JP2008545332A - 通信デバイスの試験におけるジッタの補償及び生成 - Google Patents

通信デバイスの試験におけるジッタの補償及び生成 Download PDF

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Abstract

通信システムにおけるジッタを補償するための方法、システム(10)及びコンピュータプログラムが記載される。伝送媒体(16)の伝達関数が測定され、伝送媒体を通って入力信号(18)を伝搬する結果として生じる出力信号(20)が計算される。出力信号におけるデータ依存ジッタを求められる。入力信号の補償されたエッジ位置がメモリ(24)に記憶される。補償されたエッジ位置は、データ依存ジッタが出力信号のエッジ位置を理想的なエッジ位置に接近させるように配置されている。

Description

本発明は、試験機器を使用して通信デバイスを試験する際の確定的ジッタの削減及びジッタの生成に関する。
[関連出願の相互参照]
本願は、2005年6月30日に出願された米国特許出願第11/172,306号の優先権を主張する。この米国特許出願の内容は、参照により、すべて本明細書に含まれるように援用される。
ジッタは、信号エッジの予期された発生とそのエッジが実際に発生する時刻との間の差である。また、ジッタは、信号エッジの理想的な時間的位置からの当該信号エッジの移動として表すこともできる。ジッタは、信号が送信デバイスから受信デバイスへ伝搬している時に導入される。受信デバイスでは、サンプリングインスタンスと呼ばれる特定の時刻に信号をサンプリングすることによって信号から情報が抽出される。理想的には、これらのサンプリングインスタント(時点)は、常に、2つの隣接するエッジ遷移ポイントから等距離にあるデータビット時間の中央に発生する。ジッタが存在することによって、エッジ位置はサンプリングインスタンスに対して変化し、これにより、エラー及び同期喪失が誘発される恐れがある。通信システムでは、ジッタが累積することによって、最終的にはデータエラーが引き起こされることになる。
ジッタは、ランダムジッタ及び確定的ジッタの2つの異なるタイプとして現れる。ランダムジッタは、主としてデバイスの熱雑音により引き起こされる。確定的ジッタは、電源変動、電力線雑音、クロストーク、及びデューティサイクル歪み(非対称な立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジ)によって引き起こされる可能性がある。
データ依存ジッタ(DDJ)は、使用されるデータパターンによって変化する、タイミングエラーを引き起こすDJの成分である。DDJによって引き起こされるタイミングエラーは、今度は、デューティサイクル歪み又はシンボル間干渉(ISI)を生み出す。DDJは、多くの場合、コンポーネント及びシステムの帯域幅制限及び信号減衰に起因する。送信信号の高周波数成分ほど、低周波数成分よりも整定する時間が少なく、より高速に減衰する。これによって、信号エッジの開始状態が変化し、印加されているデータパターンに依存したタイミングエラーが生成される。イコライザで行われている方法等、DDJを削減するための現在の方法は、送信前に信号の高周波数成分を増幅することを伴う。
本発明は、通信システムにおけるジッタを補償するための、コンピュータプログラム製品を含む方法及びシステムを提供する。
一態様において、本発明は、概括的には伝送媒体の伝達関数を測定すること、伝達関数を入力信号と畳み込み処理することによって、伝送媒体を通って入力信号が伝搬する結果として生じる出力信号を計算すること、出力信号におけるデータ依存ジッタを決定すること、及び入力信号の補償されたエッジ位置をメモリに記憶し、補償されたエッジ位置は、データ依存ジッタが出力信号のエッジ位置を理想的なエッジ位置に接近させるように配置されている、ことを含む方法を特徴とする。この態様は、以下の実施の形態のうちの1つ又は2つ以上を含むことができる。
伝達関数の測定は、近似されたステップ関数が伝送媒体を通って伝搬する結果として生じる伝送媒体の出力信号を計算すること、近似されたステップ関数及び計算された出力信号から伝送媒体のステップ応答を計算すること、及びステップ応答を微分して、伝達関数を取得する、ことを含むことができる。補償されたエッジ位置を有する信号を伝達関数と畳み込み処理し、それによって、データ依存ジッタを2次補正する補償されたエッジ位置を計算することができる。
データ依存ジッタが出力信号に存在するときに、遷移ウィンドウ(すなわち、エッジ遷移が発生すると予想される時間間隔)の第1の分布を計算することができる。伝送媒体を通って第2の入力信号を伝搬することの結果として生じる第2の出力信号の遷移ウィンドウの第2の分布を計算することができる。受信デバイスにおいて、遷移ウィンドウの分布をメモリに記憶することができる。
出力信号の計算は、受信デバイスが第1の伝送媒体及び第2の伝送媒体から起因するデータ依存ジッタを受信するように、第2の伝送媒体について計算されたデータ依存ジッタを入れることを含むことができる。受信デバイスにおいて信号を捕捉することができる。信号の遷移時刻を、メモリに記憶された遷移ウィンドウの分布と比較すること、信号の遷移時刻と最も類似して一致する分布に対応するビットシーケンスをルックアップ(参照)することができる。
