JP2008544725A - 温度補償および利得線形性が向上された可変利得増幅器 - Google Patents
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Abstract
可変利得増幅器は、複数の差動トランジスタ対を含む。各差動トランジスタ対の電流路内で温度依存電流が発生する。発生した利得制御電流が、温度依存利得制御電流に変換され、差動トランジスタ対のトランジスタの制御入力で回路に印加される。温度依存利得制御電流は、そのとき制御電流に温度依存電流を掛ける所望の利得に対応する利得制御電流から得られる。利得制御電流の関数としてオフセットを導入することにより、温度依存利得制御電流を変更して、利得非直線性を補償する。
Description
関連出願
本出願は、2005年6月27日に出願されたMin Z.Zou(ミン Z.ゾウ)の米国同時係属特許出願第11/166,279に関係する対象を含み、その開示は、本開示に本明細書により組み込まれる。
本出願は、2005年6月27日に出願されたMin Z.Zou(ミン Z.ゾウ)の米国同時係属特許出願第11/166,279に関係する対象を含み、その開示は、本開示に本明細書により組み込まれる。
技術分野
本開示は、可変利得増幅器に関し、より詳細には、広い利得制御範囲を有する増幅器の温度に対する補償および線形性に関する。
本開示は、可変利得増幅器に関し、より詳細には、広い利得制御範囲を有する増幅器の温度に対する補償および線形性に関する。
背景
上述した同時係属特許出願では、広い周波数帯域幅にわたる高精度の可変利得増幅の必要性について記載している。複数の可変利得増幅段が、増幅される電圧入力を受ける減衰回路によって結合される実装について記載している。制御回路は、常に動作中の増幅段の高々1つを維持しながら、電圧制御ノードに印加される制御信号に従って、継ぎ目なく各可変利得増幅段を作動させる。各増幅段は、可変利得に、操作可能な制御電圧範囲内の正確な線形性部にわたり、その正確な線形性を付与する必要がある。
上述した同時係属特許出願では、広い周波数帯域幅にわたる高精度の可変利得増幅の必要性について記載している。複数の可変利得増幅段が、増幅される電圧入力を受ける減衰回路によって結合される実装について記載している。制御回路は、常に動作中の増幅段の高々1つを維持しながら、電圧制御ノードに印加される制御信号に従って、継ぎ目なく各可変利得増幅段を作動させる。各増幅段は、可変利得に、操作可能な制御電圧範囲内の正確な線形性部にわたり、その正確な線形性を付与する必要がある。
公知の先行技術の可変利得増幅器回路は、例えば、出版物、結合された差動対からなる電力効率の良好な低ひずみ可変利得増幅器(Power−Efficient,Low−Distortion Variable Gain Amplifier Consisting of Coupled Differential Pairs)、ヴァン
リーシャウト(van Lieshout)およびヴァン デ プラッシェ(van dE Plassche)、ソリッドステート回路のIEEEジャーナル(IEEE Journal of Solid−State Circuits),32巻、No.12、1997年12月、およびヴァン デ プラッシェ(Van DE Plassche)らの米国特許第5,742,203号に記載されている。本開示の図1は、同様の先行技術の可変利得増幅器を説明している。広いダイナミックレンジ多段可変利得増幅器の各段は、図1に示すような回路を含んでいてもよく、説明を容易にするために、「k」の文字で指定され、増幅段Kを表わす。
リーシャウト(van Lieshout)およびヴァン デ プラッシェ(van dE Plassche)、ソリッドステート回路のIEEEジャーナル(IEEE Journal of Solid−State Circuits),32巻、No.12、1997年12月、およびヴァン デ プラッシェ(Van DE Plassche)らの米国特許第5,742,203号に記載されている。本開示の図1は、同様の先行技術の可変利得増幅器を説明している。広いダイナミックレンジ多段可変利得増幅器の各段は、図1に示すような回路を含んでいてもよく、説明を容易にするために、「k」の文字で指定され、増幅段Kを表わす。
