JP2008540002A - ホットドリンクを製造する装置 - Google Patents

ホットドリンクを製造する装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008540002A
JP2008540002A JP2008511599A JP2008511599A JP2008540002A JP 2008540002 A JP2008540002 A JP 2008540002A JP 2008511599 A JP2008511599 A JP 2008511599A JP 2008511599 A JP2008511599 A JP 2008511599A JP 2008540002 A JP2008540002 A JP 2008540002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
hot
conduit
hot water
hot drink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008511599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008540002A5 (ja
JP5097109B2 (ja
Inventor
モルガンディ・アルトゥロ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Imetec SpA
Original Assignee
Imetec SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Imetec SpA filed Critical Imetec SpA
Publication of JP2008540002A publication Critical patent/JP2008540002A/ja
Publication of JP2008540002A5 publication Critical patent/JP2008540002A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5097109B2 publication Critical patent/JP5097109B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J31/00Apparatus for making beverages
    • A47J31/44Parts or details or accessories of beverage-making apparatus
    • A47J31/54Water boiling vessels in beverage making machines
    • A47J31/56Water boiling vessels in beverage making machines having water-level controls; having temperature controls

Abstract

【課題】ホットドリンクの品質を向上するホットドリンク製造装置を提供する。
【解決手段】加熱源(32)を備えた湯沸装置(30)と、ドリンクを作るためのドリンク材料を収容する収容部(50)と、前記湯沸装置(30)から前記収容部(50)に湯を供給する導管(40)と、前記加熱源(32)を制御して、前記湯沸装置(30)に収容された湯の温度を調節する制御装置(60)とを備えたホットドリンク製造装置(1)であって、前記湯沸装置(30)から前記収容部(50)に導管(40)を通って流れる湯の温度低下を動的に補償する補償装置(400)を備えることを特徴とするホットドリンク製造装置(1)。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばコーヒー、茶、牛乳、チョコレート、カプチーノ、大麦コーヒー、浸出飲料のようなホットドリンクを製造する装置に関する。
当該技術分野において知られている、ホットドリンクを製造する装置は典型的に、大気圧の下におかれた水を入れたタンクと、水を加熱する電気抵抗を備えたボイラ(または瞬間湯沸かし器)と、タンクからボイラに水を供給するポンプと、ドリンクを製造するためのドリンク材料を収容する収容部と、圧力下の湯をボイラからドリンク材料を収容している収容部に供給する導管とを備え、これらにより、湯を収容部に収容されたドリンク材料に通して、ホットドリンクを製造する。
ドリンク材料は例えば、ばらばらの粉末、顆粒、または小さい葉の形状のものでよく、あるいは適当なバッグ、ウェーハ、またはカプセルの中へと予め包まれてもよい。
ボイラには、典型的にボイラに収容された水の温度を直接的または間接的に検出する温度センサと、温度センサによって検出される温度に基づいて電気抵抗をスイッチによりオン/オフ制御する制御装置とを有し、これらにより、ボイラ内の湯の温度を所定の温度に保っている。
出願人は、従来のホットドリンク製造装置によって製造されるホットドリンクの品質が一定ではなく、一般的にホットドリンク製造装置の動作状態によって変化することに気付いた。特に、ホットドリンク製造装置のスイッチがオンされたとき、または、スイッチがオンされていても、限られた数のドリンクを比較的長い時間の間隔を空けて製造するように製造装置が使用されたとき、ホットドリンクの品質が一般的に悪くなる。その一方で、次々に製造されるドリンクの数が、増加するにつれて、品質は一般的に向上する。
さらに出願人は、従来のホットドリンク製造装置で製造されるホットドリンクの品質が、外部環境の気候条件にも依存することに気付いた。
これによって、出願人は、製造されるホットドリンクの品質が向上することができるホットドリンク製造装置を提供するという技術的な課題に直面した。
特に出願人は、ホットドリンク製造装置の動作状態および外部環境の気候条件にかかわりなく、良い品質にすることができるホットドリンク製造装置を提供するという技術的な課題に直面した。
従って、本発明の第1の構成において本発明は、加熱源を備えた湯沸装置と、ドリンクを作るためのドリンク材料を収容する収容部と、前記湯沸装置から前記収容部に湯を供給する導管と、前記加熱源を制御して、前記湯沸装置に収容された湯の温度を調節する制御装置とを備えたホットドリンク製造装置であって、前記湯沸装置から前記収容部に前記導管を通って流れる湯の温度低下を動的に補償する補償装置を備えることを特徴とするホットドリンク製造装置である。
本発明のホットドリンク製造装置は、以下に説明されるように前記の技術的な課題を解決する。
出願人は、一般的にホットドリンクの品質を最適にするためには、ドリンク材料に到達してドリンク材料を通る湯の温度を、絶えず明確な最適な温度範囲内に保つことが重要であることに気付いた。これは、例えば、コーヒーのような油分を含んだドリンク材料にとって特に重要であり、なぜなら、湯の温度の最適な温度(例えば90℃)に対する数度(℃)の変化(例えば2℃または3℃)によって、コーヒーの品質は十分に変化する。特に、最適な温度範囲より高い湯の温度(例えば92℃を超える温度)は、そのドリンク材料に含まれた油分を「焦がす」ことによってドリンクに苦味が生じ、その一方で、最適な温度範囲より低い湯の温度(例えば89℃未満の温度)は、クリーミーさに欠けたドリンクになる。
しかしながら出願人は、湯沸装置からドリンク材料を収容している収容部に導管を通って流れる間の湯の温度の低下によって、ドリンク材料に到達する湯の温度が、湯沸装置に収容されている湯の温度と異なることに気付いた。
出願人は、このような温度低下が、ホットドリンク製造装置の動作状態に依存し、経時的に予測不可能に変化することに気付いた。特に、ホットドリンク製造装置のスイッチをオンしたとき、または、スイッチがオンされていてもホットドリンク製造装置があまり使用されていないときに、導管の壁が比較的「冷たい」(例えば、室温または湯沸装置の中の湯の温度よりも低い温度)、その結果、導管の壁を通って流れる加熱された湯が熱量を失い、湯沸装置(ボイラまたは瞬間湯沸かし器のこと)に収容された湯の温度よりも低い温度でドリンク材料に到達することに、出願人は気付いた。また、カップコーヒーを次から次へと多量に製造するようにホットドリンク製造装置が使用されているときには、導管の壁が熱くなり、これによって、導管の壁を通って流れる、ドリンク材料に到達する前の加熱された湯は、前記の場合よりも小さい温度低下になり、湯沸装置に収容された湯の温度とおおよそ同一の温度でドリンク材料に到達する。
出願人はさらに、前記の温度低下が、外部環境(導管壁の温度にも影響を与える)の気候条件の変化に従って変化することにも気付いた。
前記の変化する温度低下によって、ドリンク材料に到達し、そこを通過し、経時的に予測不可能に変化している湯の温度が形成されている。したがって、このような湯の温度は、明確な最適な温度範囲外の温度となり、製造されるホットドリンクの品質を変化させる。
それゆえに、本発明のホットドリンク製造装置は、導管に沿って流れる湯の経時的な温度低下を動的に補償する補償装置を備えて、ドリンク材料に到達する湯の温度を明確な最適な温度範囲内に絶えず一定に保持し、それによって、ホットドリンク製造装置の動作状態および外部環境の気候条件の影響を受けないで、製造されるホットドリンクの品質を最適にする。
本発明の明細書および請求の範囲において、「温度低下を動的に補償する補償装置」とは、経時的に変化する温度低下を補償する補償装置をいう。好ましくは、これは、経時的に予測不可能に変化する温度低下を補償する補償装置をいう。
