JP2008529385A - 無線通信システムにおける逆拡散データのための方法及び装置 - Google Patents

無線通信システムにおける逆拡散データのための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、無線通信システムの受信器において使用される拡散信号を逆拡散するための方法であって、拡散信号を前処理してデータシンボルに対応する拡散チップのグループを得るステップと、拡散チップを処理して各拡散チップの同一位相成分及び直交成分を抽出するステップと、プリセット選択信号に従って逆拡散チップのグループを得るために同一位相成分及び直交成分のグループを変換して組み合わせるステップと、を含む方法を提供する。本発明は、逆拡散回路の構造を大幅に簡略化して逆拡散回路の面積を減少させる上述の方法を実施するための装置を更に提供する。

Description

本発明は、無線通信分野に関し、特に、TD−SCDMA(時分割同期符号分割多重アクセス)及び/又はWCDMA(広帯域符号分割多重アクセス)システムにおいて拡散信号を逆拡散するための方法及び装置に関する。
スペクトル拡散技術、又は、拡散技術は、近年非常に急速に発展した技術であり、軍事通信において有益な役割を果たすだけでなく、例えば衛星通信、移動体通信、マイクロ波通信、無線測位システム、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)、グローバルパーソナル通信等、総ての通信分野において幅広く使用されている。
拡散通信は、以下のように簡単に表すことができ、即ち、情報を伝達するために必要な最も狭い帯域幅よりもかなり幅広い帯域幅を占有する信号を用いて情報を伝達するための方法であり、帯域幅は符号化及び変調方法により拡大され且つ伝達される情報にとって無関係であり、また、伝達される情報データは受信器の同じ拡散コードによって逆拡散されて復元される。拡散技術は、以下の形態で、即ち、直接シーケンススペクトル拡散(略して直接拡散(DS))、周波数ホッピング(FH)、時間ホッピング(TH)、線形周波数変調(Chirp)、及び、FH/DS,TH/DS,FH/TH等(DS,FH,FH/DSは通信では最も頻繁に使用される)のこれらの組合せの形態で使用される。
拡散通信技術は、以下のように特徴付けられる。
1.強力な抗スクランブリング能力
信号は広帯域に拡散されるため、狭帯域信号は、受信器で拡散信号の帯域幅を圧縮することによって復元される。拡散擬似ランダムコードにとって無関係なスクランブル信号は広帯域に拡散されるため、有用な信号の通信帯域幅に入るスクランブリング力が大幅に低減され、その結果、相関器の信号対干渉比が増大させられる。従って、拡散通信技術は強力な抗スクランブリング能力を有している。この能力は帯域の拡散時間に対する直接的な比率にある。即ち、スペクトルが幅広く拡散されればされるほど、抗スクランブリング能力が強くなる。
2.多重アクセス通信
拡散通信自体は、SSMA(スペクトル拡散多重アクセス)と称される多重アクセス通信方法である。それ自体は、異なる拡散コードを用いて異なるネットワークを形成するCDMA(符号分割多重アクセス)の形態である。広帯域を占有するが、拡散システムのスペクトル利用率は単チャンネル単搬送波システムのそれよりも高い。これは、異なるネットワークが同じ周波数を同時に共有できるからである。CDMAは、将来のグローバルパーソナル通信における多重アクセス通信の主要な形態である。
3.安全で且つ機密性がある
拡散システムは送信された情報を広帯域に拡散するため、出力密度がスペクトルの拡散と共に減少するとともに、信号がノイズによって覆い隠される場合もある。従って、拡散された信号は、強力な安全性を有するとともに、傍受したり、盗聴したり、検出したりすることがかなり困難である。送信器により使用される拡散コードと同じ拡散コードが使用されず且つそれとの同期後に関連検出が行われない場合には、拡散信号に関して何も行うことができない。拡散信号は低いスペクトル密度を有しているため、スペクトル密度がいくつかの要件を満たす限り、アメリカ合衆国、日本、欧州国等の多くの国々で認可無く特定の周波数帯域、例えばISM周波数帯域を使用することができる。
4.マルチパス雑音除去
深刻なマルチパス雑音が存在する移動体通信や屋内通信等のいくつかの通信状況下では、システムは、妨害を受けない通信を確保するために強力な抗雑音能力を有していなければならない。拡散技術は、拡散により使用される拡散コードの関連する特性の使用によって強力なマルチパス雑音除去能力を有しているとともに、マルチパスエネルギの使用によりシステムの性能を向上させることさえできる。
拡散技術を使用するCDMAシステムは、従来のTDMA通信システム及びFDMA通信システムとは全く異なって動作する。直接シーケンスCDMA(DS−CDMA)送信器では、例えば、与えられた専用の又は共通のチャンネルにおける基本的なシンボルレートのデジタルシンボルストリームがチップレートに拡散される。この拡散動作は、チャンネル固有の拡散コード(特徴的配列と呼ばれることもある)をシンボルストリームに対して適用することを伴っており、これにより、帯域幅冗長性を加えつつその信号利得が増大させられる。
通常、データ情報を含むチャンネル化された中間信号を得るため、デジタルシンボルストリームには拡散中にチャンネルコードが乗じられる。中間信号は、その後、異なるチャンネルコードを使用して他の中間信号に対して加えられる。その後、合計された中間信号にはセルスクランブリングコードが乗じられ、それにより、拡散信号のグループが得られる。総てのチャンネルコードが互いに直交しているため、異なるユーザは異なるチャンネルコードを介して特定のタイムスロットで送信帯域幅を共有してもよい。また、受信器で適切な処理技術を適用することにより、中間信号を他から区別してもよい。