増幅段は、入力Vin+、Vin−を受け、出力Iout+,Iout−を付与する。入力は、エミッタフォロワトランジスタ20、22に印加され、それらは、それぞれの電流源を介して接地に結合されている。抵抗器24〜32および利得制御GCkは、トランジスタ20と接地との間に直列に接続されている。利得制御は、例えば、上記識別されるMin印加において、記載するように可変制御電圧設定(図示せず)から導出されてもよい。抵抗器34〜42および利得制御GCkが、トランジスタ22と接地との間に直列に接続されている。
トランジスタの6つの差動対が、Iout+とIout−との間で接続されている。トランジスタ44、66の第1差動対のエミッタは、ともに接続されている。トランジスタ46、64の第2差動対のエミッタは、ともに接続されている。トランジスタ48、62の第3差動対のエミッタは、ともに接続されている。トランジスタ対50、60の第4差動対のエミッタは、ともに接続されている。トランジスタ52、58の第5差動対のエミッタは、ともに接続されている。トランジスタ54、56の第6差動対のエミッタは、ともに接続されている。各トランジスタを有する回路では、エミッタは、テール電流源であ
る。
る。
トランジスタ44のベースは、トランジスタ20のエミッタに接続されている。トランジスタ48のベースは、抵抗器26、28間の接合点に接続されている。トランジスタ50のベースは、抵抗器28、30間の接合点に接続されている。トランジスタ52のベースは、抵抗器30、32間の接合点に接続されている。トランジスタ54のベースは、抵抗器32とGCkとの間の接合点に接続されている。トランジスタ56のベースは、トランジスタ22のエミッタに接続されている。トランジスタ58のベースは、抵抗器34と36との間の接合点に接続されている。トランジスタ60のベースは、抵抗器36、38間の接合点に接続されている。トランジスタ62のベースは、抵抗器38と40との間の接合点に接続されている。トランジスタ64のベースは、抵抗器40、42間の接合点に接続されている。トランジスタ66のベースは、抵抗器42とGCkとの間の接合点に接続されている。
トランジスタ20、22は、電圧入力のためのバッファ回路として機能する。これらのトランジスタのエミッタは、抵抗器24〜42にわたる電圧降下に従って切り替えられるトランジスタ44〜66のベースに入力信号の変形を付与する。全抵抗器の抵抗が等しい場合(R)、トランジスタの各差動対のベース間にオフセット電圧が存在する。第1対のオフセットは、トランジスタ44のベースでバッファされた入力電圧と5つの抵抗器34〜42にわたる電圧降下との差に等しい、または5×Rに比例する。第2対〜第6対のオフセットは、3×R、R、R、3×Rおよび5×Rにそれぞれ比例する。各対のオフセットは、Riと呼ばれ、ここで、iは、差動対の数を表わす。
抵抗路でのゼロ利得制御電流で、差動対は、すべて、オフセットなしで作動し、最大利得が得られる。利得制御電流を増加させることは、個々の対にわたって異なるオフセットを生成し、それによって、下方に利得を調節する。利得と制御電流とは、次の関係によって表わされる。
ここで、IKは、差動テール電流、αFは、対応するトランジスタのコレクタ電流とエミッタ電流との比率であり、VTは、熱電圧であり、Riは、差動対iの抵抗オフセット値である。相互コンダクタンスは、Vinに対してIoutを識別することにより導くことができる。
利得対利得制御電流GCは、図2にプロットされている。dB直線性出力と入力との関係は、正確ではない。プロットは、曲率を示し、その範囲は、図3のプロットでより明らかに評価することができる。線形性誤差は、その図面の図で利得制御電流GCの範囲にわたってプロットされている。利得は、およそ0.4m〜0.6mの中央範囲で比較的直線形であり、一方、0.6mを超える範囲で誤差が増加する。範囲を広げてより高い正確な
利得制御のための必要性が存在する。
利得制御のための必要性が存在する。
利得制御電流は、通常、温度非依存性である電圧の基本とされる。式(2)から明らかなように、相互コンダクタンスは、熱電圧VTの関数であり、それは、温度に応じて変わる。VTは、利得式の2箇所の分母の要素である。したがって、図1の公知の増幅器利得段では、利得は、温度によって可変である。増幅器利得が温度に独立であるような変動性を補償する必要性がある。