好ましくは、補償装置は、導管を通って流れる湯の温度低下を示す温度低下の量を検出する。
好ましくは、温度低下の量が導管の少なくとも一箇所の温度と関係する。
好ましくは、制御装置が補償装置を制御し、補償装置によって検出される温度低下の量に基づき、湯沸装置に収容された湯の温度を動的に調節する。
湯沸装置に収容された湯の温度は、好ましくは、導管を通って流れる湯の経時的な温度低下を考慮に入れて連続的に調節され、これによって、ホットドリンク製造装置の動作状態および外部環境の気候条件の変化による湯のいかなる温度低下も補償する。
好ましくは、制御装置は、補償装置によって検出される温度低下の量を連続的に(例えば、0.1秒毎または0,01秒毎に)制御し、それぞれの制御時において、補償装置によって検出される温度低下の量に基づき、湯沸装置に収容された湯が設定される最適の温度値を求め、湯沸装置に収容された湯の温度がその求められた最適の温度値に到達するように、加熱源のスイッチをオフ/オン制御する。
収容部に収容された所定の種類のドリンク材料に到達する湯の最適のホットドリンク製造温度を得るために、前記の最適の温度値は、好ましくは、補償装置によって検出される温度低下の量に基づき、湯沸装置に収容された湯が設定される温度値を得ることができる所定のアルゴリズムを用いて求められる。
好ましくは、ホットドリンク製造装置は、ユーザが複数のドリンク材料の中から所望の種類のドリンク材料を選択することができる選択手段を備える。
好ましくは、制御装置は、前記選択手段によってユーザにより選択された種類のドリンク材料に応じて、補償装置によって検出される温度に基づき、湯沸装置に収容された湯が設定されなければならない最適の温度値を求める。
典型的に本発明のホットドリンク製造装置は、温度センサをさらに備える。その温度センサは、好ましくは、湯沸装置に収容された湯の温度を(直接的または間接的に)検出するために、湯沸装置に取付けられる。
好ましくは、制御装置が、前記の温度センサによって検出される温度に基づいて、湯沸装置内の湯の温度を調節する。
好ましくは、温度センサが湯沸装置の内部に設けられている。これにより、好ましくは、湯沸装置に収容された湯の温度を直接的に検出することができる。好ましくは、湯沸装置内部における、導管に向かう湯の出口の付近に温度センサが設けられている。これにより、湯沸装置から出てくる湯の温度を直接的に検出することがうまくできる。
一変形例によると、温度センサは、湯沸装置の外壁に設けられている。(また、これにより、湯沸装置に収容された水の温度を間接的に検出する)。
本発明の第1の好ましい実施形態によると、補償装置が、導管に取り付けられた温度センサを備える。この実施形態によると、補償装置によって検出される温度低下の量は、前記の温度センサによって検出される温度であり、制御装置は、このような導管の温度に基づいて湯沸装置内の湯の温度を連続的に調節する。
典型的に、導管に取り付けられる温度センサは、導管の外壁において、導管に沿って所定の位置に設けられる。
好ましくは、補償装置は、導管に取り付けられる少なくとも1つのさらなる温度センサを備えており、導管の異なる2つの位置における温度を検出するために、温度センサおよび前記少なくとも1つのさらなる温度センサが、導管の異なる2つの位置に設けられている。この実施形態によると、制御装置は、好ましくは、前記少なくとも1つのさらなる温度センサによって検出される温度にも基づいて、湯沸装置内の湯の温度を連続的に調節する。本明細書において以下に詳細に説明されるように、導管に取り付けられる1つまたは複数の温度センサを使用するか否かの選択は、さまざまな要因に依存しており、それら要因として、導管の長さと、加熱源を収容した湯沸装置に対するホットドリンク製造装置内部の導管の設置形態などが含まれる。
本発明の第2の好ましい実施形態によると、補償装置は導管の少なくとも一箇所を所定の温度に保持する。
好ましくは、補償装置は、前記導管の少なくとも一箇所を前記所定の温度に保持するのに必要なエネルギー量を求める。
この実施形態によると、補償装置によって検出される温度低下の量は、前記必要なエネルギー量であり、制御装置が、求められた必要なエネルギー量に基づいて湯沸装置内の湯の温度を調節する。
好ましくは、補償装置が前記導管の少なくとも一箇所を加熱する加熱素子を備える。好ましくは、補償装置が前記導管の加熱された箇所の温度を検出する温度センサをさらに備える。好ましくは、補償装置が、温度センサによって検出される温度を連続的に読取り、温度センサによって検出された温度を所定の温度に到達させるように加熱素子を作動させる制御素子をさらに備える。好ましくは、前記制御素子が、前記導管の少なくとも一箇所を所定の温度に保持するのに必要なエネルギー量を求める。
この第2の実施形態の補償装置において、前記導管の少なくとも一箇所を所定の温度に保持するのに必要なエネルギー量は、導管の温度に関係する。特に、その必要なエネルギー量は導管の温度の高低に反比例する。実際に、比較的「冷たい」導管の壁(例えば装置のスイッチをオンしたとき、または少数のホットドリンクしか作らないとき)は、比較的「熱い」導管の壁(例えば多数のホットドリンクが次々に作られるとき)よりも大きいエネルギー量を必要とする。
したがって、制御装置は、前記箇所を所定の温度に保持するのに経時的に必要なエネルギー量に応じて湯沸装置内の湯の温度を連続的に調節することにより、導管の壁の瞬間的な温度条件に基づいて湯沸装置内の水の温度を連続的に調節することができる。
さらに、この第2の実施形態は、導管の少なくとも一箇所を所定の温度(例えば約105〜110℃)に保持することによって、湯沸装置内の湯の温度の調節領域を削減し、湯沸装置内の湯の温度の調節を改善することができる利点を持つ。
実際に、第1の実施形態では、ホットドリンク製造装置のスイッチをオンした時は、ホットドリンク製造装置の全ての構成部、特に導管の壁は室温であり、導管での比較的大きい温度低下を補償して、収容部内のドリンク材料に到達して最初のホットドリンクを製造する湯の温度を最適の温度範囲(例えば約89〜92℃)内に保持するために、湯沸装置内の湯は比較的高い開始温度(例えば約140℃)に設定されなければならない。一方で、直ぐに次々とドリンクを作るとき、ホットドリンク製造装置の全ての構成部、特に導管の壁は、湯の導管の通過によって加熱されており、導管での前記の場合よりも小さい温度低下を補償して、収容部内のドリンク材料に到達する湯の温度を最適の温度範囲内に保持するために、湯沸装置内の湯を早急に前記の場合よりも低い温度に設定しなければならない。湯沸装置内の湯温のこの急速な低下を達成するのは難しい。
この欠点は、補償装置の加熱素子が、導管の少なくとも一箇所を所定の温度に保つことによって、導管を通って流れる湯の温度低下を低減させる第2の実施形態で克服されている。これにより、ホットドリンク製造装置のスイッチをオンした時の前記の開始温度を(例えば約105〜110℃にまで)低下させ、また、湯沸装置内の湯の温度の調節領域を削減することができる。
好ましくは、補償装置が、導管の少なくともさらに一箇所をさらなる所定の温度に保持する。好ましくは、補償装置が、前記導管の少なくともさらに一箇所をさらなる所定の温度に保持するのに必要なエネルギー量を求める。この実施形態によると、前記導管の少なくともさらに一箇所を前記さらなる所定の温度に保持するのに必要な前記のエネルギー量にも基づいて、湯沸装置内の湯の温度を連続的に調節する。
本明細書において以下に詳細に説明されるように、所定の温度に保持する導管の1つまたは複数の箇所の選択と、所定の温度値(各々の所定の温度値は互いに同じか、または異なる)の選択とは、さまざまな要因に依存し、それら要因として、導管の長さと、加熱源を収容した湯沸装置に対するホットドリンク製造装置内部の導管の設置形態などが含まれる。
本発明の第3の実施形態によると、補償装置は、導管の全体または導管の大部分を所定の温度に保持する。好ましくは、補償装置が、その導管の全体または導管の大部分を加熱する加熱素子を備える。好ましくは、補償装置が、加熱された導管の温度を検出する温度センサをさらに備える。好ましくは、補償装置が、温度センサによって検出される温度を連続的に読取り、温度センサによって検出された温度を所定の温度に到達させるために、加熱源を作動させる制御素子をさらに備える。
この実施形態は、導管の全体(または導管の大部分)を連続的に所望の所定の温度に(例えば、製造されるホットドリンクの製造のための最適の温度と同一の温度、またはそれよりも若干高い温度に)保持することによって、ホットドリンク製造装置の動作状態および外部環境の気候条件に影響されずに、導管を通って流れる湯が、温度低下を全くしないようにする、または予想可能な同じ温度低下に常になるようにする。
これにより、ホットドリンク製造装置の動作状態および外部環境の気候条件とは無関係に、湯沸装置内の湯が、導管を通って流れる湯の一定の温度低下に基づいて求められる同一の温度で常に保つことができる。
本発明の一実施形態のホットドリンク製造装置は、製造されたホットドリンクを収容部から所定の場所に供給する、さらなる導管を備える。
例えば前記所定の場所には、ホットドリンクを入れるコップが支持されている。
好ましくは、本発明のホットドリンク製造装置は、前記さらなる導管に接続され、前記さらなる導管を通って収容部から前記所定の場所に流れる湯の温度低下を動的に補償する、さらなる補償装置を備える。
さらなる補償装置の機能および構造の特徴については、既に前記で説明したものを参照する。
典型的に、湯沸装置はボイラである。一変形例によると、湯沸装置は瞬間湯沸かし器である。