別の態様において、本発明は、概括的には通信システムにおけるジッタを補償するためのシステムを特徴とする。そのシステムは、測定機器であって、伝送媒体の伝達関数を測定し、伝達関数を入力信号と畳み込み処理することによって、伝送媒体を通って入力信号が伝搬することの結果として生じる出力信号を計算し、出力信号におけるデータ依存ジッタを決定するように構成される、測定機器を備える。そのシステムは、入力信号の補償されたエッジ位置を記憶するメモリであって、補償されたエッジ位置は、データ依存ジッタが出力信号のエッジ位置を理想的なエッジ位置に接近させるように配置されている、メモリと、近似されたステップ関数が伝送媒体を通って伝搬するための試験機器とを備える。測定機器は、近似されたステップ関数が伝送媒体を通って伝搬することの結果として生じる伝送媒体の出力信号を計算し、近似されたステップ関数及び計算された出力信号から伝送媒体のステップ応答を計算し、ステップ応答を微分して、伝達関数を取得するようにさらに構成される。この態様は、以下の実施の形態のうちの1つ又は2つ以上を含むことができる。
試験機器は、初期出力信号の補償されたエッジ位置のテーブルを記憶するためのメモリを備えることができる。メモリは、データ依存ジッタを2次補正する補償されたエッジ位置を記憶することができる。測定機器は、出力信号の遷移ウィンドウであって、当該エッジ遷移ウィンドウは、データ依存ジッタが出力信号に存在するときに、エッジ遷移が発生すると予想される時間間隔である、遷移ウィンドウの第1の分布を計算し、伝送媒体を通って第2の入力信号を伝搬することの結果として生じる第2の出力信号の遷移ウィンドウの第2の分布を計算するようにさらに構成することができる。
測定機器によって計算された遷移ウィンドウの分布を記憶するメモリを備える受信デバイスを提供することができる。受信デバイスは、信号を捕捉し、信号の遷移時刻を、メモリに記憶されている遷移ウィンドウの分布と比較し、且つ信号の遷移時刻と最も類似して一致する分布に対応するビットシーケンスを参照するように構成されることができる。メモリは、遷移ウィンドウの一組の冗長な分布から遷移ウィンドウの1つの分布のみを記憶することができる。
本発明の1つ又は2つ以上の実施形態の詳細は、添付図面及び以下の説明に記載されている。本発明の他の特徴、目的、及び利点は、これらの説明及び図面並びに特許請求の範囲から明らかになるであろう。
図1a〜図1cは、送信信号のデータ依存ジッタ(DDJ)を特徴づけて補償するための試験システム10を示している。試験システム10は、試験機器12、受信デバイス14、DDJ測定機器22、伝達関数測定機器27、及び伝送媒体16を含む。伝送帯域媒体16は、試験機器12と、受信デバイス14、DDJ測定機器22、又は伝達関数測定機器27のいずれかとインターフェースする。伝送媒体16の例には、導線(たとえば、ケーブル及びワイヤ)、光ファイバ、及び無線チャネルが含まれる。いくつかの実施形態では、伝送媒体16のデータ伝送速度は、100MHzと10GHzとの間にわたる。試験機器12は、エッジ配置制御能力を有するデジタル試験信号を生成するプログラマブル信号ジェネレータを含む。試験信号が伝送媒体16を通って伝搬される前のこの段階の試験信号は、初期出力信号18と呼ばれ、すなわち、x(t)と表記される。初期出力信号18は、ビット又はマルチレベル値のストリングとすることができる。試験信号は、伝送媒体16を通って受信デバイス14へ伝搬する。試験信号は、伝送媒体16を通って伝搬された後、伝搬出力信号20と呼ばれ、たとえば、y(t)と表記される。DDJ測定機器22は、伝搬出力信号20を測定して、その振幅を時間の関数として求める。DDJ測定機器22及び伝達関数測定機器27は、オシロスコープ又はロジックアナライザ等の任意のデータ取得機器とすることができる。
図1bは、試験機器12のブロック図を示している。試験機器12は、シフトレジスタ23、方形波ジェネレータ25、及びルックアップ(参照)テーブル24を含む。ビットシーケンス21が、シフトレジスタ23の入力において入力される。シフトレジスタ23は、一時にNビットを保持する。ルックアップテーブル24は、複数のビットシーケンスのエッジ位置を記憶する。ビットシーケンスがシフトレジスタ23に入力されると、ルックアップテーブル24は、そのビットシーケンスについて記憶されたエッジ位置を取り出す。次に、ルックアップテーブル24は、エッジ位置を方形波ジェネレータ25へ送信し、方形波ジェネレータ25は、ルックアップテーブル24から送信された指定されたエッジ位置を有する方形波としてビットシーケンスを符号化する。
図1cは、試験機器12の出力で生成されて、伝送媒体16を通って伝搬される例示的な信号のDDJを示している。試験機器12の初期出力18は、バイナリストリング「1001」を符号化する方形波である。バイナリ「0」は、信号振幅が所与の時間間隔(たとえば、t’とt’との間)にわたって判定しきい値26よりも小さいときに表される。同様に、バイナリ「1」は、方形波の振幅がしきい値26よりも大きいときに表される。いくつかの実施形態では、バイナリ「0」は、方形波の振幅がしきい値26よりも大きいときに表され、バイナリ「1」は、方形波の振幅がしきい値26よりも小さいときに表される。初期出力信号18及び伝搬信号20がしきい値よりも上又は下に遷移するポイントがエッジ位置と呼ばれる。
