JP2008541146A - 2つの光ファイバの接続個所における減衰を求める方法と装置 - Google Patents

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Abstract

2つの光ファイバ(10a,10b)を接続する際に2つの光ファイバのそれぞれのファイバ端部(BS1,BS2)における領域(LB1,LB2)がスプライス装置(40)によって加熱される。加熱された領域(LB1,LB2)では発光現象が生じる。2つの光ファイバの接続個所における欠損部(12a,12b)または汚れ(V1,V2)はスプライス工程の間の発光現象の放射強度を高める。放射が光電性の構成素子(61)によって検出され、続いて評価される。検出された放射の放射強度により2つの光ファイバ(10a,10b)の接続個所(VS)におけるスプライス減衰を推測することができる。

Description

本発明は、少なくとも2つの光ファイバの接続個所における減衰を求める装置に関する。さらに本発明は、少なくとも2つの光ファイバの接続個所における減衰を求める方法に関する。
光ファイバを有する光ケーブルを敷設する際には、2地点間の長いケーブル接続を実現するために少なくとも2つの光ケーブルと相互に接続することがしばしば必要とされる。また同様にケーブルが破損した場合には、2つの破損個所における2つのケーブル部分を再び相互に接続する必要がある。図1は光ケーブル20aおよび光ケーブル20bを示す。それぞれの光ケーブルの内部には光ファイバ10aないし光ファイバ10bがあり、これらの光ファイバ10a、10bはそれぞれ光エネルギを伝送するために使用され、またシース21aないし21bによって覆われている。2つの光ケーブルを接続するために、それぞれの光ファイバ10aおよび10bはケーブル端部においてシース21aおよび21bが剥かれることにより露出される。実際の接続工程の前に、2つのファイバ端部BS1およびBS2が相互に位置合わせされる。
通常の場合2つの光ファイバの接続はスプライス工程により行われ、このスプライス工程においては光ファイバ10aのファイバ端部BS1における領域LB1および光ファイバ10bのファイバ端部BS2における領域LB2が加熱される。2つの光ファイバを接続するために、加熱され既に相互に位置合わせされているファイバ端部が接触され、相互に溶接される。相互に接続されている光ファイバを介して光を伝送する際には、殊に2つの光ファイバの接続個所において著しい減衰、いわゆるスプライス減衰(接続損失)が生じる。スプライス減衰に関して接続個所の高品質を実現するために、ファイバ端部BS1およびBS2は直線状の経過を有することが望ましい。これは図1において破線11aおよび11bにより示唆されている。しかしながら光ファイバ切断個所ないしファイバ端部においては欠損部12aおよび12bが生じることもある。この種の欠損部ないし直線的でない切断線を有するファイバ端部が相互に接続されると、その接続個所を介して光が伝送される際に大きなスプライス減衰が認められる可能性がある。光ファイバのファイバ端部における欠損部の他に汚れV1およびV2も大きい接続減衰を惹起する。
したがって一般的に、2つの光ファイバを接続した後に接続個所におけるスプライス減衰が求められ、接続個所が必要に応じて再度処理される。このために通過光測定(スルーライト技術)においては、光エネルギが光ケーブル20aの自由な端部において光ファイバ10aに供給され、2つの光ケーブルの接続個所を介して伝送される。光ケーブル20bの自由な端部においては、光ファイバ10bから出てくる光エネルギが測定される。光ファイバ10aに供給される光エネルギと光ファイバ10bの自由な端部から出力結合される光エネルギとの差は接続個所における接続減衰に対する尺度を表す。
2つのファイバ端部の接続個所における減衰を求めるための別の方法は光時間領域反射測定法(OTDR, Optical Time Domain Reflectometry)である。OTDR法は後方散乱の測定を基礎とする。光パルスが接続個所を介して伝送され、この際に最初の減衰を被る。反射に基づき、光パルスの一部が接続個所の後方において反射される。この光成分が接続個所を再び通過すると、2度目の減衰を被る。
通過光測定も後方散乱測定も論理的に非常に煩雑である。光ケーブルの自由な端部とスプライス個所は相互に数100kmまでも相互に離れて位置しているので、殊に通過光測定の場合には異なる測定班が光ケーブルの2つの自由な端部に居ることが必要である。これら2つの方法においてスプライス個所が過度に大きい減衰を有することが確認される場合には、スプライス個所の処理が必要である。スプライス個所と測定個所との間の空間的な距離は別の論理的な問題を表す。
したがって、2つの光ファイバの接続個所において直接的に実施される、スプライス減衰を測定および評価する方法が存在する。これらの方法により、大きい接続減衰が確認されると接続個所をその場で再度処理することができる。
