JP2008537083A - 複合シールを備えた流体の流れを制御するための弁 - Google Patents

複合シールを備えた流体の流れを制御するための弁 Download PDF

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Abstract

【課題】
ボールタイプの制御弁を提供すること。
【解決手段】
この弁は、主要な流路を形成する穴部と連通している流入口および流出口を有したハウジングを備えており、ボール部材が、ハウジングに搭載され、流出口と流入口とが連通されていない状態におかれている閉弁位置と、流入口と流出口とが連通されている状態におかれている閉弁位置と間で移動するように構成されており、シール組立体が、ハウジング内に配置され、シールハウジングと、付勢された状態にあるメインシールとを備えており、この付勢された状態にあるメインシールは、弁の開閉中にボール部材と係合しているインサートを備えている。
【選択図】 図6A

Description

本発明は、流体用の弁に関するものであり、さらに詳細には複合シールを備えたボールタイプの流体用の弁に関するものである。
ボール弁は、数多くのプロセス制御システム用途においてプロセス流体(液体、ガス、懸濁液などでありうるプロセス流体)のあるパラメータを制御するために用いられている。プロセス制御システムは、制御弁を用いて、最終的には圧力、レベル、pHまたは他の液体の所望のパラメータを制御することが可能であるが、基本的には、制御弁は、流体の流量を制御するようになっている。
典型的には、ボール弁は、流体流入口と、ボール部材により分離されている流体流出口とを備えており、当該ボール部材は、固定軸を中心として回転し、シール組立体に当接することによって、それを通って流れる流体の流量を制御するようになっている。動作中、プロセス制御システム、または、制御弁を手動で制御するオペレータは、シール組立体の表面に対してボール部材を回転させることにより、流入口および流出口を通して、したがってボール弁を通して所望の流量の流体を流すように流体流路を形成するようになっている。
ボール部材およびボール組立体を含むボール弁の構成部材は、金属から通常形成されている。このことは、とくに高圧および/または高温の用途において用いられるときに該当する。弁の動作中、多数の構成部材が、弁の繰り返しまたは広範囲なサイクリング運動により摩耗する。とくに、弁の開閉中の連続的な摩擦接触に起因して、ボール部材およびシール組立体が摩耗する。摩耗に起因する問題としては、限定するわけではないが、弁構成部材の寿命を短くすること、ボール部材とシール組立体との間の摩擦力を大きくすること、および、ボール部材とシール組立体との間に望ましくない漏洩を起こすことが挙げられる。同様に、構成部材が受ける摩耗の量に応じて摩擦力が相対的に大きくなるにつれて、弁内の動的性能および制御特性が悪くなり、これにより、弁の効率および精度が低下することになる。
これまでにおいて、上述の問題を解決するために、付勢された状態にあるメインシールをシール組立体に組み入れる試みがなされた。しかしながら、このことは、弁の用途を制限してしまうことになる。たとえば弁の双方向シール機能を無理に制限してしまうことになる。さらに、力および圧力が、ボール部材に対して付勢された状態にあるメインシールによりさらに加えられると、ボール部材とシール組立体との間、とくにメインシールとの間において、さらなる摩耗が生じる。回転に応答するというよりはむしろ、ボール部材の表面に対して垂直な方向にメインシールとは反対側にボール部材を移動させることにより、弁の開閉の初期段階においてボール部材が回転によりメインシールとの係合から離脱するようにボール部材をカムに搭載することを含む幾つかの試みが、上記の問題を解決するためになされてきた。しかしながら、このことは、ボール部材とメインシールとの間に砕片を捕捉させるが如きさらなる複雑さをもたらしてしまう。たとえば、弁を通って移動する媒体がパルプ原料の如き繊維状物質または粒子を含有している場合、これらの繊維状物質を、弁の閉鎖中に、ボール部材とメインシールとの間に捕捉してしまい、弁を通る漏洩通路を実質的に形成してしまう場合がある。
したがって、シール組立体とボール部材とを備え、流体の双方向シールが可能であり、主要シールとボール部材との間の摩耗を削減することができ、肯定的な動的パフォーマンスおよび制御特性を保持し、繊維状物質または粒子がボール部材と主要シールとの間に捕捉されることを妨げるような改良型ボール弁の必要性が依然として存在したままである。
本発明には、さまざまな変形を加えてもよいし、また、他の構成が用いられてもよいが、特定の例示の実施形態が、図面に記載されているとともに、以下で詳細に記載される。しかしながら、いうまでもなく、開示された特定の形態に本発明を制限すること意図したものではなく、それよりも、添付の特許請求の範囲に含まれる変形、代替構成および均等物をすべて網羅することを意図したものである。
ここで、図面、とくに図1〜図3を参照すると、本発明の教示に従って構築されたボール弁の全体が符号20により示されている。図示されているように、ボール弁20は、流入口31と流出口32との間にある第一の流路33を有しているハウジング30と、シール組立体50と、回転可能なシャフト90、91に搭載されているボール部材80とを備えている。
