JP2008531253A - 乳化剤およびエマルション - Google Patents

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Abstract

ホエータンパクと非イオン性多糖、より特別にはデキストラン、マルトデキストリンまたはアラビアゴム、とに由来するタンパク/多糖コンジュゲートである乳化剤がそのエマルションおよび飲料における用途とともに記載される。
【選択図】なし

Description

本発明は乳化剤およびエマルションに関し、そして、特に、ホエータンパク乳化剤およびそのような乳化剤を含む食品および/または飲料エマルションに関する。
乳化剤は、幅広い範囲の用途において安定なエマルションを作り出すために用いられている。エマルションが特に有用であることが見出されている1つの分野は、これらがとりわけ感覚刺激性の原料を食品中および飲料中に分散させるために使用される食品工業および飲料工業である。多くの感覚刺激性の原料(香味料および香料)は油であるため、通常水中油型エマルションを作り出し、油を食品中または飲料中に確実に良好に分散させることが必要である。
安定な水中油型エマルションを作り出すことを可能にすると考えられる多くの乳化剤があるものの、食品工業および飲料工業において使用することが許されるこのような乳化剤には明らかに比較的限定された範囲が存在する。このような乳化剤に要求されるのは、これらが生物学的に許容可能でありかつ人体の消費に対して安全であることである。これらは、分散相が微細液滴で存在するエマルションを作り出し、エマルションの安定性を維持する。すなわち、妥当な期間、液滴サイズは顕著には増大せず、液滴は互いに凝集しない。しばしば、乳化剤はまた、着色剤、防腐剤、酸味料、増粘剤、ショ糖等の他の添加剤の存在下で有効に機能しなければならない。多くの食品および飲料の用途においては、外観、質感、食味および口内の感触等の要素を考慮することもまた必要である。
食品工業および飲料工業において用いられる多くの乳化剤は、生体分子を起源とし、そして典型的にはタンパクおよび多糖である。典型的な乳化剤としては、アラビアゴム、ホエータンパク、カゼイン、ラクトグロブリン、アルブミン、オボアルブミン、ペクチン、大豆タンパク、エンドウ豆タンパクおよび多糖、ならびにタンパクと多糖との混合物が挙げられる。このような乳化剤の例は、Gartiら,”Design and Selection of Performance Surfactants”,Annual Surfactants Review,Vol.2,Ed D R Karsa(1999),ISBN 1−85075−993−6の”Natural Colloids as food emulsifiers”と題される第3章、および、”What can nature offer from an emulsifier point of view:trends and progress?,Garti,Colloids and Surfactants,A:Physiochemical and Engineering Aspects 152(1999)1225−146”に記載されている。糖タンパクと多糖との混合物であるアラビアゴムは、特に、食品工業および飲料工業において極めて幅広く使用されてきた。しかし、要求される乳化剤効果を得るために、比較的多量、たとえば20から30wt%以下、のアラビアゴムを使用することがしばしば必要である。多くのタンパクはまた、通常pH7未満、および典型的にはおよそ4.5である等電点でまたはその付近で特段有効な乳化剤ではない。多くの食品用途および飲料用途、特にたとえばフルーツ香の飲料用途、が本来的には酸性である、すなわちこれらが典型的にはpH約3.5を有することを考えると、このような用途における乳化剤としてタンパクは不都合であるという位置付けになる。タンパクを乳化剤として使用することによる他の不都合としては、キサンタン等の荷電した多糖およびアゾタイプの人工着色料とのタンパクの非親和性が挙げられる。