スプライス減衰のその種の局所的な測定減衰としてL−PAS(Lens Profile Alignment System)法が挙げられる。この方法においてはシースの画像がマイクロスコープ光学系を介してカメラに投影される。カメラはシースの立体的な構造を検出する。この幾何学的な情報に基づき、接続個所におけるスプライス減衰を推測することができる。しかしながらL−PAS法を実施するためには一般的に高価な構成要素、例えばマイクロスコープ光学系、照明系、カメラおよび画像処理プロセッサが必要とされる。高価なL−PAS系は3次元の立体的な画像を形成するために光学的な情報を2つの相互に直交する方向から評価する。このことはさらに付加的な費用の要因となる。
CDS(Core Detection System)法ないしDCM(Direct Core Monitoring)法はL−PAS法の発展形態である。これらの方法においては高精度のマイクロスコープ光学系が使用され、ファイバコアの2次元の画像がカメラに投影される。続いてファイバコアの2次元の構造が画像処理部により評価される。ファイバコアの2次元の構造からなる幾何学的な情報に基づき、2つの光ケーブルの接続個所におけるスプライス減衰を推測することができる。これらの方法を実施するためにはファイバコアの2次元の構造を評価しなければならないので、やはり高価な光学系が必要となる。掛かる費用は一般的にL−PAS法を基礎とするシステムの費用よりも高い。相互に垂直関係にある2つの方向からなる光学的な情報をCDS法またはDCM法を用いて評価することによりファイバコアの立体的な画像が求められる場合には、この費用はほぼ二倍になる。
スプライス減衰を求めるためのL−PAS法、CDS法またDCM法はファイバコアまたはファイバシースの2次元的な配置構成を求めること、またそのようにして得られた情報を用いてスプライス減衰を推測することを基礎とする。2次元の画像を形成するためには、複数のフォト検出器が行列状に配置されているカメラを備えた費用の掛かる光学系が必要とされる。しかしながらシースまたはファイバコアの2次元の位置の検出は、殊に取得された2次元の情報をさらに利用できる場合にのみ好適である。これは例えば、2つの光ファイバが可動性の保持部内に配置されており、且つスプライス工程の前にファイバコアおよびシースの求められた位置に基づき正確に相互に位置合わせされている場合である。しかしながら2つの光ファイバはスプライス装置の固定のV溝において相互に位置合わせされることが多い。上述の方法のうちの1つによって取得されるファイバコアないしシースの長さに関する2次元の情報に基づいた事後的な調整は、その種のシステムにおいては2つの光ファイバの正確な位置合わせに使用することができない。
LID(Local Injection and Detection)法では、光が2つの光ファイバの接続個所において局所的に曲げ結合器(bendig coupler)を介して供給される。接続個所の後方においては、供給された光を別の曲げ結合器を通過させて再び出力結合させることができる。したがってスプライス個所の領域における2つの曲げ結合器を使用することによって通過光測定を実施することができる。しかしながらこの方法も高価な曲げ結合器によって費用が高くなる。
加熱スプライス撮像法((Warm Splice Imaging Method)においては、スプライス工程の間に光ファイバを加熱する際に生じる例えばゲルマニウムのようなコアのドーパントの蛍光がスプライス減衰を求めるために使用される。スプライス減衰を求めるためのこれらの方法も非常にコストが掛かる。
本発明の課題は、2つの光ファイバの接続個所における減衰を確実且つ低コストで求めることができる装置を提供することである。本発明の別の課題は、2つの光ファイバの接続個所における減衰を確実且つ低コストで求めることができる方法を提供することである。
少なくとも2つの光ファイバの接続個所における減衰を求めるための本発明による装置は、第1の光ケーブルの第1の光ファイバのファイバ端部と第2の光ケーブルの第2の光ファイバのファイバ端部とを接続するためのスプライス装置を包含する。スプライス装置は、第1の光ファイバと第2の光ファイバを接続するために第1の光ファイバのファイバ端部における領域および第2の光ファイバのファイバ端部における領域を加熱し、これによって第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの加熱された領域において発光現象が生じるように構成されている。さらに本発明による装置は第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの加熱された領域から放出された放射を検出するための感光性領域を備えた処理ユニットを包含する。処理ユニットは感光性領域において検出された放射の放射強度に依存して強度信号のレベルを決定するよう構成されている。さらには出力信号を形成するための評価ユニットが設けられており、出力信号のレベルは第1の光ファイバと第2の光ファイバの接続個所における減衰を特徴付ける。評価ユニットは、第1の放射強度が第2の放射強度に比べて高い場合に、加熱された領域に由来する第1の放射強度を検出すると大きい減衰を表すレベルを有する出力信号を形成し、加熱された領域に由来する第2の放射強度を検出すると小さい減衰を表すレベルを有する出力信号を形成するように構成されている。
本発明による装置の別の実施形態においては、強度信号が評価ユニットに供給される。評価ユニットは強度信号のレベルに依存して出力信号を形成するように構成されている。
実施形態においては、感光性領域に第1の光ファイバと第2の光ファイバの加熱された領域に由来する放射を検出するための光電性の構成素子が配置されている。
