JP2002291731A - 医用画像診断装置の被検者固定装置 - Google Patents

医用画像診断装置の被検者固定装置

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JP2002291731A JP2001100448A JP2001100448A JP2002291731A JP 2002291731 A JP2002291731 A JP 2002291731A JP 2001100448 A JP2001100448 A JP 2001100448A JP 2001100448 A JP2001100448 A JP 2001100448A JP 2002291731 A JP2002291731 A JP 2002291731A
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伸彦 松井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 被検者を載置する天板に簡単に取付け、取外
しができ、被検者の頭部、顎部の傾斜角度を無段階に調
整でき、顎部及び腕部を楽な姿勢で安定に固定でき、か
つメタルアーチファクトを発生しない医用画像診断装置
の被検者固定装置を提供する。 【解決手段】 低X線吸収の非金属材で形成され、被検
者の頭部を載置する頭受け部、顎受け部及び腕受け部
と、これらを載置すると共に前記被検者を載せる天板に
保持するホルダとで被検者固定装置を構成する。頭受け
部と顎受け部の底面は凸型の円弧面の形状を有し、これ
らを保持する頭受けホルダ及び顎受けホルダの上面はそ
れぞれ凹型の円弧面の形状を有すると共にその円弧面の
左右両側面はほぼ垂直の壁を形成して成り、頭受け部及
び顎受け部の円弧面と前記頭受けホルダの円弧面は同じ
曲率半径であり、これらのホルダは天板に着脱及びスラ
イド可能な溝を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医用画像診断装置
の被検者固定装置に係り、特に被検者を載置する天板に
簡単に取付け、取外しができ、被検者の頭部、顎部の傾
斜角度を無段階に調整できると共に該被検者の頭部、顎
部及び腕部を楽な姿勢で安定に固定する医用画像診断装
置の被検者固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被検者の撮影方向は、体軸に対して垂直
方向ばかりでなく、いろいろな方向があり、体軸に対し
て傾斜した方向に撮影するのが一般的である。頭部撮影
では、目と外耳孔を結ぶ線(O-Mライン)に対して傾斜さ
せたり、頭頂と顎を結ぶ線に一致させたりする。
【0003】体幹部では、脊椎に対して垂直に撮影する
のが一般的であるが、脊椎はS字に曲がっている。従っ
て、撮影面の傾斜角度は任意に選択できることが必要で
ある。体軸に対して撮影面を傾斜させるには、主にスキ
ャナ本体を傾斜して対応するが、不足分は被検者の体位
を調整して補う。仮に、撮影中に被検者が動いたりすれ
ば、撮影画像に動きによる運動ぼけが生じてしまう。こ
の運動ぼけを生じないようにするためには被検者に楽な
姿勢をとらせることが重要で、とくに頭部の固定が重要
である。一方、被検者の体形はさまざまで猫背の人もい
れば、首を曲げにくい人もいる。これらの被検者に対し
て、撮影面の角度を確保するために長い時間にわたって
無理な姿勢を維持させるのは現実的ではない。そのため
に、被検者固定装置にさまざまな工夫がなされてきた。
【0004】その一つに特開平7−289544号公報
に開示されているものがある。これは、ねじとナット等
の金属でできた機構を用いて、頭部の傾斜角度を無段階
に調節できるようにしたもので、頭受け装置の金属部を
被検者の撮影範囲外に配置した構成になっているので、
金属によるメタルアーチファクトの発生を防止できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、頚部を撮影し
ようとすると、金属製の傾斜機構からアーチファクトが
発生してしまう。そのため、頭頂から頚部、胸部まで一
気に撮影することができない。傾斜機構を非金属で構成
すれば解決できそうであるが、機構部の耐久性、安全性
の観点から難しい。
【0006】この耐久性を多少犠牲にして、傾斜機構部
にプラスチック製ラチェットを利用したものもあるが、
天板への装着部分から金属を排除するのは難しい。ま
た、そのような頭受けでは天板に頭受けを装着する手段
としてねじを使用しているが、天板や頭受け自体を損傷
