JP2009000260A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】スタートレバーを用いて、今までにない斬新な報知を実行可能な遊技機を提供する。
【解決手段】スタートスイッチ30に駆動装置70の駆動軸71を連結して、駆動装置70の正転駆動により操作部32側が下方に回動して収納部22に収納されるとともに、駆動装置70の逆転駆動により操作部32側が上方に回動して原点位置に復帰するように形成し、遊技機の制御装置は、遊技機の内部状態に基づいて、少なくとも、駆動装置70を逆転駆動させて収納部22に収納されているスタートスイッチ30を原点位置に復帰させることに関する決定を行うことができ、駆動装置70は、少なくとも制御装置の決定に基づいて駆動開始するようにした。
【選択図】図4

Description

この発明は、スタートスイッチの操作により回転リールなどの図柄表示手段が変動するようにした遊技機、例えばスロットマシンであって、スタートスイッチを複数有する遊技機に関するものである。
この種の遊技機、例えばスロットマシンにおいては、内部当選やその他の報知をするために、操作スイッチを用いることが行われている。例えば、スタートレバーを振動させたり(特許文献1参照)、レバー軸を中心に回転させたりして(特許文献2参照)、特定の内部状態を報知するものが考案されている。
特開2003−164563号公報 特開2003−210666号公報
本願発明は、スタートレバーを用いて、今までにない斬新な報知を実行可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な複数の図柄表示手段と、前記図柄表示手段の図柄変動を開始させるためのスタートスイッチ(30)と、前記複数の図柄表示手段の図柄変動を個々に停止させるためのストップスイッチ(50)と、当選か否かの当選判定の抽選を行うとともに、前記スタートスイッチ(30)及び前記ストップスイッチ(50)の操作に基づいて、遊技機の作動を制御するための制御装置(200)とを少なくとも備え、前記当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選している場合に、前記ストップスイッチ(50)の操作によって変動停止した複数の前記図柄表示手段の停止図柄の配列が、あらかじめ定められた態様となった場合に入賞となる遊技機であって、前記スタートスイッチ(30)は、原点位置において略水平状態に支持されるレバー軸(33)と、このレバー軸(33)の端部に設けられ遊技機の外部に露出する遊技者が操作可能な操作部(32)とを少なくとも有し、前記レバー軸(33)の位置移動を検知して所定の検知信号を出力可能な検知手段を備えている遊技機に係る。
本発明に係る遊技機は、スロットマシンやパロット遊技機とすることができ、遊技機としては上記以外の構成を有していてもよい。
前記「図柄表示手段」は、例えば駆動モータに軸着された回転リール(40)とすることができ、あるいは、液晶表示装置に複数の図柄を変動及び停止表示させるようにしたものであってもよい。
前記スタートスイッチスイッチ(30)は、少なくとも上下に揺動可能であればよく、上下左右に揺動可能であってもかまわない。また、前記レバー軸(33)は、常に初期位置(非操作時の位置)に戻るようバネなどにより付勢されていてもよい。前記「操作部」は、レバー軸(33)の端部に取り付け又は形成された遊技者が操作するための部分であって、例えば球状の握り部(32)とすることができる。前記レバー軸(33)は、操作部(32)の操作によってレバー軸(33)が揺動可能となるレバー軸(33)のいずれかの位置に設けられた軸支部によって略水平状態となるよう支持される。前記軸支部は、例えば、レバー軸(33)の軸方向略中央部にあってもよいし、レバー軸(33)の操作部(32)と対向側の端部にあってもよい。なお、スタートスイッチスイッチ(30)は、上記以外の構成を有していてもよい。例えばレバー軸(33)を揺動自在に支持するための支持部材(ケース35)を有していてもよい。
前記「検知手段」は、レバー軸(33)の位置移動を直接又は間接的に検知可能な手段である。例えばレバー軸(33)の近傍に設けられた光センサや接触センサ、回転検知センサなどの検知装置だけでなく、所定の数値(例えば駆動装置の駆動時間や、駆動装置としてのステッピングモータの回転ステップ数)を計測することによりレバー軸(33)の回動角度を検出可能な制御手段も含む。なお、レバー軸(33)の「位置移動」とは、レバー軸(33)の揺動に伴いレバー軸(33)の所定部分(例えば端部)の位置が(例えば上下に)変化することである。また、「検知手段」はレバー軸(33)の位置移動以外のものを検知可能であってもよく、操作信号以外の信号を出力可能であってもよい。さらに、「検知手段」は複数あってもよい。
そして、本発明においては、前記スタートスイッチ(30)の一部に駆動軸(モータ軸71)が直接又は間接的に連結された駆動装置(モータ70)を設けるとともに、この駆動装置(70)の駆動に基づき、前記スタートスイッチ(30)が所定の支点を中心に上下方向に揺動可能となるよう形成し、遊技機内部には、前記スタートスイッチ(30)を収納可能な収納部(22)を設けてある。また、前記スタートスイッチ(30)は、前記駆動装置(70)の正転駆動により前記操作部(32)側が下方に回動して前記収納部(22)に収納されるとともに、前記駆動装置(70)の逆転駆動により前記操作部(32)側が上方に回動して原点位置に復帰可能に形成されている。そして、前記制御装置(200)は、前記スタートスイッチ(30)が原点位置にある場合に、前記検知手段が前記レバー軸(33)の位置移動を検知することにより、前記図柄表示手段の図柄変動を開始させるように形成されているとともに、遊技機の内部状態に基づいて、少なくとも、前記駆動装置を逆転駆動させて前記収納部(22)に収納されているスタートスイッチ(30)を原点位置に復帰させることに関する決定を行うことができ、前記駆動装置(70)は、少なくとも前記制御装置の決定に基づいて駆動開始することを特徴とする。
ここで、「スタートスイッチ(30)の一部」とは、スタートスイッチ(30)を構成する構成部分の一部であって、例えばレバー軸(33)やレバー軸(33)の揺動中心軸(軸支部31)とすることができる。また、「所定の支点」とは、スタートスイッチ(30)の軸支部(31)と共通していてもよく、スタートスイッチ(30)の軸支部(31)とは別に設けられていてもよい。
前記駆動装置(70)は、例えばステッピングモータとすることができ、その駆動軸(71)はスタートスイッチ(30)の一部に直接又は間接的に連結されている。「直接連結」とは、駆動軸(71)がスタートスイッチ(30)の例えばレバー軸(33)に直接固定されている場合のことであり、「間接的に連結」とは、駆動軸(71)とスタートスイッチ(30)がギアやチェーンやベルトなどを介して連結されている場合のことである。なお、「正転駆動」とは、駆動軸(71)に連結されたスタートスイッチ(30)が収納部(22)に収納される方向(収納方向)に移動するよう駆動軸(71)が回転することであり、「逆転駆動」とは、スタートスイッチ(30)が原点位置に戻る方向(原点復帰方向)に移動するよう駆動軸(71)が回転することであるが、ここでいう「正逆」は特定の方向とその反対方向という意味であって、収納方向を「正」とし原点復帰方向を「逆」とすることに特に意味はない。
前記収納部(22)は、遊技機本体の正面、又は遊技機本体に取り付けられた遊技機の構成部材(例えば前扉(3)、前扉(3)の正面にさらに設けられたレバーボックス(20)を含む)の正面に設けられた開口部(21)の奥側に位置する空間部とすることができる。またこの空間部は、スタートスイッチ(30)が駆動装置(70)の駆動によって下方に回動したとき、スタートスイッチ(30)の全体が遊技機から露出しない大きさに形成されているのが好ましい。
また、前記制御装置(200)が行う「スタートスイッチ(30)を原点位置に復帰させることに関する決定」とは、原点位置に復帰させるか否か、復帰させる場合にどのようなタイミング又は速度にするか等を決定することである。なお「遊技機の内部状態」には、当選判定の抽選結果(当選フラグの有無)や遊技状態(通常遊技か特別遊技か)が含まれる。
そして前記駆動装置(70)は、少なくとも前記制御装置の決定に基づいて駆動開始する。すなわち、駆動装置(70)は、少なくとも逆転作動するときには、制御装置(200)の決定に基づいて駆動開始する。従って、正転作動の契機は、制御装置(200)の決定によらなくてもよい。例えば「検知手段」の検知に基づいて駆動開始及び駆動停止するようにしてもよい。また、駆動停止の契機は制御装置の決定に基づかなくてもよく、例えば所定の位置検出装置の検知信号によって駆動停止するようにしてもよい。
なお、制御装置(200)は、前記駆動装置(70)を正転駆動させて前記スタートスイッチ(30)を収納位置(収納部に収納されている状態の位置)に移動させることに関する決定を行うことができるように形成されていてもよい。「収納位置に移動させることに関する決定」とは、スタートスイッチ(30)を収納位置に移動させるか否か、移動させる場合にどのようなタイミング又は速度にするか等を決定することである。この場合には、前記駆動装置(70)が当該決定に基づいて正転駆動を開始するように形成することができる。
(作用)
本発明においては、スタートスイッチ(30)が原点位置にある場合にスタート操作(操作部(32)の押下)が有効であり、スタートスイッチ(30)が駆動装置(70)の駆動によって回動しているときにはスタート操作は無効である。
前記駆動装置(70)は、所定の正転駆動開始契機により正転駆動を開始し、駆動軸(71)の回転によってスタートスイッチ(30)を収納方向に回動させる。これにより、スタートスイッチ(30)が収納位置まで移動する。所定の正転駆動開始契機は、制御装置(200)の決定に基づくものであってもよいし、それ以外の契機、例えば操作部(32)の押下操作に基づくレバー軸(33)の位置移動(すなわち検知手段の検知信号)であってもよい。スタートスイッチ(30)が収納部(22)に収納されると、例えば収納部(22)に設けられたセンサの検知信号や、制御装置(200)からの駆動停止命令信号によって、駆動装置(70)は駆動停止する。その後、制御装置(200)の決定に基づいて駆動装置(70)が逆転駆動を開始し、駆動軸(71)の逆回転によってスタートスイッチ(30)を原点位置方向に回動させる。これにより、スタートスイッチ(30)が原点位置に復帰する。
このように、本発明においては、遊技中の所定タイミングでスタートスイッチ(30)が遊技機内部に収納され、所定タイミングで原点位置に復帰するという、インパクトのある表現方法で、遊技機の内部状態を報知することが可能である。また、スタートスイッチ(30)を原点復帰させる際の過程を変化させる(速度、回動方向変化させる)ことにより、報知の信頼度を表現することもできる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記スタートスイッチ(30)を複数設け、前記検知手段を前記スタートスイッチ(30)ごとに設けるとともに、前記駆動装置(70)を前記スタートスイッチ(30)ごとに設け、遊技機内部には、前記各スタートスイッチ(30)がそれぞれ収納される複数の収納部(22)を設けてある。また、前記各スタートスイッチ(30)は、対応して設けられた前記駆動装置(70)の正転駆動により前記操作部(32)側が下方に回動して対応して設けられた前記収納部(22)に収納されるとともに、前記駆動装置(70)の逆転駆動により前記操作部(32)側が上方に回動して原点位置に復帰可能に形成され、初期状態において、いずれか一のスタートスイッチ(30)が原点位置にあり他のスタートスイッチ(30)は前記収納部(22)に収納されている収納位置にあるよう設置されている。そして、前記制御装置(200)は、原点位置にあるいずれか一のスタートスイッチ(30)について、前記検知手段が前記レバー軸(33)の位置移動を検知した場合に、前記図柄表示手段の図柄変動を開始させるように形成されているとともに、遊技機の内部状態に基づいて、少なくとも、前記収納位置にあるいずれか一のスタートスイッチ(30)に対応する駆動装置(70)を逆転駆動させて当該スタートスイッチ(30)を原点位置に復帰させることに関する決定を行うことができるように形成されていることを特徴とする。