開示の概要
先行技術の可変利得増幅器の上記必要性は、各差動トランジスタ対の電流路内で温度依存電流を発生し、発生した利得制御電流を温度依存利得制御電流に変換し、差動トランジスタ対のトランジスタの制御入力で回路に温度依存利得制御電流を印加することにより、少なくとも部分的に満足される。温度依存利得制御電流は、所望の利得に対応する利得制御電流から得られ、次いで制御電流に温度依存電流を掛ける。温度依存利得制御電流を、利得制御電流の関数としてオフセットを導入することにより変更して、利得非線形性を補償する。
先行技術の可変利得増幅器の上記必要性は、各差動トランジスタ対の電流路内で温度依存電流を発生し、発生した利得制御電流を温度依存利得制御電流に変換し、差動トランジスタ対のトランジスタの制御入力で回路に温度依存利得制御電流を印加することにより、少なくとも部分的に満足される。温度依存利得制御電流は、所望の利得に対応する利得制御電流から得られ、次いで制御電流に温度依存電流を掛ける。温度依存利得制御電流を、利得制御電流の関数としてオフセットを導入することにより変更して、利得非線形性を補償する。
本開示の実施形態では、可変利得増幅器は、並列に結合された複数の差動トランジスタ対を含む。各トランジスタ対は、温度依存電流源に結合されている。トランジスタ対の第1トランジスタの制御入力は、それぞれのインピーダンスを介して互いに直列に結合されるとともに、温度依存利得制御信号に結合されている。トランジスタ対の第2トランジスタの制御入力は、それぞれのインピーダンスを介して互いに直列に結合されているとともに、温度依存利得制御信号に結合されている。
温度依存利得制御信号を発生するように構成された温度補償回路は、制御電流源およびゼロ温度係数源に結合された制御端子を有する第1トランジスタを含む。トランジスタ出力は、温度に比例する電流源に結合されている。第2トランジスタの出力は、温度に比例する電流源に結合されている。第2トランジスタの伝導電流は、温度依存利得制御信号として印加される。エミッタフォロワは、第1トランジスタおよび第2トランジスタの制御端子に結合されて、ベース電流効果を低減し得る。交差結合したトランジスタは、エミッタフォロワ回路と、第1トランジスタおよび第2トランジスタの制御端子との間に結合されて、電圧誤差を最小にし得る。電圧オフセット回路が、交差結合したトランジスタと第2トランジスタの制御端子との間に結合され、利得非線形性を補償することが好ましい。
さらなる利点が、以下の詳細な説明から当業者に容易に明らかとなり、ここで、本発明を実施するために考えられた最良の形態の説明によって、好ましい実施形態のみを簡単に示すとともに説明する。本発明は、当然のことながら、他の異なる実施形態が可能であり、それぞれの詳細は、すべて本発明から逸脱することなく、様々な明らかな点において変更可能である。従って、図面および説明は、実際には限定ではなく実例と見なされる。
本発明の実施を、添付図面の形態において、限定のためではなく一例として説明し、ここで、同じ参照符号は、同じ要素を称する。
詳細な説明
図4は、本発明による可変利得増幅段の図である。6つの各差動トランジスタ対の結合されたエミッタは、絶対温度(k*Iptat)に比例するテール電流源を介して接地に結合されている。各バッファ・トランジスタ20、22も、電流源k*Iptatを介して接地に結合されている。利得補償回路70は、抵抗器24〜42を含む抵抗器回路を介
して、6つの差動対の各トランジスタ44〜56の制御入力に結合されている。
図4は、本発明による可変利得増幅段の図である。6つの各差動トランジスタ対の結合されたエミッタは、絶対温度(k*Iptat)に比例するテール電流源を介して接地に結合されている。各バッファ・トランジスタ20、22も、電流源k*Iptatを介して接地に結合されている。利得補償回路70は、抵抗器24〜42を含む抵抗器回路を介
して、6つの差動対の各トランジスタ44〜56の制御入力に結合されている。
利得補償回路70の変形例を、図5〜7に詳細に示す。これらの回路は、発生する利得制御信号を変更して、増幅器利得を変える。温度補償は、相互コンダクタンス利得式(2)の2つの部分成分の分母の温度依存変数VTを打ち消すことにより得られる。分子は、温度依存成分IptatおよびGCを含み、それにより、比率は、一定に維持される。利得制御電流は、可変利得増幅器の利得が、温度から独立するように、絶対温度(PTAT)に比例するように補償される。
