JP2008538201A - ボディウォッシュ用添加剤 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ボディウォッシュ用添加剤を包含する。その添加剤は、日焼け止め剤を含んでもよい。添加剤は、2種、3種、またはそれ以上の日焼け止め剤を含んでもよい。場合によっては、1種以上の日焼け止め剤を封入してもよい。さらに、本発明は、添加剤を製造および使用する方法、および添加剤、例えば、日焼け止め剤を含む添加剤を含有するボディウォッシュも包含する。本発明の添加剤は、非日焼け止め活性物質をさらに含み得る。

Description

(引用)
本願は、2005年1月31日に出願された米国仮出願番号60/648,961、ならびに2005年3月8日に出願された米国特許出願番号11/076,565;同11/076,089;同11/076,517;同11/076,088;および同11/076,507の利益を主張し、これらの米国出願の全ては、その全体が本明細書中に参考として援用される。
(発明の背景)
紫外線への暴露、主として太陽光線への暴露によって、皮膚の早期老化、弾力の喪失、しわの発生、乾燥、および皮膚ガン発症の危険性の増加を始めとする数多くの悪影響が引き起こされる。これらの悪影響から保護するために、現在、数多くの日焼け止め剤製品が市販されている。これらの製品の全ては、クリーム、軟こう剤、ローション、溶液または懸濁液中に導入される、太陽の有害な光線のいくつかをろ過して取り除くことが知られている薬剤を含む。このような製品を太陽の照射が予想される直前に適用して短時間の保護を提供し、入浴、洗浄または皮膚の正常な剥離作用によって除去される。ボディウォッシュの形態の石ケンは、何年もの間、その界面活性剤組成物および関連する電荷によって、油を除去するために使用されてきた。通常の石ケンは、正および負の両方の電荷を含む。日焼け止め剤と石ケン(すなわち、界面活性剤)とを組み合わせることは試みられていたが、統合性を保つ組成物における、高い日焼け防止指数(SPF)と持続性のある効果との理想的な組み合わせは提供されていない。ボディウォッシュと同時に適用される場合、日焼け止め剤に加えて他の添加剤も潜在的には有用であるが、現在、ほとんどの製品は、この潜在性を利用していない。本発明はこれらの不足を取り扱う。
(発明の要旨)
本発明は、添加剤を含むボディウォッシュを包含する。添加剤は、日焼け止め剤を含んでもよい。さらに本発明は、添加剤、たとえば、日焼け止め剤を含む添加剤を含むボディウォッシュを製造する方法および使用する方法も包含する。
一態様では、本発明は、日焼け止め剤を含む添加剤を含むボディウォッシュであって、ボディウォッシュを皮膚へ1回適用し濯いだ後、皮膚は平均SPFが少なくとも約15で太陽光から保護されるボディウォッシュを提供する。ある実施形態では、SPF15は、濯いだ後、平均で少なくとも約4時間保たれる。ある実施形態では、日焼け止め剤を、たとえば、ゾル−ゲルマイクロカプセル中に封入する。ある実施形態では、日焼け止め剤は、アミノ安息香酸、アボベンゾン、シノキサート、ジオキシベンゾン、ホモサラート、アントラニル酸メンチル、オクトクリレン、メトキシ桂皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、オキシベンゾン、パジマートO、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、スルイソベンゾンまたはサリチル酸トロラミンの有機日焼け止め剤である。ある実施形態では、日焼け止め剤は桂皮酸誘導体である。ある実施形態では、添加剤は3種の有機日焼け止め剤を含む。ある実施形態では、3種の有機日焼け止め剤は、アミノ安息香酸、アボベンゾン、シノキサート、ジオキシベンゾン、ホモサラート、アントラニル酸メンチル、オクトクリレン、メトキシ桂皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、オキシベンゾン、パジマートO、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、スルイソベンゾンおよびサリチル酸トロラミンからなる群から選択される。実施形態は、さらに、無機日焼け止め剤を含んでもよい。ある実施形態では、無機日焼け止め剤は、酸化亜鉛および二酸化チタンからなる群から選択される。ある実施形態では、日焼け止め剤はUVB吸収日焼け止め剤であり、組成物は、UVA吸収日焼け止め剤および物理的遮断日焼け止め剤も含み、ここで、UVB吸収日焼け止め剤は、アミノ安息香酸、シノキサート、ジオキシベンゾン、ホモサラート、オクトクリレン、メトキシ桂皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、オキシベンゾン、パジマートO、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、スルイソベンゾンおよびサリチル酸トロラミンからなる群から選択され、UVA吸収日焼け止め剤は、アボベンゾンおよびアントラニル酸メンチルからなる群から選択され、物理的遮断日焼け止め剤は、二酸化チタンおよび酸化亜鉛からなる群から選択される。実施形態では、さらに、カチオン性ポリマーが含まれてもよい。ある実施形態では、カチオン性ポリマーはポリクオタニウムである。ある実施形態では、ポリクオタニウムは、ポリクオタニウム−4、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−11、ポリクオタニウム−22、ポリクオタニウム−27、ポリクオタニウム−44、ポリクオタニウム−51またはポリクオタニウム−64である。好ましい実施形態では、カチオン性ポリマーはポリクオタニウム−4である。また、実施形態は、フィルム形成剤、防腐剤および/または太陽光への暴露の際安定な酸化防止剤を含んでもよい。
他の態様では、本発明は、日焼け止め剤を含む添加剤を含むボディウォッシュであって、ボディウォッシュを皮膚へ適用し濯いだ後、日焼け止め剤は、適用し濯いだ後皮膚へ平均で30ミクロン以下侵入するボディウォッシュを提供する。この態様のある実施形態では、ボディウォッシュを皮膚へ適用し濯いだ後、皮膚は少なくとも平均約15のSPFで太陽光から保護される。
更なる態様では、本発明は、UVA吸収日焼け止め剤と、UVB吸収日焼け止め剤と、物理的遮断日焼け止め剤と、カチオン性ポリマーとを含むボディウォッシュを提供する。ある実施形態では、UVB−吸収日焼け止め剤は、アミノ安息香酸、シノキサート、ジオキシベンゾン、ホモサラート、オクトクリレン、メトキシ桂皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、オキシベンゾン、パジマートO、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、スルイソベンゾンおよびサリチル酸トロラミンからなる群から選択され、UVA吸収日焼け止め剤は、アボベンゾンおよびアントラニル酸メンチルからなる群から選択され、物理的遮断日焼け止め剤は、二酸化チタンおよび酸化亜鉛からなる群から選択され、カチオン性ポリマーはポリクオタニウムである。これらの実施形態の中には、メトキシ桂皮酸オクチル、オクトクリレン、アボベンゾン、二酸化チタンおよびポリクオタニウム−4、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−11、ポリクオタニウム−22、ポリクオタニウム−27、ポリクオタニウム−44、ポリクオタニウム−51またはポリクオタニウム−64からなる群から選択されるポリクオタニウムを含むものもある。好ましいポリクオタニウムはポリクオタニウム−4である。メトキシ桂皮酸オクチルは、たとえばゾル−ゲルマイクロカプセルに封入されていてもよい。メトキシ桂皮酸オクチルは約4.5〜9%存在することができ、オクトクリレンは約0.5〜15%存在することができ、アボベンゾンは約2〜4%存在することができ、二酸化チタンは約3〜9%存在することができる。さらに、ポリクオタニウム−4を含むこれらの実施形態では、ポリクオタニウム−4は約0.5〜3%存在することができる。ある実施形態では、メトキシ桂皮酸オクチルは約7.6%存在し、オクトクリレンは約11.3%存在し、アボベンゾンは約2.8%存在し、二酸化チタンは約6.5%存在する。さらに、ポリクオタニウム−4を含むこれらの実施形態では、ポリクオタニウム−4は約2.8%存在することができる。また、フィルム形成剤も、たとえば約1.5%存在することができる。この態様では、請求するボディウォッシュは、さらに非日焼け止め活性物質を含む可能性がある。ある実施形態では、非日焼け止め活性物質は、ステロイド系抗炎症剤、鎮痛剤、抗真菌剤、抗菌薬および駆虫薬、抗アレルゲン性物質、医薬品、皮膚発疹、皮膚病および皮膚炎薬物、防虫剤、酸化防止剤、発毛促進剤、毛髪脱色剤、消臭化合物およびこれらの組み合わせならびに混合物からなる群から選択される。ある実施形態では、少なくとも1種の日焼け止め剤は、たとえばゾル−ゲルマイクロカプセルに封入されている。ある実施形態では、カチオン性ポリマーはポリクオタニウムである。実施形態の中には、ポリクオタニウムが、ポリクオタニウム−4、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−11、ポリクオタニウム−22、ポリクオタニウム−27、ポリクオタニウム−44、ポリクオタニウム−51またはポリクオタニウム−64であるものもある。好ましい実施形態では、カチオン性ポリマーはポリクオタニウム−4である。また、実施形態は、フィルム形成剤、防腐剤および/または太陽光への暴露の際安定な酸化防止剤を含んでもよい。
(参照による援用)
本明細書に記載する全ての刊行物および特許出願は、個々の刊行物または特許出願が具体的かつ個別に参照によって組み込まれると示すのと同じ程度に、参照によって本明細書に組み込まれる。
(発明の詳細な説明)
本発明は、活性剤/ボディウォッシュの組み合わせを提供するために、ボディウォッシュ組成物に加えてもよい1種以上の活性成分(本明細書にて「活性剤」とも言う)を含む組成物を包含する。また本発明は、そのような活性成分を含むボディウォッシュも包含する。ある実施形態では、活性成分は1種以上の日焼け止め剤である。本発明はさらに、該組成物の使用方法および製造方法、ならびにビジネス方法も包含する。
本明細書で使用される「ボディウォッシュ」は、体に適用される全ての洗浄媒体を包含する。洗浄媒体の例示的な形態として、液体、棒、ジェル、泡、エアゾールスプレーまたはポンプスプレー、クリーム、ローション、スティック、粉末、パッチや小タオルに組み込まれたものが挙げられるが、これらに限定されない。さらに、合成洗剤も同様に使用してもよい。ボディウォッシュは任意の適切な製品形態に作ることができる。したがって、本明細書で使用される「ボディウォッシュ」として、液体および固形石ケンを含む石ケン;シャンプー;ヘアコンディショナー;角質除去シャワージェルを含むシャワージェル;泡浴用剤(たとえば、ゲル、石ケンまたはローション);牛乳浴剤;ジェルタイプクレンジング剤、液体クレンジング剤および清浄用固形物を含む合成洗剤;湿潤小タオル;ボディーローション;ボディースプレー、ミストまたはジェル;浴用発泡錠(たとえば、泡立て剤);ハンドおよびネイルクリーム;浴用/シャワージェル;シャワークリーム;脱毛クリーム;髭剃り製品、たとえば、シェービングクリーム、ジェル、フォームまたは石ケン、アルターシェーブ、アフターシェーブ保湿剤;ならびにこれらの組み合わせおよび皮膚および毛髪を含む体を清浄にするために、または適用後のポストクレンジングのために使用する組成物との組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。本発明におけるボディウォッシュとしては、石ケン、たとえば、液体石ケンおよび固形石ケン、およびシャンプーが特に有用である。
(I.組成物)
一態様では、本発明は、活性成分を含む添加剤であって、ボディウォッシュ(たとえば、石ケンまたはシャンプー)に添加されるように設計されている添加剤を提供する。ある実施形態では、本発明は、ボディウォッシュ製品に添加され、日焼け防止を付与する日焼け止め剤組成物(「日焼け止め剤添加剤」)を提供する。ある実施形態では、本発明は、日焼け止め剤添加剤とボディウォッシュ製品との組み合わせ(「日焼け止め剤/ボディウォッシュ」)を提供する。したがって、本発明の日焼け止め剤添加剤は、通常のボディウォッシュと混合してもよく、あるいは、本発明は予め混合された日焼け止め剤/ボディウォッシュを提供する。どちらも、日焼け止め剤/ボディウォッシュ組成物は、一般的に、ボディウォッシュ単独として同じ方法で適用され、典型的には濯ぐが、たとえば日焼け止め剤である添加剤による保護は、濯いだ後も皮膚に残る。時には、たとえば合成洗剤の場合、ボディウォッシュを適用し、濯がない場合もある。日焼け止め剤/ボディウォッシュの一部としての日焼け止め剤添加剤に関して、適用し、典型的には、濯いた後の日焼け止め剤による保護は、平均のSPFが1を超え、約50までである。本明細書で使用するSPFに関連して、「平均SPF」は、約5〜約50人の被験体、または約5〜約20人の被験体、または約5〜約10人の被験体(ここで該被験体はII型皮膚を持つのが好ましい)について、本明細書で記載するように測定したSPFである。ある実施形態では、濯いた後の日焼け止め剤/ボディウォッシュによって付与された平均SPFは、約1〜約50、約2〜約50、約2〜約40、約2〜約30、約2〜約20、約2〜約10、約2〜約5、約5〜約25、約5〜約20、約5〜約15、または約5〜約10である。ある実施形態では、濯いた後の日焼け止め剤/ボディウォッシュによって付与される平均SPFは、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19または20を超える。ある好ましい実施形態では、濯いだ後の平均SPFは約2を超える。ある好ましい実施形態では、濯いだ後の平均SPFは約5を超える。ある好ましい実施形態では、濯いだ後の平均SPFは約10を超える。ある好ましい実施形態では、濯いだ後の平均SPFは約15を超える。ある実施形態では、本発明の日焼け止め剤/ボディウォッシュによって付与される平均SPFは、濯いだ後平均で少なくとも約0.5、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10時間あるいは約10時間を超える間、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19または20を超えて維持する。ある実施形態では、本発明の日焼け止め剤/ボディウォッシュにより付与される平均SPFは、1回目の洗浄の後、追加の洗浄によって増加し、第2回、3回、4回または5回目の洗浄の後、付与されるSPFは、約2、4、6、8、10、15、20、25、30、40、45、または約45を超える可能性がある。
SPFは、紅斑に対する日焼け止め剤の光保護性について、通常使用される測定値である。この数値は、他のパラメータ、最小紅斑量(MED)から誘導される。MEDは、「後発性紅斑応答を発現させる特定の波長での最小照射線量」と定義される。MEDは、皮膚を照射するエネルギーの量および照射に対する皮膚の応答性を示す。特定の光保護剤のSPFは、保護された皮膚のMEDを保護されていない皮膚のMEDで除することによって得る。SPFが高いほど、日焼けの保護において薬剤の効果は高い。SPF値は、人が1MEDを受けるまで、何倍長く日向にいることができるかを示す。たとえば、SPFが6の日焼け止め剤を利用した場合、個人は、1MEDを受けるまで、日向に6倍長くいられる。日焼け止め剤のSPF値が増すにつれて、皮膚の日焼けの発症は少なくなっていく。通常、市販の日焼け止め剤製品は、約2〜45の範囲のSPF値を有する。
SPFを測定する方法は、たとえば、FDAモノグラフC.F.R.21に記載されている。測定前に日焼け止め剤を適用する方法は以下のとおりである。50cmの正方形試験域を、シリンジを使用し、10mlの水を送って湿らせる。試験試料をFDAモノグラフに従って、領域に適用する。製品が皮膚に吸収されるように、3分間被験体上であわ立てる。さらに2分後、20mlの水で濯ぐ。軽く抑えて水を取り、15分そのままにし、その後FDAモノグラフに従って放射線に暴露させる。
ある実施形態では、添加剤(たとえば、日焼け止め剤)を含むボディウォッシュを皮膚に適用し、濯いだ後、添加剤(たとえば、日焼け止め剤)は、皮膚表面の下へ、平均で少なくとも約5ミクロン侵入する。ある実施形態では、添加剤は、皮膚表面の下へ、平均で少なくとも約10、15、20、25、30、40、50、60、70、80、90、100、120または150ミクロン侵入する。ある実施形態では、添加剤(たとえば、日焼け止め剤)を含むボディウォッシュを皮膚へ適用し、濯いだ後、添加剤(たとえば、日焼け止め剤)は、皮膚表面の下へ、平均で約30ミクロン以下侵入する。ある実施形態では、添加剤は、皮膚表面の下へ、平均で約50、40、30、25、20、15、10または5ミクロン以下侵入する。ある実施形態では、添加剤(たとえば、日焼け止め剤)を含むボディウォッシュを皮膚に適用し、濯いだ後、添加剤(たとえば、日焼け止め剤)は、皮膚表面の下へ、平均して、約5〜約50、約5〜約40、約5〜約30、約10〜約40、約15〜約40、約20〜約40、あるいは約5、10、15、20、25、30、25、40、45または50ミクロン侵入する。侵入の深さは、テープストリッピング法によって試験してもよく、これは業界でよく知られている。
本発明の日焼け止め剤添加剤および日焼け止め剤/ボディウォッシュは、少なくとも1種の日焼け止め剤を含む。ある実施形態では、本発明の日焼け止め添加剤は、1種、2種、3種、4種、または5種以上の日焼け止め剤を含む。好ましい実施形態では、本発明の日焼け止め添加剤は、3種の日焼け止め剤を含む。他の好ましい実施形態では、本発明の日焼け止め添加剤は、4種の日焼け止め剤を含む。日焼け止め剤は、有機であっても無機であってもよい。日焼け止め剤は、UVA吸収剤、UVB吸収剤、物理的遮断剤、あるいはこれらの任意の組み合わせであってもよい。ある実施形態では、1種以上の日焼け止め剤が封入されている。本明細書に記載するように、数多くのタイプの封入を使用してよい。
本発明の組成物は、日焼け止め剤ではない1種以上の活性剤を含んでもよく、ここで、組成物は、ボディウォッシュに対する添加剤として設計される。本発明のある組成物では、活性剤は、1種以上の日焼け止め剤と組み合わせて提供される。ある組成物では、活性剤は日焼け止め剤なしで提供される。
本発明の添加剤、たとえば日焼け止め添加剤および添加剤/ボディウォッシュ、たとえば日焼け止め剤/ボディウォッシュは、さらに、タンパク質ならびに皮膚および/または毛髪の他の帯電成分に接着するのを補助するために、系に正の電荷を付与する1種以上の成分、たとえばカチオン性ポリマー剤を含んでもよい。カチオン性ポリマーは、たとえば、ポリクオタニウム等のクオタニウム(quaternium)であってよい。
