JP2008544217A - 複数試料の同時磁気共鳴画像生成のための携帯型品質/工程管理システム - Google Patents

複数試料の同時磁気共鳴画像生成のための携帯型品質/工程管理システム Download PDF

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Abstract

本発明は、実質的に漏れ磁界のない少なくとも一つの詰込配列のマルチストリーム磁気共鳴装置(1A〜1D)よりなり、対象目的物の隣接ラインを元のままで同時に分析するための広磁界視野にわたる高分解能画像生成のための携帯型品質/工程管理(QPC)システムであって、同時または既定の手順で検出乃至分析すべき複数の対象目的物を搬送移動させる少なくとも2つの隣接給送ストリームからなる高性能供給システムを選択的に備えていることを特徴とする品質/工程管理システムを提案する。更に、本発明は、試料の複数ストリームの計測を実行すると共に、同時または既定の手順で検出乃至分析すべき複数の対象目的物を搬送移動させる少なくとも2つの隣接給送ストリームを選択的に送給する方法を提案する。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に、実質的に漏れ磁界のない少なくとも一つの詰込配列のマルチストリーム磁気共鳴装置よりなり、対象目的物の隣接ラインを元のままで同時に解析するための携帯型の産業品質/工程管理(QPC)システムおよびその方法に関するものである。
物質の特性の計測、あるいは、組成の識別検査に電磁気を利用した測定器は公知であり、磁気共鳴分光学は、分子の物理・化学・構造的な情報を得るための主要な測定技術の一つである。
核磁気共鳴画像生成システムでは分子構造に基づいて試料の画像を生成する。試料の全ての原子核のスピンをそろえる効果を有する分極磁場中に置き、核のラーモア周波数に近い周波数の電磁波を用いて核を励起して、磁気整列を反転させる。核への磁界励起を解除すると、核は特性電磁波を放出して元の状態に戻る。この電磁波を利用することで試料の画像生成が可能となる。
正確なラーモア周波数は磁場に精確に対応する。試料内の空孔キャビティに傾斜磁場を作ることで、信号発生位置を特定して試料の全体像を構築することができる。
この処理の能率は試料の空孔キャビティ中の磁界強度に左右される。通常、磁場は5百万分の1オーダーで制御され、磁場の均一度範囲が、ラーモア周波数を計測可能な精度を決定する。これによって、より小さい化学シフトの分解能ができることになる。
5ppm以下の磁場の均一度を大規模に発生させることは極めて困難であるが、目標とする磁気共鳴装置は、かなり高い均一度の達成が容易になる極小の対象領域をイメージングして微小化学シフトを分解できるようにする。
囲繞磁気回路によって生じた永久磁場の変動をなくすためには、たとえば、英国特許第2378763号に記載の特定位置に置かれた特異形状の強磁性介在物、あるいは、通過電流を制御して磁界を調整する異形シム調整コイル等を利用した様々なシム調整法を用いることができる。
試料空孔中の均一な磁場に傾斜磁場を重畳するために傾斜磁場コイルを付加する。傾斜磁場コイルで生成できる傾斜磁場が強いほど得られる画像処理の分解能は高まるが、試料キャビティ全体をカバーするには大きいコイルが必要となる。
コイルを大きくすると、既定の磁場勾配を得るには大きな電力を必要とする。加えて、大型コイルは高いインダクタンスを有し、これによって得られるスルーレートを低減する。
試料がヒトなど磁場に変化が顕れる生体患者である場合、神経細胞内で好ましくない生理学的効果をもたらす誘導電位による神経刺激を引き起こす。目的とする空間場のみを変化する磁場に曝す磁気共鳴装置では、画像処理しない領域が刺激場とはならないので前記効果の範囲が限定されることになる。
こうしたことから、全磁界視野に亘って高分解能が得られ費用効果のあるマルチストリーム磁気共鳴装置の出現が永く求められていた。特に、試料全体を強い傾斜磁場に曝すことなく目的とする領域に亘って高い空間分解能画像の生成が可能で、ヒトの頭部封入体に適用できる磁気共鳴装置が望まれていた。
その上、複数試料を磁気共鳴装置に導入するためには搬送機構が必要となる。この搬送機構が占める空間領域は計測対象の試料を導入する際に利用できないので、搬送機構が均一磁場領域を通過する時に搬送機構がシステム効率を低下するさせる原因となる。そのため、均一磁場領域を占有しないで磁場領域に試料を導入できる搬送機構が必要である。
流体試料を計測するためには、傾斜磁場コイルを巻回させた測定パイプが用いられ、測定パイプを通過する試料を磁気共鳴測定することができる。複数の異なった流体を計測するには、弁を介して測定パイプに接続された供給管システムからなるマニフォルドが必要となり、各分離流体を独立して測定パイプに送り込むことになる。特に、試料間のパイプ洗浄の必要性を考える場合、数多くの流体が同じ測定パイプを通過する際に多大な時間を要することが問題となる。同時に稼働可能な多数の測定パイプを備えるシステムは特に工業環境において大きな効果があり、複数の試料を同時に計測できる費用効果のあるマルチストリーム磁気共鳴装置およびその方法が永く求められていた。
しかも、市販されているほとんどの磁気共鳴装置は持ち運びできない。また、内部で対象目的物を分析する際には強力な外部磁場を発生させる。こうした不要なフリンジ磁界が磁気共鳴装置を傍に設置する選択肢をなくさせていた。
今日では、ppmレベル以下の磁気共鳴分析に適した均一性を有し400mm以上の利用可能な極片間の空隙を確保できる2テスラに及ぶ磁場を要求するASPeCT-TM装置などの磁気共鳴装置では外部で強力に減衰させた磁力を得ている。
磁気共鳴技術によって対象目的物を分析する方法および装置には様々なタイプが知られているが、現在入手可能な非可搬性の装置では斯かる対象目的物の特性素性を測定できず、複数の対象目的物の隣接ラインの分析も不可能である。
磁気共鳴技術の一使用例としては農産物に適用して、無害な方法で農産物商品の異常を検出するものがある。国際特許公開第02059586号公報には、農産物商品を分析して改善するための装置および方法が開示されている。この従来技術では、農産物試料の検査は行われない。商品の品質を改善管理し野菜や果実等の収穫時期を判断するためには、磁気共鳴を利用して対象目的物の品質/工程管理を行える携帯型装置が必要になる。
磁気共鳴技術のもう一つの利用例としては、生体細胞組織の異常を検出するために分光法を利用したものがある。
米国特許公開第2005204473号公報には、X線コンピュータ断層撮影装置乃至磁気共鳴断層撮影装置などの画像断層撮影装置が開示されており、この断層撮影装置はトンネル状乃至環状のデータ収集装置に送り込む患者用のベッドを備えている。患者が不快感を抱かないように、また、医療関係者が取り扱いやすいように、傾きを調整できる背もたれを台座に連結させた患者用ベットの構成になっている。
手術や輸血が必要な外傷患者には、安定化などの特殊な配慮を要し、適切な措置によって回避できたはずの多くの死亡事故が負傷後比較的短時間で発生することがあり、救命士、救急医療師、時には獣医が外傷患者を病院に救急搬送する際の生存率を改善するために安定化技術を用いる。安静を要する患者を移動する前に頸部および背部を固定して負傷者が脊椎の不要な動きによって機能不全を起こさないようにしなければならない。
損傷によるダメージを診断するために医療チームは、患者を病院内磁気共鳴装置が据え付けられている磁気共鳴室に搬送し、磁気共鳴分光法を行う必要があるが、入院の前後および入院中の検査の際に過剰に動作させることは潜在的なダメージをもたらすので禁物である。こうしたことが、単体構成だけで患者を磁気共鳴診断することができる携帯型の品質/工程管理用システムが永く求められていた理由である。
磁気共鳴技術によって対象目的物を分析する方法および装置には様々なタイプが知られているが、現在入手可能な非可搬性の装置では斯かる対象目的物の特性素性を測定できなかった。
本発明の目的は、実質的に漏れ磁界のない少なくとも一つの詰込配列のマルチストリーム磁気共鳴装置よりなり、対象目的物の隣接ラインを元のままで同時に分析するための広磁界視野にわたる高分解能画像生成のための携帯型品質/工程管理(QPC)システムを提供することにある。更に、本発明によるシステムは、同時または既定の手順で検出乃至分析すべき複数の対象目的物を搬送移動させる少なくとも2つの隣接給送ストリームからなる高性能供給システムを選択的に備えている。このシステムは、略々ゼロギャップで並設された複数の磁石よりなり、上流または下流生産段階における製品、素材、粉体、ある程度の液体等々から非制限方式で選択される対象目的物が搬送ベルト上あるいは搬送パイプ等に入れられ、分析用の磁石に向かって搬送操作されるような産業環境で利用可能である。
本発明の他の目的は、全磁界視野に亘って高分解能の磁気共鳴画像生成を高い費用効果で実行できると同時に、携帯型品質/工程管理システムによって多数の対象目的物の隣接ラインを分析し、試料の複数ストリームの計測を実行すると共に、同時または既定の手順で検出乃至分析すべき複数の対象目的物を搬送移動させる少なくとも2つの隣接給送ストリームを選択的に送給する産業向きの方法を提供することにある。
本発明による方法およびシステムは設置空間を節約でき、大型の出力システム、たとえば、平行して配置する商品の分析ライン等を有効に配置できることになる。
当該技術分野の技術者が本発明の最良の形態を実施できるよう以下に説明するが、ここに開示する本発明による、実質的に漏れ磁界のない少なくとも一つの詰込配列のマルチストリーム磁気共鳴装置よりなり、対象目的物の隣接ラインを元のままで同時に解析するための携帯型の産業品質/工程管理(QPC)システムおよびその方法を以下の説明によって当業者が改変するできる範囲も本発明の範疇である。
ここでの「磁気共鳴装置」とは、NMR、ESR、NQR、MRI等の装置を意味し、電磁波で原子核が励起される際に試料中の原子の原子核から放出される信号を測定する手段である。
ここでの「詰込配列」とは、実質的に漏れ磁界のない2以上の磁気共鳴装置の配列を意味し、これらの磁気共鳴装置間の間隔を比較的小さくして複数の給送ラインが前記配列に向き揃い、大量(産業的規模)の計測分析対象を同時に高速で分析できるようにした構成である。
ここでの「QPC」とは、計測対象目的物そのものの物性、組成、形態等と、処理工程および反応結果等を分析するための磁気共鳴装置であり、「分析」乃至「QPC」の意味には、与えられた対象に関して磁気共鳴装置による検出、分析、対照、計測、考察、観察などが含まれる。
ここでの「磁界視野」とは、磁場勾配が及ぶ空間範囲である。
ここでの「分解能」とは2つの要素を識別できる装置の能力であって、2つの信号の間隔を識別する磁気共鳴装置の能力でもある。
ここでの「多層ケージ」とは、空孔キャビティを囲繞する層状に配された複数構成よりなる包絡空間である。
ここでの「試料空孔キャビティ」とは、試料を入れる包絡空間内の空間である。
ここでの「磁気回路」とは、磁北極から磁南極に磁束路を意味する。
ここでの「シム調整機構」とは、磁石の欠陥や外部の強磁性体などによる不均等性を補正するための機構を意味する。特に、シム調整機構には、シム調整受動素子と、シム調整能働素子と、フィードバック制御シム調整素子と、CPU制御シム調整素子と、超伝導シム調整素子を備えてもよい。
ここでの「シム調整コイル」もしくは「シム調整能働素子」は、磁場の不均等性を補正するために磁石回りに設けたコイルである。
ここでの「シム調整受動素子」は、磁場の不均等性を補正するために磁石回りに設けた強磁性体片である。
ここでの「傾斜磁場コイル」は、試料空孔キャビティの少なくとも一部に傾斜磁場を発生させるコイルである。
