JP2008532890A - エレベータケージの状態を検出する方法とその方法が使用されているエレベータシステム - Google Patents

エレベータケージの状態を検出する方法とその方法が使用されているエレベータシステム Download PDF

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Abstract

本発明は、長さに沿って配設されたマーク(12)を備えるベルト状牽引/駆動手段(14)が設けられたエレベータケージ(11)を備えるエレベータシステム(10)に関する。エレベータケージの少なくとも位置を、また場合によっては速度および加速度をも検出する、マーク(12)を走査するのに用いられる装置は、エレベータケージ(11)に固定されかつそれによって変位される検出器(13)を備える。検出器は、エレベータケージ(11)の担持ローラの下方ループ(19)から牽引/駆動手段(14)の固定点(14.4)に直接延在する、牽引/駆動手段(14)の1つのセクションのマーク(12)を検出するような形で配置されることが好ましい。

Description

本発明は、請求項1の導入部に記載のエレベータケージの状態を検出する方法と、この方法が使用されている請求項6の導入部に記載のエレベータシステムとに関する。
通常エレベータ設備には、エレベータケージの瞬間的な位置および/または速度および/または加速度を検出することを可能にする手段が存在する。
例えば、エレベータ昇降路の案内レールにマーク等が設けられ、エレベータケージからこれを走査できる手法がある。他に、エレベータ昇降路内のエレベータケージの付近に取り付けられた、エレベータケージによって走査することができる特殊な細長開孔付ストリップを有するエレベータシステムもある。
さらに、支持/駆動手段(支持ケーブル、支持ベルト)にマークを設け、これらのマークを走査することが既に提案されている。その一例を国際公開第2004/106209A号明細書から推定することができる。この公報によると、検出器が昇降路の所定基準点に設置され、マークを備えた支持/駆動手段が検出器を通過して進んでゆく。支持/駆動手段の振動の問題を回避するために、検出器は駆動ユニットの駆動プーリの領域に固定される。
上述の解決法が有する欠点は、それが備える検出器が、機関室のないエレベータの駆動ユニットの領域に取り付けられているということである。一方で、この検出器は故障の解消および/または点検のためにアクセスすることが難しく、他方で、周波数変換器によって供給される最新式駆動ユニットの領域に、検出器の機能的信頼性を損ねる干渉場が存在する。
したがって本発明の目的は、上述の欠点を有さない、本導入部に明記する種類の方法およびエレベータシステムを提案することにある。
本発明のさらなる目的は、様々なベルト掛けの連携関係を備えた極めて多様なエレベータシステムで使用可能な、エレベータケージの状態を検出する方法を提供することにある。
本発明によると、この目的は、エレベータケージまたはエレベータシステムの状態を検出する方法であって、少なくとも1つの検出器の助けによって、マークがベルト状支持/駆動手段において検出され、エレベータケージの走行中にこのベルト状支持/駆動手段がエレベータケージと相対的に移動する方法によって遂行される。本発明によると、検出器はエレベータケージとともに移動し、エレベータケージを支持または移動させるベルト状支持/駆動手段がこの検出器を通過して進んでゆく。
エレベータケージの状態の検出は、以下の状態、即ちエレベータ昇降路内のエレベータケージの位置、走行方向、瞬間走行速度、および加速度のうちの少なくとも1つを含む。エレベータケージの上述の状態は、駆動ユニットの駆動プーリと支持/駆動手段との間の力の伝達におけるスリップとは無関係に、本発明による機器によって判定され得る。
本発明による方法と本発明によるエレベータシステムとは、いかなる場合にも、エレベータ昇降路内に存在する手段、即ちベルト状支持/駆動手段を、エレベータケージの状態の検出のために使用することができるという利点を有する。エレベータケージとともに移動する検出器は、故障の解消および/または点検のために、エレベータケージの各位置に応じてエレベータケージルーフまたは昇降路ピットから容易に到達することができる。さらにこのやり方では、検出器は、周波数変換器、または周波数変換器によって供給される駆動ユニットの干渉場が検出器の機能上の信頼性を損ねる可能性のある領域の外側に位置付けられる。