図5は、図4の回路70で使用することが可能な単純化された温度補償回路である。Ictlは、可変利得制御電圧設定から導出することが可能な制御電流源であり、温度から独立している。ゼロ温度係数dc電流源Iztcとベースエミッタ接続ダイオード72とは、ソース端子Vccと接地との間に直列に結合されている。トランジスタ74は、VccとIztcとの間に結合されている。また、トランジスタ76および電流源Iptatは、Vccと接地との間に接合されており、それは、絶対温度に比例する。トランジスタ76のベースは、電流源Ictlとダイオード72との間の接合点に結合されている。トランジスタ78は、電流源Iptatに結合されている。トランジスタ74、78のベースは、電圧基準に結合されている。トランジスタ78は、図4の差動トランジスタ対の制御回路に結合された電流源GCを生成する。
トランジスタ76のベース電流が、他の回路電流と比較して無視できる場合、ベーストランジスタ76、78の電圧差は、ダイオード72のベースとトランジスタ74のベースとの電圧差に緊密に従うべきである。図5の回路は、温度非依存利得制御電流Ictlを、以下のように導くことが可能な電流利得増幅を有するPTAT依存電流GCに線形変換する。
ここで、Vbe72、Vbe74、Vbe76、Vbe78は、関連するトランジスタのベースエミッタ電圧である。トランジスタ76のベース電流の効果は、Iptatが、Iztc以下の位数であるという仮定で無視された。制御電流Ictlが、0からIztcに変わる場合、電流は、0からIptatに変わることとなる。
電流利得増幅が大きい場合、トランジスタ76、78のベース電流は、Ictlに比べ重要になる。トランジスタ76が、Iptatに設定される場合、ベース電流は、最大になる。上述されたGC関係は、これらの極端な条件下で正確に保持されない。図6は、エミッタフォロワ回路を追加することによってベース電流の影響を低減する図5の回路の変形例の回路図である。各エミッタフォロワトランジスタ80、82は、電源端子Vccと接地との間の電流源に結合されている。トランジスタ80のベースは、電流源Ictlとダイオード72との間の接合点に結合されている。トランジスタ80のエミッタは、トランジスタ76のベースに結合されている。トランジスタ82のベースは、電圧基準に結合されている。トランジスタ82のエミッタは、トランジスタ78のベースに結合されている。エミッタフォロワは、図5の回路において、トランジスタ76、78のベース電流の
影響を低減する。
影響を低減する。
IptatがIztcより大きい場合、GC関係は、さらに、危険にさらされる。レベルIptat電流が、100μA Iztcと比較して大きい、例えば、3mAである場合、ベース電流は、60μAと同じくらいであってもよい(β=50)。エミッタフォロワ80、82は、Vt*In{(100μ+60μ)/100μ}、つまり約12.2mVの電圧誤差またはを引き起こすこととなる。式1のトランスリニアループの指数関数的性質により、大きな誤差がGCで生成することとなる。図7は、この結果を克服する図6の回路の変形例の回路図である。
交差結合したトランジスタ84、86は、それぞれ、トランジスタ80、82の伝導路に位置する。抵抗器88は、トランジスタ84と直列に結合されている。トランジスタ78のベースは、抵抗器88に結合されている。交差結合したトランジスタは、次の関係によって評価することができるように、電圧誤差を最小にする。トランスリニアループ電圧関係は、下記をもたらす。
Vb72−(Vbe80+Vbe86+Vb76)=Vb74−(Vbe82+Vbe84+Vb78)
ここで、「b」は、ベース電圧を表わし、「be」は、それぞれのトランジスタのベースエミッタ電圧を表わす。トランジスタ80が、トランジスタ84と同じコレクタ電流を導き、トランジスタ82が、トランジスタ86と同じコレクタ電流を導くとき、
Vbe80=Vbe84およびVbe82=Vbe86
となる。従って、
Vb72−Vb76=Vb74−Vb78またはVb72−Vb74=Vb76−Vb78
となる。トランジスタ76、78で大きなベース電流によって引き起こされるエミッタフォロワによって生じる電圧誤差は、交差結合したトランジスタ84、86によって有効に取り除かれる。
