JP2008537372A - スリープクロックタイミングを決定するための装置および方法 - Google Patents

スリープクロックタイミングを決定するための装置および方法 Download PDF

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Abstract

【解決手段】推定されたスリープクロックの周波数と、スリープクロックの周波数の推定された変化とを選択的に利用することによって、スリープクロックすなわち低速クロックの周波数を推定する装置および方法。開示された装置は、高速クロックから導出したスリープクロックの周波数の推定値を出力するためのスリープクロックの周波数の推定器と、スリープクロックの周波数の変化の推定値を出力するためのスリープクロック変化周波数推定器とを含む。該装置は、重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値を取得するための、高速クロックから導出したスリープクロックの周波数の推定値と、スリープクロックの周波数の変化の重みを付けられた推定値を取得するための、スリープクロックの周波数の変化の推定値とのうちの少なくとも1つに重みを付けるコンバイナをさらに含む。コンバイナはまた、重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値と、スリープクロックの周波数の変化の重みを付けられた推定値とのうちの少なくとも1つを使用して、スリープクロックの周波数の新しい推定値も決定する。補完的方法も開示される。
【選択図】 図2

Description

本開示は、スリープクロック周波数を推定するための、より詳細には、スリープクロック周波数の推定値を選択的に決定するためのコンバイナを使用して、スリープクロック周波数を推定するための方法および装置に関する。
米国特許法第119条に基づく優先権の主張
本特許出願は、本明細書の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明示的に組み込まれている、「PADME Sleep Time Tracking」と題された、2005年3月10日に出願した仮出願第60/660,833号の優先権を主張するものである。
移動体電話などの移動体無線装置は、一般に、システム時間の保持を含めて、装置内の様々な機能のために非常に正確なタイミングを提供するクロックを用いる。これらのクロックは、しばしば、温度制御された水晶発振器(TCXO)を使用して実施されるが、TCXOは、約1.5mAの電流を引き込み、比較的大量の電力を使用する。
移動体装置の電池寿命を改善するためには、装置内の最も電流を消費するユニットを電力節約モードにし、低電力のスリープ回路を使用してシステム時間を維持することが知られている。TCXOは電流引き込み量が高いため、スリープ回路のシステム時間を維持するためにそのような装置を使用することはエネルギー効率がよくない。したがって、より高い周波数(例えば、44〜66MHz)で動作するTCXO装置よりも、低い電力使用量(例えば、電力引き込み量が200μAのクロック)と、低い周波数(例えば、30〜60kHz)を有する、スリープコントローラを使用して、スリープモードまたは電力節約モードの間のシステムタイミングを維持することが知られている。クロック周波数は変動する傾向があるため、これは、通常、時間を保持する際の正確さを一部犠牲にして、費用効果の高い水晶発振器クロックにより実現される。このクロックは、またの名を、「スリープクロック」または「低速クロック」として知られている。これにより、移動体装置がスリープ状態である(asleep)場合、TCXO(すなわち「高速クロック」)は停止する。スリープクロックは、システムをウェイクアップさせる(wake up)ためのタイマとして使用される。ウェイクアップ時に、高速クロックがウェイクアップ後に安定すると、システムタイミングは再び高速クロックに引き渡される。
移動体装置がスリープモードからウェイクアップする場合、スリープクロックによって保持されるような正確なシステム時間を有することが重要である点が留意される。スリープクロックはスリープモードの間にシステムタイミングに使用されるため、CDMAベースのネットワークなどの無線ネットワークから受信された情報に基づいて、タイミングを再獲得するのに先立って移動体トランシーバがウェイクアップする場合、クロックタイミングの正確さはシステム時間に直接影響を与えることになる。したがって、低速クロックの周波数の良好な推定値が所望される。しかし、移動体装置によって利用される、既知のタイミング推定は、通常、当初のキャリブレーションだけに使用され、低速クロック時間トラッキングは、擬似雑音(PN)符号タイミングだけに依存する。しかし、PNタイミングを用いない一部の無線システム(例えば、直交周波数分割多重化(OFDM))では、このタイミングは利用できない。したがって、かかるシステムでは、スリープクロックタイミングの正確さはなおさら重要である。特に、OFDMの場合、かかるシステムは、符号間干渉によって悪化した同期タイミングのようなタイミング誤りを一層受けやすい。
低速クロックの正確な推定値の決定に関して問題が存在する点もさらに留意される。まず、スリープクロックの分解能は低く、スリープクロックは高速クロックと同期されない。しかし、この問題は、例えば、上で参照され、参照によって明示的に組み込まれている、「APPARATUS AND METHODS FOR ESTIMATING A SLEEP CLOCK FREQUENCY」と題された、同時係属米国特許出願で詳述されたように、スリープクロックの小数部(fractional part)を数えるために、(TCXOから導出された)高速クロックを使用することによって解決することができる。
さらに、低速クロックは正確さが低く、温度補償のない自励水晶であるため、スリープの間にシステム時間がドリフトする可能性がある。したがって、ウェイクアップ時にシステム時間を再獲得する必要がないように、このドリフトを明らかにし、これにより、移動体装置に設定される可能性のある最大のスリープ時間を決定することが所望される。最後に、スリープクロックはスリープの間のタイマとして使用されるため、スリープに入る前にスリープクロックの周波数の良い推定値を持つことが必要である。
上の方法を使用して、特定の状況に関して、スリープクロックの周波数の正確な推定値を実現することが可能である。しかし、例えば、OFDMの場合、CDMA PNコードを使用してシステムタイミングを決定することは、タイミングを決定することに利用できない場合がある。さらに、高速クロックを使用してスリープクロックの推定値を決定することは、非常に正確なスリープクロックの周波数の推定値をもたらす可能性があるが、スリープクロックのドリフトによる変化または誤りを考慮していない。さらに、スリープクロックの周波数が正確に決定され、スリープ周波数の誤りまたはドリフトが決定される場合、正確な結果を生み出すためにこの情報をどのように組み合わせるかは、当技術分野で熟考されていない。
仮出願第60/660,833号
[発明の概要]
正確なスリープクロックタイミングを決定するための装置および方法が本明細書で開示される。一例では、スリープクロックの周波数の推定値を決定するための装置が開示される。特に、該装置は、高速クロックから導出したスリープクロックの周波数の推定値を出力するように構成されるスリープクロックの周波数の推定器;スリープクロックの周波数の変化の推定値を出力するように構成されるスリープクロック変化周波数推定器;および重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値を取得するための、高速クロックから導出したスリープクロックの周波数の推定値と、スリープクロックの周波数の変化の重みを付けられた推定値を取得するための、スリープクロックの周波数の変化の推定値とのうちの少なくとも1つに重みを付け、重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値と、スリープクロックの周波数の変化の重み付け推定値とのうちの少なくとも1つを使用して、スリープクロックの周波数の少なくとも1つの新しい推定値を決定するように構成されるコンバイナを含む。
別の開示される例によれば、無線トランシーバシステムで使用するためのスリープクロックの周波数を推定するための処理回路は、高速クロックから導出したスリープクロックの周波数の推定値を出力するように構成されるスリープクロックの周波数の推定器;スリープクロックの周波数の変化の推定値を出力するように構成されるスリープクロック変化周波数推定器;重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値を取得するための、高速クロックから導出したスリープクロックの周波数の推定値と、スリープクロックの周波数の変化の重み付け推定値を取得するための、スリープクロックの周波数の変化の推定値とのうちの少なくとも1つに選択的に重みを付け、重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値と、スリープクロックの周波数の変化の重み付け推定値とのうちの少なくとも1つを使用して、スリープクロックの周波数の少なくとも1つの新しい推定値を決定するように構成されるコンバイナ;低速クロックの周波数の重み付け推定値の少なくとも1つの新しい推定値を記憶するように構成されるメモリ装置;およびメモリ装置から少なくとも1つの新しい推定値を読み取り、システムがスリープモードに入るのに先立って少なくとも1つの新しい推定値に基づいて、システムスリープ時間を計算するように構成されるプロセッサを含む。