ホットドリンク製造装置の一実施形態によると、導管の少なくとも一部が、湯沸装置の壁と接触している(または湯沸装置の壁に近接している)。このように湯沸装置の壁と接触しているために、導管の中を流れる湯がないときも導管の壁の一部が加熱されているので、導管を通って流れる湯の温度低下現象を抑制することがうまくできる。さらにこの実施形態によれば、導管に接続される加熱素子の個数および/または温度センサの個数を少なくすることができる。
一変形例によると、導管の少なくとも一部が湯沸装置の内部を通る。この変形例は、導管における湯の温度低下を抑制すること、および導管に接続される加熱素子の個数および/または温度センサの個数を少なくすることに加え、収容部を湯沸装置より下に設置することができ、これによって、よりコンパクトな装置にすることができる。
ホットドリンク製造装置は典型的に、大気圧雰囲気の水タンクも備える。好ましくは、ホットドリンク製造装置が、所定の圧力で水をタンクから湯沸装置に供給するポンプも備える。
ホットドリンク製造装置は典型的に、導管に接続され、収容部に向かう水流を閉止/開放する水流調節手段も備える。典型的に、前記水流調節手段は電磁弁を備える。
好ましくは、補償装置の第1の実施形態において、補償装置の温度センサは水流調節手段または下流側に配置される。典型的に水流調節手段は、温度分散に比較的優れた装置であるから、このことは都合が良い。
好ましくは、補償装置の第2の実施形態において、補償装置の加熱素子および温度センサは水流調節手段または下流側に配置される。これにより、温度分散に比較的優れた装置の典型的な水流調節手段を通過する(または通過した)湯を加熱することができるので、好ましい。
本発明の第2の構成は、ホットドリンクを製造するホットドリンク製造装置内の湯温を調節する方法に関するものであり、前記ホットドリンク製造装置が、加熱源を備えた湯沸装置と、前記ドリンクを作るためのドリンク材料を収容する収容部と、湯を前記湯沸装置から前記収容部に供給する導管とを備え、a)湯沸装置内の湯の温度を所定の温度に設定するように加熱源を作動させる工程を備えた湯温調節方法であって、b)湯沸装置から導管を通ってドリンク材料を収容する収容部に流れる湯の温度低下を動的に補償する工程を備えることを特徴とする湯温調節方法に関するものである。
好ましくは、前記工程b)が、導管を通って流れる湯の温度低下を示す温度低下の量を検出する。
好ましくは、温度低下の量が導管の少なくとも一箇所の温度と関係する。
好ましくは、前記工程b)が、湯沸装置内の湯が設定される所定の温度値を温度低下の量に基づいて求める。
前記工程b)において、収容部内に収容された所定のドリンク材料に到達する湯の最適のホットドリンク製造温度を得るために、前記所定の温度が、検出された温度低下の量に基づいて湯沸装置に収容された湯の温度が設定されなければならない温度値を求めることができる所定のアルゴリズムによって、うまく求められる。
好ましくは、前記工程a)が、湯沸装置に収容された湯の温度を検出する工程と、湯沸装置内の湯の温度が、温度低下の量に基づいて前記工程b)で求められた所定の温度値になるように、その検出された温度に従い加熱源のスイッチをオン/オフする工程とを備える。
前記工程a)において、湯沸装置に収容された湯の温度が、直接的に(例えば、湯沸装置に収納され湯沸装置に収容された湯と直接接触する温度センサによって)うまく求められる。一変形例によると、湯沸装置に収容された湯の温度は、間接的に(例えば、湯沸装置の外壁に取付けられた温度センサで、湯沸装置の壁の温度を検出することによって)求められる。
本発明の好ましい一実施形態によると、前記工程b)において検出される温度低下の量は、導管の少なくとも一箇所の温度である。
本発明のより好ましい一実施形態によると、前記工程b)は、導管の少なくとも一箇所を所定の温度に保持する。好ましくは、前記工程b)が、前記導管の少なくとも一箇所を所定の温度に保つのに必要なエネルギー量を求める。この実施形態によると、好ましくは、前記工程b)で検出される温度低下の量は、前記必要なエネルギー量である。
本発明の一変形例によると、前記工程b)が、導管の少なくとも大部分を所定の温度に保持する。
好ましくは、前記工程b)は、導管の全体を前記所定の温度に保持する。
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の図面を参照しつつ行われる本発明の好ましい実施形態についての以下の詳細な説明から、より明らかになる。
図1に、本発明のホットドリンクを製造するホットドリンク製造装置1の一実施例を示す。このホットドリンク製造装置1は、大気圧の下におかれた水を収容するタンク10と、加熱源32を備えた湯沸装置30と、タンク10から湯沸装置30に水を供給するポンプ20と、ホットドリンクを製造するためのドリンク材料を収容する収容部50と、湯沸装置30から収容部50に湯を供給する導管40と、湯沸装置30に取付けられた温度センサ31と、導管40に取付けられた補償装置400と、電磁弁42と、選択手段70と、制御装置60とを備える。
湯沸装置30は例えば、貯水型の従来のボイラ、または、例えばぐるぐる回る流路を通って流れることで水が加熱される従来の流水型の瞬間湯沸かし器でもよい。
加熱源32は典型的に、従来型の被服された電気抵抗である。
温度センサ31は、例えば、従来の負の温度係数(NTC)サーミスタプローブである。
図示された実施例の温度センサ31は、湯沸装置30に収容された湯の温度を直接的に検出するために湯沸装置30に収納されている。
電磁弁42は、導管40を通って収容部50に向かう湯の流れを閉止/開放する。
電磁弁42、ポンプ20、およびタンク10は当該技術分野において周知の従来の技術によって製造されている。
ホットドリンク製造装置1は、好ましくは、加熱源32が過熱した場合に加熱源32への電力供給を遮断する従来型の安全システム(図示せず)を備える。
ホットドリンク製造装置1は、例えば、コーヒーのような単一のホットドリンク、またはコーヒー、茶、ホットチョコレート、さまざまな種類の浸出飲料、大麦、熱い牛乳、カプチーノ、牛乳入りコーヒー、およびその他の複数のホットドリンクを製造するように用いられてもよい。
前記第2の場合(複数のホットドリンクを製造する場合)において、選択手段70によって、ホットドリンク製造装置1によって製造される複数のホットドリンクの中から、所望の種類のホットドリンクをユーザが選択することができる。
一般的に、ホットドリンク製造装置1のスイッチがオンされると、制御装置60が、湯沸装置30に収容された湯の温度を所定の最適の温度に設定するために加熱源32を作動させる。
ホットドリンク製造装置1は、好ましくは、いったん湯沸装置30に収容された湯が最適の温度になると、ホットドリンク製造装置1が使用できる状態であることをユーザに知らせる適切な表示手段(図示せず)を備える。
ユーザがホットドリンクの製造を求めた場合、制御装置60は、タンク10から湯沸装置30に水を送り込むためにポンプ20を起動させ、電磁弁42を開放し、ポンプ20の推力によって形成される圧力で、湯が収容部50に向かって流れるように制御する。
ホットドリンクは、所定の温度(例えば90℃)および所定の圧力で収容部50に到達し、収容部50内に収容されたドリンク材料を通る湯の流れによって製造される。浸出圧力は収容部50において生じ、1)ポンプ20の推力、2)ドリンク材料を通過する湯の流れに対してドリンク材料自身が示す抵抗、これらの2つの要因の組み合わせによって生み出される。
図1のホットドリンク製造装置1において、ホットドリンク製造装置1の動作状態および外部環境の気候条件に応じて、湯沸装置30から収容部50に導管40を通って流れる湯の経時的な温度低下を補償するように、制御装置60が補償装置400を制御している。
好ましくは、補償装置400が、導管40における湯の温度低下を示す温度低下の量を連続的に(例えば、極めて接近した時間間隔で)検出し、制御装置60が、補償装置400によって所定の時間毎に検出される温度低下の量に基づいて、湯沸装置30に収容された湯の温度を連続的に調節する。
特に、制御装置60は、補償装置400によって検出される温度低下の量を連続的に読取り、また、それぞれの読取時において、湯沸装置30内の湯の温度が設定されなければならない最適の温度値を、製造されるホットドリンクに応じた所定のアルゴリズムによって求め、湯沸装置30に取付けられた温度センサ31によって検出される温度を読取り、湯沸装置30内に収容された湯の温度を、求められた最適の温度値に近づけるために、温度センサ31によって検出された温度が、求められた最適の温度値よりも低い場合は加熱源32のスイッチをオンし(オンの状態を保ち)、温度センサ31によって検出された温度が、求められた最適の温度値よりも高い場合は加熱源32のスイッチをオフする(オフの状態を保つ)。
収容部50に収容された所定の種類のドリンク材料に到達する湯を最適の温度にするために、湯沸装置30内の湯が設定されなければならない温度値を、補償装置400によって検出される温度低下の量に基づいて得ることができるように、前記のアルゴリズムが都合良く適合されている。
したがって本発明によると、ホットドリンク製造装置1のスイッチをオンしたとき、ホットドリンク製造装置1はオン状態だがユーザに使用されていないとき、または、使用される間隔があいていてホットドリンク製造装置1があまり使われていないときには、導管40(または少なくとも、湯沸装置30の外にあり湯沸装置30の壁と接触しない部分の導管40)は、そこに湯が流れていないか、または連続して流れていないために「冷めて」おり、「冷たい」導管40を通って流れる湯の大きい温度低下を考慮し制御装置60が湯の温度を動的に調節して、湯沸装置30内の湯を高い温度に保持する。一方、ホットドリンク製造装置1が頻繁に使用される場合、湯のほぼ連続的な流れによって導管の壁は加熱され、「熱い」導管40を通って流れる湯の小さい温度低下を考慮し、制御装置60が湯温を動的に調節して、湯沸装置30内の湯を低い温度に保持する。