TD−SCDMAシステムにおいて、当初のデータは、受信器で適切なスクランブリングコード及びチャンネルコードを適用して(即ち、乗算し又はマッチングして)拡散信号を逆拡散することにより復元される。しかしながら、拡散コードが他の送受信された中間信号に対して適用される場合には、ノイズだけが生成される。従って、逆拡散演算は、受信信号と適切なデジタルコードとを比較してチャンネルから所望の情報を回復させる相関プロセスを効果的に含んでいる。
TD−SCDMAシステムにおいて、拡散は、物理チャンネルのデータ部分に対して適用されるとともに、二つの演算を含んでいる。第1の演算は、総てのデータシンボルを多くのチップへ変換するチャネライゼーション演算であり、これにより、信号の帯域幅が増大させられる。データシンボル一つ当たりのチップの数は拡散因子(SF)と称される。第2の演算は、スクランブリングコードが拡散信号に対して適用されるスクランブリング演算である。これらの二つの演算は、通常、合わせて拡散演算と呼ばれ、また、チャンネルコード及びスクランブリングコードは合わせて拡散コードと呼ばれている。TD−SCDMAシステム規格では、ダウンリンク物理チャンネルがSF=16を使用することが必要とされる。複数の並行物理チャンネルを使用して更に高いデータ転送速度をサポートすることができる。これらの並行物理チャンネルは異なるチャネライゼーションコードを使用して送信されなければならない。
信号の拡散及び逆拡散は以下の式によって表すことができる。
Figure 2008529385
ここで、x(n)は拡散前の信号であり、p(i)は拡散コードであり、z(i)は拡散後の信号であり、[A]は概算演算を示しており、戻り値がA以上の最も近い整数である。
従来の逆拡散方法及び装置は、多量の乗算器を必要とする。しかしながら、そのような乗算器は、複雑な構造を有するとともに、比較的大きなチップ面積を占有する。そのため、それらの乗算器を他の簡単な回路構造に取って代えることができれば、チップ面積を大幅に減少させることができるとともに、製造コストを大幅に低減することができる。従って、製造コストを著しく低減できる逆拡散方法及び装置が必要である。
本発明の目的は、従来の装置と比較して回路の面積を著しく減少させることができる逆拡散方法及び装置を提供することである。
本発明の他の目的は、複雑な回路を使用する乗算器を用いることなく簡単な回路により逆拡散機能を果たすことができる逆拡散方法及び装置を提供することである。
本発明の更なる目的は、データを並行に処理できる逆拡散方法及び装置を提供することである。
本発明の最も遠い目的は、逆拡散計算の各パイプラインごとにデータ入力ポートを1組しか必要としない逆拡散方法及び装置を提供することである。
部分的に又は完全にこれらの目的を実現するため、本発明の一態様によれば、無線通信システムの受信器における拡散信号を逆拡散するための方法であって、拡散信号を前処理して、データシンボルに対応する拡散チップのグループを得るステップと、拡散チップを処理して、各拡散チップの同一位相成分及び直交成分を抽出するステップと、プリセット選択信号に基づいて逆拡散チップのグループを得るために同一位相成分及び直交成分のグループを変換して組み合わせるステップと、を含む方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、無線通信システムの受信器における拡散信号を逆拡散するための装置であって、拡散信号を前処理して、データシンボルに対応する拡散チップのグループを得る前処理手段と、拡散チップを処理して、各拡散チップの同一位相成分及び直交成分を抽出する抽出手段と、プリセット選択信号に基づいて同一位相成分及び直交成分のグループを変換して組み合わせることにより逆拡散チップのグループを得る選択及び処理手段と、を備える装置が提供される。
本発明の他の目的及び効果は、添付図面と併せて解釈される以下の説明、請求項の内容及び本発明の十分な理解から明らかとなり且つ理解できるようになる。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1乃至図3を参照して、本発明に係る逆拡散装置及び方法の原理について更に説明する。図1は、本発明の実施の一形態に係る逆拡散装置の原理を示す構造図である。図1に示されるように、本発明に係る逆拡散装置は、プリセット手段10と、前処理手段20と、抽出手段30と、選択及び処理手段40と、加算手段50とを備えている。
前処理手段20は、受信した拡散信号を前処理して、データシンボルに対応するチップのグループを得る。拡散チップの長さは既知の拡散シーケンスp(i);{i=1,2,...,SF}の長さに等しい。抽出手段30は、前処理手段20から得られた拡散チップを処理して、拡散チップのそれぞれの同一位相成分及び直交成分を抽出する。この場合、同一位相成分は前述したI成分に対応しており、直交成分は前述したQ成分に対応している。抽出手段30によって得られた同一位相成分I及び直交成分Qは、一つ以上のセレクタを備える選択及び処理手段40に対して供給される。選択及び処理手段40は、プリセット選択信号に基づいて同一位相成分I及び直交成分Qのグループを変換して組み合わせ、逆拡散チップrのグループを得る。選択及び処理手段40によって得られた逆拡散チップrは、データシンボルを復元するために加算手段50によって加算される。
