の端部に配置されている。第1の手段は、自己結紮する歯列矯正器と関連する第1の機能を実行するように構造的に構成されている。第2の手段は、第1の機能と異なる第2の機能を実行するように構造的に構成されている。第2の手段により実行される第2の機能は、歯科または歯列矯正の分野に関連する一方、自己結紮する矯正器の操作に関連してもよい。
本発明の他の実施形態において、自己結紮する歯列矯正器であって、歯に取り付けられるように構成された矯正器本体と、可動手段と、を有する歯列矯正器と共に歯列矯正用ハンドツールを使用するための方法が提供される。矯正器本体は、歯列弓ワイヤスロットを有する。可動手段は、歯列弓ワイヤが歯列弓ワイヤスロットに挿入可能な開位置と当該可動手段が歯列弓ワイヤを歯列弓ワイヤスロットに保持する閉位置との間で歯列弓ワイヤスロットに対する移動のために矯正器本体に結合される。方法は、歯列矯正用ハンドツールにおけるチップの第1の部分を矯正器本体の第1の接触点と接触関係で配置する工程と、歯列矯正用ハンドツールにおけるチップの第2の部分を可動手段の第2の接触点と接触関係で配置する工程と、を備える。方法は、第1の力をチップの第1の部分との第1の接触点に付与しかつ第2の力をチップの第2の部分との第2の接触点に付与することにより、可動手段を歯列弓ワイヤに対して移動する工程をさらに備える。
本発明のさらに他の実施形態において、チップを有する歯列矯正用ハンドツールと共に使用するための歯列矯正器が提供される。歯列矯正器は、歯列弓ワイヤを歯に結合するように構成されている。歯列矯正器は、歯に取り付けられるように構成された矯正器本体を備える。矯正器本体は、歯列弓ワイヤスロット及び第1の接触点を有する。可動手段は、歯列弓ワイヤが歯列弓ワイヤスロットに挿入可能な開位置と当該可動手段が歯列弓ワイヤを歯列弓ワイヤスロットに保持する閉位置との間で歯列弓ワイヤスロットに対する移動のために矯正器本体に結合される。可動手段は、第2の接触点を有する。第1の接触点は、矯正器本体に配置され、歯列矯正用ハンドツールにおけるチップの第1の部分が、矯正器本体の第1の接触点と接触関係で配置され、かつ可動手段の第2の接触点と接触関係で配置される。
本発明のさらに他の実施形態において、歯列弓ワイヤを歯に結合するときに使用するための歯列矯正器システムが提供される。歯列矯正器システムは、細長いシャフトと、細長いシャフトから突出するチップとを有する歯列矯正用ハンドツールを備える。歯列矯正器システムは、歯に取り付けされるように構成された歯列矯正器をさらに備える。歯列矯正器は、歯列弓ワイヤスロットを有する矯正器本体と、矯正器本体に結合される可動手段であって歯列弓ワイヤが歯列弓ワイヤスロットに挿入可能である開位置と当該可動手段が歯列弓ワイヤを歯列弓ワイヤスロットに保持する閉位置との間における歯列弓ワイヤスロットに対する移動のための可動手段と、を有する。矯正器本体が、第1の接触点と、第2の接触点を有する可動手段とを有する。第1の接触点は、矯正器本体に配置され、歯列矯正用ハンドツールのチップが、矯正器本体の第1の接触点と接触関係でかつ可動手段の第2の接触点と接触関係で配置される。細長いシャフトが矯正器本体に対して傾けられまたは回転されたとき、チップの第1の部分は、矯正器本体の第1の接触点に第1の力を付与しかつ可動手段の第2の接触点に第2の力を付与し、可動手段を矯正器本体に対して効果的に移動する。
歯列矯正用ハンドツール及び/または自己結紮する矯正器の構造により、同等かつ反対向きの反力が可動手段及び自己結紮する矯正器の矯正器本体に作用するので、医者は、歯列矯正用ハンドツールを用いて可動手段を開くときに重要なてこ作用を付与することができる。これにより、患者の歯に伝達される力の量が最小化されまたは無視されるので、可動手段を開いて歯列弓ワイヤスロットにアクセスするときの不快性が低減される。
本明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成する添付の図面は、上述した本発明の概略的な説明とともに本発明の実施形態を示しており、後述する詳細な説明は、本発明の実施形態の原則を説明する機能を果たす。
図1及び図2を参照すると、歯列矯正用ハンドツールは、一様に参照符号10で示されており、矯正の矯正治療のために使用され、一般に基端部13及び先端部14の間において長手方向軸Cに沿って延在する細長いシャフト11を有する。歯列矯正用ハンドツール10は、ステンレス鋼のような当業者によく知られている従来の材料で作られており、ツール10が他の患者への再使用のために熱殺菌できるように選択されている。細長いシャフト11は、把持され、操作されて端部13、14のいずれかを患者の歯に対して移動させる。
図2、図2A及び図2Bにおいて最もよく示されているように、チップ12aは、ツールの先端部14から突出している。チップ12aは、隣接する対が複数の角部18a、18b、18c及び18dにおいて接触するように配置された側壁部16a、16b、16c及び16dと側壁部19a、19b、19c及び19dとを有する。チップ12aは、側壁部16a〜16dにより規定された第1のセクション15aであって細長いシャフト11の先端部14における断面外形よりも狭い領域である幅W及び長さLの断面外形を有する第1のセクション15aを有する。チップ12aは、第1のセクション15a及び細長いシャフト11の先端部14の間において第2のセクション15bを有し、第2のセクション15bは、側壁部19a〜19dにより規定されて第1のセクション15aにおける断面外形よりも大きな領域である幅W及び長さLの断面外形を有する。2つのセクション15a、15bそれぞれの断面外形は、実質的に長方形である。チップ12aは、移行セクション17により細長いシャフト11の先端部14に接続されている。第1のセクション15aは、第2のセクション15bからHの高さまたは距離だけ突出する。具体的な実施形態において、距離Hは、約0.5mmから約2.0の範囲であってもよい。
