JP2008543476A - トレーニング機器 - Google Patents
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Abstract
使用時に、ユーザが背中を当てることができるように形成された座面(6)を有するベース本体(4)を具えるトレーニング機器(2)。本体(4)が、使用時に、座っているユーザの背中が当たってている第1の位置から、座面(6)が第1の位置から水平方向に第2の位置へ回動できるように構成される、あるいは形成されているトレーニング機器。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
本発明は、ホームトレーニング機器に関し、特に体幹筋肉を強化するためのホームトレーニング機器に関する。
体幹筋肉を強化するためのホームトレーニング機器は、さまざまな変形例が広く知られている。リハビリテーションの間に、また、フィットネスセンターにおいて使用されるような専門的な機器の他に、たとえばボート漕ぎなどのホームトレーニング機器といった多様なホームトレーニング機器もある。これらのトレーニング機器のほとんどは、第一に、腹筋のトレーニングを目的としている。背筋にまで及び、第一に背筋のトレーニングを目的としたホームトレーニング機器はない。一般的なホームトレーニング機器、特に、第一に背筋のトレーニングを目的としたトレーニング機器の重要な側面は、トレーニング中の誤操作または誤作動をなくすために、安全かつ信頼性のあるコントロールを提供することにある。
これに対応して、本発明は体幹筋肉、特に背筋を鍛えるトレーニング機器であって、特に、安全な動作を保証し、かつ、容易かつ適正価格で生産可能なホームトレーニング機器を提供するものである。
本発明によるホームトレーニング機器は、座面の付いたベース本体を具え、使用状態にあるときにユーザがこの座面にユーザの背を置く/もたせかけることができ、一方で、ベース本体が、座った位置にあるユーザが使用中に背中を座面に置くことができる第1の位置から、座面がこの第1の位置から水平方向に回動する第2の位置へ、回動できるように形成することによって、課題を解決している。
座面を水平位置へ回動させることは、座面に配置された軸を中心に座面を回転させることによってのみによって行われるのではない。むしろ、座面が基本水平位置から、カーブした経路に沿って上へ、後ろへ、および水平へ回動することが好ましい。このコンテキストでは、以下の記述において方向が、例えば、上、下、前、後と記載されている場合は常に、これらの方向はトレーニングを大なっているユーザの視点からのものであると理解すべきである。特に、座面が基本垂直位置から円弧に沿って上へ、後ろへ、水平位置へ向けて、もしくは完全に水平位置になるまで回動するのことが好ましい。これによって、ユーザは、足で基面を押して、カーブした経路に沿って座面を後ろ側へ移動させる。これによって、ユーザは自動的に体幹筋肉、および特に下側背筋を緊張させる。
ハンドル、特に座面の両側に横方向に配置した2本のハンドルを設けることもできる。ユーザが座っている位置において、これらのハンドルは、座面から約15−25cm前方へ、交差して配置された座面の下側端部領域に配置されていることが好ましい。
座面は、接触側にパッドを入れることができる。座面は脊柱の自然な形状に従って弧を描いていてもよく、特に、ユーザの腰椎部分において、脊柱前彎を支持する態様で凸状に構成されており、座面が、ここから頚椎へ向けて上側に、次第にさらに後方へ曲がっている。これによって、長い脊柱の起立筋を鍛えるのみならず、特に、個々の椎体の間にあるより短い背筋をトレーニングすることができる。
前記ベース本体は平板状部分を有する。ホームトレーニング機器の本質的な販売テーマは、問題なく保存できることである。ベース本体は、基本的に、本トレーニング機器の最も大きな、単一の組み立て部品である。本体が平板状であり、この最大エレメントが座面であることが、この折りたたみのための第1歩である。
座面を有する本体は回動可能に構成されている。特に本体は、本質的に座面の平面に平行な面に位置し、使用時に基本的に脊柱に垂直な回転軸を中心に回動可能に構成されている。上述したように、座面を曲がった経路上を移動させるためには、回転軸を座面の後ろに、座面からある間隔を置いて設けるのが好ましい。
