JP2009005254A - 映像送信装置及び映像受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】送信される映像を受信して表示することにより、正しい天地方向の映像が表示される。
【解決手段】映像受信装置は、自装置の回転角度を送信する。映像送信装置は、受信された映像受信装置の回転角度と、自装置の回転角度などから送信する映像に施す回転角度を決定する(ステップS21d)。そして、決定された回転角度に応じた回転、トリミング及び縮小拡大の処理を映像に施して(ステップS21e〜ステップS21i)、映像受信装置に送信する(ステップS21j)。
【選択図】図13

Description

本発明は、映像送信装置及び映像受信装置に係り、特に、送信される映像を回転する処理に関する。
内蔵されたカメラによって映像を撮影し、その撮影された映像を符号化して送信する移動通信端末装置が知られている。なお、映像は、動画像だけでなく、静止画像も含む。ここで、ファインダーとして用いられる移動通信端末装置が備える表示部の表示画面の形状は、縦長の長方形であることが主流である。
一方、テレビの表示部の表示画面は横長であること、パソコンの表示部の表示画面は横長の形状であることが多いこと、カメラが撮影する映像は、テレビで用いられているNTSC(National Television System Committee)方式の信号を出力するために横長の形状であることが多いことなど、映像の形状は、横長が採用されていることが多い。また、QCIF(Quarter CIF、Quarter Common Intermediate Format)形式は、横が176画素、縦が144画素であるように、映像の形状の標準は、横長の長方形が多い。
そこで、移動通信端末装置に取付けられたカメラは、撮影された映像が、横長の形状として入力される角度で取付けられることが主流である。そして、その装置は、カメラによって入力された映像を、例えば、QCIF形式に変換して符号化し、送信する。
ここで、移動通信端末装置は、小型で軽量であり、撮影者は、例えば、被写体に応じて、装置を回転させ、撮影される映像の縦横を反転させて撮影する。横方向へ回転するにあたり、右回りの回転と、左回りの回転とのいずれの回転もされることがある。また、180度の回転がされて、即ち、装置の上下方向が逆転されて撮影されることもある。
装置をいずれの方向に回転させて撮影する場合であっても、装置が備えるカメラと、装置が備える表示部とが同じ方向に同じ角度で回転されるため、ファインダーとしての表示部に表示される映像の天地方向は、被写体の天地方向と等しい。即ち、映像の上部には被写体の上部が、映像の下部には被写体の下部が位置する。そのため、撮影者は、どの向きに装置が回転されたとしても、何ら違和感を感じることがないまま撮影し、送信する。
一方、移動通信端末装置がカメラによって入力された映像を符号化し、送信する動作は、撮影の際に、装置がいずれの方向にいずれの角度で回転されていたか、そして、撮影者の意図は、縦長の映像の撮影であったか、また、横長の映像の撮影であったかに依存しない。なぜなら、符号化の負荷の増大を防ぐため、装置は、カメラによって入力された映像を、所定の標準である形式、例えば、QCIF形式の映像として符号化するためである。
そこで、例えば、撮影者が縦長の映像として撮影し、その映像が送信された場合、その映像を受信した装置では、横長のQCIF形式の映像が受信される。この受信された映像は、撮影者が意図した映像が90度回転されたものであって、天地方向が正しくない。ここで、正しい天地方向とは、撮影者が意図した映像と上下関係が等しいことを意味する。
そこで、その場合、映像を受信した装置は、受信された映像を回転させて表示する必要がある。映像を受信した装置がパソコンであって、横長の表示画面が充分に大きく、また、充分な映像処理能力を有する場合、正しい天地方向で充分な大きさの映像を表示させることができる。ただし、使用者によって映像を回転させる操作がされることが必要である。
一方、映像を受信した装置が移動通信端末装置である場合、その装置が映像を送信した移動通信端末装置と同じ方向に同じ角度の回転がされていれば、何ら支障は生じず、正しい天地方向の映像が表示部に表示される。
しかし、その装置が映像を送信した移動通信端末装置と同じ方向に同じ角度の回転がされていない場合、映像を正しい天地方向で表示するには、映像の回転が避けられず、更に、その映像の全てを表示させるために、映像の縮小が必要なことがある。この処理は、小型で軽量の蓄電池に蓄えられた電力によって動作する移動通信端末装置には大きな負荷となる。また、小型の表示画面に縮小された映像が表示されるため、映像の詳細が表示されない。
そこで、映像を送信する装置は、映像を受信する移動通信端末装置の表示部の表示画面の大きさを要求し、映像の縮小が最低限になるように、送信する映像に対して回転などの変換を施す処理が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−175995号公報(第2−4、図1、図7、図8)
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている方法では、たとえ、映像の縮小が最低限になったとしても、映像を受信した移動通信端末装置が如何なる角度に回転されているかに依存しない映像が送信される。
そこで、映像を受信した装置の使用者は、表示部に表示された映像の天地方向を正しくするために、送信された映像に依存して、装置を回転させなければならないことがある問題点があった。この問題点は、映像を受信した装置が台に置かれている場合、顕著である。その場合、装置を回転して、同じ台に置くことができるとは限らないからである。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、送信される映像を受信して表示することにより、正しい天地方向の映像が表示される映像送信装置及び映像受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の映像送信装置は、表示画面の前面から見たその表示画面の回転角度を送信し、受信された符号化された映像を復号化してその表示画面に表示する映像受信装置と接続され、前記映像受信装置から送信された回転角度を受信する天地情報受信手段と、前記天地情報受信手段によって受信された回転角度の逆向き回転を映像に施す映像加工手段と、前記映像加工手段によって回転を施された映像を符号化する映像符号化手段と、前記映像符号化手段によって符号化された映像を前記映像受信装置に送信する映像送信手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明の映像受信装置は、受信された回転角度の逆向き回転を施した映像を符号化して送信する映像送信装置と接続され、映像が表示される表示画面を有する表示手段と、前記表示手段の表示画面の前面から見たその表示画面の回転角度を検出する天地方向検出手段と、前記天地方向検出手段によって検出された回転角度を映像送信装置に送信する天地方向送信手段と、前記映像送信装置から送信された符号化された映像を受信する映像受信手段と、前記映像受信手段によって受信された符号化された映像を復号化して前記表示手段に表示させる復号化手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、送信される映像を受信して表示することにより、正しい天地方向の映像が表示される。
以下に、本発明による映像送信装置及び映像受信装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る映像送信装置及び映像受信装置が含まれる映像送受信システムの構成を示すブロック図である。
この映像送受信システムは、本発明の第1の実施の形態に係る映像送信装置及び映像受信装置が適用された第1の移動通信端末装置MS1、第2の移動通信端末装置MS2、第1のパソコン装置PC1及び第2のパソコン装置PC2が通信網NWを介して接続されている。即ち、第1の移動通信端末装置MS1、第2の移動通信端末装置MS2、第1のパソコン装置PC1及び第2のパソコン装置PC2は、映像の送受信及び音声の送受信を行うことによってテレビ電話機能を提供する装置である。
