JP2008532254A - 燃料電池システム及びその関連方法 - Google Patents
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Abstract
燃料カートリッジが、出口を備えたハウジングと、燃料が含まれている燃料容器と、燃料容器及び出口と流体連通されている流量制御機構と、電源、とを具備してなる。流量制御機構は、燃料の出口への流れを制御できる。
Description
本発明は燃料電池システムに関するものである。
燃料電池は、一般に2つ以上の反応体間の電気化学反応から電気エネルギーをもたらすことのできる装置である。一般に燃料電池には、アノード及びカソードと呼ばれる2つの電極と、電極間に配置されている固体電解質を具備してなる。アノードがアノード触媒を含んでなり、カソードがカソード触媒を含んでなる。電解質膜のような電解質は、典型的にはイオン伝導性であるが電気的に非伝導性である。電極及び固体電解質は、2つのガス拡散層(GDLs)間に配置してよい。
燃料電池の作動中、反応体は適切な電極に導かれる。アノードでは、反応体(単数又は複数)(アノード反応体(単数又は複数))は、アノード触媒と相互作用して、イオン及び電子のような反応中間体を形成する。イオン反応中間体は、アノードから電解質を通ってカソードへ流れ得る。一方、電子は、アノードから、アノード及びカソードに電気的に接続している外部負荷を通ってカソードへ流れる。電子が外部負荷を通って流れると、電気エネルギーが提供される。カソードでは、カソード触媒は、別の反応体(単数又は複数)(カソード反応体(単数又は複数))、アノードで形成された前記中間体及び電子と相互作用して、燃料電池反応を完結させる。
例えば、直接メタノール型燃料電池(DMFC)と呼ばれることもある燃料電池の一種では、アノード反応体としてはメタノール及び水が挙げられ、カソード反応体としては酸素(例えば空気から)が挙げられる。陽極ではメタノールが酸化され、及び陰極では酸素が還元される。
CH3OH+H2O→CO2+6H++6e- (1)
3/2O2+6H++6e-→3H2O (2)
CH3OH+3/2O2→CO2+2H2O (3)
CH3OH+H2O→CO2+6H++6e- (1)
3/2O2+6H++6e-→3H2O (2)
CH3OH+3/2O2→CO2+2H2O (3)
式1に示すように、メタノールの酸化が、二酸化炭素、プロトン及び電子を生成するものである。プロトンは、アノードから電解質を通ってカソードへ流れる。電子は、アノードから外部負荷を通ってカソードへ流れ、それにより電気エネルギーを提供する。カソードでは、プロトン及び電子が酸素と反応して水を形成する(式2)。式3は、全体的な燃料電池反応を示している。
本発明は燃料電池システムに関するものである。
本発明の1つの態様では、燃料カートリッジには、出口を備えたハウジングと、ハウジング内の燃料容器と、燃料容器及び出口と流体連通されている流量制御機構と、ハウジング内の電源、とを具備してなる。流量制御機構は、出口への燃料の流れを制御する。
本発明の別の態様では、燃料電池システムは、燃料電池及びその燃料電池によって生成されるエネルギーを受け入れる構成になっている作動装置を備えた燃料電池アセンブリを具備してなる。燃料電池システムには、燃料電池アセンブリと連結されている構成になっている燃料カートリッジも具備してなる。燃料カートリッジは、出口を形成するハウジングと、ハウジング内の燃料容器と、燃料容器及び出口と流体連通されている流量制御機構と、作動装置と連通している電源、とを具備してなる。流量制御機構は、燃料の出口への流れを制御する。
本発明のさらなる態様では、燃料電池システムは、燃料電池及び燃料電池アセンブリに連結されている構成になっている燃料カートリッジを備えた燃料電池アセンブリを具備してなる。燃料カートリッジは、出口を形成するハウジングと、ハウジング内の燃料容器と、燃料容器及び出口と流体連通されている流量制御機構と、電源、とを具備してなる。流量制御機構は、燃料の出口への流れを制御する。
さらに別の本発明の態様では、燃料カートリッジは、出口を備えたハウジングと、そのハウジング内の燃料容器と、燃料容器及び出口と流体連通されている流量制御機構と、ハウジング内の作動装置、とを具備してなる。作動装置は、出口への燃料の流れを制御する流量制御機構を作動させる構成になっている。
本発明のさらなる態様では、方法は、燃料源を燃料電池に接続すること、燃料電池内の有効エネルギーレベルを検出すること、及び、その有効エネルギーレベルが第一の規定エネルギー未満であることを検出した場合、電源の発するエネルギーを燃料電池に提供すること、とから構成されている。
実施形態には、以下の特徴のうち1つ以上を搭載することができる。
ある実施形態では、燃料カートリッジは燃料電池アセンブリに連結されている。
特定の実施形態では、流量制御機構は作動装置に連結されている。
ある実施形態では、流量制御機構は作動装置に機械的に連結されている。
特定の実施形態では、機械的な連結として、スプライン軸、キー軸、噛み合いクラッチ、摩擦クラッチ、ギア、及び/又はロッドが挙げられる。
ある実施形態では、作動装置は燃料電池アセンブリ内に取り付けられており、燃料カートリッジは燃料電池アセンブリに連結されている。
特定の実施形態では、作動装置は燃料カートリッジ内に取り付けられている。
ある実施形態では、作動装置が圧電素子を具備してなる。
特定の実施形態では、流量制御機構がポンプを具備してなる。
ある実施形態では、ポンプとして、蠕動ポンプ、羽根ポンプ、ねじポンプ、隔膜ポンプ、ギアポンプ、ベローポンプ、及び/又はピストンポンプが挙げられる。
特定の実施形態では、流量制御機構が弁を具備してなる。
ある実施形態では、弁として、隔膜弁、ニードル弁、回転弁、プラグ弁、フラッパ弁、ポペット弁、ディスク弁、ゲート弁、ダックビル弁、アンブレラ弁、及び/又はスリット弁が挙げられる。
特定の実施形態では、電源が一次電池を具備してなる。
ある実施形態では、一次電池が、約3W以下を生成するものである。
ある実施形態では、一次電池が、少なくとも約50mWを生成するものである。
特定の実施形態では、燃料が、メタノール、エタノール、炭化水素類、ギ酸、アンモニア及び/又はヒドラジンを含んでなる。
ある実施形態では、燃料は、約0.01MPa(0.1大気)〜約1.01MPa(10大気の)の圧力下で存在している。
特定の実施形態では、燃料容器が燃料袋を具備してなる。
ある実施形態では、燃料電池アセンブリが、さらに二次電池を具備してなる。
特定の実施形態では、燃料電池システムが、さらに二次電池及び作動装置に連結されている制御デバイスを具備してなる。制御デバイスは、二次電池の電力レベルが作動装置を作動するのに十分かどうかを判断する構成になっている。