タンパクと多糖との乾熱混合物から得られるタンパク/多糖コンジュゲートを使用することが提案されてきた。この処理は、タンパク中のアミン基が多糖の還元末端カルボニル基と結合する原因となる。この基の結合は、食品が乾熱処理される際に起こるメイラード反応、すなわち褐色化、の間に生じるアマドリ転位ステップとして知られる。このようなタンパク/多糖コンジュゲートの例は、”Emulsion stabillization by ionic and covalent complexes of β−lactoglobulin with polysaccharides”,Dickinsonら,Food Hydrocolloids 5(1991)No 3 281−296、および、”Dairy glycoconjugate emulsifiers:casein−maltodextrins”,Shepherdら,Food Hydrocolloids 14(2000)281−286に記載される。
しかし出願人の知る限り、このような合成されたタンパク/多糖コンジュゲートはこれまでかなりの期間知られてきたが、一般的に使用されているものはない。この状況にも関わらず、出願人は、特定のタンパク/多糖コンジュゲートが乳化剤として特に有用であり、アラビアゴム自体を少なくとも幾つかの用途で置き換えることができ、しかも顕著に低い量で有効であることを見出した。
本発明によれば、乳化剤は、ホエータンパクおよび非イオン性多糖に由来するタンパク/多糖コンジュゲートを含む。
本発明の特に好ましい態様において、乳化剤は、ホエータンパクと、デキストランもしくはマルトデキストリンもしくは天然に存在するゴム、好ましくはアラビアゴムに含まれる多糖基、またはこれらの混合物からなる群から選択される多糖成分に由来するタンパク/多糖コンジュゲートを含む。
好ましくは、コンジュゲート中のタンパクの多糖に対する質量比は、1:0.9から1:10の範囲内である。より好ましくは、タンパクの多糖に対する質量比は、少なくとも1:1、より特別には少なくとも1:2、1:8以下、より特別には1:6以下である。好ましくは、ホエータンパクはラクトースを含まないホエータンパクであり、より特別には、ホエータンパクはラクトースを含まないホエータンパク単体である。
好ましくは、非イオン性多糖は、デキストランまたはマルトデキストリンまたは天然に存在するゴム、好ましくはアラビアゴムに含まれる多糖ユニットである。
より好ましくは、非イオン性多糖はマルトデキストリンである。好ましくは、マルトデキストリンは、5と50との間のデキストロース当量(DE)を有するように選択される。より好ましくは、マルトデキストリンは、少なくとも10および、より特別には少なくとも12のDEを有するように選択される。より好ましくは、マルトデキストリンは、40未満、より特別には30未満のDEを有するように選択される。本発明における使用に対して好ましいマルトデキストリンは、15から25の間、特に約20のDEを有する。
ゴム、特にアラビアゴムに関し、これらは、たとえば酸性基または酸残基を含んでもよい複雑な大きい分子となる傾向がある。よってこのようなゴムは弱いアニオン性の性質を示すと考えることができる。しかし、ゴム、特にアラビアゴムは、性質が非イオン性であり本発明に従ってホエータンパクとのコンジュゲートを形成するために利用できる還元末端カルボニル基を有する多糖ユニットを含む。
本発明はまた、ホエータンパクおよび非イオン性多糖に由来するタンパク/多糖コンジュゲートを含む乳化剤の製造方法であって、ホエータンパクおよび多糖を密に混合することと、混合物を、制御された湿度条件下で、タンパクのアミン基の少なくとも主成分が多糖と共有結合を形成することを可能にするのに十分な時間乾熱にさらすこととを含む方法を包含する。
本発明のタンパク/多糖コンジュゲートが任意の便法によって作製できることは理解されよう。たとえば、ホエータンパクと非イオン性多糖とのはじめの混合は、原料の単純な混合、ホエータンパクと非イオン性多糖との溶液をスプレー乾燥すること、または、スタティックパイプミキサーが取り付けられた押出機を経てホエータンパクと多糖との混合物を押し出すことにより実現できる。与えられる関連温度および相対湿度は制御され、乾熱ステップは任意の好適な加熱手段を用いることにより実現できる。たとえば、オーブン、またはベルトコンベヤー/ヒーターの組み合わせを用いた連続プロセス、または流動床装置を使用できる。