一般的に、ハウジング30は、円筒形状を有し、そこを通って流れる流体のための第一の流路33が形成されている。図2に配置されているように、ハウジング30の下部には、第一の流路33の流出口32が設けられており、当該流出口32は、流出口フランジ38により取り囲まれるようになっている。ハウジング30の中央部分には、貫通孔40がハウジング30の右側壁を貫通しており、止まり穴41がハウジング30の内側に向かって開口しており、両方の孔40、41が同心上に並んでいるとともに、それぞれ対応してシャフト90,91を受け入れるように構成されている。駆動シャフト90とハウジング30の右側外壁または「駆動側端部」の間には、パッキング補助部材42と、1組のパッキンリング44と、軸受け43aとが配置されている。従動シャフト91とハウジング30の左側内壁または「従動側端部」との間には、軸受け43bが配置されている。ハウジング30の駆動側端部には、ファスナ35と係合するように構成されているシャフトを支持するフランジ34が設けられている。ここで、ハウジング30の上部を参照すると、図2には、第一の流路33の流入口31を形成しているとともに、シール組立体50を受け入れるように構成されている対向する孔(counterbore)39が示されている。流入口フランジ36は、流入口31を取り囲んでいるとともに、挿入されてくる配管(図示せず)を固定するように構成されている。ここで注目すべき点は、流入口フランジ36および流出口フランジ38が、全体的にまたは部分的に取り除かれてもよいし、また、流入口31と流出口32との間の接続が、さまざまな方法で形成されてもよい。
図4〜図5Aに示されているように、シール組立体50は、第一のシール本体、好ましくはメインシール64と、第二のシール本体、好ましくはシールハウジング52とを備えている。上述のように、シール組立体50が、ハウジング30の対向する孔39内に配置され、さらに具体的にいえば、シールハウジング52の外面54が、対向する孔39内に固定して取り付けられている。シールハウジング52の内表面53には(図7および8)、第一のシールリング60aおよび第二のシールリング60bをそれぞれ対応して受け取るように構成された1対の環状の溝55a&55bが設けられている。図4および図5に最も分かり易く示されているように、シール組立体50は、ウェーブスプリング(波形バネ)の如き弾性部材70と、主要シール64とをさらに備えている。一対のシールリング60a、60bおよび弾性部材70は、メインシール64を作用可能にシールハウジング52に接続している。弾性部材70は、メインシール64(図9および図10)とシールハウジング52との間に配置され、ボール部材80に向かってメインシール64を付勢するようになっている。弾性部材70の追加により、メインシール64とシールハウジング52との間に、予期しなかった第二の流路が形成されている。また、一対のシールリング60a、60bが、メインシール64とシールハウジング52との間に配置されて、第二の流路72を通って流れる液体の流れ絞り部を形成してもよい。
弁20が閉弁位置にあるとき、ボール部材80はメインシール64に当接している(図4)。ボール部材80は、球面82と、好ましくはV字形のノッチ部83(図1)とを備え、弁20を徐々に開閉することを可能としている。従動シャフト91および駆動シャフト90が、対応する貫通孔84a&84bを通して、ボール部材80に取り付けられている。
先に述べたように、シャフト90および91の位置調整および回転を援助するために、軸受け43a&43bが対応するシャフト90および91とハウジングとの間に配置されている。先の場合と同様、図2に示されているように、従動シャフト91は、ハウジング30の従動側端部の止まり穴41に配置されている。軸受け43bが、従動シャフト91に係合するとともに、ハウジング30の従動側端部とボール部材80との間に配置されており、軸受け43aが、ハウジング30の駆動側端間とボール部材80との間に配置されている。次いで、駆動シャフト90は、貫通孔40を通ってハウジング30の駆動側端部を貫通し、パッキンリング44およびパッキン補助部材42と係合し、そのあと、ハウジング30から外に突出するようになっている。シャフト90は、当該シャフト90の外側端部92において開閉機構に係合するように構成されてもよい。
一例では、図3において最も分かり易く示されているように、ボール部材80は、当該ボール部材80が偏心的に回転するよう、シャフト90に取り付けられるようになっている。たとえば、ボール部材80は固有の回転ポイントを備えており、この固有の回転ポイントは、ボール部材80の球面82上のすべてのポイントが前記の固有の回転ポイントから等距離にあるように、ボール部材80が回転するポイントのことである。しかしながら、ボール部材が偏心的に回転する場合、ボール部材80の球面82上のポイントは、固有の回転ポイントから等距離にはなく、したがって偏心的となっている。