さらに別の例では、移動体通信ネットワークで使用するための無線装置が開示される。該装置は、高速クロックから導出したスリープクロックの周波数の推定値を出力するように構成されるスリープクロックの周波数の推定器;スリープクロックの周波数の変化の推定値を出力するように構成されるスリープクロック変化周波数推定器;重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値を取得するための、高速クロックから導出したスリープクロックの周波数の推定値と、スリープクロックの周波数の変化の重み付け推定値を取得するための、スリープクロックの周波数の変化の推定値とのうちの少なくとも1つに選択的に重みを付け、重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値と、スリープクロックの周波数の変化の重み付け推定値とのうちの少なくとも1つを使用して、スリープクロックの周波数の少なくとも1つの新しい推定値を決定するように構成されるコンバイナ;低速クロックの周波数の重み付け推定値の少なくとも1つの新しい推定値を記憶するように構成されるメモリ装置;およびメモリ装置から少なくとも1つの新しい推定値を読み取り、システムがスリープモードに入るのに先立って少なくとも1つの新しい推定値に基づいて、無線装置のスリープ時間を計算するように構成されるプロセッサを含む。
さらに別の例では、スリープクロックの周波数を推定するための方法が開示される。該方法は、スリープクロックの周波数の変化を推定すること;スリープクロックの周波数の変化の値に重みを付けるための計算された係数を使用して、スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化を決定すること;スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、以前の推定されたスリープクロックの周波数とを使用して、スリープクロックの周波数に関する新しい推定値を決定し、メモリ装置内に新しい推定値を記憶すること;高速クロックを使用して、スリープクロックの周波数を推定すること;推定されたスリープクロックの周波数の値に重みを付けるための少なくとももう1つの計算された係数を使用して、重みを付けられた推定されたスリープクロックの周波数を決定すること;スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、スリープクロックの周波数に関して以前に記憶された新しい推定値とを使用して、スリープクロックの周波数に関してさらに新しい推定値を決定すること;および該さらに新しい推定値が該新しい推定値を置換するように、該さらに新しい推定値をメモリ内に記憶することを含む。
さらに別の例によれば、記憶された命令をその上に有し、該記憶された命令はプロセッサによって実行される際に、プロセッサにスリープクロックの周波数を推定する方法を実行させるコンピュータ可読媒体が開示される。実行される方法は、スリープクロックの周波数の変化を推定すること;スリープクロックの周波数の変化の値に重みを付けるための計算された係数を使用して、スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化を決定すること;スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、以前の推定されたスリープクロックの周波数とを使用して、スリープクロックの周波数に関する新しい推定値を決定し、メモリ装置内に新しい推定値を記憶すること;高速クロックを使用して、スリープクロックの周波数を推定すること;推定されたスリープクロックの周波数の値に重みを付けるための少なくとももう1つの計算された係数を使用して、重みを付けられた推定されたスリープクロックの周波数を決定すること;スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、スリープクロックの周波数に関して以前に記憶された新しい推定値とを使用して、スリープクロックの周波数に関してさらに新しい推定値を決定すること;および該さらに新しい推定値が該新しい推定値を置換するように、該さらに新しい推定値をメモリ内に記憶することを含む。
さらに別の例では、スリープクロックの周波数を推定するための装置が開示される。該装置は、スリープクロックの周波数の変化を推定する手段;スリープクロックの周波数の変化の値に重みを付けるための計算された係数を使用して、スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化を決定する手段;スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、以前の推定されたスリープクロックの周波数とを使用して、スリープクロックの周波数に関して新しい推定値を決定する手段;新しい推定値を記憶する記憶手段;高速クロックを使用して、スリープクロックの周波数を推定する手段;推定されたスリープクロックの周波数の値に重みを付けるための少なくとも1つの計算された係数を使用して、重みを付けられた推定されたスリープクロックの周波数を決定する手段;およびスリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、スリープクロックの周波数に関して以前に記憶された新しい推定値とを使用して、スリープクロックの周波数に関してさらに新しい推定値を決定する手段を含む。この例では、記憶手段は、該さらに新しい推定値が該新しい推定値を置換するように、該さらに新しい推定値を記憶する点がさらに留意される。
[発明の詳細]
低速クロックの周波数の正確な推定値を決定するために、低速クロックの周波数の推定値を低速クロックの周波数の変化の推定値と組み合わせる装置および方法が本明細書で開示される。選択的に実行される場合の、これらの推定値の組合せ、ここにおいて該推定値は推定源の信頼性に基づいた係数で乗算される。両方の推定値を考慮に入れること、ならびに信頼性に基づいてこれらの推定値に重みを付けることによって。
スリープクロック周波数の正確な推定を保証するために、精度がまずモデル化される。温度の関数として、低速/スリープクロックの周波数の精度は次のようにモデル化され得る。
Figure 2008537372
Tは摂氏温度であり、25℃でのスリープクロック水晶の基底周波数はこの例では32kHzである。水晶の種類は、当然、式(1)の係数の値に影響を及ぼすことになり、したがって、これは単に例示的である。温度に関して、変化レートの周波数レートは、これにより次のように与えられる。
Figure 2008537372
スリープクロックに関して経時的な温度変化が
Figure 2008537372
によって定義されると仮定すると、経時的な周波数変化は
Figure 2008537372
として与えられる。
動作温度範囲が−20℃から70℃であると仮定すると、最大の周波数の変化レートは
Figure 2008537372
になる。
移動体トランシーバが時刻tからt+Δtまでの間にスリープに入ることを決定すると、スリープクロックの時間変化特性によるタイミング誤りεは以下によって決定される。
Figure 2008537372
簡素化のために、高次の項(すなわち、n□2に関して
Figure 2008537372
)が無視される場合、タイミング誤りは、その場合、次のように表現できる。
Figure 2008537372
式(5)を式(7)に代入することは、次のように表現される誤りεの値をもたらす。
Figure 2008537372
別の方法で表現すると、低速クロックのタイミング誤りεは、チップ単位で次のように表現できる。
Figure 2008537372
式(8)および(9)は両方とも、μ秒ならびにチップの両方の単位でタイミング誤りを示すために、図1でプロットされている。図1で分かるように、変化レートの上昇により、スリープモードの持続期間が増えるにつれて誤りは増加する。より高次の項が無視されるため、式(8)および(9)はもはや上限としての機能を果たさない点が留意される。
上の例は、本明細書で開示される装置および方法の基礎となる概念を説明する目的で使用される点が留意される。使用されるパラメータおよび係数は、したがって、一般的な低速クロック水晶パラメータに基づくが、本開示をかかるパラメータ、係数または低速クロック水晶の種類に限定することを意味しない。
移動体トランシーバ内のシンクロナイザトラッキング回路は、最高±128チップまでのタイミング誤りを許容できるため、移動体がスリープ状態に入る前にスリープクロックのキャリブレーションの誤差が無視される場合、当該持続時間中、チャネルが正しく動作する限り、受信フレーム間の短いスリープ時間(1/4秒未満)は問題ではない。(次の項目で議論される)チャネル変化とスリープクロックのトラッキング誤差を考慮すれば、10秒未満の任意の時間(フラットゾーン)の間、移動体がスリープ状態に入るのは安全である。スリープ時間が15秒を超える場合、その領域内でスリープクロックの分散は急速に高まるため、CDMAの場合、TDMパイロットIIまたはTDMパイロットIでさえ、再獲得する必要がある。スリープ時間が20〜35秒である場合、TDMパイロットIIは±512チップのタイミング誤りを許容するため、TDMパイロットIIを再取得する必要がある。スリープ時間が35秒を超える場合、TDMパイロットIの獲得は必要である。電源投入時のTDMパイロットIの初期の取得と異なり、TDMパイロットIのおおよその位置は分かっている。TDMパイロットIの再取得は、したがって、初期の取得のときほどコストがかからない。
図2は、本開示によるスリープクロックの周波数の推定器を採用する、移動体トランシーバなどの例示的な装置のブロック図を図解する。トランシーバ装置がスリープ状態に置かれる前に、スリープクロック周波数を推定する際の誤差は、該装置が次のウェイクアップ時間の前にスリープできる時間の長さに影響を及ぼす可能性があるため、推定値の正確さのより高い度合いが有利である。図2で図解された例示的な装置は、推定誤差を削減することに役立つ。図示されたように、トランシーバ200は、高速クロック202と、低速クロックすなわちスリープクロック204の両方を含む。スリープクロックの周波数の推定器206は、それぞれクロック202および204から、高速クロック信号208とスリープクロック信号210とを受信する。具体的には、高速クロック信号208とスリープクロック信号210は、高速クロックベースのスリープクロックの周波数の推定器(TSCFE)212に送られ、TSCFEは、TCXOなどの発振器により実現される高速クロックに基づいてスリープクロック周波数
Figure 2008537372
の推定値を決定する。例として、スリープクロックの周波数の推定器212は、上で参照され、参照によって明示的に組み込まれている、「APPARATUS AND METHODS FOR ESTIMATING A SLEEP CLOCK FREQUENCY」と題された、同時係属米国特許出願に記載のとおり構成されてよい。TCXOのスリープクロックの周波数の推定器212は、図4に関して下でさらに議論されるように、スリープクロックの周波数の高速クロックから導出した推定値