2つの光ファイバの接続個所における減衰は殊に接続すべき2つの光ファイバのファイバ端部の品質に依存する。接続個所における減衰は殊に、ファイバ端部が平坦な断面を有さずに、欠損部に起因して粗い表面を有する場合に増す。同様に、接続すべきファイバ端部の領域における汚れによる汚染、また殊にファイバ端部の切断面における汚れは接続個所における減衰に不利に作用する。2つの光ファイバのファイバ端部における領域を加熱すると発光現象が生じる。ファイバ端部が欠損部ないし汚れを有する場合には、この発光現象の放射強度ないし輝度が増加する。したがって本発明によれば、スプライス工程において2つの光ファイバの加熱された接続個所に由来する放射の強度がその放射強度に関して評価されるべきことが提案される。放射は比較的簡単なやり方で光電性の構成素子によって検出され、強度信号、例えば電圧または電流に変換され、評価ユニットによって評価される。一般的に、感光性領域に光電性の1つの構成素子が設けられていれば十分である。感光性領域内に複数の光電性の構成素子が配置されている場合には、処理ユニットが光電性の構成素子によって検出された放射強度の平均的な放射強度を求める。
2つの光ファイバの接続個所における減衰を求めるための装置の別の実施形態においては、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバと処理ユニットとの間に少なくとも1つのレンズが配置されている。レンズは、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの加熱された領域に由来する放射を処理ユニットの感光性領域に集束し、感光性領域が第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの加熱された領域よりも小さいように構成され配置されている。したがってレンズとして凸レンズを使用することができる。
発光現象に由来する放射を処理ユニットの感光性領域に集束させることによって、発光現象に由来する放射の輝度ないし放射強度を簡単に求めることができる。従来の方法のような2次元の放射分布ないし立体的な放射分布の評価は本発明による装置によって回避される。
本発明による装置の有利な実施形態においては、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバとレンズとの間に光学絞りが配置されている。光学絞りは、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの加熱された領域に由来し、レンズに入射する放射を部分放射に制限し、この部分放射が第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの加熱された領域に由来する放射よりも狭い領域に由来するように構成されている。
光学絞りを設けることにより、接続すべき光ファイバのファイバ端面の直ぐ近くに由来する放射の輝度情報のみが評価されることが保証される。2つの光ファイバのファイバ端部における狭い領域に存在する欠損部および汚れのみがスプライス個所における減衰に作用する。
2つの光ファイバの接続個所における減衰を求めるための装置の別の実施形態によれば、レンズと処理ユニットとの間に光学フィルタが配置されている。光学フィルタは、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの加熱された領域に由来する放射から、第1の光ファイバの加熱された領域における第1の光ファイバのファイバ端部の欠損部および第2の光ファイバの加熱された領域における第2の光ファイバのファイバ端部の欠損部に起因する放射成分をフィルタリングし、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの加熱された領域における欠損部に起因する放射成分が処理ユニットの感光性領域に衝突するよう構成されている。
本発明による装置の別の実施形態において光学フィルタは、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの加熱された領域に由来する放射から、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの加熱された領域における汚れに起因する放射成分をフィルタリングし、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの加熱された領域における汚れに起因する放射成分が処理ユニットの感光性領域に衝突するよう構成されている。
2つの光ファイバの接続個所における減衰を求めるための装置の別の実施形態によれば、評価ユニットは、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの加熱された領域から放射が放出される期間にわたり強度信号を評価するように構成されている。
これによって、光電性の構成素子に衝突する放射を狭い時間窓において評価することができる。これによって発光現象を評価するために、スプライス装置のアークの点弧後に欠損部が溶融されるまで、もしくは汚れが燃え尽きるまでの時間のみが考慮される。
