JP2008535609A - 自己加熱流体コネクタおよび自己加熱流体容器 - Google Patents

自己加熱流体コネクタおよび自己加熱流体容器 Download PDF

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Abstract

【構成】 自己加熱流体コネクタ(35)はハウジング(37)を備え、このハウジング内には発熱性相変化材料(38)およびハウジング(37)の一方端から他方端へ延びる1つまたはそれ以上の流体チャネルを設ける。流体チャネルは発熱性相変化材料と熱的に連通し、それによって流体導管を通過する流体が発熱性相変化材料によって加熱される。自己加熱コネクタは特に、哺乳瓶やその乳首のような、流体容器(11)および流体供給ポート(12)での使用に適する。
【選択図】 図7

Description

この発明は自己加熱(self-heating)流体コネクタ(fluid connector)および自己加熱流体容器(fluid container)に関する。この発明は、特に哺乳瓶とともに用いるかあるいは哺乳瓶としての使用に好適するものであるが、そのような発明の適用分野に限定されるものではない。
過去に、携帯性がありかつ中の内容物を通して確実に加熱することができる容器を提供する様々な試みがなされている。
このような自己加熱容器の初期のものが、特許文献1に開示されている。特許文献1では、外被によって囲繞される内部容器およびその内部容器の底部下方に位置決めされる別の室を含むことが開示されている。第2化学薬品の存在において発熱性化学反応を起こすことができる固体試薬が、内部室および外被の壁の間に位置決めされる。自己加熱容器とともに用いるのに適したものとして、生石灰が試薬の一例として挙げられている。内部容器の下方において、別の室に水が溜められ、その室は易破壊性領域を有し、その領域が破壊されたとき、室からの水が内部容器および外被の壁の間の領域に漏れるのを許容する。水と生石灰との間の接触によって熱を発生し、その熱は内部容器の内容物に向かって伝導される。
特許文献2は固体試薬中への水の開放のためのそして内部容器の内容物への熱転移の効率に焦点を当てた自己加熱容器のための類似の構成を開示する。
上で述べたような自己加熱容器は、液体試薬が固体試薬とうまく混ざらないという問題に遭遇する。これは、すなわち、内部容器の内容物への隅から隅までの均一な熱分配の問題を与える。この領域における問題は、内部容器の内容物の局所的な加熱の過不足を結果として生じる。
流体の場合、上で述べた容器の形式を用いて流体を塊で加熱することに加えて、熱源を通過した流体の流れによって流体を段々に加熱することができる。特許文献3はそのような流体加熱のための装置を開示している。この装置は、交流電源に接続された1次巻線および中空でかつその中を流体が流れるヒートパイプを形成する2次巻線を有する鉄心を備える。1次巻線によって発生された鉄心中の磁束から立ち上がり、ヒートパイプに誘導された電流が、パイプを液体が通っているときその液体を加熱する。残念なことに、特許文献3に開示された装置は外部電源に依存し、そのために携帯性のある自己加熱装置への適用には適さない。
特許文献4には、哺乳瓶が開示されていて、そこでは、瓶の中のミルクが、瓶の出口と乳首との間に設けられた別の加熱ユニットにおいて加熱される。加熱ユニットはそれに電流が流されたときに熱を発生する電熱線を有する。電熱線からの熱が哺乳瓶からのミルクが通過する中央パイプへ伝導される。ここでもまた、加熱ユニットが、動作するための外部電源を必要とし、したがって携帯には不便であるという欠点を持っている。
特許文献5には非常によく似た加熱装置が開示されている。特許文献5には、如何にして実現していくかについての説明がないまま、電熱線を発熱性化学反応を行うことができる試薬と置き換える可能性が述べられている。しかしながら、発熱性化学反応の結果として発生する熱を制御するについての上で述べた問題は克服できず、化学反応に依存して、隣接パイプを通って流れる流体の連続的なかつ制御的な加熱を提供する。
GB555,273 EP0815784 US2004/0255794 CN1064208 WO2004/054414
この発明は、公知の加熱容器で遭遇する問題に向けられ、流体の制御された加熱において特に使用するための自己加熱装置を提供するものである。
それゆえに、この発明は、対向する第1および第2端を有し、流体容器の開口へ係合するようにされているハウジング、ハウジング内の発熱性相変化材料(exothermic phase change material)、第1および第2端の間に延びかつ発熱性相変化材料と熱的に連通する1つまたはそれ以上の流体導管、およびハウジングに設けられ、発熱性相変化材料を活性化するための少なくとも1つの始動器を備え、活性化されたとき、熱が、流体導管を通って流されている流体に転移される、自己加熱流体コネクタを提供する。
この発明は、別に、対向する第1および第2端を有し、流体容器の開口へ係合するようにされているハウジング、ハウジング内の発熱性相変化材料、ハウジングの外部に設けられ、第1および第2端の間に延びかつ発熱性相変化材料と熱的に連通する1つまたはそれ以上の流体チャネル、およびハウジングに設けられ、発熱性相変化材料を活性化するための少なくとも1つの始動器を備え、活性化されたとき、熱が、流体チャネルを通って流されている流体に転移される、自己加熱流体コネクタを提供する。
