JP2009002544A - 空気調和機のパネル着脱構造 - Google Patents

空気調和機のパネル着脱構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 振動や衝撃等で容易に脱落することなく、着脱時の作業性を向上した空気調和機のパネルの着脱構造に関する。
【解決手段】 吸込パネル6には左右両端に一対の係止片8を設け、その係止片8の側面には突起部8aを形成し、枠体1の空気吸込口2の両側面には吸込パネル6の係止部8に対応する一対の係止溝9を設け、係止溝9の側面には係止孔9aを形成し、係止片8の突起部8aと係止溝9の係止孔9aとの嵌合によって吸込パネル6を空気吸込口2の前方に着脱自在に取り付ける。係止溝9の上方には吸込パネル6の裏面に向けてのびる回転規制部10を設け、吸込パネル6の取外し時は、操作部6aの操作によって係止片8の突起部8aを支点に吸込パネル6を回転すると、吸込パネル6の裏面が回転規制部10と接触し、回転規制部10との接触部を支点として回転するときに、てこの働きによって突起部8aと係止孔9aの嵌合を外すことができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、空気調和機の空気吸込口に取り付けるパネルの着脱構造に関するものである。
空気調和機は枠体に空気吸込口と空気吹出口を備え、送風ファンによって空気吸込口から空気流路内に室内空気を吸込み、空気流路に配置した熱交換器を通過して除湿・冷却された調和空気を空気吹出口から吹き出すものであり、空気吸込口には吸込パネルと、吸込パネルの枠体内側にフィルタを取り付けており、フィルタによって空気流路内への埃やゴミの侵入を防いでいる。そして、フィルタに付着するゴミや埃の量が多くなって清掃が必要となったときは、吸込パネルを取外してフィルタを露出させ、フィルタを取外して汚れを落とした後、フィルタを再び装着して吸込パネルを取り付けることでフィルタの清掃が行われている。
フィルタは定期的に清掃を行う必要があるから、吸込パネルやフィルタは工具等を用いることなく容易に着脱できるようになっており、従来は吸込パネルと空気吸込口の上部と下部に係止部を形成し、係止部の嵌合によって吸込パネルを空気吸込口に取り付ける構造が一般的となっている(特許文献1参照)。
特開平10−132322号 公報
上記のように吸込パネルを係止部の嵌合によって取り付けるものでは、簡単に取外せる軽い嵌合では振動や衝撃で容易に外れて吸込パネルが脱落してしまい、一方、確実に嵌合する力では吸込パネルの着脱作業時に強い力が必要となる。
このため、吸込パネルが容易に脱落しない嵌合強さと、適度な力で着脱できる嵌合強さとのバランスを考慮して設計する必要があったが、そのポイントとなる嵌合強さの範囲が狭く、製造過程で生じる係止部の寸法誤差によって係止部の嵌合強さのばらつきが生じやすいため、正確な嵌合強さで作ることが難しく、寸法精度の要求が高くなってしまうためコストアップの原因となる。
この発明は上記の課題を解決するもので、枠体1に空気吸込口2と空気吹出口3とを設け、空気吸込口2と空気吹出口3とを連絡する空気流路4を枠体1内に形成し、空気流路4内には空気流を作り出す送風ファン4を配置すると共に、前記空気吸込口2には吸込パネル6と、その吸込パネル6の内側に配置されるフィルタ部材7とを着脱自在に取り付けた空気調和機において、前記吸込パネル6は左右両端に一対の係止片8を設け、枠体1の空気吸込口2の両側面には吸込パネル6の係止部8に対応する一対の係止溝9を設け、かつ、前記係止片8の側面には半球状もしくは円柱状の突起部8aを形成し、前記係止溝9の側面には係止片8の突起部8aが嵌合する係止孔8bを設け、係止片8の突起部8aと係止溝9の係止孔9aとの嵌合によって吸込パネル6を空気吸込口2の前方に取り付けると共に、前記係止溝9の上方には吸込パネル6の裏面に向けてのびる回転規制部10を設け、吸込パネル6の係止片8に対して回転規制部10とは反対位置の吸込パネル6に操作部6aを設け、吸込パネル6の取外し時は操作部6aの操作によって前記係止片8の突起部8aを回転支点として吸込パネル6が回転して、吸込パネル6の裏面が回転規制部10と接触し、回転規制部10との接触部が支点となって回転するときに突起部8aと係止孔9aの嵌合が外れることを特徴とするものである。
