JP2009000321A - 被検者固定具及びx線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】頭部等がいかなる位置・角度にあっても確実に固定をしてモーション・アーチファクトの発生を抑えることが可能な被検者固定具と、この被検者固定具を備えたX線CT装置とを提供する。
【解決手段】頭部固定バンド8及び顎部固定バンド9を仰向け状態の被検者5の頭部及び顎部に巻き付け、この頭部固定バンド8及び顎部固定バンド9をホルダ部7の深い溝26、26に取り付けた面ファスナー28、28にて固定する。この時、頭部固定バンド8及び顎部固定バンド9を深い溝26、26に差し込むような格好で固定する。頭部固定バンド8及び顎部固定バンド9は、面ファスナー28、28に対して任意の位置、角度で固定することができ、且つ、被検者5の頭部に近い位置で固定することができる。
【選択図】図12

Description

本発明は、被検者の頭部、顎部の固定を行う被検者固定具と、この被検者固定具を備えるX線CT装置とに関する。
例えば、下記特許文献1に開示されたX線CT装置は、被検者を載置する天板に着脱自在であるとともに、被検者の頭部、顎部の傾斜角度を無段階に調整することが可能な被検者固定具を備えている。この被検者固定具は、天板に着脱自在なホルダ部と、ホルダ部に保持される受け部とからなり、受け部は、被検者の頭部を載置する場合に頭受け部が、顎部を載置する場合には顎受け部が用いられるようになっている。ホルダ部は、受け部を保持する部分の外側に被検者の腕部を載置するための腕置き台を有している。また、受け部の下面とホルダ部の上面は、円筒面同士で接触しあう構造になっている。
この構造によって、受け部の傾斜角度は最適な角度に変えることができるようになっている。被検者固定具は、受け部の傾斜角度を最適に保つため、ウレタンを素材に用いて受け部の滑り止めを可能にしている。被検者固定具は、ウレタンを素材に用いて形成することで、金属を含まず、メタルアーチファクトの発生をなくすような配慮がなされている。
特開2002−291731号公報
受け部には、頭部や顎部の形状に合わせて載置する部分が形成されている。しかしながら、被検者自身が動いてしまえば頭部や顎部の位置がずれてしまい、モーション・アーチファクトが生じてしまうことになる。そこで、固定用のバンドを用いて頭部や顎部を固定することを考えてみたが、ホルダ部は受け部を保持する部分の外側に被検者の腕部を載置する腕置き台を有しており、この構造からバンドを大きく巻き付けなければならず、頭部等をバンドで確実に固定することは困難であるという問題点を有している。
また、受け部の傾斜角度を最適な角度に変えることができる構造を有することから、あらゆる傾斜角度に合わせてバンドを取り付ける必要性があるがこれはままならず、従って上記同様に、頭部等をバンドで確実に固定することが困難であるという問題点を有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、頭部等がいかなる位置・角度にあっても確実に固定されてモーション・アーチファクトの発生を抑えることが可能な被検者固定具と、この被検者固定具を備えたX線CT装置とを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の被検者固定具は、被検者の頭部又は顎部のいずれかを載置する部分を有し低X線吸収の非金属材料で形成される受け部と、該受け部を保持する部分を有するとともに前記被検者を載置する天板に取り付く部分を有し低X線吸収の非金属材料で形成されるホルダ部とを備え、前記受け部の下面に凸型の円筒面が形成され、前記ホルダ部の前記受け部を保持する部分は、前記ホルダ部の上面に前記受け部の凸型の円筒面と同じ曲率半径で形成された凹型の円筒面と、該凹型の円筒面の左右両側に略垂直に形成された壁をそれぞれ有し、さらに、該壁の外側に前記被検者の腕部を載置する部分としての腕置き台が形成されてなる被検者固定具において、固定バンドを更に備えるとともに、各前記壁と前記腕置き台との間に前記固定バンドの幅よりも長く且つ該固定バンドを差し込んで前記被検者を押さえ付けるための溝を形成することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、固定バンドを大きく巻かずに頭部等を固定することが可能な溝を有する。この溝の長さは長く、溝の長さの範囲で固定バンドの差し込み向きを変えることが可能になる。すなわち、頭部等のあらゆる傾斜角度に合わせて固定バンドの取り付けが可能になる。