本発明は、本発明に係る乳化剤のエマルション中での使用を包含する。
本発明はまた、水、感覚刺激性の油および本発明に係る乳化剤を含む水中油型エマルションを包含する。好ましくは、エマルションは、70から95wt%の水相および5から30wt%の分散相を含む。好ましくは、エマルションは、0.1wt%から10wt%の乳化剤を含む。より好ましくは、エマルションは、少なくとも1wt%の乳化剤を含む。より好ましくは、エマルションは、7wt%以下の乳化剤、より特別には5wt%以下の乳化剤を含む。質量パーセントは、エマルションの全質量に対する値である。
好ましくは、エマルションは7以下のpHを有する。より好ましくは、エマルションは酸性、すなわち2から6の範囲内、より好ましくは3から5の範囲内のpHを有する。
本発明に係るエマルションはまた、イソ酪酸酢酸ナトリウム(SAIB)、エステルゴム、ダンマルゴム等の他の乳化剤、オレンジまたは他の柑橘類果実油等の香油、芳香原料等を含んでもよい。
本発明はまた、本発明に係る希釈されたエマルションを含む飲料を包含する。好ましくは、飲料は、少なくとも約1部のエマルションを100部の飲料中に含み、より好ましくは、少なくとも約1部のエマルションを250部の飲料中に含み、より特別には、少なくとも約1部のエマルションを400部の飲料中に含む。好ましくは、飲料は、約1部以下のエマルションを1000部の飲料中に含み、より好ましくは、約1部以下のエマルションを750部の飲料中に含み、より好ましくは、約1部以下のエマルションを600部の飲料中に含む。飲料は、好ましくは約1部のエマルションを500部の飲料中に含む。
希釈剤は、好ましくは水を含み、また任意に炭酸ガスを入れてもよく、そして、任意に、他の原料、たとえばクエン酸または他の酸、ショ糖、人工甘味料、着色剤、芳香原料等を含んでもよい。
そこで本発明は以下の例を参照して説明できる。
以下の材料を例において用いた。
1.ホエータンパク単体(「WP」)、商標名BiPro(WP)でDavisco Food Internationalから入手可能である。この製品は、均質な半含水粉末で、ラクトースを含まず等電pH4.7を有する。
2.エンドウ豆タンパク単体(「PP」)、商標名Pisane HDで、ウエストウッド・インターナショナル(チェシャー、英国)から入手可能である。このエンドウ豆タンパクは、黄エンドウ豆(pisum sativum)から抽出された天然原料で、等電pH4.5を有する。
3.カゼイン酸ナトリウム(「SC」)(5.2wt%水分、0.05wt%カルシウム、等電pH6)(de Melkindustrie(オランダ)より)。
4.Proform781大豆タンパク(等電pH〜5)(ADMより)。
5.中鎖トリグリセリド油(MCT油)(クエスト・インターナショナルより)。
6.オレンジ油(クエスト・インターナショナルより)。
7.n−テトラデカン(シグマ・ケミカルズ(英国)より)。
8.シリコーン油(ダウコーニング 200/20cSフルイド、Lot061601)。
9.乳酸ナトリウム溶液(約50%、Lot K24888657)をBDH Laboratory Suppliesより購入した。
10.多糖デキストラン(「DX」)(平均分子量が70、245、500kDa)および、牛乳由来のβ−ラクトグロブリン(約90%)をシグマ・ケミカルズより購入した。DXを含む試料はまた、用いた分子量により、たとえば、DX70、DX245およびDX500と特定した。
11.多糖マルトデキストリン(「MD」)(DE=2,Mw=280kDa、DE=19,Mw=8.7kDa、DE=47,Mw=2kDa)(Roquette(UK)Limitedより)。
12.アラビアゴム(「GA」)(糖タンパクと非イオン性多糖との混合物)(Colloides Natureis Internationalより)。