しやすい。そこで、頭受けから金属を除去しようという
ことで、メタルレスヘッドレストなどが考案されてい
る。それらは、被検者の頭部を支持する部分も、頭受け
を天板へ取付ける部分も非金属(カーボンファイバで強
化したプラスチック)で製作されている。
【0007】頭部の傾斜は、頭受けと被検者頭部の間に
楔状のスポンジを挟んで行われる。この場合、任意の傾
斜角度を選択するためには、さまざまな角度の楔状スペ
ーサが必要であり、複数の楔状スペーサを頭部と頭受け
の間に挟みながら傾斜角度を設定するために、被検者体
位の調整には手間がかかる。前記頭受けの天板への装着
手段は、天板前面に孔を開け、頭受けに設けたタング
(舌)をこの孔に挿入して、天板にプラスチック製ねじ
で固定した、プラスチック製バックルで固定する。頭受
けを装着するとバックルにストレスがかかるので、頭受
けの着脱を繰り返すとバックル固定ねじが破損しやす
い。バックルにストレスがかからないようにすると、天
板への固定が甘くなるため、頭受けの左右方向のガタが
増加する。頭受けを天板にプラスチックねじや軸で固定
する方法もあるが、固定部には大きなストレスがかかる
ため、ねじ、軸が破損しやすく、天板自体も損傷するこ
とが有り得る。天板は高価であるので該天板の損傷は避
けなければならない。また、体幹部撮影の場合は被検者
の腕を頭の上部に上げる体位をとるのが普通であるの
で、この点に対する配慮も必要である。特に、猫背など
の被検者固有の体形に対応して、被検者に楽な姿勢を与
えつつ、腕を頭の上方に上げて、該腕を固定させる必要
がある。さらに顎部の撮影においても、該顎部の傾斜角
度を無段階に調整できて、かつ被検者に楽な姿勢をとら
せるように前記顎部を固定させる必要がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、従来の頭、腕及
び顎部固定装置の欠点を改善して、下記を満足する医用
画像診断装置の被検者固定装置を提供することにある。 (1)簡単な操作で無段階に頭部、顎部を傾斜できるこ
と。 (2)被検者に楽な姿勢で体幹部などの撮影ができるこ
と。 (3)頭頂部から胸部まで一度に撮影ができること。 (4)金属を全く含まず、メタルアーチファクト(X線C
T装置に適用の場合)の発生を無くすること。 (5)天板へ簡単に装着できること。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の手段
によって達成される。
【0010】(1)低X線吸収の非金属材で形成され、
被検者の頭部を載置する頭受け部と、この頭受け部を保
持すると共に前記被検者を載置する天板上に着脱可能な
着脱部を有する頭受けホルダとから成り、前記頭受け部
の底面は凸型の円弧面の形状を有し、前記頭受けホルダ
の上面は凹型の円弧面の形状を有すると共にその円弧面
の左右両側面はほぼ垂直の壁を形成して成り、前記頭受
け部の円弧面と前記頭受けホルダの円弧面は同じ曲率半
径である。
【0011】(2)前記(1)の着脱部は、前記頭受けホ
ルダの底面に前記天板に対してスライド可能な溝を形成
して成る。
【0012】(3)低X線吸収の非金属材で形成され、
被検者の顎部を載置する顎受け部と、この顎受け部を保
持すると共に前記被検者を載置する天板上に着脱可能な
着脱部を有する顎受けホルダとから成り、前記顎受け部
の底面は凸型の円弧面の形状を有し、前記顎受けホルダ
の上面は凹型の円弧面の形状を有すると共にその円弧面
の左右両側面はほぼ垂直の壁を形成して成り、前記顎受
け部の円弧面と前記顎受けホルダの円弧面は同じ曲率半
径である。
【0013】(4)前記(3)の着脱部は、前記顎受けホ
ルダの底面に前記天板に対してスライド可能な溝を形成
して成る。
【0014】(5)低X線吸収の非金属材で形成され、
被検者の頭部を載置する頭受け部と、前記被検者の腕を
載置し前記頭受け部を保持すると共に前記被検者を載置
する天板上に着脱可能な着脱部を有する腕受けホルダと
から成り、前記頭受け部の底面は凸型の円弧面の形状を
有し、前記腕受けホルダは、被検者の腕を載せる台状部
と、この台状部から被検者の腕が脱落するのを防止する
突起部と、前記頭受け部を載置する凹部を有し、かつ前
記凹部の上面は前記頭受け部の底面と同じ曲率半径の円
弧面の形状である。 (6)前記(5)の着脱部は、前記腕受けホルダの底面に
前記天板に対してスライド可能な溝を形成して成る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の被検者固定装置は、頭部
撮影時の頭受け装置、顎部撮影時の顎受け装置及び体幹
部撮影時の頭受けと腕受け装置で構成されており、本実