請求項2記載の本発明の被検者固定具は、請求項1に記載の被検者固定具において、前記ホルダ部の下面側に凸型の下側円筒面が形成されているとともに、該下側円筒面側に対して前記各溝がそれぞれ開口形成されていることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、ホルダ部の下面側まで固定バンドを巻く場合であっても、この固定バンドを頭部等のあらゆる傾斜角度に合わせて取り付けることが可能になる。凸型の下側円筒面は、例えば凹型の円筒面と同じ中心軸となるように形成される。
また、上記課題を解決するためになされた請求項3記載の本発明のX線CT装置は、請求項1又は請求項2に記載の被検者固定具と、該被検者固定具が着脱自在に取り付く天板と、X線CT装置本体と、を備えることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、被検者固定具を備えることで、天板上の被検者の頭部等の位置を確実に固定することが可能になる。
本発明の被検者固定具は、被検者を載置する天板に着脱自在であり、被検者の頭部、顎部の傾斜角度を無段階に調整することができ、さらには、被検者の頭部、顎部、腕部を楽な姿勢で、素早く、安定に固定することができる。被検者の頭部等の固定に関しては、いかなる位置・角度にあっても確実に固定をしてモーション・アーチファクトの発生を抑えることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の被検者固定具及びX線CT装置の一実施の形態を示す斜視図である。
図1において、X線CT装置1は、X線CT装置本体2と、被検者を載せる天板3と、この天板3の先端に着脱自在に取り付けられる被検者固定具4とを備えて構成されている。X線CT装置本体2と天板3は、公知のものが用いられている。被検者固定具4は、天板3上の被検者の頭部等がいかなる位置・角度にあっても確実に固定されてモーション・アーチファクトの発生を抑えることができるような構成及び構造になっている。
以下、図2ないし図13を参照しながら、被検者固定具4に関して説明をする。図2は被検者固定具の頭受け部を使用する場合を示す斜視図である。また、図3は被検者固定具の顎受け部を使用する場合を示す斜視図、図4は被検者固定具の腕置き台を使用する場合を示す斜視図である。さらに、図5及び図6は頭受け部の図、図7及び図8は顎受け部の図、図9及び図10はホルダ部の図、図11は被検者固定具の頭受け部の角度を変化させる様子を示す図、図12は被検者固定具使用の際の断面図、図13は被検者固定具使用(他の例)の際の断面図である。
図2において、被検者5が天板3上で仰向けになる場合の被検者固定具4は、被検者5の頭部を載置する頭受け部6と、この頭受け部6を保持するとともに天板3の先端に着脱自在(一例であるものとする)となるホルダ部7と、被検者5の頭部及び顎部を固定するための頭部固定バンド8及び顎部固定バンド9とを備えて構成されている。被検者固定具4は、頭受け部6とホルダ部7とが低X線吸収のウレタンフォームやアクリルフォームなどの非金属材料を用いて形成されている。また、頭部固定バンド8と顎部固定バンド9も低X線吸収となる素材で形成されている。被検者固定具4は、被検者5の頭部に近い位置で頭部固定バンド8と顎部固定バンド9とを固定し、これら頭部固定バンド8と顎部固定バンド9とを頭部や顎部に十分に密着させることができるようになっている。各構成部材の具体的な説明は後述する。
図3において、被検者5が天板3上でうつ伏せになる場合の被検者固定具4は、被検者5の顎部を載置する顎受け部10と、この顎受け部10を保持するとともに天板3の先端に着脱自在(一例であるものとする)となるホルダ部7と、被検者5の頭部を固定するための頭部固定バンド8を備えて構成されている。被検者固定具4は、顎受け部10とホルダ部7とが低X線吸収のウレタンフォームやアクリルフォームなどの非金属材料を用いて形成されている。また、頭部固定バンド8も低X線吸収となる素材で形成されている。被検者固定具4は、被検者5の頭部に近い位置で頭部固定バンド8を固定し、この頭部固定バンド8を頭部に十分に密着させることができるようになっている。各構成部材の具体的な説明は後述する。
図4において、被検者5が天板3上で仰向けになり体幹部を撮影する場合の被検者固定具4は、被検者5の頭部を載置する頭受け部6と、この頭受け部6を保持するとともに天板3の先端に着脱自在(一例であるものとする)となるホルダ部7と、被検者5の腕部を固定するための腕部固定バンド11、11とを備えて構成されている。頭受け部6とホルダ部7は、図2の被検者固定具4のものと同じものである。被検者固定具4は、ホルダ部7に被検者5の腕部を固定した状態で撮影を行うことができるようになっている。
