JP2009005016A - 画像符号化装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブロック単位に符号化する場合、互いに異なるスキャンルートに従って画素データを並べ替え、符号化し、その中の最小データ量の符号化データを注目ブロックの符号化データとして出力することで、画像全体に対して高い圧縮率の符号化データを生成する。
【解決手段】 ブロック化部101は、複数画素で構成されるブロックを単位に入力し、符号化処理部171乃至174に出力する。符号化処理部171乃至174は、互いに異なるスキャンルートに従って、入力したブロック内の画素データの並び替えを行ない、可変長符号化を行なう。符号量検知部151は、各符号化処理部171乃至173で生成された符号化データのデータ量を検知し、符号量比較部161は各符号化データのデータ量を比較し、最小データ量の符号化データがいずれであるのかを示す制御信号をセレクタ141に出力する。セレクタ141は、この制御信号に従い、符号化データの1つを選択し、出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像データの符号化技術に関するものである。
従来、画像を符号化する方法として、予測符号化や直交変換符号化などの方法あった。予測符号化は、着目画素を符号化する際、既に符号化の終わった周辺画素から着目画素の予測値を演算し、その予測値と実際の着目画値の差分(予測誤差)を符号化するものである。通常、予測誤差が小さいほど短い符号語を割り当てる。従って、予測値の算出方法によって、生成される符号化データ量が大きく変わる。
そこで、複数の予測符号化方法を選択的に用いて符号化する技術が知られている(特許文献1)。
また、符号化対象となる複数の二次元配列のデータを一次元配列のデータに変換する技術(走査方式)も知られている(特許文献2)。
特開平9−37246号公報 特開2003−037843号公報
しかしながら、これまでの画像符号化技術では、決まったスキャン順に画像データを符号化していたので、画像によっては符号化効率が下がるという問題があった。
そこで、本発明は、簡単な構成でありながらも、符号化に適したスキャン順に変えることで、符号化効率の高い符号化データを生成する技術を提供しようとするものである。
かかる課題を解決するため、例えば本発明の画像符号化装置は以下の構成を備える。すなわち、
画像データを符号化する画像符号化装置であって、
複数画素で構成されるブロックを単位に画像データをスキャンし、当該スキャンの順に、該画像データを予測符号化することにより符号化データを生成する複数の符号化処理手段と、
前記符号化処理手段のそれぞれで生成された符号化データのうち、最小のデータ量である符号化データを選択する選択手段と、
前記複数の符号化データのいずれが選択されたかを示す識別情報と、選択された符号化データとを出力する出力手段とを備え、
前記符号化処理手段のそれぞれは、互いに異なるスキャンルートに従ってブロック内の画素データをスキャンすることを特徴とする。
本発明によれば、互いに異なるスキャンルートに従ってブロック内の画素データを配列させて符号化し、その中の最小データ量の符号化データを注目ブロックの符号化データとして出力する。この結果、画像全体に対して高い圧縮率の符号化データを生成することが可能になる。
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態の画像符号化装置のブロック構成図を示している。
同図において、101はブロック化部、171乃至174は符号化処理部、141はセレクタ、151は符号量検知部、161は符号量比較部である。
符号化処理部171は、スキャン変換部111、前置予測部121及び可変長符号化部131を有する。また、符号化処理部172は、スキャン変換部112、前置予測部122及び可変長符号化部132を有する。符号化処理部173は、スキャン変換部113、前置予測部123及び可変長符号化部133を有する。そして、符号化処理部174は、スキャン変換部114、前置予測部124及び可変長符号化部134を有する。
なお、実施形態では、符号化処理部は4つで構成される例を説明するが、本発明がこの数に限定されるものではない。要は、複数の符号化処理部を備えれば良い。