ある実施形態では、制御デバイスは、電力レベルが作動装置を作動させるのに不十分と判断した場合に、電源を作動装置に電気的に連結させる構成になっている。
特定の実施形態では、流量制御機構は作動装置に連結されている。
ある実施形態では、燃料電池システムがさらに、電源と連結する作動装置を具備してなる。
特定の実施形態では、作動装置は燃料電池アセンブリ内に取り付けられている。
ある実施形態では、作動装置は燃料カートリッジ内に取り付けられている。
特定の実施形態では、燃料カートリッジには、燃料袋に圧力をかける構成になっている圧力源を具備してなる。
ある実施形態では、圧力源がバネ式機構を具備してなる。
特定の実施形態では、圧力源が加圧流体を含んでなる。
ある実施形態では、作動装置のハウジングは、燃料カートリッジのハウジングと一体形成されている。
特定の実施形態では、第一の規定エネルギーレベルは、燃料電池の初期作動に必要とされる最少のエネルギーレベルである。
ある実施形態では、第一の規定エネルギーレベルは、規定時間における燃料電池の作動装置を作動するのに必要とされる最少エネルギーレベルである。
特定の実施形態では、方法には、有効エネルギーレベルが第二の規定エネルギーレベルよりも高いことを検出した場合、電源から燃料電池へのエネルギー供給を中断することが含まれている。
ある実施形態では、第二の規定エネルギーレベルは、燃料電池の作動を維持するのに必要な最少のエネルギーレベルである。
特定の実施形態では、燃料源を燃料電池に接続することには、燃料電池に燃料カートリッジを接続することが含まれている。燃料カートリッジが、燃料源及び電源を具備してなる。
ある実施形態では、方法がさらに、燃料電池から電子デバイスへエネルギーを伝達することを含んでなる。
ある実施形態では、燃料カートリッジは燃料電池アセンブリに連結されている。
特定の実施形態では、流量制御機構は作動装置に連結されている。
ある実施形態では、流量制御機構は作動装置に機械的に連結されている。
特定の実施形態では、機械的な連結として、スプライン軸、キー軸、噛み合いクラッチ、摩擦クラッチ、ギア、及び/又はロッドが挙げられる。
ある実施形態では、作動装置は燃料電池アセンブリ内に取り付けられており、燃料カートリッジは燃料電池アセンブリに連結されている。
特定の実施形態では、作動装置は燃料カートリッジ内に取り付けられている。
ある実施形態では、作動装置が圧電素子を具備してなる。
特定の実施形態では、流量制御機構がポンプを具備してなる。
ある実施形態では、ポンプとして、蠕動ポンプ、羽根ポンプ、ねじポンプ、隔膜ポンプ、ギアポンプ、ベローポンプ、及び/又はピストンポンプが挙げられる。
特定の実施形態では、流量制御機構が弁を具備してなる。
ある実施形態では、弁として、隔膜弁、ニードル弁、回転弁、プラグ弁、フラッパ弁、ポペット弁、ディスク弁、ゲート弁、ダックビル弁、アンブレラ弁、及び/又はスリット弁が挙げられる。
特定の実施形態では、電源が一次電池を具備してなる。
ある実施形態では、一次電池が、約3W以下を生成するものである。
ある実施形態では、一次電池が、少なくとも約50mWを生成するものである。
特定の実施形態では、燃料が、メタノール、エタノール、炭化水素類、ギ酸、アンモニア及び/又はヒドラジンを含んでなる。
ある実施形態では、燃料は、約0.01MPa(0.1大気)〜約1.01MPa(10大気の)の圧力下で存在している。
特定の実施形態では、燃料容器が燃料袋を具備してなる。
ある実施形態では、燃料電池アセンブリが、さらに二次電池を具備してなる。
特定の実施形態では、燃料電池システムが、さらに二次電池及び作動装置に連結されている制御デバイスを具備してなる。制御デバイスは、二次電池の電力レベルが作動装置を作動するのに十分かどうかを判断する構成になっている。
ある実施形態では、制御デバイスは、電力レベルが作動装置を作動させるのに不十分と判断した場合に、電源を作動装置に電気的に連結させる構成になっている。
特定の実施形態では、流量制御機構は作動装置に連結されている。
ある実施形態では、燃料電池システムがさらに、電源と連結する作動装置を具備してなる。
特定の実施形態では、作動装置は燃料電池アセンブリ内に取り付けられている。
ある実施形態では、作動装置は燃料カートリッジ内に取り付けられている。
特定の実施形態では、燃料カートリッジには、燃料袋に圧力をかける構成になっている圧力源を具備してなる。
ある実施形態では、圧力源がバネ式機構を具備してなる。
特定の実施形態では、圧力源が加圧流体を含んでなる。
ある実施形態では、作動装置のハウジングは、燃料カートリッジのハウジングと一体形成されている。
特定の実施形態では、第一の規定エネルギーレベルは、燃料電池の初期作動に必要とされる最少のエネルギーレベルである。
ある実施形態では、第一の規定エネルギーレベルは、規定時間における燃料電池の作動装置を作動するのに必要とされる最少エネルギーレベルである。
特定の実施形態では、方法には、有効エネルギーレベルが第二の規定エネルギーレベルよりも高いことを検出した場合、電源から燃料電池へのエネルギー供給を中断することが含まれている。
ある実施形態では、第二の規定エネルギーレベルは、燃料電池の作動を維持するのに必要な最少のエネルギーレベルである。
特定の実施形態では、燃料源を燃料電池に接続することには、燃料電池に燃料カートリッジを接続することが含まれている。燃料カートリッジが、燃料源及び電源を具備してなる。
ある実施形態では、方法がさらに、燃料電池から電子デバイスへエネルギーを伝達することを含んでなる。
説明、図面、及び請求項の中に、その他の特徴及び利点がある。
図1を参照すると、燃料電池システム10が、燃料電池アセンブリ24に連結される燃料カートリッジ12を具備してなる。燃料カートリッジ12が、ハウジング13内に取り付けられている電源14を具備してなる。燃料容器16及び流量制御機構20もハウジング13内に取り付けられている。燃料袋16は、流量制御機構20と流体連通されている。燃料電池アセンブリ24が、流量制御機構20と動作可能な状態で連結されている作動装置26を具備してなる。流量制御アセンブリ24が、さらに制御ユニット30と、二次電池32と、燃料スタック33、とを具備してなる。制御ユニット30は、二次電池32及び燃料スタック33と連通し、一次電池14と連結され得る。