理想的には、DDJが試験信号に導入さていなかった場合、伝搬出力信号20のエッジ位置は、t、t、及びtで発生する。しかしながら、現実には、信号のエッジ位置は異なる。出力信号が伝送媒体16を通って伝搬すると、出力信号は減衰される。この減衰は、周波数の平方根に比例し、結果として生じる伝搬出力信号20に見られるエッジの丸め及び整定時間の低速化の一因になる。歪みによって、伝搬出力信号20は、予想とは異なる時刻にしきい値の上又は下に遷移する。信号エッジの予想発生時刻(たとえば、t)とエッジが実際に発生する時刻(たとえば、t+Δt)との間の差(たとえば、Δt)は、エッジタイミングエラーと呼ばれる。バイナリ値のそれぞれについてのエッジタイミングエラー(たとえば、Δt、Δt、及びΔt)は、一括するとDDJである。伝搬出力信号20のDDJは、初期出力信号18の値の組み合わせに依存する。値の一定の組み合わせは、他の組み合わせよりもDDJの影響を受けやすい場合がある。たとえば、すべてがバイナリ「1」又は「0」のバイナリストリングは、交互にバイナリ「1」及び「0」を有するバイナリストリングよりもはるかにDDJを受けにくい。伝搬値のタイミングエラーは、前に送信された値に依存する。試験信号の値のエッジ位置が変化する量は、試験信号の前の値のエッジ位置に依存する。いくつかの実施形態では、伝送媒体16は、初期出力信号18が伝送媒体16の或る距離を進んだ後、初期出力信号18を復元しようと試みる信号反復器(signal repetitor)を含む。多くの場合、反復器間のケーブルは伝搬信号にDDJを累積させるので、伝搬出力信号20のDDJは悪化する。
試験機器12は、プログラミングされた立ち上がりエッジ位置及び立ち下がりエッジ位置を有する初期出力信号18を生成する。試験機器12に新しいエッジ位置の指定を単に供給するだけで、初期出力信号18のエッジ位置のどの組み合わせも変更することができる。特定のビットシーケンスのDDJが判明している場合、初期出力信号18の元のエッジ位置を調整して(あらかじめ配置された元のものから進めて又は遅らせて)、伝送媒体16及び試験機器12によって誘発されたDDJを補償することができる。換言すれば、初期出力信号18の元のエッジ位置は、信号が伝送媒体を通過した時に、信号に入れられたDDJによって、伝搬出力信号20のエッジ位置がそれらの理想的な位置、すなわちt、t、及びtに接近するような補償されたエッジ位置に移動される。これらは、DDJが伝搬出力信号20に導入されなかった場合に結果として生じる理想的なエッジ位置である。補償されたエッジ位置は、試験機器12のルックアップテーブル24に記憶される。
図2は、初期出力信号18のエッジ位置を調整して、伝送媒体16から誘発されたDDJを補償するためのプロセス40を示している。このプロセス40は、伝送媒体16の伝達特性を記述するための伝達関数(H(t)によって表記される)を取得すること(42)を含む。伝達関数は、伝達関数測定機器27を使用して取得される(42)。伝達特性は、伝送媒体16の入力に適用された時に、その出力を完全に記述する伝送媒体16サブシステムの内部パラメータである。したがって、伝送媒体16のH(t)が判明している場合、どの所与の初期出力信号18(すなわち、伝送媒体16への入力)についても、伝搬出力信号20を計算することができる。伝搬出力信号20y(t)は、伝達関数H(t)と初期出力信号1y(t)との畳み込みとして表される。
Figure 2008545332
伝達関数は、単位インパルス関数が伝送媒体16の入力に適用されたときに生成される出力を記述するので、伝達関数H(t)は、単位インパルス応答とも呼ばれる。単位インパルス関数は、無限の振幅、ゼロ幅、及び1の面積を有する。理論上、伝達関数は、単位インパルス関数を伝送媒体16に適用して、出力における応答を測定することにより、直接見つけることができる。しかしながら、単位インパルス関数は、現実の信号ではなく、近似するのが難しい。その代わり、伝達関数は、伝送媒体16のステップ応答を見つけ、次に、そのステップ応答の微分を取って伝達関数を取得することにより、間接的に求められる。伝送媒体のステップ応答は、伝送媒体16の入力に単位ステップ関数を適用して出力を測定することにより取得される。出力は、単位ステップ関数とステップ応答との畳み込みである。単位ステップ関数は、その値が負の引数では0であり、正の引数では1である不連続関数である。単位ステップ関数は、簡単には、単位インパルス応答関数の累積積分(running integral)である。単位インパルス関数と同様に、単位ステップ関数は、現実には生成することができない。しかしながら、単位ステップ関数は、単位インパルス関数を近似できるよりもはるかに正確に現実の関数によって近似することができる。高速立ち上がりエッジを有する長い矩形波を使用して、単位ステップ関数が近似される。
