JP2008534921A - 口腔液試料収集用装置 - Google Patents
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Abstract
対象の口腔から口腔液を収集するための装置が開示され、装置は、試料収集マウスピース(このマウスピースは、収集チャンバから放出口を通して液を強制的に放出するように収集チャンバの少なくとも一部の周囲の、弾力性のある変形可能な壁部分を有する、口腔液を収集するための、対象の口腔中に導入可能な収集チャンバを含む。);および試料収容チャンバ放出口と流体連通する一方向弁(この一方向弁は、試料収集チャンバの圧縮後に液を装置から移動させる働きをするが、周囲空気が弁を通って装置内に逆流することを防止する。)を備えている。
Description
本発明は、対象から口腔液の収集のための装置および方法に関する。
対象の組織および体液における種々の分析物を検出することは、感染症および疾病の診断において非常に重要である。現在、大部分の診断テストは、血液、尿、糞便物質または組織生検の試料を用いて行われている。しかしながら、これらの検査方法は、通常、複雑な手順を含み、および特に、血液検査の場合、重大な安全上の問題が存在する可能性がある。対照的に、唾液および粘膜漏出液などの口腔液の検査は、より簡単な方法であり、および比較的安全である。
病状の診断用臨床材料としての口腔液の使用の可能性は、近年研究されている。血液中に存在する分析物は、口腔粘膜および/または唾液腺を経て口腔へ移動し、そこで分析物を引き続き検出することができるという事実によって、口腔液が、分析物の検出のために有用な試料を提供できるということを、証拠は示している。また、口腔液中の分析物の濃度が血液中に存在する分析物の濃度を示す、と考えられる。従って、このような口腔液の収集用装置を開発するために、および口腔液中の分析物の存在についての分析系(assay system)を開発するために、多くの研究が行われている。
しかしながら、分析用に多量の試料が入手可能である血液、尿または糞便試料で実施される診断テストとは対照的に、得られる口腔液の量は、少ないことが多い。従って、1つ以上の分析の実施を可能にする十分な量の口腔液の試料を得ることに問題がある。
その検出が格別重要である1つの感染症は、有機体A群β−溶血性連鎖球菌に起因するものである。連鎖球菌(ストレプトコッキ/Streptococci)の幾つかの群のうちで、A群連鎖球菌(S.ピロゲン(pyrogenes))は、β−溶血性肺炎、猩紅熱、リウマチ熱、敗血性咽頭炎および心臓病続発症などのヒトにおける多くの異常な状態に関連する病的状態の第一の原因となる。A連鎖球菌(以下、Strep Aと称する)に起因する可能性のある重篤な種類の感染症のために、適切な治療のコースを選択し、遅滞なく開始することができるよう、感染の初めにその存在を診断することが、極めて重要である。
Strep Aのための従来の検査方法は、細菌細胞を含む試料を得るために患者ののどを綿棒でこすること、細菌細胞壁を溶かしおよび連鎖球菌抗原を放出させるためにその綿棒試料に抽出試薬(亜硝酸など)を加えること、液試料を調製し、ならびに例えば、従来の側方流動検査ストリップ(lateral flow test−strip)を用いて、Strep A抗原、またはこの抗原に対する抗体の存在を調べるためにその試料を分析すること、を含む。このような方法は、EP第280557号(Eastman Kodak Company)および米国特許第4,673,639号(Slifkin)において述べられている。しかしながら、これらの方法は幾つかの段階を含むことが多く、そのためにしばしば時間がかかり、困難である。
従って、唾液などの口腔液中のStrep Aの存在の検出は、これらの従来技術の方法に重大な利点を与え、抽出段階に関する要求を回避し、含まれる段階数を最小限にするであろう。一般に、口腔液の収集のために開発されてきた装置は、3種類に分類することができる。第1の種類は、口腔液の吸収のための吸収材料を有する装置を含む。これらの装置は、共通の特徴として、対象の口の中に入れて口腔液を吸収させる吸収材料を有する。この吸収材料を次いで対象の口から除去し、および次に口腔液をそこから抽出する。