また、係止片8の突起部8aは係止片8の中心高さより上方に配置したから、吸込パネル6を取外すために突起部8aを支点として吸込パネル6を回転したときは、係止片8の先端位置が係止溝9の内壁面から離れる方向に移動し、係止片8が係止溝9と接触することなく吸込パネル6の操作部6aの回転範囲を広く確保できる。
また、前記係止片8は吸込パネル6の上部と下部の二個所に配置し、前記係止溝9は係止片8に対応する位置の上部と下部の二個所に配置し、前記回転規制部10は上部の係止溝9の上方に設け、前記操作部6aは下部の係止片8aより下方に設け、吸込パネル6は操作部6aの操作によって上部の係止片8の突起部8aを支点として回転する力が発生し、下部の係止片8の突起部8aと係止溝9の係止孔9aとの嵌合が外れ、吸込パネル6は下部の係止片8が外れた後も上部の係止片8の突起部8aを支点に回転して裏面が回転規制部10と接触し、回転規制部10との接触部を支点に回転するときに上部の係止片8の突起部8aが係止溝9の係止孔9aから外れるから、吸込パネル6は上下二個所の係止片8と係止溝9の嵌合によって確実に保持できると共に、吸込パネル6を操作部6aの操作煮よって取外すときは、下部の係止片8の突起部8aと係止溝9の係止孔9aとの嵌合が外れるときは上部の係止片8の突起部8aが支点となり、上部の係止片8の突起部8aと係止溝9の係止孔9aの嵌合が外れるときは回転規制部10との接触部が支点となるから、突起部8aと係止孔9aの嵌合を外す力はてこの働きで軽い力で外すことができる。
また、前記空気吸込口2の上部に位置する係止溝9の上面と、下部に位置する係止溝9の下面にはガイド面11を形成したから、吸込パネル6を取り付けるときは係止片8を係止溝9のガイド面11に沿って装着することで、吸込パネル6を容易に取り付けができる。
この発明は、吸込パネル6の左右両端に一対の係止片8を形成し、空気吸込口2の両側面には吸込パネル6の係止片8と対応する位置に一対の係止溝9を設け、係止片8の側面に設けた突起部8aと、係止溝9の側面に設けた突起部8aとの嵌合によって吸込パネル6を空気吸込口2に取り付けることができる。
吸込パネル6を取外すときは、操作部6aを持って吸込パネル6を係止片8の突起部8aを支点に回転すると、吸込パネル6の裏面が係止溝9の上部に設けた回転規制部10に接触し、回転規制部10との接触部を支点に回転するときに係止片8の突起部8aと係止溝9の係止孔9aの嵌合が外れるものであり、突起部8aと係止孔9aの嵌合は吸込パネル6を確実に保持できる強さに設定しても、操作部6aによって嵌合を外すときは回転規制部10との接触部を支点とするてこの働きによって軽い力で外すことができ、吸込パネル6が容易に着脱できる構造を実現しながら、吸込パネル6が脱落するクレームを発生させることはなくなった。
また、係止片8の突起部8aは、係止片8の中心高さよりも上方に位置するように形成しており、吸込パネル6が突起部8aを支点に回転するときには、係止片8の先端位置が係止溝9の内壁面から離れるように回転するから、吸込パネル6の回転範囲を大きく確保でき、吸込パネル6の操作部6aを空気吸込口2から離れた位置に大きく引き出すことができ、操作部6aを確実に手で支えた状態で突起部8aと係止孔9aとの嵌合を外すことができ、着脱作業が容易に行なえるものとなった。
