JP2008544325A - 静電印刷における液体含有量を減らす方法及び装置 - Google Patents

静電印刷における液体含有量を減らす方法及び装置 Download PDF

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Abstract

静電印刷装置(90)のイメージング面(16)に形成される像の液体含有量を減らす方法が開示される。当該方法は、(a)ヒーター(80)により現像液を30℃よりも高く50℃よりも低い所定の温度に加熱すること、(b)イメージング面(16)に像を形成するように現像液を出口(106)を介してイメージング面(16)に塗布すること、及び(c)スクイージ(30)を介して現像液をスクイーズすることを含む。所定の温度は、像の液体含有量を減らすように選択される。

Description

本発明は、デジタル印刷に関し、より詳細には、現像液を用いた静電印刷の方法及び装置に関する。
静電印刷は、非常に効果的な像転写方法である。通常、静電印刷では、イメージング面(例えば、感光ドラム)を均一に静電帯電させて、印刷すべき像で変調された光線に露出することにより、静電潜像がイメージング面に形成される。この露光手順によりイメージング面に帯電部分及び放電部分ができることにより、帯電部分は印刷像を形成し、放電部分はその背景を形成するようになる。続いて、静電潜像は、例えばその面の帯電部分に付着するトナーを塗布して現像される。その後、トナーは、1枚の紙等の転写基板に転写され定着される。
トナーを転写する1つの方法は、ローラとイメージング面との間に転写基板を通すことにより行われる。トナー転写中、ローラとトナーとの間の静電力がトナーを感光ドラムの表面から転写基板に引き付ける。
しかしながら、全てのトナーを転写基板に転写することは実際の用途では不可能であり、或る程度の残留量がイメージング面に残り、その後の静電印刷作業前にこれを除去しなければならない。経済的観点から、このような除去の後に残留トナーを廃棄するのではなく再利用することが望ましい。
静電印刷では、乾燥トナー又は液体トナー(例えば、液体インク)のいずれかを用いることができる。像の品質は、トナー粒子のサイズに関係する。非常に細かい粒子が細かい像を生成すると考えられるが、使用可能なトナー粒子のサイズには実際的制限がある。乾燥トナー粒子は、機械の汚れや場合によっては環境問題につながると考えられる空中浮遊を生じることなく、印刷面に堆積するのに十分な重量及びサイズでなければならない。さらに、再使用のための残留乾燥トナー粒子の除去及び回収は、例えば乾燥摩擦の力により妨げられるため、乾燥トナーは再利用し難い。
液体トナーは、溶剤中に分散するため、粒子が空中に浮遊する心配なく、非常に細かい染料粒子を用いることを容易にするという利点を有する。さらに、残留液体トナーを重力により下方に流すことができるため、液体トナーの再利用は静電印刷の技術分野で一般に実施されている。液体トナーは、効率的なトナー転写を促すために、高抵抗又は絶縁液体(例えば、石油系溶剤)になるように通常は選択されるキャリア液中に一定量のトナーを混合することにより得られる。さらに、シリコーン油等のオフセット防止及び離型促進油が、イメージング面からのトナー転写の効率を高めるために用いられる場合が多い。
液体トナーを用いる場合、トナーがイメージング面に塗布された後で、キャリア液をイメージング面から除去する必要がある。これにより、キャリア液がイメージング面から転写基板に転写されるのが防止される。キャリア液の除去は、再利用、環境問題、及び画質(例えば、機械的強度)を含む種々の理由で必要である。したがって、従来の静電印刷装置は、トナー転写プロセス前に過剰な液体をイメージング面から除去して液体像を部分的に乾燥させるスキージローラ又は別のデバイスを用いる。
キャリア液は、揮発性であり悪臭を放つことで、液体トナーをオフィス用又は家庭用に不向きにすることが知られている。キャリア液の蒸発の改善の仕方に関する問題に対して知られている解決手段の1つは、トナーの定着中に、そこを通ってキャリア液の蒸気を蒸発させる専用の通気導管を用いることである。別の方法では、大型のキャリア回収装置を用いて、キャリア液の蒸気の吸引、液化、及び回収を行う。さらなる方法では、キャリア液の蒸気は、活性炭又はシクロデキストリン等の捕集剤により吸収及び回収される。
また、関連する従来技術は米国特許第5,574,547号であり、その内容は参照により本明細書に援用され、多孔質ブロッタローラ及び真空デバイスを含む現像ステーションを有する液体電子写真複写機を開示している。ローラは、現像される像に接触してその流体量を減らす。ローラは、液体の除去を容易にする真空デバイスに連結される。さらに、複写機は、液体トナーを保持するチャンバと、その中に配置される発熱体とを含む。発熱体は、液体トナーを50℃〜60℃の範囲内の高温に加熱することによりその粘度を低下させる。
しかしながら、過剰な液体の問題を克服するための上記従来技術の解決手段は満足には程遠い。従来技術の技法は、消費電力が多く、全処理時間が長く、静電印刷システムを大型にすると共に機械の故障を生じやすくする。
したがって、上記の制限のない静電印刷の方法及び装置の必要性が広く認識されており、このような方法及び装置を得ることが非常に有利であろう。
本発明の一態様によれば、静電印刷装置のイメージング面に形成される像の液体含有量を減らす方法であって、(a)現像液を30℃よりも高く50℃よりも低い所定の温度に加熱すること、(b)イメージング面に像を形成するように現像液をイメージング面に塗布すること、及び(c)現像液をスクイーズすることを含み、所定の温度は、像の液体含有量を減らすように選択される方法が提供される。
本発明の一態様によれば、静電印刷装置のイメージング面に像を形成する方法であって、イメージング面に像を形成するように加熱された現像液をイメージング面に塗布すること、及び加熱された現像液をスクイーズすることを含み、加熱された現像液の温度は、像の液体含有量が約75%未満であるように選択される方法が提供される。