この発明は、さらに別に、対向する第1および第2端を有し、流体容器の開口へ係合するようにされているハウジング、ハウジング内の発熱性相変化材料、第1および第2端の間で発熱性相変化材料を通して延びかつ発熱性相変化材料と熱的に連通する1つまたはそれ以上の流体導管、およびハウジングに設けられ、発熱性相変化材料を活性化するための始動器を備え、活性化されたとき、熱が、流体導管を通って流されている流体に転移される、自己加熱流体コネクタを提供する。
好ましくは、第2端は流体供給ポートへ取り付けられるようにされていて、第1および第2端の少なくとも一方が、流体容器もしくは流体供給ポートとともに流体シールを形成するためのシール手段を含む。
さらに、前記1つまたはそれ以上の流体導管の1つまたはそれ以上は各々、前記第1および第2端の間の実質的に螺旋状の経路または直線状の経路に続く。自己加熱コネクタに設けた流体導管は、3つの可能性のある機能を有する。流体導管が発熱性相変化材料と熱的接触している場合、流体容器から流体コネクタの第2端へ流体を通過させ、そうしているとき、発熱性相変化材料によって発生された熱にその流体を曝す。加熱導管中の流体を通ることなく、流体コネクタの第2端から空気を流体容器へ通し、それによってエアレーション(aeration)を減じる。そして、流体導管が発熱性相変化材料と熱的に絶縁されている場合、容器から流体コネクタの第2端へ、加熱なしに、通すことができ、それによって、熱源を「バイパス」させ、流体コネクタの第2端での流体の温度を和らげる。
また、発熱性相変化材料は、酢酸ナトリウムトリハイドレート、酢酸リチウムダイハイドレート、塩化カルシウムダイハイドレート、硝酸カルシウムテトラハイドレート、塩化マグネシウムヘキサハイドレート、硫酸マンガンハイドレートおよび塩化第2鉄ヘキサハイドレートのグループから選ばれる。この明細書において、発熱性相変化材料というときは、熱力学的に(thermodynamically)不安定でかつそれの化学構造における変化から生じる熱力学的変化を経験することができる、そういう材料について言及しているものと理解されたい。発熱性相変化材料への言及は、材料の組成に対する変化において結果的に生じる化学反応の結果として熱を発生する材料を包含するように意図されているものではない。
理想的には、発熱性相変化材料を活性化するための手動操作可能装置は、ハウジングに対して内方に移動するように設けられボタンの形態を採る機械的始動器(initiator)を含む。そのボタンは、発熱性相変化材料との接触のためにハウジングの内部の方へ向かうでこぼこの表面を有する。ボタンは好ましくは、非金属材料、たとえばプラスチック材料からなる。
好ましい実施例において、自己加熱流体容コネクタは、流体コネクタの第2端において、加熱された流体の温度を制御するための温度制御手段をさらに備える。温度制御手段は、相変化材料を複数の部分に分離する少なくとも1つの熱伝導壁を含み、その熱伝導壁が相変化材料部分を接続する1つまたはそれ以上の熱的に制御された通路を含む場合には、相変化材料による発熱速度を制御するようにされている。別の実施例では、流れ「バイパス」導管が、温度に基づく制御手段を取り入れ、流れ制御弁と組み合わせて、熱源をバイパスさせる流体の大きさが、流体コネクタの第2端における流体温度を維持するように調整される。
別の局面において、この発明は、瓶、および上述のかつ哺乳瓶の乳首を瓶または自己加熱コネクタの一方に取り付けるための取付手段を含む自己加熱流体コネクタを備える、自己加熱哺乳瓶を提供する。別の方法では、哺乳瓶は、瓶または自己加熱コネクタに対して取り外し可能に取り付けられる乳首を追加的に含む。
別の局面では、この発明は、第1室および第1室に取り付けられもしくは第1室と一体に形成される第2室を有する容器を備え、第1室は流体封止物(fluid containment)を提供し、第2室は発熱性相変化材料を収容し、さらに発熱性相変化材料を通して延びる1つまたはそれ以上の流体導管、第1室から離れかつ1つまたはそれ以上の流体導管と連通する流体出口、および発熱性相変化材料を活性化するための手動操作可能装置を備え、それによって、活性化されたとき、熱が流体導管を通して流されている流体に転移される、自己加熱瓶を提供する。
容器は、乳首が流体出口に連通するように、乳首を取り付けるようにされている取付手段を含んでもよい。
理想的には、哺乳瓶は、瓶内への空気の流れを制御する弁や加熱インジケータをさらに備える。
図1に示す自己加熱流体コネクタ1はコネクタハウジング2を有し、このコネクタハウジング2は、全体として円筒形状でありかつ第1端3およびそれに対向する第2端4において閉塞される。この2つの対向端を接続するところのハウジング2の壁5はその中に手動操作ボタン6が摺動可能に組み込まれた穴(アパーチャ)を含む。ボタンは、壁5を通して延び、ハウジング2に対して径方向内方に動くように組み込まれる。
ハウジング2の第1端3は軸方向に延びたスカート7を有し、そのスカート7は、流体コネクタ1を、図2に示す哺乳瓶のような流体源11に取り付けるための取付手段8を含む。図1および図2の流体コネクタについて言えば、取付手段は、哺乳瓶の設計の標準的な首部に一致する大きさと形状のものである雌ねじ(internal screw threads)の形態を採る。