この点で留意すべきことは、当業者にとって明らかなように、ボール部材80の偏心性はいくつかの方法で実現することができ、限定するわけではないが、たとえばシャフト90、91の中心をボール部材80の固有の回転ポイントからずらすことが含まれる。同様に、ボール部材80の偏心的な運動を、偏心的に搭載される構成部材の組み合わせにより実現することができ、このことにより、さらなる利点が提供されうる。たとえば、弁ハウジング30に対してシャフト90、91をズラすとともに、ボール部材80の固有の回転ポイントに対してシャフト90、91の中心をズラすことにより形成される偏心運動は、弁20内の単一の偏心運動により形成されるボール部材80の配置のズレを補償すべくシールハウジング52に非同心的な貫通孔を形成するというが如きシール組立体50を変更するというニーズを排除しうる。
図4では、ボール部材80が、偏心的に回転して、メインシール64に当接することにより、接点66に第一の流路33の流量絞り部を形成している。図4および図5に示されているように、ボール部材80がメインシール64を押すとき、メインシール64は、弾性部材70を圧縮してシールハウジング52の中へ変移することができる。メインシール64がボール部材80およびシールハウジング52に対して適切に移動および作用することを担保するために、前もって設定または計算されたギャップ71が、メインシール64とシールハウジング52との間に形成されるべく注意深くセットされうる。ギャップ71は、弁20が閉弁位置にあるとき、メインシール64がボール部材80と接触することを担保するように、注意深くセットされうる。メインシール64とハウジング30との間には、ギャップ73が形成され、ボール弁20の適切な移動および作用を担保するためにギャップ71とともに働くようになっている。ギャップ73により、弁20が開閉しているとき、主要シール64が、適切な時間に、ハウジング30と直接接触することが担保されるようになっている。たとえば、ギャップ73が大きすぎる場合には、メインシール64は、弁20の開閉中、長期間にわたってボール部材に接触した状態に留まり、それにより、メインシール64とボール部材80との間において好ましくなくかつ回避可能な量の摩擦および摩耗がもたらされることになる。同様に、ギャップ73が小さすぎる場合には、メインシール64は、弁20の開閉中、あまりにも早くハウジング30と接触し、メインシール64がボール部材80と接触することを実質的に妨げ、それにより、弁20に漏洩を発生させることになる。
ギャップ71をセットするために、シャフト90、91、ひいてはボール部材80が、アクチュエータまたはアクチュエータリンク部材(図示せず)を用いて回転されてもよい。たとえば、偏心的に搭取り付けられたボール部材80が閉弁位置の方へ回転するにつれて、ボール部材80がメインシール64と接触し、それにより、ギャップ71をより小さくし、ボール部材80がさらに完全閉弁位置に至るまで回転する。ギャップ71は、ボール部材80を回転させてギャップ71をより小さくしていきながら測定をし、アクチュエータまたはアクチュエータリンク部材に停止部を設けることによって設定されうる。
他の例では、ギャップ71は、弁20の構成部材間における適切な寸法を担保することに加えて、ギャップ73のサイズを確認するために用いられうる。さらに詳細にいえば、弁20のすべての構成部材およびそれらの構成部材の特徴は、弁20の構成部材間の適切なフィットを担保するための寸法および許容誤差を有している。それにもかかわらず、異なる構成部材の製造工程中に寸法および許容誤差をすべて忠実に守ったとしても、許容誤差を加算したものまたは積み重ねたものは、弁20の適切な運転を妨げうるズレまたは状況を形成しうる。したがって、一方が許容範囲の上限であり他方が許容範囲の下限である一組の金属ゲージを単にギャップ71に置くことで、ギャップ71を許容範囲内で測定してセットすることによって、弁20を、その構成部材間の適切な位置調整および移動を担保しながら容易に組み立てることが可能となる。さらに、計算されたギャップ71、ひいてはギャップ73は、繰り返し測定され、位置調整され、セットされてもよい。これは、ギャップ71に対して弁20の外側または外面からアクセスすることができるからである。したがって、ギャップ71を適切に校正するために弁20を分解することは必要ではない。
また、図4および図5に示されているように、第二の流路72が、弾性部材70の収容のために、メインシール64とシールハウジング52との間に偶発的に形成されている。好ましくは、二つの一方向性のシールリング60a&60bが、第二の流路72からの浸み出しを防ぐために、それぞれ対応してメインシール64とシールハウジング52との間に、さらに詳細にいえばシールハウジング52の内面53上の環状の溝55a&55b内に配置されている。シールリング60a&60b(図4A)の各々は第一の脚部61aと第二の脚部61bとを備えており、これらの脚部は流体を受ける領域がその間に形成され、流体を受け入れることにより脚部61a&61bが互いに反対方向に付勢され、第二の流路72がシールされるように構成されている。シールリング61a&61bは、ゴム材料、プラスチック材料もしくは金属材料から製造されてもよいし、または、適切に機能するならば他のいかなる材料から製造されてもよい。