JP2004173047A - 演算処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】全体の回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる演算処理装置を提供すること。
【解決手段】本発明の演算処理装置100は、入力同相信号及び入力直交信号にそれぞれ−1を乗算して乗算同相信号及び乗算直交信号を生成する第1及び第2の乗算回路111、112と、前記入力同相信号と前記乗算同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路121、124と、前記入力直交信号と前記乗算直交信号を受ける第2及び第3の選択回路122、123と、を具備し、第1及び第2の選択回路121、122からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成し、第3及び第4の選択回路123、124からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の演算処理装置100は、入力同相信号及び入力直交信号にそれぞれ−1を乗算して乗算同相信号及び乗算直交信号を生成する第1及び第2の乗算回路111、112と、前記入力同相信号と前記乗算同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路121、124と、前記入力直交信号と前記乗算直交信号を受ける第2及び第3の選択回路122、123と、を具備し、第1及び第2の選択回路121、122からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成し、第3及び第4の選択回路123、124からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDMA方式を用いる通信システムにおける拡散装置及び逆拡散装置に用いられる演算処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の演算処理装置としては、図7に示すように、4つの乗算回路701〜704、符号発生回路705、加算回路706及び減算回路707を具備するものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
受信信号の同相成分である入力同相信号Iは、乗算回路701、704に入力される。受信信号の直交成分である入力直交信号Qは、乗算回路702、703に入力される。符号発生回路705は、符号Ciを発生して乗算回路701、703に与え、また、符号Cqを発生して乗算回路702、704に与える。
【0004】
乗算回路701、702の出力は加算回路706に入力され、乗算回路703、704の出力は減算回路707に入力される。加算回路706は、入力された信号を加算して第1の複素信号Ioを生成して出力する。減算回路707は、入力された信号を減算して第2の複素信号Qoを生成して出力する。
【0005】
入力同相信号IをRiとし、入力直交信号をRqとした場合、乗算回路701はRi及びCiを受けてRiCiを出力し、乗算回路702はRq及びCqを受けてRqCqを出力する。また、乗算回路703はRq及びCiを受けてRqCiを出力し、乗算回路704はRi及びCqを受けてRiCqを出力する。加算回路706は、乗算回路701の出力RiCiと、乗算回路702の出力RqCqを受けて、RiCi+RqCqを出力する。減算回路707は、乗算回路703の出力RqCiと、乗算回路704の出力RiCqを受けて、RqCi−RiCqを出力する。
【0006】
このように、従来の演算処理装置においては、第1の複素信号IoはRiCi+RqCqで示され、第2の複素信号QoはRqCi−RiCqで示される。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−92810号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の演算処理装置においては、4つの乗算回路を必要とし、乗算回路が加算回路及び減算回路に比べて所要のゲ−ト数が非常に大きいため乗算回路の回路規模が大きいから、全体の回路規模が大きくなり、かつ、消費電力が大きくなってしまうという問題がある。また、従来の演算処理装置においては、入力信号が多種の信号である場合においてそれぞれの信号に対して演算処理を行う場合には、複数の演算処理回路を有する必要があるため、全体の回路規模がさらに大きくなり、かつ、消費電力が大きくなってしまうという課題がある。
【0009】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、全体の回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる演算処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の演算処理装置は、入力同相信号と−1を乗算して乗算同相信号を生成する第1の乗算回路と、入力直交信号と−1を乗算して乗算直交信号を生成する第2の乗算回路と、前記入力同相信号と前記乗算同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記乗算直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、前記第1乃至第4の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成する第1の加算回路と、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成する第2の加算回路と、を具備する構成を採る。
【0011】
この構成によれば、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0012】
本発明の演算処理装置は、入力同相信号と−1を乗算して乗算同相信号を生成する第1の乗算回路と、入力直交信号と−1を乗算して乗算直交信号を生成する第2の乗算回路と、複数の選択加算装置と、を具備し、前記複数の選択加算装置の各々は、前記入力同相信号と前記乗算同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記乗算直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、前記第1乃至第4の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成する第1の加算回路と、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成する第2の加算回路と、を具備する構成を採る。
【0013】
この構成によれば、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0014】
本発明の演算処理装置は、入力同相信号の符号を反転させて反転同相信号を生成する第1の符号反転回路と、入力直交信号の符号を反転させて反転直交信号を生成する第2の符号反転回路と、前記入力同相信号と前記反転同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記反転直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、前記第1乃至第4の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成する第1の加算回路と、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成する第2の加算回路と、を具備する構成を採る。
【0015】
この構成によれば、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて実質的に2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0016】