結果として本発明のホットドリンク製造装置1は、補償装置400によって所定の時間毎に検出される温度低下の量に基づいた、湯沸装置30に収容された湯の連続的な調節によって、ドリンク材料に到達する湯の温度を、その特定のドリンク材料にとっての最適の温度範囲内に絶えず保つことができる。
これにより、ホットドリンク製造装置1の動作状態および外部環境の気候条件にかかわりなく、品質のよいホットドリンクがいつでも作られ、ホットドリンクがほぼ同一の温度で常に製造される。
出願人は、本発明のホットドリンク製造装置が、考えられる形式のホットドリンク製造装置に応じて(例えば、ホットドリンクの自動販売機および軽飲食店用のエスプレッソコーヒーメーカーの場合)、複数のドリンクを製造するための複数の収容部と、それらさまざまな収容部に湯を供給する単一または複数の導管とを備え得ることに気付いた。
複数の導管の場合、ホットドリンク製造装置は、それぞれの導管に組合わされた補償装置を備えてよく、制御装置が、使用される収容部に湯を供給する導管に組合わされた補償装置によって検出される温度低下の量に基づいて、湯沸装置に収容される湯の温度を設定する。
製造に使用する湯の温度が重要でないホットドリンクを製造するために1つまたは複数の収容部が使用される場合、このような1つまたは複数の収容部に到達する湯の温度は、湯沸装置30に取付けられた温度センサ31のみを用いて調節すればよく、このような1つまたは複数の収容部に湯を供給する1つまたは複数の導管に組合される補償装置を使用しなくてもよいことに気付いた。
出願人はさらに、考えられる形式のホットドリンク製造装置に応じて、単純な湯の分配をする1つまたは複数の導管を本発明のホットドリンク製造装置が備えることができることに気付いた。分配された湯の温度の微調節が必要としないこの場合、このような導管に補償装置を組合わせる必要が無く、湯沸装置30に取付けられた温度センサ31のみを用いて温度調節をすることができる。
複数の収容部と単一の導管との場合、適切な補償装置が単一の導管に組合わされてよく、制御装置60が、予め選択されたドリンク材料の所望のホットドリンク製造温度を得るために、湯沸装置30内の使用される収容部に到達する湯の最適の温度値を求める。
本発明は、例えば典型的な家庭または軽飲食店での使用のためのエスプレッソコーヒーメーカー、ばらばらの粉末または顆粒のドリンク材料を典型的に用いる、典型的な会社内使用のためのホットドリンク自動販売機、もしくは適当なバッグ、ウェーハまたはカプセルへと予め包まれたドリンク材料を用いてホットドリンクを製造するホットドリンク製造装置のような、ホットドリンク製造装置を実施するのに用いられてもよい。
そのため収容部50は、考えられる形式のホットドリンク製造装置に使用するドリンク材料(ばらばらのもの、または予め包まれたもの)を収容するのに適するように、従来の技術によって形成され、製造されるであろう。
考えられるホットドリンク製造装置の形式によって、例えば、取手が設けられ、取り外しまたは導入ができるようにユーザによって移動できるように収容部が形成された、家庭または軽飲食店での使用のためのいくつかの形式のエスプレッソコーヒーメーカーの場合のように、ユーザが収容部内に所望のドリンク材料を入れることができるように、ホットドリンク製造装置1から取り外しできるように収容部50が形成されてよい。または、収容部50がホットドリンク製造装置1内に組み込まれ、(予め包まれたドリンク材料を用いてホットドリンクを作るホットドリンク製造装置の場合のように)予め包まれたウェーハのドリンク材料またはカプセルのドリンク材料を、当該技術分野で周知の技術によって収容部内にユーザが導入することができる収容部50を形成してもよく、または、(ホットドリンクの自動販売機の場合のように)ホットドリンク製造装置内へと収納される詰め替え可能の特殊な容器からばらばらのドリンク材料を収容する収容部が形成されてもよい。
図2は、図1のホットドリンク製造装置の一実施形態を示し、補償装置400が、導管40の一箇所で導管40の外壁と接触している温度センサ41を備える。
温度センサ41は、例えば、従来の負の温度係数(NTC)サーミスタプローブである。
この実施例で補償装置400によって検出される温度低下の量は、温度センサ41によって検出される導管の温度である。
図2(および図1)に示された本発明の実施形態では、導管40は湯沸装置30から始まり、そこから延びて、湯沸装置30の横に設けられた収容部50の近傍で終わる。
図3は、図2のホットドリンク製造装置1の一変形例を示している。この変形例は図2に示された実施形態のホットドリンク製造装置1と全体的に同様であるが、収容部50が湯沸装置30より下に設けられており、湯沸装置30から始まる導管40が湯沸装置30の内部を通って収容部50近傍で終わる点が異なっている。この実施例は、よりコンパクトにホットドリンク製造装置を形成することができるので好ましい。さらにこの実施例は、導管内の熱い湯の流れがない場合にも湯沸装置30内部にある導管40の壁が加熱されるので、導管を通って流れる湯の温度低下現象を抑制することができ好ましい。
さらに、図3で示された変形例では、導管40に取付けられた2つの温度センサ41および41aがあり、1つは電磁弁42内部に設けられ、もう1つは収容部50の近傍の導管40の端部に設けられる。
図2および図3の実施例によると、制御装置60が、温度センサ41(温度センサ41aがあれば、温度センサ41aも)によって所定の時間毎に検出される温度に基づいて加熱源32を連続的に作動させる。
図2に示されているような、導管40に取付けられた単一の温度センサ41の場合、制御装置60が、製造されるホットドリンクの品質を最適化することができる、ドリンク材料に到達する湯の最適なホットドリンク製造温度を得るために、温度センサ41によって所定の時間毎に検出される温度Tcに基づいて、温度センサ31によって検出される温度が設定されなければならない温度値Tdを求めることができる所定のアルゴリズム[Td=f(Tc)]を記憶する。
ドリンク材料が異なれば、異なる最適なホットドリンク製造に使用される湯の温度を持っている。例えば、コーヒーの最適な製造に使用される湯の温度の範囲は約89〜92℃であり、茶およびその他の同様なドリンクの最適な製造に使用される湯の温度の範囲は約80〜85℃である。
したがって、考えられる種類のドリンク材料に基づいて前記アルゴリズムは形成される。ホットドリンク製造装置1が複数のホットドリンクを製造する場合、制御装置60は、複数のアルゴリズムを記憶し、それぞれのドリンク材料に1つのアルゴリズム、またはホットドリンクの同一の最適な製造に使用される湯の温度の範囲を有するドリンク材料のグループのそれぞれに1つのアルゴリズムを記憶する。さらに制御装置60は、例えば前記選択手段70を用いてユーザにより選択された、製造されるホットドリンクに応じて、適切なアルゴリズムを使用するようにされる。
前記アルゴリズムは、考えられる種類のドリンク材料に基づいて形成されることに加えて、第1の温度センサ41の導管40での位置、導管40の長さ、導管40の直径、導管40の壁の厚さ、導管40の材料、およびホットドリンク製造装置1内部の導管40の設置形態のような、温度センサ41の感度と、導管40を通って流れる湯の温度低下に影響を与える、他の要因にも基づいて形成される。
実際、例えば長い導管40は、短い導管40と比べて、導管を通って流れる湯のより大きい温度低下が当然起こり、金属製の導管40は、プラスチック製の導管40に対してより大きい温度低下が当然起こり、湯沸装置30の外部に設けられ離れた場所にある導管40(図2に示されているように)は、湯沸装置30の壁に接触して設置された導管40、または湯沸装置30の内部に設けられている導管40(図3に示されているように)と比べて、より大きい温度低下が起こる。さらに、導管の終端部の方に設けられた温度センサは、ドリンク材料付近での湯の温度の情報を検出することができ、熱慣性により湯の温度の連続的な調節に遅れを生じさせる。また、導管40の始端部に設けられた温度センサは、連続的な湯の温度の調節を、熱慣性に関して改善することができ、ドリンク材料近傍での湯の温度の情報を直接的に検出することができない。
このことから、前記の場合によると、制御装置60により多くの情報を提供するために、導管の異なる位置に複数の温度センサを設けることが有益である。
2つの温度センサ41および41aを有する実施形態の場合(図3に示されているような)では、製造されるホットドリンクの品質を最適化することができ、ドリンク材料に到達する湯の最適なホットドリンク製造温度を得るために、湯沸装置30に取付けられた温度センサ31によって検出される温度が、導管に取付けられた2つの温度センサ41および41aによって所定の時間毎に検出される温度Tc1およびTc2に基づいて設定されなければならない温度値Tdを所定の時間毎に求めるようにアルゴリズムが予め形成される[Td=f(Tc1,Tc2)]。
例えば、89〜92℃の最適な製造に使用される湯の温度の範囲を持つコーヒーの製造と、20cmの長さを持ち、湯沸装置30の外部にあるテフロン製の第1部分と、10cmの長さを持ち、湯沸装置30の内部にあるステンレス製の第2部分とを有する30cmの長さを持つ導管(例えば図3に示されているように)であって、導管の前記2つの部分の両方が6mmの外径と、4mmの内径と、1mmの厚さの壁とを有する導管と、電磁弁42内部に設けられた第1の温度センサ41と、収容部50から約1.5cmの距離に位置する、導管40の終端部において設けられた第2の温度センサ41a(例えば、図3に示されているように)とを考えた場合、導管40の第1の温度センサ41および第2の温度センサ41aによってそれぞれ検出される温度Tc1および温度Tc2に基づいて湯沸装置30の湯が設定されなければならない最適の温度値Tdは、以下のアルゴリズムによってできると出願人は実験的に求めた。