有利に、ベルト状支持/駆動手段のマークは、エレベータケージの瞬間位置および/または瞬間速度および/または加速度が、マークを走査することによって確認可能であるように構築される。このことは、エレベータケージの位置および/または速度を判定するために、追加の設備をエレベータ昇降路に取り付ける必要がないという利点を有する。これによって組み立ておよび点検のコストを低くすることができる。
本発明によるエレベータシステムの実施形態の特に好ましい変形例では、エレベータケージを支持するベルト状支持/駆動手段は多重のベルト掛けを有し(例えば2:1、3:、4:1の懸架)、検出器は、エレベータケージの支持ローラ下方ルーピングの領域から直接に支持/駆動手段の固定点に至る支持/駆動手段のセクションのマークを走査する。したがって、第1に、ケージ懸架のベルト掛けのあらゆる比率について、検出器が支持/駆動手段のマークに対して変位するための経路は、エレベータケージの走行経路と一致する。したがって、エレベータケージの状態を検出するために、あらゆるベルト掛けの比率に対して同じ装置、即ち同じマーク(または同じコード)、同じ検出器、および同じ評価機器を使用することができる。第2に、このようにして、支持/駆動手段の固定点から可能な最小限度の間隔しか有さない支持/駆動手段の領域でマークが走査される。また支持/駆動手段は、エレベータの動作中、支持ローラまたは駆動ユニットの駆動プーリを最小頻度でしか進行せず、したがって最長時間にわったってその元の長さおよびその伸長特性を保持する。いずれの特徴も、エレベータケージの位置を検出する際の精確度および再現度を高めるのに貢献する。
有利に、ベルト状支持/駆動手段の長さが、エレベータケージの瞬間的な負荷によって変化し得るという事実が考慮される。この長さの変化(伸長)に対する補償を状態の検出で行うことができる。例えば支持/駆動手段の伸張を、定格負荷に応じたコンピュータプロセスによって判定することができ、また状態検出へのこの影響に対する補償をコンピュータ化した形で行うことができる。さらに、ベルト状支持/駆動手段の、老朽化による伸張、および/または温度変化による長さの変化を、状態検出で考慮に入れること(補償すること)ができるが、これは、グランドフロアの領域に完全に固定して据え付けられた信号送信器の情報が、補償計算に含まれ、その送信器が、エレベータケージが通過するたびにその正確な位置を知らせることによる。
有利に、ベルト状支持/駆動手段は、エレベータケージの支持ローラ下方ルーピング領域で、ベルト後面と検出器との間に、精密に画定された走査用間隔(有効間隔)、例えば20ミリメートル未満の間隔が保証されるように検出器を通過して移動される。支持ローラ下方ルーピングの領域に検出器を配置することによって、振動する支持/駆動手段によって引き起こされる、状態検出に対する妨害作用が著しく軽減されて、可能な最小の走査用間隔でマークを検出器によって精確に走査することができるようになる。エレベータケージの支持ローラ下方ルーピングとしてここに示しているものは、エレベータケージにその下または上に取り付けられた、またエレベータケージを支持し、移動するように支持/駆動手段がまわりに案内される1つまたは2つの支持ローラを備える器具である。対応する数のこのような支持ローラ下方ルーピングが、多重ベルト掛けを備えたエレベータケージ支持/駆動手段に存在する。
本発明の有利な実施形態によれば、ベルト状支持/駆動手段はベルト前面とベルト後面を有し、ベルト後面はマークを有し、エレベータシステムの駆動ロータまたは支持ローラとは接触しない。ベルト状支持/駆動手段は、常にベルトの前面がローラと接触するように案内される。ベルトの後面に付けられたマークは、駆動ユニットの駆動プーリと支持/駆動手段との間の力の伝達中、ならびに支持ローラの回転中には害を受けない。即ちこのように機械的な摩耗または機械的負荷、ならびにマークの汚染が最小限に抑えられる。
有利に、ベルト状支持/駆動手段として、ベルト前面に一連の歯を備えた歯付ベルト、ベルト前面にV字形リブを備えた楔状リブ付ベルト、平面帯、平面ベルト、二重ロープ、あるいは2つのベルト主面を有する他の支持または駆動手段が使用される。このようなベルト状支持/駆動手段は、2つのベルト主面が異なった形態であることができるという利点を有する。したがって、例えば、駆動ローラまたはエレベータローラに対する接触表面として働くベルト状支持/駆動手段の前面は、牽引能力を拡大する手段を、あるいはベルト状支持/駆動手段を駆動プーリまたは支持もしくは偏向ローラで案内する手段を有することができる。