例において、タンパク/多糖コンジュゲートは、タンパクおよび多糖を選択された質量比で蒸留水に溶解させることにより作製した。次いで、試料を凍結乾燥して水を除去し、そしてすりつぶして粉末を作製した。80℃で10−15分間、オーブン中にデシケーターを置いて平衡温度に到達させた。80℃で2時間、試料をデシケーター中に置き、その間にアマドリ転位が生じた。デシケーターの下部には飽和KBr溶液があり、相対湿度を79%に維持した。得られたコンジュゲートは、非酵素的褐色化によると思われる薄茶色がかった色味を有していた。
例における熱処理タンパクの表示は、先の段落に記載した熱処理をタンパクに行うことを示すものである。
例においては、Malvern Mastersizer MS2000静的レーザー光散乱分析装置を用い、吸収パラメータ値0.001にて、エマルションの液滴サイズ分布を測定した。平均液滴サイズは、
32=Σiii 3/Σiii 2
43=Σiii 4/Σiii 3
(式中、niは、径diの液滴の数)で規定される2つの平均径、d32およびd43によって決定した。
液滴の軟凝集状態は、ノーマルスキー(Normarski)の微分干渉コントラスト技術を用いた光学顕微鏡法によりエマルションを観察することによって定性的に評価した。クリーム安定性は、22℃で静止保存したエマルションのクリーム層およびセラム層の時間依存厚みを測定することによって視覚的に評価した。例において、クリーム分離(%)は、セラム層+クリーム層の全高さに対するクリーム層の高さの百分率を表す。
例1
2段蒸留水、クエン酸(50wt%)、安息香酸ナトリウム(25wt%)、および抗菌剤としてアジ化ナトリウム(0.01wt%)を用いて水性バッファーを得た。タンパクまたはコンジュゲートを多量のバッファー溶液に約22℃で静かに攪拌しながらゆっくり添加することにより、バッファー溶液中のタンパクおよびタンパク/多糖コンジュゲートの試料を得た。添加したタンパクまたはコンジュゲートの量は、後のエマルション中で1wt%レベルのタンパクまたはコンジュゲートを与えるのに十分であった。1MNaOHを数滴加えることによって、得られた試料溶液のpHを調整した。その後記録したpH値を乳化前の試料溶液のpHとした。
表1で特定されるようなn−テトラデカン水中油型試料は、80vol%の緩衝化されたタンパクまたはタンパク/多糖コンジュゲートを20vol%の油と室温で混合し、そして実験室スケールのジェットホモジェナイザーを用い圧力300barで操作して均質化することによって作製した。得られたエマルションを室温で保存した。
Figure 2008531253
試料1から12のd43液滴サイズを、0.5時間後および30日後に測定した。結果を以下の表2に示す。
クリーム分離を、16日、70日および103日で測定した。結果を表3に与える。
表2および3より理解できるように、本発明に係るWP/DXコンジュゲートは、極めて良好な微細液滴の安定なエマルションを形成する。
Figure 2008531253
Figure 2008531253
例2
表4で特定されるタンパクおよびタンパク/多糖コンジュゲートを用い、かつエマルションを形成するためにMCT油を用いて、例1を繰り返した。
試料13から28のd43液滴サイズを、12時間後および25時間後に測定した。結果を以下の表5に示す。
表5から理解できるように、本発明に係るWP/DXコンジュゲートは、極めて良好な微細液滴の安定なエマルションを、pH7およびpH3.7の両方において形成する。一方、PP/DXコンジュゲートは、顕著に乏しい乳化効果を示す。
Figure 2008531253
Figure 2008531253
例3
2段蒸留水、クエン酸(50wt%)、安息香酸ナトリウム(25wt%)およびメタ重亜硫酸カリウム(15wt%)を用いて水性バッファーを得た。タンパクまたはコンジュゲートを多量のバッファー溶液に約22℃で静かに攪拌しながらゆっくり添加することにより、バッファー溶液中のタンパクおよびタンパク/多糖コンジュゲートの試料を得た。1MNaOHを数滴加えることによって、得られた試料溶液のpHを3.2に調整した。エマルションのイオン強度は0.2Mであった。