2つの光ファイバの接続個所における減衰を求めるための装置の別の実施形態によれば、評価ユニットは閾値比較器および出力ユニットを包含する。閾値比較器には処理ユニットから強度信号および基準信号が供給される。閾値比較器は入力信号のレベルを基準信号のレベルと比較した後に制御信号を形成するよう構成されている。制御信号は出力ユニットに供給される。出力ユニットは制御信号に依存して、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの接続個所における減衰を特徴付ける出力信号を形成するよう構成されている。
2つの光ファイバの接続個所における減衰を求めるための装置の別の実施形態によれば、評価ユニットにはプログラミング可能な制御ユニットが設けられており、この制御ユニットに制御特性曲線がプログラミングされる。プログラミング可能な制御ユニットは有利にはマイクロプロセッサとして構成されている。プログラミング可能な制御ユニットには処理ユニットから強度信号および基準信号が供給される。プログラミング可能な制御ユニットは、この制御ユニットに供給される強度信号のレベルをプログラミングされた制御特性曲線に基づいて評価し、その評価に依存して制御信号のレベルを形成するよう構成されている。制御信号は出力ユニットに供給される。出力ユニットは制御信号に依存して、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの接続個所における減衰を特徴付ける出力信号を形成するよう構成されている。
光電性の構成素子は有利にはフォト抵抗、フォトダイオードまたはフォトセルとして構成されている。
以下では2つの光ファイバの接続個所における減衰を求める方法を説明する。第1の光ケーブルの第1の光ファイバが第1の保持部に配置される。第2の光ケーブルの第2の光ファイバが第2の保持部に配置される。続いて、第1の保持部および/または第2の保持部、もしくはそれぞれの保持部における第1の光ファイバおよび/または第2の光ファイバが、第1の光ファイバのファイバ端部および第2の光ファイバのファイバ端部が相互に間隔をおいて位置合わせされているように移動される。続いて2つの光ファイバを接続するためのスプライス工程の間に、第1の光ファイバのファイバ端部における領域および第2の光ファイバのファイバ端部における領域が加熱される。その後、第1の保持部および/または第2の保持部は、第1の光ファイバのファイバ端部および第2の光ファイバのファイバ端部が接触し、続いて相互に溶融されるまで移動される。続いて、第1の光ファイバおよび第2の光ファイバの加熱された領域における発光現象の放射強度が検出される。2つのファイバ端部の加熱がスプライス装置のアークによって行われる場合には、発光現象は有利にはアークが点弧されている間に検出される。発光現象の検出された放射強度を評価することによって、第1の放射強度が第2の放射強度よりも高い場合には、加熱された領域に由来する第1の放射強度の検出時に、第2の放射強度の検出時に求められる減衰よりも大きい減衰が求められるように第1の光ファイバと第2の光ファイバの接続個所における減衰を求めることができる。
2つの光ファイバの接続個所における減衰を求めるための方法の別の実施形態によれば、第1の色の発光ダイオードの第1のグループと第2の色の発光ダイオードの第2のグループとを有する評価ユニットが設けられている。検出された放射強度に依存して、第1のグループまたは第2のグループの複数の発光ダイオードがアクティブにされる。
2つの光ファイバの接続個所における減衰を求めるための方法の別の実施形態によれば、評価ユニットには閾値比較器が設けられている。放射強度の閾値は閾値比較器において調節される。検出された放射強度を放射強度の調節された閾値と比較することによって、第1の光ファイバと第2の光ファイバの接続個所における減衰を求めることができる。検出された放射強度が調節された閾値を上回るか下回るかに依存して、第1の光ファイバと第2の光ファイバの接続個所における減衰を特徴付ける出力信号を形成することができる。
以下では本発明の実施例が示されている図面に基づき本発明を詳細に説明する。ここで、
図1は、接続すべき2つの光ケーブルを示し、
図2Aは、後続のスプライス工程のために2つの光ファイバを予熱した際の発光現象を示し、
図2B、は2つの光ファイバのスプライス工程中の発光現象を示し、
図3は、本発明の第1の実施形態による2つの光ファイバの接続個所における減衰を求める装置を示し、
図4は、本発明の第2の実施形態による2つの光ファイバの接続個所における減衰を求める装置を示し、
図5は、本発明の第3の実施形態による2つの光ファイバの接続個所における減衰を求める装置を示し、
図6は、本発明による発光現象の放射強度を評価するための評価ユニットの第1の実施形態を示し、
図7は、本発明による発光現象の放射強度を評価するための評価ユニットの第2の実施形態を示す。
図2Aは相互に直交する2つの方向、X方向およびY方向においてスプライス装置のV溝に配置されている2つの光ファイバ10aおよび10bの発光現象を示す。スプライス接続を実施するために2つの光ファイバが予熱される。この予熱に基づき、接続個所VSの両側において光ファイバ10aおよび10bの均等な発光現象が生じる。
