JP2016169196A - シャンプーシステム - Google Patents
シャンプーシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016169196A JP2016169196A JP2015065187A JP2015065187A JP2016169196A JP 2016169196 A JP2016169196 A JP 2016169196A JP 2015065187 A JP2015065187 A JP 2015065187A JP 2015065187 A JP2015065187 A JP 2015065187A JP 2016169196 A JP2016169196 A JP 2016169196A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shampoo
- salt
- acyl
- hair
- surfactant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【課題】一日に粘度もシャンプーする美容師の手荒れを防止し、改善するシャンプー
【解決手段】アシルアラニン塩、アシルグリシン塩、アシルグルタミン酸塩等のアミノ酸系の界面活性剤とラウラミドプロピルベタイン等の両性の界面活性剤を2:10から10;2の割合で混合し、さらに使用時に水で4倍以上希釈し使用時の界面活性剤のトータル濃度を8%以下に調整することにより、美容師の手荒れを起こさず、泡立ち、適度な洗浄力、髪を傷めずパサつかないシャンプーを発明した。
【解決手段】アシルアラニン塩、アシルグリシン塩、アシルグルタミン酸塩等のアミノ酸系の界面活性剤とラウラミドプロピルベタイン等の両性の界面活性剤を2:10から10;2の割合で混合し、さらに使用時に水で4倍以上希釈し使用時の界面活性剤のトータル濃度を8%以下に調整することにより、美容師の手荒れを起こさず、泡立ち、適度な洗浄力、髪を傷めずパサつかないシャンプーを発明した。
Description
本発明は使用時に水で4倍から10倍に薄めて使用するシャンプーに関する。
従来のシャンプーはポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ソーダアシルグルタミン酸ソーダ等の界面活性剤を処方し毛髪ならびに頭皮を洗浄することを目的としている。これらのシャンプーは個人で使用する場合がほとんどであり一日または数日に1度使用する場合がほとんどである。しかしながら理美容室においては一日に何人もの顧客に何度も使用するため理美容師は界面活性剤により手荒れを起こし職業病となっている。
この手荒れを解決するためにシャンプー後ハンドクリームなどを手に塗り手荒れを防ぐなど工夫をしているが手がぬるぬるし頭髪を扱う理美容師は不便を感じている。
シャンプーとしての泡立ち、適度な洗浄力、髪の毛を傷めずに、パサつかない、しっとりする等の特性を保ちながら美容師の職業病である手荒れを最小限にとどめまた繰り返し使用による手荒れを防ぐシャンプーを開発することが求められている。
本発明者はアシルアラニン塩、アシルグリシン塩、アシルグルタミン酸塩等のアミノ酸界面活性剤系の界面活性剤とラウラミドプロピルベタイン等の両性の界面活性剤を2:10から10;2の割合で混合し、さらに使用時に水で4倍以上希釈し使用時の界面活性剤のトータル濃度を8%以下に調整することにより、泡立ち、適度な洗浄力、髪を傷めずパサつかず美容師の手荒れを防ぐシャンプーを発明した。アシルアラニン塩、アシルグリシン塩、アシルグルタミン酸塩、はトリエタノールアミン塩、ナトリウム塩等である。
このシステムによりシャンプーとしての基本性能を維持したまま、一日に何度もシャンプーしても美容師の手荒れが少ないシャンプーを開発し本発明を完成した。
本発明に使用する界面活性剤はアシルアラニン塩、アシルグリシン塩、アシルグルタミン酸塩とラウラミドプロオイルベタインに代表されるベタイン系界面活性剤でありその混合比率は2:8から8:2である。また使用する前に水で4倍から10倍に希釈し使用する。
以下実施例により詳細を説明する。
実施例(1)
シャンプー1
1).ココイルアラニントリエタノールアミン(30%水溶液) 55%
2).ラウラミドプロピルベテイン(30%水溶液) 35%
3).フェノキシエタノール 4%
4).カチオン化グアーガム 1%
5).プロピレングリコール 3%
6)1,2アルカンジオール 2%
シャンプー2
実施例1のシャンプー1の1重量部に対し水5重量部を混合したシャンプーをシャンプー2とする。シャンプー1を4−10倍に希釈するため防腐力が落ちる。防腐剤のフェノキシエタノールは薬事法で配合上限が1%に制限されているため、防腐力を補完する意味で1,2ヘキサンジオール、1,2オクタンジオール等の1,2アルカンジオールを3%以下またはココイルアルギニンエチル塩を3%以下配合することが有効である。
実施例(1)
シャンプー1
1).ココイルアラニントリエタノールアミン(30%水溶液) 55%
2).ラウラミドプロピルベテイン(30%水溶液) 35%
3).フェノキシエタノール 4%
4).カチオン化グアーガム 1%
5).プロピレングリコール 3%
6)1,2アルカンジオール 2%
シャンプー2
実施例1のシャンプー1の1重量部に対し水5重量部を混合したシャンプーをシャンプー2とする。シャンプー1を4−10倍に希釈するため防腐力が落ちる。防腐剤のフェノキシエタノールは薬事法で配合上限が1%に制限されているため、防腐力を補完する意味で1,2ヘキサンジオール、1,2オクタンジオール等の1,2アルカンジオールを3%以下またはココイルアルギニンエチル塩を3%以下配合することが有効である。
比較例1
実施例1のシャンプー1の成分1をポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ソーダ40%成分2を水50%に変更した処方を作成しシャンプー3とした。またシャンプー3を水で5倍に希釈したシャンプーをシャンプー4とする。
実施例1のシャンプー1の成分1をポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ソーダ40%成分2を水50%に変更した処方を作成しシャンプー3とした。またシャンプー3を水で5倍に希釈したシャンプーをシャンプー4とする。