後述する本発明の実施の形態のさらなる特徴によれば、現像液は、イメージング面により加熱される。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、現像液は、現像液に伝達される熱放射により加熱される。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、現像液は、現像液への熱気流により加熱される。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱された現像液の温度は、像の液体含有量が少なくとも10%、少なくとも20%、又は少なくとも30%減るように選択される。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱された現像液の温度は、像の液体含有量が約75%、約72%、又は約70%未満であるように選択される。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱される現像液の温度は、約32℃〜約48℃、又は約34℃〜約46℃、又は約38℃〜約42℃である。
本発明のさらに別の態様によれば、キャリア液中に分散している固体粒子を有する現像液から静電印刷装置のイメージング面に像を形成する方法であって、(a)現像液を所定の温度に加熱すること、(b)イメージング面に像を形成するように現像液をイメージング面に塗布すること、及び(c)現像液をスクイーズすることを含み、所定の温度は、現像液がスクイーズされると固体粒子間に形成された空隙容積が大幅に減るように選択される方法が提供される。
後述する本発明の実施の形態のさらなる特徴によれば、ステップ(a)及びステップ(b)は、ほぼ同時に実行される。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、ステップ(a)は、現像液がイメージング面上にある間に実行される。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱することは、イメージング面を加熱することを含む。記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱することは、現像液に熱放射を伝達することを含む。記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱することは、現像液に対して熱気流を発生させることを含む。
本発明のさらに別の態様によれば、静電印刷装置であって、潜像をその上に担持することができる可動イメージング面と、イメージング面に潜像を形成するようにイメージング面に対して光を発することができる露光ユニットと、現像液をイメージング面に塗布することにより現像された像を提供する現像ユニットと、現像液を30℃よりも高く50℃よりも低い所定の温度に加熱する加熱ユニットとを備え、所定の温度は、イメージング面上の像の液体含有量を減らすように選択される静電印刷装置が提供される。
後述する本発明の実施の形態のさらなる特徴によれば、加熱ユニットは、オーム素子、ブロワ、及び放射デバイスから成る群より選択される少なくとも1つのデバイスを備える。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱ユニットは、可動イメージング面と動作的に関連する。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱ユニットは、イメージング面上にある間に現像液に作用する加熱ローラを備える。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱ユニットは、現像ユニットと動作的に関連する。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、現像ユニットは、現像液を保持する容器を備え、さらに、加熱ユニットは、容器内に配置される。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、イメージング面は、回転ドラム上で具現される。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱ユニットは、回転ドラム内に配置される。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、本装置は、イメージング面を均一に帯電させる帯電ユニットをさらに備える。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、現像ユニットは、現像液をイメージングに塗布するように動作可能な少なくとも1つの電極を備える。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、イメージング面と接触して、イメージング面上の現像液をスクイーズするスクイージをさらに備える。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱ユニットは、スクイージに現像液を加熱させるようにスクイージと動作的に関連する。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、本装置は、イメージング面に対して逆に移動し、イメージング面から現像された像を受け取ると共に現像された像を基板に転写するように構成される中間転写部材をさらに備える。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、現像ユニットは、異なる色の現像液をイメージング面に塗布するように設計及び構成される。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、現像ユニットは、イメージング面から離間していることによりイメージング面と現像ローラとの間に隙間を形成する現像ローラを備える。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、現像ユニットは、現像液を現像ローラの一部、イメージング面の一部、及び/又はイメージング面と現像ローラとの間に形成される現像領域に噴霧するように設計及び構成される多色現像液噴霧器をさらに備える。