ここでの「軌道」とは、試料空孔キャビティに対して傾斜磁場コイルを摺動させるレールなどの手段を意味する。
ここでの「スルーレート」とは、磁場勾配をゼロから最大絶対値の範囲で増大または現象させる比率である。
ここでの「試料イメージングユニット」とは、均一磁場中の試料の磁気共鳴を測定する手段装置を意味する。
ここでの「流体イメージングユニット」とは、均一磁場中の流体試料の磁気共鳴を測定する手段装置を意味する。
ここでの「切替速度」は、一定時間に作動する個別装置の数に相関する。
ここでの「磁極片」とは、永久磁石の均一磁束を形成するための高透磁率材料よりなる素子であり、一例として、直径1ミクロンオーダーの小粒状の強磁性体材料で成形された磁極片である。小粒状素材を強化し、且つ、形を保持するためにをプラスチックで被覆して小さな立方体に切り出して積み重ね、小粒状間に空間をもたせた状態で不導体接着剤で固定して形成する。こうした構造にすることで磁極片内に大きな渦電流を作り出し、磁気効率を向上させる。
ここでの「側壁磁石」とは、永久磁石からの磁場の均一性を維持する磁極片の側部回りに配置された永久磁石を指す。
ここでの「複数」とは、1より大きい整数または1に等しいことを意味する。
ここでの「携帯」とは、ベルトやポケットに入れて人体に装着させる程度の可搬性もしくは装着性のある特性を意味する。
ここでの「可動性」とは、車両移動体、航空機、船舶に設置されるシステムあるいはトラック、ライトバン、自動車、ボート、オートバイなどに搭載される無線システム等々に相当する可搬性を意味する。
ここでの「プラットフォーム」とは、車両移動体、航空機、船舶に設置されるシステムを指し、たとえば、トラック、キャタピラトラック、牽引車両、積載車両、ホイールローダー、ショベルカー、クレーン、リフトトラックなどを含む。
ここで、の「柑橘類」とは、クレモンティーヌ、マンダリン、オレンジ、グレープフルーツ、ライム、マンダリンオレンジ、レモン等の柑橘類であって、特に、アマナツ、ベルガモットオレンジ、ダイダイ、カラモンジン(カラマン)、シトラスとキンカンを交配したゴールデンライム、ダンシータンジェリン、イーチャンレモン、コブミカン、キーライム、カムクァットキンカン、および、非シトラス類としてはシトラスとの交配種であるライムカット、マンダリンライム、マンダリンオレンジ、マイヤーレモン、ミカン、ミネオーラ、オレンジェロ(シロンジャ)、オレンジカット、ペルシャライム(タヒチライム)、ラフレモン、温州みかん、シークワーサー(台湾タンジェリン)、スィーティ、タチバナオレンジ、タンジェロ、タンガロミカン、ユズなどがある。
ここでの「核果」とは、桃、梨、プラム、アプリコット等を指す。植物学的には、核果は、種子を内部に有する内果皮の芯(核)を外側の果皮(外果皮および中果皮)が覆っている果実の種類である。これらの果物は単心皮、特に、上位子房を有する花から進化したものである。核果の決定的な特徴は、硬質で木化した核が花の子房壁から派生したことである。特に、核果という名称は、コーヒー、ナツメ、マンゴ、オリーブ、あるいは、アーモンドなどのバラ科モモ属の種実類(中果皮が硬質)、アプリコット、チェリー、桃、ネクタリン、プラム等々に由来する。
ここでの「クライマクテリック型果実」とは、収穫後に熟成する果物を指し、果実および野菜などもクライマクテリック型と非クライマクテリック型に分類することができる。クライマクテリック型果実は収穫後に熟成し続けるが、非クライマクテリック型は収穫後に熟すことはない。熟成は色、味、外観(軟化する)を変化させる過程であり、このことは、離反(落果)後も熟成過程があることを意味する。
ここでの「熟成」とは、果物を食するのに適する状態になることを意味し、熟成すると甘味が増し、酸味や青臭さがなくなり、柔らかくなる。
特に、本発明のシステムは、i個の対象目的物を同時に分析できる実質的に漏れ磁界のないi個の詰込配列の磁気共鳴装置を備えている。ここで「i」は2以上の整数である。
本発明において、前記詰込配列がi個の磁気共鳴装置よりなる積層構造であり、磁気共鳴装置が幅x、高さy、奥行zを有する。ここで、「i」は2以上の整数であり、「x」「y」「z」は0以上の整数であり、これらの整数が1以上の場合、x*y*zはiに等しい。この積層構造の少なくとも一部の形状が多角形、円形あるいはこれらを組み合わせた形である。
本発明において、搬送ベルト等を用いて対象目的物の少なくとも一部をトンネルまたは導管またはパイプ等を介して磁気共鳴装置に送り込む。このシステムでは更に、動作を連続方式もしくはバッチ方式で実行できることを特徴とする。
また、本発明において、磁気共鳴装置の磁石をRFおよび磁気シールド手段の一方もしくは両方を用いて間接的もしくは直接的に遮蔽することを特徴とする。
好ましくは、上記品質/工程管理システムに、非制限方式の傾斜磁場電源、RF送信乃至増幅、RF受信機、デジタル信号処理手段、あるいは、これらの組み合わせの機能うちの少なくとも一つを時分割するコンピュータ制御手段を補足的に備える。
実質的に漏れ磁界のない磁気共鳴装置の少なくとも一つの配列よりなる産業用品質/工程管理システムを図1に概略的に示している(1A〜1D)。ここでの磁気共鳴装置は、各種搬送ベルト(例:要素2B、2C)の適正間隔などの主に給送条件で決まる装置(i個の1A〜1D)の間隔dが短くなるように平行に配置されている。
非限定的であるがこの実施例によれば、4つの磁気共鳴装置(1A〜1D)に平行な搬送ベルト(2A〜2D)が対応しており、各搬送ベルトで検査対象目的物3が連続的に、または、分割して、または、脈動的に磁気共鳴装置の一つに導かれる。
こうした実施形態には様々な構成が可能で、たとえば、孵卵器の鳥卵を仕分けする選別設備などにも適用が可能である。具体的には、鳥卵胎児の性別を検査する選別機や、処理ラインから受精卵の抽出や、適当な大きさなどの条件あるいは所定の生理的条件に従って卵を選択的に除外するシステムなどへの適用が考えられる。
果実や他の農産物あるいは原料の選別にも適用でき、種子の存否検査、果実の中空状態の検査のために品質/工程管理(QPC)すべき柑橘類加工工場で果実損傷検査、糖度検査、水分量検査、ph検査などに利用できる。
こうした実例は他の搬送システムでも有効で、液体の処理対象目的物、たとえば、精油工場での品質/工程管理システムに適用でき、様々の精油工程で油を送給する多数のパイプ設備で分析用の磁気共鳴装置に対象目的物を送り込むような構成に有用である。
この実施例によれば、各給送ライン(2Dなど)を少なくとも一つの流入口から磁気共鳴装置(1D)に進入させ、少なくとも一つの流出口(図示なし)から抜け出させている(5D)。品質/工程管理処理は連続方式もしくはバッチ方式で実行でき、たとえば、目的物を磁気共鳴分析する前に所定の短い時間だけ処理ラインを停止させるようにしてもよい。
本発明の他の実施例では、上記した品質/工程管理処理を孵卵器の鳥卵を仕分けする選別設備などにも適用でき、特に、鳥卵胎児の性別を検査する選別機や、処理ラインから受精卵の抽出や、適当な大きさなどの条件あるいは生理的条件に従って卵を選別することができる。
本発明の他の実施例では、果実や他の農産物あるいは原料の選別にも適用でき、特に、柑橘類加工工場における種子の存否検査、果実の中空状態の検査、腐敗検査、損傷検査、糖度検査、水分量検査、酸味検査、および、これらの複合検査に利用できる。
本発明のその他の実施例では、品質/工程管理が可能な上記磁気共鳴装置において、コンピュータ手段(10A)によって、傾斜磁場電源(10B)とRF送信乃至増幅器(10C)の時分割、RF受信機(10D)の時分割、デジタル信号処理手段(10E)の時分割を実行する。こうしたQPC処理は窓(上面の要素6)のみを介してだけで実施できるのではなく、上記した時分割手段や全ての磁気共鳴装置を適宜組み合わせて実施できることは言うまでもない。
図2A、2B、2Cに示す積層構造の磁気共鳴装置において、図2A、2Bは多角形積層構造の正面図であり、図2Cは側面図である。
本発明の更にその他の実施例では、分析対象目的物が固体あるいは液体であり、具体的には、農業原材料、農産物、化粧品、粉末物品、気体物品、封入物、薬剤、工業製品、金属製品、あるいは、連続した物品もしくは分離した物品、あるいは、固体と液体と気体を適宜組み合わせた物品などが分析の対象目的物である。
本発明の一実施例において、広磁界視野にわたる画像生成を行えると共に、引き続いて対象目的物の一部を高分解能で画像生成可能な磁気共鳴装置を提供する。この装置は、試料を送り込んで画像生成するための試料キャビティを有する多層ケージを有する。この多層ケージは、強力な永久磁石による閉磁気回路を有し、均一磁場を維持することが必要な場合には、シム調整コイル、シム調整受動素子、シム調整能働素子のいずれかもしくは組み合わせによる配列アレイで構成されたシム調整機構を備える。多層ケージは更に、広域傾斜磁場コイルと局所傾斜磁場コイル列を備えている。本発明の装置によって、広磁界視野における低分解能画像と狭磁界視野における高分解能画像とこれらを組み合わせた画像が得られる。
本発明の他の実施例において、隣接する局所傾斜磁場コイルが重なり合い、試料空孔キャビティの各部を少なくとも一つの局所傾斜磁場コイルの磁場内に位置させるようにした磁気共鳴装置を提供する。
本発明の更に他の実施例において、少なくとも一つの局所傾斜磁場コイルの磁場が試料空孔キャビティの一部を囲包するように局所傾斜磁場コイルを移動操作できる軌道を備えた磁気共鳴装置を提供する。
本発明の更にその他の実施例において、一つの大型試料か複数の小型試料を試料空孔キャビティに送り込み、試料全体の画像生成が行えるようにした磁気共鳴装置を提供する。
本発明の更にその他の実施例において、複数の局所傾斜磁場コイルによって複数の画像を連続的に取得できる高速スルーレートの特性を局所傾斜磁場コイルに持たせて、複数の局所傾斜磁場コイルの全体に及ぶ大型試料の画像生成が行える磁気共鳴装置を提供する。
本発明の更なる実施例において、2つの磁極片と側壁磁石列によって磁石構成と試料空孔キャビティ内に磁束を封じ込める閉磁気回路を形成した磁気共鳴装置を提供する。
本発明の他の実施例において、広域傾斜磁場コイルの磁界視野が試料空孔キャビティの総容積を囲包する磁気共鳴装置を提供する。
本発明の更なる実施例において、シム調整機構がシム調整受動素子列よりなる磁気共鳴装置を提供する。
本発明の更なる実施例において、シム調整機構が、調整可能なシム調整コイル列よりなり、磁界視野内に位置する試料の高分解核磁気共鳴スペクトルが得られるよう少なくとも一つの広域傾斜磁場コイルの磁界視野全体に均一な磁場を形成するよう調整可能にした磁気共鳴装置を提供する。
本発明の更なる実施例において、シム調整機構が、試料全体のうちの限定領域に均一な磁場を形成する調整可能なシム調整コイル列よりなる磁気共鳴装置を提供する。
本発明の他の実施例において、処理対象者の頭部の画像生成することができる磁気共鳴装置であって、処理対象者の肩から胴体上部を囲包する大きさの空孔キャビティを有し、監視注目範囲のみで磁場を変えて局所傾斜磁場コイルの磁界視野外における神経刺激を防止するようにした磁気共鳴装置を提供する。
本発明の他の実施例において、側壁磁石列を屈曲させて対象者の頭部および肩を囲包する範囲内の磁場を均一にする磁気共鳴装置を提供する。
本発明の他の実施例において、携帯型多層QPCにおいて、以下の構成要素からなるマルチストリーム磁気共鳴装置を提供する。
すなわち、強力な永久磁石による閉磁気回路を有する多層ケージと、シム調整コイル、シム調整受動素子、シム調整能働素子のいずれかもしくは組み合わせによる配列アレイで構成されたシム調整機構と、磁場強度が略々均一な囲包キャビティと、複数試料を均一磁場の領域に送り込む搬送ベルトやパイプ等の搬送手段とを備えている。この装置によって、均一磁場の領域内の複数試料を磁気共鳴測定することができる。