なお、以後の説明で、いずれの装置が映像を送信する装置であり、いずれの装置が映像を受信する装置であるかを例示する必要がある場合、第1の移動通信端末装置MS1及び第1のパソコン装置PC1は、映像送信装置が適用された映像を送信する装置であり、第2の移動通信端末装置MS2及び第2のパソコン装置PC2は映像受信装置が適用された映像を受信する装置とする。
なお、通信網NWは、例えば、第1の移動通信端末装置MS1及び第2の移動通信端末装置MS2が接続される移動通信網と、第1のパソコン装置PC1及び第2のパソコン装置PC2が接続されるインターネット通信網とからなるが、これに限るものではない。また、通信網NWには、上記以外の如何なる装置が接続されても良い。
図2は、第iの移動通信端末装置MSi(ここで、iは、1または2。なお、以後、iの取り得る値の説明を省略する。)の外観と、被写体が第iの移動通信端末装置MSiによって撮影され、映像が入力される概要を示す。即ち、図2(a)は被写体SUBを、図2(b)は、第iの移動通信端末装置MSiの天地方向が基本方向に置かれた際の正面の外観を示し、図2(c)は被写体SUBが第iの移動通信端末装置MSiによって撮影され、入力された映像PICを示す。
第iの移動通信端末装置MSiの正面には、受話に用いられるスピーカ14aと、映像の入力に用いられるカメラ21aと、利用者に操作を促す表示や、利用者が指示した内容の表示や、装置の動作状態の表示などに用いられるLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部15と、キーパッドからなる入力装置16と、送話に用いられるマイクロフォン14bとが設置されている。
ここで、基本方向とは、受話に用いられるスピーカ14aが上部に、送話に用いられるマイクロフォン14bが下部に位置する方向である。また、基本方向に置かれると、入力装置16のキーパッドに記載された文字が装置の使用者から見て正しい文字となる。そして、基本方向に置かれた際、表示部15の表示画面は、縦長の長方形である。以後、装置が基本方向に置かれた場合、その装置の天地方向は0度であるとする。
カメラ21aは、被写体SUBを撮影し、第iの移動通信端末装置MSiが基本方向に置かれた際の右方向(カメラ21aから右方向を向く矢印にて示す。)を撮影された映像の上方向として、横長の長方形である入力された映像PICを出力する。その結果、入力された映像PICは、被写体SUBを反時計回りに90度回転した映像となる。この映像の上方向を、入力された映像PICから上方向を向く矢印にて示す。
表示部15には、カメラ21aによって入力された映像PICが表示されている。この表示の際、第iの移動通信端末装置MSiが基本方向に置かれた際の右方向(表示部15から右方向を向く矢印にて示す。)に、入力された映像PICの上方向が表示される。言い換えると、入力された映像PICは、時計回りに90度回転されて表示部15に表示される。この結果、被写体SUBと、表示部15に表示された映像とは、同じ方向であって、使用者に違和感を与えない。
以後、装置が基本方向に置かれた際、表示部15に映像の上方向が表示される方向、かつ、カメラ21aによって入力された映像PICの上方向に撮影される方向を、一括して、その装置の表示の天地方向と称し、上方向を0度とし、表示部15を前面から見て、時計回りに90度、180度及び270度のいずれかとする。第iの移動通信端末装置MSiの表示の天地方向は、表示部15から右方向を向く矢印にて示すように、また、カメラ21aから右方向を向く矢印にて示すように、90度であって、固定である。
第1の移動通信端末装置MS1のカメラ21aによって撮影された映像が通信網NWを介して第2の移動通信端末装置MS2に送信され、第2の移動通信端末装置MS2の表示部15に表示される場合、第2の移動通信端末装置MS2の天地方向が基本方向に、即ち0度に置かれていれば、上記説明と同じ動作によって、上記説明で表示部15に表示された映像と同じ映像が表示される。
図3は、第iのパソコン装置PCiの外観と、第iのパソコン装置PCiによって撮影され、映像が入力される概要を示す。即ち、図3(a)は、第iのパソコン装置PCiが例えば、机上の置かれた際の正面の外観を示し、図3(b)は、第iのパソコン装置PCiによって撮影され、入力された映像PICを示す。なお、この入力された映像PICは、図2(a)を参照して説明した被写体SUBが撮影されたものである。なお、第iのパソコン装置PCiは、第iの移動通信端末装置MSiと同じ部分を含む。そこで、同じ部分には、同じ符号を付して説明を省略する。
第iのパソコン装置PCiは、入力装置16が上面に設置され、机上に置かれる第1の筐体と、カメラ21aと、表示部15とが正面に設置され、第1の筐体とヒンジ部(図示せず)によって接続され、机上から略垂直方向にある第2の筐体とを有する。
第iのパソコン装置PCiは、動作時には、図3(a)に示すように机上に置かれ、この机上の置かれた際の方向が基本方向である。そこで、第iのパソコン装置PCiの天地方向は、動作時には、0度である。また、基本方向に置かれた際、表示部15の表示画面は、横長の長方形である。
カメラ21aは、被写体SUBを撮影し、第iのパソコン装置PCiが基本方向に置かれた際の上方向(カメラ21aから上方向を向く矢印にて示す。)を撮影された映像の上方向として、横長の長方形である入力された映像PICを出力する。その結果、入力された映像PICは、被写体SUBに回転を施さない映像となる。この映像の上方向を、入力された映像PICから上方向を向く矢印にて示す。
表示部15には、カメラ21aによって入力された映像PICが表示されている。この表示の際、第iのパソコン装置PCiが基本方向に置かれた際の上方向(表示部15から上方向を向く矢印にて示す。)に、入力された映像PICの上方向が表示される。この結果、被写体SUBと、表示部15に表示された映像とは、同じ方向であって、使用者に違和感を与えない。
第iのパソコン装置PCiの表示の天地方向を示す角度は、表示部15から上方向を向く矢印にて示すように、また、カメラ21aから上方向を向く矢印にて示すように、0度であって、固定である。ここで、既に述べたように、表示の天地方向は、上方向を0度とし、表示部15を前面から見て、時計回りに90度、180度及び270度のいずれかの回転角度によって表される。
第1のパソコン装置PC1のカメラ21aによって撮影された映像が通信網NWを介して第2のパソコン装置PC2に送信され、第2のパソコン装置PC2の表示部15に表示される場合、第2のパソコン装置PC2は基本方向に置かれているので、上記説明と同じ動作によって、第2のパソコン装置PC2の表示部15には、第1のパソコン装置PC1の表示部15に表示された映像と同じ映像が表示される。
図4は、第iの移動通信端末装置MSiの構成を示すブロック図である。この第iの移動通信端末装置MSiは、装置全体の制御を行う制御部11と、通信網NWに接続されるアンテナ12aと、通信部12bと、送受信部13と、受話用のスピーカ14aと、送話用のマイクロフォン14bと、通話部14cと、表示部15と、入力装置16と、天地方向検出部17と、符号化部21と、テレビ電話用のカメラ21aと、テレビ電話用のマイクロフォン21bと、復号化部22と、テレビ電話用のスピーカ22aとからなる。
図5は、符号化部21の詳細な構成を示すブロック図である。符号化部21は、カメラ21aと接続される映像取得部21cと、表示部形状取得部22cと接続される天地情報取得部21dと、送受信部13と接続される送信先表示部形状取得部21eと、天地方向検出部17と接続される映像加工部21fと、送受信部13と接続される映像符号化部21gと、マイクロフォン21b及び送受信部13と接続される音声符号化部21hとからなる。
なお、図5で、太い実線は、映像信号または音声信号の流れを、細い実線は制御信号の流れを示す。また、表示部形状取得部22cは、後述するように、復号化部22を構成する要素である。
図6は、復号化部22の詳細な構成を示すブロック図である。復号化部22は、送受信部13及び表示部15と接続される映像復号化部22bと、天地方向検出部17、天地情報取得部21d及び送受信部13と接続される表示部形状取得部22cと、送受信部13及びスピーカ22aと接続される音声復号化部22dとからなる。なお、図6で、太い実線は、映像信号または音声信号の流れを、細い実線は制御信号の流れを示す。また、天地情報取得部21dは、既に説明したように、符号化部21を構成する要素である。