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱ユニットは、現像液が多色現像液噴霧器を通過している間に現像液を加熱するように動作可能である。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱ユニットは現像ローラに動作的に関連し、このことによって、現像ローラが現像液を加熱できる。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、現像ユニットは、現像ローラ、主電極、及び背後電極を備え、主電極及び背後電極は、互いの間に隙間を有し、現像液が隙間に押し通されて現像ローラを少なくとも部分的に被覆するように構成される。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱ユニットは、像の液体含有量が少なくとも10%、少なくとも20%、又は少なくとも30%減るように、現像液を加熱するように構成される。
記載される実施の形態のさらに他の特徴によれば、加熱ユニットは、所定の温度に現像液を加熱するように構成され、当該所定の温度は、像の液体含有量が約75%未満、又は約72%未満、又は約70%未満であるように選択される。
本発明は、従来技術よりもはるかに優れた特性を有する静電印刷の方法及び装置を提供することにより、現在知られている構成の欠点に対処することに成功している。
別段の定義がない限り、本明細書で用いられる全ての技術用語及び科学用語は、この発明が属する当業者が一般的に理解するのと同じ意味を有する。本明細書に記載されるものと同様又は同等の方法及び材料を本発明の実施又は試験に用いてもよいが、適した方法及び材料は後述の通りである。不一致がある場合、定義を含め本特許明細書が優先される。さらに、材料、方法、及び例は例示にすぎず、限定の意図はない。
添付図面を参照して、ごく一例として本明細書で本発明を説明する。ここで特に図面を詳細に参照するが、示される詳細は、一例として本発明の実施形態の例示的説明を目的としたものにすぎず、本発明の原理及び概念的態様の最も有用で理解しやすい説明であると考えられるものを提供するために示されていることを強調しておく。この点で、本発明の構造細部は本発明の基本的理解に必要である以上に詳細には示そうとはされておらず、図面と共に説明を読めば、本発明のいくつかの形態が実際に具現され得る方法が当業者には明らかとなる。
本実施形態は、現像液を用いた静電印刷であり得るデジタル印刷の方法及び装置の実施形態である。具体的には、本実施形態を用いて、現像液の液体含有量を減らすことで、エネルギー、装置、及び/又は時間に関して、デジタル印刷プロセスの効率を高めることができる。
本発明をよりよく理解するために、図面の図2〜図7に示すように、図1に示すような従来の(すなわち、従来技術の)静電印刷装置の構成及び動作を最初に参照する。
本発明の少なくとも1つの実施形態を詳細に説明する前に、本発明の用途が以下の説明で述べられるか又は図面に示される構成要素の構成及び配置の詳細に限定されないことを理解されたい。本発明は、他の実施形態が可能であるか、又は種々の方法での実施又は実行が可能である。また、本明細書で用いられる表現及び専門用語は説明のためのものであり、限定的なものとみなすべきではないことを理解されたい。
次に図面を参照すると、図1は、従来技術の教示による静電印刷装置1の断面図を概略的に示す。装置1は、軸12を中心に矢印14で概ね示される方向に回転するように配置されるドラム10を備える。ドラム10には、イメージング面16、例えば光導電面が形成される。面16は、通常は円筒形である。
コロトロン、スコロトロン、ローラ帯電器、又は当該技術分野で既知の任意の他の適当な帯電ユニットであり得る帯電ユニット18が、面16に例えば正電荷を均一に帯電させる。
ドラム10が回転し続けると、面16は、面16に所望の像を集める露光ユニット20と受像関係になる。ユニット20は、面16の光が当たった領域を選択的に放電させることにより、静電潜像を形成する。通常、所望の像は光により放電され、背景領域は静電帯電したままである。したがって、潜像は、第1の電位の像領域と別の電位の背景領域とを普通は含む。ユニット20は、変調レーザビーム走査デバイス、光結像デバイス、又は当該技術分野で既知の任意の他の撮像装置であり得る。
ドラム10が回転し続けると、すでに静電潜像が形成されているイメージング面16が現像ユニット22に到着し、現像ユニット22は通常、静電潜像を現像するために面16に現像液32を塗布するように動作する電極24を備える。
現像液32は、キャリア液中に分散している帯電した固体粒子を含み得る。固体粒子は通常、光導電体と同じ極性に帯電される。したがって、現像電極とインク粒子との間の静電斥力により、インク粒子は、背景領域に実質的に付着する(背景領域を現像する)ことなく光導電体上の像領域に対応する領域に付着する。このようにして、現像された像が面16に形成される。
静電潜像を現像するのに適した任意の現像液を用いることができる。このような現像液の1つとしては、HP Indigoから市販されている商品名ElectroInk(登録商標)が知られている。この現像液は、キャリア液中に分散しているトナー粒子を含むことを特徴とし、ここでトナー粒子は、繊維状延長部がコアから延びているポリマーのコアから成る。トナー粒子がキャリア液中に低濃度で分散している場合、粒子は分離したままである。トナーが静電像を現像すると、トナー粒子の濃度が高くなり繊維状延長部が噛み合う。このタイプのトナー及びそれに含まれる電荷調整剤を対象としている特許及び特許出願は多数ある。これらとしては、米国特許第4,794,651号、同第4,842,974号、同第5,047,306号、同第5,407,307号、同第5,192,638号、同第5,208,130号、同第5,225,306号、同第5,264,312号、同第5,266,435号、同第5,286,593号、同第5,300,390号、同第5,346,796号、同第5,407,771号、同第5,554,476号、同第5,655,194号、同第5,792,584号、及び同第5,5923,929号が挙げられ、これらの全ての開示が参照により本明細書に援用される。