本発明は、複数のスタートスイッチ(30)の出没作動によって、遊技機の内部状態を報知可能としたものである。
本発明においては、遊技を行う際には、複数のスタートスイッチ(30)のうちいずれか1個のみが操作可能であって、他のスタートスイッチ(30)は収納部(22)に収納されている。
(作用)
原点位置にあるスタートスイッチ(30)に対応する駆動装置(70)は、所定の正転駆動開始契機により正転駆動を開始し、駆動軸(71)の回転によって原点位置にあるスタートスイッチ(30)を収納方向に回動させる。これにより、原点位置にあったスタートスイッチ(30)は収納位置まで移動する。当該スタートスイッチ(30)が収納部(22)に収納されると、所定の駆動停止契機によってその駆動装置(70)は駆動停止する。一方、所定の逆転駆動開始契機に該当すると、収納位置にあるスタートスイッチ(30)のうち制御装置(200)によって決定されたいずれか一のスタートスイッチ(30)の駆動装置(70)が、制御装置(200)の決定に基づいて逆転駆動を開始し、駆動軸(71)の逆回転によって前記決定に係るスタートスイッチ(30)を原点位置方向に回動させる。これにより、収納されていたスタートスイッチ(30)のうちいずれか一のスタートスイッチ(30)が原点位置に復帰する。この場合、先ほど収納されたのと同一のスタートスイッチ(30)が再度原点復帰する場合もあり得る。また、原点位置にあったスタートスイッチ(30)の収納位置への移動と、収納位置にあったスタートスイッチ(30)の原点復帰とが同時に行われるようにしてもよい。
本発明によれば、スタートスイッチ(30)を複数とした分だけ、いずれのスタートスイッチ(30)をどのような態様で出没させるかのパターンが多くなり、より多様な報知演出を行うことができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記駆動装置(70)の駆動軸(71)は、前記スタートスイッチ(30)のレバー軸(33)に連結され、前記駆動軸(71)の回転により前記レバー軸(33)が揺動可能に形成されている。また、前記検知手段は、前記レバー軸(33)の回動又は前記駆動軸(71)の回転を検知可能に形成され、前記レバー軸(33)又は前記駆動軸(71)が初期位置から所定の操作検知位置まで回動又は回転したことを検知した場合に操作信号を出力し、前記操作信号出力後、前記レバー軸(33)又は前記駆動軸(71)が所定の収納検知位置まで回動又は回転したことを検知した場合には収納検知信号を出力するとともに、前記収納検知信号出力後、前記レバー軸(33)又は前記駆動軸(71)が初期位置に戻るまで回動又は回転したことを検知した場合には原点復帰信号を出力可能に形成されている。そして、前記駆動装置(70)は、前記スタートスイッチ(30)が原点位置にある場合には、初期位置にある前記レバー軸(33)の操作部(32)側が押下操作によって下方に回動し前記検知手段が操作信号を出力した場合に正転駆動を開始するとともに、前記収納検知信号によって駆動停止し、前記スタートスイッチ(30)が収納位置にある場合には、前記制御装置(200)の決定に基づいて、一回の遊技終了後に逆転駆動を開始するとともに、前記原点復帰信号の出力によって駆動停止するように形成されていることを特徴とする。
本発明は、駆動装置(70)の駆動によって、スタートスイッチ(30)のレバー軸(33)が揺動するように形成したものである。
本発明における「検知手段」は、単一の検知部でレバー軸(33)の回動又は駆動軸(71)の回転を検知可能であってもよいし、レバー軸(33)の回動を検知するための検知部と駆動軸(71)の回転を検知するための検知部を有していてもよい。前者の例としては、駆動軸(71)の周囲に形成された複数の溝部(検知溝72A,72B,72C)を検知することによりレバー軸(33)の回動又は駆動軸(71)の回転を検知する遮光センサ(操作検知センサ24)とすることができ、後者の例としては、駆動軸(71)の周囲に形成された溝部(72)を検知して駆動軸(71)の回転を検知する遮光センサ(24)と、レバー軸(33)の回動を検知するための接触センサ(回動検知センサ26)をそれぞれ設けたものとすることができる。
ここで、「一回の遊技終了後」とは、ストップスイッチ(50)の操作によって全ての図柄表示手段の図柄変動が停止したときとすることができ、入賞によって遊技媒体が払い出される場合には払い出しが終了するまでとすることができる。
本発明においては、レバー軸(33)が押下操作によって所定位置まで回動することにより駆動装置(70)が正転駆動を開始するので、遊技毎にスタートスイッチ(30)が収納されたり露出したりするものとなる。また、駆動軸(71)を直接レバー軸(33)に連結して揺動させるようにしてあるので、部品点数を少なくして構成を簡易にすることができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記スタートスイッチ(30)は、前記レバー軸(33)を揺動自在に支持するレバー軸支持部材(ケース35)を備え、前記レバー軸(33)は、前記操作部(32)と反対側の端部に操作被検知手段(遮光片34)を備え、前記駆動装置(70)の駆動軸(71)は、前記レバー軸支持部材(35)に連結され、前記駆動軸(71)の回転に基づき前記レバー軸支持部材(35)が前記レバー軸(33)と一体で揺動可能に形成されている。また、前記検知手段として、前記操作被検知手段(34)の位置移動を検知可能な操作検知手段(操作検知センサ24)と、前記駆動軸(71)の回転又は前記レバー軸支持部材(35)の回動を検知可能な回動検知手段(回動検知センサ26)とを設け、前記操作検知手段(24)は、前記スタートスイッチ(30)が原点位置にある場合において前記操作被検知手段(34)の位置移動を検知した場合に操作信号を出力し、前記回動検知手段(26)は、初期位置にある前記駆動軸(71)又は前記レバー支持部材(35)が所定の収納検知位置となるまで回動又は回転したことを検知した場合には収納検知信号を出力するとともに、前記駆動軸(71)又は前記レバー軸支持部材(35)が初期位置に戻るまで回動又は回転したことを検知した場合には原点復帰信号を出力可能に形成されている。そして、前記駆動装置(70)は、前記スタートスイッチ(30)が原点位置にある場合には、前記制御装置(200)の決定に基づいて正転駆動を開始するとともに、前記収納検知信号によって駆動停止し、前記スタートスイッチ(30)が収納位置にある場合には、前記制御装置(200)の決定に基づいて逆転駆動を開始するとともに、前記原点復帰信号の出力によって駆動停止するように形成されていることを特徴とする。
本発明は、駆動装置(70)の駆動によって、レバー軸(33)を支持している外装部材が揺動するように形成したものである。
ここで、前記レバー軸支持部材(35)は、レバー軸(33)を揺動自在に取り付けた箱状又は板状の支持部材であって、レバー軸(33)を遊技機内部に取り付ける役割を果たすとともに、遊技機から露出している操作部(32)及びレバー軸(33)を収納部(22)に収納させることを可能とするためのものである。
また、前記回動検知手段(26)は、駆動軸(71)の回転又はレバー軸支持部材(35)の回動を検知することにより、スタートスイッチ(30)の回動位置を確認するためのものであり、スタートスイッチ(30)が原点位置にあることしを検知して収納検知信号を出力するための検知部(水平検知センサ26A)と、スタートスイッチ(30)が収納位置にあることを検知して原点復帰信号を出力するための検知部(収納検知センサ26B)を有していてもよい。
本発明においては、レバー軸(33)に対する押下操作と駆動装置(70)の正転駆動の開始は全く別々なので、複数回の遊技にわたって同一のスタートスイッチ(30)を操作可能である。なお、押下操作時にレバー軸支持手段(35)が回動しないよう、回動禁止手段(ケースストッパー28)を設けると好適である。そして、例えば特定の遊技状態となった場合に、駆動装置(70)を駆動させてスタートスイッチ(30)を出没させることができる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、前記収納部(22)の正面側に、前記収納部(22)に収納された前記スタートスイッチ(30)の上方への回動を阻止するための操作禁止手段(レバーストッパー25、ゴム蓋27)を設けたことを特徴とする。
本発明は、収納状態のスタートスイッチ(30)を遊技者が無理やり引き出すなどの操作ができないようにしたものである。
前記「操作禁止手段」は、収納部(22)の正面側の開口部(21)において操作部(32)又はレバー軸(33)の手前側にソレノイド等により棒状部材を突出させるようにしたものや、開口部(21)を分割された弾性体で覆い操作部(32)及びレバー軸(33)が揺動するときには通過可能にしたものなどとすることができる。
本発明は、以上のように構成されているので、スタートレバーを用いて、今までにない斬新な報知を実行可能な遊技機を提供することができる。
本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシン、レバースイッチとしてスタートスイッチを例に、第一の実施の形態及び第二の実施の形態に分けて、図面に基づき説明する。
(第一の実施の形態)
(図面の説明)
図1乃至図10は、本発明の第一の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシン1の外観正面図、図2乃至図7はスタートレバーボックス20及びスタートスイッチ30を示す図、図8はスロットマシンの入力、制御及び出力のブロック図、図9はレバー回動制御を示す流れ図、図10は変形例に係る操作検知センサのセンシングを示すタイミングチャート図である
(スロットマシン1)
スロットマシン1は、図1に示すように、箱状の筐体11を有し、この筐体11の正面には筐体11の正面開口を閉塞可能かつロック可能な前扉3が開閉自在に取り付けられている。
前扉3には、遊技者側に向かって臨む表示窓12が形成されており、さらに表示窓12には、三個の回転リール40の図柄を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。そして、スロットマシン1の高さ方向略中央部は、スロットマシン1を作動させる操作手段が配置されたカウンター状の操作部3Aとなっている。なお、操作手段については後述する。操作部3Aの右端部上面にはメダル投入口14が設けられており、メダル投入口14の下方であって前扉3の内側には、投入された遊技メダルを検知するためのメダルセレクター63が設けられている。操作部3Aの下側には、遊技内容の表示などをするための下パネル3Bがはめ込まれており、下パネル3Bの下側には、払い出しメダルを貯留するための下皿3Cが設けられている。