図7は、第iのパソコン装置PCiの構成を示すブロック図である。この第iのパソコン装置PCiは、装置全体の制御を行う制御部11と、通信網NWに接続される通信部12b2と、送受信部13と、表示部15と、入力装置16と、符号化部31と、テレビ電話用のカメラ21aと、テレビ電話用のマイクロフォン21bと、復号化部32と、テレビ電話用のスピーカ22aとからなる。
この第iのパソコン装置PCiは、第iの移動通信端末装置MSiと比較して、アンテナ12aと、受話用のスピーカ14aと、送話用のマイクロフォン14bと、通話部14cと、天地方向検出部17とを有しない。また、通信部12bに代えて通信部12b2を、符号化部21に代えて符号化部31を、復号化部22に代えて復号化部32を有する。
なお、既に述べたように、第iのパソコン装置PCiは、第iの移動通信端末装置MSiと同じ部分を含む。そこで、同じ部分には、同じ符号を付して説明を省略する。なお、同じ部分に、軽微な差異があることもある。例えば、第iのパソコン装置PCi装置の制御部11は、第iのパソコン装置PCi装置が有しない通話部14c及び天地方向検出部17の制御機能を有しない。しかし、この差異は、本発明の実施形態に影響を与えるものではなく、同じ部分として必要に応じて差異を説明する。
図8は、符号化部31の詳細な構成を示すブロック図である。符号化部31は、カメラ21aと接続される映像取得部21cと、送受信部13と接続される送信先表示部形状取得部21eと、映像加工部21fと、送受信部13と接続される映像符号化部21gと、マイクロフォン21b及び送受信部13と接続される音声符号化部21hとからなる。なお、図8で、太い実線は、映像信号または音声信号の流れを、細い実線は制御信号の流れを示す。
この符号化部31は、第iの移動通信端末装置MSiの符号化部21と比較して、天地情報取得部21dを有さない。また、映像加工部21fは、天地方向検出部17と接続されない。
図9は、復号化部32の詳細な構成を示すブロック図である。復号化部32は、送受信部13及び表示部15と接続される映像復号化部22bと、送受信部13と接続される表示部形状取得部22c2と、送受信部13及びスピーカ22aと接続される音声復号化部22dとからなる。なお、図9で、太い実線は、映像信号または音声信号の流れを、細い実線は制御信号の流れを示す。
この復号化部32は、第iの移動通信端末装置MSiの復号化部22と比較して、表示部形状取得部22cに代えて表示部形状取得部22c2を有し、表示部形状取得部22c2は、天地方向検出部17及び天地情報取得部21dと接続されない。
上記のように構成された、本発明の第1の実施形態に係る装置の各部の動作を、まず、第iの移動通信端末装置MSiの各部の動作から図4〜図6を参照して説明する。通信部12bは、通信網NWから送信され、アンテナ12aが受信した高周波信号を送受信部13へ出力し、また、送受信部13から出力された高周波信号をアンテナ12aより通信網NWへ送信する。
送受信部13は、通信部12bからの高周波信号を増幅、周波数変換及び復調し、それによってディジタル信号を得て、得られた通話音声信号を通話部14cに、制御信号を制御部11に、テレビ電話に係わる制御信号を符号化部21に、テレビ電話に係わる映像信号と音声信号を復号化部22に送る。
更には、送受信部13は、ディジタル信号、即ち、通話部14cから出力される通話音声信号、制御部11から出力される制御信号、符号化部21から出力されるテレビ電話に係わる映像信号と音声信号、及び復号化部22から出力されるテレビ電話に係わる制御信号を変調、周波数変換及び増幅し、高周波信号を得て、それを通信部12bに送って通信網NWに送信させる。
通話部14cは、送受信部13から出力されるディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、それを増幅してスピーカ14aに送る。また、マイクロフォン14bから出力されるアナログ音声信号を増幅し、それをディジタル音声信号に変換して送受信部13に送信する。
表示部15は、制御部11に制御されることで、文字・数字や映像データの表示動作を行い、表示されているデータは、入力装置16からの入力操作や着信信号に応答して制御部11からの指示を受けることで切換わる。
入力装置16は、通信相手の電話番号などを指定するための数字キーと複数の機能キーを含むキーからなる。そして、入力装置16のキーが操作されると、そのキーの識別子が制御部11に通知され、制御部11によって、表示部15に文字として表示され、または、制御が行われる。
天地方向検出部17は、ジャイロセンサーを含み、第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を検出する。そして、0度、90度、180度及び270度のいずれか1つの天地方向を示す回転角度を出力する。ここで、0度とは、図2を参照して説明した基本方向である。
その他の回転角度は、それぞれ図10、図11及び図12に示すように、第iの移動通信端末装置MSiを正面、即ち、表示部15の表示画面、入力装置16及びカメラ21aの前面から見て、時計回りに回転した角度である。なお、第iの移動通信端末装置MSiの回転によって、表示部15及びカメラ21aも同じ角度で回転されている。
なお、この回転角度は、相対的なものであり、表示部15の表示を見ている使用者から見た表示部15の回転角度であるが、表示部15から見た使用者の回転角度とみなして良い。また、カメラ21aによって撮影される被写体から見たカメラ21aの回転角度であるが、カメラ21aから見た被写体の回転角度とみなして良い。
その回転角度が、0度、90度、180度及び270度のいずれでもない場合、天地方向検出部17は、それらのいずれか1つで、最も回転した角度に近い方向を出力する。なお、天地方向検出部17は、ジャイロセンサーによって装置の天地方向を検出すると限るものではない。例えば、重力を感知して、重力が働く方向を出力する加速度センサーによって検出しても良い。
ここで、表示部15及びカメラ21aが第iの移動通信端末装置MSiの表示部15及びカメラ21a以外の部分から分離可能、または、回転可能であれば、表示部15及びカメラ21aに天地方向検出部17が設けられた構成とする。
なお、図10、図11及び図12には、第iの移動通信端末装置MSiがそれぞれの天地方向に置かれた際の外観を示し、表示部15の表示と、カメラ21aによって入力された映像PICを併せて示す。ここで、被写体は、図2(a)を参照して説明した被写体SUBである。第iの移動通信端末装置MSiがいずれの天地方向に置かれた場合でも、装置の使用者から見た表示部15の表示の方向は、被写体SUBの方向と相違しない。しかし、入力された映像PICは、天地方向を示す回転角度の逆向き回転、即ち、その回転角度の正負を逆にした角度の回転をした映像となる。
次に、符号化部21の各部の動作を説明する。映像取得部21cは、カメラ21aによって入力された映像を受信して、その映像信号から所定の時間間隔で連続する静止画(フレーム)を作成する。
天地情報取得部21dは、映像取得部21cによって作成された1枚の、または連続する複数枚の静止画を参照して、第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を取得する。ここで、取得される天地方向を示す回転角度は、0度、90度、180度及び270度のいずれか1つである。なお、表示部15及びカメラ21aが第iの移動通信端末装置MSiのそれら以外の部分と分離可能または回転可能な場合、取得された天地方向を第iの移動通信端末装置MSiの天地方向とみなす。
静止画の参照によって、第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を取得するため、天地情報取得部21dは、その静止画から、被写体の上部にあるものと、被写体の下部にあるものとの対を検出する。例えば、静止画が風景を撮影したものであり、被写体の上部にあるものは空であるのに対して、被写体の下部にあるものは地面、海面または建物である。また、静止画が人物の顔を撮影したものであり、被写体の上部にあるものは目であるのに対して、被写体の下部にあるものは口である。