有利に、ベルト状支持/駆動手段に光学式マークが加えられ、これが光学検出器、例えば反射検出器によって走査される。この場合、これらのマークはベルト状支持/駆動手段の表面に加えられる。これは、ベルト状支持/駆動手段の強度が損ねられないという利点を有する。さらに、可視マークはデータまたは位置をコード化するいくつもの経済的な可能性を提供する。
他の有利な実施形態では、ベルト状支持/駆動手段に磁気マークが加えられ、磁気検出器によって走査される。この場合、これらのマークは表面だけでなく、ベルト状支持/駆動手段の内部にも加えることができる。磁気走査システムは、例えば埃または油による汚染が妨害作用を引き起こさないという利点を有する。さらに、磁気マークは表面の下に加えることができ、したがって機械的負荷から保護することができる。
マークが、エレベータケージ(11)の絶対位置を直接的に検出することを可能にするコード化を形成する場合、特に確実なエレベータ制御を実現することができる。増分による走行量および位置の検出と比較すると、絶対コード化されたマークによる走行量および位置の検出は、故障の影響を受けにくい。特に有利であるのは、電源故障の場合に絶対的な走行および位置の検出は、エレベータケージの瞬間位置についての情報を失わないということである。制御によって、存在する位置情報から瞬間速度と場合によっては加速度についてのデータとが取り出される。
必要に応じて、ベルト状支持/駆動手段は、支持/駆動手段のマークが設けられた表面(ここではベルトの後面と呼んでいる)が、支持/駆動手段の回転中、常にプーリおよびローラから離れた方を向くように、駆動ユニットの駆動プーリとエレベータケージの第1支持ローラとの間で、また場合によってはこの長手方向軸線に沿うさらなる支持ローラ同士の間でも回転される。したがって、摩耗または他の機械的負荷の結果としてマークが破損されないことが実現される。
本発明のさらなる詳細および利点を、実施例に基づいて、また図面を参照して以下に述べる。
本発明の様々な実施形態を述べる前に、最初にいくつかの用語の基本的定義を掲げる。
本発明は、駆動ユニットによって、通常は駆動プーリによって駆動され、エレベータケージを移動および/または支持する、駆動および/または支持機能を備えた少なくとも1本のベルトが使用された特定のエレベータシステムに関する。以下ではこのようなベルトを一般的にベルト状支持/駆動手段と呼ぶ。
ベルト状支持/駆動手段は、2つの実質的に平行なベルト主面と2つのベルト側面(縁部)とを備えた細長い可撓性の要素である。必ずしも必要ではないが、ベルト主面の一方は構造化されていることが好ましい。このベルト主面を以下ではベルト前面と呼ぶ。この構造化は、プーリおよびローラの支持/駆動手段を側方に案内し、かつ/または牽引能力を拡大する役目を果たす。この構造は、例えば平行なベルトのリブからなり、これらの間にベルトの溝が形成される。ベルトの溝とベルトのリブとはベルトの長手方向軸線に対して横断方向に延在することができ(この場合、ベルトを歯付ベルトと呼ぶことができる)、あるいはベルトの長手方向軸線と平行に延在することができる(この場合、ベルトを例えば楔状リブ付ベルトと呼ぶことができる)。ベルト状支持/駆動手段は、少なくとも1本の合成材料のケーブルまたは鉄鋼ケーブルが引張り手段として埋め込まれているゴムまたは合成材料のベルト本体を備えることができる。
第2のベルト主面を以下ではベルト後面と呼ぶ。ベルト後面は、ベルトの非構造化面であることが好ましい。本発明によると、異なった実施形態として以下でより詳しく説明するように、エレベータケージの現在位置または速度についての情報を得るために、マークはこのベルトの後面に付けられ、検出器によって走査される。
図1は、本発明によるベルト状支持/駆動手段14を備えたエレベータシステム10を示している。ベルト状支持/駆動手段14は運動に関してエレベータシステムの異なった要素に結合されている。エレベータシステム10の本質的な要素を、それらが本発明を理解するために必要である限り、以下に説明する。