また、係止片8と係止溝9を上下二個所に配置し、吸込パネル6を上下二個所の係止片8と係止溝9の嵌合によって空気吸込口2に取り付けるときは、上部の係止溝9の上部に回転規制部10を配置し、下部の係止片8の下方に吸込パネル6の操作部6aを配置することによって、下部の係止片8の突起部8aと係止溝9の係止孔9aとの嵌合が外れるときは上部の係止片8の突起部8aが支点となり、上部の係止片8の突起部8aと係止溝9の係止孔9aの嵌合が外れるときは回転規制部10の接触部が支点となるから、係止片8と係止溝9を上下二個所に配置したときも、係止片8と係止溝9の嵌合はてこの働きによって軽い力で外すことができる。また、吸込パネル6を上下二個所で確実に保持することができるから、吸込パネル6が衝撃や振動で脱落することは全くなくなった。
また、係止片8は吸込パネル6の裏面に位置しているため、吸込パネル6の取り付け時に係止片8と係止溝9の位置が確認しにくいが、この発明では係止溝9に設けたガイド面11に沿って係止片8を係止溝9に装着することで、係止片8を確実に係止溝9の位置に合わせることができるから、突起部8aと係止孔9aとの嵌合が容易にできるものとなり、吸込パネル6の取り付け時についても作業性が向上できた。
図に示す実施例によってこの発明を説明すると、1は空気調和機の枠体、12は枠体1内に配置した冷媒圧縮用の圧縮機、13は圧縮機12で圧縮された高温高圧のガス状冷媒が送られるコンデンサ、14は図示しない減圧器で減圧された冷媒が送られるエバポレータであり、冷媒はエバポレータ14に送られて気化し、冷媒の気化熱によって周囲を冷却する。エバポレータ14で気化した冷媒ガスは圧縮機12に戻され、圧縮機12で再び加圧されてコンデンサ13に送られて循環している。
図に示す実施例は除湿機とよばれる一体型の空気調和機であり、2は枠体1の前面に設けた空気吸込口、3は枠体1の上面に設けた空気吹出口、4は空気吸込口2と空気吹出口3を連通する枠体1内に設けた空気流路であり、空気流路4内にコンデンサ13とエバポレータ14が配置されている。5は空気流路4内に配置したコンデンサ13とエバポレータ14に送風する送風ファンであり、送風ファン5によって送風される風の上流側にエバポレータ14が配置され、下流側にコンデンサ13が配置されている。
送風ファン5を運転すると、空気吸込口2から空気流路4内に送られる空気がエバポレータ14を通過するときに冷媒の気化熱によって冷却され、空気中に含まれる水分がエバポレータ14の表面に結露して除湿される。そして、エバポレータ14で除湿されて水分が除去された空気はコンデンサ13に送られ、圧縮機2から送られる高温のガス状冷媒を冷却して液化させ、コンデンサ13を通過した調和空気が空気吹出口3から室内に吹き出す。
15は枠体1内のエバポレータ14の下方に配置したドレン受け、16は枠体1内の下部に配置したドレンタンクであり、エバポレータ14の表面に結露したドレン水はドレン受け15に落下し、ドレン受け15に落下したドレン水はドレンタンク16に溜まり、ドレンタンク16が満量となったときは、ドレンタンク16を枠体1内から取り出して捨て水する。
6は枠体1の空気吸込口2に取り付けた吸込パネル、7は吸込パネル6より枠体1内側に取り付けたフィルタであり、空気吸込口2から吸込まれる空気中に含まれるゴミや埃をフィルタ7で捕集して、空気流路4内のコンデンサ13やエバポレータ14へのゴミや埃の付着を防止しており、空気吹出口3からは汚れの少ない調和空気を吹き出すことができる。また、吸込パネル6とフィルタ7は着脱自在に取り付けられており、空気調和機を一定期間使用してフィルタ7にゴミや埃が堆積したときは、吸込パネル6を枠体1の空気吸込口2から外してフィルタ7を露出させ、露出したフィルタ7を取外してフィルタ7の清掃を行うことができる。
フィルタ7は定期的に清掃するものであるから、空気吸込口2に取り付けた吸込パネル6は容易に着脱できる構造が望ましいが、一方で振動や衝撃では容易に脱落しない構造にする必要がある。
このため従来は、吸込パネル6と空気吸込口2との間に係止部を設けて、この係止部の嵌合によって吸込パネルを取り付けることで、工具等を用いることなく簡単に着脱できる構造が一般的となっており、この従来構造では、着脱時の作業性と振動や衝撃による脱落防止のバランスを考慮して嵌合強さを設定する必要があるが、係止部の嵌合強さは製造過程でばらつきが生じやすいため、設定した嵌合強さの係止部を作ることが難しいものであった。