弁20が流入口または流出口から圧力を受けるとき、シールリング60a&60bは第二の流路72を通る流体の流れを防止するために直列に設けられてもよい。しかしながら、いうまでもなく、直列に設けられた2つの一方向性のシールリングは第二の流路72を通る流体の流れを二方向に絞る複数の方法のうちの1つにすぎない。他の解決策としては、たとえばシールリングを平行に設けること、または、一対のシールリングを図5Aに示されているような単一の双方向性のシールリング62と取り替えることが挙げられる。単一の双方向性のシールリング62は単一の環状の溝56に配置されることが好ましい。さらに、シールリング60a&60bがシールハウジング52とメインシール64との間に配置されるので、メインシール64をボール部材80と適切に位置調整することができるようになる。
シール組立体50の他の実施形態では、図6A〜図6Cから明らかなように、メインシール64は一または複数のインサート75を備えてもよい。インサートは、限定するわけではないが、金属、プラスチック、合成物およびこれらを組合せたものを含むさまざまな種類の材料から製造されてもよい。この実施形態においては、インサートは、そのまま(純粋のまま(virgin))用いれらうるか、またはインサート75のたとえば摩耗強度もしくは圧縮強度を向上させるべく他の材料によって強化されうるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)材料から製造されている。インサートは、おおむね長方形の断面形状を有し且つ全体的にリング形状であってもよいしまたは円筒形状であってもよい。たとえば、図6Aに示されているように、インサート75は長方形の断面形状を有しており、インサート75の外縁近傍には面取り面または接触面77が設けられている。これに代えて、インサート75は他の断面形状を有していてもよいし、また、図6Bおよび図6Cに見られるような他の特徴を有していてもよい。
図6A〜図6Cに例示されているように、インサート75はメインシール64の下端部93に配置されている溝79の中に挿入されてもよいしまたは配置されてもよい。インサート75は、溝79の中に圧入されることによりまたは他の方法で保持されることにより溝79に固定されうる。たとえば、インサート75は、図6Bおよび図6Cに例示されているような接着剤、磁気または他の保持方法で、溝79の中に保存されうる。図6Bでは、インサート75は当該インサート75の内部から外側に延びた突出部または棚部95を備えている。同様に、図6Cに示されているように、インサート75は当該インサート75の内部から内側に延びた突出部または棚部97を備えている。これに代えて、図示されていないが、インサート75は他の棚部95なしで棚部97のみを備えていてもよい。
インサート75は、少なくとも部分的に溝79を形成している一または複数の壁99をインサート75の方に向かって曲げることにより保持されてもよい。こうすることにより、壁99が、溝79からインサート75が離脱することを抑制するまたは防ぐようになっている。さらに具体的にいえば、図6Bおよび図6Cに例示されているように、壁99の少なくとも1部が棚部95、97と溝79の開口との間に配置されるように、壁の端部をインサート75の方に向かって傾斜させてもよいしまたは曲げてもよい。棚部95、97に加えて、壁99の端部は、インサート75および/または棚部95、97に係合するための、インサート75の方向に向かって内側に延びる突部またはフック101を備えていてもよい。
壁99は、さまざまな方法で溝79またはインサートの方向に向かって曲げてもまたは傾斜させてもよい。例示的な本実施形態では、回転により形成されている。たとえば、メインシール64を旋盤または他の回転する装置の中に装着して、回転工程中、壁を溝79またはインサート75の方向に向けて押すことにより、壁99を曲げてもまたは傾斜させてもよい。これに代えて、壁99を手動により曲げてもよいし回転させてもよく、または、他の機械もしくはプロセスにより変形させてもよい。
他の例では、図7および図8に示されているように、シールハウジング52はオフセット内面53を備えている。先に説明したように、メインシール64はシールハウジング52に移動可能に接続されている。メインシール64は、当該メインシールがボール部材80に接触することを可能とするように、シールハウジング52内で摺動可能になっていることが好ましい。シールハウジング52の内面53およびシールハウジング52の外面54の非同心性により形成される上述のズレにより、弁20のシールおよび閉弁を補助するようになっている。これにより、ボール部材80がメインシール64に当接するときボール部材80と内面53とが整列させられるように内面53が配置されることになる。しかしながら、先に記載したように、偏心運動の組み合わせを用いることにより、内面を外面54に対してズラしてまたは非同心的に配置することを必要とすることなく、ボール部材80をメインシール64に整列させることが可能となる。