施の形態ではX線CT装置に用いる場合について、以下、
実施例に基づき詳細に説明する。
【0016】《頭受け装置》図1は頭受け装置の全体図
で、(a)は縦断面図、(b)は横断面図である。図1に
示すように、頭受け装置は、頭受け部1と、被検者4を
載せる寝台(図示省略)の天板3に装着し前記頭受け部1
を載置する頭受けホルダ2とで構成される。天板3に装
着された頭受けホルダ2の上に頭受け部1を載せ、この
頭受け部1の上に被検者の頭部を置く。これらの頭受け
部1、頭受けホルダ2、天板3、被検者4の位置関係は上記
図1(a)の縦断面図、(b)の横断面図に示すようになる。
図2、図3、図4に前記頭受け部1の各図を示す。図2(a)
は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、図3(a)
は左側面図、(b)は背面図、(c)は底面図、(d)は
図2(a)のA−A断面図、図4(a)は斜視図、(b)は
底面斜視図である。
【0017】図5、図6、図7は前記頭受けホルダ2の各図
で、図5(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面
図、図6(a)は左側面図、(b)は背面図、(c)は底面
図、図7(a)は図5(b)のA−A断面図、(b)は斜視
図、(c)は底面斜視図である。
【0018】前記頭受け部1と頭受けホルダ2は共に発泡
ウレタンのような低X線吸収の非金属材で形成されてい
る。前記頭受け部1の底面は曲率中心5(図1(a)に図
示)の凸型の円弧面の形状を有しており、前記頭受けホ
ルダ2の上面は曲率中心5(図1(a)に図示)の凹型の円
弧面の形状を有し、その円弧面の左右両側面はほぼ垂直
の壁6(図1(b)に図示)を形成している。頭受け部1は
その壁6によって、左右方向の動きを制限されながら、
円弧面上をスライドできるようになっている。つまり、
頭受け部1は頭受けホルダ2に対して傾斜する。一方、頭
受けホルダ2の底面に溝7(図7(c)に図示)を形成し、
その溝7に天板3の先端部を差し込むことによって、頭受
けホルダ2は天板に装着、固定される。さらに、頭受け
ホルダ2は前記溝7に沿って天板3に対してスライド可能
な構造である。このような構成の頭受け装置で被検者を
固定した場合を図8に示す。
【0019】《顎受け装置》図9は本発明の顎受け装置
を用いて被検者の顎を固定した様子を示す図である。顎
受け装置は、顎受け部8と前記頭受けホルダ2と同じ構造
の顎受けホルダで構成され、該顎受け部8に被検者の顎
を載置する。前記顎受け装置の顎受け部8は発泡ウレタ
ンのような低X線吸収の非金属材で形成されている。図
10、図11に顎受け部8の各図を示す。図10(a)は正面
図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は左側面
図、図11(a)は背面図、(b)底面図、(c)は斜視
図、(d)は底面斜視図である。上記したように、顎受
け部8は天板3の先端に差し込んで固定された前記頭受け
ホルダ2(顎受けホルダ)の上に載置し、被検者4は伏臥
位状態で顎を顎受け部8に載せる。顎受け部8の底面も、
頭受けホルダ2(顎受けホルダ)に接する面と同一曲率
半径の円弧面をなすように形成する。このような構成の
顎受け部8は、頭受けホルダ2(顎受けホルダ)の円弧面
に沿って、任意に傾斜させることができ、これによって
被検者の微妙な体形に対応させることができる。
【0020】《頭受けと腕受け装置》図12は本発明によ
る頭受けと腕受け装置を用いて被検者の頭部と腕部を固
定した様子を示す図である。本発明の頭受けと腕受け装
置は、腕受け部9を有し天板3の先端に差し込んで固定す
る腕受けホルダ10と前記頭受け部1で構成する。前記腕
受け装置は発泡ウレタンのような低X線吸収の非金属材
で形成されている。前記頭受け部1を腕受けホルダ10の
上に載せ、被検者4の頭部を頭受け部1の上に、該被検者
4の腕部を前記腕受け部9の上に載せて被検者の頭部と腕
部を固定し、体幹部撮影時の姿勢をとるような場合に使
用する。図13、図14、図15に腕受けホルダ10の各図を示
す。図13(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側
面図、図14(a)は左側面図、(b)は背面図、(c)は
底面図、図15(a)は斜視図、(b)は底面斜視図であ
る。
【0021】上記のように、腕受けホルダ10の底面に溝
15(図15(b)に図示)を形成し、その溝15に天板3の先
端部を差し込むことによって、腕受けホルダ10は天板3
