JP2008536595A - 電子ボンバードメントによって物体を滅菌するための装置 - Google Patents

電子ボンバードメントによって物体を滅菌するための装置 Download PDF

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Abstract

本発明は電子によって滅菌するための装置(1)に関し、当該装置は、物体(2)を移送するために使用されると共に処理チャンバー(14)の二つの側に配置された第1のコンベヤライン(6)および第2のコンベヤライン(30)を具備してなる。本発明に係る装置は供給用回転式コンベヤ(8)および取り出し用回転式コンベヤ(24)を備えるが、前者は物体を変位させるのに使用されると共に第1のコンベヤラインとチャンバー(14)との間に配置されており、かつ後者もやはり物体を変位させるのに使用されると共にチャンバー(14)と第2のコンベヤラインとの間に配置されている。

Description

本発明は、概して、電子ボンバードメントによって物体を滅菌する技術の分野に関するが、このボンバードメントは、ことによると、物体の外面の処理のための低エネルギータイプのものであり、あるいは物体の中心部を処理するために、さらに大きなエネルギーを有するタイプのものである。
それは特に(ただしこれに限定されるものではないが)、たとえば医療用注射器のような、好ましくは化学作用によって予め滅菌された多数の要素を保持する密閉容器に相当する「タブ(tubs)」と呼ばれる物体のような、実質的に矩形状の平行六面体形状を有する物体の電子ボンバードメントによる滅菌に適用できる。
低エネルギー電子ボンバードメントによって、すなわち約400keV未満のエネルギーによって、略矩形状の平行六面体形状を有する物体の滅菌を可能とする装置は従来公知である。
これを行うために、この装置は、通常、概ね200keVの三つの低エネルギー加速器/ガンタイプビーム源を具備してなるが、このビーム源は処理チャンバー(物体はこれを通って処理のために並進移動させられる)の周りに互いに120°の角度をなして配置されている。このようにして、物体が処理チャンバーを連続的に通過する間に、各物体の外面は、それぞれ上記ビーム源(これは注意深く配置されている)からの3本の電子ビームの組み合わせによって360°にわたって同時に照射される。
この種の装置は、特に、電子ビームの僅かな浸透性および創出される殺胞子効果に関連するその有効性により、そしてさらに、提供される安全性と共に処理の迅速さにより、満足できるものであることが分かっている。
それにもかかわらず、上記装置は、滅菌手段のさまざまなビーム源から発せられる電子ビームに対する生体保護を実現するために、当該装置は内部の物体経路が比較的複雑(たとえばU字形状)である処理チャンバーを有しているという事実に起因する無視できない欠点を有していた。確かに、処理チャンバーが、経路の両側に配置されかつそれぞれがすっかりUの字に沿って延在している2枚のステンレススチール壁によって形成されるような場合には、滅菌手段はUの字の基底部に設けられ、一方、このUの字の分枝は、その中を物体が通過するよう意図されたこれら二つの分枝の開放端部を越えて放射線が漏れ出さないことが保証されるように十分に長尺なものとされている。こうした理由で、Uの字の二つの開放端部は処理チャンバーの導入口および排出口にたとえることができるが、この処理チャンバーの両側には、それぞれ、第2のコンベヤと共に、このチャンバー内に処理された物体を運び込むのに使用される第1のコンベヤが設けられており、製品アイソレータに向う処理された物体の取り出しを確実なものとしていることが分かるであろう。
ゆえに、生体安全対策によって必要となる処理チャンバーの複雑な形状および物体の経路は、装置の寸法をとりわけ大きなものとし、それゆえ装置は完全には最適化されない。さらに、この結果、処理チャンバー内に湾曲したコンベヤを設けることが必要となるが、その複雑さおよびコストは、従来型の直線状コンベヤに比べて著しく増大する。
それゆえ本発明の目的は、従来技術に関する上述した問題点を少なくとも部分的に解決する、電子ボンバードメントによって物体を滅菌するための装置を提供することである。
これを行うために、本発明は、電子ボンバードメントによって物体を滅菌するための装置に関係し、当該装置は、その中で物体が移動させられるよう意図された本装置の処理チャンバーを通る軸線に沿った少なくとも1本の電子ビームを発生させることが可能な滅菌手段を具備してなり、本装置は、処理チャンバーの両側に配置された物体を移動させるのに使用される第1のコンベヤと第2のコンベヤとを具備してなる。本発明によれば、本装置は、物体を移送するのに使用されかつ第1のコンベアと処理チャンバーとの間に配置された供給用回転式コンベヤと、物体を移送するのに使用されかつ処理チャンバーと第2のコンベヤとの間に配置された取り出し用回転式コンベアとを具備してなり、上記回転式コンベヤは、滅菌手段によって発生する放射線に対するバリアを提供するように使用されかつ配置されている。
本発明の一つの独自性は、物体を搬送するために回転させられるよう意図されかつそれぞれ処理チャンバーの導入口の上流側および当該チャンバーの排出口の下流側に配置される二つの回転式コンベヤを設けたという事実にあることを理解されたい。それゆえ、これによって、滅菌手段のビーム源から生じる放射線のためのバリアが提供され、この結果、処理チャンバーはもはや、従来技術の功績に見出されるもののような複雑な形状に従って形成する必要はなくなる。
したがって物体を滅菌するための装置は、有利なことに、滅菌手段のさまざまなビーム源から発せられる電子ビームに対する満足できる生体保護を実現しながら、たとえば処理チャンバー内での物体のための直線経路を提供することによって大きさ(嵩)を低減できる。
好ましくは、各回転式コンベヤは複数の半径方向突出部を有し、この半径方向突出部は、互いに直につながったそれらのうちのいずれか二つが物体を収容するためのハウジングを形成するように配置されており、回転式コンベヤが作動させられ、このハウジングの回転が生じるとき、物体をハウジング内に収まった状態で移動させることが可能となっている。処理チャンバーの導入口および排出口の両方において、電子ビームに対する生体保護バリアを提供するのは本質的にこの(たとえば四つの)半径方向突出部である。
好ましくは、本装置は第1の移送手段を具備してなるが、この移送手段は、第1のコンベヤの下流側端部に置かれた物体を、第1のコンベヤの下流側端部に面するよう配置された供給用回転式コンベヤのハウジング内へと運び込むことを可能とする。したがって、いったん物体が上記ハウジング内に置かれると、この物体を、それを処理チャンバー内に導入されることを可能とするポジションへと移動させるために供給用コンベヤを回転させることができる。
この点に関して、本装置は、処理チャンバーの導入口と連通する供給用回転式コンベヤのハウジング内に置かれた物体を、当該処理チャンバーの内部まで真っ直ぐに輸送することを可能とする第2の移送手段を具備してなることに留意されたい。当然ながら、処理チャンバーの導入口と連通すると共にその内部に処理される物体が置かれる上記ハウジングは、そこから現れる物体を受けるために第1のコンベヤの下流側端部に面するように予め(供給用コンベヤの回転前に)配置された同一のハウジングに対応する。
さらに、本装置は、移送チャンバー内に置かれた物体を、この処理チャンバーの排出口と連通する取り出し用回転式コンベヤのハウジング内へと移動させることを可能とする第3の移送手段を具備してなる。この結果、いったん物体が、いま言及したハウジング内に置かれると、取り出し用回転式コンベヤは、この物体を移動させるために回転させることが可能であり、これによって物体は処理チャンバーから完全に取り出される。
この点に関して、本装置は第4の移送手段を具備してなり、この第4の移送手段は、第2のコンベヤの上流側端部に面するよう配列された取り出し用回転式コンベヤのハウジング内に置かれた物体を、第2のコンベヤの上流側端部へと真っ直ぐに移動させることが可能となっていることに留意されたい。繰り返すが、第2のコンベヤの上流側端部に面するよう配列されたハウジングは、取り出し用コンベヤの回転前に処理チャンバーの排出口と連通状態にあった同じハウジングに対応することを理解されたい。
処理チャンバーは、チャンバー内で物体を移動させることを可能とするようになっている少なくとも一つの一次内部コンベヤを備えており、好ましくは、物体を第2の移送手段によってその上に運び込むことが可能な一次内部コンベヤと、第3の移送手段によって、そこから取り出し用回転式コンベヤのハウジング内へと物体を移動させることが可能な二次内部コンベヤを具備してなる。
この形態(これは、それぞれが電子ビームを発する複数のビーム源が設置される場合に特に適したものである)においては、一次内部コンベヤが、処理チャンバーの導入口近傍に配置された上流側端部を有し、かつ二次内部コンベヤが、処理チャンバーの排出口近傍に配置された下流側端部を有していてもよい。
さらに、殺菌手段からの電子ビームと交差可能なコンベア間空間を形成するために、一次内部コンベヤの下流側端部は、二次内部コンベヤの上流側端部に面すると共にこの上流側端部から離間した状態で配置される。
好ましくは、第1のコンベヤと、第2のコンベヤと、一次内部コンベヤと、二次内部コンベヤとは、それぞれ実質的に直線状であり、かつ実質的に物体の前進移動方向と平行な同一直線に沿って配置されている。ゆえに、処理チャンバー内の物体経路は直線状であり、これによって相対的に小さな大きさ(嵩)が実現される。さらに、このチャンバーの両側に配置される第1および第2のコンベヤを均等に整列させるのが好ましいが、それらは、本発明の範囲から逸脱することなく、別な様式で配置することができる。図示説明する実施例のように、第1のコンベヤは一次内部コンベヤに対して90°の角度で配置されてもよく、同様に、第2のコンベヤは二次内部コンベヤに対して90°の角度で配置されてもよい。第1および第2のコンベヤの位置を変更するためのこの機能は、当然ながら、供給用および取り出し用回転式コンベヤの存在によって実現される。そのためには、コンベヤのさまざまなレイアウトに対応できるように回転の範囲を変更するだけでよい。
先に言及したように、滅菌手段は、それぞれが処理チャンバーを通る軸線に沿った電子ビームを発生させる複数のビーム源を、好ましくは、物体の前進移動の方向と直交する平面P内で互いに120°の角度をなしてそれぞれ配置されている軸線に沿った三つの電子ビームをそれぞれ発生させる三つのビーム源を具備してなる。
特に「表面」処理を実現するようになされた上記の好ましい解決策において、滅菌は、物体の表面において低エネルギー電子ボンバードメントを実現することからなる。したがって、それが連続的に処理チャンバーを通過するとき、コンベヤ間空間において、各物体の外面は、それぞれ上記ビーム源(これは注意深く配置されている)から生じる3本の電子ビームの組み合わせによって360°にわたって同時に照射される。この点に関して、これは、平面Pがコンベヤ間空間と交差するようにすることで可能であることは明らかである。
やはり選択的に、上記ビーム源は、上記三つの軸線のそれぞれが当該コンベヤ間空間に置かれる処理すべき物体を通るように配列される。
当然ながら、三つ以上のビーム源を用いるこの解決策はまた「中心部」処理を実現すると考えられるが、それによれば、滅菌は、物体に対してより強いエネルギーの電子ボンバードメントを実施することからなり、その場合の出力は400keVよりも大きなものであってもよく、5あるいは10MeVに達する。当然ながら、中心部処理に関しては、ビーム源の数は必要に応じて増減させることができ、したがって三つに限定されるものではない。
本発明はまた、その滅菌手段が、単一の電子ビームを発生させることができる、ただ一つのビーム源からなるに過ぎない装置をも包含する。この解決策は、物体の中心部処理のフレームワークにおいて好ましく、しかも有利なことには処理チャンバー内に複数の内部コンベヤを設けることを必要としない。
好ましくは、第2のコンベヤは、その中に滅菌された物体が運び込まれる製品アイソレータに通じている。
本発明に関しては、その最終パッケージ内に包装された物体の中心部処理を実施することも可能であることに留意されたい。こうした場合、第2のコンベヤは製品アイソレータへと、あるいはパッケージ自体が処理の後に製品を保護するので、その他の保護された環境へと通じる。
好ましくは、供給用回転式コンベヤは、それがこの供給用回転式コンベヤ内への物体の導入を可能とするように第1のコンベヤに面する開口部と、処理チャンバーの導入口の延長線上であってその上流に配置された開口部とを有するクラウン内に配置されている。同様に、取り出し用回転式コンベヤは、処理チャンバーの排出口の延長線上であってその下流に配置された開口部と、取り出し用回転式コンベヤからの物体の取り出しを可能とするよう第2のコンベヤに面するよう配置された開口部とを有するクラウン内に配置されている。
上記二つのクラウンは、ビームによって生じる放射線に対するバリアを提供するために、そして回転式コンベヤを回転させた際に回転式コンベヤのハウジング内に配置された物体の取り出しを阻止するために、それぞれ同時に使用されることに留意されたい。
最後に、上述したように、本装置は、処理されるべき物体の表面あるいは中心部処理を可能とするように構成されることに留意されたい。
本発明のその他の利点ならびに特徴は以下の非限定的な説明から明らかとなるであろう。
以下、図面を参照して本発明について説明する。まず図1および図2を参照すると、電子ボンバードメントによって物体を滅菌するための装置1が示されているが、当該装置1は、好ましくは(ただしこれに限定されるものではないが)、実質的に矩形状の平行六面体形状を有する物体を処理するためのものである。さらに、以下で説明する用途は滅菌すべき物体の表面処理に関するものであるが、当然ながら滅菌すべき物体の中心部処理に応用することも可能である。
上述したように、この物体の形状は、とりわけ、たとえば医療用注射器のような、好ましくは化学作用によって予め滅菌された多数(たとえば一つのタブあたり百本)の要素を保持するタブ(tubs)の形状に対応する。
装置1は床面4上に載っているが、これは水平面にたとえることが可能である。こうした理由から、以下の説明は、床面4に平行でかつ装置内での物体の前進移動の方向に対応する方向X、やはり床面4と平行な、装置の横方向に対応する方向Y、そして床面4と直交する高さ方向に対応する方向Zに関連付けたものとなっている点に留意されたい(方向X,YおよびZは互いに直交する)。
概して、本装置は以下の構成要素、すなわち第1のコンベヤ6と、クラウン10の上に配置された供給用回転式コンベヤ8と、第1の物体移送手段12と、その内部に第2の物体移送手段18と協働する一次内部コンベア16ならびに第3の物体移送手段22と共同する二次内部コンベヤ20が配置される処理チャンバー14と、クラウン26に配置された取り出し用回転式コンベヤ24と、第4の移送手段28と、製品アイソレータ32内に通じる第2のコンベヤ30とを具備してなる。
その一方で、本装置1はまた滅菌手段34を具備してなり、これに関しては図5を参照して以下で詳しく説明するが、この滅菌手段34は、一方では処理チャンバー14内に少なくとも1本の電子ビームを発生させるという特徴を、そして他方では図1に示すように遮蔽ケーシング36内に密閉されているという特徴を有する。参考までに言うと、遮蔽ケーシング36は、低エネルギー処理(概ね200keV)のフレームワーク内では約15mmの厚みを備えた鉛から、あるいは(たとえば5MeVのオーダーの)より高いエネルギー処理のフレームワーク内では約600mmの厚みを備えた鉛から形成できる。
本装置1はまた、処理チャンバー14と連通する2本のパイプ38,40を有するが、このパイプ38,40は、それぞれ、きれいな空気を供給し、電子ボンバードメントによって生じるオゾンを除去する。
一方、冷却手段42、ならびに滅菌手段34に対して接続されたクライストロン44がさらに装置1に設けられている。
とりわけ図2を参照すると、本装置1内での物体の前進移動の方向46が示されているが、この方向は方向Xと平行である。四つのコンベヤ6,16,20,30は、好ましくは、真っ直ぐな/直線状のものであり、かつ図2から明瞭であるように、方向46に沿って整列している。
第1のコンベヤ6は重力ローラー(あるいはその他の好適なタイプの)コンベヤであり、これは、実質的に方向Xに沿って、確実に、処理すべき物体2を自動的に変位させる。それは、物体2の通過を可能とするためにクラウン10に形成された開口部50の上に配置されかつこの開口部50に面する下流側端部6aを有し、そしてこれによって供給用コンベヤ8への上記物体の導入が可能となっている。これに関して、以下で説明する本装置1のあるその他の要素に関するものと同じ理由から、このクラウン10は、好ましくは、そして主として、本質的に鉛から構成されるが、これは、処理の間、滅菌手段34から発せられる電子ビームに対する完全な生体保護を実現するためである。
上記クラウン10内には供給用回転式コンベヤ8が配置されるが、これは複数の(好ましくは四つの、そして主として鉛製の)半径方向突出部52を有し、この突出部52は、互いに直接つながったそのいずれか二つが、物体2を収容するためのハウジング4を形成するように配置されている。図2から分かるように、四つの規則的に割り当てられたハウジング54を形成している突出部52は、物体2の形状に、あるいは中心部処理のフレームワーク内の物体のアセンブリの形状に合致する形状を有する、実質的に平行六面体ハウジング54を二つずつ形成することが可能な形状を有していてもよい。ゆえに各物体2は、その場合、回転式コンベヤ8が回転動作させられるとき、回転式コンベヤ8の回転軸線に対応する軸線56に沿ってハウジング54の一つの中に収まった状態で回転させることができる。参考までに、クラウン10(半径方向突出部52の自由端部の形状と合致する前記環10の内面)の軸線に対応する垂直軸線56は、好ましくは、方向46と平行でかつ好ましくはその中央で四つの整列させられたコンベヤと仮想的に交差する垂直面内に配置されることに留意されたい。
クラウン10の下流側部分において、当該クラウン10は、処理チャンバー14の導入口60の延長線上であってかつその上流側に配された別な開口部58を有するが、この開口部58は開口部50と直径方向に沿って向き合っている。
処理チャンバー14は、主として鉛製の2枚の壁62,64によって形成されるが、これはXZ平面と一致するように配置されており、かつ協働で当該チャンバーの導入口60および排出口66を形成している。生体保護をもたらす2枚の壁62,64の間には、二つの内部コンベヤ16,20が設けられており、それらのために、一次内部コンベヤ16の一つの上流側端部16aは導入口60の近傍に配置されており、かつ二次内部コンベヤ20の一つの下流側端部20aは排出口66の近傍に配置されている。
さらに、コンベヤ16の下流側端部16bならびにコンベヤ20の上流側端部20bは互いに向き合うように配置されており、かつそれらはコンベヤ間空間68によって分離させられているが、X方向に沿ったその長さは、内部コンベヤ16上に配置される、処理すべき物体2の同じ方向に沿った長さよりも小さなものとなるように設定され、この結果、当該物体は一方の内部コンベヤから他方へと自動的に進んでいくことが可能である。求められる効果は、実際は、処理チャンバー14の一端から他端へと、もっぱら速度が調整された二つの内部コンベヤ16,20を用いて、物体2の連続供給を実現可能とし、同時に、物体2がコンベヤ間空間68の上を通過するとき、360°にわたって同時にこの物体2の外面を電子ビームによって照射することを可能とするコンベヤ間空間68を提供することである。
2枚の平行な壁62,64によって形成される排出口66の延長線上には、クラウン26の開口部70が配され、このクラウン26内には取り出し用回転式コンベヤ24が配されるが、このコンベヤ24と、主として鉛からなるクラウン26との間のレイアウトは、先に説明したクラウン10と供給用回転式コンベヤ8との間のレイアウトと実質的に同じである。
さらに詳しく言うと、取り出し用回転式コンベヤ24は複数の(好ましくは四つの)主として鉛からなる突出部72を有するが、これは、互いに直につながったそのうちのいずれか二つが物体2を受けるためのハウジング74を形成するように配置されている。図2からわかるように、四つの規則正しく割り当てられたハウジング74を形成する突出部72は、物体2の形状と合致する形状を有する、実質的に平行六面体状のハウジング74を二つずつ形成することを可能とする形状を有していてもよい。このようにして、回転式コンベヤが動作させられたとき、この回転式コンベヤ24の回転軸線に対応する軸線76に沿って、各物体2を、それがハウジング74の一つに収まった状態で回転させることができる。参考までに、クラウン26(半径方向突出部72の自由端部の形状と一致する当該クラウン26の内面)の軸線に対応する垂直軸線76は、好ましくは、四つの整列したコンベヤと仮想的に交わる垂直面内に配置されることに留意されたい。
クラウン24の下流側部分において、当該クラウン24は開口部70と直径方向に沿って向き合う別な開口部78を有するが、これは、このクラウン24を経て物体2が通過することを可能とし、かつ上流側であってかつ製品アイソレータ32へと物体2を運び込む第2のコンベヤ30の上流側端部30aに面するように配置されている。この開口部78は、主として、取り出し用回転式コンベヤ24からの物体2の取り出しを可能とするために使用される。
第2のコンベヤ30も重力ローラー(あるいはその他の好適なタイプの)コンベヤであり、これは、実質的に方向Xに沿って、確実に、処理すべき物体2を自動的に変位させる。
図3および図4をさらに詳しく参照すると、本装置1を通過する所定の物体2の経路が説明されている。
まず、回転式コンベヤ8は軸線56を中心として回転させられ、この結果、そのハウジング54の一つが開口部50に面するように位置させられる。続いては第1の移送手段12が制御されて、開口部50を通過する間に、第1のコンベヤ6上の最も遠い下流側に置かれた物体を上記ハウジング54内へとX方向に移動させる。
供給用回転式コンベヤ8は続いて、この物体2が別の開口部58に面するようになる前に、四分の二(2/4)回転を完了する。第2の移送手段18は、開口部58および導入口60を通過する間に、物体2を処理チャンバー14の内部へとX方向に移動させるよう制御される。回転式コンベヤ8の各ステップにおいて、ペースを最適化するために、ある物体2が取り込まれ、その一方で別な物体2が取り出されることを理解されたい。
この物体がこのチャンバー14内に入ってしまうと、X方向の物体の変位はまず内部供給コンベヤ16によって、続いては内部取り出しコンベヤ20によって自動的に実現される(これら二つのコンベヤの速度は調整されている)。この点に関して、物体2が最も強烈な処理を受けるのは、物体2がコンベア間空間68を通過するとき、つまりそれがコンベヤ16,20の下流側端部16bおよび上流側端部20bの上に同時に載るときであることに留意されたい。なぜなら、物体はその際に、以下で説明する三つの電子ビームによって360°にわたって照射されるからである。
速度が調整されたコンベヤ20上での物体2の変位は、この物体2が排出口66に達するまで行われるが、ここで、取り出し口66およびクラウン26の開口部70を通過する間に、物体2は、取り出し用回転式コンベヤ24のハウジング74の内部まで真っ直ぐに、X方向にそれを移動させるよう制御された第3の移送手段22と協働することが可能となる。これを行うために、回転式コンベヤ24は、まず、その回転軸線76を中心として回転させられ、これによってそのハウジング74の一つは開口部70に面するように位置させられる。
物体2がハウジング74内に配置された際、取り出し用回転式コンベヤ24は、この物体2が別の開口部78に面するようになる前に、四分の二(2/4)回転を完了する。第4の移送手段28は、開口部78を通過する間に、それが第2のコンベヤ30の上流側端部30aに達するまで、物体2をX方向に変位させるよう制御される。繰り返すが、回転式コンベヤ24の各ステップにおいて、ペースを最適化するために、ある物体2が取り込まれ、その一方で別な物体2が取り出されることを理解されたい。
最後に、物体2はその後、重力によって、コンベヤ30上をX方向に製品アイソレータ32内へと真っ直ぐに自動的に移動させられる。
当然ながら図3に示すように、本装置1は、そのいくつかのものが処理チャンバー14内で一続きに配列されることを伴って、いくつかの物体2を同時に受け入れかつ保持することができるように設計されることに留意されたい。むろん、別の重要性は、運転中、供給用回転式コンベヤ8の各四分の一回転(各ステップ)で、第2の移送手段18を介して処理チャンバー14内に進入する前に、新しい物体2が処理チャンバー14の導入口60に面する位置に到着するという事実に見出される。
参考までに言うと、回転式コンベヤ8,24は、それらを回転させる一般的な電動モーターと関係付けることができ、その一方で、構成要素12,18,22,28はそれぞれ、スクリューまたはボールの上に搭載されかつ一般的な電動モーターによって動作させられるステンレススチールキャリッジの形態を呈していてもよい。一方、構成要素16および20はそれぞれ、一般的な電動モーターによって動作させられるステンレススチールチェーンリンクコンベヤベルトの形態を呈していてもよい。
ここで図5(これは物体2の表面処理に特に適した好ましい実施形態に供された滅菌手段34を示す)を参照すると、この滅菌手段34は、軸線A1,A2,A3のそれぞれに沿って、それぞれ電子ビームを発生させる三つのビーム源80a,80b,80cを有していることが分かるであろう。
上記軸線は、図4に示すと共に図1のV‐V線に対応する平面P内に互いに120°の角度をなして球状に配置されている。この平面Pは、物体の前進移動の方向46と直交すると共に、好ましくはその中央においてコンベヤ間空間68を横切っている。これが、三つのビーム源80a,80b,80c(その軸線A1,A2,A3は好ましくはそれぞれ空間68上を移動する物体2と交差する)の協働作用によって、コンベヤ間空間68上を通過する物体2の外面が360°にわたって照射される理由である。
むろん、当業者であれば、非限定的実例としてのみ説明した、電子ボンバードメントによって物体を滅菌するための装置1に対して、さまざまな変更を施すことができる。
本発明の好ましい実施形態による、電子ボンバードメントによって物体を滅菌するための装置の正面図である。 図1に示す装置の部分的斜視図であり、処理すべき物体は分かりやすくするために省略してある。 図1および図2に示す装置の概略平面図であり、当該装置内の物体の経路を示している。 図1および図2に示す装置の概略正面図であり、当該装置内に存在する物体を移動させる、さまざまな手段を示している。 図1のV‐V線に沿った部分的断面図であり、装置の滅菌手段をさらに詳しく示している。
符号の説明
1 物体を滅菌するための装置
2 物体
4 床面
6 第1のコンベヤ
8 供給用回転式コンベヤ
10 クラウン
12 第1の物体移送手段
14 処理チャンバー
16 一次内部コンベア
18 第2の物体移送手段
20 二次内部コンベヤ
22 第3の物体移送手段
24 取り出し用回転式コンベヤ
26 クラウン
28 第4の移送手段
30 第2のコンベヤ
32 製品アイソレータ
34 滅菌手段
36 遮蔽ケーシング
38,40 パイプ
42 冷却手段
44 クライストロン
50 開口部
52 半径方向突出部
54 ハウジング
56 軸線
58 開口部
60 導入口
62,64 壁
66 排出口
68 コンベヤ間空間
70 開口部
72 突出部
74 ハウジング
76 軸線
78 開口部
80a,80b,80c ビーム源

Claims (18)

  1. 電子ボンバードメントによって物体を滅菌するための装置(1)であって、
    前記装置は、その中で前記物体(2)が移動させられるよう構成された前記装置の処理チャンバー(14)を通る軸線(A1,A2,A3)に沿った少なくとも1本の電子ビームを発生させることが可能な滅菌手段(34)を具備してなり、
    前記装置は、前記物体(2)を移動させるのに使用されかつ前記処理チャンバー(14)の両側にそれぞれ配置された第1のコンベヤ(6)と第2のコンベヤ(30)とを具備してなり、
    前記装置は、
    前記物体(2)を移動させるよう構成されかつ前記第1のコンベア(6)と前記処理チャンバー(14)との間に配置された供給用回転式コンベヤ(8)と、
    前記物体(2)を移動させるよう構成されかつ前記処理チャンバー(14)と前記第2のコンベヤ(30)との間に配置された取り出し用回転式コンベア(24)と、を具備してなり、
    前記回転式コンベヤ(8,24)は、それぞれ、前記滅菌手段(34)によって生じる放射線に対するバリアを提供するように構成され、かつ、配置されていることを特徴とする物体を滅菌するための装置(1)。
  2. 前記回転式コンベヤ(8,24)は複数の半径方向突出部(52,72)を有し、この半径方向突出部(52,72)は、互いに直につながったそれらのうちのいずれか二つが物体(2)を収容するためのハウジング(54,74)を形成するように配置されており、前記回転式コンベヤ(8,24)が作動させられ、このハウジングの回転が生じるとき、前記物体(2)を前記ハウジング(54,74)内で移動させることが可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  3. 装置(1)は第1の移送手段(12)を具備してなり、前記第1の移送手段(12)は、前記第1のコンベヤ(6)の下流側端部(6a)に配置された物体(2)を、前記第1のコンベヤ(6)の前記下流側端部(6a)に面するよう配列された供給用回転式コンベヤ(8)のハウジング(54)内へと移動させることを可能とすることを特徴とする請求項2に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  4. 装置(1)は第2の移送手段(18)を具備してなり、前記第2の移送手段(18)は、前記処理チャンバー(14)の導入口(60)と連通する前記供給用回転式コンベヤ(8)のハウジング(54)内に置かれた物体(2)を、前記処理チャンバー(14)内へと真っ直ぐに移動させることを可能とすることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  5. 装置(1)は第3の移送手段(22)を具備してなり、前記第3の移送手段(22)は、前記処理チャンバー(14)内に置かれた物体を、前記処理チャンバー(14)の排出口(66)と連通する前記取り出し用回転式コンベヤ(24)のハウジング(74)内へと真っ直ぐに移動させることを可能とすることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  6. 装置(1)は第4の移送手段(28)を具備してなり、前記第4の移送手段(28)は、前記第2のコンベヤ(30)の上流側端部(30a)に面するよう配列された前記取り出し用回転式コンベヤ(24)のハウジング(74)内に置かれた物体(2)を、前記第2のコンベヤ(30)の上流側端部へと真っ直ぐに移動させることを可能とすることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  7. 前記処理チャンバー(14)は少なくとも一つの一次内部コンベヤ(16,20)を備えており、この一次内部コンベヤ(16,20)は、前記チャンバー(14)内で前記物体(2)を移動させることを可能とするようになっていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  8. 前記処理チャンバー(14)は、物体(2)を前記第2の移送手段(18)によってその上に運び込むことが可能な一次内部コンベヤ(16)を具備してなり、かつ前記チャンバー(14)はさらに、前記第3の移送手段(28)によって、そこから前記取り出し用回転式コンベヤ(24)のハウジング(74)内へと物体(2)を移動させることが可能な二次内部コンベヤ(20)を具備してなることを特徴とする請求項4を引用した請求項5を引用した請求項7に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  9. 前記一次内部コンベヤ(16)は前記処理チャンバー(14)の前記導入口(60)の近傍に配置された上流側端部(16a)を有し、かつ、前記二次内部コンベヤ(20)は前記処理チャンバー(14)の前記排出口(66)の近傍に配置された下流側端部(20a)を具備してなることを特徴とする請求項8に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  10. 前記一次内部コンベヤ(16)の下流側端部(16b)は、コンベヤ間空間(68)を形成するように、前記二次内部コンベヤ(20)の上流側端部(20b)に面すると共にこの上流側端部(20b)から離間した状態で配置されていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  11. 前記第1のコンベヤ(6)と、第2のコンベヤ(30)と、一次内部コンベヤ(16)と、二次内部コンベヤ(20)とは、それぞれ、実質的に直線状でありかつ実質的に前記物体の前進移動方向(46)と平行な同一直線に沿って配置されていることを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれか1項に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  12. 前記滅菌手段(34)は、それぞれが前記処理チャンバー(14)を通る軸線(A1,A2,A3)に沿った電子ビームを発生させる複数のビーム源(80a,80b,80c)を具備してなることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  13. 前記滅菌手段(34)は、それぞれ前記処理チャンバー(14)を通る軸線(A1,A2,A3)に沿った3本の電子ビームを発生させる三つのビーム源(80a,80b,80c)を具備してなり、前記軸線(A1,A2,A3)は、前記物体の前進移動の方向(46)と直交する平面P内で互いに120°の角度をなしてそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項12に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  14. 前記平面Pは、前記コンベヤ間空間(68)を通ることを特徴とする請求項10を引用した請求項13に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  15. 前記ビーム源(80a,80b,80c)は、三つの軸線(A1,A2,A3)のそれぞれが、前記コンベヤ間空間(68)に配置された、処理される物体(2)を通るように配列されていることを特徴とする請求項13または請求項14に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  16. 前記第2のコンベヤ(30)は、その中に滅菌された物体(2)が運び込まれる製品アイソレータ(32)内に通じていることを特徴とする請求項1ないし請求項15のいずれか1項に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  17. 前記供給用回転式コンベヤ(8)は、この供給用回転式コンベヤ(8)内への物体(2)の導入を可能とする前記第1のコンベヤ(6)に面する開口部(50)と、前記処理チャンバー(14)の前記導入口(60)の延長線上であってその上流に配置された開口部(58)とを有するクラウン(10)内に配置されており、かつ前記取り出し用回転式コンベヤ(24)は、前記処理チャンバー(14)の前記排出口(66)の延長線上であってその下流に配置された開口部(70)と、前記取り出し用回転式コンベヤ(24)からの前記物体(2)の取り出しを可能とする前記第2のコンベヤ(30)に面するよう配置された開口部(78)とを有するクラウン(26)内に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
  18. 処理される物体(2)の表面または中心部の処理を可能とするよう構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項17のいずれか1項に記載の物体を滅菌するための装置(1)。
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