本発明の添加剤、たとえば日焼け止め添加剤、および添加剤/ボディウォッシュ、たとえば、日焼け止め剤/ボディウォッシュは、さらに、フィルム形成剤を含んでもよい。
本発明の添加剤、たとえば日焼け止め添加剤、および添加剤/ボディウォッシュ、たとえば、日焼け止め剤/ボディウォッシュの他の任意の成分として、以下に記載する、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、液体炭化水素(たとえば、ペンタンと同様)、発泡剤(たとえば、カチオン性発泡剤)、皮膚栄養成分、抗菌薬、薬物等を含む。
本発明の添加剤、たとえば日焼け止め添加剤は、従来のボディウォッシュの任意のものと組み合わせてもよい。添加剤、たとえば日焼け止め添加剤と組み合わされたボディウォッシュ組成物は、先に記載したように、業界で公知のあるいは当業者には明らかないかなるボディウォッシュであってもよい。添加剤が非日焼け止め活性物質である実施形態では、添加剤は、局所的適用を意図するいかなる組成物とも組み合わせてよい。これらの実施形態では、添加剤は、しばしば、たとえば、ゾル−ゲルマイクロカプセルに封入されている。
ある実施形態では、本発明は、ボディウォッシュ組成物と組み合わせた添加剤、たとえば日焼け止め添加剤を提供し、添加剤/ボディウォッシュ、たとえば日焼け止め剤/ボディウォッシュ組成物を提供する。これらの実施形態では、本発明の添加剤、たとえば日焼け止め添加剤は、1種以上の界面活性剤との組み合わせで提供される。界面活性剤(複数を含む)は、カチオン性、アニオン性、非イオン性、双イオン性、両性またはこれらの組み合わせであってよい。好ましい実施形態では、本発明の日焼け止め剤/ボディウォッシュ組成物は、少なくとも1種のカチオン性界面活性剤を含む。
(A.日焼け止め剤)
本発明の日焼け止め添加剤および日焼け止め剤/ボディウォッシュは、少なくとも1種の日焼け止め剤を含む。日焼け止め剤は、有機であっても、無機であってもよく、あるいはこれらの組み合わせを使用してもよい。本発明で使用される日焼け止め剤は、UV吸収剤または遮断剤(たとえば、多くの無機日焼け止め剤はUV遮断剤である)を含む。UV吸収剤は、UVBまたはUVA吸収剤(たとえば、UVA IまたはUVA II吸収剤)であってもよい。ある実施形態では、本発明の日焼け止め添加剤または日焼け止め剤/ボディウォッシュは、有機および無機日焼け止め剤を含む。ある実施形態では、本発明の日焼け止め添加剤または日焼け止め剤/ボディウォッシュは、2種以上の有機日焼け止め剤(たとえば、少なくとも1種のUVB吸収剤および少なくとも1種のUVA吸収剤)と、少なくとも1種の無機日焼け止め剤とを含む。ある実施形態では、本発明の日焼け止め添加剤は、物理的遮断日焼け止め剤、たとえば二酸化チタンのみを含む。これらの実施形態では、さらに、カチオン性ポリマーおよび/またはフィルム形成剤、ならびに日焼け止め添加剤に関して本明細書で記載した他の任意の成分を含んでもよい。
添加成分は、本明細書で記載するように、フィルム形成剤、カチオン性ポリマー、酸化防止剤、防腐剤などを含んでもよい。ある実施形態では、本発明の日焼け止め添加剤または日焼け止め剤/ボディウォッシュは有機および無機日焼け止め剤を含む。ある実施形態では、本発明の日焼け止め添加剤または日焼け止め剤/ボディウォッシュは、2種以上の有機日焼け止め剤(たとえば、少なくとも1種のUVB吸収剤および少なくとも1種のUVA吸収剤)および少なくとも1種の無機日焼け止め剤を含む。
好ましい実施形態では、本発明で使用される1種以上の日焼け止め剤は、封入されている。
業界で公知のあるいは当業者に明らかないかなる日焼け止め剤も、本発明で使用してよい。本明細書で使用する用語「日焼け止め」または「日焼け止め剤」は、約290nmと420nmとの間の波長領域内で吸収または遮断を示す紫外線遮断化合物と定義する。日焼け止め剤は、その化学構造に基づき5つのグループ:パラアミノ安息香酸塩類;サリチル酸塩類;桂皮酸塩類;ベンゾフェノン類;ならびにアントラル酸メンチルおよびトリオレイン酸ジガロイルを含むその他の化学物質に分類される。また、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄を含む無機日焼け止め剤、およびポリエチレン粒子およびポリアミド粒子等の重合体粒子を使用することもできる。
具体的に適切な日焼け止め剤として、たとえば、p−アミノ安息香酸、その塩およびその誘導体(エチル、イソブチル、グリセリルエステル類;p−ジメチルアミノ安息香酸);アントラニル酸塩類(たとえば、o−アミノ安息香酸塩;メチル、メンチル、フェニル、ベンジル、フェニルエチル、リナリル、テルピニルおよびシクロヘキセニルエステル類);サリチル酸塩類(アミル、フェニル、ベンジル、メンチル、グリセリルおよびジプロピレングリコールエステル類);桂皮酸誘導体(メチルおよびベンジルエステル類、α−フェニルシンナモニトリル;ブチルシンナモイルピルベート);ジヒドロキシ桂皮酸誘導体(ウンベリフェロン、メチルウンベリフェロン、メチルアセト−ウンベリフェロン);トリヒドロキシ桂皮酸誘導体(エスクレチン、メチルエスクレチン、ダフネチンおよびグルコシド、エスクリンならびにダフニン);炭化水素類(ジフェニルブタジエン、スチルベン);ジベンザルアセトンおよびベンザルアセトフェノン;ナフトールスルホン酸塩類(2−ナフトール−3,3−ジスルホン酸および2−ナフトール−6,8−ジスルホン酸のナトリウム塩類);ジヒドロキシナフトエ酸およびその塩類;o−およびp−ヒドロキシビフェニルジスルホン酸塩類;クマリン誘導体(7−ヒドロキシ、7−メチル、3−フェニリル);ジアゾール類(2−アセチル−3−ブロモインダゾール、フェニルベンゾオキサゾール、メチルナフトキサロール、種々のアリールベンゾチアゾール類);キニーネ塩類(硫酸水素塩、硫酸塩、塩化塩、オレイン酸塩およびタンニン酸塩);キノリン誘導体(8−ヒドロキシキノリン塩、2−フェニルキノリン);ヒドロキシ−またはメトキシ置換ベンゾフェノン類;尿酸およびビロ尿酸類;タンニン酸およびその誘導体(たとえば、ヘキサエチルエーテル);(ブチルカルビチル)(6−プロピルピペロニル)エーテル;ヒドロキノン;ベンゾフェノン類(オキシベンゼン、スルイソベンゾン、ジオキシベンゾン、ベンゾレゾルシノール、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、オクタベンゾン;4−イソプロピルジベンゾイルメタン;ブチルメトキシジベンゾイルメタン;エトクリレン;および4−イソプロピルジベンゾイルメタン;二酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、およびこれらの混合物が挙げられる。化粧品的に許容しうる他の日焼け止め剤および濃度(化粧品日焼け止め剤組成物の総量に対する重量%)として、ジエタノールアミンメトキシ桂皮酸塩(10%以下)、エチル−[ビス(ヒドロキシプロピル)]アミノ安息香酸塩(5%以下)、アミノ安息香酸グリセリル(3%以下)、4−イソプロピルジベンゾイルメタン(5%以下)、4−メチルベンジリデンカンファー(6%以下)、テレフタリリデンジカンファースルホン酸(10%以下)およびスルイソベンゾン(ベンゾフェノン−4とも言われる。10%以下)が挙げられる。
好ましい実施形態では、日焼け止め剤は、FDAが認可した、またはヨーロッパ連合で使用が認可されたものである。たとえば、FDAが認可した日焼け止め剤を単独で、または好ましくは組み合わせて使用してもよい。たとえば、米国特許第5,169,624号、第5,543,136号、第5,849,273号、第5,904,917号、第6,224,852号、第6,217,852号、およびSegarinら、Cosmetics Science and Technology、第ViI章、p189、および最終OCT医薬製品モノグラフ、日焼け止め剤(連邦公報、1999年:64:p27666−27963)を参照のこと。これらは全て参照によって本明細書に組み込まれる。
たとえば、米国で市販されている製品に関して、化粧品的に許容しうる日焼け止め剤の好ましいものおよび濃度(化粧品日焼け止め剤組成物の総量に対する重量%として報告し、ボディウォッシュに添加後の日焼け止め剤の最終パーセントを言う)として、アミノ安息香酸(パラアミノ安息香酸およびPABAとも言う;15%以下;UVB吸収有機日焼け止め剤)、アボベンゾン(ブチルメトキシジベンゾイルメタンとも言う;3%以下、UVA I吸収有機日焼け止め剤)、シノキサート(p−メトキシ桂皮酸2−エトキシエチルとも言う;3%以下、UVB吸収有機日焼け止め剤)、ジオキシベンゾン(ベンゾフェノン−8とも言う;3%以下、UVBおよびUVA II吸収有機日焼け止め剤)、ホモサラート(15%以下、UVB吸収有機日焼け止め剤)、アントラニル酸メンチル(2−アミノ安息香酸メンチルとも言う;5%以下、UVA II吸収有機日焼け止め剤)、オクトクリレン(2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリル酸2−エチルヘキシルとも言う;10%以下、UVB吸収有機日焼け止め剤)、メトキシ桂皮酸オクチル(7.5%以下、UVB吸収有機日焼け止め剤)、サリチル酸オクチル(サリチル酸2−エチルヘキシルとも言う;5%以下、UVB吸収有機日焼け止め剤)、オキシベンゾン(ベンゾフェノン−3とも言う;6%以下、UVBおよびUVA II吸収有機日焼け止め剤)、パジマートO(オクチルジメチルPABAとも言う;8%以下、UVB吸収有機日焼け止め剤)、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸(水溶性;4%以下、UVB吸収有機日焼け止め剤)、スルイソベンゾン(ベンゾフェノン−4とも言う;10%以下、UVBおよびUVA II吸収有機日焼け止め剤)、二酸化チタン(25%以下、UVAおよびUVBの無機物理的遮断剤)、サリチル酸トロラミン(サリチル酸トリエタノールアミンとも言う;12%以下、UVB吸収有機日焼け止め剤)、および酸化亜鉛(25%以下、UVAおよびUVBの無機物理的遮断剤)が挙げられる。
ヨーロッパ連合で市販されている製品に関して、化粧品的に許容しうる好ましい光活性化合物および濃度(化粧品日焼け止め剤組成物の総量に対する重量%で報告し、ボディウォッシュに添加後の日焼け止め剤の最終パーセントを言う)として、PABA(5%以下)、カンファーメト硫酸ベンザルコニウム(6%以下)、ホモサラート(10%以下)、ベンゾフェノン−3(10%以下)、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸(8%以下、酸として表す)、テレフタリデンジカンファースルホン酸(10%以下、酸として表す)、ブチルメトキシジベンゾイルメタン(5%以下)、ベンジリデンカンファースルホン酸(6%以下、酸として表す)、オクトクリレン(10%以下、酸として表す)、ポリアクリルアミドメチルベンジリデンカンファー(6%以下)、メトキシ桂皮酸オクチル(10%以下)、PEG−25PABA(10%以下)、p−メトキシ桂皮酸イソアミル(10%以下)、エチルヘキシルトリアゾン(5%以下)、ドロメトリゾールトリエロキサン(15%以下)、ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン(10%以下)、4−メチルベンジリデンカンファー(4%以下)、3−ベンジリデンカンファー(2%以下)、サリチル酸エチルヘキシル(5%以下)、エチルヘキシルジメチルPABA(8%以下)、ベンゾフェノン−4(5%、酸として表す)、メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール(10%以下)、フェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホン酸2ナトリウム(10%以下、酸として表す)、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェノールトリアジン(10%以下)、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール(10%以下、チノソーブ(TINOSORB)Mとも言う)およびビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(10%以下、チノソーブSとも言う)が挙げられる。
ある実施形態では、本発明の日焼け止め添加剤または日焼け止め剤/ボディウォッシュは、発色団を有するシリコーン長鎖分子、たとえば、PARASOL SLX(DSM Nutritional Products社)が挙げられ、ポリシロキサン鎖上の特定の点に結合するマロン酸ベンジル発色団を含む。したがって、ある実施形態では、本発明は、発色団を有するシリコーン長鎖分子を含む日焼け止め剤を含む、日焼け止め剤添加剤または日焼け止め剤/ボディウォッシュ組成物を提供する。たとえば、本発明の組成物として、メトキシ桂皮酸オクチル、オクトクリレン、アボベンゾン、二酸化チタンおよび発色団を有するシリコーン長鎖分子を含む組成物が挙げられる。シリコーン長鎖分子は、日焼け止め添加剤中に約0.5〜約5%、または日焼け止め剤/ボディウォッシュ中に約0.2〜約2%使用されてもよい。
さらに、本発明において有用なUVAおよびUVBの無機物理的遮断剤として、酸化鉄ならびにポリエチレン粒子およびポリアミド粒子等の重合体粒子が挙げられる。
ある実施形態では、日焼け止め添加剤および日焼け止め剤/ボディウォッシュは、桂皮酸塩(たとえば、メトキシ桂皮酸オクチル(メトキシ桂皮酸エチルヘキシル)、(商品名PARSOL MCXで入手可能)、オキシベンゾン(たとえば、ベンゾフェノン−3(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)、アボベンゾン(4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンあるいはPARSOL1789)、サリチル酸オクチル(サリチル酸2−エチルヘキシル)、オクトクリレン(2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリル酸2−エチルヘキシル)、アントラニル酸メチルおよび/または二酸化チタン、またはこれらの組み合わせである日焼け止め活性剤の少なくとも1種を含む。
本発明の日焼け止め添加剤および日焼け止め剤/ボディウォッシュは、ある実施形態では、日焼け止め剤成分として、二酸化チタンのみを含んでもよい。二酸化チタンを本発明の組成物で使用する場合、単独で、または他の日焼け止め剤と組み合わせて使用してもよく、二酸化チタンは、アナターゼ、ルチンまたはアモルファス構造を持ち得る。二酸化チタン粒子は、被覆されていなくてもよいし、種々の材料、たとえば、酸化アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、ラウリン酸アルミニウム等のアルミニウム化合物;レシチン等のリン脂質;シリコーン化合物;およびこれらの混合物(これらに限定されない)で被覆されてもよい。二酸化チタンの種々のグレードおよび形態が、CTFA化粧品成分事典、第3版(1982年)、p318〜319;米国特許第4,820,508号明細書、Wortzman、1989年4月11日に特許;および国際公開第90/11067号、Elsomら、1990年10月4日に公開;これら3つの参考例は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。本発明の組成物の使用に関し二酸化チタンの適切なグレードが市販されており、たとえば、Tri−K Industries社(エマーソン,ニュージャージー)から市販されている、MT微細化シリーズがある。これらの微細化二酸化チタンは、通常、平均第1粒子径が約10nm〜約50nmの範囲である。たとえば、平均第1粒子径が約15nmの二酸化チタンは、商品名MT−15OW(被覆されていない)およびMT−100T(ステアリン酸およびアルミニウム化合物で被覆)で入手可能である。平均第1粒子径が約35nmおよび約50nmの被覆されていない二酸化チタンは、それぞれ、商品名MT−500BおよびMT−600Bで入手可能である。他の平均第1粒子径が約15nmの被覆二酸化チタンとして、MT−100F(ステアリン酸および水酸化鉄で変性)およびMT−100S(ラウリン酸および水酸化アルミニウムで処理)が挙げられる。二酸化チタンの2種以上のタイプおよび粒径変形物の混合物も本発明で使用可能である。
二酸化チタンの特に好ましい形態は、シリカが被覆されたTiOである。そのようなシリカ被覆TiOは、商品名T−AVO(Eusolex)で入手可能である。
亜鉛化合物を無機日焼け止め剤として選択した場合、ある亜鉛系組成物(たとえば、Z−CoteTM HP1[登録商標SkinCeuticals])は、ジメチコンの一種で被覆された極微小酸化亜鉛である。製造者が示すように、ジメチコン塗膜は、しばしば、酸化亜鉛の顆粒状およびペースト状粒子を、透明で滑らかな剤形に変換する。これらの粒子の微粉化によって、白色塗料を被覆した皮膚の外観を呈することなく、効果的な日焼け止めを提供するのに重要な利点を達成する。
また、無機遮断剤に関連して注意すべきものは、TioveilおよびSpectraveil(両方ともTioxide Group)である。Tioveilは、化粧品ベヒクルで、表面処理された二酸化チタンの40%分散体である生成物を含む。Spectraveilは、化粧品ベヒクルで、酸化亜鉛の60%分散体である生成物を含む。ある変形体では、これらの生成物は、フィルム形成剤でもよく、本発明で有利な用途を持ち得る。
日焼け止め添加剤に関し、日焼け止め剤全体は、約0.1〜50%、約1〜30%、約1〜25%、約3〜25%、約5〜25%、約10〜25%、約15〜25%、または約5、10、15、20、25、30、35、40、45あるいは50%の組成物を含む(ここで、全ての%は他に記載しない限り重量%である)。日焼け止め剤/ボディウォッシュ組成物に関し、日焼け止め剤全体は、0.05〜30%、約0.5〜15%、約0.5〜12%、約1.5〜12%、約2.5〜12%、約5〜12%、約7〜12%、または約2.5、5、7.5、10、12.5、15、20、25、30、33、35、40、45、50、あるいは50%を超える組成物を含み得る。