ある実施形態では、燃料カートリッジ12と燃料電池アセンブリ24を連結する際、制御ユニット30は、燃料電池アセンブリ24内の電力生成工程を開始する規定の時間において、二次電池32及び/又は燃料電池スタック33に、作動装置26を作動させるのに十分な電力レベルをが備わっているかを検出する。二次電池32及び/又は燃料電池スタック33の電力レベルが不十分であることを検出した場合、制御ユニット30は、作動装置26を作動させるエネルギーを提供するために、電源14と作動装置26を接続する。次に、作動装置26は流量制御機構20を稼動させ、燃料袋16から燃料電池スタック33まで燃料を流す。燃料電池スタック33は、燃料を電気エネルギーに変換し、燃料電池システム10に接続する電子デバイス(例えば、携帯電話、携帯用コンピュータ、オーディオ/ビデオ装置)を作動させるのに使用できる。電気エネルギーはまた、二次電池32を再充電するのにも使用できる。二次電池32及び/又は燃料電池スタック33が、燃料電池アセンブリ24内において電力生成工程を独立して維持するのに十分な規定電力レベルに達した後、制御ユニット30は二次電池32及び燃料電池スタック33のうち1つもしくは両方と作動装置26を電気的に接続することができ、作動装置26から電源14を断絶することができる。その点で、二次電池32及び/又は燃料電池スタック33からのエネルギーは、電力生成工程の維持に使用することができる。したがって、ある実施形態では、電源14の発するエネルギーは、初期時間(例えば、燃料電池システム10が電源14からのエネルギーを使用せずに作動を持続できるまで)において使用するだけでよい。
上述のように、燃料カートリッジ12が、電源14と、燃料袋16と、流量制御機構20が内部に配置されているハウジング13、とを具備してなる。ハウジング13は任意の様々な材料、例えば、プラスチック(例えば、ABS、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリアミド)、金属(例えば、アルミニウム、鋼、めっきスチール)及び/又は合成物(例えば、繊維強化ポリマー類)によって形成させることができる。ある実施形態では、ハウジング13が、燃料カートリッジ12と燃料電池アセンブリ24を開放可能な状態で連結させる燃料電池アセンブリ24の当該固定部品に適合する固定部品、とを具備してなる。固定部品の例としては、スナッピング素子、スプリングクリップ、ラッチ、ねじ部品、及び差し込み型簡易脱着機構が挙げられる。ハウジング13の壁のうち1つは、燃料カートリッジ12から燃料電池アセンブリ24に流れる燃料を通すことができる出口22、燃料カートリッジ12が燃料電池アセンブリ24と連結されている時、作動装置26の突出した回転シャフト28が伸長する際に通る開口部23を形成する。
電源14は、カートリッジ12内に適合するサイズ及び形状になっている様々な一次及び/又は二次電気化学源であって、所望のエネルギー量を提供することができる任意のものであってよい。本明細書で使用する時、一次電気化学源は一度だけ放電することを意味し(例えば、枯渇)、結果として廃棄される。一次電気化学源は、放電することを意図していない。一次電気化学源の例としては、ボタン型電池、円筒電池、及びプリズム型電池のような一次電池が挙げられる。一次電池は、アルカリ電池、リチウム電池、リチウム−二酸化マンガン電池、亜鉛−酸化銀電池、及び亜鉛−空気電池のような様々な異なる化学反応電池を挙げることができる。その他の一次電池は、例えば、デビッドリンデン(David Linden)、電池ハンドブック(Handbook of Batteries)(マグローヒル(McGraw-Hill)第2版、1995年)に記載されている。二次電気化学源は何度も(例えば、50回、100回、またはそれ以上)再充電することができる。いくつかのケースでは、二次電気化学源が、多くの層を含んでなるセパレータ、及び/又は比較的厚いセパレータなどの比較的頑丈なセパレータを具備してなる。二次電池はまた、電池の中で生じ得る膨張のような変化に適応する設計にすることもできる。二次電源としては、ボタン型電池、円筒電池、プリズム型のような二次電池が挙げられる。二次電池は、リチウムイオン、リチウム−ポリマー、ニッケル−金属、ニッケル水素、ニッケル−カドミウム、ニッケル−亜鉛、及び鉛−酸のような様々な異なる化学反応によるものにすることができる。その他の二次電池は、例えば、ファーク及びサルキンド(Falk & Salkind)著「アルカリ蓄電池(Alkaline Storage Batteries)」、(ジョンウィリー&サンズ社(John Wiley & Sons, Inc.)、1969年)、米国特許番号345,124号、及びフランス特許番号164,681号に記載されており、これらは全て本明細書中に参照として組み込まれている。
燃料カートリッジ12と燃料電池アセンブリ24が連結されているとき、電源14は、燃料電池アセンブリ24の電気接点と電気的に接触するように取り付けることができる。したがって、電気エネルギーは、電源14から燃料電池アセンブリ24へ伝達させることができる(例えば、制御ユニット30は燃料電池アセンブリ24の電気接点と連結され得る)。ある実施形態では、電源14は約30W以下(例えば、約1W以下、約500mW以下、約100mW以下、約50mW以下、約10mW以下)の最大出力を生成することができる。
燃料袋16には流体燃料18が含まれている。燃料18は、燃料電池システム10にエネルギーを提供できる任意の物質にしてよい。好適な燃料としては、メタノール、エタノール、アルコールと水の混合物、炭化水素類、炭化水素と水の溶液、金属ホウ化水素(例えば、水素化ホウ素ナトリウム)と水の溶液、ギ酸、アンモニア及びヒドラジンが挙げられる。燃料18は、液体及び/又は気体の形状にしてよい。燃料袋16は高分子材料(例えば、ナイロン、ウレタン、ポリエチレン、シリコンゴム及び/又はポリプロピレン)、金属フォイル(例えば、アルミニウム、鋼、合金鋼及び/又はニッケル)、及び/又は金属及びプラスチックの合成物から形成させることができる。その他の燃料及び袋の物質は、同一出願人が10月4日に出願した米国特許番号10/957,935号に記載されており、これは本明細書に参照として組み込まれている。
燃料袋16は、流量制御機構20と流動的に接続してよく、上述のように、燃料18は燃料袋16から燃料電池機構20に流量制御機構20を通して送り込むことができる。ある実施形態では、燃料袋16は液体及び/又は蒸気(例えば、CO2、O2、空気)に対して不透過性である。燃料袋16は、燃料レベルが枯渇していくにつれて、燃料流に対する耐性を減少(最小化)させるように崩壊させることができる。例えば、燃料が燃料袋18に残っている場合、袋がほぼ完全に崩壊するまで(例えば、燃料の約95%以上が袋から放出されるまで)、実質的に残りの燃料の容積に袋を適合させることができる。特定の実施形態では、比較的一定の圧力を燃料袋16の中で維持することができる。比較的一定の圧力を維持する燃料袋18の能力は、燃料袋18の厚さ及び/又は柔軟性、ならびに燃料袋18及び/又は燃料カートリッジ12の形状の一機能になり得る。特定の実施形態では、燃料袋16には実質的に燃料18しか含まれていない。例えば、燃料袋16には、非凝縮性気体が実質的に含まれていない。したがって、流量制御機構20には、実質的に任意の構造で配置させた燃料カートリッジ12と共に燃料18を供給することができる。例えば、流量制御機構20は、燃料カートリッジ12が燃料電池アセンブリ24に連結されている場合、実質的に常に準備された状態に維持することができる。