ハウジング2の第2端4はハウジングの主胴部の直径より小さい直径のものであり、それもまた第2端4が図2に示す哺乳瓶の乳首のような流体供給ポート12に取り付けられるようにするための取付手段8を含む。ただし、この場合には雄ねじ(external screw threads)である。理想的には、各々の場合、取付手段8は流体コネクタ2の流体源11や流体供給ポート12との接合において、流体の漏れに対する流体シールを提供する。もちろん、流体コネクタを他の流体容器や他の流体供給ポートに装着するために別の形式の装着手段ないし取付手段が用いられてもよいということは明らかに理解されよう。
流体コネクタのハウジング2はほぼ中空で、流体導管9を内蔵する。この流体導管9はハウジングの軸方向長さを通して延び、かつハウジングの第1および第2端3および4において開口する。導管は流体流路であり、それに限定されるものではないけれども、たとえば円形、方形、あるいは環状断面導管のような種々の形態を採る。図1および図2の場合において、ハウジング2は4つのチューブ状流体導管を含み、それらの各々は、第1端から第2端への実質的な螺旋流路に続く。哺乳瓶とともに使用する好ましい実施例においては、実質的に直線形状で流体コネクタの主軸に整列する第5のチューブ状導管16は熱絶縁17され、そして温度制御のための流れの「バイパス」目的のために使用される。さらに、各流体導管は成形された金属またはプラスチックパイプを含み、ステンレスが好ましく、たとえば、2.5mmの口径を有し、ほぼ25‐50mmの軸方向長さで延びる。
発熱性相変化材料10がハウジング2内の空間に充満しかつ流体導管9の各々を囲繞しかつ流体導管9の各々との直接または間接の熱的接触を有する。発熱性相変化材料10はしたがって、流体導管9を通して流れる流体とは物理的に分離されていて、また流体源11や流体供給ポート12からも物理的に分離している。特に好ましい発熱性相変化材料は、酢酸ナトリウムトリハイドレート(sodium acetate trihydrate)、酢酸リチウムダイハイドレート(lithium acetate dihydrate)、塩化カルシウムダイハイドレート(calcium chloride dihydrate)、硝酸カルシウムテトラハイドレート(calcium nitrate tetrahydrate)、塩化マグネシウムヘキサハイドレート(magnesium chloride hexahydrate)、硫酸マンガンハイドレート(managanese sulphate hydrate)および塩化第2鉄ヘキサハイドレート(ferric chloride hexahydrate)の群から選ばれる。いずれの場合においても、材料10における相変化はボタン6の裏面に設けられた機械的手段の形態の始動器18によって活性化される。始動器の形態は変更可能である。図示している実施例における始動器18はボタン6の裏面を含み、それは凹凸またはでこぼこであり、ボタン6の裏面から離れる方向に延びる複数の突起を含む。しかし、好ましい実施例では金属またはプラスチックのピン(図示せず)が用いられ、それはボタン6に接続される。始動器18はプラスチック材料で形成されることが好ましい。
さらに、材料10において相変化が活性化されてしまった後に、材料10は、たとえば電子レンジ中においてあるいは熱湯中のボイルによって再加熱することによって、それの元の相に戻され得る。別に、相変化材料に内部加熱要素を埋め込んでおいてもよい。このような内部加熱要素は電気抵抗材料からなり、それを電源に接続するための手段を含む。電源に接続されて回路を構成したとき、内部加熱要素の抵抗性によってその要素中に発熱を生じ、その熱が相変化材料に伝達される。内部加熱要素による熱の相変化材料への供給によって、相変化材料を、使用後、それの元の状態に復帰させ、再使用の用意をすることができる。
流体導管は電気抵抗材料で形成され得て、その場合には、導管それ自体が内部加熱要素として使用され、それによって電力を適宜付与することによって、相変化プロセスを逆転させるための熱を与えることができる。電力を発生しおよび/または与えるために必要な装置は流体コネクタの一体部分を形成し、たとえば、電源は流体コネクタのハウジングにおける別の部屋に収納し、あるいは流体コネクタに適宜接続される別の装置内に収納される電池であってよい。
使用するとき、図2に示すように、流体コネクタ1の第1端3がたとえばミルクが入っている従来の哺乳瓶11の首部に液密的に装着され、従来の哺乳瓶の乳首12が流体コネクタの第2端4に装着される。加熱された流体に空気を供給することなく乳首から哺乳瓶への空気の通路を改善するように、好ましくは、流体導管の1つに一方弁(図示せず)が設けられ、哺乳瓶、流体コネクタおよび乳首の配列がひっくり返されたとき、哺乳瓶内のミルクがコネクタ1中の加熱された流体導管を通って乳首12に自由に流れる。赤ちゃんによって飲まれるべきミルクを温めるために、流体コネクタハウジング2のボタン6が自動的に押圧される。これによって、ボタン6は径方向に内方に動き、ハウジング2内の相変化材料に始動器18を接触させる。この手動的に与えた圧縮圧力が、発熱性反応のような相変化プロセスを活性化し、その相変化プロセスが流体導管9や流体導管内の任意の流体へ伝導される熱を発生する。もちろん、相変化プロセスによって発生される熱から熱的に絶縁されている任意の温度制御導管は除かれる。このようにして、哺乳瓶の内容物を塊で加熱するのではなく、自己加熱流体コネクタ1は、ミルクが流体導管9を通して乳首12へ流れるとき赤ちゃんによって飲まれるミルクをだんだん加熱する。流れは、重力の作用を通して自然に、乳首への赤ちゃんの吸い込みの作用によって発生され、もしくは手動的、機械的あるいは電気駆動式のポンプ設備を使用することによって人工的に発生される。図1に示すように、加熱流体導管9の各々によって流れる実質的に螺旋状の経路が選択され、まっすぐな導管に比べて改善された熱転移を提供するように最適化される。しかしながら、流体導管の別の配置が考察され、以下に詳細に説明される。