図2は、図1に示される選択及び処理手段40の内部構造の概略図である。選択及び処理手段40は、組合せ手段401とネゲート手段402とを備えている。ネゲート手段402は、同一位相成分I及び直交成分Qを受け取って、ネゲートされた信号(否定信号)−I,−Qを得るとともに、同一位相成分I及び直交成分Qをネゲートされた信号(否定信号)−I,−Qと共に組合せ手段401へ入力する。組合せ手段は、プリセット選択信号に基づいて、同一位相成分Iと直交成分Qとその否定信号との間のプリセット組合せ結果を計算して出力する。プリセット組合せ結果は、特定の組合せ結果の予期されるグループのうちの一つである。以下の第1及び第2の実施の形態に関して説明するように、無線通信システムがTD−SCDMAシステムである場合、既知の拡散シーケンスの各単位P(i)の値は組{1,−1,j,−j}から選択され、また、予期される結果のグループは組{I+jQ,−I−jQ,−Q+jI,Q−jI}から選択される。ここで、Iは同一位相成分であり、Qは直交成分であり、−Iはネゲートされた同一位相成分(否定同一位相成分)であり、−Qはネゲートされた直交成分(否定直交成分)である。
本発明の概念は、WCDMA無線通信システムにおいても使用することができる。無線通信システムがWCDMAシステムである場合、既知の拡散シーケンスの各単位P(i)の値は組{1+j,1−j,1+j,−1−j}のうちの一つである。プリセット手段10は、{1+j,1−j,1+j,−1−j}から選択されたp(i)の値に基づいて、例えば2ビット二進数によって表され得る対応するプリセット選択信号を生成する。選択及び処理手段40は、受信プリセット選択信号に基づいて、予期される結果を出力する。予期される結果のグループが組{(I−Q)+j(I+Q),(I+Q)+j(−I+Q),(−I−Q)+j(I−Q),(−I+Q)+j(−I−Q)}のうちの一つであることは計算によって分かる。ここで、Iは同一位相成分であり、Qは直交成分であり、−Iは否定同一位相成分であり、−Qは否定直交成分である。
そのため、拡散シーケンスp(i)が限られた組から選択される値である場合には、逆拡散結果も限られた組から選択される値であることを予期することができる。従って、セレクタ、ネゲータ(否定素子)、加算器の組合せ計算を使用して逆拡散のための乗算を実施することができ、それにより、逆拡散回路が簡略化され、回路面積が減少される。
図3は、本発明に係る逆拡散方法のフローチャートである。最初に、ステップS20において、拡散信号が前処理されて、拡散チップの一つのグループが得られる。ステップS30においては、拡散チップのそれぞれの同一位相成分I及び直交成分Qが抽出され、その後、ステップS40において、プリセット選択信号に基づいて同一位相成分I及び直交成分Qのグループが変換されて組み合わせられ、逆拡散チップのグループが得られる。そして、最後に、ステップS50において、逆拡散チップが加算され、逆拡散データシンボルが得られる。
実施例1
図4は、本発明の実施例1に係る逆拡散装置の回路構造図である。以下、図4を参照しながら実施例1について更に説明する。
TD−SCDMAシステムにおいて、データの拡散は、二つの演算、即ち、チャネライゼーション及びスクランブリングを含んでいる。最初に、各複素数値データシンボルが実数値チャネライゼーションコードを用いて拡散される。結果として得られるシーケンスは、その後、セル固有の複素スクランブリングシーケンスによりスクランブルされる。ユーザ固有のチャネライゼーションとセル固有のスクランブリングコードとの組合せは、ユーザ及びセルに固有の拡散コードとみなすことができる。TD−SCDMAシステムのダウンリンクにおいては、スクランブリングシーケンスの長さ及びSFの両方が16である。そのため、チャネライゼーションコードとスクランブリングコードとを一緒に用いて受信信号を拡散することにより当初のデータを回復するのが都合良い。
TD−CDMAのスクランブリングコードは複素数であり、この複素数の要素は実数と虚数とが交互になっている。また、チャネライゼーションコードは常に実数である。従って、拡散コードは実数と虚数とが交互になっている。
TD−SCDMAにおける3GPP規格によれば、拡散シーケンスはp(i);{i=1,2,...,SF}である。
p(i)=(j)・v∈{1,−1};i=1,2,...,SF
ここで、jは虚数単位であり、SFは拡散因子である。
拡散コード中の奇数ビットは常に虚数であり、拡散コード中の偶数ビットは常に実数である。即ち、
Figure 2008529385
ここで、nは整数であり、
z[(n−1)×SF+i]=w(i)=I+jQ (3)
が受信信号であるとする。ここで、Iは同一位相成分であり、Qは直交性分である。逆拡散において、データは、拡散コードの共役を乗算するとともに、結果の数を合計する。y(i)が以下のような一つの乗算の結果であるとする。
Figure 2008529385
ここで、p(i)は拡散コードp(i)の共役である。
逆拡散のための従来の方法では、乗算結果を計算するためにI成分及びQ成分が常に必要とされる。しかしながら、本発明では、乗算結果を得るために一度にI成分だけ又はQ成分だけしか必要とされない。
本発明によれば、逆拡散データの実数成分を得るために、拡散シーケンスの奇数ビットとの乗算においてはQ成分だけを入力すれば足り、また、拡散シーケンスの偶数ビットとの乗算においてはI成分だけを入力すれば足りる。同様に、逆拡散データの虚数成分を得るために、拡散シーケンスの奇数ビットとの乗算においてはI成分だけを入力すれば足り、また、拡散シーケンスの偶数ビットとの乗算においてはQ成分だけを入力すれば足りる。