しかしながら、これらの装置における吸収材料を必要とすることは、吸収材料が不可逆的にいくつかの分析物を捕捉する可能性があるという事実のために、分析され得る物質の範囲を制限する。従って、液抽出試薬が、吸収された分析物の除去において、補助のために使用されてきた。このような液抽出剤の使用は、試料の希釈および結果の非再現性というさらなる問題をもたらす可能性があり、従って、定量分析が必要とされる場合、このような吸収剤収集装置の精度および信頼性を減少させる。吸収材料を用いて試料を収集する1つのこのような方法が、WO02/063297号(Avitar,Inc.)に開示されており、ここで、泡状の部材が液試料を吸収し、および次いでその液試料を泡状部材から検査膜の上に移す。また、米国特許第6,416,715号(Gambertet al)は、試料液を吸収できる(その試料液は次に圧搾されて収集され得る)多孔質のユニットを含む装置を開示している。しかしながら、このような方法は、いくつかの分析物の非可逆的な吸収をもたらすことがある。また、非常に長い収集時間および試料の希釈は、定量分析における正確さおよび精度の低下をもたらす。
装置の第2の種類は、試料を得るために浸透圧性吸収の使用を含むものを含む。このような装置の例が、口腔液の収集用装置に言及するUS4,817,632(Schramm)に開示されており、ここで前記装置は、囲われたチャンバを定める半透膜を含む。半透膜は所望の口腔液分子を通過させるが、口腔液中に存在するより大きな粒子または分子の通過を妨げる。このようにして、この装置は、対象の口腔から半透膜で囲われたチャンバへ口腔液を引き込むために、浸透圧を作り出す。試料は次いで、そのチャンバからシリンジで取り出される。しかしながら、このような装置の使用は、口腔液を分析し、結果を得るために訓練された人材または実験装置の存在を必要とする。
第3の種類は、口腔液を吸引法により収集する装置を含む。このような方法は、米国特許第6022326号(Tatum)およびWO00/25666号(Tatum)に開示されている。これらには陰圧の使用(好ましくは50から200Torrに限定される)が記載され、および第2には唾液を吸引するために使用できる「制御された」陰圧源の使用に関する。しかしながら、これらの吸引装置は、装置の操作者と対象の間に多大な相互作用を要求し、および試料の収集のあいだ、唾液の十分な試料が集まった時を決定するために装置を定期的に観察することが必要である。
これらの部類に含まれる装置の多くは、試料を装置から取り出しおよび/または試料を分析するために訓練された人材および/または専門の設備が得られる試験室において、その装置をさらに処理する必要があるという不利点を有する。また、いくつかの手順は、評価用に試験室へ送るために培養を必要とし、および従って、適切な治療の開始がさらに遅れることになる。Strep Aに起因する可能性のある重篤な種類の感染症のために、感染初期にその存在を診断することは、重要である。
口腔液を分析するために使用されているもう1種の装置が、米国特許第6,303,081号(Mink)に開示されており、ここでは口腔液を側方流動クロマトグラフィーストリップへ移すために疎水性の毛管マトリックスが使用されている。しかしながら、このような装置は、口腔の複数の領域からの全唾液の収集に適さない可能性がある。従って、唾液の収集は単一の唾液腺からであり得る。結果として、このような収集は、全唾液の代表となる試料を提供せず、および特定の分析物の血清中濃度を反映とならないかもしれない。
本発明の目的は、そののちの分析に適した口腔液の収集のための、改良型装置および方法を提供することである。
第1の態様において、本発明は、対象の口腔から口腔液を収集するための装置を提供し、装置は、試料収集マウスピース[このマウスピースは、試料収集チャンバから放出口を通して液を強制的に放出するように収集チャンバの少なくとも一部の周囲の弾力性のある変形可能な壁部分(この壁面部分は、収集チャンバの圧縮を引き起こして内側に変形する。)を有する、口腔液を収集するための、対象の口腔中に導入可能な収集チャンバを含む。];および試料収容チャンバ放出口と流体連通する一方向弁(この一方向弁は、試料収集チャンバの圧縮後に液を装置から移動させる働きをするが、周囲空気が弁を通って装置内に逆流することを防止する。)を備えている。