Td=TM+[(X1*(TM−Tc1)+X2*(TM−Tc2))
この考えの場合、TMは100℃の一定値であり、X1およびX2は、導管40における第1の温度センサ41および第2の温度センサ41aによってそれぞれ測定される、温度Tc1および温度Tc2が変化することによって変化する補正値である。
第1の温度センサ41および第2の温度センサ41aによって検出される温度Tc1およびTc2に対する、前記考えの場合の補正量X1および補正量X2が取る値は、それぞれ図4および図5に示されているように、出願人によって実験的に得られた曲線で示される。
すなわち前記考えの場合において制御手段60は、導管40に取付けられた2つの温度センサによって検出される温度Tc1および温度Tc2の値を連続的に(例えば0.1秒毎または0.01秒毎)読取り、図示された曲線から補正量X1および補正量X2の値を求め、前記アルゴリズムによって最適の温度値Tdを計算し、湯沸装置30内の湯の温度を前記最適の温度値Tdに到達させるために加熱源32のスイッチをオン/オフすることによって、収容部50内のドリンク材料に到達する湯の最適のホットドリンク製造温度に調節する。
図6は、図1のホットドリンク製造装置の好ましい一実施形態を示しており、その実施形態では、補償装置400が、両方とも導管40に取付けられた加熱素子43および温度センサ44、ならびに制御素子45を備える。
加熱素子43は、例えば従来型の電気抵抗体である。
温度センサ44は、例えば、従来の負の温度係数(NTC)サーミスタプローブである。
加熱素子43、温度センサ44、および制御素子45は、導管の少なくとも一箇所を所定の温度に保つように作用する。
これにより、導管40を通って流れる湯が、導管40の加熱された前記箇所を通る際に加熱される。
特に、加熱素子43は、導管40の前記少なくとも一箇所を加熱する。温度センサ44は、導管40の加熱された前記箇所の温度を検出する。制御素子45は、温度センサ44によって検出される温度を連続的に読取り、温度センサ44によって検出される温度を所定の温度に到達させるために加熱素子43を作動させる。
好ましくは、前記所定の温度が、所定のドリンク材料にとっての最適のホットドリンク製造に使用される湯の温度(例えばコーヒー製造の場合、最適のホットドリンク製造に使用される湯の温度は約105〜110℃)よりも高くなる。
好ましくは、制御素子45が、導管40の前記少なくとも一箇所を所定の温度に保持するのに必要な、単位時間あたりの熱エネルギー量を連続的に(例えば0.01秒毎)求める。
前記必要なエネルギー量は、導管の壁の温度を示し、つまり導管を通って流れる間の湯の低下温度である。実際に、ホットドリンク製造装置1のスイッチをオンしたとき、ホットドリンク製造装置1はオン状態だがユーザに使用されていないとき、または、使用される間隔があいていてホットドリンク製造装置1があまり使われていないときには、導管40(または少なくとも、湯沸装置30の外部に存在して湯沸装置30の壁と接触しない部分)が「冷えて」、温度低下は大きくなり、前記箇所を所定の温度で保つのに必要なエネルギー量は大きくなる。一方、ホットドリンク製造装置1が頻繁に使用される場合、導管の壁が熱くなり、温度低下は小さくなって、前記箇所を所定の温度に保持するのに必要なエネルギー量は小さくなる。
したがってこの実施例では、湯沸装置30内の湯の温度を連続的に調節するために制御装置60によって制御される制御量は、制御素子45によって所定の時間毎に求められる必要なエネルギー量である。
特に、制御装置60は、製造されるホットドリンクの品質を最適化することができる、ドリンク材料に到達する湯にとっての最適なホットドリンク製造温度にするために、制御素子45によって所定の時間毎に求められる必要なエネルギー量Enに基づいて、温度センサ31によって検出される温度Tdが設定されなければならない温度値を求めることができる所定のアルゴリズム[Td=f(En)]を記憶する。
前記アルゴリズムは、考えられる種類のドリンク材料に基づいて形成されることに加えて、導管40の長さ、導管40の直径、導管40の壁の厚さ、導管40の材料、およびホットドリンク製造装置1内部の導管40の設置形態のような、導管40を通って流れる湯の温度低下に影響を与える、他の要因にも基づいて形成される。
本発明のホットドリンク製造装置の上述された利点にさらに加えて、図6の実施例は、湯沸装置30内の湯の温度の調節領域を削減するという利点を持つ。実際に、導管40の一箇所を所定の温度に加熱することによって、ホットドリンク製造装置1のスイッチをオンしたとき、または「冷たい」(例えば常温の)湯が湯沸装置30からタンク10に供給されるとき、湯沸装置30内の湯の開始温度が、導管40を通って流れることによる大きい温度低下を補償するために開始温度が高く(例えば140℃に)しなければならない図2および図3の実施例の場合よりも低い温度値(例えば105〜110℃)に保つことができる。
好ましくは、加熱素子43および温度センサ44が電磁弁42に設けられ、典型的に電磁弁42は温度分散に比較的優れた構成品であるから、加熱素子43および温度センサ44が下流側に設けられる。
補償装置400が本発明によると、導管40の複数の箇所(または部分)をそれぞれの所定の温度で保ち、それぞれの箇所をそれぞれの所定の温度に保持するのに必要なエネルギー量を求めることができることに、出願人は気付いた。
この場合、制御装置60は、収容部50内のドリンク材料に到達する湯を最適のホットドリンク製造温度の範囲内に保つために、前記のような補償装置によって求められる複数の必要なエネルギー量に応じて、湯沸装置30内の湯の温度を連続的に調節する。
図7は、補償装置400が機能可能なように制御装置60と接続されておらず、導管40に両方とも取付けられた加熱素子46および温度センサ47ならびに制御素子48を備える、本発明のホットドリンク製造装置の第3の実施形態を示す。
加熱素子46は、例えば従来型の電気抵抗体である。
温度センサ47は、例えば、従来の負の温度係数(NTC)サーミスタプローブである。
加熱素子46、温度センサ47、および制御素子48は、導管40の全体または導管40の大部分を所定の温度に保つように作用する。
特に、加熱素子46は、導管40の全体または導管40の大部分を加熱する。温度センサ47は、加熱された導管40の温度を検出する。制御素子48は、温度センサ47によって検出される温度を連続的に読取り、温度センサ47によって検出される温度を所定の温度に到達させるために加熱素子46を制御する。
好ましくは、前記所定の温度は、所定のドリンク材料にとっての最適のホットドリンク製造に使用される湯の温度に等しいか、またはそれよりも少し高い温度である(例えばコーヒー製造の場合は約90〜95℃)。
導管40の全体が絶えず所定の温度に保たれ、導管を通って流れる湯は、ほぼ常に所定の時間毎に予測可能な同一の温度低下になるので、ホットドリンク製造装置1の動作状態および周囲の気候条件と無関係になる。
とりわけ、温度低下は、湯沸装置30内の湯の温度と導管40が一定に保たれる所定の温度との温度差、ならびに導管40の重量および材料に依存する。湯沸装置30内の湯の温度と導管40の所定の温度とが同一(例えば、所定のドリンク材料にとっての最適のホットドリンク製造に使用される湯の温度に同一)の場合、温度低下はない。
この実施形態によれば、導管を通って流れる湯が、ほぼ常に所定の時間毎に同一の所定の温度低下になることを、ホットドリンク製造装置の製造者が知ることができるので、前記の所定の温度低下に応じて、湯沸装置内の湯の最適の温度を、製造者が事前に決定することができる。
出願人は、本発明のホットドリンク製造装置が、ホットドリンク製造装置のコストに大幅な影響を与えることなく、上述された利点を達成することができることに気付いた。実際に本発明のホットドリンク製造装置は、従来のホットドリンク製造装置と比較してみると、導管に取付けられた少なくとも1つのさらなる温度センサ(図2および図3の実施形態)、または市場において極めて安価で入手可能な普及製品である、少なくとも1つのさらなる加熱素子および温度センサ(図6および図7の実施例)、ならびに従来のホットドリンク製造装置において既にある制御装置(例えばマイクロプロセッサ、図2,図3および図6の実施形態)を使用するだけでよい。
本発明によるホットドリンク製造装置の実施例の概略図を示す。 図1のホットドリンク製造装置の第1の実施形態の概略図を示す。 図2のホットドリンク製造装置の変形例の概略図を示す。 湯沸装置に収容された湯が設定されなければならない最適の温度値を計算するアルゴリズムに用いられる補正量X1に対する、図3の変形例によるホットドリンク製造装置の導管に取付けられた第1の温度センサによって測定される温度Tc1の典型の例を示す。 湯沸装置に収容された湯が設定されなければならない最適の温度値を計算するアルゴリズムに用いられる補正量X2に対する、図3の変形例によるホットドリンク製造装置の導管に取付けられた第2の温度センサによって測定される温度Tc2の典型の例を示す。 図1のホットドリンク製造装置の第2の実施形態の概略図を示す。 本発明のホットドリンク製造装置の第3の実施形態の概略図を示す。
符号の説明
1 ホットドリンク製造装置
30 湯沸装置
32 加熱源
40 導管
50 収容部
60 制御装置
400 補償装置