伝送媒体16の伝達関数が取得された(42)後、伝達関数は、所与の初期出力信号18(すなわち、x(t))の伝搬出力信号20(すなわち、y(t))をシミュレーションするのに使用される。伝搬出力信号20は、初期出力信号18を伝達関数と畳み込みすることによって求められる。シミュレーションされた伝搬出力信号20から、ビットシーケンスのDDJが計算される(44)。シーケンスの各ビットについて、そのビットの求められたエッジタイミングエラーが、そのビットのエッジ位置から差し引かれる。たとえば、シーケンスの最初のビットのタイミングエラーが100psの遅れであることが判明している場合、試験機器12は、その最初のビットのエッジ位置を100psだけ進めて、100psの遅れを補償する。タイミングエラーと、エッジ位置を進める(又は遅らせる)量との間の関係は、直線線形(direct linear)関係ではない。したがって、エッジ位置を100psだけ進めることでは、DDJの結果として生じた100psの遅れは完全に取り消されない。それどころか、この補償は、たとえば、100psの遅れを90%だけ取り消すが、伝搬出力のエッジ位置は、まだ、その予想された位置から10ps遅れている。したがって、補償は、1次の精度である。より高い精度レベルが必要とされる場合(48)、補償されたエッジ位置に伝達関数が適用され(52)、所望のレベルの精度(たとえば、2次の精度、3次の精度等)に達するまで、シミュレーション手順(44)及び補正手順(46)が実行される。所望のレベルの精度が達成された(48)後、ビットシーケンスの補償されたエッジ位置は、伝達関数測定機器27のルックアップテーブル24に記憶される(50)。ルックアップテーブル24は、その後、試験機器12に記憶される。達成される精度のレベルは、最終的には、試験機器12の解像度による制限を受ける。プロセス40は、ビットシーケンスの他の組み合わせについて繰り返される。いくつかの実施形態では、ビットシーケンスの補償されたエッジ位置は、DDJ測定機器22を使用して出力のDDJを直接測定することにより求められる。これらの実施形態では、補償されたエッジ位置は、DDJ測定機器22のルックアップテーブル24に記憶される。ルックアップテーブル24は、その後、試験機器12に記憶される。
図3は、プロセス40によって生成された1つの例示的なルックアップテーブル24を示している。ルックアップテーブル24は、4ビット(たとえば、b、b、b、及びb)の16個のバイナリシーケンスの補償されたエッジ位置を含む。これらの補償されたエッジ位置は、受信デバイス14が、予想した時に(たとえば、時刻t、t、t、及びtで)遷移を見るように、シーケンスの各ビットに追加される進み又は遅れの量を定めている。たとえば、「1001」のバイナリシーケンスの補償されたエッジ位置は、(t’−Δt、t’−Δt、0、及びt’−Δt)である。たとえば、シーケンスの最初のビットbは、Δtだけ遅れると予想される。したがって、エッジは、その遅れを補償するためにΔtだけ進められる。この例では、補償されたエッジ位置は、エッジタイミングエラーを1次補正するための(t’−Δt、t’−Δt、0、及びt’−Δt)である。他の実施形態では、補償されたエッジ位置のいくつかは、より高次の補正(たとえば、2次補正及び3次補正)を提供することができる。
いくつかの実施形態では、ルックアップテーブル24は、それぞれBビットを含むバイナリシーケンスの2個の組み合わせの補償されたエッジ位置を記憶する。たとえば、ルックアップテーブル24は、5ビットシーケンスの32個の組み合わせ又は6ビットシーケンスの64個の組み合わせを記憶することができる。いくつかの実施形態では、ルックアップテーブル24は、各ビットシーケンスについて一組の補償されたエッジ位置を記憶する。他の実施形態では、冗長な数組の補償されたエッジ位置がある場合、ルックアップテーブル24は、それらの冗長な数組の1つのみを記憶する。冗長な数組の1つのみを記憶することによって、ルックアップテーブル24のメモリ空間が解放される。
図4a及び図4bは、受信機器65においてジッタを特徴付けて補償するための試験システム60を示している。試験システム60は、試験機器12、受信機器65、被試験デバイス(DUT)64、伝送媒体16、及び伝送媒体67を含む。DUT64は、信号を受信機器65へ送信する。伝送媒体16は、試験デバイス12をインターフェースする。伝送媒体67は、受信機器65と伝送媒体67又はDUT64のいずれかとをインターフェースする。伝送媒体16及び67の例には、導線(たとえば、ケーブル及びワイヤ)、光ファイバ、及び無線チャネルが含まれる。いくつかの実施形態では、伝送媒体16のデータ伝送速度は、100MHzと10GHzとの間にわたる。DUT64は、任意のデータ通信デバイスとすることができる。DUT64の例には、モデム、イーサネット(登録商標) カード、及びオーディオコーデックが含まれる。試験機器12によって最初に生成され、伝送媒体16の入力に見られる信号は、初期出力信号18と呼ばれ、すなわち、x(t)によって表記される。この信号は、伝送媒体16を通って伝搬された後は、伝搬出力信号20と呼ばれ、すなわち、y(t)と表記される。初期出力信号18のエッジ位置は、システム10(図1a)及びプロセス40(図2)を使用して調整され、伝送媒体16によって誘発されるDDJが補償される。伝搬出力信号20は、伝送媒体67に達する前は、DDJをほとんど有しないか又は全く有しない。