Figure 2008537372
214をコンバイナ218に出力する。
図2は、スリープクロックの周波数の推定器206が、シンクロナイザスリープクロック周波数推定器(SSCFE)216も含むことを図解する。シンクロナイザスリープクロック周波数推定器216は、例えば、CDMAの場合、参照として第1の到着経路(arriving path)(FAP)を使用し、またはOFDMの場合、参照としてFFT/復調ウィンドウの開始を使用する。シンクロナイザ219によって決定されたFAPの推定は、図示されたように別々であっても、またはプロセッサ220の一部であってもよい。シンクロナイザ219は、直接的、または図2に図解されるように、プロセッサ220を経由してFAPの推定をSSCFE216に提供する。
この場合、装置200がスリープ状態に置かれる前の周波数推定誤差およびスリープの間のスリープクロック204の周波数ドリフトの結果としてのスリープクロックの周波数の誤差は、結果としてウェイクアップ時のFAPドリフトをもたらす点が留意される。しかし、このドリフトは、スリープクロックの周波数の誤差を補正するために利用することが可能である。特に、SSCFE216は、この情報を利用して、ウェイクアップ後に測定された低速クロックの周波数(fSC)と、スリープ状態に入る前に低速クロックの周波数の推定器206によって決定された低速クロックの周波数
Figure 2008537372
の以前の推定値との間の差異(すなわち、
Figure 2008537372
)である、周波数の変化の推定値
Figure 2008537372
を決定する。
特に
Figure 2008537372
を決定するためにFAPドリフトを使用することに関して、ウェイクアップ時の実際のFAPと、
Figure 2008537372
に基づき予測されるFAPとの間の測定された差異ΔTを決定することができる。トランシーバ200のΔTと、スリープ時間Tsleepとを使用して、推定値
Figure 2008537372
は次のように定式化することができる。
Figure 2008537372
予測されるFAPがウェイクアップ時の実際のFAPより遅れている場合、ΔTの値は負になる点が留意される。
上の定式化にもかかわらず、スリープクロックの周波数の誤差を補正するためのFAPドリフトの使用には、4つの潜在的な誤り源がある。初めの2つの誤り源は、誤差をもたらすFAPの移動すなわちジッタと、FAPの位置の推定である。これらは両方とも、結果として、スリープクロックの周波数の推定値に間違った補正をもたらす。しかし、CDMAサーチャ/遅延ロックループ(DLL)は、断片的(fractional)PNチップと同じくらい高いタイミング精度を提供することができるため、第2の誤り源はCDMAトランシーバにとって無視できる点がさらに留意される。それでもなお、OFDMトランシーバなど、他の種類のトランシーバの場合、この第2の誤り源は依然として重大である。第3に、推定はスリープの間のスリープクロックの平均周波数(すなわち、
Figure 2008537372
)を表わし、ウェイクアップ時の現在の周波数ではない。スリープ時間が増加するにつれて誤差は増加するため、これは誤り源である。最後に、ウェイクアップ期間中、SSCFE216は更新されず、したがって、長いウェイクアップ期間の間に古くなってしまう可能性がある。したがって、長いスリープ時間が存在する場合、SSCFE216は推定値を提供するのに適さない。
SSCFE216の誤差の度合いは定量化することができる。具体的には、シンクロナイザタイミングおよびFAPジッタ(また、簡素化のためのスリープクロックドリフトの無視)による推定誤差分散εSSCFEは、以下の関係によって与えられる。
Figure 2008537372
εΔTは、シンクロナイザタイミング推定誤差ならびにFAPジッタ分散である。図3は、10秒のスリープ時間、また32kHzのスリープクロック周波数に関する式(11)のプロットである。このプロットから、SSCFE216は、推定分散の点で、非常に短いスリープ時間についても正確でないことが分かる。CDMAトランシーバでの別の定量的な例として、FAPジッタがなく、スリープ時間持続期間が5秒であると仮定して、εΔTの値≒356n秒である場合、比率はεSSCFE/fSC=0.07ppmである。SSCFEの誤差があまりに信頼性のないものである場合、スリープクロックの周波数の推定器206は、後に説明されるように、SSCFE216からの周波数推定値なしに動作することになるように構成される点が留意される。
再び図2を参照すると、SSCFE216は、通信回線222によって示されるように、プロセッサ220からΔTと、スリープ時間Tsleepとを受信するように構成される。加えて、SSCFE216は、それぞれ回線224と226とによって示されるように、以前のスリープクロックの周波数の推定値
Figure 2008537372
と、スリープクロックの周波数の推定値fSCとを受信する。SSCFEはこれらの入力値を使用して、上の式(10)を用いて、低速クロックの周波数の変化の推定値を決定する。SSCFE216は、
Figure 2008537372
228の値をコンバイナ218に出力する。
コンバイナ218は、入力値
Figure 2008537372
および
Figure 2008537372
(214、228)を選択的に利用して、スリープクロックの周波数の推定値を決定するように構成される。図4に関して下で説明されるように、コンバイナ218は、重み係数を利用して、推定値
Figure 2008537372
および
Figure 2008537372
に信頼性比率を選択的に割当て、より高い信頼性を有するそれらの値により大きな重みすなわち「信頼」が与えられるように、これらの値を組み合わせる。コンバイナの出力は、プロセッサ220に送られる、推定されたスリープクロック周波数
Figure 2008537372
230である。プロセッサ220は、次に、最大のスリープ時間を設定するために、推定されたスリープクロック周波数230を利用して、スリープモードに入るようトランシーバ200に指令するのに先立ってスリープクロック周波数の推定値を提供する。
CDMAトランシーバは、一般に、スロット型モード(slotted mode)で固定されたスリープおよびアウェイク(awake)パターン(すなわち、1.28・2SCI秒のスリープと4ミリ秒のアウェイク)を利用する点が留意される。この種類のトランシーバの場合、SSCFE218は、この種類の固定パターンに関して、スリープクロックの周波数の推定器212に勝る優れた推定性能を有することになる。しかし、OFDMトランシーバなど、その他の種類のトランシーバでは、スリープ/アウェイクパターンは柔軟である。したがって、これらの種類のシステムでは、SSCFE218もスリープクロックの周波数の推定器212も、かかる柔軟なパターンに関して、他方に勝る優れた性能をもたらさないことになる。したがって、かかる種類のシステムでは、SSCFE218の推定値と、スリープクロックの周波数の推定器212の推定値とを組み合わせた使用が有利である。この利点は、これらの2つの推定値が独立した源からのものであり(すなわち、推定誤差は独立している)、その結果として、可変のスリープ/アウェイクパターンに関して、単一の推定値を使用することに勝る、改善された頑健な推定値を提供するという事実に部分的に起因している。それにもかかわらず、本明細書で開示される装置および方法では、低速クロックの周波数の推定器206は、SSCFEからの助けなしにTSCFE上で単独で動作できるように構成されることがやはり留意される。スリープクロックの周波数の推定器内での、適応コンバイナ218などの適応コンバイナの実装が図4に図解される。
図4に図解されるように、適応コンバイナ218は、低速クロックの周波数の推定値
Figure 2008537372
および低速クロックの周波数の変化の推定値
Figure 2008537372
を受信する。コンバイナ218内の第1の演算のブロック400は、重み係数AおよびBを用いてさらに
Figure 2008537372
を処理するために、低速クロックの周波数の推定値
Figure 2008537372
を受信する。同様に、第2の演算のブロック402は、重み係数Cを用いてさらに処理するために、低速クロックの周波数の変化
Figure 2008537372
を受信する。ブロック400と402は、
Figure 2008537372
の値である、処理された出力を記憶のためにレジスタ404に送る。レジスタ404は、
Figure 2008537372
の現在の値を記憶するための記憶レジスタとして構成されるが、任意の適した記憶装置により実装されてもよい。加えて、レジスタ404はコンバイナ218の内部に存在するとして図解されているが、この記憶装置は別のユニットとして配置されてもよく、または図2に示される、プロセッサ220もしくはシステムメモリ装置232内に実装されてもよい。
コンバイナ218は、重み係数A、BおよびCを計算するために使用される、マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサなどのコントローラ406も含む。コントローラ406は、例えば、重み係数を決定する際に使用するために、プロセッサ220から様々な入力を受信する。これらの入力は、無線装置200の現在のウェイクアップ時間持続期間(Tawake)、ウェイクアップに先立つこれまでのスリープ時間持続期間(Tsleep)、TCXOのスリープクロックの周波数の推定器212の現在の測定時間(Tmeasure(n))、およびTCXOのスリープクロックの周波数の推定器212のこれまでの測定時間(Tmeasure(n−1))を含む。
重み係数を決定するためにコントローラ406によって使用される追加的な変数は、スリープクロックの分散
Figure 2008537372
と、スリープクロックの周波数の推定値の分散
Figure 2008537372
と、シンクロナイザスリープクロック周波数推定値の分散
Figure 2008537372
と、シンクロナイザタイミングトラッキングの分散
Figure 2008537372