式(4)から分かるように、実施において乗算器は不要であり、また、拡散コードの共役p(i)の符号をセレクタへの入力として使用して乗算結果を得ることができる。以下の式において、
sign[p(i)]=0はプラスを示し、sign[p(i)]=1はマイナスを示している。
n=2k(k∈整数)のとき、
Figure 2008529385
であり、
n=2k+1(k∈整数)のとき、
Figure 2008529385
である。
式(5)において、iが偶数のとき、拡散コードの共役p(i)の符号が0である場合には、式(4)において、乗算の結果y(i)の実数はIであり、虚数はQである。拡散コードの共役p(i)の符号が1である場合には、式(4)において、乗算の結果y(i)の実数は−Iであり、虚数は−Qである。式(6)において、nが奇数のとき、拡散コードの共役p(i)の符号が0である場合には、式(4)において、乗算の結果y(i)の実数はQであり、虚数はIである。拡散コードの共役p(i)の符号が1である場合には、式(4)において、乗算の結果y(i)の実数はQであり、虚数は−Iである。
実施の観点からは、セレクタの選択符号として拡散コードの共役の符号ビットだけが使用される。図1において、s(i)はp(i)の符号を意味している。
以下の式(7)は式(1)及び式(4)から得ることができ、逆拡散データの実数及び虚数の両方が二つの部分の和である。第1の部分は、拡散シーケンスの偶数ビットの乗算の合計された結果であり、第2の部分は、逆拡散シーケンスの奇数ビットの乗算の合計された結果である。
Figure 2008529385
上式において、Re[x]はxの実数を示しており、Im[x]はxの虚数を示しており、i,l,n,kは総て整数である。
上式を用いて本発明の逆拡散方法及び装置について述べる。先ず最初に、拡散コードp(i)の共役p(i)のsign[i]=sign[p(i)]が計算される。その後、得られた符号値はセレクタの選択エンドとしての役割を果たし、Q,−Q又はI,−Iはセレクタのスタンドバイ入力エンドとしての役割を果たす。このようにして、式(4)における乗算を択一セレクタによって行うことができる。
具体的には、本発明は、受信信号を逆拡散するために以下の方法を適用する。最初のステップは、二乗余弦フィルタ(RCF)後の信号を別々に記憶することである。w(i)=I(i)+jQ(i)が逆拡散される必要があるデータであるとすると、我々は、総てのI(i)(i=2k,k∈整数)をRAM等の連続的な記憶空間内に記憶するとともに、総てのQ(i)(i=2k,k∈整数)及び総てのQ(i)(i=2k+1,k∈整数)をそれぞれ連続的な記憶空間内に記憶する。従って、全体としてメモリの四つのブロックが必要とされる。
図4は、本発明の第1の実施例に係る逆拡散装置を示す回路構造図である。図4において、逆拡散されるべきデータは、フィルタ101(フィルタは二乗余弦フィルタ又はルート二乗余弦フィルタであってもよい)によってフィルタリングされてI成分及びQ成分へ分けられる。シーケンスに従って、I成分及びQ成分は、奇数成分と偶数成分、即ち、IoとIe,QoとQeのそれぞれ(下付き文字としての「o」は奇数シーケンス中の奇数成分を示しており、下付き文字としての「e」は偶数シーケンス中の偶数成分を示している)に択一的に分けられ、これらはメモリの四つのブロック103o,103e,104o,104eにそれぞれ記憶される。Qo成分は、連続して複数のセレクタ202の第1の入力エンド(図4に示されるように、セレクタ202の「1」により表されている)に入力され、また、ネゲータを通過するQoの結果−Qoはセレクタの第2の入力エンド(図4に示されるように、セレクタ202の「0」により表されている)に入力される。メモリ103o,103e,104o,104eは省くことができ、また、I成分及びQ成分が回路の後続のカスケードに対して直接に出力されることに留意されたい。メモリ103o,103e,104o,104eが使用される場合には、各クロック周期が成分I,Qの二つのグループを下方へ出力することができる。例えば、第1のクロック周期中に成分I,Q,I,Qが出力され、第2のクロック周期中に成分I,Q,I,Qが下方へ出力される。メモリ103o,103e,104o,104eが省かれる場合には、各クロック周期が成分I,Qの二つのグループを下方へ出力することができる。例えば、第1のクロック周期中に成分I,Qが出力され、第2のクロック周期中に成分I,Qが下方へ出力される。{p(1),p(2),p(3),....,p(16)}がTD−SCDMAシステムのダウンリンクにおいて使用される拡散シーケンスであるとすると、最初に、拡散シーケンスが二つの部分、即ち、{p(1),p(3),p(5),....,p(15)}と{p(2),p(4),p(6),....,p(16)}とに分けられ、次に、{p(1),p(3),p(5),....,p(15)}及び{p(2),p(4),p(6),....,p(16)}の共役p(i)(i=1〜16)が計算され、その後、s[i]=sign[p(i)](p(i)がプラスのときにはs[i]が0であり、p(i)がマイナスのときにはs[i]が1である)を得るためにp(i)の符号が計算される。p(i)の奇数位置における符号s[1],s[3],...,s[15]は複数の択一セレクタ202の選択エンドに対して並列に入力され、Q成分の奇数の成分Q,Q,...,Q2n−1は連続的にセレクタ202の入力エンド「1」に対して入力され、ネゲータ201によるQ,Q,...,Q2n−1の否定により生じる値は連続的に複数のセレクタ202の入力エンド「0」にそれぞれ入力される。