ここで、「b」は、ベース電圧を表わし、「be」は、それぞれのトランジスタのベースエミッタ電圧を表わす。トランジスタ80が、トランジスタ84と同じコレクタ電流を導き、トランジスタ82が、トランジスタ86と同じコレクタ電流を導くとき、
Vbe80=Vbe84およびVbe82=Vbe86
となる。従って、
Vb72−Vb76=Vb74−Vb78またはVb72−Vb74=Vb76−Vb78
となる。トランジスタ76、78で大きなベース電流によって引き起こされるエミッタフォロワによって生じる電圧誤差は、交差結合したトランジスタ84、86によって有効に取り除かれる。
図7の回路も、図2、3で説明するようなGCの関数として、先行技術のdB非直線性利得を補正する。これらのプロットの0.6mを超える範囲に示される誤差を補償するために、より多くのDC電流が、同じ制御電流のために利得を引くために必要である。所望の線形曲率は、抵抗器88の挿入およびトランジスタ76、78のベース抵抗を有する回路でのその効果によって得られる。利得線形性は、図9でプロットされている。図から分かるように、およそ0.4mAのGCから残りの範囲全体にわたって線形性誤差は実質的にない。
本開示では、本発明の好ましい実施形態およびその多用途性の少数の実施例のみを示すとともに説明している。本発明は、様々な他の組み合わせおよび状況で使用することができるとともに、本明細書で表現されるような発明の概念の範囲内で変更または修正することができることが理解される。
20、22 バッファ・トランジスタ
24〜42 抵抗器
44〜56 トランジスタ
70 利得補償回路
24〜42 抵抗器
44〜56 トランジスタ
70 利得補償回路
Claims (10)
- 並列に結合された複数の差動トランジスタ対を含み、
各トランジスタ対が、温度依存電流源に結合されており、
前記トランジスタ対の制御入力が、温度依存利得制御信号に結合されている、可変利得増幅器。 - さらに、温度依存利得制御信号を発生するように構成された補償回路を含み、
温度補償回路が、
制御電流源およびゼロ温度係数源に結合された制御端子と、温度に比例する電流源に結合された出力端子と、を有する第1トランジスタと、
温度に比例する前記電流源に結合された出力端子を有する第2トランジスタと、を含み、
第2トランジスタの伝導電流が、温度依存利得制御信号として印加される、請求項1に記載の可変利得増幅器。 - さらに、第1トランジスタおよび第2トランジスタの制御端子にそれぞれ結合されたエミッタフォロワ回路を含む、請求項2に記載の可変利得増幅器。
- さらに、前記エミッタフォロワ回路と、第1トランジスタおよび第2トランジスタの制御端子との間に結合された交差結合トランジスタを含む、請求項3に記載の可変利得増幅器。
- さらに、前記交差結合トランジスタと、第2トランジスタの制御端子との間に結合された電圧オフセット回路を含む、請求項3に記載の可変利得増幅器。
- トランジスタ対の第1トランジスタの制御入力が、それぞれのインピーダンスを介して互いに直列に結合されるとともに、温度依存利得制御信号に結合されており、
トランジスタ対の第2トランジスタの制御入力は、それぞれのインピーダンスを介して互いに直列に結合されるとともに、温度依存利得制御信号に結合されている、請求項1に記載の可変利得増幅器。 - 複数の並列に結合された差動トランジスタ対からなる可変利得増幅器を制御する方法であって、
各差動トランジスタ対の電流路内で温度依存電流を生成することと、
所望の利得に対応する利得制御電流を発生することと、
発生した制御電流を温度依存利得制御電流に変換することと、
温度依存利得制御電流を差動トランジスタ対のトランジスタの制御入力に印加することと、
を含む、方法。 - 前記変換ステップが、
温度依存電流を発生することと、
前記制御電流に前記温度依存電流を掛けることと、を含む、請求項7に記載の方法。 - さらに、前記温度依存利得制御電流を変更して、利得非線形性を補償するステップを含む、請求項7に記載の方法。
- 前記変更ステップは、前記利得制御電流の関数としてオフセットを導入することを含む、請求項9に記載の方法。
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