と、現在の測定時間nに関してのTCXOのスリープクロックの周波数の推定値の分散
Figure 2008537372
とを含む。SSCFE216およびTSCFE212の推定値の分散は、それぞれ、スリープ時間持続期間(Tsleep)とアウェイク時間持続期間(Tawake)とに依存し、スリープ時間とアウェイク時間とは変化するため、重み係数A、BおよびCは、重み係数の計算において、アウェイク時間(Tawake)とスリープ時間(Tsleep)とを利用することによって、コンバイナ218により「オンザフライ」で選択的にまたは順応的に調整される。例として、重み係数は以下の式を使用して計算することができる。
Figure 2008537372
および
Figure 2008537372
および
Figure 2008537372
ここで、βは、所定の最適化定数である。係数AおよびBは、上の式(12)および(13)の変数と同様に、TCXOのスリープクロックの周波数の推定値
Figure 2008537372
と関連がある。他方、係数Cは低速クロックの周波数の変化の推定値
Figure 2008537372
と関連があり、式(14)の変数はシンクロナイザ低速クロック周波数推定器216およびシンクロナイザ219の変数と関連がある。しかし、当業者は、式(12)、(13)および(14)は単に例示的であり、スリープクロックの周波数の各推定値の信頼性を考慮に入れて、その信頼性に重みを付ける多数の他の定式化が熟考され得ることを理解されよう。この特定の実施形態では、係数に使用される時間の単位は低速クロックのサイクルで測定されるが、代わりにその他の単位が使用されてもよい点が留意される。さらに留意すべきは、n=0である初期の測定の場合、Tmeasure(n−1)の値はゼロに等しい(すなわち、Tmeasure(−1)=0)ことになる点である。
コントローラ406はコンバイナ218内部に存在するとして示されているが、この装置は別のユニットとして実装されてもよい点が留意される。さらに、システムプロセッサ220は、コントローラ406によって実行される機能をあるいは実行してもよい。
図4から、第1の演算のブロック400は、ブロック400によってレジスタ404に出力される周波数の推定値を決定するために使用される、様々な乗算器および加算器を含むことが分かる。特に、ブロックは、TCXOのスリープクロックの周波数の推定値
Figure 2008537372
を係数Aで乗算する、第1の乗算器408を含む。この乗算の積は、加算器410に送られる。ブロック400は、レジスタ404内に記憶された推定されたスリープクロックの周波数の値
Figure 2008537372
を係数Bで乗算する第2の乗算器412も含む。乗算器412は、この積を加算器410に出力し、ここで乗算器408および412の積は一緒に合計される。係数AとBの合計は常に1となる点が留意される。これにより、係数Aは、TCXOのスリープクロックの周波数の推定値
Figure 2008537372
にどの程度の関連性が与えられるかを決定、すなわち「重み付け」し、係数Bは同様に、以前に決定されたスリープクロックの周波数の推定値
Figure 2008537372
に与えられる関連性の割合程度を決定する。したがって、加算器410の合計された出力は、レジスタ404内に記憶される、新たに決定されたスリープクロックの周波数の推定値
Figure 2008537372
である。
ブロック402は、スリープクロックの周波数の推定値
Figure 2008537372
を計算し、レジスタ404にその値を書き込む。特に、係数Cは、乗算器が低速クロックの周波数の推定された変化
Figure 2008537372
の信頼性の定量的程度を定めることを規定するする。値
Figure 2008537372
が係数Cによって乗算された後で、これは、低速クロックの周波数の修正された、または重みを付けられた変化値を定め、続いてレジスタ404に書き込まれる推定された新しい値
Figure 2008537372
を決定するために、以前の値
Figure 2008537372
に加えられるものである。
この場合、レジスタ404内に記憶された値
Figure 2008537372
は一時的なものであり、この値はブロック400またはブロック402から書き込まれるが、両方からは書き込まれない点が留意される。すなわち、どちらのブロックが最後に動作しても、そのブロックからの値
Figure 2008537372
は、現在レジスタ404内に記憶される値
Figure 2008537372
を上書きする。この一時的な関係の例示として、図5は、図2および図4の装置を利用する、トランシーバ200などの移動体無線装置の動作のタイムライン500を示す。タイムライン500は、スリープモードからのウェイクアップ直後から、別のスリープ期間に入るまでの装置の動作を例示する。ブロック502に示されるように、ウォームアップクロック終了後、高速クロック(例えば、TCXO202)はウォームアップし(ブロック504)、ウェイクアップクロックは終了し(ブロック506)、矢印508で示されるように、高速クロックがシステムタイミングを引き継ぐ。該装置が完全にアウェイクした後で、ブロック510で示されるように、該装置の動作に関連する様々な動作が開始する。次いで、シンクロナイザ219は、ブロック512で示されるようにタイミングを開始する。一旦シンクロナイザ219が開始すると、シンクロナイザ低速クロック周波数推定器216は
Figure 2008537372
の推定値を更新でき、次に、この推定値は第2の演算のブロック402が
Figure 2008537372
に関する新しい値を決定し、レジスタ404内に記憶することを可能にする。さらなる期間の後、プロセッサ220は、矢印516で示されるように、装置200をスリープモードにさせることを決定することになる。この時点で、TCXOの低速クロックの周波数の推定器(TSCFE)212の低速クロックの周波数の推定値
Figure 2008537372
がプロセッサ220(または推定器212自体の類似の論理)によって決定され、コンバイナ218内のブロック400に引き渡されることになる。これは図5のブロック518で発生する。
Figure 2008537372
に関する新しい推定値は、次いで、ブロック400によって決定され、レジスタ404に書き込まれ、これにより、ブロック402によって書き込まれた、これまでの新しい推定値を上書きする。例えば、新しい推定値を決定するために、ブロック400はレジスタ404内に記憶された
Figure 2008537372
の現在の推定値を使用するため、ブロック400および402の各々からの
Figure 2008537372
の両方の推定値は有用である。
Figure 2008537372
の最後の、すなわち最新の推定値がレジスタ404内に記憶されると、この値は、例えば、矢印522で示されるように、スリープモードに入る直前に最大のスリープ時間を設定する(例えば、ブロック520でスリープクロックタイマを設定する)際に、プロセッサ220によってレジスタから読み出されることが可能である。
図6は、本開示に従って、低速クロックの周波数の推定値
Figure 2008537372
を決定するための方法600の流れ図を例示する。方法600はブロック602で開始し、例えば、装置200のウェイクアップに対応する。流れはブロック604に進み、スリープクロックの周波数の推定された変化が決定される。SSCFE216は、例えば、処理のこの部分を実行してよい。次に、スリープクロックの周波数の変化606の値に重みを付けるための計算された係数(例えば、係数C)を使用して、スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化が決定される。処理のこの部分は、例えば、コンバイナ218内の第2の演算のブロック402、より具体的には乗算器414によって実現される。
次いで、流れはブロック608に進み、例えば、スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、レジスタ404内に記憶される、以前に推定されたスリープクロック周波数
Figure 2008537372
とを使用して、スリープクロックの周波数に関する新しい推定値が。ブロック608の処理は、例えば、加算器416により実施されてよい。スリープクロックの周波数の新しい推定値
Figure 2008537372
は、計算された後で、ブロック610で示されるように、メモリ(例えば、レジスタ404)内に記憶される。
スリープクロックの周波数の新しい推定値
Figure 2008537372
が記憶された後で、ブロック612で示されるように、高速クロックを使用して、スリープクロック周波数の推定値が決定される。TCXOのスリープクロックの周波数の推定器212は、例えば、処理のこの部分を実行してよい。加えて、推定器212によって決定される情報はSSCFE216からの情報がスリープクロックの周波数の新しい推定値を決定する際に利用されるまで使用されないが、推定器212は、低速クロックの周波数の変化を決定するために使用されるSSCFE216と同時に動作可能であってよい点が留意される。ブロック612の後、流れは、推定されたスリープクロックの周波数の値に重みを付けるための少なくとも1つの計算された係数(例えば、係数AおよびBのうちの少なくとも1つ)を使用して、重みを付けられた推定されたスリープクロック周波数を決定するために、ブロック614に進む。処理のこの部分は、第1の演算のブロック400によって、より具体的には乗算器408および412によって実施されてよい。
次に、ブロック614で決定されたスリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、スリープクロックの周波数に関して以前に記憶された新しい推定値とを使用して、スリープクロックの周波数に関してさらに新しい推定値がブロック616で決定される。乗算器412(すなわち、記憶された新しい推定値を係数で乗算すること)および加算器410がこの決定を実行する。一旦このさらに新しい推定値が決定されると、それはメモリ装置(例えば、レジスタ404)内に記憶され、これにより、ブロック618で示されるように、以前に記憶された新しい推定値を上書きする。次いで、プロセッサ220は、このさらに新しい推定値を使用して、例えば、トランシーバ200のためのスリープ時間を設定してよい。この処理は、例えば、トランシーバ200のためのスリープモードの開始でありうるような終了ブロック620で終了する。