Claims (30)

  1. 加熱源(32)を備えた湯沸装置(30)と、
    ドリンクを作るためのドリンク材料を収容する収容部(50)と、
    前記湯沸装置(30)から前記収容部(50)に湯を供給する導管(40)と、
    前記加熱源(32)を制御して、前記湯沸装置(30)に収容された湯の温度を調節する制御装置(60)と、
    を備えたホットドリンク製造装置(1)であって、
    前記湯沸装置(30)から前記収容部(50)に前記導管(40)を通って流れる湯の温度低下を動的に補償する補償装置(400)を備えることを特徴とするホットドリンク製造装置(1)。
  2. 請求項1において、前記補償装置(400)が、前記導管(40)を通って流れる湯の温度低下を示す温度低下の量を検出するホットドリンク製造装置(1)。
  3. 請求項2において、前記の温度低下の量が前記導管(40)の少なくとも一箇所の温度と関係するホットドリンク製造装置(1)。
  4. 請求項2または3において、前記制御装置(60)が、前記補償装置(400)を制御して、前記補償装置(400)によって検出される前記の温度低下の量に基づき、前記湯沸装置(30)に収容された湯の温度を動的に調節するホットドリンク製造装置(1)。
  5. 請求項4において、前記制御装置(60)が、前記収容部(50)に収容された所定の種類のドリンク材料に到達する湯の最適のホットドリンク製造温度を得るために、前記補償装置(400)によって検出される前記の温度低下の量に基づいて、前記湯沸装置(30)内の湯が設定される最適の温度値を求めるホットドリンク製造装置(1)。
  6. 請求項4または5において、前記補償装置(400)が前記導管(40)に取付けられた温度センサ(41)を備えるホットドリンク製造装置(1)。
  7. 請求項6において、前記補償装置(400)によって検出される前記の温度低下の量が、前記温度センサ(41)によって検出される温度であり、前記制御装置(60)が、前記温度センサ(41)によって検出される前記の温度に基づいて前記湯沸装置内の湯の温度を調節するホットドリンク製造装置(1)。
  8. 請求項6または7において、前記補償装置(400)が、前記導管(40)に取付けられた、少なくとも1つのさらなる温度センサ(41a)を備えるホットドリンク製造装置(1)。
  9. 請求項8において、前記制御装置(60)が、前記少なくとも1つのさらなる温度センサ(41a)によって検出される温度にも基づいて、前記湯沸装置内の湯の温度を調節するホットドリンク製造装置(1)。
  10. 請求項4または5において、前記補償装置(400)が、前記導管(40)の少なくとも一箇所を所定の温度に保持するホットドリンク製造装置(1)。
  11. 請求項10において、前記補償装置(400)が、前記導管(40)の前記少なくとも一箇所を前記所定の温度に保持するのに必要なエネルギー量を求めるホットドリンク製造装置(1)。
  12. 請求項11において、前記補償装置(400)によって検出される前記の温度低下の量は、前記必要なエネルギー量であり、前記制御装置(60)が、その求められた必要なエネルギー量に基づいて前記湯沸装置(30)内の湯の温度を調節するホットドリンク製造装置(1)。
  13. 請求項10〜12のいずれか一項において、前記補償装置(400)が、前記導管(40)の前記少なくとも一箇所を加熱する加熱素子(43)を備えたホットドリンク製造装置(1)。
  14. 請求項13において、前記補償装置(400)が、前記導管(40)の前記加熱された箇所の温度を検出する温度センサ(44)を備えたホットドリンク製造装置(1)。
  15. 請求項14において、前記補償装置(400)が、前記温度センサ(44)によって検出される温度を読取り、前記温度センサ(44)によって検出された温度を所定の温度に到達するように前記加熱素子(43)を作動させる制御素子(45)を、さらに備えたホットドリンク製造装置(1)。
  16. 請求項10〜15のいずれか一項において、前記補償装置(400)が、前記導管(40)の少なくともさらに一箇所をさらなる所定の温度に保持するホットドリンク製造装置(1)。
  17. 請求項16において、前記補償装置(400)が、前記導管(40)の少なくともさらに一箇所を前記さらなる所定の温度に保持するのに必要なエネルギー量を求めるホットドリンク製造装置(1)。
  18. 請求項17において、前記制御装置(60)が、前記導管(40)の前記少なくともさらに一箇所を前記さらなる所定の温度に保持するのに必要とされる前記必要なエネルギー量にも基づいて、前記湯沸装置(30)内の湯の温度を調節するホットドリンク製造装置(1)。
  19. 請求項1において、前記補償装置(400)が、前記導管(40)の少なくとも大部分を所定の温度に保持するホットドリンク製造装置(1)。
  20. ホットドリンク製造装置(1)が、加熱源(32)を備えた湯沸装置(30)と、ホットドリンクを作るためのドリンク材料を収容する収容部(50)と、湯を前記湯沸装置(30)から前記収容部(50)に供給する導管(40)とを備え、
    a)前記湯沸装置(30)内の湯の温度を所定の温度に設定するように前記加熱源(32)を作動させる工程を備えたホットドリンク製造装置の湯温調節方法であって、
    b)前記湯沸装置(30)から前記収容部(50)に前記導管(40)を通って流れる湯の温度低下を動的に補償する工程を備えることを特徴とするホットドリンク製造装置の湯温調節方法。
  21. 請求項20において、前記工程b)が、前記導管(40)を通って流れる湯の温度低下を示す温度低下の量を検出するホットドリンク製造装置の湯温調節方法。
  22. 請求項21において、前記の温度低下の量が、前記導管(40)の少なくとも一箇所の温度と関係するホットドリンク製造装置の湯温調節方法。
  23. 請求項21または22において、前記工程b)が、前記湯沸装置(30)内の湯が設定される前記所定の温度を前記検出された温度低下の量に基づいて求めるホットドリンク製造装置の湯温調節方法。
  24. 請求項23において、前記工程a)が、前記湯沸装置(30)に収容された湯の温度を検出し、前記湯沸装置(30)内の湯の温度が、前記工程b)で前記検出された温度低下の量に基づいて求められた前記所定の温度値に到達するように、その検出された温度に従い前記加熱源(32)のスイッチをオン/オフするホットドリンク製造装置の湯温調節方法。
  25. 請求項21〜24のいずれか一項において、前記工程b)において検出される温度低下の量が、前記導管(40)の少なくとも一箇所の温度であるホットドリンク製造装置の湯温調節方法。
  26. 請求項21〜24のいずれか一項において、前記工程b)が、前記導管(40)の少なくとも一箇所を所定の温度に保持するホットドリンク製造装置の湯温調節方法。
  27. 請求項26において、前記工程b)が、前記導管(40)の前記少なくとも一箇所を前記所定の温度に保持するのに必要なエネルギー量を求めるホットドリンク製造装置の湯温調節方法。
  28. 請求項27において、前記工程b)で検出される温度低下の量が前記必要なエネルギー量であるホットドリンク製造装置の湯温調節方法。
  29. 請求項20において、前記工程b)が、前記導管(40)の少なくとも大部分を所定の温度に保持するホットドリンク製造装置の湯温調節方法。
  30. 請求項29において、前記工程b)が、前記導管(40)の全体を前記所定の温度に保持するホットドリンク製造装置の湯温調節方法。
JP2008511599A 2005-05-17 2006-05-12 ホットドリンクを製造する装置およびその装置の湯温調節方法 Expired - Fee Related JP5097109B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/IT2005/000279 WO2006123370A1 (en) 2005-05-17 2005-05-17 Appliance for producing hot drinks
ITPCT/IT2005/000279 2005-05-17
PCT/EP2006/004484 WO2006122720A1 (en) 2005-05-17 2006-05-12 Appliance for producing hot drinks