先に説明したように、図1および図2の流体コネクタ1の場合、流体導管9の1つが好ましくは一方弁(図示せず)を含み、その一方弁によって哺乳瓶から導管を通って流体が流れるのを防ぎ、流体コネクタのどちらか一方の側の圧力を均等にするように、乳首内の空気を哺乳瓶へ流すようにした。もちろん、たとえば、流体コネクタ1の第1端3にもしくは哺乳瓶それ自体の中に設けられた別の空気弁であってよい、圧力を均等にするために別の手段が採用されてもよい。
さらに、図2に示すように、流体コネクタ1はハウジング2の外部に設けられる加熱インジケータ13を追加的に含む。この加熱インジケータ13はたとえば色の変化によって、流体導管9を通して流れるミルクが赤ちゃんにとって望ましい温度にまで加熱されるであろう十分な熱が流体コネクタ1内に発生されたときを表示する。哺乳瓶のミルクの場合、授乳中の赤ちゃんによって通常飲まれる最大量のミルク(約260ミリリットル)を温めるに十分であるがしかし赤ちゃんがミルクを飲むときに経験的に知られている通常の流量でミルクが50℃の温度を超えないことを保証する熱を与えるためには、150‐350グラムの範囲の相変化材料が必要となる。
図3において、別の自己加熱流体コネクタが図解され、そこでは数多くの軸方向に整列した流体導管9がハウジング2内に配置される(相変化材料は明快さを目的として省略されている。)。この別の実施例の自己加熱流体コネクタの多くの特徴は図1に示すものの特徴と同じであるので、ふさわしい場合には、同一または類似の参照符号を使用した。この配置によってハウジング内の発熱性相変化材料の量を減じるので、低い温度での加熱だけが必要な状況のためにはこの構成がより好適する。また、流体源に取り付けるための取付手段3が図1および図2の雌ねじに代わって、ハウジングの雄ねじとして図示される。
図4にさらに別の実施例の自己加熱流体コネクタが図示されていて、ふさわしい場合には、同一または類似の参照符号が再度使用される。この別の実施例のハウジング2は、先に図示した実施例におけるものよりも大きい口径を有する1つの軸方向に整列した流体導管9を内蔵する。この流体導管9を取り囲むものが相変化材料10であるが、この実施例においては、相変化材料は、複数の区分に分割され、複数の区分が相変化材料の同心的な円筒を形成する。各円筒は、1つもしくはそれ以上の熱的に制御された通路15を各々が含む熱伝導壁14によって隣接する円筒から隔てられている。この熱的に制御された通路15によって、ハウジング内の温度の上限を加えることができる。熱的に制御された通路15は、低い温度では開かれたままであり、結晶化を通しての相変化材料の機械的な膨張が相変化材料10の隣接する内側の円筒へ順次伝導されるのを許容する。所定の最大温度に達した場合、通路は閉じ、それによって相変化材料の内側のまだ変化を起こしていない円筒が活性化されるのを防止する。温度が低下すると、通路15は再び開き、それによって、材料の内側の円筒における相変化連鎖反応の再継続そしてそれゆえにさらなる熱の発生を許容する。
上で述べた発熱コネクタは瓶や他の流体容器もしくは流体源への接続に適した独立した(self-contained)ユニットであった。しかしながら、加熱ユニットはその代わりに、以下に説明するように、流体容器と一体的に形成されてもよい。
図5には自己加熱流体容器20が、取り付けられた哺乳瓶の乳首とともに図示される。この自己加熱流体容器20はハウジング21を有し、このハウジング21は第1および第2室22および23を提供する。ハウジング21の内部への通路が、図示しているように、それの下端における開口24によって与えられる。この開口はキャップ25によって閉じられ、このキャップ25は任意の通常の態様においてハウジングに係合し、液密シールを確実にする。ハウジング21の上端は、図示しているように、加熱された流体の出口26を備え、この出口26は、哺乳瓶の場合であれば、哺乳瓶の乳首へ取り付けられるようになっている首部を含む。
ハウジングの第1室22は、開口24に隣接して、その中にミルクのような流体が収容され得る空間を規定する。第2室23は加熱ユニット27を収容するための空間を規定する。第2室23の内部壁は加熱ユニット27にふさわしい堅固な障害物(interference:インタフェアレンス)を提供するように寸法が決められていて、そして開口24の直径より小さい内径を有する。理想的には、第2室23内に一旦嵌め込まれると、加熱ユニット27は、その室内に留まり、取り外せないように意図される。ボタン28が、第2室23の一部を形成するハウジングの壁の一部に設けられる。このボタン28は径方向内方に移動できるように設けられ、加熱ユニット27の壁に設けられた始動器29と整列するように位置決めされる。始動器29は場合によってはプラスチック材料で形成される。