エレベータ昇降路6と、案内レール7で案内されるエレベータケージ11および釣り合いおもり4と、駆動プーリ8を備えた駆動ユニット9と、ベルト状支持/駆動手段14と、支持/駆動手段14用の、エレベータケージに存在する支持ローラ下方ルーピング19を形成する第1支持ローラ15および第2支持ローラ16と、釣り合いおもり支持ローラ5とをここに示す。支持/駆動手段14は第1固定点14.3で第1垂直案内レール7に連結され、続いて釣り合いおもり支持ローラ5のまわり、駆動プーリ8のまわり、支持ローラ下方ルーピング19のまわりを進んで、第2垂直案内レール7の上方端部域内の第2固定点14.4に至る。支持/駆動手段14は、二重ベルト掛けを有する、即ち、支持/駆動手段は、エレベータケージ11および釣り合いおもり4については2:1の懸架を形成する。ベルト状支持/駆動手段は、駆動プーリ8と支持ローラ15との間で、その長手方向軸線のまわりで約180°回転されるが、支持ローラ15と支持ローラ16との間では回転されない。この回転によって、ベルト前面14.1(通常は構造化されている)が常に駆動プーリ8と支持ローラ15および16の周囲表面と接触しているということが実現される。
図1に示す本発明の実施形態では、検出器13はエレベータケージ11のフロアの下に取り付けられる。ここに示す配置では、支持/駆動手段14のベルト後面14.2は下向きであることから、検出器13は支持/駆動手段14の下に固定される。この目的のために、ここに示す実施例ではエレベータケージのフロアにはU字形ブラケット13.3が取り付けられ、これは、検出器13を担持し、支持/駆動手段14が支持ローラ下方ルーピング19の領域で通して案内されるための切抜きを形成する。エレベータケージの走行中、支持/駆動手段はこの領域で矢印17の方向に水平方向移動し、エレベータケージに対する相対的なその移動は、走行、速度、および加速度に関してエレベータケージの垂直移動に対応する。ベルト後面のマークを走査することによって、検出器は制御部にデータを供給し、制御部はそこからエレベータケージの位置、速度、および場合によっては加速度を確認する。マークの検出は、支持ローラ下方ルーピング19の領域から直接に支持/駆動手段の固定点14.1へと至る支持/駆動手段14の一セクションで行われる。
ベルト用支持/駆動手段14を、駆動プーリ8と支持ローラ15との間で長手方向軸線沿いに180°分捻らずに取り付けることを考えることもできる。これによって、ベルト状支持/駆動手段14の、マークを有するベルト後面は、支持ローラ15、16によって接触されることになる。これらはベルト状支持/駆動手段14に牽引力を及ぼさないが、マークは追加の機械的負荷および汚染を受けることになる。
適切なゴムおよびエラストマー(合成材料)、特にポリウレタン(PU)およびエチレンプロピレンコポリマー(EPDM)が、構造化されたベルト前面14.1を有する、エレベータシステム10で使用するのに適切なベルト14用の材料として問題になる。所与の事例では、ベルト14には、ベルトの長手方向に配向された補強インレーおよび/または網状補強インレーを取り付けることができる。ベルトの長手方向に配向された補強インレーとしては、例えば撚鋼線ストランドが適切である。
図2は、ベルト状支持/駆動手段14の後面14.2で、光学マーク12が平行な2本のマークトラックに存在する、ベルト状支持/駆動手段14を備えた本発明の可能な実施形態を示している。この実施形態では、エレベータケージ11に取り付けられた支持ローラ下方ルーピング19の支持ローラ16の領域に検出器13か着座されている。このような構成は、支持ローラ下方ルーピングがそれぞれ単一の支持ローラを備えるエレベータケージで、例えば「リュックサック」ケージの場合、またはケージルーフの上に配置された支持ローラ下方ルーピングの場合などで、特に適切である。支持ローラ15の軸に機械的に連結されたU字形ブラケット13.4が設けられている。例えば一方のマークトラックが比較的良好な解像度を備えた絶対値コードを有し、他方のマークトラックが、第1トラックの絶対値同士を補間するための高走行解像度を備えた信号を供給するという点で、2本以上のマークトラック12を備えた支持/駆動手段を使用することによって、エレベータシステム10でのエレベータケージ11の垂直位置をより精確に判定することができる。