ある実施形態では、本発明の日焼け止め添加剤は、メトキシ桂皮酸オクチルを約4.5〜9%、オクトクリレンを約0.5〜15%、アボベンゾン(たとえば、PARSOL1789)を約2〜4%、および二酸化チタンを約3〜9%含む。ある実施形態では、メトキシ桂皮酸オクチルは、たとえばアモルファスシリカ中に封入されている。そのような封入されたメトキシ桂皮酸オクチルは、商品名UV PEARLSで市販されており、約20〜40%のUV PEARLSは、約4.5〜9%メトキシ桂皮酸オクチルを提供する。ある実施形態では、本発明の日焼け止め添加剤は、メトキシ桂皮酸オクチルを約7.6%(ある実施形態では、UV PEARLSを約33.3%提供するUV PEARLSで記載したように、封入されている)、オクトクリレンを約11.3%、アボベンゾン(PARSOL1789)を約2.8%、および二酸化チタンを約6.4%含む。日焼け止め添加剤は、さらに、ポリクオタニウム、たとえばポリクオタニウム−4を含んでもよい。ある実施形態では、ポリクオタニウム−4は約0.5%〜約5%存在し、ある実施形態では、ポリクオタニウム−4は約2.8%存在する。日焼け止め添加剤は、さらに、ジメチコンおよび/またはペトロラタムおよび/またはBHT等の防腐剤を含んでもよいフィルム形成剤を含んでもよい。この日焼け止め添加剤は、従来のボディウォッシュ剤形(たとえば、SUAVEボディウォッシュ)に、ボディウォッシュ2部に対して日焼け止め添加剤1部(w/w)の割合で添加してもよい。他の割合として、たとえば、約0.2、0.5、0.7、1.0、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.2、3.5、3.7、4.0、4.2、4.5、4.7、5.0、6.0、7.0、8.0、9.0、10、12、15または20部のボディウォッシュに対して約1部(w/w)の日焼け止め添加剤の割合が本発明に包含される。
日焼け止め添加剤の種々の成分の全てを一度に、いくつかのグループで、あるいは別々にボディウォッシュに添加してもよいことは当業者には明らかであろう。ある実施形態では、日焼け止め添加剤は、少なくとも2種の成分を含む。たとえば、第1成分は、無機または物理的遮断日焼け止め剤を除く全ての成分を含んでよく、第2成分は無機または物理的遮断日焼け止め剤を含んでよい。第1成分を混合しながらボディウォッシュに添加し、次いで第2成分を添加する。たとえば、ある実施形態では、二酸化チタン以外の全成分を混合し、次いでボディウォッシュに添加し、その後二酸化チタンを添加する(実施例を参照)。
ある実施形態では、本発明の日焼け止め添加剤は、約0.1〜7.5重量%のメトキシ桂皮酸オクチル、約0.1〜6部重量%のサリチル酸オクチル、約0.1〜5部重量%のオキシベンゾン、約1〜10重量%のカチオン性界面活性剤、および約0.01〜1重量%の四級化化合物を含む。これらの組成物は、さらに、フィルム形成剤を含んでもよい。これらの組成物は、さらに、0.01〜1重量%の防腐剤を含んでもよい。
封入 本発明で使用される日焼け止め剤および他の活性剤は、封入されてもよい。組成物において使用される1種以上の日焼け止め剤が封入されてもよく、使用される日焼け止め剤全てが封入されるのが好ましい。日焼け止め活性剤は一緒に封入されてもよく、あるいは、別々に、任意の組み合わせおよび同じまたは異なる封入のタイプで封入されてもよい。一般的に、封入は、たとえば小胞内に日焼け止め剤を捕捉することを含む。小胞の選択によるが、小胞は、適用された時に破れて開く。理論に縛られるものではないが、封入の種々のタイプで小胞は、摩擦、温度、皮膚または毛髪のpH、またはこれらのいくつかの組み合わせにより破れて開くと考えられる。系にとって適正なカプセルおよび添加剤を選択することによって、本発明の日焼け止め添加剤および日焼け止め剤/ボディウォッシュによって提供される安定性、耐久性および/またはSPFを増すことができる。
業界で知られている任意の封入手段、たとえば、リポソーム、マルトデキストリンカプセル、シリカゲル、シロキサンなど(これらに限定されない)を、本発明の組成物において使用してよい。カチオン性またはカタニオニック性の乾燥粉末も封入された日焼け止め剤に使用してもよい。日焼け止め剤の封入に適切な封入日焼け止め剤またはベヒクルの市販の実施形態として、CATEZOMES(Engelhard社)、EUSOLEX UV PEARLS(EMD Biosciences社)および他の業界で知られたものが挙げられる。ボディウォッシュ組成物と混合される、有利な剤を送るのに適した封入方法は業界でよく知られている。たとえば、米国特許第6,825,161号、第6,436,375号、第6,238,650号、第6,468,509号、第6,362,146号、第6,074,630号、第5,455,048号、第5,770,556号、第5,955,409号、第5,876,755号、第4,803,195号、第5,508,259号、第4,749,501号、第6,248,703号、第5,476,660号、および第4,904,524号明細書、欧州特許第0,254,447号、第0,025,379号、および第0,399,911号を参照。
特に好ましい封入方法は、ゾル−ゲル封入である。この技術は、たとえば、米国特許第6,238,650号、第6,436,375号、第6,303,149号および第6,468,509号に記載されている。本発明の組成物の日焼け止め剤および/または他の活性成分のありとあらゆるものを、そのようなゾル−ゲル封入によって封入してよい。ゾル−ゲルカプセルは、表面電荷、たとえばカチオン性電荷を帯びるように製造してもよい。これは、他の水不溶性成分をマイクロカプセル内に封入してよく、次いでこれを、たとえば乳化剤の必要なしに、自由に水に混和できる点で有利である。たとえば、ある実施形態では、UVA吸収剤、UVB吸収剤(たとえば、メトキシ桂皮酸オクチル)および/または物理的遮断剤、たとえば二酸化チタンを、シリカゾル−ゲル封入物として準備し、場合によっては、PVP、クロルフェネシンおよびBHT等の酸化防止剤を含む別の成分を準備する。メトキシ桂皮酸オクチル、PVP、クロルフェネシンおよびBHTを含むそのような封入された市販の実施形態としては、商品名EUSOLEX UV PEARLS(EMD Biosciences社)で入手可能である。そのようなシリカゾル−ゲル封入UVB吸収剤、たとえばメトキシ桂皮酸オクチルを、日焼け止め添加剤中に、UVB吸収剤の最終濃度として、約1%〜約40%、約2%〜約20%、約2%〜約10%、約5%〜約10%、または約6%、7%、7.4%、7.5%、7.6%、8%あるいは9%の濃度で使用してもよい。好ましい最終濃度は約7.6%である。他の実施形態では、1種以上の日焼け止め剤を、シリカゾル−ゲルカプセルとして封入する。これらの実施形態において、各日焼け止め剤の最終濃度は、独立して、最終日焼け止め添加剤中、約1%〜約40%、約2%〜約20%、約2%〜約10%、または約1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、7.5%、8%、9%あるいは10%である。日焼け止め剤は、一緒に、別々に、または任意の組み合わせで封入されてよい。ある実施形態では、本発明は、ゾル−ゲルマイクロカプセル中に封入された日焼け止め剤と、カチオン性ポリマー(以下に記載)とを含むボディウォッシュに添加するための添加剤を提供する。これらの実施形態では、さらなる成分として、フィルム形成剤、酸化防止剤、防腐剤、キレート剤、増粘剤、軟化薬および/または本明細書に記載する他の活性剤および非活性成分を含んでもよい。
封入、たとえばゾル−ゲルマイクロ封入を利用するある実施形態では、マイクロカプセル、たとえばゾル−ゲルマイクロカプセルの組成物は、放出されるべきマイクロカプセル内で、活性剤、たとえば日焼け止め剤の量の変更を可能にするために、変更してもよい。マイクロカプセル、たとえばゾル−ゲルマイクロカプセルを、皮膚に適用し、皮膚に残った時、破れないようにあるいは最小限の破れとなるように製造することができる。あるいは、マイクロカプセル、たとえばゾル−ゲルマイクロカプセルを、平均的に、皮膚に適用し、皮膚に残った時、種々の程度で破れるように製造することもできる。したがって、マイクロカプセル、たとえばゾル−ゲルマイクロカプセルは、適用後(あるいは、マイクロカプセル含有ボディウォッシュの場合、適用し濯いだ後)、約0%の破れ、または約0.1、0.5、1、2、5、10、20、30、40、50、60、70、80または90%から約0.5、1、2、5、10、20、30、40、50、60、70、80または90%までの範囲となるように製造してもよい。さらに、マイクロカプセルを、適用後、マイクロカプセルがその中身を、持続放出または制御された方式で放出するよう作用するように、皮膚上で起きている状態に反応して破れ、開くように処方してもよい。状態は、使用者の環境によって変化する可能性があり、その変化によってマイクロカプセルの破損を誘発する可能性がある、限定ではない皮膚または毛髪の状態の例として、pH、温度、摩擦、光または空気への暴露、圧力などが挙げられる。
日焼け止め剤および他の活性成分の固定化または捕捉の別の形態も有用である。たとえば、本発明の化学的日焼け止め剤、組成物の別の変形物として、マトリックス中に捕捉されたメトキシ桂皮酸オクチル等の有機日焼け止め剤を使用してもよい。そのような組成物の市販品の例として、有機日焼け止め剤分子が、粒子上全体に均一に分布している、SunCaps(商標、SkinCeuticals)がある。
(B.非日焼け止め活性物質)
一態様では、本発明は、非日焼け止め活性物質成分を含む添加剤を提供し、該添加剤は、たとえば、ボディウォッシュ等の局所適用するための組成物に添加されるように設計されている。これらの活性剤は、日焼け止め添加剤または日焼け止め剤/ボディウォッシュにおいて、先に記載した日焼け止め剤と組み合わせて使用してもよく、または非日焼け止め剤組成物とは別に使用してもよい。ある実施形態では、少なくとも1種の活性剤を封入する。他の態様では、本発明は、1種以上のそのような活性剤を含む局所適用用の組成物、たとえばボディウォッシュを提供する。これらの活性剤は、日焼け止め添加剤または日焼け止め剤/ボディウォッシュにおいて、先に記載した日焼け止め剤と組み合わせて使用してもよく、または非日焼け止め剤組成物とは別に使用してもよい。
本発明の組成物において有用な非日焼け止め活性物質の限定ではない例として、サンレスタンニング剤、皮膚美白剤、抗にきび剤、皮膚用抗しわ剤、皮膚用アンチエイジング剤、ビタミン類、抗炎症剤、麻酔剤、鎮痛剤、かゆみ防止剤、抗微生物剤(たとえば、抗真菌剤、抗菌薬および駆虫薬)、抗ウィルス剤、抗アレルゲン性物質、医薬品(たとえば、皮膚発疹、皮膚病および皮膚炎の薬物)、抗蜂巣炎剤、防虫剤、酸化防止剤、発毛促進剤、育毛抑制剤、毛髪脱色剤、消臭化合物およびこれらの混合物および組み合わせが挙げられる。
サンレスタンニング活性剤として、ジヒドロキシアセトン(DHA)、グリセリルアルデヒド、チロシンおよびマリルチロシン、チロシングルコシネートおよびエチルチロシン等のチロシン誘導体、ホスホDOPA、インドールおよび誘導体、およびこれらの混合物が挙げられる。
皮膚美白剤の限定ではない例として、エンブリカ(EMBLICA)(酸化防止剤でもある)、モノベンゾン(脱色剤)、コウジ酸、アルブチン、アスコルビン酸およびその誘導体(たとえば、リン酸マグネシウムアスコルビルまたはリン酸ナトリウムアスコルビル)、および抽出物(たとえば、桑の抽出物、プラセンタエキス)が挙げられる。本発明における使用に適切な皮膚美白剤の限定ではない例として、国際公開第95/34280号、第95/07432号、および第95/23780号公報に記載のものも含まれる。
ビタミン類を本発明の組成物に含めてもよい。例示として、ビタミンAおよびその誘導体(たとえばレチノールを含む。抗しわ剤を参照)、アスコルビン酸(ビタミンCおよび誘導体)、ビタミンB(たとえば、リボフラビン、ビタミンB)、ビオチン、ビタミンD(全形態)、ビタミンEおよびその誘導体、たとえば、酢酸トコフェロール、β−カロチン、パントテン酸、およびこれらの混合物が挙げられる。
抗にきび剤として、過酸化ベンゾイル、エリスロマイシン、リン酸クリンダマイシン、5,7−ジクロロ−8−ヒドロキシキノリン、レゾルシノール、酢酸レゾルシノール、サリチル酸、アゼライン酸、長鎖ジカルボン酸、イオウ、亜鉛、緑茶から誘導されるもの等の種々の天然の剤、これらの混合物が挙げられる。本発明で使用される抗にきび剤の他の限定ではない例示としては、米国特許第5,607,980号に記載されているものが挙げられ、この記載は参照によって本明細書に組み入れられる。
皮膚用抗しわ活性剤としては種々の薬剤を含み、しばしば組み合わせて、種々の作用によってしわを防止し処置する。しわ形成の分子的基礎の理解に基づいて、顔のしわの出現を減少させる多くのアプローチがとられている。そのような処置として、化粧品、薬物治療および手術の手段が挙げられる。たとえば、多くの化粧品はヒドロキシ酸を含み、これは、コラーゲン合成を刺激し得る。他の通常の処置として、レチノール、レチノイン酸、パルミチン酸レチノール、ビタミンAの誘導体(またはそのより強く処方された変種、レチン−Aおよびレノバ)を利用し、これはコラーゲン産生を助ける。角質化障害を予防し処置するのに特に有用な、レチノイドタイプの活性を有する二環式芳香族化合物が、欧州特許第679630号に記載されている。これらの化合物は、たとえば抗しわ製品におけるように、皮膚の経時的なあるいは化学作用的な老化を修復するあるいは対抗するのに、特に活性である。ビタミンCおよびE、ならびにコエンザイムQ−10等の酸化防止剤は、細胞に障害を与え且つ老化を起こすフリーラジカルと対抗してしわの処置に使用されると考えられている。近年、FDAは、眉間のしわ線を治療するために、ボトックス(ボツリムス菌毒素を極めて薄く希釈したもの)の化粧的使用を承認した。したがって、皮膚用アンチエイジング剤または抗しわ剤である本発明の非日焼け止め活性物質は、先に規定したニ環式芳香族化合物、レチノイド型活性を持つ他の化合物、フリーラジカルスカベンジャー、ヒドロキシ酸もしくはケト酸またはこれらの誘導体を単独でまたは組み合わせて含んでもよい。用語「フリーラジカルスカベンジャー」は、たとえば、α−トコフェロール、スーパーオキサイドジスムターゼ、ユビキノールあるいはある種の金属−キレート剤を言う。ヒドロキシ酸として、たとえば、乳酸およびグリコール酸等のα−ヒドロキシ酸、サリチル酸等のβ−ヒドロキシ酸、オクタノイル誘導体等のサリチル酸誘導体が挙げられ、他のヒドロキシ酸およびケト酸として、マレイン酸、クエン酸、マンデル酸、酒石酸、グリセリン酸、これらの塩類、アミド類またはエステル類が挙げられる。
本発明において有用な他の抗しわ剤および皮膚用アンチエイジング剤として、イオウ含有DおよびLアミノ酸ならびにこれらの誘導体および塩、特に、N−アセチル誘導体が挙げられ、好ましい例としてN−アセチル−L−システイン;チオール、たとえば、エタンチオール;脂溶性ビタミン類、パルミチン酸アスコルビル、セラミド類、プソイドセラミド類(たとえば、米国特許第5,198,210号、第4,778,823号、第4,985,547号、第5,175,321号に記載のプソイドセラミド、これらの公報の全て、参照により本明細書に組み込まれる)、リン脂質(たとえば、ジステアロイルレシチンリン脂質)、脂肪酸、脂肪族アルコール、コレステロール、植物ステロール、フィチン酸、リポ酸、リボホスファチジン酸、および皮膚除去剤(たとえば、フェノールなど)、およびこれらの混合物が挙げられる。好ましい脂肪酸またはアルコールとして、炭素数12〜20の直鎖または分岐状アルキル鎖を持つ酸またはアルコールが挙げられる。リノール酸は、紫外線の吸収を助け、さらに天然の皮膚脂質の重要な成分であるので、特に好ましい脂肪酸である。本発明で使用される適切な抗しわ剤の他の限定ではない例示が、米国特許第6,217,888号に記載され、この記載は、参照によって本明細書に組み入れられる。
抗炎症剤として、ステロイド、非ステロイドおよび他の化合物が挙げられる。
本発明での使用のために適切なステロイド系抗炎症剤の限定ではない例示としてコルチコステロイドが挙げられ、たとえば、ハイドロコルチゾン、ヒドロキシルトリアムシノロン、α−メチルデキサメサゾン、デキサメサゾン−リン酸塩、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、吉草酸クロベタゾール、デソニド、デオキシメタゾン、デオキシコルチコステロンアセテート、デキサメサゾン、ジクロリゾン、ジフロラゾンジアセテート、吉草酸ジフルコルトロン、フルアドレノロン、フルクロロロン(fluclorolone)アセトニド、フルドロコルチゾン、吉草酸フルメタゾン、フルオシノロン(fluosinolone)アセトニド、フルオシノニド、フルコルチンブチルエステル類、フルオコルトロン、酢酸フルプレドニデン(フルプレドニリデン)、フルドロキシコルチド、ハルシノニド、酢酸ハイドロコルチゾン、酪酸ハイドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、トリアムシノロンアセトニド、コルチゾン、コルトドキソン、フルセトニド、フルドロコルチゾン、ジフルオロゾンジアセテート、フルラドレノロン(fluradrenolone)、フルドロコルチゾン、ジフルロゾンジアセテート、フルラドレノロンアセトニド、メドリゾン、アムシナフェル(amcinafel)、アムシナファイド、ベタメタゾンおよびそのエステル類のバランス、クロロプレドニゾン(chlorprednisone)、酢酸クロロプレドニゾン、クロコルテロン、クレスシノロン、ジクロリゾン、ジフルウルプレドネイト(diflurprednate)、フルクロロニド、フルニソリド、フルオロメタロン、フルペロロン、フルプレドニゾロン、吉草酸ハイドロコルチゾン、シクロペンチルプロピオン酸ハイドロコルチゾン、ハイドロコルタメート、メプレドニゾン、パラメタゾン、プレドニゾロン、プレドニゾン、ベクロメタゾンジプロピオネート、トリアムシノロン、およびこれらの混合物を使用してもよい。使用のために好ましいステロイド系抗炎症剤は、ハイドロコルチゾンである。