現像液の塗布の適用に続いて、面16はローラ26を通過し、ローラ26は通常、トナー粒子と同じ極性に帯電されて矢印28で示される方向に回転する。ローラ26は、現像液32の厚みを減らす役割を果たす。面16がローラ26を通過すると、潜像の領域が実質的に現像液32のみによって覆われる。
ローラ26と面16との間の通常の空間間隔は、約50ミクロンである。ローラ26の電位は通常、面16の潜像領域及び背景領域の上述の第1の電位と第2の電位との中間である。電圧構成の代表例としては、ローラ26で約+300ボルトから約+500ボルト、背景領域で約+50ボルト、潜像領域で最大約+1000ボルトが挙げられるがこれに限定はされない。
本明細書で用いる場合、「約」という用語は±10%を指す。
装置1は、ローラ26の下流に配置されて面16と接触関係又は加圧関係で維持されるスキージ30をさらに備え得る。スキージ30は、コロナ放電が起きて電流がスキージ30から流れるように、例えば約1000ボルトから約2000ボルトの負電位で保持され得る。スキージ30は、負に帯電した粒子を反発してこれらを面16の像領域のより近くに接近させることで、面16上の液体像をスクイーズして固める。
スクイーズが行われると、通常は静電引力によって、ドラム10の方向14とは反対の方向41に回転する中間転写部材40に液体像が転写される。その後、通常は熱及び圧力を用いて、転写部材40からローラ43により支持されている基板42に像の第2の転写が行われる。
転写部材40への液体像の転写に続いて、面16は、通常は2つの逆方向に回転するローラ52及びノズル54を備えるクリーニングローラアセンブリ50によって係合される。アセンブリ50は、例えばノズル54により供給される洗剤を用いて面16を擦ってきれいにする。面16に残っている残留電荷は、例えばランプ58からの光で面16を照らすことにより除去することができる。
装置1等の従来の静電印刷装置における主な制限は、第1の転写時の液体像における過剰な液体(78%以上)である。上記の背景技術のセクションで述べたように、過剰な液体(例えば、油)は従来、スクイーズ、通気導管を通した蒸発、及び/又は大型のキャリア回収装置の使用により排出される。現像液の過剰な液体含有量の排出は、電力を消費し、現像液中にある環境的に危険な物質により環境汚染を引き起こす。
上記の制限は、図2a〜図2dを参照して以下でさらに詳述されるように、固体粒子の非球形の幾何学的形状に主に起因する。
図2a及び図2bは、スクイーズプロセスの適用前(図2a)及び適用後(図2b)のキャリア液64中に分散している球形固体粒子62を示す。図2aでは、粒子62の濃度は低く、隣接粒子間の平均距離は大きい。電気的、機械的、又は磁気的なプロセスであり得るスクイーズプロセスを適用すると、球形粒子62が互いに接近することで平均粒子間距離が最小になる。球形粒子の場合、平均粒子間距離は隣接粒子の中心間で2R程度であり、ここで、Rは粒子の平均半径である。幾何学的には、図2bに示す理想的な構成は、大まかに言って液体が40%で固体が60%の液体−固体分布に相当し、液体は(最小)粒子間空間に形成された空隙容積68に閉じ込められる。当業者には理解されるように、これは、球形固体粒子でのみ達成可能な分散性媒質の最低液体量(及び最高固体量)である。
図2c及び図2dは、スクイーズプロセスの適用前(図2c)及び適用後(図2d)のキャリア液64中に分散している非球形固体粒子66を示す。上述のように、現像液(例えば、ElectroInk(登録商標))は通常、例えば繊維状延長部がコアから延びているコアポリマーを備える非球形粒子を含む。図2cでは、粒子66の濃度は低く、隣接粒子間の平均距離は大きい。スクイーズプロセスを適用すると、粒子66が互いに接近して平均粒子間距離を縮める。しかしながら、球形粒子62とは異なり、平均粒子間距離は可能な最小限の距離には依然として程遠く、比較的大きな空隙容積70(空隙容積68よりもかなり大きい)が形成される。空隙容積が大きいことにより、現在知られている現像液の液体−固体分布は、スクイーズプロセス後でも固体が約22%で液体が約78%である。
本発明を構想する際に仮定され、本発明を実行に移す際に判明したところによると、現像液の液体含有量は、イメージング面への現像液の塗布前、塗布中、又は塗布後に現像液を加熱することにより減らすことができる。
したがって、本発明の一態様によれば、像の液体含有量を減らす方法が提供される。本発明の本態様の方法は、従来の静電印刷装置(例えば、装置1)を変更することによるか、又は以下でさらに詳述されるような特別に設計された静電印刷装置により実行することができる。したがって、本発明の一実施形態によれば、液体像は、静電印刷装置1のイメージング面16等のイメージング面に形成されるが、これに限定はされない。
したがって、本方法は、図3のフローチャートに示されている以下の方法ステップを含む。別段の定義がない限り、後述する方法ステップは、実行の任意の組み合わせ又は順序で同時に実行してもよく順次実行してもよいことが理解される。具体的には、図3のフローチャートの順序付けは、限定的なものとみなすべきではない。例えば、図3の説明又はフローチャートにおいて特定の順序で示されている2つ以上の方法ステップは、異なる順序(例えば逆の順序)で実行してもよく、又はほぼ同時に実行してもよい。
次に図3を参照すると、本方法の第1のステップにおいて、現像液が所定の温度に加熱され、第2のステップにおいて、イメージング面に現像液を塗布することによりイメージング面に液体像が形成される。現像液は、ElectroInk(登録商標)等、静電潜像を現像するのに適した当該技術分野で既知の任意の現像液であり得るが、これに限定はされない。さらに、上記でさらに詳述されているように、イメージング面への現像液の塗布は、当該技術分野で既知の任意の方法で、例えば、静電印刷装置1の現像ユニット22等の現像ユニットを用いて実行することができるが、これに限定はされない。
本方法の第3のステップにおいて、例えば液体像に機械的、電気的、及び/又は磁気的な力を加えることにより、液体像がイメージング面にスクイーズされる。これは2つ以上の方法で行うことができる。例えば、一実施形態では、スクイージを用いて液体像に機械的圧力を加え、別の実施形態では電場を発生させ、これにより現像液の固体粒子の運動がイメージング面に対してほぼ垂直な方向に生じ、さらなる実施形態では、磁場力が固体粒子を互いに接近させる、等である。代表例としては、液体像に機械力及び静電力の両方を加えることができるスクイージ(例えば、装置1のスクイージ30)の使用が挙げられるがこれに限定はされない。