試験機器12によって送信され、伝送媒体67を通って伝搬された信号は、受信信号68と呼ばれ、すなわち、z(t)と表記される。受信機器65は、受信信号68を測定し、その振幅を時間の関数として求める。また、受信機器65は、受信信号68のDDJも求める。測定されるDDJは、伝送媒体67及び受信機器65の双方から起因するものである。受信機器65は、オシロスコープ又はロジックアナライザ等、任意のデータ取得機器とすることができる。伝送媒体67の入力への接続は、DUT64の出力に接続するように切り換えられる。DUT64は、初期出力信号69を生成する。初期出力信号69は、すなわち、w(t)と表記される。DUT64から信号は、伝送媒体67を通って伝搬し、受信機器65に受信される。DUT64によって送信され、伝送媒体67を通って伝搬された信号は、伝搬出力信号71と呼ばれ、すなわち、v(t)(図4b)と表記される。受信機器65は、DUT64から受信した信号71のDDJを測定する。受信機器65は、次に、伝送媒体67及び自身に起因するDDJを差し引く。この差し引くことの結果として生じたDDJは、DUT64に起因するDDJである。このようにして、試験システム60は、DUT64のみに起因するDDJを求める。
システム60では、DDJ補償は、信号を送信しているDUT64ではなく受信機器65で行われる。図4bに示すように、受信機器65では、サンプリングインスタンス(上向き矢印及び下向き矢印として図示)と呼ばれる特定の時刻で信号71をサンプリングすることによって、情報がDUT64の伝搬出力信号71から抽出される。タイミング図62は、エッジ遷移が発生すると予想される時間の遷移ウィンドウを示している。DDJのない理想的な状況下では、ウィンドウは、t±ε、t±ε、及びt±εである。上部を暗線でマーキングされた遷移ウィンドウは、ローからハイへの遷移を予想し、下部を暗線でマーキングされたウィンドウは、ハイからローへの遷移を予想している。理想的には、DDJのないシステムでは、遷移ウィンドウは均一に分布するであろう。ジッタが存在することによって、遷移ウィンドウの分布は変化する。
システム60は、受信された伝搬出力信号71について計算されたDDJの量に従って遷移ウィンドウの位置を移動させることにより、受信機器65においてDDJを補償する。たとえば、tを中心とする遷移ウィンドウは、最初のビットbに存在するジッタを補償するために、tの代わりにt+Δtを中心にする。DUT64及び伝送媒体67の伝達関数H(t)は、受信機器65において測定される。ビットシーケンスの異なる組み合わせの遷移ウィンドウの位置が、伝達関数を使用して計算され、次に、機器65のルックアップテーブル66に記憶され、メモリに記憶される。受信機器65は、DUT64から送信された信号を捕捉すると、その信号の遷移時刻を、ルックアップテーブル66に記憶された遷移ウィンドウ位置の多くの異なる分布と比較する。受信機器65は、一致したものを決定した後、一致した遷移ウィンドウ位置分布に割り当てられたビットシーケンスを参照する。このようにして、受信機器65は、DDJが存在する伝搬出力信号71から正確な値を抽出する。
図5は、受信機器65においてDDJを補償するためのプロセス70を示している。DUT64及び伝送媒体67の伝達関数が、DUT64及び伝送媒体67のステップ応答を測定し、そのステップ応答関数の微分を取ることによって取得される(72)。伝送媒体67及びDUT64の伝達関数が取得された後(72)、伝達関数を使用して、DUT64からの所与の初期出力信号69(すなわち、w(t))の伝搬出力信号71(すなわち、v(t))がシミュレーションされる。伝搬出力信号71は、DUT64の初期出力信号69を伝達関数と畳み込み処理することによって求められる。シミュレーションされた受信信号68から、ビットシーケンスのDDJが求められる(74)。シーケンスの各ビットについて、遷移ウィンドウが計算される(76)。たとえば、最初のビットのエッジ位置が、t+Δtに発生すると求められた場合、最初のビットに割り当てられる遷移ウィンドウは、t+Δtを中心とする。遷移ウィンドウが幅εを有する場合、遷移ウィンドウはt+Δt±εとなる。ビットシーケンスの計算された遷移ウィンドウは、受信機器65のルックアップテーブル66に記憶される(78)。プロセス60は、ビットシーケンスの他の組み合わせについて繰り返される。いくつかの実施形態では、ビットシーケンスのDDJは、DDJ測定機器22を使用して直接測定される。これらの実施形態では、遷移ウィンドウは、DDJ測定機器22に存在するルックアップテーブル66に記憶される。ルックアップテーブル66は、その後、受信機器65に送信されて、そのメモリに記憶される。
受信機器65は、DUT64から送信された信号を捕捉すると、その信号の遷移時刻を、ルックアップテーブル66に記憶された遷移ウィンドウ位置の多くの異なる分布と比較する。受信機器65は、一致したものを決定した後、一致した遷移ウィンドウ位置分布に割り当てられたビットシーケンスを参照する。このようにして、受信機器65は、DDJが存在する伝搬出力信号71から正確な値を抽出する。