図3、図3A及び図4を参照すると、歯列矯正器は、一様に参照符号20で示されており、矯正の矯正治療に用いられ、一般に矯正器本体21、矯正器本体21を歯(図示略)に取り付けるための基部22、歯列弓ワイヤ24を収容するための歯列弓ワイヤスロット23及び可動手段25を有する。可動手段25は、矯正器本体21に形成されたガイド46(図5)内でスライド可能に移動可能な腕部45(図5)を有する。可動手段25は、図3に示すように、歯列弓ワイヤ24が歯列弓ワイヤスロット23内で保持される閉位置と歯列弓ワイヤ24が歯列弓ワイヤスロット23挿入可能である開位置との間で移動可能である。開位置において、可動手段25は、歯列弓ワイヤスロット23に覆っておらず、歯列弓ワイヤスロット23は、歯列弓ワイヤ24の挿入及び取外しのためにアクセス可能である。閉位置(図3)において、可動手段25は、歯列弓ワイヤスロット23を覆っており、歯列弓ワイヤ24を歯列弓ワイヤスロット23内で捕捉する。
代替の実施形態において、可動手段25は、ロック手段、ラッチ、ヒンジラッチ、結紮糸カバー、シャッタ手段、保持クリップ、可動カバー、クリップ、バネクリップまたは当業者により認識された他のタイプの保持デバイスのような他の構造を有してもよい。
歯列矯正器20が上顎の歯に取り付けられる場合、可動手段25は、噛合せ方向で開く。歯列矯正器20が下顎の歯に取り付けられる場合、可動手段25は、歯肉の方向で開く。しかしながら、顎または歯列弓のいずれかに付けられた異なる矯正器20に対する可動手段25は、方向の組合せにおいて開く。患者の歯に取り付けられるとき、矯正器20の方向付けは、当業者により理解されるように図において示される方向付けと異なる。
矯正器本体21、基部22及び可動手段25は、既知の製造方法を用いてチタンのような金属またはセラミックを含むがこれに限定されない従来の材料から構成されてもよい。矯正器本体21、基部22及び可動手段25は、異なる材料または当業者によく知られている従来の材料の組合せで構成されてもよい。
基部22は、例えば適切な歯列矯正用のセメントまたは接着剤を用いるような従来の方法において歯(図示略)の頬唇側の表面に接着されるように構成されている。基部22は、基部22が接着されかつ患者の歯の表面への接着強度を高めるために接着パッドのような任意の表面を支持する患者の歯の表面における曲線輪郭と対応する輪郭外形を有する。
矯正器本体21は、互いに実質的に平行でありかつ基部22が歯に固定されるときに一様に歯肉−噛合せの面に配向された一対の側壁部26(一方が図示略)を有する。また、矯正器本体21は、側壁部28を有する。側壁部26、28は、合流して矯正器本体の角部であって面取りされまたは湾曲されて滑らかな結合部を形成する角部を規定する。
矯正器本体21は、一体化された本体延長部30であって基部22が歯に固定されたときに噛合せまたは歯肉の方向のいずれかで側壁部28から外側に向けて突出する本体延長部30を有する。矯正器本体21は、他の本体延長部32であって本体延長部30とは反対方向で反対側の側壁部28から突出する本体延長部32を有する。本体延長部30、32は、例えば歯列矯正器20が取り付けられる歯に捩れ力を付与するため、または、最初の治療段階の間に歯に大幅な位置異常がある場合に、取付点を形成する結合翼部を規定する。
図3、図3A及び図4を続けて参照すると、歯列弓ワイヤスロット23は、2つの側面34、36と、一対の側壁部26を貫通して矯正器20と交差して一様に近心−先端方向で延在するチャネルを形成する底面38と、により境界付けられている。底面38は、側面34、36を連結する。側面34、36間の分離部は、歯列弓ワイヤスロット23に挿入されうる歯列弓ワイヤ24の最大の物理的寸法を決定する。歯列弓ワイヤスロット23は、歯の治療が進行中であるときに矯正の力を歯列弓ワイヤ24から矯正器20に伝達する歯列弓ワイヤ24を収容するチャネルを規定する。矯正の力は、矯正器20が固定される歯を強制して患者の口内で隣接する歯に対して移動させる。歯列弓ワイヤスロット23により形成されたチャネルは、矯正器20が取り付けられる歯の上側または下側の顎の中の位置次第で、頬または唇のいずれかに向けて開口する。可動手段25が開位置にあるとき、歯列弓ワイヤスロット23は、歯列弓ワイヤ24を挿入、取外しするためにアクセス可能である。可動手段25が閉位置にあるとき(図3)、歯列弓ワイヤ24は、歯列弓ワイヤスロット23内に固定されて歯列弓ワイヤ24を矯正器20に結紮する。
矯正器本体21は、接触点を有しており、接触点は、見本において歯列弓ワイヤスロット23の一側部に形成された受部または凹所40により構成された接触点を有する。凹所40は、唇の方向を向く開口部を有する。示された実施形態において、凹所40は、可動手段25の部分27と対面する開口部43を有する底面47と開口部43を有する側壁部42とにより境界付けられた出口のない開口部である。側壁部42は、唇面44と交差して唇面44から底面47に向けて矯正器本体21内に延在する。凹所40は、唇面44に配置されており、チップ12aは、チップ12aが凹所40に挿入され可動手段25が閉位置にあるときに側壁部42及び可動手段25と接触できる。
凹所40は、寸法W及びLにより規定された断面外形を有する。凹所40の寸法及び形状は、チップ12aが凹所40内に挿入されて可動手段25を閉位置から開位置に向けて移動させるために移動されうるように選択されている。この点において、凹所40の寸法Wは、チップ12aにおける第1のセクション15aの寸法Wよりも大きくてもよく、凹所40の寸法Lは、第1のセクション15aの寸法Lよりも大きくてもよい。凹所40は、矯正器本体21の唇面44内に約0.3mm及び約3.0mmの間となりうる深さまたは寸法だけ窪んでいる。唇の方向から見たとき、凹所40は、一様に長方形の断面外形を有する。凹所40の寸法L2及び第1のセクション15aの寸法Lは、チップ12aが矯正器本体21内で凹所40に対して所定角度だけ回転されたときに可動手段25が開位置に移動されるように選択されてもよい。例えば、寸法L及びLは、チップ12aが凹所40に対して例えば90°だけ回転されて、可動手段25を押し込んで歯列弓ワイヤ24が露出される通常の開位置を越えて移動させることを試みることなく可動手段25を閉位置から開位置まで移動させるように一致されてもよい。可動手段25のための動作の範囲を制約することにより、負荷は、矯正器のスプリングピン(図示略)にかけられない。矯正器20のスプリングピン(図示略)は、開き行動中において可動手段25のための急停止部(hard stop)を意味する。寸法Lの適切な選択は、ツール10であってスプリングピンでないスライド開き行動の制御制限を判別する。