図2Bは、ファイバ端部を相互に溶融させるために必要とされる加熱を高めた際のV溝における2つの光ファイバの発光現象を示す。接続個所VSにおいては高い放射強度を観測することができる。ファイバ端部におけるこの明るい発光現象は、図示していないスプライス装置のアークが点弧されるやいなや、欠損部が短時間で熱せられることにより、または汚れが短時間で熱せられることにより生じる。明るい発光現象は欠損部が溶融されるまで、もしくは汚れが燃え尽きるまでの短時間持続する。接続個所における欠損部および汚れに基づき、後の時点における光エネルギの伝送時には大きなスプライス減衰が生じる。この減衰は0.2dB以上になる可能性がある。
本発明はファイバ端部における欠損部または汚れが熱せられることによって惹起される高い放射強度を利用する。図3は、2つの光ファイバ10aおよび10bの接続個所VSにおける減衰を求めるための本発明による装置100の第1の実施形態を示す。本発明による装置100は保持部30aを有し、この保持部30aに光ケーブル20aの光ファイバ10aが固定されている。別の保持部30bには光ケーブル20bの剥かれて露出された光ファイバ10bが固定されている。2つの保持部30aおよび30bは相接する方向に移動することができるので、光ファイバのファイバ端部はスプライス工程の間に相互に接触される。スプライス装置40は光ファイバ10aのファイバ端部における領域LB1および光ファイバ10bのファイバ端部における領域LB2を加熱するために使用される。
領域LB1およびLB2を加熱した後では、これらの領域において光学ファイバの発光現象が生じる。加熱された領域LB1およびLB2に由来する散乱放射SLはレレンズ50によって収束される。収束された放射BLは処理ユニット60の感光性領域FBに衝突する。処理ユニット60は感光性領域において、入射する放射を検出するための光電性の構成素子61を有する。処理ユニット60は、入射した放射の放射強度に依存して強度信号ISを形成し、その強度信号ISのレベルが検出された放射の放射強度に関する情報を表すよう構成されている。強度信号は評価ユニット70に転送される。評価ユニット70は強度信号ISを評価し、検出された放射強度のレベルに依存して出力信号を形成し、この出力信号は第1の光ファイバとび第2の光ファイバの接続箇所における減衰を特徴付ける。
図4は、2つの光ファイバの接続個所における減衰を求める装置の第2の実施例を示す。表示を簡素化することを目的としてここでは保持部30aおよび30b、スプライス装置40ならびに評価ユニット70は図示していない。2つの光ファイバ10aおよび10bの加熱後に、これらの加熱された領域LB1およびLB2はファイバ端部において散乱放射SLを放出する。図3の実施形態とは異なり、2つの光ファイバとレンズ50との間の放射路には光学絞り80が配置されている。光学絞り80は加熱された領域LB1およびLB2に由来する散乱放射SLを部分放射TSLに制限する。この部分放射はファイバ端部の直ぐ近くの狭い領域にのみ起因する。これによって、殊にこの領域における欠損部および汚れが高まった接続減衰に寄与するので、実際にはファイバ端部の周囲の僅かな領域における欠損部または汚れから放出される放射のみが処理ユニット60によって評価されることが保証される。
図5は、2つの光ファイバの接続個所における減衰を求める本発明による装置の別の実施形態を示す。図4の実施形態とは異なり、この実施形態においてはレンズ50と処理ユニット60との間に光学フィルタ90が配置されている。この実施形態においては、2つの光ファイバ10aおよび10bの接続すべきファイバ端部の領域における欠損部および汚れが、加熱工程の間に所定の帯域幅ないし所定の波長の放射を放出するということを利用する。波長は有利には可視波長領域または赤外線波長領域にある。したがって光学フィルタ90はこの波長領域からなる放射に対して透過性であるように構成されている。したがって処理ユニット60の感光性領域FBには、欠損部および汚れの発光現象に起因する放射成分FLのみが衝突する。
図6は光電性の構成素子60によって検出された放射を評価するための評価ユニット70の第1の実施形態を示す。評価ユニット70は閾値比較器71を有し、この閾値比較器71には処理ユニット60から強度信号ISが供給される。この強度信号ISは検出された放射の放射強度を特徴付けるものである。さらに閾値比較器には基準信号RSが供給される。閾値比較器71は強度信号ISのレベルを基準信号RSのレベルと比較する。強度信号のレベルが基準信号のレベルを上回るか下回るかに依存して、閾値比較器は出力側において制御信号Sを形成し、この制御信号Sは出力ユニット72に供給される。
出力ユニット72は例えば、発光ダイオード74aのグループG1と発光ダイオード74bのグループG2を包含する。発光ダイオード74aは例えば赤色で発光し、これに対し発光ダイオード74bは緑色で発光する。基準信号RSのレベルが強度信号ISのレベルをどの程度上回っていたか、または下回っていたかに依存して、グループG1の複数の赤色発光ダイオードまたはグループG2の複数の緑色発光ダイオードが発光する。例えば基準信号RSのレベルが強度信号ISのレベルを上回る場合には、グループG2の複数の緑色発光ダイオードが発光する。発光すべき緑色発光ダイオードの数は、強度信号ISのレベルが基準信号RSのレベルをどれほど下回っているかに依存する。グループG1の複数の赤色発光ダイオードが発光される場合には、強度信号ISのレベルが基準信号RSのレベルを上回っている。発光すべき赤色発光ダイオードの数は、強度信号のレベルが基準信号のレベルをどれほど上回っているかに依存する。したがって発光する発光ダイオードの色および数は検出された放射強度に関する情報を表す。