製造方法は以下の通りである。
シャンプー1
原料1)から6)を70度に加熱し30分攪拌し溶解し35度まで冷却しシャンプー1を調整する。
シャンプー1を水で5倍に希釈しシャンプー2とする。すなわちシャンプー1に対しその5倍量の水を投入しシャンプー2とする。
シャンプー1
原料1)から6)を70度に加熱し30分攪拌し溶解し35度まで冷却しシャンプー1を調整する。
シャンプー1を水で5倍に希釈しシャンプー2とする。すなわちシャンプー1に対しその5倍量の水を投入しシャンプー2とする。
実施例1
シャンプー2を手のひらに5gとり、髪に塗布し、髪と頭皮を充分に洗浄する。頭髪はシャンプー2そのものの泡でモコモコになり、発泡性の高いシャンプーシステムが実現しさらに2gのシャンプー2を手の平にとり再度頭髪に塗布後頭髪と頭皮を洗浄する。今回はさらに泡が発生し洗浄感がます。洗髪後ぬるま湯でシャンプーを流す。
シャンプー2を手のひらに5gとり、髪に塗布し、髪と頭皮を充分に洗浄する。頭髪はシャンプー2そのものの泡でモコモコになり、発泡性の高いシャンプーシステムが実現しさらに2gのシャンプー2を手の平にとり再度頭髪に塗布後頭髪と頭皮を洗浄する。今回はさらに泡が発生し洗浄感がます。洗髪後ぬるま湯でシャンプーを流す。
比較例1
シャンプー4を手のひらに5gとり、髪に塗布し、髪と頭皮を充分に洗浄する。頭髪はシャンプー4で発砲するが発泡性はシャンプー2に比べ悪かった。実施例1と同様2度洗いしたがその発泡性は実施例1に比較して劣っていた。
シャンプー4を手のひらに5gとり、髪に塗布し、髪と頭皮を充分に洗浄する。頭髪はシャンプー4で発砲するが発泡性はシャンプー2に比べ悪かった。実施例1と同様2度洗いしたがその発泡性は実施例1に比較して劣っていた。
評価試験
実施例1のシャンプー2ならびに比較例1のシャンプー4を美容師それぞれ10名に10日間使用してもらいアンケート調査を実施した。
評価項目はあわ立ち、髪のさっぱり感、手荒れ、の3項目であり評点は次の通りである。
評点:
大変よい 5点
ややよい 4点
普通 3点
やや悪い 2点
悪い 1点
結果を次に示す。
以上の結果本発明の実施例1のシャンプー2では水で5倍に希釈したにも関わらず、毛髪、頭皮ともさっはり洗いあがることが確認できた。また連用試験において手荒れがほとんどしないとの結果が得られた。
またどのシステムが好きかとの質問には10人とも実施例1のシステムが好きと答えた。
実施例1のシャンプー2ならびに比較例1のシャンプー4を美容師それぞれ10名に10日間使用してもらいアンケート調査を実施した。
評価項目はあわ立ち、髪のさっぱり感、手荒れ、の3項目であり評点は次の通りである。
評点:
大変よい 5点
ややよい 4点
普通 3点
やや悪い 2点
悪い 1点
結果を次に示す。
以上の結果本発明の実施例1のシャンプー2では水で5倍に希釈したにも関わらず、毛髪、頭皮ともさっはり洗いあがることが確認できた。また連用試験において手荒れがほとんどしないとの結果が得られた。
またどのシステムが好きかとの質問には10人とも実施例1のシステムが好きと答えた。
二週間間を置き実施例1と比較例1の評価美容師を入れ替えて同様の試験を行ったが結果はほとんど同じであった。
同時にどちらのシャンプーが好きかとの質問に対しすべての美容師が実施例1のシャンプーが好きと答えた。
同時にどちらのシャンプーが好きかとの質問に対しすべての美容師が実施例1のシャンプーが好きと答えた。
以上により本発明のシャンプーは洗い上りが軽く髪がパサつかず、手荒れが少ないことが証明され、本発明を完成した。
Claims (2)
- アシルアラニン塩、アシルグリシン塩、アシルグルタミン酸塩等のアミノ酸系の界面活性剤とラウラミドプロピルベタイン等の両性の界面活性剤を2:10から10;2の割合で混合し、さらに使用時に水で4倍以上希釈し使用時の界面活性剤のトータル濃度を8%以下に調整することにより、泡立ち、適度な洗浄力、髪を傷めずパサつかず、手荒れのしないシャンプー
- 2ヘキサンジオール、または1,2オクタンジオール3%、またはココイルアルギニンエチル塩を1%以下配合した請求項1のシャンプー
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015065187A JP2016169196A (ja) | 2015-03-11 | 2015-03-11 | シャンプーシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015065187A JP2016169196A (ja) | 2015-03-11 | 2015-03-11 | シャンプーシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016169196A true JP2016169196A (ja) | 2016-09-23 |
Family
ID=56983179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015065187A Pending JP2016169196A (ja) | 2015-03-11 | 2015-03-11 | シャンプーシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016169196A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113545995A (zh) * | 2020-04-23 | 2021-10-26 | 北京罗氏化妆品有限责任公司 | 一种无硅油氨基酸洗发水配方 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003034623A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-02-07 | Nikko Seiyaku Kk | シャンプー組成物 |
JP2003146853A (ja) * | 2001-11-13 | 2003-05-21 | Kawaken Fine Chem Co Ltd | 真珠光沢を有する洗浄剤組成物および分散性良好な真珠光沢濃縮物 |