本発明の他の実施例において、携帯型多層QPCにおいて、2つの磁極片と側壁磁石列によって磁石構成と試料空孔キャビティ内に磁束を封じ込める閉磁気回路を形成したマルチストリーム磁気共鳴装置を提供する。
本発明の更なる実施例において、携帯型多層QPCにおいて、複数の試料イメージングユニットを更に加えたマルチストリーム磁気共鳴装置を提供する。各試料イメージングユニットは、試料を均一磁場範囲に導く搬送ベルトと、搬送ベルト回りに配される傾斜磁場コイルと、磁気共鳴測定プローブとからなる。
更に、CPU等の手段によって、試料イメージングユニットの傾斜磁場コイルを連続して高速に作動させて均一磁場に置かれた複数の異なった試料を磁気共鳴測定することができる。
本発明の更なる実施例において、携帯型多層QPCにおいて、試料イメージングユニットを互いに平行に配置して、複数のストリームに沿って複数試料を均一磁場領域に送り込めるマルチストリーム磁気共鳴装置を提供する。
本発明の他の実施例において、携帯型多層QPCにおいて、磁気回路の磁極片をキャビティ側部に水平に配向させて試料を均一磁場領域に送り込む際に少なくとも一つの搬送ベルトが均一磁場領域の外側に位置するようにしたマルチストリーム磁気共鳴装置を提供する。
本発明の更なる実施例において、携帯型多層QPCにおいて、磁気回路の磁極片をキャビティ側部に水平に配向させて試料を均一磁場領域に送り込む際に少なくとも一つの搬送ベルトが均一磁場領域の下側に位置するようにしたマルチストリーム磁気共鳴装置を提供する。
本発明の他の実施例において、携帯型多層QPCにおいて、磁気回路の磁極片をキャビティ側部に水平に配向させて試料を均一磁場領域に送り込む際に少なくとも一つの搬送ベルトが均一磁場領域の上側に位置するようにしたマルチストリーム磁気共鳴装置を提供する。
本発明の更なる実施例において、携帯型多層QPCにおいて、複数の流体イメージングユニットよりなる液体試料測定のためのマルチストリーム磁気共鳴装置を提供する。各流体イメージングユニットは、試料を均一磁場範囲に導くパイプと、パイプ回りに配される傾斜磁場コイルと、磁気共鳴測定プローブとからなる。更に、CPU等の手段によって、流体イメージングユニットの傾斜磁場コイルを連続して高速に作動させて均一磁場に置かれた複数の異なった液体試料を磁気共鳴測定することができる。
本発明の他の実施例において、携帯型多層QPCにおいて、少なくとも2つの流体イメージングユニットを直角に配置して両ユニットの傾斜磁場コイルを互いに干渉させないで作動可能にしたマルチストリーム磁気共鳴装置を提供する。
本発明の更なる実施例において、携帯型多層QPCにおいて、少なくとも2つの流体イメージングを近接して直角に配置して各ユニットの傾斜磁場コイルを短い切替時間で作動させることを可能にしたマルチストリーム磁気共鳴装置を提供する。
図3に本発明の一実施例による目標磁気共鳴装置の断面図を示している。閉磁気回路301は、中央試料キャビティ305を囲繞するように配された大型永久磁石301aと、磁極片301bと、側壁磁石列301cとからなる。シム調整機構302は、キャビティ内の均一磁場を維持するために設けている。広域傾斜磁場コイル303を試料キャビティの長さに沿って延設し、局所傾斜磁場コイル304をキャビティの長さに沿って間隔を持って位置させており、試料キャビティ内の容積空間が局所傾斜磁場コイルの少なくとも一つの磁場内に位置するようにしている。
図3bは、本発明による一実施例の磁気共鳴装置の概略上面図である。この図には、広域傾斜磁場コイル303と、局所傾斜磁場コイル304と、局所傾斜磁場コイルと重なる中央局所傾斜磁場コイル304bの位置関係を示しており、図では局所傾斜磁場コイル304を矩形に配しているが、円形、円筒形などの配列あるいは他の不規則な配列にしてもよい。
図4aは磁気共鳴装置の概略断面図であり、閉磁気回路301によって試料キャビティ内に形成される磁束線306を示しており、閉磁気回路301は、他の実施例と同様に大型永久磁石301aと、磁極片301bと、側壁磁石列301cとからなっている。
図4bは本発明の他の実施例による磁気共鳴装置の概略上面図であり、閉磁気回路301によって形成される試料キャビティ内の磁束線306を概略的に示している。
図5は、本発明の他の実施例における広域傾斜磁場コイル303によって形成される磁気共鳴装置の試料キャビティ全体の傾斜磁場307を概略的に示している。
図6は、本発明の他の実施例における一つの局所傾斜磁場コイル304bによって形成される試料キャビティにおける磁場308を概略的に示している。
図7は、本発明の他の実施例における局所傾斜磁場コイル304cによって形成され、試料キャビティに送り込む患者の頭部311を透通する傾斜磁場309を概略的に示している。この強磁場は注目領域のみに照射され、患者の脳以外の部位への影響を低減し刺激を少なくすることができる。
本発明によるこの磁気共鳴装置には、同時または既定の手順で検出乃至分析すべき複数の対象目的物を搬送移動させる少なくとも2つの隣接する給送ストリームよりなる給送システムを備えている。
更に詳しくは、本発明の一実施例において、前記少なくとも2つの給送システムを一つの二次元平面で相対的に配列させて層状給送システムを構成している。あるいは、前記少なくとも2つの給送システムを三次元の複数平面に配列させて層状給送システムを構成してもよい。前記給送ストリームを平行配列、直交配列、あるいは、これらを組み合わせた配列に構成することが可能である。
図8は、本発明の一実施例における磁気共鳴装置1000の層状給送システムを概略的に示している。ここでは非限定的例として、磁気共鳴装置において、ライン103、104が装置の主軸Zに向き、ライン203、204が主軸Xに向くように2つの隣接送給システム100、200が夫々直交する配列になっている。ライン203、204およびライン104、103を複数n列の平行なラインの例として図示している。ここで、「n」は1以上の任意の整数であり、この実施例において、非限定例であるが、両ラインX、Zの「n」は2である。一実施例で「n」は2〜6であり、別の実施例では「n」が4〜10、他の実施例では「n」が8より相当多く設定している。
下層200は2つの給送ライン203、204よりなり、目的物(ここでは卵)を2組の回転搬送ベルトによって送給するようになっている。この搬送ベルトは平行になっており、ベルト203上の目的物が開口201、211を経て磁気共鳴装置1000の部分200の中に送り込まれると共に、ベルト204上の目的物は開口202、212を経て磁気共鳴装置1000の部分200の中に送り込まれる。このように、ベルト203、204の給送方法が平行、対向にすることができ、「n」が2より大きい場合は、様々な組み合わせにすることができる。これに関して、搬送ベルト等を直線上、曲線状、ジグザグ状、U字状あるいはこれらの組み合わせ形状に非限定的に選択できることは当然である。二次元ルートを図示しているが、ベルトの三次元進入ルートも本発明に含まれる。例えば、Uベルト203を開口201を経てキャビティ200に進入させ、キャビティ202から抜けるようにしてもよく、その逆でもよい。
同様に、搬送ベルト103、104を直線平行にして、目的物、たとえば、オレンジを開口101、102を経て装置1000のキャビティ部100全体に送り込み、開口112、113を経て送り出すようになっている。
更に本発明では、磁気共鳴装置1000を2以上の層状にして、2つの検出部100、200を形成する重層構成にできる。本発明の他の実施例では、磁気共鳴装置を複数m個の検出部よりなり、ここで「m」は2以上の任意の整数である。一実施例で「m」は2〜6であり、別の実施例では「m」が4〜10、他の実施例では「m」が8より相当多く設定している。
本発明において、各搬送ベルトなどで検出される目的物は隣接ベルトで検出される目的物と同じであるが、磁気共鳴装置1000によって固体、液体、気体などの目的物を同時に検出することができる。ここでの「同時」とは、同一の検出操作乃至検出工程での高速処理を行う際の連続検出操作を意味する。送給要素だけでなく検出操作もこれらを制御調整するための処理の対象である。
図9A〜9Eは、磁気共鳴装置1000の内部のキャビティを模式的に示した概略上面図である。この装置は、1つの送給システムまたは2以上の隣接送給システムまたはこれらの重層構成(例えば、両システム100、200)からなる。説明を簡単にするために、3本の平行送給ラインを有するシステムを図示している。
図9Aは、同時もしくは規定の順序で検出すべき9つの目的物を有する矩形状の装置を示している。送給ラインは矩形の長手方向の主軸に対して平行である。
図9Bは、同時もしくは規定の順序で検出すべき6つの目的物を有する同様の矩形状の装置を示している。
図9Cは、同時もしくは規定の順序で検出すべき8つの目的物を有する同様の矩形状の装置を示している。この場合、長手方向の主システムで大半の目的物を検出し(図9A)、次に、試料が均一磁場に入る前に試料が適正な姿勢を取るために要する間、試料を非均一磁場の領域に送給する。
図9Dは、規定の順序で検出すべき6つの目的物を有し、流線ストリームが主軸XまたはYに平行な対称立方体装置を示している。
図9Eは、同様に規定の順序で検出すべき7つの目的物、つまり、15%多い目的物を有し、流線ストリームが主軸XまたはYに平行な対称立方体装置を示している。
図10には、均一磁場1003の領域外にある搬送ベルト1002の側部である均一磁場1003の領域外に磁極片1001a、1001bを位置させた本発明の一実施例を示している。
図11は、平行なパイプよりなる2つの直交層1004、1005を均一磁場1003に通した本発明の別の実施例を概略的に示している。この配置によって、たとえば、同時に作動させる直交状のパイプ対1004a、1005aによる傾斜磁場コイルを構成できる。
図12は、単一流体イメージングユニットにおけるパイプ1006と、傾斜磁場コイル1007と、流体流れ方向1008を概略的に示している。
本発明は更に、目的物を分析するための磁気共鳴装置1と、磁気共鳴装置の基盤である可動プラットフォーム2と、前記磁気共鳴装置を操作し可動プラットフォームを作動させるオペレータ4が操作するコントローラ3とからなる対象目的物の分析を行う携帯型品質/工程管理装置を提案する。
本発明による磁気共鳴装置は、複数の磁気共鳴装置を二次元もしくは三次元配列してなる詰込配列に構成される。
更に本発明における一実施例では、前記プラットフォームが、夫々が少なくとも1つの磁気共鳴装置を支持している調整可能な操作間接アーム5を複数備えた可動基部である。斯かるプラットフォームは、能動的乃至受動的運動でも操縦可能で、油圧手段で駆動される。コントローラは自動的に作動する。
図13に、本発明による少なくとも1つの磁気共鳴装置1よりなる農業用品質/工程管理システムを示している。一例として、磁気共鳴装置と検査目的物である果実との距離を短くするために磁気共鳴装置を木の下に配置するとよい。
この実施例では、可動プラットフォーム2に接続した複数の操作関節アーム5に固定したケージ6で前記磁気共鳴装置を囲繞している。コントローラ3を含むコンピュータ乃至小型電子処理装置をオペレータ4が操作して、磁気共鳴装置を作動させ、可動プラットフォームを運転する。分析の邪魔になる不要な物はくず入れ7で捕捉するようになっている。たとえば、磁気共鳴装置でサクランボの木を検査して、果実の糖度と酸味が適当であればサクランボを収穫するようなこともできる。
本発明の一実施例として、オレンジなどの重なり合った果実の検査で、種子の存否や大きさも調整できるようになる。
本発明の他の実施例として、梨などの重なり合った果実の検査では、皮の厚さに関係なく果実の熟成度を調整できるようになる。
本発明の更に他の実施例として、たとえば、2.45GHzの周波数のマイクロ波を照射することで害虫の発見と駆除を行うことができる。