本発明の演算処理装置は、入力同相信号の符号を反転させて反転同相信号を生成する第1の符号反転回路と、入力直交信号の符号を反転させて反転直交信号を生成する第2の符号反転回路と、複数の選択加算装置と、を具備し、前記複数の選択加算装置の各々は、前記入力同相信号と前記反転同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記反転直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、前記第1乃至第4の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成する第1の加算回路と、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成する第2の加算回路と、を具備する構成を採る。
【0017】
この構成によれば、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて実質的に2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0018】
本発明の演算処理装置は、入力同相信号と−1を乗算して乗算同相信号を生成する第1の乗算回路と、入力直交信号と−1を乗算して乗算直交信号を生成する第2の乗算回路と、前記入力同相信号と前記入力直交信号とを加算する第1の加算回路と、前記入力同相信号と前記乗算直交信号とを加算する第2の加算回路と、前記乗算同相信号と前記入力直交信号とを加算する第3の加算回路と、前記乗算同相信号と前記乗算直交信号とを加算する第4の加算回路と、複数の選択装置と、を具備し、前記複数の選択装置の各々は、前記第1乃至第4の加算回路からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第1の複素信号を出力する第1の選択回路と、前記第1乃至第4の加算回路からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第2の複素信号を出力する第2の選択回路と、前記第1及び第2の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、を具備する構成を採る。
【0019】
この構成によれば、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0020】
本発明の演算処理装置は、入力同相信号の符号を反転させて反転同相信号を生成する第1の符号反転回路と、入力直交信号の符号を反転させて反転直交信号を生成する第2の符号反転回路と、前記入力同相信号と前記入力直交信号とを加算する第1の加算回路と、前記入力同相信号と前記反転直交信号とを加算する第2の加算回路と、前記反転同相信号と前記入力直交信号とを加算する第3の加算回路と、前記反転同相信号と前記反転直交信号とを加算する第4の加算回路と、複数の選択装置と、を具備し、前記複数の選択装置の各々は、前記第1乃至第4の加算回路からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第1の複素信号を出力する第1の選択回路と、前記第1乃至第4の加算回路からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第2の複素信号を出力する第2の選択回路と、前記第1及び第2の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、を具備する構成を採る。
【0021】
この構成によれば、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて実質的に2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子の第1のものは、入力同相信号及び入力直交信号にそれぞれ−1を乗算して乗算同相信号及び乗算直交信号を生成する第1及び第2の乗算回路と、前記入力同相信号と前記乗算同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記乗算直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、を具備し、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成し、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成することである。
【0023】
本発明の骨子の第2のものは、入力同相信号及び入力直交信号の符号をそれぞれ反転させて反転同相信号及び反転直交信号を生成する第1及び第2の符号反転回路と、前記入力同相信号と前記反転同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記反転直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、を具備し、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成し、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成することである。
【0024】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
(実施の形態1)
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る演算処理装置100は、同相信号入力端子101、直交信号入力端子102、第1及び第2の乗算回路111、112、第1乃至第4の選択回路121〜124、符号発生回路131並びに第1及び第2の加算回路141、142を具備している。
【0026】
第1の乗算回路111の入力端子は、アンテナで受信されてA/D変換された受信信号のうちの入力同相信号Iを受ける同相信号入力端子101に接続されている。第1及び第4の選択回路121〜124の入力端子は、同相信号入力端子101及び第1の乗算回路111の出力端子に接続されている。
【0027】
第2の乗算回路112の入力端子は、アンテナで受信されてA/D変換された受信信号のうちの入力直交信号Qを受ける直交信号入力端子102に接続されている。第2及び第3の選択回路121〜124の入力端子は、直交信号入力端子102及び第2の乗算回路112の出力端子に接続されている。
【0028】
符号発生回路131の第1の出力端子は、第1及び第3の選択回路121、123の制御端子に接続されている。符号発生回路131の第2の出力端子は、第2及び第4の選択回路122、124の制御端子に接続されている。第1の加算回路141の入力端子は、第1及び第2の選択回路121、122の出力端子に接続されている。第2の加算回路142の入力端子は、第3及び第4の選択回路123、124の出力端子に接続されている。
【0029】
次に、本発明の実施の形態1に係る演算処理装置100の動作について、図1を参照して説明する。
【0030】
第1の乗算回路111は、同相信号入力端子101からの入力同相信号Iと−1を乗算して乗算同相信号を生成する。第2の乗算回路112は、直交信号入力端子102からの入力直交信号Qと−1を乗算して乗算直交信号を生成する。第1及び第4の選択回路121、124は、同相信号入力端子101からの入力同相信号と第1の乗算回路111からの乗算同相信号とを受けて第1及び第4の選択信号を出力する。第2及び第3の選択回路122、123は、直交信号入力端子102からの入力直交信号と第2の乗算回路112からの乗算直交信号を受けて第2及び第3の選択信号を出力する。
【0031】
符号発生回路131は、第1乃至第4の選択回路121〜124を制御する符号を発生する。第1の加算回路141は、第1及び第2の選択回路121、122からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号Ioを生成して出力する。第2の加算回路142は、第3及び第4の選択回路123、124からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号Qoを生成して出力する。
【0032】
次に、本発明の実施の形態1に係る演算処理装置100の動作の具体例について、図1を参照して説明する。