代替的に、本体は曲がった立ち上がりエレメントを有し、これによってトレーニング機器が使用持に基面の上に立ち、トレーニング機器がプラットフォーム上で曲がった立ち上がりエレメントの曲がりに沿って回動する際に、第1の位置から第2の位置へ変位して、揺動するように構成されている。トレーニング機器は、例えば、ロッキングチェアのように、2本の本質的に同形のランナを有しており、この回動のめにランナ上で揺動することができる。このそれぞれのランナ、すなわち立ち上がりエレメントを、摩擦を大きくする材料で作るか、またはそのような材料で被覆することが好ましく、たとえばそれぞれのランナ、すなわち、立ち上がりエレメントの起立面をゴムのような材質で作ることができる。
もう一つの代替の解決法は、上述したように、使用時に、前記本体を基面の上にしっかりと固定して、本体要素の変位経路を規定する対応する曲がったトラックに沿って再配置可能にすることである。
すでに述べたように、曲がった変位経路は、円弧状に屈曲していることが好ましい。このこの円弧状の屈曲は製造が容易であるという長所を持つ。特に、曲がった立ち上がりエレメントは、円弧状の曲がりにすることができる。トレーニング時に必要であれば、この屈曲を理想的なトレーニングプロファイルに適合させることができ、例えば、動作開始時に、ユーザの動きに対して特に大きい反力を与えるように作ることができる。
特に、この曲がった立ち上がりエレメントは2本の曲がったチューブを有している。ロッキングチェアのランナと同様の対応する構造を上に述べた。
トレーニング機器は調節機構を有することが好ましく、この機構を介してトレーニングの強度、すなわちトレーニングに必要な力を調節することができる。より大きいまたはより小さい力を設定する特に容易な方法は、高低差を利用することである。この力は、座面が、後方上側へ、水平方向にどのくらい変位するかによって決まる。好ましくは、調節機構を座面に対する屈曲を変化させるように設計する。これによって、トレーニング用に別の変位経路を設定することができる。ベアリングエレメントが回転軸上に装着されていれば、この調整機構は、座面と回転軸の距離を変えることで、力を調整することができる。
トレーニング機器は、曲がった立ち上がりエレメントとして前述のチューブを有する場合、当該チューブの第1の端部に設けた一のピボットベアリングと、可変固定装置を有しており、このチューブが主に、ピボットベアリングと可変固定装置の間で屈曲していることが好ましい。換言すると、立ち上がりエレメントの屈曲部の一方の側にピボットベアリングが配置されており、この回りを立ち上がりエレメント、つまり、たとえばチューブが変位する。この屈曲部の他方の端部には、固定装置が設けられており、回転軸に沿って変位する立ち上がりエレメントを選択された位置に固定することができる。ピボットベアリングエレメントまたは固定装置をこの位置にすることによって、固定装置の寸法が比較的小さくても、力を吸収することができる。しかし、この固定装置をピボットベアリングと同じ側に設けることも考えられる。
各ハンドルは、連続したチューブとして設計することができる。好ましくは、ハンドルは、対応するチューブの端部に差し込めるように設計されている。チューブに差し込んで連結するように構成されており、片手で非常に容易にハンドルから本体へ力を伝達することができ、非常に容易にハンドルを本体に固定することができる。一方、この差し込みによる連結によって、ハンドルは本体から外すことが可能であり、従ってトレーニング機器を分解して、収納することができる。たとえば、ハンドルが意図せずにチューブからはずれることを防止するスナップロックを設けることもできる。代替的に、ハンドルをチューブと一体的に構成することもできる。
ベース本体には、平板状の座面エレメントに装着されている(本質的な)部品をヒンジ装着するようにヒンジが形成されており、トレーニング機器を収納するために、平板状の座面エレメントの上で折りたたむことができる。平板状の座面の上で折りたたむことができる。特に、トレーニング機器は少なくとも一つの折りたたみヒンジを有し、これを介して、チューブを基本的に座面の平面に平行な面に折りたたむことができる。
折りたたみヒンジは、ピボットベアリングと同じチューブの端部に設けることができる。折りたたみヒンジとピボットベアリングは、2つの平行なレベル内で互いに90°をなす位置に配置されている。
とりわけトレーニング機器に、トレーニングに要求される力を更に高めるための付加重量が設けることができる。特に、この付加重量は座面の下側もしくは腰側の端部に取り付けることができる。
本発明および本発明の特徴を実施例に基づいて以下に説明する。