本発明の他の実施例では、QPCシステムに、非制限方式の傾斜磁場電源、RF送信乃至増幅、RF受信、デジタル信号処理、あるいは、これらの組み合わせの機能うちの少なくとも一つを時分割するコンピュータ制御手段を補足的に備えている。
本発明の更に他の実施例では、分析対象目的物が、固体、液体、気体、あるいはこれらの組み合わせであってもよい。
本発明の更に他の実施例では、分析対象目的物として、脊椎動物または無脊椎動物、人間、哺乳動物、鳥、魚、昆虫、爬虫類、罹患者、医療対象動物等々があり、事故現場、病室、家庭などでの医療診断あるいは獣医診断に適用できる。
本発明の更に他の実施例では、分析対象目的物が、固体、液体、気体、あるいはこれらの組み合わせであってもよく、特に、農業原材料、農産物、化粧品、粉末物品、気体物品、封入物、薬剤、工業製品、金属製品に適用できる。
農業原材料あるいは農産物としては、非限定的であるが、果物;野菜;植物;木;つる植物;雑草種子;大麦;米、ライムギ、小麦、トウモロコシ、大麦等の穀草;アマランス、キヌア、そば粉等の非穀草;エンドウ豆、レンズ豆等の豆類;ココナッツ、アーモンド、ピーナッツ等のナッツ類;ゴマ、ヒマワリ、麻等の脂肪種子;ジャガイモ、カサバ、カブ等の根菜類;アマランス、ホウレンソウ、ケール等の葉菜類;ダルス、昆布、バダーロックス等の海草類;たけのこ、ノパルサボテン、アスパラガス等の軸野菜;アーチチョーク、ブロッコリ、キスゲ等の花序野菜;パンプキン、オクラ、ナス等の果物野菜;薬草;香辛料などがある。
なお、農業原材料あるいは農産物としては、非限定的であるが、ミルク等の乳製品;白子、キャビア等の卵;蜂蜜等の昆虫;牛肉、蛙の脚、ケコギ、ヤギ、馬、カンガル、子羊、マトン、豚肉、子牛、げっ歯動物等の食肉;血液を含む臓物;鶏、七面鳥、あひる、ガチョウ、ハト、ダチョウ、ホロホロチョウ、キジ、ウズラ等の鶏肉;サケ、ティラピア等の魚類を含むシーフード;軟体動物;カニ、巻き貝、カタツムリ等の甲殻類などがある。また、分析対象目的物としては、化粧品、薬剤、工業製品、化学原料及び製品等がある。
また、本発明の別の態様として、特に、魚介類の卵巣の存否検査に適用できる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の別の態様として、特に、食肉中の水分量の評価検査に適用できる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の更に他の態様として特に、分析対象目的物中の遊離基の感染状態あるいは劣化状態あるいは存否の判定に適用できる品質/工程管理システムを提供する。
本発明のまた別の態様として、特に、検査製品の凍結レベルの判定に適用できる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の他の態様として、野菜および果物を分析対象目的物とした品質/工程管理システムを提供する。
対象となる果物として、非限定であるが、柑橘類、キーウィ、ザクロ、核果類、りんご、メロン、バナナ、アボカド・パイナップル、マンゴー、トマト、ピスタチオ、カキ、アーモンド、ブドウ、ブルーベリー等々が挙げられる。
本発明の他の態様として、分析対象目的物として重層物、複合体、被覆物、包装体、連続物、離散物等々を対象とした品質/工程管理システムを提供する。
前記品質/工程管理システムを様々な用途に適用可能である。たとえば、種子の存否検査;果実を取る前あるいは取った後に果物の外観状態、大きさ、重さ等を任意に組み合わせて検査して選別する選別検査;熟成度検査;害虫被害検査;湿潤度、油分含有量、乾燥度を調べる水分検査;柑橘類の内部房数および内部房状態、外皮損傷状態を調べる品質検査;果実外皮厚および房の分離度検査;糖度検査;酸味度検査;pH検査等々を磁気共鳴分光学測定により実施できる。
本発明の他の態様として、虫類乃至他の病原体の存否を識別し、且つ、高周波放射線の活性作用により斯かる原因を除去できる装置を提供する。こうした非化学的な消毒によって、果物中の損傷を防止すると共に、ヒトの食物摂取に害毒をもたらさない。照射する周波数域は、一例として、約2から約4GHzまでの範囲である。
ここでの「虫類」とは、微生物、細菌、有機体生物、植物乃至動物性の病原体、特に、ウイルス、バクテリア、菌類、カビ、昆虫、ハエ、バクテリア、線虫、原虫類、微胞子虫、藻類、蚊等々の有機体を含むものである。
本発明の一実施例によれば、プラットフォームを通して電気エネルギが与えられ、使用者(操縦者)が手動、もしくは、自動で移動部を運転する。このシステムに、補助機構乃至電子モジュールを設けて、所期の電圧を変換してバッテリーに充電する前に使用者が与える運動を電気エネルギに変換して直ぐに利用できるようにしてもよい。
本発明の他の態様として、虫類や他の病原体を検知して排斥する消毒手段を備えたフィードバック機能を有する品質/工程管理システムを提供する。
本発明の他の態様として、特に、果実の鬆、長さ、幅、容積およびこれらの組み合わせから果実内部の特性要素を検査できる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の他の態様として、特に、対象目的物の熟成度を測定できる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の他の態様として、特に、劣化および凍結損傷を検査できる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の他の態様として、特に、乾燥度を判定できる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の他の態様として、特に、検査果実中の水分量、水活量、油分量、総液量を評価できる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の他の態様として、特に、検査果実内の房の数の計測ができる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の他の態様として、特に、検査果実の変形乃至損傷を検査できる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の他の態様として、特に、農産物の内外部の虫害状態を検査できる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の他の態様として、特に、果実外皮厚および房の分離度検査ができる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の他の態様として、特に、分析対象目的物の空気腔検査ができる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の他の態様として、特に、検査対象目的物の内部腐敗を検査できる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の他の態様として、特に、果実の糖度検査、酸味度検査、pH検査を磁気共鳴分光学測定によって実施できる品質/工程管理システムを提供する。
本発明の他の態様として、特に、検査対象の果実の硬度や粉ふき状態などの外観を検査できる品質/工程管理システムを提供する。
磁気共鳴装置は、大型永久磁石およびシム調整能働素子あるいはシム調整受動素子によるシム調整機構などからなる試料回りに強力な磁場を発生させる手段と;試料回りに傾斜磁場を発生させる手段と;誘導コイルと無線アンテナに繋がれたキャパシタからなる磁気共鳴検出プローブとを備えている。
本発明は、携帯型品質/工程管理システムを用いて対象目的物3の複数隣接ラインを元のままで同時に分析し試料の複数ストリームの計測を実行すると共に、同時または既定の手順で検出乃至分析すべき複数の対象目的物3を搬送移動させる少なくとも2つの隣接給送ストリームを選択的に送給するための広磁界視野にわたる高分解能画像生成する方法を提供する。
本発明は、複数ラインの対象目的物を同時に分析できる高い費用効果のある方法を提供する。本発明によるこの方法は、実質的に漏れ磁界のない少なくとも一つの詰込配列の磁気共鳴装置を備え、前記磁気共鳴装置の夫々に至るラインに沿って磁気共鳴装置に対象目的物を送り込み、前記磁気共鳴装置で対象目的物を分析し、磁気共鳴装置の分析に基づいて対象目的物を評価することからなる。
本発明によるこの方法は特に、複数の搬送ベルト、複数のトンネル、導管、パイプ等によって対象目的物を磁気共鳴装置に送り込むようにしているので便利である。すなわち、分析した対象目的物が固体、液体、気体のいずれでも対応できる。
本発明において、送り込みおよび分析工程の動作を連続方式もしくはバッチ方式で実行できる。本発明によるこの方法では、RF乃至磁気シールド手段によって磁気共鳴磁石の間接的乃至直接的磁気シールドを施すようにしてもよい。更に、本発明の方法では、傾斜磁場電源、RF送信乃至増幅、RF受信機、デジタル信号処理手段、あるいは、これらの組み合わせのうちの少なくとも一つを時分割することができる。
本発明において、広磁界視野にわたる画像生成を行えると共に、引き続いて対象目的物の一部を高分解能で画像生成可能な磁気共鳴方法を提供する。この方法では、強力な永久磁石による閉磁気回路と、試料キャビティと、均一磁場を維持する必要がある場合は、シム調整機構を用いて、試料を導入する試料キャビティ内に均一磁場を形成するようにしている。広域傾斜磁場コイルおよび局所傾斜磁場コイル列が設けられており、広域傾斜磁場を画像生成範囲全体に印加し、強力な傾斜磁場を局所的に印加する。本発明の方法によって、広磁界視野における低分解能画像と狭磁界視野における高分解能画像とこれらを組み合わせた画像が得られる。
本発明の他の実施例において、少なくとも一つの局所傾斜磁場コイルによる磁界視野に試料キャビティの各部分が位置するように局所傾斜磁場コイルを重合配置する磁気共鳴方法を提案する。
本発明の更に他の実施例において、少なくとも一つの局所傾斜磁場コイルの磁場が試料空孔キャビティの全体を囲包するように局所傾斜磁場コイルを移動操作できる軌道を配置した磁気共鳴方法を提供する。
本発明の他の実施例において、複数の局所傾斜磁場コイルによって複数の画像を連続的に取得できる高速スルーレートの特性を局所傾斜磁場コイルに持たせて、複数の局所傾斜磁場コイルの全体に及ぶ大型試料の画像生成が行える磁気共鳴方法を提供する。
本発明のその他の実施例において、2つの磁極片と側壁磁石列によって磁石構成と試料空孔キャビティ内に磁束を封じ込める閉磁気回路を設けた磁気共鳴方法を提供する。
本発明の他の実施例において、広域傾斜磁場コイルの磁界視野が試料空孔キャビティの総容積を囲包する磁気共鳴方法を提供する。
本発明の他の実施例において、シム調整機構が、調整可能なシム調整コイル列よりなり、磁界視野内に位置する試料の高分解核磁気共鳴スペクトルが得られるよう少なくとも一つの広域傾斜磁場コイルの磁界視野全体に均一な磁場を形成するよう調整可能にした磁気共鳴方法を提供する。
本発明の更に他の実施例において、処理対象者の頭部の画像生成することができる磁気共鳴装置であって、処理対象者の肩から胴体上部を囲包する大きさの空孔キャビティを有し、監視注目範囲のみで磁場を変えて局所傾斜磁場コイルの磁界視野外における神経刺激を防止するようにした磁気共鳴方法を提供する。
最後に本発明の他の実施例において、側壁磁石列を屈曲させて対象者の頭部および肩を囲包する範囲内の磁場を均一にする磁気共鳴方法を提供する。