MCT油を用い、種々の量のWPを用いて安定化された多数のエマルションは、80vol%の緩衝化されたタンパクまたはタンパク/多糖コンジュゲートを20vol%の油と室温で混合し、そして実験室スケールのジェットホモジェナイザーを用い圧力350barで操作して均質化することによって作製した。
43液滴サイズは、0.2wt%WPでの約4.5μmから1.5wt%WPでの約1μmまで変化した。0.8wt%WPで、d43液滴サイズは約3μmであった。従って、後のエマルションは、タンパク含有量が0.8wt%となるように作製した。たとえば、3.2wt%の1:3タンパク/多糖コンジュゲートは、タンパク含有量が名目上0.8wt%である。
MCT油(20vol%)を有するGA(3.2wt%)、WP(0.8wt%)およびWP/デキストランコンジュゲート(3.2wt%)のエマルション試料を、上記しおよび以下の表6に特定するように調製した。試料のpHは3.2であり、イオン強度は0.2Mであった。
試料29から39のd43液滴サイズは、12時間後および31日後に測定した。結果を表6に与える。
Figure 2008531253
表6から理解できるように、本発明に係るWP/DXコンジュゲートは、特にタンパクの多糖に対する質量比が<1:1で、>1:8である場合、極めて良好な微細液滴の安定なエマルションを形成する。よって、タンパクの多糖に対する好ましい質量比は、1:3から1:5の範囲内である。コンジュゲート、特に好ましいコンジュゲートは、GAまたはWPの各々よりも乳化剤として顕著に良好に作用することにも留意すべきである。
例4
表7で特定されるエマルションを、例4に記載するようにして調製した。WP/DX70コンジュゲートにおけるタンパクの多糖に対する質量比は1:3であった。
Figure 2008531253
表7から理解できるように、本発明に係るWP/DXコンジュゲートは、様々な油を用いて極めて良好な微細液滴の安定なエマルションを形成する。一方、GA乳化剤およびWP乳化剤は、本発明に係るコンジュゲートよりも顕著に劣る作用を有する。
例5
pH3.2のWP(1wt%)、WP/マルトデキストリンコンジュゲート(1wt%)、SP(1wt%)およびSP/マルトデキストリンコンジュゲート(1wt%)と、MCT油とで、表8で特定されるように例3を繰り返した。
Figure 2008531253
マルトデキストリンのDEは2であった。コンジュゲートにおけるタンパクの多糖に対する質量比は1.3であった。
表8から理解できるように、本発明に係るWP/MDコンジュゲートは、良好な微細液滴の安定なエマルションを形成する。
例6
WP/MDコンジュゲート(DE=2,平均Mw=280kDa、DE=19,平均Mw=8.7kDa、DE47,平均Mw=2kDa)(2.5wt%)を、pH3の水性クエン性バッファーに添加し、速やかに溶解させた。
無処理のおよび熱処理された両方のWP(2wt%)をpH3の水性クエン性バッファーに攪拌しながら添加し、約2時間かけて溶解させた。
得られた溶液はすべて透明であった。
溶液のpHをpH3から5.5の間に調整した。WP溶液はpH4.7で不透明になり、従って酸性のエマルションにおいては効果が限られている。一方、WP/MDコンジュゲートは、全pH範囲を通じて透明のままであり、従って、酸性環境で明らかな有用性を有する。
例7
WP、熱処理されたWP(HWP)およびWP/MDコンジュゲートを用いて前述のエマルションを調製した。タンパクおよびコンジュゲートを2wt%で添加した。オレンジ油(20vol%)を用いてエマルションを調製した。試料は、得られた初期d43液滴サイズとともに表9で特定される。
表9から理解できるように、本発明に係るWP/MDコンジュゲートは、良好な微細液滴の安定なエマルションを形成する。より高いDEのMDを有するコンジュゲートは、低DEのMD、特に、好ましい中間域DEのMDよりも初期d43液滴サイズが小さいエマルションを生じさせた。
例8