図1は、座面6を有する本体4を具えるトレーニング機器2を示す。図6に示すように、ユーザ8はトレーニングを行う間に背を座面6に乗せることができる。座面の側部に横方向に、2本のハンドル8が設けられている。ハンドル8は、それぞれ1本の曲がったチューブ10に連結されている。この曲がったチューブ10は本体4の立ち上がりエレメント12を構成している。曲がったチューブ4は、第1の端部14における第1の固定具と、第2の端部16における第2の固定具との間の領域において、基本的に管状をなし、屈曲している。曲がったチューブ10の立ち上がり領域18にも、ハンドル8の領域にも、滑り止めコーティングが設けられている。
図2は、図1に類似する図であるが、少し異なる第2の実施形を示す。この差異は主に調節装置20にあり、これを以下に説明する。
様々な図において、同一または互いに対応するエレメントが同一の符号で記されている。一の図面を参照して示す詳細な構成は、通常、他の図面の実施例にも適用することができる。
図2において、ベース本体4は平板状の座面エレメント22を有し、この上に座面6が設けられている。この実施例では、平板状のエレメント22の背面に、それぞれ補強ビーム24を介して曲がったチューブが連結されている。曲がったチューブ10は折りたたみヒンジ28によって生じる第1の回転軸26の周囲で折りたたむことができ、更に、ピボットベアリング32によって生じる第2の回転軸30を介して、曲がったチューブ10によって支間されている平面内で回動できる。可変固定装置34によって、第2の端部16で曲がったチューブ10を固定し、これによって、曲がったチューブ10は曲がったチューブ10の平面内でシフトする。
可変固定装置はプラグを具えることが好ましく、このプラグを、曲がったチューブ10の対応する開口36内に差し込んで、例えば、ねじ、ばね張力、その他で固定することができ、自身で連結が外れることがないようにする。図2に示す実施形は、制御エレメントとして回転ノブ38を具える。円弧自体がU形の溝40に導かれており、可変固定装置34を介して溝40内に固定される。
ピボットベアリング32と折りたたみヒンジ28は、基本的に互いに角度90°の角度を成すように配置されている。使用時に、溝40は同時に曲がったチューブ10を適所に固定している。特にこの曲がったチューブの固定は、より広い「軌道」によって横方向の安定度を改善するよう、曲がったチューブ10が使用時にわずかに外側に回動して固定される。
図2においては、更に、平板形状の座面エレメント22に2個の固定ストラップ42が設けられており、これらに付加重量48を取り付けることができる。
図3に見られるように、付加重量48は、特に、たとえばスナップロック46によりプラグ42内に固定することができるチューブ又はロッド44に取り付けることができる。図に示す実施形では、付加重量48は、プラスチックでできている充填可能な、または排出可能な本体である。付加重量48は、使用場所で、水、砂等を充填することができる。付加重量48自体は、使用時に、クランプ装置50によってロッド44に固定される。プラグ42は、図3又は図2に示す位置に比べて、さらに下に配置して、より好ましいてこの関係を作るようにして、付加重量48を用いて、最大の強度増加を達成することができる。
図3においては、更に、取っ手8を曲がったチューブ10に差し込むことができる。使用時には、スナップ装置52が対応する開口54にはまり、取っ手を固定する。
図3において、また、折りたたみヒンジ28と、平板形状の座面エレメント22との間にピボットベアリング32が配置されている。折りたたみヒンジ28をピボットベアリング32と平板形状の座面エレメント22との間に設けることが可能であり、折りたたみを改善するには、これが好ましい。この構成は、図に示されていない。また、一方の曲がったチューブ10に、図に示すような順番でヒンジ28、32を設けて、他方の曲がったチューブ10にヒンジを逆の順番で設けることもできる。このことによって、一方の曲がったチューブを座面位置において直接折りたたむことができ、他方の曲がったチューブ10を、平面形状の座エレメント22の下で、前記一方のチューブに平行に折り曲げることができる。これによって、トレーニング機器2を非常にコンパクトに折りたたむことができる。
図4は、折り畳んだ状態を示す。曲がったチューブ10を折りたたむために、チューブ40が取り外されている。これは、ピボットベアリング32を中心にして、基本的にその平面内で曲がったチューブを回動させることによって、容易に行われる。付加重量48を充填するための小さい漏斗56を設けることができる。
図5において、可変の固定装置34の詳細を示す。特に数個の開口36が設けられており、この中に対応するロックピンを挿入することができる。また溝40も設けられている。