図7は、スリープクロックの周波数の推定器を用いる装置の別の例を図解する。図解されるように、装置700は、トランシーバなどの無線装置であってよい。したがって、装置700は、無線通信信号の送受信のためのアンテナ702を含む。装置700内にあるのは、それぞれ、アウェイク期間中およびスリープ期間中にシステム時間を保持するための高速クロックおよびスリープクロック(図示せず)である。そして、該装置はスリープクロックの周波数の推定を実施する手段を含む。含まれるのは、スリープクロックの周波数704の変化を推定する手段である。手段704は、例として、
Figure 2008537372
の推定値を決定するための、図2に例示されたSSCFE216、ならびに
Figure 2008537372
の推定値を決定する際に使用される変数を決定する、シンクロナイザ219およびプロセッサ220と等価である。
手段704の出力は、手段706が、スリープクロックの周波数の変化の値に重みを付けるための計算された係数を使用して、スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化を決定するための入力である。手段706は、図4に示されたコンバイナ218の第2の演算のブロック402に類似する。特に、手段706は、例として、乗算器414とコントローラ406とにより実施されてよい。重みを付けられた推定された変化が一旦決定されると、手段706は、スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、以前に推定されたスリープクロックの周波数708とを使用して、スリープクロックの周波数の新しい推定値(例えば
Figure 2008537372
)を決定するために、この結果を手段708に出力する。図7で分かるように、以前の推定されたスリープクロックの周波数709は、手段708が新しい推定値を決定するために入力される(すなわち、フィードバックされる(fed back))。手段708は、例えば、第2の演算のブロック402内の加算器416によって実現されてよい。次いで、推定されたスリープクロックの周波数を記憶するために、手段708は、新しく推定されたスリープクロックの周波数
Figure 2008537372
を手段710内に記憶または書込みする。手段710は、メモリ、レジスタ(例えば、レジスタ404)またはデータを記憶できる任意のその他の適した装置によって実現されてよい。
トランシーバ700は、高速クロックを使用して、スリープクロックの周波数を推定する手段712も含む。手段712は、図2で議論されたTSCFE212、または別のクロックを使用してクロックを測定するための任意のその他の類似装置と、周波数の推定値を計算するためのプロセッサまたはハードウェア(例えば、プロセッサ220)とにより実施されてよい。手段712により低速クロックの周波数が一旦推定されると、この結果は、推定されたスリープクロックの周波数の値に重みを付けるための少なくとも1つの計算された係数を使用して、重みを付けられた推定されたスリープクロックの周波数を決定するために手段714に入力される。手段714は、例えば、ブロック400内の乗算器408および412ならびに図4に示されたコントローラ406により実装されてよいが、かかる実装だけに限定されるとは限らない。結果として生じる、手段714から出力される重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値は、スリープクロック周波数の重みを付けられた推定された変化と、手段708によって記憶手段710に記憶された、スリープクロックの周波数に関して以前に記憶された新しい推定値とを使用して、スリープクロックの周波数に関してさらに新しい推定値を決定するために手段716に入力される。図7で分かるように、以前に記憶された新しい推定値のフィードバック718は、さらに新しい推定値の決定を行うために手段716に入力される。手段716は、乗算器がスリープクロックの周波数の新しい推定値に係数を適用することから、該乗算器412と共に実現され、乗算器408および412の積を受信する加算器410とにより実現されてよい。結果として生じる、スリープクロックの周波数のさらに新しい推定値は、記憶手段710内に書き込まれ、それにより、手段708によって決定された新しい推定値を上書きする。記憶手段710内に記憶された、さらに新しい推定値
Figure 2008537372
の値は、装置700に関してスリープ時間を決定するために、トランシーバ700内の他の手段(図示せず)に用いるためにアクセスまたは出力720されてよい。
本明細書で開示される上の推定器は計算を必要とせず、したがって、(マイクロプロセッサ内で実装されることが可能な加算器を除き)ハードウェア内だけで実装されることが可能である。TCXOベースのスリープクロックの周波数の推定器の現在の設計と比較し、本明細書で開示されるスリープクロックの周波数の推定器は、マイクロプロセッサが要求する場合はいつでも、可能な限り最長のかつ適切な測定期間を用いて最も新しい推定値をマイクロプロセッサに提供することによって、推定の正確さを改善する。加えて、開示された一定に機能する推定器は、高速クロックの計数処理の一定の干渉により生じる可能性がある余分な±1誤差を除去する。さらに、開示された推定器はマイクロプロセッサからの介入を必要としない(すなわち、マイクロプロセッサは、計算をいつ開始し、いつ終了するかを推定器に命令する必要がない)。
本明細書で開示される例に関して説明される方法またはアルゴリズムは、直接的にハードウェアで、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュール、ファームウェア、またはこれらの2つ以上の組合せで実施されてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、移動型ディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意のその他の形態の記憶媒体内に常駐してよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代わりに、記憶媒体はプロセッサと一体であってもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICまたは類似の処理回路内に存在してもよい。ASICはユーザ端末またはその他の無線装置内に存在してもよい。代わりに、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内または無線装置内に別のコンポーネントとして存在してもよい。加えて、例えば、図2の装置200内のコンポーネントなど、他のコンポーネントは、ASICまたは処理回路内に存在してもよく、または装置200内の別のコンポーネントとして存在してもよい。
上に説明された例は単に例示的であり、当業者は今や、本明細書で開示された本発明の概念から逸脱せずに、上述の例を多く使用し、また逸脱を行うことができる。これらの例に対する様々な変更は当業者にとって直ちに明らかであり、本明細書で提示される一般的な原理は、ここで説明される新規性のある態様の精神または範囲から逸脱せずに、別の例、例えば、インスタントメッセージングサービスまたは任意の一般的な無線データ通信アプリケーションに応用されてよい。したがって、本開示の範囲は本明細書で示される例に限定されるようには意図されず、本明細書で開示される原理および新規性のある特徴と一致した最も広い範囲が与えられる。用語「例示的」は、本明細書で、「例、事例、または例示としての機能を果たすこと」を意味する目的で排他的に使用される。本明細書で「例示的」として説明される例は、他の例より好ましいまたは有利なものと解釈されるとは限らない。したがって、本明細書で説明される新規性のある態様は、特許請求の範囲によってのみ定義されるべきである。
スリープ時間持続期間に応じてスリープタイミング内の誤差のプロットである。 本開示に従ってスリープクロックの周波数の推定器を用いる、移動体トランシーバなどの例示的装置の構成図である。 スリープ時間に関して、シンクロナイザ(synchronizer)スリープクロック推定器の誤差の分散(error variance)のプロットである。 本開示による例示的なスリープクロックの周波数の推定器の構成図である。 図4のスリープクロックの周波数の推定器を用いる装置内に生じる一連の事象を例示する、例示的なタイムラインである。 無線装置内のスリープクロックの周波数を推定するための例示的な方法の流れ図である。 スリープクロックの周波数の推定器を用いる装置の別の例である。
符号の説明