この発明は、吸込パネル6が振動や衝撃では容易に脱落しない構造にしながら、フィルタ7の清掃時には容易に着脱作業を行なうことのできる構造を実現するもので、8は吸込パネル6の裏面から枠体1側に向けて形成した係止片、8aは係止片8の側面に形成した半球状の突起部であり、係止片8は内側面が互いに向かいあうように吸込パネル6の左右両端に一対となるように形成し、半球状の突起部8aは係止片8の内側面に形成している。実施例では係止片8の内側面に半球状の突起部8aを形成している、突起部8aは係止片8の外側面に形成してもよく、また、突起部8aの形状は半球状だけでなく円柱状に形成してもよい。
9は枠体1の空気吸込口2の開口部の側面に形成した係止溝であり、係止溝9は所定の間隔をあけて配置した2枚の平板によって構成しており、係止溝9は吸込パネル6の係止片8に対応する位置に左右一対となるように配置し、吸込パネル6の係止片8が係止溝9に装着できるようになっている。
9aは係止片9の内側の板に形成した係止孔であり、係止片8を係止溝9に装着したときに突起部8aが係止溝9の係止孔9aに嵌合するようになっている。
係止片8と係止溝9は合成樹脂もしくは弾性部材で構成しており、吸込パネル6を空気吸込口2に取り付けるときは、係止片8を係止溝9に装着してから吸込パネル6を枠体1側に押し付けると、係止片8の突起部8aが係止溝9を外側へ押し広げながら係止溝9内に移動し、突起部8aが係止孔9aと嵌合することで、吸込パネル6が空気吸込口2に取り付けられる。
係止溝9が係止片8の両側面を挟み込んだ状態で突起部8aと係止孔9aとが嵌合するから、突起部8aと係止孔9aとの嵌合が外れるためには係止溝9aを押し広げる力が必要となり、突起部8aと係止孔9aの嵌合が衝撃や振動では容易に外れることはなく、吸込パネル6を確実に保持できる。
10は係止溝9の上方に枠体1の前方側に突出して設けた回転規制部、6aは吸込パネル6の係止片8を挟んで回転規制部10と反対側の位置に設けた操作部であり、実施例では吸込パネル6の上部に係止片8を配置し、吸込パネル6の下端側に操作部6aを配置している。
フィルタ7の清掃のために吸込パネル6を取外すときは、吸込パネル6の下端に設けた操作部6aを手前側に引き出すことで吸込パネル6が係止片8の突起部8aを支点に回転し、吸込パネル6の裏面が係止溝9の上方に設けた回転規制部10に接触する。そして、吸込パネル6の裏面が回転規制部10に接触した状態で更に操作部6aを手前側に引き出すと、吸込パネル6が回転規制部10との接触部を支点に回転し、このとき係止片8の突起部8aと係止溝9の係止孔9aとの嵌合が外れ、吸込パネル6を取外すことができる。
この発明では、回転規制部10から操作部6aまでの距離が回転規制部10から係止片8までの距離に比べて長くなるように設定したから、操作部6aを持って突起部8aと係止孔9aとの嵌合を外すときの力は、回転規制部10との接触部を支点とする、てこの働きによって突起部8aと係止孔9aとの嵌合強さに対して非常に軽い力で外すことができるようになり、吸込パネル6が衝撃や振動で容易に脱落することがないように突起部8aと係止孔9aを確実に嵌合する構成にしても、着脱が容易にできる吸込パネル6の取り付け構造が実現できた。
また、この構成では、従来のように突起部8aと係止孔9aが嵌合する強さを嵌合を外すときの力に合わせる必要がなくなり、突起部8aと係止孔9aの嵌合強さは衝撃や振動に対して余裕を持たせて設計できるから、嵌合強さに多少のばらつきが生じても確実に吸込パネル6を保持でき、吸込パネル6が脱落するクレームが発生することはなくなった。
また、この発明では係止片8の突起部8aの位置を係止片8の中心高さよりも上方側に形成したものであり、突起部8aをこの高さに設けることで、吸込パネル6を取り外すために回転したときは、係止片8の先端位置が係止溝9の内壁面から離れるように回転する。