本発明の一実施形態によれば、現像液が加熱される所定の温度は、30℃よりも高く50℃よりも低く、例えば、約32℃から約48℃、又は約34℃から約46℃、又は約36℃から約44℃、又は約38℃から約42℃である。さらに、温度はトナー粒子の特徴的な転移温度よりも低い。
本明細書で用いる場合、「特徴的な転移温度」(「ガラス転移温度」としても知られる)は、トナー粒子が或る状態から別の状態に転移し、軟化して不可逆的に凝固する温度を指す。このような転移は、当該技術分野で既知であり、一次相転移及び二次相転移、例えば、低粘度状態から高粘度状態への転移、緩やかな粘度温度応答から急峻な粘度温度応答等への移転などを含む。
本発明の一実施形態によれば、温度は、その後に形成される液体像の液体含有量が大幅に減るように選択される。具体的には、温度は、液体像の液体含有量が少なくとも10%、又は少なくとも20%、又は少なくとも30%減るような、例えば40%以上の液体含有量低減が得られるような温度である。例えば、所定の温度は、スクイーズ後に得られる液体像が、が75%液体含有量未満、又は72%液体含有量未満、又は70%液体含有量未満、例えば約68%液体含有量以下であるような温度であり得る。
現像液の温度が高すぎると、静電印刷装置内で蒸気が形成されるおそれがあることを理解されたい。このような蒸気は有毒な可能性があり悪臭を放つおそれがあるため、蒸気の形成は望ましくない。したがって、現像液の温度は、現像液の蒸発を実質的に増やさないように選択され得る。所定の温度の代表値としては、32℃、34℃、36℃、38℃、40℃、42℃、44℃、及び46℃が挙げられるがこれに限定はされない。
以下の実施例のセクションで例示するように、種々の実施形態において、本発明の発明者らは、像の液体含有量の大幅な低減に成功し、液体が約62重量%で固体が38重量%の液体−固体分布を有する液体像を得た。この成功を、約78%以上の液体含有量が必至である従来技術の教示と比較すると、本発明の本実施形態が現像プロセスを大きく改善することが理解されるであろう。したがって、例えば、100ミリグラムの固体粒子を特定の像で用いるものと仮定する。従来技術の技法によれば、100ミリグラムの固体粒子を有する液体像は、約400ミリグラムの液体(上述の22%対78%の比による)も含有しており、これを種々の排出技法により排出させる必要がある。他方、液体含有量が例えば67%に減るように現像液を本発明の実施形態に従って加熱する場合、得られる液体像は半分の液体(約200ミリグラム)しか含有しなくなる。これは、液体を排出する手段(エネルギー、装置、時間)の大幅な削減に相当する。それぞれが特定の色専用である複数の現像プロセスを各像につき用いる多色デジタルイメージング装置で本実施形態を用いる場合、さらに大きな改善が見られる。概して、N個の色では改善はN倍に向上する。したがって、上記の数値例に戻ると、加熱ステップは、固体粒子1ミリグラムごとに約2Nミリグラムの液体の節約を促す。
液体像の液体含有量の低減(及び結果として固体含有量の増加)は、固体粒子間に形成された空隙容積の収縮により説明することができる(図2dを参照)。当業者には理解されるように、現像液を加熱するとキャリア液の粘度が低下することで、固体粒子がより自由に流れるようになると共に互いにより接近するようになる。さらに、加熱は、キャリア液中の固体粒子の運動エネルギーを増加させ、固体粒子を互いに接近しやすくする。本発明の一実施形態によれば、現像液が加熱される所定の温度は、固体粒子間の空隙容積を減らすか又は最小にするように選択される。上述のように、加熱は、現像液の特徴的な転移温度の1つ又は複数を超えない。
現像液の加熱は、2つ以上の方法で行うことができる。例えば、一実施形態では、例えばイメージング面への塗布前に現像液を保持している容器を加熱することにより、イメージング面への現像液の塗布前に現像液が加熱される。別の実施形態では、例えば、熱ローラ、又は塗布された現像液のみをイメージング面への塗布中に加熱する任意の他の適当な現像ユニットを用いて、イメージング面への塗布とほぼ同時に現像液が加熱される。さらなる実施形態では、現像的は、例えばイメージング面を加熱することにより塗布後に加熱される。
オーム素子の使用、熱気流、及び/又は現像液への熱放射の伝達を含む多くの加熱法が考えられるがこれに限定はされない。
本実施形態の方法は、装置1を含む任意の静電イメージング装置で用いることができるがこれに限定はされない。
次に、本発明の一実施形態に従って用いられるように構成されている装置1の一部の概略図である図4を参照する。図4には、ドラム10、イメージング面16、及び現像液32を保持している現像ユニット22が示されている。装置1の他の構成要素は、簡潔にするために図示されていない。したがって、本発明の一実施形態によれば、装置1には、上記でさらに詳述されているように、液体像の液体含有量レベルを減らすように現像液を加熱するための加熱ユニット80が追加される。
加熱ユニット80は、現像液32を加熱することができる任意のデバイス又は素子を備え得る。したがって、例えば、加熱ユニットは、オーム素子(例えば、電気抵抗性のワイヤ)、熱気流を発生させるブロワ、熱エネルギーを放射する放射デバイス等であり得る。加熱ユニット80は、面16上又は(面16への塗布前の)現像ユニット22内の現像液32を加熱することができる。現像ユニット22内の現像液32の加熱は、現像ユニット22内に加熱ユニット80又はその一部(例えばその加熱部材)を配置することにより行うことができる。面16上の現像液32の加熱は、例えば、面16に熱気流を供給することによるか、又は熱ローラを面16と係合させることにより行うことができる。さらに、加熱ユニット80は面16を加熱することができ、これにより、現像液が面16に塗布されると面16から現像液32に熱が伝達される。