非ステロイド抗炎症剤も、本発明の組成物において皮膚用の活性剤として使用するのに適切である。本発明で使用に適する非ステロイド抗炎症剤の限定ではない例示として、オキシカム類(たとえば、ピロキシカム、イソキシカム、テノキシカム、スドキシカム、CP−14,304);サリチル酸塩類(たとえば、アスピリン、ジサルシド、ベノリレート、トリリセート、サファプリン、ソルプリン、ジフルニサル、フェンドサル);酢酸誘導体(たとえば、ジクロフェナック、フェンクロフェナック、インドメタシン、スリンダック、トルメチン、イソキセパック、フロフェナック、チオピナック、ジドメタシン、アセメタシン(acematacin)、フェンチアザック、ゾメピラック、クリンダナック、オキセピナック、フェルビナック、ケトロラック);フェナク酸塩類(たとえば、メフェナミック、メクロフェナミック、フルフェナミック、ニフルミック、トルフェナム酸);プロピオン酸誘導体(たとえば、イブプロフェン、ナプロキセン、ベノキサプロフェン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、フェノプロフェン、フェンブフェン、インドプロフェン、ピルプロフェン、カルプロフェン、オキサプロジン、プラノプロフェン、ミロプロフェン、チオキサプロフェン、スプロフェン、アルミノプロフェン、チアプロフェニック);ピラゾール類(たとえば、フェニルブタゾン、オキシフェンブタゾン、フェプラゾン、アザプロパゾン、トリメタゾン);およびこれらの組み合わせならびにこれらの皮膚科学的に許容しうる塩類またはエステル類が挙げられる。COX−2阻害剤も本明細書の使用に適し、AZD3582(ASTRAZENECA and NicOx社)、セレコキシブ(PHARMACIA社)(4−[5−(4−メチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド)、メロキシカム(BOEHRINGER INGELHEIM Pharmaceuticals社)(4−ヒドロキシ−2−メチル−N−(5−メチル−2−チアゾリル)−2H−1,2GW−406381(GLAXOSMITHKLINE)、エトリコキシブ(MERCK社)、ロフェコキシブ(MERCK社)(4−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−3−フェニル−2(5H)−フラノン)、ルミラコキシブ(NOVARTIS Pharma社)、ベルデコキシブ(PHARMACIA社)(4−(5−メチル−3−フェニル−4−イソキサゾリル)ベンゼンスルホンアミド)、およびエトドラク(WYETH Ayerst Laboratories)((.+−.)1,8−ジエチル−1,3,4,9−テトラヒドロピラノ−[3,4−b]酸)が挙げられるが、これらに限定されない。
適切な抗炎症剤または類似の他の皮膚剤の他の限定ではない例示として、カンデリラロウ、ビサボロール(たとえば、アルファビサゴロール)、アロエベラ、植物ステロール類(たとえば、フィトステロール)、マンジェスタ(Rubia属の植物、特にRubia Cordifoliaから抽出される)、グガル(Commiphora属、特にCommiphora Mukulから抽出される)、コーラ抽出物、カモミール、レッドクローバー抽出物、ムチヤギ抽出物、アニス油、にんにく油、ショウガエキス、塩酸フェニルエフィリン等の血管収縮剤およびこれらの組み合わせが挙げられる。
さらに、適切な抗炎症剤または類似の他の皮膚活性剤の限定ではない例示として、グリチルレチン酸、グリチルリジン酸、およびその誘導体(たとえば、塩類およびエステル類)を含む、リコリス(Licorice)(Glycyrrhiza glabra属/種の植物)ファミリーの化合物が挙げられる。前記化合物の適切な塩として、金属塩およびアンモニウム塩が挙げられる。適切なエステル類として、酸のC−C24飽和または不飽和エステル類があり、好ましくはC10−C24、より好ましくはC16−C24である。これらの具体的な限定ではない例示として、油溶性リコリス抽出物、グリチルリジン酸およびグリチルレチン酸それ自身、モノアンモニウムグリチルリジン酸塩、モノカリウムグリチルリジン酸塩、ジカリウムグリチルリジン酸塩、1−β−グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリルおよび3−ステアリルオキシ−グリチルレチン酸、3−スクシニルオキシ−β−グリチルレチン酸二ナトリウム、およびこれらの混合物が挙げられる。
麻酔剤として、ピクリン酸ブタンベン、リドカイン、キシロカイン、ベンゾカイン、ブピバカイン、クロルプロカイン、ジブカイン、エチドカイン、メピバカイン、テトラカイン、ダイクロニン、ヘキシルカイン、プロカイン、コカイン、ケタミン、ブラモキシン、フェノールおよび医薬的に許容しうるこれらの塩が挙げられる。
鎮痛剤として、塩酸ジクロニン、アロエベラ、フェンタニル、カプサイシンなどが挙げられる。
かゆみ防止剤として、アルクロメタゾンジプロピオネート、吉草酸ベタメタゾンおよびミリスチン酸イソプロピルMSDが挙げられる。
抗微生物剤として、抗真菌化合物、抗バクテリア化合物および防腐化合物が挙げられる。抗真菌化合物として、イミダゾール系抗真菌化合物等の化合物が挙げられるが、これらに限定されない。具体的な抗真菌剤として、硝酸ブトコナゾール(butocouazole)、ミコナゾール、エコナゾール、ケトコナゾール、オキシコニゾール、ハロプロジン、クロトリマゾールおよびブテナフィンHCl、ナフチフィン、テルビナフィン、シクロピロックスおよびトルナフテートが挙げられる。抗バクテリア化合物および防腐化合物として、フェノール−TEA複合体、ムピロシン、トリクロサン、クロロクレゾール、クロルブトール、ヨウ素、クリンダマイシン、CAE(Anjinomoto社、L−ココイルアルギニンエチルエステルのDL−ピロリドンカルボン酸塩を含む)、ポピドン−ヨウ素、ポリミキシンbサルフェート−バシトラシン、亜鉛−ネオマイシンサルフェート−ハイドロコルチゾン、クロラムフェニコール、メチルベンゼトニウムクロライドおよびエリスロマイシン、および防腐剤(たとえば、ベンザルコニウムクロライド、ベンゼトニウムクロライド、クロルヘキシジングルコネート、酢酸マフェニド、ニトロフラゾン、ニトロメルゾールなどが挙げられ、本発明の組成物に含めてもよい。多くの消臭化合物は抗菌剤でもある(以下を参照)。リンデン等の駆虫薬を含んでもよい。
本発明の組成物において有用な抗菌剤および抗真菌剤のさらなる例として、β−ラクタム薬、キノロン薬、シプロフロキサシン、ノルフロキサシン、テトラシクリン、アミカシン、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4’−トリクロロカルバニリド、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシイソプロパノール、ドキシサイクリン、カプレオマイシン、クロルヘキシジン、クロルテトラサイクリン、オキシテトラサイクリン、エタンブトール、イセチオン酸ヘキサミジン、メトロニダゾール、ペンタミジン、ゲンタマイシン、カナマイシン、リネオマイシン、メタサイクリン、メテナミン、ミノサイクリン、ネオマイシン、ネチルマイシン、パロモマイシン、ストレプトマイシン、トブラマイシン、ミコナゾール、塩酸テトラサイクリン、エリスロマイシン、亜鉛エリスロマイシン、エリスロマイシンエストレート、ステアリン酸エリスロマイシン、硫酸アミカシン、塩酸ドキシサイクリン、硫酸カプレオマイシン、クロルヘキシジングルコネート、塩酸クロルヘキシジン、塩酸クロルテトラサイクリン、塩酸オキシテトラサイクリン、塩酸クリンダマイシン、塩酸エタンブトール、塩酸メトロニダゾール、塩酸ペンタミジン、硫酸ゲンタマイシン、硫酸カナマイシン、塩酸リネオマイシン、塩酸メタサイクリン、馬尿酸メテナミン、マンデル酸メテナミン、塩酸ミノサイクリン、硫酸ネオマイシン、硫酸ネチルミシン、硫酸パロモマイシン、硫酸ストレプトマイシン、硫酸トブラマイシン、塩酸ミコナゾール、塩酸アマンファジン、硫酸アマンファジン、オクトピロックス、パラクロロメタキシレノール、ナイスタチン、トルナフテート、亜鉛ピリチオンおよびクロトリマゾールが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の組成物は、抗ウィルス剤を含んでもよい。適切な抗ウィルス剤として、金属塩(たとえば、硝酸銀、硫酸銅、塩化鉄など)および有機酸(たとえば、リンゴ酸、サリチル酸、スクシナメート(succinamate)、安息香酸など)が挙げられるが、これらに限定されない。特に、付加的、適切な抗ウィルス剤を含む組成物として、それぞれ、1999年10月19日に出願された、継続中の米国特許出願第09/421,084号(Beerseら)、第09/421,131号(Biedermannら)、第09/420,646号(Morganら);および第09/421,179号(Pageら)に記載されているものが挙げられる。
抗アレルゲン性物質として、抗ヒスタミン類が挙げられる。抗ヒスタミンは、HまたはH拮抗剤、または他のタイプのヒスタミン放出阻害剤であり得る。H拮抗剤は、鎮静性であっても、非鎮静性であってもよい。H−鎮静性抗ヒスタミンの例として、ジフェンヒドラミン(ベナドリル)、クロルフェニラミン、トリペレンナミン、プロメタジン、クレマスチン、ドキシラミン、ベナドリルなどが挙げられる。H−非鎮静性抗ヒスタミンの例として、アステミゾール、テルフェナジン、ロラタジンなどが挙げられる。H拮抗剤の例として、シメチジン、ファモチジン、ニザチジンおよびラニチジンが挙げられる。ヒスタミン放出阻害剤としては、クロモリンが挙げられる。
本発明において有用なさらなる活性剤は、乾せん、にきび、湿疹等の皮膚科的状態、および病気、病理、事故などが原因のほかの皮膚状態の治療のための薬物であってもよい。薬物として、やけど救護軟こう剤、たとえば、o−アミノ−p−トルエンスルホンアミド1酢酸塩;皮膚炎救護剤、たとえば、活性ステロイドアムシノニド、ジフロラゾン2酢酸塩およびハイドロコルチゾン;おむつかぶれ救護剤、たとえば、メチルベンゼトニウムクロライドなど;ヘルペス治療薬、たとえば、O−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]グアニン;乾せん薬剤、皮脂漏薬剤および殺疥癬虫薬、たとえば、シェール油およびその誘導体、エルビオール、ケトコナゾール、コールタールおよび石油留出物、サリチル酸、亜鉛ピリチオン、硫化セレン、ハイドロコルチゾン、イオウ、メントール、ソラレン、プラモキシンハイドロクロライドアントラリン、およびメトキサレン;ステロイド、たとえば、2−(アセチルオキシ)−9−フルオロ−1’,2’,3’,4’−テトラヒドロ−11−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエノ[16,17−b]ナフタレン−3,20−ジオンおよび21−クロロ−9−フルオロ−1’,2’,3’,4’−テトラヒドロ−11b−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエノ[16z,17−b]ナフタレン−3,20−ジオン;および抗炎症剤であるものを含む他のものが挙げられる。他の薬物として、毒オーク、毒アイビー、毒ウルシなどに曝された場合の治療に有用なものが含まれる。これらとして、カンファー、メントール、ベンゾカイン、ブタンベンピクレート、ジブカイン、塩酸ジブカイン、塩酸ジメチソキン、塩酸ジクロニン、リドカイン、メタクレゾール、塩酸リドカイン、塩酸プラモキシン、テトラカイン、塩酸テトラカイン、ベンジルアルコール、樟脳メタクレゾール、ネズノキタール、フェノール、ナトリウムフェノラート、レゾルシノール、塩酸ジフェンヒドラミン、塩酸トリペレンナミン、ハイドロコルチゾン、コルチコステロイドおよび酢酸ハイドロコルチゾンが挙げられる。局所投与可能な他の任意の医薬品もまた、意図する機能を実施するのに十分な量で、本発明の組成物に導入することができる。
抗セルライト活性剤として、イソブチルメチルキサンチン、カフェイン、テオフィリン、テオブロミン、アミノフィリン、ヨヒンビン(yohimbine)、およびこれらの混合物が挙げられる。
脱毛症を治療するのに適切な活性剤の例として、カリウムチャネルオープナーまたは末梢血管拡張剤、たとえば、ミノキシジル、ジアゾキシド、およびたとえば、米国特許第5,244,664号明細書(これは参照によって本明細書に組み込まれる)に開示されるようなN−シアノ−N−(tert−ペンチル)−N’−3−ピリジンイル−グアニジン(「P−1075」)等の化合物;ビタミン類、たとえば、ビタミンEおよびビタミンC、およびその誘導体、たとえば、酢酸ビタミンEおよびパルミチン酸ビタミンC;ホルモン、たとえば、エリスロポエチン、プロスタグランジンEIおよびプロスタグランジンF2−α等のプロスタグランジン;脂肪酸、たとえば、オレイン酸;利尿剤、たとえば、スピロノラクトン;熱ショックタンパク質(「HSP」)、たとえば、HSP27およびHSP72;カルシウムチャネル遮断剤、たとえば、ベラパミルHCL、ニフェジピンおよびジルチアゼムアミロライド(diltiazemamiloride);免疫抑制剤、たとえば、シクロスポリンおよびFk−506;5α−還元酵素抑制剤、たとえば、ファイナステライド;成長因子、たとえば、EGF、IGFおよびFGF;形質転換成長因子β;がん細胞壊死因子;非ステロイド抗炎症剤、たとえば、ベノキサプロフェン;レチノイド、たとえば、トレチノイン;サイトカイン、たとえば、IL−6、IL−1αおよびIL−1β;細胞接着分子、たとえば、ICAM;グルコルコルチコイド、たとえば、ベータメタソン;植物抽出物、たとえば、アロエ、クローブ、チョウセンニンジン、ジオウ、センブリ、スイートオレンジ、サンショウ、セレノア・レペンス(ソー・パルメット)、ヒポクシス・ローペリ、イラクサ、カボチャの種、およびライ麦;他の植物抽出物、たとえば、ビャクダン、レッドビートの根、キク、ローズマリー、ゴボウの根およびドイツ特許第4330597号(参照によってその全体が本明細書に組み込まれる)に開示されている他の発毛促進剤;ホメオパシー剤、たとえば、カリウム・フォスフォリシウムD2、アザディラクタ・インヂカD2およびジョボランディ(Joborandi)DI;サイトカイン、成長因子および男性型禿頭の遺伝子;抗真菌剤、たとえば、ケトコナゾールおよびエルビオール;抗生物質、たとえば、ストレプトマイシン;タンパク質抑制剤、たとえば、シクロヘキサミド;アセタゾールアミン;ベノキサプロフェン;コルチゾン;ジルチアゼム;ヘキサクロロベンゼン;ヒダントイン;ニフェジピン;ペニシラミン;フェノサイアジン;ピナシジル;ソラレン、ベラパミル;ジドブジン;以下のルチン、すなわち、クエルセチン、イソクエルシトリン、ヘスペジン(hespeddin)、ナリンギンおよびメチルヘスペリジンの少なくとも1種を有するα−グルコシル化ルチン、フラボノイドおよびそのトランスグリコシデイト化誘導体であって、その全部が日本特許第7002677号(参照によってその全体が本明細書に組み込まれる)に開示されたもの;およびこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。好ましい脱毛症治療剤として、ミノキシジル、6−(I−ピペリジニル)−2,4−ピリミジンジアミン−3−オキシド、N’−シアノ−N−(tert−ペンチル−N’−3−ピリジニル−グアニジン、ファイナステライド、レチノイドおよびその誘導体、ケトコナゾール、エルビオールまたはこれらの混合物が挙げられる。
毛髪成長阻害での使用に適した活性剤の例として、セリンプロテア−ゼ、たとえば、トリプシン;ビタミン類、たとえば、α−トコフェノール(ビタミンE)および酢酸トコフェノールおよびパルミチン酸トコフェノール等のその誘導体;抗腫瘍剤、たとえば、ドキソルビシン、シクロホスファミド、クロルメチン、メトトレキセート、フルオロウラシル、ビンクリスチン、ダウノルビシン、ブレオマイシンおよびヒドロキシカルバメート;抗凝血剤、たとえば、ヘパリン、ヘパリン類似物、クマリン、デトラン(detran)およびインダンジオン;抗甲状腺薬、たとえば、ヨウ素、チオウラシルおよびカルビマゾール;リチウムおよびカルボン酸リチウム;インターフェロン、たとえば、インターフェロンα、インターフェロンα−2aおよびインターフェロンα−2b;レチノイド、たとえば、レチノール(ビタミンA)、イソトレチノイン;グルココルチコイド、たとえば、ベタメタゾンおよびデキサメタゾン;抗高脂血症治療薬、たとえば、トリパラノールおよびクロフィブレイト;タリウム;水銀;アルベンダゾール;アロプリノール;アミオダロン;アンフェクミン;アンドロゲン;ブロモクリプチン;ブチロフェノン;カルバマゼピン;コレスチラミン;シメチジン;クロフィブレイト;ダナゾール;デシプラミン;ジキシラジン;エタンブトール;エチオナミド;フルオキセチン;ゲンタマイシン、金塩;ヒダントイン;イブプロフェン;インプラミン;イムノグロブリン;インダンジオン;インドメタシン;イントラコナゾール;レボドーパ;マプロチリン;メシセルギド;メトプロロール;メチラポン;ナドロール;ニコチン酸;チオシアン酸カリウム;プロプラノール;ピリドスチミン(pyridostimine);サリチル酸塩;スルファサラジン;テルフェナジン;チアンフェニコール;チオウラシル;トリメタジオン;トロパラノール;バルプロ酸;およびこれらの混合物が挙げられる。好ましい毛髪成長抑制剤として、セリンプロテアーゼ、レチノール、イソトレチノイン、ベタメタゾン、α−トコフェノールおよびその誘導体、またはこれらの混合物が挙げられる。
毛髪脱色剤の例として、過ホウ酸塩またはパーサルフェート塩が挙げられる。
消臭化合物には、アストリンゼン塩および生理活性化合物が含まれる。アストリンゼント塩は、アルミニウム、ジルコニウム、亜鉛の有機および無機塩、ならびにこれらの混合物を含む。アストリンゼント塩のアニオンは、たとえば、サルフェート、クロライド、クロロハイドロオキサイド、ミョウバン、ホルメート、ラクテート、ベンジルスルホネートまたはフェニルスルフォネートが可能である。制汗性アストリンゼント塩の例示的な群として、アルミニウムハライド、アルミニウムヒドロキシハライド、ジルコニルオキシハライド、ジルコニルヒドロキシハライ、およびこれらの混合物が挙げられる。例示的なアルミニウム塩として、アルミニウムクロライドおよび一般式:Al(OH)XHO(式中、Qは、塩素、臭素またはヨウ素であり;xは約2〜約5であり;x+y=約6であり、ここでxおよびyは必ずしも整数である必要はなく;Xは約1〜約6である)で表されるアルミニウムヒドロキシハライドが挙げられる。例示的なジルコニウム化合物として、ジルコニウムオキシ塩およびジルコニウムヒドロキシ塩が挙げられ、これらはまたジルコニル塩およびジルコニルヒドロキシ塩とも言われ、一般実験式:ZrO(OH)−nzL(式中、zは約0.9から約2まで変化し、必ずしも整数である必要はなく;nはLの原子価であり;2−nzは0またはそれ以上であり;Lは、ハライド、硝酸塩、スルファメート、サルフェートおよびこれらの混合物からなる群から選択される)で表される。
したがって、例示的な消臭化合物として、アルミニウムブロモハイドレート、カリウムミョウバン、ナトリウムアルミニウムクロロヒドロキシラクテート、硫酸アルミニウム、アルミニウムクロロハイドレート、アルミニウム−ジルコニウムテトラクロロハイドレート、グリシンと複合したアルミニウム−ジルコニウムポリクロロハイドレート、アルミニウム−ジルコニウムトリクロロハイドレート、アルミニウム−ジルコニウムオクタクロロハイドレート、アルミニウムセスキクロロハイドレート、アルミニウムセスキクロロハイドレックスPG、アルミニウムクロロハイドレックスPEG、アルミニウムジルコニウムオクタクロロハイドレックスグリシン複合体、アルミニウムジルコニウムペンタクロロハイドレックスグリシン複合体、アルミニウムジルコニウムテトラクロロハイドレックスグリシン複合体、アルミニウムジルコニウムトリクロロハイドレックスグリシン複合体、アルミニウムクロロハイドレックスPG、ジルコニウムクロロハイドレート、アルミニウムジクロロハイドレート、アルミニウムジクロロハイドレックスPEG、アルミニウムジクロロハイドレックスPG、アルミニウムセスキクロロハイドレックスPG、アルミニウムクロライド、アルミニウムジルコニウムペンタクロロハイドレート、CTFA便覧p56(参照によって本明細書に組み込まれる)に挙げられている数多くの他の有用な制汗性化合物、およびこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