JP2005146016A (ja) * | 2003-11-11 | 2005-06-09 | Kawaken Fine Chem Co Ltd | 液体洗浄剤組成物 |
JP2005187342A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-14 | Lion Corp | シャンプー組成物 |
JP2008538201A (ja) * | 2005-01-31 | 2008-10-16 | アクエア サイエンティフィック コーポレイション | ボディウォッシュ用添加剤 |
JP2011074082A (ja) * | 1998-02-24 | 2011-04-14 | Hayashibara Biochem Lab Inc | 防腐殺菌剤及び人体施用組成物 |
JP2012172044A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Daicel Corp | 洗浄剤組成物 |
JP2015017245A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-29 | 花王株式会社 | 洗浄剤組成物 |
-
2015
- 2015-03-11 JP JP2015065187A patent/JP2016169196A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011074082A (ja) * | 1998-02-24 | 2011-04-14 | Hayashibara Biochem Lab Inc | 防腐殺菌剤及び人体施用組成物 |
JP2003034623A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-02-07 | Nikko Seiyaku Kk | シャンプー組成物 |
JP2003146853A (ja) * | 2001-11-13 | 2003-05-21 | Kawaken Fine Chem Co Ltd | 真珠光沢を有する洗浄剤組成物および分散性良好な真珠光沢濃縮物 |
JP2005146016A (ja) * | 2003-11-11 | 2005-06-09 | Kawaken Fine Chem Co Ltd | 液体洗浄剤組成物 |
JP2005187342A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-14 | Lion Corp | シャンプー組成物 |
JP2008538201A (ja) * | 2005-01-31 | 2008-10-16 | アクエア サイエンティフィック コーポレイション | ボディウォッシュ用添加剤 |
JP2012172044A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Daicel Corp | 洗浄剤組成物 |
JP2015017245A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-29 | 花王株式会社 | 洗浄剤組成物 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113545995A (zh) * | 2020-04-23 | 2021-10-26 | 北京罗氏化妆品有限责任公司 | 一种无硅油氨基酸洗发水配方 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
D'Souza et al. | Shampoo and conditioners: what a dermatologist should know? | |
TWI725050B (zh) | 頭髮用透明組合物 | |
Draelos | Essentials of hair care often neglected: Hair cleansing | |
JP2008214292A (ja) | 洗髪用剤 | |
JP5947340B2 (ja) | 毛髪処理剤 | |
EA032349B1 (ru) | Способ обработки волос | |
CN106667824A (zh) | 一种中药去屑洗发露 | |
CN105686978B (zh) | 一种持久保湿的皮肤清洁组合物 | |
US8449895B1 (en) | Conditioning cleansing cream | |
JP3356313B2 (ja) | 毛髪用洗浄剤組成物 | |
JP5709467B2 (ja) | シャンプー | |
TW201919571A (zh) | 毛髮護理用組成物 | |
JP2016169196A (ja) | シャンプーシステム | |
JP7282348B2 (ja) | 起泡促進剤及びシャンプー組成物 | |
TWI747826B (zh) | 增強毛髮的蓬鬆感的毛髮清洗用組合物及其應用 | |
TW201204405A (en) | Hair cosmetic composition | |
KR20180003263A (ko) | 모발 컨디셔닝 샴푸 조성물 | |
JP7309190B2 (ja) | 毛髪洗浄剤 | |
JP7361368B2 (ja) | 毛髪洗浄剤、毛髪化粧料セット、シャンプー・トリートメント処理方法、および酸・熱トリートメント処理方法 | |
JP2014019696A (ja) | シャンプーシステム | |
JP2017036261A (ja) | ミコナゾール硝酸塩含有組成物 | |
JP2002121131A (ja) | 安定なパール感を有する洗浄料 | |
TW201813626A (zh) | 用於護髮的組成物 | |
TWI691339B (zh) | 洗髮劑組合物 | |
KR20130134112A (ko) | 거품형 모발 세정제 조성물 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161220 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20170220 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170919 |