運転に際し、ボール弁20を、さまざまな媒体が存在する複数の状況において用いることができる。本明細書では、限定するわけではないがたとえばパルプおよび製紙工業で用いられる木質繊維および水スラリーを含む粒子を含有している高圧流体を調整するために用いるものとして記載されている。検査中または定期的な保全中の如き弁20の使用に先立ってまたは弁20の使用中において、ギャップ71は、組立作業員または保全作業員により測定され、セットされうる。さまざまな弁構成部材に対する適切な許容誤差を担保するようにギャップ71をセットすることにより、弁構成部材間の適切なフィットを担保しうる。しかしながら、弁20を始動したあとで測定およびセットをすることにより弁20の適切かつ継続的な運転を担保するようにしてもよい。
弁20が開弁位置にあるときには、流体が第一の流路33を通り抜けるときその流体のための絞りが限られた数しかない。シールハウジング52に設けられているリッジ58は、メインシール64による流体に対する抵抗を制限するようになっている。さらに詳細にいえば、流体が弁20を通って流れるとき、とくに流体が流入口31から流出口32へ流れるとき、リッジ58は、第二の流路72からの流体の流れを第一の流路33に迂回させることにより、第二の流路72およびメインシール64に対するシェルターを提供するようになっている。流体がたとえば弁20を通って流れるとき、リッジ58が存在しないとき、流体は第二の流路72へ直接押し入れられることになり、リッジ58が存在する場合は、流体は、第二の流路72へ流入することを断念し、弁20を通る流れを継続するように流れる。リッジ58に由来する複数の利点のうちの1つは、第二の流路72の内への「固形物の詰まり込み」が減少するといことである。その名前が示唆するように、固形物の詰まり込みは、パルプ原料の如き繊維状物質および/または粒子が第二の流路72内に蓄積するにつれて発生する。それにより、限定するわけではないがたとえばメインシール64の可動域を削減することならびにシール組立体50内に摩擦および不必要な力を発生させることを含む複数の問題が発生する。しかしながら、固形物の詰まり込みは、弁20のギャップ71の近傍にある第二の流路72に限定されているわけではなく、ギャップ73の近傍にある第二の流路72において生じる場合もある。ギャップ73およびギャップ73近傍の第二の流路72における繊維状物質または粒子の蓄積を防ぐことは、ギャップ73の実質的な排除である。さらに詳細にいえば、弁20が開弁位置にある間、弾性部材70は棚部81に向けてメインシール64を押すことにより実質的にギャップ73を排除し、流体がギャップ73および第二の流路72に進入することを妨げる。
しかしながら、弁20が閉じると、ボール部材80は、シャフト90を中心に回転し、第一の流路33の中にボール部材80の球面82を徐々に移動させていくことにより、第一の流路33を通る流量をゆっくりと絞り始める。ボール部材80のVノッチ83は、流路33を完全に絞るまで、ゆっくり先細になって閉めていく流量絞りを形成することで、第一の流路33を通る流体を適切に調整することを可能とする。
しかしながら、ボール部材80が閉弁位置へ回転するとき、球面82は、閉弁プロセスの終了まで、接点66でのみシール組立体50と接触する。ボール部材80は、シール組立体50から離れる方向にある距離回転して閉弁位置に至る。球面82は、ボール部材80が第一の流路33を完全に絞る地点よりもある計算された距離だけ前の地点で、シール組立体50とようやく接触しうる。ボール部材80とメインシール64との間においては、ボール部材80、ひいては球面82は、接触時点から弁20の閉弁位置に至るまで、メインシール64に接触して留まったままでいる。
先に記載された例では、ボール部材80をシャフト90、91に偏心的に取り付けることにより、ボール部材80をシール組立体50と接触することなく回転できるようにしている。具体的にいえば、開口部84a、84bを通したボール部材80の固有の回転ポイントは、シャフト90、91が、ボール部材80の固有の回転ポイントの近傍に、かつ、シール組立体50に向かう方向とは反対の方向に、かつ、ボール部材80が旋回する側に向かう方向とは反対の方向に向かって、それぞれ対応するシャフト90、91に対してズラされている。それに加えて、シャフト90、91がハウジング30に対して偏心的に搭載されてもよく、これにより、最初の偏心的なアクションにより生じるボール部材80の望ましくないズレが次の偏心的なアクションにより相殺されるようになる。
そうすることにより、明らかなように、ボール部材80が、メインシール64に対して回転することができ、それと同時に、シール64に対して垂直な方向へと移動することができる。したがって、ボール部材80が閉弁位置へ移動すると、処理されている媒体内の粒子または繊維が、ボール部材80と主要シール64との間で剪断され、これにより、適切なシールが担保されるようになっている。さらに具体的にいえば、ボール部材80がメインシール64に接触すると、粒子および/または繊維がメインシール64とボール部材80との間にとどまりうる。ボール部材80が閉まるにつれて、V字型のノッチ83のナイフのような縁部が剪断をさらに補助するため、いかなる粒子および/または繊維であっても、ボール部材80と主要シール64との間における連続的な接触によって剪断されることになる。