アストリンゼント塩に加えて、消臭化合物として、静菌性四級アンモニウム化合物、たとえば、セチルトリメチルアンモニウムブロマイド、セチルピリジニウムクロライド、ベンゼトニウムクロライド、ジイソブチルベンゾキシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ナトリウムN−ラウリルサルコシン、ナトリウムN−ポリメチルサルコシン、ラウロイルサルコシン、N−ミリストリルグリシン、カリウムN−ラウロイルサルコシンおよびステアリルトリメチルアンモニウムクロライド;生理活性化合物;または炭酸塩もしくは炭酸水素塩、たとえば、アルカリ金属炭酸塩および炭酸水素塩、ならびにアンモニウムおよびテトラアルキルアンモニウム炭酸塩および炭酸水素塩も可能である。他の有用な消臭化合物として、クロロフィリン銅複合体、アルミニウムクロライド、アルミニウムクロライドヘキサハイドレートおよびメチルベンゼトニウムクロライドが挙げられる。
また、酸化防止剤も本発明の処方剤に有用である。適切な酸化防止剤の典型的なものとして、没食子酸のプロピル、オクチルおよびドデシルエステル類、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA、通常、オルソ異性体およびメタ異性体の混合物として購入される)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ノルジヒドログアイアレチン酸、ビタミンA、アスコルビン酸およびその塩、脂肪酸のアスコルビルエステル類、アスコルビン酸誘導体(たとえば、アスコルビルリン酸マグネシウム、アスコルビルリン酸ナトリウム、アスコルビルソルベート)、トコフェロール、トコフェロールアセテート、トコフェロールの他のエステル類、トコトリエノール類およびこれらのエステル類、および6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸(商品名TROLOXで市販されている)が挙げられる。他の適切な酸化防止剤として、尿酸およびその塩類およびアルキルエステル類、ソルビン酸およびその塩類、リポ酸、アミン類(たとえば、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、アミノ−グアニジン)、スルフヒドリル化合物(たとえば、グルタチオン、N−アセチルシステイン)、ジヒドロキシフマル酸およびその塩類、リシンパイドレート、アルギニンパイロレート、ノルジヒドログアイアレチン酸、バイオフラボノイド、クルクミン、リジン、メチオニン、プロリン、スーパーオキシドディスムターゼ、シリマリン、茶抽出物、ブドウ果皮/種子抽出物、メラニンおよびローズマリー抽出物が挙げられ、使用してもよい。
好ましい酸化防止剤は、光安定性酸化防止剤である。例示的な光安定性酸化防止剤が、EMD Chemicals社によって、商品名エンブリカで市販されている。たとえば、米国特許第6,831,191号明細書を参照。酸化防止剤、好ましい光安定性酸化防止剤(たとえば、エンブリカ)は、日焼け止め添加剤中に、約0.05〜約5%、約0.05〜約2%、約0.1%、0.2%、0.3%または0.4%、あるいは日焼け止め剤/ボディウォッシュ中に、約0.02〜約2%、約0.02〜約1%、約0.04%、0.06%、0.08%、0.1%、0.2%または0.3%含有されてよい。
防虫剤は、パーソナルケア製品用の最も広く使用される活性剤であり、しばしば「DEET」と呼ばれるN,N−ジエチル−m−トルアミドであって、少なくとも約95%のDEETを含む濃縮物の形で入手可能な活性剤を含む。他の合成化学防虫剤として、フタル酸ジメチル、エチルヘキサンジオール、インダロン、ジ−n−プロピルイソシンクロネート(propylisocinchoronate)、ビシクロヘプテン、ジカルボキシイミドおよびテトラヒドロフルアルデヒドが挙げられる。特定の植物由来の材料もまた、防虫活性を有し、これには、シトロネラ油およびシトロネラの他の供給源(レモングラス油を含む)、リモネン、ローズマリー油およびユーカリ油が挙げられる。本発明の組成物へ組み込むための防虫剤の選択は、防虫剤の臭いによってしばしば影響を受ける。使用される防虫剤の量は、薬剤の選択に依存し、DEETは、高い濃度、たとえば約15%以上までで有用であり、一方、植物由来の物質のうちのいくつかは、通常かなり少ない量、たとえば0.1%以下で使用される。
本発明の組成物は、幅広い範囲のさらなる任意の成分を含み得る。CTFA化粧品成分便覧,第7版、1997年および第8版、2000年(これらは、参照によりその全体が本明細書中に組み込まれる)は、スキンケア組成物中で一般的に使用される幅広い種々の活性成分を記載し、これらは、本発明の組成物での使用に適切である。他の局所用活性化合物が、Remington’s Pharmaceutical Sciences,第20版,Lippincott Williams & Witkins,Baltimore,MD(2000年)(以下「Remington’s」)、U.S.Pharmacopeia and National Formulary,The United States Pharmacopeial Convention社,Rockville,Md.and Physician’s Desk Reference,Medical Economics社,Oradell,NJ.に列挙され、これらの文献は、参照により本明細書に組み込まれる。
非日焼け止め活性物質は、そのまま、あるいは封入された形態で提供されてよい。封入は、上記、日焼け止め添加剤に関する所で記載されている。封入された活性物質の他に、ある実施形態では、活性物質を含む局所適用のための添加剤または組成物は、さらに、本明細書で記載するように、カチオン性ポリマーを含み、場合によっては、フィルム形成剤、防腐剤および/または太陽光への暴露の際安定な酸化防止剤を含む。他の成分は、本明細書で記載するようなものであり得、ある実施形態では、局所適用のための添加剤または組成物は、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはそれ以上の活性物質を含んでもよく、それぞれ、任意の組み合わせで、封入されてもよくまたは封入されていなくてもよい。
好ましい実施形態では、活性物質をシリカゾル−ゲルマイクロカプセル等のゾル−ゲルマイクロカプセルに封入する。そのようなマイクロカプセルは、米国特許第6,238,650号、第6,436,375号、第6,303,149号、および第6,468,509号に記載されている。したがって、ある実施形態では、本発明は、局所適用のための組成物に添加する添加剤であって、該添加剤は、封入された非日焼け止め活性物質と、場合によっては、さらにカチオン性ポリマーとを含む添加剤を提供する。他の実施形態では、本発明は、添加剤を含む局所適用のための組成物であって、該添加剤は封入された非日焼け止め活性物質と、場合によっては、さらに、カチオン性ポリマーとを含む組成物を提供する。さらなる成分としては、フィルム形成剤、酸化防止剤、防腐剤および本明細書に列挙された他の成分が挙げられる。局所適用のための組成物は、たとえば、ボディウォッシュであってもよい。
ある実施形態では、本発明は、マイクロカプセル、たとえば、ゾル−ゲルマイクロカプセル(たとえば、米国特許第6,238,650号、第6,436,375号、第6,303,149号、および第6,468,509号に記載されているようなもの)であって、単独であるいはボディウォッシュ中で添加剤として使用された場合、皮膚上で保護バリアとして作用するものを提供する。これらの実施形態では、ゾル−ゲルマイクロカプセルは、いかなる追加の活性成分なし(すなわち、空の状態)で使用し、物理的なバリアを提供してもよく、あるいは、バリア機能を増強する追加の封入された活性成分とともに使用してもよい。たとえば、マイクロカプセルは、毒剤(たとえば、生物または化学兵器材)または放射線(たとえば、α、β、γ照射)が使用者の皮膚に侵入するのを部分的または完全に遮蔽するように作用する物質を含んでもよい。ある実施形態では、マイクロカプセルは、放射線、たとえば、黒鉛、鉛、タングステン、および他の業界で公知のものを吸収する剤、または、セラミックビーズ等の放射線を反射する剤を1種以上含んでもよい。マイクロカプセルを、皮膚に適用した時、最小のあるいは全く破れないように、皮膚の侵入が最小になるように設計されていている場合、これらの物質は、放出しない、あるいは最小量でしか放出しないので、遮蔽効果を提供する毒性物質(たとえば鉛)でさえ使用することができる。最終的に、マイクロカプセルは、外皮細胞層の繰り返し洗浄および/または普通の膜脱落によって皮膚から除去される。特に、たとえば、テロリストの攻撃に対して戦うあるいはそれを食い止める、あるいは戦闘中に、従事する兵士に起こり得る1回または非常に少ない被爆のために使用される剤に関して、本発明は、兵士の皮膚上の最後の砦を提供する手段であって、マイクロカプセルに使用される活性物質は、長期間の使用に適するものではなく、より大きな危険から装着者を保護するために限定された回数の適用に適するもの(たとえば、放射線攻撃に対して保護するために、鉛を封入したマイクロカプセル)である手段を提供する。
マイクロカプセル、たとえばゾル−ゲルマイクロカプセルを、そのままあるいはボディウォッシュの形態で皮膚に適用した場合、カプセルの破れが最小あるいはないように製造することができる。あるいは、マイクロカプセル、たとえばゾル−ゲルマイクロカプセルを、そのままあるいはボディウォッシュとして適用した時、平均して、種々の破れ具合になるように製造することができる。したがって、マイクロカプセル、たとえばゾル−ゲルマイクロカプセルは、適用後(あるいは、マイクロカプセル含有ボディウォッシュの場合、適用して濯いた後)、約0%の破れ、または約0.1、0.5、1、2、5、10、20、30、40、50、60、70、80または90%から約0.5、1、2、5、10、20、30、40、50、60、70、80または90%までの範囲の破れとなるように製造してもよい。さらに、マイクロカプセルを、皮膚で起こる状態に応答して破れて開くように処方し、適用後、マイクロカプセルが徐放的にあるいは制御された様式でその中身を放出するよう作用させてもよい。該状態は、使用者の環境によって変化する可能性があり、その変化によってマイクロカプセルの破損を誘発する可能性があるが、限定ではない皮膚または毛髪の状態の例として、pH、温度、摩擦、光または空気への暴露、圧力などが挙げられる。
(C.カチオン性成分)
ある実施形態では、添加剤、たとえば、本発明の日焼け止め添加剤および日焼け止め剤/ボディウォッシュは、さらに、カチオン性成分を含む。理論に縛られるものではないが、この成分は、タンパク質バインダーとして正の電荷を提供し、組成物の皮膚および毛髪のタンパク質に対する付着を促進し、こうして、濯いだ後、正常な活性の間、組成物、たとえば日焼け止め剤の保持力を増強すると考えられる。この正の電荷は、毛髪または皮膚においてタンパク質への強い親和性を作り出す。正の電荷を付与するいかなる方法を使用してもよい。
好ましい方法は、組成物中に1種以上のカチオン性ポリマーを含ませることによる方法である。種々のカチオン性ポリマーを使用してよい。カチオン性ポリマーの例示は、米国特許第6,224,852号、第3,816,616号、第4,272,515号、第4,298,494号、第4,080,310号、第4,048,301号、第4,009,256号、および第3,186,911号に記載されている。カチオン性ポリマーは、たとえば、Union Carbide社から商標POLYMER JR.で、Celanese−Stein Hall社から商標JAGUARで、GAF社から商品名GafquatmおよびMerck社から商標MERQUATで市販されている。代表的なものとして、Merquat 100、高電荷カチオン性ジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー、およびMerquatTM 550、ジメチルジアリルアンモニウムクロライドとアクリルアミドとから製造される高電荷カチオン性共重合体が挙げられる。これらの物質は、CTFA事典で、それぞれ、クオタニウム−40およびクオタニウム−41と称されている。
ポリクオタニウムは特に好ましい。粉末形態の四級化物質(ポリクオタニウムに限定されない)を使用してもよい。本発明において使用される例示的なポリクオタニウムとして、ポリクオタニウム−4、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−11、ポリクオタニウム−22、ポリクオタニウム−37、ポリクオタニウム−44、ポリクオタニウム−51およびポリクオタニウム−64が挙げられる。ポリクオタニウム化合物は、たとえば、ポリクオタニウム−4に関して、CELQUAT L−200として市販されている。さらに、例示的なポリクオタニウムとして、ビニルピロリドン、メタアクリルアミド、ビニルイミジアゾール、および四級化ビニルイミジアゾールと、ビニルカプロラクタムとの四級化共重合体であり得る。これらは、全て、異なる電荷密度の範囲に広がっている。本発明では、主として、より大きなカチオン性電荷を持つものに関連する。発明者らが列挙しなかった新しいポリクオタニウムは、ポリクオタニウム−68、ポリクオタニウム−46およびポリクオタニウム−16である。理論によって縛られるものではないが、このカチオン性化合物による封入(たとえば、カプセル内部に日焼け止め活性剤)の捕捉に関し、濯ぎ落とすことは困難で、活性物質を皮膚および毛髪中のタンパク質に導かれると考えられる。
本発明のある実施形態で有用なのは、本発明は乾燥カチオン性成分であり、たとえば、商品名CAE(Anjinomoto社)で販売されている成分であり、これは、L−ココイルアルギニンエチルエステルのDL−ピロリドンカルボン酸塩であって、タンパク質を付着させ、抗菌硬化を提供するのに有用なカチオン性剤である。
添加剤のある実施形態、たとえば日焼け止め剤添加剤では、カチオン性成分(たとえば、カチオン性ポリマー)は、組成物全体の約0.1〜約20%、約0.1〜約10%、約0.5〜約10%、約1〜約10%、約0.5〜約5%、約0.5〜約3%、約1〜約5%、または約1〜約3%、あるいは約1%である。ある実施形態では、カチオン性成分はポリクオタニウム−4であり、ある実施形態では、ポリクオタニウム−4は、約1%存在する。
活性物質/ボディウォッシュのある実施形態、たとえば日焼け止め剤/ボディウォッシュでは、カチオン性成分(たとえば、カチオン性ポリマー)は、組成物全体の約0.03〜約7%、約0.03〜約4%、約0.2〜約4%、約0.3〜約4%、約0.2〜約2%、約0.3〜約4%、約0.3〜約1%、あるいは約0.3または0.4%である。ある実施形態では、カチオン性成分はポリクオタニウム−4であり、ある実施形態では、ポリクオタニウム−4は約0.33%存在する。
(D.フィルム形成剤)
ある実施形態では、本発明の組成物は、さらに、フィルムバリアー系、通常、濯いだ後残った日焼け止め剤を保持するために作用する疎水性層を提供する成分を含む。フィルムバリアー系は、業界でよく知られ、ペトロラタム、シリコン誘導体およびこれらの組み合わせ(これらに限定されない)を含む。また、中性になるまで不溶性であるカルボキシル末端を有するポリマーも有用である。中性にされた後、それらはフィルム形成剤として作用する。また、フィルム形成剤は、軟化薬エステル類、ラノリン誘導体(たとえば、アセチル化ラノリン)、および過脂肪性油を含む。フィルム形成剤として、たとえば、好ましいフィルム形成剤として、ペトロラタム、ジメチコン、ステアラミドプロピルジメチルアミンステアレートおよび酢酸トコフェロールを含む、MOISTUREGUARDTMがEngelhardから市販されている。
また、アクリル系共重合体を本発明の処方剤にフィルム形成剤として添加するのが望ましいこともある。例示的な液体アクリル系共重合体処方剤は、DERMACRYLであり、National Starch and Chemical社によって市販されている。アクリル系共重合体は、日焼け止め添加剤中に、約0.1〜約5%、約0.2〜約3%、約0.2%、0.3%、0.4%または0.5%、あるいは、日焼け止め剤/ボディウォッシュ中に、約0.05〜約2%、約0.1〜約1%、約0.05%、0.1%、0.2%、0.3%、0.4%または0.5%含有されてもよい。
第2フィルム形成剤を使用してもよく、たとえば、ケラチンまたはシステイン等のアミノ酸複合体中の他のタンパク質誘導体が挙げられる。
フィルム形成剤は、日焼け止め添加剤中に、約0.1〜約25%、約1〜約10%、約2〜約6%、あるいは約3、4または5%の範囲で存在してよい。ある実施形態では、フィルム形成剤、MoistureGuardを、約4.2%の濃度で使用する。同等のフィルム形成剤を同等の濃度で使用してもよい。
記載したように、製剤の中には、複数の機能を発揮するものもあり、たとえば、TioveilおよびSpectraveil(両方ともTioxide Group)等の無機遮断剤は、ある変種においてはフィルム形成剤であり得、本発明では有利な用途であり得る。
さらに、多くの軟化薬もフィルム形成機能を発揮でき、皮膚上でバリアを提供する。したがって、本発明の組成物は、水不溶性軟化薬を含んでもよく、脂肪酸、たとえば、オレイン酸およびステアリン酸;油肪アルコール、たとえば、セチルアルコールおよびヘキサデシルアルコール(ENJAY);エステル類、たとえば、アジピン酸ジイソプロピル、C−C15アルコールの安息香酸エステル類およびノナン酸イソノニル;アルカン類、たとえば、鉱物油;シリコーン類、たとえば、ジメチルポリシロキサン;およびエーテル類、たとえば、ポリオキシプロピレンブチルエーテルおよびポリオキシプロピレンセチルエーテルなどが挙げられる。水不溶性軟化薬を使用する場合、その量は、約2%〜約15重量%であり、最も好ましくは約4%〜約10%である。
他の有用なフィルム形成剤として、New Phase TechnologiesからPERFORMALENE400として入手可能な、分子量400のポリエチレンのようなポリエチレンが挙げられる。他の適切な防水剤として、New Phase TechnologiesからPERFORMALENE2000として入手可能であるポリエチレン2000(分子量:2000)が挙げられる。
さらに他の適切なフィルム形成剤/防水剤は、合成ワックスであり、これもNew Phase TechnologiesからPERFORMA V−825として入手可能である。さらに他の適切なフィルム形成剤/防水剤は、オクタデセン/MA共重合体である。