図6は、使用中のトレーニング機器2を示す。ユーザが、背中を座面6に凭れかけさせている。図6は、トレーニング機器2の「第1の位置」を示す。この第1の位置では、座面6は基本的に垂直方向にある。ここで「垂直」とは、このコンテキストにおいて、非常に広く解釈される。
図7は、トレーニング機器2の「第2の位置」を示す。ここでは、トレーニング機器2は、図6の第1の位置から変位して、基本的に水平方向にある。図6および7にも当てはまるのは、付加重量48を図6の下方にシフトさせることによって、トレーニング効率が高まることである。より小さい重量を使用することができる。
Claims (14)
- 座面(6)を有するベース本体(4)であって、使用時に、ユーザが背中を前記座面(6)に載せるように構成されている本体(4)を具え、前記の座面(6)を有する本体(4)が、使用時に、ユーザが座って背中を前記の座面(6)に載せることができる第1の位置から、前記の座面(6)が前記の第1の位置から水平方向へ移動した第2の位置へ回動するように配置または設計されているトレーニング機器(2)。
- 請求項1に記載のトレーニング機器(2)において、前記ベース本体(4)が、平板状の座面エレメント(22)を有することを特徴とするトレーニング機器(2)。
- 請求項1又は2に記載のトレーニング機器(2)において、前記ベース本体(4)が、回動可能に構成されていることを特徴とする記載のトレーニング機器(2)。
- 請求項1又は2記載のトレーニング機器(2)において、前記の本体(4)が曲がった立ち上がりエレメント(12)を有し、これによって使用時に前記のトレーニング機器(2)が基面上で立ち上がり、前記のトレーニング機器(2)が前記第1の位置から第2の位置へ前記曲がった立ち上がりエレメント(12)の屈曲に沿って回動するときに揺動するように構成されていることを特徴とするトレーニング機器(2)。
- 請求項4に記載のトレーニング機器(2)において、前記曲がった立ち上がりエレメント(12)が、円弧状に屈曲していることを特徴とするトレーニング機器(2)。
- 請求項4又は5に記載のトレーニング機器(2)において、前記曲がった立ち上がりエレメント(12)が、2本の曲がったチューブ(10)を具えることを特徴とするトレーニング機器(2)。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のトレーニング機器(2)が、更に、前記座面(6)に対する屈曲を調整する調整装置(20)を具えることを特徴とするトレーニング機器(2)。
- 請求項6又は7に記載のトレーニング機器(2)において、前記の調節装置(20)が、それぞれ、曲がったチューブ(10)の第1の端部(14)に設けたピボットベアリング(32)と、可変固定装置(34)を具え、前記曲がったチューブ(10)の屈曲が、前記ピボットベアリング(32)と前記可変固定デバイス(34)との間にあることを特徴とするトレーニング機器(2)。
- 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のトレーニング機器(2)が、更に、2本のハンドルであって、前記座面(6)の側部に横方向に設けられているハンドル(8)を具えることを特徴とするトレーニング機器(2)。
- 請求項9に記載のトレーニング機器(2)において、前記ハンドル(8)が、曲がったチューブ(10)の延長部分に設けられていることを特徴とするトレーニング機器(2)。
- 請求項10に記載のトレーニング機器(2)において、ハンドル(8)と曲がったチューブ(10)が、互いに差し込み可能に形成されていることを特徴とするトレーニング機器(2)。
- 請求項6乃至11に記載のトレーニング機器(2)において、更に、少なくとも1個のヒンジを具え、このヒンジを介して、前記曲がったチューブ(10)を前記座面(6)の面に基本的に平行な面で折りたたむことができることを特徴とするトレーニング機器(2)。
- 請求項12に記載のトレーニング機器(2)において、前記折りたたみヒンジ(28)が、前記曲がったチューブ(12)の第1の端部(14)にピボットベアリング(32)として設けられていることを特徴とするトレーニング機器(2)。
- 請求項1乃至13のいずれか1項に記載のトレーニング機器(2)が、更に、前記ベース本体(4)の座面(6)の下部に装着した付加重量(48)を具えることを特徴とするトレーニング機器(2)。
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