図5及び図6において、頭受け部6は、所望の厚みを有する平面視矩形状に形成されている。頭受け部6は、この上面に被検者5の頭部(図2参照)を載せるための凹み部分12が形成されている。凹み部分12は、被検者5の頭部(後頭部)をホールドすることができるような形状に形成されている。頭受け部6は、この下面が凸型の円筒面13となるように形成されている。凸型の円筒面13は、被検者5の頭部の傾斜角度を無段階に調整するための一部分として形成されている。凸型の円筒面13は、図11の中心軸14を中心にして左右方向の端部が円弧となる円筒面形状に形成されている。頭受け部6は、この左右両側面が略垂直な面となる垂直面15を有している。頭受け部6の前後の側面は、凹み部分12の形状に合わせて形成されている。
図7及び図8において、顎受け部10は、所望の厚みを有する略ブロック形状に形成されている。顎受け部10は、この上面に被検者5の顎部(図3参照)を載せるための凹み部分16が形成されている。凹み部分16は、被検者5の顎部をホールドすることができるような形状に形成されている。顎受け部10は、この下面が凸型の円筒面17となるように形成されている。凸型の円筒面17は、被検者5の顎部の傾斜角度を無段階に調整するための一部分として形成されている。凸型の円筒面17は、図11の中心軸14を中心にして左右方向の端部が円弧となる円筒面形状に形成されている。顎受け部10は、この左右両側面が略垂直な面となる垂直面18を有している。顎受け部10の前後の側面は、凹み部分16の形状に合わせて形成されている。
図9及び図10において、ホルダ部7は、この上面側に頭受け部6又は顎受け部10を保持するための部分、すなわち受け部保持部分を有している。この受け部保持部分は、凹型の円筒面19となるように形成されている。凹型の円筒面19は、被検者5の頭部や顎部の傾斜角度を無段階に調整するための一部分として形成されている。凹型の円筒面19は、図11の中心軸14を中心にして左右方向の端部が円弧となる円筒面形状に形成されている。凹型の円筒面19は、頭受け部6の凸型の円筒面13や顎受け部10の凸型の円筒面17と同じ曲率半径で形成されている。
凹型の円筒面19の左右両側には、垂直面20、20を有する略垂直な壁21、21が形成されている。略垂直な壁21、21は、凹型の円筒面19の上記円弧状の端部から上方へ突出するように形成されている。略垂直な壁21、21は、頭受け部6又は顎受け部10の左右方向のズレを防止するために形成されている。略垂直な壁21、21は、ホルダ部7の上面側に形成されている。
凹型の円筒面19よりも高い位置には、中央の窪み部分22が形成されている。中央の窪み部分22は、凹型の円筒面19に連続するように形成されている。中央の窪み部分22は、平面視略半円形状(略台形形状)に形成されている。中央の窪み部分22の側面には、面ファスナー23、23(一方のみ図示)が取り付けられている。面ファスナー23、23は、図4に示す如く、腕部固定バンド11、11を用いて被検者5の腕部を固定する際に使用されるようになっている。中央の窪み部分22は、ホルダ部7の上面側に形成されている。
ホルダ部7の上面側には、凹型の円筒面19、略垂直な壁21、21、中央の窪み部分22を囲むような腕置き台24が形成されている。腕置き台24は、凹型の円筒面19の曲率に合わせて湾曲する部分と、中央の窪み部分22を囲んで高い位置となる平坦な部分とを有して構成されている。腕置き台24は、図4に示す如く、被検者5の腕部を固定する際に腕部を置く部分として形成されている。腕置き台24における上記の湾曲する部分は、本形態において、横から見て頭部及び顎部と重ならないようにするため、凹型の円筒面19と同じ中心軸14(図11参照)に対して円筒面形状に形成されている。腕置き台24における上記の平坦な部分には、突起部25、25が形成されている。突起部25、25は、被検者5の腕部がホルダ部7から脱落しないようにするために形成されている。突起部25、25は、ホルダ部7の隅部分に近い位置に突出形成されている。
略垂直な壁21、21と腕置き台24における上記の湾曲する部分との間には、深い溝26、26が形成されている。この深い溝26、26は、略垂直な壁21、21のすぐ外側に形成されている。深い溝26、26は、頭部固定バンド8や顎部固定バンド9を差し込んでこれらを固定するための部分として形成されている(図2及び図3参照)。深い溝26、26は、本形態において、略垂直な壁21、21の垂直面20、20に対して平行な平行面27、27(図12参照)を有している。深い溝26、26は、略垂直な壁21、21の形成範囲に合わせて長く形成されている。深い溝26、26は、本形態において、固定バンド二本分以上の長さで形成されている。平行面27、27には、頭部固定バンド8や顎部固定バンド9を固定するための面ファスナー28、28が取り付けられている(特に図示しないが頭部固定バンド8や顎部固定バンド9にも対応する面ファスナーが取り付けられている)。