200…トランシーバ、202…高速クロック、204…低速クロック、206…スリープクロックの周波数の推定器、208…高速クロック信号、210…スリープクロック信号、212…TCXOのスリープクロックの周波数の推定器(TSCFE)、214…スリープクロックの周波数の高速クロックから導出した推定値、216…シンクロナイザスリープクロック周波数推定器(SSCFE)、218…コンバイナ、219…シンクロナイザ、220…プロセッサ、222…通信回線、224…回線、226…回線、228…低速クロックの周波数の変化の推定値、230…推定されたスリープクロック周波数、232…メモリ装置、400…第1の演算のブロック、402…第2の演算のブロック、404…レジスタ、406…コントローラ、408…第1の乗算器、410…加算器410、412…第2の乗算器、414…乗算器、416…加算器、500…移動体無線装置の動作のタイムライン、502…ウォームアップクロックが終了する、504…TCXOクロックがウォームアップする、506…ウェイクアップクロックが終了する、508…TCXOが引き継ぐ、510…ブロック、512…同期タイミング、514…シンクロナイザの低速クロック周波数が更新する、516…トランシーバがスリープに入ることを決定する、518…TCXOの周波数の推定値が更新する、520…SCタイマを設定する、522…スリープクロックが引き継ぐ、600…低速クロックの周波数の推定値を決定するための方法の流れ図、602…開始(例えば、ウェイクアップ)、604…スリープクロックの周波数の変化を推定する、606…スリープクロックの周波数の変化の値に重みを付けるための計算された係数を使用して、スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化を決定する、608…スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、これまでの推定されたスリープクロックの周波数とを使用して、スリープクロックの周波数に関して新しい推定値を決定する、610…メモリ内に新しい推定値を記憶する、612…高速クロックを使用して、スリープクロックの周波数を推定する、614…推定されたスリープクロックの周波数の値に重みを付けるための少なくとも1つの計算された係数を使用して、重みを付けられた推定されたスリープクロックの周波数を決定する、616…スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、スリープクロックの周波数に関して以前に記憶された新しい推定値とを使用して、スリープクロックの周波数に関してさらに新しい推定値を決定する、618…メモリ内にさらに新しい推定値を記憶する、620…終了(例えば、スリープモードに入る)、700…トランシーバ、702…無線通信信号の送受信のためのアンテナ、704…スリープクロックの周波数の変化を推定する手段、706…スリープクロックの周波数の変化の値に重みを付けるための計算された係数を使用して、スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化を決定する手段、708…スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、これまでの推定されたスリープクロックの周波数とを使用して、スリープクロックの周波数に関して新しい推定値を決定する手段、710…スリープクロックの周波数の推定値を記憶する手段、712…高速クロックを使用して、スリープクロックの周波数を推定する手段、714…推定されたスリープクロックの周波数の値に重みを付けるための少なくとも1つの計算された係数を使用して、重みを付けられた推定されたスリープクロックの周波数を決定する手段、716…スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、スリープクロックの周波数に関して以前に記憶された新しい推定値とを使用して、スリープクロックの周波数に関してさらに新しい推定値を決定する手段

Claims (34)

  1. 下記を備えるスリープクロックの周波数の推定値を決定する装置:
    高速クロックから導出したスリープクロックの周波数の推定値を出力するように構成されるスリープクロックの周波数の推定器;
    前記スリープクロックの周波数の変化の推定値を出力するように構成されるスリープクロック変化周波数推定器;および
    重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値を取得するための、前記高速クロックから導出したスリープクロックの周波数の推定値と、前記スリープクロックの周波数の前記変化の重みを付けられた推定値を取得するための、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値とのうちの少なくとも1つに重みを付け、前記重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値と、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記重みを付けられた推定値とのうちの少なくとも1つを使用して、前記スリープクロック周波数の少なくとも1つの新しい推定値を決定するように構成されるコンバイナ。
  2. 前記コンバイナが更に下記を含む請求項1記載の装置、
    前記低速クロックの周波数の重み付け推定値の前記少なくとも1つの新しい推定値を記憶するように構成されるメモリ装置。
  3. 前記コンバイナが更に下記を含む請求項1記載の装置、
    前記スリープクロック変化周波数推定器から前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を受信し、少なくとも1つの重み係数を使用して、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を修正し、前記低速クロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を出力するように構成される演算のブロック。
  4. 前記演算のブロックが更に下記を含む請求項3記載の装置:
    前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を少なくとも1つの重み係数で乗算することによって、周波数の前記変化の前記推定値を修正するように構成される乗算器;
    前記乗算器の結果として生じる積を、メモリ装置内に記憶された前記スリープクロックの周波数の以前の推定値に加えるように構成される加算器。
  5. 前記コンバイナが更に下記を含む請求項1記載の装置、
    前記スリープクロックの周波数の推定器から、前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を受信し、前記スリープクロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を取得するために少なくとも1つの重み係数を使用して、前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を修正するように構成される演算のブロック。
  6. 前記演算のブロックが更に下記を含む請求項5記載の装置:
    前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を第1の重み係数で乗算することによって、前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を修正するように構成される第1の乗算器;
    メモリ装置内に記憶された前記スリープクロックの周波数の以前の推定値を第2の重み係数で乗算するように構成される第2の乗算器;および
    前記スリープクロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を取得するために、前記第1および第2の乗算器の結果として生じる積を加えるように構成される加算器。
  7. 前記コンバイナが更に下記を含む請求項1記載の装置、
    無線装置に関する情報を受信し、前記重みを付けられた低速クロックの周波数の推定値と、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記重みを付けられた推定値とのうちの少なくとも1つを決定するために使用される1つまたは複数の重み係数を適応的に計算するように構成されるコントローラ。
  8. 前記無線装置に関する前記情報が、前記装置のスリープ時間の持続期間(Tsleep)と、前記装置のアウェイク時間の持続期間(Tawake)と、前記スリープクロックの分散と、前記スリープクロックの周波数の推定器の分散と、前記スリープクロック変化周波数推定器の分散と、前記スリープクロックの分散のうちの1つまたは複数を含む、請求項7に記載の装置。
  9. 前記コンバイナが更に下記を備える請求項1記載の装置:
    前記スリープクロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を記憶するように構成されるメモリ装置;
    前記メモリ装置と通信する第1の演算のブロックであって、前記スリープクロック変化周波数推定器から前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を受信し、第1の重み係数を使用して、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を修正し、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記修正された推定値を使用して、前記スリープクロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を決定し、前記メモリ装置内に前記低速クロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を記憶するように構成される第1の演算のブロック;および
    前記メモリ装置と通信する第2の演算のブロックであって、前記スリープクロックの周波数の推定器から前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を受信し、少なくとも一つの第2の重み係数を使用して、前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を修正し、前記スリープクロックの前記周波数の前記修正された高速クロックから導出した推定値に基づいて、さらに新しい推定値を決定し、前記メモリ装置内に前記スリープクロックの周波数の前記さらに新しい推定値を記憶することによって、前記低速クロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を上書きするように構成される第2の演算のブロック。
  10. 下記を備える無線トランシーバシステムで用いるスリープクロックの周波数を推定する処理回路:
    高速クロックから導出したスリープクロックの周波数の推定値を出力するように構成されるスリープクロックの周波数の推定器;
    前記スリープクロックの周波数の変化の推定値を出力するように構成されるスリープクロック変化周波数推定器;