加熱ユニット27の壁はその中に発熱性相変化材料30が収容される囲み空間を規定する。加熱ユニットの壁はこのようにして発熱性相変化材料を第1室22からそして流体出口26から物理的に分離する。加熱ユニット27を通して軸方向に延びているものは複数の流体パイプ31であり、この流体パイプ31は第1室22から、加熱された流体の出口26への流体通路を提供するとともに、発熱性相変化材料と熱的に接触する。4つの流体パイプ31が図5に示され、各々が螺旋経路である。しかしながら、異なる数のパイプや流体パイプの別の構成が考察され、第1室と、加熱された流体の出口との間に流体経路を設けることもできる。1つまたはそれ以上の流体シールが加熱ユニット27の外部に設けられ、第1室にある流体が加熱ユニットおよびハウジング21の壁の間を貫通するのを防止している。
使用するとき、流体が開口24を経由して第1室22内に導入される。流体が加熱されて容器から取り出されるべきとき、ボタン28が押され、そのボタン28が始動器29に係合してそれに作用し、加熱ユニット内の材料の発熱性相変化を活性化し、それによって熱を発生する。容器20は次いで、単純にひっくり返され、第1室内の流体が重力によってパイプ31を通して流れるようにし、あるいは、たとえば流体出口を減圧することによってもしくは手動的、機械的もしくは電気的に駆動されるポンプによって流体に外部圧力差を付与することによって、流体をパイプを通して強制的に流させる。流体がパイプ31を通過するとき、相変化材料からの熱が流体に伝導され、容器の出口26において、流体が第1室中にある流体より温められる。ここでもまた、加熱ユニットのいずれか一方側の圧力を均等にするために弁付導管が使用されてもよい。
注意を図6に向けると、別の自己加熱容器が再び哺乳瓶の乳首と一緒に図解されていて、そこでも適当な場合には同一または類似の参照符号が採用される。この実施例の容器20には別の加熱ユニットが設けられていない。代わりに、第2室23が、加熱された流体の出口26に隣接する一体的な第1端壁33を有する。この端壁33は、対応する複数の流体パイプ31の第1端を受容するように配置された複数の孔を含む。流体パイプ31の第1端がそしてこの第1端壁33の孔に係合する。各パイプは、第1端壁から、第2室23を横切る螺旋状経路に続き、流体パイプ31との係合のための孔の同様の配置を有する第2室の反対端の第2端壁34と係合する。この第2端壁34はハウジング21の壁の内部表面に液密的に取り付けられ、ハウジングの壁および第1端壁33とともに、その中に発熱性相変化材料30が蓄積される囲み空間を規定する。
この実施例の自己加熱容器を構成するために、流体パイプが第1端壁33の孔に取り付けられ、次いで、発熱性相変化材料が流体としてそのパイプの周囲の空間に注入される。第2端壁がその後流体パイプに、そしてハウジング壁に取り付けられ、発熱性相変化材料を第1室から隔離する。
別の加熱ユニットがなくかつハウジングの壁が発熱性相変化材料を直接囲むので、この実施例の自己加熱容器では、別の始動器29は不要であり、その代わり、手動操作可能なボタン28の裏面が発熱性相変化材料に向かっていて、好ましくはでこぼこの表面もしくは1つまたはそれ以上のピン状突起によって、始動器として作用する。ボタン全体があるいはボタン28の少なくとも始動器部分がプラスチック材料で形成されることが好ましい。
図5および図6の自己加熱容器では、加熱されるべき流体が第1室の底部においてキャップ25を経由して容器内に注入される。これが好ましいオプションではあるが、別の実施例として、流体は流体出口を通して、第2室の熱的に絶縁されたパイプを経由して、第1室に注入されるようにしてもよい。さらに、第2室における流体パイプの配置や数は、流体がその流体パイプを通過する間に流体が曝される熱の量を増加しまたは減少させるために変更することができる。
さらに、使用後発熱性相変化材料を電気的に加熱してその元の状態に復帰させるために金属材料の追加のような流体コネクタの他の特徴が、それに限定されないけれども、図5および図6の自己加熱容器に採用されてもよい。
図7において、さらに別の実施例の自己加熱コネクタ35が、上部に取り付けられた乳首12を有する哺乳瓶11の首部に差し込んで係合する形態で示される。図7ないし図9の自己加熱プラグ35は、その中に発熱性相変化材料38が配置される室37を規定する壁36を有する。弁付導管39は室37を通って延び、その導管39の一方端に設けられた一方弁40を有する。この弁付導管39は自己加熱プラグのいずれか一方側の圧力を均等にするために設けられる。1つまたはそれ以上の始動器41(この図面では3つの始動器が図示される)が室37の第1端壁42に設けられ、かつその端壁42を通して軸方向に摺動するように組み込まれる。始動器41は先に説明した実施例における始動器と類似していて、発熱性相変化を起動するために、オプションとして、粗い裏面もしくは1つまたはそれ以上のピン状突起を備えるプラスチック材料または金属材料からなる。始動器41は好ましくは手動的に操作可能である。代わりに、始動器は、哺乳瓶の乳首またはその他の流体供給ポート12に接触しかつ哺乳瓶の乳首や流体供給ポート12が哺乳瓶や他の流体容器11に取り付けられたとき自動的に作動されるように、位置決めされかつ寸法が決められていてもよい。