【0033】
この具体例においては、入力同相信号IをRiで表し、入力直交信号をRqで表し、符号発生回路131が発生する符号をCi、Cqとする。第1の乗算回路111は、Riを受けてRiに−1を乗じて−Riを出力する。第2の乗算回路112は、Rqを受けてRqに−1を乗じて−Rqを出力する。第1及び第4の選択回路121、124は、Ri及び−Riを受ける。第1の選択回路121は、Ciが+1である場合にRiを選択し、また、Ciが−1である場合に−Riを選択して第1の選択信号を第1の加算回路141の入力端子に与える。
【0034】
第4の選択回路124は、Cqが+1である場合に−Riを選択し、また、−1の場合にはRiを選択して第4の選択信号を第2の加算回路142の入力端子に与える。
【0035】
第2及び第3の選択回路122、123は、Rq及び−Rqを受ける。第2の選択回路122は、Cqが+1である場合にRqを選択し、また、Cqが−1である場合には−Rqを選択して第2の選択信号を第1の加算回路141の入力端子に与える。第3の選択回路123は、Ciが+1である場合にRqを選択し、また、Ciが−1である場合に−Rqを選択して第3の選択信号を第2の加算回路142の入力端子に与える。
【0036】
第1の加算回路141は、入力される第1の選択信号と第2の選択信号を加算してRiCi+RqCqを生成し第1の複素信号Ioとして出力する。第2の加算回路142は、入力される第3の選択信号と第4の選択信号とを加算してRiCq−RqCiを生成し第2の複素信号Qoとして出力する。
【0037】
以上のように、本発明の実施の形態1においては、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0038】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の実施の形態2に係る演算処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態2においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0039】
図2に示すように、本発明の実施の形態2に係る演算処理装置200は、同相信号入力端子101、直交信号入力端子102、第1及び第2の乗算回路111、112、第1乃至第N(Nは正の整数)の選択加算装置211〜21Nを具備している。第1乃至第Nの選択加算装置211〜21Nの各々は、第1乃至第4の選択回路121〜124、符号発生回路131並びに第1及び第2の加算回路141、142を具備している。
【0040】
本発明の実施の形態2に係る演算処理装置200においては、第1及び第2の乗算回路111、112からの出力信号が第1乃至第Nの選択加算装置211〜21Nに分岐されて処理される。第1乃至第Nの選択加算装置211〜21Nは、それぞれ第1の複素信号Io1〜IoN及び第2の複素信号Qo1〜QoNを出力する。この動作以外の演算処理装置200における動作は、本発明の実施の形態1と同じである。
【0041】
本発明の実施の形態2においては、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。また、本発明の実施の形態2においては、入力信号が多種の信号を多重した信号である場合においてそれぞれの信号に対して逆拡散を行う場合にも、さらに全体の回路規模を削減することができ、かつ、消費電力化を削減することができる。
【0042】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について、図面を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の実施の形態3に係る演算処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態3においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0043】
図3に示すように、本発明の実施の形態3に係る演算処理装置300は、本発明の実施の形態1に係る演算処理装置100において第1及び第2の乗算回路111、112の代わりに第1及び第2の符号反転回路301、302を具備するものである。
【0044】
第1及び第2の符号反転回路301、302は、入力される入力同相信号I及び入力直交信号Qの符号をそれぞれ反転させて反転同相信号及び反転直交信号を生成するものである。反転同相信号及び反転直交信号は、前記乗算同相信号及び前記乗算直交信号と同じものであるから、第1及び第2の符号反転回路301、302は、第1及び第2の乗算回路111、112と同じ動作をする。第1及び第2の符号反転回路301、302の回路規模は、第1及び第2の乗算回路111、112の回路規模より小さい。
【0045】
本発明の実施の形態3においては、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて実質的に2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0046】
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について、図面を参照して詳細に説明する。図4は、本発明の実施の形態4に係る演算処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態4においては、本発明の実施の形態2と同じ構成要素には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0047】
図4に示すように、本発明の実施の形態4に係る演算処理装置400は、本発明の実施の形態2に係る演算処理装置200において第1及び第2の乗算回路111、112の代わりに第1及び第2の符号反転回路301、302を具備するものである。
【0048】
第1及び第2の符号反転回路301、302は、入力される入力同相信号I及び入力直交信号の符号を反転させるものであり、第1及び第2の乗算回路111、112と同じ動作をする。第1及び第2の符号反転回路301、302の回路規模は、第1及び第2の乗算回路111、112の回路規模より小さい。
【0049】
本発明の実施の形態4においては、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて実質的に2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0050】
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5について、図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発明の実施の形態5に係る演算処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態5においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0051】
図5に示すように、本発明の実施の形態5に係る演算処理装置500は、同相信号入力端子101、直交信号入力端子102、第1及び第2の乗算回路111、112、第1乃至第4の加算回路501〜504並びに第1乃至第Nの選択装置511〜51Nを具備している。第1乃至第Nの選択装置511〜51Nの各々は、第1及び第2の選択回路521、522並びに符号発生回路131を具備している。
【0052】
第1の加算回路501の入力端子は、同相信号入力端子101及び直交信号入力端子102に接続されている。第2の加算回路502の入力端子は、同相信号入力端子101及び第2の乗算回路112の出力端子に接続されている。第3の加算回路503の入力端子は、第1の乗算回路111の出力端子及び直交信号入力端子102に接続されている。第4の加算回路504の入力端子は、第1の乗算回路111及び第2の乗算回路112の出力端子に接続されている。
【0053】
第1及び第2の選択回路521、522の入力端子は、第1乃至第4の加算回路501〜504の出力端子に接続されている。符号発生回路131の出力端子は、第1及び第2の選択回路521、522の制御端子に接続されている。