本発明の他の実施例において、複数試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法であって、強力な永久磁石による閉磁気回路を設け、シム調整受動素子、シム調整能働素子のいずれかもしくは組み合わせによる配列アレイで構成された任意のシム調整機構を設け、磁場強度が略々均一な囲包キャビティを設け、複数試料を均一磁場領域に送り込み、これによって均一磁場領域内で複数試料について磁気共鳴測定を行う方法を提供する。
本発明の更に他の実施例において、複数試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法であって、複数試料ストリームを均一磁場領域に搬送し、各試料イメージングユニットの傾斜磁場コイルを高速連続で作動させるCPU等の手段を用い、各試料ストリーム回りに傾斜磁場を設け、刺激エネルギを放出し、磁気共鳴測定プローブによって試料からの反応信号を受信し、これによって、均一磁場領域で個別試料について磁気共鳴測定を行う方法を提供する。
本発明の他の実施例において、複数試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法であって、複数の平行ストリームに沿って均一磁場領域に複数試料を同時に搬送することによって均一磁場領域内で複数試料について磁気共鳴測定を行う方法を提供する。
本発明の他の実施例において、複数試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法であって、磁気回路の磁極片をキャビティ側部に水平に配向し、これによって、試料を均一磁場領域に送り込む際に少なくとも一つの搬送ベルトが均一磁場領域の外側に位置するようにした方法を提供する。
本発明のその他の実施例において、複数試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法であって、磁気回路の磁極片をキャビティ側部に水平に配向し、これによって、試料を均一磁場領域に送り込む際に少なくとも一つの搬送ベルトが均一磁場領域の下側に位置するようにした方法を提供する。
本発明の更に他の実施例において、複数試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法であって、磁気回路の磁極片をキャビティ側部に水平に配向し、これによって、試料を均一磁場領域に送り込む際に少なくとも一つの搬送ベルトが均一磁場領域の上側に位置するようにした方法を提供する。
本発明の更に他の実施例において、複数試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法であって、均一磁場領域に複数の流体搬送パイプを設け、各パイプ回りに傾斜磁場コイルを設け、複数試料ストリームを均一磁場領域内の前記パイプに通して流し込み、
各試料イメージングユニットの傾斜磁場コイルを高速連続で作動させるCPU等の手段を設け、各試料ストリーム回りに傾斜磁場を設け、刺激エネルギを放出し、磁気共鳴測定プローブによって試料からの反応信号を受信し、これによって、均一磁場領域で個別試料について磁気共鳴測定を行う方法を提供する。
本発明の他の実施例において、2つの流体試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法であって、作動傾斜磁場コイルによって生じる磁場が互いに干渉しないように少なくとも2つの作動流体イメージングユニットを直交状に配置した方法を提供する。
最後に本発明の他の実施例において、2つの流体試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法であって、少なくとも2つの作動流体イメージングユニットを近接して直交状に配置し、短い切替時間で傾斜磁場コイルを連続して作動させる方法を提供する。
また、本発明は、複数の隣接ラインの対象目的物を携帯型品質/工程管理システムによって同時に分析できる高い費用効果のある方法を提供する。
本発明によるこの方法は、実質的に漏れ磁界のない少なくとも一つの詰込配列の磁気共鳴装置を設け、分析すべき対象目的物に隣り合わせて少なくとも一つの磁気共鳴装置を配置し、前記磁気共鳴装置の内部に前記対象目的物の少なくとも実効位置を挿入し、前記磁気共鳴装置によって前記対象目的物を分析し、短時間経過後前記目的物を評価し、しかる後に、別の対象の分析を行うために動作を続けることからなる。
この方法は特に、複数の搬送ベルト、複数のトンネル、導管、パイプ等によって対象目的物を磁気共鳴装置に送り込むようにしているので便利である。すなわち、分析した対象目的物が固体、液体、気体のいずれでも対応できる。
本発明において、送り込みおよび分析工程の動作を連続方式もしくはバッチ方式で実行できる。本発明によるこの方法では、RF乃至磁気シールド手段によって磁気共鳴磁石の間接的乃至直接的磁気シールドを施すようにしてもよい。更に、本発明の方法では、傾斜磁場電源、RF送信乃至増幅、RF受信機、デジタル信号処理手段、あるいは、これらの組み合わせのうちの少なくとも一つを時分割することができる。
また、本発明は、対象目的物を携帯型品質/工程管理システムによって分析できる方法を提供する。本発明によるこの方法は、分析すべき対象目的物に隣り合わせて少なくとも一つの磁気共鳴装置を配置し、前記磁気共鳴装置の内部に前記対象目的物の少なくとも実効位置を挿入し、前記磁気共鳴装置によって前記対象目的物を分析し、短時間経過後前記目的物を評価し、しかる後に、別の対象の分析を行うために動作を続けることからなる。
本発明の他の目的は、発明携帯型品質/工程管理システムによって対象目的物の分析を高い費用効果と容易な操作で実行できる方法を提供することにある。この方法は
分析すべき対象目的物に隣り合わせて少なくとも一つの磁気共鳴装置を配置し、前記磁気共鳴装置の内部に前記対象目的物の少なくとも実効位置を挿入し、前記対象目的物を分析することからなる。
本発明の他の実施例において、複数の磁気共鳴装置を分析すべき対象目的物に近接して二次元もしくは三次元配列してなる少なくとも一つの磁気共鳴詰込配列を配置することからなり、前記磁気共鳴装置を、夫々が少なくとも1つの磁気共鳴装置を支持している調整可能な操作間接アーム5を複数備えた可動基部であるプラットフォームで構成したことを特徴とする方法を提供する。
本発明の他の実施例において、コントローラを自動的に作動させることを特徴とする方法を提供する。
本発明の更に他の実施例では、脊椎動物または無脊椎動物を分析対象目的物とした方法を提供する。
本発明のその他の実施例では、人間、哺乳動物、鳥、魚、昆虫、爬虫類、罹患者、医療対象動物等を分析対象目的物とする方法を提供する。
本発明の他の実施例では、農業原材料、農産物を分析対象目的物とした方法を提供する。
本発明の他の実施例では、重層物、複合体、被覆物、包装体、連続物、離散物を分析対象目的物とした方法を提供する。
本発明の他の実施例では、野菜乃至果物を分析対象目的物とした方法を提供する。
本発明の他の実施例では、果物や他の農産物および農業原材料を選別するのに便利であり、特に、果実の収穫前乃至収穫後に選別できる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、分析対象の果物が柑橘類、キーウィ、ザクロ、核果類、りんご、メロン、バナナ、アボカド・パイナップル、マンゴー、トマト、ピスタチオ、カキ、アーモンド、ブドウ、ブルーベリー等であることを特徴とする方法を提供する。
本発明の他の実施例では、特に、種子の存否、数、サイズを検査するのに便利な方法を提供する。
本発明の他の実施例では、特に、虫類乃至他の病原体の存否を識別し、且つ、高周波放射線の活性作用により斯かる原因を除去できる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、特に、虫類乃至他の病原体の存否を識別し、斯かる原因を除去する殺菌手段を作動させることができるフィードバック機能を有する方法を提供する。
本発明の他の実施例では、果実の内部の状態を検知し、特に、果実の鬆、長さ、幅、容積およびこれらの組み合わせ状態を検査する方法を提供する。
本発明の他の実施例では、対象目的物の熟成度を測定できる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、劣化および凍結損傷を検査できる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、乾燥度を判定できる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、検査果実中の水分量、水活量、油分量、総液量を評価できる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、検査果実内の房の数の計測ができる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、検査果実の変形乃至損傷を検査できる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、農産物の内外部の虫害状態を検査できる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、果実外皮厚および房の分離度検査ができる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、分析対象目的物の空気腔検査ができる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、検査対象目的物の内部腐敗を検査できる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、果実の糖度検査、酸味度検査、pH検査を磁気共鳴分光学測定によって実施できる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、検査対象の果実の硬度や粉ふき状態などの外観を検査できる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、魚介類の卵巣の存否検査に適用できる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、食肉中の水分量の評価検査に適用できる方法を提供する。
本発明の他の実施例では、分析対象目的物中の遊離基の感染状態あるいは劣化状態あるいは存否の判定に適用できる方法を提供する。
最後に、本発明の他の実施例では、検査製品の凍結レベルの判定に適用できる方法を提供する。
本発明およびその実施する方法を理解できるようにするために、いくつかの実施例について添付の図面を参照して例示説明する。
対象目的物の隣接ラインを同時に分析できる本発明の一実施例における磁気共鳴装置の詰込配列構造を示している。 本発明の他の実施例による様々な複合積層構造の磁気共鳴装置を概略的に示しており、図2Aにおいてi=2、x=2、y=1、z=0である。 本発明の他の実施例による様々な複合積層構造の磁気共鳴装置を概略的に示しており、図2Bにおいてi=6、x=3、y=1、z=0である。 本発明の他の実施例による様々な複合積層構造の磁気共鳴装置を概略的に示しており、図2Cにおいてi=24、x=4、y=3、z=2である。 本発明の一実施例における磁気共鳴装置の断面を概略的に示している。 本発明の一実施例における広域および局所傾斜磁場コイル304の位置を示した磁気共鳴装置の上面図である。 本発明の他の実施例における閉磁気回路磁石によって試料空孔キャビティ内に発生される磁界を示した磁気共鳴装置の概略断面図である。 本発明の他の実施例における閉磁気回路磁石によって試料空孔キャビティ内に発生される磁界を示した磁気共鳴装置の概略上面図である。 本発明の他の実施例における広域傾斜磁場コイルによって試料空孔キャビティ内に発生される広域傾斜磁場を示している。 本発明の他の実施例における局所傾斜磁場コイルによって発生する傾斜磁場を概略的に示している。 本発明の他の実施例において試料空孔キャビティ内に位置した患者の頭部を透通する局所傾斜磁場コイルによる傾斜磁場を概略的に示している。 本発明の他の実施例による磁気共鳴装置1000の層状給送システムを概略的に示している。 磁気共鳴装置100の内部の空孔キャビティの概略規準上面図である。 磁気共鳴装置100の内部の空孔キャビティの概略規準上面図である。 磁気共鳴装置100の内部の空孔キャビティの概略規準上面図である。 磁気共鳴装置100の内部の空孔キャビティの概略規準上面図である。 磁気共鳴装置100の内部の空孔キャビティの概略規準上面図である。 均一磁場範囲外に配された搬送ベルトの側部に位置する磁極片を備えた本発明による一実施例を概略的に示している。 本発明の他の実施例における均一磁場を通る2つの直交層構造の平行パイプを備えたシステムを概略的に示している。 単一流体イメージングユニットのパイプ、傾斜磁場コイルと流体の流れ方向を概略的に示している。 携帯型品質/工程管理装置を概略的に示している。