流量制御機構20は、燃料18を移送できる(袋16からスタック33までに示すように)任意の装置にしてよい。例えば、流量制御機構20は、その他の様々な種類の容積式ポンプのいずれか、例えば蠕動ポンプ、羽根ポンプ、ねじポンプ、隔膜ポンプ、ギアポンプ、ベローポンプ、及び/又はピストンポンプにすることができる。代わりに又はさらに、他の種類のポンプもやはり使用することができる。例としては、流量制御機構20は遠心ポンプにすることが可能である。逆止め弁は、遠心ポンプと連動するように配置させることができ、ポンプが作動していない時に燃料の逆流を防ぐ。
本明細書に記載するように、流量制御機構20は作動装置26によって作動させられ、燃料電池アセンブリ24内に取り付ける。作動装置26は、燃料カートリッジ12が燃料電池アセンブリ24に連結されているとき、流量制御機構20に、機械的に連結され得る。この配置において、流量制御機構20は、作動装置によって作動している場合、燃料を燃料電池アセンブリ24(例えば、燃料電池スタック33)に供給することができる。特定の実施形態では、流量制御機構20は、作動装置26によって作動していない場合、閉鎖又は密閉した配置で残され、燃料電池システムを使用していない場合(例えば、燃料カートリッジ12が燃料電池アセンブリに連結されていない場合)に、袋16に燃料18が残存するのを防ぐ。したがって、燃料18の燃料カートリッジ12からの漏出を防ぐことができる。
上述のように、燃料電池アセンブリ24が、作動装置26、二次電池32、燃料電池スタック33、及び制御ユニット30を具備してなる。図1に示すように、作動装置26は回転モーターであって、そこから回転可能なスプライン軸28が伸長している。スプライン軸28は、燃料カートリッジ12が燃料電池アセンブリ24と連結されている、流量制御機構20と操作可能な状態で連結され得る。例えば、スプライン軸28は、流量制御機構20内の溝付きシリンダと結合することができる。シリンダの溝は、回転可能に連結され得るためにシャフト28のスプラインと嵌合させることができる。作動装置26と流量制御機構20を機械的に結合することで、燃料カートリッジ12を比較的安価に製造することができる。例えば、連結機構は、燃料カートリッジ12内に比較的高価な電気制御ユニット及び/又は作動装置を提供する多くの事例を不必要なものにすることができる。以下で記載するように、作動装置26によって、流量制御機構20内に送出動作を作り出し、それによって燃料18を燃料カートリッジ12から燃料電池アセンブリ24(例えば、燃料電池スタック33)に流す。
二次電池32は、電源14に関して上述する様々な種類の二次電池のいずれかにすることができる。二次電池32は、ピーク負荷の期間中、付加的な電力を燃料電池システム10に供給するために使用することができる。例えば、二次電池32は、燃料電池スタック33が独立して生成できる電力よりも、燃料系10にかかる負荷が大きい場合、付加的な電力を燃料電池システム10に供給することができる。二次電池32は、燃料電池システム10の電力生成工程を初期化及び/又は維持するためのモーター26にエネルギーを供給するために使用することもできる。
さらに図1を参照しながら、燃料電池スタック33の一例について説明する。燃料電池スタック33が、電解質38と、電解質の第一面に固定されたアノード42と、電解質の第二面に固定されたカソード40を有する燃料電池と、を具備してなる。電解質38、アノード42、及びカソード40は、気体拡散層(GDL)34及び36の間に配置されている。例示を目的として、燃料電池スタック33が、1つの燃料電池を具備してなるように示してあるが、他の実施形態では、燃料電池スタックが複数の燃料電池(例えば、直列及び/又は並列に配置される)を具備してなる。
電解質38は電子の流れに対する実質的な耐性をもたらしながら、イオンが電解質38を通って流れることを可能にできる。ある実施形態では、電解質38は、例えば、固体ポリマープロトン交換膜(例えば、スルホン酸基を含有する固体ポリマー)等の固体ポリマー(例えば、固体ポリマーイオン交換膜)である。このような膜は、商標ナフィオン(NAFION)としてE.I.デュポン・ド・ヌムール社(E.I. DuPont de Nemours Company)(デラウェア州ウィルミントン(Wilmington))から市販されている。あるいは電解質38は、W.L.ゴア&アソシエイツ(W. L. Gore & Associates)(メリーランド州エルクトン)から入手可能な市販製品ゴア−セレクト(GORE-SELECT)からも調製できる。
アノード42は、他の物質、使用される燃料の種類に応じて、様々な任意の物質から形成することができる。ある実施形態では、アノード42は触媒のような二酸化炭素を形成するメタノールと水を相互作用させ得る物質から形成されている。このような物質の例としては、例えば、白金、白金合金(例えば、Pt−Ru、Pt−Mo、Pt−W、又はPt−Sn)、カーボンブラック上に分散された白金が挙げられる。アノード42としては、さらにアイオノマー物質(例えばアノードに電子を伝達させるナフィオン(NAFION))のような電解質が挙げられる。あるいは、固体電解質38に面している気体拡散層(以下に記載)の表面に懸濁液を適用し、その後、懸濁液を乾燥させる。アノード42の調製方法にはさらに、固定をもたらす圧力及び温度の使用を含めてもよい。
カソード40は、同様に、他の物質、使用される燃料の種類に応じて、様々な任意の物質から形成させることができる。特定の実施形態では、カソード40は、水を形成させるために酸素、電子及びプロトンと相互反応することのできる触媒のような物質から形成されている。このような物質の例としては、例えば、白金、白金合金(例えば、Pt−Co、Pt−Cr、又はPt−Fe)、およびカーボンブラック上に分散された貴金属類が挙げられる。カソード40としては、さらにアイオノマー物質(例えばカソードに電子を伝達させるナフィオン(NAFION))のような電解質が挙げられる。カソード40は、アノード42に関して上述したものを同様の技術で調製することができる。
気体拡散層(GDL)34及び36は、透過性である気体及び液体の双方である物質から形成させることができる。好適なGDLは、エテック(Etek)(マサチューセッツ州,ナティック)、SGL(カリフォルニア州,ヴァレンシア)、及びゾルテック(Zoltek)(ミズーリ州,セントルイス)のような様々な会社から入手可能である。GDL34及び36は、電子がアノード42からアノード流れ場プレートへ、及びカソード流れ場プレートからカソード40に流れるように、導電性にすることができる。