    重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値を取得するための、前記高速クロックから導出したスリープクロックの周波数の推定値と、前記スリープクロックの周波数の前記変化の重みを付けられた推定値を取得するための、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値とのうちの少なくとも1つに選択的に重みを付け、前記重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値と、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記重みを付けられた推定値とのうちの少なくとも1つを使用して、前記スリープクロックの周波数の少なくとも1つの新しい推定値を決定するように構成されるコンバイナ;
    前記低速クロックの周波数の重み付け推定値の前記少なくとも1つの新しい推定値を記憶するように構成されるメモリ装置;および
    前記メモリ装置から前記少なくとも1つの新しい推定値を読み取り、前記システムがスリープモードに入るのに先立って、前記少なくとも1つの新しい推定値に基づいて、システムスリープ時間を計算するように構成されるプロセッサ。
  11. 前記コンバイナが更に下記を含む、請求項10記載の処理回路、
    前記スリープクロック変化周波数推定器から前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を受信し、少なくとも1つの重み係数を使用して、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を修正し、前記低速クロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を出力するように構成される演算のブロック。
  12. 前記演算のブロックが更に下記を含む、請求項11記載の処理回路:
    前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を前記少なくとも1つの重み係数で乗算することによって、周波数の前記変化の前記推定値を修正するように構成される乗算器;および
    前記乗算器の結果として生じる積を、前記メモリ装置内に記憶された前記スリープクロックの周波数の以前の推定値に加えるように構成される加算器。
  13. 前記コンバイナが更に下記を含む請求項10記載の処理回路、
    前記スリープクロックの周波数の推定器から、前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を受信し、前記スリープクロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を取得するために、少なくとも1つの重み係数を使用して、前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を修正するように構成される演算のブロック。
  14. 前記演算のブロックが更に下記を含む請求項13記載の処理回路:
    前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を第1の重み係数で乗算することによって、前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を修正するように構成される第1の乗算器;
    メモリ装置内に記憶された前記スリープクロックの周波数の以前の推定値を第2の重み係数で乗算するように構成される第2の乗算器;および、
    前記スリープクロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を取得するために、前記第1および第2の乗算器の結果として生じる積を加え、前記メモリ装置内に前記スリープクロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を記憶するように構成される加算器。
  15. 前記無線システムに関する情報を受信し、前記重みを付けられた低速クロックの周波数の推定値と、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記重みを付けられた推定値とのうちの少なくとも1つを決定するために使用される、1つまたは複数の重み係数を適応的に計算するように構成されるコントローラをさらに備える、請求項10に記載の処理回路。
  16. 前記無線装置に関する前記情報が、前記装置のスリープ時間の持続期間(Tsleep)と、前記装置のアウェイク時間の持続期間(Tawake)と、前記スリープクロックの分散と、前記スリープクロックの周波数の推定器の分散と、前記スリープクロック変化周波数推定器の分散と、前記スリープクロックの分散のうちの1つまたは複数を含む、請求項15に記載の処理回路。
  17. 前記コンバイナが更に下記を備える請求項10記載の処理回路:
    前記メモリ装置と通信する第1の演算のブロックであって、前記スリープクロック変化周波数推定器から前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を受信し、第1の重み係数を使用して、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を修正し、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記修正された推定値を使用して、前記スリープクロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を決定し、前記メモリ装置内に前記低速クロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を記憶するように構成される第1の演算のブロック;
    前記メモリ装置と通信する第2の演算のブロックであって、前記スリープクロックの周波数の推定器から、前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を受信し、少なくとも第2の重み係数を使用して、前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を修正し、前記スリープクロックの前記周波数の前記修正された高速クロックから導出した推定値に基づいて、さらに新しい推定値を決定し、前記メモリ装置内に前記スリープクロックの周波数の前記さらに新しい推定値を記憶することによって、前記低速クロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を上書きするように構成される第2の演算のブロック。
  18. 下記を備える移動体通信ネットワークで使用するための無線装置:
    高速クロックから導出されるスリープクロックの周波数の推定値を出力するように構成されるスリープクロックの周波数の推定器;
    前記スリープクロックの周波数の変化の推定値を出力するように構成されるスリープクロック変化周波数推定器;
    重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値を取得するための、前記高速クロックから導出されるスリープクロックの周波数の推定値と、前記スリープクロックの周波数の前記変化の重みを付けられた推定値を取得するための、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値とのうちの少なくとも1つに選択的に重みを付け、前記重みを付けられたスリープクロックの周波数の推定値と、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記重みを付けられた推定値とのうちの少なくとも1つを使用して、前記スリープクロックの周波数の少なくとも1つの新しい推定値を決定するように構成されるコンバイナ;
    前記低速クロックの周波数の重み付け推定値の前記少なくとも1つの新しい推定値を記憶するように構成されるメモリ装置;および、
    前記メモリ装置から前記少なくとも1つの新しい推定値を読み取り、前記システムがスリープモードに入るのに先立って前記少なくとも1つの新しい推定値に基づいて、前記無線装置のスリープ時間を計算するように構成されるプロセッサ。
  19. 前記コンバイナが更に下記を含む請求項18記載の無線装置:
    前記スリープクロック変化周波数推定器から前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を受信し、少なくとも1つの重み係数を使用して、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を修正し、前記低速クロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を出力するように構成される演算のブロック。
  20. 前記演算のブロックが更に下記を含む請求項19記載の無線装置:
    前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を前記少なくとも1つの重み係数で乗算することによって、周波数の前記変化の前記推定値を修正するように構成される乗算器;および、
    前記乗算器の結果として生じる積を、前記メモリ装置内に記憶された前記スリープクロックの周波数の以前の推定値に加えるように構成される加算器。
  21. 前記コンバイナが更に下記を含む請求項18記載の無線装置:
    前記スリープクロックの周波数の推定器から、前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を受信し、前記スリープクロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を取得するために、少なくとも1つの重み係数を使用して、前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を修正するように構成される演算のブロック。
  22. 前記演算のブロックが更に下記を含む請求項21記載の無線装置:
    前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を第1の重み係数で乗算することによって、前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を修正するように構成される第1の乗算器;
    メモリ装置内に記憶された前記スリープクロックの周波数の以前の推定値を第2の重み係数で乗算するように構成される第2の乗算器;および、