ブロック化部101は、符号化対象の画像データから、予め設定されたサイズのブロック(n×m画素)の画像データ(以下、ブロックデータという)を入力し、符号化処理部171乃至174、及び、セレクタ141に出力する。実施形態では、ブロックのサイズを8×8画素とし、1画素がR,G,Bの3つの成分で構成され、且つ、各成分は8ビットであるものとする。なお、これらは一例であって、ブロックサイズはm×n画素でよく、色空間はRGBに限らず、YMC(及びK)、Lab、YCbCr等でも構わず、各成分のビット数も8ビットに限定されるものではない。また、ブロック化部101が入力する画像データの発生源は、イメージスキャナとする。しかしながら、印刷データに基づいてレンダリングするレンダリング部、無圧縮の画像データをファイルとして記憶している記憶媒体(この場合は記憶媒体をアクセスするドライブを有する)でも構わず、その種類も問わない。
符号化処理部171乃至174内のスキャン変換部111〜114それぞれは、入力したブロックデータを図2(a)乃至(d)に示すように、互いに異なるスキャンルートに従ってスキャンして(読込み)、出力する。すなわち、スキャン変換部111〜114は、互いに異なるスキャンルート(スキャンの順序)に従って、ブロックデータ内の各画素の順番を並べ替えを行ない、並べ替え変更後の画素データを出力する。図2(a)は、垂直方向のジグザグスキャン、同図(b)は水平方向ジグザグスキャン、同図(c)は45°ジグザグスキャン、そして、同図(d)は135°ジグザグスキャンの例である。実施形態では、1ブロック=8×8画素の例を説明しているので、スキャン変換部111乃至114は、それぞれ64個の画素データを並べ替えを行ない、出力することになる。
各符号化処理部内の前置予測部121乃至124は、それぞれ同じ処理を行なうものであり、回路設計も同じである。また、同様に、可変長符号化部131乃至134も同じ回路設計である。この結果、それぞれを別々に設計することがないので、設計コストを低減させることが可能となる。
上記の如く、前置予測部121乃至124、及び、可変長符号化部131乃至134は同一回路設計であるので、以下では、符号化処理部171内の前置予測部121、可変長符号化部131について説明する。
スキャン変換部111から出力される1つの画素を着目画素としたとき、その直前に入力した画素を前置画素という。前置予測部121は、この前置画素の値を、着目画素の予測値として決定し、着目画素と予測値との差を算出し、その差を予測誤差として可変長符号化部131に出力する。そして、前置予測部121は、この処理を、各色成分毎に行なう。実施形態では、1画素3成分の例であるので、前記予測部121が出力する予測誤差は64×3個となる。なお、スキャン変換部111から出力された画素が、並べ替え後の先頭の画素の場合、それ以前の画素は存在しない。この場合には、着目画素(先頭画素)の各成分の予測値は“0”とみなし、予測誤差を算出し、可変長符号化部131に出力するものとする。ただし、この予測値“0”は、復号装置と同じとすれば良いので、必ずしも“0”である必要はない。或いは、先頭画素だけ予測誤差ではなく生データを送るようにしても良い。
可変長符号化部131は、前記予測部121からの予測誤差を、予測誤差符号化(エントロピー符号化)し、その符号化データをセレクタ141に出力する。
上記と同様の処理を符号化処理部172乃至173も行なうことになる。
符号量検知部151は、符号化処理部171乃至174から出力される符号化データを監視し、それぞれから出力される1ブロック分の符号化データのデータ量を検出し、その結果を符号量比較部161に出力する。
ここで、符号量検知部151が検出した符号化処理部171乃至174から出力される符号化データのデータ量(ビット数)をC1、C2、C3、C4と表わすこととする。また、1ブロックの非符号化データ(ラスタースキャン順に並んだ画素データとする)のデータ量をC0とする。実施形態では、1ブロックの画素数は8×8個、1画素が3成分、且つ、1成分は8ビットとしているので、データ量C0は「1536(=8×8×3×8)」ビットとなる。
符号量比較部161は、符号化データ量{C0、C1、C2、C3、C4}を互いに比較し、その中の最小値を求め、最小値が{C0、C1、C2、C3、C4}中のいずれであるかを示す制御信号をセレクタ141に出力する。5つの候補の中から1つを特定することになるので、この制御信号は3ビットあれば十分である。なお、最小符号化データ量となった候補が複数存在する場合も有り得る。この場合には、符号量比較部161は、予め設定された優先順に従って1つを選択する制御信号を出力するものとする。