燃料電池及び燃料電池システムの例は、2004年2月13日に出願された同一所有者及び同時継続米国特許出願番号10/779,502号、2004年10月4日に出願された10/957,935号に記載されており、これらは本明細書に参照として組み込まれている。直接メタノール型燃料電池の他の実施例は、使用方法も含め、例えば「燃料電池システムの説明(Fuel Cell Systems Explained)」(J・ララミニー(J. Laraminie)、A・ディックス(A. Dicks)ウィレイ(Wiley)、ニューヨーク、2000年)、「直接メタノール型燃料電池:20世紀の電気化学者から21世紀の未来技術へ(Direct Methanol Fuel Cells: From a Twentieth Century Electrochemist's Dream to a Twenty-first Century Emerging Technology)」(C・ラミー(C. Lamy)、J・リーガー(J. Leger)、S・スリンバサン(S. Srinivasan)、モダンアスペクツオブエレクトロケミストリー(Modern Aspects of Electrochemistry)、34巻、J.ボックリス(J. Bockris)等、クルマーアカデミック/プレナムパブリッシャーズ(Kluwer Academic / Plenum Publishers)、ニューヨーク州(2001年)、53〜118ページ)、及び「携帯適用のための小型燃料電池の開発(evelopment of a Miniature Fuel Cell for Portable Applications)」(S・Rナラヤナン(S. R. Narayanan)、T.I.バルデス(T. I. Valdez)及びF・クララ(F. Clara))、「直接メタノール型燃料電池(Direct Methanol Fuel Cells)」(S・Rナラヤナン(S. R. Narayanan)、S・ゴッテスフェルド(S. Gottesfeld)及びT・ザウォドジンスキー(T. Zawodzinski)編、エレクトロケミカルソサエティプロシーディングス(Electrochemical Society Proceedings)、2001〜4ページ(2001年)、(ニュージャージー州、ペニントン))に記載されており、これらは全て本明細書に参照として組み込まれている。
制御ユニット30は、燃料電池システム10を開始し作動を維持するために使用できる。図1に示すように、制御ユニット30は、電源14、作動装置26、二次電池32、及び燃料電池スタック33と連通(例えば、電気的な連結)され得る。制御ユニット30は、電源14、二次電池32、及び/又は燃料電池スタック33によって作動させる際、作動装置26の作動を制御し、燃料電池システム10によって生成されるエネルギー量を決定することができる。以下に詳細に示すように、制御ユニット30は、燃料電池システム10の作動を制御するために、代わりに又はさらに他の機能を遂行する。
燃料電池システム10の使用中、ユーザーは燃料カートリッジ12と燃料電池アセンブリ24を連結させる。例えば、燃料カートリッジ12と燃料電池アセンブリ24を結合させることができ、それによって作動装置26のスプライン軸28が流量制御機構20の溝付きシリンダに挿入され、一次電池14燃料電池アセンブリ24の電気的接続素子が嵌合する。ある実施形態では、上述のように、燃料カートリッジ12は、1つ以上の固定素子を使用して、燃料電池アセンブリ24に開放可能な状態で固定される。
一旦、燃料カートリッジ12が燃料電池アセンブリ24と連結されると、制御ユニット30は燃料電池アセンブリ24(例えば、二次電池24及び/又は燃料電池スタック33)において利用可能な電力量を検出する。制御ユニット30が、利用可能な電力レベルが燃料電池システム10の電力生成工程を開始するのに必要な規定の最少電力レベル(例えば、30mW未満、3W未満、1W未満、500mW未満、1mW未満)よりも低いことを検出した場合、次に、制御ユニット30は電源14によって提供されるエネルギーを使用して作動装置26を作動させる。
作動の際、作動装置26は、流量制御機構20に燃料袋16から燃料電池スタック33に燃料を送出させる。例えば、作動装置26はスプライン軸28に流量制御機構20の溝付きシリンダを回転させ、流量制御機構20内に供給動作を作り出す。送出動作によって、燃料18は出口22を通って燃料電池スタック33まで送られる。例えば、燃料18は、使用する燃料電池の種類及び燃料電池の電力レベルによって約0.1マイクロリットル/分〜約50ミリリットル/分(例えば約1マイクロリットル/分〜約10マイクロリットル/分)の速度で送出させることができる。燃料18は、連続的な方法又は必要とされる方法(例えば、制御ユニット30とフィードバックループ内で作動する)で送出することができる。
燃料電池スタック33に入る際、燃料18はアノード42に接触し、上述のように、それによって燃料電池スタック33が電気エネルギーを生成させ得る。燃料電池スタック33から流れる電気エネルギーは、制御ユニット30に流れ、それによって、そのエネルギーをモーター26、二次電池32、及び/又は燃料電池システム10に連結されている電子デバイスに移送することができる。例えば、電気エネルギーは燃料電池システム10の電力生成工程を維持するために、作動装置26に移送させることができる。代わりに又はさらに、電気エネルギーは、電池を再充電するため二次電池32に、及び/又は燃料電池システム10及び/又は燃料電池システム10に取り付けられた電子デバイスの電力生成工程を維持するため作動装置26に、移送させることができる。
本明細書に記載のように、燃料電池システム10は、燃料電池アセンブリ24が前記システムを起動するのに十分なエネルギーを供給するのが最初は不可能である場合(例えば、長時間の休止後)においても、電力生成工程を開始させることができる。例えば、上述のように、エネルギーは、電源14が電力生成工程を開始させるのに使用できる。電源14からのエネルギーを使用する電力生成工程の開始後、制御ユニット30は燃料電池アセンブリ24内(例えば、二次電池32及び/又は燃料電池スタック33内)の電力レベルを監視し続けることができる。例えば、制御ユニット30は、二次電池32及び/又は燃料電池スタック33が、燃料電池システムの作動を維持するのに必要な規定の最小限の電力レベルに達していることを検出する際、作動装置のエネルギー源を電源14からの二次電池32及び/又は燃料電池スタック33に切り替えることができる。したがって、電源14のエネルギーが電力生成工程を開始するのに最初に使用される場合であっても、燃料電池システム10は電源14に依存することなく、続いて電力を生成するのに適応することができる。その結果、上述のように、電源14は比較的少ないエネルギー量を提供できさえすればよい。特定の実施形態では、例えば、電源14は燃料電池システム10の約12回以下(例えば、約10回以下、約5回以下、約2回以下、約1回)の電力生成工程を開始させるのに十分なエネルギーを提供する構成になっている。