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008540002A true JP2008540002A (ja) 2008-11-20
JP2008540002A5 JP2008540002A5 (ja) 2009-05-14
JP5097109B2 JP5097109B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=35056892

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008511869A Expired - Fee Related JP4914980B2 (ja) 2005-05-17 2005-05-17 ホットドリンクを製造する装置
JP2008511599A Expired - Fee Related JP5097109B2 (ja) 2005-05-17 2006-05-12 ホットドリンクを製造する装置およびその装置の湯温調節方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008511869A Expired - Fee Related JP4914980B2 (ja) 2005-05-17 2005-05-17 ホットドリンクを製造する装置

Country Status (12)

Country Link
US (3) US20080190298A1 (ja)
EP (2) EP1898757B1 (ja)
JP (2) JP4914980B2 (ja)
CN (2) CN101208033B (ja)
AT (2) ATE441347T1 (ja)
AU (2) AU2005331987B2 (ja)
DE (2) DE602005016468D1 (ja)
ES (2) ES2332279T3 (ja)
NZ (1) NZ563441A (ja)
PL (2) PL1898757T3 (ja)
PT (2) PT1898757E (ja)
WO (2) WO2006123370A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018110696A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯装置
JP2020022626A (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 株式会社Tree Field 飲料製造装置
JP2020512066A (ja) * 2017-03-24 2020-04-23 ラ マルゾッコ エス アール エルLa Marzocco S.R.L. 水温を調整する改良システムを備えたエスプレッソコーヒーマシン及びエスプレッソコーヒーマシンの水温を調整する方法
JP2021073045A (ja) * 2021-02-15 2021-05-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯装置