セレクタ141は、先ず、符号量比較部161からの制御信号に従ってブロックヘッダを生成し、出力する。そして、セレクタ141は、符号量比較部161からの制御信号で特定される、入力した5つのデータ中の最小データ量のデータを注目ブロックの符号データとして選択し、出力する。ブロックヘッダには、当然、どの経路で生成された符号化データが最小であったのかを示す情報を格納することになる(簡単には、符号量比較部161からの制御信号をそのままヘッダに格納すればよい)。
次に図3を用いて具体的な処理を説明する。
図3(a),(b)は白・黒のデータが交互に市松模様状に入力されたブロックを示している。
このような画像を、通常のラスタスキャン、あるいは図3(a)のルート301に従って水平ジグザグスキャンして画素データの並べ替えを行ない、それを前値予測を行うと、予測誤差は非常に大きくなる。先に説明したように、一般に、予測誤差が小さい程、短い符号語を生成するものであるから、これでは、符号化効率が悪い。
一方、図3(b)のルート302に示すような斜めジグザグスキャンにて前値予測を行うと、予測誤差が“0”の箇所が多く出現し、符号化効率は大幅に向上する。
また、可変長符号化部131(132乃至134も同様)を、予測誤差のデータ列をランレング符号化する処理部で構成しても構わない。この場合、その予測誤差の絶対値差分が予め設定した許容値以下の時に差分を0と見なし、その許容値を超える場合には、そこから新たなランが始まるものとして、ランレングス符号化すると、更に符号化効率は向上させることができる。この許容値はユーザが適宜、例えば、操作部より設定できるようにしても良い。許容値が0の場合には、可逆符号化データとなり、許容値が1以上の場合には非可逆符号化データとなる。あるいは、予測誤差を線形量子化または非線形量子化することによっても符号量の削減が可能である。
以上の如く、各符号化処理部171乃至174は、それぞれが異なるスキャンルートに従って、入力した1ブロック分の画素データを並べ替えを行ない、前置予測、及び、可変長符号化を行なう。そしてセレクタ141は、オリジナルのブロックのラスタースキャンのデータを含む、各符号化処理部で生成された符号化データ中の、最小となる符号化データを、着目ブロックの符号化データとして出力する。この処理を符号化対象の画像データの全域に対して行なうことで、圧縮効率の高い符号化データを生成することが可能になる。また、これら実施形態では、前置予測部121乃至124として同じ回路設計を用い、尚且つ、可変長符号化部131乃至134として同じ回路を用いるようにする。これにより、装置の開発コストを大幅に低減できる。
また、図1と同様の処理をコンピュータプログラムによって実現しても構わない。この場合、各処理部に相当する機能は、コンピュータプログラム上の関数、サブルーチン、プロシージャで実現するわけであるが、前置予測部、可変長符号化部は共通にできるので、プログラムサイズも小さなものとすることができる。
<第2の実施形態>
図4は、第2の実施形態における画像符号化装置のブロック構成図である。
本第2の実施形態における画像符号化装置は、装置全体の制御を司る制御部450、ブロック化部401、抽出色決定部402、第1の符号化部403、多重化部405、置換部406、第2の符号化部407で構成される。なお、各処理部における処理に要する時間は、互いに異なるので、各処理部の前段には互いに同期するためのバッファメモリが設けられているものとして説明する。以下、同図の構成における処理内容を説明する。
ブロック化部401は、符号化対象の多値画像データから、複数画素で構成されるブロック(n×m画素)単位に入力し、後段に出力する。本第2の実施形態でも、符号化対象の画像データの各画素は、R、G、Bの成分で構成され、各成分は8ビット(256階調)とする。また、1ブロックは8×8画素のサイズとする。ブロック化部401は、8×8画素をラスタースキャン順に、画素データ(R成分、G成分、B成分)を出力する。ただし、色成分の種類はRGBに限らず、YMCでも良いし、成分の数、ビット数もこれに限定されるものではない。
抽出色決定部402は、入力したブロックの画像データ中の8×8(=64)の画素データに、高周波成分となる画素があるか否かを判定し、その画素の色を抽出部に属する抽出色として抽出し、出力する。また、抽出色決定部402は、各画素位置毎に、抽出色を持つ画素であるか、非抽出色(背景部に属する)の画素であるかを識別するための2値データを出力する。この2値データが“1”の場合、該当する画素は抽出色を持つ画素であるものとし、“0”の場合には該当する画素は非抽出色の画素とする。実施形態では、1つのブロックは8×8個の画素で構成されるわけであるから、抽出色決定部402は8×8個の2値データを生成することになる。この2値データは、抽出色/非抽出色それぞれの画素位置の判定に用いられるので、これ以降、位置情報と呼ぶ。
