JP2014019696A - シャンプーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】毛髪ならびに頭皮に二酸化炭素を供給すると同時にあわ立ちをよくするシャンプーシステムを提供する。
【解決手段】第一剤として重曹または炭酸塩を1−10%溶解させたシャンプーベースを調整する。
別に酸を含む第二剤を調製し、シャンプーをするときにシャンプーベースに第二剤を滴下混合し二酸化炭素を発生させそのままシャンプーをする。この方法により毛髪ならびに頭皮に二酸化炭素を供給すると同時にシャンプーのあわ立ちをよくする。
【解決手段】第一剤として重曹または炭酸塩を1−10%溶解させたシャンプーベースを調整する。
別に酸を含む第二剤を調製し、シャンプーをするときにシャンプーベースに第二剤を滴下混合し二酸化炭素を発生させそのままシャンプーをする。この方法により毛髪ならびに頭皮に二酸化炭素を供給すると同時にシャンプーのあわ立ちをよくする。
Description
本発明は泡立ちのよいシャンプーに関する。
従来のシャンプーはポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸 アシルグルタミン酸ソーダ等の界面活性剤を処方し毛髪ならびに頭皮を洗浄することのみを目的としている。
一方入浴剤においては重曹とクエン酸等の酸を固形化し、浴槽でお湯に溶けることで酸性にシフトし二酸化炭素が発生し、血行が改善され湯上りでも長時間体が保温されることが知られている。
しかし、毛髪ならびに頭皮上で二酸化炭素を発生させ、シャンプーの泡立ちを改善し、頭皮をケアーするシャンプーシステムは存在しない。
一方入浴剤においては重曹とクエン酸等の酸を固形化し、浴槽でお湯に溶けることで酸性にシフトし二酸化炭素が発生し、血行が改善され湯上りでも長時間体が保温されることが知られている。
しかし、毛髪ならびに頭皮上で二酸化炭素を発生させ、シャンプーの泡立ちを改善し、頭皮をケアーするシャンプーシステムは存在しない。
香粧品製造学:フレグランスジャーナル社 2006年 285−298、410−414ページ 新化粧品学:株式会社南山堂 2006年 441−445,518−520ページ
昨今、男女をとはず薄毛に悩む人が多く頭皮ケアーの需要が多い。本発明者は毎日行うシャンプー習慣において少しでも毛髪ならびに頭皮をケアーする方法を模索していた。頭皮の状態を改善するために頭皮の洗浄と血行促進が課題であり、またシャンプーにおける泡立ち改善も顧客の要望事項である。
シャンプーの重要な特性の一つに泡立ちがある。本発明者はシャンプー時に二酸化炭素を発生させることによりシャンプー本来のあわ立ちを大幅に改善するシャンプーシステムを完成した。またシャンプーの泡が毛髪を覆い発生する二酸化炭素を空気に逃がすことを妨げ頭皮側に二酸化炭素を供給することが期待される。その方法は界面活性剤と重曹または、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩を含有するシャンプーベースにクエン酸、乳酸、リン酸、グリコール酸、アスコルビン酸などの有機酸を含有する第二剤をシャンプー前に混合し二酸化炭素を発生させながら毛髪、ならびに頭皮をシャンプーする方法である。
このシステムにより、シャンプー時において二酸化炭素を発生させ泡立ちを大幅に改善させると同時に、頭皮側に二酸化炭素を供給することによりの血行を改善させことが期待できる。
すなわちシャンプー時に界面活性剤と重曹または炭酸塩を配合したシャンプーと、有機酸を配合した第二剤を混合することによりPHを酸性にし、二酸化炭素を発生させそのまま毛髪、頭皮をシャンプーする。発生した二酸化炭素により改善された泡により頭髪を覆い、頭皮の血行改善が期待でき、またシャンプーの泡立ちが改良されることを発見した。また使用時のシャンプー混合物のpHが酸性になることにより髪へのダメージが少ない。
さらに、第二剤にカチオン界面活性剤、アミドアミンまたはシリコン誘導体等を配合することによりリンス効果をもたせることもできる。
すなわちシャンプー時に界面活性剤と重曹または炭酸塩を配合したシャンプーと、有機酸を配合した第二剤を混合することによりPHを酸性にし、二酸化炭素を発生させそのまま毛髪、頭皮をシャンプーする。発生した二酸化炭素により改善された泡により頭髪を覆い、頭皮の血行改善が期待でき、またシャンプーの泡立ちが改良されることを発見した。また使用時のシャンプー混合物のpHが酸性になることにより髪へのダメージが少ない。
さらに、第二剤にカチオン界面活性剤、アミドアミンまたはシリコン誘導体等を配合することによりリンス効果をもたせることもできる。
シャンプーに配合する重曹又は炭酸塩の配合量は1−10%がよく第二剤に配合する有機酸は種類にもよるが1%以上がよい。重曹又は炭酸塩の量が1%未満では発生する二酸化炭素が少なく血行改善には効果が薄く、10%以上では溶解性が問題になる。