このため、吸込パネル6が回転したときに係止片8の先端位置が係止溝9に接触することなく、吸込パネル6の回転範囲を大きく確保でき、係止片8を吸込パネル6の上部に形成しているときは、図2に示すように吸込パネル6の裏面が回転規制部10に接触する位置まで回転させたときに吸込パネル6の下部に設けた操作部6aを空気吸込口2の前方に大きく引き出すことができるから、吸込パネル6の操作部6aを確実に手で支えることができ、突起部8aと係止孔9aの嵌合を外すときに操作部6aに力を加えやすく、作業性が向上できる。
また、図5は吸込パネル6の上部と下部の二個所に係止片8を備えた実施例であり、上部の係止片8は吸込パネル6の上端付近に配置し、下部の係止片8は吸込パネル6の中間位置に配置したものであり、対応する係止溝9も上部と下部の二個所に形成している。この構成では、吸込パネル6を空気吸込口2に取り付けたときは、上部と下部の係止片8の突起部8aがそれぞれ対応する係止溝9の係止孔9aと嵌合することで、吸込パネル6は上下二個所の嵌合部で保持されるから、確実に吸込パネル6の脱落を防止できる。
そしてこの実施例では、回転規制部10を上部の係止片8の上方に配置し、吸込パネル6の操作部6aを下部の係止片8より下方に配置したものであり、吸込パネル6を取外すときは、吸込パネル6の操作部6aを手前側に引き出す操作によって上部の係止片8の突起部8aが支点となって吸込パネル6が回転しようとする力が作用し、このとき下部の係止片8の突起部8aと係止溝9の係止孔9aとの嵌合が外れる。この下部の突起部8aと係止孔9aの嵌合が外れるときに支点となる上部の突起部8aから操作部6aまでの距離が上部の突起部8aから下部の係止片8までの距離に比べて長くなるように設定したから、上部の係止片8の突起部8aを支点とする、てこの働きによって、突起部8aと係止孔9aの嵌合する強さに対して操作部6aでは軽い力で嵌合を外すことができる。
そして、下部の係止片8と係止溝9の嵌合が外れた後に、吸込パネル6の操作部6aを更に手前側に引き出すと、吸込パネル6の裏面が上部の係止溝9の上方に設けた回転規制部10に接触するので、吸込パネル6は回転規制部10との接触部を支点として回転し、上部の係止片8と係止溝9の嵌合が外れる。この上部の嵌合についても回転規制部10から操作部6aまでの距離が回転規制部10から上部の係止片8までの距離に比べて長くなっているから、回転規制部10を支点とする、てこの働きによって、操作部6aでは軽い力で外すことができ、係止片8と係止溝9を上部と下部の二個所に配置したときでも、吸込パネル6の着脱を容易に行うことができる。
また、11は上部の係止溝9の上面と、下部の係止溝9の下面にそれぞれ形成したガイド面であり、上部の係止溝9のガイド面11は図5のように回転規制部10で兼用する構成にしてもよい。係止溝9にガイド面11を設けることにより、吸込パネル6を取り付けるときは、下部の係止片8の下面を下部の係止溝9のガイド面11の上面に接触させるか、上部の係止片8の上部を上部の係止溝9のガイド面11の下面に接触させることで、吸込パネル6を正確な取り付け位置に容易に合わせることができる。
また、係止片8をガイド面11に合わせるとこで、吸込パネル6の上下の移動が阻止されるから、吸込パネル6を取り付けるときに係止片8と係止溝9の位置が確認できなくても、係止片8の突起部8aと係止溝9の係止孔9aの高さ位置を容易に合わせることができ、吸込パネル6を容易に取り付けることができるものとなった。
この発明の実施例を示す空気調和機の縦断面図である。 図1に示す実施例の吸込パネルの取外し時の状態を説明する要部断面図である。 この発明の実施例を示す空気調和機の要部の横断面図である。 この発明の実施例を示す吸込パネルを取外した状態の要部正面図である。 この発明の他の実施例を示す要部縦断面図である。 図5に示す実施例の吸込パネルの取外し時の状態を説明する要部断面図である。
符号の説明
1 枠体
2 空気吸込口