凹所40は、代表的な実施形態において凹面であり、唇面44内に窪みつけられて凹所40の側壁部42及び底面47が唇面44の隣接する部分と同一面にない。同一面性がないことにより、可動手段25と多大な力が患者の口に伝達されることなく矯正器本体21に対して可動手段25を移動することに使用される矯正器本体21とに力を付与するために、チップ12aは、凹所40と係合することが可能となる。代替の実施形態において、凹所40は、平坦または曲がったタブのような異なるタイプの接触点で置換されてもよく、タブは、矯正器本体21における唇面44の隣接する部分から突出する。歯列矯正用ハンドツール10のチップ12aは、可動手段25における接触点と矯正器本体21の突出する機構とに力を付与するための突出する機構と接触し、可動手段25は、それが閉位置にあるときに矯正器本体21に対して重大な力を患者の口に伝達することなく移動されることができる。代替の実施形態において、凹所40は、矯正器本体21の側壁部26、28の一方で形成されてもよい。
図5及び図6を参照すると、歯列矯正用ハンドツール10のチップ12aは、凹所40に挿入された位置に示されている。歯列矯正用ハンドツール10のチップ12aと側壁部16a〜16d及び19a〜19dのうちの1以上とは、凹所40を境界付ける側壁部42と接触関係にありかつ可動手段25の部分27と対面する側壁部42における開口部43を介して可動手段25の部分27と接触関係にある。部分27は、可動手段25の接触点を有する。「接触点」の用語は、本明細書における説明を容易にするために用いられており、当業者は、凹所40についてのチップ12a及び部分27の間とチップ12a及び矯正器本体21の部分の間との基準接触が接触線にわたって発生しまたは接触の二次元表面積と交差しうることを理解するだろう。少なくとも可動手段25における特定の接触点は、可動手段25が歯列弓ワイヤスロット23に対してチップ12aの操作により移動されるにつれて変化しうる。
図6において示されるように、歯列矯正用ハンドツール10を用いて可動手段25を開くとき、歯列矯正用ハンドツール10は、凹所40対して矢印A方向で回転される。いったん歯列矯正用ハンドツール10が回転されると、歯列矯正用ハンドツール10のチップ12aと少なくとも1つの側壁部16a〜16d及び19a〜19dとは、側壁部42の開口部43を介して可動手段25の部分27と接触し、可動手段25を閉位置から開位置に向けて矢印B方向で効果的に移動させる。
歯列矯正用ハンドツール10が回転されるにつれて、同様にチップ12aと少なくとも1つの側壁部16a〜16d及び19a〜19dとは、凹所40を境界付ける側壁部42と接触する。したがって、矯正器本体21及び可動手段25は、チップ12aからの反動力を分け、歯に伝達する力は、最小化され、可動手段25を開く動作からの患者の不快性を低減する。すなわち、可動手段25を開くとき、チップ12aは、接触された側壁部42及び可動手段25の接触された部分27を介して矯正器本体21に等しくかつ反対向きの力を付与する。
上述したように、可動手段25は、分離された腕部45を有する。可動手段25が開位置に向けて矢印B方向で移動されるにつれて、可動手段25の腕部45は、矯正器本体21に形成されたガイド46それぞれにより保持される。可動手段25が矯正器本体21に対して閉及び開位置の間で移動されるにつれて、ガイド46は、可動手段25の移動を抑制する。
代替の実施形態において図7において示されるように、歯列矯正用ハンドツール10を使用して可動手段25を開位置に向けて移動させるとき、歯列矯正用ハンドツール10は、矢印G方向で傾けられ、歯列矯正用ハンドツール10のチップ12aと少なくとも1つの側壁部16a、16b、16及び16dは、可動手段25及び矯正器本体21と接触する。傾ける動作は、凹所40内における矯正器本体21及び可動手段25の第1及び第2の接触点に反動力を伝達する。
同様の参照符号が図1〜図7及び他の実施形態における同様の機能を参照する図8、図8A及び図8Bを参照すると、歯列矯正用ハンドツール10aは、実質的に丸い断面外形を有するチップ12bを有する。チップ12bには、細長いシャフト11の長手方向軸Cから径方向で距離Xだけオフセットされた対称軸Dが設けられている。チップ12bは、移行セクション17から例えば約0.5mm及び約2.0mmの間だけ突出している。
図8Bにおいて最もよく示されるように、チップ12bは、細長いシャフト11の長手方向軸Cから径方向でオフセットされた半径Rで部分的に形成されている。移行セクション17は、円錐形状を有し、半径Rで部分的に形成される一方、細長いシャフト11は、半径Rで部分的に形成される。移行セクション17は、細長いシャフト11の長手方向軸Cを実質的に中心としている。チップ12bは、矯正器本体21との接触点に関与し、移行セクション17は、可動手段25との接触点に関与する。
同様の参照符号が図1〜図8及び他の実施形態における同様の機能を参照する図9を参照すると、歯列矯正用ハンドツール10bの移行セクション17は、他の点では歯列矯正用ハンドツール10aと同様であるが、細長いシャフト11の長手方向軸を実質的に中心としかつチップ12bに向かう方向においてテーパ付けされた円錐形状を有する。この実施形態に関しては、チップ12bは、実質的に丸い断面外形を有しており、移行セクション17から約0.5mm及び約2.0mmの間の距離だけ突出する。
図10及び図10Aにおいて示されるように、歯列矯正器20aは、他の点では矯正器20(図3〜図7)と同様であるが、チップ12bを収容するように構成された丸い断面外形からなる凹所40aを有する。凹所40aは、可動手段25と対面する開口部なく側壁部42aにより連続的に境界付けられうる。チップ12bの対称軸Dにおける細長いシャフト11の長手方向軸Cからのオフセットに起因して、歯列矯正用ハンドツール10bが細長いシャフト11の長手方向軸C回りで矢印A方向で回転するとき、移行セクション17は、可動手段25の部分27aと接触し、可動手段25を開位置に向けて矢印B方向で効果的に移動させる。可動手段25の部分27aは、部分27(図3、図3A及び図4)のように外形に合わせて作られる必要がなく、唇面44上に隆起する縁部を有してもよく、移行セクション17及び可動手段25の部分27aの間の接触を容易にする。