好ましくは、本発明の装置は、対象の口腔の硬口蓋と舌の間に導入可能である。
本発明の幾つかの実施形態において、収集チャンバの圧縮が、対象の口腔の硬口蓋と舌の間に生じる。このような圧縮は、収集チャンバを加圧している対象により引き起こされ得、このことは、前記収集チャンバから液を強制的に放出するように、弾力性のある変形可能な壁面部分の変形および前記収集チャンバの次の圧縮を引き起こす。本発明によれば、対象は、舌、歯、下顎などの口腔の部分を使って前記収集チャンバに圧力を加えることができる。
もう1つの実施形態において、対象の下顎により加えられた圧力が前記収集チャンバの圧縮をもたらすに従い、唾液を収集するために前記収集チャンバを対象の歯(例えば奥歯)の間に保持し、および「シッパーチューブ」を舌の上または下に置く。
好都合なことに、本発明の装置は、口腔液の収集を容易にするための電力または減圧源を必要としない。
口腔液は、口腔から収集チャンバへ入ることが可能でなければならない。これは、収集チャンバの壁面における多孔質材の使用により提供され得る。別法として、および好ましくは、口腔液が試料穴を通って収集チャンバに入ることができるように、1つ以上の試料穴が収集チャンバの壁部(非多孔質材料から成る)に設けられる。1つの好ましい実施形態において、1つ以上の試料穴が試料収集チャンバの壁部の下面に設けられる;所望により、複数の試料穴が、収集チャンバの壁部の周囲の種々の位置に設けられ得る。
本発明者らは、試料穴は、好都合には直径0.5から5.0mm、好ましくは約2mmの、おおむね円形であり得ることを見出した。
好ましくは、試料穴の大きさと数は、特に試料収集チャンバが圧縮される場合、試料収集チャンバから対象の口腔へ口腔液が逆流することを、減少させるかまたは最小限にするように選択される。好都合には、空気を試料穴を通して引き込むことができる。従って、試料穴は好ましくは二重機能を有し、それによって第1に、対象の口腔からの口腔液は、試料穴を通過して試料収集チャンバに入り、および第2に、試料穴は、口腔液の流れの調節を助けて試料収集チャンバから口腔への口腔液の逆流が最小限であることを確実にする。
説明として、収集チャンバは、対象の口腔内に導入される時、初めに周囲圧力で空気を含む。通常、対象は、口腔液を口内に集めるために、収集チャンバを圧縮せずにその収集チャンバを口内でしばらくの間(例えば1または2分間)維持するよう促される。その後、収集チャンバが圧縮される。これは、放出口を通ってチャンバから、および一方向弁を経て装置の外へ、空気を放出し、収集チャンバ内を不完全真空にする。一方向弁は、空気を逆方向(すなわち装置内へ)に通過させないので、不完全真空により液が口腔から収集チャンバ内に吸い込まれる。収集チャンバの次の圧縮は、収集された液を放出口から放出する。放出された液は、任意の所望の方法で処理または処置され得る。
例えば、収集チャンバから放出された液を、一方向弁を通過させて即座に検査できるか、または後の検査のために保存することができる。
しかしながら、収集の単一サイクルは、検査目的の液の十分な量を集めることはできず、およびそのために、の液のより多くの量を収集するためにはさらなる収集サイクルの実行が望ましいことがある。このような状況において、装置が試料収容手段またはチャンバを含むことが好ましい。試料収容手段は、口腔液の所望の量(例えば、5mlまたは10ml)を保持するために十分な大きさであるべきである。
通常、試料収容手段は、試料収集チャンバの放出口と流体連通する。好ましくは、試料収容手段は、一方向弁と流体連通する。好ましくは、試料収容手段は、試料収集チャンバの放出口と一方向弁の間の中間に位置する。