タンパクの多糖に対する質量比が2:1(試料73から76)および1:1(試料77から80)であるWP/MD19エマルション(2.5wt%コンジュゲートを含む)を、70:30体積比で着色剤溶液と混合し、種々のpHで着色溶液を形成した。エマルションは、20vol%の1:1オレンジ油/エステルゴム油混合物を用いて調製した。着色剤溶液が含む原料を表10に示す。
192時間の保存期間後、得られた着色溶液のd43液滴サイズを測定し、表11に羅列した。
Figure 2008531253
Figure 2008531253
Figure 2008531253
タンパクが多糖に対して1:1であるコンジュゲート(試料77から80)が、より低いpHで、2:1であるコンジュゲート(試料73から77)よりも顕著に良好に作用したことに注目できる。実際、後者はpH3.5において顕著に軟凝集し、アゾ系着色原料と反応するフリーのタンパクの存在によって、着色溶液が調製されてからたった24時間後に沈殿物を生成した。
例9
WP、GAおよびWP/MD19コンジュゲートを、タンパクの多糖に対する種々の質量比で用い、例8を繰り返した。
本例で用いたWD/MD19コンジュゲートの作製方法は、温度を85℃に上げ、2時間のコンジュゲーション時間中30分毎に混合物を攪拌することにより変化させた。
エマルションは着色剤溶液と、7.2gの2.8gに対する比で混合した。
乳化前に添加されたタンパクまたはコンジュゲートの量は、GAの場合に第2の試料(試料82)も30wt%で調製したのを除いて2.5wt%であった。
13日の保存期間後、エマルションおよび得られた着色溶液のd43液滴サイズを測定し、表12に羅列した。
WP相のみを含む着色溶液は分離および沈殿した。
Figure 2008531253
表12から理解できるように、本発明に係るWP/MDコンジュゲートは、良好で微細液滴の安定なエマルションを形成する。公知の乳化剤GAと同等の性能を得るために、最大で10+倍の量のGAを添加しなければならなかった(試料82を参照)ことに注目できる。上記の表9中の試料63から67、表12中の試料84から88の例7の比較により、インキュベーション温度を80℃から85℃に上昇させ、乾熱ステップの間タンパク/マルトデキストリン混合物を攪拌することによって、最終的なコンジュゲートの性能が顕著に上昇することが示される。
例10
種々の比のWP/MD19(2.5wt%)のコンジュゲート、WP(2.5wt%)およびGA(30wt%)から調製される着色エマルションを、例9に記載したようにして作製し、次いでシュガーシロップとした。シュガーシロップは以下の処方に基づく。
50mlの水、
1mlの安息香酸ナトリウム(25%溶液)
10mlのクエン酸(50%溶液)
350mlのシュガーシロップ(67%溶液)
3gの20%水中油型着色エマルション
得られたシロップを水で500mlにした。
次いで、シュガーシロップの1部を、炭酸ガスを入れた水5部で希釈して、ソフトドリンク処方を形成した。
WP/MD19(比が1:2および1:3)のコンジュゲートで安定化されたすべての着色エマルションは、pH3.2での希釈で安定であり、かつ軟凝集/沈殿は、10日の保存期間を通じて観察されなかった。WP安定化着色エマルションは、希釈で明らかに相分離、すなわち上部透明相と着色沈殿下部相、を示した。これと比べ、希釈されたコンジュゲートで安定化されたエマルションは、全体的な外観(目視で)において、GA安定化エマルション(GAのレベルがコンジュゲートのレベルよりも10+倍高い)と同様である。
このことは、ホエータンパクとマルトデキストリンとから制御された乾熱によって調製される糖タンパクコンジュゲートが、アラビアゴム等の従来知られている乳化剤系/安定剤系と比べて大幅に少ない使用レベルで安定なエマルションおよびこれらに対応する着色希釈物、さらには最終的な飲料を与えることができることを示す。該コンジュゲートの利点は、組成物さらにアラビアゴムの乳化特性に順次影響する気候条件および気候変動の相違に影響を受けやすいアカシア木から供給されるアラビアゴムと比べて、特性がより制御されかつ予測可能であることにある。

Claims (26)

  1. ホエータンパクおよび非イオン性多糖に由来するタンパク/多糖コンジュゲートを含む乳化剤。