抽出色決定部402における抽出色、位置情報を求めるアルゴリズムの一例を示すのであれば次の通りである。
先ず、ブロック内の画素の輝度の平均値を算出する。そして、その平均値よりも大きな輝度値を持つ画素群(以下、第1の画素群という)と、その平均値以下の画素群(以下、第2の画素群という)とに分類する。更に、第1の画素群の平均値(第1の平均値)と第2の画素群の平均値(第2の平均値)を求め、それらの差の絶対値が、予め設定された閾値を超えるか否かを判定する。
第1、第2の平均値の差の絶対値が、上記の閾値を超えている場合、抽出色決定部402は、抽出色有りを示す抽出色有無情報を多重化部405に通知する。そして、第2の画素群を、抽出色を持つ画素として見なし、その色情報を抽出色情報として多重化部405に出力する。また、抽出色を持つ画素の位置では“1”、非抽出色の画素の位置では“0”とする位置情報を第1の符号化部403、置換部406に出力する。なお、位置情報はラスタースキャン順に出力するものとする。
一方、第1、第2の平均値の差の絶対値が、上記の閾値以下の場合、抽出色決定部402は、抽出色無しを示す抽出色有無情報を多重化部405に通知する。また、抽出色決定部402は全てが“0”の位置情報を出力する。また、抽出色決定部402は、抽出色情報は出力してもしなくても構わない。多重化部405は、抽出色無しを示す抽出色有無情報を受信した場合、抽出色決定部402からの抽出色情報は無視するからである。
以上、抽出色決定部402における処理内容を説明したが、これは一例である点に注意されたい。詳細は後述する説明から明らかになるが、抽出色決定部402は、着目ブロック内の高周波成分を抽出するようにすればよい。
第1の符号化部403は、抽出色決定部402から出力された64ビットの位置情報を符号化し、その符号化データを多重化部405に出力する。この第1の符号化部403の詳細は後述する。
次に、置換部406について説明する。置換部406内の置換色算出部409は、位置情報が“0”の画素(非抽出色の画素)の各成分の平均値を算出し、その算出した色を置換色データ(置換情報)としてセレクタ410に出力する。具体的には、着目ブロックの座標(x,y)(x、y=0、1、…、7)の位置にある色成分の値をP(x,y)、位置情報をI(x,y)(=0、又は1のいずれか)、位置情報が“0”の個数をNとしたとき、平均値Aveは次式の通りである。
Ave=ΣΣP(i,j)×(1−I(i,j))/N
ここで、ΣΣは、変数i,jの取り得る範囲(0乃至7)での合算関数である。
そして、置換色算出部409は、算出したAveを置換色データとしてセレクタ410に出力する。なお、着目ブロック内に、位置情報が“0”となる個数が0の場合、つまり、N=0となる場合には上記算出は行なわず、適当な値を出力して構わない。理由は、N=0の場合、セレクタ410は、ブロック化部401からの64個の画素データを選択し、出力するからである。
セレクタ410は、位置情報が“1”の場合、置換色算出部409から出力された置換色情報Aveを選択出力し、位置情報が“0”の場合にはブロック化部401からの画素データを選択出力する。このようにして置換後のブロックの階調データは、多重化部405に供給される。
一般に、空間周波数の高い画像は視覚特性における感度が低く、階調性は低くてよい。一方、空間周波数の低い領域では相対感度が高く、階調性が重要となる。別な言い方をすれば、文字線画は画像のエッジが鮮明な画像であり、空間周波数が高いことが望まれ、自然画の場合には空間周波数が低くて良く、高い階調性があることが望まれる。
実施形態における置換部406は、要するに、抽出色と判定された画素の各成分の値を、非抽出色の画素の平均値で置換して、第2の符号化部407に出力する。この結果、置換部406から出力される8×8画素のブロックの画像は、空間周波数の低い階調画像に変換されることになる。
第2の符号化部407は、例えば、JPEG符号化部(DCT変換、量子化、エントロピー符号化)であり、置換部406から出力された8×8画素の階調画像データを符号化し、符号化データを多重化部405に出力する。
多重化部105は、抽出色決定部402からの抽出色有無情報に基づき、抽出色情報、第1の符号化部403からの符号化データ、第2の符号化部407からの符号化データを選択/多重化し、ブロック単位の符号化データを出力する。多重化部105が出力する符号化データは次の通りである。
・抽出色有無情報が抽出色無しを示している場合;