二剤に配合する有機酸が1%未満では反応性が悪く多量の二剤が必要になり、結果としてシャンプーが薄まりあわ立ち、洗浄力が悪くなる。
二剤に配合する有機酸が1%未満では反応性が悪く多量の二剤が必要になり、結果としてシャンプーが薄まりあわ立ち、洗浄力が悪くなる。
シャンプーに配合する界面活性剤はアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、アシルメチルタウリン塩、アシルグルタミン酸塩、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、イミダゾリウムベタイン、モノエタノールアミド等が組み合わされて使用される。さらに重曹または炭酸塩を配合する。
第二剤にはクエン酸、りんご酸、アスコルビン酸、グリコール酸、リン酸、等が配合される。
第二剤にはクエン酸、りんご酸、アスコルビン酸、グリコール酸、リン酸、等が配合される。
以下実施例により詳細を説明する。
実施例(1)
シャンプー1
1).ラウリルポリオキシエチレン(3)硫酸エステルナトリウム塩(30%) 30%
2).ラウリル硫酸エステルナトリウム塩 10%
3).ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4%
4).グリセリン 1%
5).重曹 5%
6).精製水 50%
第二剤1
7).クエン酸 10%
8).キサンタンガム 1%
9).精製水 89%
比較例1
実施例1のシャンプー1から成分5)の重曹を除いた処方を作成しシャンプー2とした。
比較例2
実施例1の第二剤1から成分7)のクエン酸を除いた処方を作成し第二剤2とした。
実施例(1)
シャンプー1
1).ラウリルポリオキシエチレン(3)硫酸エステルナトリウム塩(30%) 30%
2).ラウリル硫酸エステルナトリウム塩 10%
3).ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4%
4).グリセリン 1%
5).重曹 5%
6).精製水 50%
第二剤1
7).クエン酸 10%
8).キサンタンガム 1%
9).精製水 89%
比較例1
実施例1のシャンプー1から成分5)の重曹を除いた処方を作成しシャンプー2とした。
比較例2
実施例1の第二剤1から成分7)のクエン酸を除いた処方を作成し第二剤2とした。
製造方法は以下の通りである。
シャンプー1
原料6)を70度に加熱し原料1)から5)に投入し30分攪拌し溶解したのち35度まで冷却しシャンプー1を調整する。
第二剤
原料9)を70度に加熱し原料7)を投入し溶解した後、原料8)を投入し30分攪拌し溶解を確認した後35度まで冷却し第二剤1を調整する
シャンプー1
原料6)を70度に加熱し原料1)から5)に投入し30分攪拌し溶解したのち35度まで冷却しシャンプー1を調整する。
第二剤
原料9)を70度に加熱し原料7)を投入し溶解した後、原料8)を投入し30分攪拌し溶解を確認した後35度まで冷却し第二剤1を調整する
実施例1
シャンプー1を手のひらに5gとり、第二剤1を1g手のひらに滴下し指で混合する。
すると手のひらで二酸化炭素が発生し泡となる。泡が出たらそのままお湯でぬらした髪に塗布し、髪と頭皮を充分に洗浄する。頭髪は発生した二酸化炭素ガスとシャンプー1そのものの泡でモコモコになり、発泡性の高いシャンプーシステムが実現した。
シャンプー1を手のひらに5gとり、第二剤1を1g手のひらに滴下し指で混合する。
すると手のひらで二酸化炭素が発生し泡となる。泡が出たらそのままお湯でぬらした髪に塗布し、髪と頭皮を充分に洗浄する。頭髪は発生した二酸化炭素ガスとシャンプー1そのものの泡でモコモコになり、発泡性の高いシャンプーシステムが実現した。
比較例1
シャンプー1を手のひらに5gとり第二剤2を1g手のひらに滴下し指で混合する。
そのままお湯でぬらした髪に塗布し、髪と頭皮を充分に洗浄する
比較例2
シャンプー2を手のひらに5gとり第二剤1を1g手のひらに滴下し指で混合する。
そのままお湯でぬらした髪に塗布し、髪と頭皮を充分に洗浄する。
いずれの場合も手のひらで二酸化炭素は発泡せず通常のシャンプーと同様の泡立ちであった
シャンプー1を手のひらに5gとり第二剤2を1g手のひらに滴下し指で混合する。
そのままお湯でぬらした髪に塗布し、髪と頭皮を充分に洗浄する
比較例2
シャンプー2を手のひらに5gとり第二剤1を1g手のひらに滴下し指で混合する。
そのままお湯でぬらした髪に塗布し、髪と頭皮を充分に洗浄する。
いずれの場合も手のひらで二酸化炭素は発泡せず通常のシャンプーと同様の泡立ちであった
評価試験
実施例1ならびに比較例1,2を女性5名に使用してもらいアンケート調査を実施した。
評価項目はあわ立ち、髪のさっぱり感、頭皮のさっぱり感、の3項目であり評点は次の通りである。
評点:
大変よい 5点
ややよい 4点
普通 3点
やや悪い 2点
悪い 1点
結果を次に示す。