シール組立体50とボール部材80との間が適切に閉まることを担保するように、メインシール64は、シールハウジング52に摺動可能に取り付けられ、ボール部材80がメインシール64に接触すると、メインシール64が弾性部材70を圧縮することによりシールハウジング52の中へ変位するように、ボール部材80に対して設けられる。
弁20の開閉中、変位可能なメインシール64、ハウジング30およびギャップ73は、偏心的に取り付けられたボール部材80と一緒に、ボール部材80とメインシール64との間の係合の適切な角度を制御するように組み合わせられうる。本明細書に記載の係合角度とは、ボール部材80の球面82がメインシール64に接触している間のボール部材80の回転範囲のことである。たとえば、ボール部材80が閉弁位置の方向に向かって回転すると、球面82は最終的にメインシール64と接触する。球面82がメインシール64と接触するときから、ボール部材80が停止することにより弁20を閉弁するまで、ボール部材80が受ける回転の範囲が係合角度である。同様に、ボール部材80が閉弁位置から開弁位置まで回転すると、球面82は最終的にメインシール64との接触を絶つことになる。ボール部材80が回転を開始する時点から、球面82がメインシール64と接触を断つまでボール部材80が受ける回転の範囲が、先に記載した場合と同様に係合角度である。
メインシール64、ハウジング30、ギャップ73およびボール部材80は、シールハウジング52とメインシール64との間に適切なサイズのギャップ71を形成することにより適切な係合角度を制御するように組み合わされることができる。弁20の外側に位置するギャップ71は、測定および設定されたとき、弁20内に位置するギャップ73のサイズを示しうる。ギャップ73のサイズにより係合角度の量が決定されうる。ギャップが大きければ大きいほど係合角度が大きくなりうるし、また、ギャップが小さければ小さいほど係合角度が小さくなりうる。たとえば、ボール部材80が閉弁位置にあるとき、メインシール64は、弾性部材70が圧縮され、メインシール64がボール部材80を付勢している状態にあるように、シールハウジング52の中へ変位されうる。この閉弁位置では、ギャップ73はボール部材がメインシール64を変位させる距離と一致する。弁20が開き、ボール部材80が回転し始めると、ボール部材80が受けうる偏心的な運動により、ボール部材80がシール組立体64に向かう方向とは反対の方向に移動することが可能となる。この移動中、メインシール64は、弾性部材70がボール部材80の方向に向かってメインシール64を付勢しているため、ボール部材80と接触した状態のまま留まりうる。さらに詳細にいえば、ボール部材80がシール組立体64から後退するにつれて、弾性部材70が復元されることにより、メインシール64をボール部材80に接触した状態のまま留まらせることを可能とする。
メインシール64は、ボール部材80に向かう方向にさらに移動することが妨げられるまで、ボール部材80と接触した状態のまま留まりうる。メインシール64がボール部材80に向かう方向にさらに移動することを防げうる1つの方法は、ボール部材80をシール組立体からさらに後退することを可能とするとともにメインシール64の移動を抑制するように、メインシール64に対して停止部を設けることである。ギャップ73の一方側を形成しているハウジング30が停止部となりうる。さらに詳細にいえば、図4に示されているように、ハウジング30が棚部81の形態を有する停止部を備えており、このようにして、メインシール64が棚部81に接触して底を打つことにより、弾性部材70がさらに復元することを妨げるとともに、メインシール64がさらに移動してボール部材80と接触することを妨げるようになっている。したがって、棚部81を設けることにより、また、さらに詳細にいえば棚部81に対して調節可能なメインシール64を設けることにより、ボール部材80へのメインシール64の相対的な係合および離脱、ひいては係合角度を制御および調節することが可能となる。
弾性部材70の追加により、メインシール64とシールハウジング52との間に第二の流路72が形成されている。メインシール64とシールハウジング52との間の第二の流路72に、シールリング60a、60bが配置されている。シールリング60a、60bは、弾力性を有し、半径方向および軸方向に、拡大収縮することができる。
また、シールリング60a、60bは、メインシール64に対するボール部材80の位置調整の補助をさらにする。このことは、弁20の閉弁中において、ボール部材80が接点66においてメインシール64と接触するときに達成される。そのとき、ボール部材80は、メインシール64上に力を加え、シールハウジング52の内面53対してメインシール64を変移させようとする。シールリング60a、60bにより、主要シールを軸方向におよび半径方向に変移することが可能となり、その間中、ボール部材80およびメインシール64を位置合わせした状態に留めたままにしておくことにより、第一の流路33の流量絞り部が形成される。