そして、静止画で、被写体の上部にあるもと、被写体の下部にあるものとの位置を調べる、被写体の上部にあるものが静止画の左に、被写体の下部にあるものが静止画の右にあれば、図2(c)を参照することにより明らかなように、装置の天地方向を示す回転角度は、0度である。同様に、被写体の上部にあるものが静止画の下に、被写体の下部にあるものが静止画の上にあれば、図10を参照することにより明らかなように、装置の天地方向を示す回転角度は、90度である。
また、被写体の上部にあるものが静止画の右に、被写体の下部にあるものが静止画の左にあれば、図11を参照することにより明らかなように、装置の天地方向を示す回転角度は、180度である。更に、被写体の上部にあるものが静止画の上に、被写体の下部にあるものが静止画の下にあれば、図12を参照することにより明らかなように、装置の天地方向を示す回転角度は、270度である。
送信先表示部形状取得部21eは、符号化部21が送信する映像を受信する第iの移動通信端末装置MSi、または第iのパソコン装置PCiが送信し、送受信部13によって受信されたその装置の表示部形状を受信する。ここで、表示部形状とは、その装置の天地方向を示す回転角度と、その装置の表示の天地方向を示す回転角度との2つである。
映像加工部21fは、天地方向検出部17から送られた第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度及び/または天地情報取得部21dから送られた第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度を受信し、それらの一方または両方から第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を判断する。また、第iの移動通信端末装置MSiの表示の天地方向を示す回転角度は、既に説明したように90度であって、予め映像加工部21f内に記憶される。
更に、映像加工部21fは、送信先表示部形状取得部21eが取得した符号化部21が送信する映像を受信する第iの移動通信端末装置MSiまたは、第iのパソコン装置PCiの天地方向を示す回転角度と、その装置の表示の天地方向を示す回転角度との2つを受信する。
これらの、自装置の天地方向、自装置の表示の天地方向、映像を受信する装置の天地方向及び映像を受信する装置の表示の天地方向の4つの天地方向を示す回転角度により、映像加工部21fは、映像取得部21cによって作成された静止画に対して回転及び圧縮伸張の処理を施した、例えばQCIF形式の静止画を作成する。ここで、作成される静止画は、映像符号化部21gによって符号化可能な形式に従ったものである。
映像符号化部21gは、映像加工部21fによって作成されたQCIF形式の静止画を符号化する。この符号化は、例えば、MPEG方式や、H.264方式によって行われるが、これに限るものではない。また、静止画は、QCIF形式に限るものではない。そして、符号化された映像を送受信部13に送って、その映像を受信する装置に送信させる。
音声符号化部21hは、マイクロフォン21bによって入力された音声信号を受信して、その音声信号を所定の時間間隔で分割した音声信号を作成する。そして、その作成された音声信号をAAC方式によって符号化する。なお、符号化方式は、AAC方式に限るものではない。そして、符号化された音声信号を送受信部13に送って、その音声を受信する装置に送信させる。
次に、復号化部22の各部の動作を説明する。映像復号化部22bは、送受信部13によって受信された符号化された映像信号を復号する。そして、復号された映像信号を表示部15に送って表示させる。
表示部形状取得部22cは、天地方向検出部17から送信された第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度と、天地情報取得部21dから送信された第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度とを受信する。そして、それらの2つの天地方向を示す回転角度の1つまたは2つから判断された第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度と、予め表示部形状取得部22c内に記憶された第iの移動通信端末装置MSiの表示の天地方向を示す回転角度(既に説明したように、90度である。)とを送受信部13に送って、復号化部22が復号している映像を送信している装置に送信させる。
表示部形状取得部22cは、上記2つの天地情報を、所定の時間間隔で送受信部13に送る。または、受信された第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度を表示部形状取得部22c内に記憶し、記憶された第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度と異なる天地方向を示す回転角度が受信された場合、上記2つの天地情報を送受信部13に送る。または、新たに受信された第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度を送受信部13に送る。
音声復号化部22dは、送受信部13によって受信された符号化された音声信号を復号する。そして、復号された音声信号をスピーカ22aに送って音声を発生させる。
次に、第iのパソコン装置PCiの各部の動作を図7〜図9を参照して説明する。通信部12b2は、通信網NWから送信された高周波信号を送受信部13へ出力し、また、送受信部13から出力された高周波信号を通信網NWへ送信する。
第iのパソコン装置PCiの符号化部31の映像加工部21fは、第iの移動通信端末装置MSiの符号化部21の映像加工部21fと比較して、第iのパソコン装置PCiの天地方向を示す回転角度を受信しない。
その受信された天地方向を示す回転角度に代えて、映像加工部21fは、予め映像加工部21f内に記憶された第iのパソコン装置PCiの天地方向を示す回転角度を用いることが相違する。なぜなら、第iのパソコン装置PCiは、例えば、机上に置かれた状態、即ち基本方向で動作し、装置の天地方向を示す回転角度は、0度であって、変化することがないからである。
また、予め映像加工部21f内に記憶される第iのパソコン装置PCiの表示の天地方向を示す回転角度は、既に説明したように0度である。これらの相違以外、符号化部31の映像加工部21fは、符号化部21の映像加工部21fと同じ動作をする。
第iのパソコン装置PCiの復号化部32の表示部形状取得部22c2は、第iの移動通信端末装置MSiの復号化部22の表示部形状取得部22cと比較して、第iのパソコン装置PCiの天地方向を示す回転角度を受信しない。
その受信された天地方向を示す回転角度に代えて、表示部形状取得部22c2は、予め表示部形状取得部22c2内に記憶された第iのパソコン装置PCiの天地方向を示す回転角度を用いることが相違する。なぜなら、第iのパソコン装置PCiは、例えば、机上に置かれた状態、即ち基本方向で動作し、装置の天地方向を示す回転角度は、0度であって、変化することがないからである。
また、予め表示部形状取得部22c2内に記憶される第iのパソコン装置PCiの表示の天地方向を示す回転角度は、既に説明したように0度である。これらの相違以外、復号化部32の表示部形状取得部22c2は、復号化部22の表示部形状取得部22cと同じ動作をする。
次に、映像を送信する第1の移動通信端末装置MS1及び第1のパソコン装置PC1の映像加工部21fの映像の加工動作の詳細を説明する。映像にこの加工を施すことによって、映像を受信する第2の移動通信端末装置MS2及び第2のパソコン装置PC2は、受信された映像を表示部15に表示させることによって、正しい天地方向の映像が表示される。
即ち、映像を送信する第1の移動通信端末装置MS1及び映像を受信する第2の移動通信端末装置MS2の天地方向の変更によって、表示される天地方向が乱れることがない。また、映像符号化部21g及び映像復号化部22bは、上記変更に係わらず、処理する映像の形式は一定であって、何ら高い性能を要求されることはなく、また、負荷が増大することはない。
既に説明したように、映像加工部21fの映像の加工動作の際に用いられるパラメータは、自装置の天地方向、自装置の表示の天地方向、映像を受信する装置の天地方向及び映像を受信する装置の表示の天地方向の4つの天地方向を示す回転角度である。