また、筐体11の内部には、3個の回転リール40を備えるリールユニット60と、スロットマシン1の全体の作動を制御するための制御装置200(図示せず)と、遊技メダルを貯留すると共に払い出すためのホッパーユニット65が内蔵されている。さらに、特に図示しないが、スロットマシン1の主電源の入切や、遊技設定を変更するための電源ユニットが設けられている。
(制御装置200)
上記制御装置200は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、遊技制御装置210及び演出制御装置220を構成する。
遊技制御装置210は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。演出制御装置220は、ランプ68やスピーカ69等の演出表示装置66を制御するためのものである。
(入力段)
上記制御装置200の入力段には、図8に示すように、投入スイッチ15、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50、の5つのパーツが接続されている。なお、入力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
投入スイッチ15は、図1に示すように、メダルセレクター63に内蔵されたスイッチであって、メダル投入口14から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図1に示すように、操作部3Aの上面左側に設けられたスイッチであって、クレジットをメダル投入に代えるためのものである。ここで、クレジットとは、次遊技以降に使用するためのメダルをあらかじめ遊技機内部に貯留しておくことであり、スロットマシン10は、メダル投入口14から投入され投入スイッチ15を通過した遊技メダル、又は入賞により払い出される遊技メダルを、最大50枚まで、遊技機内部に貯留する扱いができるように形成されている。
(精算スイッチ17)
精算スイッチ17は、図1に示すように、前記ベットスイッチ16の左側に位置するスイッチであって、クレジットメダルを払い戻すためのものである。
(スタートスイッチ30)
スタートスイッチ30は、図1に示すように、操作部3Aの正面に設けられたレバーボックス20から正面側に向かって突出するレバースイッチであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。なおここで、「再遊技(Replay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技(Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
ここで、本実施の形態においては、操作部3Aの正面左側に設けられたレバーボックス20に、3個のスタートスイッチ30が設けられている。各スタートスイッチ30は、押下操作によって下方に回動するとともに、レバーボックス20の内部にスタートスイッチ30ごとに設けられたモータ70の駆動によって、上下に回動可能に形成されている。そして、水平状態となって正面側に向かって露出しているときには操作可能であり、略垂直状態となって前記レバーボックス20の内部に収納されているときには操作不能となっている。なお、遊技実行可能時には、3個のスタートスイッチ30A,30B,30Cのうちいずれかがレバーボックス20から正面側に露出し、残り2個についてはレバーボックス20に収納された状態となる。
一方、レバーボックス20には、スタートスイッチ30ごとに、操作検知センサ24(図4参照)が設けられており、いずれかのスタートスイッチ30に対応して設けられた操作検知センサ24の検知に基づいて、回転リール40が回転開始するようになっている。また、スタートスイッチ30ごとに、スタートスイッチ30(具体的にはレバー軸33)の回動角度を検知するための回動検知センサ26が設けられており、回動検知センサ26の検知に基づいて、当該スタートスイッチ30に対応して設けられたモータ70が駆動停止するようになっている。
なお、レバーボックス20及びスタートスイッチ30の構成の詳細については後述する。
(ストップスイッチ50)
ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図1に示すように、各回転リール40に対応した3個のボタンスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。そして、回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(出力段)
前記制御装置200の出力段には、図8に示すように、リールユニット60、ホッパーユニット65、演出表示装置66、モータ70、レバーストッパー25の5つのパーツが接続されている。なお、出力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
(リールユニット60)
リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された3個のリールモータと、各々のリールモータの出力軸に固定された3個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
(ホッパーユニット65)
ホッパーユニット65は、図1に示すように、筐体11の下部に設置された払い出し装置であって、遊技の結果に基づいて、下皿3Cにメダルを払い出すためのものである。
(演出表示装置66)
演出表示装置66は、演出制御装置220の制御により、入賞等を報知させるなど、種々の演出を行うものである。具体的には、演出表示装置66は、画像表示部67及びランプ68及びスピーカ69から構成されている。
画像表示部67は、図柄表示窓13の上方に設けられた窓部であり、LED、ドットマトリックス、液晶画面等を用いて、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。なお、画像表示部67としては上記のものに限られず、例えば演出専用の回転リールを設け、リールの図柄や文字等により演出を表示するようにしても良い。
ランプ68及びスピーカ69は、発光体の点灯又は点滅、入賞音の発生により入賞等を報知するためのものである。
(モータ70及びレバーストッパー25)
モータ70は、前記3個のスタートスイッチ30を回動させるための駆動装置であり、レバーストッパー25は、レバーボックス20に収納されたスタートスイッチ30を収納位置から移動不能とするためのストッパーであるが、これらの構成については後述する。
(遊技制御装置210)
遊技制御装置210は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置210は、図8に示すように、遊技実行制御手段211、当選抽選手段212、リール制御手段213、入賞判定手段214、ホッパー制御手段215、の5つの手段として機能する。なお、遊技制御装置210としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(遊技実行制御手段211)
遊技実行制御手段211は、通常行われる通常遊技と、特定の当選又は抽選結果に基づいて開始される特別遊技を行わせるためのものである。前記特別遊技とは、通常遊技よりも大きな利益を遊技者に付与可能な遊技であって、ビッグボーナスゲーム(BBゲーム)やレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)を含むものである。
(当選抽選手段212)
当選抽選手段212は、予め定めた抽選確率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段212による抽選の結果、所定の当選役に当選した場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
具体的には、当選抽選手段212は、スタートスイッチ30の操作タイミングで、カウント抽出手段がループカウンタの数値を読み取り、この数値と、前記ループカウンタがカウントする数値を全領域として各当選項目の当選領域を規定した当選判定テーブルとを比較して、抽出カウントデータが属する当選領域に対応する当選を決定する。
なお、ループカウンタは、一定範囲の数字、例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタとすることができ、上記のようにしてカウント抽出手段が読み取るループカウンタの数値は、あたかも乱数のような分布をとるものとなる。このように、結果として乱数のような分布を示す数字が得られるものとして、ループカウンタは「乱数発生手段」、カウント抽出手段は「乱数抽出手段」として位置づけられる。
(リール制御手段213)
リール制御手段213は、スタートスイッチ30の操作信号(後述する操作検知センサ24の検知信号)に基づいて回転リール40を回転させると共に、特に図示しないがリール回転検知センサの検知信号に基づいて図柄の現在位置を認識しつつ、当選抽選手段212の抽選結果及びストップスイッチ50の操作タイミングに基づいて、回転リール40の停止を制御するためのものである。
具体的には、リール制御手段213は、回転リール40を停止させる際、当選抽選手段212の抽選結果がハズレの場合には、3個の回転リール40の図柄が如何なる入賞の態様にも揃わないように蹴飛ばし制御を行い、抽選結果が所定の当選役に当選の場合には、3個の回転リール40の図柄が極力当該当選に係る入賞の態様となるように蹴飛ばし及び引き込み制御を行う。これらの制御は、ストップスイッチ50の操作信号受信とストップ信号出力のタイミングをずらして、回転リール40が停止するまでの時間を遅らせることにより行われる。
(入賞判定手段214)
入賞判定手段214は、入賞したかどうかの判定を行うとともに、入賞の場合には所定の入賞処理を行わせるためのものである。
すなわち、入賞判定手段214は、当選判定の抽選結果が当選の場合に、ストップスイッチ50の操作で三個の回転リール40の当選図柄を入賞の態様に停止させることができたかどうかを判断し、当選図柄を入賞の態様に停止させることができた場合には入賞を決定する。そして、入賞がメダル払い出しを伴う払い出し入賞である場合には、ホッパーユニット65に遊技メダルの払い出し信号を出力し、リプレイなどの非払い出し入賞である場合には、メダル投入又はベットスイッチ16の操作なしで次遊技を開始可能な状態にする。またボーナスゲーム入賞などの特別入賞の場合には、遊技実行制御手段211に特別遊技を開始させる。
(ホッパー制御手段215)
ホッパー制御手段215は、入賞判定手段214からのメダル払い出し信号や、精算スイッチ17の操作信号に基づいて、ホッパーユニット65を作動させるためのものである。
(演出制御装置220)
演出制御装置220は、遊技制御装置210からの出力信号、スタートスイッチ30その他の操作手段の操作信号等に基づいて、遊技に付随する演出を行わせるためのものであり、レバー回動制御手段221を備えている。なお、特に図示しないが、演出制御装置220には、前記手段の他に、表示装置66に所定の演出表示を行わせるための複数の演出データを記憶した記憶手段や、複数の演出データの中から所定条件に応じて実行する演出データを選択する演出決定手段などが設けられている。
(レバー回動制御手段221)
レバー回動制御手段221は、前記当選抽選手段212の抽選結果に基づいて、レバーボックス20に内蔵されているレバー軸回動モータ70及びレバーストッパー25の作動を制御することにより、特定の当選などスロットマシン1の内部状態を報知可能とするためのものである。