次に、本発明の別の実施形態による静電印刷装置90の概略図である図5を参照する。装置90は、多色印刷に用いられる。装置90は、ドラム10、イメージング面16、帯電ユニット18、露光ユニット20、スクイージ30、及び転写部材40を含むがこれに限定はされない、装置1の要素のいずれを備えていてもよく、これらは全て、上記でさらに詳述されているように、又は当該技術分野で既知の任意の他の方法で動作するように構成することができる。
装置90は、イメージング面16に現像液32を塗布する現像ユニット92をさらに備える。現像ユニット92は、イメージング面16に異なる色(例えば、4色、5色、6色、7色又はそれ以上)の現像液32を同期させて塗布するように設計及び構成することができる。例えば、現像ユニット92は、ドラム10の回転周期ごとに異なる色を周期的に塗布することができる。
図5に示す実施形態では、現像ユニット92は、面16から離間していることにより面16と現像ローラ98との間に隙間を形成することができる現像ローラ98を備える。通常、この間隔は約40μmから約150μmである。現像ローラ98は、像の電位とその背景の電位との中間の電位に帯電され得る。したがって、現像ローラ98は、適切な電圧で維持されると、静電潜像の現像を助けるために電場を印加するように動作する。
現像ローラ98は通常、ドラム10と同じ向きに回転する。この回転により、面16及びローラ98の近接領域同士が逆の速度を有するようになる。
本発明の一実施形態によれば、現像ユニット92は多色現像液噴霧器94をさらに備え、多色現像液噴霧器94は、現像液32のスプレーが現像ローラ98の一部の上に、面16の一部の上に、又は面16とローラ98との間の現像領域95内に直接送られることができるように、枢動させられるように軸96に取り付けられることができる。噴霧器94は、異なる槽99から別個の色付き現像液の供給を受けることができる。所望の色の数に応じて、任意の数の槽を用いることができる。本発明の一実施形態によれば、噴霧器94は、例えば特定の導管(図示せず)を介して異なる槽とそれぞれが連通するスプレー出口106の直線配列を備える。スプレー出口106は、N個の色を用いる場合に、N番目の出口ごとに同じ色が噴霧され、N個の隣接出口の群ごとにN個の異なる色を噴霧する出口が含まれるように、交互に配置され得る。各出口への現像液32の流れは、コントローラ114により制御することができる。出口106は、出口間の間隔を最小にすることができるように2つ以上のレベル(108及び110で示す)に配置される。
現像液32は、出口106のそれぞれから、現像領域95、現像ローラ98の一部、及び/又はイメージング面16の一部に圧力下で噴霧される。本発明の一実施形態によれば、スプレー出口106の間隔及びそれらの周期性は、個々の所与の色のトナーが領域95をほぼ均一に満たすことができるように選択される。これは、ほぼ均一な配列により行ってもよく、又は一色につき1つの出口をそれぞれが含む集団に色を分類してもよい。通常、これらの集団は、約40mmから約60mmの中心間の間隔を有する。
装置は、上記でさらに詳述されているように液体像の液体含有量レベルを減らすために現像液32を加熱する加熱ユニット80をさらに備える。加熱ユニット80は、上述のタイプの加熱ユニットのいずれであってもよく、装置90の2つ以上の要素と関連付けることができる。
したがって、一実施形態では、加熱ユニット80は、槽99内又は槽99の近くに配置されることにより、イメージング面16への現像液32の塗布前に加熱を行うことを可能にする。
別の実施形態では、加熱ユニット80は、噴霧器94内又は噴霧器94の近くに配置されることにより、イメージング面16への現像液32の塗布の直前に現像液32の一部のみを加熱することを可能にする。
さらなる実施形態では、加熱ユニット80は、現像ローラ98内又は現像ローラ98の近くに配置されることにより、イメージング面16への塗布中に現像液32の一部のみを加熱することを可能にする。
さらに別の実施形態では、加熱ユニット80は、ドラム10内又はドラム10の近くに配置されることにより、イメージング面16への現像液32の塗布後に現像液32を加熱することを可能にする。
さらに別の実施形態では、加熱ユニット80は加熱ローラ82を備え、加熱ローラ82は、ローラ98又はドラム10と共に回転している間に現像液32に直接熱を加えるようにローラ98又は面16と接触することができる。加熱ローラが面16と接触する場合、加熱ローラ82はスクイージ30の前に配置される。代替的に、スクイージ30による現像液の加熱を可能にするように、スクイージ30に加熱部材を追加してもよい。
次に、本発明の別の例示的な実施形態に従って構成された現像ユニット92の概略図である図6を参照する。このように、この実施形態では、現像ユニット92はハウジング15に入れられる。電極126が、主電極128及び背後電極130という2つの部分に分けて形成される。主電極128及び背後電極130の両方が、現像ローラ98と動作的に関連する。電極126には、現像液注入口136を介して現像液が導入されるキャビティ134が形成される。
現像液は、通路138を介して圧力によって電極128及び電極130とローラ98との間の狭い空間に押し入れられる。現像液の帯電した固体粒子がローラ98を被覆して現像液の薄い濃厚層を提供するように、一方では主電極128及び背後電極130が、他方ではローラ98が、異なる電圧に帯電される。
スクイージ30は、上記でさらに詳述されているように、負に帯電した粒子を反発してローラ98上により濃厚な層を形成する。層は、潜像のうち、それをひきつけるように帯電されている部分に転写され、ローラ98は、潜像の像領域への層の転写を助けると共に潜像の背景領域への転写を防止するように帯電される。
現像ユニット92はクリーニングユニット142をさらに備え、これは、クリーニングローラ144、スクレーパ146、スポンジローラ148、及び付加的なスクイージングローラ150を有し得る。ユニット142を用いて、ローラ98に残っている層(又は層の一部)が除去される。この物質は、電極126とハウジング15との間の空間に蓄積されてもよく、又は再使用のためにハウジングから除去されてもよい。
上述されているように、加熱ユニット80は、装置90の2つ以上の要素と関連付けることができる。図6に示す例示的な実施形態に関して、上記でさらに詳述されているように、加熱ユニット80は、例えば、キャビティ134、スクイージ30、又はローラ98と関連付けることができる。