他の代替の実施形態において同様の参照符号が図1〜図10及び他の実施形態における同様の機能を参照する図11及び図11Aに示されるように、二重目的の歯列矯正用ハンドツールは、一様に参照符号10cが付されており、矯正する矯正治療に使用され、細長いシャフト11の基端部13から突出する閉機構50を有する。図11及び図11Aにおいて示されていないが、チップ12a(図1及び図2)あるいはチップ12b(図8から図9)のいずれかは、細長いシャフト11の先端部14(図1)から突出しうる。
閉機構50は、歯列弓ワイヤ24(図5)と係合するために寸法付け及び形成された溝部52及び53を有する第1のセクション51を有する。また、閉機構50は、可動手段25(図6)に力を付与するための第2のセクション54を有する。溝部52及び53が歯列弓ワイヤ24と係合するにつれて、閉機構50の第2のセクション54は、後述でより詳細に説明されるように、可動手段25と接触するように配置されることができる。
閉機構50は、第1のセクション51及び第2のセクション54が手により付与された力の下で矢印E及びFにより示される方向で互いに向けて移動可能であり、可動手段25を開位置から閉位置に移動させるように設計されている。同時に、歯列弓ワイヤ24は、溝部52及び53によって歯列弓ワイヤスロット23内において実質的に静的に保持される。第1のセクション51及び第2のセクション54は、互いに対して付勢されており、バネの付勢力は、手が当てられたまたは手動の力によりの下で第1のセクション51及び第2のセクション54が互いに接近するにつれて増大する。溝部52及び53間において外形に沿って作られた弓状の間隙60は、溝部52及び53が矯正器本体21の反対側(すなわち矯正器本体21を跨る)に配置される矯正器本体21の部分を調整するように寸法付け及び形成されている。
代替の実施形態において、閉機構50またはチップ12aのいずれかは、歯列矯正及び歯科の分野において一般に使用されて患者の口内で処置を実行する他のタイプの構造体(図示略)により交換されうる。これら構造体は、当業者に認識されており、さまざまな口の組織片または歯列矯正用ハードウエアを評価、保持する。これら構造体は、施術者が患者の口内でさまざまな対象物を把持、保持、移動及び交換することを補助する。典型的な代替の構造体は、ミラー、やすり、探針、掘削ツール(scraping tool)、定規などを含むがこれらに限られない。
同様の参照符号が図1〜図11及び本発明の代替の実施形態における同様の機能を参照する図12〜図14を参照すると、歯列矯正用ハンドツールは、一様に参照符号70が付されており、歯列矯正器20の可動手段25を操作することに使用されうることが示されている。歯列矯正用ハンドツール70は、基端部(図示略)及び先端部74を有する概して細長いシャフトまたはハンドル72と、ハンドル72の先端部74から突出するチップ76と、ハンドル72及びチップ76に沿って延在する長手方向軸78と、を有する。歯列矯正用ハンドツール70は、当業者によく知られている従来の材料で形成されてもよい。ハンドル72は、臨床医により把持、操作され、矯正器20の可動手段25を開くためにチップ76を操作しうる。歯列矯正用ハンドツール70を把持することにおいて臨床医を補助するため、ハンドル72は、テクスチャ加工された領域80であってそうでなければ滑らかな外面に形成されかつハンドル72の外周に関して延在する領域80を有する。一実施形態において、テクスチャ加工された領域80は、組み合わされた溝部からなる刻み付きされたパターンである。テクスチャ加工された領域80は、歯列矯正用ハンドツール70を形成する成形工程の間において、形成後にハンドツール70を機械加工することによりまたは当業者に知られた他の技術により形成されうる。
チップ76は、一対の実質的に平面または平坦な側壁部82、83であって平面の端面86を境界付ける側縁部それぞれに収束するようなテーパである側壁部82、83を有する。外形に合わせて形成された側壁部84、85は、側壁部82及び83間に配置されており、同様に端面86に向けて収束し端面86の側縁部を形成する。側壁部82〜85は、長手方向軸78に関して対称に配置されている。端面86の側縁における面積及び長さは、チップ76が矯正器本体21に形成された凹所40内に部分的に挿入されうるように選択されている。凹所40の深さ及びチップ76の凹所40への貫入深さは、それぞれ約0.5mm及び約2.0mmの間となりうる。十分に挿入されたときかつ挿入深さ次第で、端面86は、凹所40の底面47との接触関係または隣接関係のいずれかを有しうる。側壁部82、83の一方は、可動手段25の部分27と対面し、側壁部82、83の他方は、凹所40の側壁部42と対面する。
代表的な実施形態において、端面86は、実質的に長方形(すなわち、対辺が等しい長さからなりかつ4つの直角の角部を有する平面な四辺形)である。チップ76の端面86は、四辺形、台形(平行な2つの辺を有する四辺形)または正方形(すべての辺が等しい長さを有する長方形)のような他の閉じた幾何学形状を有してもよい。これら代替の形状それぞれにおいて、実質的に平坦な側壁部82、83により交差された端面86の側縁部は、ほぼ直線状である。
チップ76の側壁部82、83それぞれは、歯列矯正用ハンドツール70を構成する材料を変色するレーザマーキング処理により作られたそれぞれコントラストのある領域88、90を有する。あるいは、コントラストのある領域88、90は、側壁部82、83に着色被覆を貼り付けることにより形成されてもよい。コントラストのある領域88、90は、これらの長さよりも十分に短い幅を有する。コントラストのある領域88、90の配色は、人間の目による認識を促進し他の隣接する側壁部84、85に対してコントラストを有するように選択される。これにより、臨床医は、チップ76の側壁部82〜85の方向付けをすぐに認識することができ、歯列矯正用ハンドツール70は、方向付けられて凹所40を境界付ける側壁部42の短辺に側壁部84、85を整列させることができる。この方向付け状態において、側壁部82、83の一方は、可動手段25の部分27と並列されることができ、側壁部82、83の他方は、凹所40を境界付ける側壁部42の長辺と隣接する。また、側壁部82、83の長さは、ハンドツール70を使用するときに臨床医による認識を促進するように選択されうる。代替の実施形態において、コントラストのある領域88、90は、ハンドツール70の構造から取り外してもよい。