    前記スリープクロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を取得するために、前記第1および第2の乗算器の結果として生じる積を加え、前記メモリ装置内に前記スリープクロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を記憶するように構成される加算器。
  23. 前記無線装置に関する情報を受信し、前記重みを付けられた低速クロックの周波数の推定値と、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記重みを付けられた推定値とのうちの少なくとも1つを決定するために使用される、1つまたは複数の重み係数を適応的に計算するように構成されるコントローラ
    をさらに含む、請求項18に記載の無線装置。
  24. 前記無線装置に関する前記情報が、前記装置のスリープ時間の持続期間(Tsleep)と、前記装置のアウェイク時間の持続期間(Tawake)と、前記スリープクロックの分散と、前記スリープクロックの周波数の推定器の分散と、前記スリープクロック変化周波数推定器の分散と、前記スリープクロックの分散のうちの1つまたは複数を含む、請求項23に記載の無線装置。
  25. 前記コンバイナが更に下記を含む請求項18記載の無線装置:
    前記メモリ装置と通信する第1の演算のブロックであって、前記スリープクロック変化周波数推定器から前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を受信し、第1の重み係数を使用して、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記推定値を修正し、前記スリープクロックの周波数の前記変化の前記修正された推定値を使用して、前記スリープクロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を決定し、前記メモリ装置内に前記低速クロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を記憶するように構成される第1の演算のブロック;および、
    前記メモリ装置と通信する第2の演算のブロックであって、前記スリープクロックの周波数の推定器から、前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を受信し、少なくとも第2の重み係数を使用して、前記スリープクロックの前記周波数の前記高速クロックから導出した推定値を修正し、前記スリープクロックの前記周波数の前記修正された高速クロックから導出した推定値に基づいて、さらに新しい推定値を決定し、前記メモリ装置内に前記スリープクロックの周波数の前記さらに新しい推定値を記憶することによって、前記低速クロックの周波数の前記少なくとも1つの新しい推定値を上書きするように構成される第2の演算のブロック。
  26. 下記を備えるスリープクロックの周波数を推定する方法:
    スリープクロックの周波数の変化を推定すること;
    前記スリープクロックの周波数の変化の値に重みを付けるための計算された係数を使用して、スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化を決定すること;
    スリープクロックの周波数の前記重みを付けられた推定された変化と、これまでの推定されたスリープクロックの周波数とを使用して、スリープクロックの周波数に関して新しい推定値を決定し、メモリ装置内に前記新しい推定値を記憶すること;
    高速クロックを使用して、スリープクロックの周波数を推定すること;
    前記推定されたスリープクロックの周波数の値に重みを付けるための少なくとももう1つの計算された係数を使用して、重みを付けられた推定されたスリープクロックの周波数を決定すること;
    スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、スリープクロックの周波数に関して前記予め記憶された新しい推定値とを使用して、スリープクロックの周波数に関してさらに新しい推定値を決定すること;および、
    前記さらに新しい推定値が前記新しい推定値を置換するように、前記さらに新しい推定値をメモリ内に記憶すること
  27. 前記スリープクロックの周波数の変化の前記値に重みを付けるための計算された係数を使用して、スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化を決定することが、
    前記装置のスリープ時間の持続期間(Tsleep)と、前記装置のアウェイク時間の持続期間(Tawake)と、前記スリープクロックの分散と、前記スリープクロック変化周波数推定器の分散と、前記スリープクロックの分散のうちの少なくとも1つを考慮に入れることによって、前記計算された係数を適応的に計算することを含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記スリープクロックの周波数の変化の前記値に重みを付けるための少なくとももう1つの計算された係数を使用して、重みを付けられた推定されたスリープクロックの周波数を決定することが、
    前記装置の1つのスリープ時間の持続期間(Tsleep)と、前記装置のアウェイク時間の持続期間(Tawake)と、前記スリープクロックの分散と、前記スリープクロックの周波数の推定器の分散と、前記スリープクロックの分散のうちの少なくとも1つを考慮に入れることによって、前記計算された係数を適応的に計算することを含む、請求項26に記載の方法。
  29. メモリ内の前記さらに新しい推定値を使用して、無線装置のスリープモードの持続期間に関してスリープタイミングを決定することをさらに含む、請求項26に記載の方法。
  30. その上に命令が記憶されたコンピュータ可読媒体であって、前記記憶された命令は、プロセッサによって実行される際に前記プロセッサにスリープクロックの周波数を推定する方法を実行させ、前記方法は下記を備える:
    スリープクロックの周波数の変化を推定すること;
    前記スリープクロックの周波数の変化の値に重みを付けるための計算された係数を使用して、スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化を決定すること;
    スリープクロックの周波数の前記重みを付けられた推定された変化と、以前の推定されたスリープクロックの周波数とを使用して、スリープクロックの周波数に関して新しい推定値を決定し、メモリ装置内に前記新しい推定値を記憶すること;
    高速クロックを使用して、スリープクロックの周波数を推定すること;
    前記推定されたスリープクロックの周波数の値に重みを付けるための少なくとももう1つの計算された係数を使用して、重みを付けられた推定されたスリープクロックの周波数を決定すること;
    スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、スリープクロックの周波数に関して前記以前に記憶された新しい推定値とを使用して、スリープクロックの周波数に関してさらに新しい推定値を決定すること;および、
    前記さらに新しい推定値が前記新しい推定値を置換するように、前記さらに新しい推定値をメモリ内に記憶すること。
  31. 前記スリープクロックの周波数の変化の前記値に重みを付けるための計算された係数を使用して、スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化を決定することが、
    前記装置のスリープ時間の持続期間(Tsleep)と、前記装置のアウェイク時間の持続期間(Tawake)と、前記スリープクロックの分散と、前記スリープクロック変化周波数推定器の分散と、前記スリープクロックの分散のうちの少なくとも1つを考慮に入れることによって、前記計算された係数を適応的に計算することを含む、請求項30に記載のコンピュータ可読媒体。
  32. 前記スリープクロックの周波数の変化の前記値に重みを付けるための少なくとももう1つの計算された係数を使用して、重みを付けられた推定されたスリープクロックの周波数を決定することが、
    前記装置のスリープ時間の持続期間(Tsleep)と、前記装置のアウェイク時間の持続期間(Tawake)と、前記スリープクロックの分散と、前記スリープクロックの周波数の推定器の分散と、前記スリープクロックの分散のうちの少なくとも1つを考慮に入れることによって、前記計算された係数を適応的に計算することを含む、請求項30に記載のコンピュータ可読媒体。
  33. メモリ内で前記さらに新しい推定値を使用して、無線装置のスリープモードの持続期間に関してスリープタイミングを決定すること
    をさらに含む、請求項30に記載のコンピュータ可読媒体。
  34. 下記を備えるスリープクロックの周波数を推定する装置:
    前記スリープクロックの周波数の変化を推定する手段;
    前記スリープクロックの周波数の変化の値に重みを付けるための計算された係数を使用して、スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化を決定する手段;
    スリープクロックの周波数の前記重みを付けられた推定された変化と、これまでの推定されたスリープクロックの周波数とを使用して、スリープクロックの周波数に関して新しい推定値を決定する手段;
    前記新しい推定値を記憶する記憶手段;
    高速クロックを使用してスリープクロックの周波数を推定する手段;
    前記推定されたスリープクロックの周波数の値に重みを付けるための少なくとも1つの計算された係数を使用して、重みを付けられた推定されたスリープクロックの周波数を決定する手段;
    スリープクロックの周波数の重みを付けられた推定された変化と、スリープクロックの周波数に関して前記予め記憶された新しい推定値とを使用して、スリープクロックの周波数に関してさらに新しい推定値を決定する手段、ここにおいて、
    前記記憶手段は、前記さらに新しい推定値が前記新しい推定値を置換するように、前記さらに新しい推定値を記憶する。
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