これに対して、セレクタ202は、選択エンドでの符号0又は1入力に基づいて、入力エンド「0」入力及び「1」入力で信号入力を選択して出力する。各セレクタ202の出力は回路の上位カスケードの出力と合計され、また、合計された結果は、遅延器により1クロック周期遅延された後に回路の現在のカスケードとして出力されるとともに、次のカスケードのセレクタからの出力と更に合計され、以下同様となる。回路の最後のカスケードまで、第1の回路分岐の結果Real 1が得られる。各クロック周期でI,Q成分の二つのグループが出力される場合には、セレクタ202がI,Q成分の第1のグループを受け取るため、クロック周期のSF積分時間後、回路の最後のカスケードで出力される結果Real 1だけが正しい結果であり、従って、クロック周期のSF/2積分時間を除き他のクロック周期で出力される結果が考慮されないことに留意されたい。同様に、各クロック周期中にI,Q成分の一つのグループが出力される場合には、セレクタ202がI,Q成分の第1のグループを受け取るため、クロック周期のSF積分時間後、回路の最後のカスケードで出力される結果Real 1だけが正しい結果であり、従って、クロック周期のSF/2積分時間を除き他のクロック周期で出力される結果は考慮されない。これは後述の表1においてより明確に表されており、それは、回路の第2乃至第4の分岐において同じケースである。
同様に、p(i)の偶数位置における符号s[2],s[4],...,s[16]は複数の択一セレクタ202の選択エンドに対して並列に入力され、偶数のI成分のI,I,....,I2n成分は、連続的に複数のセレクタ202の入力エンド「0」に対して入力され、その後、ネゲータ201によって否定された後に複数のセレクタ202の入力エンド「1」に対してそれぞれ連続的に入力される。これに対応して、セレクタ202は、選択エンドでの符号0又は1入力に基づいて、「0」又は「1」で信号入力を選択して出力する。各カスケードにおけるセレクタ202の出力は、回路の上位カスケードの出力と合計され、また、合計された結果は、遅延器により1クロック周期遅延された後に出力されるとともに、次のカスケードのセレクタからの出力と更に合計され、以下同様となる。回路の最後のカスケードまで、第2の回路分岐の結果Real 2が得られる。
前述した各回路が一つのセレクタ202と一つの加算器203と一つの遅延回路204とを備え、更に、第1及び第2の回路分岐の第1のカスケード回路で前のカスケードからの信号が現在のカスケードセレクタ202と合計されないため、図4に示されるように第1のカスケード回路において加算器203を省くことができることに留意されたい。
二つの回路分岐の結果Real 1,Real 2は、逆拡散結果のRealを得るために加算器112において合計される。
以下、図4に示される本発明に係る装置の虚数を計算するための回路分岐の構造について説明する。
(i)の奇数位置における符号s[1],s[3],...,s[15]は複数の択一セレクタ202の選択エンドに対して並列に入力され、奇数のI成分の成分I,I,...,I2n−1は、連続的に複数のセレクタ202の「0」入力に対して入力されるとともに、ネゲータ201によって否定された後に複数のセレクタ202の「1」入力に対してそれぞれ連続的に入力される。これに対応して、セレクタ202は、選択エンドでの符号0又は1入力に基づいて、「0」入力又は「1」入力で信号入力を選択して出力する。各セレクタ202の出力は回路の上位カスケードの出力と合計され、また、合計された結果は、遅延器により1クロック周期遅延された後に出力されるとともに、次のカスケードのセレクタからの出力と更に合計され、以下同様となる。回路の最後のカスケードまで、第3の回路分岐の結果Imag 1が得られる。
同様に、p(i)の偶数位置における符号s[2],s[4],...,s[16]は複数の択一セレクタ202の選択エンドに対して並列に入力され、偶数のI成分の成分I,I,....,I2nは、連続的に複数のセレクタ202の「0」入力に対して入力されるとともに、ネゲータ201によって否定された後に複数のセレクタ202の「1」入力に対してそれぞれ連続的に入力される。それに応じて、セレクタ202は、選択エンドでの符号0又は1入力に基づいて、「0」入力又は「1」入力で信号入力を選択して出力する。各セレクタ202の出力は回路の上位カスケードの出力と合計され、また、合計された結果は、遅延器により1クロック周期遅延された後に出力されるとともに、次のカスケードのセレクタからの出力と更に合計され、以下同様となる。回路の最後のカスケードまで、第4の回路分岐の結果Imag 2が得られる。
図4において、‘Real 1’,‘Real 2’,‘Imag 1’,‘Imag 2’は式(10)におけるRe[x(n)]1,Re[x(n)]2,Im[x(n)]1,Im[x(n)]1をそれぞれ意味している。
前述した各回路が一つのセレクタ202と一つの加算器203と一つの遅延回路204とを備え、更に、第3及び第4の回路分岐の第1のカスケード回路で前のカスケードからの信号が現在のカスケードセレクタ202と合計されないため、図4に示されるように、回路の第1のカスケードにおいて加算器203は省くことができることに留意されたい。
二つの回路分岐からの結果Image 1,Image 2は、逆拡散結果の虚数Imagを得るために加算器112において合計される。逆拡散結果のRealとImagとの組合せが最終的な逆拡散結果である。
実施例2
図5は、本発明の原理を他の態様から説明するための本発明の第2の実施例に係る逆拡散装置の構造図である。