しかしながら、ボール部材80の偏心的なアクションの全潜在能力を適切に利用するためには、先に説明したように、ボール部材80が固有の回転ポイントを中心として回転するときにはメインシール64がボール部材80と整合するような場合と異なり、メインシール64は、偏心性の性格のため、弁20の閉弁位置では、ボール部材80と整合しない場合もあることを理解しておかなければならない。したがって、ボール部材80を閉弁位置へ偏心的に回転させることを可能とするため、シールハウジング52の内面53をシールハウジング52の外面54に対してズラすことにより、シールハウジング52の内面53と外面54とを偏心的なものとしている。
内面53にボール部材80を適切に整合させることを担保するために、図3に示されているようなピンの如き位置調整装置57が用いられてもよい。位置調整ピン57は、ハウジング30に固定されてもよいし、さらに詳細にいえば流入口31の周囲に設けられているカウンタボア(座ぐり)の中に押し込まれてもよい。このようにすることにより、シールハウジング52は、シールハウジング52に設けられたカウンタボアを位置調整ピン57に係合させるように回転されうる。それとは異なり、弁20が2つの独立した偏心機構が1つの運動を形成するようになっている二重偏心機構を有している場合、内面53は、シールハウジング52の外面に対して偏心的である必要性がない場合もある。
ボール弁20が閉弁位置にあるとき、流入口31で高圧力が生じる。圧力の増大により、プロセス流体は、第一の流路33の絞り部を回避し、第二の流路72を通り抜けるように強いられることになりうる。シールリング60aは、シールリングの脚部61a、61bが流れ込んでくる流体に向くように設けられ、流体が第二の流路72を通って流れること妨げるようになっている。同様に、圧力の増大により、流れの方向にシャフト90、91を変形または屈曲し始めうる。シャフト90、91が屈曲すると、ボール部材80はシール組立体50に対して法線方向に向かって変位され始めうる。弾性部材70は、ボール部材80が変位するときにメインシール64をボール部材80に向けて付勢することにより、変位されるボール部材80とメインシール64との間からの漏洩を防ぐ。圧力が上昇するにつれて、シャフト90、91がさらに屈曲し、それにより、ボール部材80の変位がさらに増大する。メインシール64は、当該メインシール64が停止させられるまでまたは弾性部材70が完全に復元されるまで、ボール部材80に対して付勢され続ける。しかしながら、高圧な状況下の弾性部材70は、メインシール64から離脱するまで、完全には復元しない場合がある。弾性部材70は、流体により形成されたメインシール64に対する圧力のために完全には復元しない場合がある。したがって、ギャップ73は、ギャップ73の下部における棚部81によりメインシール64が停止されないことを担保することができる十分な大きさを有することにより、高圧な状況下においてさえも、主要シール64とボール部材80との間の連続的な接触が担保される。
しかしながら、上述のように、第一の流路33を通る流体の流れの方向に応じて、流出口32に高圧が生じる場合もある。第一の流路33が逆になれば、液体は、第二の流路72の反対側から進入し、弾性部材70のまわりを通り、シールリング60bによりさらなる進入が抑制されることとなり、先の場合と同様に、シールリングの脚部61a、61bが流れ込んでくる流体の方向に向くように設けられていることとなる。同様に、高圧の流体は、シャフト90、91を変形または屈曲し、これにより、ボール部材80をシール組立体およびメインシール64の方向に向けて変位させる。先に記載した例と同様に、ボール部材80を弾性部材70に対して付勢することにより、ボール部材80とメインシール64との間からの流体の漏洩を防ぐようになっている。圧力の上昇によりボール部材80をシール組立体50の方向に向けて屈曲させるにつれて、メインシール64がシールハウジング52上で最終的に底をつき、これにより、ギャップ71が実質的に排除される。
先の詳細な記載は、理解を明瞭にすることのみを目的としたものであり、変形が当業者にとって自明のことであるため、そこから不必要な制限を読み取るべきではない。
本発明の教示に従って構築されたボール弁を示す平面図である。 図1の2−2線に沿う図1のボール弁を示す断面図である。 弁が開弁位置にあるときのボール部材の位置を仮想線で示した、図1の3−3線に沿う図1のボール弁を示す断面図である。 メインシールと、2つで一組のシールリングと、バネ部材と、シールハウジングとを有する、閉弁位置にあるボール弁を示す図3の部分拡大断面図である。 シールリングを示している図4の詳細な断面図である。 図4に類似した図であるが、メインシールと、2つのシールリングと、バネ部材と、シールハウジングとを有した、開放位置にあるボール弁を示している。 メインシールと、単一のシールリングと、バネ部材と、シールハウジングとを有した、閉弁位置にあるボール弁を示す部分断面図である。 インサートを有しているメインシールを備えた、閉弁位置にあるボール弁を示す部分断面図である。 図6Aのインサートの他の実施形態を示す詳細な断面図である。 図6Aのインサートの他の実施形態を示す詳細な断面図である。 シールハウジングを示す平面図である。 図7の8−8線に沿う図5Aのシールハウジングを示す断面図である。 メインシールを示す断面図である。 図9のメインシールを示す拡大部分断面図である。 ウェーブスプリングを示す平面図である。 図11のウェーブスプリングを示す側面図である。