上述の実施形態は、燃料電池アセンブリ24が電力生成工程を独立して開始させるのに不十分な電力レベルを有する際、燃料電池システム10の電力生成工程を開始する方法を記載している。このような場合、上述するように、電源14を電力生成工程を開始するために作動装置26を最初に作動させるために使用することができる。しかしながら、燃料電池アセンブリ24の使用できる電力レベル(例えば、二次電池及び/または燃料電池スタック33の使用できる電力レベル)が燃料電池システム10の電力生成工程を開始するのに必要な規定の最少電力レベル以上(例えば1mWを超える、5mWを超える、100mWを超える、500mWを超える、1Wを超える、3Wを超える、30Wを超える)であることを最初に検出した際、二次電池24及び/又は燃料スタック33によって供給されるエネルギーが、作動装置26を作動させるため、使用し得ることが評価されている。このような場合、一般的に、燃料電池システム10を開始させるのに電源14のエネルギーに依存する必要がない。
様々な実施形態を記載してきたが、他の実施形態も可能である。
上記で論じた実施形態のうちの一部には、燃料カートリッジ12から燃料電池アセンブリ24への液体燃料18の送出が含まれているが、燃料18は蒸気として送出させることができる。例えば、重力分離技術は、液体燃料とその蒸気を分離するのに使用でき、蒸気を燃料カートリッジ12から燃料電池アセンブリ24へ送出することができる。重力分離装置には、液体の濃度を制御するために配置した液体入り容器を搭載することができる。例えば、オーバーフローチューブを用いることで液体濃度を維持できる。容器内で液体濃度を制御することで、液体から気体への界面を容器内で維持できる。容器の上部から気体を取り除き、燃料アセンブリ24へ放出することができる。特定の実施形態では、気体分離を維持している間、タンクの配向においていくつかの変化を可能にするのに、1つ以上のバッフルを使用できる。
代わりに又はさらに、燃料カートリッジ12には、燃料カートリッジ12を通して蒸気を移送させることはできるが、実質的に燃料カートリッジ12を通して液体を移送させるのを防ぐ拡散障壁を搭載することができる。例えば、拡散障壁は、燃料袋16と流量制御機構20の間の燃料18の流路中に配置できる。拡散障壁は、ガス状又は蒸気燃料を拡散障壁を通して移送することが可能であって、拡散障壁を通して液体燃料を移送させるのを防ぐ様々な任意の物質から形成することができる。使用する燃料の種類に基づいて適切な物質を選択することができる。特定の実施形態では、燃料カートリッジ12がミクロ孔質及び/又は非湿潤性の障壁を具備してなる。拡散障壁と同様に、ミクロ孔質及び非湿潤性の障壁は、液体を障壁に通すことはできないが、蒸気を障壁に通すことは可能である。非湿潤性及び/又は液体の大規模な流出(例えば、高気泡圧)を防ぐのに十分に小さな平均孔径を含んでなる様々な任意の物質を使用することができる。ミクロ孔質及び/又は非湿潤性の障壁を形成する物質の種類は、システムで使用する燃料の種類によって変わる。
作動装置26が、上記で他の実施形態中で回転モーターとして記載されている場合、作動装置の様々な他の種類を使用することができる。例えば、作動装置26は、線形作動装置(例えば、ラックアンドピニオンと連結される回転モーター)、直接線形磁石モーター(例えば、ソレノイド)、及び/又は圧電作動装置にすることができる。同様に、任意で様々な種類の連結を作動装置26と流量制御機構20との間で使用することができる。例えば、作動装置26と流量制御機構20は、空気圧によって連結されたり、油圧によって連結されたり、磁気的に連結されたり、静電的に連結されたり、熱的に連結されたり、及び/又は機械的に連結されたりすることが可能である。作動装置の種類及び連結の種類は、所望の用途及び使用する流量制御機構の種類によって変化させてよい。
上で記載した実施形態には、燃料電池アセンブリ24が制限エネルギーレベルを含んでなる際、一次電池14とともに初期電力モーター26が搭載されているが、他の配置も可能である。ある実施形態では、例えば、一次電池14が、最初に作動装置26に電力を供給するのではなく、二次電池32を充電するように形成されている。規定のエネルギーレベルに達した場合、例えば、二次電池32はエネルギーを作動装置26及び/又はコントローラ30に提供することができる。電力生成工程の残りは、上述するものと同様の方法で行われる。
ある実施形態では、燃料電池カートリッジ12を、燃料カートリッジ12が十分に燃料電池アセンブリ24と連結されているかどうかを検出してそれを使用者に示す構成にすることができる。例えば、燃料電池アセンブリ24との接続と電気的接続を形成する際、電源14は、燃料カートリッジ12上の表示ライトを照らすためにエネルギーを供給し、これによって、使用者に燃料カートリッジ12が十分に燃料電池アセンブリ24に連結されていることを示す。代わりに又はさらに、オーディオ表示機のような他の種類の表示器を使用することができる。
ある実施形態では、燃料カートリッジ12は使い捨てである。例えば、燃料カートリッジ12は燃料電池アセンブリ24から取り除くことができ、一度処理した燃料18のレベル及び/または電源14の電力レベルは、実質的に消耗する。この時点で、電力を生成するために、新しいカートリッジが燃料電池アセンブリ24に連結され得る。
特定の実施形態では、燃料カートリッジ12は詰め替え可能である。例えば、燃料袋16内において燃料18のレベルが実質的に消耗する際に、燃料カートリッジ12を燃料電池アセンブリから分離させ、さらなる使用のために詰め替えることができる。同様に、電源14に、電力レベルの消耗の際、新たな電池を取り付けることができる。
ある実施形態では、燃料カートリッジ12が燃料ゲージを具備してなる。例えば、燃料ゲージは作動装置26、軸28、及び/又はポンプ20と連結され得、作動装置の作動回数に応じて燃料袋16内の燃料レベルを決定することができる。
上述の多くの実施形態で記載した作動装置を燃料電池アセンブリ内に取り付けた場合、ある実施形態では、作動装置は燃料カートリッジ内に搭載してよい。図2を参照すると、例えば、燃料カートリッジ112が作動装置126及び流量制御機構120を具備してなる。作動装置126は、燃料カートリッジ112内の流量制御機構120及び一次電池114と電気的に連結されている。一次電池114は、燃料供給工程(例えば、燃料容器116から燃料電池スタック133への燃料の供給)を開始するために、(制御ユニット130を通じて)最初に電力を作動装置126に提供できる。自給自足となるのに十分な電力を生成する際、燃料電池アセンブリ124は電源114の補助無しに作動装置126を作動させ始め得る。例えば、上記で論じた実施形態のいくつかと同様に、制御ユニット130は、燃料電池アセンブリ124が電力生成工程を維持するのに必要な電力レベルを備えていると判断した場合、作動装置126と燃料電池スタック33及び/または二次電池32を電気的に連結できる。