【0054】
次に、本発明の実施の形態5に係る演算処理装置500の動作について、図5を参照して説明する。
【0055】
第1の加算回路501は、同相信号入力端子101からの入力同相信号Iと直交信号入力端子102からの入力直交信号Qとを加算する。第2の加算回路502は、同相信号入力端子101からの入力同相信号と第2の乗算回路112からの乗算直交信号とを加算する。第3の加算回路503は、第1の乗算回路111からの乗算同相信号と第2の乗算回路112からの入力直交信号とを加算する。第4の加算回路504は、第1の乗算回路111からの乗算同相信号と第2の乗算回路112からの乗算直交信号とを加算する。
【0056】
符号発生回路131は、第1及び第2の選択回路521、522を制御する符号を発生する。第1の選択回路521は、第1乃至第4の加算回路501〜504からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第1の複素信号Io1〜IoNのいずれかを出力する。第2の選択回路522は、第1乃至第4の加算回路501〜504からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第2の複素信号Qo1〜QoNのいずれかを出力する。
【0057】
次に、本発明の実施の形態5に係る演算処理装置500の動作の具体例について、図5を参照して説明する。
【0058】
この具体例においては、入力同相信号IをRiで表し、入力直交信号QをRqで表し、符号発生回路131が発生する符号をCi、Cqとする。第1の乗算回路111は、Riを受けてRiに−1を乗じて−Riを出力する。第2の乗算回路112は、Rqを受けてRqに−1を乗じて−Rqを出力する。
【0059】
第1乃至第4の加算回路501〜504は、入力される信号を加算してRi+Rq、Ri−Rq、−Ri+Rq、−Ri−Rqをそれぞれ出力する。第1の選択回路521は、符号“Ci,Cq”が“+1、+1”、“+1、−1”、“−1、+1”及び“−1、−1”である場合にそれぞれ第1乃至第4の加算回路501〜504のいずれかの出力信号を選択して第1の複素信号Io1〜IoNのいずれかを出力する。
【0060】
また、第2の選択回路522は、“Ci,Cq”が“+1、−1”、“−1、−1”、“+1、+1”及び“−1、+1”である場合にそれぞれ第1乃至第4の加算回路501〜504のいずれかの出力信号を選択して第2の複素逆拡散出力Qo1〜QoNのいずれかを出力する。
【0061】
本発明の実施の形態5においては、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。また、本発明の実施の形態5においては、入力信号が多種の信号を多重した信号である場合においてそれぞれの信号に対して逆拡散を行う場合にも、さらに全体の回路規模を削減することができ、かつ、消費電力化を削減することができる。
【0062】
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6について、図面を参照して詳細に説明する。図6は、本発明の実施の形態6に係る演算処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態6においては、本発明の実施の形態5と同じ構成要素には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0063】
図6に示すように、本発明の実施の形態6に係る演算処理装置600は、本発明の実施の形態1に係る演算処理装置500において第1及び第2の乗算回路111、112の代わりに第1及び第2の符号反転回路301、302を具備するものである。
【0064】
第1及び第2の符号反転回路301、302は、入力される入力同相信号I及び入力直交信号Qの符号を反転させるものであり、第1及び第2の乗算回路111、112と同じ動作をする。第1及び第2の符号反転回路301、302の回路規模は、第1及び第2の乗算回路111、112の回路規模より小さい。
【0065】
本発明の実施の形態6においては、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて実質的に2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。また、本発明の実施の形態6においては、入力信号が多種の信号で多重されている場合においてそれぞれの信号に対して演算処理を行う場合にも、さらに全体の回路規模を削減することができ、かつ、消費電力化を削減することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて実質的に2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る演算処理装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2に係る演算処理装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3に係る演算処理装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4に係る演算処理装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態5に係る演算処理装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態6に係る演算処理装置の構成を示すブロック図
【図7】従来の演算処理装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100、200、300、400、500、600 演算処理装置
101 同相信号入力端子
102 直交信号入力端子
111 第1の乗算回路
112 第2の乗算回路
121〜124 第1乃至第4の選択回路
131 符号発生回路
141 第1の加算回路
142 第2の加算回路
211〜22N 第1乃至第Nの選択加算装置
301 第1の符号反転回路
302 第2の符号反転回路
511〜51N 選択装置
521 第1の選択回路
522 第2の選択回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDMA方式を用いる通信システムにおける拡散装置及び逆拡散装置に用いられる演算処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の演算処理装置としては、図7に示すように、4つの乗算回路701〜704、符号発生回路705、加算回路706及び減算回路707を具備するものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
受信信号の同相成分である入力同相信号Iは、乗算回路701、704に入力される。受信信号の直交成分である入力直交信号Qは、乗算回路702、703に入力される。符号発生回路705は、符号Ciを発生して乗算回路701、703に与え、また、符号Cqを発生して乗算回路702、704に与える。
【0004】
乗算回路701、702の出力は加算回路706に入力され、乗算回路703、704の出力は減算回路707に入力される。加算回路706は、入力された信号を加算して第1の複素信号Ioを生成して出力する。減算回路707は、入力された信号を減算して第2の複素信号Qoを生成して出力する。
【0005】
入力同相信号IをRiとし、入力直交信号をRqとした場合、乗算回路701はRi及びCiを受けてRiCiを出力し、乗算回路702はRq及びCqを受けてRqCqを出力する。また、乗算回路703はRq及びCiを受けてRqCiを出力し、乗算回路704はRi及びCqを受けてRiCqを出力する。加算回路706は、乗算回路701の出力RiCiと、乗算回路702の出力RqCqを受けて、RiCi+RqCqを出力する。減算回路707は、乗算回路703の出力RqCiと、乗算回路704の出力RiCqを受けて、RqCi−RiCqを出力する。
【0006】