基準信号RSのレベルは求めるべきスプライス減衰に依存して調節することができる。スプライス個所が非常に僅かな減衰を有するべき場合には、基準信号RSのレベルは低く調節される。これに対してスプライス個所が比較的大きい減衰を有していてもよい場合には、基準信号RSのレベルは相応に高く調節される。
図7は検出された放射強度を評価するための評価ユニット70の第2の実施形態を示す。評価ユニット70は制御特性曲線がプログラミングされるプログラミング可能な制御ユニット73と出力ユニット72を包含する。プログラミング可能な制御ユニットは、この制御ユニットに供給される強度信号ISのレベルをプログラミングされた制御特性曲線の経過に依存して評価するよう構成されている。この評価に依存して、評価ユニットは出力側において制御信号Sのレベルを決定し、この制御信号Sによって出力ユニット72が制御される。
プログラミングされた特性曲線に基づきプログラミング可能な制御ユニット73は、出力ユニット72が検出された放射強度の値を示せるように、供給されたアナログ強度信号ISを例えばフォト電流またはフォト電圧へと処理することができる。出力ユニット72は例えばLCDディスプレイ75を有し、このLCDディスプレイ75は検出された放射強度の値を表示する。したがって、図6の実施例のように、閾値比較のみが実施されたのではない。
プログラミング可能な制御ユニットは有利にはマイクロプロセッサとして構成されている。
さらに図6および図7は光電性の構成素子61の別の実施形態を示し、この構成素子61は処理ユニット60の感光性領域FBに配置されている。光電性の構成素子61は入射した放射を検出するために例えばフォト抵抗61a、フォトダイオード61bまたはフォトセル61cを包含する。スプライス減衰を求めるためにシースまたはファイバコアの立体的な画像を形成して評価しなければならない冒頭で述べた方法とは異なり、本発明においてはファイバ端部における加熱された狭い領域によって形成される放射強度の評価が行われるだけである。冒頭で述べた方法においてはファイバコアまたはシースの立体的な構造を検出するために、フォト検出器の2次元アレイを有するカメラが設けられなければならない。これに対して本発明においては、立体的な情報を取得する必要なく、輝度情報ないし放射強度が評価されるだけである。したがって本発明においては一般的に、処理ユニット60の感光性領域FBにおいて単一のフォト抵抗61、単一のフォトダイオード62または単一のフォトセル63が配置されているだけで十分である。その種のシステムのコストはLPASシステム、CDSシステムまたはLIDシステムに比べて著しく低減されている。
接続すべき2つの光ケーブル。 後続のスプライス工程のために2つの光ファイバを予熱した際の発光現象。 2つの光ファイバのスプライス工程中の発光現象。 本発明の第1の実施形態による2つの光ファイバの接続個所における減衰を求める装置。 本発明の第2の実施形態による2つの光ファイバの接続個所における減衰を求める装置。 本発明の第3の実施形態による2つの光ファイバの接続個所における減衰を求める装置。 本発明による発光現象の放射強度を評価するための評価ユニットの第1の実施形態。 本発明による発光現象の放射強度を評価するための評価ユニットの第2の実施形態。
符号の説明
10 光ファイバ、 11 ファイバ端部における理想的な断面線、 12 ファイバ端部の領域における欠損部、 20 光ケーブル、 21 シース、 30 保持部、 40 スプライス装置、 50 レンズ、 60 処理ユニット、 61 光電性の構成素子、 61a フォト抵抗、 61b フォトダイオード、 61c フォトセル、 70 評価ユニット、 71 閾値比較器、 72 出力ユニット、 73 プログラミング可能な制御ユニット、 74 発光ダイオード、 75 ディスプレイ、 80 絞り、 90 フィルタ、 BL 収束された放射、 BS ファイバ端部、 FL フィルタリングされた放射、 FB 感光性の領域、 IS 強度信号、 LB 加熱された領域、 RS 基準信号、 S 制御信号、 SL 散乱放射、 TSL 放射成分、 V 汚れ

Claims (21)

  1. 少なくとも2つの光ファイバの接続個所における減衰を求める装置において、
    第1の光ケーブル(20a)の第1の光ファイバ(10a)のファイバ端部を第2の光ケーブル(20b)の第2の光ファイバ(10b)のファイバ端部(BS2)と接続するスプライス装置(40)を有し、
    前記スプライス装置(40)は、前記第1の光ファイバと前記第2の光ファイバを接続するために、該第1の光ファイバのファイバ端部(BS1)および該第2の光ファイバのファイバ端部(BS2)を加熱し、該加熱により該第1の光ファイバの加熱された領域(LB1)および該第2の光ファイバの加熱された領域(LB2)において発光現象が生じるよう構成されており、
    前記第1の光ファイバの加熱された領域(LB1)および前記第2の光ファイバの加熱された領域(LB2)に由来する放射を検出する感光性領域(FB)を備えた処理ユニット(60)を有し、