  2. ホエータンパクと、デキストランもしくはマルトデキストリンもしくは天然に存在するゴム、好ましくはアラビアゴムに含まれる多糖基またはこれらの混合物からなる群から選択される多糖成分とに由来するタンパク/多糖コンジュゲートを含む乳化剤。
  3. コンジュゲート中のタンパクの多糖に対する質量比が0.9:1から1:10の範囲内である、請求項1または2に記載の乳化剤。
  4. タンパクの多糖に対する質量比が少なくとも1:1であり、より特別には少なくとも1:2である、請求項3に記載の乳化剤。
  5. タンパクの多糖に対する質量比が1:8以下であり、より特別には1:6以下である、請求項3または4に記載の乳化剤。
  6. 前記ホエータンパクがラクトースを含まないホエータンパクであり、より特別には前記ホエータンパクがラクトースを含まないホエータンパク単体である、前掲の請求項のいずれかに記載の乳化剤。
  7. 請求項1に従属する場合には、前記非イオン性多糖がデキストランまたはマルトデキストリンまたは天然に存在するゴム、好ましくはアラビアゴムに含まれる多糖である、前掲の請求項のいずれかに記載の乳化剤。
  8. 前記多糖がマルトデキストリンである、前掲の請求項のいずれかに記載の乳化剤。
  9. 前記マルトデキストリンが、5と50との間のデキストロース当量を有するように選択される、請求項7または8に記載の乳化剤。
  10. 前記マルトデキストリンが、少なくとも10および、より特別には少なくとも12のデキストロース当量を有するように選択される、請求項9に記載の乳化剤。
  11. 前記マルトデキストリンが、40未満、より特別には30未満のデキストロース当量を有するように選択される、請求項8から10のいずれかに記載の乳化剤。
  12. 前掲の請求項のいずれかに記載の乳化剤のエマルション中での使用。
  13. 水、感覚刺激性の油および請求項1から11のいずれかに記載の乳化剤を含む水中油型エマルション。
  14. 70から95wt%の水相および5から30wt%の分散相を含む、請求項13に記載のエマルション。
  15. 0.1wt%から10wt%の乳化剤を含む、請求項13または14に記載のエマルション。
  16. 少なくとも1wt%の乳化剤を含む、請求項13から15のいずれかに記載のエマルション。
  17. 7wt%以下の乳化剤、より特別には5wt%以下の乳化剤を含む、請求項13から16のいずれかに記載のエマルション。
  18. 7以下のpHを有する、請求項13から17のいずれかに記載のエマルション。
  19. 酸性である、請求項13から18のいずれかに記載のエマルション。
  20. 2から6の範囲内、より好ましくは3から6の範囲内のpHを有する、請求項13から19のいずれかに記載のエマルション。
  21. 請求項13から20のいずれかに記載の希釈されたエマルションを含む飲料。
  22. 少なくとも約1部のエマルションを100部の飲料中に含み、より好ましくは、少なくとも約1部のエマルションを250部の飲料中に含み、より特別には、少なくとも約1部のエマルションを400部の飲料中に含む、請求項21に記載の飲料。
  23. 約1部以下のエマルションを1000部の飲料中に含み、より好ましくは、約1部以下のエマルションを750部の飲料中に含み、より特別には、約1部以下のエマルションを600部の飲料中に含む、請求項21または22に記載の飲料。
  24. 約1部のエマルションを500部の飲料中に含む、請求項21から23のいずれかに記載の飲料。
  25. 希釈剤が水を含む、請求項21から24のいずれかに記載の飲料。
  26. ホエータンパクおよび非イオン性多糖に由来するタンパク/多糖コンジュゲートを含む乳化剤の製造方法であって、ホエータンパクおよび多糖を密に混合することと、混合物を、制御された湿度条件下で、タンパクのアミン基の少なくとも主成分が多糖と共有結合を形成することを可能にするのに十分な時間乾熱にさらすこととを含む方法。
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