このように、従来の演算処理装置においては、第1の複素信号IoはRiCi+RqCqで示され、第2の複素信号QoはRqCi−RiCqで示される。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−92810号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の演算処理装置においては、4つの乗算回路を必要とし、乗算回路が加算回路及び減算回路に比べて所要のゲ−ト数が非常に大きいため乗算回路の回路規模が大きいから、全体の回路規模が大きくなり、かつ、消費電力が大きくなってしまうという問題がある。また、従来の演算処理装置においては、入力信号が多種の信号である場合においてそれぞれの信号に対して演算処理を行う場合には、複数の演算処理回路を有する必要があるため、全体の回路規模がさらに大きくなり、かつ、消費電力が大きくなってしまうという課題がある。
【0009】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、全体の回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる演算処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の演算処理装置は、入力同相信号と−1を乗算して乗算同相信号を生成する第1の乗算回路と、入力直交信号と−1を乗算して乗算直交信号を生成する第2の乗算回路と、前記入力同相信号と前記乗算同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記乗算直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、前記第1乃至第4の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成する第1の加算回路と、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成する第2の加算回路と、を具備する構成を採る。
【0011】
この構成によれば、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0012】
本発明の演算処理装置は、入力同相信号と−1を乗算して乗算同相信号を生成する第1の乗算回路と、入力直交信号と−1を乗算して乗算直交信号を生成する第2の乗算回路と、複数の選択加算装置と、を具備し、前記複数の選択加算装置の各々は、前記入力同相信号と前記乗算同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記乗算直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、前記第1乃至第4の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成する第1の加算回路と、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成する第2の加算回路と、を具備する構成を採る。
【0013】
この構成によれば、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0014】
本発明の演算処理装置は、入力同相信号の符号を反転させて反転同相信号を生成する第1の符号反転回路と、入力直交信号の符号を反転させて反転直交信号を生成する第2の符号反転回路と、前記入力同相信号と前記反転同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記反転直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、前記第1乃至第4の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成する第1の加算回路と、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成する第2の加算回路と、を具備する構成を採る。
【0015】
この構成によれば、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて実質的に2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0016】
本発明の演算処理装置は、入力同相信号の符号を反転させて反転同相信号を生成する第1の符号反転回路と、入力直交信号の符号を反転させて反転直交信号を生成する第2の符号反転回路と、複数の選択加算装置と、を具備し、前記複数の選択加算装置の各々は、前記入力同相信号と前記反転同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記反転直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、前記第1乃至第4の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成する第1の加算回路と、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成する第2の加算回路と、を具備する構成を採る。
【0017】
この構成によれば、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて実質的に2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0018】
本発明の演算処理装置は、入力同相信号と−1を乗算して乗算同相信号を生成する第1の乗算回路と、入力直交信号と−1を乗算して乗算直交信号を生成する第2の乗算回路と、前記入力同相信号と前記入力直交信号とを加算する第1の加算回路と、前記入力同相信号と前記乗算直交信号とを加算する第2の加算回路と、前記乗算同相信号と前記入力直交信号とを加算する第3の加算回路と、前記乗算同相信号と前記乗算直交信号とを加算する第4の加算回路と、複数の選択装置と、を具備し、前記複数の選択装置の各々は、前記第1乃至第4の加算回路からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第1の複素信号を出力する第1の選択回路と、前記第1乃至第4の加算回路からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第2の複素信号を出力する第2の選択回路と、前記第1及び第2の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、を具備する構成を採る。
【0019】
この構成によれば、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0020】
本発明の演算処理装置は、入力同相信号の符号を反転させて反転同相信号を生成する第1の符号反転回路と、入力直交信号の符号を反転させて反転直交信号を生成する第2の符号反転回路と、前記入力同相信号と前記入力直交信号とを加算する第1の加算回路と、前記入力同相信号と前記反転直交信号とを加算する第2の加算回路と、前記反転同相信号と前記入力直交信号とを加算する第3の加算回路と、前記反転同相信号と前記反転直交信号とを加算する第4の加算回路と、複数の選択装置と、を具備し、前記複数の選択装置の各々は、前記第1乃至第4の加算回路からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第1の複素信号を出力する第1の選択回路と、前記第1乃至第4の加算回路からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第2の複素信号を出力する第2の選択回路と、前記第1及び第2の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、を具備する構成を採る。
【0021】