歯列矯正用ハンドツール70は、ツール10(図2〜図7)と同様の方法で使用される。使用時において図12〜図14を参照すると、臨床医は、テクスチャ加工された領域80と接触する1以上の指先を用いて歯列矯正用ハンドツール70のハンドル72を把持する。コントラストのある領域88、90により形成された目に見える列の援助により平坦な側壁部82、83の配置を識別した後、臨床医は、チップ76を方向付けし、平坦な側壁部82、83の一方は、可動手段25の部分27と並列し、平坦な側壁部82、83の他方は、凹所40を境界付ける側壁部42の長辺と隣接する。この方向付けを規定することで、臨床医は、ハンドル72を操作し、チップ76を矯正器本体21の凹所40内に挿入し、矯正器本体21は、患者の口(図示略)に取り付けられる。図14に示される具体的な方向付けにおいて、平坦な側壁部82は、可動手段25の部分27と隣接し、平坦な側壁部83は、凹所の側壁部42と隣接する。
そして、臨床医は、方向92でチップ76を回転する機能を果たすハンドル72を長手方向軸78回りで回転する。チップ76が回転するにつれて、チップ76の側壁部82、84は、可動手段25の部分27と接触し、チップ76の側壁部83、85は、凹所40の側壁部42と接触する。この二重動作は、第1及び第2の接触点に反動力を伝達し、これにより可動手段25が開かれたときの患者の口に付与される力を実質的に制限する。可動手段25が開かれた後、臨床医は、チップ76を凹所40から取り外す。そして、歯列弓ワイヤ24は、歯列弓ワイヤスロット23から取り外すためにアクセス可能となる。
同様の参照符号が図1〜図14及び本発明の代替の実施形態における同様の機能を参照する図15、図16、図17A及び図17Bを参照すると、歯列矯正用ハンドツールは、一様に参照符号100で示されており、歯列矯正器102と同時に使用されることが示されている。 歯列矯正用ハンドツール100は、ツール10(図2〜図7)及びツール70(図12〜図14)と同様の方法で使用され、歯列矯正器の可動手段を開くために可動手段を矯正器本体に対して移動する。
歯列矯正用ハンドツール100は、概して基端部(図示略)及び先端部106を有する細長いシャフトまたはハンドル104と、先端部106から突出するチップ108と、ハンドル104及びチップ108に沿って延在する長手方向軸109とを有する。歯列矯正用ハンドツール100は、当業者によく知られた従来の材料で形成されてもよい。
チップ108は、平坦な端面114を境界付ける側縁部それぞれにおいて収束するようなテーパである側壁部110〜113を有する。側壁部110、111は、コントラストを有する領域88、90(図12〜図14)を有してもよく、コントラストを有する領域90は、側壁部110において視認可能である。また、これら側壁部110、111は、側壁部112、113よりも長くかつ幅広であり、ツール100が使用されるときに臨床医によるこれらの識別を促進する。
チップ108は、端面114から外方に向けて突出する一対の突出部または突起部116、118を有する。突起部116、118それぞれの中心線は、端面114と接触する平面に対してほぼ垂直である。突起部116、118は、約0.5mm及び約2.0mmの間で端面114と接触する平面から突出しうる。突起部116、118は、長手方向軸109の反対側において側面にある関係で配置されており、ギャップだけ互いに離間されている。ハンドル104が長手方向軸109回りで回転するにつれて、突起部116、118は、長手方向軸109に関してそれぞれの円形軌道で回転する。
歯列矯正用ハンドツール100は、歯列矯正器102の可動手段25を操作するために使用される。図16において最もよく示されるように、歯列矯正器102は、構造において歯列矯正器20(図3、図3A、図4)と同様であり、可動手段25におけるスロット124及び矯正器本体21における凹所126をさらに有する。典型的な実施形態において、スロット124は、長円形状を有し、凹所126は、丸い。可動手段25が閉位置にあるとき、凹所126は、スロット124における大きい方の寸法に一様に整列され、スロット124は、凹所126のように歯列弓ワイヤスロット23と同じ側に配置される。スロット124における大きい方の寸法は、突起部116の直径よりもわずかに大きく、凹所126の直径は、突起部118の直径よりもわずかに大きい。この間隙により、スロット124は、突起部116を収容し、凹所126は突起部118を収容することができる。
歯列矯正用ハンドツール100は、ツール10(図2〜図7)及びツール70(図12〜図14)と同様の方法で使用され、歯列矯正器の可動手段を開くために可動手段を矯正器本体に対して移動する。使用するとき図17A及び図17Bを参照すると、臨床医は、テクスチャ加工された領域80と接触する1以上の指先により歯列矯正用ハンドツール100のハンドル104を把持する。平坦な側壁部110、111の位置を認識した後、臨床医は、チップ108を方向付け、突起部116、118は、スロット124及び凹所126それぞれに挿入されることができる。この方向付けを規定することで、臨床医は、ハンドル104を操作し、突起部116をスロット124内に挿入し、突起部118を矯正器本体21の凹所126内に挿入し、矯正器本体21は、患者の口(図示略)に取り付ける。そして、臨床医は、方向128でチップ108を回転する機能を果たすハンドル104を長手方向軸109回りで回転する。
チップ108が回転するにつれて、突起部116は、凹所126内に閉じ込められ、突起部118は、スロット124内で移動自在となる。突起部118は、可動手段25を閉位置から開位置に向けて付勢するスロット124の側壁部に対して力を付与する。突起部116は、凹所126内に閉じ込められたままであり、矯正器本体21に相殺する(counterbalancing)力を付与する。可動手段25が開かれた後、臨床医は、突起部116、118をスロット124及び凹所126から取り外す。そして、歯列弓ワイヤ24は、歯列弓ワイヤスロット23から取り外すためにアクセス可能となる。