抽出色無しを示す識別情報を含むブロックヘッダ+第2の符号化部407からの符号化データ
・抽出色有無情報が抽出色有りを示している場合;
抽出色有りを示す識別情報を含むブロックヘッダ+抽出色情報+第1の符号化部からの符号化データ+第2の符号化部407からの符号化データ
次に、実施形態における第1の符号化部403の詳細を説明する。図5は、第1の符号化部403のブロック構成図である。第1の実施形態で示した図1と同様の構成であるので、同参照番号を付した。
図示の如く、本第2の実施形態では、セレクタ141、符号量検出部151、符号量比較部161、4つの符号化処理部171乃至174で構成される。
符号化処理部171は、スキャン変換部111、前置予測部121及び可変長符号化部131を有する。また、この可変長符号化部131は、位置情報(2値データ)のラン長を検出するラン長検出部1311を有する。また、この可変長符号化部131は、0ラン長を入力しハフマン符号化データを出力するハフマンテーブル1312、1ラン長を入力しハフマン符号化データを出力するハフマンテーブル1313を有する。また、可変長符号化部131は、0ランの符号化データ、1ランの符号化データを交互に選択し、出力するセレクタ1314を有する。
また、符号化処理部172は、スキャン変換部112、前置予測部122及び可変長符号化部132を有する。符号化処理部173は、スキャン変換部113、前置予測部123及び可変長符号化部133を有する。そして、符号化処理部174は、スキャン変換部114、前置予測部124及び可変長符号化部134を有する。
なお、実施形態では、符号化処理部は4つで構成される例を説明するが、本発明がこの数に限定されるものではない。要は、複数の符号化処理部を備えれば良い。また、符号化処理部172乃至174は、それぞれが異なるルートに従って位置情報を並べ替えるスキャン変換部を備える点を除き、符号化処理部171と同じである。それ故、以下では、符号化処理部171の処理内容を説明する。
スキャン変換部111は、抽出色決定部402からの位置情報(64ビット)を図2(a)のルートに従ってスキャンし、位置情報の並べ替えを行ない、前置予測部121に出力する。
スキャン変換部111から出力される1つの位置情報を着目位置情報としたとき、その直前に入力した位置情報を前置位置情報という。前置予測部121は、この前置位置情報と着目位置情報とが一致しているか否かを判定し、一致している場合に“0”、不一致の場合に“1”の2値情報を出力する。なお、スキャン変換部111から出力された位置情報が、並べ替え後の先頭の位置情報の場合、それ以前の位置情報は存在しない。この場合には、着目位置情報に対する前置位置情報は“0”とみなす。
ラン長検出部1311は、前置予測部121から出力される2値情報が“0”ラン→“1”ラン→“0”ラン…と、0、1のランを交互に検出し、その結果を、ハフマンテーブル1312、1313の一方に交互に出力する。なお、ラン長検出部1311は、最後(64個目)の一致/不一致情報を入力した場合には、ランが継続していても、それまでに検出したランを出力する。
セレクタ1314は、ハフマンテーブル1312、1313から、交互に出力される符号化データを選択し、出力する。
以上、符号化処理部171について説明した。他の符号化処理部172乃至174も、同様の処理を行なう。これら符号化処理部171乃至174の違いは、それぞれのスキャン変換部111乃至114におけるスキャンルートが異なる点である。
一般に、画像においては局所的な相関性があるため、上記0のランと1のランでは確率分布が異なる。図6(a),(b)は上記確率分布の様子を模式化したものである。同図に示すように、0ランの確率分布は中間のラン長にピークがあり、1のランの確率分布はラン長1をピークにラン長が増加するに従って出現確率が下がって行く。従って、上記可変長符号化における符号化系列を0のランと1のランとで変えた方が符号化効率は向上する。このため、実施形態では、0ランと1ランとを異なるハフマンテーブルを用いた。
符号量検知部151は、符号化処理部171乃至174から出力される符号化データを監視し、それぞれから出力される1ブロック分の位置情報の符号化データのデータ量を検出し、その結果を符号量比較部161に出力する。
ここで、符号量検知部151が検出した符号化処理部171乃至174から出力される符号化データのデータ量(ビット数)をC1、C2、C3、C4と表わすこととする。また、1ブロックの非符号化データ(ラスタースキャン順に並んだ位置情報)のデータ量をC0とする。本第2の実施形態では、1ブロックの全位置情報は64ビットであるので、C0=64となる。