この構成によれば、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて実質的に2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子の第1のものは、入力同相信号及び入力直交信号にそれぞれ−1を乗算して乗算同相信号及び乗算直交信号を生成する第1及び第2の乗算回路と、前記入力同相信号と前記乗算同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記乗算直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、を具備し、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成し、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成することである。
【0023】
本発明の骨子の第2のものは、入力同相信号及び入力直交信号の符号をそれぞれ反転させて反転同相信号及び反転直交信号を生成する第1及び第2の符号反転回路と、前記入力同相信号と前記反転同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記反転直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、を具備し、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成し、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成することである。
【0024】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
(実施の形態1)
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る演算処理装置100は、同相信号入力端子101、直交信号入力端子102、第1及び第2の乗算回路111、112、第1乃至第4の選択回路121〜124、符号発生回路131並びに第1及び第2の加算回路141、142を具備している。
【0026】
第1の乗算回路111の入力端子は、アンテナで受信されてA/D変換された受信信号のうちの入力同相信号Iを受ける同相信号入力端子101に接続されている。第1及び第4の選択回路121〜124の入力端子は、同相信号入力端子101及び第1の乗算回路111の出力端子に接続されている。
【0027】
第2の乗算回路112の入力端子は、アンテナで受信されてA/D変換された受信信号のうちの入力直交信号Qを受ける直交信号入力端子102に接続されている。第2及び第3の選択回路121〜124の入力端子は、直交信号入力端子102及び第2の乗算回路112の出力端子に接続されている。
【0028】
符号発生回路131の第1の出力端子は、第1及び第3の選択回路121、123の制御端子に接続されている。符号発生回路131の第2の出力端子は、第2及び第4の選択回路122、124の制御端子に接続されている。第1の加算回路141の入力端子は、第1及び第2の選択回路121、122の出力端子に接続されている。第2の加算回路142の入力端子は、第3及び第4の選択回路123、124の出力端子に接続されている。
【0029】
次に、本発明の実施の形態1に係る演算処理装置100の動作について、図1を参照して説明する。
【0030】
第1の乗算回路111は、同相信号入力端子101からの入力同相信号Iと−1を乗算して乗算同相信号を生成する。第2の乗算回路112は、直交信号入力端子102からの入力直交信号Qと−1を乗算して乗算直交信号を生成する。第1及び第4の選択回路121、124は、同相信号入力端子101からの入力同相信号と第1の乗算回路111からの乗算同相信号とを受けて第1及び第4の選択信号を出力する。第2及び第3の選択回路122、123は、直交信号入力端子102からの入力直交信号と第2の乗算回路112からの乗算直交信号を受けて第2及び第3の選択信号を出力する。
【0031】
符号発生回路131は、第1乃至第4の選択回路121〜124を制御する符号を発生する。第1の加算回路141は、第1及び第2の選択回路121、122からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号Ioを生成して出力する。第2の加算回路142は、第3及び第4の選択回路123、124からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号Qoを生成して出力する。
【0032】
次に、本発明の実施の形態1に係る演算処理装置100の動作の具体例について、図1を参照して説明する。
【0033】
この具体例においては、入力同相信号IをRiで表し、入力直交信号をRqで表し、符号発生回路131が発生する符号をCi、Cqとする。第1の乗算回路111は、Riを受けてRiに−1を乗じて−Riを出力する。第2の乗算回路112は、Rqを受けてRqに−1を乗じて−Rqを出力する。第1及び第4の選択回路121、124は、Ri及び−Riを受ける。第1の選択回路121は、Ciが+1である場合にRiを選択し、また、Ciが−1である場合に−Riを選択して第1の選択信号を第1の加算回路141の入力端子に与える。
【0034】
第4の選択回路124は、Cqが+1である場合に−Riを選択し、また、−1の場合にはRiを選択して第4の選択信号を第2の加算回路142の入力端子に与える。
【0035】
第2及び第3の選択回路122、123は、Rq及び−Rqを受ける。第2の選択回路122は、Cqが+1である場合にRqを選択し、また、Cqが−1である場合には−Rqを選択して第2の選択信号を第1の加算回路141の入力端子に与える。第3の選択回路123は、Ciが+1である場合にRqを選択し、また、Ciが−1である場合に−Rqを選択して第3の選択信号を第2の加算回路142の入力端子に与える。
【0036】
第1の加算回路141は、入力される第1の選択信号と第2の選択信号を加算してRiCi+RqCqを生成し第1の複素信号Ioとして出力する。第2の加算回路142は、入力される第3の選択信号と第4の選択信号とを加算してRiCq−RqCiを生成し第2の複素信号Qoとして出力する。
【0037】
以上のように、本発明の実施の形態1においては、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0038】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の実施の形態2に係る演算処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態2においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0039】
図2に示すように、本発明の実施の形態2に係る演算処理装置200は、同相信号入力端子101、直交信号入力端子102、第1及び第2の乗算回路111、112、第1乃至第N(Nは正の整数)の選択加算装置211〜21Nを具備している。第1乃至第Nの選択加算装置211〜21Nの各々は、第1乃至第4の選択回路121〜124、符号発生回路131並びに第1及び第2の加算回路141、142を具備している。
【0040】
本発明の実施の形態2に係る演算処理装置200においては、第1及び第2の乗算回路111、112からの出力信号が第1乃至第Nの選択加算装置211〜21Nに分岐されて処理される。第1乃至第Nの選択加算装置211〜21Nは、それぞれ第1の複素信号Io1〜IoN及び第2の複素信号Qo1〜QoNを出力する。この動作以外の演算処理装置200における動作は、本発明の実施の形態1と同じである。
【0041】
本発明の実施の形態2においては、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。また、本発明の実施の形態2においては、入力信号が多種の信号を多重した信号である場合においてそれぞれの信号に対して逆拡散を行う場合にも、さらに全体の回路規模を削減することができ、かつ、消費電力化を削減することができる。