同様の参照符号が図1〜図17及び本発明の代替の実施形態における同様の機能を参照する図18を参照すると、歯列矯正用ハンドツールは、一様に参照符号130が付されており、歯列矯正器20と同時に使用される、より具体的には歯列矯正器20の可動手段25を操作することに使用されうることが示されている。歯列矯正用ハンドツール130は、ハンドツール70(図12〜図14)と同様であり、概して基端部134、先端部136及び先端部136から突出するチップ138を有する細長いシャフトまたはハンドル132を有する。長手方向軸139は、基端部134及び先端部136の間においてハンドル132及びチップ138に沿って延在する。
チップ138は、実質的に平面または平坦な側壁部140、142であって側壁部82、83(図12及び図13)と同様である側壁部140、142を有し、側壁部140、142は、端面86(図12及び図13)と同様に平面の端面144を境界付ける側縁部それぞれにおいて収束するようにテーパ付けられている。外形に合わせて形成された側壁部146、148は、側壁部140、142間に配置されており、同様に端面144に向けて収束して端面144の側縁部を形成する。側壁部140、142、146、148は、長手方向軸139に関して対称に配置されている。端面144の側縁部の面積及び長さは、チップ138が矯正器本体21に形成された凹所40に部分的に挿入されるように選択されている。凹所40の深さ及びチップ138の凹所40への貫入深さは、それぞれ約0.5mm及び約2.0mmの間となりうる。このように挿入されるときかつ挿入深さ次第で、端面144は、凹所40の底面47と接触関係または隣接関係のいずれかを有する。側壁部140、142の一方は、可動手段25の部分27と対面し、側壁部140、142の他方は、凹所40の側壁部42と対面する。
ハンドル132の基端部134は、閉機構50(図11、図11A)を有しており、歯列矯正用ハンドツール130は、同様に二重目的ツールである。しかしながら、この実施形態は、非機能的な基端部を有してもよく、これに限定されない。
歯列矯正用ハンドツール130は、ハンドル132を形成する材料の内側に配置された機能的な機構を運搬するインサートまたはポストで構成される複合構造体を有しており、インサート及びハンドルは、異なるタイプの材料からなる。例えば、ハンドル132は、硬化されたポリマー樹脂で形成されてもよく、閉機構50は、金属で形成され一部が硬化されたポリマー樹脂に嵌め込まれてもよい。この場合、チップ138と閉機構50の第1及び第2のセクション51、54とは、ハンドル132のポリマー材料内に固定されたポスト150、152、154それぞれに結合されている。ポスト150、152、154は、ハンドル132の内側に隠されている。歯列矯正用ハンドツール130は、例えば溶融樹脂を射出する前に型に挿入されたチップ138と閉機構50の第1及び第2のセクション51、54と共に射出成形により形成されてもよい。この複合構造体により、歯列矯正用ハンドツール130の重量は、すべてが金属である構造体と比較して低減されうる。
平坦な側壁部140、142は、ツール130のハンドル132に沿って延在する。ハンドル132の側壁部140、142により形成された平坦な端部は、ツールのチップ138における方向付けの触覚または視覚的表示部であって臨床医に対して使用の容易性を促進する表示部を形成する。
本発明は、さまざまな好ましい実施形態の説明により示されており、かつこれら実施形態は、本発明を実施することのベストモードを説明するために詳細に説明されているが、出願人は、添付された特許請求の範囲をこのような詳細な記述に限定しまたは制限することを意図していない。本発明の精神及び範囲内におけるさらなる有利点及び変更は、すでに当業者に明らかであるだろう。本発明自体は、添付された特許請求の範囲のみにより規定される。
本発明の実施形態における歯列矯正用ハンドツールを示す斜視図である。 図1の円で囲んだ部分2を示す拡大図である。 図2の歯列矯正用ハンドツールを示す拡大側面図である。 図2の歯列矯正用ハンドツールを示す拡大端面図である。 本発明の実施形態における歯列矯正器を示す斜視図である。 図3の拡大斜視図であって図示を明確にするために矯正器本体から可動手段を取外した斜視図である。 図3及び図3Aの歯列矯正器を示す他の斜視図である。 図3、図3A及び図4の歯列矯正器と図1、図2、図2A及び図2Bの歯列矯正用ハンドツールとを示す斜視図であって、歯列矯正用ハンドツールを歯列矯正器の矯正器本体に対して回転させて本発明における可動手段を移動させる工程を示す斜視図である。 図3、図3A及び図4の歯列矯正器と図1、図2、図2A及び図2Bの歯列矯正用ハンドツールとを示す斜視図であって、歯列矯正用ハンドツールを歯列矯正器の矯正器本体に対して回転させて本発明における可動手段を移動させる工程を示す斜視図である。 図3、図3A及び図4の歯列矯正器と図1、図2、図2A及び図2Bの歯列矯正用ハンドツールとを示す正面図であって、歯列矯正用ハンドツールを歯列矯正器の矯正器本体に対して傾けて本発明における可動手段を移動させる工程を示す正面図である。 本発明の代替の実施形態において構成された歯列矯正用ハンドツールを示す斜視図である。 図8の円で囲んだ部分8Aを示す拡大図である。 図8Aの歯列矯正用ハンドツールを示す拡大端面図である。 本発明の代替の実施形態において構成された歯列矯正用ハンドツールの図8Aと同様の拡大斜視図である。 歯列矯正器を示す斜視図であって図9の歯列矯正用ハンドツールを用いてスライドを開く代替の工程を示す斜視図である。 図10における10A−10A線に一様に沿う断面図である。 本発明の代替の実施形態において構成された歯列矯正用ハンドツールを示す部分斜視図である。 図11の歯列矯正用ハンドツールを示す他の部分斜視図である。 本発明の代替の実施形態において構成された歯列矯正用ハンドツールを示す部分斜視図であってのみタイプ(chisel-type)のポイントにテーパ付けられたチップの部分斜視図である。 図12の歯列矯正用ハンドツールを示す端面図である。 図12及び図13の歯列矯正用ハンドツールを歯列矯正器と共に使用することを示す部分斜視図である。 本発明の代替の実施形態において構成された歯列矯正ハンドツールを示す部分斜視図であって、一対の離間した突起部を有するチップと矯正器本体の凹所及び可動手段の凹所を有する歯列矯正器であって歯列弓ワイヤスロットに歯列弓ワイヤを結紮することに使用される歯列矯正器を示す部分斜視図である。 図15と同様の部分斜視図である。 歯列矯正器を示す上面図であって、図示を明確にするために歯列矯正用ハンドツールの突起部のみを視認可能とし、歯列矯正用ハンドツールを用いて可動手段を開くことを示す上面図である。 歯列矯正器を示す上面図であって、図示を明確にするために歯列矯正用ハンドツールの突起部のみを視認可能とし、歯列矯正用ハンドツールを用いて可動手段を開くことを示す上面図である。 図12〜図14のハンドツールと同様であり本発明の実施形態において構成された歯列矯正用ハンドツールを示す部分斜視図である。