好都合には、試料収容手段は、チューブ、シリンダー、ストッパー付き容器などを備える。収集チャンバは、試料収容手段と流体連通している。好ましくは、流体連通は、送出チューブまたは導管により提供される。望ましくは収集チャンバは、送出チューブまたは導管の近位末端領域に連結される少なくとも1つの放出口を有し、その送出チューブまたは導管の遠位末端領域は、試料収容手段と流体連通している。
通常、試料収容手段は、硬い壁部を一般に有し、液がその中へ収集される収容チャンバを備える。好ましくは、この系を通る空気の流れを調節するために、試料収容手段は、蓋、ストッパーなどで実質的に密封される。1つの好ましい実施形態において、送出導管は、蓋を通って試料収容手段に導入される。好都合には、穴または開口部を試料収容手段の蓋に設けることができ、その穴は、系への空気の導入を防止する十分に気密性のある方法で、送出導管を穴の中を通して差し込めるように、送出導管の直径におおむね相当する直径を有する。
有利には、装置内に収容された液を検査のために容易に利用できるように、試料収容手段は、装置から容易に取り外し可能である。例えば、試料収容手段は、ネジ係合、バネ、留め金具、ステップ式のものなどの、取り外しできる保持手段により装置に保持され得る。別法として、試料収容手段は、液の一部または全部を、例えばピペットにより回収できるように、サンプリングポートなどを備えることができる。好ましくは、サンプリングポートは、存在するならば、封止可能である。
好ましくは、一方向弁を、第2の導管を介し試料収容手段と流体連通させて配置する。1つの好ましい実施形態において、第2の穴を試料収容手段の蓋の上に設け、および第2導管を、装置への空気の導入を防止するために十分に気密性のある方法で、その第2の穴の中を通して差し込む。
収集された口腔液の容積は、少なくとも部分的に、装置から置き換えられた空気の容積により測定され、これは更に収集チャンバの形状に、少なくとも部分的に依存する。収集チャンバから試料収容手段への口腔液の移動を容易にするために、収集チャンバの圧縮により置き換えられた空気の容積は、好ましくは、導管中の空気の容積より、より大きくなるべきである。
幾つかの実施形態において、マウスガードを試料収集チャンバの一端に向けて設ける。このようなマウスガードの設備は、対象の口腔内の装置の位置決めを補助する。好都合には、マウスガードは、収集チャンバから放出された液がマウスガードの開口部を通って送出導管または試料収容チャンバへ通過できるように、開口部を有して形成される。
1つの実施形態において、本装置は、試料収集チャンバを対象の口腔の所望の部位に配置できるように、伸縮可能なマウスピースを組み込んでよい。
好ましくは、試料収集チャンバの壁面は、ゴムラテックス、シリコンラテックスなどを含むかまたはゴムラテックス、シリコンラテックスなどから成る。具体的な実施形態において、試料収集チャンバは、唾液促進物質を含む。好ましくは、唾液促進物質は、天然物質である。代替的に、唾液促進物質は、人工物質であってよい。例えば、収集チャンバの壁部および/またはマウスガードの一部(存在する場合)は、唾液促進物質で被覆、含浸されるかまたは他の処理をされ得る。適したこのような物質は、限定されるものでないが、リンゴ酸、アスコルビン酸、酒石酸およびフマル酸を含む、人工もしくは天然甘味剤および/または許容できる弱酸(カルボン酸など)を含むことができる。更に、幼い小児にとってが受け入れやすくするために、装置は、適した香料(例えば、フルーツの香り)、特に、また唾液を促進するもので被覆、含浸されるかまたは他の処理をされ得る。
本装置はまた、唾液の起泡を減少させるために、消泡剤を含むことができる。消泡剤の量およびタイプは、実施する検査の性質に依存し、および分析に干渉しないように選択されるであろう。消泡剤は、好都合には、使用の前に装置内に提供され得る(例えば内側表面上に塗布される)。
本装置はまた、装置により収集された口腔液の粘性を低下させるために、薬剤を含むことができる。特に、細い毛細管または多孔質材の中において、低下した粘性が液の流動性を向上させるであろう。このような薬剤は、例えば、装置の一部もしくは全部の内側に、例えば被覆として提供されるか、または試料収容および/または収集チャンバの中に塊状に付着され得る。適した薬剤は、US5112758に開示されている。