レバー回動制御手段221は、特に図示しないが、当選抽選手段212から特定当選役(例えばBB)に係る当選フラグの成立情報を取得する信号入力手段と、特定当選フラグ成立情報を取得した際に、スタートスイッチ30の出没による当選報知を行うか否かを決定する演出決定手段と、複数の報知パターンの中から報知態様を決定するための演出態様決定手段を有している。ここで、演出態様とは、3個のスタートスイッチ30のうちいずれのスイッチを操作可能とするか(すなわちどのスタートスイッチ30をレバーボックス20から露出させどのスタートスイッチ30をレバーボックス20に収納するか)や、レバーボックス20に収納されているスタートスイッチ30を露出させるまでの時間(タイミング)などのパターンを含む。
なお、レバー回動制御手段221によるスタートスイッチ30の出没作動及び報知制御については後述する。
(スロットマシン1の作動)
上記構成を有するスロットマシン1は、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、操作可能なスタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、3個の回転リール40が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ50の1個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ50を3個全て操作し終わると、3個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの役に当選となった場合、後述する当選フラグ成立手段112により、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄の組み合わせが、予め定められた所定の特別当選図柄(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。一方、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別当選図柄と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止することができない。
一方、通常遊技において、例えば「7」等の図柄が入賞有効ライン上に三個揃うと、BBゲームが開始される。BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄が図柄表示窓13のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
なお、BBゲーム中は、RBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われ、RBゲームと通常遊技とが交互に繰り返されるものである。そして、BBゲームは、一定枚数のメダル払い出し終了により終了する。
(スタートスイッチ30の詳細な説明)
ここで、スタートスイッチ30の詳細を説明する。
本実施の形態におけるスタートスイッチ30は3個設けられており、3個のスタートスイッチ30A,30B,30Cは、図2に示すように、レバーボックス20の内部に横方向に並列配置されている。そして各スタートスイッチ30は、図3に示すように、スタートスイッチ30ごとに設けられたモータ70のモータ軸71に軸着された軸支部31と、軸支部31に支持される棒状のレバー軸33と、レバー軸33の端部に固定された操作部としての球状の握り部32とを備えている。
前記軸支部31は、モータ軸71の端部に設けられた球状継ぎ手であって、レバー軸33を揺動自在に支持するとともに、モータ軸71の回転をレバー軸33の揺動に変えるためのものである。すなわち、レバー軸33は、図5に示すように、モータ軸71の軸方向と直交する方向に前記軸支部31に設けられており、握り部32を上方から押圧すること、及びモータ軸71が図3における黒矢印方向に回転するようモータ70が駆動する(以下正転という)ことにより下側に回動し、モータ70が逆転駆動することにより、上側に回動するようになっている。つまり、一度押下操作したスタートスイッチ30は、当該スタートスイッチ30に対応して設けられたモータ70が作動しない限り、原点位置(水平状態)に復帰しない。
そして、図3に示すスタートスイッチ30Aのように、レバー軸33が水平状態であるときは、図2に示すように、握り部32がレバーボックス20から露出して外部から操作可能となり、スタートスイッチ30B,30Cのように、レバー軸33が略垂直状態であるときは、握り部32及びレバー軸33がレバーボックス20の内部に隠れて、外部から操作不能となるように形成されている。なお、スタートスイッチ30の作動の詳細については後述する。
(レバーボックス20)
次に、レバーボックス20について説明する。
レバーボックス20は、図1に示すように、前扉3の操作部3Aの正面左側に設けられた箱形のケースであり、図2に示すように、正面には、縦長の長孔である開口部21が3つ形成されており、開口部21の内側は、スタートスイッチ30を収納可能な収納部22となっている。レバーボックス20の内部は、仕切り板によって3つの収納部22に区切られており、各収納部22には、3個のスタートスイッチ30A,30B,30Cがそれぞれ3つの開口部21A,21B,21Cの位置と合致するよう配置されている。前記開口部21は、横幅がスタートスイッチ30の握り部32の直径よりもやや大きく形成されているとともに、縦の長さはスタートスイッチ30の長さよりもやや大きく形成されており、揺動するスタートスイッチ30の操作部32とレバー軸33が開口部21から出没可能となっている。
また、レバーボックス20の背面部は、図5に示すように、手前側に向かって下り傾斜する緩衝壁23となっており、この緩衝壁23にはゴム板などの緩衝材23Aが貼付されている。緩衝壁23があることにより、握り部32が勢いよく押下された場合でも衝撃を吸収することができ、破損を防止することができる。
そして、レバーボックス20の内部には、図4及び図5に示すように、スタートスイッチ30を揺動させるための駆動装置としてのモータ70と、押下操作によるレバー軸33の回動角度を検知するための検知手段としての操作検知センサ24と、前記開口部21に横方向から突出して収納部22に収納されたスタートスイッチ30の上方への回動を阻止するための操作禁止手段としてのレバーストッパー25と、モータ70によるスタートスイッチ30の回動角度を検知するための検知手段としての回動検知センサ26が設けられている。
(モータ70)
モータ70は、図5に示すように、レバーボックス20の仕切り板に固定された駆動装置であって、例えばステッピングモータとすることができる。そして、モータ70のモータ軸71は、スタートスイッチ30の軸支部31を貫通してモータ70の固定面と対向する面(側面板又は仕切り板)に固定されている。また、特に図示しないが、モータ軸71の軸支部31との交差部分には面取りが形成され又は断面方形状に形成されており、モータ軸71と軸支部31とが一体で回転可能になっている。
さらに、モータ軸71のモータ本体と軸支部31との間には、モータ軸71の外周面の一部を軸方向と水平な面で切り欠いた検知溝72が形成されており、この部分に操作検知センサ24が配置されるようになっている。
(操作検知センサ24)
操作検知センサ24は、図4に示すように、レバーボックス20の背面板に固定され前記モータ軸71の検知溝72の位置に設置される遮光センサであって、発光部24A及び受光部24Bがモータ軸71を挟むように配置されている。そして、図6(A)(C)に示すように、検知溝72が垂直になっていないときには発光部24Aの発光する光線が受光部24Bに届かずスイッチOFF状態であり、図6(B)に示すように、検知溝72が垂直になったときに発光部24Aの発光する光線を受光部24Bが受光してスイッチON状態となるように形成されている。 ここで、検知溝72は、スタートスイッチ30のレバー軸33が水平状態から所定の角度回動して、図4に示すXの操作検知位置となったときに垂直になるように形成されている。すなわち、操作検知センサ24は、レバー軸33が初期位置から操作検知位置となるまで回動した場合にスイッチONとなるものである。
操作検知センサ24がONになると操作信号が出力され、スタートスイッチ30が操作されたものとして、リール制御手段213からリールユニット60にリールモータを駆動させるためのスタート信号が出力される。
さらに、操作検知センサ24は、レバー軸33の回動を検知後、レバー軸33が水平状態に戻るまで(すなわち後述する回動検知センサ26の水平検知センサ26AがON信号を出力するまで)、検知が有効にならない(ONにならない)。具体的には、検知後、水平検知センサ26AのON信号を受信するまでは発光部24Aが発光しないように形成されている。このためレバー軸33が収納部22に収納されているときには操作検知センサ24は非作動状態である。また、収納位置にあるレバー軸33が原点復帰する過程で押下操作された場合にはスタート信号が出力されないようにすることができる。
なお、操作検知センサ24は、モータ軸71が一定角度回転したこと、換言すれば、レバー軸33が水平状態から一定角度回動したことを検知可能であれば、上記構成に限られない。例えば、図7(A)に示すように、モータ軸71の周面に板状のフランジ部73を設けるとともに、このフランジ部73にスリット状の検知溝72を設け、フランジ部73を受発光部24A,24Bで挟むように操作検知センサ24を配置してもよい。また、特に図示しないが、検知溝72の代わりに、モータ軸71の軸直交方向に突出する遮光棒を設け、これを操作検知センサ24が検知するようにしてもよい。
(レバーストッパー25)
レバーストッパー25は、図2及び図5に示すように、レバーボックス20の正面板の裏側であって開口部21の側方に固定されたソレノイド25Aと、ソレノイド25Aの作動によって水平方向に摺動可能な突出棒25Bを有している。そして、スタートスイッチ30が収納位置(図4に示すYの位置)にあるとき、突出棒25Bを開口部21に側方から突出させることにより、突出棒25Bがレバー軸33の正面側に位置して、スタートスイッチ30を操作できなく(握り部32又はレバー軸33を手で取り出せなく)するものである。
(回動検知センサ26)
回動検知センサ26は、図4に示すように、レバーボックス20の上面板の裏側及び背面板に設けられたリミットスイッチであって、レバー軸33が水平状態となったことを検知するための水平検知センサ26Aと、レバー軸33が略垂直状態となったこと(握り部32が緩衝壁23に当接する位置すなわち収納位置となったこと)を検知するための収納検知センサ26Bとを備えている。
前記水平検知センサ26Aは、レバー軸33の水平状態における上面に当接可能な出没突起を有しており、出没突起が突出しているときにはスイッチOFF状態であり、出没突起が没入するとON信号(原点復帰信号)を出力する。一方、前記収納検知センサ26Bは、レバー軸33の水平状態における下面に当接可能な出没突起を有しており、出没突起が突出しているときにはスイッチOFF状態であり、出没突起が没入するとON信号(収納検知信号)を出力する。すなわち、水平検知センサ26Aはレバー軸33が初期位置になるまで回動した場合に原点復帰信号を出力し、収納検知センサ26Bはレバー軸33が収納検知位置まで回動した場合に収納検知信号を出力する。
なお、回動検知センサ26は、信号出力した後は、出没突起が没入したままか突出したかに関わらず、スイッチOFF状態に戻る。すなわち、没入していた出没突起が突出するときには何事も起こらず、突出している没入突起が没入したときのみONになる。