先の実施例とは異なり、図7ないし図9の自己加熱プラグは、室37を通って延びる流体導管を含まない。代わりに、1つまたはそれ以上の流体通路43が自己加熱プラグ35の壁36の外表面上に設けられる。この流体通路43はそれらの間にチャネルを規定する一連の間隔を隔てた外方に突出するバリア44によって規定される。理想的には、これらのバリア44は壁36の外表面上に周方向に配置されるが、軸方向で入り組んだ螺旋あるいは他の渦巻き型の通路を確立するバリアの他の配置が採用されてもよい。流体通路43は、流体容器から流体供給ポートに続く1つの流体のためのチャネルを構成してもよい。代わりに、図示したように、流体通路43は複数の別のもしくは相互接続されたチャネルを構成し、そこに流体を流すようにしてもよい。図示した実施例において、流体通路43は相互接続されたチャネルの入り組んだ配置とされている。
自己加熱プラグ35および外方に突出するバリア44の寸法は、哺乳瓶のような流体容器の首部11a内に位置決めされたとき、外方突出バリア44が流体容器の首部の内表面に接触し、それによって流体容器の首部の内表面と組み合わさって、流体容器から流体供給ポート12への流体の通過を許容する1つまたはそれ以上の流体導管を形成するように設計または選択されている。
自己加熱プラグの壁36は、熱伝導材料を含み、それによって発熱性相変化材料によって発生された熱が、壁36とともに、場合によってはバリア44とともに形成される、入り組んだ通路43に伝導され、相変化材料と入り組んだ通路中の流体との間の熱的なかけ橋として働く。理想的には、外方突出バリア44はまた、そのバリアがプラグの壁36と一体的に形成されてもよいように、同じ熱伝導材料で形成される。バリア44の最外縁は、流体容器の首部11aの内表面に接触していて、流体容器の首部の内表面とともに流体シールを形成し、各バリアはその最外縁上に、この目的のための流体シールを保持する。理想的には、プラグ35が流体容器の首部11aに適合する障害物(インタフェアレンス)を形成するのを許容するように、バリア44は半剛性(semi-rigid)のあるいは弾性を有するものとされる。
図9に示すように、発熱性相変化材料によって発生された熱はプラグ35の壁において必要とされ、室37の中心領域は、すべての場合において、相変化材料を収容する必要はなく、代わりに、たとえば、弁付もしくはバイパス導管39を相変化材料によって発生された熱から熱的に絶縁するために、熱反射材料を含むようにされる。もちろん、用いられる相変化材料のタイプにもよるが、室が相変化材料によって完全に充満されてもよく、プラグの壁36と流体容器の首部の内表面との間の別の通路としてバイパス導管が配置されてもよい。同様に、プラグの内部構造の必要性を回避するために、プラグ35のいずれか一方の側の圧力を均等にするための代わりの手段が設けられてもよい。たとえば、哺乳瓶に別の空気ポートが含まれるようにしてもよい。
自己加熱プラグ35は、先の実施例に関連して既に説明したように、電気抵抗線の形態における、プラグを加熱するための手段(図示せず)を含んでもよい。代わりに、自己加熱プラグ35はたとえば、電子レンジや熱湯中に浸すことによってプラグ35を加熱して、相変化材料をリセットするようにしてもよい。
自己加熱プラグ35は好ましくは、流体容器の首部11aに繰り返し挿入しかつそこから繰り返し取り外しできるように構成される。このことによって、プラグ35の完璧なクリーニング、特にバリア44の間のチャネル43の完璧なクリーニングを簡単に行える。図示していないが、自己加熱プラグは、好ましくは、流体容器の首部からプラグを取り外すときの助けとなるハンドルもしくは他の係合手段を含む。自己加熱プラグ35が繰り返し挿脱されるようになっている場合には、加熱されるべき流体はそのプラグ35が取り外されたときに流体容器11中に導入される。
代わりに、自己加熱プラグ35は流体容器の首部の位置に取り付けられたままにされるようにしてもよい。自己加熱プラグ35のこの実施例の場合、流体容器11は、先の実施例で説明したキャップ25に類似する、取り外し可能なベースまたはそれの一部を設け、そこを通して流体容器への流体の導入を可能にするようにしてもよい。代わりに、弁付導管39は、加熱されるべき流体を流体容器11中に導入するための大きな流体入口導管(図示せず)に置き換えられてもよい。このタイプの入口導管は、自己加熱プラグが使用されて流体容器11から加熱された流体を取り出すとき、流体入口導管を閉じるための一方弁もしくは開閉器を含む。
室37中に設ける発熱性相変化材料のタイプにもよるが、図7ないし図9の自己加熱プラグ35とともに使用するための流体容器の少なくとも首部11aは、流体通路43中の流体へ転移される熱の量を制御するために熱伝導材料からなる。流体容器の首部は、入り組んだ通路43の一方の壁として機能するので、その入り組んだ通路43に流れる流体に接触し、流体容器の首部11の熱伝導材料によって、流体から余分な熱を伝導して取り去る。代わりに、流体容器の少なくとも首部は、熱的に絶縁され、そこでは、流体が入り組んだ通路43に続くとき、多すぎる熱がさもなければ流体から失われるということがわかる。さらに、流体容器の少なくとも首部は、少なくとも半透明にされ、入り組んだ通路43中を流れる流体をユーザが見えるようにしてもよい。
自己加熱コネクタおよび自己加熱流体容器のこの実施例では、プラグの外部に流体通路を配置することによって、自己加熱プラグ35の設計や構造が、先の実施例に比べて、一層簡単にかつ確実に製作できるように、単純化される。また、自己加熱プラグ35は特に堅牢で、幼児がしばしば起こすような落下や投げつけに対してよく耐えることができる。プラグ35と流体容器の首部11aとの間の液密結合が要求されるので、自己加熱プラグ35および流体容器11は好ましくは一体物としてもしくはキットないし組物として設けられる。