深い溝26、26は本発明の特徴となる部分であり、深い溝26、26を形成することで、頭部固定バンド8や顎部固定バンド9を頭部等のあらゆる傾斜角度に合わせて取り付けることができるようになっている。深い溝26、26は、指先が入るような溝幅を有しており、上面側の開口縁部にはテーパ29、29が形成されている。
ホルダ部7の下面側には、凸型の下側円筒面30が形成されている。この凸型の下側円筒面30は、凹型の円筒面19の丁度裏側に配置形成されている。凸型の下側円筒面30は、図11の中心軸14を中心にして形成されている。凸型の下側円筒面30の左右両側には、深い溝26、26が開口形成されている。凸型の下側円筒面30は、図13に示す如く、頭部固定バンド8や顎部固定バンド9をホルダ部7の下面側まで巻く場合に使用されるようになっている(凸型の下側円筒面30のような部分を有することにより、頭部固定バンド8や顎部固定バンド9を頭部等のあらゆる傾斜角度に合わせて取り付けることができるようになる。尚、図13の頭部固定バンド8や顎部固定バンド9は、一端に面ファスナー、他端にこれに対応する面ファスナーが取り付けられているものとする)。
ホルダ部7の下面側には、凸型の下側円筒面30の他に天板3に対する着脱部31、31が形成されている。着脱部31、31は、天板3の先端部の両側面に差し込んで天板3に対する固定をすることができるような形状に形成されている。ホルダ部7は、着脱部31、31の形成により天板3に対してスライドするようにもなっている。
ホルダ部7の側面には、面ファスナー32、32が取り付けられている。面ファスナー32、32は、図4に示す如く、腕部固定バンド11、11を用いて被検者5の腕部を固定する際に使用されるようになっている。面ファスナー32、32は、腕置き台24の突起部25、25の裏側の位置に取り付けられている。尚、ここまでの説明で幾つかの面ファスナーを挙げたが、固定バンドを固定する他の手段があればこれを用いてもよいものとする。但し、X線による撮影の際に写り込まないような素材で形成することが好ましいものとする。
図11において、頭受け部6の下面に形成される凸型の円筒面13とホルダ部7の上面側に形成される凹型の円筒面19とを合わせると、凹型の円筒面19の左右両側の垂直面20、20によって頭受け部6の左右方向の動きが規制され、頭受け部6はホルダ部7の凹型の円筒面19の中心軸14まわりに円弧状にスライド自在となる。ホルダ部7に対する頭受け部6の角度を変化させることができることになる。
また、特に図示しないが、顎受け部10も上記と同様に角度を変化させることができることになる。すなわち、顎受け部10の下面に形成される凸型の円筒面17とホルダ部7の上面側に形成される凹型の円筒面19とを合わせると、凹型の円筒面19の左右両側の垂直面20、20によって顎受け部10の左右方向の動きが規制され、顎受け部10はホルダ部7の凹型の円筒面19の中心軸14まわりに円弧状にスライド自在となる。ホルダ部7に対する顎受け部10の角度を変化させることができることになる。
次に、上記構成に基づきながら被検者固定具4の使用例を説明する。
図2及び図12において、頭部固定バンド8及び顎部固定バンド9を仰向け状態の被検者5の頭部及び顎部に巻き付け、この頭部固定バンド8及び顎部固定バンド9をホルダ部7の深い溝26、26に取り付けた面ファスナー28、28にて固定する。この時、頭部固定バンド8及び顎部固定バンド9を深い溝26、26に差し込むような格好で固定する。頭部固定バンド8及び顎部固定バンド9は、面ファスナー28、28に対して任意の位置、角度で固定することができ、且つ、被検者5の頭部に近い位置で固定することができる。従って、頭部固定バンド8及び顎部固定バンド9は、被検者5の頭部及び顎部に十分に密着して確実に頭部を固定することができる。
図3及び図13において、頭部固定バンド8をうつ伏せ状態の被検者5の頭部に巻き付け、この頭部固定バンド8を固定する。具体的には、頭部固定バンド8の一端側をホルダ部7の一方の深い溝26に差し込み、ホルダ部7の下面側になる凸型の下側円筒面30に添わせ、そして、他方の深い溝26から引き出して頭部固定バンド8の他端側に重ね合わせて固定する(深い溝26、26の面ファスナー28、28にて固定しても良い)。本形態において、頭部固定バンド8は、各端部に取り付けた面ファスナーにより固定される。頭部固定バンド8は、ホルダ部7の深い溝26、26及び凸型の下側円筒面30によって任意の位置、角度で固定することができ、且つ、被検者5の頭部に近い位置で固定することができる。従って、頭部固定バンド8は、被検者5の頭部に十分に密着して確実に頭部を固定することができる。