そして、回動検知センサ26から検知信号が出力される(ONになる)ことにより、モータ70が駆動を停止するようになっている。具体的には、モータ70が正転していた場合には、収納検知センサ26BがONになると駆動停止し、モータ70が逆転していた場合には、水平検知センサ26AがONになると駆動停止する。
(スタートスイッチ30の出没作動)
次に、上記構成を有するスタートスイッチ30の作動について、図4乃至図6に基づき説明する。
ここで、モータ軸71はスタートスイッチ30の重量によって回転することはなく、スタートスイッチ30が原点位置(水平状態)にある場合には、レバー軸33は駆動停止しているモータ70のモータ軸71に支持されて水平状態を保っている。ただし、モータ軸71の円周方向にスタートスイッチ30の重量以上の力がかかると、モータ軸71はモータ70が励磁しなくても回転するようになっている。
また、スタートスイッチ30が原点位置にある場合には、操作検知センサ24及び回動検知センサ26はOFFであり、レバーストッパー25は、図2及び図5のスタートスイッチ30Aに示すように、突出棒25Bは開口部21に突出しておらず、レバー軸33の回動を阻害しないようになっている。
そして、原点位置にあるスタートスイッチ30の握り部32が押下操作されると、レバー軸33は手前側が下方に回動する。スタートスイッチ30が図4に示すXの操作検知位置になると、図6(B)に示すように操作検知センサ24がONになる(操作信号が出力される)。メダル投入やベットスイッチ16の操作、前遊技から所定の遊技制限時間が経過していることを条件に、この操作信号に基づき、当選抽選手段212が当選判定の抽選を行うとともに、リールユニット65にスタート信号が出力されて、回転リール40が回転開始する。なお、操作検知センサ24はON信号出力後、非作動状態(発光部24Aが発光停止)となる。
また、操作検知センサ24がONになることにより、モータ70が励磁し、モータ軸71を正転方向(図3の黒矢印方向)に回転させる。これにより、レバー軸33の手前側はさらに下側に回動し、握り部32は開口部21から収納部22へと収納される。そして、握り部32が緩衝壁23に当接する位置となるまでレバー軸33が回動すると、スタートスイッチ30は図4に示すYの収納位置となり、図6(C)に示すように収納検知センサ26BがONになる。
収納検知センサ26BがONになることにより、モータ70は駆動停止する。またこのとき、レバーストッパー25のソレノイド25Aが作動して、突出棒25Bが突出する。これにより、図2及び図5のスタートスイッチ30Bに示すように、突出棒25Bが開口部21を横切るように突出し、レバー軸33の手前側に位置してスタートスイッチ30の上側への回動を阻止するものとなる。つまり、スタートスイッチ30はロックされた状態となる。
さて、収納部22に収納されたスタートスイッチ30は、一回の遊技が終了するまで収納されたままとなる。すなわち、回転リール40が回転停止し、入賞した場合にはメダルの払い出しが終了するまで、スタートスイッチ30は物理的に操作不能である。そして、一回の遊技が終了したところで、レバーストッパー25のソレノイド25Aが作動して、突出棒25Bが没入するとともに、モータ70が励磁して、逆転駆動を始める。これにより、レバー軸33が上側に回動し、操作部32及びレバー軸33は開口部21から露出する。
レバー軸33が水平状態となるまで回動すると、水平検知センサ26AがONになる(原点復帰信号が出力される)。この原点復帰信号によって、モータ70は駆動停止し、スタートスイッチ30は原点位置に保持されるとともに、操作検知センサ24が作動状態(発光部24Aが発光)となる。
なお、以上は一のスタートスイッチ30について、レバーボックス20に収納され、再び原点位置に戻るまでの出没作動を説明したものであるが、本実施の形態においては、3個のスタートスイッチ30のうち操作可能となる(すなわち前遊技終了後にレバーボックス20から露出する)スタートスイッチ30が変化するように形成されている。以下、その制御について説明する。
(スタートスイッチ30の出没制御)
3個のスタートスイッチ30の出没制御は、演出制御装置220のレバー回動制御手段221によって行われるものである。図9は、その制御の流れを示すフローである。
なお、初期状態においては、3個のスタートスイッチ30のうちいずれか1個がレバーボックス20から露出している。
そして、図9のステップ100において、いずれかのスタートスイッチ30の操作検知センサ24がONになったか否か(操作信号が出力されたか)が判断される。すなわち、レバーボックス20から露出しているスタートスイッチ30(例えば図2におけるスタートスイッチ30A)が押下操作されてレバー軸33が操作検知位置となるまで回動したかどうかの判断がなされる。操作検知センサ24がONにならない場合には、ステップ100に戻る。操作検知センサ24がONになった場合には、次のステップ101に進む。
ステップ101において、操作されたスタートスイッチ30のレバー軸33に軸着されているモータ70(上記例の場合にはモータ70A)を正転駆動させる。これにより、レバー軸33はさらなる押下操作なしに下側に回動する。なお、この際のモータ70の励磁は最低限のものとし、押下操作が乱暴に行われた場合には、緩衝壁23によりその衝撃を吸収する。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、収納検知センサ26BがONになったか否か(収納検知信号が出力されたか)が判断される。すなわち、レバー軸33が収納位置となるまで回動したかどうかの判断がなされる。収納検知センサ26BがONにならない場合には、ステップ101に戻る。一方、収納検知センサ26BがONになった場合は、次のステップ103に進む。
ステップ103において、モータ70の駆動を停止させる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、レバーストッパー25をロック作動させる。すなわちソレノイド25Aを作動させて突出棒25Bを突出させる。これにより、スタートスイッチ30は収納部22から取り出し不能にロックされる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、収納されているスタートスイッチ30の復帰パターンを決定する。すなわち、いずれのスタートスイッチ30を、どのようなタイミングで原点復帰させるかを決定する。例えば、操作されたスタートスイッチ30が左側のスタートスイッチ30Aだった場合、当選判定の抽選結果、フラグ持ち越し可能な特別当選、例えばBBに当選した場合には、スタートスイッチ30A以外のスタートスイッチ30、例えば中央のスタートスイッチ30Bや、右側のスタートスイッチ30Cを原点復帰させる決定をする。BBに当選していない場合でも、所定の確率でスタートスイッチ30A以外のスタートスイッチ30を復帰させるようにしてもよい。この際、モータ70の駆動速度や原点復帰までの過程(駆動方向を変化させる等)もあわせて決定する。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、1回の遊技が終了したか否かが判断される。すなわち回転リール40が全停止したか、あるいはメダルの払い出しが終了したかどうかの判断がなされる。1回の遊技が終了していない場合には、ステップ106に戻る。1回の遊技が終了した場合には、次のステップ107に進む。
ステップ107において、前記ステップ105で復帰を決定したスタートスイッチ30に係るレバーストッパー25を解除作動させる。すなわち、ソレノイド25Aを作動させて突出棒25Bを没入させる。そして、次のステップ108に進む。
ステップ108において、レバーストッパー25を解除作動させたスタートスイッチ30のモータ70を逆転駆動させる。これも、決定した復帰パターンに基づき、例えばスタートスイッチ30が開口部21から露出するスピードが速かったり遅かったり、途中で速度が変わったり、あるいは途中で回動方向が逆転したりするように、モータ70の駆動を制御する。そして、次のステップ109に進む。
ステップ109において、水平検知センサ26AがONになったか否か(原点復帰信号が出力されたか)が判断される。すなわち、レバー軸33が初期位置の水平状態となるまで回動したかどうかの判断がなされる。水平検知センサ26AがONにならない場合には、ステップ108に戻る。一方、水平検知センサ26AがONになった場合は、次のステップ110に進む。
ステップ110において、モータ70を駆動停止させる。レバーボックス20からは、いずれか1個のスタートスイッチ30が露出した状態となる。そして、スタートスイッチ30の出没制御を終了する。
なお、スタートスイッチ30を原点復帰させる際、レバー軸33が水平状態になっていないうちに無理やり押下操作がされた場合には、水平検知センサ26AがONにならないのでモータ70は逆転駆動し続ける。また、水平検知センサ26AがONにならないと操作検知センサ24が作動しないので、レバー軸33が検知位置になっても検知されない。従って、スタートスイッチ30の操作を有効にするためには、レバー軸33が水平状態になるのを待たなければならない。
このように、本実施の形態によれば、複数のスタートスイッチ30を設け、操作後にレバーボックス20に収納するとともに、次遊技開始時にいずれかのスタートスイッチ30を復帰させるようにしてあるので、遊技者は、どのスタートスイッチ30が使用可能となったかによって当選の有無を推測することができる。また、スタートスイッチ30を復帰させる際の作動態様により、報知の信頼度を表現することもでき、今までにない報知演出を行うことができるものである。
また、当該遊技終了後、所定の遊技制限時間(4.1秒)が経過して次遊技が開始可能となるまで、レバーボックス20に収納されているスタートスイッチ30を露出させない(モータ70を駆動させない)ようにすれば、あるいは、スタートスイッチ30が水平状態になったときに所定の遊技制限時間が経過するようなタイミングでモータ70を駆動させるようにすれば、スタートスイッチ30の原点位置への復帰によって、遊技者に遊技開始可能を知らせることができる。
なお、上記実施の形態では、スタートスイッチ30を3個設けてあったが、スタートスイッチ30は2個でもよいし4個あってもよい。
(第一の実施の形態の変形例)
ところで、上記した実施の形態では、遊技者の押下操作を検知するための操作検知センサ24と、モータ70の駆動によって回動するレバー軸33の位置を検知するための回動検知センサ26の、二つのセンサを設けていたが、操作検知センサ24でレバー軸33の水平位置及び収納位置を検知可能としてもよい。
具体的には、図7(B)に示すように、モータ軸71の周面に板状のフランジ部73を設けるとともに、このフランジ部73にスリット状の検知溝72を3個設ける。3個の検知溝72A,72B,72Cはそれぞれ、スタートスイッチ30が原点位置にあるときには検知溝72Aが操作検知センサ24で検出され、スタートスイッチ30が図4におけるXの操作検知位置にあるときには検知溝72Bが操作検知センサ24で検出され、スタートスイッチ30が図4におけるYの収納位置にあるときには検知溝72Cが操作検知センサ24で検出されるような配置で形成されている。つまり、操作検知センサ24は、検知溝72Aを検出しているときにはモータ軸71が初期位置にあり、検知溝72Bを検出したときにはモータ軸71が操作検知位置まで回転し、検知溝72Cを検出したときにはモータ軸71が収納検知位置まで回転したことを検知することができるようになっている。