図13は、映像加工部21fの映像の加工動作のフローチャートを示す。映像加工部21fは、動作を開始して(ステップS21a)、映像取得部21cによって作成された静止画を1枚受信する(ステップS21b)。そして、自装置の天地方向を示す回転角度を天地方向検出部17及び/または天地情報取得部21dから得る。または、映像加工部21f内に記憶された回転角度を得る。また、映像加工部21f内に記憶された自装置の表示の天地方向を示す回転角度を得る。更に、映像を受信する装置の天地方向を示す回転角度及び映像を受信する装置の表示の天地方向を示す回転角度を送信先表示部形状取得部21eから得る(ステップS21c)。
そして、得られた自装置の天地方向、自装置の表示の天地方向、映像を受信する装置の天地方向及び映像を受信する装置の表示の天地方向の4つの天地方向を示す回転角度から、映像加工部21fは、ステップS21bで得られた静止画を回転する角度を求める(ステップS21d)。
この回転角度は、次の式1によって求められる。即ち、
(自装置の天地方向−映像を受信する装置の天地方向)
+(自装置の表示の天地方向−映像を受信する装置の表示の天地方向) (式1)
である。
なお、式1中の4つの天地方向は、それぞれの回転角度を示す。式1で求められる回転角度は、0度、90度、180度及び270度の中のいずれかである。なぜなら、回転角度を算出する式1の各要素は既に説明したように90度の倍数だからである。
なお、式1で算出された値が360度以上である場合、360で除した余りとする。また、式1で算出された値が負の値である場合、360を加えた値とする。360を加えても負の値である場合、正の値となるまで、更に360を加える動作を繰り返す。
式1の第1項は、装置の天地方向が異なる際の表示の補正であり、自装置の天地方向を示す回転角度と比較して、映像を受信する装置の天地方向を示す回転角度が、例えば、90度多ければ、事前にそれを打ち消すべく、静止画を逆向きに同じ角度である−90度、即ち270度回転させることを意味する。これは、図2(c)に示す装置の天地方向を示す回転角度が0度の場合の映像と、図10(b)に示す装置の天地方向を示す回転角度が90度の場合の映像と、図11(b)に示す装置の天地方向を示す回転角度が180度の場合の映像と、図12(b)に示す装置の天地方向を示す回転角度が270度の場合の映像とを比較すると、容易に理解される。
式1の第2項は、自装置の表示の天地方向を示す回転角度と比較して、映像を受信する装置の表示の天地方向を示す回転角度が、例えば、90度多ければ、事前にそれを打ち消すべく、静止画を逆向きに同じ角度である−90度、即ち270度回転させることを意味する。これは、図3(b)に示す表示の天地方向を示す回転角度が0度の場合の映像と、図2(c)に示す表示の天地方向を示す回転角度が90度の場合の映像とを比較すると、容易に理解される。
続いて、映像加工部21fは、ステップS21dで算出された回転角度によって動作を分岐する(ステップS21e)。回転角度が0度の場合、静止画に0度回転処理の加工を施し(ステップS21f)、回転角度が90度の場合、静止画に90度回転処理の加工を施し(ステップS21g)、回転角度が180度の場合、静止画に180度回転処理の加工を施す(ステップS21h)。
また、映像加工部21fは、回転角度が270度の場合、静止画に270度回転処理の加工を施し(ステップS21i)、加工された静止画を送信して(ステップS21j)、ステップS21bの静止画を受信する動作に戻る。なお、ステップS21bで静止画が受信されない場合、映像加工部21fは、動作を終了する(図示せず)。
ステップS21fの、静止画に0度回転処理の加工を施す過程を図14を参照して説明する。この0度回転処理は、第1のパソコン装置PC1から第2のパソコン装置PC2への映像送信の場合(この場合、式1の全ての要素が0度となる。)、第1の移動通信端末装置MS1から第2の移動通信端末装置MS2への映像送信であり、両装置の天地方向を示す回転角度が同じ場合(この場合、式1の第1項は0度、第2項は0度となる。)に行われる。
この0度回転処理は、更に、第1のパソコン装置PC1から第2の移動通信端末装置MS2への映像送信であり、図12に示す、第2の移動通信端末装置MS2の天地方向を示す回転角度が270度の場合(この場合、式1の第1項は、0−270=−270度、第2項は、0−90=−90度となる。)に行われる。
なお、図14には、図2(a)に示す被写体SUBが撮影された映像を併せて例示する。この映像は、第1のパソコン装置PC1から第2のパソコン装置PC2への映像送信の場合、第1の移動通信端末装置MS1から第2の移動通信端末装置MS2への映像送信であり、両装置の天地方向を示す回転角度が、図12に示す270度の場合、及び、第1のパソコン装置PC1から第2の移動通信端末装置MS2への映像送信であり、第2の移動通信端末装置MS2の天地方向を示す回転角度が、図12に示す270度の場合の映像である。
図14(a)は、カメラ21aによって入力された映像PICであって、映像取得部21cによって作成され、映像加工部21fによる加工前の静止画を示す。この静止画は、横長であって、例えば、横が640画素、縦が480画素である。映像加工部21fは、この静止画を映像符号化部21gが符号化する形式、例えば、QCIF形式、即ち、横が176画素、縦が144画素の静止画に加工する。
そのため、映像加工部21fは、縮小を行って、符号化される映像PIC2を作成する。なお、縦方向の縮小率と、横方向の縮小率には軽微な差があるが、この縮小によって使用者に違和感を与えることはない。2つの縮小率の相違によって使用者に違和感を与える場合、後述するように、静止画に、例えばトリミングを施す。
ステップS21gの、静止画に90度回転処理の加工の過程を図15及び図16を参照して説明する。この90度回転処理は、第1のパソコン装置PC1から第2の移動通信端末装置MS2への映像送信であり、第2の移動通信端末装置MS2の天地方向を示す回転角度が、図11に示す180度の場合(この場合、式1の第1項は、0−180=−180度、第2項は、0−90=−90度となる。)に行われる。
また、第1の移動通信端末装置MS1から第2の移動通信端末装置MS2への映像送信であり、第1の移動通信端末装置MS1の天地方向を示す回転角度から第2の移動通信端末装置MS2の天地方向を示す回転角度を減じた差が90度の場合(それぞれの天地方向は、4通りある。)に行われる。この際、式1の第1項は、0度、第2項は、90度となる。
なお、図15及び図16には、図2(a)に示す被写体SUBが撮影された映像を併せて例示する。この映像は、第1のパソコン装置PC1から第2の移動通信端末装置MS2への映像送信であり、第2の移動通信端末装置MS2の天地方向を示す回転角度が、図11に示す180度の場合、及び、第1の移動通信端末装置MS1から第2の移動通信端末装置MS2への映像送信であり、第1の移動通信端末装置MS1の天地方向を示す回転角度が、図12に示す270度であり、第2の移動通信端末装置MS2の天地方向を示す回転角度が、図11に示す180度である場合の映像である。
図15は、静止画にトリミングを含む加工が施される過程を示し、図15(a)は、入力された映像PICである映像加工部21fによる加工前の静止画を示し、図14(a)に示した静止画と同じである。映像加工部21fは、この静止画を、90度回転された静止画であり、映像符号化部21gが符号化する形式、例えば、QCIF形式であるように加工するため、映像加工部21fは、まず、横長の静止画を縦長の静止画に加工する。
そこで、映像加工部21fは、図15(b)に示すように、加工前の静止画の左右から、同じ大きさのトリミング領域TRMを削除し、縦長であって、縦横比(縦の画素数÷横の画素数)が、加工後のQCIF形式の横縦比(横の画素数÷縦の画素数)に略等しい、トリミング後の静止画を作成する。次に、トリミング後の静止画を90度回転して、縮小することによって、図15(c)に示す、符号化される映像PIC2、即ち、QCIF形式の加工後の静止画を得る。
なお、静止画が回転されたことは、それぞれの静止画に付した上向き矢印で示す。この上向き矢印が付された辺が、表示部15に表示される際、天地方向の上方向に表示される。また、上記説明で、トリミング、回転、そして縮小の順序で加工するとしたが、これに限るものではなく、任意の順序で行って良い。