図5に示されるように、逆拡散されるべきデータは、フィルタ101によってフィルタリングされてI成分及びQ成分へ分けられる。シーケンスに従って、I成分及びQ成分は、奇数及び偶数の成分、即ち、IoとIe,QoとQeのそれぞれに択一的に分けられる。同時に、拡散コードの共役符号を計算し且つ符号を奇数位置及び偶数位置のs及びsへそれぞれ分けるため、拡散コードの共役符号のための計算器102に対して拡散コードpが入力される。
Qoは複数のALU105,105,...,10515に対して同時に入力される。これらのALUは、拡散コードの共役符号から奇数位置s[1],s[3],...,s[15]を同時に受け取るとともに、互いにカスケードされる。即ち、前のカスケードのALUの出力は、その後のカスケードのALUの入力エンドに対して接続される。第1のカスケードのALU105の前に他のALUからの入力は存在しないため、それに対応する入力エンドへの入力は0である。同様に、Qeは複数のALU106,106,...,10616に対して同時に入力される。これらのALUは、拡散コードの共役符号から偶数位置s[2],s[4],...,s[16]を同時に受け取るとともにカスケードされる。即ち、Ieは、拡散コードの共役符号から偶数位置s[2],s[4],...,s[16]を同時に受け取ってカスケードされる複数のALU105,105,...,10516に対して同時に入力され、また、Ioは、拡散コードの共役符号から奇数位置s[1],s[3],...,s[15]を同時に受け取ってカスケードされる複数のALU106,106,...,10615に対して同時に入力される。
Qo,Qe,Io,Ie入力の入力値がA、前のカスケードに接続される入力の入力値がB、符号s入力の入力値がC、その出力値がDであるとすると、以下の演算が各ALUごとに行われる。
Figure 2008529385
ここで、C=0はプラスを示しており、C=1はマイナスを示している。
現在のカスケードの計算結果Dは、1クロック周期遅延された後に次のカスケードALUへ出力される。
式のうちのどの式を使用するかは、ALUの位置によって決まる。例えば、図4によれば、ALU105,105,...,10515は式(9)を適用すべきであり、一方、ALU105,105,...,10516,ALU106,106,...,10615,ALU106,106,...,10616は式(8)を適用する。
最後のカスケードALU10515,10516から出力される結果は、それぞれReal 1,Real 2である。二つの結果は、加算器112で合計されて、逆拡散データのRealを得るために出力される。
最後のカスケードALU10615,10616から出力される結果は、それぞれImage 1,Image 2である。二つの結果は、加算器112で合計されて、逆拡散データのImageを得るために出力される。
RealとImagとの組合せが最終的な逆拡散結果である。
図6は、図5に係るALUの内部構造の一例を示している。各ALUの内部構造は、製造を容易にするために同一であってもよく又は類似していてもよい。図6に示されるように、ALUは、ネゲータ201と、択一セレクタ202と、加算器203と、遅延器204とを備えている。セレクタ202は、符号sの値を入力するための選択入力Cと、ネゲータの出力と接続される「1」入力と、ネゲータの入力と接続される「0」入力とを備えている。これに応じて、セレクタは、選択入力Cの値が0であるか又は1であるかどうかに基づいて、「0」入力又は「1」入力で入力される値を選択する。I/Q成分の実数/虚数は、セレクタ202の「0」入力に接続される入力エンドAから入力される。セレクタ202の出力エンドは加算器203の入力エンドに接続される。上位カスケードのALUからの出力は入力エンドBを介して加算器203の他の入力エンドに入力され、また、加算器203の出力エンドは、遅延器204に接続されるとともに、遅延器によって1クロック周期遅延させられた後に出力Dから出力される。また、遅延器204はフリップフロップによって実施することもできる。
図7は、図6に示されるALUの内部構造の変形例であり、これについては図6及び図7と併せて説明する。図6に示されるALUの回路構造は、式(8)の計算のために使用される。式(9)の計算が行われるべき場合には、ネゲータ201がセレクタの「0」入力に置かれなければならず、又は、ネゲータがセレクタ202の入力Cと選択入力との間に加えられなければならない。また、図6に係るALUの構造が変形されてもよいことに留意すべきである。ネゲータ201がALUの外側に置かれる場合には、図4に示される構造と同様の構造が得られる。図7に示されるように、ALUは、四つの入力A1,A2,B,Cと一つの出力Dとからなり、以下の式に従って計算を行う。
Figure 2008529385
計算結果は、1クロック周期に亘って遅延された後に出力される。
A1,A2は、否定I/Q成分を同時に受け取る。
ALUのカスケード数は、拡散因子SFによって決まる。上述した例はSF=16に基づいて与えられるため、ALUのカスケード数は8である。本発明の原理を更に説明するため、以下では、ALUカスケード分岐の計算処理を示すべく具体的な例が与えられている。全体で四つのALUがカスケードされ、dがQ又はIの値を示し、「」がセレクタの選択計算を示すものとする。
瞬間1から瞬間4まで入力されるデータがそれぞれd1,d3,d5,d7であり、即ち、各瞬間にデータが入力されるとすると、各カスケードのALUの加算器からの出力結果は、以下の表において与えられる。