1つのマークトラックまたはいくつかのマークトラックを、これまたはこれらが充分な解像度を備えた位置絶対値を直接検出することができるようにコード化することも可能である。このようなコード化の例として、多重トラックグレーコード、あるいは、異なった磁極または異なった反射特性を備えたいくつかの連続したコードマークが、規定位置に対応するコードワードをそれぞれに形成する、知られている単一トラックのコード化がある。多数のこのようなコードワードが2進法擬似ランダムコード化によって1つのコードマークパターンとして一列に配置され、各コードワードは、絶対ケージ位置を表わす。グレーコード化または2進法擬似ランダムコード化を走査するためには、マークを検出する並列または直列配置のいくつかの感知器をそれぞれが備えた複数の検出器が必要である。上述の形態のマークを、位置決めの粗調整および微調整に適切なエレベータ制御部とともに使用して、例えば極めて精確に各階に移動することが可能になる。有利に、マーク12は、支持/駆動手段の長手方向軸線に対して直角に配置された、あるいは有利に暗色のベルト状支持/駆動手段14に対して明色を伴って、またはその逆を伴って極めて強度に対照的な形で加えられたバーおよび/ストライプから構成される。
光学マーク12は光学検出器13によって、有利には反射検出器13によって走査される。検出器13はLED13.1および光感受性半導体13.2(例えば光検出器)を備える。LED13.1および光感受性半導体13.2は1つの要素として組み合わせることもできる。検出器13はベルト後面14.2から有効間隔W1を置いて取り付けられる。有利に、検出器13は回路盤18に取り付けられ、駆動部で制御され、導電性連結部を介して追加の電子構成要素によって測定される。検出器13は、可視範囲に周波数が位置するべきではない光束を、ベルト後面14.2に対して90°から45°の間の所望角度で発し、同じ角度で光束を受け取ることができる。
光学マーク12の代わりに、またはこれに追加して、ベルト状支持/駆動手段14に例えば磁気マークを加えることも可能である。この種類のマークの場合にも同様に、相互に隣接したいくつかのトラックをベルト状支持/駆動手段14に加えることが可能である。これに対応する磁気検出器13が個々のトラックの磁気特性を読み出し、それらからエレベータケージ11の精確な垂直方向の位置および/または速度を判定することができる。
図3および図4は本発明によるエレベータシステムを概略的に示すが、これは各事例で、エレベータケージ11および釣り合いおもり4と、駆動プーリ8と、必要な偏向ローラを備えた四重にベルト掛けされた支持/駆動手段14とを、知られている構成(エレベータケージについて、また釣り合いおもりについても4:1の懸架)で備える。図3で示すエレベータケージ11では、2つの支持ローラ15、16をそれぞれが備える2つの支持ローラ下方ルーピング19がケージフロア11.1の下に取り付けられる。これとは対照的に、図4で示すエレベータケージ11では、2つの支持ローラ15、16をそれぞれが備える2つの支持ローラ下方ルーピング19がケージルーフ11.2の上に固定される。
図3および図4で示す2つのエレベータシステムでは、各事例でエレベータケージは支持/駆動手段14の2つのケーブルループで懸架され、これらのケーブルループがそれぞれ、2つの支持ローラ下方ルーピング19のそれぞれを2つの支持ローラ15、16に下方ループする。この場合、支持/駆動手段14の、駆動プーリ8を進むセクション(行程)の走行量または速度は、移動するエレベータケージの走行量および速度それぞれの4倍と一致する。マークが設けられたベルト後面が駆動プーリ8の周囲表面とも、支持ローラ下方ルーピング19の支持ローラの周囲表面とも接触しないことを保証するために、ベルト状支持/駆動手段14はここでも、駆動プーリ8とエレベータケージの第1支持ローラとの間に位置するそのセクション(行程)の領域で、その長手方向軸線のまわりで180°回転される(図3および図4に図示せず)。
以上で述べたように、エレベータケージの支持ローラ下方ルーピングのそれぞれの領域で、支持/駆動手段14のベルト後面のマークを走査する検出器を図3で、また図4でも13によって示す。ここでも走査は、支持ローラルーピングの領域から、直接に支持/駆動手段14の固定点14.4に進む支持/駆動手段のセクション(行程)で行われ、ここで明記したセクションは、エレベータケージの走行路または走行速度にそれぞれ一致する走行路または速度でエレベータケージ11を通過してゆく。