本特許の期間中に多くの関連の現像ユニットが開発されることが予想され、現像ユニットという用語の範囲は、全てのこのような新規技術を先験的に含むことが意図される。
本発明のさらなる目的、利点、及び新規特徴は、限定の意図がない以下の実施例を見れば当業者には明らかとなるであろう。さらに、上記で示し添付の特許請求の範囲で請求されている本発明の種々の実施形態及び態様はそれぞれ、以下の実施例で実験的に裏付けられる。
[実施例]
次に、上記の説明と共に本発明を非限定的に説明する以下の実施例を参照する。
本発明の譲受人により供給される二種類の従来型の静電印刷装置、ULTRASTREAM(登録商標)及びTURBOSTREAM(登録商標)を、イメージング面に液体像が形成されてからの現像液の液体含有量及び固体含有量に対する熱の影響について試験した。両方の実験で、ElectroInk(登録商標)を現像液として用いた。イメージング面の回転速度は、ULTRSTREAM(登録商標)装置では120cm/秒、TURBOSTREAM(登録商標)装置では60cm/秒であった。
図7は、イメージング面への塗布前のElectroInk(登録商標)の温度に応じた、ULTRASTREAM(登録商標)装置のイメージング面上の固体含有量を示す。図7には、26℃、29℃、34℃、及び38℃でのElectroInk(登録商標)の固体含有量の重量パーセント値及び標準偏差が示されている。図7に示すように、固体含有量を約75%(26℃での約21.5%から38℃での約38%に)増加させることができる。
図8は、イメージング面への塗布前のElectroInk(登録商標)の温度に応じた、TURBOSTREAM(登録商標)装置のイメージング面上の液体含有量を示す。図8には、28℃、32℃、及び41℃でのElectroInk(登録商標)の液体含有量のミリグラムでの重量値及び標準偏差が示されている。図8に示すように、液体含有量を約50%(28℃での約110ミリグラムから41℃での約55ミリグラムに)減らすことができる。
明確にするために別個の実施形態に関連して説明されている本発明のいくつかの特徴は、1つの実施形態で組み合わせて提供することもできることを理解されたい。反対に、簡潔にするために1つの実施形態に関連して説明されている本発明の種々の特徴は、別個に又は任意の適当な下位組み合わせで提供することもできる。
本発明をその具体的な実施形態と共に説明してきたが、当業者には多くの代替形態、変更形態、及び変形形態が明らかであろうことは明白である。したがって、添付の特許請求の範囲の精神及び広い範囲内にある全てのこのような代替形態、変更形態、及び変形形態を包含することが意図される。本明細書で言及された全ての公報、特許、及び特許出願は、個々の公報、特許、及び特許出願のそれぞれが参照により本明細書に援用されることが具体的且つ個別に示されているのと同等に、それらの全体が参照により本明細書に援用される。さらに、本願でのいかなる引用文献の引用又は特定も、そのような引用文献が本発明に対する先行技術として利用可能であることを認めているものと解釈されないものとする。
従来技術の教示による静電印刷装置の断面の概略図である。 スクイーズプロセスの適用前のキャリア液中に分散している球形固体粒子の概略図である。 スクイーズプロセスの適用後のキャリア液中に分散している球形固体粒子の概略図である。 スクイーズプロセスの適用前のキャリア液中に分散している非球形固体粒子の概略図である。 スクイーズプロセスの適用後のキャリア液中に分散している非球形固体粒子の概略図である。 本発明の一実施形態による像の液体含有量を減らす方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態に従って用いられるようになっている図1の装置の一部の概略図である。 本発明の別の実施形態による静電印刷装置の概略図である。 本発明の例示的な実施形態に従って構成された現像ユニットの概略図である。 本発明の一実施形態による温度に応じたイメージング面上の現像液の固体含有量を示す図である。 本発明の一実施形態による温度に応じたイメージング面上の現像液の液体含有量を示す図である。

Claims (36)

  1. 静電印刷装置のイメージング面に形成される像の液体含有量を減らす方法であって、
    (a)現像液を30℃よりも高く50℃よりも低い所定の温度に加熱することと、
    (b)前記イメージング面に前記像を形成するように前記現像液を前記イメージング面に塗布することと、
    (c)前記現像液をスクイーズすることとを含み、
    前記所定の温度は、前記像の液体含有量を減らすように選択されることを特徴とする方法。
  2. 前記ステップ(a)及び前記ステップ(b)は、ほぼ同時に実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップ(a)は、前記現像液が前記イメージング面上にある間に実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 静電印刷装置のイメージング面に像を形成する方法であって、
    前記イメージング面に前記像を形成するように現像液を前記イメージング面に塗布することと、
    前記現像液を所定の温度に加熱することと、
    前記像の液体含有量が約75%未満であるように、前記所定の温度にある間に前記現像液をスクイーズすることとを含むことを特徴とする方法。
  5. 前記現像液は、前記イメージング面により加熱されることを特徴とする請求項1に記載の方法又は請求項4に記載の方法。
  6. 前記現像液は、前記現像液に伝達される熱放射により加熱されることを特徴とする請求項1に記載の方法又は請求項4に記載の方法。
  7. 前記現像液は、前記現像液への熱気流により加熱されることを特徴とする請求項1に記載の方法又は請求項4に記載の方法。
  8. 潜像をその上に担持することができるイメージング面と、
    前記イメージング面に前記潜像を形成するように、前記イメージング面上に光を発することができる露光ユニットと、
    現像液を前記イメージング面に塗布することにより現像された像を提供する現像ユニットと、