図6は、プロセス40によって生成された1つの例示的なルックアップテーブル66を示している。ルックアップテーブル66は、4ビット(たとえば、b、b、b、及びb)の16個のバイナリシーケンスについて計算された遷移ウィンドウ。遷移ウィンドウは、各ビットに存在するDDJの量を考慮している。たとえば、ビットシーケンス「1001」の最初のビット、2番目のビット、及び3番目のビット(それぞれ、b、b、及びb)の遷移ウィンドウの中心は、DDJを補償するために、それぞれ、t+Δt、t+Δt、及びt+Δtを中心とする。このビットシーケンスでは、b及びbは共に同じ値であるので、bとbとの間の遷移ウィンドウはない。いくつかの実施形態では、ルックアップテーブル66は、それぞれBビットを含むバイナリシーケンスの2個の組み合わせの補償されたエッジ位置を記憶する。たとえば、ルックアップテーブル66は、5ビットシーケンスの32個の組み合わせ又は6ビットシーケンスの64個の組み合わせを記憶することができる。いくつかの実施形態では、ルックアップテーブル66は、各ビットシーケンスの遷移ウィンドウの分布を記憶する。他の実施形態では、遷移ウィンドウの冗長な分布が存在する場合、ルックアップテーブル66は、それらの冗長な分布の1つのみを記憶する。冗長な分布の1つのみを記憶することによって、ルックアップテーブル66のメモリ空間が解放される。
プロセス40及び70は、本明細書に説明したハードウェア及びソフトウェアと共に使用することに限定されるものではない。プロセス40及び70は、デジタル電子回路機構で実施することもできるし、コンピュータのハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせで実施することもできる。
プロセス40及び70は、たとえば、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、又は複数のコンピュータといったデータ処理装置による実行のために又は当該データ処理装置のオペレーションを制御するために、コンピュータプログラム製品を介して、すなわち、たとえばマシン可読ストレージデバイス(機械読み取り可能記憶装置)又は伝搬信号といった情報担体に明確に具体化されたコンピュータプログラムを介して、少なくとも部分的に実施することができる。コンピュータプログラムは、コンパイラ型言語又はインタープリタ型言語を含めて、任意の形式のプログラミング言語で記述することができ、スタンドアロンプログラムとして、又は、モジュール、コンポーネント、サブルーチン、若しくはコンピューティング環境で使用するのに適した他のユニットとしての形式を含む任意の形式でデプロイすることができる。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上で実行されるようにデプロイすることもできるし、1つのサイトにおける複数のコンピュータ上又は複数のサイトにわたって分散されて通信ネットワークにより相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるようにデプロイすることもできる。
プロセス40及び70を実施することに関連付けられた方法ステップは、1つ又は2つ以上のプログラマブルプロセッサが、それらのプロセスの機能を実行する1つ又は2つ以上のコンピュータプログラムを実行することによって実行することができる。プロセス40及び70のすべて又は一部は、たとえばFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)及び/又はASIC(特定用途向け集積回路)といった専用論理回路機構として実施することができる。
コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサには、例として、汎用マイクロプロセッサ及び専用マイクロプロセッサの双方、並びに、任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つ又は2つ以上のプロセッサが含まれる。一般に、プロセッサは、読み出し専用メモリ若しくはランダムアクセスメモリ又はその双方から命令及びデータを受け取る。コンピュータのエレメントには、命令を実行するためのプロセッサ、並びに、命令及びデータを記憶するための1つ又は2つ以上のメモリデバイスが含まれる。
試験機器12、伝送媒体16、受信機器65、及びDUT64、並びに/又はそれらの一部を含めて、本明細書で説明した回路機構は、試験システム10及び60の一部として実施することもできるし、試験システム10及び60と共に使用するための別個の回路機構として実施することもできる。
本発明の複数の実施形態を説明したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなくさまざまな変更が可能であることが理解されよう。たとえば、システム10及び60の伝送媒体が、長いケーブル又は研究所で容易に試験できない他の設備を含むいくつかの実施形態では、長いケーブルの伝達関数は、別個に測定されるか又は見積もられる。長いケーブルの伝達関数は、複数の既知のビットシーケンスについて結果として生じるDDJをシミュレーションするのに使用される。研究所では、システム10及び60が構築される。しかしながら、伝送媒体16は、研究所に適合できるコンポーネントしか含まず、他のコンポーネント(たとえば、長いケーブル)は含まれない。