Claims (137)

  1. 実質的に漏れ磁界のない少なくとも一つの詰込配列のマルチストリーム磁気共鳴装置よりなり、対象目的物の隣接ラインを元のままで同時に分析するための広磁界視野にわたる高分解能画像生成のための携帯型品質/工程管理(QPC)システムであって、同時または既定の手順で検出乃至分析すべき複数の対象目的物を搬送移動させる少なくとも2つの隣接給送ストリームからなる高性能供給システムを選択的に備えていることを特徴とする品質/工程管理システム。
  2. 前記詰込配列がi個の磁気共鳴装置よりなる積層構造であり、磁気共鳴装置が幅x、高さy、奥行zを有し、前記「i」が2以上の整数であり、前記「x」「y」「z」が0以上の整数である請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  3. 前記積層構造が多角形、円形あるいはこれらを組み合わせた形であることを特徴とする請求項2記載の品質/工程管理システム。
  4. 前記対象目的物の少なくとも一部を搬送ベルトを用いて磁気共鳴装置に送り込むことを特徴とする請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  5. 前記対象目的物の少なくとも一部をトンネルまたは導管またはパイプを介して磁気共鳴装置に送り込むことを特徴とする請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  6. 動作を連続方式もしくはバッチ方式で実行することを特徴とする請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  7. 磁気共鳴装置の磁石をRFおよび磁気シールド手段の一方もしくは両方を用いて直接的に遮蔽することを特徴とする請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  8. 磁気共鳴装置の磁石をRFおよび磁気シールド手段の一方もしくは両方を用いて間接的に遮蔽することを特徴とする請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  9. コンピュータ手段(10A)によって、傾斜磁場電源(10B)とRF送信乃至増幅器(10C)の時分割、RF受信機(10D)の時分割、デジタル信号処理手段(10E)の時分割を実行することを特徴とする請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  10. 対象目的物が固体あるいは液体であることを特徴とする請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  11. 対象目的物が、農業原材料、農産物、化粧品、粉末物品、気体物品、封入物、薬剤、工業製品、金属製品、あるいは、連続した物品もしくは分離した物品であることを特徴とする請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  12. 請求項1に記載の品質/工程管理システムにおいて広磁界視野にわたる高分解能画像生成のための磁気共鳴装置であって、多層ケージと囲包キャビティよりなり、
    (a)前記多層ケージは、
    i 強力な永久磁石による閉磁気回路301と、
    ii シム調整受動素子と、シム調整能働素子のいずれかもしくは組み合わせによる配列アレイで構成されたシム調整機構302と、
    iii 広域傾斜磁場コイル303と、
    iv アレイ状の局所傾斜磁場コイル304とからなり、
    (b)前記囲包キャビティ305に試料が送り込まれて画像生成処理され、
    これによって広磁界視野における低分解能画像と狭磁界視野における高分解能画像とこれらを組み合わせた画像が得られることを特徴とする磁気共鳴装置。
  13. 請求項12記載の品質/工程管理システムにおいて、隣接する局所傾斜磁場コイル304が重なり合い、試料空孔キャビティ305の各部を少なくとも一つの局所傾斜磁場コイルの磁場内に位置させるようにしたことを特徴とする磁気共鳴装置。
  14. 請求項12記載の品質/工程管理システムにおいて、少なくとも一つの局所傾斜磁場コイルの磁場が試料空孔キャビティ305の一部を囲包するように局所傾斜磁場コイルを試料空孔キャビティ305に相対して移動操作できる軌道を備えたことを特徴とする磁気共鳴装置。
  15. 請求項12記載の品質/工程管理システムにおいて、一つの大型試料か複数の小型試料を試料空孔キャビティ305に送り込み、試料全体の画像生成を行うことを特徴とする磁気共鳴装置。
  16. 請求項12記載の品質/工程管理システムにおいて、複数の局所傾斜磁場コイル304によって複数の画像を連続的に取得できる高速スルーレートの特性を局所傾斜磁場コイル304に持たせて、複数の局所傾斜磁場コイル304の全体に及ぶ大型試料の画像生成を行うことを特徴とする磁気共鳴装置。
  17. 請求項12記載の品質/工程管理システムにおいて、2つの磁極片と側壁磁石列によって磁石構成と試料空孔キャビティ305内に磁束を封じ込める閉磁気回路301を形成したことを特徴とする磁気共鳴装置。
  18. 請求項12記載の品質/工程管理システムにおいて、広域傾斜磁場コイル303の磁界視野が試料空孔キャビティ305の総容積を囲包していることを特徴とする磁気共鳴装置。
  19. 請求項12記載の品質/工程管理システムにおいて、シム調整機構302がシム調整受動素子列よりなることを特徴とする磁気共鳴装置。
  20. 請求項12記載の品質/工程管理システムにおいて、シム調整機構302が、調整可能なシム調整コイル列よりなり、磁界視野内に位置する試料の高分解核磁気共鳴スペクトルが得られるよう少なくとも一つの広域傾斜磁場コイルの磁界視野全体に均一な磁場を形成するよう調整可能にしたことを特徴とする磁気共鳴装置。
  21. 請求項12記載の品質/工程管理システムにおいて、シム調整機構302が、試料全体のうちの限定領域に均一な磁場を形成する調整可能なシム調整コイル列よりなることを特徴とする磁気共鳴装置。
  22. 請求項12記載の品質/工程管理システムにおいて処理対象者の頭部の画像生成することができる磁気共鳴装置であって、処理対象者の肩から胴体上部を囲包する大きさの空孔キャビティを有し、監視注目範囲のみで磁場を変えて局所傾斜磁場コイルの磁界視野外における神経刺激を防止することを特徴とする人間の頭部の画像生成に適用する磁気共鳴装置。
  23. 請求項22記載の品質/工程管理システムにおいて、側壁磁石列301cを屈曲させて対象者の頭部311および肩を囲包する範囲内の磁場を均一にすることを特徴とする磁気共鳴装置。
  24. 請求項1に記載の品質/工程管理システムにおいて、ケージと、囲包キャビティと、搬送手段とからなるマルチストリーム磁気共鳴装置であって、
    (a)前記ケージは、
    i 強力な永久磁石による閉磁気回路301と、
    ii シム調整受動素子、シム調整能働素子のいずれかもしくは組み合わせによる配列アレイで構成されたシム調整機構とからなり、
    (b)前記囲包キャビティは内部に略々均一な磁場強度を形成し、
    (c)前記搬送手段は、複数試料を前記均一磁場の領域に送り込む搬送ベルト2A〜2Dあるいはパイプで構成され、
    これによって、均一磁場の領域内の複数試料を磁気共鳴測定することを特徴とするマルチストリーム磁気共鳴装置。
  25. 請求項24記載の品質/工程管理システムにおいて、2つの磁極片と側壁磁石列によって磁石構成と試料空孔キャビティ305内に磁束を封じ込める閉磁気回路301を形成したことを特徴とするマルチストリーム磁気共鳴装置。
  26. 請求項24記載の品質/工程管理システムにおいて、複数の試料イメージングユニットと、演算処理手段を備え、
    (a)前記複数の試料イメージングユニットは、
    i 試料を均一磁場範囲に導く搬送ベルトと、
    ii 搬送ベルト回りに配される傾斜磁場コイルと、
    iii 磁気共鳴測定プローブとからなり、
    (b)前記演算処理手段はCPUからなり、試料イメージングユニットの傾斜磁場コイルを連続して高速に作動させて均一磁場に置かれた複数の異なった試料を磁気共鳴測定する
    ことを特徴とするマルチストリーム磁気共鳴装置。
  27. 請求項26記載の品質/工程管理システムにおいて、試料イメージングユニットを互いに平行に配置して、複数のストリームに沿って複数試料を均一磁場領域に送り込めることを特徴とするマルチストリーム磁気共鳴装置。
  28. 請求項26記載の品質/工程管理システムにおいて、磁気回路の磁極片をキャビティ側部に水平に配向させて試料を均一磁場領域に送り込む際に少なくとも一つの搬送ベルトが均一磁場領域の外側に位置することを特徴とするマルチストリーム磁気共鳴装置。
  29. 請求項28記載の品質/工程管理システムにおいて、磁気回路の磁極片をキャビティ側部に水平に配向させて試料を均一磁場領域に送り込む際に少なくとも一つの搬送ベルトが均一磁場領域の下側に位置することを特徴とするマルチストリーム磁気共鳴装置。
  30. 請求項28記載の品質/工程管理システムにおいて、磁気回路の磁極片をキャビティ側部に水平に配向させて試料を均一磁場領域に送り込む際に少なくとも一つの搬送ベルトが均一磁場領域の上側に位置することを特徴とするマルチストリーム磁気共鳴装置。
  31. 請求項26記載の品質/工程管理システムにおいて、複数の流体イメージングユニットと、演算処理手段を備え、
    (a)前記流体イメージングユニットは、
    i 試料を均一磁場範囲に導くパイプと、
    ii パイプ回りに配される傾斜磁場コイルと、
    iii 磁気共鳴測定プローブとからなり、
    (b)前記演算処理手段はCPUからなり、流体イメージングユニットの傾斜磁場コイルを連続して高速に作動させて均一磁場に置かれた複数の異なった液体試料を磁気共鳴測定する
    ことを特徴とするマルチストリーム磁気共鳴装置。
  32. 請求項31記載の品質/工程管理システムにおいて、少なくとも2つの流体イメージングユニットを直角に配置して両ユニットの傾斜磁場コイルを互いに干渉させないで作動可能にしたことを特徴とするマルチストリーム磁気共鳴装置。
  33. 請求項31記載の品質/工程管理システムにおいて、少なくとも2つの流体イメージングを近接して直角に配置して各ユニットの傾斜磁場コイルを短い切替時間で作動させることを可能にしたことを特徴とするマルチストリーム磁気共鳴装置。
  34. 少なくとも2つの給送システム(100、200)を一つの二次元平面で相対的に配列させたことを特徴とする請求項1に記載の層状給送システム。