ここで概略的に参照する自己加熱流体コネクタの流体容器の開口への係合が、限定されるものではないが、流体コネクタの首部分の内表面との係合を含むということを理解されたい。
自己加熱コネクタおよび自己加熱流体容器のすべての実施例において、発熱性相変化材料は好ましくは、相変化材料室からの漏出を目視によって認識する手助けとなるようにインクや他の染料を含む。また、理想的には、相変化材料室の少なくとも1つの壁は変形可能とされ、それによって相変化プロセス中に生じることがある体積の小さな変化を吸収する。
この発明の自己加熱流体コネクタでは、塊の流体を加熱することがないので、従来の自己加熱容器で生じた問題が克服され、そのために局部的に加熱し過ぎたり加熱が弱過ぎたりするという問題が回避できる。さらに、熱源として発熱性相変化材料を使用することによって、熱を段々と大きくするように制御して供給でき、同じ量の流体の塊を加熱するのに必要なものよりトータルの熱力(heat power)を小さくして、流体コネクタをより一層効率的にする。
流体コネクタが具体的に哺乳瓶とともに使用するためのものとして説明されたが、このような流体コネクタが使用できる多くの他の状況があることは明らかである。たとえば、コーヒーや他の飲料のように通常温かくして飲まれる、他の、前もって準備した(pre-prepared)ドリンクに関連して、そしてまたスープのような他の流体食品およびその他の食品に関連して利用され得る。流体コネクタはまた、わずかに温めたときにより円滑に流れる傾向がある接着剤や油のような食品以外の流体への使用にも好適する。装置はまた、医薬や外用軟膏を所望の温度範囲内で投与したり塗布したりする必要がある医療分野において使用することもできる。
図1はこの発明に従った自己加熱流体コネクタの一部破断概略図である。 図2は図1の自己加熱流体コネクタを取り入れた哺乳瓶を図解する。 図3はこの発明に従った別の実施例の自己加熱流体コネクタの一部破断概略図である。 図4はこの発明に従った第2の別の自己加熱コネクタの上から見た断面図である。 図5はこの発明に従った自己加熱流体容器の断面図である。 図6はこの発明に従った別の自己加熱流体容器の断面図である。 図7はこの発明に従った、哺乳瓶中に位置する第3の別の自己加熱流体コネクタの斜視図である。 図8は図7の自己加熱流体コネクタの拡大斜視図である。 図9は図7および図8の自己加熱流体コネクタを通る断面図である。
符号の説明
1…自己加熱コネクタ
2…ハウジング
6…ボタン
8…装着手段
9…流体導管
10…発熱性相変化材料
11…流体源
12…流体供給ポート
14…熱伝導壁
15…通路(gateway)
18…始動器
20…自己加熱容器
21…ハウジング
22…第1室
23…第2室
26…出口
27…加熱ユニット
28…ボタン
29…始動器
30…発熱性相変化材料
31…流体パイプ
35…自己発熱プラグ(コネクタ)
11…哺乳瓶
11a…首部
12…乳首
36…壁
37…室
38…発熱性相変化材料
39…バイパス導管
41…始動器
43…流体チャネル
44…バリア

Claims (33)

  1. 対向する第1および第2端を有し、流体容器の開口へ係合するようにされているハウジング、
    ハウジング内の発熱性相変化材料、
    第1および第2端の間に延びかつ発熱性相変化材料と熱的に連通する1つまたはそれ以上の流体導管、および
    ハウジングに設けられ、発熱性相変化材料を活性化するための少なくとも1つの始動器を備え、
    活性化されたとき、熱が、流体導管を通って流されている流体に転移される、自己加熱流体コネクタ。
  2. 第2端は流体供給ポートへ取り付けられるようにされている、請求項1記載の自己加熱流体容器。
  3. 第1および第2端の少なくとも一方が、流体容器もしくは流体供給ポートとともに流体シールを形成するためのシール手段を含む、請求項1または2記載の自己加熱流体コネクタ。
  4. 始動器はハウジングに対して内方に移動するように設けられた手動操作可能装置であり、その手動操作可能装置は発熱性相変化材料との接触のためにハウジングの内部の方へ向かうでこぼこの表面を有する、請求項1ないし3のいずれかに記載の自己加熱流体容器。
  5. 手動操作可能装置はプラスチック材料からなる、請求項4記載の自己加熱流体容器。
  6. 発熱性相変化材料は、酢酸ナトリウムトリハイドレート、酢酸リチウムダイハイドレート、塩化カルシウムダイハイドレート、硝酸カルシウムテトラハイドレート、塩化マグネシウムヘキサハイドレート、硫酸マンガンハイドレートおよび塩化第2鉄ヘキサハイドレートのグループから選ばれる、請求項1ないし5のいずれかに記載の自己加熱流体容器。
  7. 流体コネクタの第2端において、加熱された流体の温度を制御するための温度制御手段をさらに備える、請求項1ないし6のいずれかに記載の自己加熱コネクタ。
  8. 温度制御手段は、発熱性相変化材料から熱的に絶縁されたバイパス導管を含み、そのバイパス導管を通過する流体は加熱されず、流体コネクタの第2端において、加熱された流体と混合し、それによって、加熱された流体の温度を下げる、請求項7記載の自己加熱流体コネクタ。
  9. バイパス導管は、流体コネクタの第2端における、加熱された流体の温度に依存してバイパス導管を通る流体の流速を制御するための流れ制御弁を含む、請求項8記載の自己加熱流体コネクタ。