本明細書において、用語「口腔液」は、単独でまたは組み合わせてのどちらかにおいて、口腔内で見受けられる、1種以上の液を指す。これらは唾液および粘膜漏出液を含むが、必ずしもこれらに限定されない。口腔液は、多数の源(例えば、耳下腺、顎下腺、舌下線、副腺、歯肉粘膜および頬粘膜)からの体液の組み合わせを含むことができる。
本明細書において用語「対象」は、検査のために口腔液を収集すべき検査対象を指す。好ましくは、対象は哺乳動物である。最も好ましくは、対象はヒトである。
幾つかの実施形態において、本発明は、対象から口腔液を収集するための装置ならびに口腔液に存在する分析物の検出および/または分析手段を提供する。好都合には、本発明の第1の態様による装置は、口腔液の側方流動クロマトグラフィー分析用装置を含むか、またはこれに流体的に連結され得る。側方流動クロマトグラフィー装置は、例えば、口腔液が収容手段に入る時、該口腔液が側方流動クロマトグラフィーストリップ(好ましくは側方流動クロマトグラフィーイムノアッセイストリップ)の適用域に送達されるように、装置の収容手段に接続され得る。1つの実施形態において、口腔液は、十分な量の液が収集された後、収容手段から分析装置へ通過するのみである。好ましくは、側方流動クロマトグラフィー装置は、口腔液中の分析物の存在を検出するために使用される。より好ましくは、口腔液中の1種以上の抗原の存在を検出するために使用される。最も好ましくは、該装置は、口腔液中の1種以上のA連鎖球菌抗原の存在を検出するために使用される。代替的に、本装置を用いて収集された液は、別の装置、分析装置または他の機器の一部分において検査され得る。
本明細書において「側方流動クロマトグラフィーストリップ」は、側方流動クロマトグラフィーに使用される検査ストリップを指し、ここにおいて、重要な分析物を含んでいると推察される液体の検査試料が、側方流動検査ストリップの適用域に適用される。好ましくは、検査ストリップは、ニトロセルロースなどの多孔質基材から成り、そこに保留された検査液および分析物がそこを経て、適用域から検出域へ毛管作用により移動できる。検出域での可視信号の存在または非存在は、重要な分析物の存在または非存在を明らかにする。側方流動クロマトグラフィーイムノアッセイストリップは、試薬として少なくとも1種の免疫グロブリン分子または免疫グロブリン様分子を利用する側方流動クロマトグラフィーストリップである。
本明細書において用語「分析物」は、液体媒体において測定される、未知の物質を意味するために使用される。
好都合には、本発明の装置は、迅速、安全、自動的、安価および非侵襲的な、対象からの口腔液の収集のための系を提供する。本発明の装置は、試料の操作が少なく、および試料汚染のリスクを最小限にする。本発明の装置は、特に医療用診断に適している。本発明による装置は、従って、望ましくは家庭、オフィスもしくは作業環境における使用に、または患者に近いところでの目的に適し、実験室施設または熟練した医療従事者の存在を必要としない。特に、本装置は、好ましくは対象による自己使用に適し、および成人または子供により使用され得る。1つの実施形態において、本装置は、洗浄後に再使用可能であってよい。もう1つ実施形態において、本装置は、全体または1部が使い捨て可能であってよい。
第2の態様において、本発明は、対象から口腔液を収集する方法を提供し、この方法は、本発明の第1の態様による装置の収集チャンバを対象の口腔に導入する段階、および口腔液の試料が収集されるまで該装置を口腔内に保持する段階を含む。
本発明の第2の実施形態による1つの実施形態において、この方法は、試料収集チャンバを対象の口腔の硬口蓋と舌の間に配置することを含む。好ましくは、対象は、試料収集マウスピースに加圧し、試料収集チャンバの圧縮が引き起こされる。収集チャンバのこのような圧縮は、試料収集チャンバから口腔液を強制的に放出させる。収集チャンバを短い間圧縮し次いでその本来の大きさ(または本来の大きさ近く)まで拡大させる複数のサイクルを可能にするために、収集チャンバを口腔内に保持することが可能であり、これにより口腔液の十分な量が収集される。