この場合、レバー軸33の揺動に基づく操作検知センサ24の検出パターンは、図10に示すようになる。すなわち、ON状態からOFFになり(1.検知溝72A又は検知溝72Cの検出)、所定時間経過後にON/OFFとなり(2.検知溝72Bの検出)、さらに所定時間経過後にONとなる(3.検知溝72C又は検知溝72Aの検出)。そこで、レバー軸33が下側に回動する場合には、図10(A)に示すように、1の立ち下がりは無視して、2の立ち上がりを操作検知とし、3の立ち上がりを収納検知とするように形成する。一方、レバー軸33が上側に回動する場合には、図10(B)に示すように、1の立ち下がり、2の立ち上がりは無視して、3の立ち上がりを水平検知とするように形成する。
このように形成した場合には、検知方法が複雑になるものの、センサ1個でレバー軸33の回動を検知でき、部品点数を削減して機構的構成を簡易にすることができる。
さらに、上記実施の形態は、レバー軸33の端部を軸支部31として、ここにモータ軸71を固定してあったが、軸支部31をレバー軸33の軸方向略中間部に設け、ここにモータ軸71を固定してもよい。この場合、操作検知センサ24をレバー軸33の奥側に設け、一方レバー軸33には、軸支部31を挟んで握り部32の対向側に、レバー軸33の揺動に伴い前記操作検知センサ24の受発光部24A,24Bの間を通過可能な遮光片(第二の実施の形態を示す図13、図14参照)を設けてもよい。そして、押下操作によるレバー軸33の回動は遮光片の位置移動に基づいて検知し、モータ軸71の回転によるレバー軸33の回動は図4又は図7に示す回動検知センサ26によって検知するように形成することができる。このように形成しても、上記実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第二の実施の形態)
上記第一の実施の形態では、スタートスイッチ30が操作される度にレバーボックス20に収納されるようにしてあったが、第二の実施の形態は、例えば一定の遊技期間にわたって、スタートスイッチ30が露出したままになっているように形成したものである。
(図面の説明)
図11乃至図15は、本発明の第二の実施の形態を示すものであり、図11乃至図14はレバーボックス20及びスタートスイッチ30を示す図、図15はレバー回動制御を示す流れ図である。
なお、第二の実施の形態に係るスロットマシン1の基本的構成は、第一の実施の形態と同様であるため説明を省略し、本実施の形態の特徴点のみ説明する。
(スタートスイッチ30)
本発明において、スタートスイッチ30は、図11に示すように、操作部3Aの正面左側に設けられたレバーボックス20に、2個のスタートスイッチ30が設けられている。そして、遊技実行可能時には、2個のスタートスイッチ30A,30Bのうちいずれかがレバーボックス20から正面側に露出し、残り1個についてはレバーボックス20に収納された状態となっている。そして、遊技状態に応じて、露出している一のスタートスイッチ30が収納され、収納されている他のスタートスイッチ30が露出するような作動が行われたり、露出しているスタートスイッチ30が収納され、当該スタートスイッチ30が再び露出するような作動が行われたりするものである。
本実施の形態におけるスタートスイッチ30は、図12及び図13に示すように、レバー軸支持部材としてのケース35と、ケース35の内部に設けられた軸支部31と、軸支部31に支持される棒状のレバー軸33と、レバー軸33の端部に固定されケース35の正面開口35Aから突出する球状の握り部32とを備えている。そして、レバー軸33は、握り部32を上方から押圧して揺動させることにより、握り部32と反対側の端部が軸支部31を中心に握り部32の揺動方向と逆方向に揺動するようになっている。そして、前記ケース35をレバーボックス20に設置することにより、握り部32がレバーボックス20の正面側に露出し、外部から操作可能となっている。
また、前記レバー軸33の奥側にはフランジ状のバネ受けが形成されており、このバネ受けとケース35に設けられたバネ受け35Bとの間には、レバー軸33を芯にして弦巻バネ36が設置されている。そして、レバー軸33は、このバネ36により、常に略水平状態となるよう付勢されている。従って、握り部32が押下された後、握り部32への押圧力がなくなると(握り部32から手を離すと)、初期位置に戻るようになっている。
前記ケース35は、中空の筒体又は箱体であって、その奥側端部には、レバー軸33の揺動(つまり握り部32の操作)を検知するための操作検知センサ24が設けられている。操作検知センサ24は、相対向して設けられた発光部及び受光部(図示せず)からなる検知部を有する光センサであって、前記レバー軸33の奥側端部に設けられた遮光部34(図14参照)が、レバー軸33の揺動に伴い検知部を通過するのを検知可能になっている。操作検知センサ24は、遮光部34が検知部を遮蔽しているときにはスイッチOFF状態であり、遮光部34が検知部を遮らない位置まで移動することにより発光部からの光線を受光部が受光したときにONになる(操作信号を出力する)ようになっている。
さらに、前記操作検知センサ24は、図13に示すように、スタートスイッチ30の奥側に設けられた接点Pと接触しているとき、すなわちケース35が水平状態であるときに通電して発光部が発光するように形成されている。従って、ケース35が揺動している途中に操作部32が操作されても、操作信号は出力されない。
そして、本実施の形態においては、前記ケース35は、図14に示すように、レバーボックス20の内部にスタートスイッチ30ごとに設けられたモータ70のモータ軸71と、モータ軸71の反対側に設けられたケース支持軸37によって、レバーボックス20の内部に回動自在に支持されているとともに、モータ70の駆動によって揺動するように形成されている。
(レバーボックス20)
レバーボックス20は、図11に示すように、前扉3の操作部3Aの正面左側に設けられた箱形のケースであり、正面には、縦長の長孔である開口部21が2つ形成されており、開口部21にはこの開口部21を塞ぐためのゴム蓋27が設けられているとともに、開口部21の内側は、図13に示すように、スタートスイッチ30を収納可能な収納部22となっている。レバーボックス20の内部は、図14に示すように、仕切り板によって2つの収納部22に区切られており、各収納部22には、2個のスタートスイッチ30A,30Bがそれぞれ2つの開口部21A,21Bの位置と合致するよう配置されている。
前記前記ゴム蓋27は、中央から縦に二分割された板状の蓋であり、スタートスイッチ30が揺動することにより、操作部32とレバー軸33の一部が縦の割れ目から出没可能となっている。また、スタートスイッチ30が収納部22に収納されているときには、ゴム蓋27によって握り部32やレバー軸33に触れることができない。すなわち、ゴム蓋27は操作禁止手段としても機能するものである。
そして、レバーボックス20の内部には、図13及び図14に示すように、スタートスイッチ30をケース35ごと揺動させるためのモータ70と、横方向から突出して水平状態のスタートスイッチ30を下方から支持するためのケースストッパー28が設けられている。
(モータ70)
モータ70は、図5に示すように、レバーボックス20の仕切り板に固定された駆動装置であって、例えばステッピングモータやDCモータとすることができる。そして、モータ70のモータ軸71の一端は、スタートスイッチ30のケース35の側面に固着されており、モータ軸71とケース35とが一体で回転可能になっている。
なお、本実施の形態においては、モータ70の駆動の駆動制御を駆動時間又はステッピングモータの回転ステップ数を計測することにより行うようにしてあるので、モータ軸71の回転角度や、モータ70の駆動に伴うケース35の回動角度を検知するためのセンサを特に設けていないが、第一の実施の形態における操作検知センサ24や回動検知センサ26の構成と同様のセンサを設けてもよい。
(ケースストッパー28)
ケースストッパー28は、図14に示すように、レバーボックス20の正面板の裏側略中央部に固定されたソレノイド28Aと、ソレノイド28Aの作動によって水平方向に摺動可能な突出棒28Bを有している。ソレノイド28Aは、突出棒28Bが突出したとき、水平状態のスタートスイッチ30のケース35の下面に当接する高さ位置に設置されている。
また、突出棒28Bは、ソレノイド28Aの左右の側面側から突出可能であり、突出棒28Bの左端部281が左側のスタートスイッチ30Aのケース35の下側に位置している時には、右端部282は右側のスタートスイッチ30Bのケース35の下側から離れ、逆に右端部282がスタートスイッチ30Bのケース35の下側に位置しているときには、左端部281がスタートスイッチ30Aのケース35の下側から離れるように形成されている。
そして、スタートスイッチ30が水平状態のとき、突出棒28Bを開口部21に側方から突出させることにより、突出棒28Bがケース35の下面に当接して、スタートスイッチ30の下方向への回動を阻止するものである。
ここで、モータ軸71はスタートスイッチ30の重さがかかることによって回転することはなく、スタートスイッチ30が原点位置(水平状態)にある場合には、ケース35は駆動停止しているモータ70によって水平状態を保つことができる。しかし、レバー押下操作に伴い、モータ70の駆動停止中にモータ軸71に過大な回転力がかかると、モータ軸71が回転してケース35が傾いてしまったり、モータ軸71の破損につながるため好ましくない。その点、このケースストッパー28があることにより、握り部32の押下時にレバー軸33の下側がケース35の正面開口35A(図13参照)の下縁部に衝突して、ケース35に押圧力がかけられた場合でも、ケース35を水平に保持することができる。
なお、本実施の形態では、スタートスイッチ30を2個設けてあるので、ケースストッパー28を上記したような構成としてあるが、もちろん、スタートスイッチ30ごとに、第一の実施の形態におけるレバーストッパー25と同様の構成を有するケースストッパー28を設けてもよい。
(スタートスイッチ30の出没作動)
次に、上記構成を有するスタートスイッチ30の作動について、図13及び図15に基づき説明する。
ここで、本実施の形態においては、図11に示すように、2個のスタートスイッチ30のうち、いずれか1つがレバーボックス20から露出しており、他の1つはレバーボックス20の内部に収納されている。レバーボックス20に収納されているスタートスイッチ30は、図13に二点鎖線で示すように、握り部33が下側となるよう位置しており、図11及び図14に示すように、レバーボックス20の開口部21に設けられたゴム蓋27によって外側から視認不能かつ操作不能となっている。
まず、レバーボックス20から露出しているスタートスイッチ30の作動について説明する。ここで、スタートスイッチ30が原点位置にある場合には、ケースストッパー28は、図14スタートスイッチ30Aに示すように、突出棒28Bがケース35の下側に突出しており、スタートスイッチ30を下方から支持している。
この状態において、握り部32が押下操作されると、レバー軸33の手前側は下方に回動するとともに奥側は上方に回動し、図13に示すXの操作検知位置となる。このとき遮蔽板34が操作検知センサ24の検知部から外れて操作検知センサ24がONになる(操作信号が出力される)。この操作信号に基づき、当選抽選手段212が当選判定の抽選を行うとともに、リールユニット60にスタート信号が出力されて、回転リール40が回転開始する。