本発明の枠内で使用してもよい追加のフィルム形成剤は、業界で公知のいかなるフィルム形成剤化学的性質も含む。したがって、適切な追加のフィルム形成剤として、アカシアガム、セルロース誘導体、グア誘導体、およびC.T.F.A.化粧品成分便覧、第1版、1988年(参照によって本明細書に組み込まれる)の68、69頁に記載のもの全てが挙げられる。そのようなフィルム形成剤として、アクリルアミド共重合体、アクリルアミド/ナトリウムアシレート共重合体、アクリレート/アクリルアミド共重合体、アクリレート/アンモニウムメタクリレート共重合体、アクリレート共重合体、アクリレート/ジアセトンアクリルアミド共重合体、アクリル/アクリレート共重合体、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレンアミン共重合体、アジピン酸/エポキシプロピル/ジエチレントリアミン(diethlenetnamine)共重合体、胚乳、ステアリン酸アリル/VA共重合体、アミノエチルアクリレートリン酸塩/アクリレート共重合体、アンモニウムアクリレート共重合体、アンモニウムアルギネート、アンモニウムビニルアセテート/アクリレート共重合体、AMPアクリレート/ジアセトンアクリルアミド共重合体、バルサムカナダ、バルサムオレゴン、バルサムペラ、バルサムトル、安息香酸/無水フタル酸/ペンタエリスリトール/ネオペンチルグリコール/パルミチン酸共重合体、ベンゾイン抽出物、ブタジエン/アクリロニトリル共重合体、ブチル化尿素−ホルムアルデヒド樹脂、安息香酸ブチル/無水フタル酸トリメチロールエタン共重合体、エチレン無水マレイン酸共重合体のブチルエステル、PVM/MA共重合体のブチルエステル、カルシウムカラギーナン、カルシウム/ナトリウムPVM/MA共重合体、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース、セルロースガム、コロジオン、コパール、トウモロコシデンプン/アシルアミド/ナトリウムアクリレート共重合体、ダマール、ジエチレングリコールアミン/エピクロロヒドリン/ピペラジン共重合体、DMJ−IF、ドデカンジオン酸/セテアリルアルコールグリコール共重合体、エチルセルロース、エチレン/アクリレート共重合体、エチレン/無水マレイン酸共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、PVM/fvIA共重合体のエチルエステル、可撓性コロジオン、ガムベンゾイン、グッタペチカ、ヒドロキシブチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルグア、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、PVM/MA共重合体のイソプロピルエステル、マルトデキストリン、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂、メタクリロイルエチルベタイネルメタクリレート共重合体、ニトロセルロース、オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレート共重合体、オクチルアクリルアミド/アクリレート共重合体、無水フタル酸/グリセリン/デカン酸グリシジル共重合体、フタル酸/トリメリット酸/グリコール共重合体、ポリアクリルアミド、ポリアシルアミドメチルプロパンスルホン酸、ポリアクリル酸、ポリブチレンテトラフタレート、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリエチルアクリレート、ポリエチレン、ポリエチレンテトラフタレート、ポリイソブテン、ポリクオタニウム−1、ポリクオタニウム−2、ポリクオタニウム−4、ポリクオタニウム−5、ポリクオタニウム−6、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−8、ポリクオタニウム−9、ポリクオタニウム−10、ポリクオタニウム−11、ポリクオタニウム−12、ポリクオタニウム−13、ポリクオタニウム−14、ポリクオタニウム−15、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリビニルイミダゾリニウムアセテート、ポリビニルラルレート、ポリビニルメチルエーテル、カリウムカラギーナン、PVM/MA共重合体、PW、PVP/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、PVP/エイコセン共重合体、PVP/エチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体、PVP/ヘキサデセン共重合体、PVP/VA共重合体、PVP/酢酸ビニル/イタコン酸共重合体、ロジン、血清アルブミン、シュラック、ナトリウムアクリレート/ビニルアルコール共重合体、ナトリウムカラギーナン、ナトリウムポリメタクリレート、ナトリウムポリスチレンスルホネート、デンプン/アクリレート/アクリルアミド共重合体、デンプンジエチルアミノエチルエーテル、ステアキシビニル(steaxybinyl)エーテル/無水マレイン酸共重合体、スチレン/アクリレート/アクリロニトリル共重合体、スチレン/アクリレート/アンモニウムメタクリレート共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体、スチレン/PVP共重合体、安息香酸スクロース/酢酸スクロースイソブチレート/ブチルベンジルフタレート共重合体、安息香酸スクロース/酢酸スクロースイソブチレート/ブチルベンジルフタレート/メチルメタクリレート共重合体、安息香酸スクロース/酢酸スクロースイソブチレート共重合体、トルエンスルホンアミド/ホルムアルデヒド樹脂、トラガントガム、酢酸ビニル/クロトネート共重合体、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体、酢酸ビニル/クロトン酸/メタクリロキシベンゾフェノン−1共重合体、酢酸ビニル/クロトン酸/ビニルネオデカノエート共重合体、およびゼインが挙げられる。
追加のフィルム形成剤には、米国特許第6,838,419号、第6,838,088号、第6,780,422号、第6,531,118号、および第5,916,541号(これらは参照によって本明細書に組み入れられる)に記載のものも含まれる。
(E.他の成分)
組成物の第1成分(たとえば、1種以上の日焼け止め剤)とのいかなる望ましくない反応を回避するように選択される限り、本発明の組成物には、様々な追加の成分を添加してもよい。CTFA化粧品成分便覧、第7版、1997年および第8版2000年(参照によって本明細書に組み込まれる)には、スキンケア組成物において通常使用される可能性のある化粧品および医薬成分の広範な原料を提供する。そのような追加の成分の例として、以下のものから1種以上が挙げられる:吸収剤、研磨剤、固化防止剤、消泡剤、バインダー、生物学的添加剤、緩衝剤、バルク剤、キレート剤/封鎖剤(たとえば、EDTA2ナトリウム)、化学添加剤、着色剤、化粧用アストリンゼント、化粧用殺虫剤、変性剤、薬物アストリンゼント、軟化薬(グリセリンアロベラ、ならびにビタミンA、CおよびD[水和剤および皮膚保護剤]を含む)、泡増進剤、芳香成分、ガム、湿潤剤/保湿成分(尿素、グアニジン、グリコール酸、ソルビトール、グリセリン、ヘキサントリオール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコールなどのポリヒドロキシアルコール、ポリエチレングリコール、糖類およびデンプン類、糖類およびデンプン類の誘導体、D−パンテノール、ヒアルロン酸、ラクタミドモノエタノールアミン、アセタミドモノエタノールアミン、およびこれらの混合物)、ヒドロトロープ、中性化剤、乳白剤および顔料、pH調整剤、可塑剤、防腐剤、推進剤、還元剤、皮膚用漂白剤、皮膚用保護剤、安定化剤、および懸濁剤(たとえば、カルボマー1382)。
ある実施形態では、本発明の添加剤およびボディウォッシュ、たとえば、日焼け止め添加剤または日焼け止め剤/ボディウォッシュは、防腐剤を含む。本発明において有用な例示的な防腐剤として、クエン酸、酒石酸、リン酸、イミノ2酢酸、ニトロ3酢酸、ヒドロキシエチレンアミノ2酢酸およびエチレン2アミンテトラ酢酸、これらの塩;ブチルパラベン、メチルパラベンおよびプロピルパラベン等のパラヒドロキシベンゾエート;イミダゾリン(たとえば、イミダゾリニル尿素)、トリクロサン、ヒダントイン(たとえば、ジメチロールジメチルヒダントイン)、イソチアゾリジノン化合物、およびこれらの混合物が挙げられる。市販の防腐剤として、KATHON CGおよびKATHON CGIIがあり、これらはメチルクロロイソチアゾリノンおよびメチルイソチアゾリノン(Rohm and Haas社)を含む。存在する場合は、防腐剤の量は、0.001〜2%、好ましくは0.01〜0.2%の範囲である。
ある実施形態では、本発明の組成物はキレート剤を含む。キレート剤は、たとえば複素環構造のように、イオンを関与環のそれぞれから化学結合によって保持するように金属イオンをキレート化または結合するために使用される物質である。適切なキレート剤として、エチレン2アミンテトラ酢酸(EDTA)、EDTA2ナトリウム、カルシウム2ナトリウムエデト酸、EDTA3ナトリウム、EDTA4ナトリウムおよびEDTA2カリウムが挙げられる。場合によっては、1種以上のキレート剤が、添加剤または添加剤/ボディウォッシュ中に、約0.001〜約0.2重量%の範囲の量、または約0.01重量%で含まれる。
組成物の質感および粘度を調整するために、所望により増粘剤またはゲル化剤を添加してもよい。例示的な増粘剤またはゲル化剤として、CarbopolTM樹脂[たとえば、934、971、974、980、981]およびPemulenTM[TR−1およびTR−2][CarbopolTMもPemulenTMもBF Goodrich社の登録商標である]、Noveon AA−1、ETD樹脂およびUltrezTM樹脂[登録商標、BF Goodrich社]から選択してもよい。さらに、カルボマーもこの目的のために有用である。
非極性ワックスが含まれるのが望ましいこともある。そのような有用なワックスの例として、エステルワックス、ジエステルワックス、炭化水素ワックス、シリコーンワックス、トリグリセリドワックスおよびこれらの混合物が挙げられる。
他の成分には、液体炭化水素(ペンタンに類似)および/またはアルギニンおよび/またはシステインから誘導されるカチオン性発泡剤が含まれる。
さらに、組成物中に存在させることができる任意の成分として、香料、染料、トリクロカルバン、トリクロサン、ヨードホール、ヨウ素製剤等の抗菌物質、ヘキサクロロフェン等のフェノール性化合物、およびクロロヘキシデングルコネート等のビスビグアナイドなどが挙げられる。たとえば、米国特許第6,827,795号、第6,517,854号、第6,010,817号、第5,173,216号、第5,719,113号、第5,259,984号、第5,562,912号、第5,629,006号、第5,728,662号、第5,767,163号、第5,750,579号、第5,591,442号、第5,650,143号、第5,772,640号、および第4,478,821号を参照。
組成物の成分は、一般的に、水中で混合される。
(F.界面活性剤およびボディウォッシュ)
本発明の組成物は、皮膚を洗浄するための製品,たとえば、浴用ジェルまたはシャワージェル、手洗い用組成物または顔洗浄液体;前または後ひげそり用製品;洗い流す、拭い取る、および洗い流さないスキンケア製品;毛髪洗浄用および歯科用製品として処方してもよい。シャワージェルは、特に好ましい製品である。
日焼け止め剤/ボディウォッシュ組成物の製造を所望の場合は、本発明の日焼け止め添加剤を他の成分と組み合わせ、ボディウォッシュ(たとえば、液体または固体配合物)を製造してもよい。日焼け止め剤/ボディウォッシュは、1種以上の界面活性剤を含んでもよい。ボディウォッシュにおける界面活性剤の使用は、業界でよく知られている。業界で知られ、ボディウォッシュ組成物に適正な任意の界面活性剤を使用してよい。McCutcheon’s Detergents & Emulsifiers,M.C.Publishing社(北アメリカ版、1989年);Schwartzら,Surface Active Agents,Their Chemistry and Technology,New York,Interscience Publishers社,1949年、米国特許第6,096,697号、第4,741,855号、第4,788,066号、第5,104,646号、第5,106,609号、第2,658,072号、第2,438,091号、第2,528,378号、第2,486,921号、第2,486,922号、第2,396,278号、第2,979,465号、第3,179,599号、第5,322,643号、第5,084,212号、第3,332,880号、第4,122,029号、第4,265,878号、第4,421,769号、第3,929,678号、第3,959,461号、第4,387,090号、第4,303,543号、および第6,224,852号;および英国特許第848,224号および第791,415号を参照のこと。また、CTFA化粧品成分事典、第4版、1991年、p509〜514、種々の長鎖アルキルカチオン性界面活性剤の項;およびRichmond,James M.,Cationic Surfactants,Marcel Dekker社,New YorkおよびBasel、1990年も参照。
界面活性剤(複数を含む)は、カチオン性、アニオン性、非イオン性、双イオン性、両性、またはこれらの任意の組み合わせであってよい。
アニオン性界面活性剤の具体的な例示として、アルキルおよびアルキルエーテルサルフェート、硫酸化モノグリセリド、スルホン化オレフィン類、アルキルアリールスルホネート、第1、第2アルカンスルホネート、アルキルスルホサクシネート、アシルタウレート、アシルイセチオネート、アルキルグリセリルエーテルスルホネート、スルホン化メチルエステル類、スルホン化脂肪酸、アルキルリン酸塩、エトキシル化アルキルリン酸塩、アシルグルタメート、アシルサルコシネート、アルキルスルホアセテート、アシル化ペプチド、アルキルエーテルカルボキシレート、アシルラクチレート、アニオン性フルオロ界面活性剤およびこれらの組み合わせからなる群から選択されるものが挙げられる。アニオン性界面活性剤の組み合わせは、本発明において効率的に使用することができる。使用してもよいアルキルサルフェートの具体例は、ラウリルまたはミリスチルサルフェートのナトリウム、アンモニウム、カリウム、マグネシウムまたはTEA塩である。使用してもよいアルキルエーテルサルフェートの例として、アンモニウム、ナトリウム、マグネシウムまたはTEAラウレス−3サルフェートが挙げられる。
アニオン性界面活性剤の他の適切なものは、式:R1CO−O−CH−C(OH)H−CH−O-SOM(式中、R1は、飽和または不飽和、分岐状または分岐していない炭素数約8〜約24のアルキル基であり、Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびモノエタノールアミン等の水溶性カチオンである)の硫酸化モノグリセリドである。硫酸化モノグリセリドの例は、ナトリウムココモノグリセリドサルフェートである。
他の適切なアニオン性界面活性剤として、式:R1SOM(式中、R1は、炭素数約12〜約24のモノオレフィンであり、Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびモノエタノールアミン等の水溶性カチオンである)のオレフィンスルホネートが挙げられる。スルホン化オレフィンの例は、ナトリウムC14/C16α−オレフィンスルホネートである。
他の適切なアニオン性界面活性剤は、式:R1−C−SOM(式中、R1は、飽和または不飽和、分岐状または分岐していない、炭素数約8〜約24のアルキル基であり、Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびモノエタノールアミン等の水溶性カチオンである)の線状アルキルベンゼンスルホネートである。このアニオン性界面活性剤の例は、ナトリウムドデシルベンゼンスルホネートである。
本発明の組成物に適するさらに他のアニオン性界面活性剤として、式:R1SOM(式中、R1は、飽和または不飽和、分岐状または分岐していない炭素数約8〜約24のアルキル鎖であり、Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびモノエタノールアミン等の水溶性カチオンである)の第1または第2アルカンスルホネートが挙げられる。本発明で有用なアルカンスルホネートの例は、アルカリ金属またはアンモニウムC13−C17パラフィンスルホネートである。
さらに他の適切なアニオン性界面活性剤は、アルキルスルホサクシネート類であり、これはジナトリウムN−オクタデシルスルホサクシネート;ジアンモニウムラウリルスルホサクシネート;テトラナトリウムN−(1,2−ジカルボキシエチル)−N−オクタデシルスルホサクシネート;スルホコハク酸ナトリウムのジアミルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジヘキシルエステル;およびジスルホコハク酸ナトリウムのオクチルエステル類を含む。
またタウリンに基づくタウラートも有用である。タウラートの例として、米国特許第2,658,072号に詳しく説明するように、ドデシルアミンをナトリウムイセチオナートで反応させて製造するもの等のN−アルキルタウリン類が挙げられる。
適切なアニオン性界面活性剤の他の群は、アシルイセチオナート類である。これらのアシルイセチオナート類の限定ではない例示として、アンモニウムココイルイセチオナート、ナトリウムココイルイセチオナート、ナトリウムラウロイルイセチオナート、およびこれらの混合物が挙げられる。
さらに他の適切なアニオン性界面活性剤として、式:R1−OCH−C(OH)H−CH−SOM(式中、R1は、飽和または不飽和、分岐状または分岐していない炭素数約8〜約24のアルキル基であり、Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびモノエタノールアミン等の水溶性カチオンである)のアルキルグリセリルエーテルスルホネートである。一例として、ナトリウムココグリセリルエーテルスルホネートがある。