【0042】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について、図面を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の実施の形態3に係る演算処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態3においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0043】
図3に示すように、本発明の実施の形態3に係る演算処理装置300は、本発明の実施の形態1に係る演算処理装置100において第1及び第2の乗算回路111、112の代わりに第1及び第2の符号反転回路301、302を具備するものである。
【0044】
第1及び第2の符号反転回路301、302は、入力される入力同相信号I及び入力直交信号Qの符号をそれぞれ反転させて反転同相信号及び反転直交信号を生成するものである。反転同相信号及び反転直交信号は、前記乗算同相信号及び前記乗算直交信号と同じものであるから、第1及び第2の符号反転回路301、302は、第1及び第2の乗算回路111、112と同じ動作をする。第1及び第2の符号反転回路301、302の回路規模は、第1及び第2の乗算回路111、112の回路規模より小さい。
【0045】
本発明の実施の形態3においては、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて実質的に2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0046】
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について、図面を参照して詳細に説明する。図4は、本発明の実施の形態4に係る演算処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態4においては、本発明の実施の形態2と同じ構成要素には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0047】
図4に示すように、本発明の実施の形態4に係る演算処理装置400は、本発明の実施の形態2に係る演算処理装置200において第1及び第2の乗算回路111、112の代わりに第1及び第2の符号反転回路301、302を具備するものである。
【0048】
第1及び第2の符号反転回路301、302は、入力される入力同相信号I及び入力直交信号の符号を反転させるものであり、第1及び第2の乗算回路111、112と同じ動作をする。第1及び第2の符号反転回路301、302の回路規模は、第1及び第2の乗算回路111、112の回路規模より小さい。
【0049】
本発明の実施の形態4においては、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて実質的に2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【0050】
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5について、図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発明の実施の形態5に係る演算処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態5においては、本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0051】
図5に示すように、本発明の実施の形態5に係る演算処理装置500は、同相信号入力端子101、直交信号入力端子102、第1及び第2の乗算回路111、112、第1乃至第4の加算回路501〜504並びに第1乃至第Nの選択装置511〜51Nを具備している。第1乃至第Nの選択装置511〜51Nの各々は、第1及び第2の選択回路521、522並びに符号発生回路131を具備している。
【0052】
第1の加算回路501の入力端子は、同相信号入力端子101及び直交信号入力端子102に接続されている。第2の加算回路502の入力端子は、同相信号入力端子101及び第2の乗算回路112の出力端子に接続されている。第3の加算回路503の入力端子は、第1の乗算回路111の出力端子及び直交信号入力端子102に接続されている。第4の加算回路504の入力端子は、第1の乗算回路111及び第2の乗算回路112の出力端子に接続されている。
【0053】
第1及び第2の選択回路521、522の入力端子は、第1乃至第4の加算回路501〜504の出力端子に接続されている。符号発生回路131の出力端子は、第1及び第2の選択回路521、522の制御端子に接続されている。
【0054】
次に、本発明の実施の形態5に係る演算処理装置500の動作について、図5を参照して説明する。
【0055】
第1の加算回路501は、同相信号入力端子101からの入力同相信号Iと直交信号入力端子102からの入力直交信号Qとを加算する。第2の加算回路502は、同相信号入力端子101からの入力同相信号と第2の乗算回路112からの乗算直交信号とを加算する。第3の加算回路503は、第1の乗算回路111からの乗算同相信号と第2の乗算回路112からの入力直交信号とを加算する。第4の加算回路504は、第1の乗算回路111からの乗算同相信号と第2の乗算回路112からの乗算直交信号とを加算する。
【0056】
符号発生回路131は、第1及び第2の選択回路521、522を制御する符号を発生する。第1の選択回路521は、第1乃至第4の加算回路501〜504からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第1の複素信号Io1〜IoNのいずれかを出力する。第2の選択回路522は、第1乃至第4の加算回路501〜504からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第2の複素信号Qo1〜QoNのいずれかを出力する。
【0057】
次に、本発明の実施の形態5に係る演算処理装置500の動作の具体例について、図5を参照して説明する。
【0058】
この具体例においては、入力同相信号IをRiで表し、入力直交信号QをRqで表し、符号発生回路131が発生する符号をCi、Cqとする。第1の乗算回路111は、Riを受けてRiに−1を乗じて−Riを出力する。第2の乗算回路112は、Rqを受けてRqに−1を乗じて−Rqを出力する。
【0059】
第1乃至第4の加算回路501〜504は、入力される信号を加算してRi+Rq、Ri−Rq、−Ri+Rq、−Ri−Rqをそれぞれ出力する。第1の選択回路521は、符号“Ci,Cq”が“+1、+1”、“+1、−1”、“−1、+1”及び“−1、−1”である場合にそれぞれ第1乃至第4の加算回路501〜504のいずれかの出力信号を選択して第1の複素信号Io1〜IoNのいずれかを出力する。
【0060】
また、第2の選択回路522は、“Ci,Cq”が“+1、−1”、“−1、−1”、“+1、+1”及び“−1、+1”である場合にそれぞれ第1乃至第4の加算回路501〜504のいずれかの出力信号を選択して第2の複素逆拡散出力Qo1〜QoNのいずれかを出力する。
【0061】
本発明の実施の形態5においては、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。また、本発明の実施の形態5においては、入力信号が多種の信号を多重した信号である場合においてそれぞれの信号に対して逆拡散を行う場合にも、さらに全体の回路規模を削減することができ、かつ、消費電力化を削減することができる。
【0062】
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6について、図面を参照して詳細に説明する。図6は、本発明の実施の形態6に係る演算処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態6においては、本発明の実施の形態5と同じ構成要素には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0063】
図6に示すように、本発明の実施の形態6に係る演算処理装置600は、本発明の実施の形態1に係る演算処理装置500において第1及び第2の乗算回路111、112の代わりに第1及び第2の符号反転回路301、302を具備するものである。