ある実施形態では、燃料カートリッジ112は使い捨てである。このような実施形態では、作動装置126は、使い捨て燃料カートリッジであり続けるように形成させるだけでいいので、(例えば、燃料118である限り)比較的安価で製造できる。例えば、作動装置126は、ハウジング126とカートリッジ112が共通ハウジングを共有するように(例えばハウジングの共通部分)ハウジング内に一体化することができる。作動装置126には、任意の様々な低コスト及び/又は寿命制限磁性部品を搭載することができる。ある実施形態では、作動装置126がディスクを具備してなる。
上述の多くの実施形態で、燃料カートリッジ内に取り付けられるものとして流量制御機構が記載される一方、いくつかの実施形態では、流量制御機構を燃料電池アセンブリ内に別に具備することができる。図3を参照すると、例えば、燃料電池システム210が、燃料電池アセンブリ224と連結されている燃料カートリッジ212を具備してなる。燃料カートリッジ212が、燃料袋216からハウジング213内に形成させた開口へ誘導するチューブ215を具備してなる。弁127(例えば逆止め弁)は、燃料電池アセンブリ224に連結されていない場合、燃料218が燃料カートリッジ212から漏出するのを防ぐためのチューブ215内に取り付けることができる。弁217は、任意の様々な機械弁及び/又はエラストマー弁であることができる。機械弁の例としては、フラッパ弁、ポペット弁、ディスク弁、及びゲート弁が挙げられる。エラストマー弁の例としては、ダックビル弁、アンブレラ弁、及び/又はスリット弁が挙げられる。燃料カートリッジ212と連結する際、流量制御機構220から伸長する突起は、弁217を開くのにチューブ215内に伸長できる。したがって、燃料218は、燃料電池アセンブリ224内で燃料袋216から流量制御機構220に流れ得る。流量制御機構220は、作動し、上記のものと同様の電力生成工程が起こる場合、燃料218を燃料電池スタック233に提供することができる。
上述の多くの実施形態では、ポンプとしての流量制御機構が記載されている一方で、いくつかの実施形態では、流量制御機構を弁にしてよい。図4を参照すると、例えば、燃料電池システム310が、燃料電池アセンブリ324と連結される燃料カートリッジ312を具備してなる。燃料カートリッジ312が、弁320及び燃料袋316を具備してなる。弁320は隔膜弁、ニードル弁、回転弁、プラグ弁、ベローズ弁、ゲート弁、及び/又はウェッジ弁などの様々な種類の弁のいずれかにすることができる。弁320は燃料袋316及び燃料カートリッジ312の壁によって形成される出口322と流体連通されている。弁320は、燃料電池アセンブリ324内に取り付けられている作動装置326と機械的に連結されている。弁320は、通常は閉鎖状態であるように形成できる。例えば、作動装置326が弁320を開くように作動されるまで、弁320は閉鎖状態にし続けることができる。したがって、燃料電池システム310を使用していない場合(例えば、燃料カートリッジ312が燃料電池アセンブリ324と連結されていない場合)、燃料が燃料カートリッジ312内に存在することを防ぐことが可能である。
燃料カートリッジが、燃料が含まれている燃料袋316を具備してなる。バネ式装置319は燃料袋316の末端領域付近に取り付ける。バネ式装置319は、燃料袋316に圧力をかける構成にし、それによって燃料袋内に含まれている燃料318に圧力をかける。代わりに又はさらに、燃料318を加圧するのに他の手段を使用できる。例えば、ある実施形態では、燃料カートリッジ312には、ハウジング313と燃料袋316との間に高蒸気圧液体が含まれている。高蒸気圧液体の例としては、クロロフルオロカーボン類(例えばフレオン)、HCFC、ブタン、プロパン、ジクロロジフルオロメタン、及びメチルクロライドが挙げられる。その他の実施例としては、圧力源は、燃料袋316を加圧するために、加圧液体(例えば、空気及び/又は燃料電池排ガス)をハウジング313の室内容積(例えば、ハウジング313の内側表面と燃料袋316の外側表面の間の領域)に導入する構成にすることができる。さらなる他の実施例として、燃料318を様々な自己加圧燃料のいずれかにすることができる。自己加圧燃料の例としては、ブタン、プロパン、及びエタンが挙げられる。特定の実施形態では、燃料318は、約0.15MPa(1.5大気)〜約1.01MPa(10大気)の圧力で加圧する。
作動装置326を備えた弁320を作動する際、加圧燃料318は燃料袋316から燃料電池スタック333に流れ得る。特定の実施形態では、燃料電池アセンブリ324の制御ユニット330は、燃料袋内に取り付けられている圧力センサに連結されている。制御ユニット330は、燃料袋318内の圧力の変化に応じて、作動装置326を通して弁320を調整するように適応させることができる。例えば、燃料袋316内の燃料レベルは、一般的に燃料袋316内で減少する圧力を削減する。制御ユニット330はさらに、実質的に定速で燃料318の流れを維持するために圧力を削減するのに応じて弁320を開くことができ、したがって、電力生成を実質的に一定の定レベルで維持することができる。燃料318を燃料電池スタック333に移送した後、上述のように電力生成工程を実行する。
上述の実施形態では電源を備えた燃料カートリッジを示したが、燃料カートリッジが電源を具備してなる必要はない。ある実施形態では、例えば、燃料電池の電力生成工程を開始させるために補足電力が必要である場合、燃料電池は一時的に外部電源に連結(例えば、電気的な接続)され得る。
他の実施形態は、特許請求の範囲内にある。
Claims (47)
- 燃料カートリッジであって、
出口を備えたハウジングと、
前記ハウジング内の燃料容器と、
前記燃料容器及び前記出口と流体連通されている流量制御機構であって、前記出口に流れる燃料を制御することができる流量制御機構と、
前記ハウジング内の電源、
とを具備してなる燃料カートリッジ。 - 燃料電池アセンブリと連結されている、請求項1に記載の燃料カートリッジ。
- 前記流量制御機構が作動装置と連結されている、請求項1に記載の燃料カートリッジ。
- 前記流量制御機構が前記作動装置と機械的に連結されている、請求項3に記載の燃料カートリッジ。
- 前記機械的な連結が、スプライン軸、キー軸、噛み合いクラッチ、摩擦クラッチ、ギア、及びロッドから成る群から選択される、1つ以上の材料から構成されている請求項4に記載の燃料カートリッジ。