  35. 少なくとも2つの給送システム(100、200)を三次元の複数平面に配列させたことを特徴とする請求項1に記載の層状給送システム。
  36. 給送ストリームを平行配列、直交配列、あるいは、これらを組み合わせた配列させたことを特徴とする請求項34または請求項35に記載の層状給送システム。
  37. 対象目的物の分析を行う携帯型品質/工程管理システムであって、
    (a)目的物を分析するための磁気共鳴装置1と、
    (b)磁気共鳴装置の基盤である可動プラットフォーム2と、
    (c)前記磁気共鳴装置を操作し可動プラットフォームを作動させるオペレータ4が操作するコントローラ3とからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯型品質/工程管理システム。
  38. 前記磁気共鳴装置を複数の磁気共鳴装置を二次元もしくは三次元配列してなる詰込配列に構成したことを特徴とする請求項1に記載の携帯型品質/工程管理システム。
  39. 前記プラットフォームが、夫々が少なくとも1つの磁気共鳴装置を支持している調整可能な操作間接アーム5を複数備えた可動基部であることを特徴とする請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  40. コントローラが自動的に作動することを特徴とする請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  41. 傾斜磁場電源(10B)とRF送信乃至増幅器(10C)の時分割、RF受信機(10D)の時分割、デジタル信号処理手段(10E)の時分割を実行することを特徴とする請求項1に記載の携帯型品質/工程管理システム。
  42. 対象目的物が、固体、液体、気体、あるいはこれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の携帯型品質/工程管理システム。
  43. 孵卵器の鳥卵を仕分けする選別設備、特に、鳥卵胎児の性別を検査する選別機や、処理ラインから受精卵の抽出や、適当な大きさ等の条件あるいは生理的条件に従って卵を選別することに適用することを特徴とする請求項1に記載の携帯型品質/工程管理システム。
  44. 医療診断あるいは獣医診断に適用することを特徴とする請求項1に記載の分析用品質/工程管理システム。
  45. 分析対象目的物が脊椎動物または無脊椎動物である請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  46. 対象目的物が人間、哺乳動物、鳥、魚、昆虫、爬虫類、罹患者、医療対象動物である請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  47. 分析対象目的物が農業原材料、農産物である請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  48. 魚介類の卵巣の存否検査に適用する請求項47に記載の品質/工程管理システム。
  49. 食肉中の水分量の評価検査に適用する請求項47に記載の品質/工程管理システム。
  50. 対象目的物中の遊離基の感染状態あるいは劣化状態あるいは存否の判定に適用する請求項47に記載の品質/工程管理システム。
  51. 検査製品の凍結レベルの判定に適用する請求項47に記載の品質/工程管理システム。
  52. 対象目的物3が、重層物、複合体、被覆物、包装体、連続物、離散物である請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  53. 分析対象目的物3が野菜乃至果物である請求項1に記載の品質/工程管理システム。
  54. 分析対象目的物3が柑橘類、キーウィ、ザクロ、核果類、りんご、メロン、バナナ、アボカド・パイナップル、マンゴー、トマト、ピスタチオ、カキ、アーモンド、ブドウ、ブルーベリーである請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  55. 果実や他の農産物あるいは原料の選別、特に、柑橘類加工工場における種子の存否検査、果実の中空状態の検査、腐敗検査、損傷検査、糖度検査、水分量検査、酸味検査、および、これらの複合検査に適用することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  56. 種子の存否、数、大きさの検査に適用することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  57. 虫類乃至他の病原体の存否を識別し、且つ、高周波放射線の活性作用により斯かる原因を除去することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  58. 虫類乃至他の病原体の存否を識別し、斯かる原因を除去する殺菌手段を作動させることを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  59. 果実の内部の状態を検知し、果実の鬆、長さ、幅、容積およびこれらの組み合わせ状態を検査することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  60. 対象目的物の熟成度を測定することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  61. 対象目的物の劣化および凍結損傷を検査することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  62. 対象目的物の乾燥度を判定することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  63. 検査果実中の水分量、水活量、油分量、総液量を評価することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  64. 検査果実内の房の数の計測することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  65. 検査果実の変形乃至損傷を検査することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  66. 農産物の内外部の虫害状態を検査することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  67. 果実外皮厚および房の分離度を検査することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  68. 対象目的物3の空気腔を検査することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  69. 検査対象目的物の内部腐敗を検査することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  70. 果実の糖度検査、酸味度検査、pH検査を磁気共鳴分光学測定によって実施することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  71. 検査対象の果実の硬度や粉ふき状態などの外観を検査することを特徴とする請求項53に記載の品質/工程管理システム。
  72. 全磁界視野に亘って高分解能の磁気共鳴画像生成を実行するための方法であって、携帯型品質/工程管理システムによって多数の対象目的物3の隣接ラインを分析し、試料の複数ストリームの計測を実行し、同時または既定の手順で検出乃至分析すべき複数の対象目的物3を搬送移動させる少なくとも2つの隣接給送ストリームを選択的に送給することからなる方法。
  73. 複数ラインの対象目的物を同時に分析する前記請求項72に記載の方法であって、
    (a)実質的に漏れ磁界のない少なくとも一つの詰込配列の磁気共鳴装置を備え、
    (b)前記磁気共鳴装置の夫々に至るラインに沿って磁気共鳴装置に対象目的物を送り込み、
    (c)前記磁気共鳴装置で対象目的物を分析し、
    (d)磁気共鳴装置の分析に基づいて対象目的物を評価する
    ことからなる方法。
  74. 複数の搬送ベルト2A〜2Dによって対象目的物3を磁気共鳴装置に送り込むことを特徴とする請求項73に記載の方法。
  75. 複数のトンネル、導管、パイプ等によって対象目的物を磁気共鳴装置に送り込むことを特徴とする請求項73に記載の方法。
  76. 送り込みおよび分析工程の動作を連続方式もしくはバッチ方式で実行することを特徴とする請求項73に記載の方法。
  77. 磁気共鳴装置の磁石をRFおよび磁気シールド手段の一方もしくは両方を用いて間接的に遮蔽することを特徴とする請求項73に記載の方法。
  78. 磁気共鳴装置の磁石をRFおよび磁気シールド手段の一方もしくは両方を用いて直接的に遮蔽することを特徴とする請求項73に記載の方法。
  79. 全磁界視野に亘って高分解能の磁気共鳴画像生成を実行するための請求項72に記載の方法であって、
    (a)強力な永久磁石による閉磁気回路301を設け、
    (b)試料キャビティ305を設け、
    (c)シム調整機構302を設け、
    (d)試料キャビティ305に試料を送り込み、
    (e)シム調整機構302を用いて試料を導入する試料キャビティ内に均一磁場を形成し、
    (f)広域傾斜磁場コイル303を設け、
    (g)局所傾斜磁場コイル列304を設け、
    (h)広域傾斜磁場を画像生成範囲全体に印加し、
    (i)強力な傾斜磁場を局所的に印加し、
    これによって、広磁界視野における低分解能画像と狭磁界視野における高分解能画像とこれらを組み合わせた画像を取得することを特徴とする方法。
  80. 少なくとも一つの局所傾斜磁場コイル304による磁界視野に試料キャビティ5の各部分が位置するように局所傾斜磁場コイルを重合配置することを特徴とする請求項79に記載の方法。
  81. 少なくとも一つの局所傾斜磁場コイルの磁場が試料空孔キャビティ305、305の全体を囲包するように局所傾斜磁場コイルを移動操作できる軌道を配置した請求項79に記載の方法。
  82. 複数の局所傾斜磁場コイル304によって複数の画像を連続的に取得できる高速スルーレートの特性を局所傾斜磁場コイル304に持たせて、複数の局所傾斜磁場コイル304の全体に及ぶ大型試料の画像生成を行うことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  83. 2つの磁極片と側壁磁石列によって磁石構成と試料空孔キャビティ305内に磁束を封じ込める閉磁気回路301を設けたことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  84. 広域傾斜磁場コイルの磁界視野が試料空孔キャビティ305の総容積を囲包することを特徴とする請求項79に記載の方法。
  85. シム調整機構302が、調整可能なシム調整コイル列よりなり、磁界視野内に位置する試料の高分解核磁気共鳴スペクトルが得られるよう少なくとも一つの広域傾斜磁場コイルの磁界視野全体に均一な磁場を形成するよう調整することを特徴とする請求項79に記載の方法。
  86. シム調整機構302が、試料全体のうちの限定領域に均一な磁場を形成する調整可能なシム調整コイル列よりなることを特徴とする請求項79に記載の方法。