以上の結果本発明の実施例1では二酸化炭素発生によりガスと本来のシャンプーのあわ立ちの相乗効果により泡立ちが極めてよく、毛髪、頭皮ともさっはり洗いあがることが確認できた。
またどのシステムが好きかとの質問には5人とも実施例1のシステムが好きと答えた。
実施例1ならびに比較例1,2を女性5名に使用してもらいアンケート調査を実施した。
評価項目はあわ立ち、髪のさっぱり感、頭皮のさっぱり感、の3項目であり評点は次の通りである。
評点:
大変よい 5点
ややよい 4点
普通 3点
やや悪い 2点
悪い 1点
結果を次に示す。
以上の結果本発明の実施例1では二酸化炭素発生によりガスと本来のシャンプーのあわ立ちの相乗効果により泡立ちが極めてよく、毛髪、頭皮ともさっはり洗いあがることが確認できた。
またどのシステムが好きかとの質問には5人とも実施例1のシステムが好きと答えた。
実施例1ではシャンプーに重曹を使用しているが炭酸塩を使用してもよい。また二剤にクエン酸を使用しているがシャンプーに配合した重曹を中和し二酸化炭素を発生させることが本発明のポイントであるので使用する酸はクエン酸に限らず、りんご酸、乳酸、グリコール酸、アスコルビン酸、リン酸等 化粧品に使用可能な酸であればよい。
以上により本発明のシャンプーに重曹または炭酸塩を配合し、第二剤に酸を配合しシャンプー時に両者を混合することにより、二酸化炭素を発生させるシャンプーシステムはシャンプーの持つ泡立ちを大幅に改善するとともに二酸化炭素の発生により、毛髪ならびに頭皮をさっぱり洗いあげることが証明され、本発明を完成した。
Claims (2)
- 第一剤として重曹を1−10%含有したシャンプーベースを調整する。第二剤として有機酸を含有するpH1−3の酸性の溶液を調製する。第一剤に第二剤を滴下混合し二酸化炭素を発生させ毛髪ならびに頭皮をシャンプーするシャンプーシステム。
- 重曹の代わりに炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、等の炭酸塩を含むシャンプーベース、有機酸がクエン酸、乳酸、りんご酸、グリコール酸、アスコルビン酸、リン酸からなる請求項1のシャンプーシステム
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012170421A JP2014019696A (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | シャンプーシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012170421A JP2014019696A (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | シャンプーシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014019696A true JP2014019696A (ja) | 2014-02-03 |
Family
ID=50194991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012170421A Pending JP2014019696A (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | シャンプーシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014019696A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5916930B1 (ja) * | 2015-07-06 | 2016-05-11 | コタ株式会社 | 頭皮マッサージ用化粧料 |
WO2016099005A1 (ko) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 주식회사 에코바이오의학연구소 | 사용성과 기포력이 우수한 샴푸 조성물 |
-
2012
- 2012-07-13 JP JP2012170421A patent/JP2014019696A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016099005A1 (ko) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 주식회사 에코바이오의학연구소 | 사용성과 기포력이 우수한 샴푸 조성물 |
JP5916930B1 (ja) * | 2015-07-06 | 2016-05-11 | コタ株式会社 | 頭皮マッサージ用化粧料 |
JP2017014172A (ja) * | 2015-07-06 | 2017-01-19 | コタ株式会社 | 頭皮マッサージ用化粧料 |
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