- 前記作動装置が燃料電池アセンブリ内に取り付けられ、前記燃料カートリッジが前記燃料電池アセンブリと連結されている、請求項4に記載の燃料カートリッジ。
- 前記作動装置が前記燃料カートリッジ内に取り付けられている、請求項4に記載の燃料カートリッジ。
- 前記作動装置が圧電素子を具備してなる、請求項7に記載の燃料カートリッジ。
- 前記流量制御機構がポンプを具備してなる、請求項1に記載の燃料カートリッジ。
- 前記ポンプが、蠕動ポンプ、羽根ポンプ、ねじポンプ、隔膜ポンプ、ギアポンプ、ベローポンプ及びピストンポンプから成る群から選択された、1つ以上の材料から構成されている請求項9に記載の燃料カートリッジ。
- 前記流量制御機構が弁を具備してなる、請求項1に記載の燃料カートリッジ。
- 前記弁が、隔膜弁、ニードル弁、回転弁、プラグ弁、フラッパ弁、ポペット弁、ディスク弁、ゲート弁、ダックビル弁、アンブレラ弁及びスリット弁から成る群から選択された、1つ以上の材料から構成されている請求項11に記載の燃料カートリッジ。
- 前記電源が一次電池を具備してなる、請求項1に記載の燃料カートリッジ。
- 前記一次電池が最大約3Wを生成するものである、請求項13に記載の燃料カートリッジ。
- 前記一次電池が少なくとも約50mW生成するものである、請求項13に記載の燃料カートリッジ。
- 前記燃料が、メタノール、エタノール、炭化水素類、ギ酸、アンモニア及びヒドラジンから成る群から選択される、1つ以上の材料から構成されている請求項1に記載の燃料カートリッジ。
- 前記燃料が約0.01MPa(0.1大気)〜約1.01MPa(10大気)の圧力下で存在する、請求項1に記載の燃料カートリッジ。
- 前記燃料容器が燃料袋を具備してなる、請求項1に記載の燃料カートリッジ。
- 燃料電池システムであって、
燃料電池と、
前記燃料電池によって生成されるエネルギーを受け入れる構成になっている作動装置、
とを具備してなる燃料電池アセンブリ、並びに
前記燃料電池アセンブリと連結された構成になっている燃料カートリッジであって、
出口を画定するハウジングと、
前記ハウジング内の燃料容器と、
前記燃料容器及び前記出口と流体連通されている流量制御機構であって、出口に流れる燃料を制御することが可能な流量制御機構と、
前記作動装置と連通されている電源、
とを具備してなる、燃料カートリッジが搭載されている燃料電池システム。 - 前記燃料電池アセンブリが二次電池を更に具備してなる、請求項19に記載の燃料電池システム。
- 前記二次電池及び前記電源と連結されている制御デバイスであって、前記二次電池の電力レベルが前記作動装置を作動させるのに十分であるかを判断する構成になっている制御デバイスを更に具備してなる、請求項20に記載の燃料電池システム。
- 前記電力レベルが前記作動装置を作動させるのに不十分と判断された場合に、前記制御デバイスが前記電源を前記作動装置に電気的に連結させる構成になっている、請求項21に記載の燃料電池システム。
- 前記流量制御機構が前記作動装置と連結されている、請求項19に記載の燃料電池システム。
- 前記流量制御機構がポンプを具備してなる、請求項19に記載の燃料電池システム。
- 前記流量制御機構が弁を具備してなる、請求項19に記載の燃料電池システム。
- 前記電源が一次電池を具備してなる、請求項19に記載の燃料電池システム。
- 燃料電池システムであって、
燃料電池を具備してなる燃料電池アセンブリと、
前記燃料電池アセンブリと連結する構成になっている燃料カートリッジ、
とを具備してなり、前記燃料カートリッジが、
出口を画定するハウジングと、
前記ハウジング内の燃料容器と、
前記燃料容器及び前記出口と流体連通されている流量制御機構であって、前記出口に流れる燃料を制御することができる流量制御機構と、
電源、
とを具備してなる、燃料電池システム。 - 前記電源と連通されている作動装置を更に具備してなる、請求項27に記載の燃料電池システム。
- 前記作動装置が前記燃料電池アセンブリ内に取り付けられている、請求項28に記載の燃料電池システム。
- 前記作動装置が前記流量制御機構と連結している、請求項29に記載の燃料電池システム。
- 前記作動装置が前記燃料カートリッジ内に取り付けられている、請求項28に記載の燃料電池システム。
- 前記燃料電池アセンブリが二次電池を更に具備してなる、請求項27に記載の燃料電池システム。
- 前記電源が一次電池を具備してなる、請求項27に記載の燃料電池システム。
- 前記燃料容器が燃料袋を具備してなる、請求項27に記載の燃料電池システム。
- 前記燃料袋に圧力をかけるように構成される圧力源を、前記燃料カートリッジが具備してなる、請求項34に記載の燃料電池システム。
- 前記圧力源がバネ式機構を具備してなる、請求項35に記載の燃料電池システム。
- 前記圧力源が加圧流体を含んでなる、請求項35に記載の燃料電池システム。
- 燃料カートリッジであって、
出口を備えたハウジングと、
前記ハウジング内の燃料容器と、
前記燃料容器及び前記出口と流体連通されている流量制御機構と、
前記ハウジング内の作動装置であって、前記出口に流れる燃料を制御する流量制御機構を作動させるように構成される作動装置、
とを具備してなる燃料カートリッジ。 - 前記作動装置内のハウジングが、前記燃料カートリッジのハウジングと一体形成される、請求項38に記載の燃料カートリッジ。
- 前記作動装置が圧電素子を具備してなる、請求項39に記載の燃料カートリッジ。
- 方法であって、
燃料源を燃料電池と接続することと、
前記燃料電池内の利用可能エネルギーレベルを検出することと、
利用可能エネルギーレベルが第一の規定エネルギーレベル未満であることを検出した場合に、電源の発するエネルギーを燃料電池に供給すること、
とから成る方法。 - 前記第一の規定エネルギーレベルが、前記燃料電池の初期作動に必要とされる最小エネルギーレベルである、請求項41に記載の方法。
- 前記第一の規定エネルギーレベルが、規定の時間における燃料電池の作動装置を作動するのに必要な最小エネルギーレベルである、請求項41に記載の方法。
- 利用可能エネルギーレベルが第二の規定エネルギーレベルよりも高いことを検出した場合に、電源からの燃料電池へのエネルギー供給を中断させることを更に含む、請求項41に記載の方法。
- 前記第二の規定エネルギーレベルが、前記燃料電池の作動を維持するのに必要な最小エネルギーレベルである、請求項44に記載の方法。
- 燃料源の燃料電池への接続に、前記燃料電池を燃料カートリッジに接続することが含まれ、前記燃料カートリッジが前記燃料源及び圧力源を具備してなる、請求項41に記載の方法。
- 前記燃料電池から電子デバイスへエネルギーを伝達することを更に含んでなる、請求項41に記載の方法。
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