図3で破線13.1によって示すように、検出器を、支持/駆動手段14のケージ側の固定点14.4に至る垂直方向セクションに直接配向することもできる。この構成は、支持/駆動手段のこの領域で横方向の振動がより大きな可能性で起こるという不利益を受ける。しかし、この問題は、支持/駆動手段の追加の案内部によれば解消することができる。
走行中、支持/駆動手段の運行がエレベータケージを通過してゆくという上述の構成原理が、全てのエレベータシステムに対して利用可能であることが容易に分かるが、利点についての説明で既に述べた以下の利点が常に達成される。
故障の解消および点検のために検出器にアクセスし易い。
検出器が、周波数変換器によって供給される駆動ユニットの干渉場から離れて位置する。
エレベータケージの状態を検出する同じ装置を、ベルト掛けの比率とは関係なく常に使用することができる。
固定点に直接至る支持/駆動手段のセクションでマークを走査することによって、可能な最高の精度で位置検出が行われる。
エレベータシステム10におけるエレベータケージ11の垂直位置の検出は、極めて多様な外部の影響によって発生する可能性のある、ベルト状支持/駆動手段14の長さの動作上引き起こされた変化によって偽りのものとなる。このような偽りに対しては、このような影響要因を測定することによって補償を行うことができる。したがって、例えば様々な負荷の結果として変化するエレベータケージ11の重量を感知器によって検出することができ、ケージ重量の影響に対する補償を、適切なソフトウェアによってエレベータ制御部に設けることができる。このような感知器は、例えば支持/駆動手段の固定点の領域に取り付けられた歪みゲージであることができる。
さらなる環境の影響、例えばベルト状支持/駆動手段14の老朽化およびそれに関連する延伸、または温度による拡張も同様に適切な手段によって検出することができ、エレベータ制御部の助けによってこれに対する補償をもたらすことができる。好みにより、この目的のためにエレベータ昇降路の一定位置に固定された位置伝達器が使用される。
明らかに、実現されたエレベータシステムにおいて、2つ以上のベルト状支持/駆動手段を相互に平行に配置することができる。この場合、支持/駆動手段の例えば1つまたは2つにマークを設けることができる。第2の事例では動作上の信頼度を高める目的で、第2の検出器が余分の位置および/または速度の信号を供給することができる。
本発明によるエレベータシステムの簡略図を示す。 簡略図内の、エレベータケージの下の、ベルトおよび2つのマークを備えたエレベータローラの詳細図を示す。 四重ベルト掛けの支持/駆動手段(エレベータケージの4:1懸架)と、エレベータケージの下に配置された2本の支持ローラ下方ルーピングとを備えた本発明によるエレベータ設備を示す。 四重ベルト掛けの支持/駆動手段(エレベータケージの4:1懸架)と、エレベータケージの下に配置された2本の支持ローラ下方ルーピングとを備えた本発明によるエレベータ設備を示す。

Claims (15)

  1. ベルト状支持/駆動手段(14)によって支持され移動されるエレベータケージ(11)の状態を検出する方法において、支持/駆動手段(14)がその長さに沿って、エレベータケージの状態を検出する装置の検出器(13)によって走査されるマーク(12)を有する方法であって、
    エレベータケージ(11)が移動しているとき、支持/駆動手段(14)がエレベータケージ(11)を通過して進み、
    検出器(13)がエレベータケージ(11)とともに移動し、
    ベルト状支持/駆動手段(14)が検出器(13)を通過して進む間に検出器(13)がこのマーク(12)を走査することを特徴とする、方法。