  10. 発熱性相変化材料中に設けられる電気抵抗材料およびその電気抵抗材料に接続される電気接続手段をさらに備え、
    電気接続手段は電源へ接続されるようにされ、それによって電気接続手段が電源に接続されたとき電気抵抗材料が内部加熱要素として機能する、請求項1ないし9のいずれかに記載の自己加熱流体コネクタ。
  11. 流体コネクタを備える電源をさらに備える、請求項10記載の自己加熱流体コネクタ。
  12. 電源は1つまたはそれ以上の電池を含む、請求項11記載の自己加熱流体コネクタ。
  13. 対向する第1および第2端を有し、流体容器の開口へ係合するようにされているハウジング、
    ハウジング内の発熱性相変化材料、
    第1および第2端の間で発熱性相変化材料を通して延びかつ発熱性相変化材料と熱的に連通する1つまたはそれ以上の流体導管、および
    ハウジングに設けられ、発熱性相変化材料を活性化するための始動器を備え、
    活性化されたとき、熱が、流体導管を通って流されている流体に転移される、自己加熱流体コネクタ。
  14. 前記1つまたはそれ以上の流体導管の1つまたはそれ以上は各々、前記第1および第2端の間の実質的に螺旋状の経路に続く、請求項13記載の自己加熱流体容器。
  15. 流体導管は円形、方形または環状断面である、請求項13または14記載の自己加熱流体コネクタ。
  16. 流体コネクタの第2端において、加熱された流体の温度を制御するための温度制御手段をさらに備え、
    前記温度制御手段は、相変化材料を複数の部分に分離する少なくとも1つの熱伝導壁を含み、熱伝導壁は相変化材料部分を接続することによって相変化材料による発熱速度を制御する1つまたはそれ以上の熱的に制御された通路を含む、請求項13ないし15のいずれかに記載の自己加熱流体コネクタ。
  17. 対向する第1および第2端を備え、流体容器の開口へ係合するようにされているハウジング、
    ハウジング内の発熱性相変化材料、
    ハウジングの外部に設けられ、第1および第2端の間に延びかつ発熱性相変化材料と熱的に連通する1つまたはそれ以上の流体チャネル、および
    ハウジングに設けられ、発熱性相変化材料を活性化するための少なくとも1つの始動器を備え、
    活性化されたとき、熱が、流体チャネルを通って流されている流体に転移される、自己加熱流体コネクタ。
  18. ハウジングの表面から外方に突出するバリアが1つまたはそれ以上の流体チャネルを規定する、請求項17記載の自己加熱流体コネクタ。
  19. バリアは複数の相互接続された流体チャネルを規定する、請求項18記載の自己加熱流体コネクタ。
  20. バリアは、その最外縁において流体容器の開口の内表面とともに流体シールを形成する流体シール手段を含む、請求項18または19記載の自己加熱流体コネクタ。
  21. バリアは少なくとも半剛性である、請求項18ないし20のいずれかに記載の自己加熱流体コネクタ。
  22. 流体導管は、対向するハウジングの第1および第2端の間でハウジングを通して延びて設けられる、請求項17ないし21のいずれかに記載の自己加熱流体コネクタ。
  23. 始動器は発熱性相変化材料の係合のために、ハウジングを通して軸方向に動くように配置される、請求項17ないし22のいずれかに記載の自己加熱流体コネクタ。
  24. 流体容器、および請求項17ないし22のいずれかに記載の自己加熱流体コネクタを備える、自己加熱容器。
  25. 流体供給ポートをさらに備える、請求項24記載の自己加熱流体容器。
  26. 自己加熱流体コネクタは、流体容器の首部分において流体容器の内表面に係合するようにされていて、流体チャネルは、共同して、自己加熱流体コネクタのハウジング、ハウジングから外方に突出するバリアおよび首部分における流体容器の内表面によって規定される、請求項25記載の自己加熱流体容器。
  27. 流体容器は、少なくとも首部分において少なくとも半透明である、請求項26記載の自己加熱流体容器。
  28. 流体容器は、少なくとも首部分において、熱伝導性である、請求項26または27記載の自己加熱流体容器。
  29. 瓶、および
    請求項1ないし23のいずれかに記載のものであって、哺乳瓶の乳首に取り付けられるようにされた取付手段を含む自己加熱流体コネクタを備える、自己加熱哺乳瓶。
  30. 瓶内への空気の流れを制御する弁をさらに備える、請求項29記載の自己加熱哺乳瓶。
  31. 自己加熱流体コネクタに設けられる加熱インジケータをさらに備える、請求項29または30記載の自己加熱哺乳瓶。
  32. 自己加熱流体コネクタに取り付けられる哺乳瓶の乳首をさらに備える、請求項29ないし31のいずれかに記載の自己加熱哺乳瓶。
  33. 第1室および第1室に取り付けられもしくは第1室と一体に形成される第2室を有する容器を備え、第1室は流体封止物を提供し、第2室は発熱性相変化材料を収容し、さらに
    発熱性相変化材料を通して延びる1つまたはそれ以上の流体導管、
    1つまたはそれ以上の流体導管と連通する流体出口、および
    発熱性相変化材料を活性化するための手動操作可能装置を備え、それによって、活性化されたとき、熱が流体導管を通して流されている流体に転移される、自己加熱瓶。
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