符号量比較部161は、符号化データ量{C0、C1、C2、C3、C4}を互いに比較し、その中の最小値を求め、最小値が{C0、C1、C2、C3、C4}中のいずれであるかを示す制御信号をセレクタ141に出力する。5つの候補の中から1つを特定することになるので、この制御信号は3ビットあれば十分である。なお、最小符号化データ量となった候補が複数存在する場合も有り得る。この場合には、符号量比較部161は、予め設定された優先順に従って1つを選択する制御信号を出力するものとする。
セレクタ141は、先ず、符号量比較部161からの制御信号に従って、位置情報の符号化データの先頭に、どの経路で生成された符号化データが最小であったのかを示す情報を格納する。そして、セレクタ141は、それに後続して、符号量比較部161からの制御信号で特定される、入力した5つのデータ中の最小データ量のデータを注目ブロックの位置情報の符号データとして選択し、出力する。
<他の実施形態>
以上、本発明に係る実施形態を説明したが、上記の第1、第2の実施形態と機能をコンピュータプログラムでもって実現しても構わない。この場合、図1又は図4(及び図5)の各処理部に相当する部分は、コンピュータプログラムの関数、サブルーチンによって実現できる。また、通常、コンピュータプログラムは、CD−ROM等のコンピュータ可読記憶媒体に格納されていて、それをコンピュータがアクセスする装置にセットして、システムにコピーもしくはインストールすることで実行可能になる。従って、かかるコンピュータ可読記憶媒体も本発明の範疇に入ることも明らかである。
第1の実施形態に係る画像符号化装置のブロック構成図である。 第1の実施形態における各スキャン変換部によるスキャンルートを示す図である。 第1の実施形態におけるスキャンルートによって符号化効率が異なる画像の例を示す図である。 第2の実施形態における画像符号化装置のブロック構成図である。 図4における第1の符号化部の詳細を示すブロック構成図である。 0ランと1ラインをラン長に対する発生確率分布を示す図である。

Claims (12)

  1. 画像データを符号化する画像符号化装置であって、
    複数画素で構成されるブロックを単位に画像データをスキャンし、当該スキャンの順に、該画像データを予測符号化することにより符号化データを生成する複数の符号化処理手段と、
    前記符号化処理手段のそれぞれで生成された符号化データのうち、最小のデータ量である符号化データを選択する選択手段と、
    前記複数の符号化データのいずれが選択されたかを示す識別情報と、選択された符号化データとを出力する出力手段とを備え、
    前記符号化処理手段のそれぞれは、互いに異なるスキャンルートに従ってブロック内の画素データをスキャンすることを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記符号化処理手段のそれぞれの予測符号化は、着目画素の直前に入力した画素データを、前記着目画素の予測値として用い、予測誤差符号化することを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 前記選択手段は、前記符号化処理手段のそれぞれで生成された符号化データに加えて、1ブロック分の非符号化の画像データのデータ量の中の最小のデータを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像符号化装置。
  4. 画像データを符号化する画像符号化装置の制御方法であって、
    複数画素で構成されるブロックを単位に画像データをスキャンし、当該スキャンの順に、該画像データを予測符号化することにより符号化データを生成する複数の符号化処理工程と、
    前記符号化処理工程のそれぞれで生成された符号化データのうち、最小のデータ量である符号化データを選択する選択工程と、
    前記複数の符号化データのいずれが選択されたかを示す識別情報と、選択された符号化データとを出力する出力工程とを備え、
    前記符号化処理工程のそれぞれは、互いに異なるスキャンルートに従ってブロック内の画素データをスキャンすることを特徴とする画像符号化装置の制御方法。
  5. コンピュータが読込み実行することで、前記コンピュータを請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像符号化装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  6. 画像データを符号化する画像符号化装置であって、