3 空気吹出口
4 空気流路
5 送風ファン
6 吸込パネル
6a 操作部
7 フィルタ
8 係止片
8a 突起部
9 係止溝
9a 係止孔
10 回転規制部
11 ガイド面

Claims (4)

  1. 枠体(1)に空気吸込口(2)と空気吹出口(3)とを設け、空気吸込口(2)と空気吹出口(3)とを連絡する空気流路(4)を枠体(1)内に形成し、空気流路(4)内には空気流を作り出す送風ファン(5)を配置すると共に、
    前記空気吸込口(2)には吸込パネル(6)と、その吸込パネル(6)の内側に配置されるフィルタ部材(7)とを着脱自在に取り付けた空気調和機において、
    前記吸込パネル(6)は左右両端に一対の係止片(8)を設け、枠体(1)の空気吸込口(2)の両側面には吸込パネル(6)の係止部(8)に対応する一対の係止溝(9)を設け、
    かつ、前記係止片(8)の側面には半球状もしくは円柱状の突起部(8a)を形成し、前記係止溝(9)の側面には係止片(8)の突起部(8a)が嵌合する係止孔(8b)を設け、
    係止片(8)の突起部(8a)と係止溝(9)の係止孔(9a)との嵌合によって吸込パネル(6)を空気吸込口(2)の前方に取り付けると共に、
    前記係止溝(9)の上方には吸込パネル(6)の裏面に向けてのびる回転規制部(10)を設け、
    吸込パネル(6)の係止片(8)に対して回転規制部(10)とは反対位置の吸込パネル(6)に操作部(6a)を設け、
    吸込パネル(6)の取外し時は操作部(6a)の操作によって前記係止片(8)の突起部(8a)を回転支点として吸込パネル(6)が回転して、吸込パネル(6)の裏面が回転規制部(10)と接触し、回転規制部(10)との接触部が支点となって回転するときに突起部(8a)と係止孔(9a)の嵌合が外れることを特徴とする空気調和機のパネル着脱構造。
  2. 前記係止片(8)の突起部(8a)は係止片(8)の中心高さより上方に配置することを特徴とする請求項1記載の空気調和機のパネル着脱構造。
  3. 前記係止片(8)は吸込パネル(6)の上部と下部の二個所に配置し、前記係止溝(9)は係止片(8)に対応する位置の上部と下部の二個所に配置し、
    前記回転規制部(10)は上部の係止溝(9)の上方に設け、前記操作部(6a)は下部の係止片(8a)より下方に設け、
    吸込パネル(6)は操作部(6a)の操作によって上部の係止片(8)の突起部(8a)を支点として回転する力が発生し、下部の係止片(8)の突起部(8a)と係止溝(9)の係止孔(9a)との嵌合が外れ、
    吸込パネル(6)は下部の係止片(8)が外れた後も上部の係止片(8)の突起部(8a)を支点に回転して裏面が回転規制部(10)と接触し、回転規制部(10)との接触部を支点に回転するときに上部の係止片(8)の突起部(8a)が係止溝(9)の係止孔(9a)から外れることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機のパネル着脱構造。
  4. 前記空気吸込口(2)の上部に位置する係止溝(9)の上面と、下部に位置する係止溝(9)の下面にはガイド面(11)を形成したことを特徴とする請求項3記載の空気調和機のパネル着脱構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07293926A (ja) * 1994-04-28 1995-11-10 Toyotomi Co Ltd 開閉パネルの開位置保持装置
JPH09264562A (ja) * 1996-03-29 1997-10-07 Fujitsu General Ltd 空気調和機のグリル着脱装置
JPH10148350A (ja) * 1996-11-20 1998-06-02 Fujitsu General Ltd 空気調和機のグリル着脱装置

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