しかし、縮小によって、静止画が粗くなるので、映像加工部21fは、縮小を必要な最低限度に行う。例えば、入力された映像PICをQCIF形式に縮小してトリミングすると、トリミング後の静止画をQCIF形式に拡大する必要がある。このように、縮小の後で拡大をすることは、最低限度を超えた縮小が行われたことを意味するので、トリミングの前にQCIF形式に縮小しない。縮小してトリミングすることは、差し支えないが、例えば、トリミングされた静止画がQCIF形式となるような縮小を行う。
このトリミングによって、映像加工部21fによって加工された静止画の部分であって、映像加工部21fによる加工前の静止画に基づかない部分、例えば、空領域はない。そこで、映像符号化部21gによって符号化される映像PIC2は、全てがカメラ21aによって入力された映像PICの全部または一部であって、意味のない映像を含まない。
ここで、映像加工部21fは、トリミングにあたり、加工前の静止画の左右から同じ大きさのトリミング領域TRMを削除すると限るものではない。その静止画の部分静止画であって、重要と判断される部分をトリミングによって削除しないようにしても良い。
例えば、加工前の静止画に1つの顔映像が含まれている場合、映像加工部21fは、その顔映像を可能な限り映像の左右方向の中心に位置させるようにし、その結果、左右から異なる大きさのトリミング領域TRMを削除しても良い。また、左右のいずれか一方のトリミング領域TRMを削除しても良い。更に、加工前の静止画に複数の顔映像が含まれている場合、トリミング領域TRMを、それらの顔映像を含まないように決定する。
なお、映像加工部21fは、横長の静止画を縦長の静止画に加工するにあたり、上記説明した、トリミングによるとは限らない。即ち、トリミングによれば、入力された映像PICの一部が削除され、受信した装置に送られないので、それを避けるため、加工後の静止画に空領域を設けても良い。
図16は、映像加工部21fによる、加工後の静止画に空領域を設けて、90度回転処理の加工動作の過程を示す。図16(a)は、映像加工部21fによる加工前の静止画を示し、図15(a)に示した静止画と同じである。
映像加工部21fは、次に、図16(b)に示すように、入力された映像PICを縮小し、入力された映像PICの上及び/または下に空領域EMPを設ける。そして、縮小された入力された映像PICと、空領域EMPとによって縦横比が加工後のQCIF形式の横縦比に略等しい空領域追加後の静止画を作成する。図16(b)では、空領域EMPは、下のみに設けられている。次に、空領域追加後の静止画を90度回転して、縮小することによって、図16(c)に示す、符号化される映像PIC2、即ち、QCIF形式の加工後の静止画を得る。
ここで、映像加工部21fが横長の静止画を縦長の静止画に加工するにあたり、トリミングを施す処理と、空領域を設ける処理との2つを説明したが、これらは、相反する処理ではない。適宜組み合わせても良いことは、明らかである。
ステップS21hの、静止画に180度回転処理の加工を行う動作は、ステップS21fの、静止画に0度回転処理の加工を行う動作に、静止画を180度回転する動作を加えたものであり、説明を省略する。また、ステップS21iの、静止画に270度回転処理の加工を行う動作は、ステップS21gの、静止画に90度回転処理の加工を行う動作に、静止画を180度回転する動作を加えたものであり、説明を省略する。
ここで、ステップS21f〜ステップS21iの回転処理の動作に中の、静止画をQCIF形式に縮小する動作は、静止画を映像符号化部21gが符号化可能な所定の形式にする動作であって、送信側の装置で行う必要がある。
更に、ステップS21gの、静止画に90度回転処理の加工を行う動作と、ステップS21iの、静止画に270度回転処理の加工を行う動作とは、送信側の装置で行う必要がある。なぜなら、上述したように、これらの動作によってトリミングが行われることがあり、所定の形式、例えば、QCIF形式に圧縮して送信後、受信側の装置でトリミングを行うと、トリミング以後、静止画の拡大が行われる結果、送信側の装置でトリミングを行った場合と比較して、受信側の装置の表示部15に表示される映像が粗くなるからである。
それに対して、ステップS21hの静止画に180度回転処理の加工を行う動作の中で、単なる回転動作のみは、受信側の装置で行っても良い。なぜなら、その回転前の静止画をQCIF形式に縮小して符号化し、受信側の装置でその符号化された静止画を復号化した後で180度回転しても、受信側の装置の表示部15に表示される映像の粗さに相違がないからである。
以上説明した動作により、映像を送信する第1の移動通信端末装置MS1及び/または映像を受信する第2の移動通信端末装置MS2の天地方向がどの回転角度に回転されていても、天地方向が正しい映像が第2の移動通信端末装置MS2の表示部15に表示される。なお、映像は第1のパソコン装置PC1から送信される場合と、映像は第2のパソコン装置PC2によって受信される場合においても天地方向が正しい映像が受信側の装置の表示部15に表示される。
また、映像送信中の第1の移動通信端末装置MS1の天地方向が変化した場合、その変化は、第1の移動通信端末装置MS1の天地方向検出部17または天地情報取得部21dによって検出される。そして、その検出結果に基づいて、映像加工部21fによって送信される映像に回転が施され、引き続き天地方向が正しい映像が受信側の装置の表示部15に表示される。
また、映像受信中の第2の移動通信端末装置MS2の天地方向が変化した場合、その変化は、第2の移動通信端末装置MS2の天地方向検出部17または天地情報取得部21dによって検出され、その検出結果は、第2の移動通信端末装置MS2の表示部形状取得部22c、送信側の装置の送信先表示部形状取得部21eを経て映像加工部21fに送られる。そして、その送られた検出結果に基づいて、映像加工部21fによって送信される映像に回転が施され、引き続き天地方向が正しい映像が第2の移動通信端末装置MS2の表示部15に表示される。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る映像送信装置及び映像受信装置が第1の実施形態に係る映像送信装置及び映像受信装置と異なる点は、第iの移動通信端末装置MSiの復号化部22にある。そこで、同じ部分については、同じ符号を付して説明を省略する。また、第2の実施形態に係る第iの移動通信端末装置MSiの復号化部22で、第1の実施形態に係る第iの移動通信端末装置MSiの復号化部22と同じ部分については、同じ符号を付して説明を省略する。
図17は、第2の実施形態に係る第iの移動通信端末装置MSiの復号化部22の詳細な構成を示すブロック図である。この復号化部22は、送受信部13と接続される映像復号化部22bと、表示部15と接続される映像回転部22eと、天地方向検出部17、天地情報取得部21d及び送受信部13と接続される表示部形状取得部22c3と、送受信部13及びスピーカ22aと接続される音声復号化部22dとからなる。なお、図17で、太い実線は、映像信号または音声信号の流れを、細い実線は制御信号の流れを示す。
この復号化部22は、図6に示す第1の実施形態に係る第iの移動通信端末装置MSiの復号化部22と比較して、映像回転部22eを有し、更に、表示部形状取得部22cに代えて、表示部形状取得部22c3を有する構成である。
上記のように構成された、本発明の第2の実施形態に係る装置の復号化部22の動作を図17を参照して説明する。表示部形状取得部22c3は、第1の実施形態に係る装置の復号化部22の表示部形状取得部22cと同じ動作により、第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度を受信する。
そして、表示部形状取得部22c3は、受信された第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度と、予め表示部形状取得部22c3内に記憶された第iの移動通信端末装置MSiの表示の天地方向を示す回転角度とを送受信部13に送って、復号化部22が復号している映像を送信している装置に送信させる。更に、受信された第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度を表示部形状取得部22c3内に記憶する。