に装着、固定される。さらに、腕受けホルダ10は前記溝
15に沿って天板3に対してスライド可能な構造である。
腕受け部9は、図15(a)の斜視図に示すように、台状部
11と突起部12と凹部13で構成され、台状部11に被検者4
の腕を載せる。腕受け部9の上方左右に設けた突起部12
は、意識が薄れた被検者の腕が台状部11から脱落するの
を防止する。凹部13には、前記頭受け部1をはめ込み、
被検者の頭部を頭受け部1の上に載置する。前記凹部13
の上面は前記頭受け部1の底面と同じ曲率半径の円弧面
の形状である。頭受け部1は腕受け凹部13の側面壁部材1
4によって左右方向を制限されながら、円弧面に沿って
任意の角度で傾斜させることができる。頭受け部1が持
っている傾斜角度の自由度によって、被検者の微妙な体
形(猫背など)に対応し、被検者は楽な姿勢をとること
ができる。
【0022】以上に説明した頭受け装置、顎受け装置及
び頭受けと腕受け装置を用いることにより、被検者頭部
や顎部の傾斜角度を無段階に設定できるようになる。こ
こでは、被検者頭部の傾斜角度を調節する手順につて説
明する。
【0023】図1(a)に示す被検者頭部の傾斜角度θの
調節は、頭部の高さを図示省略の被検者寝台の高さ可変
機構で調節した上で、被検者頭部を頭受け部1の上に載
せて撮影方向に対応させて次の手順で行う。
【0024】(1) 被検者頭部を持ち上げ、頭受け部1
を円弧面上でスライドさせて角度θだけ傾斜させ、その
上に被検者の頭部を載せる。円弧面の素材にはウレタン
を用いているのですべり止めのための手段は必要ない。
したがって、頭受け部1は円弧面上を滑らかに、任意の
位置に移動でき、無段階に傾斜角度を設定することがで
きる。
【0025】(2) 傾斜角度θが大きくなると、被検者
頭部の支持点が頭頂部に近づき頭部支持が不安定になる
し、被検者に違和感を与えることになる。その場合は、
頭受けホルダ2を天板3上でスライドさせて被検者4の体
幹に近づけるなどして位置を調整する。
【0026】(3) 体幹部撮影では被検者の腕を頭の上
部に上げる体位をとるのが普通である。その場合は、天
板の先端に腕受けホルダ10を差し込んで取付け、その上
に頭受け部1を載せる。頭受け部1は腕受けホルダ10の
上をスライドして傾斜ができるので、猫背などの被検者
固有の体形に応じて、被検者に楽な姿勢を与えつつ、腕
を頭の上方に上げて、腕受け部9の上に載せる。
【0027】上記(1)(2)(3)の手順にしたがって
頭受け部1はθの角度だけ傾斜して、左右方向は頭受け
ホルダ2の壁で保持される。頭受け部1には、被検者頭部
荷重とそれを支える頭受けホルダ2からの反力が働き、
円弧面に沿って頭受け部1を滑らせようとする力は自然
には生じないので、被検者頭部は設定した傾斜角度に保
持される。ここで、仮に被検者が動こうとして円弧面に
沿って頭受け部1を滑らせる方向の力が働いても、頭受
け部1と頭受けホルダ2の接触円弧面に働く摩擦力と、頭
受け部1の左右側面を頭受けホルダ2で支持する力によっ
て十分対抗できるものである。以上のように構成するこ
とにより、被検者に苦痛を与えることがなく、撮影角度
を無段階に設定できる簡素な被検者固定装置にすること
ができる。
【0028】本発明は、X線CT装置に用いる例につい
て説明したが、MRI装置や、X線診断装置など、他の
医用画像診断装置にも適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、頭受け部1と頭受けホルダ2で構成される頭受け装
置、顎受け部8と前記頭受けホルダ2で構成される顎受け
装置、頭受け部1と腕受けホルダ6で構成される頭受けと
腕受け装置は発泡ウレタンのような非金属で、低X線吸
収材で形成されていて、前記頭受け部1又は顎受け部8
が頭受けホルダ2との円弧状接触面上を任意に移動で
き、かつ前記各装置を被検者天板から容易に取り付け、
取り外しができる構造としたので、以下の効果が得られ
る医用画像診断装置の被検者固定装置を提供できる。
【0030】(1)簡単な操作で無段階に頭部、顎部の
傾斜角度を設定できる。 (2)被検者に楽な姿勢で、必要な撮影角度に位置決め
できる。 (3)頭頂部から胸部まで一度に撮影ができる。 (4)固定装置の全てが非金属性であるので、メタルア
ーチファクトを生じない高画質の画像が得られる(X線
CT装置に適用の場合)。 (5)天板への取り付け、天板からの取り外しが簡単で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による頭受け装置の全体図構成図。
【図2】本発明による頭受け装置の頭受け部の正面図、