Figure 2008529385
第1の瞬間において、上位カスケードの出力は0であり、そのため、各カスケードの加算器からの出力は、各カスケードのセレクタの出力と同じである(第1のラインに示されている)。
第2、第3、第4の瞬間において、各カスケードの加算器からの出力は、1クロック周期に亘って遅延器により遅延された後に各カスケードのALUから次のカスケードのALUへ出力されるとともに、次のカスケードのセレクタから同じ瞬間に出力される結果と合計される。従って、第4の加算器の結果が所望の結果である。
拡散コードの共役符号がs1,s3,s5,s7である場合、データd1,d3,d5,d7は、第4の瞬間に連続的に入力されている。第4の加算器の結果は、逆拡散によって望まれる結果、即ち、d1*s1+d3*s3+d5*s5+d7*s7であり、これは式(7)の最初のラインにおける式と一致する。表1は、その後の瞬間が前の瞬間の計算結果をどのように使用するのかを示している。
第1及び第2の実施例において、各単位の四つの異なる値は、拡散シーケンスの各単位を奇数部分及び偶数部分に分け且つ拡散シーケンスの各単位の共役符号がプラスであるか又はマイナスであるかどうかを判断することにより区別される。あるいは、拡散シーケンスの各単位の値を図1に示されるプリセット手段10によって見積もることができ、また、このとき、異なる値は、可能な値に対応する状態数を表すことができるプリセット選択信号により表される。例えば、四つの可能な値だけの場合には、値の状態を2ビット二進値によって表すことができる。以下、各構成要素間の対応する関係は、図1に示されるような関係且つ第1及び第2の実施例の各構成要素の関係を意味する。
図4及び図5に示されるフィルタ101及びその関連する回路は、図1に示される前処理手段20に対応している。図4及び図5において逆拡散されるべきデータをI成分及びQ成分に分けるための手段(図示せず)は、図1に示される抽出手段30に対応している。図5に示されるALU及び図6又は図7に示されるセレクタを含む組合せ回路は、図1に示される選択処理手段40に対応している。図4及び図5に示される符号シーケンス[i]は、図1に示される拡散シーケンスに従ってプリセット手段10により生成されるプリセット選択信号に対応している。また、図4及び図5に示される加算器112は、図1に示される加算手段50に対応している。
上記実施例に加えて、本発明には様々な変形例が存在する。例えば、所要の信号対雑音比を確保できる程度に信号状態が良好である場合には、図4に示されるフィルタ101を省くことができる。図4は拡散因子SF=16の場合を示しているが、拡散因子SFは、整数乗となる通常は2である、他の値であってもよい。図4は、I,Qの奇数成分及び偶数成分を記憶するためにメモリの四つのブロック103o,103e,104o,104eを示しているが、I,Q成分の奇数及び偶数成分が異なる経路で伝達されるシーケンス中にある限りメモリを省くこともできる。第1及び第2の実施例はTD−SCDMA規格に基づいているが、本発明はこれに限定されない。拡散コードの値が既知の限られた組内にある場合には本発明を適用することができる。例えば、WCDMA規格において、拡散コードの値は、{1+j,1−j,−1+j,−1−j}の範囲内にあり、これらの値を式(3)及び(4)に代入して以下を得ることによって取得できることは知られている。
Figure 2008529385
本発明がWCDMA規格において適用されると、拡散コードの値に基づいて逆拡散結果として役立つように対応する要素を組{(I−Q)+j(I+Q),(I+Q)+j(−I+Q),(−I−Q)+j(I−Q),(−I+Q)+j(−I−Q)}から間違いなく選択できることは明らかである。
本発明の概念及び範囲から逸脱することなく多くの他の変更及び変形をなすことができる。本発明が特定の実施の形態には限定されず、本発明の範囲が添付の請求項によって規定されるべきであることは、理解されるべきである。
本発明の実施の一形態に係る逆拡散装置の原理を示す構造図である。 図1に示される選択及び処理手段の内部構造の概略図である。 本発明の実施の一形態に係る逆拡散方法のフローチャートである。 本発明の第1の実施例に係る逆拡散装置の回路構造図である。 本発明の第1の実施例に係る逆拡散装置の回路構造図である。 本発明の原理を他の態様から説明するための本発明の第2の実施例に係る逆拡散装置の構造図である。 図5に示されるALU(数値演算ユニット)の内部構造の一例を示している。 図6に示されるALUの内部構造の変形例を示している。

Claims (22)

  1. 無線通信システムの受信器において使用される拡散信号を逆拡散するための方法であって、
    (a)拡散信号を前処理して、データシンボルに対応する拡散チップのグループを得るステップと、
    (b)拡散チップを処理して、各拡散チップの同一位相成分及び直交成分を抽出するステップと、