    複数画素で構成されるブロックを単位に画像データを入力する入力手段と、
    入力したブロックの画像データ中の各画素が、抽出部に属するのか、背景部に属するのかを識別し、前記ブロック内の各画素位置毎の識別情報を生成する生成手段と、
    生成された前記識別情報を符号化する第1の符号化手段と、
    前記背景部に属する画素データから、前記抽出部に属する画素に対する置換情報を生成し、生成された置換情報で、前記抽出色を持つ画素のデータを置換する置換手段と、
    前記置換手段による置換後のブロック内の画素データを符号化する第2の符号化手段と、
    前記第1、第2の符号化手段で生成された符号化データを多重化し、出力する多重化手段とを備え、
    前記第1の符号化手段は、
    前記生成手段で生成された前記ブロックの識別情報を、互いに異なるスキャンルートに従って並び替え、並び替え後の識別情報を符号化する複数の符号化処理手段と、
    前記符号化処理手段のそれぞれで生成された符号化データのうち、最小のデータ量である符号化データを選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択された符号化データが、前記複数の符号化処理手段のいずれで生成されたのかを特定する情報と、選択された符号化データとを出力する出力手段とを備えることを特徴とする画像符号化装置。
  7. 前記符号化処理手段のそれぞれは、前記並び替え後の着目している識別情報と、直前の識別情報とが一致するか否かを判定し、一致を示すラン、不一致を示すランを符号化するランレングス符号化手段を有することを特徴とする請求項6に記載の画像符号化装置。
  8. 前記ランレングス符号化手段は、前記一致を示すランのためのテーブルと、前記不一致を示すランのためのテーブルの2つを用いてランレングス符号化することを特徴とする請求項7に記載の画像符号化装置。
  9. 前記選択手段は、前記符号化処理手段のそれぞれで生成された符号化データに加えて、1ブロック分の非符号化の前記識別情報のデータを含めた中の最小のデータを選択することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  10. 画像データを符号化する画像符号化装置の制御方法であって、
    複数画素で構成されるブロックを単位に画像データを入力する入力工程と、
    入力したブロックの画像データ中の各画素が、抽出部に属するのか、背景部に属するのかを識別し、前記ブロック内の各画素位置毎の識別情報を生成する生成工程と、
    生成された前記識別情報を符号化する第1の符号化工程と、
    前記背景部に属する画素データから、前記抽出部に属する画素に対する置換情報を生成し、生成された置換情報で、前記抽出色を持つ画素のデータを置換する置換工程と、
    前記置換工程による置換後のブロック内の画素データを符号化する第2の符号化工程と、
    前記第1、第2の符号化工程で生成された符号化データを多重化し、出力する多重化工程とを備え、
    前記第1の符号化工程は、
    前記生成工程で生成された前記ブロックの識別情報を、互いに異なるスキャンルートに従って並び替え、並び替え後の識別情報を符号化する複数の符号化処理工程と、
    前記符号化処理工程のそれぞれで生成された符号化データのうち、最小のデータ量である符号化データを選択する選択工程と、
    前記選択工程で選択された符号化データが、前記複数の符号化処理工程のいずれで生成されたのかを特定する情報と、選択された符号化データとを出力する出力工程とを備えることを特徴とする画像符号化装置の制御方法。
  11. コンピュータが読込み実行することで、前記コンピュータを請求項6乃至9のいずれか1項に記載の画像符号化装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 請求項5又は11に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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WO2012120876A1 (ja) * 2011-03-07 2012-09-13 パナソニック株式会社 画像復号方法、画像符号化方法、画像復号装置、及び画像符号化装置

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