JP2008543467A5

JP2008543467A5 -

Info

Publication number: JP2008543467A5
Application number: JP2008517497A
Authority: JP
Filing date: 2006-06-21
Publication date: 2012-02-09

Description

第一に、この問題は請求項１の構成によって対処される。これは、蓋／滑り部チャンバの領域が、シール材が密封する領域によって限られており、滑り部チャンバの半径方向の内側の壁が、攪拌容器壁の投影領域に位置していることで対処される。本発明のこの構成の結果、半径方向における蓋／滑り部チャンバの大きさは、半径方向におけるシール材の幅に基づき、最小限の寸法に制限される。それ故、蓋／滑り部チャンバと攪拌容器の蓋の間に形成される隙間も狭くなる。この隙間は、フードプロセッサの攪拌容器を使用する際に特にひどく汚れやすい。よって、本発明によれば、この汚れやすい隙間が最小限に狭まる。また、選択したこの構成によって、シール材と滑り部の取り付け及び取り外しを簡単に行えるようになる。更に、蓋による解決方法に関連して、半径方向における滑り部チャンバと滑り部との境界は、滑り部の大きさに基づいて、重量の軽減を達成する。この解決方法において、蓋／滑り部チャンバが半径方向の内側に伸び、環状のシール材に対する投影領域を超え、攪拌容器底部の投影が位置する中央領域に伸び出している。

課題とするタイプのフードプロセッサにおいて、蓋又は閉鎖リングは、上から係合させて蓋／滑り部チャンバに収容する滑り部を介してシール材の上に載置される。このタイプのフードプロセッサでは、蓋／滑り部チャンバの領域が閉鎖リングによって限られており、半径方向の内側の壁は、攪拌容器壁の投影領域に位置している。この構成の結果、半径方向における蓋／滑り部チャンバの大きさは、半径方向におけるシール材の幅に基づき、最小限の寸法に制限される。それ故、蓋／滑り部チャンバと攪拌容器の蓋の間に形成される隙間も狭くなる。この隙間は、フードプロセッサの攪拌容器を使用する際に特にひどく汚れやすい。シール材と滑り部の取り付け及び取り外しを簡単に行えるようになる。

ここで、その他の請求項の主題を、以下で説明するが、これらの主題はその各々の構成の点においても重要である。軟質の材料から成るシール材を、硬質のプラスチック材料から成る滑り部で封入することが有利であることが証明される。この構成によって、２つの部品から成るシール部品が提供される。このシール部品は、硬質のプラスチック材料から成る滑り部を介して、蓋又は閉鎖リングの内側、即ち蓋／滑り部チャンバの中を滑る。それと同時に、軟質の材料から成るシール材は、攪拌容器の周縁部を閉鎖する。尚、この滑り部に因り、シール材自身は回転させることができない。このため、シール材又はシール部品が、不適切に取り付けられてしまうことを避けられる。また、蓋の中のシール材又はシール部品の取り付け及び取り外しが有意に促される。

実質的に、半径方向における滑り部チャンバ２２の大きさは、同方向に測定したシール材１９及び／又は滑り部２０の幅に制限され、その幅に適合する。滑り部チャンバ２２の内側の壁部２４は、攪拌容器壁９の投影領域Ｐに位置する。それ故、滑り部２０と滑り部チャンバ２２の間に位置する隙間は狭くなる。本来、この隙間は、フードプロセッサ１の攪拌容器４を使用する際ひどく汚れやすい。

蓋１２を配置した状態において、嵌合保持体２９から半径方向に内側にずれた位置であり、攪拌容器壁９に対する投影領域Ｐでは、垂直カラー１７が蓋１２の水平部２８から突き出ている。

この実施形態において、閉鎖リング３１の環状カラー３２は、閉鎖リング３１の水平部と共に、滑り部チャンバ２２を形成する。滑り部チャンバ２２は、下向き方向に開口しており、この場合でも、実質的にシール材１９が密封する領域に限られる。閉鎖リング３１の半径方向に内側の周辺端部３１’は、壁部２４と同様に、蓋／滑り部チャンバ２２の半径方向の内側境界を形成し、攪拌容器壁９の投影領域Ｐに位置している。

Claims

攪拌容器（４）を具備するフードプロセッサ（１）であり、前記攪拌容器（４）はロック動作によってフードプロセッサ（１）の中で保持され、保持する目的で、ロック部品（８）と、前記攪拌容器（４）の上に載置される蓋（１２）の周縁部とが係合し、更に、前記蓋（１２）と前記攪拌容器（４）の間でシール材（１９）が保持され、前記蓋（１２）の周縁部近傍の下側に蓋／滑り部チャンバ（２２）が形成されており、上方から係合させて前記蓋／滑り部チャンバ（２２）に収容する滑り部（２０）を介して、前記蓋（１２）が前記シール材（１９）の上に載置されるフードプロセッサ（１）において、
前記蓋（１２）が前記シール材（１９）とは別個であることと、
前記蓋／滑り部チャンバ（２２）が、前記シール材（１９）の領域に限られており、前記蓋／滑り部チャンバ（２２）の半径方向の内側の壁部（２４）が、径方向において、前記攪拌容器（４）の中心軸（ｘ）と前記ロック部品（８）の断面とを含む面に対して攪拌容器壁（９）を投影した投影領域（Ｐ）に位置していること、を特徴とするフードプロセッサ。
閉鎖手段である前記蓋（１２）が、これと係合する閉鎖リング（３１）を具備し、前記閉鎖リング（３１）は前記蓋（１２）に対して相対的に回転可能であり、
前記蓋（１２）に対する相対的な回転位置とは無関係に、前記閉鎖リング（３１）が半径方向の外側に伸びるロック用カラー（１３）を具備することを特徴とする請求項１に記載のフードプロセッサ。
軟質の材料から成る前記シール材（１９）を、硬質のプラスチック材料から成る前記滑り部（２０）で封入することを特徴とする請求項１又は２に記載のフードプロセッサ。
半径方向の動きを防止する点で、前記滑り部（２０）が、前記蓋（１２）に嵌合して収容されることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載のフードプロセッサ。
前記シール材（１９）が、前記滑り部（２０）とのクリップ動作を介することで前記蓋（１２）に当着することを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載のフードプロセッサ。
前記滑り部（２０）が、前記シール材（１９）を用いることで前記蓋（１２）に嵌合して収容されることを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載のフードプロセッサ。
前記蓋（１２）が、同時に前記滑り部（２０）をも形成することを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のフードプロセッサ。