符号の説明
10,10a,10b,10c,70,110〜113,140,142,146,148 歯列矯正用ハンドツール,ツール
11 シャフト
12a,12b,76,108,138 チップ
13,134 基端部,端部
14,74,106,136 先端部,端部
15a,51 第1のセクション(第1の部分)
15b,54 第2のセクション(第2の部分)
16a〜16d,19a〜19d,82〜84 側壁部
20,20a,102 歯列矯正器,矯正器
21 矯正器本体
23 歯列弓ワイヤスロット
24 歯列弓ワイヤ
25 可動手段
26,28,42,42a 側壁部
27,27a 部分
40,40a,126 凹所
44 唇面
50 閉機構
72,104,132 ハンドル
78,109,139,C 長手方向軸
88,90 領域
116 第1の突起部(第1の突出部)
118 第2の突起部(第2の突出部)
124 スロット(長円形スロット)
D 対称軸

Claims (26)

  1. 自己結紮する歯列矯正器と共に使用するための歯列矯正用ハンドツールであって、
    前記歯列矯正器が、歯に取り付けられるように構成された矯正器本体と、可動手段と、を有し、
    前記矯正器本体が、第1の接触点を有し、
    前記可動手段が、第2の接触点を有する歯列矯正用ハンドツールにおいて、
    当該歯列矯正用ハンドツールが、
    細長いシャフトと、
    前記細長いシャフトから突出するチップと、を備え、
    前記チップが、前記矯正器本体の前記第1の接触点と接触関係で配置されるように構成された第1の部分と、前記可動手段の前記第2の接触点と接触関係で配置されるように構成された第2の部分と、を有し、
    前記チップの前記第1の部分が、前記細長いシャフトが前記矯正器本体に対して傾けられまたは回転されるときに、第1の力を前記第1の接触点に付与し、
    前記チップの前記第2の部分が、前記細長いシャフトが前記矯正器本体に対して傾けられまたは回転されるときに、第2の力を前記第2の接触点に付与することを特徴とする歯列矯正用ハンドツール。
  2. 前記細長いシャフトが、長手方向軸を有し、
    前記チップが、前記細長いシャフトの前記長手方向軸から径方向でオフセットされた対称軸を有することを特徴とする請求項1に記載の歯列矯正用ハンドツール。
  3. 前記チップが、複数の側壁部を有し、
    前記側壁部の1つが、前記矯正器本体の前記第1の接触点と接触関係を有するように配置され、
    前記側壁部の他の1つが、前記可動手段の前記第2の接触点と接触関係を有するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の歯列矯正用ハンドツール。
  4. 前記細長いシャフトが傾けられまたは回転されるとき、前記チップが、前記矯正器本体に対して前記可動手段が歯列弓ワイヤスロットで歯列弓ワイヤを保持する閉位置から前記歯列弓ワイヤを前記歯列弓ワイヤスロットに挿入可能である開位置に向けて、前記可動手段を移動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の歯列矯正用ハンドツール。
  5. 前記細長いシャフトが、長手方向軸を有し、
    前記チップの前記第1の部分が、第1の突出部を有し、
    前記チップの前記第2の部分が、前記第1の突出部と隣接して配置された第2の突出部を有し、
    前記第1及び第2の突出部が、前記長手方向軸の反対側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の歯列矯正用ハンドツール。
  6. 前記チップが、当該チップの他の領域に対して視覚的にコントラストのある領域を有し、
    前記第1及び第2の部分が、前記第1及び第2の接触点に対して方向付けられた関係において配置されることを特徴とする請求項1に記載の歯列矯正用ハンドツール。
  7. ハンドルが、硬化されたポリマー樹脂で形成され、
    前記チップが、金属で形成され、
    前記チップが、前記硬化されたポリマー樹脂内に嵌め込まれ、当該チップを前記ハンドルに固定する部分を有することを特徴とする請求項1に記載の歯列矯正用ハンドツール。
  8. 前記細長いシャフトが、第1の端部と前記チップが突出する第2の端部とを有し、
    前記細長いシャフトの前記第2の端部から突出する閉機構と、
    歯列弓ワイヤと係合し、前記可動手段に力を付与して前記歯列弓ワイヤを前記矯正器本体の歯列弓ワイヤスロットにおいて効果的に保持し、前記矯正器本体に対して前記可動手段を同時に移動するように構成された第2のチップと、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の歯列矯正用ハンドツール。
  9. 自己結紮する歯列矯正器と共に使用するための歯列矯正用ハンドツールであって、当該歯列矯正用ハンドツールが、
    第1の端部及び第2の端部の間で延在する細長いシャフトと、
    前記第1の端部の第1の手段であって自己結紮する前記歯列矯正器と関連する第1の機能を実行するように構造的に構成された第1の手段と、
    前記第2の端部の第2の手段であって前記第1の機能と異なる第2の機能を実行するように構造的に構成された第2の手段と、を備えることを特徴とする歯列矯正用ハンドツール。
  10. 前記第1の機能が、自己結紮する前記歯列矯正器の可動手段を作動して歯列弓ワイヤを自己結紮する前記歯列矯正器の歯列弓ワイヤに捕捉すること、または自己結紮する前記歯列矯正器の前記可動手段を作動停止して前記歯列弓ワイヤが自己結紮する前記歯列矯正器の前記歯列弓ワイヤスロットから取り外されるようにすること、のいずれかであることを特徴とする請求項9に記載の歯列矯正用ハンドツール。