    前記現像液を30℃よりも高く50℃よりも低い所定の温度に加熱する加熱ユニットとを備えることを特徴とする静電印刷装置。
  9. 前記加熱ユニットは、オーム素子、ブロワ、及び放射デバイスから成る群より選択される少なくとも1つのデバイスを備えることを特徴とする請求項8に記載の静電印刷装置。
  10. 前記加熱ユニットは、前記可動イメージング面と動作的に関連することを特徴とする請求項8に記載の静電印刷装置。
  11. 前記加熱ユニットは、前記イメージング面上にある間に前記現像液に作用する加熱ローラを備えることを特徴とする請求項10に記載の静電印刷装置。
  12. 前記加熱ユニットは、前記現像ユニットと動作的に関連することを特徴とする請求項8に記載の静電印刷装置。
  13. 前記現像ユニットは、前記現像液を保持する容器を備え、さらに、前記加熱ユニットは、前記容器内に配置されることを特徴とする請求項8に記載の静電印刷装置。
  14. 前記イメージング面は、回転ドラムで具現されることを特徴とする請求項8に記載の静電印刷装置。
  15. 前記加熱ユニットは、前記回転ドラム内に配置されることを特徴とする請求項14に記載の静電印刷装置。
  16. 前記イメージング面を均一に帯電させる帯電ユニットをさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の静電印刷装置。
  17. 前記現像ユニットは、前記現像液を前記イメージングに塗布するように動作可能な少なくとも1つの電極を備えることを特徴とする請求項8に記載の静電印刷装置。
  18. 前記イメージング面と接触して、前記イメージング面上の前記現像液をスクイーズすることにより前記イメージング面上の前記像の液体含有量を減らすスクイージをさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の静電印刷装置。
  19. 前記加熱ユニットは、前記スクイージに前記現像液を加熱させるように、前記スクイージと動作的に関連することを特徴とする請求項18に記載の静電印刷装置。
  20. 前記イメージング面に対して逆に移動し、前記イメージング面から前記現像された像を受け取ると共に前記現像された像を基板に転写するように構成される中間転写部材をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の静電印刷装置。
  21. 前記現像ユニットは、異なる色の前記現像液を前記イメージング面に塗布するように設計及び構成されることを特徴とする請求項8に記載の静電印刷装置。
  22. 前記現像ユニットは、前記イメージング面から離間していることにより前記イメージング面と現像ローラとの間に隙間を形成する前記現像ローラを備えることを特徴とする請求項21に記載の静電印刷装置。
  23. 前記現像ユニットは、前記現像液を前記現像ローラの一部、前記イメージング面の一部、及び/又は前記イメージング面と前記現像ローラとの間に形成される現像領域に噴霧するように設計及び構成される多色現像液噴霧器をさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の静電印刷装置。
  24. 前記加熱ユニットは、前記現像液が前記多色現像液噴霧器を通過している間に、前記現像液を加熱するように動作可能であることを特徴とする請求項23に記載の静電印刷装置。
  25. 前記加熱ユニットは、前記現像ローラに前記現像液を加熱させるように、前記現像ローラと動作的に関連することを特徴とする請求項23に記載の静電印刷装置。
  26. 前記現像ユニットは、現像ローラ、主電極、及び背後電極を備え、前記主電極及び前記背後電極は、互いの間に隙間を有すると共に前記現像液が前記隙間に押し通されて前記現像ローラを少なくとも部分的に被覆するように構成されることを特徴とする請求項8に記載の静電印刷装置。
  27. 前記所定の温度は、前記像の前記液体含有量が少なくとも10%減るように選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法又は請求項4に記載の方法、又は請求項18に記載の静電印刷装置。
  28. 前記所定の温度は、前記像の前記液体含有量が少なくとも20%減るように選択されることを特徴とする、請求項1に記載の方法又は請求項4に記載の方法、又は請求項18に記載の静電印刷装置。
  29. 前記所定の温度は、前記像の前記液体含有量が少なくとも30%減るように選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法又は請求項4に記載の方法、又は請求項18に記載の静電印刷装置。
  30. 前記所定の温度は、前記像の前記液体含有量が約75%未満であるように選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法又は請求項18に記載の静電印刷装置。
  31. 前記所定の温度は、前記像の前記液体含有量が約72%未満であるように選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法又は請求項4に記載の方法、又は請求項18に記載の静電印刷装置。
  32. 前記所定の温度は、前記像の前記液体含有量が少なくとも70%未満であるように選択されることを特徴とする、請求項1に記載の方法又は請求項4に記載の方法、又は請求項18に記載の静電印刷装置。
  33. 前記所定の温度は、約30℃から約50℃であることを特徴とする請求項4に記載の方法又は請求項18に記載の静電印刷装置。
  34. 前記所定の温度は、約32℃から約48℃であることを特徴とする請求項1に記載の方法又は請求項4に記載の方法、又は請求項18に記載の静電印刷装置。
  35. 前記所定の温度は、約34℃から約46℃であることを特徴とする請求項1に記載の方法又は請求項4に記載の方法、又は請求項18に記載の静電印刷装置。
  36. 前記所定の温度は、約38℃から約42℃であることを特徴とする請求項1に記載の方法又は請求項4に記載の方法、又は請求項18に記載の静電印刷装置。
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