いくつかの実施形態では、伝送媒体は、研究所では容易に試験できない長いケーブルである。したがって、長いケーブルの小さな部分が、試験システム12に含められる。これらの実施形態では、伝送媒体16は、ケーブルの小さな部分のみを含む。ケーブルの残りの部分に起因するDDJは、別個に計算されるか又は見積もられる。ケーブルの残りの部分を通る伝搬の結果として生じるシミュレーションされたDDJは、その後、信号が伝送媒体16(すなわち、ケーブルのより小さな部分)を通って伝搬される前に、初期出力信号18に追加される。したがって、たとえケーブルの小さな部分しか、物理的な試験設定で使用されなくても、伝搬出力信号20に存在するDDJは、ケーブル全体に起因するDDJである。たとえば、H(t)が、ケーブルの残りの(すなわち、より長い)部分の伝達関数を表記し、H(t)が、ケーブルの小さな部分である伝送媒体16の伝達関数を表記する場合、伝送媒体16を通って入力x(t)を伝搬することの結果として生じる出力信号は、次のように与えられる。
Figure 2008545332
このようにして、試験システム10及び60に物理的に含めることが容易にできない伝送媒体のコンポーネントから起因するDDJが測定されて補償される。伝送媒体に存在する他のコンポーネントから起因するDDJは、図2及び図5でそれぞれ説明したプロセス40及び70を使用して求められる。したがって、他の実施形態は、特許請求の範囲の範囲に含まれる。
通信システムにおけるデータ依存ジッタを特徴づけるための試験システムのブロック図である。 図1aの試験システムに示す試験機器のブロック図である。 図1aに示す試験システムを通って伝送される前後の出力信号波形を示す図である。 図1aの試験システムを使用してデータ依存ジッタを補償するためのプロセスのフローチャートである。 図2で説明したプロセスによって生成される1つの例示的なルックアップテーブルを示す図である。 通信システムにおけるジッタを特徴付けるための別の試験システムのブロック図である。 図4aに示す試験システムを通って伝送される前後の出力信号波形を示す図である。 図1aの試験システムを使用してデータ依存ジッタを補償するためのプロセスのフローチャートである。 図5で説明したプロセスによって生成される1つの例示的なルックアップテーブルを示す図である。

Claims (20)

  1. 通信システムにおけるジッタを補償する方法であって、
    伝送媒体の伝達関数を測定し、
    前記伝達関数を入力信号と畳み込み処理することによって、前記伝送媒体を通って前記入力信号を伝搬させる結果として生じる出力信号を計算し、
    前記出力信号におけるデータ依存ジッタを決定し、
    前記入力信号の補償されたエッジ位置をメモリに記憶し、該補償されたエッジ位置は、前記データ依存ジッタが前記出力信号のエッジ位置を理想的なエッジ位置に接近させるように配置されている、
    ことを含む方法。
  2. 前記伝達関数の測定は、
    前記伝送媒体を通って近似されたステップ関数を伝搬させる結果として生じる該伝送媒体の出力信号を計算し、
    前記近似されたステップ関数及び前記計算された出力信号から前記伝送媒体のステップ応答を計算し、
    前記ステップ応答を微分して、前記伝達関数を取得する、
    ことを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記補償されたエッジ位置を有する信号を前記伝達関数と畳み込み処理して、前記データ依存ジッタを2次補正する補償されたエッジ位置を計算する、ことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記出力信号の遷移ウィンドウの第1の分布を計算することをさらに含み、該遷移ウィンドウは、前記データ依存ジッタが前記出力信号に存在するときに、エッジ遷移が発生すると予想される時間間隔である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記伝送媒体を通って第2の入力信号を伝搬させることの結果として生じる第2の出力信号の遷移ウィンドウの第2の分布を計算し、
    前記受信デバイスにおいて、前記遷移ウィンドウの前記分布をメモリに記憶する、
    ことをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記出力信号の計算は、前記受信デバイスが前記第1の伝送媒体及び第2の伝送媒体から起因するデータ依存ジッタを受信するように、前記第2の伝送媒体について計算されたデータ依存ジッタを入れることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記受信デバイスにおいて信号を捕捉し、
    前記信号の遷移時刻を、メモリに記憶された前記遷移ウィンドウの前記分布と比較し、
    前記信号の前記遷移時刻と最も類似して一致する前記分布に対応するビットシーケンスを参照する、
    ことをさらに含む、請求項5に記載の方法。
  8. 通信システムにおけるジッタを補償するシステムであって、該システムは、
    測定機器であって、
    伝送媒体の伝達関数を測定し、
    前記伝達関数を入力信号と畳み込み処理することによって、前記伝送媒体を通って前記入力信号を伝搬させることの結果として生じる出力信号を計算し、