  87. 人間の頭部311のNMRを実行する方法であって、処理対象者の肩から胴体上部を囲包する大きさの空孔キャビティ305を有し、監視注目範囲のみで磁場を変えて局所傾斜磁場コイルの磁界視野外における神経刺激を防止することを特徴とする請求項79に記載の方法。
  88. 側壁磁石列を屈曲させて対象者の頭部311および肩を囲包する範囲内の磁場を均一にすることを特徴とする請求項87に記載の方法。
  89. 複数試料ストリームについて磁気共鳴測定を行うための請求項72に記載の方法であって、
    (a)強力な永久磁石による閉磁気回路301を設け、
    (b)シム調整受動素子、シム調整能働素子のいずれかもしくは組み合わせによる配列アレイで構成された任意のシム調整機構392を設け、
    (c)磁場強度が略々均一な囲包キャビティを設け、
    (d)複数試料を均一磁場領域に送り込み、
    これによって均一磁場領域内で複数試料について磁気共鳴測定を行う方法。
  90. 複数試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う行うための請求項89に記載の方法であって、
    (a)複数試料ストリームを均一磁場領域に搬送し、
    (b)各試料イメージングユニットの傾斜磁場コイルを高速連続で作動させるCPU等の手段10Aを設け、
    (c)各試料ストリーム回りに傾斜磁場を設け、
    (d)刺激エネルギを放出し、
    (e)磁気共鳴測定プローブによって試料からの反応信号を受信し、
    これによって、均一磁場領域で個別試料について磁気共鳴測定を行う方法。
  91. 複数の平行ストリームに沿って均一磁場領域に複数試料を同時に搬送する請求項90に記載の複数試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法。
  92. 磁気回路の磁極片をキャビティ側部に水平に配向し、これによって、試料を均一磁場領域に送り込む際に少なくとも一つの搬送ベルトが均一磁場領域の外側に位置する請求項90に記載の複数試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法。
  93. 磁気回路の磁極片をキャビティ側部に水平に配向し、これによって、試料を均一磁場領域に送り込む際に少なくとも一つの搬送ベルトが均一磁場領域の下側に位置する請求項92に記載の複数試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法。
  94. 磁気回路の磁極片をキャビティ側部に水平に配向し、これによって、試料を均一磁場領域に送り込む際に少なくとも一つの搬送ベルトが均一磁場領域の上側に位置する請求項92に記載の複数試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法。
  95. 複数の液体試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法であって、
    (a)均一磁場領域に複数の流体搬送パイプを設け、
    (b)各パイプ回りに傾斜磁場コイルを設け、
    (c)複数試料ストリームを均一磁場領域内の前記パイプに通して流し込み、
    (d)各試料イメージングユニットの傾斜磁場コイルを高速連続で作動させるCPU等の手段を設け、
    (e)各試料ストリーム回りに傾斜磁場を設け、
    (f)刺激エネルギを放出し、
    (g)磁気共鳴測定プローブによって試料からの反応信号を受信し、
    これによって、均一磁場領域で個別試料について磁気共鳴測定を行う請求項89に記載の方法。
  96. 2つの流体試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法であって、作動傾斜磁場コイルによって生じる磁場が互いに干渉しないように少なくとも2つの作動流体イメージングユニットを直交状に配置した請求項95に記載の方法。
  97. 2つの流体試料ストリームについて磁気共鳴測定を行う方法であって、少なくとも2つの作動流体イメージングユニットを近接して直交状に配置し、短い切替時間で傾斜磁場コイルを連続して作動させる請求項95に記載の方法。
  98. 同時または既定の手順で検出乃至分析すべき複数の対象目的物を搬送移動させる少なくとも2つの隣接給送ストリームからなる高性能供給システムを備え、前記少なくとも2つの給送システム(100、200)を一つの二次元平面で相対的に配列させてなる層状給送システムを用いた請求項72に記載の方法。
  99. 同時または既定の手順で検出乃至分析すべき複数の対象目的物を搬送移動させる少なくとも2つの隣接給送ストリームからなる高性能供給システムを備え、前記少なくとも2つの給送システム(100、200)を一つの三次元の複数平面に配列させてなる層状給送システムを用いた請求項72に記載の方法。
  100. 前記給送ストリームを平行配列、直交配列、あるいは、これらを組み合わせた配列に設けた請求項98または請求項99に記載の方法。
  101. 複数の隣接ラインの対象目的物3を携帯型品質/工程管理システムによって分析する方法であって、
    (a)実質的に漏れ磁界のない少なくとも一つの詰込配列の磁気共鳴装置1A〜1Dを設け、
    (b)分析すべき対象目的物に隣り合わせて少なくとも一つの磁気共鳴装置を配置し、
    (c)前記磁気共鳴装置の内部に前記対象目的物の少なくとも実効位置を挿入し、
    (d)前記磁気共鳴装置によって前記対象目的物3を分析する
    ことを特徴とする方法。
  102. 複数の搬送ベルトによって対象目的物を磁気共鳴装置に送り込むことを特徴とする請求項101に記載の方法。
  103. 複数のトンネル、導管、パイプによって対象目的物を磁気共鳴装置に送り込むことを特徴とする請求項101に記載の方法。
  104. 送り込みおよび分析工程の動作を連続方式もしくはバッチ方式で実行することを特徴とする請求項101に記載の方法。
  105. 磁気共鳴装置の磁石をRFおよび磁気シールド手段の一方もしくは両方を用いて間接的に遮蔽することを特徴とする請求項101に記載の方法。
  106. 磁気共鳴装置の磁石をRFおよび磁気シールド手段の一方もしくは両方を用いて直接的に遮蔽することを特徴とする請求項101に記載の方法。
  107. 複数の磁気共鳴装置を分析すべき対象目的物に近接して二次元もしくは三次元配列してなる少なくとも一つの磁気共鳴詰込配列を配置したことを特徴とする請求項101に記載の方法。
  108. 前記磁気共鳴装置を、夫々が少なくとも1つの磁気共鳴装置を支持している調整可能な操作間接アーム5を複数備えた可動基部であるプラットフォームで構成したことを特徴とする請求項101に記載の方法。
  109. コントローラを自動的に作動させることを特徴とする請求項101に記載の方法。
  110. 分析対象目的物が人間、哺乳動物、鳥、魚、昆虫、爬虫類、罹患者、医療対象動物
    である請求項101に記載の方法。
  111. 分析対象目的物が脊椎動物または無脊椎動物である請求項101に記載の方法。
  112. 分析対象目的物3が農業原材料、農産物である請求項101に記載の方法。
  113. 分析対象目的物3が重層物、複合体、被覆物、包装体、連続物、離散物である請求項101に記載の方法。
  114. 分析対象目的物3が野菜および果物である請求項101に記載の方法。
  115. 果実や他の農産物あるいは原料の選別、特に、柑橘類加工工場における種子の存否検査、果実の中空状態の検査、腐敗検査、損傷検査、糖度検査、水分量検査、酸味検査、および、これらの複合検査に適用することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  116. 柑橘類、キーウィ、ザクロ、核果類、りんご、メロン、バナナ、アボカド・パイナップル、マンゴー、トマト、ピスタチオ、カキ、アーモンド、ブドウ、ブルーベリーを分析することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  117. 種子の存否、数、大きさの検査に適用することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  118. 虫類乃至他の病原体の存否を識別し、且つ、高周波放射線の活性作用により斯かる原因を除去することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  119. 虫類乃至他の病原体の存否を識別し、斯かる原因を除去する殺菌手段を作動させるフィードバック機能を有することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  120. 果実の内部の状態を検知し、特に、果実の鬆、長さ、幅、容積およびこれらの組み合わせ状態を検査することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  121. 対象目的物の熟成度を測定することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  122. 劣化および凍結損傷を検査することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  123. 乾燥度を判定することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  124. 検査果実中の水分量、水活量、油分量、総液量を評価することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  125. 検査果実内の房の数の計測することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  126. 検査果実の変形乃至損傷を検査することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  127. 農産物の内外部の虫害状態を検査することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  128. 果実外皮厚および房の分離度を検査することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  129. 分析対象目的物3の空気腔を検査することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  130. 検査対象目的物の内部腐敗を検査することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  131. 果実の糖度検査、酸味度検査、pH検査を磁気共鳴分光学測定によって実施することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  132. 検査対象の果実の硬度や粉ふき状態などの外観を検査することを特徴とする請求項113に記載の方法。
  133. 魚介類の卵巣の存否を検査することを特徴とする請求項101に記載の方法。
  134. 食肉中の水分量を評価検査することを特徴とする請求項101に記載の方法。
  135. 食肉中の水分量を評価検査することを特徴とする請求項101に記載の方法。
  136. 分析対象目的物3の遊離基の感染状態あるいは劣化状態あるいは存否を判定することを特徴とする請求項101に記載の方法。
  137. 検査製品の凍結レベルを判定することを特徴とする請求項101に記載の方法。
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