Claims (23)

  1. 弁であって、
    第一の流路を形成する孔と連通した流入口および流出口を有しているハウジングと、
    前記ハウジング内に組み込まれ、前記流出口から前記流入口までが非連通の状態にある閉弁位置と前記流出口から前記流入口までが連通した状態にある開弁位置との間を移動するように構成されているボール部材と、
    シールハウジングおよび付勢された状態にあるメインシールを有し、前記ハウジングに配置されているシール組立体とを備えており、
    前記付勢された状態にあるメインシールが、前記弁の開閉中に前記ボール部材と係合しているインサートを有してなる、弁。
  2. 前記メインシールが、前記インサートを受け入れるために、前記シールの下部に配置される環状の溝を有してなる、請求項1記載の弁。
  3. 前記インサートが、少なくとも部分的に前記溝を形成する壁に各々が係合する一対の略並列の壁を有してなる、請求項2記載の弁。
  4. 前記インサートが純粋のポリテトラフルオロエチレン材料または強化されたポリテトラフルオロエチレン材料のうちの1から製造されてなる、請求項1記載の弁。
  5. 前記インサートが前記ボール部材に面する平坦な部分を有してなる、請求項1記載の弁。
  6. 前記インサートが、前記ボール部材の外面に対して接線方向に向けられている平坦な部分を有してなる、請求項1記載の弁。
  7. 前記インサートのうちの一部分が第一の壁に少なくとも1つの棚部を有し、該一部分が前記溝に配置されてなる、請求項2記載の弁。
  8. 前記溝が前記棚に対して傾斜している少なくとも1つの壁を有してなる、請求項7記載の弁。
  9. 前記インサートのうちの一部分が、前記第一の壁に対して略平行になっている第二の壁に第二の棚部を有してなる、請求項7記載の弁。
  10. 前記第一の壁と対向する前記溝の第二の壁が、前記第二の棚部を受け入れるための凹部を有してなる、請求項9記載の弁。
  11. 前記シールハウジングと前記付勢された状態にあるメインシールとの間に第二の流路が形成されてなる、請求項1記載の弁。
  12. 前記付勢された状態にあるメインシールと前記シールハウジングとの間に配置される双方向シールをさらに備えており、該双向シールが前記第二の流路を通る流れを実質的に妨げるように構成されてなる、請求項11記載の弁。
  13. 弁であって
    第一の流路を形成する孔と連通した流入口および流出口を有しているハウジングと、
    メインシール、シールハウジングおよび貫通する第二の流路を有しているシール組立体と、
    前記シール組立体に近接して設けられるボール部材とを備えており、
    前記ボール部材が、前記弁の開閉中、前記メインシール内のインサートを回転可能に係合するために、前記シール組立体に対して円を描くように移動するように構成されてなる、弁。
  14. 前記メインシールが、前記インサートを受け入れるために、前記シールの下部に配置される環状の溝を有してなる、請求項13記載の弁。
  15. 前記インサートが、少なくとも部分的に前記溝を形成する壁に各々が係合する一対の略並列の壁を有してなる、請求項14記載の弁。
  16. 前記インサートが、前記ボール部材の外面に対して接線方向に向けられている平坦な部分を有してなる、請求項13記載の弁。
  17. 前記インサートのうちの一部分が第一の壁に少なくとも1つの棚部を有し、該一部分が前記溝に配置されてなる、請求項14記載の弁。
  18. 前記溝が前記棚に対して傾斜している少なくとも1つの壁を有してなる、請求項17記載の弁。
  19. 前記第二の流路を通る流れを妨げる第一の弾性シーリングリングおよび第二の弾性シーリングリングをさらに備えてなる、請求項13記載の弁。
  20. 弁を動作させる方法であって、
    メインシール、補助シールおよびシールハウジングを有したシール組立体と、流入口と、流出口とを備えている弁箱を提供することと、
    前記メインシールの端部に配置された環状の溝にインサートを挿入することと、
    前記メインシールをボール部材の方向に向けて付勢することと、
    前記弁箱に組み込まれているボール部材を回転により前記インサートに係合または前記インサートから離脱させることにより前記弁を通って流れる第一の流れを制御することと、
    前記補助シールを通って流れる第二の流体の流れを妨げることと
    を含む、方法。
  21. 前記溝に前記インサートを固定させることをさらに含む、請求項20記載の弁を動作させる方法。
  22. 前記ボール部材の外面対して接線方向に向いた平坦部分を前記インサートに形成することをさらに含む、請求項20記載の弁を動作させる方法。
  23. 前記インサート固定させることが、前記溝の壁に前記インサートの棚部を覆うようにさせることを含む、請求項21記載の弁を動作させる方法。
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