  11. 前記第2の機能が、自己結紮する前記歯列矯正器の前記可動手段を作動して前記歯列弓ワイヤを自己結紮する前記歯列矯正器の前記歯列弓ワイヤに捕捉すること、または自己結紮する前記歯列矯正器の前記可動手段を作動停止して前記歯列弓ワイヤが自己結紮する前記歯列矯正器の前記歯列弓ワイヤスロットから取り外されるようにすること、のいずれかであることを特徴とする請求項10に記載の歯列矯正用ハンドツール。
  12. 自己結紮する歯列矯正器であって歯に取り付けられるように構成された矯正器本体と可動手段とを有する歯列矯正器と共に歯列矯正用ハンドツールを使用する方法であって、当該方法が、
    前記歯列矯正用ハンドツールにおけるチップの第1の部分を前記矯正器本体の第1の接触点と接触関係で配置する工程と、
    前記歯列矯正用ハンドツールにおける前記チップの第2の部分を前記可動手段の第2の接触点と接触関係で配置する工程と、
    第1の力を前記チップの前記第1の部分との前記第1の接触点に付与しかつ第2の力を前記チップの前記第2の部分との前記第2の接触点に付与することにより、前記可動手段を前記歯列弓ワイヤに対して移動する工程と、を備えることを特徴とする方法。
  13. 前記歯列矯正用ハンドツールを凹所に対して移動させる工程が、前記チップを回転して前記第1及び第2の力を付与する工程を備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記歯列矯正用ハンドツールを凹所に対して移動させる工程が、前記チップを傾けて前記第1及び第2の力を付与する工程を備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  15. チップを有する歯列矯正用ハンドツールと共に使用するための歯列矯正器であって、
    当該歯列矯正器が、歯列弓ワイヤを歯に結合するように構成され、当該歯列矯正器が、
    歯に取り付けられるように構成された矯正器本体であって、当該矯正器本体が、歯列弓ワイヤスロット及び第1の接触点を有する矯正器本体と、
    可動手段であって、前記歯列弓ワイヤが前記歯列弓ワイヤスロットに挿入可能な開位置と当該可動手段が前記歯列弓ワイヤを前記歯列弓ワイヤスロットに保持する閉位置との間で前記歯列弓ワイヤスロットに対する移動のために前記矯正器本体に結合され、当該可動手段が、第2の接触点を有する可動手段と、を有し、
    前記第1の接触点が、前記矯正器本体に配置され、前記歯列矯正用ハンドツールにおける前記チップの第1の部分が、前記矯正器本体の前記第1の接触点と接触関係で配置され、
    前記歯列矯正用ハンドツールにおける前記チップの第1の部分が、前記可動手段の前記第2の接触点と接触関係で配置されることを特徴とする歯列矯正器。
  16. 前記矯正器本体が、唇面を有し、
    前記歯列弓ワイヤスロットが、前記唇面にあり、
    前記第1の接触点が、前記矯正器本体の前記唇面に配置されていることを特徴とする請求項15に記載の歯列矯正器。
  17. 前記第1の接触点が、前記唇面の隣接する部分と非同一面関係を有することを特徴とする請求項16に記載の歯列矯正器。
  18. 前記第1の接触点が、前記矯正器本体にわたって延在する側壁部により境界付けられた凹所であることを特徴とする請求項15に記載の歯列矯正器。
  19. 前記第2の接触点が、前記可動手段の側縁部または前記可動手段に形成された長円形スロットであることを特徴とする請求項18に記載の歯列矯正器。
  20. 歯列弓ワイヤを歯に結合することにおいて使用するための歯列矯正器システムであって、当該歯列矯正器システムが、
    細長いシャフト及び前記細長いシャフトから突出するチップを有する歯列矯正用ハンドツールと、
    歯に取り付けされるように構成された歯列矯正器であって、当該歯列矯正器が、歯列弓ワイヤスロットを有する矯正器本体と、前記矯正器本体に結合される可動手段であって前記歯列弓ワイヤが前記歯列弓ワイヤスロットに挿入可能である開位置と当該可動手段が前記歯列弓ワイヤを前記歯列弓ワイヤスロットに保持する閉位置との間における前記歯列弓ワイヤスロットに対する移動のための可動手段と、を有する歯列矯正器と、を備え、
    前記矯正器本体が、第1の接触点を有し、
    前記可動手段が、第2の接触点を有し、
    前記第1の接触点が、前記矯正器本体に配置され、前記歯列矯正用ハンドツールの前記チップが、前記矯正器本体の前記第1の接触点と接触関係でかつ前記可動手段の前記第2の接触点と接触関係で配置され、
    前記細長いシャフトが前記矯正器本体に対して傾けられまたは回転されたとき、前記チップの第1の部分が、前記矯正器本体の前記第1の接触点に第1の力を付与しかつ前記可動手段の前記第2の接触点に第2の力を付与し、前記可動手段を前記矯正器本体に対して効果的に移動することを特徴とする歯列矯正器システム。
  21. 前記第1の接触点が、凹所であり、
    前記チップが、前記凹所に結合され、
    前記チップが、前記凹所を境界付ける前記矯正器本体の部分と接触関係を有することを特徴とする請求項20に記載の歯列矯正器システム。
  22. 前記チップが、複数の側壁部を有し、
    前記側壁部の1つが、前記凹所に対して配置され、前記矯正器本体の前記第1の接触点と接触し、
    前記側壁部の他の1つが、配置され、前記可動手段の前記第2の接触点と接触することを特徴とする請求項20に記載の歯列矯正器システム。
  23. 前記矯正器本体が、唇面を有し、
    前記歯列弓ワイヤスロットが、前記唇面にあり、
    前記第1の接触点が、前記矯正器本体の前記唇面に配置されていることを特徴とする請求項20に記載の歯列矯正器システム。
  24. 前記第1の接触点が、前記唇面の隣接する部分と非同一面関係を有することを特徴とする請求項23に記載の歯列矯正器システム。
  25. 前記第1の接触点が、前記矯正器本体にわたって延在する側壁部により境界付けられた凹所であることを特徴とする請求項21に記載の歯列矯正システム。
  26. 前記第2の接触点が、前記可動手段の側縁部または前記可動手段に形成された長円形スロットであることを特徴とする請求項25に記載の歯列矯正システム。
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