他の適切なアニオン性界面活性剤として、式:R1−CH(SO)−COOHのスルホン化脂肪酸および式:R1−CH(SO)−CO−O-CHのスルホン化メチルエステル類(式中、R1は、飽和または不飽和、分岐状または分岐していない炭素数約8〜約24のアルキル基(たとえば、αスルホン化ココナッツ脂肪酸およびラウリルメチルエステル);リン酸塩、たとえば、五酸化リンと分岐状または分岐していない炭素数約8〜約24のアルコールとの反応により形成されるモノアルキル、ジアルキルおよびトリアルキルリン酸塩(たとえば、ナトリウムモノまたはジラウリルリン酸塩、エトキシル化モノアルキルリン酸塩、その他);式:R1CO−N(COOH)−CHCH−COM(式中、R1は、飽和または不飽和、分岐状または分岐していない炭素数約8〜約24のアルキルまたはアルケニル基であり、Mは、水溶性カチオン(たとえば、ラウロイルグルタミン酸ナトリウムおよびココイルグルタミン酸ナトリウム)である)に相当するグルタミン酸アシル;式:R1CON(CH)−CHCH−COM(式中、R1は、飽和または不飽和、分岐状または分岐していない炭素数約10〜約20のアルキルまたはアルケニル基であり、Mは、水溶性カチオン(たとえば、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ココイルサルコシン酸ナトリウムおよびラウロイルサルコシン酸アンモニウム)に相当するアルカノイルサルコシン酸塩;式:R1−(OCHCH−OCH−COM(式中、R1は、飽和または不飽和、分岐状または分岐していない炭素数約8〜約24のアルキルまたはアルケニル基であり、xは、1〜10であり、Mは、水溶性カチオン(たとえば、ナトリウムラウレスカルボキシレート)である)に相当するアルキルエーテルカルボキシレート;式:R1CO−[O−CH(CH)−CO]−COM(式中、R1は、飽和または不飽和、分岐状または分岐していない炭素数約8〜約24のアルキルまたはアルケニル基であり、xは3であり、Mは、水溶性カチオン(たとえば、ココイル乳酸ナトリウム)である)に相当する乳酸アシル;限定ではない例示として、ラウロイルカルボン酸ナトリウム、ココイルカルボン酸ナトリウムおよびラウロイルカルボン酸アンモニウムが挙げられるカルボン酸塩;アニオン性フルオロ界面活性剤;および例示として、ラウリン酸ナトリウム、ミリスチン酸ナトリウム、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、牛脂脂肪酸塩、ヤシ脂肪酸塩を含む、植物および/または動物の油脂のケン化から誘導される天然の石ケンが挙げられる。
アニオン性界面活性剤に関し、任意のカウンターカチオン、Mを使用することができる。カウンターカチオンは、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミンからなる群から選択されるのが好ましい。
本発明の組成物に含ませてもよい非イオン性界面活性剤の限定ではない例示として、アルキルグルコシド、アルキルポリグルコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルコキシル化脂肪酸エステル類、スクロースエステル類、アミンオキサイドおよびこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。
アルキルグルコシドおよびアルキルポリグルコシドは、本発明において有用であり、長鎖アルコール、たとえば、C8−30アルコールと、糖類またはデンプン類、あるいは糖またはデンプンポリマー、すなわち、グルコシドまたはポリグリコシドとの縮合生成物として、広く定義することができる。これらの化合物は、式:(S)-O−R(式中、Sは、グルコース、フルコース、マンノースおよびガラクトース等の糖部分であり、nは約1〜約1000の整数であり、Rは、C8−30アルキル基である)によって、表すことができる。アルキル基が誘導される長鎖アルコールの例として、デシルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコールなどが挙げられる。これらの界面活性剤の好ましい例として、Sがグルコース部分であり、RがC8−20アルキル基であり、nが約1〜約9の整数であるものが挙げられる。これらの界面活性剤の市販品の例示として、デシルポリグルコシド(APG325CSとしてHenkel社から入手可能)およびラウリルポリグルコシド(APG600CSおよび625CSとしてHenkel社から入手可能)が挙げられる。ヤシ脂肪酸スクロースおよびラウリル酸スクロース等のスクロースエステル界面活性剤も有用である。
他の有用な非イオン性界面活性剤として、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤が挙げられ、より具体的な例示としてグルコサミドが挙げられる。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含む組成物を製造する方法は、たとえば、英国特許第809,060号明細書、1959年2月18日に公開、Thomas Hedley社による;米国特許第2,965,576号、R.Wilson、1960年12月20日に発行;米国特許第2,703,798号、M.Schwartz、1955年3月8日に発行;および米国特許第1,985,424号、Piggott、1934年12月25日に発行に記載されている。
非イオン性界面活性剤の他の例として、アミンオキサイドが挙げられる。アミンオキサイドは、一般式:RN→O(式中、Rは、炭素数約8〜約18のアルキル、アルキニルまたはモノヒドロキシアルキルラジカル、0〜約10個のエチレンオキサイド部分、および0〜約1個のグリセリル部分を含み、RおよびRは、約1〜約3個の炭素原子、および0〜約1個のヒドロキシ基を含む、たとえば、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチルまたはヒドロキシプロピルラジカルである)に相当する。式中の矢印は、半極性結合の従来からの表記である。本発明で使用に適するアミンオキサイドの例として、ジメチル−ドデシルアミンオキサイド、オレイルジ(2−ヒドロキシエチル)アミンオキサイド、ジメチルオクチルアミンオキサイド、ジメチル−デシルアミンオキサイド、ジメチル−テトラデシルアミンオキサイド、3,6,9−トリオキサヘプタデシルジエチルアミンオキサイド、ジ(2−ヒドロキシエチル)−テトラデシルアミンオキサイド、2−ドデコキシエチルジメチルアミンオキサイド、3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピルジ(3−ヒドロキシプロピル)アミンオキサイド、ジメチルヘキサデシルアミンオキサイドが挙げられる。
本明細書で使用される用語「両性界面活性剤」は、双イオン性界面活性剤を包含することを意図し、これは、両性界面活性剤のサブセットとして製造の当業者によく知られている。
様々な両性泡立ち界面活性剤を、本発明の組成物において使用することができる。脂肪族第2および第3アミンの誘導体、好ましくは、該誘導体中、窒素がカチオン性の状態であり、脂肪族ラジカルが直鎖または分岐状鎖であり、ラジカルの1つはイオン化し得る、水溶性基、たとえば、カルボキシ、スルホネート、サルフェート、リン酸塩またはホスホネートを含むものとして広く記載されているものが、特に有用である。
両性または双イオン性界面活性剤の限定ではない例示は、ベタイン、スルタイン、ヒドロキシスルタイン、アルキルイミノアセテート、イミノジアルカノエート、アミノアルカノエートおよびこれらの混合物からなる群から選択されるものである。
ベタインの例として、高級アルキルベタイン、たとえば、ココジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルα−カルボキシエチルベタイン、セチルジメチルカルボキシメチルベタイン、セチルジメチルベタイン(Lonzaine16SPとしてLonza社から入手可能)、ラウリルビス−(2−ヒドロキシエチル)カルボキシメチルベタイン、オレイルジメチルγ−カルボキシプロピルベタイン、ラウリルビス−(2−ヒドロキシプロピル)α−カルボキシエチルベタイン、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルジメチルスルホエチルベタイン、ラウリルビス−(2−ヒドロキシエチル)スルホプロピルベタイン、アミドベタイン類およびアミドスルホベタイン類(ここで、RCONH(CHラジカルがベタインの窒素原子に結合している)、オレイルベタイン(両性Velvetex OLB−50としてHenkel社から入手可能)、およびコカミドプロピルベタイン(Velvetex BK−35およびBA−35としてHenkel社から入手可能)が挙げられる。
スルタイン類およびヒドロキシスルタイン類の例示として、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン(Mirataine CBSとしてRhone−Poulenc社から入手可能)等の物質が挙げられる。
本発明の両性界面活性剤の例として、以下の化合物が挙げられる。セチルジメチルベタイン(この物質は、CTFA呼称セチルベタインとも言う);コカミドプロピルベタイン;コカミドプロピルヒドロキシスルタイン。他の有用な両性界面活性剤の例は、アルキルイミノアセテート類、および式:RN[(CH)COM]およびRNH(CHCOM(式中、mは1〜4であり、RはC−C22アルキルまたはアルキニルであり、MはH、アルカリ金属、アルカリ土類金属アンモニウムまたはアルカノールアンモニウムである)のイミノジアルカノエート類およびアミノアルカノエート類である。また、イミダゾリニウムおよびアンモニウム誘導体も挙げられる。適切な両性界面活性剤の具体的な例として、ナトリウム3−ドデシル−アミノプロピオネート、ナトリウム3−ドデシルアミノプロパンスルホネート、N−高級アルキルアルパラギン酸、たとえば、米国特許第2,438,091号記載の教示に従って製造したものであり、商品名「Miranol」の元で販売されている製品であり、米国特許第2,528,378号に記載されているものが挙げられる。有用な両性の他の例として、両性リン酸塩、たとえば、コカミドプロピルPG−ジモニウムクロライドリン酸塩(MonaquatPTCとして、Mona社より市販されている)が挙げられる。また、アンホ酢酸塩類、たとえば、ジナトリウムラウロアンホジアセテート、ナトリウムラウロアンホアセテート、およびこれらの混合物も有用である。
好ましい実施形態では、本発明の日焼け止め剤/ボディウォッシュは、少なくとも1種のカチオン性界面活性剤を含む。多くのカチオン性界面活性剤が業界で公知である。適切なカチオン性界面活性剤として、脂肪族アミン類、ジ脂肪族四級アミン類、トリ脂肪族四級アミン類、イミダゾリニウム四級アミン類およびこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。適切な脂肪アミン類として、モノアルキル四級アミン、たとえば、セチルトリメチル臭化アンモニウムが挙げられる。適切な四級アミン類は、ジアルキルアミドエチルヒドロキシエチルモニウム(hydroxyethylmonium)メトサルフェートである。例示として、以下に記載するものであってよい。ステアリルジメンチルベンジルアンモニウムクロライド;ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド;ノニルベンジルエチルジメチルアンモニウムナイトレート;テトラデシルピリジニウムブロマイド;ラウリルピリジニウムクロライド;セチルピリジニウムクロライド;ラウリルピリジニウムクロライド;ラウリルイソキノリウムブロマイド;ジタロウ(水素化)ジメチルアンモニウムクロライド;ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド;およびステアラルコニウムクロライド。追加のカチオン性界面活性剤は、米国特許第4,303,543号に記載され、第4カラム、58行および第5カラム、1〜42行(参照によって本明細書に組み入れられる)を参照のこと。また、CTFA化粧品成分事典、第4版、1991年、p509〜514、長鎖アルキルカチオン性界面活性剤の項(参照によって本明細書に組み入れられる)も参照のこと。
全界面活性剤、たとえば、カチオン性界面活性剤は、日焼け止め剤/ボディウォッシュ中、約0.1〜約20%、約0.1〜約10%、約0.1〜約5%、約0.5〜約5%、約1〜約10%、約1〜約5%、約0.1〜約2%、約1〜約2%で存在してもよい。ある実施形態では、本発明の日焼け止め剤/ボディウォッシュ組成物は、界面活性剤、たとえば、カチオン性界面活性剤を約1%含む。
添加剤に関して先に記載したように、添加剤/ボディウォッシュ中には、界面活性剤に加えて、他の成分も含めてよい。業界で公知のあるいはボディウォッシュに有用な任意の成分を使用してよい。
ある実施形態では、合成洗剤を、石ケン/界面活性剤に加えてあるいは代わりに使用してもよい。たとえば、OilatumTMAD(登録商標、Stiefel Laboratories)、AquanilTM(登録商標、Person & Covey社)、CetaphilTM(商標、Galderma Laboratories社)またはSpectroDermTM(登録商標、Draxis Pharmaceutical社)、またはこれらと同等のものを、本発明で合成洗剤成分として利用してもよい。
先に記載したように、本発明の日焼け止め添加剤は、従来のボディウォッシュ組成物、毛髪用シャンプー、および洗浄後のスキンケア組成物と組み合わせて使用してもよい。添加および混合比率は上記に挙げ、また、以下により詳しく記載する。本発明の添加剤とともに使用してもよい例示的なボディウォッシュとして、SUAVEボディウォッシュが挙げられる。代表的なSUAVEボディウォッシュの成分として、水、アンモニウムラウリルサルフェート、アンモニウムラウレスサルフェート、コカミドプロピルベタイン、香料、グリセリン、加水分解ミルクタンパク質および蜂蜜抽出物、PEG−10サンフラワーグリセリド、コカミドMEA、グアヒドロキシプロピルリモニウムクロライド、アクリレート共重合体、PEG−5ココアミド、ヒマワリ(サンフラワ)種子油またはグリシン大豆(ソイビーン)油、EDTA4ナトリウム、プロピレングリコール、アンモニウムクロライド、ナトリウム水酸化物、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、二酸化チタン(CI77891)を含む。
(II.方法)
(A.調製)
本発明の組成物は、適切な任意の方法によって製造してよい。好ましい1方法では、「水相」である「第I相」を、組成物のより水溶性の強い成分を混合することによって調製する。たとえば、ポリクオタニウム−4、フィルム形成剤(たとえば、MOISTUREGUARD)および封入された日焼け止め剤(たとえば、UV PEARLS)を均一になるまで混合する。「油相」である「第II相」は、組成物のより疎水性の強い成分を混合することによって、調製する。たとえば、アボベンゾン(たとえば、PARSOL1789)を、オクトクリレンと加熱して溶解するまで混合してもよい。次いで、第I相および第II相を緩やかに撹拌して、均一な組成物が得られるまで混合する(第III相)。第III相を、さらにボディウォッシュ組成物(たとえば、SUAVEボディウォッシュ)と組み合わせ、均一になるまで混合する。二酸化チタン等の別の日焼け止め剤を第III相/ボディウォッシュ組成物に添加し、均一になるまで混合してもよい。あるいは、日焼け止め剤を、ボディウォッシュまたは石ケンに添加する前に加え、ボディウォッシュまたは石ケンとの処方剤の前の添加剤を得てもよい。
(B.用途)
添加剤、たとえば、本発明の日焼け止め添加剤は、通常、ボディウォッシュと組み合わせて使用するように設計される。したがって、本発明の組成物は、典型的には、洗浄中に適用するように設計されている。この特徴は、使いやすさを助長し、累積される付加利益も有し得る。本発明の組成物を、適切あるいは効果的な量を洗浄中に簡単に適用することができ、通常、体全体に適用することができる。シャンプーは、特に毛髪に適用され得る。選択された量の組成物を、皮膚に直接適用してもよいし、あるいはタオル、パッド、スポンジ、または他のアプリケーターの中間の適用を介して使用してもよい。泡立ち後、汚れた腐肉化した皮膚は、水で濯ぐことによって洗い流され、1種以上の添加剤、たとえば日焼け止め成分が後に残る。本発明の添加剤、たとえば本発明の日焼け止め添加剤は、毛髪用シャンプーおよびコンディショナー、洗浄後のローションでも有用である。
したがって、本発明の方法は、皮膚を太陽光から保護する方法であって、日焼け止め剤を含むボディウォッシュを皮膚に適用することを含み、ボディウォッシュを皮膚へ適用し濯いだ後、皮膚は太陽光から、平均SPFが少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20またはそれ以上で保護される方法を含む。ある好ましい実施形態では、皮膚は太陽光から平均SPFが少なくとも約2で保護される。ある好ましい実施形態では、皮膚は太陽光から平均SPFが少なくとも約5で保護される。ある好ましい実施形態では、皮膚は太陽光から平均SPFが少なくとも約10で保護される。ある好ましい実施形態では、皮膚は太陽光から平均SPFが少なくとも約15で保護される。ある実施形態では、ボディウォッシュは、複数回適用される。このような場合、SPFは、累積され、2回目の洗浄で、たとえば、平均で、2を超えるまで、5を超えるまで、6を超えるまで、7を超えるまで、8を超えるまで、9を超えるまで、10を超えるまで、11を超えるまで、12を超えるまで、13を超えるまで、15を超えるまで、15を超えるまで、16を超えるまで、17を超えるまで、18を超えるまで、19を超えるまで、20を超えるまで、21を超えるまで、22を超えるまで、23を超えるまで、24を超えるまで、25を超えるまで、30を超えるまで、35を超えるまで、40を超えるまで、45を超えるまで、あるいは約45を超えるまで増加する可能性がある。ある実施形態では、ボディウォッシュを、1日につき1回適用する。ある実施形態では、ボディウォッシュを1日複数回、たとえば、1日につき2、3、4または5回以上適用する。ある実施形態では、ボディウォッシュをおおよそ1日おきに適用する。ある実施形態では、ボディウォッシュを1週間につき約10、8、7、6、5、4、3、2または1回適用する。
これらの方法において、活性添加剤、たとえば日焼け止め剤は、封入のため、皮膚中のあるレベルを超えて侵入しないことが多い。したがって、本発明の方法のある実施形態では、活性添加剤、たとえば日焼け止め剤は、添加剤を含むボディウォッシュを使用する1回洗浄では、皮膚から、約10、20、25、30、35、40、45または50ミクロンを超えて侵入しない。ある実施形態では、活性添加剤、たとえば日焼け止め剤は、繰り返し洗浄によっても、皮膚から、約10、20、25、30、35、40、45、50、60、70、80、90、100、120または150ミクロンを超えて侵入しない。