もう1つの実施形態において、本発明は、上記で定義の方法により収集された口腔液試料中の分析物の存在を検出および/または分析するために側方流動クロマトグラフィーアッセイを実施する方法を、提供する。好ましくは、本発明は、口腔液中の抗原を検出する方法を提供する。最も好ましくは、本発明は、口腔液中のA連鎖球菌抗原の存在を検出する方法を提供する。
第3の態様において、本発明は、本発明の第1の態様に従って対象から口腔液を収集するための装置、ならびに以下:直接的または間接的に試料収集チャンバと流体連通した装着用の試料収容手段;および前記装置により収集された口腔液の試料で分析を実施するための分析手段の1つまたは両方、を含むキットを提供する。ある実施形態において、キットは、口腔液の側方流動クロマトグラフィー分析用装置およびこの装置の使用説明書を含むことができる。
本発明を説明のための例により、および添付の図面、すなわち本発明による分析装置の実施形態の概略図である図1を参照し、ここでさらに説明する。
図1を参照すると、本発明の第1の態様による装置の1つの実施形態は、対象の口腔中に導入可能な試料収集チャンバ(4)を含み、概して参照番号(2)により示されるマウスピースを含む。試料収集チャンバは、通常、10から20mmの長さである。収集チャンバの壁部はゴムラテックスまたはシリコンラテックスで作られ、および弾力性があり変形可能である。試料穴(6)が試料収集チャンバの壁部に設けられ、この試料穴は、対象の口腔から試料収集チャンバ(4)への口腔液の通過、および試料収集チャンバから対象の口腔への口腔液の逆流を最小限化する二重機能を有する。試料穴は直径およそ2mmである。マウスガード(8)を、マウスピース(2)の遠位末端に設ける。
試料収集チャンバ(4)は、送出導管(12)を介して試料収容手段(10)と流体連通する放出口を有する。送出導管(12)は、およそ4mmの外径およびおよそ2mmの内径を有する。試料収集チャンバの圧縮は、チャンバから試料収容手段へ口腔液を強制的に放出させる。試料収容手段(10)は、蓋により実質的に密封され、一方向弁(14)と流体連通している。2つの導管の導入のために、2つの穴を蓋に設ける。1つの導管(送出チューブ、12)は試料収集チャンバ(2)と連通している。第2の導管(16)は、一方向弁(14)と流体連通している。
一方向弁(14)は、試料収集チャンバの圧縮後に装置から空気を排出する。ただし、一方向弁(6)(Lee TKLA)は、装置のあらゆる場所の空気を逆流しないようにし、そのために装置内の空気移動を厳密に調節する。
試料収容手段(10)、は1.5mlスクリュートップ式のマイクロ遠心チューブ(Starstedt(登録商標))から構成され、このチューブは、PTFE(Cole−Palmer 20SW,6417−31)から成る。装置の構成部品は、高融点の接着剤の使用により、上述の位置に保持される。
上述の第1の態様の装置は、本発明の第2の態様に従って使用され得る。使用において、試料収集チャンバ(4)を対象の口腔内へ導入する。口腔からの口腔液は、試料収集チャンバ(4)の壁部に設けられた試料穴(6)を経て試料収集チャンバに収集される。対象が試料収集チャンバ(4)に加圧し、試料収集チャンバから、初めに送出チューブ(12)へ、そこから試料収容手段(10)へ口腔液を強制的に放出するように、収集チャンバ(4)の圧縮を引き起こす。
圧縮後、対象は、試料収集チャンバ(4)の壁部に与える力をゆるめる。壁部は弾力性があり変形可能なために、試料収集チャンバ(4)がその本来の大きさに戻る。この拡大はチャンバ内において減圧をもたらし、これにより空気および/または口腔液が吸い込まれ、続く圧縮によりチャンバから、順次放出される。このようにして、口腔液の十分な量を、試料収容手段に集めることができる。
本発明者らは、試料収集チャンバ(4)の壁部における試料穴(6)の最適位置を決定するために一連の実験を実施した。特に、試料穴(6)を設けるには試料収集チャンバ(4)の壁部の上面または下面のどちらが好ましいかを決定するため、調査を実施した。このような検査を、10名の個々の対象に行った。それぞれの対象に、チャンバ(4)の壁部の上面に設けられた試料穴(6)を有する3台の装置、およびチャンバ(4)の壁部の下面に設けられた試料穴(6)を有する3台の装置を試験するよう、指示した。対象に、チャンバ(4)に1分間加圧するよう指示した。試験の終わりに、収集された口腔液の容量を測定した(μl単位)。