前記レバー軸33は、図13に示すように、ケース35の正面開口35Aの高さの範囲内で回動可能であり、握り部32から手を離すと、レバー軸33はバネ36の復元力により初期位置(水平状態)に戻る。なお、レバーボックス20の開口部21はゴム蓋27によって塞がれているが、レバー軸33が揺動に伴い上下に移動するときには、中央の割れ目が広がるため、レバー軸33の揺動を阻害することはない。
次に、スタートスイッチ30の出没作動について説明する。
まず、露出しているスタートスイッチ30をレバーボックス20に収納する場合には、遊技中の所定時、例えば回転リール40の回転開始時、ストップスイッチ50の操作時などに、ケースストッパー28のソレノイド28Aが作動して、露出しているスタートスイッチ30を支持している突出棒28Bが没入するとともに、反対側が突出する。図14を例にすると、突出棒28Bの左端部281がスタートスイッチ30Aのケース35の下側から離れケース35と干渉しない位置(以下ロック解除位置という)となり、右端部282がスタートスイッチ30Bのケース35の下側となる位置(以下ロック位置という)に突出する。
その後、露出しているスタートスイッチ30のモータ70が正転方向(モータ軸71が図12に示す黒矢印方向に回転する方向)に駆動を開始する。これにより、モータ軸71及びケース支持軸37を中心にケース35が下側に回動し、操作部32及びレバー軸33はゴム蓋27をくぐり抜けて開口部21の内側に入る。そして、露出していたスタートスイッチ30は収納部22に収納される。
スタートスイッチ30が図13に示す収納位置Y(垂直状態)となるまで回動すると、モータ70は駆動停止する。これは、レバー回動制御手段221にカウント手段(図示せず)を設け、例えばモータ軸71が90度回転するのに要するステッピングモータの回転ステップ数や、モータ70の駆動時間をカウントし、所定のカウント値になったら収納検知信号を出力するように形成することにより実行可能である。あるいは、第一の実施の形態と同様に回動検知センサの検知信号に基づいて停止するようにしてもよい。
次に、レバーボックス20に収納されているスタートスイッチ30を露出させる場合には、2個のスタートスイッチ30のうち、レバー回動制御手段221によってレバーボックス20から露出させると決定されたスタートスイッチ30について、ケースストッパー28の突出棒28Bがロック解除位置となるようソレノイド28Aが作動する。
突出棒28Bがケース35に干渉しない位置となったら、露出させると決定されたスタートスイッチ30のモータ70が、逆転方向に駆動を開始する。これにより、ケース35が上側に回動し、操作部32及びレバー軸33はゴム蓋27をくぐり抜けて開口部21の外側に出てくる。そして、収納されていたスタートスイッチ30は、レバーボックス20から露出する。そして、レバー軸33が水平状態となるまで回動すると、モータ70は駆動停止する。水平状態になったかどうかは、前述したように、レバー回動制御手段221のカウント手段のカウントに基づき判断することができ、水平状態になったときには原点復帰信号が出力されるように形成することができる。その後、ケースストッパー28の突出棒28Bがロック位置となるようソレノイド28Aが作動し、スタートスイッチ30は原点位置に保持される。
なお、露出している一のスタートスイッチ30が収納された場合、他のスタートスイッチ30が露出する場合もあるし、収納されたスタートスイッチ30が再び露出する場合もある。以下、その制御について説明する。
(スタートスイッチ30の出没制御)
2個のスタートスイッチ30の出没制御は、演出制御装置220のレバー回動制御手段221によって行われる。図15は、その制御の流れの一例を示すフローである。
ここで、初期状態においては、2個のスタートスイッチ30のうちいずれかがレバーボックス20から露出している。
そして、まず図15のステップ200において、スタートスイッチ30の出没演出の実行が決定されたか否かが判断される。出没演出実行の有無は、例えばBBなどの特別当選フラグが成立した場合、演出を行うか否かの抽選に当選した場合とすることができ、演出を行うか否かの抽選は遊技毎に行うこともできる。出没演出の実行が決定されない場合には、ステップ200に戻る。すなわち、出没演出の実行が決定されるまで、遊技者は同じスタートスイッチ30を操作して遊技を行うこととなる。一方、出没演出の実行が決定された場合には、次のステップ201に進む。
ステップ201において、レバーボックス20から露出しているスタートスイッチ30のケースストッパー28を解除作動する。すなわち、突出棒28Bがロック解除位置となるようソレノイド28Bを作動させる。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、露出しているスタートスイッチ30のモータ70を正転駆動させる。これにより、当該スタートスイッチ30は下方に回動する。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、モータ軸71が一定角度(具体的には90度である)回転したか否かが判断される。これは、前述したように、モータ70の回転ステップ数や回転時間から判断することができる。また、回動検知センサの検知に基づいて判断してもよい。モータ軸71が一定角度回転していない場合には、ステップ202に戻る。一方、モータ軸71が一定角度回転した場合には、次のステップ204に進む。
ステップ204において、収納検知信号の出力によってモータ70の駆動を停止させる。この時点で、二つのスタートスイッチ30は双方ともレバーボックス20に収納されている。そして、次のステップ205に進む。
ステップ205において、2個のスタートスイッチ30のうちレバーボックス20から露出させるスタートスイッチ30の決定を行う。この決定は、当選フラグの有無に応じて決定してもよいし、抽選により決定してもよい。そして、次のステップ206に進む。
ステップ206において、露出させると決定したスタートスイッチ30について、ケースストッパー28を解除作動させる。なお、決定に係るスタートスイッチ30のケースストッパー28がすでに解除状態となっている場合、すなわち、前記ステップ202〜204で収納したスタートスイッチ30を再度露出させる場合には、解除作動は行わない。そして、次のステップ207に進む。
ステップ207において、スタートスイッチ30を露出させるための所定の作動契機に該当したか否か、すなわちモータ70を逆転作動させるかどうかについて判断がなされる。ここで、作動契機は、一回の遊技の終了であってもよいし、遊技中の所定の操作手段の操作であってもよい。例えば、回転リール40の回転開始とともにスタートスイッチ30が収納された場合には、いずれかのストップスイッチ50の操作時とすることができる。あるいは、メダル投入又はベットスイッチ16の操作時であってもよい。所定の作動契機に該当していない場合には、ステップ207に戻る。所定の作動契機に該当した場合には、次のステップ208に進む。
ステップ208において、前記ステップ206においてケースストッパー28が解除作動されたスタートスイッチ30について、モータ70を逆転駆動させる。これにより、当該スタートスイッチ30は上方に回動する。なお、この際、モータ70の駆動速度を変化させたり、駆動方向を変化させたりして、スタートスイッチ30の動きによる信頼度の表現を行わせるようにしてもよい。そして、次のステップ209に進む。
ステップ209において、モータ軸71が一定角度回転したか否かが判断される。モータ軸71が一定角度回転していない場合には、ステップ208に戻る。一方、モータ軸71が一定角度回転した場合には、次のステップ210に進む。
ステップ210において、原点復帰信号の出力によってモータ70の駆動を停止させる。そして、次のステップ211に進む。
ステップ211において、露出したスタートスイッチ30のケースストッパー28をロック作動させる。これにより、スタートスイッチ30はケース35の前方が突出棒28Bによって下方から支持され、上側から押圧力をかけられても水平状態を保持できる。そして、スタートスイッチ30の出没制御を終了する。
なお、上記フローでは、ステップ205において、いずれのスタートスイッチ30を露出させるかの決定を行っているが、これはステップ200の出没演出決定の際に決定するようにしてもよい。また、上記不フローでは、露出していたスタートスイッチ30が収納されてから、収納されているいずれかのスタートスイッチ30が露出されるようにしてあるが、露出しているスタートスイッチ30の収納作動と、収納されているスタートスイッチ30の露出作動とを同時に行わせるようにしてもよい。
このように、第二の実施の形態によれば、第一の実施の形態と同様に当選報知を斬新な方法で行うことができるとともに、遊技毎にスタートスイッチ30が収納される煩わしさが無く、遊技を円滑に進めることができる。また、レバーボックス20の開口部21をゴム蓋27で塞いであるので、レバー軸33の揺動を妨げることなく収納部22に埃やゴミが溜まるのを防止でき、レバーボックス20の内部の目隠しとなるので外観上も優れている。さらに、本実施の形態においては、汎用のスイッチユニットを利用することができるので、容易かつ安価に製造可能である。
なお、上記実施の形態では、スタートスイッチ30を2個設けてあったが、スタートスイッチ30は3個でもよいし4個あってもよい。
また、上記実施の形態では、モータ軸71を直接ケース35に固定してあったが、モータ軸71とケース35との間にギアやベルトやチェーンなどの伝達手段を介在させて、モータ軸71の回転をケース35に伝達させるようにしてもよい。このように形成する場合には、スタートスイッチ30(ケース35)の回動角度を検知するためのセンサを設けるのが好ましい。またこの場合には、モータ70をケース35の奥側に配置してもよい。
さらに、第一の実施の形態においても、レバーボックス20の開口部21を塞ぐ蓋部材を設けてもよい。この蓋部材としては、収納部22に収納されているスタートスイッチ30を操作不能とするための開閉シャッターを設けてもよく、この場合には、ケース35が収納位置まで回動したことを検知したら開閉シャッターを閉め、ケース35が上方に回動開始する前に開閉シャッターを開くようにすればよい。このように形成した場合にはレバーストッパー25を設けなくてもよい。また、第一の実施の形態においても、モータ軸71と軸支部31とを直接連結するのでなく、ギア等の伝達手段を介在させてもよい。この場合には、モータ70を軸支部31の奥側に配置してもよい。
(本発明の他の実施の形態)
ところで、上記した第一及び第二の実施の形態では、スタートスイッチ30を複数設けた場合について説明しているが、本発明は、スタートスイッチ30が単数であってもよい。この場合には、レバー回動制御手段221は、その1個のスタートスイッチ30について、レバーボックス20に収納させるか否か、収納状態のスタートスイッチ30をどのようなタイミングで原点復帰させるか、収納又は原点復帰させるときの態様(速度変化や回動変化)を決定することとなる。またスタートスイッチ30が単数の場合のスタートスイッチ30の構成は、レバー軸33とモータ軸71が直接連結されている第一の実施の形態のようにしてもよいが、遊技のたびにスタートスイッチ30が収納される煩わしさを鑑みると、モータ軸71をケース35に連結してレバー軸33の揺動とスタートスイッチ30全体の揺動とが別個に行われるようにした第二の実施の形態のように形成するのが好ましい。