    前記処理ユニット(60)は、前記感光性領域(FB)において検出された放射の放射強度に依存して強度信号(IS)のレベルを決定し、
    出力信号を形成する評価ユニット(70)を有し、前記出力信号のレベルは前記第1の光ファイバと前記第2の光ファイバの接続個所(VS)における減衰を表し、
    前記評価ユニット(70)は、前記加熱された領域(LB1,LB2)に由来する第1の放射強度が第2の放射強度よりも高い場合に、第1の放射強度が検出されると大きい減衰を表すレベルを有する出力信号を形成し、第2の放射強度が検出されると小さい減衰を表すレベルを有する出力信号を形成することを特徴とする、光ファイバの接続個所における減衰を求める装置。
  2. 前記強度信号(IS)が前記評価ユニット(70)に供給され、
    前記評価ユニット(70)は該強度信号(IS)のレベルに依存して前記出力信号を形成するよう構成されている、請求項1記載の装置。
  3. 前記感光性領域(FB)には、前記第1の光ファイバの加熱された領域(LB1)および前記第2の光ファイバの加熱された領域(LB2)に由来する放射を検出するための光電性の構成素子(61)が配置されている、請求項1または2記載の装置。
  4. 前記第1の光ファイバ(10a)および前記第2の光ファイバ(10b)と前記処理ユニット(60)との間に配置されている少なくとも1つのレンズ(50)を有し、
    前記レンズ(50)は、前記第1の光ファイバの加熱された領域(LB1)および前記第2の光ファイバの加熱された領域(LB2)に由来する放射(SL)が前記処理ユニット(60)の前記感光性領域(FB)に集束されるよう構成および配置されており、前記感光性領域(FB)は前記第1の光ファイバの加熱された領域(LB1)および前記第2の光ファイバの加熱された領域(LB2)よりも小さい、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。
  5. 前記レンズは凸状レンズ(50)として構成されている、請求項4記載の装置。
  6. 前記第1の光ファイバ(10a)および前記第2の光ファイバ(10b)と前記レンズ(50)との間に光学絞り(80)が配置されており、
    前記光学絞り(80)は、前記第1の光ファイバの加熱された領域(LB1)および前記第2の光ファイバの加熱された領域(LB2)に由来し、且つ前記レンズ(50)に入射する放射(SL)が部分放射(TSL)に制限されるよう構成されており、前記部分放射は前記第1の光ファイバの加熱された領域(LB1)および前記第2の光ファイバの加熱された領域(LB2)よりも狭い領域に由来する、請求項4または5項記載の装置。
  7. 前記レンズ(50)と前記処理ユニット(60)との間に光学フィルタ(90)が配置されており、
    前記光学フィルタ(90)は、前記第1の光ファイバの加熱された領域(LB1)および前記第2の光ファイバの加熱された領域(LB2)に由来する放射(BL)から、前記第1の光ファイバ(10a)の加熱された領域(LB1)における前記第1の光ファイバの前記ファイバ端部(BS1)の欠損部(12a)および前記第2の光ファイバ(10b)の加熱された領域(LB2)における前記第2の光ファイバの前記ファイバ端部(BS2)の欠損部(12b)に起因する放射成分(FL)をフィルタリングし、前記第1の光ファイバの加熱された領域(LB1)における欠損部(12a)および前記第2の光ファイバの加熱された領域(LB2)における欠損部(12b)に起因する放射成分が前記処理ユニットの前記感光性領域(FB)に衝突するよう構成されている、請求項4から6までのいずれか1項記載の装置。
  8. 前記光学フィルタ(90)は、前記第1の光ファイバの加熱された領域(LB1)および前記第2の光ファイバの加熱された領域(LB2)に由来する放射から、前記第1の光ファイバの加熱された領域(LB1)における汚れ(V1)および前記第2の光ファイバの加熱された領域(LB2)における汚れ(V2)に起因する放射成分をフィルタリングし、前記第1の光ファイバの加熱された領域(LB1)における汚れ(V1)および前記第2の光ファイバの加熱された領域(LB2)における汚れ(V2)に起因する放射成分(FL)が前記処理ユニットの前記感光性領域(FB)に衝突するよう構成されている、請求項7記載の装置。
  9. 前記評価ユニット(70)は、前記第1の光ファイバの加熱された領域(LB1)および前記第2の光ファイバの加熱された領域(LB2)から放射が放出される期間にわたり前記強度信号(IS)を評価するよう構成されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
  10. 前記評価ユニット(70)は閾値比較器(71)および出力ユニット(72)を包含し、
    前記閾値比較器(71)には前記処理ユニット(60)から前記強度信号(IS)および基準信号(RS)が供給され、
    前記閾値比較器(71)は、前記強度信号(IS)のレベルを前記基準信号(RS)のレベルと比較した後に制御信号(S)を形成するよう構成されており、
    前記制御信号(S)は前記出力ユニット(72)に供給され、
    前記出力ユニット(72)は、前記第1の光ファイバと前記第2の光ファイバの接続個所における減衰を表す出力信号を前記制御信号(S)に依存して形成するよう構成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の装置。