    (c)プリセット選択信号に基づいて逆拡散チップのグループを得るために同一位相成分及び直交成分のグループを変換して組み合わせるステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記逆拡散チップのグループを合計してデータシンボルを復元するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記拡散チップのグループの長さは、既知の拡散シーケンスの長さに等しいことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記プリセット選択信号は、既知の拡散シーケンスに基づく信号であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記組み合わせるプロセスは、同一位相成分及び直交成分をネゲートすることにより否定同一位相成分及び否定直交成分を得るステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記組み合わせるプロセスは、同一位相成分、否定同一位相成分、直交成分、否定直交成分に関してプリセット組合せ計算を行うステップを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 各逆拡散チップは、予期される結果のグループから選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記無線通信システムはTD−SCDMAシステムであり、既知の拡散シーケンスの各単位の値は、組{1,−1,j,−j}から選択されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  9. 前記無線通信システムはTD−SCDMAシステムであり、予期される結果は、組{I+jQ,−I−jQ,−Q+jI,Q−jI}から選択され、Iは同一位相成分であり、Qは直交成分であり、−Iは否定同一位相成分であり、−Qは否定直交成分であることを特徴とする請求項7又は8に記載の方法。
  10. 前記無線通信システムはWCDMAシステムであり、既知の拡散シーケンスの各単位の値は、組{1+j,1−j,1+j,−1−j}から選択されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  11. 前記無線通信システムはWCDMAシステムであり、予期される結果は、組{(I−Q)+j(I+Q),(I+Q)+j(−I+Q),(−I−Q)+j(I−Q),(−I+Q)+j(−I−Q)}から選択され、Iは同一位相成分であり、Qは直交成分であり、−Iは否定同一位相成分であり、−Qは否定直交成分であることを特徴とする請求項7又は10に記載の方法。
  12. 無線通信システムの受信器において使用される拡散信号を逆拡散するための装置であって、
    (a)拡散信号を前処理して、データシンボルに対応する拡散チップのグループを得る前処理手段と、
    (b)拡散チップを処理して、各拡散チップの同一位相成分及び直交成分を抽出する抽出手段と、
    (c)プリセット選択信号に基づいて同一位相成分及び直交成分のグループを変換して組み合わせることにより逆拡散チップのグループを得る選択及び処理手段と、
    を備えることを特徴とする装置。
  13. データシンボルを復元するために前記逆拡散チップのグループを合計するための加算器を更に備えることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 前記拡散チップのグループの長さは、既知の拡散シーケンスの長さに等しいことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 既知の拡散シーケンスの信号に基づいて前記プリセット選択信号を設定するためのプリセット手段を更に備えることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  16. 前記選択及び処理手段は、同一位相成分及び直交成分をネゲートすることにより否定同一位相成分及び否定直交成分を得るためのネゲート手段を備えていることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  17. 前記選択及び処理手段は、同一位相成分、否定同一位相成分、直交成分、否定直交成分に関してプリセット組合せ計算を行うための組合せ手段を更に備えることを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 各逆拡散チップは、予期される結果のグループから選択されることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  19. 前記無線通信システムはTD−SCDMAシステムであり、既知の拡散シーケンスの各単位の値は、組{1,−1,j,−j}から選択されることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  20. 前記無線通信システムはTD−SCDMAシステムであり、予期される結果は、組{I+jQ,−I−jQ,−Q+jI,Q−jI}から選択され、Iは同一位相成分であり、Qは直交成分であり、−Iは否定同一位相成分であり、−Qは否定直交成分であることを特徴とする請求項18又は19に記載の装置。
  21. 前記無線通信システムはWCDMAシステムであり、既知の拡散シーケンスの各単位の値は、組{1+j,1−j,1+j,−1−j}から選択されることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  22. 前記無線通信システムはWCDMAシステムであり、予期される結果は、組{(I−Q)+j(I+Q),(I+Q)+j(−I+Q),(−I−Q)+j(I−Q),(−I+Q)+j(−I−Q)}から選択され、Iは同一位相成分であり、Qは直交成分であり、−Iは否定同一位相成分であり、−Qは否定直交成分であることを特徴とする請求項18又は21に記載の装置。
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