そして、第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度が新たに受信され、その受信された天地方向を示す回転角度と、表示部形状取得部22c3内に記憶された第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度とが異なる場合、表示部形状取得部22c3は、受信された天地方向を示す回転角度から記憶された天地方向を示す回転角度と減算した差によって動作を分岐する。なお、既に説明した通り、その差は、90度、180度及び270度の中のいずれかである。
即ち、その差が90度及び270度のいずれか一方の場合、表示部形状取得部22c3は、第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度として、受信された第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度を送受信部13に送って、送信させる。更に、受信された第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度を表示部形状取得部22c3内に記憶する。
一方、その差が180度の場合、表示部形状取得部22c3は、送受信部13に送る第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度を変更しない。そして、映像回転部22eに指示して、映像信号を180度回転させる。そして、受信された第iの移動通信端末装置MSiの天地方向を示す回転角度を表示部形状取得部22c3内に記憶する。
映像回転部22eは、動作を開始した際、映像復号化部22bによって復号された映像信号を何ら変更せずに表示部15に送って表示させる。一方、表示部形状取得部22c3から映像信号を180度回転させる指示を受信した以降、上記復号された映像信号を180度回転して、表示部15に送って表示させる。
再び、表示部形状取得部22c3から映像信号を180回転させる指示を受信した以降、映像回転部22eは、上記復号された映像信号を何ら変更せずに表示部15に送って表示させる。即ち、表示部形状取得部22c3からの回転させる指示はトグル式であって、奇数回数受信された後は、180度回転させ、偶数回(0回を含む。)受信された後は、何ら変更させない。
この第2の実施形態に係る表示部形状取得部22c3の動作によれば、映像を受信する第2の移動通信端末装置MS2の天地方向が180度変更された場合、直ちに、第2の移動通信端末装置MS2によって受信され、表示される映像の天地方向を正しくすることができる。
なお、上記差が270度の場合、表示部形状取得部22c3は、その差が180度の場合と同様に、第2の移動通信端末装置MS2の天地方向を示す回転角度として90度を送受信部13に送って、送信させ、また、映像回転部22eに指示して、映像信号を180度回転させても良い。
ただし、この動作によれば、静止画が映像加工部21fによって上記天地方向を示す回転角度が90度変更された処理が開始されるタイミングと、映像回転部22eによって180度回転の処理が開始されるタイミングとのずれが生じる可能性があり、そのずれの間、過渡的に表示される映像の天地方向が正しくない可能性がある。
即ち、上記送受信部13を経由して送られた第2の移動通信端末装置MS2の天地方向を示す回転角度が第1の移動通信端末装置MS1の映像加工部21fに到着前に、既にその映像加工部21fによって加工が施されていた静止画、例えば、映像符号化部21gによって符号化されていた静止画や、通信網NWを伝送されていた静止画は、映像加工部21fによって上記回転処理が行われていないにも係らず、映像回転部22eによって上記回転処理が行われるからである。
なお、映像符号化部21gによって符号化され、映像復号化部22bによって復号される映像が正方形である場合、表示部形状取得部22c3が送受信部13に送って送信させるのは、表示部形状取得部22c3内に記憶された第iの移動通信端末装置MSiの表示の天地方向を示す回転角度である。
そして、表示部形状取得部22c3は、第iの移動通信端末装置MSiの天地方向が変更された場合、変更後の天地方向を示す回転角度を送受信部13に送らず、映像回転部22eに映像の回転をさせる。この場合、映像回転部22eの映像の回転は、90度、180度及び270度のいずれかである。
(その他の実施形態)
以上の説明は、映像を送信する装置の表示部形状取得部22cは、自装置の天地方向と、自装置の表示の天地方向の2つの天地方向を示す回転角度を送受信部13に送って送信させるとしたが、これに限るものではない。これらの回転角度の和を送るとしても良い。これによって映像加工部21fの動作に支障がないことは、式1によれば明らかである。
以上の説明は、第iのパソコン装置PCiは、装置の天地方向が変更されないとした。しかし、これに限るものではない。装置の天地方向が変更される場合、映像を受信する第iのパソコン装置PCiは、映像を受信する第iの移動通信端末装置MSiと同様に、天地方向検出部17及び/または天地情報取得部21dを有し、第iのパソコン装置PCiと同様に、装置の天地方向を示す回転角度を映像を送信する装置に送信すれば良い。
以上の説明は、表示部15及びカメラ21aは、第iの移動通信端末装置MSiまたは第iのパソコン装置PCiと分離可能、または、回転可能であるとしても、表示部15とカメラ21aとは分離不可能、更に、回転不可能とした。しかし、これに限るものではない。表示部15の天地方向と、カメラ21aの天地方向をそれぞれ得て用いれば良い。即ち、映像加工部21fは、自装置の天地方向として自装置のカメラ21aの天地方向を、映像を受信する装置の天地方向として、その装置の表示部15の天地方向を用いれば良い。
カメラ21aの天地方向は、天地情報取得部21dによって得られる。また、天地方向検出部をカメラ21aに固定することによって得られる。表示部15の天地方向は、天地方向検出部を表示部15に固定することによって得られる。
また、表示部15の表示画面と、カメラ21aとが、例えば、装置の表面と裏面とに設けられている場合、表示部15の天地方向を示す回転角度と、カメラ21aの天地方向を示す回転角度とは逆向きになる。この場合、天地情報取得部21dによって得られた天地方向であれ、天地方向検出部17によって得られた天地方向であれ、逆向きに変換することによって、表示部15の天地方向を示す回転角度と、カメラ21aの天地方向を示す回転角度とが得られる。
以上の説明は、第iの移動通信端末装置MSiと、第iのパソコン装置PCiとがテレビ電話の通信をする場合を例にとった。しかし、本発明は、テレビ電話の通信以外の映像通信を行う装置、例えば、映像の配信を行う装置に適用することが当然に可能である。
この時、その配信を行う装置の天地方向を示す角度と、その装置の表示の天地方向を示す角度とは、常に0度とすれば良い。また、映像の配信を受ける装置が複数台であっても良い。その場合、映像の配信を行う装置は、映像の配信を受ける装置毎に、映像加工部21fに映像の加工をさせる。即ち、映像の配信を受ける装置の数に依存して、最大で4通りの加工をさせる。
配信される映像は、記憶媒体に記憶された映像であっても良い。その場合、映像符号化部21gによって用いられる符号化方式、例えば、QCIF形式の画素数に比較して、記憶された映像が多くの画素数による映像である場合、本発明の効果が現れる。記憶された映像が符号化されていても同じであり、復号化された際に、多くの画素数による映像である場合、本発明の効果が現れる。
なお、映像符号化部21gによって用いられる符号化方式は、QCIF形式に限るものではない。更に、その符号化方式は、映像符号化部21gと、映像復号化部22bとの間で、それらの性能に基づいて、映像の送受信前に決定されるとしても良い。
以上の説明は、装置の天地方向を示す回転角度及び装置の表示の天地方向を示す回転角度は、0度、90度、180度及び270度のいずれかであるとした。その結果、映像加工部21fが行う静止画を回転させる回転角度は、0度、90度、180度及び270度のいずれかであるとしたが、これに限るものではない。