平面図、右側面図。
【図3】本発明による頭受け装置の頭受け部の左側面
図、背面図、底面図、断面図。
【図4】本発明による頭受け装置の頭受け部の斜視図、
底面斜視図。
【図5】本発明による頭受け装置の頭受けホルダの正面
図、平面図、右側面図。
【図6】本発明による頭受け装置の頭受けホルダの左側
面図、背面図、底面図。
【図7】本発明による頭受け装置の頭受けホルダの断面
図、斜視図、底面斜視図。
【図8】本発明による頭受け装置で被検者の頭部を固定
した様子を示す図。
【図9】本発明による顎受け装置で被検者の顎を固定し
た様子を示す図。
【図10】本発明による顎受け装置の正面図、平面図、右
側面図、左側面図。
【図11】本発明による顎受け装置の背面図、底面図、斜
視図、底面斜視図。
【図12】本発明による頭受けと腕受け装置で被検者の頭
部と腕部を固定した様子を示す図。
【図13】本発明による腕受け装置の腕受けホルダの正面
図、平面図、右側面図。
【図14】本発明による腕受け装置の腕受けホルダの左側
面図、背面図、底面図。
【図15】本発明による腕受け装置の腕受けホルダの斜視
図、底面斜視図。
【符号の説明】
1 頭受け部、2 頭受けホルダ、3 天板、4 被検者、
5 曲率中心、6 頭受けホルダの壁面部、7 頭受けホ
ルダ底面の溝部、8 顎受け部、9 腕受け部、10 腕受
けホルダ、11 腕受け部の台状部、12 腕受け部の突起
部、13 腕受け部の凹部、14 腕受け凹部の側面壁部
材、15 腕受けホルダ底面の溝部、θ 頭受け部の傾斜
角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C093 AA22 CA13 CA16 DA04 DA10 ED12 ED15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低X線吸収の非金属材で形成され、被検
    者の頭部を載置する頭受け部と、この頭受け部を保持す
    ると共に前記被検者を載置する天板上に着脱可能な着脱
    部を有する頭受けホルダとから成り、前記頭受け部の底
    面は凸型の円弧面の形状を有し、前記頭受けホルダの上
    面は凹型の円弧面の形状を有すると共にその円弧面の左
    右両側面はほぼ垂直の壁を形成して成り、前記頭受け部
    の円弧面と前記頭受けホルダの円弧面は同じ曲率半径で
    あることを特徴とする医用画像診断装置の被検者固定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記着脱部は、前記頭受けホルダの底面
    に前記天板に対してスライド可能な溝を形成して成る請
    求項2に記載の医用画像診断装置の被検者固定装置。
  3. 【請求項3】 低X線吸収の非金属材で形成され、被検
    者の顎部を載置する顎受け部と、この顎受け部を保持す
    ると共に前記被検者を載置する天板上に着脱可能な着脱
    部を有する顎受けホルダとから成り、前記顎受け部の底
    面は凸型の円弧面の形状を有し、前記顎受けホルダの上
    面は凹型の円弧面の形状を有すると共にその円弧面の左
    右両側面はほぼ垂直の壁を形成して成り、前記顎受け部
    の円弧面と前記顎受けホルダの円弧面は同じ曲率半径で
    あることを特徴とする医用画像診断装置の被検者固定装
    置。
  4. 【請求項4】 前記着脱部は、前記顎受けホルダの底面
    に前記天板に対してスライド可能な溝を形成して成る請
    求項3に記載の医用画像診断装置の被検者固定装置。
  5. 【請求項5】 低X線吸収の非金属材で形成され、被検
    者の頭部を載置する頭受け部と、前記被検者の腕を載置
    し前記頭受け部を保持すると共に前記被検者を載置する
    天板上に着脱可能な着脱部を有する腕受けホルダとから
    成り、前記頭受け部の底面は凸型の円弧面の形状を有
    し、前記腕受けホルダは、被検者の腕を載せる台状部
    と、この台状部から被検者の腕が脱落するのを防止する
    突起部と、前記頭受け部を載置する凹部を有し、かつ前
    記凹部の上面は前記頭受け部の底面と同じ曲率半径の円
    弧面の形状であることを特徴とする医用画像診断装置の
    被検者固定装置。
  6. 【請求項6】 前記着脱部は、前記腕受けホルダの底面
    に前記天板に対してスライド可能な溝を形成して成る請
    求項5に記載の医用画像診断装置の被検者固定装置。
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