以上、図1ないし図13を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、いかなる位置・角度にあっても確実に被検者5の頭部を固定してモーション・アーチファクトの発生を抑えることができるという効果を奏する。
本発明の被検者固定具4は、被検者5を載置する天板3に着脱自在であり、被検者5の頭部、顎部の傾斜角度を無段階に調整することができ、さらには、被検者5の頭部、顎部、腕部を楽な姿勢で、素早く、安定に固定することができるという効果を奏する。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明の被検者固定具及びX線CT装置の一実施の形態を示す斜視図である。 被検者固定具の頭受け部を使用する場合を示す斜視図である。 被検者固定具の顎受け部を使用する場合を示す斜視図である。 被検者固定具の腕置き台を使用する場合を示す斜視図である。 頭受け部の図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は(a)のA−A線断面図である。 頭受け部の図であり、(a)は上面側を見た斜視図、(b)は下面側を見た斜視図である。 顎受け部の図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は(a)のA−A線断面図である。 顎受け部の図であり、(a)は上面側を見た斜視図、(b)は下面側を見た斜視図である。 ホルダ部の図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は(a)のA−A線断面図である。 ホルダ部の図であり、(a)は上面側を見た斜視図、(b)は下面側を見た斜視図である。 被検者固定具の頭受け部の角度を変化させる様子を示す図である。 被検者固定具使用の際の断面図である。 被検者固定具使用(他の例)の際の断面図である。
符号の説明
1 X線CT装置
2 X線CT装置本体
3 天板
4 被検者固定具
5 被検者
6 頭受け部(受け部)
7 ホルダ部
8 頭部固定バンド(固定バンド)
9 顎部固定バンド(固定バンド)
10 顎受け部(受け部)
11 腕部固定バンド
12 凹み部分
13 凸型の円筒面
14 中心軸
15 垂直面
16 凹み部分
17 凸型の円筒面
18 垂直面
19 凹型の円筒面
20 垂直面
21 略垂直な壁
22 中央の窪み部分
23 面ファスナー
24 腕置き台
25 突起部
26 深い溝
27 平行面
28 面ファスナー
29 テーパ
30 凸型の下側円筒面
31 着脱部
32 面ファスナー

Claims (3)

  1. 被検者の頭部又は顎部のいずれかを載置する部分を有し低X線吸収の非金属材料で形成される受け部と、該受け部を保持する部分を有するとともに前記被検者を載置する天板に取り付く部分を有し低X線吸収の非金属材料で形成されるホルダ部とを備え、
    前記受け部の下面に凸型の円筒面が形成され、
    前記ホルダ部の前記受け部を保持する部分は、前記ホルダ部の上面に前記受け部の凸型の円筒面と同じ曲率半径で形成された凹型の円筒面と、該凹型の円筒面の左右両側に略垂直に形成された壁をそれぞれ有し、さらに、該壁の外側に前記被検者の腕部を載置する部分としての腕置き台が形成されてなる被検者固定具において、
    固定バンドを更に備えるとともに、各前記壁と前記腕置き台との間に前記固定バンドの幅よりも長く且つ該固定バンドを差し込んで前記被検者を押さえ付けるための溝を形成する
    ことを特徴とする被検者固定具。
  2. 請求項1に記載の被検者固定具において、
    前記ホルダ部の下面側に凸型の下側円筒面が形成されているとともに、該下側円筒面側に対して前記各溝がそれぞれ開口形成されている
    ことを特徴とする被検者固定具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の被検者固定具と、該被検者固定具が着脱自在に取り付く天板と、X線CT装置本体と、を備える
    ことを特徴とするX線CT装置。
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