  11. 前記評価ユニット(70)は制御特性曲線がプログラミングされるプログラミング可能な制御ユニット(73)および出力ユニット(72)を包含し、
    前記プログラミング可能な制御ユニット(73)には前記処理ユニット(60)から前記強度信号(IS)および基準信号(RS)が供給され、
    前記プログラミング可能な制御ユニット(73)は、供給された前記強度信号(IS)のレベルをプログラミングされた前記制御特性曲線に基づき評価し、該評価に依存して制御信号(S)のレベルを決定するよう構成されており、
    前記制御信号(S)は前記出力ユニット(72)に供給され、
    前記出力ユニット(72)は、前記第1の光ファイバと前記第2の光ファイバの接続個所における減衰を表す出力信号を前記制御信号(S)に依存して形成するよう構成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の装置。
  12. 前記プログラミング可能な制御ユニットはマイクロプロセッサ(73)として構成されている、請求項11記載の装置。
  13. 前記出力ユニット(72)は少なくとも1つの発光ダイオード(74a)を有する、請求項10から12までのいずれか1項記載の装置。
  14. 前記出力ユニット(72)は第1の色の発光ダイオード(74a)の第1のグループ(G1)と第2の色の発光ダイオード(74b)の第2のグループ(G2)を有する、請求項10から13までのいずれか1項記載の装置。
  15. 前記出力ユニット(72)は前記第1の光ファイバと前記第2の光ファイバの接続個所における減衰の減衰値を表示するディスプレイ(74)を有する、請求項11または12記載の装置。
  16. 前記光電性の構成素子(60)はフォト抵抗(61a)として構成されている、請求項1から15までのいずれか1項記載の装置。
  17. 前記光電性の構成素子(60)はフォトダイオード(61b)として構成されている、請求項1から15までのいずれか1項記載の装置。
  18. 前記光電性の構成素子(60)はフォトセル(61c)として構成されている、請求項1から15までのいずれか1項記載の装置。
  19. 少なくとも2つの光ファイバの接続個所における減衰を求める方法において、
    第1の光ケーブル(20a)の第1の光ファイバ(10a)を第1の保持部(30a)に配置するステップと、
    第2の光ケーブル(20b)の第2の光ファイバ(10b)を第2の保持部(30b)に配置するステップと、
    前記第1の光ファイバの前記第1の保持部(30a)および/または前記第2の光ファイバの前記第2の保持部(30b)を、前記第1の光ファイバ(10a)のファイバ端部(BS1)および前記第2の光ファイバ(10b)のファイバ端部(BS2)が相互に間隔をおいて位置合わせされているように移動させるステップと、
    前記第1の光ファイバ(10a)と前記第2の光ファイバ(10b)を接続するスプライス工程の間に、前記第1の光ファイバ(10a)のファイバ端部(BS1)における領域(LB1)および前記第2の光ファイバ(10b)のファイバ端部(BS2)における領域(LB2)を加熱するステップと、
    前記第1の光ファイバのファイバ端部(BS1)と前記第2の光ファイバのファイバ端部(BS2)が接触し相互に溶融するまで前記第1の保持部および/または前記第2の保持部を移動させるステップと、
    前記第1の光ファイバの加熱された領域(LB1)および前記第2の光ファイバの加熱された領域(LB2)における発光現象の放射強度を検出するステップと、
    前記発光現象の検出された放射強度を評価することにより、前記加熱された領域(LB1,LB2)に由来する第1の放射強度が第2の放射強度よりも高い場合には、第1の放射強度が検出されると第2の放射強度が検出される場合よりも大きい減衰が求められるように前記第1の光ファイバと前記第2の光ファイバの接続個所(VS)における減衰を求めるステップとを有することを特徴とする、光ファイバの接続個所における減衰を求める方法。
  20. 閾値比較器(71)を備えた評価ユニット(70)を設けるステップと、
    前記閾値比較器(71)において前記放射強度の閾値を調整するステップと、
    検出された放射強度を、放射強度の調整された前記閾値と比較することにより、前記第1の光ファイバと前記第2の光ファイバの接続個所における減衰を求めるステップと、
    検出された放射強度が調整された前記閾値を上回ったか下回ったかに依存して、前記第1の光ファイバと前記第2の光ファイバの接続個所における減衰を表す出力信号を形成するステップとを有する、請求項19記載の方法。
  21. 第1の色の発光ダイオード(74a)の第1のグループ(G1)および第2の色の発光ダイオード(74b)の第2のグループ(G2)を有する評価ユニット(70)を設けるステップと、
    検出された放射強度に依存して前記第1のグループまたは前記第2のグループの複数の発光ダイオードをアクティブにするステップとを有する、請求項19記載の方法。
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