  2. マーク(12)が、マーク(12)の走査によってエレベータケージ(11)の瞬間位置および/または瞬間速度および/または加速度を検出することができるように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. エレベータケージ(11)を担持するベルト状支持/駆動手段(14)が多重掛けを有し、マーク(12)が、エレベータケージ(11)の支持ローラ下方ルーピング(19)の領域から直接に支持/駆動手段(14)の固定点(14.4)に至る支持/駆動手段(14)のセクションで検出器(13)によって走査されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. エレベータケージ(11)の変化する総重量によって引き起こされる、ベルト状支持/駆動手段(14)の拡張が、状態の検出において考慮に入れられることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. ベルト状支持/駆動手段(14)の伸張、老朽化および/または温度変化によって引き起こされる拡張が、状態の検出において考慮に入れられることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. エレベータケージ(11)と、マーク(12)を長さに沿って有する、またエレベータケージ(11)の状態を検出する装置を有するベルト状支持/駆動手段(14)とを備えたエレベータシステム(10)において、装置がマーク(12)を走査する検出器(13)を備えるエレベータシステム(10)であって、
    エレベータケージ(11)が移動しているとき、支持/駆動手段(14)がエレベータケージ(11)を通過して進み、
    検出器(13)がエレベータケージ(11)とともに移動し、
    ベルト状支持/駆動手段(14)が検出器(13)を通過して進む間に、検出器(13)がこのマーク(12)を走査することを特徴とする、エレベータシステム(10)。
  7. エレベータケージ(11)を担持するベルト状支持/駆動手段(14)が多重掛けを有し、マーク(12)が、エレベータケージ(11)の支持ローラ下方ルーピング(19)の領域から直接に支持/駆動手段(14)の固定点(14.4)に至る支持/駆動手段(14)のセクションで検出器(13)によって走査されることを特徴とする、請求項6に記載のエレベータシステム(10)。
  8. ベルト状支持/駆動手段(14)がエレベータケージ(11)のフロア域またはルーフ域で支持ローラ下方ルーピング(19)を通り抜けて進み、検出器(13)が支持ローラ下方ルーピング(19)の2つの支持ローラ(15、16)の間の領域に取り付けられることを特徴とする、請求項6または7に記載のエレベータシステム(10)。
  9. ベルト状支持/駆動手段(14)が、ベルト後面(14.2)が規定の有効間隔(W1)を置いて検出器(13)を通過して進むように支持ローラ下方ルーピング(19)を通り抜けて進むことを特徴とする、請求項6から8のいずれか一項に記載のエレベータシステム(10)。
  10. ベルト状支持/駆動手段(14)がベルト前面(14.1)とベルト後面(14.2)を有し、ベルト後面(14.2)がマーク(12)を有し、エレベータシステムの駆動ローラ、支持ローラ、または偏向ローラと接触しないことを特徴とする、請求項6から9のいずれか一項に記載のエレベータシステム(10)。
  11. ベルト状支持/駆動手段(14)が、ベルト前面(14.1)に一列の歯を備えた歯付ベルト、ベルト前面(14.1)にリブを備えた楔状リブ付ベルト、平面帯、または平面ベルトであることを特徴とする、請求項6から10のいずれか一項に記載のエレベータシステム(10)。
  12. マーク(12)が光学的に走査可能であり、検出器(13)が光学検出器、好ましくは反射検出器であることを特徴とする、請求項6から11のいずれか一項に記載のエレベータシステム(10)。
  13. マーク(12)が磁気的に走査可能であり、検出器(13)が磁気検出器であることを特徴とする、請求項6から11のいずれか一項に記載のエレベータシステム(10)。
  14. マーク(12)が、エレベータケージ(11)の絶対位置の直接検出を可能にするコード化を形成することを特徴とする、請求項6から13のいずれか一項に記載のエレベータシステム(10)。
  15. ベルト状支持/駆動手段(14)が、マーク(12)を有するそのベルト後面(14.2)で、プーリおよびローラ(8、15)の周囲表面と接触しないことを可能にするように、エレベータシステムの隣接する2つのプーリまたはローラ(8、15)の間に延在するベルト状支持/駆動手段(14)のセクションが、その長手方向軸線のまわりで回転されることを特徴とする、請求項6から14のいずれか一項に記載のエレベータシステム(10)。
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