ただし、第一の実施の形態に係るスタートスイッチ30を、以下のように形成した場合には、スタートスイッチ30が単数の場合であっても操作性を損なうことなく、スタートスイッチ30の出没作動による報知演出を行うことができる。具体的には、(1)所定の内部状態や特定の遊技状態であるとき(レバー回動制御手段221がスタートスイッチ30の出没作動に関する決定をしたとき)のみ、レバー押下の操作信号(操作検知センサ24のON)を契機にモータ70を正転駆動させてスタートスイッチ30を収納位置まで回動させ、通常時(特定状態でないとき)は、操作信号を契機にモータ70を逆転駆動させることにより、スタートスイッチ30を原点位置に戻すように形成するものである。
あるいは、特に図示しないが、(2)レバーストッパー25と同様の構成を有するストッパーによって、通常時はレバー軸33が操作検知位置までしか回動しないようにし、レバー軸33が常時原点位置となるよう付勢するバネによって原点位置に戻すようにしてもよい。このように形成した場合には、特定時には操作信号を契機にストッパーが解除され、その後モータ70が正転駆動してスタートスイッチ30が収納位置まで移動するものとなる。この場合、ストッパーの解除によってレバー軸33を付勢しているバネが移動し、レバー軸33にかかる付勢力が無くなるようにすると好適である。例えば、ストッパーの突出棒の先端側上部にレバー軸33の下面に当接可能な板バネを設け、ストッパーの解除(突出棒が移動)によって板バネがレバー軸33から外れるようにしたものとすることができる。
なお、上記した(1)又は(2)のように形成されたスタートスイッチ30を複数設けた場合には、第二の実施の形態と同様に、特定の遊技区間に限り複数のスタートスイッチ30の出没作動によって報知を行うように形成することができる。また、上記した他の実施の形態に係るスロットマシン1の基本的構成は、第一の実施の形態と同様である。
本発明は、スロットマシン以外の遊技機にも応用できる。例えば、遊技媒体として遊技球(パチンコ球)を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット遊技機などにも応用できるものである。
本発明の第一の実施の形態であって、スロットマシンの外観正面図である。 本発明の第一の実施の形態であって、レバーボックスの斜視図である。 本発明の第一の実施の形態であって、スタートスイッチの斜視図である。 本発明の第一の実施の形態であって、レバーボックスの縦断面図である。 本発明の第一の実施の形態であって、レバーボックスの横断面図である。 本発明の第一の実施の形態であって、スタートスイッチの動作を示す部分拡大図である。 本発明の第一の実施の形態の変形例であって、操作検知センサを示す図である。 本発明の第一の実施の形態であって、スロットマシンの入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の第一の実施の形態であって、レバー回動制御を示す流れ図である。 本発明の第一の実施の形態であって、変形例に係る操作検知センサのセンシングを示すタイミングチャート図である。 本発明の第二の実施の形態であって、スタートレバーボックスの斜視図である。 本発明の第二の実施の形態であって、スタートスイッチの斜視図である。 本発明の第二の実施の形態であって、レバーボックスの縦断面図である。 本発明の第二の実施の形態であって、レバーボックスの横断面図である。 本発明の第二の実施の形態であって、レバー回動制御を示す流れ図である。
符号の説明
1 スロットマシン 3 前扉
3A 操作部 3B 下パネル
3C 下皿
11 筺体 12 表示窓
13 図柄表示窓 14 メダル投入口
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
20 レバーボックス 21 開口部
22 収納部 23 緩衝壁
24 操作検知センサ(検知手段) 24A 発光部
24B 受光部
25 レバーストッパー(操作禁止手段)25A ソレノイド
25B 突出棒 26 回動検知センサ
26A 水平検知センサ 26B 収納検知センサ
27 ゴム蓋(操作禁止手段) 28 ケースストッパー
28A ソレノイド 28B 突出棒
271 左端部 272 右端部
30 スタートスイッチ
31 軸支部 32 握り部(操作部)
33 レバー軸 34 遮光板(操作被検知部)
35 ケース(レバー軸支持部材) 35A 正面開口
35B バネ固定板 36 バネ
37 ケース支持軸
40 回転リール 50 ストップスイッチ
60 リールユニット 63 メダルセレクター
65 ホッパーユニット 66 演出表示装置
70 モータ(駆動装置) 71 モータ軸(駆動軸)
72 検知溝 73 フランジ部
200 制御装置
X 操作検知位置 Y 収納位置

Claims (5)

  1. 複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な複数の図柄表示手段と、
    前記図柄表示手段の図柄変動を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記複数の図柄表示手段の図柄変動を個々に停止させるためのストップスイッチと、
    当選か否かの当選判定の抽選を行うとともに、前記スタートスイッチ及び前記ストップスイッチの操作に基づいて、遊技機の作動を制御するための制御装置とを少なくとも備え、
    前記当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選している場合に、前記ストップスイッチの操作によって変動停止した複数の前記図柄表示手段の停止図柄の配列が、あらかじめ定められた態様となった場合に入賞となる遊技機であって、
    前記スタートスイッチは、原点位置において略水平状態に支持されるレバー軸と、このレバー軸の端部に設けられ遊技機の外部に露出する遊技者が操作可能な操作部とを少なくとも有し、
    前記レバー軸の位置移動を検知して所定の検知信号を出力可能な検知手段を備えている遊技機において、
    前記スタートスイッチの一部に駆動軸が直接又は間接的に連結された駆動装置を設けるとともに、この駆動装置の駆動に基づき、前記スタートスイッチが所定の支点を中心に上下方向に揺動可能となるよう形成し、
    遊技機内部には、前記スタートスイッチを収納可能な収納部を設け、
    前記スタートスイッチは、前記駆動装置の正転駆動により前記操作部側が下方に回動して前記収納部に収納されるとともに、前記駆動装置の逆転駆動により前記操作部側が上方に回動して原点位置に復帰可能に形成されており、
    前記制御装置は、前記スタートスイッチが原点位置にある場合に、前記検知手段が前記レバー軸の位置移動を検知することにより、前記図柄表示手段の図柄変動を開始させるように形成されているとともに、遊技機の内部状態に基づいて、少なくとも、前記駆動装置を逆転駆動させて前記収納部に収納されているスタートスイッチを原点位置に復帰させることに関する決定を行うことができ、
    前記駆動装置は、少なくとも前記制御装置の決定に基づいて駆動開始することを特徴とする遊技機。
  2. 前記スタートスイッチを複数設け、前記検知手段を前記スタートスイッチごとに設けるとともに、前記駆動装置を前記スタートスイッチごとに設け、
    遊技機内部には、前記各スタートスイッチがそれぞれ収納される複数の収納部を設け、
    前記各スタートスイッチは、対応して設けられた前記駆動装置の正転駆動により前記操作部側が下方に回動して対応して設けられた前記収納部に収納されるとともに、前記駆動装置の逆転駆動により前記操作部側が上方に回動して原点位置に復帰可能に形成され、初期状態において、いずれか一のスタートスイッチが原点位置にあり他のスタートスイッチは収納部に収納された収納位置にあるよう設置されており、
    前記制御装置は、原点位置にあるいずれか一のスタートスイッチについて、前記検知手段が前記レバー軸の位置移動を検知した場合に、前記図柄表示手段の図柄変動を開始させるように形成されているとともに、遊技機の内部状態に基づいて、少なくとも、前記収納位置にあるいずれか一のスタートスイッチに対応する駆動装置を逆転駆動させて当該スタートスイッチを原点位置に復帰させることに関する決定を行うことができるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記駆動装置の駆動軸は、前記スタートスイッチのレバー軸に連結され、前記駆動軸の回転により前記レバー軸が揺動可能に形成されており、
    前記検知手段は、前記レバー軸の回動又は前記駆動軸の回転を検知可能に形成され、前記レバー軸又は前記駆動軸が初期位置から所定の操作検知位置まで回動又は回転したことを検知した場合に操作信号を出力し、前記操作信号出力後、前記レバー軸又は前記駆動軸が所定の収納検知位置まで回動又は回転したことを検知した場合には収納検知信号を出力するとともに、前記収納検知信号出力後、前記レバー軸又は前記駆動軸が初期位置に戻るまで回動又は回転したことを検知した場合には原点復帰信号を出力可能に形成されており、
    前記駆動装置は、前記スタートスイッチが原点位置にある場合には、初期位置にある前記レバー軸の操作部側が押下操作によって下方に回動し前記検知手段が操作信号を出力した場合に正転駆動を開始するとともに、前記収納検知信号によって駆動停止し、前記スタートスイッチが収納位置にある場合には、前記制御装置の決定に基づいて、一回の遊技終了後に逆転駆動を開始するとともに、前記原点復帰信号の出力によって駆動停止するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記スタートスイッチは、前記レバー軸を揺動自在に支持するレバー軸支持部材を備え、
    前記レバー軸は、前記操作部と反対側の端部に操作被検知手段を備え、
    前記駆動装置の駆動軸は、前記レバー軸支持部材に連結され、前記駆動軸の回転に基づき前記レバー軸支持部材が前記レバー軸と一体で揺動可能に形成されており、
    前記検知手段として、前記操作被検知手段の位置移動を検知可能な操作検知手段と、前記駆動軸の回転又は前記レバー軸支持部材の回動を検知可能な回動検知手段とを設け、
    前記操作検知手段は、前記スタートスイッチが原点位置にある場合において前記操作被検知手段の位置移動を検知した場合に操作信号を出力し、前記回動検知手段は、初期位置にある前記駆動軸又は前記レバー支持部材が所定の収納検知位置となるまで回動又は回転したことを検知した場合には収納検知信号を出力するとともに、前記駆動軸又は前記レバー支持部材が初期位置に戻るまで回動又は回転したことを検知した場合には原点復帰信号を出力可能に形成されており、
    前記駆動装置は、前記スタートスイッチが原点位置にある場合には、前記制御装置の決定に基づいて正転駆動を開始するとともに、前記収納検知信号によって駆動停止し、前記スタートスイッチが収納位置にある場合には、前記制御装置の決定に基づいて逆転駆動を開始するとともに、前記原点復帰信号の出力によって駆動停止するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  5. 前記収納部の正面側に、前記収納部に収納された前記スタートスイッチの上方への回動を阻止するための操作禁止手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010207437A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Olympia:Kk 遊技機
JP2017042290A (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 京楽産業.株式会社 遊技機

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