他の実施形態では、日焼け止め剤または他の添加剤は、皮膚に侵入するように設計されている。したがって、このような実施形態では、活性添加剤、たとえば、日焼け止め剤は、添加剤を含むボディウォッシュで1回洗浄することにより、皮膚の中へ、少なくとも約10、20、25、30、35、40、45または50ミクロン侵入する。ある実施形態では、活性添加剤、たとえば日焼け止め剤は、皮膚中へ、約10、20、25、30、35、40、45、50、60、70、80、90、100、120または150ミクロンを超えて侵入する。ある実施形態では、この侵入は、1回の洗浄および濯ぎによって起こる。ある実施形態では、この侵入は、繰り返し洗浄および濯ぎによって起こる。
本明細書に記載した任意の添加剤、たとえば通常ボディウォッシュの成分として使用される日焼け止め添加剤を、本発明の方法において使用してもよい。ある実施形態では、添加剤は、非日焼け止め添加剤であり、たとえば、ゾル−ゲルマイクロカプセルの形態で封入されている。これらの実施形態では、業界でよく知られているように、添加剤を、非ボディウォッシュベヒクル、たとえば、皮膚ローション、ジェルクリームなどと組み合わせて使用してもよい。
本発明の組成物は、普通の石ケンと類似の方法で使用する(すなわち、濡らし、組成物を適用し、濯ぐ)ことが通常好ましいが、組成物を湿らすことなくたとえば拭うことによって除去する方法によって使用してもよいことも予測される。これは合成洗剤の場合である。
(C.ビジネス方法)
本発明は、日常の石ケンおよびシャンプーを含む泡立ち製品を使用する、薬用化粧品の局所的送達および医薬品の経皮的送達の分野で、販売店としてビジネスを行う方法も包含する。
消費者は、局所的および経皮的送達方法の利点を取得するために、製品年間300億ドルを超える金額を支払う。この領域の大きな成長にもかかわらず、重大な技術革新はほとんどなかった。ほとんどの送達方法は、まだ、ローション、クリームまたはパッチに依存している。洗浄やシャワーのようなできるだけ日常的に、化粧品または医薬品管理と活性とを組み合わせることによって、本発明のビジネス方法は、局所的および経皮的送達市場のかなりの部分を獲得する。現在の製品ラインを強化することによって、製品は、パーソナルケア製品メーカーに日焼け止め剤のような薬用化粧品市場の成長を確保することを可能にする。またこれらは、薬品製造者にも、消費者により処方箋および市販医薬の管理を管理する魅力的な方法を提供することが可能であるかもしれない。
本発明のビジネス方法は、ビジネスを行う方法であって、現在のボディウォッシュとともに使用する添加剤を市販することを含み、該添加剤は、ボディウォッシュと組み合わせた場合、石ケンまたはボディウォッシュの通常の効果に追加の効果を起こす方法を包含する。該ビジネス方法は、日焼け止め剤、防虫剤、抗にきび薬、抗しわ剤、消臭剤、および本明細書に記載されたほかの全てを含む、本明細書に記載された添加剤のいかなるものも含む方法を含む。ある実施形態では、該方法は、ボディウォッシュ、たとえば固形および液体石ケン、ならびにシャンプーとともに使用し、日焼け止め剤の利点を加える、日焼け止め剤の利点のある剤(添加剤)を市場に出すことを含む。日焼け止め剤は、本明細書に記載した日焼け止め添加剤のどれでもよい。この実施形態は、皮膚ガンおよびしわを気にする消費者の人口が増える中、彼らの製品の市場を広げようとしている石ケン製造業者の注意を喚起するように設計されている。一般的に、利点のある剤は、現在あるブランドとともに使用される、ブランドを問わない添加剤として市場に出される。ある場合は、独立型のブランドを作り出するかもしれない。
日焼け止め剤または他の利点のある剤は、液体および固体石ケンの両方の形態において、添加剤として、あらゆる大きさのパーソナルケア製品メーカーにライセンスが許可され、彼らのブランド製品の提供を強化し、識別させる。ライセンスは排他的でもよいが、非排他的であるのが好ましい。排他的な場合は、規定した地理的な領域内で、規定した期間(期間が満了した時、新しくする選択肢または先買権を伴うことがしばしばである)で、規定したタイプのスキンケア製品あるいは任意のこれらの組み合わせに関して、排他的であってもよい。また、該方法は、1以上の顧客に、一般的に、規定した期間内でライセンスを許可するまたは添加剤を購入する選択肢を提供することを含む。ライセンスに関して、そのような選択肢は排他的でも排他的でなくてもよい。あるいは、日焼け止め剤または他の利点のある剤を製造し、パーソナルケア製品メーカーに供給してもよい。別の代替手段として、添加剤を含む石ケン/ボディウォッシュの独立したブランドを作ることである。
本発明のビジネス方法の別の構成として、添加剤、ライセンスなどを顧客に供給するための支払いを受け取ることを含む。「支払い」は、金銭的対価を含む、考えられるあらゆる形態であることは当然である。典型的なライセンス支払いは、前金、ロイヤリティー、ライセンス維持費、あるいはこれらの組み合わせの形態が取られる。支払いオプションの中には、添加剤または添加剤に対するライセンスを受け取る会社の株も含まれる。当然、他の考えられる形態も、本発明のビジネス方法における支払いを構成する。
さらに、本発明のビジネス方法は、添加剤および/または添加剤/ボディウォッシュを製造することを含んでもよい。ある実施形態では、異なる組織が異なる態様を実施してもよい。たとえば、第1の組織が添加剤を製造し、第2の組織がそれを市場に出すおよび/または分配してもよい。ある実施形態では、1つの組織が製造および販売の両方を実施する。
本発明のビジネス方法は、さらに、a)パーソナルケア製品で使用する添加剤を設計するステップと、b)添加剤のヒトでの安全性および効果を試験するステップと、c)添加剤の分配および販売を準備するステップとを含む方法を含む。ある実施形態では、ステップa)およびc)は、第1の組織、典型的は企業体が行い、ステップb)は企業体や学術団体等の第2の組織が実施する。いくつかのあるいはこれらの実施形態では、ステップb)は、2つの組織の間での共同事業体として実施される。
本明細書に記載された全ての刊行物および特許出願は、それぞれ独立した刊行物または特許出願が、具体的および独立して、参照によって組み入れられることが意図されたと同一程度に参照によって本明細書に組み入れられる。
添付の請求の範囲の精神または範囲を逸脱しない限り、ここで示した開示に多くの変更または修正がなされ得ることは、当業者には明らかであろう。
(実施例1)
ボディウォッシュに添加するための日焼け止め添加剤を以下のように調製した。13.7gの水に、1gのポリクオタニウム−4(CELQUAT−200)、1.5gのMOISTUREGUARDおよび12gのUV PEARLSを添加した。混合物を均一になるまで撹拌し、第I相を調製した。別に、1gのPARSOL1789を、加熱しながら4gのオクトクリレンに加え、均一になるまで撹拌し、第II相を調製した。第I相および第II相を均一になるまで緩やかに震盪し、第III相、日焼け止め添加剤を調製した。
第III相の日焼け止め添加剤を、64.5のSUAVEボディウォッシュに添加し、均一になるまで撹拌した。最後に、2.3の二酸化チタンを撹拌しながら添加した。最終組成物は日焼け止め剤/ボディウォッシュであった。
(実施例2)
実施例1の日焼け止め剤/ボディウォッシュのSPF能を以下のように試験した。50cmの試験領域を、シリンジから供給された10mlの水で湿らせた。試験試料を、FDAモノグラフC.F.R.21に従って、該領域に適用した。石けんを被験体に3分間作用させ、生成物を皮膚内に吸収させた。さらに2分後、該領域を20mlの水で濯ぎ、次いで、該領域を軽くたたいて乾燥させ、15分間放置し、その後FDAモノグラフに従って放射線を照射した。皮膚をUV照射に曝し、MEDを記録し、処置していない皮膚のMEDと比較した。結果を以下の表に示す。
Figure 2008538201
MED:最小紅斑量
I:光源の強度。
この実施例は、このプロトコルによって測定されたように、日焼け止め剤/ボディウォッシュが、処置していない皮膚と比較して、平均SPFが18を超えるまで日焼け防止を助長することを実証した。
(実施例3)
日焼け止め剤/ボディウォッシュを、以下の成分、すなわち、0.1〜7.5重量部のメトキシ桂皮酸オクチル、0.1〜6重量部のサリチル酸オクチル、0.1〜5重量部のオキシベンゾン、1〜10重量部のカチオン性界面活性剤、0.01〜1重量部の四級化化合物および0.01〜1重量部の防腐剤を混合することによって調製する。
(実施例4)
日焼け止め剤/ボディウォッシュを以下の成分を混合することによって調製する。
水 20〜65%
ポリクオタニウム4 0.01〜3.75%
ジメチコン 0.01〜7%
アモルファスシリカ中のメトキシ桂皮酸オクチル
ペトロラタム 0.01〜10%
二酸化チタン 0.01〜20%
オクトクリレン 0.01〜10%
PARSOL1789(アボベンゾン) 0.01〜3%
Kathon 0.01〜2%
ボディウォッシュ汎用品 5〜99%。
(実施例5)
シャンプー、ボディウォッシュ、顔用クレンジング剤またはスペシャル洗浄液用の汎用タイプの石ケンベースは、以下のベースから成り得る。
水 45
Dermacryl AQF 4.7
ポリクオタニウム4 3.8
コカミドプロピルベタイン Unibetain BA−35 6
アンモニウムラウリルサルフェート Unipol A 24
アンモニウムラウレスサルフェート Unipol EA−2 6
ジメチコン保湿剤 10
防腐剤 0.5
100。
このベースは、業界で述べられている混合物で、SPFの利点を助長するためにポリコートを添加する例を示す。ベース中のポリコートの範囲は、ベースに対して0.001%〜10%の範囲で変化させ、系を助長することができる。追加のフィルム形成剤の添加によって、添加剤を増強させることもできる。例は、アクリレート共重合体、Dermacryl AQFtmである。アクリレート、特にカルボキシレート化アクリレートを、0.001%〜20%の濃度で加え、疎水性が実質的な耐水性を提供し、最終製品をかなりな程度耐水性とした。これらの成分は全て石ケンベース処方に添加され、添加剤とともに、相乗効果を作り出す。
(実施例6)
皮膚照射に関し、50人の被験体を、本発明の実施例1の日焼け止め剤/ボディウォッシュで試験した。被験体はいつものように入浴し、洗い、次いで、0.2mlまたは0.2gの試験物質を、被験体の背中の指定された場所に適用し、空気乾燥させた。該手順を9回連続して(月曜、水曜および金曜を連続して3週間)完了した。適用領域の紅斑および浮腫をモニターした。次いで、被験体に10〜14日の休息を与え、他の試験部位に再び適用した。最初の9回の暴露のどれとも同等であった。
この実験中、いかなる種類の有害反応も記録されなかった。
(実施例7)
実施例1の日焼け止め剤/ボディウォッシュを使用して、耐水性試験を実施した。耐水性および防水性の項に関するFDAモノグラフに従って、製品サンプルを被験体の乾燥した皮膚に適用し、次いで、測定の前に40〜80分間渦流浴に沈めた。40分浸漬後の平均SPFは、12.45であり、80分浸漬後は、10.35であった。
本明細書では、本発明の好ましい実施形態を示し、説明したが、そのような実施形態は例示のためだけに提供されることは、当業者には明らかである。本発明から逸脱しない限り、数多くの変形、変更および置換が当業者によって行われるであろう。本明細書に記載した本発明の実施形態に対する種々の代替手段が、本発明の実施において採用されてもよいことは理解すべきである。以下の請求の範囲は、本発明の範囲を規定するものであり、これらの請求項の範囲内の方法および構造、および均等なものは、それによってカバーされるものである。

Claims (31)

  1. ボディウォッシュに添加するための添加剤であって、該添加剤は日焼け止め剤を含み、該添加剤を該ボディウォッシュと組み合わせた場合、ボディウォッシュを皮膚へ1回適用し濯いだ後、該皮膚は平均SPFが少なくとも約15で太陽光から保護される添加剤。
  2. ボディウォッシュに添加するための添加剤であって、該添加剤は、UVA吸収日焼け止め剤、UVB吸収日焼け止め剤、および物理的遮断日焼け止め剤を含み、
    (i)該UVB吸収日焼け止め剤は、アミノ安息香酸、シノキサート、ジオキシベンゾン、ホモサラート、オクトクリレン、メトキシ桂皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、オキシベンゾン、パジマートO、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、スルイソベンゾン、およびサリチル酸トロラミンからなる群から選択され;
    (ii)該UVA吸収日焼け止め剤は、アボベンゾンおよびアントラニル酸メチルからなる群から選択され;
    (iii)該物理的遮断日焼け止め剤は、二酸化チタンおよび酸化亜鉛からなる群から選択され;
    該添加剤を該ボディウォッシュと組み合わせた場合、該ボディウォッシュを皮膚へ1回適用し濯いだ後、該皮膚は平均SPFが少なくとも約2で太陽光から保護される添加剤。
  3. ボディウォッシュに添加するための添加剤であって、該添加剤は日焼け止め剤を含み、該添加剤を該ボディウォッシュと組み合わせた場合、該ボディウォッシュを皮膚へ適用し濯いだ後、該日焼け止め剤は、適用後濯いだ後の該皮膚へ50ミクロン以下侵入する添加剤。
  4. ボディウォッシュに添加するための日焼け止め添加剤組成物であって、UVA吸収日焼け止め剤と、UVB吸収日焼け止め剤と、物理的遮断日焼け止め剤と、カチオン性ポリマーとを含む組成物。
  5. ボディウォッシュに添加するための日焼け止め添加剤であって、第1日焼け止め剤およびカチオン性ポリマーを含む第1成分と、第2日焼け止め剤を含む第2成分とを含み、該第1成分および該第2成分が、別々に該ボディウォッシュに添加される添加剤。
  6. ボディウォッシュに添加するための添加剤であって、該添加剤は、ゾル−ゲルマイクロカプセル中に封入された日焼け止め剤と、カチオン性ポリマーとを含む添加剤。
  7. ボディウォッシュに添加するための添加剤であって、該添加剤は、封入された非日焼け止め活性物質と、カチオン性ポリマーとを含む添加剤。
  8. 日焼け止め剤を含む添加剤を含むボディウォッシュであって、該ボディウォッシュを皮膚へ1回適用し濯いだ後、該皮膚は平均SPFが少なくとも約15で太陽光から保護されるボディウォッシュ。
  9. 日焼け止め剤を含む添加剤を含むボディウォッシュであって、該ボディウォッシュを皮膚へ適用し濯いだ後、該日焼け止め剤は、適用後濯いだ後の該皮膚へ平均で30ミクロン以下侵入するボディウォッシュ。
  10. UVA吸収日焼け止め剤と、UVB吸収日焼け止め剤と、物理的遮断日焼け止め剤と、カチオン性ポリマーとを含むボディウォッシュ。
  11. 添加剤を含むボディウォッシュであって、該添加剤は、封入された非日焼け止め活性物質を含み、さらにカチオン性ポリマーを含むボディウォッシュ。
  12. 前記日焼け止め剤が封入されている、請求項1、2、3、4、5、8、9および10に記載の添加剤。
  13. 前記日焼け止め剤が、ゾル−ゲルマイクロカプセル中に封入されている、請求項12に記載の添加剤。
  14. さらにカチオン性ポリマーを含む、請求項1、2、3、8および9に記載の添加剤。
  15. 前記カチオン性ポリマーがポリクオタニウムである、請求項4、5、6、7、10、11および14に記載の添加剤。
  16. 前記カチオン性ポリマーが、ポリクオタニウム−4、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−11、ポリクオタニウム−22、ポリクオタニウム−27、ポリクオタニウム−44、ポリクオタニウム−51またはポリクオタニウム−64である、請求項15に記載の添加剤。
  17. 前記カチオン性ポリマーがポリクオタニウム−4である、請求項16に記載の添加剤。
  18. さらにフィルム形成剤を含む、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、13および17に記載の添加剤。
  19. 前記フィルム形成剤がペトロラタムを含む、請求項18に記載の添加剤。
  20. 前記添加剤がさらにカチオン性ポリマーを含む、請求項12または13に記載の添加剤。
  21. 前記カチオン性ポリマーがポリクオタニウムである、請求項20に記載の添加剤。
  22. 前記カチオン性ポリマーがポリクオタニウム−4である、請求項21に記載の添加剤。
  23. 前記日焼け止め剤がUVB吸収日焼け止め剤であり、さらにUVA吸収日焼け止め剤を含む、請求項1、3、5、6、8、9、19および22に記載の添加剤。
  24. さらに物理的遮断日焼け止め剤を含む、請求項23に記載の添加剤。
  25. (i)前記UVB吸収日焼け止め剤が、アミノ安息香酸、シノキサート、ジオキシベンゾン、ホモサラート、オクトクリレン、メトキシ桂皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、オキシベンゾン、パジマートO、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、スルイソベンゾン、およびサリチル酸トロラミンからなる群から選択され;
    (ii)前記UVA吸収日焼け止め剤が、アボベンゾンおよびアントラニル酸メチルからなる群から選択され;
    (iii)前記物理的遮断日焼け止め剤が、二酸化チタンおよび酸化亜鉛からなる群から選択される、請求項24に記載の添加剤。
  26. 第1日焼け止め剤およびカチオン性ポリマーを含む第1成分と、第2日焼け止め剤を含む第2成分とを含む日焼け止め添加剤を含むボディウォッシュを製造する方法であって、該第1成分と該ボディウォッシュとを組み合わせる工程、次いで別個に該第2成分と該ボディウォッシュとを組み合わせる工程を含む方法。
  27. 太陽光から皮膚を保護する方法であって、日焼け止め剤を含むボディウォッシュを該皮膚に適用する工程を含み、該ボディウォッシュを該皮膚に適用し濯いだ後、該皮膚は平均SPFが少なくとも約15で太陽光から保護される方法。
  28. 太陽光から皮膚を保護する方法であって、日焼け止め剤を含む添加剤を含むボディウォッシュを該皮膚へ適用する工程を含み、該日焼け止め剤が、適用し濯いだ後の該皮膚へ平均で30ミクロン以下侵入する方法。
  29. 太陽光から皮膚を保護する方法であって、ボディウォッシュを該皮膚へ適用する工程を含み、該ボディウォッシュが、UVA吸収日焼け止め剤と、UVB吸収日焼け止め剤と、物理的遮断日焼け止め剤と、カチオン性ポリマーとを含む方法。
  30. (a)ボディウォッシュに添加するための添加剤を顧客へ供給する工程と、
    (b)該添加剤の支払いを受ける工程と
    を含むビジネス方法。
  31. (a)ボディウォッシュに添加するための添加剤に対するライセンスを顧客に提供する工程と、
    (b)該ライセンスの支払いを受ける工程と
    を含むビジネス方法。
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