装置の天地方向を示す回転角度及び装置の表示の天地方向を示す回転角度は任意の角度であるとしても良い。また、例えば、45度きざみの角度としても良い。それぞれに対応して、映像加工部21fが行う静止画を回転させる角度は、任意の角度となり、また、45度きざみの角度となる。また、トリミングを施す処理と、空領域を設ける処理とを組み合わせることによって、入力された映像PICのより多くの部分を符号化される映像PIC2に含めることができる。
以上の説明では、第iの移動通信端末装置MSiは、受話用のスピーカ14aと、テレビ電話用のスピーカ22aとの2つのスピーカを備えるとしたが、これに限るものではない。1つのスピーカを備え、受話用とテレビ電話用とに兼用しても良い。また、送話用のマイクロフォン14bとテレビ電話用のマイクロフォン21bとの2つのマイクロフォンを備えるとしたが、これに限るものではない。1つのマイクロフォンを備え、送話用とテレビ電話用とに兼用しても良い。本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
本発明の第1の実施形態に係る映像送信装置及び映像受信装置が含まれる映像送受信システムの構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末装置の外観と撮影される映像を示す図。 本発明の第1の実施形態に係るパソコン装置の外観と撮影される映像を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末装置の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末装置の符号化部の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末装置の復号化部の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るパソコン装置の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るパソコン装置の符号化部の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るパソコン装置の復号化部の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末装置が90度回転された際の外観と撮影される映像を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末装置が180度回転された際の外観と撮影される映像を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末装置が270度回転された際の外観と撮影される映像を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末装置の映像加工部の映像加工動作のフローチャート。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末装置の映像加工部によって映像が0度回転加工される過程を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末装置の映像加工部によって映像が90度回転加工される過程を示す図(第1の例)。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信端末装置の映像加工部によって映像が90度回転加工される過程を示す図(第2の例)。 本発明の第2の実施形態に係る移動通信端末装置の復号化部の構成を示すブロック図。
符号の説明
MSi 第iの移動通信端末装置
PCi 第iのパソコン装置
NW 通信網
13 送受信部
15 表示部
16 入力装置
17 天地方向検出部
21、31 符号化部
21a カメラ
21c 映像取得部
21d 天地情報取得部
21e 送信先表示部形状取得部
21f 映像加工部
21g 映像符号化部
22、32 復号化部
22b 映像復号化部
22c、22c2、22c3 表示部形状取得部
22e 映像回転部

Claims (6)

  1. 表示画面の前面から見たその表示画面の回転角度を送信し、受信された符号化された映像を復号化してその表示画面に表示する映像受信装置と接続され、
    前記映像受信装置から送信された回転角度を受信する天地情報受信手段と、
    前記天地情報受信手段によって受信された回転角度の逆向き回転を映像に施す映像加工手段と、
    前記映像加工手段によって回転を施された映像を符号化する映像符号化手段と、
    前記映像符号化手段によって符号化された映像を前記映像受信装置に送信する映像送信手段とを具備する
    ことを特徴とする映像送信装置。
  2. 表示画面の前面から見たその表示画面の回転角度を送信し、受信された符号化された映像を復号化してその表示画面に表示する映像受信装置と接続され、
    前記映像受信装置から送信された回転角度を受信する天地情報受信手段と、
    被写体を撮影して映像を出力するカメラと、
    その被写体側から見た前記カメラの回転角度を検出する天地方向検出手段と、
    前記天地方向検出手段によって検出されたカメラの回転角度と、前記天地情報受信手段によって受信された回転角度の逆向きの回転角度とを加えた和の角度の回転を前記カメラによって撮影された映像に施す映像加工手段と、
    前記映像加工手段によって回転を施された映像を符号化する映像符号化手段と、
    前記映像符号化手段によって符号化された映像を前記映像受信装置に送信する映像送信手段とを具備する
    ことを特徴とする映像送信装置。
  3. 表示画面に表示される映像表示の回転角度と、その表示画面の前面から見たその表示画面の回転角度とを送信し、受信された符号化された映像を復号化してその表示画面に表示する映像受信装置と接続され、
    前記映像受信装置から送信された映像表示の回転角度と表示画面の回転角度とを受信する天地情報受信手段と、
    前記天地情報受信手段によって受信された映像表示の回転角度と表示画面の回転角度との和の回転角度の逆向き回転を映像に施す映像加工手段と、
    前記映像加工手段によって回転を施された映像を符号化する映像符号化手段と、
    前記映像符号化手段によって符号化された映像を前記映像受信装置に送信する映像送信手段とを具備する
    ことを特徴とする映像送信装置。
  4. 表示画面に表示される映像表示の回転角度と、その表示画面の前面から見たその表示画面の回転角度との和の角度を送信し、受信された符号化された映像を復号化してその表示画面に表示する映像受信装置と接続され、
    前記映像受信装置から送信された映像表示の回転角度と表示画面の回転角度との和の角度を受信する天地情報受信手段と、
    前記天地情報受信手段によって受信された和の角度の逆向き回転を映像に施す映像加工手段と、
    前記映像加工手段によって回転を施された映像を符号化する映像符号化手段と、
    前記映像符号化手段によって符号化された映像を前記映像受信装置に送信する映像送信手段とを具備する
    ことを特徴とする映像送信装置。
  5. 前記映像符号化手段は、縦横それぞれに所定の画素数の映像を符号化し、
    前記映像加工手段は、前記映像に回転を施すことに併せて、トリミングを施して、前記所定の画素数の映像を作成する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の映像送信装置。
  6. 受信された回転角度の逆向き回転を施した映像を符号化して送信する映像送信装置と接続され、
    映像が表示される表示画面を有する表示手段と、
    前記表示手段の表示画面の前面から見たその表示画面の回転角度を検出する天地方向検出手段と、
    前記天地方向検出手段によって検出された回転角度を映像送信装置に送信する天地方向送信手段と、
    前記映像送信装置から送信された符号化された映像を受信する映像受信手段と、
    前記映像受信手段によって受信された符号化された映像を復号化して前記表示手段に表示させる復号化手段とを具備する
    ことを特徴とする映像受信装置。
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