【0064】
第1及び第2の符号反転回路301、302は、入力される入力同相信号I及び入力直交信号Qの符号を反転させるものであり、第1及び第2の乗算回路111、112と同じ動作をする。第1及び第2の符号反転回路301、302の回路規模は、第1及び第2の乗算回路111、112の回路規模より小さい。
【0065】
本発明の実施の形態6においては、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて実質的に2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。また、本発明の実施の形態6においては、入力信号が多種の信号で多重されている場合においてそれぞれの信号に対して演算処理を行う場合にも、さらに全体の回路規模を削減することができ、かつ、消費電力化を削減することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、4つの乗算回路を必要としていた従来の演算処理装置に比べて実質的に2つの乗算回路を削減することができるから、全体として回路規模を削減することができ、かつ、消費電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る演算処理装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2に係る演算処理装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3に係る演算処理装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4に係る演算処理装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態5に係る演算処理装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態6に係る演算処理装置の構成を示すブロック図
【図7】従来の演算処理装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100、200、300、400、500、600 演算処理装置
101 同相信号入力端子
102 直交信号入力端子
111 第1の乗算回路
112 第2の乗算回路
121〜124 第1乃至第4の選択回路
131 符号発生回路
141 第1の加算回路
142 第2の加算回路
211〜22N 第1乃至第Nの選択加算装置
301 第1の符号反転回路
302 第2の符号反転回路
511〜51N 選択装置
521 第1の選択回路
522 第2の選択回路
Claims (6)
- 入力同相信号と−1を乗算して乗算同相信号を生成する第1の乗算回路と、入力直交信号と−1を乗算して乗算直交信号を生成する第2の乗算回路と、前記入力同相信号と前記乗算同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記乗算直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、前記第1乃至第4の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成する第1の加算回路と、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成する第2の加算回路と、を具備することを特徴とする演算処理装置。
- 入力同相信号と−1を乗算して乗算同相信号を生成する第1の乗算回路と、入力直交信号と−1を乗算して乗算直交信号を生成する第2の乗算回路と、複数の選択加算装置と、を具備し、前記複数の選択加算装置の各々は、前記入力同相信号と前記乗算同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記乗算直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、前記第1乃至第4の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成する第1の加算回路と、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成する第2の加算回路と、を具備することを特徴とする演算処理装置。
- 入力同相信号の符号を反転させて反転同相信号を生成する第1の符号反転回路と、入力直交信号の符号を反転させて反転直交信号を生成する第2の符号反転回路と、前記入力同相信号と前記反転同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記反転直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、前記第1乃至第4の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成する第1の加算回路と、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成する第2の加算回路と、を具備することを特徴とする演算処理装置。
- 入力同相信号の符号を反転させて反転同相信号を生成する第1の符号反転回路と、入力直交信号の符号を反転させて反転直交信号を生成する第2の符号反転回路と、複数の選択加算装置と、を具備し、前記複数の選択加算装置の各々は、前記入力同相信号と前記反転同相信号とを受ける第1及び第4の選択回路と、前記入力直交信号と前記反転直交信号を受ける第2及び第3の選択回路と、前記第1乃至第4の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、前記第1及び第2の選択回路からの第1及び第2の選択信号を加算して第1の複素信号を生成する第1の加算回路と、前記第3及び第4の選択回路からの第3及び第4の選択信号を加算して第2の複素信号を生成する第2の加算回路と、を具備することを特徴とする演算処理装置。
- 入力同相信号と−1を乗算して乗算同相信号を生成する第1の乗算回路と、入力直交信号と−1を乗算して乗算直交信号を生成する第2の乗算回路と、前記入力同相信号と前記入力直交信号とを加算する第1の加算回路と、前記入力同相信号と前記乗算直交信号とを加算する第2の加算回路と、前記乗算同相信号と前記入力直交信号とを加算する第3の加算回路と、前記乗算同相信号と前記乗算直交信号とを加算する第4の加算回路と、複数の選択装置と、を具備し、前記複数の選択装置の各々は、前記第1乃至第4の加算回路からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第1の複素信号を出力する第1の選択回路と、前記第1乃至第4の加算回路からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第2の複素信号を出力する第2の選択回路と、前記第1及び第2の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、を具備することを特徴とする演算処理装置。
- 入力同相信号の符号を反転させて反転同相信号を生成する第1の符号反転回路と、入力直交信号の符号を反転させて反転直交信号を生成する第2の符号反転回路と、前記入力同相信号と前記入力直交信号とを加算する第1の加算回路と、前記入力同相信号と前記反転直交信号とを加算する第2の加算回路と、前記反転同相信号と前記入力直交信号とを加算する第3の加算回路と、前記反転同相信号と前記反転直交信号とを加算する第4の加算回路と、複数の選択装置と、を具備し、前記複数の選択装置の各々は、前記第1乃至第4の加算回路からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第1の複素信号を出力する第1の選択回路と、前記第1乃至第4の加算回路からの第1乃至第4の出力信号のいずれかを選択して第2の複素信号を出力する第2の選択回路と、前記第1及び第2の選択回路を制御する符号を発生する符号発生回路と、を具備することを特徴とする演算処理装置。
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