    前記出力信号におけるデータ依存ジッタを求める、
    ように構成される、測定機器と、
    前記入力信号の補償されたエッジ位置を記憶するメモリであって、該補償されたエッジ位置は、前記データ依存ジッタが前記出力信号のエッジ位置を理想的なエッジ位置に接近させるように配置されている、メモリと、
    前記伝送媒体を通って近似されたステップ関数を伝搬させる試験機器と、
    を備え、前記測定機器は、
    前記伝送媒体を通って前記近似されたステップ関数を伝搬させることの結果として生じる該伝送媒体の出力信号を計算し、
    前記近似されたステップ関数及び前記計算された出力信号から前記伝送媒体のステップ応答を計算し、
    前記ステップ応答を微分して、前記伝達関数を取得する、
    ようにさらに構成される、システム。
  9. 前記試験機器は、前記初期出力信号の前記補償されたエッジ位置のテーブルを記憶するメモリをさらに備える、請求項10に記載のシステム。
  10. 前記メモリは、前記データ依存ジッタを2次補正する前記補償されたエッジ位置を記憶する、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記測定機器は、
    前記出力信号の遷移ウィンドウであって、該エッジ遷移ウィンドウは、前記データ依存ジッタが前記出力信号に存在するときに、エッジ遷移が発生すると予想される時間間隔である、遷移ウィンドウの第1の分布を計算し、
    前記伝送媒体を通って第2の入力信号を伝搬させることの結果として生じる第2の出力信号の遷移ウィンドウの第2の分布を計算する、
    ようにさらに構成される、請求項8に記載のシステム。
  12. 前記測定機器によって計算された前記遷移ウィンドウの前記分布を記憶するメモリを備える受信デバイスをさらに備え、該受信デバイスは、
    信号を捕捉し、
    前記信号の遷移時刻を、前記メモリに記憶されている前記遷移ウィンドウの前記分布と比較し、
    前記信号の前記遷移時刻と最も類似して一致する前記分布に対応するビットシーケンスを参照する、
    ように構成される、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記メモリは、前記遷移ウィンドウの一組の冗長な分布から該遷移ウィンドウの1つの分布のみを記憶する、請求項12に記載のシステム。
  14. 情報担体に明確に具体化されているコンピュータプログラム製品であって、該コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、
    伝送媒体の伝達関数を測定し、
    前記伝達関数を入力信号と畳み込み処理することによって、前記伝送媒体を通って前記入力信号を伝搬させる結果として生じる出力信号を計算し、
    前記出力信号におけるデータ依存ジッタを決定し、
    前記入力信号の補償されたエッジ位置であって、前記データ依存ジッタが前記出力信号のエッジ位置を理想的なエッジ位置に接近させるように配置されている補償されたエッジ位置をメモリに記憶させる、
    命令を含む、コンピュータプログラム製品。
  15. 前記コンピュータに、
    前記伝送媒体を通って近似されたステップ関数を伝搬させる結果として生じる該伝送媒体の出力信号を計算させ、
    前記近似されたステップ関数及び前記計算された出力信号から前記伝送媒体のステップ応答を計算させ、
    前記ステップ応答を微分させて、前記伝達関数を取得させる、
    さらなる命令を含む、請求項14に記載のコンピュータプログラム製品。
  16. 前記コンピュータに、前記補償されたエッジ位置を有する信号を前記伝達関数と畳み込み処理させ、それによって、前記データ依存ジッタを2次補正する補償されたエッジ位置を計算させるさらなる命令を含む、請求項15に記載のコンピュータプログラム製品。
  17. 前記コンピュータに、前記出力信号の遷移ウィンドウであって、前記データ依存ジッタが前記出力信号に存在するときに、エッジ遷移が発生すると予想される時間間隔である、遷移ウィンドウの第1の分布を計算させるさらなる命令を含む、請求項14に記載のコンピュータプログラム製品。
  18. 前記コンピュータに、前記伝送媒体を通って第2の入力信号が伝搬することの結果として生じる第2の出力信号の遷移ウィンドウの第2の分布を計算させるさらなる命令を含む、請求項15に記載のコンピュータプログラム製品。
  19. 前記コンピュータに、メモリに前記遷移ウィンドウの前記分布を記憶させるさらなる命令を含む、請求項18に記載のコンピュータプログラム製品。
  20. 前記コンピュータに、
    前記受信デバイスにおいて信号を捕捉させ、
    前記信号の遷移時刻を、メモリに記憶された前記遷移ウィンドウの前記分布と比較させ、
    前記信号の前記遷移時刻と最も類似して一致する前記分布に対応するビットシーケンスを前記メモリ内で参照させる、
    さらなる命令を含む、請求項19に記載のコンピュータプログラム製品。
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