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005030822A1 (de) * 2005-07-01 2007-01-11 Krones Ag Verfahren und Vorrichtung zum Überwachen eines Verdampfers
EP1886605A1 (en) * 2006-08-08 2008-02-13 CME di Faccinti A. Machine for the preparation of coffee and the like
IT1393999B1 (it) * 2009-04-01 2012-05-17 Rancilio Macchine Caffe Macchina per la preparazione di infusi, in particolare caffe' espresso, gruppo erogatore e metodo di realizzazione della stessa
US8006611B2 (en) * 2009-04-22 2011-08-30 Uni-Splendor Corp. Water feeding device of hot drink maker
DE102009036089A1 (de) * 2009-08-04 2011-02-17 Wmf Württembergische Metallwarenfabrik Ag Einrichtung zur Bevorratung von Milch
EP2397054A1 (de) * 2010-06-15 2011-12-21 Jura Elektroapparate AG Brühvorrichtung mit einem Kaffee-Nacherhitzer
CN108814312A (zh) 2011-11-23 2018-11-16 星巴克公司贸易用名星巴克咖啡公司 泡制饮料的设备、系统和方法
ITRE20110109A1 (it) * 2011-12-07 2013-06-08 Redox S R L Macchina da caffe' a risparmio energetico
DE202012009074U1 (de) * 2012-09-21 2012-11-08 Eugster/Frismag Ag Vorrichtung zur Bereitung von wahlweise kaltem oder warmem Milchschaum oder Abgabe wahlweise kalter oder warmer Milch
US20160213193A1 (en) * 2013-09-23 2016-07-28 Gino Creation Co., Ltd. Beverage preparation apparatus with central constant temperature water supply
WO2015077237A2 (en) 2013-11-20 2015-05-28 Starbucks Corporation D/B/A Starbucks Coffee Company Cooking system power management
USD738667S1 (en) 2013-11-20 2015-09-15 Starbucks Corporation Beverage brewing apparatus
CN103892711B (zh) * 2014-04-02 2016-04-13 深圳市赛亿科技开发有限公司 一种多参数快速加热饮水器及其控制方法
PT3174441T (pt) * 2014-07-29 2020-06-17 Nestle Sa Aquecedor de tubo instantâneo com controlo de temperatura homogéneo
EP3114972B1 (de) * 2015-07-09 2017-08-23 Qbo Coffee GmbH Getränkezubereitungsmaschine
ITUB20160837A1 (it) 2016-02-19 2016-05-19 Sandenvendo Europe S P A Sistema e metodo per preparare bevande.
CN107401731A (zh) * 2016-05-19 2017-11-28 苏州昆仑工业设计有限公司 一种用于灯具的喷雾式自动降温装置
CN106667271A (zh) * 2017-03-01 2017-05-17 深圳鼎加弘思饮品科技有限公司 饮品机的温度补偿装置及其控制方法和饮品机
CN110461197B (zh) * 2017-04-11 2022-07-19 雀巢产品有限公司 带饮料排放装置的饮料制备设备
JP6844422B2 (ja) * 2017-05-31 2021-03-17 タイガー魔法瓶株式会社 飲料製造装置
CN109820422A (zh) * 2017-11-23 2019-05-31 德隆奇电器单一股东有限责任公司 制备饮料的机器和方法
CN108378700B (zh) * 2018-03-07 2020-03-27 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 一种饮水装置水温的控制方法、控制系统及饮水装置
EP3643210A1 (de) 2018-10-25 2020-04-29 Jura Elektroapparate AG Verfahren zum erzeugen eines kaffeegetränks in einem kaffeeautomaten
IT201900001623A1 (it) 2019-02-05 2020-08-05 La Marzocco Srl Macchina macina caffè con sistema di dosatura perfezionato e relativo metodo
CN112369920B (zh) * 2020-10-23 2022-07-01 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 用于即热式饮水设备的方法、处理器、装置及存储介质
CN112263143B (zh) * 2020-10-23 2022-06-14 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 用于即热式饮水设备的方法、装置、存储介质及处理器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004332985A (ja) * 2003-05-02 2004-11-25 Inax Corp 即湯システム
JP2005509477A (ja) * 2001-11-20 2005-04-14 エム シェーラー アクチェンゲゼルシャフト コーヒーマシン

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3100434A (en) * 1960-01-08 1963-08-13 George R Bunn Coffee making machine
DE3316158A1 (de) * 1983-05-03 1984-11-08 Württembergische Metallwarenfabrik AG, 7340 Geislingen Kaffeemaschine zum wahlweisen bruehen von normalkaffee oder espresso
US4613745A (en) 1984-04-06 1986-09-23 North American Systems, Inc. Electric water heating apparatus for a drip coffee maker
IT1235261B (it) * 1989-01-30 1992-06-26 Illycaffe Spa Macchina da caffe'.
DE3937000C2 (de) * 1989-11-07 1995-05-04 Willi Marco Kaffeemaschine zur wahlweisen Zubereitung von Espresso-Kaffee oder Filterkaffee
US5440972A (en) * 1991-08-01 1995-08-15 English; Philip H. Portable beverage brewing device
CN2136624Y (zh) * 1992-03-05 1993-06-23 上海申美饮料食品有限公司 自动配料热饮机
CN2136421Y (zh) * 1992-10-22 1993-06-16 上海百事可乐饮料有限公司 热饮机
DE4435100A1 (de) * 1994-09-30 1996-04-04 Braun Ag Verfahren zur Regelung der Wassertemperatur in einer Brühgetränkemaschine
US5551331A (en) * 1995-05-15 1996-09-03 Grindmaster Corporation Espresso apparatus with improved heating of the brew head and boiler
DE69507147T2 (de) * 1995-10-31 1999-07-01 Illycaffe Spa Verbesserte Kaffeemaschine
JP3120746B2 (ja) * 1997-01-20 2000-12-25 松下電器産業株式会社 コーヒー抽出器
US6164189A (en) * 1999-10-12 2000-12-26 Bunn-O-Matic Corporation Heated water dispensing system
CN2560285Y (zh) * 2002-03-28 2003-07-16 蔡文军 一种全自动热饮料饮水机
JP4012006B2 (ja) * 2002-08-09 2007-11-21 ホシザキ電機株式会社 湯供給装置
EP1433403A1 (de) * 2002-12-24 2004-06-30 John Schild Espresso-Kaffeemaschine und Verfahren zum Betrieb derselben
US7017472B2 (en) * 2003-10-10 2006-03-28 Hp Intellectual Corp. Brewing apparatus water temperature control
JP2005338913A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd カップ式飲料自動販売機
US7673556B2 (en) * 2004-07-19 2010-03-09 Spencer William L Coffee maker and method of use
US7401545B2 (en) * 2004-11-09 2008-07-22 Nestec S.A. Method and apparatus for optimizing variable liquid temperatures

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005509477A (ja) * 2001-11-20 2005-04-14 エム シェーラー アクチェンゲゼルシャフト コーヒーマシン
JP2004332985A (ja) * 2003-05-02 2004-11-25 Inax Corp 即湯システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018110696A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯装置
JP2020512066A (ja) * 2017-03-24 2020-04-23 ラ マルゾッコ エス アール エルLa Marzocco S.R.L. 水温を調整する改良システムを備えたエスプレッソコーヒーマシン及びエスプレッソコーヒーマシンの水温を調整する方法
JP2020022626A (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 株式会社Tree Field 飲料製造装置
JP7217494B2 (ja) 2018-08-07 2023-02-03 株式会社大都技研 飲料製造装置
JP2021073045A (ja) * 2021-02-15 2021-05-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯装置
JP7113278B2 (ja) 2021-02-15 2022-08-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯装置

Also Published As

Publication number Publication date
AU2006246636B2 (en) 2011-04-28
US20080264264A1 (en) 2008-10-30
US8176839B2 (en) 2012-05-15
CN101203164A (zh) 2008-06-18
EP1898757A1 (en) 2008-03-19
PT1898758E (pt) 2009-09-11
EP1898758B1 (en) 2009-07-08
ATE441347T1 (de) 2009-09-15
EP1898758A1 (en) 2008-03-19
WO2006122720A1 (en) 2006-11-23
EP1898757B1 (en) 2009-09-02
NZ563441A (en) 2010-08-27
DE602006007707D1 (de) 2009-08-20
AU2006246636A1 (en) 2006-11-23
AU2005331987A1 (en) 2006-11-23
JP5097109B2 (ja) 2012-12-12
US20120222666A1 (en) 2012-09-06
ES2332279T3 (es) 2010-02-01
AU2005331987B2 (en) 2011-03-31
PL1898758T3 (pl) 2009-12-31
PL1898757T3 (pl) 2010-02-26
JP4914980B2 (ja) 2012-04-11
CN101208033A (zh) 2008-06-25
ES2329407T3 (es) 2009-11-25
PT1898757E (pt) 2009-11-04
JP2008540024A (ja) 2008-11-20
DE602005016468D1 (ja) 2009-10-15
CN101208033B (zh) 2010-05-12
US20080190298A1 (en) 2008-08-14
ATE435606T1 (de) 2009-07-15
WO2006123370A1 (en) 2006-11-23
CN101203164B (zh) 2010-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5097109B2 (ja) ホットドリンクを製造する装置およびその装置の湯温調節方法
RU2565657C2 (ru) Быстрый разогрев устройства тепловой обработки, например, для кофемашины
EP3057481B1 (en) Device and process for a controlled beverage dispensing
EP2254448B1 (en) Hybrid apparatus for preparing beverages
US8621980B2 (en) Temperature control system
JP2005509477A (ja) コーヒーマシン
JP2013531526A5 (ja)
EP2413755B1 (en) Machine for infusion preparation, in particular espresso coffee, supplying group and manufacturing method thereof
AU2011267130A1 (en) Fast heat-up of a thermal conditioning device e.g. for coffee machine
IL125040A (en) coffee machine
AU2010316754A1 (en) Improved method and machine for preparing espresso coffee
RU2568709C2 (ru) Динамический двухконтурный проточный нагреватель
WO2011133978A1 (en) Continuous flow kettle for dispensing hot liquids
NZ563442A (en) Appliance for producing hot drinks

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090325

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees