JP2008535817A - 樹木の保護のための方法 - Google Patents

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    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system

Abstract

本発明は、バークビートル及び/又キクイムシの樹木の寄生の予防/処置のための方法であって、大環状ラクトンを含んで成る組成物による樹木の処置を含んで成る方法を提供する。

Description

本発明は、バークビートル (bark beetle) 及び/又はキクイムシ (wood borer)の樹木の寄生の予防/処置のための方法であって、大環状ラクトンを含んで成る組成物による樹木の処置を含んで成る方法に関する。特に、本発明は、キクイムシ (wood borer)の樹木の寄生の予防/処置のための方法におけるエマメクチン安息香酸塩の使用に関する。
バークビートル(bark beetle)の多くの種は、樹木、特にマツの大量破壊を引き起こす。これらの有害な種である、サザンパインビートル(Dendroctonus frontalis Zimmerman)、マウンテンパインビートル(D. ponderosae Hopkins)、ウェスタンパインビートル(D. brevicomis LeConte)、エゾマツビートル(D. rufipennis Kirby)、ダグラスファービートル(D. pseudotsugae Hopkins)、マツキクイムシ(Ips pini Say)、ピニョン・イプス(the pinyon ips)(I. confuses LeConte)、カリフォルニア・ファイブスピンド・イプス(the California five-spined ips)(I. paraconfusus Lanier) 及びアリゾナ・ファイブスピンド・イプス(the Arizonia five-spined ips)(I. lecontei Swaine)が特に注目される。I. avulsus (Eichoff)、I. grandicollis (Eichoff)及びI. calligraphus (Germar)を含む第2のキクイムシもまた、南アメリカにおいて有意なマツの枯死率を引き起こすことが知られている。これらのビートルは、干ばつ、落雷、根障害、及び他の因子によりストレスを受けた樹木を通常攻撃する。更に、キクイムシセラムビシド(cerambycid)ビートルの幼虫もまた、樹木に対して実質的なダメージを引き起こしうる。
該ビートルは、樹木に穴を開け、そして交尾した成虫は樹皮下に孔道(galleries)及び通路(channels)を掘る。これらの通路に産み付けられた卵は、樹皮の形成層下を餌にする幼虫に孵化する。これらが形成した通路は、水分及び栄養の供給を遮断し、そして樹木の枯死をもたらす。更に該ビートルはまた、これらの体上に樹木内に出芽し、そして伝播しうる真菌を運びうる。−このような真菌はまた材木の色を変化させ得る。
サザンパインビートル(SPB)(D. frontalis Zimmermann)は、南アメリカの松林の最も重大な有害生物である。SPBの地方及び局所の激増は、殆ど毎年の基準において重大な経済的損失をもたらす。近年、前例のない激増が、南東アメリカの大部分において広がった。1999〜2000年にかけて、SPBがもたらした樹木の傷害及び枯死率による損失は1億ドル以上であると推定される(森林昆虫により生じた損失における報告、Southern Forest Insect Work Conference, 2000, 2001, 2002 及び2003年)。SPBは単に材木産業に影響するだけでなく、これは娯楽、水、及び野生生物資源、並びに住宅地において重大な衝撃を有する。都市/野生地界面は広がり続けており、従ってSPB攻撃に対して、より高い価値のある住居用樹木が危険にさらされている。現在の豊富な影響されやすい樹木及び森林は、個々の樹木をSPB攻撃に対して保護するための新たな方法の開発の重要性を明確に示す。
SPB及びIspエングレイバー(Ips engraver)からの個々の樹木の保護は、液体噴霧器を使用する樹木の幹全体に対する化学殺虫剤の適用に歴史的に関係する。ベンゼンヘキサクロライド(BHC)、リンダン(登録商標)、フェニトロチオン(Pestroy(登録商標))及びクロルピリホス(Dursban(登録商標))を含むいくつかの製品は、該使用について環境保護庁(EPA)に登録されているが、近年、これらの最後のDursban(登録商標)の使用が取り消された。2003年において、ビフェントリン(Onyx(登録商標))は、鑑賞植物におけるSPB及びIspエングレイバーを含む数種のバークビートルに対する使用についてEPAにより登録されたが、該製品は、消費者にとって広く入手できるように製造されておらず、森林における使用については登録されていない。たとえ入手できた場合であっても、殺虫的適用は制限される。これらは高価であり、時間をし、そして作業者の暴露及び散布において高い危険性を有し、そして天敵に対しても有害である(Billings 1980)。
合成殺虫剤は、個々の樹木又は森林領域の保護のための潜在的に有用な道具として示唆されてきた。試験された最初の1つは、アセフェート(Orthene(登録商標))であり、これは2つの異なる割合において葉に適用された(Crisp, Richmond, and Shea 1979 unpublished data, in Billings 1980)。該処理は、SPB幼虫の生存率を低下するが、卵、蛹、未熟又は親成虫においては効果を有さないことが報告された。より近年の研究は、樹皮の割れ目に適用されたフェニトロチオン(Pestroy(登録商標))及びナトリウムN−メチルジチオカルバメート(SMDC、Vapam(登録商標))とジメチルスルホキシド(DMSO)の併用処理、及びMaugetインジェクター(商標)(Inject-a-cide(登録商標))により、SPB寄生の最前線において樹木に適用されたジクロトフォス(Bidrin(登録商標))を評価した(Dalusky et al. 1990)。
いずれの処理によっても樹木枯死率は予防されなかったが、ジクロトフフォスは、母孔(egg gallery)の長さ及び続く孵化を有意に低下することが発見された。ジクロトフォスは比較的高い哺乳類毒性を有するため、一般社会において入手可能ではない。Maugetインジェクター(商標)(Inject-a-cide(登録商標))により適用されたオックスジデメントンメチル(Metasystox-R)は、いくつかのデンドロクトヌス(Dendroctonus)及びバークビートルのIsp種に対する使用について登録されているが、SPBについては登録されていない。
これらのビートルの高い破壊特性により、新規でかつより有効な、これらの攻撃から樹木を保護するための方法及び組成物が常に必要とされる。
エマメクチンベンゾエート、アベルメクチン誘導体は、マツにおいて全身活性を示し、そして3年以上の保護持続性を伴い、マツ線虫、Bursaphelenchus xylophilisに対して(Steiner & Buhrer) Nickle (Takai et al. 2000, 2001, 2003a, 2003b)、そしてコーンワーム、Dioryctria spp. (Grosman et al. 2002) に対して高い有効性を有する。Denim(登録商標)(エマメクチンベンゾエート)は、現在、いくつかの鱗翅目種に対するコール作物の葉噴霧適用における使用について登録されている。
このたび、エマメクチンベンゾエートが、バークビートル(bark beetle)及びキクイムシ(wood borer)に対して驚くべき有効性を有することが発見された。
従って、本発明は、大環状ラクトンを含んで成る組成物による樹木の処理を含んで成る、バークビートル(bark beetle)及び/又はキクイムシ(wood borer)の樹木の寄生の予防/治療のための方法を供する。
大環状ラクトン化合物は、その化学構造中に12以上の原子から構成される環を有する化合物である。該原子は、炭素、酸素、窒素又は硫黄から選択されてよく、好ましくは該原子は炭素及び酸素である。ある態様において、該環は最大20個の原子を有する。例は、スピノサド(732)、アベルメクチン及びアベルメクチンモノサッカライド誘導体、例えば、アバメクチン(1)、ドラメクチン(25−シクロヘキシル−5−O−デメチル−25−デ(1−メチルプロピル)アベルメクチンA1a;CAS RN 117704−25−3)、エマメクチン(291)、エプリノメクチン((4”R)−4”−(アセチルアミノ)−4”−デオキシアベルメクチンB1;CAS RN 123997−26−2)、イベルメクチン(5−O−デメチルアベルメクチンA1a(i)5−O−デメチル−25−デ(1−メチルプロピル)−25−(1−メチルエチル)アベルメクチンA1a(ii)CAS RN 70288−86−7(70161−11−4+70209−81−3))及びセラメクチン((5Z,25S)−25−シクロヘキシル−4’−O−デ(2,6−ジデオキシ−3−O−メチル−α−L−アラビノ−ヘキソピラノシル)−5−デメトキシ−25−デ(1−メチルプロピル)−22,23−ジヒドロ−5−(ヒドロキシイミノ)アベルメクチンA1aの混合物;CAS RN 165108−07−6)、及びミルベマイシン誘導体、例えば、ミルベメクチン(557)、ミルベマイシンオキシム((6R,25R)−5−デメトキシ−28−デオキシ−6,28−エポキシ−25−エチル−5−(ヒドロキシイミノ)ミルベマイシンBと(6R,25R)−5−デメトキシ−28−デオキシ−6,28−エポキシ−5−(ヒドロキシイミノ)−25−メチルミルベマイシンB)との混合物、モキシデクチン((6R,23E,25S)−5−O−デメチル−28−デオキシ−25−[(1E)−1,3−ジメチル−1−ブテニル]−6,28−エポキシ−23−(メトキシイミノ)ミルベマイシンB;CAS RN 113507−06−5)、及びSI0009(5−O−デメチル−28−デオキシ−6,28−エポキシ−25−メチル−13−[[(メトキシイミノ)フェニルアセチル]オキシ]−(6R,13R,25R)−(9CI)と5−O−デメチル−28−デオキシ−6,28−エポキシ−25−エチル−13−[[(メトキシイミノ)フェニルアセチル]オキシ]−(6R,13R,25R)−(9CI)のミルベマイシンB混合物;CAS RN 171249−10−8及び171249−05−1)を含む。
ストレプトマイシン・アベルミチリス(Streptomyces avermitilis)から得ることができる天然アベルメクチンは、Ala、Alb、A2a、A2b、B1a、B1b、B2a及びB2bとして表される。「A」及び「B」として表される化合物は、5位においてメトキシラジカル及びOH基をそれぞれ有する。「a」系及び「b」系は、置換基R1(25位)が、それぞれsec−ブチルラジカル及びイソプロピルラジカルである化合物である。化合物名中の数字1は、炭素原子22及び23が二重結合により連結していることを意味し、数字2は、これらが単結合により連結していること、そしてC原子23がOH基を有することを意味する。
スピノサド、アバメクチン、ミルベメクチン及びエマメクチンを含む殺虫剤は、e-Pesticide Manual, version 3.0, 13th Edition, Ed. CDC Tomlin, British Crop Protection Council, 2003-04に記載される。化合物名に続く数字は、該Pesticide Manualに与えられたエントリー番号である。
ある態様において、大環状ラクトンは、式(I):
Figure 2008535817
(式中、
R1〜R9は、それぞれ独立に水素又は置換基を表し;
mは、0、1又は2であり;
nは、0、1、2又は3であり;そして
A、B、C、D、E及びFで記した結合は、それぞれ独立に、2つの隣接炭素原子が、二重結合、単結合、単結合と式
Figure 2008535817
のエポキシド架橋、又は単結合と式
Figure 2008535817
のメチレン架橋により結合されることを表す)の化合物であり、該化合物は、適用できる場合には、遊離形態又は塩形態における、E/Z異性体、E/Z異性体の混合物、及び/又はこれらの互変異性体を含む、化合物である。
式(I)の化合物は、互変異性体であってよい。従って、本明細書の前後において、適当な場合には、それぞれの場合において後者が具体的に言及されていないとしても、化合物(I)は、対応する互変異性体を含むことが理解される。
上記化合物は、酸付加塩を形成することが可能である。これらの塩は、例えば、強無機酸、例えば、鉱酸、例えば、過塩素酸、硫酸、硝酸、亜硝酸、リン酸又はハロゲン化水素酸と、強有機カルボン酸、例えば、置換されていない又は置換されている、例えば、ハロ置換された、C1−C4アルカンカルボン酸、例えば、酢酸、飽和若しくは不飽和ジカルボン酸、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸又はフタル酸、ヒドロキシカルボン酸、例えば、アスコルビン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸又は安息香酸と、あるいは有機スルホン酸、例えば、置換されていない又は置換された、例えば、ハロ置換された、C1−C4アルカン−若しくはアリール−スルホン酸、例えば、メタン−若しくは−p−トルエンスルホン酸と共に形成される。
更に、少なくとも1つの酸性基を有する式(I)の化合物は、塩基と塩を形成することが可能である。塩基との適当な塩は、例えば、金属塩、例えば、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金属塩、例えば、ナトリウム、カリウム若しくはマグネシウム塩、又はアンモニア若しくは有機アミン、例えば、モルホリン、ピペリジン、ピロリジン、モノ−、ジ−若しくはトリ−低級アルキルアミン、例えば、エチル−、ジエチル、トリエチル、若しくはジメチル−プロピル−アミン、又はモノ−、ジ−若しくはトリ−ヒドロキシ−低級アルキルアミン、例えば、モノ−、ジ−若しくはトリ−エタノールアミンとの塩である。更に、対応する最初の塩もまた形成することができる。
遊離形態における式(I)の化合物とこれらの塩形態の密接な関係の観点において、式(I)の遊離化合物又はその塩に対する前述又は後述のいずれかの参照は、適当かつ都合のよい場合、式(I)の化合物の対応する塩又は遊離化合物もまた含まれることが理解される。同様に式(I)の化合物の互変異性体及びその塩についても適用される。
特別な態様において、本発明は、式(II):
Figure 2008535817
(式中、R1は、メチル又はエチルである)の化合物に関係する。
この化合物は、4”−デオキシ−4”−N−メチルアミノアベルメクチンB1a/B1b又はエマメクチンとして知られる。R1がエチル基である場合には該化合物はB1a形態であり、そしてR1がメチルである場合には該化合物はB1b形態であることに注意する。一般に、該化合物は2つの形態、B1a及びB1b、の混合物として使用される。該構造上違いは極めて僅かであり、そしてsec−ブチル基とイソプロピル基の相違にすぎないため、2つの化合物は、実質的に同じ化学反応性及び生物活性を有する。簡便のため、個々の化合物及びこれらの化合物の混合物を表すために命名法B1a/Blbが用いられる。特に、組成物は80%以上のB1a成分及び20%以下のB1b成分を含有することが好ましく、より好ましくは90%以上のB1a成分及び10%以下のB1b成分を含有する。
特に、本発明は、上記化合物の酸付加塩に関係する。該酸は、安息香酸、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、C1−C6アルキル及びC1−C6アルコキシから成る群から選択される1、2又は3つの置換基で置換された安息香酸、ベンゼンスルホン酸、クエン酸、リン酸、酒石酸又はマレイン酸であってよい。好ましい酸付加塩は、安息香酸、サリチル酸、没食子酸、ベンゼンスルホン酸及びクエン酸と形成される。最も好ましい酸付加塩は、安息香酸と形成し、そしてこの塩を含んで成る化合物は、エマメクチンベンゾエートとして知られる。
本発明の活性成分は、当業界に既知のいずれかの方法、例えば、噴霧において樹木に適用することができる。しかしながら、好ましい適用方法は、樹木注入法を介し、特にArborjet Tree IVTMマイクロインフュージョンシステム(Arborjet, Inc. Woburn, MA)を介する。
活性成分は、いくつかの既知の方法のいずれか1つの方法で処方することができ、特に樹木注入法における使用のために処方することができる。活性成分は、界面活性剤を添加でき、更に、担体、界面活性剤又は製剤技術において慣習的に利用される他の適用促進アジュバントと一緒に適用できる溶媒中に溶解することができる。
適当な溶媒は、芳香族炭化水素、例えば、キシレン混合物又は置換されたナフタレン、フタル酸、例えば、フタル酸ジブチル若しくはフタル酸ジオクチル、脂肪族炭化水素、例えば、シクロヘキサン又はパラフィン、アルコール及びグリコール、並びにこれらのエーテル及びエステル、例えば、エタノール、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチル又はモノエチルエーテル、ケトン、例えば、シクロヘキサノン、強極性溶媒、例えば、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド又はジメチルホルムアミド、並びに植物油又はエポキシ化植物油、例えば、エポキシ化ココナッツ油もしくは大豆油;又は水である。樹木注入法のために、低い粘性を有する溶媒が好ましい。
処方される活性成分の性質に依存して、適当な界面活性化合物は、良好な乳化、分散及び湿潤特性を有する非イオン性、陽イオン性及び/又は陰イオン性活性成分である。「界面活性剤」の語は、界面活性剤の混合物を含むものと理解される。
製剤技術において慣習的に利用される界面活性剤は、以下の文献から見つけることができる:
"McCutcheon's Detergents and Emulsifiers Annual" MC Publishing Corp., Glen Rock, NJ., 1988.
M. and J. Ash, "Encyclopedia of Surfactants", Vol. I-III, Chemical Publishing Co., New York, 1980-1981.
本発明は以下の例を参照して記載される。
実験の目的は、タエダマツにおけるパイン・バークビートル(pine bark beetle)の攻撃の減少的成功におけるエマメクチンベンゾエートの浸透性注入の有効性を評価すること、そして処理の有効性の期間を決定することとした。SPB集団は、2004年のテキサスにおいて極めて少なかったため、Ipsエングレイバー・ビートル(engravers beetle)を指示種として使用した。
2つの20年齢の最近間伐されたテーダマツ植林地を、テキサス州ウェルズの南約5km(Angelina County)のTemple-Inland Forest Products Corporationが所有する土地において選択した。1つの植林地における樹木は、原木実験における使用のために注入された(実施例1)。第二の植林地の0.2ヘクタール区域における樹木は、単木保護実験の一部として注入した(実施例2)。また、ステージングエリアは、第一の植林地由来の原木がバークビートル(bark beetle)及びキクイムシ(wood borer)に暴露される第二植林地において設置した。
例1
15〜20cmの胸高直径(DBH)の75本のテーダマツ(Pinus taeda L.)を2004年3月に選択した。各処理は、4主要点において、新規なArborjet Tree IVTMマイクロインフュージョンシステム(Arborjet, Inc. Woburn, MA)を使用して、4月(16〜23日)に15本の樹木のそれぞれにおいて地上約0.3mに注入した。該処理は以下を含んだ。
1)エマメクチンベンゾエート(Denim(登録商標)、 1.92% ai、Syngenta Crop Science)−Denim(登録商標)は、メタノールと1:1に混合し、そして樹木の胸高直径(DBH)の1インチあたり18.6mlの溶液(1インチのDBHあたり0.2gの活性成分)において適用した。
2)チェック(未処理)。
注入から1ヶ月(5月24日)、3ヶ月(6月19日)及び5ヶ月(9月)後、それぞれ処理した5本の樹木を伐採し、そして2本の1.5m長の原木(bolt)を3m及び8mの高さの幹から除外した。最近間伐され、そして新しいスラッシュマテリアルを含む植林地の近くに原木を移した。各原木を、コロニー形成のために利用できる表面積を最大とするため、並びに地表及び落葉落枝に棲息する生物による破壊を阻止するために、処分された乾燥マツ原木から約1mに置いた。バークビートルのコロニー形成を適時に促進するために、バークビートルフェロモン(ラセミ体イプスジエノール+ラネリオンの組み合わせ、イプセノール又はcis−ベルベノール;Phero Tech, Inc., Delta, BC, Canada)のパケットを、実験エリア中に均一に間隔をあけた1mの3本の支柱に別々に付けた。ラセミ体イプスジエノール及びcis−ベルベノールは、それぞれ6月及び9月に作成した第二及び第三の組の原木とともに使用した。該パケットは、殆どの試験原木において天然のフェロモンが存在することを知らせる攻撃の徴候(穿孔粉)が発見されてから2週間後に除去した。
該原木をステージングエリアに移し、そしてフェロモン餌を配置してからたった数日後に、いくつかの原木でビートルの攻撃の徴候(穿孔粉)が見られた。2週間以内に、いくつかのIps攻撃及び多くのセラムビシド(cerambycid)の卵ニッチが殆どの原木の樹皮表面上で示された。
バークビートルの到着をモニターするために原木を配置した後、酢酸塩のクリアーパネル(幅10cm×長さ25cm)を各原木の中央に付けた。各パネルの上面を、Stikem Special(登録商標)捕獲化合物(Michel and Pelton, Emeryville, CA)で完全にコーティングした。該トラップは2週間置いた。
配置後多くのcerambycidの卵ニッチが殆どの原木の樹皮表面において観察されてから約3週間後、各組の原木を回収した。あまりに長くCerambycidの幼虫の成長を許容した場合、これらの摂食活性がIps孔道を目立たなくするか、あるいは消し去っている心配があった。従って、原木が評価できるまでCerambycidの成長を遅くするために、各組の原木を回収し、そしてTFS苗樹木クーラー(〜45°F)一時的に保管した。
実験室において、2つの10×50cmのストリップ(合計=1000cm2)の樹皮を各原木から除去した。結婚部屋(nuptial chamber)及び母孔(egg gallery)の構造、並びに介卵(brood)の発達に関するいくつかの測定を行った。
1)不成功的攻撃数−師部に進入したが、母孔なし。
2)成功的攻撃数−結婚部屋及びそこから伸びる少なくとも1つの母孔の構成。
3)母孔から放射する介卵孔(brood galery)を伴う母孔の数及び長さ。
4)介卵孔(brood galery)を伴わない母孔の数及び長さ。
5)各樹皮ストリップの部分上の100cm2グリッドのオーバーレイ、及びにセラムビシド(Cerambycid)幼虫が摂食した正方形の重複範囲の数の計数により見積もられるセラムビシド(Cerambycid)活性。
処理の有効性は、処理及び未処理の原木におけるIpsビートル攻撃及び母孔長、並びにセラムビシド(Cerambycid)摂食を比較することにより決定した。該データは、正規性及び等分散性についての基準を満たすためにlog10(x+1)により変換し、そしてGLM及びStatview統計プログラムを使用するFisher’s Protected LSD試験により分析した。
個々の原木に棲息するIspエングレイバーの数は有意に異なったが、高さ及び種類についての処理間では相違しなかった(表1)。一方、オスによる攻撃の総数(構成された結婚部屋)は処理間で多少異なった。
攻撃数は、必ずしも攻撃の成功に反映しなかった。予想されたとおり、5月において、未処理の原木はひどく攻撃された。3組全てについて、各結婚部屋から放射する少なくとも1つの母孔を伴い、未処理の原木においてほとんど全ての結婚部屋が成功的に構築された。明確な対照として、5月に評価したエマメクチンベンゾエート−処理原木においては、殆どの攻撃は、3m(79%)及び8m(69%)の高さにおいて非成功的であり、そして全て(100%)の攻撃が7月及び9月において同じ高さで非成功的であった。これらが師部領域に浸透するとすぐに、ほとんど全ての攻撃が中断されたか、あるいはビートルが死んだようである。5月において5本中1本の樹木において僅かな成功的なIps攻撃が存在したが、これらの攻撃は、チェック樹木と比較して極めて微小な数であり、かつ原木の狭い範囲に限定された。5月において、エマメクチンベンゾエートは、3m及び8mのそれぞれにおいて、チェック樹木と比較して、母孔の総数(81%及び96%)及び長さ(94%及び99%)を極めて減少した(表2)。7月及び9月において、エマメクチンベンゾエートは、全ての原木における母孔の構築を完全に防いだ。
5月において、セラムビシド(Cerambycid)幼虫は、伐採及び原木評価の間の3週間において、それぞれ3m及び8mから採取された未処理原木において、30%及び34%の師部面積において摂食されたことが発見された(表3)。対照的に、エマメクチンベンゾエート処理原木においては、極めて僅かな幼虫摂食又は発達しか発見されなかった。全体的に、この処理は、3m及び8mの原木において、摂食ダメージをそれぞれ93%及び100%低下させた。セラムビシド(Cerambycid)幼虫は、7月及び9月において得られた未処理原木において、それぞれ23〜25%及び9〜14%の師部面積において摂食された(表3)。対照的に、両組の原木は、3mのエマメクチンベンゾエート処理原木において幼虫摂食又は発達を全く示さなかった。8mにおいてコロニー形成は全く生じなかった。
例2
15〜20cmのDBHのタエダマツを2004年5月に第二植林地において選択した。各処理(例1において使用されたものと同じ)は、4つの主要点において、Arborjet Tree IVTMシステムを使用して、4月(16〜23日目)に6本の樹木のそれぞれにおいて地上約0.3mに注入した。注入5週間後(5月28日)、樹木の根元付近の注入部分間のひだを手斧で白太に切断した。各カット中にセルローススポンジを挿入し、そして10mlのナトリウムN−メチルジチオカルバメート(MS)(Woodfume(登録商標); Osmose, Inc., Buffalo, NY)とジメチルスルホキシド(DMSO)(Aldrich Chemical)の4:1混合物を充填した(Roton 1987, Strom et al. 2004)。該方法は、1〜2週間で、樹脂を0付近に低下する。これは、樹木にストレスを与え、かつ枯死させることなくバークビートルによる攻撃に感受性とすることを意図する。
実験エリアは、一般的な樹木の健康を維持するために十分な雨を有したが、Vapam/DMSO処理は樹木のストレスの所望の効果を有した。樹皮表面下への樹脂浸出ダウンは、ストレスの最も可視的な徴候であり、そしてこれは40%付近の実験樹木において生じた(F=0.4487;df=4,25;P=0.7723)。該処理は、該ストレス症状を伴う樹木の比率において異ならなかった。Vapam/DMSO処理を投与した2週間後、6本中5本のチェック樹木が、バークビートル攻撃の徴候(ピッチチューブ及びボーリングダスト)を示した。Vapam/DMSO処理約4週間後(=最初のフェロモン配置から24日後)、全ての実験樹木を評価した。
ラセミ体イプスジエノール及びラネリオン、イプセノール又はcis−ベルベノールを含有するフェロモンパケットを、3種のIpsエングレイバー種による攻撃を促すために、実験樹木の間及び周囲に均一に間隔をあけた3mの杭上に付けた(6月7日)。しかしながら、原木試験の最初の結果は、促されたIps calligraphus (最も大きく一般的な種)の攻撃のみ、ビートル攻撃の成功のより容易でかつ正確な測定を許容することを示唆した。従って、6月17日にイプスジエノール及びcis−ベルベノールフェロモン餌を全ての杭に配置した。該餌は4週間ごとに代えた。
バークビートルの出現をモニターするためにフェロモン餌を配置した後、Stickem Special(登録商標)でコーティングした酢酸塩のクリアーパネル(幅10cm×長さ25cm)を立木の2m上に付けた。該トラップは2週間置いた。
フェロモン配置から3週間後(6月28日)、高さ3mにおいて、幹の30cm切片をマーキングすることにより各樹木を評価した。マーキングしたエリアにおいて、全ての可視的なIps攻撃及びセラムビシド(Cerambycid)卵ニッチを計測した。また虫食い跡(fading crown)を伴う樹木の数を記録した。その後、虫食い跡について、週ごとに該樹木を評価した。枯れが生じた場合、樹木を伐採し、そして原木を取り、そして例1に記載されるとおり、攻撃の成功性及び穴長を評価した。更に3週間樹木が枯れない場合、最初のフェロモン配置から66日目(8月9日)に、残った全ての樹木を伐採した。処理及び未処理の原木における樹木生存率、ビートルの攻撃、及び母孔長を比較することにより、処理の有効性を測定した。前述のとおり、データを変換し、そしてGLM及びStatview統計プログラムを使用するFisher’s Protected LSD試験により分析した。
全てのチェックはIspによりひどく攻撃され、そして3mにおいて、ほとんどが2又はそれ以上のセラムビシド(Cerambycid)卵ニッチを有した(表4)。対照的に、エマメクチンベンゾエート処理樹木は、同じ高さにおいて有意に少ないIsp攻撃を有した。これらの樹木において発見された僅かなIsp攻撃のうち、ほとんど全てが、孔入口におけるピッチチューブが乾燥し、そして壊れやすいという事実に基づき、非成功的であるようであった。エマメクチンベンゾエート処理樹木において、虫食い(黄変ニードル)を有するものは無かった(表6);一方、2本のチェック樹木は虫食いを示した。
20日間で更なる樹木が摂食されない場合、66日後に実験を中止した(表5)。最終的に、バークビートルの攻撃により6本中5本(83%)のチェック樹木が枯れた。対照的に、全てのエマメクチンベンゾエート処理樹木は生存した。カット原木の評価は、全ての樹木が攻撃されたが、エマメクチンベンゾエート処理原木は、同じ高さにおいてチェックよりも有意に少ない攻撃を有したことを示した(表6)。生じた全ての攻撃は完全に非成功的であった。エマメクチンベンゾエート処理原木は、チェックと比較して、セラムビシド(Cerambycid)幼虫による、介卵(brood)を有する及び有さない有意に少なくかつ短いIsp母孔、及び少ない摂食面積を有した(表7)。
両例において、エマメクチンベンゾエートは、注入後1、3及び5ヶ月において、Ispバークビートル及びセラムビシド(Cerambycid)による成功的な攻撃の予防において高い有効性を有した。原木における該活性成分の師部層への浸透及び暴露において、少なくとも攻撃を惹起するこれらのオスのIspが阻止されたか、あるいは死滅した。樹皮を掘るオスによるいずれかのホルモン生成物が未熟に停止されたものと推測される。これらのフェロモンがない場合には、存在するとしても極めて僅かなメスしか宿主物質に誘引されず、あるいは交尾し、母孔の構築を開始するために結婚部屋に入ることはない。例え第一組の僅かな原木において、メスが生存し、そして孔道の構築を開始したとしても、該孔道は極めて短く、そして介卵は最初の幼虫齢を超えて発達することは無い。このシナリオが立ち木においても生じると仮定すると、師部層に接触するオスのフェロモン生成の停止は更なるオスの誘引を停止し、従って宿主樹木の集団攻撃を防止する。
2004年に使用されたエマメクチンベンゾエート用量(0.2g ai/樹木の直径1インチ)は、Ipsエングレイバーによる攻撃を予防することが発見された。活性SPB寄生の前線において樹木中に低用量を注入した場合、注入された樹木は、トラップ樹木として貢献することができる。すなわちSPB成虫による成功的な集団攻撃、孔道構築及び産卵を許容するが、幼虫は発達せず、そして介卵した成虫も産生されない。該処置が成功的に証明されれば、SPBの局所個体群が減少し、そして寄生の進行が停止するものと考えられる。
表1:エマメクチンベンゾエートによる樹幹注入後、1、3及び5ヶ月においてカットされたテーダマツの原木におけるIpsエングレイバービートルの誘引、並びに攻撃成功及び孔道構築
Figure 2008535817
表2:エマメクチンベンゾエートによる樹幹注入後、1、3及び5ヶ月においてカットされたテーダマツの原木におけるIpsエングレイバービートルにより構築された母孔の平均数及び長さ
Figure 2008535817
表3:エマメクチンベンゾエートによる樹幹注入後、1、3及び5ヶ月においてカットされたテーダマツの原木におけるセラムビシド(Cerambycid)幼虫摂食
Figure 2008535817
表4:エマメクチン殺虫剤による樹幹注入後の立っているテーダマツに対するIpsエングレイバービートル及びセラムビシド(Cerambycid)による誘引及び攻撃
Figure 2008535817
表5:エマメクチンベンゾエートによる樹幹注入後の立っているテーダマツにおける枯死率の可視的徴候
Figure 2008535817
表6:樹木枯死率後又は試験の終了時においてカットされたテーダマツの原木におけるIpsエングレイバービートルの攻撃の成功及び孔道構築におけるエマメクチンベンゾエート殺虫剤の効果
Figure 2008535817
表7:樹木枯死率後又は試験の終了時においてカットされたテーダマツの原木におけるIpsエングレイバービートルの孔道構築及びセラムビシド(Cerambycid)幼虫の発達におけるエマメクチンの効果
Figure 2008535817
Figure 2008535817
Figure 2008535817

Claims (5)

  1. バークビートル (bark beetle) 及び/又はキクイムシ (wood borer) の樹木の寄生の予防/処置のための方法であって、大環状ラクトンを含んで成る組成物による樹木の処置を含んで成る方法。
  2. 前記大環状ラクトンが、式I:
    Figure 2008535817
    (式中、
    R1〜R9は、それぞれ独立に、水素又は置換基を表し;
    mは、0、1又は2であり;
    nは、0、1、2又は3であり;そして
    A、B、C、D、E及びFで記した結合は、それぞれ独立に、2つの隣接炭素原子が、二重結合、単結合、単結合と式
    Figure 2008535817
    のエポキシド架橋、又は単結合と式
    Figure 2008535817
    のメチレン架橋により結合されることを表す)の化合物であり、該化合物は、適用できる場合には、遊離形態又は塩形態における、E/Z異性体、E/Z異性体の混合物、及び/又はこれらの互変異性体を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記大環状ラクトンが、式(II):
    Figure 2008535817
    (式中、R1は、メチル又はエチルである)の化合物である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記大環状ラクトンが、式IIの安息香酸塩である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記化合物が注入法を使用して樹木に適用される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
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