これらの実験結果を表1に示し、およびその結果は、個々の対象からの口腔液の試料が、本発明の装置を用いて効率よく収集されたことを明示する。更に、結果は、試料穴(6)をチャンバの壁部の上面に設けた場合に観察された性能と比較して、試料収集チャンバの壁部の下面への試料穴(6)の設置が、装置の性能を向上させることを示した。
2 マウスピース
4 試料収集チャンバ
6 試料穴
8 マウスガード
10 試料収容手段
12 送出導管
14 一方向弁
16 導管
4 試料収集チャンバ
6 試料穴
8 マウスガード
10 試料収容手段
12 送出導管
14 一方向弁
16 導管
Claims (16)
- 対象の口腔から口腔液を収集するための装置であり、前記装置は、試料収集マウスピース(このマウスピースは、収集チャンバから放出口を通して液を強制的に放出するように前記収集チャンバの少なくとも一部の周囲の弾力性のある変形可能な壁部分を有する、口腔液を収集するための、対象の口腔中に導入可能な前記収集チャンバを含む。);および試料収容チャンバ放出口と流体連通する一方向弁(この一方向弁は、前記試料収集チャンバの圧縮後に液を前記装置から移動させる働きをするが、周囲空気が前記弁を通って前記装置内に逆流することを防止する。)を備えている、前記装置。
- 試料収集チャンバから放出された口腔液を収容するための、試料収容手段またはチャンバをさらに含む、請求項1に記載の装置。
- 試料収容手段またはチャンバが、試料収集チャンバおよび一方向弁と流体連通する、請求項1または2に記載の装置。
- 試料収容手段またはチャンバが、試料収集チャンバと一方向弁の間の、液流路に沿った中間的位置に配置される、請求項3に記載の装置。
- 試料収容手段またはチャンバが、前記収容手段またはチャンバ内に集められた口腔液を利用できるようにするために装置から容易に取り外し可能である、請求項2、3または4のいずれか1項に記載の装置。
- 収集チャンバ周囲の弾力性のある変形可能な壁部分が、ゴムラテックスもしくはシリコンラテックスを含むかまたはゴムラテックスもしくはシリコンラテックスから成る、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
- 収集チャンバの壁面が、前記収集チャンバの中へ口腔液が入るようにするために複数の開口部または穴部を含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の装置。
- チャンバが口腔にその正位置において導入される場合、複数の穴部が前記収集チャンバの下側または下面に位置する、請求項7に記載の装置。
- 唾液促進物質、消泡剤、および唾液粘度低下剤のうち1つ以上をさらに含む、請求項1から8のいずれか1項に記載の装置。
- 1回使用後に全体または一部が使い捨て可能である、請求項1から9のいずれか1項に記載の装置。
- 装置により収集された口腔液で分析を実施するための分析手段をさらに含む、請求項1から10のいずれか1項に記載の装置。
- 分析手段が、側方流動クロマトグラフィーストリップを含む、請求項11に記載の装置。
- 分析手段が、1種以上のA連鎖球菌(ストレプトコッカス/Streptococus)抗原の検出のために適合される、請求項11または12に記載の装置。
- 実質的に添付の図面を参照して以上に説明した通りの、装置。
- 対象から口腔液を収集する方法であり、請求項1から14のいずれか1項に記載の装置の収集チャンバを対象の口腔に導入する段階、および口腔液の試料が収集されるまで装置を口腔に保持する段階を含む、前記方法。
- 対象からの口腔液の収集用キットであり、請求項1に記載の装置、直接的または間接的に装置の試料収集チャンバと流体連通した装着用の試料収容手段;および装置により収集された口腔液の試料で分析を実施するための分析手段を含む、前記キット。
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